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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-12
(45)【発行日】2024-07-23
(54)【発明の名称】半導体素子の分析システム及び方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/66 20060101AFI20240716BHJP
   G01N 23/2251 20180101ALI20240716BHJP
   G01N 23/2273 20180101ALI20240716BHJP
   G01N 23/227 20180101ALI20240716BHJP
【FI】
H01L21/66 N
G01N23/2251
G01N23/2273
G01N23/227
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2019224666
(22)【出願日】2019-12-12
(65)【公開番号】P2021019179
(43)【公開日】2021-02-15
【審査請求日】2022-11-08
(31)【優先権主張番号】10-2019-0088824
(32)【優先日】2019-07-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】310024033
【氏名又は名称】エスケーハイニックス株式会社
【氏名又は名称原語表記】SK hynix Inc.
【住所又は居所原語表記】2091, Gyeongchung-daero,Bubal-eub,Icheon-si,Gyeonggi-do,Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】弁理士法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ハン ジンヒ
(72)【発明者】
【氏名】イ ビョンホ
(72)【発明者】
【氏名】イ チャンファン
(72)【発明者】
【氏名】イ チュンミン
(72)【発明者】
【氏名】マ ソンミン
【審査官】平野 崇
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-045172(JP,A)
【文献】特開2018-152330(JP,A)
【文献】特開2019-078684(JP,A)
【文献】特開平10-209112(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/66
H01L 21/3065
H01L 21/306
G01N 23/2251
G01N 23/2273
G01N 23/227
G01R 31/26
G01R 31/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
分析対象が存在する深さまで、ウェーハの表面の全面を同一のエッチング速度でエッチングする全面エッチングモジュール;
繰り返しエッチングされた前記ウェーハの表面から2次元構造情報を取得する分析モジュール;及び、
前記分析モジュールから繰り返し獲得した前記2次元構造情報を時系列的に積層処理して、3次元イメージを再構成するコンピュータ装置を含み、
前記分析モジュールは、
前記エッチングされたウェーハの表面の物理的イメージを獲得する第1の分析ユニット;及び、
前記エッチングされたウェーハの表面の電気的イメージを獲得する第2の分析ユニットを含む、半導体素子の分析システム。
【請求項2】
前記全面エッチングモジュールは、前記ウェーハの表面の全面にイオンビームを照射するミリング装置、CMP(Chemical mechanical polishing)装置、乾式エッチング装置及び湿式エッチング装置から選択される一つである、請求項1に記載の半導体素子の分析システム。
【請求項3】
前記ミリング装置は、前記ウェーハの全面に対してイオンビームを供給するイオンビーム照射部を含む、請求項2に記載の半導体素子の分析システム。
【請求項4】
前記分析モジュールは、SEM(Scanning Electron Microscope)装置、PEEM(Photo Electron Emission Microscopy)装置、EDX(Energy Dispersive X-ray analysis)装置、XPS(X-rays Photoelectron Spectroscopy)、SPM(Scanning Probe Microscopy)、AFM(Atomic Force Microscopy)及びSTM(Scanning Tunneling Microscopy)のようにプローブ(probe)を用いた計測/分析装置、ラマン分光器(Raman spectroscopy)、TCAD(Technology Computer Aided Design)又は素子内のオプティック(optic)又は電子(electron)の挙動(behavior)を計算及び演算するシミュレーション技法及び光学計測/検査装備(Optical Metrology/Inspection tool)の少なくとも一つである、請求項1に記載の半導体素子の分析システム。
