(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-24
(45)【発行日】2024-07-02
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、設定値推奨方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 1/00 20060101AFI20240625BHJP
B41J 29/38 20060101ALI20240625BHJP
G03G 21/00 20060101ALI20240625BHJP
【FI】
H04N1/00 127Z
B41J29/38 202
B41J29/38 203
G03G21/00 388
G03G21/00 386
(21)【出願番号】P 2020126580
(22)【出願日】2020-07-27
【審査請求日】2023-05-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】尾島 隆也
【審査官】豊田 好一
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-181995(JP,A)
【文献】特開2015-197768(JP,A)
【文献】特開2012-141875(JP,A)
【文献】特開2014-052879(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/00
B41J 29/38
G03G 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器と、前記機器とネットワークを介して接続される情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、
前記機器は、
認証されたユーザが前記機器を使用した履歴を示す使用履歴データを前記情報処理装置に送信する使用履歴送信部を備え、
前記情報処理装置は、
前記機器から前記使用履歴データを受信して、ユーザごとの前記機器の使用の状況を示す使用状況データを収集する使用状況データ収集部と、
収集された前記使用状況データに基づいて、第一のユーザに使用の状況が類似する第二のユーザが存在するか否かを、前記機器が有する機能の使用回数または前記機能ごとの使用回数の割合を含むデータの類似度に基づいて判定する使用状況判定部と、
収集された前記使用状況データと、ユーザごとの前記機器の設定情報と、に基づいて、推奨する前記機器のユーザごとの設定情報を、前記機器に出力する推奨設定情報出力部と、を備え、
前記機器は、
前記推奨設定情報出力部から出力された前記設定情報を受信して、前記設定情報に含まれる設定値を表示して、前記設定情報に含まれる設定値を、認証された前記ユーザの設定情報に反映する操作を前記ユーザから受け付ける推奨設定値反映操作受付部をさらに備える、
情報処理システム。
【請求項2】
前記機器は、認証された前記ユーザの設定情報を取得するユーザ設定取得部を備え、
前記推奨設定値反映操作受付部は、前記ユーザ設定取得部が取得した前記ユーザの設定情報が存在しない場合に、前記推奨設定情報出力部から出力された前記設定情報を表示する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記機器は、
前記情報処理装置にユーザの認証を要求する認証要求部をさらに備え、
前記情報処理装置は、
前記機器からの要求に応じてユーザの認証を実行する認証部をさらに備える、
請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
ユーザごとの機器の使用の状況を示す使用状況データを収集する使用状況データ収集部と、
収集された使用状況データに基づいて、第一のユーザに使用の状況が類似する第二のユーザが存在するか否かを、前記機器が有する機能の使用回数または前記機能ごとの使用回数の割合を含むデータの類似度に基づいて判定する使用状況判定部と、
収集された前記使用状況データと、ユーザごとの前記機器の設定情報と、に基づいて、ユーザごとに推奨される前記機器の設定値を示す推奨設定情報を出力する推奨設定情報出力部と、を備える、
情報処理装置。
【請求項5】
前記推奨設定情報出力部は、前記使用状況判定部が前記第二のユーザが存在すると判定すると、前記第二のユーザの設定情報に基づいて、前記第一のユーザに推奨される前記機器の設定値を示す前記設定情報を出力する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
ユーザごとの前記機器の設定情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶される前記第一のユーザの設定情報を、前記第一のユーザに推奨される前記機器の設定値で更新するユーザ設定情報更新部と、を備える、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記使用状況データ収集部は、前記使用状況データとして、前記機器が有する機能の使用回数をユーザごとに集計する、
