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特許7559313レジスト層の形成方法、配線基板の製造方法及びレジスト層の形成装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-24
(45)【発行日】2024-10-02
(54)【発明の名称】レジスト層の形成方法、配線基板の製造方法及びレジスト層の形成装置
(51)【国際特許分類】
   H05K 3/18 20060101AFI20240925BHJP
【FI】
H05K3/18 D
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2021069941
(22)【出願日】2021-04-16
(65)【公開番号】P2022164445
(43)【公開日】2022-10-27
【審査請求日】2023-11-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000190688
【氏名又は名称】新光電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】神部 能久
(72)【発明者】
【氏名】酒井 豊明
【審査官】内田 勝久
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-12918(JP,A)
【文献】特開平3-189150(JP,A)
【文献】特開2022-142042(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 3/10 - 3/26
H05K 3/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1温度のラミネートローラを用いて、第1圧力でレジスト層を基材の上に積層する工程と、
前記第1温度よりも低い第2温度の金属板を用いて、前記第1圧力よりも高い第2圧力で前記レジスト層の前記基材への平板プレスを行う工程と、
前記レジスト層を前記基材の上に積層する工程と前記平板プレスを行う工程との間に、第3温度の圧着ローラを用いて、第3圧力で前記レジスト層の前記基材へのロールプレスを行う工程と、
を有し、
前記第2温度は、前記第1温度及び前記第3温度よりも低く、
前記第2圧力は、前記第1圧力及び前記第3圧力よりも高いことを特徴とするレジスト層の形成方法。
【請求項2】
前記第1温度は60℃~140℃であり、
前記第2温度は40℃~90℃であることを特徴とする請求項1に記載のレジスト層の形成方法。
【請求項3】
前記第1圧力は0.2MPa~0.6MPaであり、
前記第2圧力は1.0MPa~2.0MPaであることを特徴とする請求項1又は2に記載のレジスト層の形成方法。
【請求項4】
前記第3圧力は0.2MPa~0.6MPaであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレジスト層の形成方法。
【請求項5】
前記基材として、少なくとも一方の面にシード層が形成された第1基材を準備する工程と、
請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法により、前記第1基材の前記シード層の上に前記レジスト層を形成する工程と、
前記平板プレスを行う工程の後に、前記レジスト層に開口部を形成する工程と、
前記シード層をめっき給電経路に利用する電解めっき法により前記開口部内に金属めっき層を形成する工程と、
前記金属めっき層を形成した後、前記レジスト層を除去する工程と、
前記レジスト層を除去した後、前記金属めっき層をマスクにして、前記シード層を除去する工程と、
を有することを特徴とする配線基板の製造方法。
【請求項6】
第1温度のラミネートローラを用いて、第1圧力でレジスト層を基材の上に積層するラミネータと、
第2温度の金属板を用いて、第2圧力で前記レジスト層の前記基材への平板プレスを行う平板プレス機と、
前記ラミネータと前記平板プレス機との間に設けられ、第3温度の圧着ローラを用いて、第3圧力で前記レジスト層の前記基材へのロールプレスを行うロールプレス機と、
前記ラミネータ前記平板プレス機及び前記ロールプレス機を制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、
前記第2温度を前記第1温度よりも低くし、
前記第2圧力を前記第1圧力よりも高くし、
前記第2温度を前記第1温度及び前記第3温度よりも低くし、
前記第2圧力を前記第1圧力及び前記第3圧力よりも高くすることを特徴とするレジスト層の形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、レジスト層の形成方法、配線基板の製造方法及びレジスト層の形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
