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特許7491113情報処理装置、画像形成装置、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-20
(45)【発行日】2024-05-28
(54)【発明の名称】情報処理装置、画像形成装置、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20240521BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20240521BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20240521BHJP
【FI】
H04N1/00 885
B41J29/38 104
G03G21/00 398
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020123199
(22)【出願日】2020-07-17
(65)【公開番号】P2022019390
(43)【公開日】2022-01-27
【審査請求日】2023-05-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】110000442
【氏名又は名称】弁理士法人武和国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100186853
【弁理士】
【氏名又は名称】宗像 孝志
(72)【発明者】
【氏名】孫 小雅
(72)【発明者】
【氏名】本美 勝史
(72)【発明者】
【氏名】戸村 有佑
(72)【発明者】
【氏名】大里 侑生
【審査官】豊田 好一
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-192007(JP,A)
【文献】特開2015-106369(JP,A)
【文献】特開2019-097018(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/00
B41J 29/38
G03G 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作基板と、コントローラ制御基板とを備える情報処理装置であって、
前記操作基板には、
ユーザの操作を受け付ける操作パネルと、
情報を表示するディスプレイと、
前記ディスプレイ及び前記操作パネルに接続された操作部CPUとが実装され、
前記コントローラ制御基板には、
前記情報処理装置への電力の供給を制御する電源制御部と、
前記操作部CPUから出力される信号に従って前記情報処理装置の動作を制御するメインCPUと、
前記電源制御部の状態を監視するサブCPUと、
前記電源制御部の前記操作基板への電力供給モードを、前記操作パネル及び前記ディスプレイの両方が動作可能な電力を供給する通常モード、及び前記操作パネル及び前記ディスプレイのうちの前記操作パネルのみが動作可能な電力を供給する省エネモードの一方から他方に切り替える省エネSOCと、
前記操作部CPU、前記サブCPU、及び前記省エネSOCを相互に接続する切替スイッチとが実装され、
前記操作部CPUは、
前記操作パネルを通じて受け付けた操作を示す操作信号を前記メインCPUに出力し、
前記操作パネルが操作されない期間が第1時間に達した場合に、前記通常モードから前記省エネモードへの切り替えを要求する省エネ移行要求信号を、前記切替スイッチを通じて前記省エネSOCに出力し、
前記省エネ移行要求信号を出力しても前記電力供給モードが切り替わらない場合に、前記切替スイッチを通じて前記サブCPUに前記省エネ移行要求信号を出力し、
前記サブCPUは、前記操作部CPUから前記省エネ移行要求信号を受信した場合に、前記通常モードから前記省エネモードへの切り替えを指示する省エネ移行指示信号を、前記切替スイッチを通じて前記省エネSOCに出力し、
前記省エネSOCは、
前記操作部CPUから前記省エネ移行要求信号を受信した場合に、前記操作部CPUにACK信号を出力して、前記電源制御部を前記通常モードから前記省エネモードに切り替える切替処理を実行し、
記サブCPUから前記省エネ移行指示信号を受信した場合に、前記切替処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記サブCPUは、前記省エネ移行指示信号を出力しても前記電力供給モードが切り替わらない場合に、前記省エネSOCのリセットを指示するリセット指示信号を、前記切替スイッチを通じて前記省エネSOCに出力し、
前記省エネSOCは、前記サブCPUから前記リセット指示信号を受信した場合に、リセットした後に前記切替処理を再実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記省エネSOCは、前記切替処理を再実行しても前記電力供給モードが切り替わらない場合に、前記省エネSOCと前記電源制御部との間の通信異常を示す通信異常報告信号を、前記切替スイッチを通じて前記サブCPUに出力し、
前記サブCPUは、前記省エネSOCから前記通信異常報告信号を受信した場合に、前記コントローラ制御基板をリブートし、