請求項4から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータによって実行される方法であって、
ユーザごとの機器の使用の状況を示す使用状況データを収集するステップと、
収集された前記使用状況データに基づいて、第一のユーザに使用の状況が類似する第二のユーザが存在するか否かを、前記機器が有する機能の使用回数または前記機能ごとの使用回数の割合を含むデータの類似度に基づいて判定するステップと、
収集された前記使用状況データと、ユーザごとの前記機器の設定情報と、に基づいて、推奨する前記機器のユーザごとの設定情報を出力するステップと、を備える、
設定値推奨方法。
【請求項9】
コンピュータに、
ユーザごとの機器の使用の状況を示す使用状況データを収集するステップと、
収集された前記使用状況データに基づいて、第一のユーザに使用の状況が類似する第二のユーザが存在するか否かを、前記機器が有する機能の使用回数または前記機能ごとの使用回数の割合を含むデータの類似度に基づいて判定するステップと、
収集された前記使用状況データと、ユーザごとの前記機器の設定情報と、に基づいて、推奨する前記機器のユーザごとの設定情報を出力するステップと、
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム、設定値推奨方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
複数のユーザが利用する機器において、ユーザごとの個別の設定内容を実現する機能が開発されている。
【0003】
また、ユーザに推奨機能を表示する機器が開発されている。例えば、一の機能と他の機能とが組合せられる頻度についての組合せ情報を集計し、ユーザにより選択された一の機能によく組合せられる機能を表示する画像形成装置が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数のユーザが利用する機器において、ユーザごとの個別の設定内容として適切な設定を推奨して欲しいという要望がある。このような要望に対して、上述した従来の技術を適用しても、推奨する設定を機能の組み合わせに基づいて決定するため、個々のユーザに適した設定値を推奨することが困難である。
【0005】
開示の技術は、個々のユーザに適した設定値を推奨することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の技術は、機器と、機器とネットワークを介して接続される情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、機器は、認証されたユーザが機器を使用した履歴を示す使用履歴データを情報処理装置に送信する使用履歴送信部を備え、情報処理装置は、機器から使用履歴データを受信して、ユーザごとの機器の使用の状況を示す使用状況データを収集する使用状況データ収集部と、収集された前記使用状況データに基づいて、第一のユーザに使用の状況が類似する第二のユーザが存在するか否かを、前記機器が有する機能の使用回数または前記機能ごとの使用回数の割合を含むデータの類似度に基づいて判定する使用状況判定部と、収集された使用状況データと、ユーザごとの機器の設定情報と、に基づいて、推奨する機器のユーザごとの設定情報を、機器に出力する推奨設定情報出力部と、を備え、機器は、推奨設定情報出力部から出力された設定情報を受信して、設定情報に含まれる設定値を表示して、設定情報に含まれる設定値を、認証されたユーザの設定情報に反映する操作をユーザから受け付ける推奨設定値反映操作受付部をさらに備える情報処理システムである。
【発明の効果】
【0007】
個々のユーザに適した設定値を推奨することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図9】画像形成装置の処理フローの一例を示す図である。
【
図10】情報処理装置の処理フローの一例を示す図である。
【
図11】画像形成装置の表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照して本発明に係る情報処理システムの実施の形態について説明する。
【0010】
図1は、情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
【0011】
情報処理システム1は、情報処理装置10と、画像形成装置20と、を備える。
【0012】
情報処理装置10と、画像形成装置20とは、互いに通信ネットワーク30を介して通信可能に接続されている。
【0013】
情報処理装置10は、例えば基盤機能として、ユーザ認証、機器認証、テナント情報管理、機器情報管理、ユーザ情報管理、画面情報管理、ファイル管理、クラウドストレージ等の外部サービスと連携するための外部連携機能を有する。また、情報処理装置10は、画像形成装置20からの要求を受け付けて各機能を実行するためのAPI等を含む各種機能を有し、各機能を提供するWebサービス提供システムとして機能する。
【0014】