配線基板の配線層をセミアディティブ法により形成する場合、シード層を形成し、ドライフィルムレジスト(DFR)からなるめっきレジスト層をシード層の上に積層し、めっきレジスト層に開口部を形成する。その後、めっきレジスト層の開口部内に金属めっき層を形成し、めっきレジスト層を剥離し、フラッシュエッチングによりシード層を除去する。
【0003】
特許文献1及び2に、レジスト層の形成方法に関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2002-225059号公報
【文献】特開昭62-93994号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の方法でレジスト層を形成して配線基板を製造した場合、配線層内で隣り合う導電パターンの間で短絡が生じることがある。
【0006】
本開示は、導電パターンの間での短絡を抑制することができるレジスト層の形成方法、配線基板の製造方法及びレジスト層の形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一形態によれば、第1温度のラミネートローラを用いて、第1圧力でレジスト層を基材の上に積層する工程と、前記第1温度よりも低い第2温度の金属板を用いて、前記第1圧力よりも高い第2圧力で前記レジスト層の前記基材への平板プレスを行う工程と、前記レジスト層を前記基材の上に積層する工程と前記平板プレスを行う工程との間に、第3温度の圧着ローラを用いて、第3圧力で前記レジスト層の前記基材へのロールプレスを行う工程と、を有し、前記第2温度は、前記第1温度及び前記第3温度よりも低く、前記第2圧力は、前記第1圧力及び前記第3圧力よりも高いレジスト層の形成方法が提供される。
【発明の効果】
【0008】
開示の技術によれば、導電パターンの間での短絡を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】隙間を起因として短絡が生じる過程を示す断面図(その1)である。
図2】隙間を起因として短絡が生じる過程を示す断面図(その2)である。
図3】第1実施形態に係るレジスト層の形成装置を示す模式図である。
図4】第1実施形態に係るレジスト層の形成装置の動作を示す模式図(その1)である。
図5】第1実施形態に係るレジスト層の形成装置の動作を示す模式図(その2)である。
図6】第1実施形態に係るレジスト層の形成装置の動作を示す模式図(その3)である。
図7】第1実施形態に係るレジスト層の形成装置の動作を示す模式図(その4)である。
図8】めっきレジスト層が形成される過程を示す断面図である。
図9】配線層の形成方法を示す断面図である。
図10】第2実施形態に係るレジスト層の形成装置を示す模式図である。
図11】第2実施形態に係るレジスト層の形成装置の動作を示す模式図である。
図12】第3実施形態に係る配線基板の製造方法を示す断面図(その1)である。
図13】第3実施形態に係る配線基板の製造方法を示す断面図(その2)である。
図14】第3実施形態に係る配線基板の製造方法を示す断面図(その3)である。
図15】第3実施形態における配線層の形成方法を示す断面図(その1)である。
図16】第3実施形態における配線層の形成方法を示す断面図(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本願発明者らは、従来の配線基板の製造方法において導電パターンの間での短絡が生じる原因を究明すべく鋭意検討を行った。この結果、従来の製造方法では、DFRからなるめっきレジスト層とシード層との間に隙間が生じることがあり、隙間を起因として短絡が生じていることが明らかになった。ここで、参考例に基づいて、隙間を起因として短絡が生じる過程について説明する。図1図2は、隙間を起因として短絡が生じる過程を示す断面図である。
【0011】
参考例の方法では、図1(a)に示すように、絶縁層101の上にシード層102を形成する。このとき、絶縁層101の表面に凹部101Aが存在すると、シード層102の表面に、凹部101Aに倣う凹部102Aが形成される。
【0012】
次いで、図1(b)に示すように、シード層102の上にDFRからなるめっきレジスト層103を積層する。めっきレジスト層103の積層は、例えばラミネートローラを含む装置を用いて行われる。このとき、回転軸を中心にして回転するラミネートローラから絶縁層101及びシード層102には大きな圧力を印加することができない。このため、めっきレジスト層103がシード層102の表面の凹部102Aの内側に入り込めず、凹部102Aとめっきレジスト層103との間に隙間104Aが生じる。また、シード層102の平坦な部分とめっきレジスト層103との間に隙間104Bが生じることもある。
【0013】
次いで、図1(c)に示すように、めっきレジスト層103の露光及び現像を行い、めっきレジスト層103に開口部103Xを形成する。このとき、隙間104A及び104Bの一部が残存し得る。
【0014】