【請求項5】
前記第1の分析ユニットはSEM装置を含む、請求項に記載の半導体素子の分析システム。
【請求項6】
前記第2の分析ユニットはPEEM装置又はEDX装置を含む、請求項に記載の半導体素子の分析システム。
【請求項7】
前記全面エッチングモジュールは、
前記ウェーハを支持するステージ;及び、
前記ウェーハの表面の回路層が同一のエッチング速度でエッチングされるように、前記ウェーハの全面に対してイオンビームを照射するイオンビーム照射部を含む、請求項1に記載の半導体素子の分析システム。
【請求項8】
前記イオンビーム照射部は、前記ウェーハの口径よりも大きい口径を有する、請求項に記載の半導体素子の分析システム。
【請求項9】
前記繰り返し得られた2次元構造情報は2次元イメージを含み、
前記コンピュータ装置は、
前記分析モジュールから提供される前記2次元イメージをエッチング深さ及び(X、Y)座標の形態で区分し、前記エッチング深さ及び前記(X、Y)座標値に基づいて、前記2次元イメージを時系列的に積層して前記3次元イメージを再生成する制御器;及び、
前記制御器により区分された2次元イメージを格納する格納ユニットを含む、請求項1に記載の半導体素子の分析システム。
【請求項10】
前記全面エッチングが進行された前記ウェーハの表面をクリーニングするクリーニングモジュールをさらに含む、請求項1に記載の半導体素子の分析システム。
【請求項11】
処理する前記ウェーハが待機するロードロックをさらに含み、
前記全面エッチングモジュール、前記分析モジュール及び前記クリーニングモジュールは、前記ロードロックを基準としてクラスター形態で連結する、請求項1に記載の半導体素子の分析システム。
【請求項12】
前記分析モジュールは、前記ウェーハのエッチング時に発生するエッチング副産物を分析する質量分析器及びOES(Optical Emission Spectroscopy)の少なくとも一つをさらに含む、請求項1に記載の半導体素子の分析システム。
【請求項13】
ウェーハの表面の全体を同一のエッチング速度で設定のエッチングターゲット深さだけ繰り返しエッチングして、前記ウェーハの次の表面を露出させるステップ;
前記エッチングターゲット深さだけ繰り返しエッチングされた前記ウェーハの表面の2次元構造情報を各々獲得するステップ;及び、
繰り返し獲得した前記2次元構造情報を時系列的に積層及び処理して3次元イメージを生成するステップを含み、
前記2次元構造情報を繰り返し獲得するステップは、
前記ウェーハの表面の2次元物理構造情報を獲得するステップ;及び、
前記ウェーハの表面の2次元電気構造情報を獲得するステップを含む、半導体素子の分析方法。
【請求項14】
前記繰り返し得られた2次元構造情報は2次元イメージを含み、
前記2次元構造情報を繰り返し獲得するステップは、
前記ウェーハのエッチングターゲット深さ別に前記2次元イメージを(X、Y)座標形態で区分するステップ;及び、
前記エッチングターゲット深さ及び前記(X、Y)座標に基づいて、前記繰り返し獲得された2次元イメージを連続積層及び処理するステップを含む、請求項1に記載の半導体素子の分析方法。
【請求項15】
前記ウェーハの表面のエッチング時に発生するエッチング副産物を分析するステップをさらに含む、請求項1に記載の半導体素子の分析方法。
【請求項16】
前記エッチング副産物の量を分析して前記エッチングターゲット深さを制御する、請求項1に記載の半導体素子の分析方法。
【請求項17】
前記ウェーハの表面の全体をエッチングするステップと、前記2次元イメージを測定するステップとの間に、エッチングされた前記ウェーハの表面をクリーニングするステップをさらに含む、請求項14に記載の半導体素子の分析方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体素子の分析システム及び方法に関し、特に半導体素子の構造分析システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
IT技術の急速な発展に伴い、現代人は持続的に多くの情報を取り扱っており、今後の情報量においても飛躍的な増加が予想される。情報使用者はより多くの情報がより速く処理されるような技術の開発を要求しており、現在の半導体製造技術は制限された領域により多くの情報を格納して処理するために、数十nm以下のサイズを持つ3次元の幾何学的構造が形成されるように転換及び発展しつつある。このような3次元の幾何学的構造を持つパターンは、その深層部に多様な欠陥要素を内在する恐れがあり、このような深層部の不良は2次元の情報が取得可能な一般の半導体計測/検査装備としては不良発見の信頼性が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、多様な不良が正確に検出できる半導体素子の分析システム及び方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施例に係る半導体素子の分析システムは、分析対象が存在する深さまで、ウェーハの表面の全面を同一のエッチング速度でエッチングする全面エッチングモジュール;エッチングされた前記ウェーハの表面で2次元構造の分析情報を取得する分析モジュール;及び、前記分析モジュールで獲得した前記2次元情報を時系列的に積層及び処理して3次元イメージを再構成するコンピュータ装置を含む。
