IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドの特許一覧

<>
  • 特許-気相粒子低減のための装置及び方法 図1
  • 特許-気相粒子低減のための装置及び方法 図2
  • 特許-気相粒子低減のための装置及び方法 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-09-30
(45)【発行日】2024-10-08
(54)【発明の名称】気相粒子低減のための装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/3065 20060101AFI20241001BHJP
   H01L 21/31 20060101ALI20241001BHJP
【FI】
H01L21/302 101G
H01L21/31 B
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2023513279
(86)(22)【出願日】2021-08-06
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-13
(86)【国際出願番号】 US2021045077
(87)【国際公開番号】W WO2022051057
(87)【国際公開日】2022-03-10
【審査請求日】2023-04-18
(31)【優先権主張番号】17/010,518
(32)【優先日】2020-09-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】390040660
【氏名又は名称】アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】APPLIED MATERIALS,INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】3050 Bowers Avenue Santa Clara CA 95054 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ムスタファ, ムハンナド
(72)【発明者】
【氏名】シャー, ハオイェン
(72)【発明者】
【氏名】ラシード, ムハンマド エム.
(72)【発明者】
【氏名】リン, チー-チョウ
(72)【発明者】
【氏名】シルベッティー, マリオ ディー.
(72)【発明者】
【氏名】カオ, ビン
(72)【発明者】
【氏名】チェン, シーチュン
(72)【発明者】
【氏名】リン, ヨンジン
【審査官】宇多川 勉
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-175460(JP,A)
【文献】特開2011-228133(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0193510(US,A1)
【文献】韓国登録特許第10-1477292(KR,B1)
【文献】特開平10-060657(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/3065
H01L 21/31
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部壁と、
底部壁と、
前記上部壁と前記底部壁に結合された複数の垂直側壁と、
前記上部壁、前記底部壁、及び前記複数の垂直側壁によって画定されたチャンバリッド内の内部領域と、
複数の空気流開孔と
を備えるチャンバリッドであって
前記複数の空気流開孔は、
前記複数の垂直側壁の少なくとも1つに配置された側面空気流開孔であって、該側面空気流開孔に配置された第1のメッシュを有する側面空気流開孔と、
前記上部壁に配置された上部空気流開孔であって、該上部空気流開孔に配置された第2のメッシュを有する上部空気流開孔と
を備え、
前記側面空気流開孔は空気を前記内部領域内に流体連結させるように構成され、前記上部空気流開孔は、空気を前記内部領域外に前記上部壁を介して流体連結させるように構成されている、
チャンバリッド。
【請求項2】
前記側面空気流開孔は、第1の側面空気流開孔であり、かつ前記チャンバリッドの第1の垂直側壁にあ
前記複数の空気流開孔は、前記チャンバリッドの第2の垂直側壁にある第2の側面空気流開孔をさらに備える
請求項に記載のチャンバリッド。
【請求項3】
第3の空気流開孔が、前記チャンバリッドの第3の垂直側壁にあ
第4の複数の空気流開孔が、前記チャンバリッドの第4の垂直側壁にある、
請求項2に記載のチャンバリッド。
【請求項4】
前記側面空気流開孔と前記上部空気流開孔は、チャンバリッド温度を約150℃以下に制御するように構成される、請求項1に記載のチャンバリッド。
【請求項5】
前記側面空気流開孔と前記上部空気流開孔は、チャンバリッド温度を約100℃から約150℃に制御するように構成される、請求項1に記載のチャンバリッド。
