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特許7492674照明装置、画像読取装置及び画像形成装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-22
(45)【発行日】2024-05-30
(54)【発明の名称】照明装置、画像読取装置及び画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/028 20060101AFI20240523BHJP
   H04N 1/04 20060101ALI20240523BHJP
   G03B 27/54 20060101ALI20240523BHJP
   F21V 19/00 20060101ALI20240523BHJP
   F21Y 105/12 20160101ALN20240523BHJP
   F21Y 113/10 20160101ALN20240523BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240523BHJP
【FI】
H04N1/028 M
H04N1/04 101
G03B27/54 A
F21V19/00 150
F21V19/00 170
F21Y105:12
F21Y113:10
F21Y115:10
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2020056146
(22)【出願日】2020-03-26
(65)【公開番号】P2021158497
(43)【公開日】2021-10-07
【審査請求日】2023-01-16
(73)【特許権者】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100098626
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 壽
(72)【発明者】
【氏名】須貝 篤
(72)【発明者】
【氏名】中澤 政元
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 昌弘
【審査官】橘 高志
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-303578(JP,A)
【文献】特開2006-349807(JP,A)
【文献】特開2008-304675(JP,A)
【文献】特開2009-037073(JP,A)
【文献】特開2010-178070(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/028
H04N 1/04
G03B 27/54
F21V 19/00
F21Y 105/12
F21Y 113/10
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上にアレイ状に配列された複数の第一光源と、前記第一光源よりも光照射方向上流側に配置された第二光源とを有する照明装置において、
前記第二光源の指向角が、前記第一光源の指向角と異なり、
前記第一光源および前記第二光源の光照射面は、前記基板の光源実装面に対して垂直であり、
前記第一光源および前記第二光源のいずれか一方が、赤外光源で、他方が白色光源であることを特徴とする照明装置。
【請求項2】
請求項1に記載の照明装置において、
前記第二光源の前記指向角が、前記第一光源よりも小さいことを特徴とする照明装置。
【請求項3】
基板上にアレイ状に配列された複数の第一光源を有する照明装置において、
前記第一光源よりも指向角が小さい第二光源を有し、
前記第一光源の光照射面から照射対象までの距離をa、前記第二光源の光照射面から前記照射対象までの距離をAとしたとき、
a≦Aの関係とし、
前記第一光源および前記第二光源の光照射面は、前記基板の光源実装面に対して垂直であり、
前記第一光源および前記第二光源のいずれか一方が、赤外光源で、他方が白色光源であることを特徴とする照明装置。
【請求項4】
請求項1乃至3いずれか一項に記載の照明装置において、
前記指向角は半値角であることを特徴とする照明装置。
【請求項5】
請求項1乃至4いずれか一項に記載の照明装置において、
前記第二光源は、前記基板の長手方向で第一光源間に配置されており、
前記基板の光源実装面に対して垂直方向から見たとき、
前記第一光源の光照射面から、前記長手方向において隣接する前記第二光源の光照射面まで距離をB、
前記第二光源の半値角をθ、
前記第二光源の発光中心から、隣接する前記第一光源の光照射面の第二光源側端部までの距離Xとしたとき、
B≦X/tanθの関係となることを特徴とする照明装置。
【請求項6】
請求項1乃至5いずれか一項に記載の照明装置において、
前記指向角は、前記基板の長手方向の半値角であることを特徴とする照明装置
【請求項7】
求項1乃至6いずれか一項に記載の照明装置において、
前記第二光源の前記基板の光源実装面に対して垂直方向の半値角が、第一光源の前記垂直方向の半値角よりも小さいことを特徴とする照明装置。
