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特許7465502親子健康調査支援システム、親子健康調査支援装置、及びデータ処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-03
(45)【発行日】2024-04-11
(54)【発明の名称】親子健康調査支援システム、親子健康調査支援装置、及びデータ処理方法
(51)【国際特許分類】
   G16H 50/30 20180101AFI20240404BHJP
【FI】
G16H50/30
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2020106030
(22)【出願日】2020-06-19
(65)【公開番号】P2022000745
(43)【公開日】2022-01-04
【審査請求日】2022-09-09
(73)【特許権者】
【識別番号】504173471
【氏名又は名称】国立大学法人北海道大学
(73)【特許権者】
【識別番号】000006127
【氏名又は名称】森永乳業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110001678
【氏名又は名称】藤央弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 大介
(72)【発明者】
【氏名】レイ ミャオメイ
(72)【発明者】
【氏名】玉腰 暁子
(72)【発明者】
【氏名】横田 卓
(72)【発明者】
【氏名】中村 公則
(72)【発明者】
【氏名】武田 安弘
(72)【発明者】
【氏名】江原 達弥
【審査官】三橋 竜太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-176263(JP,A)
【文献】特開2005-190387(JP,A)
【文献】特開2007-115200(JP,A)
【文献】特開2010-049332(JP,A)
【文献】特開2019-211937(JP,A)
【文献】特開2017-102981(JP,A)
【文献】国際公開第2015/107747(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G16H 10/00-80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが保持する複数の端末と、前記複数の端末と接続する、少なくとも一つの計算機と、を備える親子健康調査支援システムであって、
前記少なくとも一つの計算機は、演算装置及び前記演算装置に接続される記憶装置を有し、
前記親子健康調査支援システムは、
前記ユーザを構成員とする家族の親及び子どもの少なくともいずれかの健康調査に使用される健康調査データを管理するデータ管理部と、
前記健康調査データの入力による前記ユーザの健康調査の貢献の程度を表すレベルを算出するレベル算出部と、
前記端末を介して、前記ユーザにインセンティブを提供するインセンティブ提供部と、
前記健康調査データに対するアクセス権限を管理するアクセス制御部と、
前記健康調査データを用いた分析処理の分析結果を提供する分析結果提供部と、
を備え、
前記アクセス制御部は、第2インセンティブを提供するサービスの提供者から登録要求を受け付けた場合、当該サービスの種別に基づいて、前記提供者に付与する前記アクセス権限を決定し、
前記インセンティブ提供部は、
前記健康調査データの入力を受け付けた場合、前記レベルに対応する利益である第1インセンティブを提供し、
前記分析結果を取得した場合、前記第2インセンティブを提供することを特徴とする親子健康調査支援システム。
【請求項2】
請求項1に記載の親子健康調査支援システムであって、
前記インセンティブ提供部は、前記分析結果に基づいて、前記親及び前記子どものいずれかの健康改善に有用な付加情報を生成し、前記付加情報を前記第2インセンティブとして提供することを特徴とする親子健康調査支援システム。
【請求項3】
請求項2に記載の親子健康調査支援システムであって、
前記インセンティブ提供部は、
前記分析結果に運動不足を指摘する情報が含まれる場合、前記分析結果の生成に用いた前記健康調査データを送信した前記端末を使用する前記ユーザの居住地及び当該居住地のイベントを特定し、
前記居住地及び前記イベントに基づいて生成されるウォーキングの経路を提示する前記付加情報を生成することを特徴とする親子健康調査支援システム。
【請求項4】
請求項2に記載の親子健康調査支援システムであって、
前記インセンティブ提供部は、前記分析結果に栄養素の不足を指摘する情報が含まれる場合、前記栄養素の不足を改善するための前記サービスを提示する前記付加情報を生成することを特徴とする親子健康調査支援システム。
【請求項5】
請求項4に記載の親子健康調査支援システムであって、
前記インセンティブ提供部は、
前記分析結果の生成に用いた前記健康調査データを送信した前記端末を使用する前記ユーザの居住地において、前記栄養素の不足を改善するためのサービスを利用可能な場所を特定し、
前記栄養素の不足を改善するためのサービス及び前記特定された場所を提示する前記付加情報を生成することを特徴とする親子健康調査支援システム。
【請求項6】
請求項1に記載の親子健康調査支援システムであって、
前記分析結果提供部は、外出に関する前記健康調査データに基づいて算出されたビタミンDの保有量の推定値を含む前記分析結果を提供することを特徴とする親子健康調査支援システム。
【請求項7】
請求項1に記載の親子健康調査支援システムであって、
前記レベル算出部は、前記健康調査データの入力回数に基づいて、前記レベルを算出することを特徴とする親子健康調査支援システム。
【請求項8】
請求項1に記載の親子健康調査支援システムであって、
前記レベル算出部は、前記健康調査データの内容に基づいて、前記レベルを算出することを特徴とする親子健康調査支援システム。
【請求項9】
ユーザが保持する複数の端末が接続される親子健康調査支援装置であって、
前記ユーザを構成員とする家族の親及び子どもの少なくともいずれかの健康調査に使用される健康調査データを管理するデータ管理部と、
前記健康調査データの入力による前記ユーザの健康調査の貢献の程度を表すレベルを算出するレベル算出部と、
前記端末を介して、前記ユーザにインセンティブを提供するインセンティブ提供部と、
前記健康調査データに対するアクセス権限を管理するアクセス制御部と、
前記健康調査データを用いた分析処理の分析結果を提供する分析結果提供部と、
を備え、
前記アクセス制御部は、第2インセンティブを提供するサービスの提供者から登録要求を受け付けた場合、当該サービスの種別に基づいて、前記提供者に付与する前記アクセス権限を決定し、
前記インセンティブ提供部は、
前記健康調査データの入力を受け付けた場合、前記レベルに対応する利益である第1インセンティブを提供し、
前記分析結果を取得した場合、前記第2インセンティブを提供することを特徴とする親子健康調査支援装置。
【請求項10】
請求項9に記載の親子健康調査支援装置であって、
前記インセンティブ提供部は、前記分析結果に基づいて、前記親及び前記子どものいずれかの健康改善に有用な付加情報を生成し、前記付加情報を前記第2インセンティブとして提供することを特徴とする親子健康調査支援装置。
【請求項11】
ユーザが保持する複数の端末と、前記複数の端末と接続する、少なくとも一つの計算機とを含む親子健康調査支援システムが実行するデータ処理方法であって、
