(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-04
(45)【発行日】2024-03-12
(54)【発明の名称】アクチン重合促進剤
(51)【国際特許分類】
A61K 31/4166 20060101AFI20240305BHJP
A61K 36/258 20060101ALI20240305BHJP
A61P 43/00 20060101ALI20240305BHJP
【FI】
A61K31/4166
A61K36/258
A61P43/00 105
A61P43/00 121
(21)【出願番号】P 2020040423
(22)【出願日】2020-03-10
【審査請求日】2022-12-27
(73)【特許権者】
【識別番号】391066490
【氏名又は名称】日本ゼトック株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】591082421
【氏名又は名称】丸善製薬株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100148862
【氏名又は名称】赤塚 正樹
(74)【代理人】
【識別番号】100179811
【氏名又は名称】石井 良和
(72)【発明者】
【氏名】柳澤 孝俊
(72)【発明者】
【氏名】稲垣 みずき
(72)【発明者】
【氏名】吉田 彩
(72)【発明者】
【氏名】岩橋 弘恭
【審査官】愛清 哲
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-070013(JP,A)
【文献】特表2014-517038(JP,A)
【文献】特開2008-069109(JP,A)
【文献】TGF-βの拮抗因子としてのHGF~ケロイド治療の新たな可能性を探る~,科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)研究成果報告書,2013年,課題番号:23659825
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 31/00-31/80
A61K 36/00-36/9068
A61P 43/00
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アラントイン
クロルヒドロキシアルミニウム及びニンジンエキスを含むことを特徴とするアクチン重合促進剤。
【請求項2】
歯肉線維芽細胞のアクチン重合促進剤である請求項1に記載のアクチン重合促進剤。
【請求項3】
前記アラントイン
クロルヒドロキシアルミニウムの含有量を1質量部としたとき、前記ニンジンエキスの含有量は、1/300000質量部以上100000質量部以下である請求項
1または2に記載のアクチン重合促進剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アクチン重合促進剤に関するものである。
【背景技術】
【0002】
アクチンは、ほとんどすべての真核細胞に存在し、主要な細胞骨格を形成している。そして、アクチンは、多くの非筋細胞でも最も含量の多いタンパク質である。
このアクチンは、筋収縮、細胞分裂、細胞運動などの重要な役割を演じている。
【0003】
ところで、人体において、創傷を負った場合、創傷部位の回復には細胞が遊走し、創傷部位を閉塞する必要がある。この細胞遊走には、アクチン蛋白質の重合、線維化が重要な役割を果たしていることが知られている。
このため、アクチンの重合を制御する物質の開発が行われている(特許文献1及び2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特表平11-514865号公報
【文献】特開2013-6775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の物質では、十分にアクチンの重合を制御することが困難であった。
そこで、本発明は、アクチンの重合を十分に制御(促進)することが可能なアクチン重合促進剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るアクチン重合促進剤は、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム及びニンジンエキスを含むことを特徴とする。
また、本発明に係るアクチン重合促進剤は、歯肉線維芽細胞のアクチン重合促進剤であることが好ましい。
また、本発明に係るアクチン重合促進剤は、前記アラントインクロルヒドロキシアルミニウムの含有量を1質量部としたとき、前記ニンジンエキスの含有量は、1/300000質量部以上100000質量部以下であることが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、アクチンの重合を十分に制御(促進)することが可能なアクチン重合促進剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明のアクチン重合促進剤の好適な実施形態について詳細に説明する。
本発明のアクチン重合促進剤は、アラントイン類を含むことに特徴を有している。
アラントインに代表されるアラントイン類は、消炎症作用により、傷の治りを促進したり、肌荒れを抑制したりといった効果が期待される成分である。
【0009】
本発明は、アラントイン類にアクチンの重合を促進する作用があるという新しい知見に基づくものである。
アラントイン類を含有するアクチン重合促進剤を用いることにより、アクチンの重合を促進させ、細胞中における線維状アクチンの発現を増強させることができる。
【0010】
アラントイン類としては、特に限定されないが、アラントイン、アラントインアルミニウム塩(アラントインとアルミニウムとの縮合物)等が挙げられる。アラントインアルミニウム塩としては、例えば、アラントインヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウムなどが挙げられ、これらの中でも、アラントインクロルヒドロキシアルミニウムを用いるのが特に好ましい。
【0011】
アクチン重合促進剤中におけるアラントイン類の含有量は、0.00001質量%以上3質量%以下であるのが好ましく、0.0001質量%以上0.5質量%以下であるのがより好ましく、0.0003質量%以上0.01%質量%以下であることがさらに好ましい。
アラントイン類の含有量が上記範囲であると、細胞内における線維状アクチンの発現をより効果的に向上させることができる。
【0012】
