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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-08
(45)【発行日】2024-07-17
(54)【発明の名称】装置稼働方法と基板処理装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/205 20060101AFI20240709BHJP
   H01L 21/31 20060101ALI20240709BHJP
   C23C 16/44 20060101ALI20240709BHJP
【FI】
H01L21/205
H01L21/31 C
C23C16/44 J
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020083393
(22)【出願日】2020-05-11
(65)【公開番号】P2020191444
(43)【公開日】2020-11-26
【審査請求日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】62/851,347
(32)【優先日】2019-05-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】519237203
【氏名又は名称】エーエスエム・アイピー・ホールディング・ベー・フェー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】田辺 伸章
【審査官】河合 俊英
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-310819(JP,A)
【文献】特開2019-052339(JP,A)
【文献】特開2007-043171(JP,A)
【文献】特開2010-199497(JP,A)
【文献】特開2016-033364(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/205
H01L 21/31
C23C 16/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リアクタチャンバの内部にガスを提供して前記リアクタチャンバの内部の基板に処理を施すことと、
リアクタチャンバに基板をロード又はアンロードしている最中に、前記リアクタチャンバにつながる排気ライン、又は前記排気ラインにつながるドライポンプに前記リアクタチャンバを経由しないプラズマを提供して、前記排気ラインと前記ドライポンプの少なくとも一方をクリーニングし、
クリーニングに用いられるプラズマを生成するリモートプラズマユニットから、前記リモートプラズマユニットと前記リアクタチャンバをつなげる接続ラインを介して前記リアクタチャンバにプラズマを提供して、前記リアクタチャンバをクリーニングし、
前記排気ラインと前記ドライポンプの少なくとも一方をクリーニングするときは、前記リモートプラズマユニットから、前記リモートプラズマユニットと前記排気ラインをつなげるバイパスラインを介して前記排気ラインにプラズマを提供し、
前記排気ラインと前記ドライポンプの少なくとも一方のクリーニングは、前記基板のロード又はアンロードが終わる前に終了することを特徴とする装置稼働方法。
【請求項2】
前記バイパスラインから前記排気ラインに提供されるプラズマの量は、プレッシャーコントロールバルブによって調整されることを特徴とする請求項に記載の装置稼働方法。
【請求項3】
前記排気ラインと前記ドライポンプの少なくとも一方をクリーニングするときは、前記リモートプラズマユニットとは別に設けられた専用リモートプラズマユニットで前記ドライポンプに直接プラズマを提供することを特徴とする請求項に記載の装置稼働方法。
【請求項4】
前記ドライポンプは回転するインペラーが設けられた部屋を複数有し、前記専用リモートプラズマユニットのプラズマが複数の前記部屋に対して個別に提供されることを特徴とする請求項に記載の装置稼働方法。
【請求項5】
前記リアクタチャンバのクリーニングはメインレシピによって実行され、前記排気ラインと前記ドライポンプの少なくとも一方のクリーニングはサブレシピによって前記メインレシピと並行して実行されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の装置稼働方法。
【請求項6】
リアクタチャンバと、
接続ラインを介して前記リアクタチャンバに通じ、プラズマを提供するリモートプラズマユニットと、
排気ラインを介して前記リアクタチャンバに通じ、前記リアクタチャンバのガスを排気するドライポンプと、
前記接続ラインと、前記排気ラインとをつなげるバイパスラインと、を備え、
前記リモートプラズマユニットは前記リアクタチャンバの上に設けられ、
前記排気ラインは前記リアクタチャンバの下に設けられ、
前記バイパスラインは、前記リアクタチャンバの表面に沿って設けられ、
前記バイパスラインの屈曲部には丸みがつけられたことを特徴とする基板処理装置。