【請求項6】
前記側面空気流開孔と前記上部空気流開孔は、チャンバリッド温度を、前記チャンバリッドの下に位置するチャンバ本体の温度から約50℃以下の範囲内の温度に制御するように構成される、請求項1に記載のチャンバリッド。
【請求項7】
前記側面空気流開孔と前記上部空気流開孔は、チャンバリッド温度を、前記チャンバリッドの下に位置するチャンバ本体の温度から約25℃以下の範囲内の温度に制御するように構成される、請求項1に記載のチャンバリッド。
【請求項8】
前記チャンバリッドの熱が自然対流によって除去される、請求項1に記載のチャンバリッド。
【請求項9】
上部壁と、
底部壁と、
前記上部壁と前記底部壁に結合された複数の垂直側壁と、
前記上部壁、前記底部壁、及び前記複数の垂直側壁によって画定されたチャンバリッド内の内部領域と、
複数の空気流開孔
を備えるチャンバリッドであって、
各々が第1のメッシュを有する、前記複数の空気流開孔のうちの1又は複数の第1の側面空気流開孔は、前記チャンバリッドの第1の垂直側壁にあり、
各々が第2のメッシュを有する、前記複数の空気流開孔のうちの1又は複数の第2の側面空気流開孔は、前記チャンバリッドの第2の垂直側壁にあり、
各々が第3のメッシュを有する、前記複数の空気流開孔のうちの1又は複数の上部空気流開孔は、前記チャンバリッドの上部壁にあり、
前記1又は複数の第1の側面空気流開孔と前記1又は複数の第2の側面空気流開孔は、前記複数の垂直側壁の外面から前記内部領域へ内向きに移動する空気を流体連結させるように構成され、且つ前記1又は複数の上部空気流開孔は、前記内部領域から前記チャンバリッドの前記上部壁にある前記1又は複数の上部空気流開孔を通って外向きに移動する空気を流体連結させるように構成される、
チャンバリッド。
【請求項10】
前記複数の空気流開孔のうちの1又は複数の第3の空気流開孔は、前記チャンバリッドの第3の垂直側壁にある、
前記複数の空気流開孔のうちの1又は複数の第4の空気流開孔は、前記チャンバリッドの第4の垂直側壁にある、又は
それらの組み合わせである
請求項に記載のチャンバリッド。
【請求項11】
前記複数の空気流開孔は、チャンバリッド温度を約150℃以下に制御するように構成される、請求項に記載のチャンバリッド。
【請求項12】
前記複数の空気流開孔は、チャンバリッド温度を約100℃から約150℃に制御するように構成される、請求項に記載のチャンバリッド。
【請求項13】
前記複数の空気流開孔は、チャンバリッド温度を、前記チャンバリッドの下に位置するチャンバ本体の温度から約50℃以下の温度の範囲内に制御するように構成される、請求項に記載のチャンバリッド。
【請求項14】
前記複数の空気流開孔は、チャンバリッド温度を、前記チャンバリッドの下に位置するチャンバ本体の温度から約25℃以下の温度の範囲内に制御するように構成される、請求項に記載のチャンバリッド。
【請求項15】
前記チャンバリッドの熱が自然対流によって除去される、請求項9に記載のチャンバリッド。
【請求項16】
請求項1~15のいずれか1項に記載のチャンバリッドと、前記チャンバリッドの下部に位置するチャンバ本体を備え、
前記チャンバリッドは前記チャンバ本体の全体の上に配置される、
基板処理チャンバ。
【請求項17】
基板を処理する方法であって、
該方法は基板処理チャンバの処理領域内に前記基板を導入することを含み、
前記基板処理チャンバはチャンバリッドを備え、前記チャンバリッドは、
上部壁と、
底部壁と、
前記上部壁と前記底部壁に結合された複数の垂直側壁と、
前記上部壁、前記底部壁、及び前記複数の垂直側壁によって画定された前記チャンバリッド内の内部領域と、
複数の空気流開孔
を備え
前記複数の空気流開孔は、
前記複数の垂直側壁の少なくとも1つに配置された側面空気流開孔であって、該側面空気流開孔に配置された第1のメッシュを有する側面空気流開孔と、
前記上部壁に配置された上部空気流開孔であって、該上部空気流開孔に配置された第2のメッシュを有する上部空気流開孔と
を備え、
前記側面空気流開孔は空気を前記内部領域内に流体連結させるように構成され、前記上部空気流開孔は、空気を前記内部領域外に前記上部壁を介して流体連結されるように構成されている、
基板を処理する方法。
【請求項18】
前記側面空気流開孔は、第1の側面空気流開孔であり、前記チャンバリッドの第1の垂直側壁にあ
前記複数の空気流開孔は、前記チャンバリッドの第2の垂直側壁にある第2の側面空気流開孔をさらに含む
請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記チャンバリッドの熱が自然対流によって除去される、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記チャンバリッドは前記基板処理チャンバのチャンバ本体の全体の上に配置される、