【請求項8】
請求項1乃至7いずれか一項に記載の照明装置において、
前記第一光源の光照射面が、前記基板の端面と同一平面状となるように、前記第一光源を配置したことを特徴とする照明装置。
【請求項9】
請求項1乃至8いずれか一項に記載の照明装置において、
前記基板の長手方向端部側の前記第一光源の配列ピッチを、中央側の配列ピッチよりも狭くしたことを特徴とする照明装置。
【請求項10】
請求項1乃至いずれか一項に記載の照明装置において、
複数の前記第一光源の光照射面を、一直線状に並べて配置したことを特徴とする照明装置。
【請求項11】
原稿面に対して光を照射する照明装置と、該原稿面からの反射光を受光して該原稿面の画像を撮像する撮像装置とを備えた画像読取装置であって、
上記照明装置として、請求項1乃至10いずれか一項に記載の照明装置を用いたことを特徴とする画像読取装置。
【請求項12】
原稿面の画像を読み取る画像読取装置と、
該画像読取装置で読み取った画像情報に基づいて記録材上に画像を形成する画像形成装置であって、
上記画像読取装置として、請求項11に記載の画像読取装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置、画像読取装置及び画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、基板上にアレイ状に配列された複数の第一光源と、第一光源よりも光照射方向上流側に配置された第二光源とを有する照明装置が知られている。
【0003】
特許文献1には、上記照明装置として、基板上にアレイ状に配列された白色に発光する複数の第一光源と、第一光源よりも光照射方向上流側でアレイ状に配列されたアンバー色に発光する複数の第二光源とを有するものが記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、光照射方向上流側に配置した第二光源から出射された光の一部が、光照射方向下流側に配置した第一光源により遮られ、第二光源の光利用率が低下する問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、基板上にアレイ状に配列された複数の第一光源と、前記第一光源よりも光照射方向上流側に配置された第二光源とを有する照明装置において、前記第二光源の指向角が、前記第一光源の指向角と異なり、前記第一光源および前記第二光源の光照射面は、前記基板の光源実装面に対して垂直であり、前記第一光源および前記第二光源のいずれか一方が、赤外光源で、他方が白色光源であることを特徴とするものである。

【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、第二光源の光利用率の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施形態に係る画像形成装置としての複写機全体の外観斜視図。
図2】複写機の概略構成図。
図3】スキャナ部を示す斜視図。
図4】スキャナ部の内部を示す斜視図。
図5】一体型走査ユニットを示す概略構成図。
図6】基板の実装面にアレイ状に配置された白色点光源のピッチについて説明する図。
図7】読取位置における主走査方向の光量分布を示す図。
図8】白色点光源の間に赤外光点光源を配置した照射装置の斜視図。
図9】X方向端部側で赤外光点光源が白色点光源に干渉する不具合を説明する図。
図10】白色点光源のZ方向における配置位置と、赤外光点光源のZ方向における配置位置を互いに異ならせた例を示す図。
図11】赤外光点光源の半値角内の強い光の一部が白色点光源に遮られてしまう不具合を説明する図。
図12図11に示す構成の赤外光点光源の読取位置における主走査方向(X方向)の光量分布と、理想の光量分布とを示す図。
図13】白色点光源よりもX方向の半値角の小さい赤外光点光源を用いた実施例を示す図。
図14】点光源の指向性を示す図。
図15】X方向の半値角とY方向の半値角とが異なる指向性を有する点光源の一例を示す図。
図16】白色点光源と、赤外光点光源との配置関係について説明する図。
図17】基板をX方向から見た図。
図18】差動ミラー方式の画像読取ユニットのスキャナ部を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を適用した画像形成装置の実施形態の一例(以下、本実施形態を実施形態1という。)として、電子写真方式の複写機(以下、単に複写機1という)について説明する。
図1は、実施形態に係る画像形成装置としての複写機1全体の外観斜視図である。
複写機1では、本体の略中央部に画像形成手段としてのプリンタ部100が配置され、そのプリンタ部100の上部には画像読取ユニット130が配置されている。画像読取ユニット130には、スキャナ部10と原稿搬送手段としての原稿自動搬送装置(ADF)120とが設けられている。
【0009】
図2は、複写機1の概略構成図である。
プリンタ部100は、画像処理部B、画像記憶部C、画像書込部D、画像記録部E、給紙部F等を備えている。
【0010】
