(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-21
(45)【発行日】2024-03-29
(54)【発明の名称】照明システム
(51)【国際特許分類】
F21V 19/00 20060101AFI20240322BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20240322BHJP
F21V 9/32 20180101ALI20240322BHJP
F21V 29/502 20150101ALI20240322BHJP
F21V 29/76 20150101ALI20240322BHJP
F21V 9/20 20180101ALI20240322BHJP
F21V 5/04 20060101ALI20240322BHJP
F21Y 115/30 20160101ALN20240322BHJP
【FI】
F21V19/00 510
F21S2/00 622
F21S2/00 621
F21V9/32
F21V29/502 100
F21V29/76
F21V9/20
F21V5/04 400
F21Y115:30
(21)【出願番号】P 2020014987
(22)【出願日】2020-01-31
【審査請求日】2022-10-24
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000004352
【氏名又は名称】日本放送協会
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【氏名又は名称】新居 広守
(72)【発明者】
【氏名】大谷 紗知子
(72)【発明者】
【氏名】駒形 亮吉
【審査官】塩治 雅也
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-154844(JP,A)
【文献】特開2015-097256(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 19/00
F21S 2/00
F21V 9/32
F21V 29/502
F21V 29/76
F21V 9/20
F21V 5/04
F21Y 115/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学制御装置と、
前記光学制御装置を収容するための第1内部空間が設けられ、前記第1内部空間に第1被接続部材を有する第1照明器具と、
前記光学制御装置を収容するための第2内部空間が設けられ、前記第2内部空間に第2被接続部材を有する第2照明器具と
を備え、
前記第1照明器具と前記第2照明器具とは、種類が互いに異なる照明器具であり、
前記光学制御装置は、
レーザダイオードから放たれた光を受け取り、受け取った前記光の光路を制御して、制御された前記光を第1光として放つ第1光学ユニットと、
前記第1光を受光して波長変換された光を含む第2光を放つ蛍光体ユニットと、
前記蛍光体ユニットで発生する熱を放熱する放熱ユニットと、
前記放熱ユニットに設けられ、前記第1被接続部材及び前記第2被接続部材のいずれにも着脱自在に接続される接続部材と
を有
し、
前記放熱ユニットは、金属材料により構成されるプレート型のフィンを含むヒートシンクであり、
前記接続部材は、前記フィンに設けられる
照明システム。
【請求項2】
光学制御装置と、
前記光学制御装置を収容するための第1内部空間が設けられ、前記第1内部空間に第1被接続部材を有する第1照明器具と、
前記光学制御装置を収容するための第2内部空間が設けられ、前記第2内部空間に第2被接続部材を有する第2照明器具と
を備え、
前記第1照明器具と前記第2照明器具とは、種類が互いに異なる照明器具であり、
前記光学制御装置は、
レーザダイオードから放たれた光を受け取り、受け取った前記光の光路を制御して、制御された前記光を第1光として放つ第1光学ユニットと、
前記第1光を受光して波長変換された光を含む第2光を放つ蛍光体ユニットと、
前記蛍光体ユニットで発生する熱を放熱する放熱ユニットと、
前記放熱ユニットに設けられ、前記第1被接続部材及び前記第2被接続部材のいずれにも着脱自在に接続される接続部材と
を有し、
前記光学制御装置は、さらに、前記第2光を集光する第2光学ユニットを有し、
前記第2光学ユニットは、前記放熱ユニットに着脱自在に取り付けられる
照明システム。
【請求項3】
前記光学制御装置の形状は、前記第1内部空間の形状又は前記第2内部空間の形状と一致する
請求項
1又は2に記載の照明システム。
【請求項4】
前記第2光の色温度は、4500K以上6500K以下である
請求項1~
3のいずれか1項に記載の照明システム。
【請求項5】
前記第1照明器具は、さらに、前記第2光のうち一部の波長領域の光を減衰させる光学フィルターを有し、
前記第2照明器具は、前記一部の波長領域の光を減衰させない
請求項1~
