(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-07
(45)【発行日】2024-10-16
(54)【発明の名称】パネルモジュールユニット
(51)【国際特許分類】
G01D 11/24 20060101AFI20241008BHJP
H05K 5/02 20060101ALI20241008BHJP
【FI】
G01D11/24 A
G01D11/24 B
H05K5/02 A
H05K5/02 L
(21)【出願番号】P 2020176427
(22)【出願日】2020-10-21
【審査請求日】2023-09-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000137694
【氏名又は名称】株式会社ミツトヨ
(74)【代理人】
【識別番号】100143720
【氏名又は名称】米田 耕一郎
(72)【発明者】
【氏名】高津 佑平
(72)【発明者】
【氏名】庭野 敦也
【審査官】榮永 雅夫
(56)【参考文献】
【文献】特開昭60-17478(JP,A)
【文献】特開平11-109318(JP,A)
【文献】実公昭52-1318(JP,Y2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01D 11/24
H05K 5/02
G02F 1/133
G02F 1/1333
G02F 1/1334
G02F 1/1339
G02F 1/1341
G02F 1/1347
G09F 9/00 - 9/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パネルモジュールユニットであって、当該パネルモジュールユニットは、当該パネルモジュールユニットの外カバーとなるハウジング部と、前記ハウジング部内に正面側から背面側に順に収容される、第1パネル部品と、第2パネル部品と、中間カバーと、を備え、
前記ハウジング部は、環状の側壁部を有するとともに、正面側から前記第1パネル部品が見えるように正面側に正面開口を有しており、前記正面開口の周囲には額縁が設けられ、
さらに、前記ハウジング部の前記側壁部の内周面には少なくとも1つの固定手段が付設されていて、当該固定手段は、前記ハウジング部内における前記中間カバーの位置を固定する手段であり、
前記第2パネル部品は、前記第1パネル部品と前記中間カバーとの間に収容され、前記第2パネル部品は、前記中間カバーによって間接的にその位置が固定され、前記第2パネル部品には、前記第1パネル部品を背面側から正面側に向けて付勢する付勢手段が設けられ、前記第2パネル部品の外縁には、前記固定手段との干渉を避けるための切り欠きが設けられている
ことを特徴とするパネルモジュールユニット。
【請求項2】
請求項
1に記載のパネルモジュールユニットにおいて、
前記付勢手段は
、前記第2パネル部品に一体的に形成された板バネである
ことを特徴とするパネルモジュールユニット。
【請求項3】
パネルモジュールユニットであって、当該パネルモジュールユニットは、当該パネルモジュールユニットの外カバーとなるハウジング部と、前記ハウジング部内に正面側から背面側に順に収容される、第1パネル部品と、第2パネル部品と、中間カバーと、を備え、
前記ハウジング部は、環状の側壁部を有するとともに、正面側から前記第1パネル部品が見えるように正面側に正面開口を有しており、前記正面開口の周囲には額縁が設けられ、
さらに、前記ハウジング部は、前記中間カバーの位置を固定する少なくとも1つの固定手段を有し、
前記第2パネル部品は、前記第1パネル部品と前記中間カバーとの間に収容され、前記第2パネル部品は、前記中間カバーによって間接的にその位置が固定され、前記第2パネル部品には、前記第1パネル部品を背面側から正面側に向けて付勢する付勢手段が設けられ、
前記付勢手段は、前記第2パネル部品に一体的に形成された板バネであり、前記第2パネル
部品の外縁寄りに外縁に沿ったスリットが形成されることによって細幅の前記板バネが形成されている
ことを特徴とするパネルモジュールユニット。
【請求項4】
パネルモジュールユニットであって、当該パネルモジュールユニットは、当該パネルモジュールユニットの外カバーとなるハウジング部と、前記ハウジング部内に正面側から背面側に順に収容される、第1パネル部品と、第2パネル部品と、中間カバーと、を備え、
前記ハウジング部は、環状の側壁部を有するとともに、正面側から前記第1パネル部品が見えるように正面側に正面開口を有しており、前記正面開口の周囲には額縁が設けられ、