請求項17に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示の実施形態は、概して、気相粒子低減のための基板処理機器及び方法に関する。より具体的には、本開示の実施形態は、概して、気相粒子低減のためのチャンバリッド及びチャンバリッドを使用する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]基板処理装置は、基板及び半導体ウエハに製造プロセス、例えば、堆積工程及びエッチング工程を実行するために使用される。基板処理装置は通常、そのような製造工程が実行され得る処理チャンバを含む。処理チャンバは、概して、チャンバ本体、入口、チャンバリッドアセンブリ、及び基板支持体を含む。堆積プロセス中、前駆体ガスは通常、チャンバの上部近傍に位置するシャワーヘッド又は他の入口を通して導かれる。前駆体ガスは反応して、加熱された基板支持体に位置決めされた基板の表面に材料の層を形成する。
【0003】
[0003]基板処理中、少なくともチャンバリッドに起因して、基板表面の上のプロセス領域に温度勾配が存在する。通常、基板の中心より上の処理領域のエリアは、基板のエッジより上のエリアよりも暖かい(例えば、約5℃以上である)。温度が高いと、前駆体ガス(複数可)の気相反応から粒子が発生する。このような粒子は、基板処理チャンバ内の表面に好ましくない形で付着し、洗浄のためにコストのかかるメンテナンスによる中断を必要とする残留物が残る。また、粒子は処理中の基板にも付着し、基板に堆積した材料の均一性に悪影響を及ぼし、製造コストが増加し得る。例えば、エッチングプロセスでは、基板表面に付着した粒子がマスクとして機能し、エッチング残留物が発生し得る問題がある。また、膜形成プロセスでは、基材表面に付着した粒子が成長核として機能し、膜の品質の低下を招くことがある。
【0004】
[0004]気相反応を低減し、それによって粒子の量を低減するための従来の技法は、基板支持体温度を低下させること、及び処理チャンバの圧力を低下させることを含む。しかし、いずれの方法も、基板のスループットに悪影響を及ぼす。
【0005】
[0005]気相粒子低減のための新規且つ改良されたチャンバリッド及び方法が必要である。
【発明の概要】
【0006】
[0006]本開示の実施形態は、概して、気相粒子低減のための基板処理機器及び方法に関する。より具体的には、本開示の実施形態は、概して、気相粒子低減のためのチャンバリッド、及びチャンバリッドを使用する方法に関する。
【0007】
[0007]実施形態では、上部壁、底部壁、複数の垂直側壁、並びに上部壁、底部壁、及び複数の垂直側壁によって画定されたチャンバリッド内の内部領域を含むチャンバリッドが提供される。チャンバリッドは更に、空気を内部領域内に、及び内部領域外に流体連結させるように構成された複数の空気流開孔と、複数の空気流開孔のうちの少なくとも1つの空気流開孔の面に配置されたメッシュとを含む。
【0008】
[0008]別の実施形態では、上部壁、底部壁、複数の垂直側壁、並びに上部壁、底部壁、及び複数の垂直側壁によって画定されたチャンバリッド内の内部領域を含むチャンバリッドが提供される。チャンバリッドは更に、複数の空気流開孔を含み、複数の空気流開孔のうちの1又は複数の空気流開孔は、チャンバリッドの第1の垂直側壁にあり、複数の空気流開孔のうちの1又は複数の空気流開孔は、チャンバリッドの第2の垂直側壁にあり、1又は複数の空気流開孔は、チャンバリッドの上部壁にあり、複数の空気流開孔は、複数の垂直側壁の外面から内部領域へ内向きに移動し且つ内部領域からチャンバリッドの上部壁にある1又は複数の空気流開孔を通って外向きに移動する空気を流体連結させるように構成される。チャンバリッドは更に、複数の空気流開孔のうちの少なくとも1つの空気流開孔の面に配置されたメッシュを含む。
【0009】
[0009]別の実施形態では、基板処理チャンバの処理領域内に基板を導入することであって、基板処理チャンバは、本明細書に記載のチャンバリッドを含む、基板処理チャンバの処理領域内に基板を導入することと、基板に1又は複数の工程を実行することとを含む、基板を処理する方法が提供される。
【0010】
[0010]上述した本開示の特徴を詳細に理解できるように、一部が添付の図面に例示されている実施形態を参照しながら、上記に要約した本開示をより具体的に説明する。しかし、添付の図面は例示的な実施形態を単に示すものであり、したがって、範囲を限定するものと見なすべきではなく、本開示は他の等しく有効な実施形態も許容しうることに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本開示の少なくとも1つの実施形態に係る例示的な基板処理チャンバの概略図である。
図2】本開示の少なくとも1つの実施形態に係る例示的なチャンバリッドの概略図である。
図3】本開示の少なくとも1つの実施形態に係る例示的なチャンバリッドの内外への空気の流れの動きを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[0014]理解を容易にするために、可能な限り、図面に共通の同一要素を示すのに同一の参照番号を使用している。一実施形態の要素及び特徴は、さらなる詳述なしに他の実施形態に有益に組み込まれ得ると考えられる。