4のいずれか1項に記載の照明システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、レーザダイオードから放たれた光を照明光として利用する照明システムが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、光学制御装置(ミラー及び波長変換部材など)を有する照明器具(灯具ユニット)、光源装置(光源モジュール)、及び、当該照明器具と当該光源装置とを接続する光ファイバ、を備える照明システム(車両用灯具)が開示されている。
【0004】
このような照明システムにおいては、光源装置で生じたレーザ光が光ファイバを通じて照明器具の光学制御装置に入射する。さらに、光学制御装置に入射したレーザ光は、光路が制御されることで、所望の方向に出射する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、このような照明システムにおいては、光学制御装置は、照明器具に専用の構成を有する。言い換えると、光学制御装置は、照明器具以外の他の照明器具に適用することができない。つまりこのような光学制御装置は、汎用性が低い。
【0007】
そこで、本発明は、種々の照明器具に適用可能な汎用性の高い光学制御装置を有する照明システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る照明システムは、光学制御装置と、前記光学制御装置を収容するための第1内部空間が設けられ、前記第1内部空間に第1被接続部材を有する第1照明器具と、前記光学制御装置を収容するための第2内部空間が設けられ、前記第2内部空間に第2被接続部材を有する第2照明器具とを備え、前記第1照明器具と前記第2照明器具とは、種類が互いに異なる照明器具であり、前記光学制御装置は、レーザダイオードから放たれた光を受け取り、受け取った前記光の光路を制御して、制御された前記光を第1光として放つ第1光学ユニットと、前記第1光を受光して波長変換された光を含む第2光を放つ蛍光体ユニットと、前記蛍光体ユニットで発生する熱を放熱する放熱ユニットと、前記放熱ユニットに設けられ、前記第1被接続部材及び前記第2被接続部材のいずれにも着脱自在に接続される接続部材とを有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、種々の照明器具に適用可能な汎用性の高い光学制御装置を有する照明システムを実現する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、実施の形態に係る照明システムの使用例を示す斜視図である。
【
図2A】
図2Aは、実施の形態に係る光学制御装置の斜視図である。
【
図2B】
図2Bは、実施の形態に係る光学制御装置からフィンが除かれた様子を示す斜視図である。
【
図3A】
図3Aは、実施の形態に係る第1照明器具の平面図である。
【
図3B】
図3Bは、実施の形態に係る光学制御装置が第1照明器具に収容されるときの斜視図である。
【
図3C】
図3Cは、実施の形態に係る光学制御装置と第1照明器具とが接続されたときの斜視図である。
【
図4A】
図4Aは、実施の形態に係る第2照明器具の平面図である。
【
図4B】
図4Bは、実施の形態に係る光学制御装置が第2照明器具に収容されるときの斜視図である。
【
図4C】
図4Cは、実施の形態に係る光学制御装置と第2照明器具とが接続されたときの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0012】
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。
【0013】
また、本明細書において、平行又は直交などの要素間の関係性を示す用語及び正方形又は長方形などの要素の形状を示す用語、並びに、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含むことを意味する表現である。
【0014】
また、本明細書及び図面において、x軸、y軸及びz軸は、三次元直交座標系の三軸を示している。なお、各図において、放熱ユニットの基台の一面と平行な面がyz平面であって、y軸方向及びz軸方向は互いに直交する方向である。また、x軸方向は、y軸及びz軸に対し垂直な方向である。本明細書においては、z軸正側を上方側、z軸負側を下方側として説明することがある。また、本明細書においては、「平面図」とは、「z軸負方向に照明システムの構成要素を見たときの図」という意味である。
【0015】
また、本明細書において、「上方」及び「下方」という用語は、絶対的な空間認識における上方向(鉛直上方)及び下方向(鉛直下方)を指すものではなく、各構成要素の相対的な位置関係により規定される用語として用いる。なお、「上方」及び「下方」などの用語は、あくまでも構成要素間の相互の配置を指定するために用いており、照明システムの使用時における姿勢を限定する意図ではない。
【0016】
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る照明システム1000の使用例について、図面を用いて説明する。
【0017】
図1は、本実施の形態に係る照明システム1000の使用例を示す斜視図である。