画像記録部Eは、潜像担持体である感光体ドラム31と、その周囲に配置される、帯電器32、現像器33、転写器34、分離器35、クリーニング装置36等とから構成されている。また、分離器35の下流側には、さらに、搬送部37、定着部38、排紙部39も配置されており、これらも画像記録部Eを構成している。
給紙部Fは、記録材としての転写紙Pを収容する給紙カセット41、給紙カセット41内の転写紙Pを分離して給送する給紙機構42等から構成されている。
【0011】
回転駆動する感光体ドラム31の表面は、帯電器32により一様帯電される。帯電された後の感光体ドラム31の表面には、画像読取ユニット130で読み取った画像情報について画像処理部Bが画像処理した後の情報に基づいて変調されたレーザー光線3が画像書込部Dから感光体ドラム軸方向にスキャンされて照射される。これにより、感光体ドラム31上に静電潜像が形成される。感光体ドラム31上に形成された静電潜像は、現像器33と対向する現像領域において帯電トナーが付着して現像されることによりトナー像となる。一方、転写紙Pは給紙部Fにより給紙・搬送され、所定のタイミングで感光体ドラム31と転写器34とが対向する転写領域に送出・搬送される。そして、転写器34により、感光体ドラム31上のトナー像とは逆極性の電荷を転写紙Pに付与することで、感光体ドラム31上に形成されたトナー像が転写紙Pに転写される。次いで、転写紙Pは、感光体ドラム31から分離され、搬送部37により定着部38へ搬送される。そして、その定着部38においてトナー像が定着される。その後、排紙部39により機外に排出される。転写器34でトナー像が転写された後の感光体ドラム31の表面は、クリーニング装置36でクリーニングされ、感光体ドラム31上に残ったトナーが除去される。
【0012】
画像処理部Bは、画像読取ユニット130から送信された画像信号について所定の画像処理を行う。画像処理部Bで行う画像処理としては、例えば、シェーディング補正、輝度/濃度変換、EE処理、文字/網点判別、フィルタ/変倍処理、コピーγ補正、書込濃度補正、2ビーム制御、誤差拡散処理、データ圧縮処理等が挙げられる。そして、画像処理部Bで処理された画像データは画像記憶部C内に一時的に保存される。画像記憶部Cに一時的に記憶された画像データは、画像書込部Dに出力される。画像書込部Dでは、その画像データに基づく書込光を半導体レーザーから出力する。この半導体レーザーからの書込光は、駆動モータ21により回転される回転多面鏡(ポリゴンミラー)22で回転走査される。回転走査された書込光は、fθレンズ23を経て、第1ミラー24、第2ミラー25、シリンドリカルレンズ26、第3ミラー27を通過する。そして、カバーガラス28から射出され、画像記録部Eに設けられた感光体ドラム31上に照射される。
【0013】
図3は、スキャナ部10を示す斜視図である。このスキャナ部10の上には、原稿自動搬送装置120が搭載され、蝶番によって揺動自在に支持されていることで、スキャナ部10の上面を開閉することが可能になっている。スキャナ部10の上面には、透明部材としてのコンタクトガラス57およびスリットガラス58とを備えている。
【0014】
図4は、スキャナ部10の内部を示す斜視図である。
図4に示すように、スキャナ部10は、一体型走査ユニット200などを収納した略直方体形状の箱状部材の筐体部10aと、筐体部10aの上面を塞ぐように筐体部10aに取り付けられるスキャナカバー10bとを有している。一体型走査ユニット200は、筐体部10aに図中左右方向に取り付けられたガイドロッド52と、ガイドレール51とにより図中矢印G方向に移動可能に支持されている。
【0015】
図5は、一体型走査ユニット200を示す概略構成図である。
図5に示すように、一体型走査ユニット200のフレーム408内には、照明装置401が格納されている。また、撮像対象物としての原稿414からの反射光を屈折させる5枚の反射ミラー402a,402b,402c,402d,402e、これら反射ミラーからの反射光を結像するための第一レンズ群403、第二レンズ群404も格納されている。また、第一レンズ群403および第二レンズ群404により結像された光を光電変換する撮像手段としてのイメージセンサ405、イメージセンサ405を駆動するイメージセンサ405から出力された電気信号に基づいて画像信号を出力する駆動回路基板406なども格納されている。
【0016】
反射ミラー402e側に配置された第一レンズ群403は、レンズバンド407によりレンズ受台409に固定されている。イメージセンサ405側に配置された第二レンズ群404は、レンズ固定ブラケット413を介してレンズ受台409に取り付けられている。
【0017】
第一レンズ群403は、正のパワーをもつレンズであり、第二レンズ群404は、負のパワーをもつレンズである。本実施形態においては、正のパワーをもつ第一レンズ群403と、負のパワーをもつ第二レンズ群404とで構成することで、色収差が補正され、解像度の高い画像をイメージセンサ405に結像することができる。また、焦点距離を短くでき、一体型走査ユニット200をコンパクト化することができる。さらには、第二レンズ群404からイメージセンサ405までの距離である所謂バックフォーカスも短縮することができ、一体型走査ユニット200をコンパクト化することができる。
