(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-08-06
(45)【発行日】2024-08-15
(54)【発明の名称】3Dピッチマルチプリケーション
(51)【国際特許分類】
H10B 43/27 20230101AFI20240807BHJP
H10B 41/27 20230101ALI20240807BHJP
H01L 21/336 20060101ALI20240807BHJP
H01L 29/788 20060101ALI20240807BHJP
H01L 29/792 20060101ALI20240807BHJP
【FI】
H10B43/27
H10B41/27
H01L29/78 371
(21)【出願番号】P 2022567305
(86)(22)【出願日】2021-05-05
(86)【国際出願番号】 US2021030772
(87)【国際公開番号】W WO2021231140
(87)【国際公開日】2021-11-18
【審査請求日】2022-12-26
(32)【優先日】2020-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-05-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】390040660
【氏名又は名称】アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】APPLIED MATERIALS,INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】3050 Bowers Avenue Santa Clara CA 95054 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】イングル, ニティン ケー.
(72)【発明者】
【氏名】フィッシュバーン, フレドリック
【審査官】小山 満
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-238874(JP,A)
【文献】特開2013-058683(JP,A)
【文献】国際公開第2019/028136(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0284946(US,A1)
【文献】国際公開第2009/119527(WO,A1)
【文献】欧州特許出願公開第02259306(EP,A1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0062683(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0043876(US,A1)
【文献】特表2020-529736(JP,A)
【文献】特開2011-211200(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0264525(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H10B 43/27
H10B 41/27
H01L 21/336
H01L 29/788
H01L 29/792
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体メモリデバイスであって、
前記デバイスの第1の部分上に
、第1の材料層と
凹部形成された第2の材料層との交互層を備える第1のメモリスタックであって、
前記第1の材料層と、隣接する第1の材料層との間に、凹部形成された前記第2の材料層に加えて、第1の活性エリアを構成する1つ又は複数の追加の第2の材料層を備え、前記第1の活性エリアが第1の幅及び第1のスペースを有する
、第1のメモリスタック、
前記デバイスの第2の部分上の第2のメモリスタックであって、前記第1の材料層と
凹部形成された前記第2の材料層との交互層を備え、
前記第1の材料層と、隣接する第1の材料層との間に、凹部形成された前記第2の材料層に加えて、第2の活性エリアを構成する1つ又は複数の追加の第2の材料層を備え、前記第2の活性エリアが第2の幅及び第2のスペースを有する
、第2のメモリスタック、
前記第1の部分を前記第2の部分から分離する高アスペクト比の開口部、並びに
凹部形成された前記第2の材料層と、隣接する第2の材料層との間の誘電体層であって、前記第1の材料層を
隣接する第
1の材料層から分離する誘電体層を備え、
前記第1の活性エリアと前記第2の活性エリアのピッチは、約50nmから約80nmの範囲内にある、デバイス。
【請求項2】
前記第1の材料層と前記第2の材料層とは、独立して、シリコン(Si)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、二酸化ケイ素(SiO
2)、窒化ケイ素(SiN)、酸窒化ケイ素(SiON)、及びポリシリコンのうちの1以上を含む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記第1の材料層がシリコン(Si)を含み、前記第2の材料層がシリコンゲルマニウム(SiGe)を含む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項4】
前記第1の材料層が二酸化ケイ素(SiO
2)を含み、前記第2の材料層がポリシリコンを含む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項5】
前記誘電体層が、酸化物、炭素がドープされた酸化物、二酸化ケイ素(SiO
2)、多孔性二酸化ケイ素(SiO
2)、窒化ケイ素(SiN)、二酸化ケイ素/窒化ケイ素、炭化物、酸炭化物、窒化物、酸窒化物、酸炭窒化物、ポリマー、リンケイ酸塩ガラス、フッ化ケイ酸塩(SiOF)ガラス、又は有機ケイ酸塩ガラス(SiOCH)のうちの1以上を含む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記高アスペクト比の開口部が、約
100nmから約160nmの範囲内の幅を有する、請求項1に記載のデバイス。
【請求項7】
前記第1の幅と前記第2の幅とが、独立して、約
20nmから約
40nmの範囲内にある、請求項1に記載のデバイス。
【請求項8】
前記第1のスペースと前記第2のスペースとが、独立して、約
20nmから約40nmの範囲内にある、請求項1に記載のデバイス。
【請求項9】
電子デバイスを形成する方法であって、
第1の材料層と第2の材料層との交互層を備えるメモリスタックを形成すること、
前記メモリスタック内に開口部を形成すること、
間隙及び凹部形成された第2の材料層を形成するために、
前記開口部を介して、前記第2の材料層の一部を残すような深さまで前記第2の材料層を除去し、前記第2の材料層に凹部形成すること、
前記間隙内で第3の材料を成長させること、及び
活性エリアを形成するために、前記第3の材料に隣接して前記間隙内に第4の材料を成長させることを含み、
前記活性エリアのピッチは、約50nmから約100nmの範囲内にある、方法。
【請求項10】
前記第1の材料層と前記第2の材料層とは、独立して、シリコン(Si)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、二酸化ケイ素(SiO
2)、窒化ケイ素(SiN)、酸窒化ケイ素(SiON)、及びポリシリコンのうちの1以上を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の材料層がシリコン(Si)を含み、前記第2の材料層がシリコンゲルマニウム(SiGe)を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の材料層が二酸化ケイ素(SiO
2)を含み、前記第2の材料層がポリシリコンを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記開口部が、約
100nmから約160nmの範囲内の幅を有する、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記活性エリアが、約
20nmから約
40nmの範囲内の幅を有する、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
前記活性エリアが、約
20nmから約40nmの範囲内のスペースを有する、請求項9に記載の方法。
【請求項16】
凹部形成された
前記第2の材料層上に共形酸化物層を堆積させることを更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項17】
前記開口部内に充填材料を堆積させることを更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項18】
前記充填材料がシリコンを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
指示命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記指示命令は、処理システムのコントローラによって実行されると、前記処理システムに、
第1の材料層と第2の材料層との交互層を備えるメモリスタックを形成すること、
前記メモリスタック内に開口部を形成すること、
間隙及び凹部形成された第2の材料層を形成するために、
前記開口部を介して、前記第2の材料層の一部を残すような深さまで前記第2の材料層を除去し、前記第2の材料層に凹部形成すること、
前記間隙内で第3の材料を成長させること、及び
活性エリアを形成するために、前記第3の材料に隣接して前記間隙内に第4の材料を成長させることの、動作を実行させ、
前記活性エリアのピッチは、約50nmから約100nmの範囲内にある、非一時的なコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
処理システムのコントローラによって実行されると、前記処理システムに、
凹部形成された
前記第2の材料層上に共形酸化物層を堆積させる動作を実行させる、指示命令を更に含む、請求項19に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001] 本開示の実施形態は、電子デバイス並びに電子デバイスを製造するための方法及び装置の分野に関する。特に、本開示の実施形態は、3D-DRAMメモリセル及び3D-DRAMメモリセルを形成するための方法を提供する。
