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特許7565365配線用に構成されたデバイスキャリア、配線を有するデバイスキャリアを実装するパッケージ、およびその製作方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-02
(45)【発行日】2024-10-10
(54)【発明の名称】配線用に構成されたデバイスキャリア、配線を有するデバイスキャリアを実装するパッケージ、およびその製作方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/29 20060101AFI20241003BHJP
   H01L 25/00 20060101ALI20241003BHJP
   H01L 23/36 20060101ALI20241003BHJP
【FI】
H01L23/36 A
H01L25/00 B
H01L23/36 C
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2022549840
(86)(22)【出願日】2021-02-10
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-11
(86)【国際出願番号】 US2021017393
(87)【国際公開番号】W WO2021167822
(87)【国際公開日】2021-08-26
【審査請求日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】16/797,290
(32)【優先日】2020-02-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】592054856
【氏名又は名称】ウルフスピード インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】WOLFSPEED,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(72)【発明者】
【氏名】コンポッシュ アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】ウォード サイモン
(72)【発明者】
【氏名】チドゥララ マドゥ
【審査官】井上 和俊
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-037132(JP,A)
【文献】国際公開第2019/198199(WO,A1)
【文献】特開2018-107387(JP,A)
【文献】特開2005-303184(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 23/29
H01L 25/00
H01L 23/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属サブマウントと、
前記金属サブマウントに装着されたトランジスタダイと、
前記金属サブマウントに装着された表面実装デバイスキャリアであって、上面および下面、ならびに前記表面実装デバイスキャリアの上面に配置された第1のパッドおよび第2のパッドを含む絶縁基板を備える、表面実装デバイスキャリアと、
第1の端子および第2の端子を含む少なくとも1つの表面実装デバイスであって、前記表面実装デバイスの前記第1の端子が前記第1のパッドに装着され、前記第2の端子が前記第2のパッドに装着されている、少なくとも1つの表面実装デバイスと、
を備えるRFトランジスタパッケージであって、
前記第1の端子および前記第2の端子のうちの少なくとも一方が、前記絶縁基板によって前記金属サブマウントから分離されるように構成されており、
少なくとも1つのワイヤボンドが、前記表面実装デバイスキャリアの前記第1のパッドおよび前記第2のパッドのうちの前記少なくとも1つに接合されており、
前記トランジスタダイが、前記表面実装デバイスキャリアの一方の側に配置されており
前記少なくとも1つの表面実装デバイスの幅が、前記表面実装デバイスキャリアの幅の10%~70%であり、および/または、前記少なくとも1つの表面実装デバイスの長さが、前記表面実装デバイスキャリアの長さの30%~90%であり、
前記少なくとも1つのワイヤボンドが、前記表面実装デバイスを、前記金属サブマウント上に配置され、前記表面実装デバイスキャリアの一方の側にさらに配置された集積受動デバイスに電気的に結合するように構成されている、
RFトランジスタパッケージ。
【請求項2】
前記表面実装デバイスがセラミックコンデンサを含む、請求項1に記載のRFトランジスタパッケージ。
【請求項3】
前記トランジスタダイが以下のもの、すなわち、LDMOSトランジスタダイおよびGaNベースHEMT、のうちの1つを含み、
前記絶縁基板が以下のもの、すなわち、プリント回路基板(PCB)構成要素、セラミック構成要素、ガラス構成要素、低温同時焼成セラミック(LTCC)構成要素、高温同時焼成セラミック(HTCC)構成要素、および厚膜基板構成要素、のうちの1つを含む、請求項1に記載のRFトランジスタパッケージ。
【請求項4】
前記RFトランジスタパッケージが複数のトランジスタを含む、請求項1に記載のRFトランジスタパッケージ。
【請求項5】
前記複数のトランジスタがドハティ構成で構成されている、請求項4に記載のRFトランジスタパッケージ。
【請求項6】
前記表面実装デバイスキャリアが、前記表面実装デバイスキャリアの前記上面に装着された複数の表面実装デバイスを含む、請求項1に記載のRFトランジスタパッケージ。
【請求項7】
前記絶縁基板が、前記表面実装デバイスと前記金属サブマウントを電気的に接続するように構成された縁部めっきを含む、請求項1に記載のRFトランジスタパッケージ。
【請求項8】
前記少なくとも1つのワイヤボンドが、前記表面実装デバイスを前記トランジスタダイに電気的に結合するように構成されている、請求項1に記載のRFトランジスタパッケージ。
【請求項9】
RFトランジスタパッケージを実施するための方法であって、
金属サブマウントを提供するステップと、
トランジスタダイを前記金属サブマウントに装着するステップと、
表面実装デバイスキャリアを前記金属サブマウントに装着するステップであって、前記表面実装デバイスキャリアが、上面および下面、ならびに前記表面実装デバイスキャリアの上面に配置された第1のパッドおよび第2のパッドを含む絶縁基板を備える、装着するステップと、
第1の端子および第2の端子を表面実装デバイス上に設けるステップと、
前記表面実装デバイスの前記第1の端子を前記第1のパッドに装着し、前記表面実装デバイスの前記第2の端子を前記第2のパッドに装着するステップと、
前記第1の端子および前記第2の端子のうちの少なくとも一方を、前記絶縁基板によって前記金属サブマウントから分離されるように構成するステップと、
少なくとも1つのワイヤボンドを、前記表面実装デバイスキャリアの前記第1のパッドおよび前記第2のパッドのうちの前記少なくとも1つに接合するステップと、
前記表面実装デバイスを、前記金属サブマウント上に配置され、前記表面実装デバイスキャリアの一方の側にさらに配置された集積受動デバイスに電気的に結合するように、前記少なくとも1つのワイヤボンドを構成するステップと、を含み、
前記トランジスタダイが、前記表面実装デバイスキャリアの一方の側に配置されており
前記表面実装デバイスの幅が、前記表面実装デバイスキャリアの幅の10%~70%であり、および/または、前記表面実装デバイスの長さが、前記表面実装デバイスキャリアの長さの30%~90%である、方法。
【請求項10】
前記表面実装デバイスがセラミックコンデンサを含む、請求項に記載のRFトランジスタパッケージを実施する方法。
【請求項11】
前記絶縁基板を以下のもの、すなわち、プリント回路基板(PCB)構成要素、セラミック構成要素、ガラス構成要素、低温同時焼成セラミック(LTCC)構成要素、高温同時焼成セラミック(HTCC)構成要素、および厚膜基板構成要素、のうちの1つとして構成するステップをさらに含み、
前記トランジスタダイが以下のもの、すなわち、LDMOSトランジスタダイおよびGaNベースHEMT、のうちの1つを含む、請求項に記載のRFトランジスタパッケージを実施する方法。
【請求項12】
複数のトランジスタを実装するステップをさらに含む、請求項に記載のRFトランジスタパッケージを実施する方法。
【請求項13】
前記複数のトランジスタをドハティ構成で実装するステップをさらに含む、請求項12に記載のRFトランジスタパッケージを実施する方法。
【請求項14】
前記表面実装デバイスキャリアを複数の表面実装デバイスと共に実装するステップと、
前記複数の表面実装デバイスを前記表面実装デバイスキャリアの前記上面に装着するステップと、をさらに含む、請求項に記載のRFトランジスタパッケージを実施する方法。
【請求項15】
前記絶縁基板を、前記表面実装デバイスと前記金属サブマウントを電気的に接続するように構成された縁部めっきを含むように構成するステップをさらに含む、請求項に記載のRFトランジスタパッケージを実施する方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つのワイヤボンドを、前記トランジスタダイに前記表面実装デバイスを電気的に結合するように構成するステップをさらに含む、請求項に記載のRFトランジスタパッケージを実施する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年2月21日に出願され、「DEVICE CARRIER CONFIGURED FOR INTERCONNECTS, A PACKAGE IMPLEMENTING A DEVICE CARRIER HAVING INTERCONNECTS, AND PROCESSES OF MAKING THE SAME」と題する、米国特許出願第16/797,290号の利益を主張し、同出願の内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、配線用に構成されたデバイスキャリアに関する。本開示はさらに、配線を有するデバイスキャリアを実装するパッケージに関する。本開示はさらに、配線を有するデバイスキャリアを用いて高周波(RF)デバイスを実装する高周波(RF)パッケージに関する。本開示はさらに、配線を有するデバイスキャリアを用いてRFデバイスを実装する高周波(RF)電力増幅器トランジスタパッケージに関する。本開示はさらに、配線用に構成されたデバイスキャリアの製作方法に関する。本開示はさらに、配線を有するデバイスキャリアを実装するパッケージの製作方法に関する。本開示はさらに、配線を有するデバイスキャリアを用いてRFデバイスを実装するRFパッケージの製作方法に関する。本開示はさらに、配線を有するデバイスキャリアを用いてRFデバイスを実装する高周波(RF)電力増幅器トランジスタパッケージの製作方法に関する。
【背景技術】
【0003】
高周波(RF)電力増幅器トランジスタ製品では、トランジスタの高ビデオ帯域幅を実現するために、高品質係数Qのコンデンサをトランジスタダイの近傍に使用する。シリコンベースコンデンサ(トレンチCAPまたは同様のコンデンサ)が、半導体トランジスタダイのすぐ近くのヒートシンクに取り付けることができるので、使用されている。しかし、シリコンベースコンデンサは、高価であるとともに静電容量が限られている。このようなシリコンベースコンデンサは、トレンチまたはビアを使用してそのQを高めているが、静電容量がnFの範囲に限定される。このため、所望の静電容量を得るには多数のシリコンベースコンデンサが必要になり、それによってコストがさらに上昇する。加えて、必要なシリコンベースコンデンサの数が多いと、ダイアタッチに関連する製造コストが増大し、ワイヤボンディングが増加し、さらには製造の複雑さが増大し、それにより歩留まりが低下する。
【0004】
表面実装デバイス(SMD)セラミックコンデンサは安価であり、Qが高く、シリコンベースコンデンサ(nFの範囲内)と比較して静電容量が大きくなる(μFの範囲内)。これらの表面実装デバイスは、回路基板上のトレースまたは接点に直に装着されるようになっている。表面実装デバイスは、RFパッケージに一般に使用される金属ヒートシンクには装着することができないので、典型的なRFトランジスタのパッケージとの互換性がない。表面実装(SMD)コンデンサは、両方の端子が底面にあるために、典型的なRFトランジスタパッケージの金属フランジ(ヒートシンク)に装着されると短絡することになる。加えて、表面実装デバイス(SMD)は、RFトランジスタパッケージで一般に使用されるワイヤボンドを使用して接続することができない。
【0005】
