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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-07
(45)【発行日】2024-03-15
(54)【発明の名称】攪拌装置
(51)【国際特許分類】
   B01F 29/80 20220101AFI20240308BHJP
【FI】
B01F29/80
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020169270
(22)【出願日】2020-10-06
(65)【公開番号】P2022061332
(43)【公開日】2022-04-18
【審査請求日】2023-04-18
(73)【特許権者】
【識別番号】000001421
【氏名又は名称】キユーピー株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】501149411
【氏名又は名称】キユーピータマゴ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】梶屋 佳弘
(72)【発明者】
【氏名】今渕 竜也
(72)【発明者】
【氏名】森谷 将好
(72)【発明者】
【氏名】加藤 健仁郎
【審査官】小久保 勝伊
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-132567(JP,A)
【文献】実開昭60-148027(JP,U)
【文献】特開平3-238033(JP,A)
【文献】特開平6-296847(JP,A)
【文献】特開2017-159289(JP,A)
【文献】実開昭59-093639(JP,U)
【文献】実開昭56-69924(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01F 29/80
B01F 29/31
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被攪拌物を収容する有底円筒形状の容器と、
前記容器を筒中心線回りに回転させる容器回転架台と、を備える攪拌装置であって、
前記容器は、外周部から外側方に向けて突出する平面視環状の鍔部を有し、
前記容器回転架台は、前記容器の外周部を囲繞する駆動側囲繞部及び従動側囲繞部を備え、
前記駆動側囲繞部は、
前記容器を出し入れ可能な開口部を有する駆動側囲繞部本体と、
前記鍔部の下面を周方向移動可能に支持する複数の鍔部支持ローラと、
複数の前記鍔部支持ローラの上下動に基づいて前記容器を昇降させる容器昇降機構と、
前記容器の外周部に当接し、駆動回転に応じて前記容器を筒中心線回りに回転させる駆動ローラと、
前記駆動ローラを駆動させる駆動モータと、を備え、
前記従動側囲繞部は、
前記開口部を開閉可能に前記駆動側囲繞部本体に接続される従動側囲繞部本体と、
前記容器の外周部に当接し、前記容器の筒中心線回りの回転に応じて従動回転する従動ローラと、を備える、攪拌装置。
【請求項2】
複数の前記鍔部支持ローラは、前記鍔部の下面に沿い、周方向に所定の角度範囲に配置され、
前記角度範囲は、180°よりも大きい、請求項1に記載の攪拌装置。
【請求項3】
前記駆動ローラ及び前記従動ローラの容器当接面は、ゴム製である、請求項1又は2に記載の攪拌装置。
【請求項4】
前記駆動ローラ及び前記従動ローラの容器当接面は、凹凸溝を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の攪拌装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品などの被攪拌物を攪拌する攪拌装置に関する。
【背景技術】
【0002】
<背景技術の説明>
従来、被攪拌物が収容される有底円筒形状の容器を筒中心線回りに回転させる攪拌装置が提案されている(例えば、特許文献1~3参照)。
【0003】
<特許文献1、2の説明>
特許文献1、2に記載の攪拌装置は、いずれも容器が装置本体に一体的に設けられているので、攪拌工程に際しては、運搬用容器内の被攪拌物を攪拌装置の容器に移し替えて攪拌した後、攪拌された被攪拌物を元の運搬用容器、又は新たな運搬用容器に移し替える必要がある。
【0004】
<特許文献3の説明>
一方、特許文献3に記載の攪拌装置は、被攪拌物を収容したまま容器を出し入れ可能なので、被攪拌物の移し替えを減らして生産性を向上できるだけでなく、衛生面でも好ましいものとできる。
【0005】
<要望される技術-1>
しかしながら、特許文献3に記載の攪拌装置では、容器の外周部を囲繞する囲繞部(クランプアーム)の全体的な上下動に基づいて容器を昇降させるので、容器を昇降させるための機構が大型になるだけでなく、容器を回転させる駆動ローラに大きな負荷がかかって容器の円滑な回転が阻害される可能性があり、改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2001-204408号公報