なお、情報処理装置10は、例えば、様々な機能のクラウドサービスを提供するためのプラットフォームとして構築される。また、情報処理装置10は、上述のクラウドサービスとして、種々のWebアプリケーションプログラム(以下、Webアプリとする)に規定された処理を実行する。Webアプリは、Webサーバとしての情報処理装置10が、Webクライアントである画像形成装置20に提供する機能を規定したアプリケーションプログラムである。
【0015】
画像形成装置20は、例えば、スキャン、プリント、コピー等の画像形成機能を実現する装置である。画像形成装置20は、それぞれ単体で画像形成機能を実現する他に、情報処理装置10から提供される各種機能を利用するWebクライアントとしても機能する。
【0016】
画像形成装置20は、ユーザごとの設定値に基づいて異なる動作をする機能を有する。例えば、画像形成装置20に表示されるホーム画面は、ユーザごとの設定値に基づくアイコンレイアウトや背景画像を有する。また、画像形成装置20が表示する画面は、ユーザごとの設定値に基づく言語で表される。
【0017】
通信ネットワーク30は、無線通信でも有線通信でも良く、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、VPN(Virtual Private Network)、インターネット等である。
【0018】
次に、情報処理システム1が備える各装置のハードウェア構成について説明する。
【0019】
図2は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0020】
情報処理装置10は、コンピュータによって構築されており、CPU101、ROM102、RAM103、HD104、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ105、ディスプレイ106、外部機器接続I/F(Interface)108、ネットワークI/F109、バスライン110、キーボード111、ポインティングデバイス112、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ114、メディアI/F116を備えている。
【0021】
これらのうち、CPU101は、情報処理装置10全体の動作を制御する。ROM102は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。HD104は、ゲストネットワーク作成アプリケーション等のプログラムその他の各種データを記憶する。HDDコントローラ105は、CPU101の制御にしたがってHD104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ106は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。
【0022】
外部機器接続I/F108は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、プリンタ等の機器である。ネットワークI/F109は、通信ネットワーク30を利用して他の装置との間でデータ通信をするためのインタフェースである。バスライン110は、
図2に示されているCPU101等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバス、データバス等である。
【0023】
また、キーボード111は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス112は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ114は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW113に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。尚、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F116は、フラッシュメモリ等のメディア115に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
【0024】
図3は、画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0025】
画像形成装置20は、画像形成機能を実現する本体部210と、ユーザの操作を受け付ける操作部220とを備える。なお、ユーザの操作を受け付けるとは、ユーザの操作に応じて入力される情報(画面の座標値を示す信号などを含む)を受け付けることを含む概念である。
【0026】
本体部210と操作部220は、通信路201を介して相互に通信可能に接続されている。通信路201は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることができる。なお、通信路201は、有線か無線かを問わず、USB規格以外の規格のものであっても良い。
【0027】
本体部210は、CPU(Central Processing Unit)211、ROM(Read Only Memory)212、RAM(Random Access Memory)213、ストレージ部214、通信I/F(Interface)215、接続I/F216、エンジン部217、外部接続I/F218、及びシステムバス219等を有する。