前記省エネSOCは、前記コントローラ制御基板がリブートした後に前記切替処理を再々実行することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記操作基板は、前記情報処理装置に近づいた人を検知する人感センサを備え、
前記操作部CPUは、
前記省エネ移行要求信号を送信した後に前記人感センサで人を検知した場合に、前記切替処理の中断を要求する移行中断要求信号を、前記切替スイッチを通じて前記省エネ移行要求信号の出力先に出力し、
前記人感センサで人を検知してから第2時間が経過するまでに前記操作パネルが操作されない場合に、前記切替処理の再開を要求する再開要求信号を、前記切替スイッチを通じて前記省エネ移行要求信号の出力先に出力し、
前記人感センサで人を検知してから前記第2時間が経過するまでに前記操作パネルが操作された場合に、前記通常モードへの復帰を要求する復帰要求信号を、前記切替スイッチを通じて前記省エネ移行要求信号の出力先に出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記切替スイッチは、
前記操作部CPU及び前記省エネSOCを接続する第1信号線と、
前記操作部CPU及び前記サブCPUを接続する第2信号線と、
前記サブCPU及び前記省エネSOCを接続する第3信号線を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
画像を形成する画像形成部と、
前記操作パネルから出力される前記操作信号に従って前記メインCPUが前記画像形成部を動作させる請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置とを備える画像形成装置。
【請求項7】
操作基板と、コントローラ制御基板とを備える情報処理装置によって実行されるプログラムであって、
前記操作基板には、
ユーザの操作を受け付ける操作パネルと、
情報を表示するディスプレイと、
前記ディスプレイ及び前記操作パネルに接続された操作部CPUとが実装され、
前記コントローラ制御基板には、
前記情報処理装置への電力の供給を制御する電源制御部と、
前記操作部CPUから出力される信号に従って前記情報処理装置の動作を制御するメインCPUと、
前記電源制御部の状態を監視するサブCPUと、
前記電源制御部の前記操作基板への電力供給モードを、前記操作パネル及び前記ディスプレイの両方が動作可能な電力を供給する通常モード、及び前記操作パネル及び前記ディスプレイのうちの前記操作パネルのみが動作可能な電力を供給する省エネモードの一方から他方に切り替える省エネSOCと、
前記操作部CPU、前記サブCPU、及び前記省エネSOCを相互に接続する切替スイッチとが実装され、
前記プログラムは、
前記操作パネルを通じて受け付けた操作を示す操作信号を前記メインCPUに出力し、
前記操作パネルが操作されない期間が第1時間に達した場合に、前記通常モードから前記省エネモードへの切り替えを要求する省エネ移行要求信号を、前記切替スイッチを通じて前記省エネSOCに出力し、
前記省エネ移行要求信号を出力しても前記電力供給モードが切り替わらない場合に、前記切替スイッチを通じて前記サブCPUに前記省エネ移行要求信号を出力する処理を、前記操作部CPUに実行させ、
前記操作部CPUから前記省エネ移行要求信号を受信した場合に、前記通常モードから前記省エネモードへの切り替えを指示する省エネ移行指示信号を、前記切替スイッチを通じて前記省エネSOCに出力する処理を、前記サブCPUに実行させ、
前記操作部CPUから前記省エネ移行要求信号を受信した場合に、前記操作部CPUにACK信号を出力して、前記電源制御部を前記通常モードから前記省エネモードに切り替える切替処理を実行する処理を、前記サブCPUから前記省エネ移行指示信号を受信した場合に、前記切替処理を実行する処理を、前記省エネSOCに実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、画像形成装置、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、媒体に画像を記録するプリンタ部、原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成するスキャナ部、外部装置に画像データをFAX送信するFAX部のうちの少なくとも1つを備える画像形成装置が知られている。
【0003】
このような画像形成装置は、各々にCPUが実装された複数の基板を備える。そして、メイン基板がサブ基板のエラーを検知した場合に、サブ基板を含むシステム全体の再起動処理を実行する技術がある(例えば、特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術では、エラーの詳細を判断せずにシステム全体を再起動するので、再起動が完了して画像形成装置が再び使用可能になるまでのダウンタイムが長くなるという課題がある。