【0018】
イメージセンサ405を実装した駆動回路基板406は、固定ブラケット410を介してレンズ受台409に取り付けられている。イメージセンサ405としては、CCD(charge-coupled device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などを用いることができる。なお、本実施形態のイメージセンサ405は、可視光領域と赤外領域の撮像が可能となっている。
【0019】
照明装置401は、白色光を照射する複数の白色点光源501がアレイ状に実装面502aに配列された基板502を有している。また、照明装置401は、白色点光源501から出射された光を、原稿の照明領域へ導く導光体503を有している。導光体503は、アクリル等の透過率の高い樹脂等によって形成されており、出射面503aには、拡散手段としての拡散剤が塗布されている。白色点光源501からの光が導光体503の出射面503aから射出するとき、光が拡散され、各点光源の色度や照度のばらつきの影響による原稿面に照射されるX方向の照度や色度のばらつきを抑えることができる。
【0020】
照明装置401からコンタクトガラス57に載置された照射対象である原稿414の原稿面に向けて白色光が照射される。原稿面で反射した反射光は、5枚の反射ミラー402a,402b,402c,402d,402eにより反射される。反射して導かれた反射光は、第一レンズ群403、第二レンズ群404を通ってイメージセンサ405に入射し、イメージセンサ405によって受光され、原稿面の画像が読み取られる。
【0021】
一体型走査ユニット200が図中矢印G方向に移動することで、コンタクトガラス57に載置された原稿面の画像がイメージセンサ405によって順次読み取られ、原稿面全体の画像が読み取られる。
【0022】
また、照明装置401からの光が、スリットガラス58に向けて照射される図4に示すホーム位置に一体型走査ユニット200を位置させ、スリットガラス58上を通過する原稿自動搬送装置(ADF)120により搬送される搬送原稿の原稿面の画像がイメージセンサ405によって読み取られる。
【0023】
図6は、基板502の光源実装面たる実装面502aにアレイ状に配列された白色点光源501のピッチについて説明する図である。なお、以下の説明では、基板の長手方向(読取位置における主走査方向)をX方向、基板の厚み方向をY方向、点光源の光照射方向をZ方向として説明する。
図6に示すように、複数の白色点光源501は、X方向にアレイ状に配列されている。複数の白色点光源501は、サイドビュータイプのLEDであり、光照射面S1が実装面502aに対して垂直、かつ、基板502の端部の端面と同一平面状に配置されている。X方向端部側の白色点光源501の配列ピッチP2は、X方向中央側の白色点光源501の配列ピッチP1よりも狭くなっている。なお、配列ピッチは、X方向における白色点光源501の中央(点光源の発光中心)から、隣接する白色点光源501の中央までの距離である。
【0024】
図7は、照射位置である読取位置における主走査方向(X方向)の光量分布を示す図である。
上述したように、X方向端部側の白色点光源501の配列ピッチP2を、X方向中央側の白色点光源501の配列ピッチP1よりも狭くしているので、X方向端部側の光量が、中央側よりも多くなる。
【0025】
第一レンズ群403および第二レンズ群404通過時にこれらレンズ群のX方向端部側で光量の低下が起こる。そのため、X方向端部側の白色点光源501の配列ピッチP2を、X方向中央側の白色点光源501の配列ピッチP1よりも狭くして、X方向端部側の光量を中央に比べて上げることで、第一レンズ群403および第二レンズ群404通過時の光量低下を補うことができる。これにより、イメージセンサ405が受光するX方向端部側の光量が中央に比べて低下するのを抑制でき、X方向端部側の原稿面の画像も良好に読み取ることができる。なお、X方向端部側の白色点光源501の発光パワーを中央の白色点光源501の発光パワーよりも増加させることで、X方向端部側の光量を中央に比べて上げることもできる。
【0026】
図8は、白色点光源501の間に、この白色点光源501とは、波長領域が異なる点光源である赤外光点光源701を配置した照射装置の斜視図である。
図8に示すように、白色点光源501の間に赤外光点光源701を配置している。赤外光点光源701もサイドビュータイプのLEDであり、光照射面が実装面502aに対して垂直となるように基板502に実装されている。白色点光源501の間に赤外光点光源701を配置することで、白色光による原稿画像の読み取りと、赤外光による原稿画像の読み取りとを行うことができる。例えば、原稿画像の文字の認識(OCR(Optical Character Recognition/Reader)光学的文字認識)を行う場合は、赤外光を照射して原稿画像を読み取る。赤外光を照射することで、原稿画像の色を無効にし、文字認識の精度を高めることができる。