【0005】
前記全面エッチングモジュールは、前記ウェーハの表面の全面にイオンビームを照射するミリング装置、CMP(Chemical mechanical polishing)装置、乾式エッチング装置及び湿式エッチング装置から選択される一つが用いられる。
【0006】
前記分析モジュールは、2次元情報取得が可能な光、電子ビーム、X線を使用する全ての計測、検査、分析装備を含むことができる。一例として、分析モジュールは、SEM(Scanning Electron Microscope)装置、PEEM(Photo Electron Emission Microscopy)装置、EDX(Energy Dispersive X-ray analysis)装置、XPS(X-rays Photoelectron Spectroscopy)、SPM(Scanning Probe Microscopy)、AFM(Atomic Force Microscopy)及びSTM(Scanning Tunneling Microscopy)のようにプローブ(probe)を用いた計測/分析装置、ラマン分光器(Raman spectroscopy)、TCAD(Technology Computer Aided Design)又は素子内のオプティック(optic)又は電子(electron)の挙動(behavior)を計算及び演算するシミュレーション技法及び光学計測/検査装備(Optical Metrology/Inspection tool)の少なくとも一つが用いられる。
【0007】
前記コンピュータ装置は、前記分析モジュールから提供される前記2次元イメージをエッチング深さ及び(X、Y)座標形態で位置を区分し、前記エッチング深さ及び前記(X、Y)座標に基づいて、前記2次元イメージを時系列的に積層して前記3次元イメージを生成する制御器を含む。また、コンピュータ装置は、前記制御器により区分された2次元イメージを格納する格納ユニットを含むことができる。
【0008】
また、本発明の一実施例に係る半導体素子の分析方法は、ウェーハの表面の全体を同一のエッチング速度で設定のエッチングターゲット深さだけ繰り返しエッチングして、前記ウェーハの次の表面を露出させるステップ;前記エッチングターゲット深さだけ繰り返しエッチングされた前記ウェーハの表面の2次元構造情報を各々獲得するステップ;及び、繰り返し獲得した前記2次元構造情報を時系列的に積層及び処理して3次元イメージを生成するステップを含む。
【0009】
前記2次元構造情報を繰り返し獲得するステップは、前記ウェーハの表面の2次元物理構造情報を獲得するステップ、及び、前記ウェーハの表面の2次元電気構造情報を獲得するステップを含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明の実施例に係る半導体素子の分析システムは、ウェーハ全面に対して一定深さだけ同一のエッチング速度でエッチングした後、エッチングされたウェーハの表面の2次元イメージを測定する。また、半導体素子の分析システムは、前記測定された2次元イメージを時系列的に積層して3次元イメージを生成する。これにより、本発明の実施例に係る分析システムは、2次元イメージを集合して得られた3次元イメージにより、高集積3D素子で発生し得る3次元物理/電気的な構造不良及び内部不良の分析に対する高い信頼性が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施例に係る半導体素子の分析システムを示すブロック図である。
図2】本発明の一実施例に係る全面エッチングモジュールの断面図である。
図3】本発明の一実施例に係るコンピュータ装置の細部構造を示すブロック図である。
図4】本発明の一実施例に係る半導体素子の分析システムの動作を説明するためのフローチャートである。
図5】本発明の一実施例に係るウェーハのエッチング面を示す断面図である。
図6図5のウェーハエッチング面の2次元イメージを示す図である。
図7】本発明の一実施例に係る図6の2次元イメージから生成された3次元イメージを示す図である。
図8】本発明の他の実施例に係る分析モジュールを示すブロック図である。
図9図8の分析モジュールを用いて半導体素子の分析方法を説明するための図である。
図10図8の分析モジュールを用いて半導体素子の分析方法を説明するための図である。
図11】本発明の他の実施例に係る半導体素子の分析システムを示す概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の利点や特徴、並びにそれらを達成する方法は、添付図面に基づいて詳細に後述する実施例により明確になる。しかしながら、本発明は、以下で開示している実施例に限定されず、互いに異なる多様な形態で具現可能である。但し、本実施例は、本発明の開示が完全になるようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有した者に発明の範囲を完全に認知させるために提供されるものであり、本発明は請求の範囲によって定義されるだけである。図において、層及び領域のサイズ及び相対的なサイズは、説明の明確性を期するために誇張されたものである。明細書の全般にわたって同一の参照符号は同一の構成要素を示す。