次いで、図2(a)に示すように、シード層102をめっき給電経路に利用する電解めっき法により、めっきレジスト層103の開口部103X内に金属めっき層105を形成する。このとき、隙間104A及び104Bの一部が残存していると、金属めっき層105は、隙間104A及び104Bの一部内にも形成される。つまり、絶縁層101とめっきレジスト層103との間に、シード層102だけでなく、余分な導電層106が存在し得る。
【0015】
次いで、図2(b)に示すように、めっきレジスト層103を除去する。更に、金属めっき層105をマスクにして、フラッシュエッチングによりシード層102を除去する。このようにして、シード層102及び金属めっき層105を含む複数の導電パターン107が形成される。ただし、導電層106と絶縁層101との間のシード層102は、導電層106の厚さによっては、残存することがある。また、導電層106が残存することもある。このため、隣り合う導電パターン107の間に短絡が生じることがある。
【0016】
このように、シード層102とめっきレジスト層103との間の隙間104A又は104Bを起因として短絡が生じることがある。
【0017】
本願発明者らは、このような知見に基づき、下記の実施形態に想到した。
【0018】
以下、実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省くことがある。
【0019】
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。第1実施形態は、レジスト層の形成装置に関する。
【0020】
[レジスト層の形成装置の構成]
図3は、第1実施形態に係るレジスト層の形成装置を示す模式図である。第1実施形態に係るレジスト層の形成装置1は、主として、ラミネータ10と、平板プレス機20と、第1供給部40と、第2供給部50と、搬送路60と、制御部90とを有する。
【0021】
搬送路60は、第1搬送部61と、第2搬送部62と、第3搬送部63とを有し、基材70を搬送する。搬送路60は略水平に配置されている。基材70の移動方向に関し、第2搬送部62は第1搬送部61の下流側に配置され、第3搬送部63は第2搬送部62の下流側に配置されている。ラミネータ10は第1搬送部61と第2搬送部62との間に配置され、平板プレス機20は第2搬送部62と第3搬送部63との間に配置されている。
【0022】
第1搬送部61は、複数の搬送ローラ61Aを有し、前工程の装置、例えばシード層の形成装置から基材70をラミネータ10に搬送する。基材70は、搬送ローラ61Aに接する第1面(下面)71と、第1面71とは反対側の第2面(上面)72とを有する。
【0023】
ラミネータ10は、第1ラミネートローラ11と、第2ラミネートローラ12とを有する。第1ラミネートローラ11及び第2ラミネートローラ12は略円柱状の形状を有する。第1ラミネートローラ11及び第2ラミネートローラ12は、搬送路60を間に挟んで配置されている。第1ラミネートローラ11は、基材70の第1面71を押圧するように、搬送路60の下方に配置され、第2ラミネートローラ12は、基材70の第2面72を押圧するように、搬送路60の上方に配置されている。
【0024】
第1供給部40は、ラミネータ10の下方に配置され、第1供給ローラ41と、第1吸着プレート42と、第1ガイド43と、第1カッター44と、第1カッターバックアップ45とを有し、第1供給ローラ41に巻き付けられた第1DFR81を基材70と第1ラミネートローラ11との間に供給する。第1DFR81の移動方向に関し、第1吸着プレート42は第1供給ローラ41の下流側に配置され、第1ガイド43は第1供給ローラ41の下流側に配置されている。また、第1カッター44及び第1カッターバックアップ45は、第1吸着プレート42と第1ガイド43との間に配置されている。
【0025】
第1供給ローラ41から引き出された第1DFR81は、第1吸着プレート42によって撓みを抑制されながら、第1ガイド43によって基材70と第1ラミネートローラ11との間に案内される。第1カッター44及び第1カッターバックアップ45は、1枚の基材70への第1DFR81の積層が完了したときの第1DFR81の切断に用いられる。第1DFR81を間に挟みながら第1カッター44の刃を第1カッターバックアップ45に押し当てることで、第1DFR81を切断できる。
【0026】
第2供給部50は、ラミネータ10の上方に配置され、第2供給ローラ51と、第2吸着プレート52と、第2ガイド53と、第2カッター54と、第2カッターバックアップ55とを有し、第2供給ローラ51に巻き付けられた第2DFR82を基材70と第2ラミネートローラ12との間に供給する。第2DFR82の移動方向に関し、第2吸着プレート52は第2供給ローラ51の下流側に配置され、第2ガイド53は第2供給ローラ51の下流側に配置されている。また、第2カッター54及び第2カッターバックアップ55は、第2吸着プレート52と第2ガイド53との間に配置されている。
【0027】