さらに、前記ハウジング部は、前記中間カバーの位置を固定する少なくとも1つの固定手段を有し、
前記第2パネル部品は、前記第1パネル部品と前記中間カバーとの間に収容され、前記第2パネル部品は、前記中間カバーによって間接的にその位置が固定され、前記第2パネル部品には、前記第1パネル部品を背面側から正面側に向けて付勢する付勢手段が設けられ、
前記付勢手段は
、前記第2パネル部品に別体として付設されて形成された板バネである
ことを特徴とするパネルモジュールユニット。
【請求項5】
請求
項4に記載のパネルモジュールユニットにおいて、
前記第2パネル部品に金属製の板バネが付設されている
ことを特徴とするパネルモジュールユニット。
【請求項6】
請求
項4または請求
項5に記載のパネルモジュールユニットにおいて、
前記付勢手段は
、弾性を有する薄板材料が略コ字状に折り曲げられて形成された板バネであって、略コ字状のコの内側に前記第2パネル部品を受け入れるように前記第2パネル部品の外縁部に設けられている
ことを特徴とするパネルモジュールユニット。
【請求項7】
パネルモジュールユニットであって、当該パネルモジュールユニットは、当該パネルモジュールユニットの外カバーとなるハウジング部と、前記ハウジング部内に正面側から背面側に順に収容される、第1パネル部品と、第2パネル部品と、中間カバーと、を備え、
前記ハウジング部は、環状の側壁部を有するとともに、正面側から前記第1パネル部品が見えるように正面側に正面開口を有しており、前記正面開口の周囲には額縁が設けられ、
さらに、前記ハウジング部は、前記中間カバーの位置を固定する少なくとも1つの固定手段を有し、
前記第2パネル部品は、前記第1パネル部品と前記中間カバーとの間に収容され、前記第2パネル部品は、前記中間カバーによって間接的にその位置が固定され、前記第2パネル部品には、前記第1パネル部品を背面側から正面側に向けて付勢する付勢手段が設けられ、
前記第1パネル部品は表示パネルであり、
前記第2パネル部品と前記中間カバーとの間に、電子プリント基板が配設され、
前記表示パネルと前記電子プリント基板とは前記第2パネル部品を貫通するように設けられたコネクタによって電気的に接続されているとともに、前記コネクタが前記表示パネルを正面側に押す押圧手段となっている
ことを特徴とするパネルモジュールユニット。
【請求項8】
請求
項7に記載のパネルモジュールユニットにおいて、
前記第2パネル部品は、バックライトモジュールである
ことを特徴とするパネルモジュールユニット。
【請求項9】
請求項1
から請求項8のいずれかに記載のパネルモジュールユニットにおいて、
前記固定手段は、前記ハウジング部の前記額縁からは背面側に離間する位置において、前記側壁部の内周面から前記ハウジング部の内側に向けて突設して凸形状に設けられたボスである
ことを特徴とするパネルモジュールユニット。
【請求項10】
請求項1から請求
項9のいずれかに記載のパネルモジュールユニットを表示部として備えた測定器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パネルモジュールユニットに関する。例えば、測定器に取り付けられる表示パネルモジュールユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル化された小型測定器が多く開発されている。デジタル式の小型測定器は、測定値等の情報をデジタル表示する液晶表示パネル等を有する(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
表示パネルをハウジングの正面側開口に保持するにあたっては、表示パネルの外縁とハウジングの内壁との間にスペースを確保し、このスペースに必要な固定手段を配して、表示パネルの外縁をハウジングに固定する。そして、固定手段や配線等が正面から見えないように、表示パネルの正面側の外縁はハウジングの一部である額縁で覆われる。
ここで、視認性を向上させたり、タッチパネル操作を可能にしたりするため、表示部をできる限り大きくすることが望ましいのはもちろんのことである。したがって、できる限り額縁の幅を狭くすることが望ましい。
【0005】
しかしながら、小型測定器というのは、水や油、塵埃が存在する環境中で使用されることが想定されるので、表示パネルとハウジングとの間は油や塵埃が侵入しないように防護されている必要がある。このため、例えば特許文献1に例示されるように、表示パネルをハウジングに固定する固定手段を配置するスペースの確保が必要であり、狭額縁にして表示部を最大化するという設計が難しかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のパネルモジュールユニットは、