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、エラーを解消するためのダウンタイムを低減した情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するため、本発明の一態様は、操作基板と、コントローラ制御基板とを備える情報処理装置であって、前記操作基板には、ユーザの操作を受け付ける操作パネルと、情報を表示するディスプレイと、前記ディスプレイ及び前記操作パネルに接続された操作部CPUとが実装され、前記コントローラ制御基板には、前記情報処理装置への電力の供給を制御する電源制御部と、前記操作部CPUから出力される信号に従って前記情報処理装置の動作を制御するメインCPUと、前記電源制御部の状態を監視するサブCPUと、前記電源制御部の前記操作基板への電力供給モードを、前記操作パネル及び前記ディスプレイの両方が動作可能な電力を供給する通常モード、及び前記操作パネル及び前記ディスプレイのうちの前記操作パネルのみが動作可能な電力を供給する省エネモードの一方から他方に切り替える省エネSOCと、前記操作部CPU、前記サブCPU、及び前記省エネSOCを相互に接続する切替スイッチとが実装され、前記操作部CPUは、前記操作パネルを通じて受け付けた操作を示す操作信号を前記メインCPUに出力し、前記操作パネルが操作されない期間が第1時間に達した場合に、前記通常モードから前記省エネモードへの切り替えを要求する省エネ移行要求信号を、前記切替スイッチを通じて前記省エネSOCに出力し、前記省エネ移行要求信号を出力しても前記電力供給モードが切り替わらない場合に、前記切替スイッチを通じて前記サブCPUに前記省エネ移行要求信号を出力し、前記サブCPUは、前記操作部CPUから前記省エネ移行要求信号を受信した場合に、前記通常モードから前記省エネモードへの切り替えを指示する省エネ移行指示信号を、前記切替スイッチを通じて前記省エネSOCに出力し、前記省エネSOCは、前記操作部CPUから前記省エネ移行要求信号を受信した場合に、前記操作部CPUにACK信号を出力して、前記電源制御部を前記通常モードから前記省エネモードに切り替える切替処理を実行し、前記サブCPUから前記省エネ移行指示信号を受信した場合に、前記切替処理を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、エラーを解消するためのダウンタイムを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態に係る画像形成装置の概略図。
図2】画像形成装置のハードウェア構成図。
図3】コントローラ制御部及びユーザI/Fの主要部のブロック図。
図4】省エネ制御処理のフローチャート。
図5】省エネ移行処理のフローチャート。
図6】復帰処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置100の概略図である。
【0010】
画像形成装置100は、原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成するスキャナ部231と、媒体に画像を記録するプリンタ部232と、外部装置に画像データをFAX送信するFAX部233(図2参照)と、ユーザI/F(ユーザインタフェース)240とを備えるMFP(Multifunction Peripheral/Product/Printer)である。但し、画像形成装置100は、スキャナ部231、プリンタ部232、及びFAX部233(以下、これらを総称して、「画像形成部」と表記する。)のうちの少なくとも1つを備えていればよい。
【0011】
図2は、画像形成装置100のハードウェア構成図である。図2に示されているように、画像形成装置100は、コントローラ制御部210、近距離通信I/F220、エンジン制御部230、ユーザI/F240、ネットワークI/F250を備えている。コントローラ制御部210及びユーザI/F240は、情報処理装置の一例である。
【0012】
これらのうち、コントローラ制御部210は、コンピュータの主要部であるCPU201、システムメモリ(MEM-P)202、ノースブリッジ(NB)203、サウスブリッジ(SB)204、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)206、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)207、HDDコントローラ208、及び、記憶部であるHD209を有し、NB203とASIC206との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス221で接続した構成となっている。
【0013】
これらのうち、CPU201は、画像形成装置100の全体制御を行う制御部である。NB203は、CPU201と、MEM-P202、SB204、及びAGPバス221とを接続するためのブリッジであり、MEM-P202に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
【0014】
MEM-P202は、コントローラ制御部210の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM202a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM202bとからなる。なお、RAM202bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0015】