【背景技術】
【0002】
[0002] 半導体技術は急速に進歩し、デバイスの寸法は技術の進歩とともに縮小して、単位空間当たりのより迅速な処理及びより大きな記憶容量を提供してきた。DRAMデバイスでは、主な目標の1つが、単位空間当たりの記憶容量を増加させることであり、その結果、3D DRAMデバイスの垂直寸法又はスタック高さが増加する。
【0003】
[0003] 既存の3D DRAMメモリでは、150nmピッチの80nm孔と160nm幅スリットが、エッチングできる最小の特徴である。その特徴は、酸化物‐窒化物の多層膜スタックでは5~10μm深さまでエッチングでき、又は酸化物‐ポリシリコンでは3~5μmまでエッチングできる。このエッチングは、処理のためにスタック内の各階層にアクセスするために必要とされるが、特にワード線方向におけるより小さいピッチが、より高いメモリ密度を可能にし得る。
【0004】
[0004] したがって、当技術分野では、より小さいピッチ及びより高いメモリ密度を有する3D-DRAMデバイス及び3D-DRAMデバイスを形成するための方法が必要とされている。
【発明の概要】
【0005】
[0005] 本開示の1以上の実施形態は、半導体メモリデバイスを対象とする。一実施形態では、半導体メモリデバイスが、デバイスの第1の部分上に第1の材料層と第2の材料層との交互層を備える第1のメモリスタックを備える。第1のメモリスタックは、第1の幅及び第1のスペースを有する第1の活性エリアを備える。半導体メモリデバイスは、デバイスの第2の部分上に第2のメモリスタックを更に備える。第2のメモリスタックは、第1の材料層と第2の材料層との交互層を備え、第2の幅及び第2のスペースを有する第2の活性エリアを備える。半導体メモリデバイスは、第1の部分を第2の部分から分離する高アスペクト比の開口部、及び第1の材料層を第2の材料層から分離する誘電体層を更に備える。第1の活性エリアと第2の活性エリアのピッチは、約50nmから約80nmの範囲内にある。
【0006】
[0006] 本開示の更なる実施形態は、電子デバイスを形成する方法を対象とする。一実施形態では、電子デバイスを形成する方法が、第1の材料層と第2の材料層との交互層を備えるメモリスタックを形成すること、メモリスタック内に開口部を形成すること、間隙を形成するために第2の材料層に凹部形成すること、間隙内で第3の材料を成長させること、及び、活性エリアを形成するために、第3の材料に隣接して間隙内に第4の材料を成長させることを含む。活性エリアのピッチは、約30nmから約50nmの範囲内にある。
【0007】
[0007] 本開示の更なる実施形態は、指示命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体を対象とする。指示命令は、処理システムのコントローラによって実行されると、処理システムに、第1の材料層と第2の材料層との交互層を備えるメモリスタックを形成すること、メモリスタック内に開口部を形成すること、間隙を形成するために第2の材料層に凹部形成すること、間隙内で第3の材料を成長させること、及び、活性エリアを形成するために、第3の材料に隣接して間隙内に第4の材料を成長させることの、動作を実行させる。活性エリアのピッチは、約30nmから約50nmの範囲内にある。
【0008】
[0008] 上述の本開示の特徴を詳細に理解し得るように、上記で簡単に要約された本開示のより具体的な説明が、実施形態を参照することによって得られ、一部の実施形態は、付随する図面に例示されている。しかし、本開示は他の等しく有効な実施形態も許容し得ることから、添付の図面は、この開示の典型的な実施形態のみを例示しており、したがって、本開示の範囲を限定すると見なすべきではないことに留意されたい。本明細書に記載の実施形態では、限定ではなく例示のために添付図面を用いて記載されており、図面においては同様の要素は類似の参照符号で示されている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】[0009] 従来技術によるデバイスの断面図を示す。
【
図2】[0010] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図3A】[0011] 1以上の実施形態によるデバイスの上面図を示す。
【
図3B】[0012] 1以上の実施形態による
図3Aのデバイスの断面図を示す。
【
図4A】[0013] 1以上の実施形態によるデバイスの上面図を示す。
【
図4B】[0014] 1以上の実施形態による
図4Aのデバイスの断面図を示す。
【
図5A】[0015] 1以上の実施形態によるデバイスの上面図を示す。
【
図5B】[0016] 1以上の実施形態による
図5Aのデバイスの断面図を示す。
【
図6A】[0017] 1以上の実施形態によるデバイスの上面図を示す。
【
図6B】[0018] 1以上の実施形態による
図6Aのデバイスの断面図を示す。
【
図7A】[0019] 1以上の実施形態によるデバイスの上面図を示す。
【
図7B】[0020] 1以上の実施形態による
図7Aのデバイスの断面図を示す。
【
図8A】[0021] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図8B】[0022] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図8C】[0023] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図8D】[0024] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図9A】[0025] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図9B】[0026] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図9C】[0027] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図9D】[0028] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図9E】[0029] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図9F】[0030] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図9G】[0031] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図10A】[0032] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図10B】[0033] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図10C】[0034] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図11A】[0035] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図11B】[0036] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図11C】[0037] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図11D】[0038] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図11E】[0039] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図11F】[0040] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図11G】[0041] 1以上の実施形態によるデバイスの断面図を示す。
【
図12】[0042] 1以上の実施形態によるクラスタツールを示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[0043] 本開示の幾つかの例示的な実施形態を説明する前に、本開示が以下の説明で提示される構成又はプロセスステップの詳細に限定されないことを理解されたい。本開示は、他の実施形態も可能であり、様々な方法で実施又は実行することができる。
【0011】
[0044] 本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用される「基板」という用語は、処理が作用する表面又は表面の一部分を表している。これも当業者には当然のことであるが、基板に対して言及がなされるとき、文脈上他のことが明示されない限り、基板の一部分のみを指す場合がある。更に、基板上への堆積に対して言及がなされるとき、それは、ベア基板と、1以上の膜又は特徴が堆積又は形成された基板と、の両方を意味し得る。
【0012】
[0045] 本明細書で使用されるときに、「基板」は、その上で製造プロセス中に膜処理が実行されるところの、任意の基板又は基板上に形成された材料表面のことを指す。例えば、その上で処理が実行され得る基板表面は、用途に応じて、シリコン、二酸化ケイ素、歪みシリコン、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、炭素がドープされた二酸化ケイ素、アモルファスシリコン、ドープされたシリコン、ゲルマニウム、ヒ化ガリウム、ガラス、サファイアなどの材料、並びに、金属、金属窒化物、金属合金、及びその他の導電性材料などの任意の他の材料を含む。基板は、半導体ウエハを含むが、それに限定されない。基板は、基板表面を、研磨、エッチング、還元、酸化、ヒドロキシル化、アニール、UV硬化、電子ビーム(eビーム)硬化、及び/又はベークするために、前処理プロセスを受けてよい。基板の表面自体に直接膜処理を行うことに加えて、本開示では、開示されている膜処理ステップのうちの任意のものが、より詳細に後述されるように、基板上に形成された下層に対して実行されることもあり、「基板表面(substrate surface)」という用語は、文脈が示すように、そのような下層を含むことを意図している。したがって、例えば基板表面上に膜/層又は部分的な膜/層が堆積している場合には、新たに堆積した膜/層の露出面が基板表面になる。