【0013】
[0015]本開示の実施形態は、概して、気相粒子低減のための基板処理機器及び方法に関する。より具体的には、本開示の実施形態は、概して、気相粒子低減のためのチャンバリッド及びチャンバリッドを使用する方法に関する。本発明者らは、チャンバリッド全体で改善された温度均一性を示す、基板処理装置用の新規且つ改良されたチャンバリッドを発見した。チャンバリッドの改善された温度均一性により、中心からエッジまでの基板の上の空間における温度均一性が改善される。本明細書に記載の装置(例えば、チャンバリッド)及び方法は、低温設定点及び均一な(又はほぼ均一な)リッド温度を用いて、効率的な電力制御を可能にする。効率的な電力制御は、少なくとも、チャンバ本体からリッドへの熱伝達がチャンバリッド温度に対する比例積分微分(PID)コントローラ電力を低下させるという理由から、本明細書に記載の実施形態によって可能になり得る。本明細書に記載の装置及び方法はまた、現在のプロセスベースラインの均一性及び基板の厚さの維持を保証する。
【0014】
[0016]幾つかの実施形態では、本明細書に記載のチャンバリッドは、上部壁、底部壁、複数の垂直側壁、並びに上部壁、底部壁、及び複数の垂直側壁によって画定された内部領域を含む。チャンバリッドは、1又は複数の開孔(例えば、開口部)と、1又は複数の開孔の上、下、及び/又は中に配置されたメッシュとを有する。1又は複数の開孔、例えば、空気流開孔は、空気流をチャンバリッドの内部領域の内外に流すように構成される。1又は複数の開孔は、例えば自然対流プロセスを用いて、空気流がチャンバリッドの外部からチャンバリッドの内部領域へ内向きに移動し、チャンバリッドの内部領域からチャンバリッドの外部へ外向きに移動することを可能にし得る。チャンバリッドの垂直側壁に位置する1又は複数の開孔は、空気流の入口として機能することができ、チャンバリッドの上部壁にある1又は複数の開孔は、空気流の出口として機能することができる。
【0015】
[0017]基板処理中、少なくともチャンバリッドに起因して、基板表面の上に温度勾配が存在する。通常、基板の中心より上のエリアは、基板のエッジより上のエリアよりも暖かい(例えば、約5℃から約10℃又はそれ以上である)。温度が高いと、前駆体ガス(複数可)の気相反応から粒子が発生する。このような粒子は、プロセスチャンバ内の表面に好ましくない形で付着し、洗浄のためにコストのかかるメンテナンスによる中断を必要とする残留物が残る。また、粒子は処理中の基板にも付着し、基板に堆積した材料の均一性に悪影響を及ぼし、製造コストが増加し得る。処理チャンバの露出した表面の定期的な洗浄とメンテナンスは、処理装置のダウンタイムをも増加させる。例えば、チャンバリッドアセンブリの表面だけでなく、プロセスガス(複数可)に暴露される他のツールも、通常、これらの露出した表面から堆積反応物を除去するために定期的に洗浄される。これを達成するために、一般に、チャンバリッドアセンブリは、ガス分配プレートを互いに分離させ、それによってこれらのプレートの露出した表面にアクセスするために、完全に分解される。洗浄のためにチャンバリッドアセンブリを分解すると、比較的長い時間がかかる。更に、洗浄後にチャンバリッドアセンブリを再び組み立てるには、ガスシールとガス分配プレートを再調整する必要があり、これは困難で時間のかかるプロセスとなり得る。
【0016】
[0018]気相粒子低減のための従来の技法は、基板支持体温度を低下させること、及び基板処理チャンバ内のプロセス領域の圧力を低下させることを含む。しかしながら、そのような戦略は、堆積厚さ及び/又は基板スループットに悪影響を及ぼし、それによって製造コストが増加し得る。対照的に、本明細書に記載の装置及び方法は、堆積厚さ及び/又は基板スループットを維持すると同時に、発生する粒子の量を大幅に減少させることができる。例えば、本明細書に記載の装置及び方法は、従来技法と比較して約4から5倍又はそれ以上、粒子の量を減らすことができる。したがって、本明細書に記載の装置及び方法は、約2000から約10000等の改善された洗浄間平均ウエハ(MWBC)値を示す。更に、本明細書に記載の装置及び方法は、半導体製造産業における確立された慣行と互換性がある。例えば、本明細書に記載の装置及びプロセスは、n型及びp型金属半導体プロセスと互換性がある。n型及びp型金属半導体プロセスにはインシトゥ洗浄プロセスがないため、本明細書に記載の装置及びプロセスは、n型及びp型金属半導体プロセスのいずれにおいてもスループットを大幅に改善し、製造コストを低下させる。
【0017】
