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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-05
(45)【発行日】2024-09-13
(54)【発明の名称】ガス溶解液供給装置
(51)【国際特許分類】
   B01F 21/00 20220101AFI20240906BHJP
   B01F 25/30 20220101ALI20240906BHJP
【FI】
B01F21/00
B01F25/30
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021092452
(22)【出願日】2021-06-01
(65)【公開番号】P2022059560
(43)【公開日】2022-04-13
【審査請求日】2023-10-05
(31)【優先権主張番号】P 2020167237
(32)【優先日】2020-10-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000000239
【氏名又は名称】株式会社荏原製作所
(74)【代理人】
【識別番号】230104019
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 聖二
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(74)【代理人】
【識別番号】230117802
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100106840
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 耕司
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【弁理士】
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100174137
【弁理士】
【氏名又は名称】酒谷 誠一
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】小澤 卓
(72)【発明者】
【氏名】荒木 裕二
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 敏史
(72)【発明者】
【氏名】中川 洋一
(72)【発明者】
【氏名】木村 梨沙
(72)【発明者】
【氏名】徐 涛
【審査官】加藤 幹
(56)【参考文献】
【文献】特開平6-55049(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01F 21/00
B01F 25/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス溶解液が溜められる第1気液分離器と、
前記第1気液分離器の後段に設けられ、ユースポイントに供給されるガス溶解液が溜められる第2気液分離器と、
前記第1気液分離器と前記第2気液分離器との間に設けられる中間ラインと、
前記中間ラインに設けられ、前記第1気液分離器から前記第2気液分離器へ供給されるガス溶解液の圧力を上昇させる昇圧ポンプと、
前記ガス溶解液の原料となるガスを供給するガス供給ラインと、
前記中間ラインに設けられ、前記第1気液分離器から供給されたガス溶解液に前記ガス供給ラインから供給されたガスを溶解させるガス溶解部と、
前記ガス溶解液の原料となる液体を供給する液体供給ラインに設けられる第1バルブと、
前記ガス溶解液をユースポイントに供給するガス溶解液供給ラインに設けられる第2バルブと、
前記第1気液分離器から排気口への排気ラインに設けられる第3バルブと、
前記排気ラインから分岐して設けられている排水ラインに設けられる第4バルブと、
前記第1バルブ、前記第2バルブ、前記第3バルブ、前記第4バルブの開閉制御を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記ガス溶解液を前記ユースポイントに供給する場合には、前記第1バルブと前記第2バルブと前記第3バルブを開けるとともに前記第4バルブを閉める制御を行い、
前記第1気液分離器と前記第2気液分離器を洗浄する場合には、前記第2バルブと前記第3バルブを閉めるとともに、前記第1バルブと前記第4バルブを開ける制御を行う、
ことを特徴とするガス溶解液供給装置。
【請求項2】
前記第1気液分離部には、ユースポイントでの未使用のガス溶解液を循環して供給する循環供給ラインが設けられている、請求項1に記載のガス溶解液供給装置。
【請求項3】
前記第1気液分離器には、前記ガス溶解液の原料となる液体が供給される液体供給ラインが設けられ、