【文献】特開2006-61183号公報
【文献】特開2013-132567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
<背景技術の課題>
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、容器を昇降させる機構の小型化を可能にするとともに、容器の円滑な回転を実現する攪拌装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
<請求項1の内容>
このような目的を達成するため、本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明は、被攪拌物を収容する有底円筒形状の容器と、前記容器を筒中心線回りに回転させる容器回転架台と、を備える攪拌装置であって、前記容器は、外周部から外側方に向けて突出する平面視環状の鍔部を有し、前記容器回転架台は、前記容器の外周部を囲繞する駆動側囲繞部及び従動側囲繞部を備え、前記駆動側囲繞部は、前記容器を出し入れ可能な開口部を有する駆動側囲繞部本体と、前記鍔部の下面を周方向移動可能に支持する複数の鍔部支持ローラと、複数の前記鍔部支持ローラの上下動に基づいて前記容器を昇降させる容器昇降機構と、前記容器の外周部に当接し、駆動回転に応じて前記容器を筒中心線回りに回転させる駆動ローラと、前記駆動ローラを駆動させる駆動モータと、を備え、前記従動側囲繞部は、前記開口部を開閉可能に前記駆動側囲繞部本体に接続される従動側囲繞部本体と、前記容器の外周部に当接し、前記容器の筒中心線回りの回転に応じて従動回転する従動ローラと、を備える。
【0009】
<請求項2の内容>
(2)本発明は、上記(1)の構成において、複数の前記鍔部支持ローラは、前記鍔部の下面に沿い、周方向に所定の角度範囲に配置され、前記角度範囲は、180°よりも大きい。
【0010】
<請求項3の内容>
(3)本発明は、上記(1)又は(2)の構成において、前記駆動ローラ及び前記従動ローラの容器当接面は、ゴム製である。
【0011】
<請求項4の内容>
(4)本発明は、上記(1)~(3)のいずれかの構成において、前記駆動ローラ及び前記従動ローラの容器当接面は、凹凸溝を有する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、容器を昇降させる機構の小型化を可能にするとともに、容器の円滑な回転を実現する攪拌装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態に係る攪拌装置の概略側面図である。
図2】駆動側囲繞部及び従動側囲繞部を示す概略平面図である。
図3】駆動側囲繞部及び従動側囲繞部を示す概略正面図である。
図4】駆動ローラ及び従動ローラを示す平面図である。
図5】鍔部支持フレーム及び鍔部支持ローラを示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
<実施形態の説明-1>
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ符号を付している。
【0015】
<攪拌装置の構成-1>
図1は、本発明の一実施形態に係る攪拌装置の概略側面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る攪拌装置100は、被攪拌物を収容する容器1と、容器1を回転させる容器回転架台2と、を備える。
なお、本実施形態の攪拌装置100は、ゆで卵や調味料などを攪拌して製造される卵スプレッドなどの食品の攪拌工程で使用することを想定しているが、被攪拌物は食品に限定されない。
【0016】
<容器の構成-1>
図1に示すように、容器1は、有底円筒形状であり、胴部11と、底部12と、上方に開口する開口部13と、開口部13の外周縁部から外側方に向けて突出する平面視環状の鍔部14と、を一体に備える。底部12は、下方に膨出した形状を有し、底部12が台車3に形成される円形の凹部又は孔に嵌合することで、容器1が台車3上に載置され、容器1の移動が可能になる。
【0017】
<容器回転架台の構成-1>
図2は、駆動側囲繞部及び従動側囲繞部を示す概略平面図であり、図3は、駆動側囲繞部及び従動側囲繞部を示す概略正面図であり、図4は、駆動ローラ及び従動ローラを示す平面図であり、図5は、鍔部支持フレーム及び鍔部支持ローラを示す平面図である。
図1図5に示すように、容器回転架台2は、容器1を上昇位置に保持しつつ、筒中心線回りに回転させる攪拌装置本体部分であり、容器1の外周部を囲繞する駆動側囲繞部21及び従動側囲繞部22と、筒中心線回りに回転する容器1内の被攪拌物を攪拌する攪拌部23と、を備える。
【0018】
<駆動側囲繞部の構成-1>
