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  • 特許-軟磁性合金、磁性コア 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-07
(45)【発行日】2024-03-15
(54)【発明の名称】軟磁性合金、磁性コア
(51)【国際特許分類】
   C22C 38/00 20060101AFI20240308BHJP
   H01F 1/147 20060101ALI20240308BHJP
【FI】
C22C38/00 303S
H01F1/147
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019165486
(22)【出願日】2019-09-11
(65)【公開番号】P2021042437
(43)【公開日】2021-03-18
【審査請求日】2022-08-29
(73)【特許権者】
【識別番号】000232302
【氏名又は名称】ニデック株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000125370
【氏名又は名称】学校法人東京理科大学
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100138689
【弁理士】
【氏名又は名称】梶原 慶
(74)【代理人】
【識別番号】100188673
【弁理士】
【氏名又は名称】成田 友紀
(74)【代理人】
【識別番号】100179833
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 将尚
(74)【代理人】
【識別番号】100189348
【弁理士】
【氏名又は名称】古都 智
(72)【発明者】
【氏名】吉田 昇平
(72)【発明者】
【氏名】福▲崎▼ 智数
(72)【発明者】
【氏名】田村 隆治
(72)【発明者】
【氏名】杉山 将崇
【審査官】國方 康伸
(56)【参考文献】
【文献】特開昭61-234510(JP,A)
【文献】特開昭61-234508(JP,A)
【文献】特開昭64-024403(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第104711475(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第107841686(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2009/0039714(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2008/0011390(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2003/0010405(US,A1)
【文献】特開平01-146312(JP,A)
【文献】特開昭64-017850(JP,A)
【文献】特開2011-214039(JP,A)
【文献】SATO, F. et al.,Soft Magnetic Properties of Rapidly Quenched Fe-Al-M(M=Si, B, Ge) Alloys,Physica Status Solidi (A) Applied Research,1998,Vol.107,No.1,p.355-363
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C22C 33/00-38/60
H01F 1/12- 1/38
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
Geを1原子%以上4原子%以下、Alを1原子%以上4原子%以下含有し、GeとAlの合計含有量が1原子%以上5原子%以下であり、Si含有量が0.1原子%以下であり、残部がFeおよび不可避的不純物からなる、軟磁性合金。
【請求項2】
Geを1原子%以上3原子%以下、Alを2原子%以上4原子%以下含有する、請求項1に記載の軟磁性合金。
【請求項3】
Cr含有量およびNi含有量がいずれも0.1原子%以下である、請求項1または2に記載の軟磁性合金。
【請求項4】
電気抵抗率が0.45μΩm以上である、請求項1からのいずれか1項に記載の軟磁性合金。
【請求項5】
ビッカース硬さが145HV以下である、請求項1からのいずれか1項に記載の軟磁性合金。
【請求項6】