図1が示すように、照明システム1000は、光学制御装置1と、第1照明器具100と、第2照明器具200とを備える。光学制御装置1は、
図1の矢印で示されるように、第1照明器具100と第2照明器具200とに収容される。なお、1つの光学制御装置1は、第1照明器具100と第2照明器具200とに、別々に収容される。
【0018】
第1照明器具100と第2照明器具200とは、種類が互いに異なる照明器具である。「種類が互いに異なる」とは、例えば、第1照明器具100と第2照明器具200とにおいて集光又は拡散の程度が互いに異なることを意味してもよく、第1照明器具100と第2照明器具200とが放つ光の色度が互いに異なることを意味してもよい。また、「種類が互いに異なる」とは、第1照明器具100と第2照明器具200とが異なるメーカによって作製されたことを意味してもよく、異なる型番を有していることを意味してもよい。「種類が互いに異なる」とは、第1照明器具100と第2照明器具200との外観形状が互いに異なることを意味してもよく、第1照明器具100と第2照明器具200との使用用途が互いに異なることを意味してもよい。
【0019】
また、第1照明器具100と第2照明器具200とは、舞台又はスタジオで用いられる照明器具であってもよい。第1照明器具100と第2照明器具200とは、例えば、スタジオ照明、ピンスポット照明、ボーダー照明であってもよい。本実施の形態においては、第1照明器具100は、スタジオ照明であり、舞台又はスタジオの広い範囲を照明する。また、本実施の形態においては、第2照明器具200は、ピンスポット照明であり、舞台又はスタジオの狭い範囲(例えば、人の顔など)を照明する。本実施の形態においては、第1照明器具100と第2照明器具200とは、光の集光及び拡散の程度が異なるため、種類が互いに異なる照明器具である。
【0020】
図1が示すように、光学制御装置1は、光源装置300と、ケーブル301によって接続される。
【0021】
光源装置300は、レーザダイオードと光学部材とを有する。
【0022】
レーザダイオードは、電力が供給されることでレーザ光を放つデバイスである。光源装置300は、複数のレーザダイオードを有する。レーザダイオードは、例えば窒化物半導体材料によって構成されたGaN系半導体であり、一例として、波長380nmから490nmの間にピーク波長を有する近紫外から青色の範囲内のレーザ光を放つ。本実施の形態においては、レーザダイオードが放つレーザ光は、青色光であるが、これに限られない。本実施の形態において、レーザダイオードは、TO-CANタイプの発光装置である。
【0023】
レーザダイオードから放たれたレーザ光は、光学部材に入射する。光学部材は、レーザダイオードから放たれたレーザ光を、集光又は反射させるレンズ及びミラーなどの光学部品である。光学部材は、レーザダイオードが放ったレーザ光をケーブル301に向けて放つ。
【0024】
ケーブル301は、光源装置300から放たれたレーザ光を、光学制御装置1に向けて放つ部材である。例えば、ケーブル301は、光ファイバであるが、これに限られない。
【0025】
次に、ケーブル301から放たれたレーザ光は、光学制御装置1(より具体的には、第1光学ユニット10)に入射する。
【0026】
【0027】
図2Aは、本実施の形態に係る光学制御装置1の斜視図である。
図2Bは、本実施の形態に係る光学制御装置1からフィン41が除かれた様子を示す斜視図である。また、
図2A及び
図2Bにおいては、第1光L1及び第2光L2は、白抜きの矢印で示されている。
【0028】
光学制御装置1は、第1光学ユニット10と、蛍光体ユニット30と、放熱ユニット40と、接続部材50とを有する。本実施の形態においては、光学制御装置1は、8つの第1光学ユニット10を有する。
【0029】
第1光学ユニット10は、レーザダイオードから放たれた光を受け取り、受け取った光の光路を制御して、制御された光を第1光L1として放つ部材である。
【0030】
第1光学ユニット10は、放熱ユニット40が含む基台42に設けられる。8つの第1光学ユニット10は、環状に設けられるとよい。これにより、後述する第2光L2は、円形状の投射光となる。
図2Bが示すように、第1光学ユニット10は、基台42と垂直な方向(x軸方向)に基台42を貫通して設けられる。
【0031】
本実施の形態においては、第1光学ユニット10は、光源装置300が有するレーザダイオードから放たれたレーザ光を受け取る。第1光学ユニット10は、第1光学ユニット10のx軸負側の端部に、ケーブル301(光ファイバ)(図示せず)が接続されることで、レーザダイオードから放たれたレーザ光を受け取る。本実施の形態においては、8つの第1光学ユニット10のx軸負側の端部のそれぞれに、ケーブル301が接続される。
【0032】
さらに、第1光学ユニット10は、受け取ったレーザ光の光路を制御して、制御されたレーザ光を第1光L1として放つ。なお、第1光L1は、レーザダイオードが放つレーザ光と同じく青色光である。第1光学ユニット10は、ライトパイプ、レンズ、ミラーなどの光学部品を含むとよい。第1光学ユニット10は、当該光学部品を含むことで、受け取ったレーザ光の光路を制御することができる。なお、ライトパイプの形状を四角形状とすることで、第1光L1が1点に集中することを回避することができる。第1光学ユニット10は、第1光L1を蛍光体ユニット30に向けて放つ。