図1図3に示すように、駆動側囲繞部21は、容器1を出し入れ可能な開口部211aを有する駆動側囲繞部本体211と、容器1の鍔部14の下面を周方向移動可能に支持する複数の鍔部支持ローラ212と、複数の鍔部支持ローラ212の上下動に基づいて容器1を昇降させる容器昇降機構213と、容器1の外周部に当接し、駆動回転に応じて容器1を筒中心線回りに回転させる2つの駆動ローラ214と、2つの駆動ローラ214を駆動させる2つの駆動モータ215と、を備える。
【0019】
<駆動側囲繞部の構成-2>
図1図3に示すように、駆動側囲繞部本体211は、平面視U字状の上フレーム211b及び下フレーム211cと、上フレーム211bと下フレーム211cを連結する複数の連結フレーム211dと、下フレーム211cから下方に延在する複数の脚フレーム211eと、を備える。
【0020】
<駆動側囲繞部の構成-3>
図5に示すように、複数の鍔部支持ローラ212は、平面視U字状の昇降フレーム216上にそれぞれ支軸212aを介して回転可能に設けられる。これらの支軸212aは、平面視で容器1の筒中心を通る仮想線に沿うように配置される。これにより、複数の鍔部支持ローラ212は、容器1の鍔部14の下面を周方向移動可能に支持することができる。
【0021】
<駆動側囲繞部の構成-4>
図1に示すように、容器昇降機構213は、上フレーム211bと昇降フレーム216との間に設けられる複数の昇降シリンダ213a(例えば、エアシリンダ)を備える。複数の昇降シリンダ213aは、上下方向の伸縮動作に基づいて昇降フレーム216及び複数の鍔部支持ローラ212を上下動させることにより、容器1を昇降させる。そして、容器1を上昇させると、容器1が台車3から浮上するとともに、鍔部14の下面が複数の鍔部支持ローラ212で支持されることにより、容器1の筒中心線回りの回転が許容される。また、容器1を下降させると、容器1が台車3上に載置されるとともに、複数の鍔部支持ローラ212が鍔部14の下面から下方に退避することにより、台車3による容器1の移動が許容される。
【0022】
<駆動側囲繞部の構成-5>
図1及び図5に示すように、複数の鍔部支持ローラ212は、鍔部14の下面に沿い、周方向に所定の角度範囲θに配置される。複数の鍔部支持ローラ212が配置される角度範囲θは、180°よりも大きいことが望ましい。このようにすると、複数の鍔部支持ローラ212上から鍔部14が脱落することを防止しつつ、回転する容器1を良好に支持することができる。
【0023】
<駆動側囲繞部の構成-6>
図1図4に示すように、駆動ローラ214は、上フレーム211bと下フレーム211cの間に回転可能に支持されるローラ軸214aと、ローラ軸214aに一体回転可能に設けられるローラ本体214bと、ローラ本体214bの外周面に設けられ、容器1の外周面に当接する当接部材214cと、を備える。そして、駆動ローラ214は、駆動モータ215の駆動に応じて回転すると、当接部材214cと容器1との間に生じる摩擦抵抗により、容器1に回転力を伝達し、容器1を筒中心線回りに回転させる。
【0024】
<駆動側囲繞部の構成-7>
駆動ローラ214の当接部材214cは、ゴム製であることが望ましい。また、図4に示すように、当接部材214cの容器当接面は、凹凸溝214dを有することが好ましい。このようにすると、当接部材214cと容器1との間に適正な摩擦抵抗を確保できるので、駆動ローラ214と容器1との間のスリップや、スリップに伴う攪拌不良の発生を防止できる。
【0025】
<駆動側囲繞部の構成-8>
駆動モータ215は、駆動ローラ214のローラ軸214aに連結され、ローラ軸214aを介してローラ本体214bを回転駆動させる。なお、図1では、駆動モータ215を高所に配置し、上方に延長させたローラ軸214aを介してローラ本体214bを回転駆動させる例を示し、図2及び図3では、ローラ本体214bの上方近傍に駆動モータ215を配置した例を示しているが、駆動モータ215の配置はこれに限定されない。
【0026】
<従動側囲繞部の構成-1>
図1図3に示すように、従動側囲繞部22は、駆動側囲繞部21の開口部211aを開閉可能に駆動側囲繞部本体211に接続される従動側囲繞部本体221と、容器1の外周部に当接し、容器1の筒中心線回りの回転に応じて従動回転する従動ローラ222と、を備える。
【0027】
<従動側囲繞部の構成-2>
図1図3に示すように、従動側囲繞部本体221は、平面視く字状の上フレーム221a及び下フレーム221bと、上フレーム221aと下フレーム221bを連結する複数の連結フレーム221cと、下フレーム221bから下方に延在する脚フレーム221dと、を備える。従動側囲繞部本体221の周方向一端部は、ヒンジ軸24を介して駆動側囲繞部本体211の周方向一端部に回動可能に接続され、従動側囲繞部本体221の周方向他端部は、ロック装置25を介して駆動側囲繞部本体211の周方向他端部に係脱可能に接続される。
【0028】
<従動側囲繞部の構成-3>