【0013】
[0046] 本明細書で使用されるときに、用語「誘電体層」は、電界中で分極可能な電気絶縁体である材料の層を指す。1以上の実施形態では、誘電体層が、酸化物、炭素がドープされた酸化物、二酸化ケイ素(SiO2)、多孔性二酸化ケイ素(SiO2)、二酸化ケイ素(SiO2)、窒化ケイ素(SiN)、二酸化ケイ素/窒化ケイ素、炭化物、酸炭化物、窒化物、酸窒化物、酸炭窒化物、ポリマー、リンケイ酸塩ガラス、フッ化ケイ酸塩(SiOF)ガラス、又は有機ケイ酸塩ガラス(SiOCH)のうちの1以上を含む。1以上の実施形態では、誘電体層が、非限定的に、炉(furnace)、CVD、PVD、ALD、及びスピンオンコート(SoC)堆積膜を含む。1以上の実施形態では、誘電体層が、誘電体の表面又はバルクをドープ、注入(infuse)、注入(implant)、加熱、凍結、研磨、エッチング、還元、酸化、ヒドロキシル化、アニール、UV硬化、電子ビーム硬化、及び/又はベークするために、その場(in-situ)又はその場外(ex-situ)の前処理及び後処理プロセスを受けてよい。誘電体層自体の表面上での直接的な膜処理に加えて、1以上の実施形態では、開示される膜処理ステップのいずれかを、以下でより詳細に開示されるように、誘電体層上に形成された下層上で行うこともでき、用語「誘電体表面」は、文脈が示すように、そのような下層を含むことが意図される。したがって、例えば、膜/層又は部分的な膜/層が、誘電体表面上に堆積された場合、新しく堆積された膜/層の露出面が誘電体表面となる。
【0014】
[0047] 本明細書で使用されるときに、用語「チャネル」は、導電体である材料の層を指す。1以上の実施形態では、チャネルが、用途に応じて、1以上のシリコン、ポリシリコン、アモルファスシリコン、ドープされたシリコン、歪みシリコン、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、炭素がドープされた二酸化ケイ素、SiGe、ゲルマニウム、ヒ化ガリウム、GaN、InP、炭素ナノチューブ、並びに、III‐IV族、2D TMD金属、金属酸化物、金属窒化物、金属合金、及び他の導電性材料などの任意の他の材料を含む。1以上の実施形態では、チャネルが、チャネルの表面又はバルクを、めっき、溶解、凍結、加熱、マイクロ波、研磨、エッチング、還元、酸化、ヒドロキシル化、アニール、UV硬化、電子ビーム硬化、及び/又はベークするために、その場又はその場外の前処理及び後処理プロセスを受けてよい。チャネル自体の表面又はバルク構造上での直接的な膜処理に加えて、1以上の実施形態では、開示される膜処理処理ステップのいずれかを、以下でより詳細に開示されるように、チャネル上に形成された下層上で行うこともでき、用語「チャネル表面」は、文脈が示すように、そのような下層を含むことが意図される。したがって、例えば、膜/層又は部分的な膜/層が、チャネル表面上に堆積された場合、新しく堆積された膜/層の露出面がチャネル表面となる。
【0015】
[0048] 本明細書で使用されるときに、用語「ビット線」又は「ソース」は、導電体である材料の層を指す。1以上の実施形態では、ビット線が、用途に応じて、1以上のシリコン、ポリシリコン、エピタキシャルシリコン、アモルファスシリコン、ドープされたシリコン、歪みシリコン、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、炭素がドープされた二酸化ケイ素、SiGe、ゲルマニウム、Epi Ge、Epi SiGe、ヒ化ガリウム、GaN、InP、炭素ナノチューブ、並びに、2D TMD金属、金属酸化物、金属窒化物、金属合金、及び他の導電性材料などの任意の他の材料を含む。1以上の実施形態では、ビット線が、成長シリコンを含むが、これに限定されない。ビット線は、ビット線のバルク又は表面を、溶解、凍結、加熱、マイクロ波、研磨、エッチング、還元、酸化、ヒドロキシル化、アニール、UV硬化、電子ビーム硬化、及び/又はベークするために、その場又はその場外の前処理及び後処理プロセスを受けてよい。ビット線自体の表面又はバルク構造上での直接的な膜処理に加えて、本開示では、開示される膜処理ステップのいずれかを、以下でより詳細に開示されるように、ビット線上に形成される下層上で行うこともでき、用語「ビット線表面」は、文脈が示すように、そのような下層を含むことが意図される。したがって、例えば、膜/層又は部分的な膜/層が、ビット線表面上に堆積された場合、新しく堆積された膜/層の露出表面がビット線表面となる。
【0016】
[0049] 本明細書で使用されるときに、用語「ワード線」又は「ゲート」又は「ゲート電極」は、電界生成材料又は導電性材料である材料の層を指す。1以上の実施形態では、ワード線が、用途に応じて、1以上のポリシリコン、アモルファスシリコン、タングステン、ルテニウム、コバルト、高誘電率(high-k)誘電体、並びに、2D TMD金属MoS、金属酸化物、金属窒化物、金属合金、及び他の導電性材料などの任意の他の材料を含む。ワード線は、タングステン(W)を含むが、これに限定されない。ワード線は、金属表面及びバルクを、溶解、凍結、加熱、マイクロ波、研磨、エッチング、還元、酸化、ヒドロキシル化、アニール、UV硬化、電子ビーム硬化、及び/又はベークするために、その場又はその場外の前処理及び後処理プロセスを受けてよい。ワード線自体の表面又はバルク構造上での直接的な膜処理に加えて、本開示では、開示される膜処理ステップのいずれかを、以下でより詳細に開示されるように、ワード線上に形成される下層上で行うこともでき、用語「ワード線表面」は、文脈が示すように、そのような下層を含むことが意図される。したがって、例えば、膜/層又は部分的な膜/層が、ワード線表面上に堆積された場合、新しく堆積された膜/層の露出表面がワード線表面となる。
【0017】
[0050] 本明細書で使用されるときに、用語「キャパシタ」又は「リザーバ」は、電荷貯蔵ダムである材料の層を指す。1以上の実施形態では、キャパシタが、用途に応じて、1以上の金属、TiN、SN、Zr、ZrO、ZrAlO、AlO、Al、Nb、NgO、並びに、2D TMD金属MoS、金属酸化物、金属窒化物、金属合金、及び他の導電性材料などの任意の他の材料を含む。キャパシタは、表面を、溶解、凍結、加熱、マイクロ波、研磨、エッチング、還元、酸化、ヒドロキシル化、アニール、UV硬化、電子ビーム硬化、及び/又はベークするために、前処理プロセスを受けてよい。キャパシタ自体の表面又はバルク構造上での直接的な膜処理に加えて、本開示では、開示される膜処理ステップのいずれかを、以下でより詳細に開示されるように、キャパシタ上に形成される下層上で行うこともでき、用語「キャパシタ表面」は、文脈が示すように、そのような下層を含むことが意図される。したがって、例えば、膜/層又は部分的な膜/層が、キャパシタ表面上に堆積された場合、新しく堆積された膜/層の露出面がキャパシタ表面となる。
【0018】
[0051] 本明細書で使用されるときに、用語「活性エリア」は、チャネル、ビット線、ワード線、又はキャパシタを作製することができる材料の層を指す。1以上の実施形態では、活性エリアが、シリコン又はドープされたシリコンのうちの1以上を含む。例えば、1以上の実施形態では、チャネル材料が、Si、硫化モリブデン(MoS2)、又はIGZO(In-Ga-Zn酸化物)のうちの1以上から選択され、活性エリア材料が構造化された後で、空洞を置き替える。
【0019】
[0052] 本明細書で使用するときに、用語「ダイナミックランダムアクセスメモリ」又は「DRAM」は、キャパシタ上に電荷のパケット(すなわち、バイナリ1)を記憶することによって、又は電荷がない(すなわち、バイナリ0)ことによって、データビットを記憶するメモリセルを指す。電荷は、アクセストランジスタを介してキャパシタにゲート制御され、同じトランジスタをオンにし、トランジスタ出力上の相互接続線上に電荷パケットをダンピングすることによって生成される電圧摂動を見ることによって検知される。したがって、単一のDRAMセルは、1つのトランジスタと1つのキャパシタで作製される。
【0020】
[0053] 酸化物及び窒化物の交互層を有する既存の3D-NANDメモリスタックは、ワード線を構築するために、置換金属ゲート(RMG)プロセスを必要とする。スタック高さが大きくなりつつあるので、高アスペクト比(HAR)メモリホールエッチング/充填プロセス及び応力制御が、より困難になりつつある。例えば、3D-NANDメモリでは、160nm幅スリットと125nmピッチの80nm孔とが、エッチングできる最小の特徴である。その特徴は、酸化物‐窒化物の多層膜スタックでは5~10μm深さまでエッチングでき、又は酸化物‐ポリシリコンでは3~5μmまでエッチングできる。この160nmスリットエッチングは、活性エリア間のスペースであり、処理のためにスタックの各階層にアクセスするために使用されるが、特にワード線方向において、例えば、20~50nmのより小さいスリットは、50~80nmのようなより小さいピッチをもたらす可能性があり、これは、より高い密度のメモリを可能にする可能性がある。これらの20~50nm幅のスリットを、何ミクロンも深くエッチングすることは非常に困難である。
【0021】
[0054] 1以上の実施形態は、有利なことに、1つのデバイス又はメモリセルが単一のメモリホール又はスリットごとに生成される代わりに、多くのメモリセルがそのピッチ内で構造化され得ることを提供する。例えば、現在、160nm幅スリット及び50nmスペースでは、より高いピッチ、例えば、210nmピッチを有する単一のメモリセルが作製される。1以上の実施形態による方法を使用して、1200nmスペース及び16のラインスペースピッチを有する同じ幅のスリット、例えば160nmを、それぞれ75nmで生成することができる。したがって、この160+1200=1360nmスペースでは、有利なことに、1360/16=85nmの有効ピッチを有する16個のメモリセルが存在し得る。これは、メモリセルのサイズの3分の1未満である。
【0022】
[0055] 1以上の実施形態は、有利なことに、既存の処理技法を使用して、堆積された膜及び凹部の均一性に応じて、最小メモリピッチを約200nmの最小ピッチから75nm以下に低減させることを提供する。その結果、約60%小さいダイサイズでは、3倍大きいメモリセル密度が得られる。
