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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-02
(45)【発行日】2024-09-10
(54)【発明の名称】遮断装置を備える流体容器
(51)【国際特許分類】
   B60T 11/22 20060101AFI20240903BHJP
   B60T 11/26 20060101ALI20240903BHJP
【FI】
B60T11/22 B
B60T11/26 Z
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022545418
(86)(22)【出願日】2020-12-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-17
(86)【国際出願番号】 EP2020085182
(87)【国際公開番号】W WO2021164916
(87)【国際公開日】2021-08-26
【審査請求日】2022-07-25
(31)【優先権主張番号】102020202035.3
(32)【優先日】2020-02-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】522296653
【氏名又は名称】コンチネンタル・オートモーティヴ・テクノロジーズ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
【氏名又は名称原語表記】Continental Automotive Technologies GmbH
【住所又は居所原語表記】Continental-Plaza 1, 30175 Hannover, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100069556
【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史
(74)【代理人】
【識別番号】100111486
【弁理士】
【氏名又は名称】鍛冶澤 實
(74)【代理人】
【識別番号】100191835
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 真介
(74)【代理人】
【識別番号】100221981
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 大成
(72)【発明者】
【氏名】ナーフロフスキー・ヴィート
(72)【発明者】
【氏名】ヤクベツ・アレシュ
(72)【発明者】
【氏名】シュリヒト・シュテファン
【審査官】後藤 健志
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-518921(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0360670(US,A1)
【文献】仏国特許出願公開第02908097(FR,A1)
【文献】特開2010-083582(JP,A)
【文献】特開平01-311947(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2004/0057778(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60T 11/22
B60T 11/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液圧自動車ブレーキシステムにおいてブレーキ圧を生成及び/又は調整するための液圧ユニット(2)用の流体容器(1)であって、
前記流体容器(1)は、少なくともつの内部チャンバ(4、4’)を有する容器ハウジング(3)と、流体容器(1)の外側に対して突出し、前記内部チャンバ(3)を液圧ユニット(2)に接続するための内部チャネル(6、6’)を有する少なくともつの接続部(5、5’)とを備え、
前記少なくとも2つの接続部(5、5’)は、前記液圧ユニット(2)内で前記少なくとも2つの接続部(5、5’)にそれぞれ対応する受け座(7、7’)内への導入のために設けられ、更に、前記少なくとも2つの接続部(5、5’)が前記受け座(7、7’)の外側にある場合に前記内部チャネル(6、6’)を遮断するための2つの遮断装置(8、8’)を備える、
当該流体容器(1)において、
前記少なくとも2つの接続部(5、5’)及び前記2つの遮断装置(8、8’)は、前記容器ハウジング(3)に接続される別個のモジュール(9)に組み合わされることを特徴とする、流体容器(1)。
【請求項2】
前記容器ハウジング(3)は、外壁に、前記モジュール(9)によって閉じられるアパーチャ(10)を有することを特徴とする、請求項1に記載の流体容器(1)。
【請求項3】
前記モジュール(9)は、前記容器ハウジング(3)の外側に配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の流体容器(1)。
【請求項4】
前記2つの遮断装置(8、8’)は、ばね調整弁体(11)を各々備え、前記ばね調整弁体(11)は、前記少なくとも2つの接続部(5、5’)が前記受け座(7、7’)内に受け入れられるにつれて、当該ばね調整弁体(11)が前記受け座(7、7’)内に支持され、前記内部チャンバ(4)の方向に移動させられ、それによって前記内部チャネル(6、6’)の閉塞を液圧的に開放するように、前記内部チャネル(6、6’)内に少なくとも部分的に配置されていることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の流体容器(1)。
【請求項5】
前記モジュール(9)は、前記少なくとも2つの接続部(5、5’)に加えて、前記流体容器(1)を前記液圧ユニット(2)に固定するための少なくとも1つの別個の締結手段(18)を有することを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の流体容器(1)。
【請求項6】
前記流体容器(1)は、分割面(22)において互いに接続される少なくとも2つのハーフシェル(20,20’)を有し、前記少なくとも2つの接続部(5、5’)は、前記分割面(22)に対して略平行に位置合わせされることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の流体容器(1)。