アクチン重合促進剤中におけるニンジンエキスの含有量は、0.00001質量%以上1質量%以下であるのが好ましく、0.00005質量%以上0.5質量%以下であるのがより好ましく、0.0001質量%以上0.01%質量%以下であることがさらに好ましい。
ニンジンエキスの含有量が上記範囲であると、細胞内における線維状アクチンの発現をより効果的に向上させることができる。
【0013】
また、アクチン重合促進剤は、アラントイン類の他、ニンジンエキスを含んでいるのが好ましい。
ニンジンエキスは、新陳代謝を促進する効果等を備えた成分である。
このようなニンジンエキスを併用することにより、細胞内における線維状アクチンの発現をさらに増強させることができる。
【0014】
ニンジンエキスの含有量は、特に限定されないが、アラントイン類の含有量を1質量部としたとき、1/300000質量部以上100000質量部以下であるのが好ましく、1/10000質量部以上5000質量部以下であるのがより好ましく、0.01質量部以上40%質量部以下であることがさらに好ましい。これにより、細胞内における線維状アクチンの発現をより効果的に増強させることができる。
【0015】
ニンジンエキスを得るための抽出溶媒としては、例えば、各種無機溶媒、各種有機溶媒を用いることができる。より具体的には、水;メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブタノール、オクタノール、フェノール等の単価アルコール;プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,4-ブチレングリコール、1,5-ペンタンジオール、1,2-ペンタンジオール、1,3-ペンタンジオール、1,4-ペンタンジオール、1,3,5-ペンタントリオール、グリセリン、ポリエチレングリコール(分子量100~10万)等の多価アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類;ジエチルエーテル、ジメチルエーテル、エチルメチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類;アセトニトリル等のニトリル類;クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化物;ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素;キシレン、トルエン、ベンゼン等の芳香族炭化水素等が挙げられ、これらから選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。また、抽出溶媒としては、適宜、規定度を調製した酸(例えば、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、ギ酸、酢酸等)やアルカリ(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、アンモニア等)を用いてもよい。
【0016】
中でも、ニンジンエキスを得るための抽出溶媒としては、1,3-ブチレングリコールを用いるのが好ましい。これにより、前述したような効果がより顕著に発揮される。
【0017】
口腔用組成物中において、ニンジンエキスは、いかなる形態で含まれてもよく、例えば、粉末、粒体状で含まれてもよいし、油状成分として含まれてもよいし、他の成分に溶解した状態で含まれてもよい。
【0018】
本発明のアクチン重合促進剤には、上記成分の他、例えば、研磨剤、湿潤剤、溶剤、粘結剤、香料、賦形剤、甘味剤、pH調整剤、防腐剤、乳化剤、可溶化剤、発泡剤、滑沢剤、界面活性剤、油、色素、酸化防止剤、その他の薬剤などを適宜配合することができる。これらの添加剤は、医薬品組成物、口腔用組成物または食品処方設計に通常用いられ、本発明の効果を損なわない範囲で適宜選択することができ、また、適当な配合量で配合することができる。このような添加剤の例として、下記のものが挙げられる。
【0019】
研磨剤としては、シリカゲル、沈降性シリカ、火成性シリカ、含水ケイ酸、無水ケイ酸、ゼオライト、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第二リン酸カルシウム二水和物、第二リン酸カルシウム無水和物等の歯磨用リン酸水素カルシウム、ピロリン酸カルシウム、第三リン酸マグネシウム、第三リン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
【0020】
湿潤剤としては、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2-ペンタンジオール、1,3-ヘキサンジオール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、マルチトール、還元水あめ、ラクチトール、パラチニット、エリスリトール、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、キシロース、トレハロース、グルコース、ラクトース、マンノース、マルトース、フルクトース、イノシトール、ペンタエリスリトール、マルトトリオース、澱粉分解糖、澱粉分解糖還元アルコール等の多価アルコール等が挙げられ、これらの内、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0021】
溶剤としてはアルコール等の有機溶剤や水が好ましく、例えば、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコールなどが挙げられる。これら溶剤は単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。
【0022】
粘結剤としては、カラギーナン(ι、λ、κ)、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、カルシウム含有アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸カルシウム、アルギン酸アンモニウム等のアルギン酸塩及びその誘導体、キサンタンガム、グァーガム、寒天、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
【0023】
香料としては、l-メントール、アネトール、メントン、シネオール、リモネン、カルボン、メチルサリシレート、エチルブチレート、オイゲノール、チモール、シンナミックアルデヒド、トランス-2-ヘキセナール等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。これらの成分は単品で配合してもよいが、これらを含有する精油等を配合してもよい。また、上記香料成分に加え、脂肪族アルコールやそのエステル、テルペン系炭化水素、フェノールエーテル、アルデヒド、ケトン、ラクトン等の香料成分、精油を本発明の効果を妨げない範囲で配合してもよい。