SB204は、NB203とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC206は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス221、PCIバス222、HDDコントローラ208およびMEM-C207をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC206は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC206の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C207を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部231、プリンタ部232、及びFAX部233との間でPCIバス222を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC206には、USB(Universal Serial Bus)のインタフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインタフェースを接続するようにしてもよい。
【0016】
MEM-C207は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD209は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD209は、CPU201の制御にしたがってHD209に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス221は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P202に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
【0017】
また、近距離通信I/F220には、近距離通信回路220aが備わっている。近距離通信回路220aは、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
【0018】
また、エンジン制御部230には、スキャナ部231、プリンタ部232、及びFAX部233が接続されている。スキャナ部231は、コンタクトガラスまたはADF(Auto Document Feeder:自動原稿送り装置)にセットされた原稿を読み取って、画像データを生成する。プリンタ部232は、指定された画像データで示される画像を媒体(例えば、用紙、OHPシート)に形成する。FAX部233は、FAXプロトコルに準拠して、外部装置との間で画像データを送受信する。
【0019】
また、ユーザI/F240は、ユーザの操作を受け付ける操作パネル241と、情報を表示するディスプレイ242と、画像形成装置100に近づく人を検知する人感センサ243とを主に備える。操作パネル241は、ハードキーでもよいし、ディスプレイ242に重畳されたタッチパネルでもよい。人感センサ243は、例えば、人体が発する赤外線を検知する赤外線センサである。
【0020】
なお、画像形成装置100は、ユーザI/F240のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
【0021】
また、ネットワークI/F250は、通信ネットワークを利用してデータ通信をするためのインタフェースである。近距離通信I/F220及びネットワークI/F250は、PCIバス222を介して、ASIC206に電気的に接続されている。
【0022】
図3は、コントローラ制御部210及びユーザI/F240の主要部のブロック図である。コントローラ制御部210の主要部品は、コントローラ制御基板210A上に実装されている。また、ユーザI/F240の主要部品は、操作基板240A上に実装されている。コントローラ制御基板210A及び操作基板240Aは、独立した基板である。
【0023】
図3に示すように、コントローラ制御基板210Aには、電源制御部211と、メインCPU212と、サブCPU213と、省エネSOC214と、切替SW(切替スイッチ)215とが実装されている。これらの部品211~215は、例えば、図2のCPU201に含まれていてもよい。また、コントローラ制御基板210Aには、例えば、図2の各部品202~208がさらに実装されていてもよい。
【0024】
電源制御部211は、画像形成装置100の各部に電力を供給する。本実施形態では、電源制御部211から操作基板240Aへの電力供給を詳細に説明する。電源制御部211は、操作基板240Aへの電力供給モードとして、操作パネル241、ディスプレイ242、及び人感センサ243の全てが動作可能な電力を供給する通常モードと、操作パネル241及び人感センサ243が動作可能で且つディスプレイ242が動作不能(すなわち、ディスプレイ242が消灯)な電力を供給する省エネモードとを備える。
【0025】