したがって、様々な構成要素構造を利用してパッケージコストを低減させ、パッケージ製造コストを低減させ、製造の複雑さを低減させること、および/または同様のことが可能であるデバイスキャリアを実装することができる、RF製品が必要とされている。
【発明の概要】
【0006】
本開示は、セラミックコンデンサ、発振器、および同類のものなどの、ありとあらゆるタイプの表面実装デバイス(SMD)をRFトランジスタパッケージに使用することをワイヤボンドおよび/または金属サブマウントを用いて可能にし、それによって、性能を犠牲にすることなくコストを低減させる表面実装デバイス(SMD)キャリアに関する。本開示のいくつかの態様によれば、RFパワーパッケージは、パッケージ支持体と、少なくとも1つのデバイスを含む少なくとも1つのデバイスキャリアと、少なくとも1つのデバイスを支持するように構成された基板とを含み、この基板は少なくとも1つの第1の端子を含み、この少なくとも1つの第1の端子はキャリアの上面に配置され、少なくとも1つのデバイスは基板上に配置され、少なくとも1つの第1の端子に接続され、基板は以下のもの、すなわち、プリント回路基板(PCB)構成要素、セラミック構成要素、ガラス構成要素、低温同時焼成セラミック(LTCC)構成要素、高温同時焼成セラミック(HTCC)構成要素、および厚膜基板構成要素、少なくとも1つの配線パッド、のうちの1つを含み、少なくとも1つの配線パッドは少なくとも1つの第2の端子に接続され、少なくとも1つのデバイスは基板上に配置され、少なくとも1つの第2の端子に接続されている。少なくとも1つのデバイスキャリアは少なくとも1つのデバイスを含み、この少なくとも1つのデバイスは、少なくとも1つの配線パッドを経由する1つまたは複数の配線によって、少なくとも1つの二次デバイスに接続するように構成され、この少なくとも1つのデバイスは以下のもの、すなわち、表面実装デバイス(SMD)コンデンサ、表面実装デバイス(SMD)セラミックコンデンサ、表面実装デバイス(SMD)発振器、表面実装デバイス(SMD)インダクタ、表面実装デバイス(SMD)抵抗器、表面実装デバイス(SMD)電力ディバイダ、表面実装デバイス(SMD)電力スプリッタ、表面実装デバイス(SMD)増幅器、表面実装デバイス(SMD)平衡増幅器または表面実装デバイス(SMD)結合器、のうちの少なくとも1つを含む。少なくとも1つのデバイスキャリアはまた基板を含み、この基板は、RFパッケージのパッケージ支持体に電気的に接続するように構成されている。少なくとも1つのデバイスキャリアはまた、少なくとも1つのデバイスを含み、この少なくとも1つのデバイスは、少なくとも1つの第1の端子を介してRFパッケージのパッケージ支持体に電気的に接続されるように構成されている。
【0007】
1つの態様は、金属サブマウントを含むRFトランジスタパッケージと、前記金属サブマウントに装着されたトランジスタダイと、前記金属サブマウントに装着された表面実装デバイスキャリアとを含み、前記表面実装デバイスキャリアは、上面および下面と、前記表面実装デバイスキャリアの上面に配置された第1のパッドおよび第2のパッドとを含む絶縁基板を含み、少なくとも1つの表面実装デバイスは、第1の端子および第2の端子を含み、前記表面実装デバイスの前記第1の端子が前記第1のパッドに装着され、前記第2の端子が前記第2のパッドに装着され、第1の端子および第2の端子のうちの少なくとも一方が前記絶縁基板によって金属サブマウントから分離されるように構成されており、少なくとも1つのワイヤリードが、第1のパッドおよび第2のパッドのうちの少なくとも一方に結合されている。
【0008】
1つの態様は、トランジスタパッケージの金属サブマウントに装着されるように構成された表面実装デバイスキャリアを含むデバイスを含み、前記表面実装デバイスキャリアは、上面および下面と、前記表面実装デバイスキャリアの上面に配置された第1のパッドおよび第2のパッドとを含む絶縁基板を含み、少なくとも1つの表面実装デバイスは、第1の端子および第2の端子を含み、前記表面実装デバイスの前記第1の端子が前記第1のパッドに装着され、前記第2の端子が前記第2のパッドに装着され、第1の端子および第2の端子のうちの少なくとも一方が前記絶縁基板によって金属サブマウントから分離されるように構成されており、第1のパッドおよび第2のパッドのうちの少なくとも一方がワイヤボンドパッドとして構成されている。
【0009】
1つの態様は、RFトランジスタパッケージを実施する方法を含み、この方法は、金属サブマウントを提供するステップと、トランジスタダイを前記金属サブマウントに装着するステップと、表面実装デバイスキャリアを前記金属サブマウントに装着するステップであって、前記表面実装デバイスキャリアが、上面および下面、ならびに前記表面実装デバイスキャリアの上面に配置された第1のパッドおよび第2のパッドを含む絶縁基板を備える、ステップと、第1の端子および第2の端子を表面実装デバイス上に設けるステップと、前記表面実装デバイスの前記第1の端子を前記第1のパッドに装着し、前記表面実装デバイスの前記第2の端子を前記第2のパッドに装着するステップと、第1の端子および第2の端子のうちの少なくとも一方を、前記絶縁基板によって金属サブマウントから分離されるように構成するステップと、少なくとも1つのワイヤリードを第1のパッドおよび第2のパッドのうちの少なくとも一方に接合するステップとを含む。
【0010】
1つの態様は、デバイスを実施する方法を含み、この方法は、表面実装デバイスキャリアを、トランジスタパッケージの金属サブマウントに装着されるように構成するステップと、上面および下面、ならびに前記表面実装デバイスキャリアの上面に配置された第1のパッドおよび第2のパッドを含む絶縁基板がある表面実装デバイスキャリアを構成するステップと、第1の端子および第2の端子がある少なくとも1つの表面実装デバイスを構成するステップと、前記表面実装デバイスの前記第1の端子を前記第1のパッドに装着し、前記表面実装デバイスの前記第2の端子を前記第2のパッドに装着するステップと、第1の端子および第2の端子のうちの少なくとも一方を、前記絶縁基板によって金属サブマウントから分離されるように構成するステップとを含み、第1のパッドおよび第2のパッドのうちの少なくとも一方が、ワイヤボンドパッドとして構成されている。
【0011】
1つの一般的な態様は、パッケージ支持体を含むRFパワーパッケージと、少なくとも1つのデバイスを含む少なくとも1つのデバイスキャリアと、少なくとも1つのデバイスを支持するように構成された基板とを含み、この基板は、基板の上面に配置された少なくとも1つの第1の端子を含み、この少なくとも1つのデバイスは基板上に配置され、少なくとも1つの第1の端子に接続され、少なくとも1つのデバイスは、少なくとも1つの第1の端子を介してRFパワーパッケージのパッケージ支持体に電気的に接続されるように構成され、少なくとも1つの配線パッドを含み、この少なくとも1つの配線パッドは、少なくとも1つの第2の端子に接続されており、少なくとも1つのデバイスは、基板上に配置され、少なくとも1つの第2の端子に接続され、態様はさらに、少なくとも1つの二次デバイスを含み、この少なくとも1つの二次デバイスは、二次デバイス配線パッドを含み、少なくとも1つのデバイスは、少なくとも1つの配線パッドを経由して二次デバイス配線パッドに至る1つまたは複数の配線によって、少なくとも1つの二次デバイスに接続するように構成されており、少なくとも1つのデバイスは以下のもの、すなわち、表面実装デバイス(SMD)コンデンサ、表面実装デバイス(SMD)発振器、表面実装デバイス(SMD)セラミックコンデンサ、表面実装デバイス(SMD)インダクタ、表面実装デバイス(SMD)抵抗器、表面実装デバイス(SMD)電力ディバイダ、表面実装デバイス(SMD)電力スプリッタ、表面実装デバイス(SMD)増幅器、表面実装デバイス(SMD)平衡増幅器または表面実装デバイス(SMD)結合器、のうちの少なくとも1つを含み、基板は以下のもの、すなわち、接着剤、はんだ付け、焼結、共晶接合、または超音波溶接、のうちの少なくとも1つによって、パッケージ支持体の上面に装着されるように構成されている。
【0012】
一実施形態において、本開示は、本明細書に記載の金属フランジ、金属リードフレーム、ベース、または同類のものを有するRFパッケージを対象とする。金属フランジ実施態様はセラミック蓋を有することができ、金属リードフレーム実施態様は成形化合物で封じ込めることができる。RFパッケージは、本明細書に記載のGaNベースHEMTダイ、シリコンベースLDMOSトランジスタダイ、および/または同類のものなどのRFデバイスを収容することができる。これらのRFデバイスは、整合ネットワークを含むことができる。従来技術のRFパッケージでは、入力リードおよび/または出力リードによってダイなどのRFデバイスにワイヤボンディングされる、高価なシリコンベースコンデンサを使用していた。本開示の態様において、本開示では、あまり高価ではないセラミックベース表面実装デバイス(SMD)を利用する。より具体的には、本開示では、典型的なRFパッケージ内でコンデンサと共に使用されるようなワイヤボンドを使用せずに、PCBのトレースに直接実装できるあまり高価ではないセラミックベース表面実装デバイス(SMD)を利用して、より高価なシリコンベースコンデンサを置き換えている。様々な態様において、本開示は、表面実装ディスクリートデバイス(SMD)をサブマウントに装着することを対象とし、このサブマウントは、金属フランジ、金属リードフレーム、ベース、または同類のものに装着することができる。サブマウントは、金属ベースでもよいRFパッケージの入力リードおよび/または出力リードによって、ダイなどのRFデバイスにワイヤボンディングすること、または同様のことなどができる。
【0013】
本開示の追加の特徴、利点、および態様は、以下の詳細な説明、図面、および特許請求の範囲を検討することにより、記述または明示することができる。さらに、上記の本開示の「概要」も以下の「発明を実施するための形態」も例示的なものであり、請求項に記載の本開示の範囲を限定することなく、さらなる説明を提示するものであることを理解されたい。
【0014】
本開示がさらに理解されるように含まれている添付の図面は、本明細書に組み込まれていてその一部を構成し、本開示の態様を図示し、また、「発明を実施するための形態」とともに本開示の原理を説明する役割を果たす。本開示、および本開示を実践できる様々な方法について基本的に理解するのに必要であり得るよりも詳細に、本開示の構造的細部を示そうとすることはない。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本開示によるパッケージの斜視図である。
図2図1によるパッケージの断面図である。
図3】本開示によるパッケージの斜視図である。
図4図3によるパッケージの断面図である。
図5】少なくとも1つの二次デバイスを含むパッケージ内に実装された、本開示によるデバイスキャリアの斜視図である。
図6図5によるデバイスキャリアの端面図である。
図7図5によるデバイスキャリアの斜視図である。
図8図5によるデバイスキャリアの上面図である。
図9図5によるデバイスキャリアの端面図である。
図10図7によるデバイスキャリアの上面図である。
図11図10によるデバイスキャリアの端面図である。
図12】本開示によるデバイスキャリアの上面図である。
図13図12によるデバイスキャリアの端面図である。
図14】本開示の別の態様によるデバイスキャリアの斜視図である。
図15図14によるデバイスキャリアの端面図である。
図16図14によるデバイスキャリアの上面図である。
図17図14によるデバイスキャリアの端面図である。
図18図17によるデバイスキャリアの上面図である。
図19図14によるデバイスキャリアの端面図である。
図20図19によるデバイスキャリアの上面図である。
図21図7によるデバイスキャリアの上面図である。
図22図14によるデバイスキャリアの上面図である。
図23図7によるデバイスキャリアの上面図である。
図24図14によるデバイスキャリアの上面図である。
図25】本開示によるデバイスキャリアを製作する方法を示す図である。
図26】本開示によるデバイスキャリアのパネルの上面図である。
図27図26によるデバイスキャリアのパネルの斜視図である。
図28】本開示によるパッケージを製作する方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本開示の諸態様、およびその様々な特徴および有利な細部について、添付の図面に描写および/または図示され、以下の説明で詳述される非限定的な態様および例を参照して、より完全に説明する。図面に示された特徴は必ずしも原寸に比例して描かれていないこと、ならびに、本明細書にたとえ明示的に述べられていなくても当業者には理解されるように、1つの態様の特徴を別の態様でも使用できることに留意されたい。よく知られている構成要素および処理技法についての説明は、本開示の態様を不必要に不明瞭にしないようにするために省略されることがある。本明細書で用いられる諸例は単に、本開示を実践できる方法を理解しやすくし、さらには当業者が本開示の諸態様を実践できるようにするものにすぎない。したがって、本明細書の諸例および諸態様は、本開示の範囲を限定するものと解釈されるべきではなく、その範囲は、添付の請求項および適用法によってのみ定義される。さらに、図面のいくつかの図を通じて、また開示された異なる実施形態において、同じ参照数字が同じ部分を表すことに留意されたい。