【0023】
[0056] 1以上の実施形態では、連続堆積を使用して、多くの活性エリア領域を形成する。1以上の実施形態では、例えば、酸化物-ポリシリコン、ポリシリコン-窒化物、酸化物-窒化物、シリコン-シリコンゲルマニウムのような、膜の交互層が堆積される。複数の層の各反復セットは、最終的な構造化プロセスにおいて各層内にメモリセルを形成することができる。
【0024】
[0057] 1以上の実施形態では、酸化物-ポリシリコンの階層スタックが、3Dピッチマルチプリケーション用にシリコーンゲルマニウム(SiGe)の選択的堆積を使用して形成される。1以上の実施形態では、層のスタックを通して、先端から先端まで離隔し(約80nm)、側部から側部まで離隔し(約1320nm)た、高アスペクト比(約160nm幅×約1000nm長さ)の活性エリアスリットをエッチングした後で、例えば、各階層内で、ポリシリコン層を選択的にエッチングバックして、スリット間のポリシリコンを完全に除去し、少量(例えば、約50nm)のポリシリコンのみを残す。高ゲルマニウム(Ge)含有シリコンゲルマニウム(SiGe)を、約20nmの厚さに選択的に成長させ、続いて、約60nmの厚さの低ゲルマニウム(Ge)含有シリコンゲルマニウム(SiGe)の層を、別に選択的に成長させる。1以上の実施形態では、この交互のSiGe膜のプロセスを8回繰り返して、各スリット間に16対の層を形成する。1以上の実施形態では、ワード線スリットが、広い(例えば、約160nm)酸化物-ポリシリコンスリットエッチングを行うことによって、活性エリアスリット間の間隙に直交して、その間隙の中心に形成される。1以上の実施形態では、高Ge含有SiGe層が、ワード線スリットの方向に分離されたメモリセルに選択的にエッチングバックされる。
【0025】
[0058] 他の実施形態では、酸化物-窒化物の階層スタックが、3Dピッチマルチプリケーション膜用のPSG/USGの非選択的堆積/凹部エッチングを使用して形成される。1以上の実施形態では、PSG(リンがドープされたALD酸化物)及びUSG(非ドープALD酸化物)の非選択的堆積及び凹部エッチングを使用して、酸化物-窒化物の階層スタックが形成される。
【0026】
[0059] 本明細書で使用されるときに、用語「3Dピッチマルチプリケーション」は、階層スタック内のスリット、セグメント、又は孔の各セットの間に複数の独立した活性エリアを形成する概念を指す。
【0027】
[0060] 本明細書で使用されるときに、用語「高アスペクト比(HAR)」は、特徴の幅に対する特徴の深さの比を指す。幾つかの実施形態では、スリット又は開口部のアスペクト比が、約30:1、35:1、40:1、50:1、60:1、70:1、又は80:1以上である。
【0028】
[0061]
図1は、従来技術によるデバイス100の断面図を示している。断面図は、活性エリアスリットを横切っており、ワード線スリットエッチングの側壁から見た図である。従来技術のデバイス100は、ピッチ分割を有していない。デバイス100は、基板102上に交互層104及び106を備えている。5つの高アスペクト比(HAR)活性エリアスリット108a、108b、108c、108d、及び108eが存在する。各高アスペクト比(HAR)活性エリアスリット108は、約120nmの幅を有する活性エリアスリット幅110を有する。活性エリアスリット幅110は、セルスペースと等価である。活性エリア112は、約30nmの幅を有する。セルの水平ピッチは、幅にスペースを加えたもの、すなわち、この場合は150nmである。セルの垂直ピッチは、層106+104の厚さであり、約60nmの114によって示されている。本明細書で、デバイスのピッチを説明するときに、それは水平ピッチを指す。
【0029】
[0062]
図2は、1以上の実施形態によるデバイス120の断面図を示している。断面図は、3Dピッチマルチプリケーション後の活性エリアスリットを横切っており、ワード線スリットエッチングの側壁から見た図である。1以上の実施形態では、デバイス120が、3Dピッチマルチプリケーションを受けている。デバイス120は、基板122上に交互層124及び126を備える。3つの高アスペクト比(HAR)活性エリアスリット128a、128b、128cが存在する。各高アスペクト比(HAR)活性エリアスリット128は、約100nm~約160nmの範囲内の幅を有する活性エリアスリット幅130を有する。1以上の実施形態では、活性エリア132が、約30nmを含む約20nmから約40nmの範囲内の幅、及び約30nmを含む約20nmから約40nmの範囲内の活性エリアスペース134を有する。1以上の実施形態では、3Dピッチマルチプリケーションが、高アスペクト比(HAR)エッチング幅をセル幅から切り離し、小さなセル活性エリアピッチを作り出して、小さなDRAMダイサイズを可能にする。1以上の実施形態では、活性エリアピッチが、約50nmから約80nmの範囲内である。1以上の実施形態では、誘電体層136が、第1の材料124の層を互いから分離する。
【0030】
[0063] 基板122は、当業者に知られている任意の適切な材料であり得る。本明細書及び添付の特許請求の範囲では、「基板」という用語が、処理が行われる表面又は表面の部分を指す。基板に対する言及は、文脈で別様に明示されない限り、基板の一部のみに対する言及であり得ることも、当業者には理解されよう。更に、基板への堆積に対する言及は、ベア基板と、1以上の膜又は特徴が表面上に堆積又は形成された基板と、の両方を意味し得る。
【0031】
[0064] 1以上の実施形態では、半導体層(図示せず)が、基板122上にある。1以上の実施形態では、半導体層が、共通ソース線とも呼ばれてよい。半導体層は、当業者に知られている任意の適切な技法によって形成することができ、ポリシリコン(poly-Si)を含むがこれに限定されない任意の適切な材料から作製することができる。幾つかの実施形態では、半導体層が、導電性又は半導体材料で作製される共通ノードである。
【0032】
[0065] 任意の犠牲層(図示せず)を半導体層上に形成することができ、任意の適切な材料から作製することができる。幾つかの実施形態では、犠牲層が除去され、後のプロセスで置き替えられてもよい。幾つかの実施形態では、犠牲層が除去されず、電子デバイス、例えば、メモリデバイスの部分内に残る。この場合、「犠牲」という用語は、永久層も含むように拡張された意味を有する。
【0033】
[0066] 1以上の実施形態では、第1の材料層124と第2の材料層126とが、独立して、シリコン(Si)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、二酸化ケイ素(SiO)、窒化ケイ素(SiN)、酸窒化ケイ素(SiON)、ポリシリコン、及び以下の標準的な半導体プロセスに適合可能な他の材料のうちの1以上を含む。1以上の実施形態では、第1の材料層124及び第2の材料層126が、プラズマ化学気相堆積(PECVD)、物理的気相堆積(PVD)、又はエピタキシャル堆積のうちの1以上によって堆積される。このプロセスは、例えば、非限定的に、二酸化ケイ素(SiO2)、窒化ケイ素(Si3N4)を含む、誘電体を含む任意の基板、又は、非限定的に、シリコン(Si)若しくはシリコンゲルマニウム(SiGe)を含む、半導体基板上の、任意の多層膜スタック堆積、例えば、Si/SiGe又は窒化ケイ素/二酸化ケイ素向けに使用され得る。
【0034】
[0067] 1以上の実施形態では、誘電体層136が、当業者に知られている任意の適切な誘電体材料、例えば、電界中で分極され得る電気絶縁体を含んでよい。幾つかの実施形態では、誘電体層136が、酸化物、炭素がドープされた酸化物、二酸化ケイ素(SiO)、多孔性二酸化ケイ素(SiO2)、二酸化ケイ素(SiO)、窒化ケイ素(SiN)、二酸化ケイ素/窒化ケイ素、炭化物、酸炭化物、窒化物、酸窒化物、酸炭窒化物、ポリマー、リンケイ酸塩ガラス、フッ化ケイ酸塩(SiOF)ガラス、又は有機ケイ酸塩ガラス(SiOCH)のうちの1以上を含む。
【0035】
[0068] 1以上の実施形態では、メモリスタック140が形成される。図示されている実施形態におけるメモリスタック140は、第1の材料層124及び第2の材料層126などの、複数の交互のスタックを備える。同様なやり方で、幾つかのシーケンスで堆積された3つ以上の膜が、各セットの膜を形成して、各垂直セットのメモリセルを形成し得る。
【0036】
[0069]
図2で示されているメモリスタック140は、8対の交互の第1の材料層124及び第2の材料層126を有するが、当業者は、これが単に例示目的に過ぎないことを認識する。メモリスタック140は、任意の数の交互の第1の材料層124及び第2の材料層126を有してよい。例えば、幾つかの実施形態では、メモリスタック140が、50対を超える交互の第1の材料層124及び第2の材料層126、若しくは100対を超える交互の第1の材料層124及び第2の材料層126、又は200対を超える交互の第1の材料層124及び第2の材料層126を備える。
【0037】
[0070] 1以上の実施形態では、3Dピッチマルチプリケーションのために横方向積層成長プロセスが使用される。
図3Aから
図7Bは、1以上の実施形態の横方向積層成長プロセスを示している。
図3Aは、1以上の実施形態によるデバイス150の上面図を示している。
図3Bは、1以上の実施形態による
図3Aのデバイス150の断面図を示している。1以上の実施形態では、階層分離層154内に少なくとも1つの開口部156を形成するために、スリットエッチングが行われる。次いで、シリコン層152が、非限定的に、湿式エッチング、蒸気エッチング、等方性プラズマエッチング、又は任意の他の選択的除去プロセス(SRP)を含む、当業者に知られている任意の適切な凹部形成(recess)技法を使用して、凹部形成され得る。
【0038】
[0071]
図4Aは、1以上の実施形態によるデバイス150の上面図を示している。
図4Bは、1以上の実施形態による