前記液体供給ラインには、前記ガス溶解液の原料となる液体に前記第2気液分離器から排出される未溶解の余剰ガスを溶解させる第2ガス溶解部が設けられている、請求項1または請求項2に記載のガス溶解液供給装置。
【請求項4】
ガス溶解液供給装置で実行される方法であって、
前記ガス溶解液供給装置は、
ガス溶解液が溜められる第1気液分離器と、
前記第1気液分離器の後段に設けられ、ユースポイントに供給されるガス溶解液が溜められる第2気液分離器と、
前記第1気液分離器と前記第2気液分離器との間に設けられる中間ラインと、
前記中間ラインに設けられ、前記第1気液分離器から前記第2気液分離器へ供給されるガス溶解液の圧力を上昇させる昇圧ポンプと、
前記ガス溶解液の原料となる液体を供給する液体供給ラインに設けられる第1バルブと、
前記ガス溶解液をユースポイントに供給するガス溶解液供給ラインに設けられる第2バルブと、
前記第1気液分離器から排気口への排気ラインに設けられる第3バルブと、
前記排気ラインから分岐して設けられている排水ラインに設けられる第4バルブと、
を備え、
前記方法は、
前記中間ラインに、前記ガス溶解液の原料となるガスを供給するステップと、
供給された前記ガスを、前記第1気液分離器から供給されたガス溶解液に溶解させるステップと、
を含み、
前記ガス溶解液を前記ユースポイントに供給する場合には、前記第1バルブと前記第2バルブと前記第3バルブを開けるとともに前記第4バルブを閉め、
前記第1気液分離器と前記第2気液分離器を洗浄する場合には、前記第2バルブと前記第3バルブを閉めるとともに、前記第1バルブと前記第4バルブを開ける、
ことを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス溶解液を供給するガス溶解液供給装置に関し、特に、ガス溶解液の高濃度化の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、半導体デバイスや液晶などの電子部品の洗浄にオゾン水が用いられている。オゾン水は、超純水にオゾンガスを溶解することにより製造され、ユースポイント(半導体デバイス工場や電子部品工場など)に供給される。
【0003】
従来のオゾン水を製造する装置では、例えば、超純水にオゾンガスを溶解して製造されたオゾン水が気液分離器に溜められ、気液分離器の後段(下流側)に設けられたポンプによって気液分離器からユースポイントにオゾン水が送出される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2019-155221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の装置では、気液分離器が一つしか設けられておらず、その気液分離器の後段にポンプ(ユースポイントにオゾン水を送出するポンプ)が設けられているので、気液分離器の圧力を高くすることが困難であり、オゾン水の高濃度化が困難であった。また、そのポンプがエアー駆動式のポンプの場合には、ポンプの脈動の影響によりオゾン水の送出圧力の変動を抑制するのが困難であった。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、ガス溶解液の高濃度化が可能であり、ガス溶解液の送出圧力の変動を抑えることが可能であるガス溶解液供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のガス溶解液供給装置は、ガス溶解液が溜められる第1気液分離器と、前記第1気液分離器の後段に設けられ、ユースポイントに供給されるガス溶解液が溜められる第2気液分離器と、前記第1気液分離器と前記第2気液分離器との間に設けられる中間ラインと、前記中間ラインに設けられ、前記第1気液分離器から前記第2気液分離器へ供給されるガス溶解液の圧力を上昇させる昇圧ポンプと、前記ガス溶解液の原料となるガスを供給するガス供給ラインと、前記中間ラインに設けられ、前記第1気液分離器から供給されたガス溶解液に前記ガス供給ラインから供給されたガスを溶解させるガス溶解部と、を備えている。
【0008】
この構成によれば、第2気液分離器の前段に昇圧ポンプが設けられるので、第2気液分離器の圧力を高くすることができ、ガス溶解液の高濃度化が可能となる。また、昇圧ポンプの後段に第2気液分離器が設けられるので、ダンパー効果が得られ、第2気液分離器からユースポイントに供給されるガス溶解液の送出圧力の変動を抑えることが可能となる。
【0009】
また、本発明のガス溶解液供給装置では、前記第1気液分離部に、ユースポイントでの未使用のガス溶解液を循環して供給する循環供給ラインが設けられてもよい。
【0010】
この構成によれば、ユースポイントでの未使用のガス溶解液を再利用することができ、ガス溶解液の原料となるガスの使用量を削減することができる。この場合、ユースポイントでの未使用のガス溶解液が供給される第1気液分離器は、昇圧ポンプの前段に設けられているため、未使用のガス溶解液の圧力を上げるためのポンプが不要となる。