第2供給ローラ51から引き出された第2DFR82は、第2吸着プレート52によって撓みを抑制されながら、第2ガイド53によって基材70と第2ラミネートローラ12との間に案内される。第2カッター54及び第2カッターバックアップ55は、1枚の基材70への第2DFR82の積層が完了したときの第2DFR82の切断に用いられる。第2DFR82を間に挟みながら第2カッター54の刃を第2カッターバックアップ55に押し当てることで、第2DFR82を切断できる。
【0028】
ラミネータ10は、第1ラミネートローラ11及び第2ラミネートローラ12を回転させながら、第1供給部40から供給された第1DFR81を第1ラミネートローラ11によって基材70の第1面71に押し付け、第2供給部50から供給された第2DFR82を第2ラミネートローラ12によって基材70の第2面72に押し付ける。これにより、基材70が第1ラミネートローラ11と第2ラミネートローラ12との間を通過する間に、第1面71に第1DFR81からなる第1めっきレジスト層81A(図5参照)が積層され、第2面72に第2DFR82からなる第2めっきレジスト層82A(図5参照)が積層される。以降、第1めっきレジスト層81A及び第2めっきレジスト層82Aが積層された基材70をレジスト付基材ということがある。
【0029】
第2搬送部62は、複数の搬送ローラ62Aを有し、ラミネータ10から排出されたレジスト付基材を平板プレス機20に搬送する。
【0030】
平板プレス機20は、第1金属板21と、巻き出しロール23Aと、巻き取りロール24Aと、ガイドローラ25Aと、ガイドローラ26Aと、第1搬送フィルム27Aと、第2金属板22と、巻き出しロール23Bと、巻き取りロール24Bと、ガイドローラ25Bと、ガイドローラ26Bと、第2搬送フィルム27Bとを有する。
【0031】
第1金属板21及び第2金属板22は、搬送路60を間に挟んで配置されている。第1金属板21は、レジスト付基材の第1面71側の面を押圧するように、搬送路60の下方に配置され、第2金属板22は、レジスト付基材の第2面72側の面を押圧するように、搬送路60の上方に配置されている。第1金属板21は、搬送路60に対向する第1平坦面21Aを有し、第2金属板22は、搬送路60に対向する第2平坦面22Aを有する。第1金属板21及び第2金属板22は、例えばステンレス等の鉄鋼製であるが、他の金属製であってもよい。
【0032】
巻き出しロール23A、巻き取りロール24A、ガイドローラ25A、ガイドローラ26A及び第1搬送フィルム27Aは、搬送路60の下方に配置されている。第1搬送フィルム27Aは、巻き出しロール23Aと巻き取りロール24Aとの間に、ガイドローラ25A及び26Aを介して懸架されている。第1搬送フィルム27Aは、第1平坦面21Aと第2平坦面22Aとの間を通過しながら、巻き出しロール23Aから巻き出され、巻き取りロール24Aに巻き取られる。
【0033】
巻き出しロール23B、巻き取りロール24B、ガイドローラ25B、ガイドローラ26B及び第2搬送フィルム27Bは、搬送路60の上方に配置されている。第2搬送フィルム27Bは、巻き出しロール23Bと巻き取りロール24Bとの間に、ガイドローラ25B及び26Bを介して懸架されている。第2搬送フィルム27Bは、第1平坦面21Aと第2平坦面22Aとの間を通過しながら、巻き出しロール23Bから巻き出され、巻き取りロール24Bに巻き取られる。
【0034】
第1搬送フィルム27A及び第2搬送フィルム27Bによってレジスト付基材を挟みながら、第1金属板21と第2金属板22との間の位置までレジスト付基材を搬送することができる。
【0035】
レジスト付基材が第2搬送部62によって平板プレス機20に搬送されてくると、第1搬送フィルム27A及び第2搬送フィルム27Bがレジスト付基材を第1金属板21と第2金属板22との間の位置まで搬送する。そして、第1金属板21及び第2金属板22によりレジスト付基材を押圧する。つまり、第1金属板21及び第2金属板22を用いて、第1平坦面21Aと第2平坦面22Aとの間で平板プレスが行われる。第1金属板21及び第2金属板22による平板プレスの後、第1搬送フィルム27A及び第2搬送フィルム27Bがレジスト付基材を第3搬送部63に向けて排出する。
【0036】
第3搬送部63は、複数の搬送ローラ63Aを有し、平板プレス機20から排出されたレジスト付基材を後工程の装置、例えば第1めっきレジスト層81A及び第2めっきレジスト層82Aの露光装置に搬送する。
【0037】
制御部90は、ラミネータ10、平板プレス機20、第1供給部40、第2供給部50及び搬送路60を含む処理部90Aの動作を制御する。
【0038】
レジスト層の形成装置1は、このような構成を具備している。
【0039】
[レジスト層の形成装置の動作]
次に、レジスト層の形成装置1の動作、すなわちレジスト層の形成方法について説明する。図4図7は、レジスト層の形成装置1の動作を示す模式図である。図4図7に示す一連の動作は、制御部90により制御される。図8は、基材70に第1めっきレジスト層81A及び第2めっきレジスト層82Aが形成される過程を示す断面図である。