【請求項7】
前記流体容器(1)は、フィラーネック(17)を有し、前記少なくとも2つの接続部(5、5’)は、前記フィラーネック(1)の位置合わせに対して略横方向に位置合わせされることを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の流体容器(1)。
【請求項8】
前記モジュール(9)は、互いに平行に位置合わせされる前記少なくとも2つの接続部(5、5’)を有することを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の流体容器(1)。
【請求項9】
前記モジュール(9)と前記容器ハウジング(3)との間の接続は、物質的に結合された設計であることを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の流体容器(1)。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の少なくとも1つの流体容器(1)を備える液圧自動車ブレーキシステムのためのブレーキ装置(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
液圧ユニット用の流体容器は、多くの形態において、例えば、液圧自動車ブレーキシステム用のブレーキ装置に供給するためのブレーキ液容器として公知である。それぞれのユニットへの液圧接続は、通常、容器ハウジングの外側に一体形成され、液圧ユニット内の対応する受け座に密封状態で受け入れられる接続部によって行われる。
【背景技術】
【0002】
例えば事故の結果として、強い力が流体容器に加えられると、接続部がそれらの受け座から外れることが起こり得る。かかる場合に貯蔵された流体が漏出するのを防止するために、受け座の外側の接続部によって液圧接続を自動的に遮断する別個の遮断装置を設けることが知られている。
【0003】
例えば、独国特許出願公開第3912110A1号明細書は、流体容器の製造中に、容器ハウジングの内部に取り付けなければならない遮断装置を開示している。
【0004】
製作、構造、及び組立における複雑さ、組立ツール及びツールインサートのための大きな空間要件、並びに容器ハウジング内に遮断装置を取り付け、固定するための追加の構造要素の必要性は、かかる解決策において不利であると考えられる。遮断装置の機能試験のために、故障の場合に完全に廃棄されなければならない可能性もある大容量の構成要素を取り扱う必要がある。
【0005】
独国特許出願公開第102014213709A1号明細書は、完成した容器の接続部に外側から挿入することができるカートリッジの形態で実装される別の遮断装置を開示している。しかし、かかる解決策は、接続部における内部チャネルの直径に追加の制限を課し、流れ断面を減少させ、従って、より大きい直径のために用いることができることが好ましい。
【0006】
この種の流体容器は、通常、互いに圧密に溶接される2つのハーフシェルからなるシェル本体として構成されている。2つのハーフシェルは、一般に射出成形プロセスにおいて製作される。射出成形金型を簡単且つ有利に保ち、ツールインサートを回避し、サイクル時間を短縮するために、従って、原則として、全ての成形部品を離型方向に適合させること、例えば、接続部を離型方向に向けるよう設計することが望ましい。設置場所における様々な設置位置及び設置空間条件への僅かな適合であっても、完全に再設計された容器ハウジング及び射出成形金型に繋がる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】独国特許出願公開第3912110号明細書
【文献】独国特許出願公開第102014213709号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明の目的は、異なる設置構成に対してより柔軟に適合することができる遮断装置を有する流体容器を提供することにあり、遮断装置はまた、比較的狭い接続部と共に用いることができ、それらの組立及び機能試験をより容易に実行することができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本目的は、本発明により、独立請求項1に記載の特徴の組み合わせを有する流体容器によって達成される。
【0010】
本発明の更なる実施形態、詳細、特徴、利点、及び可能性のある用途は、従属請求項並びに以下の図面及び図面の対応する説明において見出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】液圧自動車ブレーキシステム用のブレーキ装置内の流体容器の一実施形態の大幅に簡略化された図を断面図で示す。
図2】流体容器の別の実施形態の立体図を示す。
図3図1の実施形態によるモジュールを組立図(a)及び分解図(b)で示す。
図4】遮断装置が取り付けられた接続部の一実施形態の拡大断面図を示す。
図5図3によるモジュールの基体の立体図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1
図1は、ブレーキ圧を生成及び/又は調整するための液圧ユニット2と、ユニット2に取り付けられる流体容器1とを有する、液圧自動車ブレーキシステム用のブレーキ装置100を大幅に簡略化して示している。
【0013】
流体容器1は容器ハウジング3を有し、その内部は、図示の実施形態において、ブレーキ液で充填することができる2つの内部チャンバ4、4’に分割されている。
【0014】
閉止キャップにより閉止することができるフィラーネック17が、流体容器1を充填するために設けられる。
【0015】
ユニット2と内部チャンバ4、4との間の液圧接続は、互いに平行に位置合わせされ、流体容器1の外側に配置される2つの接続部5、5’内の内部チャネル6、6’を介して行われる。
【0016】
2つの接続部5、5’は、ユニット2内の対応する受け座7、7’内に受け入れられ、封止要素19、19’によってその内部に外部から封止される。
【0017】
2つの遮断装置8、8’は、接続部5、5’が受け座7、7’の外側にある場合に内部チャネル6、6’を強制的に遮断するために用いられる。遮断装置8の好ましい構造に関して、図4を参照する。
【0018】