【0033】
蛍光体ユニット30は、第1光L1を受光して波長変換された光を含む第2光L2を放つ部材である。
【0034】
蛍光体ユニット30は、基台42に設けられる。本実施の形態においては、蛍光体ユニット30は、上記の8つの第1光学ユニット10によって構成される環状の中心に設けられる。蛍光体ユニット30の形状は、平板形状であるが、例えば、円板形状などであってもよい。
【0035】
蛍光体ユニット30は、第1光L1を異なる波長の光に変換する部材である。蛍光体ユニット30は、蛍光体材料と、透光性材料とによって構成される。透光性材料としては、例えば、透光性樹脂材料又は透光性セラミック材料等が用いられる。例えば、透光性樹脂材料として、シリコーン樹脂が用いられるが、エポキシ樹脂又はユリア樹脂などが用いられてもよい。蛍光体材料は、例えば、黄色蛍光体材料であってもよく、例えば、イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系の蛍光体材料が採用される。
【0036】
この構成により、第1光L1(青色光)の一部は、黄色蛍光体材料によって黄色光に波長変換される。そして、黄色蛍光体材料に吸収されなかった第1光L1と、黄色蛍光体材料によって波長変換された黄色光とは、蛍光体ユニット30中で拡散及び混合される。これにより、蛍光体ユニット30は、第1光L1(青色光)の一部と、第1光L1を受光して波長変換された光(黄色光)とを含む第2光L2(白色光)を出射する。
【0037】
また、本実施の形態においては、第2光L2は、白色光であるが、これに限られない。所望の色の光となるように、レーザダイオードが放つレーザ光の波長と蛍光体材料とが調整されてもよい。
【0038】
第2光L2の色温度は、4500K以上6500K以下であるとよい。第2光L2は、主に、基台42と垂直な方向であるx軸正方向に向けて放たれる。
【0039】
放熱ユニット40は、蛍光体ユニット30で発生する熱を放熱する部材である。放熱ユニット40は、具体的には、金属材料により構成されるプレート型のフィン41を含むヒートシンクである。上述のように放熱ユニット40であるヒートシンクは、金属材料により構成される基台42を含む。また、放熱ユニット40(ヒートシンク)は、光学制御装置1において、最も大きな部材であり、本実施の形態においては、放熱ユニット40の形状は、直方体形状である。
【0040】
フィン41及び基台42を構成する金属材料は、熱伝導性が高ければどのような材料でもよいが、例えば、アルミニウムである。
【0041】
このような、ヒートシンクが設けられることで、蛍光体ユニット30に発生する熱を効率よく放熱することができる。そのため、光学制御装置1から放たれる光(例えば、第2光L2)の発光効率を高めることができる。
【0042】
基台42は、平板形状の部材であって、第1光学ユニット10、蛍光体ユニット30及びフィン41が設けられている。蛍光体ユニット30とフィン41とは、基台42のそれぞれ反対面に設けられている。
【0043】
フィン41は、複数のプレート部材が並列された放熱用の部材である。接続部材50とフィン41(放熱ユニット40)とを接続するために、フィン41には、y軸方向に延びる孔が設けられている。上述のように、ヒートシンクを構成する金属材料がアルミニウムであることで、当該孔を設けるための加工が容易となる。
【0044】
接続部材50は、放熱ユニット40に設けられる部材である。また、接続部材50は、第1照明器具100及び第2照明器具200が有する第1被接続部材120及び第2被接続部材220(いずれも詳細は後述)のいずれにも着脱自在に接続される部材である。接続部材50と、第1被接続部材120及び第2被接続部材220との接続については、後述する。
【0045】
本実施の形態においては、接続部材50は、プレート型のフィン41に設けられる。接続部材50は、
図2A及び
図2Bが示すように、例えば、L字型ブラケットである。この場合、L字型ブラケットの一部と、プレート型のフィン41とが接するように設けられる。一例として、L字型ブラケットに設けられたy軸方向に貫通する貫通孔とフィン41に設けられた孔とには、ネジ51が挿通される。ネジ51によって螺合されることで、接続部材50と放熱ユニット40とが接続される。
【0046】
また、L字型ブラケットには、z軸方向に貫通する貫通孔52が設けられる。貫通孔52は、接続部材50と第1被接続部材120及び第2被接続部材220とを接続するための孔である。
【0047】
また、光学制御装置1の形状は、後述する第1照明器具100に設けられた第1内部空間110の形状又は第2照明器具200に設けられた第2内部空間210の形状と一致するとよい。
【0048】
本実施の形態においては、光学制御装置1における最も大きな部材が放熱ユニット40(ヒートシンク)であるため、光学制御装置1の形状と放熱ユニット40との形状は、一致しているとみなす。よって、放熱ユニット40の形状は、第1内部空間110の形状又は第2内部空間210の形状と一致するとよい。