図4Aのデバイス150の断面図を示している。1以上の実施形態では、第1の階層間隙層160及び第2の階層間隙層158が、選択的に成長され、少なくとも1つの開口部156内に選択的に成長される。1以上の実施形態では、第1の階層間隙層160及び第2の階層間隙層158は、当業者に知られている任意の適切な材料を含み得る。1以上の実施形態では、第1の階層間隙層160と第2の階層間隙層158とが、独立して、シリコン(Si)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、二酸化ケイ素(SiO)、窒化ケイ素(SiN)、及び酸窒化ケイ素(SiON)のうちの1以上を含む。1以上の実施形態では、第1の階層間隙層160及び第2の階層間隙層158が、エピタキシャル堆積若しくは何らかの他の選択的堆積又は反応プロセスによって堆積される。このプロセスは、任意の多層膜スタック堆積、例えば、Si、SiGe、又は他の材料上に形成される窒化物若しくは酸窒化物用に使用され得る。
【0039】
[0072]
図5Aは、1以上の実施形態によるデバイス150の上面図を示している。
図5Bは、1以上の実施形態による
図5Aのデバイス150の断面図を示している。1以上の実施形態では、第1の階層間隙層160及び第2の階層間隙層158が、少なくとも1つの開口部156内で選択的に成長されて、少なくとも1つの開口部156を充填する。
【0040】
[0073] 1以上の実施形態では、ピッチマルチプリケーション構造の片側が155で図示されている。図示されている実施形態におけるメモリスタック155は、初期層152の片側に形成された複数の交互の第1の階層間隙層160及び第2の階層間隙層158を備える。1以上の実施形態では、第2の階層間隙層158が、シリコン(Si)を含む。1以上の実施形態では、第1の階層間隙層160が、シリコンゲルマニウム(SiGe)を含む。したがって、幾つかの実施形態では、メモリスタック155が、シリコン(Si)とシリコンゲルマニウム(SiGe)との交互層を備える。
【0041】
[0074]
図5Aで示されているメモリスタック155は、152の各側に6対の交互の第1の階層間隙層160及び第2の階層間隙層158を有するが、当業者は、これが単に例示目的に過ぎないことを認識する。メモリスタック155は、任意の数の交互の第1の階層間隙層160及び第2の階層間隙層158を有してよい。例えば、幾つかの実施形態では、メモリスタック155が、1対の交互の第1の階層間隙層160及び第2の階層間隙層158を備える。他の実施形態では、メモリスタック155が、スリット間の合計8対の側部ごとに、2つ以上の対の交互の第1の階層間隙層160及び第2の階層間隙層158、又は4つより多い対の第1の階層間隙層160及び第2の階層間隙層158を備える。4つを超えるより多数の対は、回復(diminishing return)のための処理がより困難になり、1つから4つの対をより望ましい実施形態としている。
【0042】
[0075]
図6Aは、1以上の実施形態によるデバイス150の上面図を示している。
図6Bは、1以上の実施形態による
図6Aのデバイス150の断面図を示している。1以上の実施形態では、第2の階層間隙層158が、第2の開口部162を形成するために除去される。階層ピッチ164は、約45nmから約80nmの範囲内にある。階層スペース166は、約25nmから約60nmの範囲内にある。
【0043】
[0076]
図7Aは、1以上の実施形態による、共通の処理を用いて構築することができるDRAMセル150のセットの上面図を示している。
図7Bは、1以上の実施形態による、ワード線スリットエッチングされた間隙174から見た
図7Aのデバイス150の断面図を示している。階層間隙層のうちの1つを除去した後で、分離スペース162を形成することができ、次いで、これを適切な誘電体材料で充填して、分離されたデバイスにすることができる。代替的に、除去された一方又は他方の階層間隙層は、活性メモリセルを形成するために使用される材料と置き替えることができ、他方の階層間隙材料は、メモリセル間の分離を形成するために、所定の位置に残されるか又は除去され置き替えられる。1以上の実施形態では、活性階層間隙層160が、DRAMキャパシタ168を形成するための材料と置き替えられ、活性階層間隙層の別のセクションが、DRAMメモリセル用のトランジスタ170を形成するために使用される。168、170、172の間の一般的な絶縁材料は、SiO
2とSi
3N
4である。1以上の実施形態では、DRAMメモリセル動作用の垂直ビット線相互接続の間に開口部174が存在する。
【0044】
[0077] 1以上の実施形態では、3Dピッチマルチプリケーションのために選択的成長方法が使用される。
図8Aから
図8Dは、1以上の実施形態の選択的成長方法を使用して処理されたデバイス200の断面図を示している。
図8Aを参照すると、1以上の実施形態では、メモリスタック205が形成される。図示されている実施形態におけるメモリスタック205は、基板201上の半導体層202上に、複数の交互の第1の材料層204及び第2の材料層206を備える。
【0045】
[0078] 1以上の実施例では、半導体層202が基板201上にある。1以上の実施形態では、半導体層202がまた、論理インターフェース層とも呼ばれてよい。半導体層202は、当業者に知られている任意の適切な技法によって形成することができ、ポリシリコン(poly-Si)を含むがこれに限定されない任意の適切な材料から作製することができる。幾つかの実施形態では、半導体層202が、下にあるCMOS論理回路へのコンタクト層である。
【0046】
[0079] 任意の犠牲層(図示せず)が、半導体層202上に形成されてよく、任意の適切な材料で作製され得る。幾つかの実施形態では、犠牲層が、後のプロセスで除去され、置き替えられる。幾つかの実施形態では、犠牲層が、除去されず、電子デバイス、例えば、メモリデバイス内に残る。この場合、用語「犠牲」は、永久層を含むように拡張された意味を有し、導電層と呼ばれてよい。
【0047】
[0080] 1以上の実施形態では、第1の材料層204及び第2の材料層206が、当業者に知られている任意の適切な材料を含んでよい。1以上の実施形態では、第1の材料層204と第2の材料層206とが、独立して、シリコン(Si)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、二酸化ケイ素(SiO2)、窒化ケイ素(SiN)、酸窒化ケイ素(SiON)、及びポリシリコンのうちの1以上を含む。1以上の実施形態では、第1の材料層204及び第2の材料層206が、プラズマ化学気相堆積(PECVD)、物理的気相堆積(PVD)、又はエピタキシャル堆積のうちの1以上によって堆積される。このプロセスは、例えば、非限定的に、二酸化ケイ素(SiO2)を含む、誘電体を含む任意の基板、又は、非限定的に、シリコン(Si)若しくはシリコンゲルマニウム(SiGe)を含む、半導体基板上の、任意の多層膜スタック堆積、例えば、Si/SiGe向けに使用され得る。1以上の実施形態では、第1の材料層が二酸化ケイ素(SiO2)を含み、第2の材料層がポリシリコンを含む。
【0048】
[0081] 1以上の実施形態では、第1の材料層204及び第2の材料層206が、任意の適切な厚さを有してよい。特定の実施形態では、第1の材料層204が、約20nmを含む、約15nmから約25nmの範囲内の厚さを有する。特定の実施形態では、第2の材料層206が、約30nm、又は約35nmを含む、約25nmから約45nmの範囲内の厚さを有する。
【0049】
[0082]
図8Aで示されているメモリスタック205は、3対の交互の第1の材料層204及び第2の材料層206を有するが、当業者は、これが単に例示目的に過ぎないことを認識する。メモリスタック205は、任意の数の交互の第1の材料層204及び第2の材料層206を有してよい。例えば、幾つかの実施形態では、メモリスタック205が、192対の交互の第1の材料層204及び第2の材料層206を備える。例えば、幾つかの実施形態では、メモリスタック205が、100対を超える交互の第1の材料層204及び第2の材料層206、若しくは200対を超える交互の第1の材料層204及び第2の材料層206、又は300対を超える交互の第1の材料層204及び第2の材料層206を備える。
【0050】
[0083] 1以上の実施形態では、ハードマスク208が、メモリスタック205の上面上にある。1以上の実施形態では、ハードマスク層208が、マイクロエレクトロニクスデバイス製造の当業者に知られている1以上のマスク層堆積技法を使用して堆積され得る。1以上の実施形態では、ハードマスク層208が、非限定的に、ALD、CVD、PVD、MBE、MOCVD、スピンオン、又は当業者に知られている他の堆積技法などの、堆積技法のうちの1つを使用して堆積される。1以上の実施形態では、ハードマスク層208が、スピンオンカーボン、ハードマスク、又はフォトレジストのうちの1以上から選択される材料を含む。当業者は、複数のハードマスク層208が存在してよいことを理解するであろう。1以上の実施形態では、ハードマスク層208が、窒化ケイ素(SiN)を含む。
【0051】
[0084] 1以上の実施形態では、デバイス200が、活性エリア開口部210を形成するようにパターニングされる。パターニングは、当業者に知られている任意の適切なパターニング技法を含んでよい。
【0052】
[0085]
図8Bを参照すると、デバイス200は、高アスペクト比(HAR)スリットエッチングプロセスを受けて、開口部210が半導体層202の上面まで延在するように、開口部210の深さを増加させる。1以上の実施形態では、開口部210の幅が、約30nmから約160nmの範囲内にある。次いで、第2の材料層206に凹部が形成される。幾つかの実施形態では、第2の材料層206が、ポリシリコンを含む。1以上の実施形態では、ポリシリコンの凹部深さは、約100nmから約400nmの範囲内にある。
【0053】
[0086]
図8Cを参照すると、第3の材料212及び第4の材料214が、選択的に成長される。1以上の実施形態では、第3の材料212及び第4の材料214が、当業者に知られている任意の適切な材料を含んでよい。1以上の実施形態では、第3の材料212と第4の材料214とが、独立して、シリコン(Si)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、又は他の選択的堆積材料セットのうちの1以上を含む。1以上の実施形態では、第3の材料212及び第4の材料214が、選択反応又はエピタキシャル堆積によって堆積される。1以上の実施形態では、第3の材料212がシリコンゲルマニウム(SiGe)を含み、第4の材料214がシリコン(Si)を含む。
【0054】
[0087]