【0028】
CPU211は、RAM213をワークエリア(作業領域)としてROM212又はストレージ部214等に格納されたプログラムを実行することで、本体部210全体の動作を制御する演算装置である。例えば、CPU211は、エンジン部217を用いて、コピー、スキャン、ファクス、プリンタなどの各種機能を実現する。
【0029】
ROM212は、例えば、本体部210の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)や、各種の設定等を記憶する不揮発性のメモリである。RAM213は、CPU211のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ストレージ部214は、例えば、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する不揮発性の記憶装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等で構成される。
【0030】
通信I/F215は、本体部210を通信ネットワーク70に接続し、外部装置との通信を行うための、無線LAN、有線LAN等のネットワークインタフェースである。接続I/F216は、通信路201を介して、本体部210と操作部220との間で通信するためのインタフェースである。
【0031】
エンジン部217は、コピー、スキャン、ファクス、プリントなどの機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。エンジン部217には、例えば、原稿の画像をスキャンして読取るスキャナ(画像読取部)、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファクス通信を行うファクス部等が含まれる。さらに、エンジン部217には、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションが含まれていても良い。
【0032】
外部接続I/F218は、本体部210に外部装置を接続するためのインタフェースである。外部装置には、例えば、ICカードリーダ103や、移動体センサ等が含まれ得る。システムバス219は、上記各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
【0033】
操作部220は、CPU221、ROM222、RAM223、フラッシュメモリ224、通信I/F225、操作パネル226、接続I/F227、外部接続I/F228、カメラ229、及びシステムバス230等を有する。
【0034】
CPU221は、RAM223をワークエリア(作業領域)としてROM222又はフラッシュメモリ224等に格納されたプログラムを実行することで、操作部220全体の動作を制御する演算装置である。ROM222は、例えば、操作部220の起動時に実行されるBIOSや、各種の設定等を記憶する不揮発性のメモリである。RAM223は、CPU221のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。フラッシュメモリ224は、例えば、OS、アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する不揮発性の記憶装置である。
【0035】
通信I/F225は、操作部220を通信ネットワーク70に接続し、外部装置との通信を行うための、無線LAN、有線LAN等のネットワークインタフェースである。
【0036】
操作パネル226は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けると共に、各種の情報を表示する。操作パネル226は、例えば、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD: Liquid Crystal Display)で構成されるが、これに限られるものではない。操作パネル226は、例えばタッチパネル機能が搭載された有機EL(Electro Luminescence)表示装置で構成されていても良い。さらに、操作パネル226は、これに加えて又はこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部や、ランプ等の表示部を設けることもできる。
【0037】
接続I/F227は、通信路201を介して、操作部220と本体部210との間で通信するためのインタフェースである。外部接続I/F228は、外部装置を接続するための、例えばUSB等のインタフェースである。
【0038】
カメラ229は、ユーザの画像を撮影する撮影装置である。なお、カメラ229は、画像形成装置20の外部に設置され、外部接続I/F228を介して操作部220に接続されているものであっても良い。システムバス230は、上記各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
【0039】
次に、情報処理システム1が備える各装置の機能について説明する。
【0040】
【0041】