前記少なくとも一つの計算機は、演算装置及び前記演算装置に接続された記憶装置を有し、
前記親子健康調査支援システムは、前記ユーザを構成員とする家族の親及び子どもの少なくともいずれかの健康調査に使用される健康調査データを管理し、
前記データ処理方法は、
前記少なくとも一つの計算機が、前記健康調査データの入力に伴って、前記健康調査データの入力による前記ユーザの健康調査の貢献の程度を表すレベルを算出し、前記レベルに対応する利益である第1インセンティブを前記ユーザに提供する第1のステップと、
前記少なくとも一つの計算機が、第2インセンティブを提供するサービスの提供者から当該サービスの種別を含む登録要求を受信した場合、当該サービスの種別に基づいて、前記健康調査データに対する前記提供者のアクセス権限を決定する第2のステップと、
前記少なくとも一つの計算機が、前記健康調査データを用いた分析処理の分析結果を取得した場合、当該分析結果及び前記第2インセンティブを前記ユーザに提供する第3のステップと、
を含むことを特徴とするデータ処理方法。
【請求項12】
請求項11に記載のデータ処理方法であって、
前記第3のステップは、
前記少なくとも一つの計算機が、前記分析結果に基づいて、前記親及び前記子どものいずれかの健康改善に有用な付加情報を生成するステップと、
前記少なくとも一つの計算機が、前記付加情報を前記第2インセンティブとして前記端末に送信するステップと、を含むことを特徴とするデータ処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、親子の健康調査を支援する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
子どもの健全な発育を手助けすることなどを目的に、妊娠中から産後の母親と子どもの生活習慣や健康状態を調査するコホート研究が実施されはじめている。疾患等の因果を調査するコホート研究等に利用されるシステムでは、調査及び分析等と平行して、生活改善のためのアドバイスがユーザに提示される(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
特許文献1には「健康情報管理システムは、まず監視対象者の登録情報を監視対象者情報記憶部151に登録する。次に前記登録情報に基づいて健康レベルを設定し、前記健康レベルに応じて計測され監視ユニットより送信された生体情報を生体情報記憶部153に記憶する。そして、前記生体情報記憶部153に記憶された生体情報に基づいて監視対象者の異常判断処理を実行し、その異常判断に応じてアドバイス情報を監視対象者に対して提示する処理を実行する」ことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2003-310560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
子どもの健全な発育の支援を目的として、親及び子どもの各々の生活習慣及び健康状態を取得し、分析するシステムがある。従来のシステムでは、アンケート回答等のデータの入力から分析結果のフィードバックまでには時間を要していた。また、システム導入の初期段階では十分な知見が得られていないため確度の高いフィードバックを提供しにくい。
【0006】
したがって、ユーザにとってはシステムの利用のメリットが感じられないため、システムの利用の動機付けが高まらないという課題があった。そのため、新規ユーザの利用及び既存ユーザの継続的な利用を促すことが難しい場合がある。
【0007】
本発明では、親子の健康を調査するシステムの利用を促すメリットをユーザに提供する仕組みを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、ユーザが保持する複数の端末と、前記複数の端末と接続する、少なくとも一つの計算機と、を備える親子健康調査支援システムであって、前記少なくとも一つの計算機は、演算装置及び前記演算装置に接続される記憶装置を有し、前記親子健康調査支援システムは、前記ユーザを構成員とする家族の親及び子どもの少なくともいずれかの健康調査に使用される健康調査データを管理するデータ管理部と、前記健康調査データの入力による前記ユーザの健康調査の貢献の程度を表すレベルを算出するレベル算出部と、前記端末を介して、前記ユーザにインセンティブを提供するインセンティブ提供部と、前記健康調査データに対するアクセス権限を管理するアクセス制御部と、前記健康調査データを用いた分析処理の分析結果を提供する分析結果提供部と、を備え、前記アクセス制御部は、第2インセンティブを提供するサービスの提供者から登録要求を受け付けた場合、当該サービスの種別に基づいて、前記提供者に付与する前記アクセス権限を決定し、前記インセンティブ提供部は、前記健康調査データの入力を受け付けた場合、前記レベルに対応する利益である第1インセンティブを提供し、前記分析結果を取得した場合、前記第2インセンティブを提供する
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザは親子健康調査支援システムの利用に伴うインセンティブ(利益)を享受できるため、当該システムの利用を促すことができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施例1の親子健康調査支援システムを含むシステム全体の構成の一例を示す図である。
図2】実施例1の親子健康調査支援システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
図3】実施例1の協力者管理DBのデータ構造の一例を示す図である。
図4】実施例1の健康調査データ管理DBのデータ構造の一例を示す図である。
図5】実施例1のテキスト管理DBのデータ構造の一例を示す図である。
図6】実施例1のサービス提供者管理DBのデータ構造の一例を示す図である。
図7】実施例1のサービス管理DBのデータ構造の一例を示す図である。
図8】実施例1のインセンティブ管理DBのデータ構造の一例を示す図である。
図9】実施例1の親子健康調査支援システムが実行する入力画面提示処理の一例を示す図である。
図10】実施例1のモバイル端末に表示されるデータ入力画面の一例を示す図である。
図11】実施例1の親子健康調査支援システムが実行する健康調査データ受信処理の一例を説明するフローチャートである。
図12】実施例1の親子健康調査支援システムが実行するテキストデータ受信処理の一例を説明するフローチャートである。
図13】実施例1の親子健康調査支援システムが実行するサービス提供者登録処理の一例を説明するフローチャートである。
図14】実施例1のシステムに提示される登録画面の一例を示す図である。
図15】実施例1の親子健康調査支援システムが実行するサービス登録処理の一例を説明するフローチャートである。
図16】実施例1のシステムに提示される登録画面の一例を示す図である。
図17】実施例1の親子健康調査支援システムが実行する健康調査データアクセス制御処理の一例を説明するフローチャートである。