【0011】
また、本発明のガス溶解液供給装置では、前記第1気液分離器に、前記ガス溶解液の原料となる液体が供給される液体供給ラインが設けられ、前記液体供給ラインに、前記ガス溶解液の原料となる液体に前記第2気液分離器から排出される未溶解の余剰ガスを溶解させる第2ガス溶解部が設けられてもよい。
【0012】
この構成によれば、第2気液分離器から排出される未溶解の余剰ガスを再利用することができ、ガス溶解液の原料となるガスの使用量を削減することができる。
【0013】
また、本発明のガス溶解液供給装置では、前記ガス溶解液の原料となる液体を供給する液体供給ラインに設けられる第1バルブと、前記ガス溶解液をユースポイントに供給するガス溶解液供給ラインに設けられる第2バルブと、前記第1気液分離器から排気口への排気ラインに設けられる第3バルブと、前記排気ラインから分岐して設けられている排水ラインに設けられる第4バルブと、前記第1バルブ、前記第2バルブ、前記第3バルブ、前記第4バルブの開閉制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記ガス溶解液を前記ユースポイントに供給する場合には、前記第1バルブと前記第2バルブと前記第3バルブを開けるとともに前記第4バルブを閉める制御を行い、前記第1気液分離器と前記第2気液分離器を洗浄する場合には、前記第2バルブと前記第3バルブを閉めるとともに、前記第1バルブと前記第4バルブを開ける制御を行ってもよい。
【0014】
この構成によれば、第1バルブと第2バルブと第3バルブを開けるとともに第4バルブを閉めることにより、ガス溶解液をユースポイントに供給することができ、第2バルブと第3バルブを閉めるとともに、第1バルブと第4バルブを開けることにより、第1気液分離器と第2気液分離器を洗浄することができる。
【0015】
本発明の方法は、ガス溶解液供給装置で実行される方法であって、前記ガス溶解液供給装置は、ガス溶解液が溜められる第1気液分離器と、前記第1気液分離器の後段に設けられ、ユースポイントに供給されるガス溶解液が溜められる第2気液分離器と、前記第1気液分離器と前記第2気液分離器との間に設けられる中間ラインと、前記中間ラインに設けられ、前記第1気液分離器から前記第2気液分離器へ供給されるガス溶解液の圧力を上昇させる昇圧ポンプと、を備え、前記方法は、前記中間ラインに、前記ガス溶解液の原料となるガスを供給するステップと、供給された前記ガスを、前記第1気液分離器から供給されたガス溶解液に溶解させるステップと、を含んでいる。
【0016】
この方法によっても、上記の装置と同様に、第2気液分離器の前段に昇圧ポンプが設けられるので、第2気液分離器の圧力を高くすることができ、ガス溶解液の高濃度化が可能となる。また、昇圧ポンプの後段に第2気液分離器が設けられるので、ダンパー効果が得られ、第2気液分離器からユースポイントに供給されるガス溶解液の送出圧力の変動を抑えることが可能となる。
【0017】
また、本発明の方法では、前記ガス溶解液供給装置は、前記ガス溶解液の原料となる液体を供給する液体供給ラインに設けられる第1バルブと、前記ガス溶解液をユースポイントに供給するガス溶解液供給ラインに設けられる第2バルブと、前記第1気液分離器から排気口への排気ラインに設けられる第3バルブと、前記排気ラインから分岐して設けられている排水ラインに設けられる第4バルブと、を備え、前記方法は、前記ガス溶解液を前記ユースポイントに供給する場合には、前記第1バルブと前記第2バルブと前記第3バルブを開けるとともに前記第4バルブを閉め、前記第1気液分離器と前記第2気液分離器を洗浄する場合には、前記第2バルブと前記第3バルブを閉めるとともに、前記第1バルブと前記第4バルブを開けてもよい。
【0018】
この方法によれば、第1バルブと第2バルブと第3バルブを開けるとともに第4バルブを閉めることにより、ガス溶解液をユースポイントに供給することができ、第2バルブと第3バルブを閉めるとともに、第1バルブと第4バルブを開けることにより、第1気液分離器と第2気液分離器を洗浄することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、ガス溶解液の高濃度化が可能であり、ガス溶解液の送出圧力の変動を抑えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の第1の実施の形態におけるガス溶解液供給装置(オゾン水供給装置)の構成を示す説明図である。
図2】本発明の第2の実施の形態におけるガス溶解液供給装置(オゾン水供給装置)の構成を示す説明図である。
図3】本発明の第3の実施の形態におけるガス溶解液供給装置(オゾン水供給装置)の構成を示す説明図である。
図4】本発明の第4の実施の形態におけるガス溶解液供給装置(オゾン水供給装置)の構成を示す説明図である。