【0027】
また、赤外光を照射することで、IR画像(赤外光を照射することで可視化する画像)の読み取りを行うことができる。例えば、赤外光を照射して各種証明書や機密書類等に印刷された偽造防止のために形成されたIR画像を読み取り、IR画像があった場合は、複写を禁止する。これにより、偽造を防止することができる。また、赤外光を照射して読み取ったIR画像を黒色トナーなどの可視トナーで複製物であることを知らしめる印刷をして偽造防止を図ってもよい。
【0028】
しかしながら、本実施形態では、図6を用いて説明したように、白色点光源501のX方向端部側の配列ピッチを中央側に比べて狭めている。そのため、部品サイズ等の影響で、Z方向において白色点光源501と同位置となるように、白色点光源501の間に赤外光点光源701を配置した場合、図9に示すように、X方向端部側で赤外光点光源701が白色点光源501に接触して干渉してしまうことがある。
【0029】
図10は、図8の複数の赤外光点光源701の光照射面の配置位置を、複数の白色点光源501よりも光照射方向(+Z方向)上流側に配置した例を示す図である。
図10に示すように、白色点光源501のZ方向における配置位置と、赤外光点光源701のZ方向における配置位置とを互いに異ならせることで、X方向端部側で赤外光点光源701が白色点光源501に接触干渉するのを防止できる。なお、複数の白色点光源501を複数の赤外光点光源701よりも光照射方向(+Z方向)上流側に配置してもよい。
【0030】
しかしながら、図10に示す構成においては、図11に示すように、白色点光源501と赤外光点光源701のうち、光照射方向上流側に配置された第二点光源たる赤外光点光源701の光の一部が、光照射方向下流側に配置された第一点光源たる白色点光源501の筐体ケース等に遮られるおそれがある。このような、白色点光源501による光の遮りは、白色点光源501の配列ピッチと、赤外光点光源701の指向角、特に発光中心の光量の(1/2)の光量となる半値角との関係によって発生する。具体的には、白色点光源501の配列ピッチが狭ければ狭いほど、赤外光点光源701の半値角が大きければ大きいほど、白色点光源501により遮られる光量は多くなる。図11に示すように、白色点光源501の配列ピッチが広いX方向中央では、半値角内の強い光は白色点光源501に遮られることはないが、白色点光源501の配列ピッチが狭いX方向端部側では、半値角内の強い光が白色点光源501により遮られてしまい、遮られる光量が多くなる。
【0031】
このように、X方向端部側で赤外光点光源701から照射された半値角内の強い光の一部が、光照射方向下流側に配置された白色点光源501に遮られてしまうことで、X方向端部側で赤外光点光源701から照射された光の利用率が大幅に低下し、導光体503(図5参照)に入射する光量が大きく低下してしまう。
【0032】
図12は、図11に示す構成の赤外光点光源701の読取位置における主走査方向(X方向)の光量分布と、理想の光量分布とを示す図である。図中破線が、赤外光点光源701の光量分布であり、実線が理想の光量分布である。X方向端部側で、赤外光点光源701から照射された半値角内の強い光の一部が、白色点光源501により遮られることで、X方向端部側で導光体503に入射する光量が低下してしまう。その結果、図12の破線で示すように、原稿面におけるX方向端部の光量が理想の光量よりも低下してしまう。よって、第一レンズ群403および第二レンズ群404通過時の光量の低下を補うことができず、X方向端部側のイメージセンサ405に入射する光量が低下して、X方向端部側の原稿画像を良好に読み取れないおそれがある。その結果、赤外光点光源701の光で読み取った画像情報に基づいて形成した画像品質が低下するおそれがあった。
【0033】
そこで、本実施形態においては、白色点光源501よりも光照射方向(+Z方向)上流側に配置される赤外光点光源として、白色点光源501の半値角よりも半値角が小さい赤外光点光源を用いた。
【0034】
図13は、白色点光源501の半値角よりも半値角が小さい赤外光点光源701aを用いた実施例を示す図である。
図13に示すように、白色点光源501よりも光照射方向(+Z方向)上流側に配置される赤外光点光源として、白色点光源501の半値角よりも半値角が小さい赤外光点光源701aを用いることで、赤外光点光源の半値角が白色点光源501の半値角以上の場合に比べて、赤外光点光源701から照射された半値角内の強い光が、白色点光源501により遮られるのを抑制できる。これにより、X方向端部側の光量低下を抑制することができ、赤外光点光源701の光により、良好に原稿画像を読み取ることができる。その結果、この読み取った画像情報に基づいて複写した画像品質の低下を抑制することができる。
【0035】