メインCPU212は、画像形成装置100の全体動作を制御する。より詳細には、メインCPU212は、ユーザI/F240を通じたユーザの指示に従って、スキャナ部231、プリンタ部232、及びFAX部233の他、画像形成装置100の各部の動作を制御する。サブCPU213は、電源制御部211の状態を監視する。また、サブCPU213は、後述する操作部CPU244に代わって、省エネSOC214と通信(省エネ代替通信)する。
【0026】
省エネSOC214は、サブCPU213または操作部CPU244の指示に従って、電源制御部211の電力供給モードを、通常モード及び省エネモードの一方から他方に切り替える切替処理を実行する。切替SW215は、サブCPU213、省エネSOC214、及び操作部CPU244を相互に接続する。
【0027】
図3に示すように、操作基板240Aには、操作パネル241と、ディスプレイ242と、人感センサ243と、操作部CPU244と、メモリ245とが実装されている。操作部CPU244は、操作パネル241、ディスプレイ242、及び人感センサ243に接続されている。また、操作部CPU244は、コントローラ制御基板210AのメインCPU212、サブCPU213、及び省エネSOC241と通信可能に構成されている。メモリ245には、操作部CPU244が実行するプログラムが格納されている。
【0028】
図3に示す各部品は、信号線によって相互に接続されている。以下、主要な信号線として、メイン信号線L、第1信号線L、第2信号線L、第3信号線Lについて詳細に説明する。
【0029】
メイン信号線Lは、メインCPU212と操作部CPU244とを接続する。第1信号線Lは、切替SW215を通じて省エネSOC214と操作部CPU244とを接続する。第2信号線Lは、切替SW215を通じてサブCPU213と操作部CPU244とを接続する。第3信号線Lは、切替SW215を通じてサブCPU213と省エネSOC214とを接続する。各信号線L、L、L、Lは、各々が独立した信号線である。切替SW215は、第1信号線L、第2信号線L、及び第3信号線Lを有する。
【0030】
次に、図4図6を参照して、画像形成装置100の動作を説明する。図4図6に示す各処理は、電源制御部211、メインCPU212、サブCPU213、及び省エネSOC214がMEM-P202に記憶されたプログラムを実行し、操作部CPU244がメモリ245に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。また、図4図6に示す処理は、電源制御部211、メインCPU212、サブCPU213、省エネSOC214、及び操作部CPU244が共同で実行する。
【0031】
図4は、省エネ制御処理のフローチャートである。省エネ制御処理は、操作基板240Aへの電力供給を制御する処理である。画像形成装置100は、外部電源から電力が供給されている間、所定の時間間隔毎に省エネ制御処理を繰り返し実行する。
【0032】
まず、操作部CPU244は、第1時間(例えば、3分)に設定したタイマをスタートする(S401)。また、操作部CPU244は、人感センサ243で人を検知するか(S402)、操作パネル241が操作されるか(S403)、ステップS401でスタートしたタイマがタイムアウトするまで(S404)、ステップS405以降の処理の実行を待機する。
【0033】
そして、操作部CPU244は、タイマがタイムアウトするまでに(S404:No)、人感センサ243で人を検知した場合に(S402:Yes)、ステップS401でスタートしたタイマを停止し、再び第1時間に設定したタイマをスタートする(S401)。すなわち、操作部CPU244は、直前のステップS401から第1時間が経過するまでに人感センサ243で人を検知した場合に、第1時間に設定したタイマをリセットする。
【0034】
また、操作部CPU244は、タイマがタイムアウトするまでに(S404:No)、操作パネル241が操作された場合に(S403:Yes)、当該操作の内容を示す操作信号を、メイン信号線Lを通じてメインCPU212に出力する(S405)。すなわち、操作部CPU244は、直前のステップS401から第1時間が経過するまでに、操作パネル241が操作された場合に、当該操作の内容を示す操作信号をメインCPU212に出力する。
【0035】
操作信号は、例えば、スキャナ部231にスキャン処理を実行させる、プリンタ部232にプリント処理を実行させる、FAX部233にFAX処理を実行させる等のユーザの指示を示す信号である。そして、メインCPU212は、操作部CPU244から受信した操作信号に従って、画像形成装置100(典型的には、スキャナ部231、プリンタ部232、FAX部233)の動作を制御する。
【0036】
さらに、操作部CPU244は、人感センサ243で人を検知せず且つ操作パネル241が操作されない状態で(S402:No&S403:No)、タイマがタイムアウトした場合に(S404:Yes)、省エネ移行処理を実行する(S406)。すなわち、操作部CPU244は、人感センサ243で人を検知せず且つ操作パネル241が操作されない期間が第1時間に達した場合に、省エネ移行処理を実行する。
【0037】
図5は、省エネ移行処理のフローチャートである。まず、操作部CPU244は、第1信号線Lを通じて省エネSOC214に省エネ移行要求信号を出力する(S501)。これにより、省エネ移行要求信号は、切替SW215を通じて操作部CPU244から省エネSOCに伝送される。省エネ移行要求信号は、電源制御部211の電力供給モードを、通常モードから省エネモードに切り替えることを要求する信号である。