パネルモジュールユニットであって、
当該パネルモジュールユニットは、
当該パネルモジュールユニットの外カバーとなるハウジング部と、
前記ハウジング部内に正面側から背面側に順に収容される、第1パネル部品と、第2パネル部品と、中間カバーと、を備え、
前記ハウジング部は、
環状の側壁部を有するとともに、
正面側から前記第1パネル部品が見えるように正面側に正面開口を有しており、
前記正面開口の周囲には額縁が設けられ、
さらに、前記ハウジング部の前記側壁部の内周面には少なくとも1つの固定手段が付設されていて、当該固定手段は、前記ハウジング部内における前記中間カバーの位置を固定する手段であり、
前記第2パネル部品は、前記第1パネル部品と前記中間カバーとの間に収容され、
前記第2パネル部品は、前記中間カバーによって間接的にその位置が固定され、
前記第2パネル部品には、前記第1パネル部品を背面側から正面側に向けて付勢する付勢手段が設けられている
ことを特徴とする。
【0007】
本発明の一実施形態では、
前記ハウジング部の前記側壁部の内周面に設けられた前記固定手段は、
前記ハウジング部の前記額縁からは背面側に離間する位置において、前記側壁部の内周面から前記ハウジング部の内側に向けて突設して凸形状に設けられたボスである
ことが好ましい。
【0008】
本発明の一実施形態では、
前記第2パネル部品の外縁には、前記固定手段との干渉を避けるための切り欠きが設けられている
ことが好ましい。
【0009】
本発明の一実施形態では、
前記付勢手段は、
前記第2パネル部品に一体的に形成された板バネである
ことが好ましい。
【0010】
本発明の一実施形態では、
前記第2パネルの外縁寄りに外縁に沿ったスリットが形成されることによって細幅の前記板バネが形成されている
ことが好ましい。
【0011】
本発明の一実施形態では、
前記付勢手段は、
前記第2パネル部品に別体として付設されて形成された板バネである
ことが好ましい。
【0012】
本発明の一実施形態では、
前記第2パネル部品に金属製の板バネが付設されている
ことが好ましい。
【0013】
本発明の一実施形態では、
前記付勢手段は、
弾性を有する薄板材料が略コ字状に折り曲げられて形成された板バネであって、略コ字状のコの内側に前記第2パネル部品を受け入れるように前記第2パネル部品の外縁部に設けられている
ことが好ましい。
【0014】
前記第1パネル部品は表示パネルであり、
前記第2パネル部品と前記中間カバーとの間に、電子プリント基板が配設され、
前記表示パネルと前記電子プリント基板とは前記第2パネル部品を貫通するように設けられたコネクタによって電気的に接続されているとともに、前記コネクタが前記表示パネルを正面側に押す押圧手段となっている
ことが好ましい。
【0015】
本発明の一実施形態では、
前記第2パネル部品は、バックライトモジュールである
ことが好ましい。
【0016】
本発明の測定器は、前記パネルモジュールユニットを表示部として備えた測定器である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】デジタル表示式のダイヤルゲージの外観図である。
【
図2】表示パネルモジュールユニットを正面側からみた分解図である。
【
図3】表示パネルモジュールユニットを背面側からみた分解図である。
【
図5】表示パネルモジュールユニットの断面図である。
【
図6】正面開口部から第1ネジボスを見た図である。
【
図7】中間パネルの頂部の拡大図を正面側から見た図である。
【
図8】中間パネルの頂部の拡大図を背面側から見た図である。
【
図9】第2実施形態おける中間パネルを正面側からみた斜視図である。
【
図10】第2実施形態おける中間パネルを背面側からみた斜視図である。
【
図11】第3実施形態に係る表示パネルモジュールユニットを正面側からみた分解図である。
【
図12】第3実施形態に係る表示パネルモジュールユニットを背面側からみた分解図である。
【
図13】第3実施形態に係る表示パネルモジュールユニットの断面図である。
【
図14】バックライトユニットを正面側からみた斜視図である。
【
図15】バックライトユニットを背面側からみた拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。
デジタル表示式のダイヤルゲージ(デジタルインジケータともいう)を例として第1実施形態を説明する。
図1は、デジタル表示式のダイヤルゲージ100の外観図である。