[0019]本明細書に記載するように、新規且つ改良されたチャンバリッドを通って流れる空気は、従来のチャンバリッドに対してチャンバリッドからの熱除去の増加を可能にすることができ、それによって、従来のチャンバリッドと比較してチャンバリッドの温度(チャンバリッド温度)を低下させることができる。更に、本明細書に記載のチャンバリッドは、チャンバリッドを加熱する熱源を有さないものであってよい。すなわち、本明細書に記載のチャンバリッドは、省電力でコスト削減を実現する。本明細書に記載のチャンバリッドは、チャンバ本体の温度と同じ又はそれに近い温度を有し得る。1又は複数の開孔は、チャンバリッドを通る空気の移動を可能にし、チャンバリッドの中心を通る均一な(又はほぼ均一な)空気流の流れを確保し、チャンバリッドの中心からエッジまでの温度不均一性を最小限にすることができる。チャンバリッドの中心から端までの温度不均一性を改善することにより、基板のエッジ領域と基板の中心領域との間の温度差も最小限になり得る。更に、チャンバリッドの中心からエッジまでの温度不均一性を改善することにより、基板の上の処理領域の温度不均一性も最小限になり得る。
【0018】
[0020]図1は、本開示の幾つかの実施形態に係る基板処理チャンバ100の概略図である。基板処理チャンバ100は、チャンバ本体102と、チャンバ本体102内及びチャンバリッドアセンブリ104の下に画定された処理領域106を有するチャンバリッドアセンブリ104とを含む。チャンバリッドアセンブリ104は、チャンバリッド103を含む。チャンバ本体102のスリットバルブ120は、ロボット(図示せず)が、200mm、300mm、又は450mmの半導体ウエハ、ガラス基板等の基板を基板処理チャンバ100の内外へ供給及び回収するためのアクセスを提供する。基板支持体108は、基板処理チャンバ100の基板受入れ面上に基板を支持する。基板支持体108は、基板支持体108及び基板支持体108に配置されたときの基板を昇降させるためのリフトモータに取り付けられている。リフトモータに接続されたリフトプレート122は、基板支持体108を貫通して移動可能に配置されたリフトピンを昇降させるために、基板処理チャンバ100に取り付けられている。リフトピンは、基板を基板支持体108の表面の上で昇降させる。基板支持体108は、処理中に基板を基板支持体108に固定するための真空チャック、静電チャック、及び/又はクランプリングを含み得る。
【0019】
[0021]基板の温度を制御するために、基板支持体108の温度を調整することができる。例えば、基板支持体108は、抵抗ヒータ等の埋設加熱要素を使用して加熱することができる、又は基板支持体108に熱エネルギーを供給するように構成された加熱ランプ等の輻射熱を使用して加熱することができる。幾つかの実施形態では、基板支持体108の周縁部の上にエッジリング116が配置される。エッジリング116は、基板支持体108の支持面を露出させる大きさの中央開口部を含む。エッジリング116は、基板支持体108の側面を保護するためのスカート、又は下方に延在する環状リップを更に含み得る。
【0020】
[0022]幾つかの実施形態では、ライナ114が、チャンバ本体102の内壁(例えば、1又は複数の側壁)に沿って配置され、工程中の腐食性ガス又は材料の堆積からチャンバ本体102を保護する。ライナ114は、ヒータ電源130に結合された1又は複数の加熱要素を含み得る。ヒータ電源130は、1又は複数の加熱要素のそれぞれに結合された単一の電源又は複数の電源であり得る。幾つかの実施形態では、シールド136がライナ114周囲に配置され、チャンバ本体102を腐食性ガス又は材料の堆積から保護する。幾つかの実施形態では、ライナ114及びシールド136は、ポンピング領域124を画定する。ライナ114は、ポンピング領域124を処理領域106に流体的に結合させるための複数の開口部を含む。このような実施形態では、ポンピング領域124は更に、ポンプポート126に流体的に結合され、ポンプポート126に結合された真空ポンプを介して、基板処理チャンバ100からのガスの排気と基板処理チャンバ100内の所定の圧力又は圧力範囲の維持とを容易にする。ガス供給システム118は、チャンバリッドアセンブリ104に結合され、プロセスガス及び/又はパージガス等のガスを、シャワーヘッド110を通して処理領域106に供給する。シャワーヘッド110は、基板支持体108に概ね対向してチャンバリッドアセンブリ104に配置され、処理領域106にプロセスガスを供給するための複数のガス分配孔を含む。
【0021】
[0023]例示的な処理工程では、基板は、ロボット(図示せず)によってスリットバルブ120を通して基板処理チャンバ100に供給される。基板は、リフトピンとロボットとの協働によって基板支持体108に位置決めされる。基板支持体108は、基板をシャワーヘッド110の下面と密接に対向するように上昇させる。第1のガス流は、ガス供給システム118によって、第2のガス流と共に又は順次(例えば、パルスで)処理領域106内に注入され得る。第1のガス流は、パージガス源からのパージガス及び反応ガス源からの反応ガスのパルスの連続流を含み得る、又は反応ガス源からの反応ガスのパルス及びパージガス源からのパージガスのパルスを含み得る。第2のガス流は、パージガス源からのパージガス及び反応ガス源からの反応ガスのパルスの連続流を含み得る、又は反応ガス源からの反応ガスのパルス及びパージガス源からのパージガスのパルスを含み得る。その後、ガスは基板の表面に堆積される。過剰なガス、副生成物等は、ポンピング領域124を通ってポンプポート126に流れ、その後、基板処理チャンバ100から排気される。