【0038】
省エネSOC214は、操作部CPU244から省エネ移行要求信号を受信した場合に、第1信号線Lを通じて操作部CPU244にACK信号を出力する。次に、省エネSOC214は、電源制御部211を通常モードから省エネモードに切り替える切替処理を実行する。より詳細には、省エネSOC214は、通常モードから省エネモードへの切り替えを指示する切替指示信号を電源制御部211に出力する。
【0039】
そして、電源制御部211は、省エネSOC214から切替指示信号を受信した場合に、操作基板240Aへの電力供給モードを、通常モードから省エネモードに切り替える。すなわち、電源制御部211は、操作基板240Aに供給する電力を減少させる。
【0040】
ここで、省エネ移行要求信号が省エネSOC214に正常に到達した場合、操作部CPU244は、省エネ移行要求信号の出力から所定時間が経過するまでに、第1信号線Lを通じて省エネSOCからACK信号を受信する。すなわち、操作部CPU244は、省エネ移行要求信号の出力から所定時間が経過するまでにACK信号を受信した場合に(S502:Yes)、省エネモードへの切り替えが完了したものとして、ステップS503以降の処理を実行することなく、省エネ移行処理を終了する。
【0041】
一方、省エネ移行要求信号が省エネSOC214に到達していない場合、操作部CPU244は、省エネ移行要求信号の出力から所定時間が経過してもACK信号を受信しない。すなわち、操作部CPU244は、省エネ移行要求信号の出力から所定時間が経過するまでにACK信号を受信しない場合に(S502:No)、第1信号線Lを通じた通信異常の可能性があると判断する。
【0042】
そして、操作部CPU244は、第1信号線Lを通じた通信異常だと判断した場合に、第2信号線Lを通じてサブCPU213に省エネ移行要求信号を出力する(S503)。なお、操作部CPU244は、ステップS502において、ACKの有無に代えて、電源制御部211から供給される電力の大きさを判断してもよい。すなわち、操作部CPU244は、省エネ移行要求信号の出力から所定時間が経過するまでに供給される電力が減少しない場合に、サブCPU213に省エネ移行要求信号を出力してもよい。
【0043】
サブCPU213は、操作部CPU244から省エネ移行要求信号を受信した場合に、第3信号線Lを通じて省エネSOC214に省エネ移行指示信号を出力する(S504)。省エネ移行指示信号は、通常モードから省エネモードへの切り替え(すなわち、切替処理の実行)を指示する信号である。省エネSOC214は、サブCPU213から省エネ移行指示信号を受信した場合に、前述した切替処理を実行する。
【0044】
すなわち、第1信号線Lを通じた通信異常だと判断された場合に(S502:No)、第2信号線L及び第3信号線Lを迂回(このような通信を、「省エネ代替通信」と表記する。)して、省エネSOC214に切替処理の実行が指示される(S503&S504)。そして、省エネSOC214は、操作部CPU244から省エネ移行要求信号を受信した場合(S501)、またはサブCPU213から省エネ移行指示信号を受信した場合に(S504)、切替処理を実行する。
【0045】
次に、サブCPU213は、省エネ移行指示信号を出力してから所定時間内に、電源制御部211の電力供給モードが通常モードから省エネモードに切り替わるか否かを監視する(S505)。そして、サブCPU213は、省エネ移行指示信号を出力してから所定時間内に省エネモードに切り替わった場合に(S505:Yes)、ステップS506以降の処理を実行することなく、省エネ移行処理を終了する。
【0046】
一方、サブCPU213は、省エネ移行指示信号を出力してから所定時間内に省エネモードに切り替わらない場合に(S505:No)、省エネSOC214自体の異常の可能性があると判断する。そこで、サブCPU213は、省エネSOC214自体の異常を解消するために、第3信号線Lを通じて省エネSOC214にリセット指示信号を出力する(S506)。リセット指示信号とは、後述するリセット処理の実行を省エネSOC214に指示する信号である。
【0047】
省エネSOC214は、サブCPU213からリセット指示信号を受信した場合に、リセット処理を実行する。リセット処理とは、例えば、省エネSOC214にロードされたプログラムを消去し、再びリードし直す処理を指す。より詳細には、リセット処理とは、省エネSOC214に供給される電力を一旦OFFし、再びONすることを指す。そして、省エネSOC214は、リセットが完了した後に切替処理を再実行する(S507)。
【0048】
電源制御部211は、省エネSOC214から切替指示信号を受信した場合に、省エネSOC214にACK信号を出力する。そこで、省エネSOC214は、ステップS507で切替指示信号を出力してから所定時間が経過するまでに、電源制御部211からACK信号を受信するか否かを判断する(S508)。そして、省エネSOC214は、ステップS507で切替指示信号を出力してから所定時間が経過するまでにACK信号を受信した場合に(S508:Yes)、ステップS509以降の処理を実行することなく、省エネ移行処理を終了する。