ダイヤルゲージ100は、円筒形の測定器本体部110と、スピンドル120と、表示パネルモジュールユニット200と、を備える。
【0019】
スピンドル120が測定器本体部110を貫通して進退するようになっている。測定器本体部110内にはエンコーダ等の変位検出器(不図示)が内蔵されている。スピンドル120の移動量(または位置)は変位検出器で検出される。そして、スピンドル120の変位量(または位置)に基づく測定値が表示パネルモジュールユニット200に表示されるようになっている。
【0020】
表示パネルモジュールユニット200は、測定器本体部110の正面側に取り付けられる。
図2は、表示パネルモジュールユニット200を正面側からみた分解図である。
図3は、表示パネルモジュールユニット200を背面側からみた分解図である。
【0021】
表示パネルモジュールユニット200は、ハウジング部210と、表示パネル(第1パネル部品)250と、中間パネル(第2パネル部品)300と、電子プリント基板400と、中間カバー500と、を備える。
【0022】
表示パネル(第1パネル部品)250と、中間パネル(第2パネル部品)300と、電子プリント基板400と、中間カバー500と、は、この順に、ハウジング部210に収容される。
【0023】
ハウジング部210は、全体的には両端が開口した短円筒形状である。ここでは、ハウジング部210は、円であるが、楕円、矩形、その他多角形であってもよい。
ハウジング部210は、環状側壁部220と、正面壁部230と、を有する。
環状側壁部220は、両端が開口した短円筒形状である。環状側壁部220の正面側に正面壁部230が設けられている。環状側壁部220と正面壁部230とは別体でもよいし、環状側壁部220と正面壁部230とを一体的にハウジング部210として成形してもよい。
【0024】
正面壁部230には正面開口部231が設けられている。すなわち、ハウジング部210は、その正面側からみたとき、半円よりも大きな領域が開口部となっている。言い換えると、ハウジング部210は、その正面側からみたとき、左右方向の直径のラインよりもやや下のラインから上方がすべて開口部となっている。この正面壁部230に設けられた開口部を正面開口部231とする。
【0025】
正面開口部231と環状側壁部220との間には狭い額縁232が設けられている。具体的にいうと、正面壁部230において、左右方向の直径のラインよりもやや下のラインから上方において、正面開口部231と環状側壁部220との間には狭い額縁232が設けられている。言い換えると、額縁232とは、正面壁部230において、正面開口部231の外縁に沿って残余した面のことである。
【0026】
また、正面壁部230において、正面開口部231の下方には、3つのボタン挿入口234が設けられている。
【0027】
図4は、ハウジング部210の背面図である。
図3、
図4において、ハウジング部210を背面側からみると、額縁232の背面が表われている。額縁232の背面部が表示パネル(第1パネル部品)250を受け止めるストッパを兼ねている。額縁232の背面は平坦面に仕上げられており、表示パネル250の外縁部と隙間無く全体的に密接するようになっている。
【0028】
ここで、額縁232の幅は広くてもよいが、本発明の趣旨からいうと、額縁232をできるだけ狭くして、表示可能領域をできる限り大きくしたい。例えば、額縁232の幅は、10mm以下、さらには、5mm~8mm、さらには、より狭い方が好ましいので、3mm~5mm程度にしてもよい。詳しくは後述するが、本実施形態では、額縁232はストッパとなっていればよいので、3mm~5mm程度とすることは可能である。これにより、正面壁部230のほとんどの領域を表示部とすることが可能となり、小型測定器であっても大画面表示を可能とする。
【0029】
図4のハウジング部210の背面図に表われるように、ハウジング部210の内側には、3つのネジボスが設けられている。
ハウジング部210の背面図において、環状側壁部220の内周に沿って120度間隔で3つのネジボスが設けられている。いま、
図4のハウジング部210の背面図において、上にあるネジボスから反時計回りの順に第1ネジボス221、第2ネジボス235、第3ネジボス236と称することにする。
【0030】
まず、第2ネジボス235と第3ネジボス236とは、正面壁部230の背面に立設されたネジボスである。
【0031】
さて、第1ネジボス221は、正面壁部230の背面ではなく、環状側壁部220の内周面に設けられている。
図5は、表示パネルモジュールユニット200の断面図である。