【0017】
第1、第2などの用語が、様々な要素を説明するために本明細書で用いられることがあるが、こうした要素がこれらの用語によって限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は単に、1つの要素を別のものと区別するために用いられるにすぎない。たとえば、第1の要素が第2の要素と呼ばれることがあり、同様に、第2の要素が第1の要素と呼ばれることが、本開示の範囲から逸脱することなくあり得る。本明細書では「および/または」という用語は、関連する列挙品目のうちの1つ以上のありとあらゆる組み合わせを含む。
【0018】
層、領域、または基板などの要素が、別の要素の「上に」ある、または「上に」延びていると言われる場合、その要素は、別の要素の上に直にあることも直に延びていることもあり、あるいは介在する要素が存在することもあることを理解されたい。対照的に、ある要素が別の要素の「上に直に」ある、または「上に直に」延びていると言われる場合には、介在する要素が存在しない。同様に、層、領域、または基板などの要素が、別の要素を「覆って」いる、または「覆って」延びていると言われる場合、その要素は、別の要素を直に「覆って」いることも「覆って」延びていることもあり、あるいは介在する要素が存在することもあることを理解されたい。対照的に、ある要素が別の要素を「直に覆って」いる、または「直に覆って」延びていると言われる場合には、介在する要素が存在しない。ある要素が別の要素に「接続されている」または「結合されている」と言われる場合、その要素は別の要素に直に接続されていることも結合されていることもあり、あるいは介在する要素が存在することがあることもまた理解されたい。対照的に、ある要素が別の要素に「直に接続されている」または「直に結合されている」と言われる場合には、介在する要素が存在しない。
【0019】
本明細書では、「下の」もしくは「上の」、または「上方の」もしくは「下方の」、または「水平の」または「垂直の」などの相対的な用語が、図に示されている1つの要素、層、または領域と、別の要素、層、または領域との関係を説明するために使用されることがある。これらの用語および上で論じられたものは、図に表された向きに加えて、装置の様々な向きを包含するものであることを理解されたい。
【0020】
本明細書で用いられる術語は、特定の態様を説明することだけが目的であり、本開示を限定するものではない。本明細書では、単数形の「1つの(a)」、「1つの(an)」および「その(the)」は、特に指示がない限り複数形もまた含むものである。用語の「備える(comprises)」、「備えている(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含んでいる(including)」は、本明細書で用いられる場合、提示された特徴、完全体、ステップ、操作、要素、および/または構成要素が存在することを明示するが、1つまたは複数の他の特徴、完全体、ステップ、操作、要素、構成要素、および/またはこれらの群が存在すること、または追加されることを排除しないことをさらに理解されたい。
【0021】
特に定義されていない限り、本明細書で用いられるすべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で使用されている用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるその意味と合致する意味を有すると理解されるべきであり、理想化された、または過度に正式の意味には、本明細書で明白にそのように定義されていない限り、解釈されないことをさらに理解されたい。
【0022】
図1は、本開示によるパッケージの斜視図を示す。
【0023】
図2は、図1によるパッケージの断面図を示す。
【0024】
特に、図1および図2は、本明細書に記載の任意の1つまたは複数の他の特徴、構成要素、配置、および同類のものを含むことができるパッケージ100の例示的な実施態様を示す。特に、図1および図2は、本明細書に記載のRFパッケージ、RF増幅器パッケージ、RF電力増幅器パッケージ、高周波(RF)電力トランジスタパッケージ、高周波(RF)電力増幅器トランジスタパッケージ、および/または同類のものとして実施することができる、パッケージ100を示す。パッケージ100は、1つまたは複数の半導体デバイス400と、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200と、少なくとも1つの二次デバイス300とを含むことができる。少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200および/または少なくとも1つの二次デバイス300は、本明細書に記載のRFデバイスとして実施することができる。少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200および/または少なくとも1つの二次デバイス300は、整合ネットワーク、高調波終端回路、集積受動デバイス(IPD)、コンデンサ、抵抗器、インダクタ、および/または同類のものとして実施することができる。
【0025】
1つまたは複数の半導体デバイス400は、ワイドバンドギャップ半導体デバイス、超ワイドバンドデバイス、GaNベースデバイス、金属半導体電界効果トランジスタ(MESFET)、金属酸化物電界効果トランジスタ(MOSFET)、接合電界効果トランジスタ(JFET)、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)、高電子移動度トランジスタ(HEMT)、ワイドバンドギャップ(WBG)半導体、パワーモジュール、ゲートドライバ、構成要素の、汎用ブロードバンド構成要素、テレコム構成要素、Lバンド構成要素、Sバンド構成要素、Xバンド構成要素、Cバンド構成要素、Kuバンド構成要素、衛星通信構成要素、ドハティ構成、および/または同類のものでもよい。
【0026】
パッケージ100は、本開示の少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200および少なくとも1つの二次デバイス300と共に使用するのに適している、開放キャビティ構造を含むように実施することができる。特に、開放キャビティ構造では、開放キャビティパッケージ設計を利用することができる。いくつかの態様において、開放キャビティ構造は、配線、回路構成要素、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、少なくとも1つの二次デバイス300、1つまたは複数の半導体デバイス400、および/または同類のもの、を保護するための蓋または他の筐体を含むことができる。パッケージ100は、セラミック本体402および1つまたは複数の金属コンタクト404を含むことができる。
【0027】
パッケージ100の内部で、1つまたは複数の半導体デバイス400は、ダイアタッチ材料422を介して支持体102に取り付けることができる。1つまたは複数のボンドワイヤ424は、1つまたは複数の半導体デバイス400を、1つまたは複数の金属コンタクト404の第1のもの、および1つまたは複数の金属コンタクト404の第2のものに結合することができる。加えて、パッケージ100の内部で、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200および少なくとも1つの二次デバイス300は、パッケージ100、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、少なくとも1つの二次デバイス300、および/または1つまたは複数の半導体デバイス400の間を接続できる、例示的な構成で示されている1つまたは複数の配線104と共に、本明細書に記載の支持体102上に配置することができる。支持体102は、1つまたは複数の半導体デバイス400、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、および少なくとも1つの二次デバイス300で発生する熱を放散し、同時に、1つまたは複数の半導体デバイス400、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、および少なくとも1つの二次デバイス300を外部環境から分離および保護することができる。
【0028】
パッケージ100は、支持体102を含むことができる。支持体102は、金属サブマウントとして実施することができ、また、支持体、表面、パッケージ支持体、パッケージ面、パッケージ支持面、フランジ、金属フランジ、ヒートシンク、共通ソース支持体、共通ソース面、共通ソースパッケージ支持体、共通ソースパッケージ面、共通ソースパッケージ支持面、共通ソースフランジ、共通ソースヒートシンク、リードフレーム、金属リードフレーム、および/または同類のものとして実施することができる。支持体102は、絶縁材料、誘電体材料、および/または同類のものを含むことができる。
【0029】
加えて、パッケージ100は、図2および図4に例示されているように、基板102に直接または間接的に取り付けられた1つまたは複数のトランジスタダイを有する1つまたは複数のトランジスタを含むことができる。1つまたは複数のトランジスタダイを有する1つまたは複数のトランジスタは、1つまたは複数の、横方向拡散金属酸化膜半導体(LDMOS)トランジスタ、GaNベーストランジスタ、金属半導体電界効果トランジスタ(MESFET)、金属酸化物電界効果トランジスタ(MOSFET)、接合電界効果トランジスタ(JFET)、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)、高電子移動度トランジスタ(HEMT)、ワイドバンドギャップ(WBG)半導体トランジスタ、および/または同類のものを含むことができる。
【0030】
図3は、本開示によるパッケージの斜視図を示す。
【0031】
図4は、図3によるパッケージの断面図を示す。
【0032】
特に、図3および図4は、本明細書に記載の、任意の1つまたは複数の他の特徴、構成要素、配置、および同類のものを含むことができるパッケージ100の別の例示的な実施態様を示す。特に、図3および図4は、本明細書に記載のRFパッケージ、RF増幅器パッケージ、RF電力増幅器パッケージ、高周波(RF)電力トランジスタパッケージ、高周波(RF)電力増幅器トランジスタパッケージ、および/または同類のものとして実施することができる、パッケージ100を示す。パッケージ100は、1つまたは複数の半導体デバイス400と、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200と、少なくとも1つの二次デバイス300とを含むことができる。
【0033】
加えて、パッケージ100の内部で、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200および少なくとも1つの二次デバイス300は、例示的な構成で示されている1つまたは複数の配線104と共に、本明細書に記載の支持体102上に配置することができる。パッケージ100は、オーバーモールド530、1つまたは複数の入出力ピン532、および支持体102を含むことができる。オーバーモールド530は、ダイアタッチ材料538を使用して支持体102に装着されている、1つまたは複数の半導体デバイス400を実質的に取り囲むことができる。オーバーモールド530は、プラスチックまたはプラスチックポリマー化合物で形成することができ、これらは、支持体102、1つまたは複数の半導体デバイス400、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、および少なくとも1つの二次デバイス300のまわりに射出成形され、それによって外部環境からの保護を行うことができる。1つまたは複数の半導体デバイス400は、ボンドワイヤ540を介して1つまたは複数の入出力ピン532に結合することができる。
【0034】