【0049】
一方、省エネSOC214は、ステップS507で切替指示信号を出力してから所定時間が経過するまでにACK信号を受信しない場合に(S508:No)、省エネSOC214と電源制御部211との間の通信異常の可能性があると判断する。そして、省エネSOC214は、省エネSOC214と電源制御部211との間の通信に異常があると判断した場合に、第3信号線Lを通じてサブCPU213に通信異常報告信号を出力する(S509)。通信異常報告信号とは、省エネSOC214と電源制御部211との間の通信異常を示す信号である。
【0050】
サブCPU213は、省エネSOC214から通信異常報告信号を受信した場合に、コントローラ制御基板210A全体をリブートする(S510)。リブートとは、メインCPU212、サブCPU213、省エネSOC214、及び電源制御部211それぞれに供給される電力を一旦OFFし、再びONすることを指す。そして、省エネSOC214は、コントローラ制御基板210Aのリブートが完了した後に切替処理を再々実行する(S511)。
【0051】
図6は、復帰処理のフローチャートである。復帰処理は、電源制御部211の電力供給モードを、切替処理を中断して通常モードに復帰させる処理である。操作部CPU244は、例えば、省エネSOC214またはサブCPU213に省エネ移行要求信号を出力した後で且つ電源制御部211が省エネモードに移行完了する(すなわち、電源制御部211から供給される電力が減少する)までの期間に、復帰処理を実行する。
【0052】
まず、操作部CPU244は、省エネ移行要求信号を送信してから省エネモードに移行完了するか(S601)、人感センサ243で人を検知するまで(S602)、ステップS603以降の処理の実行を待機する。そして、操作部CPU244は、人感センサ243で人を検知することなく(S602:No)、省エネモードへの移行が完了した場合に(S601:Yes)、ステップS603以降の処理を実行することなく、復帰処理を終了する。
【0053】
一方、操作部CPU244は、省エネモードへの移行が完了する前に(S601:No)、人感センサ243で人を検知した場合に(S602:Yes)、省エネ移行要求信号の送信先に移行中断要求信号を送信する(S603)。移行中断要求信号とは、省エネSOC214が実行する切替処理の中断を要求する信号である。省エネ移行要求信号の送信先とは、サブCPU213及び省エネSOC214のいずれかである。
【0054】
すなわち、操作部CPU244は、図5のステップS501-S502の間に人感センサ243で人を検知した場合に、第1信号線Lを通じて省エネSOC214に移行中断要求信号を送信する。一方、操作部CPU244は、図5のステップS503-S511の間に人感センサ243で人を検知した場合に、第2信号線Lを通じてサブCPU213に移行中断要求信号を送信する。後述するステップS506、S507における「省エネ移行要求の送信先」も同様である。
【0055】
サブCPU213は、操作部CPU244から移行中断要求信号を受信した場合に、実行中の処理を中断し、それ以降の処理の実行を待機する。また、サブCPU213は、省エネSOC214に切替処理の実行を指示した後(すなわち、S504、S506、S510)に移行中断要求信号を受信した場合に、第3信号線Lを通じて省エネSOC214に移行中断指示信号を送信する。移行中断指示信号は、実行中の切替処理の中断を指示する信号である。
【0056】
省エネSOC214は、操作部CPU244から移行中断要求信号を受信した場合、またはサブCPU213から移行中断指示信号を受信した場合に、実行中の切替処理を中断し、それ以降の処理の実行を待機する。
【0057】
図6に戻って、操作部CPU244は、第2時間(例えば、30秒)に設定したタイマをスタートさせる。そして、操作パネル241が操作されるか(S604)、タイマがタイムアウトするまで(S605)、ステップS606以降の処理の実行を待機する。
【0058】
そして、操作部CPU244は、操作パネル241が操作されない状態で(S604:No)、タイマがタイムアウトした場合に(S605:Yes)、省エネ移行要求信号の送信先に再開要求信号を送信する(S606)。すなわち、操作部CPU244は、人感センサ243で人を検知してから第2時間が経過するまでに操作パネル241が操作されない場合に、再開要求信号を送信する。再開要求信号は、中断した切替処理の再開を要求する信号である。
【0059】
サブCPU213は、操作部CPU244から再開要求信号を受信した場合に、第3信号線Lを通じて省エネSOC214に再開指示信号を送信する。再開指示信号は、中断した切替処理の再開を指示する信号である。省エネSOC214は、操作部CPU244から再開要求信号を受信した場合、またはサブCPU213から再開指示信号を受信した場合に、中断した切替処理を再開する。
【0060】
一方、操作部CPU244は、タイマがタイムアウトするまでに(S605:No)、操作パネル241が操作された場合に(S604:Yes)、省エネ移行要求信号の送信先に復帰要求信号を送信する(S607)。すなわち、操作部CPU244は、人感センサ243で人を検知してから第2時間が経過するまでに操作パネル241が操作された場合に、復帰要求信号を送信する。復帰要求信号は、中断した切替処理を中止して、電源制御部211を通常モードに復帰させることを要求するする信号である。