図5】第1の実施の形態のガス溶解液供給装置(オゾン水供給装置)の変形例の構成を示す図である。
図6】第2の実施の形態のガス溶解液供給装置(オゾン水供給装置)の変形例の構成を示す図である。
図7】第3の実施の形態のガス溶解液供給装置(オゾン水供給装置)の変形例の構成を示す図である。
図8】第4の実施の形態のガス溶解液供給装置(オゾン水供給装置)の変形例の構成を示す図である。
図9】ガス溶解液供給装置(オゾン水供給装置)の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態のガス溶解液供給装置について、図面を用いて説明する。本実施の形態では、オゾン水等の製造に用いられるオゾン水供給装置の場合を例示する。
【0022】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態のオゾン水供給装置の構成を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態のオゾン水供給装置の構成を示す説明図である。図1に示すように、オゾン水供給装置1は、オゾン水の原料となるオゾンガスが供給されるガス供給ライン2と、オゾン水の原料となる純水(DIW)が供給される液体供給ライン3を備えている。
【0023】
ガス供給ライン2には、オゾンガスの原料となる第1ガス(例えば、酸素ガス)と第2ガス(例えば、二酸化炭素ガス、窒素ガス、または、二酸化炭素ガスと窒素ガスの混合ガス)が供給される。ガス供給ライン2には、ガス流量調整器4とオゾナイザ―5が設けられる。ガス流量調整器4は、第1ガスと第2ガスの流量をそれぞれ調整する。オゾナイザ―5は、放電により、原料ガス(第1ガスと第2ガスの混合ガス)からオゾンガスを生成する。
【0024】
液体供給ライン3には、純水が供給され、流量調整バルブ6により純水の流量が調整され、流量センサ7で純水の流量が測定される。液体供給ライン3は、第1気液分離器8に接続されている。第1気液分離器8には、ユースポイントでの未使用のオゾン水を循環して供給する循環供給ライン9が接続されている。
【0025】
循環供給ライン9には、ユースポイントでの未使用のオゾン水の流量を測定する流量センサ10と、ユースポイントでの未使用のオゾン水の圧力を調整する圧力調整バルブ11が設けられている。
【0026】
第1気液分離器8には、未使用のオゾン水が溜められており、オゾン水の水位を計測するための水位センサ12が設けられている。第1気液分離器8には、未溶解のオゾンガスを排出するための排気ライン13が設けられている。排気ライン13には、オゾンガスを分解するためのオゾンガス分解器14と、排気するオゾンガスの圧力を調整する圧力調整バルブ15が設けられている。
【0027】
第1気液分離器8の後段(下流側)には、ユースポイントに供給されるオゾン水が溜められる第2気液分離器16が設けられており、第1気液分離器8と第2気液分離器16とは中間ライン17で接続されている。
【0028】
中間ライン17には、第1気液分離器8から第2気液分離器16へ供給されるオゾン水の圧力を上昇させる昇圧ポンプ18と、第2気液分離器16へ供給されるオゾン水の流量を測定する流量センサ19と、第1気液分離器8から供給されたオゾン水にガス供給ライン2から供給されたオゾンガスを溶解させるガス溶解ノズル20を備えている。なお、ガス溶解ノズル20からのオゾン水は、第2気液分離器16の上部から入れられてもよい。また、ガス溶解ノズル20からのオゾン水は、第2気液分離器16の下部から入れられてもよい。その場合、ガス溶解ノズル20は、第2気液分離器16の下部に設置されるのが望ましい。
【0029】
昇圧ポンプ18としては、例えば、遠心ポンプ、べローズポンプ、ダイヤフラムポンプなどを使用することができる。昇圧ポンプ18は、オゾン水やオゾンガスに接する部分が、オゾン水やオゾンガスに耐性を有する材料(例えば、フッ素樹脂など)で構成されている。
【0030】
ガス溶解ノズル20としては、例えば、エジェクタやアスピレータを使用することができる。エジェクタやアスピレータは、ベンチュリー効果を利用してオゾンガスを純水に溶解させることができる。エジェクタやアスピレータを使用した場合、中空糸膜を用いたオゾン溶解槽に比べて、定期交換が不要になり、溶解率も向上する。なお、ガス溶解ノズル20は、昇圧ポンプ18の後段に設けられることが好ましい。昇圧ポンプ18の前段にガス溶解ノズル20を設けた場合、昇圧ポンプ18に気液混合水が供給されることになり、その結果、昇圧ポンプ18の送水性能・昇圧性能が低下し、供給するオゾン水の流量・圧力が低下する。
【0031】
第2気液分離器16には、オゾン水の水位を計測するための水位センサ21が設けられている。また、第2気液分離器16には、未溶解のオゾンガスを排出するための排出ライン22が設けられている。排出ライン22には、第2気液分離器16から排出するオゾンガスの圧力を調整する圧力調整バルブ23が設けられている。本実施の形態では、第2気液分離器16からの排出ライン22が、第1気液分離器8からの排気ライン13に接続されている。