【0013】
図1は、本発明の一実施例に係る半導体素子の分析システムを示すブロック図である。
【0014】
図1に示すように、本実施例の半導体素子の分析システム100は、2次元情報検査装置110、コンピュータ装置150及びクリーニングモジュール180を含むことができる。前記2次元情報検査装置110は、全面エッチングモジュール120及び分析モジュール130を含むことができる。
【0015】
全面エッチングモジュール120は、同一のエッチング速度でウェーハの全面を一定厚さ(深さ)だけエッチングできる装置であり得る。前記全面エッチングモジュール120としては、例えば、300mmの大尺寸ウェーハの全面がエッチングできるイオンビームエッチングによるミリング(ion beam milling)装置、CMP(Chemical Mechanical Polishing)装置、乾式エッチング装置又は湿式エッチング装置が用いられる。その中で、イオンビームミリング方式は、イオンビームの照射によって半導体ウェーハの全面の物質層をスパッタリング(sputtering)技法で除去する方式である。また、本実施例のイオンビームミリング方式は、ウェーハの全面に対してイオンビームを均一に照射してウェーハの表面を一定厚さだけ除去できる。一方、前記CMPは、研磨パッド(図示せず)を用いてウェーハの表面を一定厚さだけ除去する方式である。
【0016】
前記エッチングターゲット厚さ(エッチングターゲット深さ)は、検査位置等を考慮して任意に設定されることができる。このとき、エッチングターゲット厚さは、エッチング深さ分解能(etching depth resolution)を考慮して10nm以下に設定されることができる。
【0017】
本実施例において、全面エッチングモジュール120は、多様な物質からなるウェーハ上の結果物を一定ターゲット深さ(厚さ)だけ同一のエッチング速度(例えば、物質別ウェーハの全面のエッチング率が全部“1”)でエッチングすることが重要である。全面エッチングモジュール120としてイオンビームエッチングによるミリング装置が採用される場合、前記ミリング装置は、少なくとも一つのイオンビームソースを含み、ウェーハの表面の結果物を同一のエッチング速度で除去できる。
【0018】
分析モジュール130は、前記全面エッチングモジュール120を用いてエッチングされたウェーハの表面の2次元構造情報を獲得するための装置であり得る。例えば、分析モジュール130は、ウェーハ(w)の表面から放出されるイオン及び電子により、エッチングされたウェーハの全面の2次元イメージが獲得できる。本発明の一実施例に係る分析モジュール130は、2次元情報取得が可能な光、電子ビーム又はX-レイを使用する全ての計測、検査及び分析装備がここに含まれることができる。一例として、SEM(Scanning Electron Microscope)装置、PEEM(Photo Electron Emission Microscopy)装置、EDX(Energy Dispersive X-ray analysis)装置、XPS(X-rays Photoelectron Spectroscopy)、SPM(Scanning Probe Microscopy)、AFM(Atomic Force Microscopy)及びSTM(Scanning Tunneling Microscopy)のようにプローブ(probe)を用いた計測/分析装置、ラマン分光器(Raman spectroscopy)、光学計測/検査装備(Optical Metrology/Inspection tool)、TCAD(Technology Computer Aided Design)又は素子内のオプティック(optic)又は電子(electron)の挙動(behavior)を計算及び演算するシミュレーション技法又は各種検査(inspection)装置がここに用いられる。さらに、分析モジュール130は、質量分析器及び/又はOES(Optical Emission Spectroscopy)を備えることができる。前記質量分析器及び/又はOESは、前記ウェーハ(w)のエッチング時に発生するエッチング副産物の量が測定できる。前記質量分析器及び/又はOESは、測定された前記エッチング副産物の量を前記コンピュータ装置150に提供できる。前記コンピュータ装置150は、前記全面エッチングモジュール120のターゲット深さが制御でき、さらにエッチング副産物の物性が分析できる。
【0019】
図2は、本発明の一実施例に係る全面エッチングモジュールの断面図である。
【0020】
図2に示すように、本実施例の全面エッチングモジュール120は、例えば、イオンビームエッチングを用いたミリング装置であり得る。以下、全面エッチングモジュール及びイオンビームエッチングを用いたミリング装置は、同一の符号120として説明する。
【0021】