図18】実施例1の親子健康調査支援システムが実行する分析結果受信処理の一例を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。ただし、本発明は以下に示す実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。以下に説明する発明の構成において、同一又は類似する構成又は機能には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」等の表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数又は順序を限定するものではない。図面等において示す各構成の位置、大きさ、形状、及び範囲等は、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、及び範囲等を表していない場合がある。したがって、本発明では、図面等に開示された位置、大きさ、形状、及び範囲等に限定されない。
【実施例1】
【0012】
図1は、実施例1の親子健康調査支援システムを含むシステム全体の構成の一例を示す図である。図2は、実施例1の親子健康調査支援システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
【0013】
親子健康調査支援システム100は、ユーザが使用するモバイル端末101と接続する。また、親子健康調査支援システム100は、サービスを提供するサービス提供者のシステム102と接続する。なお、図1では親子健康調査支援システム100に接続されるモバイル端末101は一つであるが、実際は複数のモバイル端末101が接続される。
【0014】
親子健康調査支援システム100及びモバイル端末101の間は、WAN(Wide Area Network)及びLAN(Local Area network)等のネットワークを介して接続される。ネットワークの接続方式は、有線及び無線のいずれでもよい。また、親子健康調査支援システム100及びシステム102の間は、ネットワークを介して接続される。
【0015】
なお、親子健康調査支援システム100及びモバイル端末101は直接接続されてもよい。また、親子健康調査支援システム100及びシステム102は直接接続されてもよい。
【0016】
モバイル端末101はスマートフォン等の端末である。ユーザは、モバイル端末101を用いて、アンケートの回答、テキスト、及び生体情報等を入力する。以下の説明では、親及び子どものいずれかの健康状態を把握するためのアンケート回答、テキスト、及び生体情報を健康調査データとも記載する。また、ユーザは、モバイル端末101を介して、分析結果及びアドバイス等、健康調査データの入力に対するフィードバックを受ける。
【0017】
なお、モバイル端末101の代わりに、パーソナルコンピュータ及び双方向テレビジョン等を用いてもよい。
【0018】
サービス提供者は、研究機関、自治体、及び一般企業等を含む。研究機関は、健康調査データを用いた分析を行い、分析結果、及び分析結果に基づくアドバイスを提供する。自治体は、健康調査データを用いた行政サービスを提供する。一般企業は、健康改善に役立つ商品又は情報の提供等のサービスを提供する。なお、研究機関が一般企業と同様のサービスを提供してもよいし、自治体及び一般企業が健康調査データを用いた分析を行ってよい。
【0019】
親子健康調査支援システム100は、健康調査データの蓄積及び提供、並びに、分析結果及びアドバイスの提供を行う。親子健康調査支援システム100は、図2に示すように、少なくとも一つの計算機200から構成される。
【0020】
計算機200は、CPU201、ネットワークインタフェース202、メモリ203、及び記憶装置204を有する。各ハードウェアはバスを介して互いに接続される。なお、計算機200は、キーボード、マウス、及びタッチパネル等の入力装置、並びに、ディスプレイ等の出力装置を有してよい。
【0021】
CPU201はメモリ203に格納されるプログラムを実行する。CPU201がプログラムにしたがって処理を実行することによって、特定の機能を実現する機能部(モジュール)として動作する。以下の説明では、機能部を主語に処理を説明する場合、CPU201が当該機能部を実現するプログラムを実行していることを示す。
【0022】
ネットワークインタフェース202は、ネットワークを介して外部装置と通信するためのインタフェースである。
【0023】
メモリ203は、CPU201が実行するプログラム及びプログラムが使用する情報を格納する。メモリ203は、プログラムが一時的に使用するワークエリアとしても用いられる。記憶装置204は永続的に情報を格納する。記憶装置204は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)等である。
【0024】
メモリ203は、レベル算出部110、インセンティブ提供部111、分析結果提供部112、アクセス制御部113、及び表示部114を実現するプログラムを格納する。記憶装置204は、協力者管理DB120、健康調査データ管理DB121、テキスト管理DB122、サービス提供者管理DB123、サービス管理DB124、及びインセンティブ管理DB125を格納する。
【0025】
レベル算出部110は、健康調査データの入力によるユーザの健康調査の貢献の程度を示すインセンティブレベルを算出する。レベル算出部110はインセンティブ提供部111にインセンティブレベルを入力する。
【0026】
分析結果提供部112は、分析結果及びアドバイスの少なくともいずれかをユーザに提供する。また、分析結果提供部112は、分析結果及びアドバイスをインセンティブ提供部111に入力する。
【0027】
インセンティブ提供部111は、ユーザに対してインセンティブを提供する。ここで、インセンティブとは健康調査データの入力、すなわち、健康調査への参加を動機付ける利益である。分析結果及びアドバイスもインセンティブの一例である。
【0028】
本実施例では、親子健康調査支援システム100が、段階的に、分析結果及びアドバイスとは別にインセンティブを提供する。具体的には、親子健康調査支援システム100は、健康調査データの入力時に第1インセンティブを提供し、分析結果の受信時に第2インセンティブを提供する。これによって、健康調査への新規の参加及び健康調査の継続的な参加を促すことができる。
【0029】
アクセス制御部113はデータベースへのアクセスを制御する。また、アクセス制御部113は、サービス提供者が提供するサービスの種別に基づいてデータベースに対するアクセス権限を設定する。
【0030】
表示部114は、モバイル端末101に各種情報を表示するための表示情報を生成する。
【0031】
なお、親子健康調査支援システム100は、前述したデータベースとは他に、権限変換情報及び適用キー変換情報を保持する。権限変換情報は、サービス種別及びアクセス権限が関連付けられたレコードを格納する。適用キー変換情報は、適用条件及び適用キーが関連付けられたレコードを格納する。ここで、適用キーは提供するインセンティブを指定するキーである。
【0032】
次に、図3から図8を用いてデータベースの詳細について説明する。
【0033】
図3は、実施例1の協力者管理DB120のデータ構造の一例を示す図である。
【0034】
協力者管理DB120は、健康調査に参加するユーザ(協力者)に関する情報を格納する。協力者管理DB120は、例えば、図3に示すレコードを複数格納する。一つのレコードが一人のユーザに対応する。
【0035】
レコードは、ユーザID301、氏名302、端末ID303、住所304、及び連携情報305を含む。
【0036】
ユーザID301は、ユーザを一意に識別するための識別情報を格納するフィールドである。氏名302は、ユーザの氏名を格納するフィールドである。端末ID303は、ユーザが使用するモバイル端末101の識別情報を格納するフィールドである。なお、子どものレコードの端末ID303には、親が使用するモバイル端末101の識別情報が格納されてもよいし、また、空欄でもよい。住所304は、ユーザの居住地の住所を格納するフィールドである。