【0024】
賦形剤としては、例えばショ糖、乳糖、デンプン、ブドウ糖、結晶性セルロース、マンット、ソルビット、キシリトール、エリスリトール、パラチニット、パラチノース、マルチトール、トレハロース、ラクチトール、ラクチュロース、還元澱粉糖、還元イソマルトオリゴ糖、カップリングシュガー、ガムベース、アラビアガム、ゼラチン、セチルメチルセルロース、軽質無水ケイ酸、アルミン酸マグネシウム、メタケイ酸アルミン酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸カルシウムなどが挙げられる。
【0025】
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、アスパルテーム、トレハロース、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリラルチン等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
【0026】
pH調整剤としては、例えば、クエン酸、リン酸、パントテン酸、リンゴ酸、ピロリン酸、乳酸、酒石酸、グリセロリン酸、酢酸、硝酸、または、リン酸水素二ナトリウム等のこれらの化学的に可能な塩や水酸化ナトリウムなどが挙げられ、これらは、組成物のpHが適切な範囲となるよう、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。
【0027】
防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、安息香酸及びその塩、サリル酸及びその塩、ソルビン酸及びその塩、フェノキシエタノール、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
【0028】
乳化剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ステアロイル乳酸ナトリウム、大豆リン脂質、塩化アルキルトリメチルアンモニウムなどが挙げられる。
可溶化剤としては、例えば、エステル類、ポリエチレングリコール誘導体、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ソルビタンの脂肪酸エステル類、硫酸化脂肪アルコール類などが挙げられる。
【0029】
発泡剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、アルキルスルホコハク酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸モノグリセリンスルホン酸ナトリウム、α-オレフィンスルホン酸ナトリウム、N-アシルグルタメート等のN-アシルアミノ酸塩、2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、マルチトール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ショ糖脂肪酸エステル、タルク、硬化油などが挙げられる。
油としては、抗菌成分として使用される上記精油や上記香料として使用される油以外の油、例えば、ココナッツ油、オリーブ油、ごま油、落花生油、パセリ油、パセリ種子オイル、紅花油などが挙げられる。
【0030】
界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、α - オレフィンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N-ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、N-アシルグルタミン酸塩、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体、アルキルグリコシド類、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキルジメチルアミンオキシド、ラウリルエタノールアマイド、ココイルサルコシン酸ナトリウム、N-ラウロイルメチルタウリンナトリウム液などが挙げられる。
【0031】
また、上述した成分の他にも、例えば、青色1号等の色素、酸化チタン等の顔料、ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、エデト酸塩等のキレート剤、チャエキス、チャ乾留液等の矯味剤等を含んでいてもよい。
【0032】
なお、上記成分を組み合わせた本発明のアクチン重合促進剤は、常法に準じて製造できるものである。
【0033】
以上、本発明のアクチン重合促進剤について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明のアクチン重合促進剤には、前述した成分の他に、任意の機能を有する成分を配合することができる。
【実施例】
【0034】
次に、本発明の具体的実施例について説明する。
(実験方法)
歯肉線維芽細胞をFibrolife S2 Comp kit(クラボウ社)を用い、コンフルエントになるまで37℃のCO2インキュベーター内で培養した後、コラーゲンコートしたガラスボトム24wellプレートに播種した。6時間後、培地をL-グルタミン含有FibroLife BM培地(クラボウ社)に交換した。
翌日、TGF-βを終濃度0.1 ng/mLになるように添加したL-グルタミン含有FibroLife BM培地に下記表1の各実施例の濃度となるように各成分を添加し、さらに2日間培養した。培養後、細胞を固定し、膜透過処理を施し、Phalloidin-iFluor594 Conjugate(Cayman Chemical社)でF-アクチン(線維状アクチン)を染色、蛍光顕微鏡で観察し、F-アクチン線維面積を定量した。比較例1の成分を添加していないコントロールのF-アクチン線維面積を100%としたときの、相対面積を表1に合わせて示した。
【0035】
なお、ニンジンエキスについては以下のものを用いた。
・ニンジンエキス(凍結乾燥粉末):丸善製薬社製、商品名:ニンジン抽出物
【0036】
【0037】
表1から、本発明では、細胞中における線維状アクチンの発現が増強されていることが解る。特に、アラントインクロルヒドロキシアルミニウムを用いた場合、濃度が低くても、アクチンの重合促進効果が高いことが解る。また、ニンジンエキスと組み合わせて用いることで、さらなる重合促進効果が発現することも解る。