ミリング装置120は、分析するウェーハ(w)が支持されるステージ111を含むことができる。ウェーハ(w)は、半導体基板101及び前記半導体基板101上に形成される複数の物質からなる回路層102を含むことができる。
【0022】
また、前記ミリング装置120は、ウェーハ(w)の全体面積に対してイオンビーム(BEAM)を照射するイオンビーム照射部115を含むことができる。前記イオンビーム照射部115は、ステージ111上に配置されることができ、前記ウェーハ(w)の口径よりも大きい口径を有するように構成されることができる。また、イオンビーム照射部115は、ウェーハの表面、例えば、前記回路層102の表面を前記半導体基板101の表面に対して垂直する方向に一定厚さだけ均一にエッチングできるようにイオンビーム(BEAM)が照射できる。このとき、イオンビーム(BEAM)は、前記ウェーハ(w)の表面に対して多様な方向に入射できる。
【0023】
また、本実施例におけるミリング装置120は、集束イオンビーム(Focused ion beam:FIB)素子によってFIBを集束したり、クラスターイオンビーム(cluster ion beam:CIB)素子によってCIBを前記ウェーハ(w)上に照射したりできる。前記FIB方式及びCIB方式も、ウェーハ(w)の全面に対してイオンビームが照射されなければならず、これにより、ウェーハ(w)の回路層102の全体が一定厚さでエッチングされなければならない。
【0024】
一例として、前記ミリング装置120は、Arイオンをエッチングイオンとして用いられる。
【0025】
また、前述したように、ミリング装置120としてFIB又はCIBを用いる場合、低融点及び低い反応性を持つ金属をエッチングイオンとして用いられる。前記ソースとしてはAl、As、Au、Be、Bi、Cs、Cu、Ga、Ge、Fe、In、Li、Ni、Pb、Pd、Pr、Pt又はZnが用いられる。一例として、前記ミリング装置120は、固体状態のGaソースを加熱してGaイオン形態に変化させ、Gaイオンを所定の加速電圧で加速させて照射できる。例えば、ミリング装置120内に具備されたイオンビーム照射部は、約30keV以上の加速電圧を持つイオンビームを発生させることができる。前記ミリング装置120によりイオンビームが照射されると、ウェーハ(w)の表面からイオン及び電子などが放出されることができる。イオンビームミリング速度及びイオンビーム深さ分解能は、イオンビーム電流及びイオンビームの入射角度により制御できる。
【0026】
一方、全面エッチングモジュール120がFIB又はCIB装置からなる場合、分析モジュール130が前記全面エッチングモジュール120内に備えられる。分析モジュール130は、ウェーハ(w)から放出されたイオン及び電子が検出できるようにウェーハ(w)上に位置できる。前記SEM装置130は、ウェーハ(w)の表面から放出されるイオン及び電子により、前記ウェーハ(w)の表面の2次元イメージが獲得できる。
【0027】
さらに、図1を参照すれば、コンピュータ装置150は、前記分析モジュール130から得られた2次元情報(イメージ)を積層及び処理して3次元イメージが獲得できる。
【0028】
図3は、本発明の一実施例に係るコンピュータ装置の細部構造を示すブロック図である。
【0029】
図3に示すように、本実施例のコンピュータ装置150は、制御器152、格納ユニット154、入出力ユニット156及びインターフェースユニット158を含むことができる。
【0030】
前記制御器152は、前記分析モジュール130から獲得された2次元イメージ(I)に基づいて多様な工程モニターリングデータが算出できる。このような算出作業は、所望の工程モニターリングデータの算出のために設計されたアルゴリズムによって駆動できる。本実施例の制御器152は、分析モジュール130から獲得された2次元イメージを時間順に積層/合成して、3次元イメージデータが生成できる。
【0031】
格納ユニット154は、例えば、非揮発性記憶媒体を含むことができる。一例として、格納ユニット154は、ハードディスク及び/又は非揮発性半導体記憶素子(例えば、フラッシュメモリ素子、相変化記憶素子及び/又は磁気記憶素子等)を含むことができる。格納ユニット154は、前記分析モジュール130から獲得された2次元イメージ及び前記コンピュータ装置150で処理されたイメージデータ(例えば、各種パラメータ及び3次元イメージ)が格納できる。
【0032】
入出力ユニット156は、キーボード(keyboard)、キーパッド(keypad)及び/又はディスプレイ装置(display device)を含むことができる。
【0033】
2次元情報検査装置110から獲得されたイメージデータは、インターフェースユニット158によってコンピュータ装置150に伝達されることができる。また、コンピュータ装置150で処理されたデータは、インターフェースユニット158によって2次元情報検査装置110又は他の外部装置(一例として、データサーバやAPCサーバ)に伝達されることもできる。インターフェースユニット158は、有線要素、無線要素及び/又はUSB(universal serial bus)ポート等を含むことができる。制御器152、格納ユニット154、入出力ユニット156及びインターフェースユニット158は、データバス(data bus)を介して互いに結合されることができる。