請求項1からのいずれか1項に記載の軟磁性合金からなる、磁性コア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、軟磁性合金、磁性コアに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、モータなどのコアとして、Fe-Si系合金の電磁鋼板が知られる。従来の電磁鋼板は、加工性に乏しい課題があり、特許文献1には、Crを添加することにより圧延を容易にした電磁鋼板が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2001-279399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の電磁鋼板では、絞り加工によって立体的な形状を形成することは困難であった。例えば、アウターロータ型モータのロータに用いられるカップ状のロータコアを絞り加工によって製造することは困難だった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の1つの態様によれば、Ga、Geから選択される1種以上の元素M1を1原子%以上10原子%以下含有し、Siを実質的に含まず、残部がFeおよび不可避的不純物からなる、軟磁性合金が提供される。
【発明の効果】
【0006】
本発明の1つの態様によれば、高い電気抵抗率と高い加工性を備える軟磁性合金が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、アウターロータ型モータの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
本実施形態の軟磁性合金は、一般式:Fe100-x-yM1M2(原子%)で表される。式中、M1は、Ga、Geから選択される一種以上の元素である。M2は、Al、Mn、Ti、Cu、P、S、Moから選択される1種以上の元素である。組成比率を規定するx、yは、それぞれ、1≦x≦10、0≦y≦5の範囲を満たす。元素M1、M2以外の残部は、Feおよび不可避的不純物からなる。
【0009】
本実施形態の軟磁性合金は、元素M1、M2がFe相に固溶した結晶組織を有する結晶質軟磁性合金である。この構成により、優れた磁気特性と加工性を両立できる。本実施形態において、元素M1、M2および不可避的不純物は、軟磁性合金において実質的に非晶質化が生じない範囲の含有量とされる。
【0010】
元素M1の含有量は、軟磁性合金全体に対するGa、Geの合計含有量で1原子%以上10原子%以下である。元素M1の含有量を上記範囲とすることで、軟磁性合金の硬さの上昇を抑制しつつ、軟磁性合金の電気抵抗率を上昇させることができる。これにより、磁性コアとして用いたときの渦電流損が少なく、かつ加工性にも優れる軟磁性合金が得られる。
【0011】
より詳細には、後述の実施例に説明するが、本実施形態の軟磁性合金によれば、0.40μΩm以上の電気抵抗率が得られる。また、ビッカース硬さを145HV以下に抑えることができる。
【0012】
ここで、鋼板に流れる渦電流損失は以下の式で表される。
Pe=ke×(t・f・Bm)2/ρ …(式1)
式1において、Peは渦電流損失、keは比例定数、tは磁石の幅、fは周波数、Bmは最大磁束密度、ρは電気抵抗率を示す。
【0013】
すなわち、鋼板の電気抵抗率が2倍になると渦電流損失が1/2に低下する。したがって、本実施形態の軟磁性合金を用いた磁性コアを備えるモータとすることで、モータの効率が向上する。
また、ビッカース硬さを145HV以下にすることでプレス絞り加工が可能である。したがって、本実施形態の軟磁性合金によれば、アウターロータ型モータのカップ状のロータコアなどの立体形状の磁性コアを絞り加工によって製造することができる。
本実施形態の軟磁性合金からなるロータコアを備えるモータは、渦電流損失が小さく、高効率であり、かつ安価に製造可能である。
【0014】
元素M1の含有量が1原子%未満では、軟磁性合金の抵抗率がほぼ純鉄に近い値となるため、磁性コアとして用いたときに渦電流損が大きくなる。元素M1の含有量が10原子%を超えると、均質な固溶体が得られにくくなり、加工性が低下する傾向となる。元素M1の含有量は、5原子%以下であることが好ましい。
【0015】
元素M2は、必要に応じてFe-M1合金に添加される。元素M2の含有量は、軟磁性合金全体に対して0原子%以上5原子%以下である。Al、Mn、Ti、Cu、P、S、Moから選択される1種以上の元素M2をFe-M1合金に添加することにより、軟磁性合金の電気抵抗率の増加と、硬さの抑制を両立できる。
【0016】
元素M2の含有量が少なすぎると、軟磁性合金の電気抵抗率を増加させる効果、および軟磁性合金の硬さを抑制する効果のいずれも得られにくくなる。そのため、元素M2の含有量は、軟磁性合金全体に対して0.5原子%以上であることが好ましい。元素M2の含有量が多すぎると、軟磁性合金の電気抵抗率が低くなり、軟磁性合金の飽和磁化が低下する。元素M2の含有量は、軟磁性合金に対して4原子%以下が好ましく、3原子%以下がより好ましい。
【0017】
本実施形態の軟磁性合金は、元素M1と元素M2の合計含有量が、軟磁性合金全体に対して1原子%以上5原子%以下であることが好ましい。元素M1、M2の合計含有量を上記範囲とすることにより、元素M1、M2をFeに対して均一に固溶させやすくなる。これにより、軟磁性合金の電気抵抗率および飽和磁化を高めることができる。