1つの態様において、オーバーモールド構造は、1つまたは複数の半導体デバイス400、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、および少なくとも1つの二次デバイス300を実質的に取り囲むことができる。オーバーモールド構造は、プラスチック、モールド化合物、プラスチック化合物、ポリマー、ポリマー化合物、プラスチックポリマー化合物、および/または同類のもので形成することができる。オーバーモールド構造は、1つまたは複数の半導体デバイス400、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、および少なくとも1つの二次デバイス300を囲むように射出成形、トランスファ成形、および/または圧縮成形することができ、それによって、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、少なくとも1つの二次デバイス300、1つまたは複数の半導体デバイス400、およびパッケージ100の他の構成要素を外部環境から保護することができる。
【0035】
図5は、少なくとも1つの二次デバイスを含むパッケージ内に実装された、本開示によるデバイスキャリアの斜視図を示す。
【0036】
図6は、図5による少なくとも1つの二次デバイスを含むパッケージ内に実装された、本開示によるデバイスキャリアの端面図を示す。
【0037】
特に、図5および図6は、パッケージ100と、少なくとも1つのデバイス202を実装する少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200とを図示している。少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、パッケージ100内に実装することができる。少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、RFデバイスとして実施することができ、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、少なくとも1つのデバイス202をパッケージ100、少なくとも1つの二次デバイス300、1つまたは複数の半導体デバイス400、および/または同類のものに接続することができる。少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、デバイスキャリアとして実施することができる。少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、サブマウントとして実施することができる。
【0038】
一実施形態において、パッケージ100はRFパッケージとして実施することができ、これは、本明細書に記載の金属フランジ、金属リードフレーム、ベース、または同類のものを含み得る金属サブマウントとして実施可能な支持体102を有する。金属フランジ実施態様では、セラミック製の蓋を有することができ、金属リードフレーム実施態様は、モールド化合物で封じ込めることができる。他の構成が本明細書に記載されている。パッケージ100は、RFパッケージとして実施することができ、RFデバイスを収容することができる。RFデバイスは、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200および/または少なくとも1つの二次デバイス300の形で構成し、実装することができる。特に、RFデバイスは、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200および/または少なくとも1つの二次デバイス300の形で構成し、実装することができ、本明細書に記載のGaNベースHEMTダイ、シリコンベースLDMOSトランジスタダイ、および/または同類のものを含むことができる。RFデバイスは、整合ネットワーク、高調波終端回路、集積受動デバイス(IPD)、および同類のものを含むことができる。
【0039】
特に、RFデバイスは、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、および/または整合ネットワーク、高調波終端回路、集積受動デバイス(IPD)、および同類のもののような少なくとも1つの二次デバイス300の形で構成し、実装することができ、また、通常では少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200のトレースに直に実装される、あまり高価ではないセラミックベース表面実装デバイス(SMD)を利用して、より高価なシリコンベースコンデンサを置き換えることができる。様々な態様において、本開示は、表面実装ディスクリートデバイス(SMD)を、金属フランジ、金属リードフレーム、ベース、または同類のものなどの支持体102に装着することができるサブマウントとして実施された、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200に装着することを対象とする。サブマウントは、金属ベースでもよいRFパッケージの入力リードおよび/または出力リードによって、ダイなどのRFデバイスにワイヤボンディング、または同類のことをすることができる。
【0040】
各図は、少なくとも1つのデバイス202の単一のものを実装している少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200を示しているが、この少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、複数の少なくとも1つのデバイス202を実装してもよい。同様に、図は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200の単一のものを実装しているパッケージ100を示しているが、パッケージ100は、複数の少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200を実装してもよい。
【0041】
図5および図6はさらに、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200が、1つまたは複数の配線104によって、少なくとも1つのデバイス202を少なくとも1つの二次デバイス300に接続できることを示している。より具体的には、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は配線パッド206を含むことができ、少なくとも1つの二次デバイス300は配線パッド306を含むことができる。配線パッド206は配線ボンドパッドでもよく、配線パッド306は配線ボンドパッドでもよい。1つまたは複数の配線104は、配線パッド206および配線パッド306に接続することができる。少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、および/または少なくとも1つの二次デバイス300用の他のタイプの接続部が同様に企図される。
【0042】
1つまたは複数の配線104は、1つまたは複数の電線、リード、ビア、縁部めっき、回路トレース、トラック、クリップ、および/または同類のものとして実施することができる。1つの態様では、1つまたは複数の配線104は、同じタイプの接続部を利用することができる。1つの態様では、1つまたは複数の配線104は、別々のタイプの接続部を利用することができる。
【0043】
1つまたは複数の配線104は、ボールボンディング、ウェッジボンディング、コンプライアントボンディング、リボンボンディング、金属クリップ取り付け、および/または同類のものを利用することができる。1つの態様では、1つまたは複数の配線104は、同じタイプの接続部を利用することができる。1つの態様では、1つまたは複数の配線104は、別々のタイプの接続部を利用することができる。
【0044】
1つまたは複数の配線104は、アルミニウム、銅、銀、金、および/または同類のもののうちの1つ以上を含む、様々な金属材料を含むことができる。1つの態様では、1つまたは複数の配線104は、同じ種類の金属を利用することができる。1つの態様では、1つまたは複数の配線104は、別々の種類の金属を利用することができる。
【0045】
1つまたは複数の配線104は、本明細書に記載の接着剤、はんだ付け、焼結、共晶接合、熱圧縮接合、超音波接合/溶接、クリップ構成要素、および/または同類のものによって、配線パッド206に接続することができる。1つまたは複数の配線104は、本明細書に記載の接着剤、はんだ付け、焼結、共晶接合、熱圧縮接合、超音波接合/溶接、クリップ構成要素、および/または同類のものによって、配線パッド306に接続することができる。1つの態様では、接続部は、同じタイプの接続部を利用することができる。1つの態様では、接続部は、別々のタイプの接続部を利用することができる。
【0046】
パッケージ100は、開放キャビティ構造、オーバーモールド構造、および/または同類のものを含むように実施することができる。この関連で、パッケージ100は、本開示の少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200および少なくとも1つの二次デバイス300と共に使用するのに適している開放キャビティ構造を含むように実施することができる。特に、開放キャビティ構造は、開放キャビティパッケージ設計を利用することができる。いくつかの態様において、開放キャビティ構造は、配線、回路構成要素、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、少なくとも1つの二次デバイス300、および/または同類のものを保護するための蓋または他の筐体を含むことができる。
【0047】
あるいは、パッケージ100は、本開示の少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200および少なくとも1つの二次デバイス300と共に使用するのに適している、オーバーモールド構造を含むように実施することができる。1つの態様では、オーバーモールド構造は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200および少なくとも1つの二次デバイス300を実質的に取り囲むことができる。オーバーモールド構造は、プラスチック、モールド化合物、プラスチック化合物、ポリマー、ポリマー化合物、プラスチックポリマー化合物、および/または同類のもので形成することができる。オーバーモールド構造は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、および少なくとも1つの二次デバイス300を囲むように射出成形または圧縮成形することができ、それによって、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、少なくとも1つの二次デバイス300、およびパッケージ100の他の構成要素を外部環境から保護することができる。
【0048】
少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、基板204を含むことができる。基板204は、プリント回路基板(PCB)構成要素、セラミック構成要素、ガラス構成要素、低温同時焼成セラミック(LTCC)構成要素、高温同時焼成セラミック(HTCC)構成要素、厚膜基板構成要素、および/または同類のものとすることができる。1つまたは複数の態様において、基板204は、テフロン(登録商標)および/または炭化水素材料を含むことができる。1つまたは複数の態様において、基板204は、セラミックフィラーと混合されたテフロン(登録商標)および/または炭化水素材料を含むことができる。1つまたは複数の態様において、基板204は、高周波(RF)材料として実施されたセラミックフィラーと混合されたテフロン(登録商標)および/または炭化水素材料を含むことができる。
【0049】
少なくとも1つのデバイス202は、表面実装デバイス(SMD)構成要素、表面実装デバイス(SMD)コンデンサ、セラミックコンデンサ、表面実装デバイス(SMD)発振器、表面実装デバイス(SMD)セラミックコンデンサ、インダクタ、表面実装デバイス(SMD)インダクタ、抵抗器、表面実装デバイス(SMD)抵抗器、電力ディバイダ、表面実装デバイス(SMD)電力ディバイダ、電力スプリッタ、表面実装デバイス(SMD)電力スプリッタ、増幅器、平衡増幅器、表面実装デバイス(SMD)増幅器、表面実装デバイス(SMD)平衡増幅器、結合器、表面実装デバイス(SMD)結合器、および/または同類のもの、のうちの1つ以上とすることができる。少なくとも1つのデバイス202は、高周波デバイス、高周波回路デバイス、高周波構成要素デバイス、または同類のものとして実施することができる。少なくとも1つのデバイス202は、高周波デバイス、高周波回路デバイス、高周波構成要素デバイス、または同類のものとして実施することができ、表面実装デバイス(SMD)高周波構成要素、表面実装デバイス(SMD)高周波コンデンサ、高周波セラミックコンデンサ、表面実装デバイス(SMD)発振器、表面実装デバイス(SMD)高周波セラミックコンデンサ、高周波インダクタ、表面実装デバイス(SMD)高周波インダクタ、高周波抵抗器、表面実装デバイス(SMD)高周波抵抗器、高周波電力ディバイダ、表面実装デバイス(SMD)高周波電力ディバイダ、高周波電力スプリッタ、表面実装デバイス(SMD)高周波電力スプリッタ、高周波増幅器、平衡高周波増幅器、表面実装デバイス(SMD)高周波増幅器、表面実装デバイス(SMD)高周波平衡増幅器、高周波結合器、表面実装デバイス(SMD)高周波結合器、および/または同類のもの、のうちの1つ以上とすることができる。