【0049】
ここで、光学制御装置1が収容される第1照明器具100と第2照明器具200とについて説明する。
【0050】
図3Aは、本実施の形態に係る第1照明器具100の平面図である。
図3Bは、本実施の形態に係る光学制御装置1が第1照明器具100に収容されるときの斜視図である。
図3Cは、本実施の形態に係る光学制御装置1と第1照明器具100とが接続されたときの斜視図である。なお、
図3A~
図3Cにおいては、光学制御装置1が収容される様子を示すために、第1照明器具100の筐体の一部が省略されて図示されている。
図3Bには、第1照明器具100が出射する出射光が矢印で示されている。
【0051】
第1照明器具100は、光学制御装置1を収容するための第1内部空間110が設けられ、第1内部空間110に第1被接続部材120を有する照明器具である。
【0052】
第1内部空間110は、
図3A及び
図3Bにおいて、破線で示される空間領域である。一例として、第1内部空間110は、第1照明器具100の筐体によって区切られる空間領域である。本実施の形態においては、第1内部空間110の形状は、直方体形状の空間領域である。また、第1内部空間110の形状は、これに限られず、立方体形状、多角柱形状、円柱形状、角錐台又は円錐台であってもよい。
【0053】
第1被接続部材120は、第1内部空間110に設けられる部材である。第1被接続部材120は、接続部材50と接続されるための部材である。より具体的には、第1被接続部材120は、直方体形状の部材であり、第1内部空間110において支持されている。第1被接続部材120には、第1被接続部材120と接続部材50とを接続するための取付孔121が設けられている。取付孔121は、第1被接続部材120の上方側の面(z軸正側面)に設けられ、z軸方向に延びる孔である。
【0054】
ここで、接続部材50と第1被接続部材120との接続について説明する。
【0055】
図3B及び
図3Cが示すように、光学制御装置1は、第1内部空間110に収容される。このとき、接続部材50と第1被接続部材120とは接触し、同時に、放熱ユニット40の下面60(放熱ユニット40の下方側の面(z軸負側面)であって、xy平面と平行な面)と第1照明器具100の筐体の一部(例えば、底面150)とは接触する。
【0056】
図3B及び
図3Cが示すように、光学制御装置1と第1照明器具100とは、接続部材50と第1被接続部材120とによって、接続される。このとき、接続部材50と第1被接続部材120とは、着脱自在に接続される。
【0057】
本実施の形態においては、接続部材50に設けられた貫通孔52と、第1被接続部材120に設けられた取付孔121とには、ネジ53が挿通される。ネジ53によって螺合されることで、接続部材50と第1被接続部材120とが接続されるとよい。
【0058】
また、ネジ53が除かれることで、接続部材50が第1被接続部材120から取り外された状態となる。
【0059】
上述のように光学制御装置1の形状は、第1内部空間110の形状と一致するとよい。また、光学制御装置1の形状は、放熱ユニット40の形状と一致しているとみなされる。本実施の形態においては、放熱ユニット40及び第1内部空間110の形状は、いずれも直方体形状で一致する。そのため、放熱ユニット40は、接続部材50以外(例えば、放熱ユニット40の下面60)でも支持されるため、第1照明器具100内での位置ずれなどが起こりにくくなる。
【0060】
また、第1照明器具100は、光学制御装置1が放つ光(つまりは、蛍光体ユニット30から放たれる第2光L2)を受光して拡散又は集光する光学部材140を有する。本実施の形態においては、光学部材140は、第2光L2を拡散するレンズである。これにより、第1照明器具100は、光学部材140によって拡散された第2光L2を出射光として出射する。よって、第1照明器具100は、スタジオ照明として、広角度に出射光を出射することができる。
【0061】
また、上述のように、第2光L2の色温度は、4500K以上6500K以下である。つまり、第1照明器具100が出射する出射光を、色温度が4500K以上6500K以下の高い色温度の光とすることができる。例えば、本実施の形態に係る照明システム1000では、第1照明器具100が出射する出射光の色温度を、上記範囲内において、自由に設定することが可能である。
【0062】
また、第1内部空間110と、光学部材140との間には、光学フィルター設置領域130が設けられるとよい。
図3Aにおいて、光学フィルター設置領域130は、破線で示されている。第1照明器具100は、さらに、光学フィルターを有してもよい。光学フィルターは、光学フィルター設置領域130に設けられ、第2光L2のうち一部の波長領域の光を減衰させる。
【0063】