また、
図6は、正面開口部231から第1ネジボス221を見た図である。
図5、
図6に表われるように、第1ネジボス221は、ハウジング部210の正面壁部230から背面側に離間する位置において、ハウジング部210の内側に向けて突設するように環状側壁部220の内周面に凸状に設けられている。
【0032】
正面壁部230と第1ネジボス221との距離(正面壁部230の背面と第1ネジボス221の背面側端面との距離)は、厳密に設計、加工されなければならない。この距離は、表示パネル250、中間パネル600、電子プリント基板400、および、中間カバー500の厚みとの兼ね合いできまってくる。正面壁部230と第1ネジボス221との距離は、ハウジング部210の内部に、表示パネル250、中間パネル300、電子プリント基板400、および、中間カバー500を収納したときに、正面壁部230の背面と中間カバー500の正面との間に表示パネル250、中間パネル300および電子プリント基板400が収まり、かつ、少し隙間が残る程度になっている。前記少しの隙間は、後述の付勢手段によって解消され、表示パネル250、中間パネル300および電子プリント基板400にガタツキが生じることはない。
この点は後述する。
【0033】
第1ネジボス221の正面側端面222は、傾斜面になっている。具体的には、第1ネジボス221の正面側端面222は、環状側壁部220から離れるにしたがって背面側に傾斜している。これは、表示パネル250をハウジング部210の背面側開口から差し入れるときに、表示パネル250を少し傾けるだけで第1ネジボス221を回避できるようにするための組み立て上の工夫である。
【0034】
次に表示パネル250を説明する。
表示パネル250としては例えば液晶表示パネル250を採用できる。表示パネル250としては、有機ELパネルでもよい。この場合、必須ではないが、可撓性のフィルム等よりは、ガラスやプラスチック等の基板の上に表示素子を形成しておくことが好ましい。表示パネル250の大きさや形状は正面開口部231の形状に適合したものである。ここでは、円の直径よりやや下のラインをカットしたような形状になっている。表示パネル250の正面において、外縁に沿って一周するように設けられた縁取り部251が設けられている。縁取り部251は、額縁232の背面に密接するように平坦面に仕上げられている。
【0035】
図3に表われるように、表示パネル250の背面において、下縁のラインに沿って、表示素子と導通をとるための端子列252が設けられている。また、表示パネル250の頂部(下縁のラインから最も遠い箇所)を少し直線状にカットしたようになっている。これは、表示パネル250の縁と環状側壁部220の内周とが点で当たらないで線で当たるようにするための工夫である。
【0036】
次に、中間パネル300を説明する。
中間パネル300は、ハウジング部210の環状側壁部220の内側に適合した大きさと形状であり、ここでは、円板状の板材である。中間パネル300の材質としては、プラスチック(合成樹脂)としてもよい。中間パネル300をプラスチック(合成樹脂)とすれば、コストメリットが高い。あるいは、中間パネル300の材質を金属(純金属あるいは合金)としてもよい。中間パネル300を金属とすれば、電磁シールドとしても機能することが期待できる。
【0037】
中間パネル300の円の直径よりやや下のラインには直線状のスリット310が設けられており、このスリット310の位置は、表示パネル250の端子列252の位置に対応している。このスリット310をコネクタ用スリット310と称することにする。中間パネル300の頂部(コネクタ用スリット310から径方向に最も遠い箇所)において、切り欠き(U字のノッチ)が設けられている。このノッチを第1ノッチ311とする。
【0038】
第1ノッチ311は、中間パネル300をハウジング部210の内側に収納するときに、中間パネル300が第1ネジボス221と干渉せずにすり抜けるようにするための組み立て上の工夫である。
また、中間パネル300において頂部を0度としたとき、120度、240度の位置に第2ノッチ331、第3ノッチ332が設けられている。第2ノッチ331、第3ノッチ332は、第2ネジボス235および第3ネジボス236が中間パネル300を通過するためのノッチである。
【0039】
図7は、中間パネル300の頂部の拡大図を正面側から見た図である。
図8は、中間パネル300の頂部の拡大図を背面側から見た図である。