【0037】
連携情報305は、ユーザと何らかの関係性を有する他のユーザの情報を格納するフィールドである。連携情報305には、他のユーザの識別情報(ユーザID)及び連携種別から構成される行が格納される。ここで、連携種別はユーザ間の関係性を示す。例えば、「配偶者」、「親」、「子」、「友人」、「コミュニティ」等が連携種別として設定される。「コミュニティ」は、SNS(Social Networking Service)上の知り合いを表す。これら協力者管理DB120に格納する情報は、当然、ユーザの同意を得た上で取得し、セキュリティ等に留意して管理することはいうまでもない。
【0038】
図4は、実施例1の健康調査データ管理DB121のデータ構造の一例を示す図である。
【0039】
健康調査データ管理DB121は、親子健康調査支援システム100が受信した健康調査データを格納する。健康調査データ管理DB121は、例えば、図4に示すレコードを複数格納する。一つのレコードが一つの健康調査データに対応する。
【0040】
レコードは、データID401、ユーザID402、タイムスタンプ403、データ種別404、及びデータ405を含む。
【0041】
データID401は、健康調査データを一意に識別するための識別情報を格納するフィールドである。ユーザID402は、健康調査データを入力したユーザの識別情報を格納するフィールドである。タイムスタンプ403は、健康調査データが入力された日時を格納するフィールドである。
【0042】
データ種別404は、健康調査データの種別を格納するフィールドである。データ種別404には、「アンケート回答」、「生体情報(便)」、「生体情報(母乳)」、及び「生体情報(血液)」等が格納される。データ405は、健康調査データを格納するフィールドである。
【0043】
図5は、実施例1のテキスト管理DB122のデータ構造の一例を示す図である。
【0044】
テキスト管理DB122は、健康調査データとともに、又は、健康調査データとは別に入力されたテキストを格納する。テキスト管理DB122は、例えば、図5に示すレコードを複数格納する。一つのレコードが一つのテキストに対応する。
【0045】
レコードは、データID501、ユーザID502、タイムスタンプ503、及びテキスト504を含む。
【0046】
データID501は、テキストを一意に識別するための識別情報を格納するフィールドである。ユーザID502は、テキストを入力したユーザの識別情報を格納するフィールドである。タイムスタンプ503は、テキストが入力された日時を格納するフィールドである。テキスト504は、テキストを格納するフィールドである。
【0047】
図6は、実施例1のサービス提供者管理DB123のデータ構造の一例を示す図である。
【0048】
サービス提供者管理DB123は、サービス提供者に関する情報を格納する。サービス提供者管理DB123は、例えば、図6に示すレコードを複数格納する。一つのレコードが一人のサービス提供者に対応する。なお、サービス提供者は企業に置き換えてもよい。
【0049】
レコードは、提供者ID601、名称602、サービス種別603、及びアクセス権限604を含む。
【0050】
提供者ID601は、サービス提供者を一意に識別するための識別情報を格納するフィールドである。名称602は、サービス提供者の名称を格納するフィールドである。名称602には、例えば、研究機関、企業、自治体、及び学校の名称が格納される。サービス種別603は、サービス提供者が提供するサービスの種別を格納するフィールドである。サービス種別603には、例えば、「分析」、「商品の販売」、「食事の提供」、「献立の提供」、及び「気象情報の提供」等が格納される。
【0051】
アクセス権限604は、サービス提供者に対して設定されたアクセス権限を格納するフィールドである。アクセス権限604には、例えば、アクセス可能なデータベース及びアクセスレベルを組み合わせたデータが格納される。アクセスレベルは、アクセス可能な項目を示す。例えば、全ての項目にアクセスできるレベル、個人を特定可能な項目以外の項目にアクセスできるレベル等である。
【0052】
なお、ユーザ間の健康調査データ等へのアクセス制御には連携種別が用いられる。例えば、連携種別が「コミュニティ」であるユーザからのアクセスに対しては、個人を特定可能な項目以外の項目にのみアクセスできるように制御される。
【0053】
図7は、実施例1のサービス管理DB124のデータ構造の一例を示す図である。
【0054】
サービス管理DB124は、サービス提供者が提供するサービスに関する情報を格納する。サービス管理DB124は、例えば、図7に示すレコードを複数格納する。一つのレコードが一つのサービスに対応する。
【0055】
レコードは、サービスID701、提供者ID702、サービス内容703、及び適用キー704を含む。
【0056】
サービスID701は、サービスを一意に識別するための識別情報を格納するフィールドである。提供者ID702は、サービス提供者の識別情報を格納するフィールドである。サービス内容703は、サービスの具体的な内容を格納するフィールドである。例えば、商品又はサービスの名称、及び提供場所等が格納される。適用キー704は、適用キーを格納するフィールドである。なお、一つのサービスに対して複数の適用キーが関連付けられてもよい。
【0057】
図8は、実施例1のインセンティブ管理DB125のデータ構造の一例を示す図である。
【0058】
インセンティブ管理DB125は、インセンティブの提供を制御するための情報を格納する。インセンティブ管理DB125は、例えば、図8に示すレコードを複数格納する。一つのレコードが一つのインセンティブの提供を制御するための情報に対応する。
【0059】
レコードは、インセンティブID801、適用キー802、及びプログラム803を含む。
【0060】
インセンティブID801は、提供するインセンティブを一意に識別するための識別情報を格納するフィールドである。適用キー802は、適用キーを格納するフィールドである。プログラム803は、インセンティブを提供するための各種処理を実行するプログラムを格納するフィールドである。本実施例では、提供するインセンティブの種別に応じてプログラムが用意されている。
【0061】
次に、親子健康調査支援システム100が実行する処理について説明する。
【0062】
図9は、実施例1の親子健康調査支援システム100が実行する入力画面提示処理の一例を示す図である。図10は、実施例1のモバイル端末101に表示されるデータ入力画面の一例を示す図である。
【0063】
まず、図10を用いて、モバイル端末101に表示されるデータ入力画面1000について説明する。
【0064】
データ入力画面1000は、データ入力欄1001、認知ユーザ表示欄1002、未認知ユーザ表示欄1003を含む。
【0065】
データ入力欄1001は、親子健康調査支援システム100に送信するデータを入力するための欄であり、健康調査データ欄1010、テキスト欄1011、及び送信ボタン1012を含む。健康調査データ欄1010は、健康調査データを入力する欄である。テキスト欄1011は、楽しかった事象、ユーザの行動、訪れた場所、共感、及び不便な事柄等をテキストとして入力する欄である。送信ボタン1012は、健康調査データ欄1010及びテキスト欄1011のいずれかに入力されたデータを親子健康調査支援システム100に送信するための操作ボタンである。
【0066】