光学フィルターは、光学フィルター設置領域130に収容されれば、どのような形状であってもよい。光学フィルターの形状は、例えば、平板形状又は円板形状であってもよい。光学フィルターは、光学制御装置1が収容される第1内部空間110と、光学部材140との間に設けられるため、光学フィルターは、第2光L2を受光して光学部材140に向けて放つ。このとき、光学フィルターは、第2光L2のうち一部の波長領域の光を吸収する色素を有することで、光学フィルターは、第2光L2のうち一部の波長領域の光を減衰させる。
【0064】
よって、光学フィルターが設けられた場合には、第1照明器具100が出射する出射光の色温度は、第2光L2の色温度とは異なる。例えば、光学フィルターが第2光L2のうち青色の波長領域の光を減衰させた場合、第1照明器具100が出射する出射光の色温度は、第2光L2の色温度よりも低い値となる。このとき、第1照明器具100が出射する出射光の色温度は、2700K以上3500K以下の値になるとよい。
【0065】
図4Aは、本実施の形態に係る第2照明器具200の平面図である。
図4Bは、本実施の形態に係る光学制御装置1が第2照明器具200に収容されるときの斜視図である。
図4Cは、本実施の形態に係る光学制御装置1と第2照明器具200とが接続されたときの斜視図である。なお、
図4A~
図4Cにおいては、光学制御装置1が収容される様子を示すために、第2照明器具200の筐体の一部が省略されて図示されている。
図4Bには、第2照明器具200が出射する出射光が矢印で示されている。
【0066】
第2照明器具200は、光学制御装置1を収容するための第2内部空間210が設けられ、第2内部空間210に第2被接続部材220を有する照明器具である。
【0067】
第2内部空間210は、
図4A及び
図4Bにおいて、破線で示される空間領域である。一例として、第2内部空間210は、第2照明器具200の筐体によって区切られる空間領域である。本実施の形態においては、第2内部空間210の形状は、直方体形状の空間領域である。また、第2内部空間210の形状は、これに限られず、立方体形状、多角柱形状、円柱形状、角錐台又は円錐台であってもよい。また、第2内部空間210の形状は、第1内部空間110の形状と一致するとよい。
【0068】
第2被接続部材220は、第2内部空間210に設けられる部材である。第2被接続部材220は、接続部材50と接続されるための部材である。より具体的には、第2被接続部材220は、直方体形状の部材であり、第2内部空間210において支持されている。第2被接続部材220には、第2被接続部材220と接続部材50とを接続するための取付孔221が設けられている。取付孔221は、第2被接続部材220の上方側の面(z軸正側面)に設けられ、z軸方向に延びる孔である。
【0069】
ここで、接続部材50と第2被接続部材220との接続について説明する。
【0070】
図4B及び
図4Cが示すように、光学制御装置1は、第2内部空間210に収容される。このとき、接続部材50と第2被接続部材220とは接触し、同時に、放熱ユニット40の下面60と第2照明器具200の筐体の一部(例えば、底面250)とは接触する。
【0071】
図4B及び
図4Cが示すように、光学制御装置1と第2照明器具200とは、接続部材50と第2被接続部材220とによって、接続される。このとき、接続部材50と第2被接続部材220とは、着脱自在に接続される。
【0072】
本実施の形態においては、接続部材50に設けられた貫通孔52と、第2被接続部材220に設けられた取付孔221とには、ネジ54が挿通される。ネジ54によって螺合されることで、接続部材50と第2被接続部材220とが接続されてるとよい。
【0073】
また、ネジ54が除かれることで、接続部材50が第2被接続部材220から取り外された状態となる。
【0074】
図3A~
図4Cが示すように、第1被接続部材120及び第2被接続部材220には、取付孔121及び取付孔221が設けられ、ネジ53及びネジ54によって螺合されることで、第1被接続部材120及び第2被接続部材220は、接続部材50と接続される。つまり、第1被接続部材120及び第2被接続部材220は、共通のメカニズムで、接続部材50と接続される。
【0075】
上述のように光学制御装置1の形状は、第2内部空間210の形状と一致するとよい。また、光学制御装置1の形状は、放熱ユニット40の形状と一致しているとみなされる。本実施の形態においては、放熱ユニット40及び第2内部空間210の形状は、いずれも直方体形状で一致する。そのため、放熱ユニット40は、接続部材50以外(例えば、放熱ユニット40の下面60)でも支持されるため、第2照明器具200内での位置ずれなどが起こりにくくなる。
【0076】
ここで、光学制御装置1が有する第2光学ユニット20について説明する。
【0077】
第2光学ユニット20は、第2光L2を集光する部材であり、放熱ユニット40に着脱自在に取り付けられる。具体的には、第2光学ユニット20は、集光レンズ22と、集光レンズ筐体21とを含む。
【0078】
集光レンズ22は、蛍光体ユニット30から放たれた第2光L2を受光して集光するレンズである。集光レンズ22は、例えば凸レンズである。
【0079】