【0061】
サブCPU213は、操作部CPU244から復帰要求信号を受信した場合に、第3信号線Lを通じて省エネSOC214に復帰指示信号を送信する。復帰指示信号は、中断した切替処理をキャンセルして、電源制御部211を通常モードに復帰させる復帰処理の実行を指示する信号である。省エネSOC214は、操作部CPU244から復帰要求信号を受信した場合、またはサブCPU213から復帰指示信号を受信した場合に、中断した切替処理をキャンセルして復帰処理を実行する。復帰処理とは、例えば、通常モードのときに実行するプログラムを、電源制御部211に再ロードさせる処理である。
【0062】
上記の実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
【0063】
上記の実施形態によれば、第1信号線Lを通じた通信異常が疑われる場合に(S502:No)、第2信号線L及び第3信号線Lを通じて省エネSOC214に切替処理を実行させる(S503-S504)。その結果、コントローラ制御基板210Aのリブートによるダウンタイムを発生させずに、電源制御部211を通常モードから省エネモードに移行させることができる。
【0064】
また、上記の実施形態によれば、省エネSOC214自体の異常が疑われる場合に(S505:No)、省エネSOC214のみをリセットしてから切替処理を再実行する(S506-S507)。その結果、コントローラ制御基板210A全体をリブートする場合と比較して、電源制御部211を省エネモードに移行させるまでのダウンタイムを削減することができる。例えば、省エネSOC214のリセットに必要な時間は30秒程度で、コントローラ制御基板210A全体をリブートするのに必要な時間は5分程度である。
【0065】
さらに、上記の実施形態によれば、省エネSOC214と電源制御部211との間の通信異常が疑われる場合に(S508:No)、コントローラ制御基板210A全体をリブートしてから切替処理を再々実行する(S409-S511)。このように、本当に必要な場合にのみコントローラ制御基板210A全体をリブートすることによって、画像形成装置100のダウンタイムを削減することができる。
【0066】
なお、上記の実施形態では、画像形成装置100に搭載されたコントローラ制御基板210A及び操作基板240Aの間の処理を説明したが、本発明の適用範囲は画像形成装置100に限定されない。すなわち、本発明は、独立したコントローラ制御基板210A及び操作基板240Aを備えるあらゆる情報処理装置(例えば、PC、デジタルカメラ、産業機械など)にも適用することができる。
【0067】
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
【0068】
明細書中の対応テーブル(表)は、機械学習の学習効果によって生成されたものでもよい。また、各データを機械学習にて分類付けすることで、対応テーブルを使用しなくてもよい。ここで、機械学習とは、コンピュータに人のような学習能力を獲得させるための技術であり,コンピュータが,データ識別等の判断に必要なアルゴリズムを,事前に取り込まれる学習データから自律的に生成し,新たなデータについてこれを適用して予測を行う技術のことをいう。機械学習のための学習方法は、教師あり学習、教師なし学習、半教師学習、強化学習、深層学習のいずれかの方法でもよく、さらに、これらの学習方法を組み合わせた学習方法でもよく、機械学習のための学習方法は問わない。
【0069】
上記の各プログラムは、CD-RやDVD-R等の記録媒体に記録されて、または電気通信回線を通じて提供されてもよい。
【0070】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その技術的要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。上記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者であれば、開示した内容から様々な変形例を実現することが可能である。そのような変形例も、特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0071】
100 画像形成装置
201 CPU
202a ROM
202b RAM
206 ASIC
208 HDDコントローラ
210 コントローラ制御部
210A コントローラ制御基板
211 電源制御部
212 メインCPU
213 サブCPU
214 省エネSOC
215 切替スイッチ
220 近距離通信I/F
220a 近距離通信回路
221 AGPバス
222 PCIバス
230 エンジン制御部
231 スキャナ部
232 プリンタ部
233 FAX部
240 ユーザI/F
240A 操作基板
241 操作パネル
242 ディスプレイ
243 人感センサ
244 操作部CPU
245 メモリ
250 ネットワークI/F
【先行技術文献】
【特許文献】
【0072】
【文献】特開2015-049731号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6