流体容器1は、下部及び上部ハーフシェル20、20’を有するシェル本体として構成される。図示の実施形態において、2つのハーフシェル20、20’は、射出成形プロセスにおいて製作され、次いで、包囲接合シーム21において、液密且つ使用圧力に耐えるように溶接される。ここで、大多数の用途におけるように、接合シーム21は、製作に有利な方法で分割面22と称するものを通る。分割面22は、上部ハーフシェル20’の一体コンポーネントとして設計されるフィラーネック17の軸に直交して位置合わせされることが好ましい。
【0019】
図示する例示的な実施形態において、2つの接続部5、5’は、フィラーネック17に対して直角に、又は分割面22に対して平行に、従って、下側ハーフシェル20の離型方向に対して横方向に位置合わせされる。かかる構成は、ハーフシェル20と一体形成される接続部5、5’の場合、別個のツールインサートを有する比較的複雑な射出成形鋳型を欠いては不可能である。
【0020】
これを回避するために、接続部5、5’は、別個のモジュール9内の対応する遮断装置8、8’と共に組み合わされる。
【0021】
この目的のために、容器ハウジング3は、外壁にアパーチャ10を有し、これは、簡単な方法で製作することができ、モジュール9によって使用圧力が漏れないように外部から閉鎖される。
【0022】
モジュール9と容器ハウジング3との間の接続は、材料結合によって、特に溶接によって、特に簡単且つ恒久的に封止された方法で実施される。接着結合、ねじ留め、ラッチング、クリッピング等の他の種類の接続も、無論、本発明の適用範囲内で同様に許容される。
【0023】
モジュール9は、大容積の容器ハウジング3を同時に取り扱う必要なく、個別に取り扱い可能なアセンブリとして構築され、機能的に試験され、保管され、輸送することができる。
【0024】
図2
図2は、流体容器1の別の実施形態を示している。
【0025】
上で説明した例示的な実施形態とは対照的に、2つの接続部5、5の位置合わせは、フィラーネック17の軸との直交に対して、又は分割面22に対して僅かに傾斜している。従って、接続部5、5は、フィラーネック17の軸に対して略横方向に位置合わせされるが、正確に直交して位置合わせされない。これは、例えば、ユニット2が取り付けられる車両内の隔壁の僅かな傾斜に対して差込方向を適合させるために必要である可能性がある。
【0026】
本発明によるモジュール9は、異なる設計及び形状の容器ハウジング3の変形例に取り付けられる、予め準備され、機能的に試験された標準コンポーネントとして効果的に用いることができる。容器ハウジング3又は個々のハーフシェル20、21のそれぞれの変形例は、簡単な構造の射出成形金型で製作することができ、従って、比較的低コストで、異なる設置条件、例えば、接続部5、5’の異なる向き、外部形状、内部構造、容積等に適合させることができる。
【0027】
同様に、モジュール9の多数の変形例は、例えば、異なる間隔、位置、及び寸法の接続部5、5’及び/又は遮断装置8、8’を備えることができる。従って、流体容器1は、モジュール9の適切な変形例を同じ容器ハウジング3に取り付けることによって、例えば、異なるように設計されたインターフェース又は流体流量を有する異なる液圧ユニット2に効率的に適合させることができる。
【0028】
図3
図3は、図2によるモジュール9の例示的な実施形態を組立図及び分解図で示している。ここに示す実施形態において、モジュール9は、射出成形によってプラスチックから製作される基体15を有する。2つの接続部5、5’は、基体15と一体に形成される。
【0029】
遮断装置8は、略完全に接続部5内に配置されている。遮断装置8の設置のために、ばね12及びピン形状の弁体11が外側から接続部5内に押し込まれ、その結果、内部チャンバに隣接する弁体11の端部が接続部5から内側に突出する。封止体13がこの端部に取り付けられ、同時に弁体11を閉状態で接続部5内に固定する役割を果たす。
【0030】
図4
図4は、閉状態における遮断装置8の好ましい実施形態を断面で示している。
【0031】
遮断装置8は、接続部5の内部チャネル6内に実質的に省スペースで配置され、固定されている。それは、内部チャンバに隣接する端部においてその上に設けられる封止体13と共にばね調整弁体11を有している。ここに示す閉状態において、封止体は、内部チャネル6の口部領域に形成される弁座14に載置されており、それによって内部チャネル6を閉鎖している。図示する実施形態において、弁体11の長さは、閉状態において弁体が接続部5から外側に突出するように設計されている。接続部5が受け座7に挿入されるにつれて、弁体11は受け座7の底部に支持され、それによって内部チャンバ4の方向に移動させられる。このプロセスの間、封止体13は弁座14から上昇し、それによって内部チャネル6の閉塞を開放する。
【0032】
本発明の適用範囲内で、弁体11はまた、短縮された設計であってもよく、その結果、それは、閉状態において内部チャネル6内に完全にある。かかる実施形態において、受け座7内に別個の支持手段が必要であり、接続部が受け座7に挿入されるにつれて、チャネル6内で軸方向に係合し、弁体11を内部チャンバ4の方向に移動させる。
【0033】
図5
図5は、図2及び3によるモジュール9の基体15を示している。モジュール9は、流体容器1をユニット2に固定するために設けられる別個の締結手段18を配置するための最適な位置を提供する。このようにして、異なる固定インターフェースへの適合を、この目的のために容器ハウジング3を変更する必要なく、比較的好ましい方法で実施することができる。
【0034】
図示する例示的な実施形態において、締結手段18は、基体15と一体に形成され、横ピン(ここでは図示せず)を挿入するために設けられる一対のアイレットとして実装される。横ピンを掛止するために、アイレットの1つは、横ピンの厚い端部を固定する役割を果たす特別なばねタブを有する。
【0035】
モジュール9の上で説明した実施形態は、容器ハウジング3に溶接するために提供される。最適な圧密溶接シームのために、特別に区切られた接続面16が基体15上に設けられる。選択された接続の種類に応じて、接続面16は、要件に応じて適合させることができる。例えば、基体のこの領域は、増大した材料厚さ及び適合された、例えば粗面化された表面と共に設計することができる。基体15の残りの領域は、その一方で、例えば低コスト製作及び少ない材料消費のために最適化することができる。
なお、本願は、特許請求の範囲に記載の発明に関するものであるが、他の観点として以下を含む。
1.