【0040】
まず、図4に示すように、第1搬送部61により基材70がラミネータ10に搬送される。基材70は、図8(a)に示すように、例えば、基部75と、第1面71を構成する第1シード層76と、第2面72を構成する第2シード層77とを有する。基材70の第1面71に凹部71Aが存在してもよく、第2面72に凹部72Aが存在してもよい。
【0041】
ラミネータ10では、第1ラミネートローラ11及び第2ラミネートローラ12が回転しながら基材70を挟み込み、基材70の第1面71に第1DFR81からなる第1めっきレジスト層81Aが積層され、第2面72に第2DFR82からなる第2めっきレジスト層82Aが積層される。第1ラミネートローラ11及び第2ラミネートローラ12から基材70にかかる圧力(第1圧力)は、好ましくは0.2MPa~0.6MPaとし、より好ましくは0.3MPa~0.5MPaとする。また、第1ラミネートローラ11及び第2ラミネートローラ12の温度(第1温度)は、好ましくは60℃~140℃とし、より好ましくは80℃~120℃とする。
【0042】
図8(b)に示すように、基材70の第1面71に凹部71Aが存在する場合、第1めっきレジスト層81Aが、凹部71Aの内側に入り込めず、凹部71Aと第1めっきレジスト層81Aとの間に隙間83Aが生じることがある。また、第1面71の平坦な部分と第1めっきレジスト層81Aとの間に隙間83Bが生じることもある。同様に、基材70の第2面72に凹部72Aが存在する場合、第2めっきレジスト層82Aが、凹部72Aの内側に入り込めず、凹部72Aと第2めっきレジスト層82Aとの間に隙間84Aが生じることがある。また、第2面72の平坦な部分と第2めっきレジスト層82Aとの間に隙間84Bが生じることもある。
【0043】
図5に示すように、ラミネータ10から、第1めっきレジスト層81A及び第2めっきレジスト層82Aが積層された基材70、すなわちレジスト付基材74が排出されると、第2搬送部62がレジスト付基材74を平板プレス機20に搬送する。
【0044】
次いで、図6に示すように、平板プレス機20において、第1搬送フィルム27A及び第2搬送フィルム27Bがレジスト付基材74を第1金属板21と第2金属板22との間まで搬送する。そして、第1金属板21及び第2金属板22がレジスト付基材74を押圧する。第1金属板21及び第2金属板22からレジスト付基材74にかかる圧力(第2圧力)は、第1圧力よりも高くする。第2圧力は、好ましくは1.0MPa~2.0MPaとし、より好ましくは1.2MPa~1.8MPaとする。また、第1金属板21及び第2金属板22の温度(第2温度)は、第1温度よりも低くする。第2温度は、好ましくは40℃~90℃とし、より好ましくは50℃~80℃とする。
【0045】
第1金属板21及び第2金属板22がレジスト付基材74を押圧することで、図8(c)に示すように、隙間83A、83B、84A及び84Bが実質的に消失する。例えば、隙間83A又は83Bに存在していた空気は、第1シード層76と第1めっきレジスト層81Aとの間から外部に排出されたり、細分化されて第1シード層76と第1めっきレジスト層81Aとの間に分散したりする。同様に、隙間84A又は84Bに存在していた空気は、第2シード層77と第2めっきレジスト層82Aとの間から外部に排出されたり、細分化されて第2シード層77と第2めっきレジスト層82Aとの間に分散したりする。
【0046】
その後、第1搬送フィルム27A及び第2搬送フィルム27Bがレジスト付基材74を第3搬送部63に搬送する。
【0047】
図7に示すように、平板プレス機20からレジスト付基材74が排出されると、第3搬送部63がレジスト付基材74を後工程に搬送する。
【0048】
レジスト層の形成装置1はこのように動作する。
【0049】
形成装置1では、平板プレス機20における第2圧力がラミネータ10における第1圧力よりも高いため、ラミネータ10において隙間83A、83B、84A及び84Bが生じたとしても、平板プレス機20を用いた平板プレスにより隙間83A、83B、84A及び84Bを実質的に消失させることができる。
【0050】
なお、平板プレス機20における第2温度がラミネータ10における第1温度よりも高い場合には、基材70のビア内等に存在していた微細な気泡が、熱膨張により平板プレス機20において、第1シード層76と第1めっきレジスト層81Aとの間に移動してきたり、第2シード層77と第2めっきレジスト層82Aとの間に移動してきたりするおそれがある。熱膨張により気泡が移動してくると、平板プレス機20を用いた平板プレス後にも、第1シード層76と第1めっきレジスト層81Aとの間に気泡が残存したり、第2シード層77と第2めっきレジスト層82Aとの間に気泡が残存したりするおそれがある。これに対し、本実施形態では、第2温度が第1温度よりも低いため、熱膨張による気泡の移動を抑制することができる。
【0051】