認知ユーザ表示欄1002は、直接コンタクト可能な他ユーザ(認知ユーザ)の情報を表示する欄である。認知ユーザ表示欄1002には、ユーザのID及び氏名を表示する表が表示される。
【0067】
未認知ユーザ表示欄1003は、現段階では直接コンタクトできない他ユーザ(未認知ユーザ)であって、ユーザと何らかの関連性を有する他のユーザの情報を表示する欄である。未認知ユーザ表示欄1003には、ユーザのID及び氏名又はニックネームを表示する表が表示される。
【0068】
次に、図9を用いて、親子健康調査支援システム100がデータ入力画面1000を表示するための処理について説明する。
【0069】
親子健康調査支援システム100は、モバイル端末101から、ユーザIDを含む表示要求を受信した場合、入力画面提示処理を開始する。
【0070】
表示部114は、協力者管理DB120に基づいて、認知ユーザを特定する(ステップS101)。具体的には、以下のような処理が実行される。
【0071】
表示部114は、ユーザIDを含む氏名取得要求をアクセス制御部113に出力する。
【0072】
アクセス制御部113は、協力者管理DB120から、ユーザID301に、氏名取得要求に含まれるユーザIDが設定されたレコードを検索する。アクセス制御部113は、検索されたレコードの連携情報305の各行のユーザIDを取得する。アクセス制御部113は、ユーザID301に、取得されたユーザIDが設定されたレコードを検索し、検索されたレコードの氏名302の値を取得する。アクセス制御部113は、ユーザID及び氏名を関連付けたデータを表示部114に出力する。
【0073】
表示部114は、アクセス制御部113から入力されたデータに基づいて、認知ユーザ表示情報を生成する。以上がステップS101の処理の説明である。
【0074】
表示部114は、テキスト管理DB122に基づいて、未認知ユーザを特定する(ステップS102)。具体的には以下のような処理が実行される。
【0075】
表示部114は、ユーザIDを含むテキスト取得要求をアクセス制御部113に出力する。
【0076】
アクセス制御部113は、テキスト管理DB122から、ユーザID502に、テキスト取得要求に含まれるユーザIDが設定されたレコードを検索する。アクセス制御部113は、検索されたレコードのテキスト504に格納されるテキストを読み出し、読み出されたテキストを表示部114に出力する。このとき、現在から一定期間前の時間範囲に含まれるレコードのテキストのみを送信してもよい。
【0077】
表示部114は、読み出されたテキストに対してテキスト分析を実行して、マッチングキーワードを抽出する。時間、場所、人、感情等の各項目のマッチングキーワードが抽出される。テキスト分析は公知の技術を用いればよいため、詳細な説明は省略する。表示部114は、マッチングキーワードを含むレコード検索要求をアクセス制御部113に出力する。
【0078】
アクセス制御部113は、テキスト管理DB122の各レコードのテキスト504を参照して、マッチングキーワードを含むテキストを格納するレコードを検索する。このとき、アクセス制御部113は、現在から一定期間前の時間範囲に含まれるレコード群を検索対象としてもよい。アクセス制御部113は、検索されたレコードを表示部114に出力する。
【0079】
表示部114は、受信したレコードをユーザ毎にまとめ、各ユーザのレコード群のテキストを用いて、各ユーザの関連スコアを算出する。例えば、表示部114は、一人のユーザの各レコードのマッチングキーワードの出現回数を算出し、当該出現回数の合計値を関連スコアとして算出する。表示部114は、関連スコアが閾値より大きいユーザを未認知ユーザとして特定する。表示部114は、未認知ユーザのIDを含む氏名取得要求をアクセス制御部113に出力する。
【0080】
アクセス制御部113は、協力者管理DB120から、ユーザID301に、氏名取得要求に含まれるユーザIDが設定されたレコードを検索し、検索されたレコードの氏名302の値を取得する。アクセス制御部113は、ユーザID及び氏名を関連付けたデータを表示部114に出力する。
【0081】
表示部114は、アクセス制御部113から入力されたデータに基づいて、未認知ユーザ表示情報を生成する。なお、関連スコアの大きい順に未認知ユーザが表示されるような未認知表示情報が生成されるものとする。以上がステップS102の処理の説明である。
【0082】
表示部114は、健康調査データ欄1010を表示するための表示情報を生成し、当該表示情報、認知ユーザ表示情報、及び未認知ユーザ表示情報をまとめて、画像情報としてモバイル端末101に送信する(ステップS103)。その後、表示部114は、入力画面提示処理を終了する。
【0083】
モバイル端末101は、画像情報に基づいて、図10に示すデータ入力画面1000をディスプレイに表示する。
【0084】
ユーザは、未認知ユーザ表示欄1003を参照して、未認知ユーザとコンタクトをとり、認知ユーザの登録を行う。
【0085】
例えば、ユーザは、モバイル端末101のディスプレイに参加用のコードを表示し、未認知ユーザは、モバイル端末101のカメラを用いてコードを読み込むことによって、親子健康調査支援システム100に認知ユーザ登録用要求を送信する。なお、連携種別に応じてコードが異なるものとする。また、登録要求には、ユーザ及び未認知ユーザのIDと、コードに対応する連携種別とが含まれる。この場合、アクセス制御部113は、協力者管理DB120から、ユーザID301に、登録要求に含まれるユーザIDが設定されたレコードを検索し、検索されたレコードの連携情報305に行を追加する。アクセス制御部113は、追加された行に、登録要求に含まれる連携種別を設定し、また、登録要求に含まれる未認知ユーザのIDを設定する。
【0086】
このように、ユーザ間のコンタクトを促進することによって、地域活動の活性化が期待される。また、ユーザ間のコンタクトの場所を提供することによって、親子健康調査支援システム100の新規の利用及び継続的な利用を促進できる。
【0087】
図11は、実施例1の親子健康調査支援システム100が実行する健康調査データ受信処理の一例を説明するフローチャートである。
【0088】
親子健康調査支援システム100は、モバイル端末101から、モバイル端末101のIDとともに健康調査データを受信した場合、健康調査データ受信処理を開始する。
【0089】
インセンティブ提供部111は、アクセス制御部113を介して健康調査データを健康調査データ管理DB121に格納する(ステップS201)。具体的には、以下のような処理が実行される。
【0090】
インセンティブ提供部111は、健康調査データのデータ種別を特定する。例えば、健康調査データの拡張子、データ形式、及びデータの内容のいずれかに基づいてデータ種別が特定される。インセンティブ提供部111は、モバイル端末101のID、健康調査データ、及びデータ種別を含む登録要求をアクセス制御部113に出力する。
【0091】
アクセス制御部113は、協力者管理DB120を参照し、端末ID303に、登録要求に含まれるモバイル端末101のIDが設定されたレコードを検索する。アクセス制御部113は、検索されたレコードのユーザID301の値を取得する。
【0092】
アクセス制御部113は、健康調査データ管理DB121にレコードを追加し、追加されたレコードのデータID401に識別情報を設定する。アクセス制御部113は、追加されたレコードのユーザID402に取得されたユーザIDを設定し、データ種別404に登録要求に含まれるデータ種別を設定し、また、データ405に健康調査データを設定する。また、アクセス制御部113は、追加されたレコードのタイムスタンプ403に現在の時刻を設定する。なお、健康調査データにタイムスタンプが付与されている場合、タイムスタンプ403には当該タイムスタンプが設定される。