【請求項7】
リアクタチャンバと、
排気ラインを介して前記リアクタチャンバに通じ、前記リアクタチャンバのガスを排気するドライポンプと、
前記ドライポンプに直接接続された専用リモートプラズマユニットと、を備え、
前記ドライポンプは、前記排気ラインにつながる第1インレットと、前記専用リモートプラズマユニットにつながる第2インレットと、排気口と、を備え、
前記ドライポンプは、前記第1インレットにつながる第1空間に設けられた第1インペラーと、第1空間につながる第2空間に設けられた第2インペラーと、を有し、前記第2インレットから前記第1空間に至る第1経路と、前記第2インレットから前記第2空間に至る第2経路が提供されたことを特徴とする基板処理装置。
【請求項8】
前記第1経路を開閉する第1バルブと、前記第2経路を開閉する第2バルブとを備えたことを特徴とする請求項に記載の基板処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は装置稼働方法と基板処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
リアクタチャンバに提供されたガスは、ドライポンプによって排気ラインを経由して外部に排気される。例えば、副生成物の多く発生するプロセスにおいては、排気ライン又はドライポンプに堆積物が堆積する。堆積物の堆積は、装置の稼働を妨げたり、ドライポンプの保護機能に基づくドライポンプのロックを生じさせたりする。例えば、ルーツ型真空ポンプでは、多くの堆積物が堆積すると、インペラーの回転が悪くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2005-236293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リモートプラズマユニットから、リアクタチャンバを経由して排気ラインへクリーニングガスを提供することで、排気ラインとドライポンプの閉塞を抑制し得る。しかしながら、そのようなクリーニングは、リアクタチャンバにおける処理を中断させるので、装置の処理を遅延させる要因となっていた。これは、スループットの低下を招くということもできる。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、排気系の効率的なクリーニングを可能とする装置稼働方法と基板処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る装置稼働方法は、リアクタチャンバの内部にガスを提供して該リアクタチャンバの内部の基板に処理を施すことと、リアクタチャンバに基板をロード又はアンロードしている最中に、該リアクタチャンバにつながる排気ライン、又は該排気ラインにつながるドライポンプに該リアクタチャンバを経由しないプラズマを提供して、該排気ラインと該ドライポンプの少なくとも一方をクリーニングすること、とを備えたことを特徴とする。
【0007】
本開示のその他の特徴は以下に明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、例えば排気系の効率的なクリーニングが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】装置稼働方法の例を示す図である。
図2】基板処理装置の構成例を示す図である。
図3】別の例に係る基板処理装置の構成例を示す図である。
図4】基板処理装置の斜視図である。
図5】別の例に係る基板処理装置の構成例を示す図である。
図6図5のドライポンプの構成例を示す斜視図である。
図7図6のドライポンプの構成例を示す断面図である。
図8】変形例に係る装置稼働方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
装置稼働方法と基板処理装置について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
【0011】
実施の形態.
図1は、装置稼働方法の例を示す図である。この例では、リアクタチャンバにおいて基板に成膜処理を施す装置の稼働について説明する。基板は例えばウエハである。リアクタチャンバでは、例えば物理的気相堆積、エピタキシャル堆積若しくは他の成膜、拡散、又はエッチングプロセスを施してもよい。まず、ステップS1にて、例えばリアクタチャンバのサセプタに基板を提供する。基板のローディングには要する時間は例えば22秒である。
【0012】
次いで、ステップS2にて、基板に処理を施す。処理の一例は基板に対するプラズマCVD法による成膜である。成膜処理は、リアクタチャンバの内部にガスを提供して行うことができる。ガスをリアクタチャンバに提供して、基板の膜の改質、エッチングなどの処理を実行してもよい。
【0013】
次いで、ステップS3にて、基板をアンロードする。基板のアンロードに要する時間は例えば22秒である。次いで、ステップS4にてリアクタチャンバの内部をクリーニングする。一例によれば、リモートプラズマユニットから、クリーニングに用いられるプラズマをリアクタチャンバに提供することでリアクタチャンバをクリーニングする。リアクタチャンバのクリーニングに要する時間は例えば54秒である。