[配線層の形成方法]
次に、レジスト層の形成装置1から排出されたレジスト付基材74を用いて配線層を形成する方法について説明する。図9は、配線層の形成方法を示す断面図である。
【0052】
まず、図9(a)に示すように、第1めっきレジスト層81A及び第2めっきレジスト層82Aの露光及び現像を行うことで、第1めっきレジスト層81Aに開口部81Xを形成し、第2めっきレジスト層82Aに開口部82Xを形成する。このとき、第1めっきレジスト層81Aと第1面71との間には隙間が実質的に存在せず、第2めっきレジスト層82Aと第2面72との間には隙間が実質的に存在しない。
【0053】
次いで、図9(b)に示すように、第1シード層76をめっき給電経路に利用する電解めっき法により、第1めっきレジスト層81Aの開口部81X内に第1金属めっき層78を形成する。同様に、第2シード層77をめっき給電経路に利用する電解めっき法により、第2めっきレジスト層82Aの開口部82X内に第2金属めっき層79を形成する。このとき、第1めっきレジスト層81Aは、基部75と第1めっきレジスト層81Aとの間には形成されず、第2めっきレジスト層82Aは、基部75と第2めっきレジスト層82Aとの間には形成されない。
【0054】
次いで、図9(c)に示すように、第1めっきレジスト層81A及び第2めっきレジスト層82Aを除去する。更に、第1金属めっき層78をマスクにして、フラッシュエッチングにより第1シード層76を除去し、第2金属めっき層79をマスクにして、フラッシュエッチングにより第2シード層77を除去する。このようにして、第1シード層76及び第1金属めっき層78を含む複数の第1導電パターン91と、第2シード層77及び第2金属めっき層79を含む複数の第2導電パターン92とが形成される。複数の第1導電パターン91から第1配線層93が構成され、複数の第2導電パターン92から第2配線層94が構成される。
【0055】
基部75と第1めっきレジスト層81Aとの間に第1めっきレジスト層81Aが形成されていないため、第1シード層76の除去に伴って、隣り合う第1導電パターン91同士は適切に電気的に絶縁分離される。同様に、基部75と第2めっきレジスト層82Aとの間に第2めっきレジスト層82Aが形成されていないため、第2シード層77の除去に伴って、隣り合う第2導電パターン92同士は適切に電気的に絶縁分離される。
【0056】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、主として、ラミネータ10と平板プレス機20との間にロールプレス機を有する点で第1実施形態と相違する。
【0057】
[レジスト層の形成装置の構成]
図10は、第2実施形態に係るレジスト層の形成装置を示す模式図である。第2実施形態に係るレジスト層の形成装置2は、主として、ラミネータ10と、平板プレス機20と、第1供給部40と、第2供給部50と、搬送路60と、制御部90とに加えて、ロールプレス機30を有する。
【0058】
搬送路60は、第1搬送部61と、第2搬送部62と、第3搬送部63とに加えて、第4搬送部64を有する。第4搬送部64は、第2搬送部62と第3搬送部63との間に配置されている。ロールプレス機30は、第2搬送部62と第4搬送部64との間に配置されている。
【0059】
本実施形態では、第2搬送部62は、ラミネータ10から排出されたレジスト付基材74を平板プレス機20ではなく、ロールプレス機30に搬送する。
【0060】
ロールプレス機30は、第1圧着ローラ31と、第2圧着ローラ32とを有する。第1圧着ローラ31及び第2圧着ローラ32は略円柱状の形状を有する。第1圧着ローラ31及び第2圧着ローラ32は、搬送路60を間に挟んで配置されている。第1圧着ローラ31は、レジスト付基材74の第1面71を押圧するように、搬送路60の下方に配置され、第2圧着ローラ32は、レジスト付基材74の第2面72を押圧するように、搬送路60の上方に配置されている。ロールプレス機30は、第1圧着ローラ31及び第2圧着ローラ32を回転させながらレジスト付基材74を押圧する。
【0061】
第4搬送部64は、複数の搬送ローラ64Aを有し、ロールプレス機30から排出されたレジスト付基材74を平板プレス機20に搬送する。
【0062】
制御部90は、ラミネータ10、平板プレス機20、ロールプレス機30、第1供給部40、第2供給部50及び搬送路60を含む処理部90Bの動作を制御する。
【0063】
他の構成は第1実施形態と同様である。
【0064】
[レジスト層の形成装置の動作]
次に、レジスト層の形成装置2の動作、すなわちレジスト層の形成方法について説明する。図11は、レジスト層の形成装置2の動作を示す模式図である。図11に示す一連の動作は、制御部90により制御される。
【0065】
まず、第1実施形態と同様に、ラミネータ10により、基材70の第1面71に第1DFR81からなる第1めっきレジスト層81Aが積層され、第2面72に第2DFR82からなる第2めっきレジスト層82Aが積層される。そして、第2搬送部62がレジスト付基材74をロールプレス機30に搬送する。