図8Dを参照すると、プロセスが繰り返され、第3の材料212及び第4の材料214が選択的に成長されて、微細ピッチで活性領域を形成する。
【0055】
[0088] 1以上の実施形態では、3Dピッチマルチプリケーションのために、非選択的及び選択的堆積方法の組み合わせが使用される。
図9Aから
図9Gは、1以上の実施形態の非選択的及び選択的堆積方法の組み合わせを使用して処理されたデバイス300の断面図を示している。
図9Aを参照すると、1以上の実施形態では、メモリスタック305が形成される。図示されている実施形態におけるメモリスタック305は、基板301上の半導体層302上に、複数の交互の第1の材料層304及び第2の材料層306を含む。
【0056】
[0089] 1以上の実施形態では、半導体層302が基板301上にある。1以上の実施形態では、半導体層302が、論理インターフェース層とも呼ばれてよい。半導体層302は、当業者に知られている任意の適切な技法によって形成され得る。
【0057】
[0090] 任意の犠牲層(図示せず)が、半導体層302上に形成されてよく、任意の適切な材料で作製され得る。幾つかの実施形態では、犠牲層が、後のプロセスで除去され、置き替えられる。幾つかの実施形態では、犠牲層が、除去されず、電子デバイス、例えば、メモリデバイス内に残る。この場合、用語「犠牲」は、永久層を含むように拡張された意味を有し、導電層と呼ばれてよい。
【0058】
[0091] 1以上の実施形態では、第1の材料層304及び第2の材料層306が、当業者に知られている任意の適切な材料を含んでよい。1以上の実施形態では、第1の材料層304と第2の材料層306とが、独立して、シリコン(Si)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、窒化ケイ素(SiN)、及びポリシリコンのうちの1以上を含む。1以上の実施形態では、第1の材料層304及び第2の材料層306が、プラズマ化学気相堆積(PECVD)、物理的気相堆積(PVD)、又はエピタキシャル堆積のうちの1以上によって堆積される。このプロセスは、例えば、非限定的に、二酸化ケイ素(SiO2)を含む、誘電体を含む任意の基板、又は、非限定的に、シリコン(Si)若しくはシリコンゲルマニウム(SiGe)を含む、半導体基板上の、任意の多層膜スタック堆積、例えば、Si/SiGe向けに使用され得る。1以上の実施形態では、第1の材料層304がシリコン(Si)を含み、第2の材料層306がシリコンゲルマニウム(SiGe)を含む。
【0059】
[0092] 1以上の実施形態では、第1の材料層304及び第2の材料層306が、任意の適切な厚さを有してよい。特定の実施形態では、第1の材料層304が、約20nmを含む、約15nmから約25nmの範囲内の厚さを有する。特定の実施形態では、第2の材料層306が、約40nmを含む、約35nmから約45nmの範囲内の厚さを有する。
【0060】
[0093]
図9Aで示されているメモリスタック305は、3対の交互の第1の材料層304及び第2の材料層306を有するが、当業者は、これが単に例示目的に過ぎないことを認識する。メモリスタック305は、任意の数の交互の第1の材料層304及び第2の材料層306を有してよい。例えば、幾つかの実施形態では、メモリスタック305が、192対の交互の第1の材料層304及び第2の材料層306を備える。他の実施形態では、メモリスタック305が、50対を超える交互の第1の材料層304及び第2の材料層306、若しくは100対を超える交互の第1の材料層304及び第2の材料層306、又は300対を超える交互の第1の材料層304及び第2の材料層306を備える。
【0061】
[0094] 1以上の実施形態では、ハードマスク308が、メモリスタック305の上面上にある。1以上の実施形態では、ハードマスク層308が、マイクロエレクトロニクスデバイス製造の当業者に知られている1以上のマスク層堆積技法を使用して堆積され得る。1以上の実施形態では、ハードマスク層308が、非限定的に、ALD、CVD、PVD、MBE、MOCVD、スピンオン、又は当業者に知られている他の堆積技法などの、堆積技法のうちの1つを使用して堆積される。1以上の実施形態では、ハードマスク層308が、スピンオンカーボン、ハードマスク、又はフォトレジストのうちの1以上から選択される材料を含む。当業者は、複数のハードマスク層308が存在してよいことを理解するであろう。1以上の実施形態では、ハードマスク層308が、窒化ケイ素(SiN)を含む。
【0062】
[0095] 1以上の実施形態では、デバイス300が、活性エリアスリット開口部310を形成するようにパターニングされる。パターニングは、当業者に知られている任意の適切なパターニング技法を含んでよい。
【0063】
[0096]
図9Bを参照すると、第2の材料層306は、開口部310を介して凹部形成されている。凹部形成するための方法は、当業者には一般的な、湿式化学エッチング又は気相エッチング又は反応性気相エッチングであってよい。
【0064】
[0097]
図9Cを参照すると、化学酸化物層312が、第1の材料層304及び凹部形成された第2の材料層306を囲むように成長される。酸化物層312は、化学的酸化であってよく、又は当業者に知られている任意の適切な方法によって形成されてもよい。1以上の実施形態では、化学酸化物層312が、二酸化ケイ素(SiO
x)を含む。1以上の実施形態では、化学酸化物層312が、約2nm、約3nm、及び約4nmを含む、約1nmから約5nmの範囲内の厚さを有する。1以上の実施形態では、化学酸化物層312が、実質的に共形である。本明細書で使用されるときに、「実質的に共形」である層は、厚さが全体を通して略同じである層を指す。実質的に共形な層は、約10%、5%、2%、又は0.5%以下だけ厚さが変動する。
【0065】
[0098]
図9Dを参照すると、更なる第2の材料層が、階層内の間隙を充填するために堆積され、次いで、メモリセル構造化のための所望の水平寸法のプラグ314を残すために、湿式、蒸気、又は反応性ガス反応によって凹部形成される。
【0066】
[0099]
図9Eを参照すると、更なる化学酸化物層312が、プラグ314を囲むように成長される。化学酸化物層312は、当業者に知られている任意の適切な材料を含んでよい。1以上の実施形態では、化学酸化物層312が、二酸化ケイ素(SiO
2)を含む。1以上の実施形態では、化学酸化物層312が、約2nm、約3nm、及び約4nmを含む、約1nmから約5nmの範囲内の厚さを有する。1以上の実施形態では、化学酸化物層312が、実質的に共形である。本明細書で使用されるときに、「実質的に共形」である層は、厚さが全体を通して略同じである層を指す。実質的に共形な層は、約10%、5%、2%、又は0.5%以下だけ厚さが変動する。
【0067】
[00100]
図9Fを参照すると、更なる第2の材料層が、階層を充填するために堆積され、次いで、プラグ314a及び314bを残すために凹部形成される。
更なる化学酸化物層312が、プラグ314bを囲むように成長される。化学酸化物層312は、当業者に知られている任意の適切な材料を含んでよい。1以上の実施形態では、化学酸化物層312が、二酸化ケイ素(SiO
x)を含む。1以上の実施形態では、化学酸化物層312が、約2nm、約3nm、及び約4nmを含む、約1nmから約5nmの範囲内の厚さを有する。1以上の実施形態では、化学酸化物層312が、実質的に共形である。本明細書で使用されるときに、「実質的に共形」である層は、厚さが全体を通して略同じである層を指す。実質的に共形な層は、約10%、5%、2%、又は0.5%以下だけ厚さが変動する。
【0068】
[00101] 1以上の実施形態では、第2の材料層(例えば、シリコンゲルマニウム(SiGe))及び化学酸化物層312の堆積を繰り返して、微細ピッチで活性領域を形成する。
【0069】
[00102]
図9Gを参照すると、充填材料316が堆積されて、開口部310を充填する。充填材料は、当業者に知られている任意の適切な充填材料を含んでよい。1以上の実施形態では、充填材料316がシリコンを含む。
【0070】
[00103] 1以上の実施形態では、3Dピッチマルチプリケーションのために、非選択的及び選択的堆積方法の組み合わせが使用される。
図10Aから
図10Cは、1以上の実施形態の非選択的及び選択的堆積方法の組み合わせを使用して処理されたデバイス400の断面図を示す。
図10Aを参照すると、1以上の実施形態では、メモリスタック405が形成される。図示されている実施形態におけるメモリスタック405は、基板401上の半導体層402上に、複数の交互の第1の材料層404及び第2材料層406を含む。
【0071】
[00104] 1以上の実施例では、半導体層402が基板401上にある。1以上の実施形態では、半導体層402が、論理インターフェース層とも呼ばれてよい。半導体層402は、当業者に知られている任意の適切な技法によって形成され得る。
【0072】
[00105] 任意の犠牲層(図示せず)が、半導体層402上に形成されてよく、任意の適切な材料で作製され得る。幾つかの実施形態では、犠牲層が、後のプロセスで除去され、置き替えられる。幾つかの実施形態では、犠牲層が、除去されず、電子デバイス、例えば、メモリデバイス内に残る。この場合、用語「犠牲」は、永久層を含むように拡張された意味を有し、導電層と呼ばれてよい。
【0073】
[00106] 1以上の実施形態では、第1の材料層404及び第2の材料層406が、当業者に知られている任意の適切な材料を含んでよい。1以上の実施形態では、第1の材料層404と第2の材料層406とが、独立して、シリコン(Si)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、二酸化ケイ素(SiO2)、窒化ケイ素(SiN)、酸窒化ケイ素(SiON)、及びポリシリコンのうちの1以上を含む。1以上の実施形態では、第1の材料層404及び第2の材料層406が、プラズマ化学気相堆積(PECVD)、物理的気相堆積(PVD)、又はエピタキシャル堆積のうちの1以上によって堆積される。このプロセスは、例えば、非限定的に、二酸化ケイ素(SiO2)を含む、誘電体を含む任意の基板、又は、非限定的に、シリコン(Si)若しくはシリコンゲルマニウム(SiGe)を含む、半導体基板上の、任意の多層膜スタック堆積、例えば、Si/SiGe向けに使用され得る。1以上の実施形態では、第1の材料層404はシリコン(Si)を含み、第2の材料層406はシリコンゲルマニウム(SiGe)を含む。