なお、赤外光点光源のX方向の半値角を小さくすることで、赤外光点光源から照射される赤外光のX方向の照射範囲が狭まってしまう。しかし、本実施形態では、上述したように導光体503出射面に拡散剤が塗布されており、導光体503から出射した光が拡散されて原稿面へ照射される。従って、多少、赤外光点光源から照射される赤外光のX方向の照射範囲が狭くても、原稿面の主走査方向における点光源の間の位置の光量が低下することがなく、主走査方向均一に原稿面に赤外光を照射することができる。なお、赤外光点光源の半値角内の光が遮られず、かつ、赤外光点光源の白色点光源に対する対接触干渉がなければ白色点光源と赤外光点光源の照射面のZ方向の位置を同じにしてもよい。
【0036】
ここで、半値角について説明する。
図14は、点光源の指向性を示す図である。図中実線が、基板の長手方向であるX方向(図13参照)における指向性を示しており、図中破線が基板の厚み方向であるY方向(図13参照)における指向性を示している。
図14に示すように、照射の指向角が大きくなるほど光量が低下していく。そして、半値角とは、最大光量(指向角0度のときの光量)に対して、半分の光量となる指向角のことであり、図14に示す例では、X方向における半値角、Y方向における半値角ともに、60°である。
【0037】
なお、図15(a)に示すように基板の長手方向であるX方向(図13参照)の半値角と、図15(b)に示すように基板の厚み方向であるY方向(図13参照)の半値角とが互いに異なる指向性を有する点光源もある。
【0038】
図16は、白色点光源501と、赤外光点光源701との配置関係について説明する図である。
図16に示すように、白色点光源501の光照射面S1は、基板502の端部の端面と同一平面状に配置され、光照射面S1から読取位置までの距離と基板502の端部から読取位置までの距離とを同じにしている。このように、白色点光源501を基板502の端面と同一平面状に配置することで、Y方向に指向する光が、基板502に遮られることなく、導光体503に入射させることができ、白色点光源501の光利用率を向上させることができる。
【0039】
また、白色点光源501は、X方向に一直状配置されており、白色点光源501の光照射面S1から読取位置までの距離aが、同一の距離となっている。これにより、原稿面におけるX方向の光量分布(図7参照)が、白色点光源間の配列ピッチのみで制御が可能となり、容易に原稿面におけるX方向の光量分布を、狙いの光量分布にすることができる。
【0040】
赤外光点光源701aの光照射面S2から隣接する白色点光源501の光照射面まで距離をB、赤外光点光源701aの半値角をθ、赤外光点光源701aの発光中心O2から隣接する白色点光源501の光照射面S1の一端C1までの距離をXとしたとき、B≦X/tanθの関係となるように、赤外光点光源701aを基板502に配置するのが好ましい。これにより、赤外光点光源701aのX方向における半値角内の強い光は、すべて導光体503に入射させることができ、光量の低下を良好に抑制でき好ましい。
【0041】
また、本実施形態では、赤外光点光源701aについても、X方向に一直状配置されており、赤外光点光源701aの光照射面S2から読取位置までの距離Aが、同一の距離となっている。これにより、容易に原稿面におけるX方向の光量分布を、狙いの光量分布に制御しやすくできる。
なお、Z方向において、白色点光源501と同一の位置に配置すると接触干渉してしてしまうX方向端部側の赤外光点光源701aを白色点光源501よりも光照射方向上流側に配置し(a<A)、中央側は、Z方向において、白色点光源501と同一の位置に赤外光点光源701を配置してもよい(a=A)。これにより、中央側について、Y方向に指向する光が、基板502に遮られることなく、導光体503に入射させることができ、中央側の光利用率を高めることができる。
【0042】
図17は、図16の基板502をX方向から見た図である。
図17に示すように赤外光点光源として、Y方向における半値角が、白色点光源501のY方向における半値角よりも小さいものを用いるのが好ましい。本実施形態の白色点光源および赤外光点光源は、サイドビュータイプのLEDであり、光照射面S1,S2が、実装面502a対して垂直となるように基板502に実装されている。図15(a)、(b)からわかるように、光照射面を、基板502の端部の端面と同一平面状に配置する白色点光源501については、Y方向に指向する光は、基板502に遮られることなく、導光体503に入射する。一方、白色点光源501よりも基板502の端面から離れた位置に配置された赤外光点光源については、Y方向に指向する光の一部は、基板502に遮られてしまう。Y方向の半値角が大きいほど、強い光が基板502に遮られてしまい、光利用率が著しく低下する。図15(a)、(b)に示すように、赤外光点光源として、Y方向における半値角が、白色点光源501のY方向における半値角よりも小さい赤外光点光源701bを用いることで、半値角内の強い光が基板502に遮られるのを抑制でき、Y方向における光利用率を高めることができ、好ましい。
【0043】
なお、上述では、一体型走査ユニットで原稿画像を読み取る画像読取ユニットに本発明の照明装置を適用した例について説明したが、差動ミラー方式の画像読取ユニットに本発明の照明装置を適用することもできる。
【0044】