【0022】
[0024]図2は、本開示の少なくとも1つの実施形態に係る例示的なチャンバリッド200の概略図である。チャンバリッド200は、チャンバリッドアセンブリ104等の任意の適切なチャンバリッドアセンブリのチャンバリッドであり得る。
【0023】
[0025]チャンバリッド200は、上部(露出)面及び底部(内)面を有する上部壁203と、上部(内)面を有する底部壁205と、複数の垂直側壁211とを含む。チャンバリッド200内の内部領域204は、上部壁203の底部内面、底部壁205の上部(内面)、及び複数の垂直側壁211によって画定される。チャンバリッドは、チャンバリッド200の上部壁203にある開孔206(例えば、開口部)を含む。図示のように、上部壁には1つの開孔206が設けられている。幾つかの実施形態では、より多くの開孔が考えられる。チャンバリッド200の上部壁203上の開孔206は、少なくとも、空気流出口として機能する。チャンバリッドは、チャンバリッド200の垂直側壁211の1又は複数に位置する開孔(複数可)210を含む。図示したように、垂直側壁211には5つの開孔210が設けられている。幾つかの実施形態では、より多い数又はより少ない数の開孔210が考えられる。開孔(複数可)210は、少なくとも、空気流入口として機能する。開孔206及び210は、空気をチャンバリッド200の外部202から内部領域204へ内向きに、及び内部領域204からチャンバリッド200の外部202へ外向きに流体連結させるように構成される。例えば、図3の流れ矢印で示すように、空気流は、外部202からチャンバリッド200の内部領域204へ、垂直側壁211の開孔(複数可)210を通って内向きに移動し、空気流は、外部202に向かって、チャンバリッド200の上部壁203の開孔206を通って外向きに移動する。処理領域、例えば処理領域106は、チャンバリッドアセンブリ104のチャンバリッド200の底部壁205の下の位置に位置していてよい。
【0024】
[0026]開孔206内には、金属メッシュ等のメッシュ208(例えば、ワイヤスクリーン)を配置することができる。更に、又は代替的に、メッシュ208は、開孔206の上面及び/又は底面に配置され得る。例えば、メッシュ208は、開孔206の上面に配置され、チャンバリッド200の上部壁203に結合され得る。別の例として、メッシュ208は、開孔206の底面に配置され、チャンバリッド200の内面に結合され得る。これらの各構成では、チャンバリッド200の内部領域204及び外部202は、開孔206の面上及び/又は開孔206内のメッシュ208により隔離される。メッシュ208は、取り外し及び/又は交換が容易になるように、ボルト等の1又は複数の締結具209によってチャンバリッドに固定されていてよい。
【0025】
[0027]垂直側壁211の開孔(複数可)210内には、金属メッシュ等のメッシュ208(例えば、ワイヤスクリーン)を配置することができる。更に、又は代替的に、メッシュ208は、開孔(複数可)210の外部側面及び/又は内部側面に配置され得る。例えば、メッシュは、開孔(複数可)210の外面に配置され、垂直側壁211の外面に結合され得る。別の例として、メッシュ208は、開孔(複数可)210の内面に配置され、垂直側壁211の内部側面に結合され得る。これらの各構成では、チャンバリッド200の内部領域204及び外部202は、開孔(複数可)210の面上及び/又は開孔(複数可)210内のメッシュ208によって隔離される。メッシュ208は、1又は複数の締結具209によってチャンバリッドに固定され得る。チャンバリッド200は、チャンバリッド200を、例えば、上向き又は下向きに移動させるための1又は複数のハンドル212をオプションとして含み得る。
【0026】
[0028]図2では、チャンバリッド200の特定の垂直側壁211のみが1又は複数の開孔及びメッシュを含むように図示したが、チャンバリッドの他の垂直側壁が、同じ又は同様の配置で1又は複数の開孔及びメッシュを含んでいてよいと考えられる。幾つかの実施形態では、より多い数の、又はより少ない数の開孔206、開孔(複数可)210、及びメッシュ208が考えられる。更に、開孔206は上部壁203の実質的に中心である位置に位置するが、開孔206は上部壁203の異なる位置(複数可)にあってよい。同様に、開孔(複数可)210は、独立して、1又は複数の垂直側壁211の各々に対して実質的に中心である位置に位置するが、開孔(複数可)210は、1又は複数の垂直側壁211上の異なる位置(複数可)にあってよい。幾つかの実施形態では、チャンバリッドの角部又はその近くにある角度のついたメッシュ部分は、カバーされるチャンバリッドプレートの形状に基づいて設計され得る。