第1ノッチ311の両側に2つの板バネ(付勢手段)320が形成されている。板バネ320は、中間パネル300の外縁に沿った細幅の線材部として中間パネル300に一体的に形成されている。中間パネル300の外縁部に略L字にスリット321を入れることによって、先端が中間パネル300から分離し、基端が中間パネル300に連続した細幅の線部材ができる。このようにしてできた線部材の先端の正面側に凸状の突起部322を設けておく。この突起部322は、表示パネル250を背面から正面に向けて押すので、押圧突起部322と称することにする。この押圧突起部322の高さを適切に設計しておく。すなわち、ハウジング部210の内部に、表示パネル250、中間パネル300、電子プリント基板400、および、中間カバー500を収納したときに、板バネ320の付勢力が表示パネル250を正面壁部230の背面に押しつける程度に押圧突起部322の高さを設計しておく。
【0040】
なお、押圧突起部322の位置を中間パネル300の最外縁部よりも少し内側にすることと、板バネ320の強度を調整する目的で、
図7のように、板バネ320に対応する領域で中間パネル300の外縁部を少し凹ませておくとよい。また、
図8に表われるように、中間パネル300の背面において、板バネ320に対応する領域を少し凹ませて薄肉化しておくとよい。
【0041】
電子プリント基板400は、既存の電子プリント基板で、表示制御回路、外部出力用コネクタ410、ボタン接点420等が搭載されている。
図2中では、詳細な配線は省略しているが、電子プリント基板400の正面側にはライン状の端子列440が設けられている。表示パネル250の背面の端子列252と電子プリント基板400の正面の端子列440との間にコネクタ部材430が挟まれる。このコネクタ部材430により電子プリント基板400と表示パネル250とが電気的に接続される。電子プリント基板400の頂部(0度)、120度、240度の位置にノッチが設けられている。
【0042】
中間カバー500は、ハウジング部210の環状側壁部220の内側に適合した大きさと形状であり、ここでは、円板状の板材である。
表示パネルモジュールユニット200の強度を確保するため、中間カバー500の正面側に格子状のリブが設けられている。中間カバー500の頂部(0度)、120度、240度の位置には、貫通孔510が設けられている。3つの貫通孔510は、第1ネジボス221、第2ネジボス235、第3ネジボス236にそれぞれ対応している。3つの貫通孔510には、背面側から止めネジ520が挿入される。
【0043】
例えば
図3に表われるように、中間カバー500の背面側において3つの貫通孔510の周囲にはザグリとしての浅穴が設けられている。また、
図2に表われるように、中間カバー500の正面側において3つの貫通孔510の周囲には、第1ネジボス221、第2ネジボス235、第3ネジボス236をそれぞれ受け入れるように浅穴が設けられている。なお、浅穴において中間カバー500の外縁側は開口している。
【0044】
表示パネルモジュールユニット200のその他の構成について簡略に説明を加えておく。
ハウジング部210の下方側面から電池のカートリッジ201を差し込めるようになっている。電池は、電子プリント基板400の背面と中間カバー500の正面との間に保持される。環状側壁部220の内側において、表示パネル250の下側にはボタンユニット202が配設され、ボタン203が正面壁部230のボタン挿入口234から外部に突出する状態でボタンユニット202が正面壁部230と中間パネル300との間に保持される。
【0045】
表示パネルモジュールユニット200の組み立てにあたっては、表示パネル250、ボタンユニット202、中間パネル300、コネクタ部材430、電子プリント基板400および中間カバー500を、この順にハウジング部210に収めていく。表示パネル250については、第1ネジボス221を避けるように少し斜めにしてハウジング部210に差し入れる必要があるが、その他の中間パネル300、電子プリント基板400および中間カバー500は、傾けたりする必要はない。
【0046】
なお、中間パネル300のコネクタ用スリット310にコネクタ部材430を差し込み、表示パネル250の端子列252と電子プリント基板400の端子列440とを接続するようにする。そして、中間カバー500の背面から3つの貫通孔510に止めねじ520を差し込んで、止めねじ520を第1ネジボス221、第2ネジボス235、第3ネジボス236に螺入する。
【0047】