情報処理装置10は、記憶部11と、認証部12と、使用状況データ収集部13と、使用状況判定部14と、推奨設定情報出力部15と、ユーザ設定情報更新部16と、を備える。
【0042】
記憶部11は、各種情報を記憶する。具体的には、記憶部11は、ユーザ情報901と、使用状況データ902と、ユーザ設定情報903と、を記憶する。
【0043】
ユーザ情報901は、画像形成装置20を利用するユーザを認証するための情報である。ユーザ情報901の具体例については後述する。
【0044】
使用状況データ902は、ユーザごとの画像形成装置20の使用の状況を示すデータである。使用状況データ902の具体例については後述する。
【0045】
ユーザ設定情報903は、ユーザごとの画像形成装置20の設定値を示す情報である。ユーザ設定情報903の具体例については後述する。
【0046】
認証部12は、画像形成装置20からの要求に応じてユーザの認証を実行する。具体的には、認証部12は、画像形成装置20に入力されたユーザのメールアドレスとパスワードの組み合わせを示すデータを受信して、ユーザ情報901と照合する。
【0047】
そして、認証部12は、メールアドレスとパスワードの組み合わせに一致するレコードがユーザ情報901に存在する場合には、認証成功を示す信号を画像形成装置20に送信し、メールアドレスとパスワードの組み合わせに一致するレコードがユーザ情報901に存在しない場合には、認証失敗を示す信号を画像形成装置20に送信する。
【0048】
使用状況データ収集部13は、画像形成装置20から使用状況データを収集する。具体的には、使用状況データ収集部13は、画像形成装置20から機能を使用した履歴を示す使用履歴データを受信して、受信した使用履歴データに基づいて、画像形成装置20が有する機能の使用回数をユーザごとに集計する。
【0049】
例えば、使用状況データ収集部13は、画像形成装置20からユーザAがコピー機能を使用したという履歴を示すデータを受信して、ユーザAのコピー機能の使用回数に1を加算する。
【0050】
使用状況判定部14は、収集された使用状況データに基づいて、第一のユーザに使用の状況が類似する第二のユーザが存在するか否かを判定する。例えば、ユーザA(第一のユーザ)に推奨する設定値を決定するために、使用状況判定部14は、使用状況がユーザAに類似するユーザB(第二のユーザ)を使用状況データの中から検索する。類似か否かの判定は、各機能の使用回数や、機能ごとの使用回数の割合などのようなデータの類似度を算出する手法によって実現される。
【0051】
推奨設定情報出力部15は、収集された使用状況データ902と、ユーザ設定情報903と、に基づいて、ユーザごとに推奨される画像形成装置20の設定値を示す推奨設定情報を出力する。具体的には、推奨設定情報出力部15は、使用状況判定部14によって第一のユーザに使用の状況が類似する第二のユーザが存在すると判定された場合に、ユーザ設定情報903に含まれる第二のユーザの設定情報に含まれる設定値を、推奨される設定値とする推奨設定情報を出力する。
【0052】
例えば、使用状況判定部14によって、ユーザBの使用の状況が、ユーザAに類似すると判定された場合、推奨設定情報出力部15は、ユーザAに推奨される設定値として、ユーザBの設定値を示す推奨設定情報を出力する。
【0053】
ユーザ設定情報更新部16は、記憶部11に記憶されるユーザ設定情報903のうち、第一のユーザの設定情報を、第一のユーザに推奨される画像形成装置20の設定値で更新する。具体的には、ユーザ設定情報更新部16は、画像形成装置20からの要求に基づいて、第一のユーザの設定情報を更新する。
【0054】
【0055】
画像形成装置20は、認証要求部21と、ユーザ設定取得部22と、推奨設定値反映操作受付部23と、ユーザ個別処理実行部24と、使用履歴送信部25と、を備える。
【0056】
認証要求部21は、情報処理装置10にユーザの認証を要求する。具体的には、認証要求部21は、ユーザから入力されたメールアドレスとパスワードの組み合わせを示すデータを情報処理装置10に送信する。なお、認証に使用する情報はこれらに限られず、ユーザID、PINコード等であっても良い。
【0057】
ユーザ設定取得部22は、ユーザごとの設定情報を情報処理装置10から取得する。具体的には、認証要求部21によって情報処理装置10に要求された認証が成功した後に、ホーム画面の表示等のように、ユーザごとの設定値に応じて異なる挙動をする機能を実現する場合に、ユーザ設定取得部22は、情報処理装置10から当該ユーザの設定情報を取得する。
【0058】
推奨設定値反映操作受付部23は、情報処理装置10の推奨設定情報出力部15から出力された推奨設定情報を受信して、推奨設定情報に含まれる設定値を画面に表示する。そして、推奨設定情報に含まれる設定値を、認証されたユーザの設定情報に反映する操作をユーザから受け付ける。表示される画面の具体例については後述する。
【0059】
ユーザ個別処理実行部24は、ユーザごとに異なる挙動をする機能を実現するために、ユーザごとに個別の処理を実行する。例えば、用紙の画像を読み取って、読み取られた画像を別の用紙に印刷するコピー機能において、読み取った画像に基づいてカラーで印刷するか白黒で印刷するかを自動判別するか否かをユーザの設定値として設定できるものとする。