【0074】
[00107] 1以上の実施形態では、第1の材料層404及び第2の材料層406が、任意の適切な厚さを有してよい。特定の実施形態では、第1の材料層404が、約20nmを含む、約15nmから約25nmの範囲内の厚さを有する。特定の実施形態では、第2の材料層406が、約30nm、及び約35nmを含む、約25nmから約45nmの範囲内の厚さを有する。
【0075】
[00108]
図10Aで示されているメモリスタック405は、3対の交互の第1の材料層404及び第2の材料層406を有するが、当業者は、これが単に例示目的に過ぎないことを認識する。メモリスタック405は、任意の数の交互の第1の材料層404及び第2の材料層406を有してよい。例えば、幾つかの実施形態では、メモリスタック405が、192対の交互の第1の材料層404及び第2の材料層406を備える。例えば、幾つかの実施形態では、メモリスタック405が、50対を超える交互の第1の材料層404及び第2の材料層406、若しくは100対を超える交互の第1の材料層404及び第2の材料層406、又は300対を超える交互の第1の材料層404及び第2の材料層406を含む。
【0076】
[00109] 1以上の実施形態では、ハードマスク408が、メモリスタック405の上面上にある。1以上の実施形態では、ハードマスク層408が、マイクロエレクトロニクスデバイス製造の当業者に知られている1以上のマスク層堆積技法を使用して堆積され得る。1以上の実施形態では、ハードマスク層408が、非限定的に、ALD、CVD、PVD、MBE、MOCVD、スピンオン、又は当業者に知られている他の堆積技法などの、堆積技法のうちの1つを使用して堆積される。1以上の実施形態では、ハードマスク層408が、スピンオンカーボン、ハードマスク、又はフォトレジストのうちの1以上から選択される材料を含む。当業者は、複数のハードマスク層408が存在してよいことを理解するであろう。1以上の実施形態では、ハードマスク層408が、窒化ケイ素(SiN)を含む。
【0077】
[00110] 1以上の実施形態では、デバイス400が、活性エリア開口部410を形成するようにパターニングされる。パターニングは、当業者に知られている任意の適切なパターニング技法を含んでよい。
【0078】
[00111]
図10Bを参照すると、第2の材料層406が、開口部410を介して凹部形成される。
【0079】
[00112]
図10Cを参照すると、化学酸化物層412が、第1の材料層404及び凹部形成された第2の材料層406を囲むように成長される。化学酸化物層412は、当業者に知られている任意の適切な材料を含んでよい。1以上の実施形態では、化学酸化物層412が、二酸化ケイ素(SiO
x)を含む。1以上の実施形態では、化学酸化物層412が、約2nm、約3nm、及び約4nmを含む、約1nmから約5nmの範囲内の厚さを有する。1以上の実施形態では、化学酸化物層412が、実質的に共形である。本明細書で使用されるときに、「実質的に共形」である層は、厚さが全体を通して略同じである層を指す。実質的に共形な層は、約10%、5%、2%、又は0.5%以下だけ厚さが変動する。
【0080】
[00113] 1以上の実施形態では、3Dピッチマルチプリケーションのために、非選択的堆積及び凹部形成方法が使用される。
図11Aから
図11Gは、1以上の実施形態の非選択的堆積及び凹部形成方法を使用して処理されたデバイス500の断面図を示している。
図11Aを参照すると、1以上の実施形態では、メモリスタック505が形成される。図示されている実施形態におけるメモリスタック505は、基板501上の半導体層502上に、複数の交互の第1の材料層504及び第2材料層506を備える。
【0081】
[00114] 1以上の実施例では、半導体層502が基板401上にある。1以上の実施形態では、半導体層502が、論理インターフェース層とも呼ばれてよい。半導体層502は、当業者に知られている任意の適切な技法によって形成され得る。
【0082】
[00115] 任意の犠牲層(図示せず)が、半導体層502上に形成されてよく、任意の適切な材料で作製され得る。幾つかの実施形態では、犠牲層が、後のプロセスで除去され、置き替えられる。幾つかの実施形態では、犠牲層が、除去されず、電子デバイス、例えば、メモリデバイス内に残る。この場合、用語「犠牲」は、永久層を含むように拡張された意味を有し、導電層と呼ばれてよい。
【0083】
[00116] 1以上の実施形態では、第1の材料層504及び第2の材料層506が、当業者に知られている任意の適切な材料を含んでよい。1以上の実施形態では、第1の材料層504と第2の材料層506とが、独立して、シリコン(Si)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、二酸化ケイ素(SiO2)、窒化ケイ素(SiN)、酸窒化ケイ素(SiON)、及びポリシリコンのうちの1以上を含む。1以上の実施形態では、第1の材料層504及び第2の材料層506が、プラズマ化学気相堆積(PECVD)、物理的気相堆積(PVD)、又はエピタキシャル堆積のうちの1以上によって堆積される。このプロセスは、例えば、非限定的に、二酸化ケイ素(SiO2)を含む、誘電体を含む任意の基板、又は、非限定的に、シリコン(Si)若しくはシリコンゲルマニウム(SiGe)を含む、半導体基板上の、任意の多層膜スタック堆積、例えば、Si/SiGe向けに使用され得る。1以上の実施形態では、第1の材料層504がポリシリコンを含み、第2の材料層506が二酸化ケイ素(SiOx)を含む。
【0084】
[00117] 1以上の実施形態では、第1の材料層504及び第2の材料層506が、任意の適切な厚さを有してよい。特定の実施形態では、第1の材料層504が、約20nmを含む、約15nmから約25nmの範囲内の厚さを有する。特定の実施形態では、第2の材料層506が、約30nmを含む、約25nmから約35nmの範囲内の厚さを有する。
【0085】
[00118]
図11Aで示されているメモリスタック505は、2対の交互の第1の材料層504及び第2の材料層506を有するが、当業者は、これが単に例示目的に過ぎないことを認識する。メモリスタック505は、任意の数の交互の第1の材料層504及び第2の材料層506を有してよい。例えば、幾つかの実施形態では、メモリスタック505が、192対の交互の第1の材料層504及び第2の材料層506を備える。例えば、幾つかの実施形態では、メモリスタック505が、50対を超える交互の第1の材料層504及び第2の材料層506、若しくは100対を超える交互の第1の材料層504及び第2の材料層506、又は300対を超える交互の第1の材料層504及び第2の材料層506備える。
【0086】
[00119]
図11Bを参照すると、1以上の実施形態では、デバイス500が、活性エリア開口部510を形成するようにパターニングされる。パターニングは、当業者に知られている任意の適切なパターニング技法を含んでよい。
【0087】
[00120]
図11Cを参照すると、第2の材料層506が、開口部510を介して凹部形成されている。次いで、シリコン層506は、非限定的に、湿式エッチング、蒸気エッチング、等方性プラズマエッチング、又は任意の他の選択的除去プロセス(SRP)を含む、当業者に知られている任意の適切な凹部形成技法を使用して、凹部形成され得る。
【0088】
[00121]
図11Dを参照すると、充填材料512が、開口部510内に堆積され、開口部を充填する。充填材料512は、当業者に知られている任意の適切な材料を含んでよい。1以上の実施形態では、充填材料が、1~10%のP2O5がドープされた二酸化ケイ素である、リンケイ酸塩ガラス(PSG)を含む。
【0089】
[00122]
図11Eを参照すると、充填材料512は、凹部形成され、開口部520を形成している。
図11Fで示されているように、ドープされていない酸化物514が堆積され、凹部形成される。
【0090】
[00123]
図11Gを参照すると、充填された材料512及びドープされていない酸化物514は、交互に堆積され、凹部形成される。これは、所望の数の交互膜を実現して、各特徴の領域及びそれぞれそれらの特徴間のスペースを画定するために、わずか1回、若しくは8回、又はそれより更に多い回数だけ行われ得る。
【0091】
[00124] 本開示の1以上の実施形態は、半導体メモリデバイスを対象とする。一実施形態では、半導体メモリデバイスが、デバイスの第1の部分上に交互の第1の材料層及び第2の材料層を備える第1のメモリスタックを備える。第1のメモリスタックは、第1の幅及び第1のスペースを有する第1の活性エリアを備える。半導体メモリデバイスは、デバイスの第2の部分上に第2のメモリスタックを更に備える。第2のメモリスタックは、交互の第1の材料層及び第2の材料層を備え、第2の幅及び第2のスペースを有する第2の活性エリアを備える。半導体メモリデバイスは、第1の部分を第2の部分から分離する高アスペクト比の開口部、及び第1の材料層を第2の材料層から分離する誘電体層を更に備える。凹部間隙を満たすまでこれを繰り返す。第1の活性エリアと第2の活性エリアのピッチは、約50nmから約80nmの範囲内にある。
【0092】
[00125] 本開示の更なる実施形態は、電子デバイスを形成する方法を対象とする。一実施形態では、電子デバイスを形成する方法が、第1の材料層と第2の材料層との交互層を備えるメモリスタックを形成することと、メモリスタック内に開口部を形成することと、間隙を形成するために第2の材料層に凹部形成することと、間隙内で第2の材料上に第3の材料を成長させることと、間隙を充填するために第4の材料を共形堆積させ、活性エリアを形成するために、第3の材料に隣接して第4の材料を部分的に戻すように凹部形成し、凹部間隙を充填するためにこれを繰り返することとを含む。活性エリアのピッチは、約50nmから約100nmの範囲内にある。
【0093】
[00126] 本開示の更なる実施形態は、
図12で示されているように、説明されるメモリデバイスの形成及び方法のための処理ツール900を対象とする。
【0094】
[00127] クラスタツール900は、複数の側面を有する少なくとも1つの中央移送ステーション921、931を含む。ロボット925、935が、中央移送ステーション921、931内に配置され、ロボットブレード及びウエハを複数の側面の各々に移動させるように構成されている。