【0014】
次いで、ステップS5にて、リアクタチャンバに新たな基板を提供する。ステップS6にてその基板に対して処理を施し、ステップS7にてその基板をアンロードする。
【0015】
こうしてメインレシピによる一連の処理を繰り返すことで、基板に対して順次処理が施される。一例によれば、リアクタチャンバのクリーニングはメインレシピによって実行され、排気ラインとドライポンプの少なくとも一方のクリーニングはサブレシピによってメインレシピと並行して実行される。一例によれば、排気ラインは、リアクタチャンバとドライポンプをつなぐパイプである。一例によれば、ドライポンプはリアクタチャンバからガス分子を除去するデバイスである。サブレシピは、基板をローディングするステップS1、S5と、基板をアンローディングするステップS3、S7の最中に、リアクタチャンバにつながる排気ライン、又は排気ラインにつながるドライポンプにリアクタチャンバを経由しないプラズマを提供させる。サブレシピによって、基板のロードとアンロード時に、排気ラインとドライポンプの少なくとも一方をクリーニングする。
【0016】
例えば、時刻T1からT2までの時間と、時刻T3からT4までの時間の和は、65秒程度とすることができる。
【0017】
このように、基板搬送と、排気系のクリーニングを同時に行うことで、スループットを高め得る。
【0018】
図2は、上述の装置稼働方法に用いられる基板処理装置の構成例を示す図である。リアクタチャンバ10では、例えば、ガスを用いて基板に成膜、エッチング、改質処理などの処理を施す。これらの処理はプラズマの生成を伴ってもよい。リモートプラズマユニット14は、接続ライン12を介してリアクタチャンバ10に通じ、リアクタチャンバ10にプラズマを提供し得る。リモートプラズマユニット14は、例えばAr又はNF3などのガス源G1から提供されたガスを、プラズマ化し、リアクタチャンバ10にクリーニング用のプラズマとして提供する。他方、基板の処理時には、接続ライン12に接続されたガス源G2から、成膜用のガスをリアクタチャンバ10に提供する。成膜用のガスは例えばTEOS、Ar及びOを含み得る。
【0019】
リアクタチャンバ10には排気ライン16が接続されている。この排気ライン16を通じて、リアクタチャンバ10のガスが、ドライポンプ20によって排気される。ドライポンプ20は例えばルーツ型ドライ真空ポンプである。基板の成膜に用いられたガスと、リアクタチャンバ10のクリーニングに用いられたガスは排気ライン16を介してドライポンプ20によって排気されうる。
【0020】
この装置には、接続ライン12と排気ライン16をつなげるバイパスライン30が設けられている。バイパスライン30は、リモートプラズマユニット14から、リアクタチャンバ10を経由せずに、排気ライン16とドライポンプ20にクリーニングガスを提供することを可能とする経路である。
【0021】
このような基板処理装置を用いて図1の装置稼働方法を実現し得る。ステップ2の成膜においては、例えば、図2のバルブV1、V2、V4を閉め、バルブV3を開けることで、プラズマCVD法又はプラズマALD法などの方法で、基板に膜を形成する。当然ながら、成膜にはプロセスガスの提供が必要となる。ステップ4においては、バルブV2、V4を閉じて、バルブV1、V3を開けた状態で、リモートプラズマユニット14から接続ライン12を介してプラズマを含むクリーニングガスをリアクタチャンバ10に提供する。
【0022】
排気ライン16とリアクタチャンバ10をクリーニングするときは、例えばバルブV1、V3を閉じて、バルブV2、V4を開けた状態で、リモートプラズマユニット14からバイパスライン30を介して排気ライン16の大部分にプラズマを提供する。プレッシャーコントロールバルブ(PCV)18によってバイパスライン30を経由したリアクタチャンバ10への流れが抑制されていれば、バルブV3を開放してもよい。
【0023】
上述の各工程では、プレッシャーコントロールバルブ(PCV)18によってガス流量を調整しうる。このPCV18は、バイパスライン30から排気ライン16に提供されるプラズマの量の調整に利用できる。PCVは、ユーザが指定した圧力となるように、%で表現される開度を設定するバルブである。
【0024】
排気ライン16とドライポンプ20のクリーニングにおいて、バイパスライン30を経由し、リアクタチャンバ10を経由しないクリーニングガスを用いることは、クリーニングレートを高める。
【0025】
図3は、別の例に係る基板処理装置の構成例を示す図である。この装置は、排気ライン16にPCV40を有し、バイパスライン30にもPCV42を有する。2つのPCV40、42を用いることで、制御の自由度を高めることができる。別の例によれば、別の位置にバルブとPCVを設けたり、図2、3のバルブとPCVのいくつかを省略したりできる。
【0026】