図1図4に示すように、従動ローラ222は、上フレーム221aと下フレーム221bの間に回転可能に支持されるローラ軸222aと、ローラ軸222aに一体回転可能に設けられるローラ本体222bと、ローラ本体222bの外周面に設けられ、容器1の外周面に当接する当接部材222cと、を備える。そして、従動ローラ222は、当接部材222cと容器1との間に生じる摩擦抵抗により、容器1の回転に応じて従動回転しつつ、容器1を駆動ローラ214に押し付け、駆動ローラ214による容器1の回転動作を補助する。
【0029】
<従動側囲繞部の構成-4>
従動ローラ222の当接部材222cは、ゴム製であることが望ましい。また、図4に示すように、当接部材222cの容器当接面は、凹凸溝222dを有することが好ましい。このようにすると、当接部材222cと容器1との間に適正な摩擦抵抗を確保できるので、従動ローラ222と容器1との間のスリップや、スリップに伴う当接部材222cの偏摩耗を防止できる。
【0030】
<攪拌部の構成-1>
攪拌部23は、筒中心線回りに回転しない固定攪拌子231と、固定攪拌子231を昇降させる攪拌子昇降機構232と、を備える。このような攪拌装置100によれば、固定攪拌子231を回転させることなく、容器1を回転させることで、容器1内の被攪拌物を攪拌させるので、容器1の上方に配置される可動物を減らし、容器1内への部品等の落下を防止できる。また、固定攪拌子231は、昇降可能なので、容器1の出し入れに際して固定攪拌子231が邪魔になることも防止できる。
【0031】
<実施形態の効果-1>
以上、説明した実施形態の効果について述べる。
実施形態の攪拌装置100は、被攪拌物を収容する有底円筒形状の容器1と、容器1を筒中心線回りに回転させる容器回転架台2と、を備え、容器1は、外周部から外側方に向けて突出する平面視環状の鍔部14を有し、容器回転架台2は、容器1の外周部を囲繞する駆動側囲繞部21及び従動側囲繞部22を備え、駆動側囲繞部21は、容器1を出し入れ可能な開口部211aを有する駆動側囲繞部本体211と、鍔部14の下面を周方向移動可能に支持する複数の鍔部支持ローラ212と、複数の鍔部支持ローラ212の上下動に基づいて容器1を昇降させる容器昇降機構213と、容器1の外周部に当接し、駆動回転に応じて容器1を筒中心線回りに回転させる駆動ローラ214と、駆動ローラ214を駆動させる駆動モータ215と、を備え、従動側囲繞部22は、開口部211aを開閉可能に駆動側囲繞部本体211に接続される従動側囲繞部本体221と、容器1の外周部に当接し、容器1の筒中心線回りの回転に応じて従動回転する従動ローラ222と、を備えるので、容器1を昇降させる機構の小型化を可能にしつつ、容器1の円滑な回転を実現できる。つまり、実施形態の攪拌装置100は、容器1の鍔部14を支持する鍔部支持ローラ212の上下動に基づいて容器1を昇降させるので、容器1の外周部を囲繞する駆動側囲繞部21及び従動側囲繞部22の全体的な上下動で容器1を昇降させる従来の攪拌装置に比べ、容器1を昇降させるための機構をコンパクトに構成することが可能になる。また、容器1の荷重は複数の鍔部支持ローラ212で受け止めるので、容器1の荷重が駆動ローラ214に作用することを防止し、容器1の円滑な回転を実現できる。
【0032】
<実施形態の効果-2>
また、複数の鍔部支持ローラ212は、鍔部14の下面に沿い、周方向に所定の角度範囲θに配置され、角度範囲θは、180°よりも大きいので、複数の鍔部支持ローラ212上から鍔部14が脱落することを防止しつつ、回転する容器1を良好に支持することができる。
【0033】
<実施形態の効果-3>
また、駆動ローラ214及び従動ローラ222の容器当接面は、ゴム製なので、容器1との間に適度な摩擦抵抗を確保し、駆動ローラ214、従動ローラ222と容器1との間のスリップを防止できる。
【0034】
<実施形態の効果-4>
また、駆動ローラ214及び従動ローラ222の容器当接面は、凹凸溝214d、222dを有するので、駆動ローラ214、従動ローラ222と容器1との間のスリップをより確実に防止できる。
【0035】
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0036】
100 攪拌装置
1 容器
11 胴部
12 底部
13 開口部
14 鍔部
2 容器回転架台
21 駆動側囲繞部
211 駆動側囲繞部本体
211a 開口部
211b 上フレーム
211c 下フレーム
211d 連結フレーム
211e 脚フレーム
212 鍔部支持ローラ
212a 支軸
213 容器昇降機構
213a 昇降シリンダ
214 駆動ローラ
214a ローラ軸
214b ローラ本体
214c 当接部材
214d 凹凸溝
215 駆動モータ
216 昇降フレーム
22 従動側囲繞部
221 従動側囲繞部本体
221a 上フレーム
221b 下フレーム
221c 連結フレーム
221d 脚フレーム
222 従動ローラ
222a ローラ軸
222b ローラ本体
222c 当接部材
222d 凹凸溝
23 攪拌部
231 固定攪拌子
232 攪拌子昇降機構
24 ヒンジ軸
25 ロック装置
3 台車
図1
図2
図3
図4
図5