【0027】
[0029]チャンバリッド200は、例えば対流によって、チャンバリッド200からの熱除去を増加させることができる。例えば、図3の流れ矢印によって示すように、空気流は、チャンバリッド200の外部202から1又は複数の垂直側壁211の開孔(複数可)210を通って内部領域204に向かって内向きに自然に移動し、空気流は、内部領域204から開孔206を通ってチャンバリッド200の外部202に向かって外向きに自然に移動する。図3に示すように、開孔は、チャンバリッドの側壁(複数可)からチャンバリッドの内部領域に空気流を導く。次いで、空気流は、チャンバリッドの上部壁を通して内部領域の外に流される。このように、チャンバリッドの熱が調節され得る。
【0028】
[0030]開孔206及び開孔(複数可)210の寸法は、少なくとも、所望の空気流の量に基づいて選択される。幾つかの実施形態では、開孔(複数可)の面積は、約15mmから約50mm、例えば約20mmから約45mm、例えば約25mmから約40mm、例えば約30mmから約35mmである。少なくとも1つの実施形態では、メッシュの面積は、約20mmから約30mm、例えば約25mmである。
【0029】
[0031]幾つかの実施形態では、開孔206及び開孔(複数可)210は、可変的に開くことができる、及び/又は各開孔の量が可変(例えば、可変機構又は設定)であってよい。例えば、プレート及び/又はフラップが開孔の面に移動可能に配置され、1又は複数の開孔を遮蔽又は部分的に遮蔽することができる。図示したように、非限定的な例として、開孔の形状は、正方形及び/又は長方形である。他の形状の開孔、例えば、円形、長円形、楕円形、又は3つ以上の側面を有する形状、例えば、三角形、五角形、六角形、八角形、又はそれらの組み合わせが使用できると考えられる。
【0030】
[0032]メッシュ208は、プラスチック及び/又は金属等の様々な材料でできていてよい。プラスチックメッシュは、例えば、押出し、配向、膨張、織布、及び/又は管状であり得る。プラスチックメッシュは、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、又はそれらの組み合わせでできていてよい。他の材料は、アルミニウム、鋳鉄、ガラス、高温シリコーン、鋼、セラミック、又はそれらの組み合わせを含み得る。金属メッシュは、鋼等の金属含有材料から織られる、編まれる、溶接される、膨張される、光化学的にエッチングされる、及び/又は電鋳加工されることができる。
【0031】
[0033]メッシュ208の寸法は、少なくとも、所望の空気流の量と開孔のサイズとに基づいて選択される。幾つかの実施形態では、メッシュの面積は、約15mmから約50mm、例えば約20mmから約45mm、例えば約25mmから約40mm、例えば約30mmから約35mmである。少なくとも1つの実施形態では、メッシュの面積は、約20mmから約30mm、例えば約25mmである。
【0032】
[0034]本開示の実施形態はまた、概して、チャンバリッドを使用する方法に関する。チャンバリッド、例えばチャンバリッド200は、処理領域106の温度、及びチャンバリッドアセンブリ104の温度等の条件の制御を提供する。工程では、基板が基板処理チャンバ100の処理領域106に導入され、基板は基板支持体108に配置される。プロセスガスが、任意の所望のフロースキームに従って、チャンバリッドアセンブリ104を通って流される。温度設定点は、チャンバ本体102及び基板支持体108に対して設定され得る。半導体デバイス製造のための1又は複数の工程が基板に実行され得る。上記工程は、堆積、除去(例えば、エッチング)、パターニング、及び/又は電気特性の変更、例えば、イオン注入によるソース及びドレインのドーピングを含み得る。堆積は、原子層堆積、化学気相堆積、プラズマ化学気相堆積、物理的気相堆積、エピタキシ等の、材料を基板上で成長させる、又は他の方法で転写するプロセスを含むが、これらに限定されない。除去プロセスは、乾燥エッチングや湿式エッチング、化学機械平坦化であってよいエッチングを含むが、これらに限定されない。また、パターニング又はリソグラフィ工程もアニール処理と同様に実行可能である。
【0033】
[0035]処理中、基板支持体108の温度は、例えば、約300℃から約450℃であってよく、チャンバ本体102は約100℃から約150℃であってよい。基板支持体108とチャンバ本体102とのこの温度差により、処理領域106全体で処理領域のエッジが処理領域の中心よりも低温である温度勾配が生じる。従来のチャンバリッドは、リッドカバーの内部の温度均一性が約2%である。本明細書に記載の改良されたチャンバリッドは、約5%の温度均一性を有する。その結果、従来のチャンバリッドと比較して、本明細書に記載のチャンバリッドを使用することにより、より少ない粒子が形成される。更に、プロセスの透明性への影響はない(又は最小である)。幾つかの例では、本明細書に記載の改良されたチャンバリッド及び方法は、従来のチャンバリッド及び技法と比較して、約4から5倍以上、粒子の量を減らすことができる。したがって、本明細書に記載の装置及び方法は、約2000から約10000、例えば約3000から約9000、例えば約4000から約8000、例えば約5000から約7000等の改善されたMWBC値を示す。