【0050】
パッケージ100はRFパッケージとして実施することができ、少なくとも1つのデバイス202は高周波デバイスとして実施することができ、これは、送信機、送信機機能、受信機、受信機機能、トランシーバ、トランシーバ機能、整合ネットワーク機能、高調波終端回路、集積受動デバイス(IPD)、および同類のものを含むこと、接続すること、支持すること、または同様のことができる。高周波デバイスとして実施される少なくとも1つのデバイス202は、許容できる送信電力出力、高調波および/または帯域端要件で電波を送出、およびその電波を変調してデータを搬送するように構成すること、支援すること、または同様のことをすることができる。高周波デバイスとして実施される少なくとも1つのデバイス202は、電波を受信、およびその電波を復調するように構成すること、支援すること、または同様のことをすることができる。高周波デバイスとして実施される少なくとも1つのデバイス202は、許容できる送信電力出力、高調波および/または帯域端要件で電波を送出、およびその電波を変調してデータを搬送するように構成すること、支援すること、または同様のことをすることができ、また、電波を受信、およびその電波を復調するように構成すること、支援すること、または同様のことをすることができる。
【0051】
この関連で、少なくとも1つのデバイス202は、下面に配置された端子を含むことができる。したがって、少なくとも1つのデバイス202などのデバイスをパッケージ100の支持体102に直に装着すると、短絡することになる。たとえば、表面実装デバイス(SMD)セラミックコンデンサなどの表面実装デバイス(SMD)構成要素として実施された少なくとも1つのデバイス202は、表面実装デバイス(SMD)構成要素の下面に配置された1つまたは複数の端子を含むことができる。したがって、表面実装デバイス(SMD)構成要素として構成された少なくとも1つのデバイス202をパッケージ100の支持体102に装着すると、短絡することになる。
【0052】
したがって、本開示では、少なくとも1つのデバイス202を支持するために、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200の基板204を利用する。基板204は、支持体102の上面106に装着することができる。基板204は、支持体102の上面106に、本明細書に記載の接着剤、はんだ付け、焼結、共晶接合、超音波溶接、および/または同類のものによって装着することができる。1つの態様では、基板204は、支持体102の上面106に直に装着することができる。1つの態様では、基板204は、介在する構造体、構成要素、および/または同類のものを用いて支持体102の上面106に装着することができる。支持体102の上面106は、図5に示されるようにx軸に平行とすることができ、基板204は、図5に示されるようにy軸に沿って支持体102の上に垂直に配置することができる。1つの態様において、基板204は、少なくとも部分的に絶縁することができる。より具体的には、基板204は、少なくとも1つのデバイス202を支持体102から、少なくとも部分的に絶縁することができる。
【0053】
少なくとも1つの二次デバイス300は、支持体102の上面106に装着することができる。少なくとも1つの二次デバイス300は、支持体102の上面106に、接着剤、はんだ付け、焼結、共晶接合、超音波溶接、および/または同類のものによって装着することができる。1つの態様では、少なくとも1つの二次デバイス300は、支持体102の上面106に直に装着することができる。1つの態様では、少なくとも1つの二次デバイス300は、介在する構造、構成要素、および/または同類のものを用いて、支持体102の上面106に装着することができる。少なくとも1つの二次デバイス300は、図5に示されるように、Y軸に沿って支持体102の上に垂直に配置することができる。少なくとも1つの二次デバイス300は、接着剤、はんだ付け、焼結、共晶接合、超音波溶接、および/または同類のものによって、本明細書に記載の支持体102に取り付けることができる。少なくとも1つの二次デバイス300は、プリント回路基板(PCB)構成要素、セラミック構成要素、ガラス構成要素、低温同時焼成セラミック(LTCC)構成要素、高温同時焼成セラミック(HTCC)構成要素、厚膜基板構成要素、および/または同類のものとすることができる。
【0054】
本開示の接着剤は、接続されるべき面同士を接続するために中間層を付加することを含むことができる、接着剤接合プロセスで利用することができる。接着剤は有機でも無機でもよく、また、接着剤は、接続されるべき面のうちの一方または両方の面に堆積させることができる。接着剤は、特定のツール圧力を加えることを含み得る環境において、特定のコーティング厚さ、特定の接合温度で、特定の処理時間の間、接着材料を付着させることを含み得る接着剤接合プロセスで利用することができる。1つの態様において、接着剤は、導電性接着剤、エポキシベース接着剤、導電性エポキシベース接着剤、および/または同類のものとすることができる。
【0055】
本開示のはんだは、はんだ界面を形成するために利用することができ、このはんだ界面は、はんだを含むことができ、および/またははんだから形成することができる。はんだは、接続される面間の結合を形成するために使用できる、任意の可溶性金属合金とすることができる。はんだは、鉛フリーはんだ、鉛はんだ、共晶はんだ、または同類のものとすることができる。鉛フリーはんだは、スズ、銅、銀、ビスマス、インジウム、亜鉛、アンチモン、他の微量の金属、および/または同類のものを含有することができる。鉛はんだは、鉛と、スズ、銀、および/または同類のものなどの他の金属とを含むことができる。はんだはさらに、必要に応じてフラックスを含むことができる。
【0056】
本開示の焼結は、熱および/または圧力によって材料の固体塊を圧縮し形成するプロセスを利用することができる。焼結プロセスは、材料を融解点まで溶融させなくても動作することができる。焼結プロセスは、金属粉末を焼結することを含むことができる。焼結プロセスは、真空中で焼結することを含むことができる。焼結プロセスは、保護ガスを使用して焼結することを含むことができる。
【0057】
本開示の共晶接合は、共晶系を形成できる中間金属層との接合プロセスを利用することができる。共晶系は、接続される面間で使用することができる。共晶接合では、特定の組成および温度で二相平衡状態を通過せずに固体から液体状態へ、または液体から固体状態へと変わる合金でもよい共晶金属を利用することができる。共晶合金は、スパッタリング、デュアルソース蒸発、電気めっき、および/または同類のものによって堆積させることができる。
【0058】
本開示の超音波溶接では、圧力がかけられた状態で一緒に保持されている複数の構成要素に高周波超音波音響振動が局所的に印加されるプロセスを利用することができる。超音波溶接では、接続される面間に固体溶接部を生成することができる。1つの態様では、超音波溶接は、超音波処理力を加えることを含むことができる。
【0059】
パッケージ100は、様々ないくつの用途でも実施することができる。この関連で、パッケージ100は、高ビデオ帯域幅電力増幅器トランジスタ、単一経路高周波電力トランジスタ、単段高周波電力トランジスタ、多経路高周波電力トランジスタ、ドハティ構成多段高周波電力トランジスタ、GaNベース高周波電力増幅器モジュール、横方向拡散金属酸化膜半導体(LDMOS)デバイス、LDMOS高周波電力増幅器モジュール、高周波電力デバイス、超広帯域デバイス、GaNベースデバイス、金属半導体電界効果トランジスタ(MESFET)、金属酸化膜電界効果トランジスタ(MOSFET)、接合電界効果トランジスタ(JFET)、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)、高電子移動度トランジスタ(HEMT)、ワイドバンドギャップ(WBG)半導体、パワーモジュール、ゲートドライバ、構成要素の、汎用ブロードバンド構成要素、テレコム構成要素、Lバンド構成要素、Sバンド構成要素、Xバンド構成要素、Cバンド構成要素、Kuバンド構成要素、衛星通信構成要素、および/または同類のもの、を実施する用途に実施することができる。パッケージ100は、パワーパッケージとして実施することができる。パッケージ100は、パワーパッケージとして実施することができ、また、本明細書に記載の適用例および構成要素を実現することができる。
【0060】
パッケージ100は、高周波パッケージとして実施することができる。パッケージ100は、高周波パッケージとして実施することができ、本明細書に記載の適用例および構成要素を実施することができる。高周波パッケージとして実施されるパッケージ100は、送信機、送信機機能、受信機、受信機機能、トランシーバ、トランシーバ機能、および同類のものを含むこと、接続すること、支持すること、または同様のことをすることができる。高周波パッケージとして実施されるパッケージ100は、許容できる送信電力出力、高調波および/または帯域端要件で電波を送出、およびその電波を変調してデータを搬送するように構成すること、支援すること、または同様のことをすることができる。高周波パッケージとして実施されるパッケージ100は、電波を受信、およびその電波を復調するように構成すること、支援すること、または同様のことをすることができる。高周波パッケージとして実施されるパッケージ100は、許容できる送信電力出力、高調波および/または帯域端要件で電波を送出、およびその電波を変調してデータを搬送するように構成すること、支援すること、または同様のことをすることができ、また、電波を受信、およびその電波を復調するように構成すること、受信および復調を支援すること、または同様のことをすることができる。
【0061】
少なくとも1つの二次デバイス300は、能動デバイス、受動デバイス、集積受動デバイス(IPD)、トランジスタデバイス、または同類のものとすることができる。少なくとも1つの二次デバイス300は、任意の用途のための任意の電気構成要素を含むことができる。この関連で、少なくとも1つの二次デバイス300は、高ビデオ帯域幅電力増幅器トランジスタ、単一経路高周波電力トランジスタ、単段高周波電力トランジスタ、多経路高周波電力トランジスタ、多段高周波電力トランジスタ、GaNベース高周波電力増幅器モジュール、横方向拡散金属酸化膜半導体(LDMOS)デバイス、LDMOS高周波電力増幅器モジュール、高周波電力デバイス、超広帯域デバイス、GaNベースデバイス、金属半導体電界効果トランジスタ(MESFET)、金属酸化膜電界効果トランジスタ(MOSFET)、接合電界効果トランジスタ(JFET)、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)、高電子移動度トランジスタ(HEMT)、ワイドバンドギャップ(WBG)半導体、パワーモジュール、ゲートドライバ、構成要素の、汎用ブロードバンド構成要素、テレコム構成要素、Lバンド構成要素、Sバンド構成要素、Xバンド構成要素、Cバンド構成要素、Kuバンド構成要素、衛星通信構成要素、および/または同類のものとすることができる。少なくとも1つの二次デバイス300は、高周波デバイス、高周波回路、高周波構成要素、または同類のものとして実施することができる。高周波デバイス、高周波回路、高周波構成要素、または同類のものとして実施される少なくとも1つの二次デバイス300は、送信機、送信機機能、受信機、受信機機能、トランシーバ、トランシーバ機能、および同類のものを含むこと、接続すること、支持すること、または同様のことをすることができる。高周波デバイスとして実施される少なくとも1つの二次デバイス300は、許容できる送信電力出力、高調波および/または帯域端要件で電波を送出、およびその電波を変調してデータを搬送するように構成すること、支援すること、または同様のことをすることができる。高周波デバイスとして実施される少なくとも1つの二次デバイス300は、電波を受信、およびその電波を復調するように構成すること、支援すること、または同様のことをすることができる。高周波デバイスとして実施される少なくとも1つの二次デバイス300は、許容できる送信電力出力、高調波および/または帯域端要件で電波を送出、およびその電波を変調してデータを搬送するように構成すること、支援すること、または同様のことをすることができ、また、電波を受信、およびその電波を復調するように構成すること、支援すること、または同様のことをすることができる。