集光レンズ筐体21は、集光レンズ22を支持する部材である。集光レンズ筐体21は、放熱ユニット40の基台42に取り付けられる。集光レンズ筐体21は、例えば、基台42とネジで螺合されることで、基台42に取り付けられるとよい。なお、当該ネジが除かれることで、第2光学ユニット20が放熱ユニット40から取り外された状態となる。
【0080】
このような、第2光学ユニット20が設けられることで、蛍光体ユニット30から放たれる第2光L2を集光された光とすることができる。
【0081】
また、第2照明器具200は、光学制御装置1が放つ光(つまりは、第2光学ユニット20によって集光された第2光L2)を受光して拡散又は集光する光学部材230及び240を有する。本実施の形態においては、光学部材230及び240は、集光された第2光L2を、より集光するレンズである。これにより、第2照明器具200は、第2光学ユニット20、光学部材230及び光学部材240によって集光された第2光L2を出射光として出射する。よって、第2照明器具200は、ピンスポット照明として、挟角度に出射光を出射することができる。
【0082】
また、上述のように、第2光L2の色温度は、4500K以上6500K以下である。つまり、第2照明器具200が出射する出射光を、色温度が4500K以上6500K以下の高い色温度の光とすることができる。
【0083】
また、第2照明器具200は、一部の波長領域の光を減衰させない。具体的には、第2照明器具200は、第1照明器具100が有する光学フィルターなどを有さない。
【0084】
以上をまとめると、次の通りである。
【0085】
接続部材50は、第1被接続部材120及び第2被接続部材220のいずれにも着脱自在に接続される。従って、光学制御装置1は、第1照明器具100及び第2照明器具200のいずれにも着脱自在に接続される。
【0086】
つまり、上述のように、種類が互いに異なる照明器具(第1照明器具100及び第2照明器具200)において、被接続部材(第1被接続部材120及び第2被接続部材220)が共通化されている。そのため、種類が互いに異なる照明器具は、1つの光学制御装置1を共用することができる。
【0087】
なお、1つの光学制御装置1は、第1照明器具100と第2照明器具200とに、別々に収容される。つまり、1つの光学制御装置1が、第1照明器具100及び第2照明器具200に、同時に接続されることはない。1つの光学制御装置1が第1照明器具100に接続される場合は、第2照明器具200に接続されることはない。一方、1つの光学制御装置1が第2照明器具200に接続される場合は、第1照明器具100に接続されることはない。
【0088】
例えば、本実施の形態に係る照明システム1000を使用する使用者は、第1照明器具100及び第2照明器具200の一方と、光学制御装置1とを接続し、当該一方を使用することができる。そのため、当該使用者は、種類が互いに異なる照明器具のそれぞれに専用となる、光学制御装置1を入手する必要がない。光学制御装置1が高価である場合、複数の光学制御装置1が不要となるため、当該使用者の負担が軽減される。
【0089】
よって、光学制御装置1は、種類が互いに異なる照明器具(第1照明器具100及び第2照明器具)の双方に適用することができる。よって、互いに異なる種類の照明器具に適用可能な汎用性の高い光学制御装置1を備える照明システム1000が実現される。
【0090】
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る照明システム1000は、光学制御装置1と、第1照明器具100と、第2照明器具200とを備える。第1照明器具100は、光学制御装置1を収容するための第1内部空間110が設けられ、第1内部空間110に第1被接続部材120を有する。第2照明器具200は、光学制御装置1を収容するための第2内部空間210が設けられ、第2内部空間210に第2被接続部材220を有する。第1照明器具100と第2照明器具200とは、種類が互いに異なる照明器具である。光学制御装置1は、第1光学ユニット10と、蛍光体ユニット30と、放熱ユニット40と、接続部材50とを有する。第1光学ユニット10は、レーザダイオードから放たれた光を受け取り、受け取った光の光路を制御して、制御された光を第1光L1として放つ。蛍光体ユニット30は、第1光L1を受光して波長変換された光を含む第2光L2を放つ。放熱ユニット40は、蛍光体ユニット30で発生する熱を放熱する。接続部材50は、放熱ユニット40に設けられ、第1被接続部材120及び第2被接続部材220のいずれにも着脱自在に接続される。
【0091】
これにより、光学制御装置1は、接続部材50などによって、第1照明器具100及び第2照明器具200のいずれにも着脱自在に接続される。つまり、種類が互いに異なる照明器具(第1照明器具100及び第2照明器具200)において、被接続部材(第1被接続部材120及び第2被接続部材220)が共通化されている。この結果、光学制御装置1は、種類が互いに異なる照明器具(第1照明器具100及び第2照明器具)の双方に適用することができる。
【0092】
以上より、互いに異なる種類の照明器具に適用可能な汎用性の高い光学制御装置1を備える照明システム1000が実現される。