図18は、差動ミラー方式の画像読取ユニットのスキャナ部110を示す概略図である。
図18に示すように、差動ミラー方式の画像読取ユニットのスキャナ部110には、第一キャリッジ201及び第二キャリッジ202が設けられている。第一キャリッジ201は、照明装置401と、第一ミラー201aとを備えている。第二キャリッジ202は、第二ミラー202aと、第三ミラー202bとを備えている。
【0045】
画像読取がスタートすると、照明装置401によってコンタクトガラスに載置された原稿に対して光を照射するとともに、第一キャリッジ201を図中左側から右側へ移動させる。さらに、第二キャリッジ202を、第一キャリッジ201の1/2の速度で、図中右側へ移動させる。このように、第二キャリッジ202は、第一キャリッジ201の半分の速度で第一キャリッジ201と同方向へ移動することで、原稿面から結像レンズ203までの光束の光路長が変化しないようになっている。
【0046】
第一、第二キャリッジ201、202を図中左側から右側に2:1の速度比で移動させていく過程で、照明装置401から発した光をコンタクトガラス57上に載置された原稿で反射させる。原稿からの反射光は、第一ミラー201a、第二ミラー202a、第三ミラー202bを介して、結像レンズ203に導かれ、イメージセンサ405上に結像され、原稿画像が読み取られる。
【0047】
この差動ミラー方式の画像読取ユニットにおいて、本発明の照明装置を用いることで、光照射面から読取位置までの距離が互いに異なる2種類の点光源のうち、光照射面から読取位置までの距離が遠い側に配置された第二点光源の光利用率の低下を抑制でき、第二点光源の光でも良好に原稿画像を読み取ることができる。
【0048】
上述では、赤外光点光源を白色点光源よりも光照射方向上流側に配置した例について説明したが、配置が逆でもよい。配置を逆にした場合は、白色点光源として、半値角が赤外光点光源の半値角よりも小さいものを用いる。また、上述では、光照射面S1から読取位置までの距離が互いに異なる2つの光源の組み合わせとして、白色点光源501と赤外光点光源701との組み合わせについて説明したが、例えば、可視領域の光を照射する白色点光源と紫外領域の光を照射する紫外光点光源の組み合わせや、赤色光を発光する点光源と青色光を発光する点光源との組み合わせでもよい。さらには、波長領域が同一で、半値角が互いに異なる点光源の組み合わせでもよい。
【0049】
また、本発明の照明装置は、画像読取ユニット以外の装置にも適用可能である。
【0050】
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
基板上にアレイ状に配列された白色点光源501などの第一光源と、第一光源よりも光照射方向上流側に配置された赤外光点光源701などの第二光源とを有する照明装置401において、第二光源の指向角が、第一光源の指向角と異なる。
これによれば、赤外光点光源701などの第二光源の指向角を、白色点光源501などの第一光源の指向角と異ならせて、第二光源の指向角を、第一光源の指向角よりも小さくすることで、第二光源の指向角が第一光源の指向角以上の場合に比べて、第二光源から出射された光が第一光源に遮られるのを抑制でき、第二光源の光利用率の低下を抑制できる。
【0051】
(態様2)
態様1において、赤外光点光源701などの第二光源の指向角が、白色点光源501などの第一光源よりも小さい。
これによれば、実施形態で説明したように、第二光源の指向角が、第一光源の指向角以上にした場合に比べて、第二光源から出射された光が第一光源に遮られるのを抑制でき、光源の光利用率の低下を抑制できる。
【0052】
(態様3)
基板502上にアレイ状に配列された白色点光源501などの第一光源を有する照明装置401において、第一光源よりも指向角が小さい赤外光点光源701などの第二光源を有し、第一光源の光照射面から照射対象までの距離a、第二光源の光照射面から照射対象までの距離Aとしたとき、a≦Aの関係となる。
これによれば、実施形態で説明したように、第一光源の光照射面から原稿などの光照射対象までの距離aを、第二光源の光照射面から照射対象までの距離Aよりも長くしたものに比べて、光源の光利用率の低下を抑制できる。
【0053】
(態様4)
態様1乃至3いずれかにおいて、指向角は半値角である。
【0054】
(態様5)
態様1乃至4いずれかにおいて、赤外光点光源701などの第二光源は、基板502の長手方向で白色点光源501などの第一光源間に配置されており、基板502の光源実装面に対して垂直方向から見たとき、第一光源の光照射面S1から、長手方向において隣接する第二光源の光照射面S2まで距離をB、第一光源の半値角をθ、第二光源の発光中心O2から、隣接する第一光源の光照射面S1の第二光源側端部までの距離Xとしたとき、B≦X/tanθの関係となる。
これによれば、図16を用いて説明したように、第二光源の半値角内の強い光が、第一光源に遮られることがなくなり、第二光源の光利用率の低下を良好に抑制することができる。
【0055】
(態様6)
態様1乃至5いずれかにおいて、前記指向角は、基板の長手方向(本実施形態では、X方向)の半値角である。