【0062】
1つの態様において、少なくとも1つの二次デバイス300は、高電子移動度トランジスタ(HEMT)とすることができる。この関連で、HEMTはIII族窒化物ベースデバイスでもよく、このようなHEMTは、高出力無線周波(RF)用途、低周波高出力スイッチング用途、ならびに他の用途で実施することができる。たとえば、GaNおよびその合金などのIII族窒化物の材料特性により、RF用途のための高いRF利得および直線性と共に、高電圧および大電流を達成することが可能になる。典型的なIII族窒化物HEMTは、バンドギャップの大きいIII族窒化物(たとえばAlGaN)の障壁層と、バンドギャップの小さいIII族窒化物材料(たとえばGaN)のバッファ層との間の界面に二次元電子ガス(2DEG)を形成することに依拠しており、この場合、バンドギャップが小さい材料は電子親和力が高い。2DEGは、バンドギャップが小さい材料の蓄積層であり、高い電子濃度および高い電子移動度を含むことができる。
【0063】
図7は、図5によるデバイスキャリアの斜視図を示す。
【0064】
図8は、図5によるデバイスキャリアの上面図を示す。
【0065】
図9は、図5によるデバイスキャリアの端面図を示す。
【0066】
図7図8、および図9を参照すると、基板204は、上面222を含むことができる。上面222は、x軸に概ね平行な平面、または上面106に概ね平行な平面に位置することができる。上面222は、配線パッド206を支持することができる。配線パッド206は、第1のボンドパッド領域208、第2のボンドパッド領域210、および第3のボンドパッド領域212を含むことができる。しかし、配線パッド206は、パッケージ100、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、少なくとも1つの二次デバイス300、または同類のものの用途に基づいて任意の数のボンドパッド領域を含み得ることが企図される。配線パッド206、第1のボンドパッド領域208、第2のボンドパッド領域210、第3のボンドパッド領域212、他の任意のボンドパッド領域は、基板204の上面222の金属面によって形成することができ、銅、金、ニッケル、パラジウム、銀、および同類のものなどの金属材料、およびこれらの組み合わせを含むことができる。この関連で、一般に、0°~15°、0°~2°、2°~4°、4°~6°、6°~8°、8°~10°、10°~12°、または12°~15°以内になるように画定することができる。
【0067】
上面222はさらに、第1の端子ボンドパッド216を含むことができる。第1の端子ボンドパッド216は、x軸に概ね平行な平面、または上面106に概ね平行な平面に設置することができる。第1の端子ボンドパッド216は、少なくとも1つのデバイス202の第1の端子224に接続することができる。この関連で、第1の接続部220は、第1の端子ボンドパッド216と第1の端子224の間に形成することができる。第1の接続部220は、本明細書に記載の接着剤、はんだ付け、焼結、共晶接合、超音波溶接、および/または同類のものを含むことができる。第1の端子ボンドパッド216は、基板204の上面222の金属面によって形成することができ、銅、金、ニッケル、パラジウム、銀、および同類のものなどの金属材料、およびこれらの組み合わせを含むことができる。
【0068】
上面222はさらに、第2の端子ボンドパッド214を含むことができる。第2の端子ボンドパッド214は、x軸に概ね平行な平面、または上面106に概ね平行な平面に設置することができる。第2の端子ボンドパッド214は、少なくとも1つのデバイス202の第2の端子226に接続することができる。この関連で、第2の接続部218は、第2の端子ボンドパッド214と第2の端子226の間に形成することができる。第2の端子ボンドパッド214は、一部を配線パッド206に電気的に接続することができる。第2の接続部218は、本明細書に記載の接着剤、はんだ付け、焼結、共晶接合、超音波溶接、および/または同類のものを含むことができる。第2の端子ボンドパッド214は、基板204の上面222の金属面によって形成することができ、銅、金、ニッケル、パラジウム、銀、および同類のものなどの金属材料、およびこれらの組み合わせを含むことができる。加えて、基板204の上面222は、少なくとも1つのデバイス202用に追加の端子を必要に応じて含むことができる。
【0069】
少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、基板204の上面222とは反対側の下面に位置するメタライズ層240を含むことができる。メタライズ層240は、x軸に概ね平行な平面、または上面106に概ね平行な平面に設置することができる。1つの態様では、メタライズ層240は、基板204の上面222とは反対側の下面に、全面金属層として実施することができる。加えて、または別法として、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、片面(1つの金属層)、両面(1つの基板層の両面に2つの金属層)、または多層(アルミニウム、銅、銀、金、および/または同類のものからなる外層および内層が基板の各層と交互になっている)とすることができる。少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、別々の導電ライン、トラック、回路トレース、接続用パッド、アルミニウム、銅、銀、金、および/または同類のものからなる層間に接続部を通すためのビア、ならびにEMシールドまたは他の目的のための固体導電領域などの機能を含むことができる。
【0070】
加えて、または別法として、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、ビアで接続できる導体を別々の層の上に含むことができ、ビアは、絶縁基板を貫通する電気的トンネルとして機能できる銅めっき孔、アルミニウムめっき孔、銀めっき孔、金めっき孔、および/または同類のものなどの、金属めっき孔とすることができる。少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、基板204を貫通するそのワイヤリードによって装着し、反対側のトレースにはんだ付けすることができる、「スルーホール」構成要素を含むことができる。少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、「表面実装」構成要素を含むことができ、この構成要素は、そのリードおよび/または端子によって取り付けることができる。
【0071】
少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200および/またはメタライズ層240は、はんだペーストのプリントスクリーニングまたはディスペンス、エポキシのプリントスクリーニングまたはディスペンス、シルクスクリーン印刷プロセス、写真蝕刻プロセス、透明フィルムへの印刷プロセス、フォトマスクプロセス、光増感基板プロセス、レーザレジスト除去プロセス、ミリングプロセス、レーザエッチングプロセス、および/または同様のプロセスを含む、1つまたは複数の製造技法を利用して製造することができる。1つまたは複数の態様において、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、プリント回路基板(PCB)とすることができる。1つまたは複数の態様において、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、少なくとも1つのデバイス202を機械的に支持するように、かつ少なくとも1つの二次デバイス300および他の電子構成要素に電気的に接続するように構成することができる。
【0072】
図10は、図7によるデバイスキャリアの上面図を示す。
【0073】
図11は、図10によるデバイスキャリアの端面図を示す。
【0074】
特に、図10および図11は、本明細書に記載のありとあらゆる特徴、構成、配置、実施態様、態様および/または同類のものを含むことができる、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200を示している。加えて、図10および図11は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200がビア228を含むことができることを示している。ビア228は、第1の端子ボンドパッド216からメタライズ層240まで延びることができる。したがって、少なくとも1つのデバイス202の第1の端子224は、第1の接続部220を介して第1の端子ボンドパッド216に接続し、ビア228を介して少なくともメタライズ層240に接続して、支持体102との電気的接続および/または電気的接触を行うことができる。ビア228はまた、メタライズ層240を貫通して支持体102まで延びて、支持体102との電気的接続および/または電気的接触を行うこともできる。他の態様では、ビア228は、部分的なビアとして実施されるだけのこともある。ビア228は、基板204を貫通する電気的トンネルとして機能できる金属めっき孔または金属充填孔とすることができる。ビア228は、銅、金、ニッケル、パラジウム、銀、および同類のものなどの金属材料、およびこれらの組み合わせを含むことができる。加えて、図10および図11は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200で2つのビア228を実施できることを示している。しかし、これは単に図を簡単にするためである。少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、1~20個のビア228、1~2個のビア228、2~3個のビア228、3~4個のビア228、4~6個のビア228、6~8個のビア228、8~12個のビア228、12~16個のビア228、または16~20個のビア228を含むことができる。ビア228は、x軸に概ね垂直な平面、x軸に概ね平行な平面、および/または上面106に概ね垂直な平面に位置し得る軸を有することができる。
【0075】
図12は、本開示によるデバイスキャリアの上面図を示す。
【0076】
図13は、図12によるデバイスキャリアの端面図を示す。
【0077】
特に、図12および図13は、本明細書に記載のありとあらゆる特徴、構成、配置、実施態様、態様および/または同類のものを含むことができる、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200を示している。加えて、図12および図13は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200が縁部めっき230を含むことができることを示している。縁部めっき230は、第1の端子ボンドパッド216からメタライズ層240まで延びることができる。この関連で、第1の端子ボンドパッド216は、少なくとも1つのデバイス202のエッジ232まで延びて、縁部めっき230に接続することができる。縁部めっき230は、x軸に概ね垂直な平面、または上面106に概ね垂直な平面に設置することができる。したがって、少なくとも1つのデバイス202の第1の端子224は、第1の接続部220を介して第1の端子ボンドパッド216に接続し、縁部めっき230を介して少なくともメタライズ層240に接続して、支持体102との電気的接続および/または電気的接触を行うことができる。縁部めっき230はまた、メタライズ層240を貫通して支持体102まで延びて、支持体102との電気的接続および/または電気的接触を行うこともできる。縁部めっき230は、銅、金、ニッケル、パラジウム、銀、および同類のものなどの金属材料、およびこれらの組み合わせを含むことができる。1つまたは複数の態様において、縁部めっき230は、ルーティング構造およびめっき配置構造、および/またはキャスタレーションもしくは縁部めっきとも呼ばれる長孔構造を含む。1つまたは複数の態様において、縁部めっき230はさらに、ビアを利用することと比較してコストを低減することができる。というのは、ビアは時として詰まることがあるからである。
【0078】