【0093】
また、本実施の形態に係る放熱ユニット40は、金属材料により構成されるプレート型のフィン41を含むヒートシンクであり、接続部材50は、フィン41に設けられる。
【0094】
ヒートシンクが設けられることで、蛍光体ユニット30に発生する熱を効率よく放熱することができる。そのため、光学制御装置1から放たれる光(例えば、第2光L2)の発光効率を高めることができる。さらに、ヒートシンクを構成する金属材料がアルミニウムである場合で、ヒートシンクに孔を設けるための加工が容易となる。
【0095】
また、本実施の形態に係る光学制御装置1は、さらに、第2光L2を集光する第2光学ユニット20を有し、第2光学ユニット20は、放熱ユニット40に着脱自在に取り付けられる。
【0096】
これにより、蛍光体ユニット30から放たれる第2光L2を集光された光とすることができる。
【0097】
また、本実施の形態に係る光学制御装置1の形状は、第1内部空間110の形状又は第2内部空間210の形状と一致する。
【0098】
本実施の形態においては、光学制御装置1の形状は、放熱ユニット40の形状と一致しているとみなされる。放熱ユニット40、第1内部空間110及び第2内部空間210の形状は、いずれも直方体形状で一致する。そのため、放熱ユニット40は、接続部材50以外(例えば、放熱ユニット40の下面60)でも支持されるため、第1照明器具100内及び第2照明器具200内での位置ずれなどが起こりにくくなる。
【0099】
また、本実施の形態において、第2光L2の色温度は、4500K以上6500K以下である。
【0100】
これにより、第2光L2の色温度は、4500K以上6500K以下である。つまり、第1照明器具100及び第2照明器具200が出射する出射光を、色温度が4500K以上6500K以下の高い色温度の光とすることができる。
【0101】
また、本実施の形態に係る第1照明器具100は、さらに、第2光L2のうち一部の波長領域の光を減衰させる光学フィルターを有し、第2照明器具200は、一部の波長領域の光を減衰させない。
【0102】
これにより、第1照明器具100が出射する出射光の色温度は、第2光L2の色温度とは、異なる。例えば、光学フィルターが第2光L2のうち青色の波長領域の光を減衰させた場合、第1照明器具100が出射する出射光の色温度は、第2光L2の色温度よりも、低い値となる。一方、第2照明器具200が出射する出射光の色温度は、第2光L2の色温度と同じ値となる。よって、同じ光学制御装置1が用いられる場合でも、第1照明器具が出射する出射光の色温度と第2照明器具が出射する出射光の色温度とは、異なる。使用例として、第1照明器具100は光学フィルターを有することで第2照明器具200よりも広い範囲の色温度の出射光を出射することができ、様々な使用用途に対応することが可能となる。
【0103】
(その他の実施の形態)
以上、一つの態様に係る照明システム1000について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つの態様の範囲内に含まれてもよい。
【0104】
なお、本実施の形態においては、プレート型のフィン41が用いられたが、これに限られない。例えば、ピン型のフィンが用いられてもよい。また、放熱ユニット40は、ヒートシンクに限られず、冷却ファンなどであってもよく、水冷により冷却されるユニットであってもよい。
【0105】
また、放熱ユニット40には、1つの接続部材50が設けられたが、これに限られない。例えば、放熱ユニット40には、2つ以上の接続部材50が設けられてもよい。
【0106】
なお、
図1が示すように、光学制御装置1は、1つの光源装置300と、1つのケーブル301によって接続される。つまり、本実施形態では、複数の光源装置300及び複数のケーブル301が設けられる必要はない。これにより、本実施の形態に係る照明システム1000が用いられる際の、部品点数を減らすことができ、コスト削減に寄与することができる。
【0107】
また、本実施の形態に係る「着脱自在」における「着状態」及び「脱状態」は、「接続部材50と第1被接続部材120とが接続された状態」及び「接続部材50が第1被接続部材120から取り外された状態」を意味する。
【0108】
なお、本実施の形態においては、照明システム1000は、光学制御装置1と、第1照明器具100と、第2照明器具200とを備えたが、これに限られない。他の例として、照明システムは、光学制御装置1のみを備えてもよい。また、照明システムは、光学制御装置1と、第1照明器具100又は第2照明器具200とを備えてもよい。
【0109】
また、上記の実施の形態は、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
【符号の説明】
【0110】
1 光学制御装置
10 第1光学ユニット
20 第2光学ユニット
30 蛍光体ユニット
40 放熱ユニット
41 フィン
50 接続部材
100 第1照明器具
110 第1内部空間
120 第1被接続部材
200 第2照明器具
210 第2内部空間
220 第2被接続部材
L1 第1光
L2 第2光