【0095】
[00128] クラスタツール900は、中央移送ステーションに接続された、プロセスステーションとも呼ばれる複数の処理チャンバ902、904、906、908、910、912、914、916、及び918を備える。様々な処理チャンバは、隣接する処理ステーションから隔離された別個の処理領域を提供する。処理チャンバは、予洗浄チャンバ、緩衝チャンバ(buffer chamber)、(1以上の)移送スペース、ウエハオリエンタ(wafer orienter)/ガス抜きチャンバ、低温冷却チャンバ、堆積チャンバ、アニーリングチャンバ、エッチングチャンバ、及び結晶化剤除去チャンバ(crystallization agent removal chamber)を含むが、これらに限定されない任意のチャンバであり得る。プロセスチャンバ及び構成要素の特定の配置は、クラスタツールに応じて変更することができ、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0096】
[00129] 幾つかの実施形態の堆積チャンバは、原子層堆積チャンバ、プラズマ強化原子層堆積チャンバ、化学気相堆積チャンバ、プラズマ化学気相堆積チャンバ、又は物理堆積チャンバのうちの1以上を備える。幾つかの実施形態では、クラスタツール900が、中央移送ステーションに接続された予洗浄チャンバを含む。
【0097】
[00130]
図12で示されている実施形態では、ファクトリインターフェース950が、クラスタツール900の前面に接続されている。ファクトリインターフェース950は、ファクトリインターフェース950の前面951上にローディングチャンバ954及びアンローディングチャンバ956を含む。ローディングチャンバ954が左側に示され、アンローディングチャンバ956が右側に示されているが、当業者は、これが1つの可能な構成の単なる典型に過ぎないことを理解するだろう。
【0098】
[00131] ローディングチャンバ954及びアンローディングチャンバ956のサイズ及び形状は、例えば、クラスタツール900内で処理される基板に応じて変更され得る。図示されている実施形態では、ローディングチャンバ954及びアンローディングチャンバ956が、複数のウエハがカセット内に配置されたウエハカセットを保持するようにサイズ決定される。
【0099】
[00132] ロボット952が、ファクトリインターフェース950内にあり、ローディングチャンバ954とアンローディングチャンバ956との間を移動することができる。ロボット952は、ファクトリインターフェース950を通してローディングチャンバ954内のカセットからロードロックチャンバ960までウエハを移送可能である。また、ロボット952は、ファクトリインターフェース950を通してロードロックチャンバ962からアンローディングチャンバ956内のカセットまでウエハを移送可能である。当業者には理解されるように、ファクトリインターフェース950は、複数のロボット952を有することができる。例えば、ファクトリインターフェース950は、ローディングチャンバ954とロードロックチャンバ960との間でウエハを移送する第1のロボットと、ロードロックチャンバ962とアンローディングチャンバ956との間でウエハを移送する第2のロボットとを有してよい。
【0100】
[00133] 図示されているクラスタツール900は、第1のセクション920及び第2のセクション930を有する。第1のセクション920は、ロードロックチャンバ960、962を通してファクトリインターフェース950に接続される。第1のセクション920は、少なくとも1つのロボット925が内部に配置された第1の移送チャンバ921を含む。ロボット925は、ロボット式ウエハ搬送機構とも呼ばれる。第1の移送チャンバ921は、ロードロックチャンバ960、962、処理チャンバ902、904、916、918、及びバッファチャンバ922、924に対して中央に位置付けられている。幾つかの実施形態のロボット925は、一度に複数のウエハを独立して移動させることができるマルチアームロボットである。幾つかの実施形態では、第1の移送チャンバ921が、複数のロボット式ウエハ移送機構を備える。第1の移送チャンバ921内のロボット925は、第1の移送チャンバ921の周囲のチャンバ間でウエハを移動させるように構成される。個々のウエハは、第1のロボット式機構の遠位端に位置付けられたウエハ搬送ブレード上に担持される。
【0101】
[00134] 第1のセクション920内のウエハを処理した後で、ウエハは、通過チャンバを通して第2のセクション930まで移動し得る。例えば、チャンバ922、924は、単方向又は双方向の通過チャンバであり得る。通過チャンバ922、924は、例えば、第2のセクション930における処理前に、ウエハを低温冷却するために使用することができ、又は第1のセクション920に戻る前にウエハ冷却又は後処理を可能にする。
【0102】
[00135] システムコントローラ990は、第1のロボット925、第2のロボット935、第1の複数の処理チャンバ902、904、916、918、及び第2の複数の処理チャンバ906、908、910、912、914と通信する。システムコントローラ990は、処理チャンバ及びロボットを制御することができる任意の適切な構成要素であり得る。例えば、システムコントローラ990は、中央処理装置、メモリ、適切な回路、及びストレージを含む、コンピュータであり得る。
【0103】
[00136] プロセスは、概して、プロセッサによって実行されたときに、プロセスチャンバに本開示のプロセスを実行させるソフトウェアルーチンとして、システムコントローラ990のメモリ内に記憶され得る。ソフトウェアルーチンはまた、プロセッサによって制御されるハードウェアから遠隔に位置付けられた第2のプロセッサ(図示せず)によって、記憶及び/又は実行することもできる。本開示の方法の一部又は全部をハードウェア内で実行することもできる。したがって、プロセスは、ソフトウェア内に実装され、コンピュータシステムを使用して、例えば、特定用途向け集積回路若しくは他の種類のハードウェア実施態様としての、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとしてのハードウェア内で実行され得る。ソフトウェアルーチンは、プロセッサによって実行されると、汎用コンピュータを、処理が実行されるようにチャンバの動作を制御する特定用途コンピュータ(コントローラ)に変換する。
【0104】
[00137] 幾つかの実施形態では、システムコントローラ990が、約0.1から約12時間にわたって約300℃から約700℃の範囲内の温度でウエハをアニールするように、アニールチャンバを制御する構成を有する。幾つかの実施形態では、コントローラ990が、ウエハから酸化物層を除去するために、予備洗浄チャンバを活性化する構成を有する。
【0105】
[00138] 「下」、「下方」、「下側」、「上」、「上方」、「上側」などの、空間的な相対語は、図面中で示されているように、1つの要素又は特徴の、別の(1以上の)要素又は(1以上の)特徴に対する関係を説明することを容易にするために、本明細書で使用されてよい。空間的な相対語は、図面中で描かれている配向に加えて、使用中又は動作中のデバイスの種々の配向を包含することが意図されていることを理解されたい。例えば、図面内のデバイスがひっくり返された場合、他の要素又は特徴の「下方」又は「下」として説明された要素は、他の要素又は特徴の「上」に配向されることになる。したがって、例示的な用語「下」は、上と下の両方の配向を含んでよい。デバイスは、他の方法で配向され(90度又は他の配向に回転され)てよく、本明細書で使用される空間的な相対記述語がそれに応じて解釈され得る。
【0106】
[00139] 本明細書で説明される材料及び方法を説明する文脈において(殊に、以下の特許請求の範囲の文脈において)、用語「1つの(a)」及び「1つの(an)」並びに「その(the)」と、類似の指示物の使用は、本明細書でその逆が示されているか又は明らかに文脈から矛盾する場合を除いて、単数と複数の両方をカバーすると解釈される。本明細書での値の範囲の列挙は、本明細書で特に明記しない限り、範囲内に入る各個別の値を個別に参照する略記法として機能することを単に意図しており、各個別の値は、本明細書で個別に引用されているかのように明細書に組み込まれる。本明細書で説明される全ての方法は、本明細書でその逆が示されているか又はさもなければ文脈から明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順序で実行されてよい。本明細書で提供されている任意の及び全ての実施例又は例示的な言葉(例えば、「などの」)の使用は、単に材料及び方法をより良く説明することを意図したものであり、特に請求されない限り、範囲を限定しない。明細書中の言葉は、クレームに記載されていない要素が、開示された材料及び方法の実施に不可欠であることを示すと解釈されるべきではない。
【0107】
[00140] この明細書全体を通じて、「一実施形態(one embodiment)」、「特定の実施形態(certain embodiments)」、「1以上の実施形態(one or more embodiments)」、又は「実施形態(an embodiment)」に対する言及は、実施形態に関連して説明されている特定の特徴、構造、材料、又は特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。故に、この明細書全体の様々な箇所での「1以上の実施形態で」、「特定の実施形態で」、「一実施形態で」、又は「実施形態で」などの表現は、必ずしも、本開示の同一の実施形態に言及するものではない。更に、特定の特徴、構造、材料、又は特質は、1以上の実施形態において、任意の適切なやり方で組み合わされ得る。
【0108】
[00141] 本明細書の開示は特定の実施形態を参照して説明されているが、これらの実施形態は、本開示の原理及び用途の例示にすぎないことを理解されたい。本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示の方法及び装置に対して様々な改変及び変形を行い得ることが、当業者には明らかになろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲及びその均等物の範囲内にある修正及び変形を含むことが意図されている。