【0060】
この場合、ユーザAの設定値が自動判別することを示す値である場合に、ユーザ個別処理実行部24は、ユーザAのコピー機能を実現する場合に、読み取った画像に基づいてカラーで印刷するか白黒で印刷するかを自動判別する処理を実行する。
【0061】
使用履歴送信部25は、認証されたユーザが画像形成装置20の有する機能を使用した履歴を示す使用履歴データを、情報処理装置10に送信する。例えば、認証されたユーザAがコピー機能を使用した場合、使用履歴送信部25は、ユーザAを示すユーザID、コピー機能を示す機能名、使用日時等を含むデータを、使用履歴データとして情報処理装置10に送信する。
【0062】
【0063】
ユーザ情報901は、項目として、ユーザIDと、ユーザ名と、メールアドレスと、パスワードと、を含む。
【0064】
項目「ユーザID」の値は、ユーザを識別するための識別子である。
【0065】
項目「ユーザ名」の値は、ユーザの氏名等の名称である。
【0066】
項目「メールアドレス」の値は、ユーザのメールアドレスである。
【0067】
項目「パスワード」の値は、認証のためのパスワードである。
【0068】
図6に示したユーザ情報901は、認証のための情報の一例であって、他でも良い。例えば、PINコードによって認証する場合には、ユーザ情報901は、項目としてPINコードを含む。
【0069】
【0070】
使用状況データ902は、項目として、使用状況IDと、使用状況名と、ユーザIDと、値と、を含む。
【0071】
項目「使用状況ID」の値は、使用状況を識別するための識別子である。
【0072】
項目「使用状況名」の値は、使用状況の名称である。
【0073】
項目「ユーザID」の値は、ユーザを識別するための識別子である。
【0074】
項目「値」の値は、使用状況を示す値である。例えば、使用状況名「枚数を変更してコピーした回数」の場合には、項目「値」の値は、枚数を変更してコピーした回数を示す数値である。
【0075】
【0076】
ユーザ設定情報903は、項目として、機能IDと、機能名と、設定IDと、設定名と、ユーザIDと、設定値と、を含む。
【0077】
項目「機能ID」の値は、機能を識別するための識別子である。
【0078】
項目「機能名」の値は、機能の名称である。
【0079】
項目「設定ID」の値は、設定を識別するための識別子である。
【0080】
項目「設定名」の値は、設定の名称である。
【0081】
項目「ユーザID」の値は、ユーザを識別するための識別子である。
【0082】
項目「設定値」の値は、ユーザごとの設定値である。
【0083】
例えば、
図8に示すユーザ設定情報903によれば、画像形成装置20は、ユーザ「U0002」の操作によってコピーする場合、製本をするが、ユーザ「U0003」の操作によってコピーする場合、製本をしない。
【0084】
次に、情報処理システム1の動作について説明する。
【0085】
図9は、画像形成装置の処理フローの一例を示す図である。
【0086】
画像形成装置20がユーザの起動操作または省エネモードからの復帰操作を受けると、画像形成装置20の認証要求部21は、認証情報の入力操作を受け付ける(ステップS101)。なお、画像形成装置20は、認証が必要な処理を実行時にステップS101の処理を実行しても良い。具体的には、認証要求部21は、ログイン画面を表示する。
【0087】
次に、認証要求部21は、情報処理装置10に認証を要求する(ステップS102)。具体的には、認証要求部21は、入力された情報を情報処理装置10に送信し、応答として、認証結果を示す情報を受信する。
【0088】
画像形成装置20は、認証結果が認証成功であるか否かを判定する(ステップS103)。画像形成装置20は、認証結果が認証成功でないと判定すると(ステップS103:No)、処理を終了する。
【0089】
画像形成装置20が、認証結果が認証成功であると判定すると(ステップS103:Yes)、ユーザ設定取得部22は、ユーザ設定情報903を情報処理装置10から取得する(ステップS104)。
【0090】
次に、推奨設定値反映操作受付部23は、認証されたユーザについてのユーザ設定情報があるか否かを判定する(ステップS105)。ここで、ステップS101の処理が特定の機能についての認証である場合には、推奨設定値反映操作受付部23は、当該機能についての設定値があるか否かを判定しても良い。
【0091】
推奨設定値反映操作受付部23は、ユーザ設定情報がないと判定すると(ステップS105:No)、認証されたユーザに推奨される設定値を示す情報を情報処理装置10から取得する(ステップS106)。
【0092】
次に、推奨設定値反映操作受付部23は、認証されたユーザに推奨される設定値を画面に表示する(ステップS107)。そして、推奨設定値反映操作受付部23は、ユーザから推奨される設定値を反映する操作を受けたか否かを判定する(ステップS108)。
【0093】
推奨設定値反映操作受付部23は、ユーザから推奨される設定値を反映する操作を受けなかったと判定すると(ステップS108:No)、処理を終了する。
【0094】