【0032】
第2気液分離器16には、ユースポイントにオゾン水を供給するためのオゾン水供給ライン24が設けられている。オゾン水供給ライン24には、ユースポイントに供給されるオゾン水の流量を測定する流量センサ25と、ユースポイントに供給されるオゾン水の圧力を測定する圧力センサ26が設けられている。
【0033】
オゾン水供給ライン24と液体供給ライン3には、オゾン水供給ライン24と液体供給ライン3からそれぞれ分岐して送出ライン27が設けられており、送出ライン27は、循環供給ライン9と接続されている。送出ライン27には、オゾン水の濃度を測定するオゾン水濃度計28が設けられている。オゾン水濃度計28には切替バブルがあり、DIWのゼロ点を計測するときと、オゾン水の濃度と両方みることができる。
【0034】
本実施の形態のオゾン水供給装置1では、オゾン水供給ライン24の圧力センサ26の値が一定になるように、循環供給ライン9の圧力調整バルブ11で圧力制御が行われる。また、オゾン水供給ライン24の流量センサ25の値と中間ライン17の流量センサ19の値が同じになるように、中間ライン17の昇圧ポンプ18で圧力制御が行われる。あるいは、オゾン水供給ライン24の流量センサ25の値と循環供給ライン9の流量センサ10の値の差と液体供給ライン3の流量センサ7の値が同じになるように、液体供給ライン3の流量調整バルブ6で流量制御が行われる。さらに、送出ライン27のオゾン水濃度計28の値に基づいて、ガス供給ライン2のガス流量を調整器4で調整するともに、ガス供給ライン2のガス濃度をオゾナイザ―5で調整し(オゾナイザ―5で放電する電力を調整し)、ガス流量とガス濃度(オゾンガス供給量)の制御が行われる。
【0035】
このような第1の実施の形態のオゾン水供給装置1によれば、第2気液分離器16の前段に昇圧ポンプ18が設けられるので、第2気液分離器16の圧力を高くすることができ、オゾン水の高濃度化が可能となる。また、昇圧ポンプ18の後段に第2気液分離器16が設けられるので、ダンパー効果が得られ、第2気液分離器16からユースポイントに供給されるオゾン水の送出圧力の変動を抑えることが可能となる。
【0036】
また、本実施の形態では、ユースポイントでの未使用のオゾン水を再利用することができ、オゾン水の原料となるオゾンガス、DIWの使用量を削減することができる。この場合、ユースポイントでの未使用のオゾン水が供給される第1気液分離器8は、昇圧ポンプ18の前段に設けられているため、未使用のオゾン水の圧力を上げるためのポンプが不要となる。
【0037】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態のオゾン水供給装置1について説明する。ここでは、第2の実施の形態のオゾン水供給装置1が、第1の実施の形態と相違する点を中心に説明する。ここで特に言及しない限り、本実施の形態の構成および動作は、第1の実施の形態と同様である。
【0038】
図2は、本実施の形態のオゾン水供給装置1の構成を示す説明図である。図2に示すように、本実施の形態では、液体供給ライン3に第2ガス溶解ノズル29が設けられており、第2ガス溶解ノズル29には、第2気液分離器16からの排出ライン22が接続されている。第2ガス溶解ノズル29は、液体供給ライン3に供給される純水に第2気液分離器16から排出される未溶解の余剰オゾンガスを溶解させる。第1気液分離器8には、液体供給ライン3からオゾン水が供給される。なお、ガス溶解ノズル29からのオゾン水は、第1気液分離器8の上部から入れられてもよい。また、ガス溶解ノズル29からのオゾン水は、第1気液分離器8の下部から入れられてもよい。その場合、ガス溶解ノズル29は、第1気液分離器8の下部に設置されるのが望ましい。
【0039】
本実施の形態のオゾン水供給装置1でも、第1の実施の形態と同様、オゾン水供給ライン24の圧力センサ26の値が一定になるように、循環供給ライン9の圧力調整バルブ11で圧力制御が行われる。また、オゾン水供給ライン24の流量センサ25の値と中間ライン17の流量センサ19の値が同じになるように、中間ライン17の昇圧ポンプ18で流量制御が行われる。あるいは、オゾン水供給ライン24の流量センサ25の値と循環供給ライン9の流量センサ10の値の差と液体供給ライン3の流量センサ7の値が同じになるように、液体供給ライン3の流量調整バルブ6で流量制御が行われる。さらに、送出ライン27のオゾン水濃度計28の値に基づいて、ガス供給ライン2のガス流量を調整器4で調整するともに、ガス供給ライン2のガス濃度をオゾナイザ―5で調整し(オゾナイザ―5で放電する電力を調整し)、ガス流量とガス濃度(オゾンガス供給量)の制御が行われる。
【0040】