これによれば、実施形態で説明したように、X方向などの基板の長手方向における第二光源の光量低下を抑制できる。
【0056】
(態様7)
態様1乃至6いずれかにおいて、白色点光源501などの第一光源および赤外光点光源701などの第二光源の光照射面S1,S2は、基板の実装面502aなどの光源実装面に対して垂直である。
【0057】
(態様8)
態様7において、第二光源の基板502の光源実装面に対して垂直方向(本実施形態では、Y方向)の半値角が、第一光源の前記垂直方向の半値角よりも小さい。
これによれば、図17を用いて説明したように、第二光源から照射された光源実装面に対して垂直方向における半値角内の光が、基板に遮られるのを抑制することができ、光源実装面に対して垂直方向における第二光源の光量低下を抑えることができる。
【0058】
(態様9)
態様7または8において、白色点光源501である第一光源の光照射面S1が、基板502の端面と同一平面状となるように、第一光源が配置されている。
これによれば、白色点光源501などの第一光源から照射された光が基板に遮られるのを防止でき、第一光源の光利用効率の低下を抑制することができる。
【0059】
(態様10)
態様1乃至9いずれかにおいて、基板502の長手方向(本実施形態では、X方向)端部側の白色点光源501などの第一光源の配列ピッチを、中央側の配列ピッチよりも狭くした。
これによれば、基板502の長手方向(本実施形態では、X方向)端部側の読取位置などの被照射位置における光量を中央側よりも多くすることができる。これにより、原稿面などの被照射面から反射した反射光が通過する結像レンズなどの光学レンズのX方向端部側を通過する光の光量低下を補うことができ、主走査方向均一な反射光をイメージセンサ405に入射させることができる。
【0060】
(態様11)
態様1乃至10いずれかにおいて、白色点光源501などの第一光源および赤外光点光源701などの第二光源のいずれか一方が、赤外光源で、他方が白色光源である。
これによれば、実施形態で説明したように、原稿面などの被照射面に白色光と赤外光とを照射することができる。
【0061】
(態様12)
態様1乃至11いずれかにおいて、複数の白色点光源501など第一光源の光照射面を、一直線状に並べて配置した。
これによれば、実施形態で説明したように、光照射面から被照射位置までの距離を揃えることができ、第一光源から被照射面に照射される光量を揃えることができる。これにより、第一光源の配列ピッチを調整するだけで、主走査方の光量分布を、規定の光量分布にすることができる。
【0062】
(態様13)
光を照射する照明装置401と、原稿面からの反射光を受光して原稿面の画像を撮像するイメージセンサ405などの撮像装置とを備えた画像読取ユニット130などの画像読取装置であって、照明装置として、態様1乃至12いずれかの照明装置を用いた。
これによれば、第二光源の光を照射して読み取った読取画像の品質を高めることができる。
【0063】
(態様14)
原稿面の画像を読み取る画像読取装置と、該画像読取装置で読み取った画像情報に基づいて記録材上に画像を形成する画像形成装置であって、画像読取装置として、態様12の画像読取装置を用いた。
これによれば、第二光源の光を照射して読み取った画像情報に基づいて記録材上に形成した画像の品質を高めることができる。
【符号の説明】
【0064】
1 :複写機
10 :スキャナ部
10a :筐体部
10b :スキャナカバー
57 :コンタクトガラス
58 :スリットガラス
100 :プリンタ部
110 :スキャナ部
120 :原稿自動搬送装置
130 :画像読取ユニット
200 :一体型走査ユニット
401 :照明装置
402a~402e :反射ミラー
403 :第一レンズ群
404 :第二レンズ群
405 :イメージセンサ
406 :駆動回路基板
407 :レンズバンド
408 :フレーム
409 :レンズ受台
410 :固定ブラケット
413 :レンズ固定ブラケット
414 :原稿
501 :白色点光源
502 :基板
502a :実装面
503 :導光体
503a :導光体の出射面
701 :赤外光点光源
701a :赤外光点光源
701b :赤外光点光源
A :赤外光点光源の光照射面から読取位置までの距離
B :赤外光点光源の光照射面から隣接する白色点光源の光照射面まで距離
G :一体型走査ユニットの移動方向
O2 :赤外光点光源の発光中心
P :転写紙
P1 :X方向中央側の配列ピッチ
P2 :X方向端部側の配列ピッチ
S1 :白色点光源の光照射面
S2 :赤外光点光源の光照射面
X :赤外光点光源の発光中心から隣接する白色点光源の光照射面の一端までの距離
a :白色点光源の光照射面から読取位置までの距離
θ :赤外光点光源の半値角
【先行技術文献】
【特許文献】
【0065】
【文献】特開2019-184741号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
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