【0034】
さらに、図1を参照すれば、前記クリーニングモジュール180は、一定深さだけ一括エッチングされたウェーハ(w)の表面がクリーニングできる。クリーニングモジュール180は、湿式クリーニング装置又は乾式クリーニング装置が用いられる。
【0035】
図4は、本発明の一実施例に係る半導体素子の分析システムの動作を説明するためのフローチャートである。図5は、本発明の一実施例に係るウェーハのエッチング面を示す断面図である。図6は、図5のウェーハエッチング面の2次元情報を示す図である。図7は、本発明の一実施例に係る図6の2次元情報から生成された3次元イメージを示す図である。本実施例では、全面エッチングモジュール120がミリング装置である場合を一例として説明する。また、本実施例のウェーハ(w)は、複数のコンタクトプラグCT1~CT3が具備された状態を例として説明する。
【0036】
図4及び図5に示すように、検査するウェーハ(w)が2次元情報検査装置110内に提供される。全面エッチングモジュール120は、前記ウェーハ(w)の全体の表面に向けて、イオンビームを一定エッチングターゲット深さで均一に照射する(S1)。例えば、先に、図5のA-A'の表面を1次ターゲット深さとしてイオンビームが照射される。イオンビームの照射によりウェーハ(w)の表面が一定深さだけスパッタリングエッチングできる。このとき、前記イオンビームによりウェーハ(w)がエッチングされる間、前記分析モジュール130内に含まれた質量分析器又はOES(Optical Emission Spectroscopy)によりエッチング副産物の量及び種類が測定され、前記エッチング副産物の量によって深さが制御できる。
【0037】
分析モジュール130を用いて、ウェーハ(w)の表面から放出されるイオン及び電子等の成分を測定して、エッチングされたウェーハ(w)の表面の2次元イメージを獲得する(S2)。イオンビームのミリング後、SEM装置、PEEM装置、プローブを用いた装置等のように多様な分析モジュール130を用いて、図6に示すように、エッチングされたウェーハ(w)の表面の2次元イメージを測定する。
【0038】
次に、前記ウェーハ(w)の表面を図5のB-B'の表面をターゲット深さとしてイオンビームを照射するステップ、エッチングされたウェーハ(w)のB-B'の表面の2次元イメージを検出するステップ、前記ウェーハ(w)の表面を図5のC-C'の表面をターゲット深さとしてイオンビームを照射するステップ、及びエッチングされたウェーハ(w)のC-C'の表面の2次元イメージを検出するステップを繰り返し遂行できる。本実施例では、説明の便宜のために、A-A'、B-B'及びC-C'の表面をエッチングターゲット深さとして設定しただけで、より狭かったりより大きい間隔でターゲット深さが調整できる。2次元イメージを検出するステップ(S2)と、ウェーハの表面をエッチングするステップ(S1)との間にウェーハの表面をクリーニングするステップをさらに含むことができる。
【0039】
理論的には、A-A'の表面の2次元イメージと、B-B'の表面の2次元イメージと、C-C'の表面の2次元イメージとが同一であるべきである。しかしながら、工程進行上、特に高集積3D素子の場合、コンタクトプラグCT1~CT3のサイズ及び形状が不均一になり、コンタクトプラグCT1~CT3内にボイド(void)不良(v)が発生し得る。前記測定された2次元イメージは、測定の位置によって、内部不良及び形状不良が検出されることができるが、そうでないこともできる。さらに、前記2次元イメージ情報だけでは、高集積の半導体装置の3次元パターンの形状を予測し難い。
【0040】
本実施例によれば、前記コンピュータ装置150の制御器152を用いて、分析モジュール130で測定された2次元情報、例えば、2次元イメージを積層及び処理して3次元イメージデータが獲得できる(S3、図6参照)。前記制御器152は、前記分析モジュール130で測定された2次元情報をエッチング深さによってX-Y方向に区分して格納ユニット154に提供できる。より詳しくは、制御器152は、ウェーハの全面の2次元イメージを(X、Y)座標形態に区分して格納ユニット154に提供できる。また、制御器152は、エッチング深さ順に2次元情報データを区分して格納ユニット154に提供できる。図3には示さないが、制御器152内に別途のノイズ処理装置を備え、前記2次元イメージのノイズ成分をフィルターリングできる。
【0041】
また、本実施例の制御器152は、エッチングターゲット深さによる2次元イメージのX-Y成分(又はX-Y座標)をアライン(align)して、前記2次元イメージを積層させることで、3次元輪郭イメージが抽出できる。これにより、ウェーハ(w)の断層イメージを通して、ウェーハ上に形成された3次元構造物の細部形態が予測できる。
【0042】