このような第2の実施の形態のオゾン水供給装置1によっても、第1の実施の形態と同様の作用効果が奏される。
【0041】
その上、本実施の形態では、第2気液分離器16から排出される未溶解の余剰オゾンガスを再利用することができ、オゾン水の原料となるオゾンガスの使用量をさらに削減することができる。また、本実施の形態では、第1の実際の形態よりも、さらにオゾン水の高濃度化が可能である。
【0042】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態のオゾン水供給装置1について説明する。ここでは、第3の実施の形態のオゾン水供給装置1が、第2の実施の形態と相違する点を中心に説明する。ここで特に言及しない限り、本実施の形態の構成および動作は、第2の実施の形態と同様である。
【0043】
図3は、本実施の形態のオゾン水供給装置1の構成を示す説明図である。図3に示すように、本実施の形態では、ユースポイントでの未使用のオゾン水を循環して第1気液分離器8に供給する循環供給ライン9が設けられていない。そのため、第1の実施形態および第2の実施形態に比べて、第一気液分離器8の圧力を高くすることができ、オゾン水の濃度を高濃度にすることが可能になる。
【0044】
本実施の形態のオゾン水供給装置1では、オゾン水供給ライン24の流量センサ25または圧力センサ26の値が一定になるように、循環供給ライン9の圧力調整バルブ11で圧力制御が行われる。また、オゾン水供給ライン24の流量センサ25の値と中間ライン17の流量センサ19の値が同じになるように、中間ライン17の昇圧ポンプ18で、流量制御が行われ、さらに、液体供給ライン3の流量センサ7の値も同じになるように、液体供給ライン3の流量調整バルブ6で流量制御が行われる。さらに、送出ライン27のオゾン水濃度計28の値に基づいて、ガス供給ライン2のガス流量を調整器4で調整するともに、ガス供給ライン2のガス濃度をオゾナイザ―5で調整し(オゾナイザ―5で放電する電力を調整し)、ガス流量とガス濃度(オゾンガス供給量)の制御が行われる。
【0045】
このような第3の実施の形態のオゾン水供給装置1によっても、第2の実施の形態と同様の作用効果が奏される。
【0046】
本実施の形態では、循環供給ライン9が設けられていないため、ユースポイントでの未使用のオゾン水の再利用はできないものの、第2の実際の形態よりもさらに高濃度化が可能である。
【0047】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態のオゾン水供給装置1について説明する。ここでは、第4の実施の形態のオゾン水供給装置1が、第1の実施の形態と相違する点を中心に説明する。ここで特に言及しない限り、本実施の形態の構成および動作は、第1の実施の形態と同様である。
【0048】
図4は、本実施の形態のオゾン水供給装置1の構成を示す説明図である。図4に示すように、本実施の形態では、液体供給ライン3が、第1気液分離器8に接続されるのではなく、昇圧ポンプ18に接続されている。また、液体供給ライン3には、第1気液分離器8からのオゾン水が供給されるオゾン水供給ライン30が合流している。さらに、第2気液分離器16からの排出ライン22が、排気ライン13に接続されるのではなく、循環供給ライン9に接続されている。
【0049】
このような第4の実施の形態のオゾン水供給装置1によっても、第1の実施の形態と同様の作用効果が奏される。
【0050】
(気液分離器の内部洗浄)
オゾン水供給装置1は、気液分離器8、16の内部洗浄機能を備えることができる。以下、気液分離器の洗浄機能を備えたオゾン水供給装置1の例(変形例)を説明する。
【0051】
(変形例1)
図5は、第1の実施の形態のオゾン水供給装置1の変形例(変形例1)の構成を示す図である。図5に示すように、この変形例1では、純水が供給される液体供給ライン3にバルブ31が設けられており、ユースポイントにオゾン水を供給するオゾン水供給ライン24にバルブ32が設けられている。また、ユースポイントで未使用のオゾン水をオゾン水供給装置1に戻す循環供給ライン9にバルブ33が設けられている。さらに、第1気液分離器8から排気口への排気ライン13にはバルブ34が設けられており、排気ライン13から分岐して設けられる排水ライン130にはバルブ35が設けられている。排気ライン13には、さらに開度を調整する機能が付いたバルブ36が設けられている。これらのバルブ31~36は、オゾン水供給装置1に備えられる制御部(図示せず)によって開閉制御を行うことができる。
【0052】
この変形例1において、オゾン水をユースポイントに供給する場合には、バルブ32とバルブ33とバルブ34とバルブ36を開き、バルブ35を閉じるように開閉制御を行う。バルブ31は、水位センサ12で検知された第1気液分離器8の水位に応じて開閉制御を行う。具体的には、第1気液分離器8の水位が高い場合にはバルブ31を閉じ、第1気液分離器8の水位が低い場合にはバルブ31を開けるように開閉制御を行う。