【0034】
[0036]更に、本明細書に記載のチャンバリッド温度は、チャンバリッド及びチャンバリッドアセンブリのための別個の電源及び熱源を使用することなく、チャンバ本体の温度と実質的に同様にすることができる。通常、チャンバ本体の温度は、約200℃以下、例えば約175℃以下、例えば約150℃以下、例えば約125℃以下、又は約100℃から約200℃、例えば約100℃から約150℃、例えば約110℃から約140℃、例えば約120℃から約130℃、又は約100℃から約125℃である。本明細書に記載のチャンバリッドの少なくとも1又は複数の開孔に起因して、チャンバリッドは、チャンバリッドを加熱する熱源がないときでも、チャンバ本体温度を模倣する(又は密接に模倣する)ことができる。したがって、幾つかの実施形態では、チャンバリッド温度は、約200℃以下、例えば約175℃以下、例えば約150℃以下、例えば約125℃以下、又は約100℃から約200℃、例えば約100℃から約150℃、例えば約110℃から約140℃、例えば約120℃から約130℃、又は約100℃から約125℃である。
【0035】
[0037]幾つかの実施形態では、複数の開孔は、リッド温度を、約200℃以下、例えば約175℃以下、例えば約150℃以下、例えば約125℃以下、又は約100℃から約200℃、例えば約100℃から約150℃、例えば約110℃から約140℃、例えば約120℃から約130℃、又は約100℃から約125℃に制御するよう構成される。幾つかの実施形態では、複数の空気流開孔は、リッド温度を、約90℃以下、約80℃以下、約70℃以下、約60℃以下、約50℃以下、約40℃以下、約30℃以下、約25℃以下、約20℃以下、約15℃以下、約10℃以下、約5℃以下等のチャンバ本体温度から100℃以下の範囲内の温度に制御するように構成される。上述のように、例えば上部壁及び垂直側壁上の複数の開孔の配置、寸法、形状等は、リッドの温度に影響を与える。従って、上記パラメータは、少なくとも、チャンバ本体の温度と整合し得る特定の温度を維持するのに役立つ。
【0036】
[0038]本明細書には、気相粒子低減のための改良されたチャンバリッドと、チャンバリッドを使用する方法とが記載される。改良されたチャンバリッドは、従来のチャンバリッドに対して、優れた温度均一性及び改善された電力制御を発揮する。更に、本明細書に記載のチャンバリッドは、処理中に発生する粒子の量を大幅に減少させ、それにより、メンテナンスのためのダウンタイムの短縮及びより高い基板スループットを可能にする。
【0037】
[0039]前述の全体的な説明及び特定の実施形態から明らかなように、本開示の形態を例示及び説明してきたが、本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、様々な修正を行うことが可能である。したがって、本開示はそれらによって限定されるものではない。同様に、用語「備える、含む(comprising)」は、用語「含む(including)」と同義とみなされる。同様に、組成物、要素又は要素群に移行句「備える、含む(comprising)」が先行するときはいつでも、組成物、単一要素又は複数要素の列挙が先行する移行句「~を主成分とする(consisting essentially of)」、「~で構成される(consisting of)」、「~で構成される群から選択される(selected from the group of consisting of)」又は「である(is)」を伴う同じ組成物又は要素群も考えられることを理解されたく、また逆もしかりである。用語「結合」は、本明細書では、直接接続されている要素、又は1又は複数の介在要素を通して接続されている要素のいずれかを指すために使用される。
【0038】
[0040]本開示の目的のために、また別段指定しない限り、本明細書の詳細な説明及び特許請求の範囲内のすべての数値は、記載値を「約」又は「おおよそ」で修正し、当業者であれば予想される実験誤差及び変動を考慮する。特定の実施形態及び特徴は、一組の数値上限及び一組の数値下限を使用して説明している。任意の2つの値の組み合わせを含む範囲、例えば、任意の下限値と任意の上限値との組み合わせ、任意の2つの下限値の組み合わせ、及び/又は任意の2つの上限値の組み合わせが、別段示さない限り考えられることを理解されたい。特定の下限値、上限値及び範囲は、以下の1又は複数の請求項に記載されている。
【0039】
[0041]前述の内容は本開示の実施例を対象としているが、以下の特許請求の範囲によって決定されるその基本的な範囲から逸脱することなく、本開示の他のさらなる実施例を考案することが可能である。
図1
図2
図3