一例として、図6のB-B'の表面における第3のコンタクトプラグCT3の断面イメージは、A-A'の表面及び/又はC-C'の表面における第3のコンタクトプラグCT3の断面積よりも相対的に小さく、一方側に偏っている。このような形態が検出された場合、図7に示すように、第3のコンタクトプラグCT3Iの3次元イメージは、中心深さ(例えばB-B'線に位置する部分)の直径が不均一な構造で復元される。これにより、コンピュータ装置150は、第3のコンタクトプラグCT3Iに形状不良、即ち物理的欠陥が発生したことが検出でき、さらに、第3のコンタクトプラグCT3Iのサイズ、コンタクトプラグCT1I~CT3I間の距離、コンタクトプラグCT1I~CT3Iの抵抗及びその外に予測される工程パラメータが異なるように算出できる。
【0043】
一例として、図6に示すように、C-C'の表面における第2のコンタクトプラグCT2の断面イメージがリング(ring)形態で検出されると、第2のコンタクトプラグCT2のC-C'の表面周囲にボイドが発生したことを確認でき、3次元的イメージも該当部分が異なる色相又は透明度で表示されることができる。本実施例のコンピュータ装置150の制御器152は、抽出された3次元輪郭イメージを回転及び変形(拡大又は縮小)させることができる。これにより、使用者が3次元輪郭イメージの形状及び内部欠陥が容易に判断できる。
【0044】
本実施例のコンピュータ装置150の制御器152は、エッチング厚さ及びX-Y方向(座標)によってウェーハ(w)結果物の全体の2次元イメージを全部格納している。これにより、前記入出力ユニット156からROI(Region Of Interest)のエッチング深さ及び(X、Y)座標が入力される場合、該ROIの該イメージを出力、回転及び変形させて使用者に提供できる。
【0045】
図8は、本発明の他の実施例に係る分析モジュールを示すブロック図である。図9及び図10は、図8の分析モジュールを用いて半導体素子の分析方法を説明するための図である。
【0046】
図8に示すように、本実施例の分析モジュール130は、第1の分析ユニット135a及び第2の分析ユニット135bを含むことができる。第1の分析ユニット135aは、例えば、エッチングされた表面の物理的イメージを検出する装置、例えば、SEM装置を含むことができる。第2の分析ユニット135bは、例えば、エッチングされた表面の電気的特性を示す装置、例えば、PEEM装置又はEDX(Energy Dispersive X-ray analysis)装置を含むことができる。PEEM装置のような第2の分析ユニット135bは、不純物の濃度分布のような電気的特性が図式化できる。
【0047】
図8の分析モジュールを用いて半導体素子の分析方法については、図9及び図10を参照して詳細に説明する。
【0048】
まず、前記ウェーハ結果物(<w0>)を用意する。前記ウェーハ結果物(<w0>)は、MOSトランジスタが形成されたウェーハ基板10構造物であり得る。前記MOSトランジスタは、公知のように、ウェーハ基板10上に形成されるゲート構造物、ソース20s及びドレイン20dを含むことができる。前記ゲート構造物は積層されたゲート絶縁膜12、ゲート15及びハードマスク膜17を含むことができる。前記ゲート構造物は、前記ゲート絶縁膜12、ゲート15及びハードマスク膜17の側壁に位置するスペーサー19をさらに含むことができる。前記ソース20s及びドレイン20dは、前記ゲート構造物の両側のウェーハ基板10内に形成されることができる。前記ウェーハ結果物(<w0>)は、前記MOSトランジスタをカバーする層間絶縁膜22及びコンタクト部25a、25b、25cをさらに含むことができる。前記コンタクト部25a、25b、25cは、前記層間絶縁膜22内に位置し、ゲート15、ソース20s及びドレイン20dと各々コンタクトされることができる。
【0049】
第1の分析ユニット135aにより、前記ウェーハ結果物(<w0>)の上部表面のイメージI0が測定される。前述したように、第1の分析ユニット135aは物理的イメージを検出する装置であるので、前記イメージI0は層間絶縁膜22及びコンタクト部25a、25b、25cが表示できる。前記イメージI0によってコンタクト部25a、25b、25cの形状及び位置のような物理的情報が確認できる。
【0050】
次に、全面エッチングモジュール120を用いて、ウェーハ(w)を第1のターゲット深さ(da)だけエッチングして、ウェーハ(w)の第1の表面a-a'を露出させる。前記第1のターゲット深さ(da)は、例えば、前記ウェーハ結果物(<w0>)の表面からハードマスク膜17の表面までの深さであり得る。その後、第1の分析ユニット135aにより露出されたウェーハ(w)の第1の表面a-a'の物理的イメージIaが測定される。前記ウェーハ(w)の第1の表面a-a'の物理的イメージIaは、互いに異なる物性を持つ層間絶縁膜22、コンタクト部25a、25b、25c及びハードマスク膜17の形状及び位置が表示できる。
【0051】
前記全面エッチングモジュール120を用いて、ウェーハ(w)を第2のターゲット深さ(db)だけエッチングして、ウェーハ(w)の第2の表面b-b'を露出させる。前記第2のターゲット深さ(db)は、前記ゲート15の所定部分を露出させることができる深さであり得る。その後、第1の分析ユニット135aにより露出されたウェーハ(w)の第2の表面b-b'の物理的イメージIbが測定される。前記ウェーハ(w)の第2の表面b-b'の物理的イメージIbは、互いに異なる物性を持つ層間絶縁膜22、コンタクト部25b、25c、ゲート15及び側壁スペーサー19の形状及び位置が表示できる。