【0053】
一方、オゾン水をユースポイントに供給するのを停止して、気液分離器8、16を洗浄する場合には、バルブ31とバルブ35を開き、バルブ36の開度をしぼり、バルブ32とバルブ33とバルブ34を閉じるように開閉制御を行う。このとき、水位センサ12、21は、水位高の警報機能が解除した状態とされる。また、ガス供給ライン2からのオゾンガスの供給も停止された状態とされる。
【0054】
液体供給ライン3から純水が供給されると、バルブ31を開き、バルブ36の開度をしぼることで第1気液分離器8内のガスが徐々に抜けていき、第1気液分離器8が純水で満たされる。バルブ32が閉じられており、オゾン水濃度計28の内部のバルブ40も閉じられているため、第2気液分離器16の水位が徐々に上がり、やがて第2気液分離器16が純水で満たされる。このようにして、第1気液分離器8と第2気液分離器16の内部を純水で洗浄することができる。
【0055】
また、バルブ32が閉じられているため、第2気液分離器16からの純水は、排出ライン22から排気ライン13へ送られる。そして排気ライン13から分岐している排水ライン130からドレインに排出される。
【0056】
この場合、バルブ34が閉じられており、バルブ35が開かれているため、第1気液分離器8からの純水は、排気ライン13から分岐している排水ライン130からドレインに排出される。なお、排水ライン130にオゾン分解器(図示せず)が設けられている場合には、オゾンガスの供給を停止しないことにより、純水ではなくオゾン水(オゾン水のほうが純水より洗浄力が高い)を用いて、気液分離器8、16の内部を洗浄することができる。
【0057】
変形例1によれば、上記のようにバルブ31~36の開閉制御を行うことにより、オゾン水をユースポイントに供給することができるとともに、第1気液分離器8と第2気液分離器16の内部を純水で洗浄することができる。
【0058】
(変形例2)
次に、第2の実施の形態のオゾン水供給装置1の変形例(変形例2)について説明する。ここでは、変形例2が、変形例1と相違する点を中心に説明する。ここで特に言及しない限り、変形例2の構成および動作は、変形例1と同様である。
【0059】
図6は、変形例2のオゾン水供給装置1の構成を示す図である。第2気液分離器16からの純水は、排出ライン22からノズル29を介して第1気液分離器8に送られる。バルブ36を開き、第1気液分離器8からの純水は、排気ライン13から分岐している排水ライン130からドレインに排出される。
【0060】
このような変形例2によっても、変形例1と同様にバルブ31~36の開閉制御を行うことにより、オゾン水をユースポイントに供給することができるとともに、第1気液分離器8と第2気液分離器16の内部を純水で洗浄することができる。
【0061】
(変形例3)
次に、第3の実施の形態のオゾン水供給装置1の変形例(変形例3)について説明する。ここでは、変形例3が、変形例1と相違する点を中心に説明する。ここで特に言及しない限り、変形例3の構成および動作は、変形例1と同様である。
【0062】
図7は、変形例3のオゾン水供給装置1の構成を示す図である。変形例3のオゾン水供給装置1には、循環供給ライン9が設けられていないため、循環供給ライン9に設けられるバルブ33も設けられていない。第2気液分離器16からの純水は、排出ライン22からノズル29を介して第1気液分離器8に送られる。バルブ36を開き、第1気液分離器8からの純水は、排気ライン13から分岐している排水ライン130からドレインに排出される。
【0063】
このような変形例3によっても、変形例1と同様にバルブ31、32、34、35、36の開閉制御を行うことにより、オゾン水をユースポイントに供給することができるとともに、第1気液分離器8と第2気液分離器16の内部を純水で洗浄することができる。
【0064】
(変形例4)
次に、第4の実施の形態のオゾン水供給装置1の変形例(変形例4)について説明する。ここでは、変形例4が、変形例1と相違する点を中心に説明する。ここで特に言及しない限り、変形例4の構成および動作は、変形例1と同様である。
【0065】
図8は、変形例4のオゾン水供給装置1の構成を示す図である。図8に示すように、変形例4では、排気ライン13に、開度を調整する機能が付いたバルブ36が設けられていない。一方、変形例4では、第1気液分離器8からのオゾン水供給ライン30にバルブ37が設けられている。
【0066】
この変形例4において、オゾン水をユースポイントに供給する場合には、バルブ32とバルブ33とバルブ34とバルブ37を開き、バルブ35を閉じるように開閉制御を行う。バルブ31は、水位センサ12で検知された第1気液分離器8の水位に応じて開閉制御を行う。具体的には、第1気液分離器8の水位が高い場合にはバルブ31を閉じ、第1気液分離器8の水位が低い場合にはバルブ31を開けるように開閉制御を行う。