少なくとも1つの内部チャンバ(4)を有する容器ハウジング(3)と、流体容器(1)の外側に対して突出し、前記内部チャンバ(3)を液圧ユニット(2)に接続するための内部チャネル(6)を有する少なくとも1つの接続部(5)とを備え、前記接続部(5)は、前記ユニット(2)の受け座(7)内への導入のために設けられ、更に、前記接続部(5)が前記受け座(7)の外側にある場合に前記内部チャネル(6)を遮断するための遮断装置(8)を備える、前記ユニット(2)用の流体容器(1)であって、前記接続部(5)及び前記遮断装置(8)は、前記容器ハウジング(3)に接続される別個のモジュール(9)に組み合わされることを特徴とする、流体容器(1)。
2.
前記容器ハウジング(3)は、外壁に、前記モジュール(9)によって閉じられるアパーチャ(10)を有することを特徴とする、上記1に記載の流体容器(1)。
3.
前記モジュール(9)は、前記容器ハウジング(3)の外側に配置されることを特徴とする、上記1又は2に記載の流体容器(1)。
4.
前記遮断装置(8)は、前記接続部(5)が前記受け座(7)内に受け入れられるにつれて、前記弁体(11)が前記受け座(7)内に支持され、前記内部チャンバ(4)の方向に移動させられ、それによって前記内部チャネル(6)の閉塞を液圧的に開放するような方式で、前記内部チャネル(6)内に少なくとも部分的に配置されるばね調整弁体(11)を備えることを特徴とする、上記1~3のいずれか一つに記載の流体容器(1)。
5.
前記モジュール(9)は、前記接続部(5)に加えて、前記流体容器(1)を前記ユニット(2)に固定するための少なくとも1つの別個の締結手段(18)を有することを特徴とする、上記1~4のいずれか一つに記載の流体容器(1)。
6.
前記流体容器(1)は、分割面(22)において互いに接続される少なくとも2つのハーフシェル(20,20’)を有し、前記接続部(5)は、前記分割面(22)に対して略平行に位置合わせされることを特徴とする、上記1~5のいずれか一つに記載の流体容器(1)。
7.
前記流体容器(1)は、フィラーネック(17)を有し、前記接続部(5)は、前記フィラーネック(12)の位置合わせに対して略横方向に位置合わせされることを特徴とする、上記1~6のいずれか一つに記載の流体容器(1)。
8.
前記モジュール(9)は、互いに平行に位置合わせされる少なくとも2つの接続部(5、5’)を有することを特徴とする、上記1~7のいずれか一つに記載の流体容器(1)。
9.
前記モジュール(9)と前記容器ハウジング(3)との間の接続は、物質的に結合された設計であることを特徴とする、上記1~8のいずれか一つに記載の流体容器(1)。
10.
前記ユニット(2)は、液圧自動車ブレーキシステムにおいてブレーキ圧を生成及び/又は調整するためのユニットであることを特徴とする、上記1~9のいずれか一つに記載の流体容器(1)。
11.
上記1~10のいずれか一つに記載の少なくとも1つの流体容器(1)を備える液圧自動車ブレーキシステムのためのブレーキ装置(100)。
【符号の説明】
【0036】
1 流体容器
2 ユニット
3 容器ハウジング
4 内部チャンバ
5 接続部
6 内部チャネル
7 受け座
8 遮断装置
9 モジュール
10 アパーチャ
11 弁体
12 ばね
13 封止体
14 弁座
15 基体
16 接続面
17 フィラーネック
18 締結手段
19 封止要素
20 ハーフシェル
21 接合シーム
22 分割面
100 ブレーキ装置
図1
図2
図3(a)】
図3(b)】
図4
図5(a)】
図5(b)】