図4は、基板処理装置の斜視図である。一例によれば、リモートプラズマユニット14はリアクタチャンバ10の上に設けられ、排気ラインはリアクタチャンバ10の下に設けられる。図4には、バイパスライン30がリアクタチャンバ10の表面に沿って設けられたことが図示されている。バイパスライン30は、経路長を最小化するために、リアクタチャンバ10の表面に沿って設けることができる。バイパスライン30を曲線的なラインとしたり、バイパスライン30の屈曲部に丸みをつけたりすることは、リモートプラズマユニット14から提供されるプラズマの失活を抑制し得る。
【0027】
図5は、別の例に係る基板処理装置の構成例を示す図である。この基板処理装置は、ドライポンプ自身にクリーニング機能を持つということができる。一例によれば、ドライポンプ20は、排気ライン16を介してリアクタチャンバ10に通じるとともに、専用リモートプラズマユニット50に直接接続されている。専用リモートプラズマユニット50とドライポンプ20は、専用ライン52によって通じている。専用リモートプラズマユニット50をドライポンプ20に隣接させることで、専用ライン52を短くし得る。専用リモートプラズマユニット50で発生させるプラズマは、リモートプラズマユニット14で発生させるプラズマと一致させることができる。
【0028】
この例では、サブレシピによって、専用リモートプラズマユニット50でドライポンプ20に直接プラズマを提供する。排気ライン16のクリーニングは、リアクタチャンバ10を経由したプラズマによって行い得る。専用リモートプラズマユニット50の利用によって、ドライポンプ20の堆積物を効率よく除去し得る。
【0029】
図6は、図5のドライポンプ20の構成例を示す斜視図である。このドライポンプ20は、排気ライン16につながる第1インレット20aと、専用リモートプラズマユニット50につながる第2インレット20bと、排気口20cと、を備えている。
【0030】
図7は、図6のドライポンプ20の構成例を示す断面図である。一例によれば、ドライポンプ20の中には、インペラーが設けられた部屋が複数ある。図7では、第1インレット20aにつながる第1空間20dに設けられた第1インペラー20eと、第1空間20dにつながる第2空間20fに設けられた第2インペラー20gと、が設けられている。さらに、第2インレット20bから第1空間20dに至る第1経路20Aと、第2インレット20bから第2空間20fに至る第2経路20Bが提供されている。第1経路20Aを開閉する第1バルブ20Cと、第2経路20Bを開閉する第2バルブ20Dとを提供することができる。
【0031】
複数の第1インペラー20eと複数の第2インペラー20gを回転させることで、排気ライン16から第1インレット20a、第1空間20d、第2空間20fを経由して排気口20cへとガスを排気する。第1インペラー20eと第2インペラー20gの全体又はその軸部分に堆積物が堆積すると、ドライポンプ20の動作に支障が生じ得る。そのような堆積物を、専用リモートプラズマユニット50からのプラズマで除去する。例えば、第1バルブ20Cを開けて、第2バルブ20Dを閉じた状態で専用リモートプラズマユニット50から第1空間20dにプラズマを提供することで、第1空間20dと第1インペラー20eのクリーニングを行う。さらに、第1バルブ20Cを閉じて、第2バルブ20Dを開けた状態で専用リモートプラズマユニット50から第2空間20fにプラズマを提供することで、第2空間20fと第2インペラー20gのクリーニングを行う。このように、専用リモートプラズマユニット50のプラズマが複数の部屋に対して個別に提供されることは、各インペラーの十分なクリーニングを可能とする。
【0032】
ここまでに説明した、リモートプラズマユニット14又は専用リモートプラズマユニット50で生成され、クリーニングに用いられるプラズマは、ラジカルおよび/またはエネルギー励起された中性種とすることができる。ラジカルおよび/またはエネルギー励起された中性種は、リアクタチャンバ10から出たプロセス後のガス、他の材料又は堆積物と反応し、より装置への危害が少ない組成物に変換することが予期される。
【0033】
図8は、変形例に係る装置稼働方法を示す図である。この例では、排気ラインとドライポンプの少なくとも一方のクリーニングは、基板のロード又はアンロードが終わる前に終了する。クリーニングが終了する時刻T1′から成膜プロセスが開始する時刻T2までの間に、成膜プロセスの開始を可能とするバルブの開閉状態及び/又はPCVの設定を行い得る。また、クリーニングが終了する時刻T3′からリアクタチャンバのクリーニングが開始する時刻T4までの間に、リアクタチャンバのクリーニングの開始を可能とするバルブの開閉状態及び/又はPCVの設定を行い得る。このように、基板のロード又はアンロードが終わる前に、排気ラインとドライポンプの少なくとも一方のクリーニングを終えることは更なるスループットの向上に寄与し得る。
【符号の説明】
【0034】
10 リアクタチャンバ、 14 リモートプラズマユニット、 16 排気ライン、 20 ドライポンプ、 50 専用リモートプラズマユニット、 52 専用ライン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8