【0093】
アクセス制御部113は、ユーザIDを応答としてインセンティブ提供部111に出力する。以上が、ステップS202の処理の説明である。
【0094】
インセンティブ提供部111は、適用キー変換情報を参照して、健康調査データの受信に対応する適用キーを取得し(ステップS202)、ユーザIDを含むインセンティブレベル算出要求をレベル算出部110に出力する。
【0095】
レベル算出部110は、健康調査データを送信したモバイル端末101を使用するユーザのインセンティブレベルを算出する(ステップS203)。例えば、以下のような処理が実行される。
【0096】
レベル算出部110は、ユーザIDを含む健康調査データの検索要求をアクセス制御部113に出力する。
【0097】
アクセス制御部113は、健康調査データ管理DB121を参照し、ユーザID402に、検索要求に含まれるユーザIDが設定されたレコードを検索する。アクセス制御部113は、検索されたレコードをレベル算出部110に出力する。
【0098】
レベル算出部110は、アクセス制御部113から取得したレコードに基づいてインセンティブレベルを算出し、当該インセンティブレベルをインセンティブ提供部111に出力する。例えば、以下のような算出方法が考えられる。
【0099】
(算出方法1)レベル算出部110は、レコードの数(健康調査データの入力回数)に基づいてインセンティブレベルを算出する。例えば、レベル算出部110は、レコードの数とインセンティブレベルを対応付けた変換情報を参照して、受信したレコード数をインセンティブレベルに変換する。
【0100】
(算出方法2)レベル算出部110は、健康調査データの内容を分析し、分析結果に基づいてスコアを算出する。レベル算出部110は、各健康調査データのスコアの合計値をインセンティブレベルとして算出する。
【0101】
なお、前述した以外の算出方法でもよい。例えば、レベル算出部110は、連携情報305に含まれる行の数を考慮してインセンティブレベルを算出してよい。以上がステップS203の処理の説明である。
【0102】
インセンティブ提供部111は、インセンティブ決定処理を実行する(ステップS204)。具体的には、以下のような処理が実行される。
【0103】
インセンティブ提供部111は、インセンティブ管理DB125を参照し、適用キー802に、取得した適用キーが設定されたレコードを検索する。インセンティブ提供部111は、検索されたレコードのプログラム803に格納されるプログラムに、インセンティブレベルを含む起動指示を出力する。
【0104】
起動指示を受け付けたプログラムは、インセンティブレベルに基づいて提供するインセンティブを選択する。例えば、インセンティブレベルに応じた、クーポン、ポイント、商品引換券、電子マネー等がインセンティブとして選択される。当該プログラムは、選択されたインセンティブをインセンティブ提供部111に出力する。以上がステップS204の処理の説明である。
【0105】
インセンティブ提供部111は、健康調査データの送信元のモバイル端末101に、インセンティブを送信する(ステップS205)。その後、インセンティブ提供部111は健康調査データ受信処理を終了する。
【0106】
健康調査データの分析には時間を要するため、健康調査データの入力から分析結果の提供までにはタイムラグがある。このタイムラグは、新規ユーザの利用及び既存ユーザの継続的な利用が促進されない原因の一つである。本実施例の親子健康調査支援システム100は、健康調査データの入力時に、これまでの健康調査に対する貢献度(インセンティブレベル)に応じたインセンティブを提供する。これによって、新規ユーザの利用及び既存ユーザの継続的な利用を促進することができる。
【0107】
なお、インセンティブは、親子健康調査支援システム100の管理者又は管理者が属する組織により提供されるものでもよいし、サービス提供者により提供されるものでもよい。
【0108】
図12は、実施例1の親子健康調査支援システム100が実行するテキストデータ受信処理の一例を説明するフローチャートである。
【0109】
親子健康調査支援システム100は、モバイル端末101から、モバイル端末101のIDとともにテキストデータを受信した場合、テキストデータ受信処理を開始する。
【0110】
アクセス制御部113は、テキスト管理DB122に、テキストデータを格納する(ステップS301)。その後、アクセス制御部113はテキストデータ受信処理を終了する。具体的には、以下のような処理が実行される。
【0111】
アクセス制御部113は、協力者管理DB120を参照し、端末ID303に、受信したモバイル端末101のIDが設定されたレコードを検索する。アクセス制御部113は、検索されたレコードのユーザID301の値を取得する。
【0112】
アクセス制御部113は、テキスト管理DB122にレコードを追加し、追加されたレコードのデータID501に識別情報を設定する。アクセス制御部113は、追加されたレコードのユーザID502に取得したユーザIDを設定し、テキスト504に受信したテキストデータを設定する。アクセス制御部113は、追加されたレコードのタイムスタンプ503に現在の時刻を設定する。なお、テキストデータにタイムスタンプが付与されている場合、タイムスタンプ503には当該タイムスタンプが設定される。
【0113】
図13は、実施例1の親子健康調査支援システム100が実行するサービス提供者登録処理の一例を説明するフローチャートである。図14は、実施例1のシステム102に提示される登録画面の一例を示す図である。
【0114】
親子健康調査支援システム100は、システム102からサービス提供者の登録要求を受信した場合、サービス提供者登録処理を開始する。
【0115】
表示部114は、システム102に登録画面を提示する(ステップS401)。システム102には図14に示すような登録画面1400が提示される。
【0116】
登録画面1400は、名称欄1401、サービス種別欄1402、及び登録ボタン1403を含む。名称欄1401は、サービス提供者の名称を入力する欄である。サービス種別欄1402は、サービス種別を入力する欄である。サービス種別欄1402は、サービス提供者が直接値を入力してもよいし、プルダウンメニューから選択してもよい。登録ボタン1403は、サービス提供者登録情報を送信するための操作ボタンである。
【0117】
アクセス制御部113は、システム102からサービス提供者登録情報を受信する(ステップS402)。
【0118】
アクセス制御部113は、サービス提供者のサービス種別に基づいてアクセス権限を決定する(ステップS403)。
【0119】
具体的には、アクセス制御部113は、サービス種別に基づいて権限変換情報を参照することによって、サービス提供者のアクセス権限を決定する。
【0120】
アクセス制御部113は、サービス提供者登録情報及び決定されたアクセス権限に基づいてサービス提供者管理DB123を更新する(ステップS404)。その後、アクセス制御部113はサービス提供者登録処理を終了する。
【0121】
具体的には、アクセス制御部113は、サービス提供者管理DB123にレコードを追加し、追加されたレコードの提供者ID601に識別情報を設定する。アクセス制御部113は、追加されたレコードの名称602及びサービス種別603に、サービス提供者登録情報に含まれる値を設定する。また、アクセス制御部113は、追加されたレコードのアクセス権限604に、決定されたアクセス権限を設定する。