加えて、または別法として、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、1つまたは複数の配線を含むことができる。1つまたは複数の配線は、第1の端子ボンドパッド216から支持体102まで延びて、支持体102との電気的接続および/または電気的接触を行うことができる。1つまたは複数の配線は、1つまたは複数の電線、リード、ビア、縁部めっき、回路トレース、トラック、クリップ、および/または同類のものとして実施することができる。1つの態様では、1つまたは複数の配線は、同じタイプの接続部を利用することができる。1つの態様では、1つまたは複数の配線は、別々のタイプの接続部を利用することができる。1つまたは複数の配線は、ボールボンディング、ウェッジボンディング、コンプライアントボンディング、リボンボンディング、金属クリップ取り付け、および/または同類のものを利用することができる。1つの態様では、1つまたは複数の配線は、同じタイプの接続部を利用することができる。1つの態様では、1つまたは複数の配線は、別々のタイプの接続部を利用することができる。1つまたは複数の配線は、アルミニウム、銅、銀、金、および/または同類のもののうちの1つ以上を含む、様々な金属材料を含むことができる。1つの態様では、1つまたは複数の配線は、同じ種類の金属を利用することができる。1つの態様では、1つまたは複数の配線は、別々の種類の金属を利用することができる。1つまたは複数の配線は、本明細書に記載の接着剤、はんだ付け、焼結、共晶接合、熱圧縮接合、超音波接合/溶接、クリップ構成要素、および/または同類のものによって、第1の端子ボンドパッド216に接続することができる。1つまたは複数の配線は、本明細書に記載の接着剤、はんだ付け、焼結、共晶接合、熱圧縮接合、超音波接合/溶接、クリップ構成要素、および/または同類のものによって、支持体102に接続することができる。
【0079】
図14は、本開示の別の態様によるデバイスキャリアの斜視図を示す。
【0080】
図15は、図14によるデバイスキャリアの端面図を示す。
【0081】
図16は、図14によるデバイスキャリアの上面図を示す。
【0082】
特に、図14図15および図16は、本明細書に記載のありとあらゆる特徴、構成、配置、実施態様、態様および/または同類のものを含むことができる、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200を示している。加えて、図14図15、および図16は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200が、x軸に対してより細い構造で実施できることを示している。したがって、図14図15、および図16の態様には、第1のボンドパッド領域208および第3のボンドパッド領域212が含まれなくてもよい。
【0083】
図17は、図14によるデバイスキャリアの端面図を示す。
【0084】
図18は、図17によるデバイスキャリアの上面図を示す。
【0085】
特に、図17および図18は、本明細書に記載のありとあらゆる特徴、構成、配置、実施態様、態様および/または同類のものを含むことができる、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200を示している。加えて、図17および図18は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200が、図10および図11を参照して説明したビア228を含むことができることを示している。
【0086】
図19は、図14によるデバイスキャリアの端面図を示す。
【0087】
図20は、図20によるデバイスキャリアの上面図を示す。
【0088】
特に、図19および図20は、本明細書に記載のありとあらゆる特徴、構成、配置、実施態様、態様および/または同類のものを含むことができる、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200を示している。加えて、図19および図20は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200が、図12および図13を参照して説明した縁部めっき230を含むことができることを示している。
【0089】
図21は、図7によるデバイスキャリアの上面図を示す。
【0090】
特に、図21は、本明細書に記載のありとあらゆる特徴、構成、配置、実施態様、態様および/または同類のものを含むことができる、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200を示している。加えて、図21は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200および少なくとも1つのデバイス202の例示的な寸法を示す。少なくとも1つのデバイス202の幅は、奥行きd1として画定することができる。奥行きd1は、x軸に概ね平行な線に沿って測ることができる。さらに、奥行きd1は、x軸に概ね平行な線に沿った、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200の長さまたは奥行きd2の百分率として画定することができる。諸態様において、奥行きd1は、奥行きd2の10%~70%、奥行きd2の10%~20%、奥行きd2の20%~30%、奥行きd2の30%~40%、奥行きd2の40%~50%、奥行きd2の50%~60%、または奥行きd2の60%~70%とすることができる。
【0091】
少なくとも1つのデバイス202の長さは、奥行きd3として画定することができる。奥行きd3は、x軸に概ね平行な線に沿って測ることができる。さらに、奥行きd3は、x軸に概ね平行な線に沿った、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200の長さまたは奥行きd4の百分率として画定することができる。諸態様において、奥行きd3は、奥行きd4の20%~90%、奥行きd4の20%~30%、奥行きd4の30%~40%、奥行きd4の40%~50%、奥行きd4の50%~60%、奥行きd4の60%~70%、奥行きd4の70%~80%、または奥行きd4の80%~90%とすることができる。
【0092】
図22は、図14によるデバイスキャリアの上面図を示す。
【0093】
特に、図22は、本明細書に記載のありとあらゆる特徴、構成、配置、実施態様、態様および/または同類のものを含むことができる、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200を示している。加えて、図22は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200および少なくとも1つのデバイス202の例示的な寸法を示す。少なくとも1つのデバイス202の幅は、奥行きd1として画定することができる。奥行きd1は、x軸に概ね平行な線に沿って測ることができる。さらに、奥行きd1は、x軸に概ね平行な線に沿った少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200の長さまたは奥行きd2の百分率として画定することができる。諸態様において、奥行きd1は、奥行きd2の10%~70%、奥行きd2の10%~20%、奥行きd2の20%~30%、奥行きd2の30%~40%、奥行きd2の40%~50%、奥行きd2の50%~60%、または奥行きd2の60%~70%とすることができる。
【0094】
少なくとも1つのデバイス202の長さは、奥行きd3として画定することができる。奥行きd3は、x軸に概ね平行な線に沿って測ることができる。さらに、奥行きd3は、x軸に概ね平行な線に沿った、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200の長さまたは奥行きd4の百分率として画定することができる。諸態様において、奥行きd3は、奥行きd4の20%~90%、奥行きd4の20%~30%、奥行きd4の30%~40%、奥行きd4の40%~50%、奥行きd4の50%~60%、奥行きd4の60%~70%、奥行きd4の70%~80%、または奥行きd4の80%~90%とすることができる。諸態様において、図21および図22を参照して本明細書で説明した少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200のd1、d2、d3、および/またはd4の寸法は、パッケージ100および同類のものの高い性能を保証するためにパッケージ100の少なくとも1つの二次デバイス300および/または他の構成要素に近接することを確実にするのに重要になり得る。
【0095】
図23は、図7によるデバイスキャリアの上面図を示す。
【0096】
特に、図23は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、少なくとも1つの二次デバイス300、および/または1つまたは複数の配線104の、様々な可能な配置および構成を示している。図23に示されるように、少なくとも1つの二次デバイス300は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200の一方の側に配置することができ、1つまたは複数の配線104は、第2のボンドパッド領域210に接続することができ、少なくとも1つの二次デバイス300は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200の他方の側に配置され、1つまたは複数の配線104は、第3のボンドパッド領域212に接続することができ、および/または少なくとも1つの二次デバイス300は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200の他方の側に配置することができ、1つまたは複数の配線104は、第1のボンドパッド領域208に接続することができる。
【0097】
図24は、図14によるデバイスキャリアの上面図を示す。
【0098】
特に、図24は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200、少なくとも1つの二次デバイス300、および/または1つまたは複数の配線104の、様々な可能な配置および構成を示している。図24に示されるように、少なくとも1つの二次デバイス300は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200の一方の側に配置することができ、1つまたは複数の配線104は、配線パッド206に接続することができ、少なくとも1つの二次デバイス300は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200の他方の側に配置され、1つまたは複数の配線104は、配線パッド206に接続することができ、および/または少なくとも1つの二次デバイス300は、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200の他方の側に配置することができ、1つまたは複数の配線104は、配線パッド206に接続することができる。
【0099】
図25は、本開示によるデバイスキャリアを製作する方法を示す。
【0100】
図26は、本開示によるデバイスキャリアのパネルの上面図を示す。
【0101】
図27は、図26によるデバイスキャリアのパネルの斜視図を示す。
【0102】
特に、図25は、本明細書に記載の表面実装デバイスキャリア200に関連するデバイスキャリアを形成する方法600を示す。デバイスキャリアを形成する方法600の諸態様は、本明細書に記載の態様と整合性のある別の順序で実行されてもよいことに留意されたい。加えて、デバイスキャリアを形成する方法600の一部分は、本明細書に記載の態様と整合性のある別の順序で実行されてもよいことに留意されたい。さらに、デバイスキャリアを形成する方法600は、本明細書に開示された様々な態様と整合性のあるプロセスが多くなるように、または少なくなるように修正することができる。
【0103】
最初に、デバイスキャリアを形成する方法600は、基板を形成するプロセス602を含むことができる。より具体的には、基板204は、本明細書に記載のように構築、構成、および/または配置することができる。基板を形成するプロセス602は、基板204を、プリント回路基板(PCB)構成要素、セラミック構成要素、ガラス構成要素、低温同時焼成セラミック(LTCC)構成要素、高温同時焼成セラミック(HTCC)構成要素、厚膜基板構成要素、および同類のものとして形成することを含むことができる。1つの態様では、基板を形成するプロセス602は、基板204をプリント回路基板(PCB)構成要素として、プリント回路基板(PCB)製造プロセスを利用して形成することを含むことができる。
【0104】