【0066】
ロールプレス機30は、レジスト付基材74が搬送されてくると、図11に示すように、第1圧着ローラ31及び第2圧着ローラ32を回転させながらレジスト付基材74を押圧する。第1圧着ローラ31及び第2圧着ローラ32からレジスト付基材74にかかる圧力(第3圧力)は、第2圧力より低い。第3圧力は、例えば第1圧力と同程度とする。第3圧力は、好ましくは0.2MPa~0.6MPaとし、より好ましくは0.3MPa~0.5MPaとする。また、第1圧着ローラ31及び第2圧着ローラ32の温度(第3温度)は、第2温度よりも高くする。第3温度は、例えば第1温度と同程度とする。第3温度は、好ましくは60℃~140℃とし、より好ましくは80℃~120℃とする。
【0067】
ロールプレス機30からレジスト付基材74が排出されると、第4搬送部64がレジスト付基材74を平板プレス機20に搬送する。次いで、第1実施形態と同様に、平板プレス機20において、レジスト付基材74の平板プレスが行われる。第2圧力は、第1圧力及び第3圧力よりも高くし、第2温度は、第1温度及び第3温度よりも低くする。平板プレス機20からレジスト付基材74が排出されると、第3搬送部63がレジスト付基材74を後工程に搬送する。
【0068】
レジスト層の形成装置2はこのように動作する。
【0069】
形成装置2では、ラミネータ10と平板プレス機20との間にロールプレス機30が設けられ、ロールプレス機30がレジスト付基材74のロールプレスを行う。また、第2圧力は、第1圧力及び第3圧力よりも高く、第2温度は、第1温度及び第3温度よりも低い。このため、ラミネータ10において隙間83A、83B、84A及び84Bが生じたとしても、隙間83A、83B、84A及び84Bをより一層消失させやすい。
【0070】
すなわち、平板プレス機20による平板プレスの前に、ロールプレス機30により、レジスト付基材74に対して前方の端から順に比較的弱い第3圧力がかけられる。このため、シード層102とめっきレジスト層103との間の空気だまりを除去しやすい。また、ロールプレス機30によるロールプレスによって空気だまりを除去しきれないことがあるが、空気だまりは細分化される。そして、その後に平板プレス機20による平板プレスが行われることで、細分化された空気だまりが拡散する。また、絶縁層101の表面に凹凸があっても、平板プレス機20による平板プレスによって、めっきレジスト層103を凹凸に追従させることができる。
【0071】
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態に係るレジスト層の形成装置1又は第2実施形態に係るレジスト層の形成装置2を用いた配線基板の製造方法について説明する。図12図14は、第3実施形態に係る配線基板の製造方法を示す断面図である。
【0072】
まず、図12(a)に示すように、支持体としてコア配線基板201を準備する。コア配線基板201はコア基板202及び第1配線層204を備えている。コア基板202には厚さ方向に貫通するスルーホール203Aが形成されており、スルーホール203A内に貫通導体203が設けられている。例えば、スルーホール203Aはドリルやレーザを用いた加工等により形成することができ、貫通導体203及び第1配線層204はめっき法及びフォトリソグラフィ等により形成することができる。なお、コア配線基板201としては、配線基板200が複数個取れる大判の基板が使用される。つまり、コア配線基板201は、配線基板200に対応する構造体が形成される複数の領域を有している。
【0073】
次いで、図12(b)に示すように、コア基板202の両側に未硬化の樹脂フィルムを貼付し、加熱処理して硬化させることにより、第1絶縁層205を形成する。第1絶縁層205は、エポキシ樹脂又はポリイミド樹脂等の絶縁樹脂から形成される。液状樹脂を塗布することにより、第1絶縁層205を形成してもよい。その後、コア基板202の両側の第1絶縁層205をレーザで加工することにより、第1配線層204の接続部に到達するビアホール206を第1絶縁層205に形成する。
【0074】
次いで、図13(a)に示すように、コア基板202の両側において、ビアホール206内のビア導体を介して第1配線層204に接続される第2配線層207を第1絶縁層205上に形成する。
【0075】
ここで、第2配線層207の形成方法について説明する。図15図16は、第3実施形態における第2配線層207の形成方法を示す断面図である。
【0076】
まず、図15(a)に示すように、第1絶縁層205上及びビアホール206の内面に無電解めっき法又はスパッタ法により、銅等からなるシード層271を形成する。
【0077】
次いで、図15(b)に示すように、シード層271上に、めっきレジスト層272を形成する。めっきレジスト層272は、第1実施形態に係る形成装置1又は第2実施形態に係る形成装置2を用いて形成する。すなわち、基材70として図15(a)に示す構造体を用い、第1めっきレジスト層81A及び第2めっきレジスト層82Aとしてめっきレジスト層272を形成する。形成装置1を用いることで、シード層271とめっきレジスト層272との間に実質的に隙間を生じることなくめっきレジスト層272を形成することができる。