【0122】
なお、アクセス制御部113は、提供者ID601に設定された識別情報をシステム102に通知してもよい。
【0123】
図15は、実施例1の親子健康調査支援システム100が実行するサービス登録処理の一例を説明するフローチャートである。図16は、実施例1のシステム102に提示される登録画面の一例を示す図である。
【0124】
親子健康調査支援システム100は、システム102からサービスの登録要求を受信した場合、サービス登録処理を開始する。
【0125】
表示部114は、システム102に登録画面を提示する(ステップS501)。システム102には図16に示すような登録画面1600が提示される。
【0126】
登録画面1600は、サービス内容欄1601、条件欄1602、及び登録ボタン1603を含む。サービス内容欄1601は、サービスの具体的な内容を入力する欄である。条件欄1602は、サービスの提供条件を入力する欄である。本実施例では、分析結果の内容がサービスの提供条件として入力される。例えば、「栄養素Aの不足」が提供条件として入力される。なお、条件欄1602は、サービス提供者が直接値を入力してもよいし、プルダウンメニューから選択してもよい。登録ボタン1603は、サービス登録情報を送信するための操作ボタンである。システム102は、サービス提供者の名称又は識別情報とともに、サービス登録情報を親子健康調査支援システム100に送信する。
【0127】
なお、サービス内容欄1601が分析である場合、条件欄1602は空欄でもよい。
【0128】
アクセス制御部113は、システム102からサービス登録情報を受信する(ステップS502)。
【0129】
このとき、アクセス制御部113は、サービス提供者管理DB123を参照し、サービス提供者が登録されているか否かを判定してもよい。サービス提供者管理DB123にサービス提供者が登録されていない場合、アクセス制御部113はエラーを通知する。
【0130】
アクセス制御部113は、サービス登録情報に含まれる提供条件に基づいて、適用キーを決定する(ステップS503)。
【0131】
具体的には、アクセス制御部113は、提供条件に基づいて適用キー変換情報を参照することによって、適用キーを決定する。
【0132】
アクセス制御部113は、サービス登録情報及び決定された適用キーに基づいてサービス管理DB124を更新する(ステップS504)。その後、アクセス制御部113はサービス登録処理を終了する。
【0133】
具体的には、アクセス制御部113は、サービス管理DB124にレコードを追加し、追加されたレコードのサービスID701に識別情報を設定する。アクセス制御部113は、追加されたレコードの提供者ID702にサービス提供者の識別情報を設定し、また、サービス内容703にサービス登録情報に含まれる値を設定する。また、アクセス制御部113は、追加されたレコードの適用キー704に、決定された適用キーを設定する。
【0134】
図15では第2インセンティブとして提供するサービスの登録について説明したが、第1インセンティブとして提供するサービスを登録することもできる。この場合、システム102は、インセンティブを提供するための各種処理を実行するプログラムを、サービス内容として入力する。入力された情報はインセンティブ管理DB125に登録される。なお、プログラムの代わりに、サービス内容及び第1インセンティブとして提供する旨が入力されてもよい。この場合、アクセス制御部113は、親子健康調査支援システム100の管理者に通知する。管理者は、通知に応じてプログラムを修正し、インセンティブ管理DB125を更新する。
【0135】
図17は、実施例1の親子健康調査支援システム100が実行する健康調査データアクセス制御処理の一例を説明するフローチャートである。
【0136】
親子健康調査支援システム100は、システム102から健康調査データ取得要求を受信した場合、健康調査データアクセス制御処理を開始する。健康調査データ取得要求には、サービス提供者の識別情報と、取得条件とが含まれる。取得条件は、取得する健康調査データを指定する条件であって、例えば、時間範囲、ユーザの識別情報、及びデータ種別等である。
【0137】
アクセス制御部113は、サービス提供者管理DB123を参照し、サービス提供者のアクセス権限を確認する(ステップS601)。健康調査データ管理DB121へのアクセス権限が付与されていない場合、アクセス制御部113はシステム102にエラーを通知する。ここでは、健康調査データ管理DB121へのアクセス権限が付与されているものとする。
【0138】
アクセス制御部113は、アクセス権限及び取得条件に基づいて、健康調査データ管理DB121から健康調査データを取得する(ステップS602)。
【0139】
このとき、アクセス制御部113は、健康調査データの匿名化を目的とした加工処理等を実行してもよい。
【0140】
アクセス制御部113は、健康調査データ取得要求の送信元のシステム102に、取得した健康調査データを送信する(ステップS603)。その後、アクセス制御部113は健康調査データアクセス制御処理を終了する。
【0141】
システム102は、取得した健康調査データを用いて分析処理を実行する。例えば、システム102は、アンケート回答等から把握できるユーザの外出時間及び外出場所と、外出時の天気とに基づいて、ユーザの日光浴の時間又は紫外線量等を算出し、さらに、ユーザの日光浴の時間又は紫外線量等に基づいて、ビタミンD保有量の推定値を算出する。なお、ユーザの外出場所は、ユーザから入力されたGPS情報に基づいて把握してもよい。また、外出時の天気は、天気に関する情報を提供する外部システムから取得してもよい。
【0142】
図18は、実施例1の親子健康調査支援システム100が実行する分析結果受信処理の一例を説明するフローチャートである。
【0143】
親子健康調査支援システム100は、システム102から分析結果データを受信した場合、分析結果受信処理を開始する。分析結果データには、サービス提供者の識別情報と、ユーザIDと、分析結果とが含まれる。
【0144】
分析結果提供部112は、分析結果データを送信するモバイル端末101を特定する(ステップS701)。具体的には以下のような処理が実行される。
【0145】
分析結果提供部112は、ユーザIDを含む端末検索要求をアクセス制御部113に出力する。
【0146】
アクセス制御部113は、協力者管理DB120を参照し、ユーザID301に、端末検索要求に含まれるユーザIDが設定されたレコードを検索する。アクセス制御部113は、検索されたレコードの端末ID303に格納される端末IDを読み出し、分析結果提供部112に出力する。以上がステップS701の処理の説明である。
【0147】
分析結果提供部112は、特定されたモバイル端末101に、分析結果データを送信する(ステップS702)。また、分析結果提供部112は、分析結果データをインセンティブ提供部111に出力する。
【0148】
インセンティブ提供部111は、適用キー変換情報を参照して、分析結果データに含まれる分析結果の内容に対応する適用キーを取得する(ステップS703)。
【0149】
インセンティブ提供部111は、分析結果に含まれる数値又は文字列を分析することによって、分析結果の内容を特定する。例えば、分析結果に、栄養素Aの摂取量と、当該栄養素Aの不足を示すアラートとが含まれる場合、インセンティブ提供部111は、分析結果の内容として「栄養素Aの不足」を出力する。
【0150】