【0067】
一方、オゾン水をユースポイントに供給するのを停止して、気液分離器8、16を洗浄する場合には、バルブ31とバルブ35を開き、バルブ32とバルブ33とバルブ34とバルブ37を閉じるように開閉制御を行う。このとき、水位センサ12、21は、水位高の警報機能が解除した状態とされる。また、ガス供給ライン2からのオゾンガスの供給も停止された状態とされる。
【0068】
液体供給ライン3から純水が供給されると、バルブ32とバルブ37が閉じられているため、第2気液分離器16の水位が徐々に上がり、やがて第2気液分離器16が純水で満たされる。このようにして、第2気液分離器16の内部を純水で洗浄することができる。
【0069】
また、バルブ32とバルブ37が閉じられているため、第2気液分離器16からの純水は、排出ライン22から循環供給ライン9へ送られる。このとき、バルブ33が閉じられているため、循環供給ライン9に送られた純水は第1気液分離器8に供給される。そして、バルブ37が閉じられているため、第1気液分離器8の水位も徐々に上がり、やがて第1気液分離器8が純水で満たされる。このようにして、第1気液分離器8の内部を純水で洗浄することができる。
【0070】
この場合、バルブ34が閉じられており、バルブ35が開かれているため、第1気液分離器8からの純水は、排気ライン13から分岐している排水ライン130からドレインに排出される。
【0071】
変形例4によっても、上記のようにバルブ31~35、37の開閉制御を行うことにより、オゾン水をユースポイントに供給することができるとともに、第1気液分離器8と第2気液分離器16の内部を純水で洗浄することができる。
【0072】
(他の例)
図9には、オゾン水供給装置1の他の例が示されている。図9の例では、第1気液分離器8が設けられておらず、ガス溶解ノズル20で生成されたオゾン水を第2気液分離器16に供給する供給ライン38にバルブ39が設けられている。また、第2気液分離器16に排気ライン13が設けられている。
【0073】
この図9の例において、オゾン水をユースポイントに供給する場合には、バルブ32とバルブ34とバルブ39を開き、バルブ35を閉じるように開閉制御を行う。バルブ31は、水位センサ21で検知された第2気液分離器16の水位に応じて開閉制御を行う。具体的には、第2気液分離器16の水位が高い場合にはバルブ31を閉じ、第2気液分離器16の水位が低い場合にはバルブ31を開けるように開閉制御を行う。
【0074】
一方、オゾン水をユースポイントに供給するのを停止して、第2気液分離器16を洗浄する場合には、バルブ31とバルブ35とバルブ39を開き、バルブ32とバルブ34を閉じるように開閉制御を行う。このとき、水位センサ21は、水位高の警報機能が解除した状態とされる。また、ガス供給ライン2からのオゾンガスの供給も停止された状態とされる。
【0075】
液体供給ライン3から純水が供給されると、バルブ32が閉じられているため、第2気液分離器16の水位が徐々に上がり、やがて第2気液分離器16が純水で満たされる。このようにして、第2気液分離器16の内部を純水で洗浄することができる。
【0076】
この場合、バルブ34が閉じられており、バルブ35が開かれているため、第2気液分離器16からの純水は、排気ライン13から分岐している排水ライン130からドレインに排出される。
【0077】
この図9の例によっても、上記のようにバルブ31、32、34、35、39の開閉制御を行うことにより、オゾン水をユースポイントに供給することができるとともに、第2気液分離器16の内部を純水で洗浄することができる。
【0078】
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0079】
以上のように、本発明にかかるガス溶解液供給装置は、ガス溶解液の高濃度化が可能であり、ガス溶解液の送出圧力の変動を抑えることが可能であるという効果を有し、オゾン水等の製造に用いられ、有用である。
【符号の説明】
【0080】
1 オゾン水供給装置
2 ガス供給ライン
3 液体供給ライン
4 ガス流量調整器
5 オゾナイザ―
6 流量調整バルブ
7 流量センサ
8 第1気液分離器
9 循環供給ライン
10 流量センサ
11 圧力調整バルブ
12 水位センサ
13 排気ライン
14 オゾンガス分解器
15 圧力調整バルブ
16 第2気液分離器
17 中間ライン
18 昇圧ポンプ
19 流量センサ
20 ガス溶解ノズル
21 水位センサ
22 排出ライン
23 圧力調整バルブ
24 オゾン水供給ライン
25 流量センサ
26 圧力センサ
27 送出ライン
28 オゾン水濃度計
29 第2ガス溶解ノズル
30 オゾン水供給ライン
31~37 バルブ
38 供給ライン
39 バルブ
40 バルブ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9