【0078】
次いで、めっきレジスト層272の露光及び現像を行うことで、図15(c)に示すように、めっきレジスト層272に開口部272Xを形成する。
【0079】
次いで、図16(a)に示すように、シード層271をめっき給電経路に利用する電解めっき法により、めっきレジスト層272の開口部272X内に銅等からなる金属めっき層273を形成する。
【0080】
次いで、図16(b)に示すように、めっきレジスト層272を除去する。更に、金属めっき層273をマスクにして、フラッシュエッチングによりシード層271を除去する。このようにして、シード層271及び金属めっき層273を含む複数の導電パターン274が形成される。複数の導電パターン274から第2配線層207が構成される。
【0081】
第2配線層207の形成後、図13(b)に示すように、第1絶縁層205上に、第2絶縁層208を形成する。第2絶縁層208は、第1絶縁層205と同様の方法で形成することができる。
【0082】
次いで、図14(a)に示すように、コア基板202の両側の第2絶縁層208をレーザで加工することにより、第2配線層207の接続部に到達するビアホール209を第2絶縁層208に形成する。更に、コア基板202の両側において、ビアホール209内のビア導体を介して第2配線層207に接続される第3配線層210を第2絶縁層208上に形成する。第3配線層210は、第2配線層207と同様の方法で形成することができる。
【0083】
次いで、図14(b)に示すように、コア基板202の両側において、第2絶縁層208上にソルダレジスト層250を形成する。ソルダレジスト層250は、感光性のエポキシ樹脂又はアクリル樹脂等の絶縁樹脂から形成される。樹脂フィルムの貼り付け又は液状樹脂の塗布により、ソルダレジスト層250を形成してもよい。
【0084】
樹脂フィルムを用いてソルダレジスト層250を形成する場合、第1実施形態に係る形成装置1又は第2実施形態に係る形成装置2を用いることができる。すなわち、基材70として図14(a)に示す構造体を用い、第1DFR81及び第2DFR82に代えて樹脂フィルムを用い、第1めっきレジスト層81A及び第2めっきレジスト層82Aに代えてソルダレジスト層250を形成する。形成装置1を用いることで、第2絶縁層208とソルダレジスト層250との間に実質的に隙間を生じることなくソルダレジスト層250を形成することができる。
【0085】
ソルダレジスト層250の形成後、コア基板202の半導体チップと接続される側のソルダレジスト層250に第3配線層210の接続部に達する開口部251を形成する。また、コア基板202の反対側のソルダレジスト層250に第3配線層210の接続部に達する開口部252を形成する。
【0086】
開口部251及び開口部252は、露光及び現像により形成することができる。第2絶縁層208とソルダレジスト層250との間に実質的に隙間を生じることなくソルダレジスト層250が形成されていると、露光の精度を向上することができる。
【0087】
ソルダレジスト層250に非感光性のエポキシ樹脂又はポリイミド樹脂等の絶縁樹脂を用いてもよい。この場合、開口部251及び開口部252は、レーザ加工又はブラスト処理により形成することができる。
【0088】
次いで、図14(b)に示す構造体をスライサー等により切断する。これにより、配線基板に対応する構造体が個片化され、大判のコア配線基板201から複数の配線基板が複数得られる。
【0089】
この方法によれば、第2配線層207及び第3配線層210における導電パターンの間の短絡を抑制することができる。
【0090】
本開示のレジスト層の形成装置は、サブトラクティブ法により配線層を形成する場合のレジスト層の形成にも用いることができる。この場合、例えば、金属めっき層の上に、金属めっき層とレジスト層との間に実質的に隙間を生じさせることなくレジスト層を形成することができる。そして、開口部を形成するためのレジスト層の露光を高精度で行うことができる。
【0091】
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上述した実施の形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
【符号の説明】
【0092】
1、2 形成装置
10 ラミネータ
20 平板プレス機
30 ロールプレス機
40、50 供給部
60 搬送路
76、77、102、271 シード層
78、79、105、273 金属めっき層
81、82 DFR
81A、82A:めっきレジスト層
90 制御部
91、92、107、274 導電パターン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16