インセンティブ提供部111は、分析結果の内容に基づいて、提供可能なインセンティブが存在するか否かを判定する(ステップS704)。具体的には以下のような処理が実行される。
【0151】
インセンティブ提供部111は、適用キーを含むサービス検索要求をアクセス制御部113に出力する。
【0152】
アクセス制御部113は、サービス管理DB124を参照し、適用キー704に、サービス検索要求に含まれる適用キーが格納されるレコードを検索する。アクセス制御部113は、検索結果をインセンティブ提供部111に出力する。
【0153】
インセンティブ提供部111は、適用キーに該当するレコードが存在する場合、提供可能なインセンティブが存在すると判定する。以上がステップS704の処理の説明である。
【0154】
適用可能なインセンティブが存在しない場合、インセンティブ提供部111は分析結果受信処理を終了する。
【0155】
適用可能なインセンティブが存在する場合、インセンティブ提供部111は、インセンティブ決定処理を実行する(ステップS705)。ステップS705の処理はステップS204の処理と同様の処理である。ただし、インセンティブ提供部111によって呼び出されたプログラムが実行する処理が異なる。
【0156】
起動指示を受け付けたプログラムは、適用キーを含むサービス検索要求をアクセス制御部113に出力する。
【0157】
アクセス制御部113は、適用キー802に、サービス検索要求に含まれる適用キーが格納されるレコードを検索する。アクセス制御部113は、検索されたレコードをプログラムに出力する。
【0158】
プログラムは、受信したレコードを用いて、親及び子どもの少なくともいずれかの健康改善に有用な付加情報を生成する。プログラムは、生成された付加情報をインセンティブ提供部111に出力する。
【0159】
インセンティブ提供部111は、特定されたモバイル端末101に、第2インセンティブとして付加情報を送信する(ステップS706)。その後、インセンティブ提供部111は分析結果受信処理を終了する。
【0160】
ここで、インセンティブ提供部111によって呼び出されたプログラムが生成する付加情報の一例について説明する。
【0161】
(1)親子健康調査支援システム100が運動不足を示す分析結果データを受信した場合、プログラムは、運動不足を解消するための付加情報を生成する。例えば、以下のような処理を実行することによって付加情報が生成される。
【0162】
プログラムは、適用キーに関連付けられるサービスを提供するシステム102を利用して、ユーザの居住地周辺の地図情報及びイベント情報を取得する。イベント情報は、工事計画及び農薬散布計画等、地域に関連するイベントの情報である。地図情報は、地図を提供するサービス提供者から取得できる。工事計画及び農薬散布計画等のイベントの情報は、自治体、建設会社、及び農業組合等から取得できる。
【0163】
プログラムは、地図情報及びイベント情報に基づいて、ウォーキングの経路を生成し、生成された経路を格納する付加情報を生成する。
【0164】
(2)親子健康調査支援システム100が栄養素の不足を示す分析結果データを受信した場合、プログラムは、栄養素を補給するための商品及び栄養素を補うための食事を提供する飲食店を示す付加情報を生成する。例えば、以下のような処理を実行することによって付加情報が生成される。
【0165】
プログラムは、適用キーに関連付けられる商品及び飲食店を表示する付加情報を生成する。このとき、プログラムは、ユーザの居住地周辺の地図情報を生成し、地図に商品の販売地及び飲食店の場所と、商品及びメニューの内容とを示す付加情報を生成してもよい。
【0166】
(3)親子健康調査支援システム100が栄養素の不足を示す分析結果データを受信した場合、プログラムは、栄養素を補うための献立又は改善方法を示す付加情報を生成する。例えば、以下のような処理を実行することによって付加情報が生成される。
【0167】
プログラムは、適用キーに関連付けられるサービスを提供するシステム102に、不足している栄養素を含む提供要求を送信する。プログラムは、システム102から献立又は改善方法の情報を受信し、当該献立又は改善方法を示す付加情報を生成する。
【0168】
親子健康調査支援システム100は、分析結果に応じて、親子の健康の改善に有用な付加情報を第2インセンティブとして提供する。これによって、新規ユーザの利用及び既存ユーザの継続的な利用を促進することができる。
【0169】
親子健康調査支援システム100は、サービス提供者のサービス種別に応じた健康調査データ等を提供できる。これによって、サービス提供者は、研究、商品開発、及びサービスの創出等が可能となる。また、サービス提供者は、親子健康調査支援システム100にサービスを登録することによって、ターゲットとするユーザに対してサービスの提供でき、又は、サービス提供の機会を得ることができる。このように、サービス提供者にとってもメリットが存在するため、親子健康調査支援システム100を介して利用可能なサービスの増加が期待できる。利用可能なサービスの増加によって、新規ユーザの利用及び既存ユーザの継続的な利用を促進することができる。
【0170】
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
【0171】
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、本発明は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をコンピュータに提供し、そのコンピュータが備えるプロセッサが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、光磁気ディスク、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
【0172】
また、本実施例に記載の機能を実現するプログラムコードは、例えば、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Python、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
【0173】
さらに、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することによって、それをコンピュータのハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD-RW、CD-R等の記憶媒体に格納し、コンピュータが備えるプロセッサが当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしてもよい。
【0174】
上述の実施例において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
【符号の説明】
【0175】
100 親子健康調査支援システム
101 モバイル端末
102 システム
110 レベル算出部
111 インセンティブ提供部
112 分析結果提供部
113 アクセス制御部
114 表示部
120 協力者管理DB
121 健康調査データ管理DB
122 テキスト管理DB
123 サービス提供者管理DB
124 サービス管理DB
125 インセンティブ管理DB
200 計算機
201 CPU
202 ネットワークインタフェース
203 メモリ
204 記憶装置
1000 データ入力画面
1400、1600 登録画面
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