推奨設定値反映操作受付部23は、ユーザから推奨される設定値を反映する操作を受けたと判定すると(ステップS108:Yes)、情報処理装置10にユーザ設定情報の更新を要求する(ステップS109)。具体的には、推奨設定値反映操作受付部23は、認証されたユーザを示すユーザIDと、推奨された設定値を示す情報として、機能ID、設定IDおよび設定値と、を含む情報を情報処理装置10に送信する。
【0095】
そして、ユーザ個別処理実行部24は、ユーザ個別処理を実行する(ステップS110)。また、ステップS105の処理において、推奨設定値反映操作受付部23が、ユーザ設定情報があると判定すると(ステップS105:Yes)、ステップS110の処理に進む。
【0096】
ステップS110の処理では、ユーザ個別処理実行部24は、ステップS105において取得されたユーザ設定情報、またはステップS106の処理において取得された推奨設定値を示す情報に基づいて、ユーザごとに個別の処理を実行する。
【0097】
図9に示す処理を終了すると、画像形成装置20は、ユーザに共通の処理を実行しても良い。
【0098】
図10は、情報処理装置の処理フローの一例を示す図である。
【0099】
情報処理装置10の認証部12は、画像形成装置20から認証の要求を受けると、ユーザを認証する(ステップS201)。具体的には、認証部12は、画像形成装置20から受信した情報とユーザ情報901とを照合して、受信した情報に一致する情報がユーザ情報901に含まれるか否かを判定する。そして、認証部12は、認証結果を画像形成装置20に送信する。
【0100】
情報処理装置10の使用状況データ収集部13は、使用状況データを収集する(ステップS202)。具体的には、使用状況データ収集部13は、画像形成装置20から機能を使用した履歴を示す使用履歴データを受信して、受信した使用履歴データに基づいて、画像形成装置20が有する機能の使用回数をユーザごとに集計する。
【0101】
なお、使用状況データ収集部13が使用状況データを収集するタイミングは他でも良い。例えば、使用状況データ収集部13は、1日1回実行されるバッチ処理によって、使用状況データを収集しても良い。
【0102】
情報処理装置10は、画像形成装置20のユーザ設定取得部22からの要求に応じて、ユーザ設定情報を送信する(ステップS203)。
【0103】
次に、情報処理装置10の使用状況判定部14は、画像形成装置20からの要求に応じて、認証されたユーザ(第一のユーザ)と使用状況が類似するユーザ(第二のユーザ)が存在するか否かを判定する(ステップS204)。
【0104】
具体的には、使用状況判定部14は、各機能の使用回数や、機能ごとの使用回数の割合などのようなデータの類似度を算出する手法によって、第一のユーザと各ユーザの使用状況が類似するか否かを判定し、第二のユーザが存在するか否かを判定する。
【0105】
例えば、使用状況判定部14は、
図7に示される使用状況データ902に基づいて、認証されたユーザ「U0001」と使用状況が類似するユーザ「U0004」が存在すると判定する。
【0106】
使用状況判定部14は、第一のユーザと使用状況が類似する第二のユーザが存在しないと判定すると(ステップS204:No)、処理を終了する。
【0107】
また、使用状況判定部14が、第一のユーザと使用状況が類似する第二のユーザが存在すると判定すると(ステップS204:Yes)、推奨設定情報出力部15は、第二のユーザのユーザ設定情報を取得して(ステップS205)、取得したユーザ設定情報に含まれる設定値を示す推奨設定情報を、画像形成装置20に送信する(ステップS206)。
【0108】
ユーザ設定情報更新部16は、画像形成装置20の推奨設定値反映操作受付部23から要求を受けると、記憶部11に格納されたユーザ設定情報903を更新する(ステップS208)。具体的には、ユーザ設定情報更新部16は、画像形成装置20からユーザID、機能ID、設定IDおよび設定値を示す情報を受信して、受信したユーザID、機能IDおよび設定IDに関連付けられた設定値を、受信した設定値で更新する。
【0109】
図11は、画像形成装置の表示画面の一例を示す図である。
【0110】
画像形成装置20は、ユーザAからコピー機能を起動する操作を受けて、
図9に示したステップS105の処理を実行し、ユーザAのコピー機能についてのユーザ設定情報が無いと判定すると、
図11(a)に示した画面を表示する。
【0111】
次に、画像形成装置20は、
図11(b)に示した画面を表示し、「はい」の選択を受けると、ステップS106の処理を実行して、情報処理装置10の処理を待つ間、
図11(c)に示した画面を表示する。
【0112】
次に、情報処理装置10が、
図10に示したステップS206の処理を実行すると、画像形成装置20は、
図9に示したステップS107の処理を実行して、
図11(d)に示した画面を表示する。
【0113】
図11(d)に示した画面は、ユーザAに使用状況が類似するユーザBの設定値が表示されている。ユーザAが「この設定を適用する」を選択すると、画像形成装置20は、
図9に示したステップS108の処理で、推奨設定値を反映する操作を受けたと判定し、ステップS109の処理を実行する。
【0114】
そして、情報処理装置10が、ステップS207の処理を実行し、ユーザAのユーザ設定情報を更新すると、画像形成装置20は、