【0052】
前記全面エッチングモジュール120を用いて、ウェーハ(w)を第3のターゲット深さ(dc)だけエッチングして、ウェーハ(w)の第3の表面c-c'を露出させる。前記第3のターゲット深さ(dc)は、前記ウェーハ基板10の表面を露出させることができる深さであり得る。第1及び第2の分析ユニット135a、135bにより、ウェーハ(w)の第3の表面c-c'の物理的イメージIc及び電気的イメージIEcを測定する。前記第1の分析ユニット135aによって測定された2次元物理的イメージIcは、物性が異なるウェーハ基板10、ソース20s及びドレイン20dの形状及び位置が表示できる。一方、第2の分析ユニット135bによって測定された2次元電気的イメージIEcは、ソース20s及びドレイン20dの位置は勿論、不純物の濃度分布まで表示できる。前記2次元電気的イメージIEcによれば、前記ソース20s及びドレイン20dは、ガウス分布によって端部に行くほど不純物濃度が低くなることが観察できる。
【0053】
前記全面エッチングモジュール120を用いて、ウェーハ(w)を第4のターゲット深さ(dd)だけエッチングして、ウェーハ(w)の第4の表面d-d'を露出させる。前記第4のターゲット深さ(dd)は、例えば、ソース20s及びドレイン20dの底面を露出させることができる深さであり得る。第1及び第2の分析ユニット135a、135bにより、ウェーハ(w)の第4の表面d-d'の物理的イメージId及び電気的イメージIEdを測定する。前記第1の分析ユニット135aによって測定された2次元物理的イメージIdは、ソース20s及びドレイン20dとウェーハ基板10との物性差による形状及び位置が表示できる。前記ソース20s及びドレイン20dは不純物領域であるため、ガウス分布によって下部に行くほどドーピング濃度が減少し、その線幅も減少する。これにより、ウェーハ(w)の第4の表面d-d'で露出されるソース20s及びドレイン20dの線幅は、ウェーハ(w)の第3の表面c-c'で露出されるソース20s及びドレイン20dの線幅よりも小さい。一方、第2の分析ユニット135bによって測定された2次元電気的イメージIEdは、ソース20s及びドレイン20dの濃度分布が表示できる。前記イメージIEdにより、ウェーハ(w)の第4の表面d-d'で露出されるソース20s及びドレイン20dの不純物濃度が、ウェーハ(w)の第3の表面c-c'で露出されるソース20s及びドレイン20dの不純物濃度よりも低いことが観察できる。
【0054】
コンピュータ装置150、特に、コンピュータ装置150の制御器152は、分析モジュール130から得られた前記2次元イメージI0、Ia、Ib、Ic、Id、IEc、IEdを集合する。次に、前記制御器152は、前記2次元イメージを時系列的に積層して、図10に示すように、実際素子(a)に対応する3次元構造物イメージ(b)が生成できる。また、本実施例では、第1の分析ユニット135aによって得られた2次元物理的イメージI0、Ia、Ib、Ic、Id及び第2の分析ユニット135bによって得られた2次元電気的イメージIEc、IEdの合成により、素子を構成する各成分等の形状及び位置分布は勿論、電気的特性分布まで3次元イメージとして表示できる。したがって、3次元イメージにより、半導体素子等の3次元的な形状欠陥及び内部欠陥の判断が容易になる。
【0055】
図11は、本発明の他の実施例に係る半導体素子の分析システムを示す概略ブロック図である。
【0056】
図11に示すように、半導体素子の分析システム100aを構成する各モジュール、例えば、全面エッチングモジュール120、分析モジュール130、コンピュータ装置150及びクリーニングモジュール180は、ロードロック(load lock)190を基準としてクラスター(Cluster)形態で構成されることができる。
【0057】
全面エッチングモジュール120、分析モジュール130、コンピュータ装置150及びクリーニングモジュール180をクラスター方式によりシステム化することで、検査効率の改善を図ることができる。
【0058】
本実施例に係る半導体素子の分析システムは、ウェーハ全面に対して一定深さだけ同一のエッチング速度でエッチングした後、エッチングされたウェーハの表面の2次元イメージを測定する。また、半導体素子の分析システムは、前記測定された2次元イメージを時系列的に積層して3次元イメージを生成する。本発明の分析システムは、2次元イメージを集合して得られた3次元イメージにより、高集積3D素子で発生できる3次元不良及び内部不良が容易に検出できる。
【0059】
以上、本発明の好適な実施例により詳細に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されず、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内において、当分野における通常の知識を有した者によって多様な変形が可能である。
図1
図2
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図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11