【0018】
本実施形態の軟磁性合金は、Siを実質的に含まない。すなわち、本実施形態の軟磁性合金は、Siを全く含まないか、本実施形態の軟磁性合金の作用効果が得られる範囲内で微量のSiを含む。本実施形態の軟磁性合金において、Si含有量が多くなると、軟磁性合金が硬くなり、加工性が低下する。そのため、アウターロータ型モータのカップ状のロータコアなどの立体形状の磁性コアを絞り加工によって製造するのが困難になる。本実施形態の軟磁性合金におけるSi含有量は、0.1原子%以下であることが好ましく、Siを全く含まないことがより好ましい。
【0019】
本実施形態の軟磁性合金は、CrおよびNiを実質的に含まないことが好ましい。CrおよびNiについても、軟磁性合金における含有量が多くなると軟磁性合金が硬くなり、加工性が低下する。本実施形態の軟磁性合金におけるCr含有量およびNi含有量は、本実施形態の軟磁性合金の作用効果を損なわない範囲とすることが好ましい。本実施形態の軟磁性合金のCr含有量およびNi含有量は、いずれも0.1原子%であることが好ましく、CrおよびNiを全く含まないことがより好ましい。
【0020】
本実施形態の軟磁性合金は、微量の炭素を含んでいてもよい。軟磁性合金におけるC含有量は、多すぎると軟磁性合金が硬くなって加工性が低下するため、軟磁性合金全体に対して2原子%以下であることが好ましく、1原子%以下であることがより好ましい。
【0021】
本実施形態の軟磁性合金における不可避的不純物としては、例えば、N、O、Hなどが挙げられる。含有量が0.5原子%未満の元素M2およびCについても不可避的不純物とみなせる。個々の不可避的不純物の含有量は、0.1原子%以下であることが好ましい。不可避的不純物の合計含有量は、軟磁性合金全体に対して1原子%以下であることが好ましい。
【実施例
【0022】
アーク溶解炉を用いて、表1に示す実施例1~7および比較例2の各組成の軟磁性合金を、各1.2g作製した。作製した軟磁性合金試料を、長さ7mm×幅0.5mm×厚さ0.5mmの大きさの板片に切断した後、直流4端子法を用いて温度297Kの電気抵抗を測定した。磁気特性は、軟磁性合金試料を2mm角の板片に切断し、振動試料型磁力計(VSM)を用いて±2Tのヒステリシス曲線を測定した。加工性の評価はビッカース硬さ試験機を用いて軟磁性合金試料の硬さを測定した。
また、比較例1(五大産業製 鉄アルミ合金ALFE)、比較例3(JIS G3133準拠の電気亜鉛メッキ鋼板)、比較例4(無方向性電磁鋼板)、比較例5(電磁ステンレス)については、市販の鋼板を用いて、実施例の軟磁性合金試料と同様の測定を実施した。
表1に、作製した軟磁性合金および市販の鋼板の諸特性を示す。
【0023】
【表1】
【0024】
表1に示すように、実施例1~7の軟磁性合金は、いずれもビッカース硬さが145HV以下であり、絞り加工による成形が十分に可能な硬度であった。また実施例1~6の軟磁性合金は、比較例3の電気亜鉛メッキ鋼板に対して、電気抵抗率2倍、飽和磁化1.2倍の値が得られた。したがって、実施例1~7の軟磁性合金を用いることで、アウターロータ型の永久磁石モータのカップ状のロータコアを絞り加工で製造でき、高効率の永久磁石モータを安価に製造可能である。
【0025】
GeとともにSiが添加された比較例2の軟磁性合金は、電気抵抗率および飽和磁化は実施例1~7と同等以上の性能であった。しかし、ビッカース硬さが145HVを超えており、カップ状のロータコアを絞り加工で製造できるほどの加工性は得られなかった。GeおよびGaの1種以上を含む軟磁性合金においては、Si添加により所望の加工性を得ることが困難になることが確認された。
【0026】
GeとGaが合計含有量で5原子%添加された実施例3の軟磁性合金、およびGeとAlが合計含有量で5原子%添加された実施例4~7の軟磁性合金は、Ga添加の実施例1の軟磁性合金よりも高い電気抵抗率と、Ge添加の実施例2の軟磁性合金よりも低いビッカース硬さが得られ、高電気抵抗率と高い加工性を両立していた。
【0027】
実施例4~7は、GeとAlの合計含有量を5原子%に固定し、GeとAlの比率を変化させた試料の評価結果である。実施例4~7のFeGeAl合金では、Geの含有率を低く、Alの含有比率を高くするほど、ビッカース硬さは低くなったが、電気抵抗率および飽和磁化はほぼ一定であった。
Geを含まない比較例1の市販のFe91.5Al8.5合金は、比較例4の電磁鋼板および比較例5の電磁ステンレスよりは高い加工性が得られたが、実施例1~7の軟磁性合金と比較すると加工性および飽和磁化のいずれも劣っていた。
【0028】
<磁性コアおよびモータ>
上記実施形態の軟磁性合金は、各種の磁性コアおよびモータに好適に使用できる。
図1はアウターロータ型のモータの一例を示す断面図である。図1に示すように、モータ10は、ブラケット40と、ロータ20と、ステータ30と、回路基板50とを備える。
【0029】