図11(e)に示した画面を表示する。ユーザAが「実行」を選択すると、画像形成装置20は、
図9に示したステップS110の処理を実行する。
【0115】
ユーザAのユーザ設定情報が更新されているため、ユーザAが次回コピー機能を起動した際には、
図11(d)および
図11(e)に示される設定値が初期表示される。
【0116】
本実施形態に係る情報処理システム1によれば、ユーザの使用状況を示すデータに基づいて、推奨する設定値を決定することため、好み、行動パターン等が類似するユーザが自ら設定した設定値に基づいて、現実的な設定値を推奨することができる。
【0117】
また、画像形成装置20とは別の情報処理装置10が、複数の画像形成装置20からユーザの使用状況を示すデータを収集して、推奨する設定値を決定できるため、多くのユーザの情報に基づく高い精度の処理が可能である。
【0118】
上述した実施形態において、情報処理装置10の推奨設定情報出力部15は、第一のユーザに類似すると判定された第二のユーザの設定値を、第一のユーザに推奨するための推奨設定情報として出力する例を示した。しかし、第一のユーザに推奨するための設定値は、他でも良い。例えば、類似するユーザを複数選択して、選択された複数のユーザの平均的な設定値を抽出することによって、推奨する設定値を決定しても良い。
【0119】
例えば、ユーザAに類似するユーザB、ユーザCおよびユーザDを選択し、それぞれの設定値が「白黒、製本あり、2in1」、「白黒、製本なし、集約なし」、「カラー、製本あり、集約なし」である場合、平均的な設定値として「白黒、製本あり、集約なし」の設定値を推奨しても良い。この例では、結果として推奨される設定値は、ユーザB、ユーザCおよびユーザDのいずれの設定値とも完全には一致していない。
【0120】
上述した実施形態において、画像形成装置20の推奨設定値反映操作受付部23は、ユーザ設定情報が無いユーザに推奨する設定値を表示する例を示した。しかし、ユーザ設定情報があるユーザに、設定値を推奨しても良い。このようにすれば、設定値を設定したユーザにも他のユーザの設定値を参考にして、自らの設定値の変更を検討する機会を与えることができる。
【0121】
上述した実施形態において、画像形成装置20が使用履歴データを送信し、情報処理装置10が受信した使用履歴データを集計して、使用状況を示すデータを生成する例を示した。しかし、画像形成装置20が使用履歴データを集計して、使用状況を示すデータを生成し、生成された使用状況データを情報処理装置10に送信しても良い。
【0122】
上述した実施形態において、画像形成装置20が参照するユーザ設定情報が、情報処理装置10の記憶部11に格納される例を示した。しかし、ユーザ設定情報は、画像形成装置20またはLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバ等の他の装置に格納されていても良い。その場合、情報処理装置10は、定期的に、画像形成装置20またはLDAPサーバ等の他の装置からユーザ設定情報を受信しても良いし、
図10に示したステップS205の処理において、画像形成装置20またはLDAPサーバ等の他の装置からユーザ設定情報を受信しても良い。
【0123】
各実施形態に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。
【0124】
ある実施形態では、情報処理装置10は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む、クラウドサービスやWebサービス等の、情報処理システムとして構成されても良い。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施しても良い。
【0125】
さらに、情報処理装置10および画像形成装置20は、開示された処理ステップをさまざまな組み合わせで共有するように構成できる。また、情報処理装置10と画像形成装置20の各要素は、1つのサーバ装置にまとめられていても良いし、複数の装置に分けられていても良い。
【0126】
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
【0127】
また、上述した実施形態では、機器の一例として画像形成装置を示した。しかし、機器は、通信機能を備えた機器であれば、画像形成装置に限られない。機器は、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等であってもよい。
【0128】
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
【符号の説明】
【0129】
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 記憶部
12 認証部
13 使用状況データ収集部
14 使用状況判定部
15 推奨設定情報出力部
16 ユーザ設定情報更新部
20 画像形成装置
21 認証要求部
22 ユーザ設定取得部
23 推奨設定値反映操作受付部
24 ユーザ個別処理実行部
25 使用履歴送信部
30 通信ネットワーク
【先行技術文献】
【特許文献】
【0130】