さらに、デバイスキャリアを形成する方法600は、メタライズ層を形成すること604を含むことができる。より具体的には、メタライズ層240は、基板204の少なくとも一部分に、本明細書に記載のように構築、構成、および/または配置することができる。メタライズ層を形成するプロセス604は、はんだペーストのプリントスクリーニング、エポキシのプリントスクリーニング、シルクスクリーン印刷プロセス、写真蝕刻プロセス、透明フィルムへの印刷プロセス、エッチングプロセスと組み合わせたフォトマスクプロセス、光増感基板プロセス、レーザレジスト除去プロセス、ミリングプロセス、レーザエッチングプロセス、直接金属印刷プロセス、および/または同様のプロセスを含む、1つまたは複数の製造技法を利用することを含むことができる。
【0105】
加えて、デバイスキャリアを形成する方法600は、配線パッドを形成すること606を含むことができる。より具体的には、配線パッド206は、基板204上に、本明細書に記載のように構築、構成、および/または配置することができる。配線パッドを形成するプロセス606は、はんだペーストのプリントスクリーニングを使用すること、エポキシのプリントスクリーニング、シルクスクリーン印刷プロセス、写真蝕刻プロセス、透明フィルムへの印刷プロセス、エッチングプロセスと組み合わせたフォトマスクプロセス、光増感基板プロセス、レーザレジスト除去プロセス、ミリングプロセス、レーザエッチングプロセス、直接金属印刷プロセス、および/または同様のプロセスを含む、1つまたは複数の製造技法を利用することを含むことができる。
【0106】
加えて、デバイスキャリアを形成する方法600は、少なくとも1つのデバイスを基板上に配置すること608を含むことができる。より具体的には、少なくとも1つのデバイス202は、基板204上に、本明細書に記載のように構築、構成、および/または配置することができる。1つの態様では、少なくとも1つのデバイス202は、基板204上に、本明細書に記載の接着剤、はんだ付け、焼結、共晶接合、超音波溶接、および/または同類のものによって配置することができる。
【0107】
より具体的には、デバイスキャリアを形成する方法600は、プリント回路基板(PCB)製造を利用して、図26および図27に示されるように、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200をパネル250に形成することを含むことができる。デバイスキャリアを形成する方法600は、ピックアンドプレースアセンブリを実施して、少なくとも1つのデバイス202をパネル250の少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200に配置することを含むことができる。デバイスキャリアを形成する方法600は、パネル250に対してリフロープロセスを実施することを含むことができる。デバイスキャリアを形成する方法600は、ウェハ、PCB、またはパッケージソーイング装置などの切断装置を利用してパネル250を切断して、パネル250から少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200を個片化することを含むことができ、こうすることには、パッケージ100への次の組み立て作業のためのダイアタッチ装置に直接ロードできる、リングフレーム上のダイシングテープに少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200を配置できるという利点があり得る。
【0108】
図28は、本開示によるパッケージを製作する方法を示す。
【0109】
特に、図28は、本明細書に記載のパッケージ100に関連するパッケージを形成する方法700を示す。パッケージを形成する方法700の諸態様は、本明細書に記載の諸態様と整合性のある別の順序で実行されてもよいことに留意されたい。加えて、パッケージを形成する方法700の一部分は、本明細書に記載の態様と整合性のある別の順序で実行されてもよいことに留意されたい。さらに、パッケージを形成する方法700は、本明細書に開示された様々な態様と整合性のあるプロセスが多くなるように、または少なくなるように修正することができる。
【0110】
最初に、パッケージを形成する方法700は、支持体を形成するプロセス702を含むことができる。より具体的には、支持体102は、本明細書に記載のように構築、構成、および/または配置することができる。1つの態様では、支持体を形成するプロセス702は、支持体102を支持体、面、パッケージ支持体、パッケージ面、パッケージ支持体面、フランジ、ヒートシンク、共通ソースヒートシンク、および/または同類のものとして形成することを含むことができる。
【0111】
パッケージを形成する方法700は、少なくとも1つの二次デバイスを形成するプロセス704を含むことができる。より具体的には、少なくとも1つの二次デバイス300は、本明細書に記載のように構築、構成、および/または配置することができる。1つの態様では、少なくとも1つの二次デバイスを形成するプロセス704は、少なくとも1つの二次デバイス300を、能動デバイス、受動デバイス、集積受動デバイス(IPD)、トランジスタデバイス、または同類のものとして形成することを含むことができる。1つの態様では、少なくとも1つの二次デバイスを形成するプロセス704は、少なくとも1つの二次デバイス300を、任意の用途のための任意の電気構成要素として形成することを含むことができる。この関連で、少なくとも1つの二次デバイス300は、高ビデオ帯域幅電力増幅器トランジスタ、単一経路高周波電力トランジスタ、単段高周波電力トランジスタ、多経路高周波電力トランジスタ、多段高周波電力トランジスタ、GaNベース高周波電力増幅器モジュール、横方向拡散金属酸化膜半導体(LDMOS)デバイス、LDMOS高周波電力増幅器モジュール、高周波電力デバイス、超広帯域デバイス、GaNベースデバイス、金属半導体電界効果トランジスタ(MESFET)、金属酸化膜電界効果トランジスタ(MOSFET)、接合電界効果トランジスタ(JFET)、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)、高電子移動度トランジスタ(HEMT)、ワイドバンドギャップ(WBG)半導体、パワーモジュール、ゲートドライバ、構成要素の、汎用ブロードバンド構成要素、テレコム構成要素、Lバンド構成要素、Sバンド構成要素、Xバンド構成要素、Cバンド構成要素、Kuバンド構成要素、衛星通信構成要素、および/または同類のものとすることができる。
【0112】
パッケージを形成する方法700は、デバイスキャリアを形成する方法600を含むことができる。より具体的には、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200は、図25およびその関連する説明を参照して本明細書に記載のように構築、構成、および/または配置することができる。その後、デバイスキャリアを形成する方法600はさらに、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200を支持体102に取り付けることを含むことができる。この関連で、少なくとも1つの表面実装デバイスキャリア200および/または基板204は、本明細書に記載の接着剤、はんだ付け、焼結、共晶接合、超音波溶接、および/または同類のものによって、支持体102の上面106に取り付けることができる。
【0113】
パッケージを形成する方法700は、1つまたは複数の配線を形成するプロセス706を含むことができる。より具体的には、1つまたは複数の配線104は、本明細書に記載のように構築、構成、および/または配置することができる。1つの態様では、1つまたは複数の配線を形成するプロセス706は、1つまたは複数のワイヤ、リード、ビア、縁部めっき、回路トレース、トラック、および/または同類のものを形成することによって1つまたは複数の配線104を形成することを含むことができる。1つの態様では、1つまたは複数の配線を形成するプロセス706は、本明細書に記載の接着剤、はんだ付け、焼結、共晶接合、超音波溶接、クリップ構成要素、および/または同類のものによって、1つまたは複数の配線104を接続することを含むことができる。
【0114】
パッケージを形成する方法700は、パッケージを密閉するプロセス708を含むことができる。より具体的には、パッケージ100は、本明細書に記載のように構築、構成、および/または配置することができる。1つの態様において、パッケージを封入する方法700は、開放キャビティ構造、オーバーモールド構造、または同類のものを形成することを含むことができる。
【0115】
1つまたは複数の態様において、本開示では、トランジスタのごく近傍に高品質係数Qのコンデンサデバイスを実装して、たとえば電力増幅器トランジスタの高ビデオ帯域幅を達成するためのデバイスおよび方法を提示する。トレンチコンデンサまたは同類のものなどのシリコンベースコンデンサは、半導体トランジスタダイのすぐ隣のヒートシンクに取り付けることができるので使用されている。本開示により、セラミック表面実装デバイス(SMD)コンデンサがパッケージ内でトランジスタに近接して取り付けられる使用法が、ダイアタッチの前にコンデンサが取り付けられている基板(たとえば、PCB、LTCC、HTCC、セラミック、ガラス)を使用することによって、可能になる。この関連で、ヒートシンクに装着できる基板があれば、1つまたは複数の異なるコンデンサだけでなく、抵抗器、インダクタ、および同類のものを1つまたは複数の基板に付加することができる。この関連で、シリコンベースコンデンサでは、一般に約30ナノファラッド(nF)の静電容量しか得られないのに対し、本開示に記載のセラミック表面実装デバイス(SMD)コンデンサでは、一般に10マイクロファラッド(μF)の静電容量を得ることができる。したがって、本開示により、値がより大きい静電容量を実現することが可能になる。
【0116】
加えて、両方の端子が下面にあるセラミック表面実装デバイス(SMD)コンデンサは、金属フランジ(ヒートシンク)に装着されると短絡する可能性がある。このようなセラミックコンデンサをヒートシンクに使用できるようにするために、本開示では、たとえばPCBを利用して、一方の端子を、ビアまたは縁部めっきを使用して基板の下面まで配線し、他方の端子を、他方から分離しておきワイヤボンディングパッドを提供するので、トランジスタダイへの接続を行うことができる。対照的に、高品質係数Qを高めるためにトレンチまたはビアを用いるシリコンベースコンデンサを使用して高品質係数Qのコンデンサデバイスを実現しても、μF範囲の容量を達成できるセラミックコンデンサに対して、nF範囲の静電容量しか得られない。1つの態様では、本開示で記述されているように、本開示を実施するためのコスト効率の良い方法は、基板材料としてPCBを使用し、標準的なPCB製造プロセスを用いて小さな基板を作成することであり、この場合、セラミックコンデンサは、はんだペーストもしくはエポキシのプリントスクリーニングまたはディスペンスと、大型パネルでリフロープロセスを通過するアセンブリのピックアンドプレースとを使用して、高容量表面実装デバイス(SMD)ラインにおいて取り付けられる。加えて、ウェーハソー装置を使用してこれらの基板を個片化することができ、こうすることにはまた、パッケージへの次の組み立て作業用のダイアタッチ装置に自動的にロードできる、リングフレーム上のダイシングテープに基板がすでに載っているという利点もある。
【0117】
したがって、本開示では、デバイス同士をすぐ近くに実装してパッケージ全体のより高い性能を達成するためのデバイスおよび方法を開示している。たとえば、高品質係数Qのコンデンサデバイスは付随する二次デバイスに近接して実装される。加えて、本開示は、半導体トランジスタのダイなどの二次デバイスに隣接して接続されたヒートシンクに、キャリアデバイスを利用して取り付けることができるデバイスおよび方法を開示している。さらに、本開示は、より優れた機能、より低いコスト、および/または同様の利点を備えた構成要素を利用するためのデバイスおよび方法を開示している。さらに、本開示は、製造コストの減少をもたらすデバイスおよび方法を開示している。加えて、本開示は、様々な構成要素構造を実装してパッケージコストを低減させ、パッケージ製造コストを低減させ、製造の複雑さを低減させ、歩留まり損失を低減させること、および/または同様のことができる、デバイスおよび方法を開示している。
【0118】
本開示を例示的な態様に関して説明してきたが、本開示が添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲内で修正と共に実施できることが当業者には理解されよう。上で示されたこれらの例は単に例示的なものであり、本開示のすべての実施可能な設計、態様、用途、または修正を網羅的に列挙したものではない。
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