図1に示すZ軸方向は、正の側を「上側」とし、負の側を「下側」とする上下方向である。中心軸Jは、Z軸方向と平行であり、上下方向に延びる仮想線である。以下の説明において特に断りのない限り、モータ10の中心軸Jに平行な方向(図示上下方向)を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸回り方向を単に「周方向」と呼ぶ。
【0030】
ブラケット40は、基板支持部41と軸受部43とを有する。本実施形態において基板支持部41と軸受部43は単一部材の一部である。基板支持部41は、板面が軸方向と直交する板状である。基板支持部41は、軸方向に沿って見て、中心軸Jを中心とする円形状である。
【0031】
軸受部43は、基板支持部41の中央部から軸方向に延びる筒状である。軸受部43は、中心軸Jを中心とし、軸方向両側に開口する円筒状である。軸受部43の径方向外側にステータ30が保持されている。
【0032】
ロータ20は、シャフト21と、マグネット保持部22と、マグネット23とを有する。シャフト21は、中心軸Jに沿って配置される。シャフト21は、中心軸Jを中心として軸方向に延びる円柱状である。シャフト21は、軸受部43の内部に嵌め合わされる。シャフト21の外周面と軸受部43の内周面との間には、隙間が設けられる。シャフト21は、軸受部43によって中心軸J回りに回転可能に支持される。シャフト21の上側の端部は、軸受部43よりも上側に突出する。シャフト21の下側の端部は、ブラケット40によって下側から支持される。
【0033】
マグネット保持部22は、シャフト21の上側の端部に固定される。マグネット保持部22は、基部22aと、筒部22bとを有する。基部22aは、シャフト21の上側の端部における外周面に固定され、シャフト21から径方向外側に向かって拡がる。基部22aは、ステータ30の上側を覆う。筒部22bは、基部22aの径方向外周縁部から下側に延びる筒状である。筒部22bは、中心軸Jを中心とする円筒状である。マグネット23は、筒部22bの内周面に固定される。
【0034】
マグネット保持部22は、上記実施形態の軟磁性合金からなる。すなわち、マグネット保持部22は、磁性コアであり、モータ10のロータコアである。マグネット保持部22は、下側に開口するカップ状である。上記実施形態の軟磁性合金は、従来のFeSi系合金の電磁鋼板と比較して加工性に優れているので、カップ状のマグネット保持部22を、例えば絞り加工によって製造することができる。これにより、マグネット保持部22を低コストで効率よく製造可能である。また、上記実施形態の軟磁性合金は、電磁鋼板と同等の高い電気抵抗率が得られるため、ロータ20における渦電流損を小さくでき、高効率のモータ10を実現できる。
【0035】
ステータ30は、回路基板50の上側に配置される。ステータ30は、ロータ20と径方向に隙間を介して対向する。ステータ30は、ステータコア31と、複数のコイル32と、を有する。ステータコア31は、マグネット23の径方向内側に隙間を介して対向して配置される。ステータコア31の一部または全体を、上記実施形態の軟磁性合金を用いて製造してもよい。
【0036】
複数のコイル32は、ステータコア31に装着される。具体的に、コイル32は、ステータ30のティース31bにコイル線が巻き回されて構成される。コイル32の一端側は、回路基板50に電気的に接続される。
【0037】
回路基板50は、板面が軸方向と直交する板状である。回路基板50は、ステータ30の下側に配置される。本実施形態において回路基板50は、基板支持部41の上側に配置される。これにより、基板支持部41は、ステータ30と回路基板50との軸方向の間に配置される。回路基板50は、基板支持部41に固定される。具体的に、回路基板50の下側の面である下面50aは、基板支持部41の上面に固定される。回路基板50の上側の面である上面50bには、配線パターンおよび各素子(不図示)が設けられる。回路基板50の上面50bに設けられた配線パターンおよび各素子によって、例えば、インバータ回路が構成される。
【0038】
回路基板50には、リードケーブル60が接続される。リードケーブル60は例えば回路基板50に電源および制御信号を供給するケーブルである。リードケーブル60は、先端に金属端子61aを有する。金属端子61aは、回路基板50を上下に貫通する貫通孔51に挿入される。金属端子61aは、はんだ等により回路基板50に固定され、回路基板50上の配線と電気的に接続される。
【0039】
以上に説明した実施形態は一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の変更等が可能である。また、上記実施形態について説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。また、詳細な説明および図面に記載された事項には、課題解決に必須ではない構成要素を含む場合がある。
【符号の説明】
【0040】
10…モータ、22…マグネット保持部(磁性コア)
図1