中間カバー500は、第1ネジボス221、第2ネジボス235および第3ネジボス236によるネジ止めによって固定される。中間カバー500の正面側と正面壁部230の背面側との間には、表示パネル250、中間パネル300および電子プリント基板400が挟まれている。このとき、表示パネル250の頂部の背面側において、中間パネル300の板バネ320が表示パネル250をしっかりと正面壁部230に押し付けている。また、表示パネル250の下縁側においては、電子プリント基板400と表示パネル250との間にコネクタ部材430が挟まれ、コネクタ部材430が表示パネル250を正面壁部230に向けて押し付けている。すると、表示パネル250が額縁232に相当する正面壁部230の背面に密接した状態で保持される。
【0048】
本実施形態においては、表示パネル250の頂部をハウジング部210に固定するための第1ネジボス221が表示パネル250の背面側にあり、かつ、表示パネル250を直接的に固定しているのではなく、中間カバー500、電子プリント基板400および中間パネル300を介し、かつ、中間パネル300に設けられた板バネ(付勢手段)320で表示パネル250を押し付ける構造となっている。この構成により、額縁232は、表示パネル250を受け止めるストッパとなればよいので、ストッパとして機能する程度の幅があればよい。もちろん、表示パネル250は、コネクタ部材430と板バネ(付勢手段)740とによってしっかりと額縁232に相当する正面壁部230の背面に押し付けられて密接した状態となるので、油や塵埃の侵入は防がれる。これにより、小型測定器の表示部として好適な狭額縁232の表示パネルモジュールユニット200を実現できた。
【0049】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
第2実施形態の基本的構成は第1実施形態と同様であるが、中間パネルの付勢手段に特徴を有する。
図9は、第2実施形態における中間パネル600を正面側からみた斜視図である。
図10は、第2実施形態における中間パネル600を背面側からみた斜視図である。
中間パネル600は、二枚の板の組み合わせで構成されている。すなわち、中間パネル600は、ベース板610と、バネ薄板620と、で構成されている。
【0050】
ベース板610は、第1実施形態の中間パネル300にほぼ相当するのであるが、次のような違いがある。
コネクタ用スリット310よりも上方において、ベース板610の外縁部には所定の幅をもち、かつ、わずかに径方向に外縁を切り欠くような凹部611が設けられている。凹部611の位置は、後述する板バネ623が設けられる位置に相当している。いま、
図9において、第1ノッチ311の位置を0度としたとき、凹部611は、およそ、10度、45度、100度、260度、315度、350度、の位置に設けられている。(なお、45度と315度の位置の凹部611は、他の位置の凹部611のおよそ二倍の幅がある。)
【0051】
また、中間パネル600において、270度の位置に、矩形の貫通孔612が設けられている。
【0052】
バネ薄板620は、金属製の薄板である。バネ薄板620は、表示パネル250の大きさや形状とほぼ同じになっている。すなわち、バネ薄板620は、表示パネル250にほぼ重なる大きさおよび形状である。ここでは、バネ薄板620は、表示パネル250と同様に、円の直径よりやや下のラインをカットしたような形状になっている。
【0053】
バネ薄板620において、下縁のラインよりも上方において、外縁に沿って一周するように板バネ(付勢手段)が設けられている。バネ薄板620の外縁部に設けられた板バネを外縁板バネ(付勢手段)623と称することにする。
【0054】
外縁板バネ623は、バネ薄板620の外縁部において、10度、45度、100度、260度、315度、350度、の位置に設けられている。外縁板バネ623は、バネ薄板620の外縁部にスリット621を入れることによってバネ薄板620の外縁に沿った細幅の線部材としてバネ薄板620に一体的に形成されている。すなわち、バネ薄板620の外縁部において、径方向の短いスリットと外縁部に沿った長めのスリットとを入れることにより、先端が中間パネル600から分離し、基端が中間パネル600に連続した細幅の線部材ができる。さらに、線部材の先端側が正面側に向けて突き出るように線部材の基端側が折曲されている。
【0055】
また、バネ薄板620において、270度の位置に、内部板バネ624が設けられている。バネ薄板620の270度の位置に略コ字形のスリットが設けられることにより、内部板バネ624がバネ薄板620に一体的に形成されている。内部板バネ624の先端側がバネ薄板620の背面側に突き出るように内部板バネ624の基端側が折曲されている。
【0056】
バネ薄板620は、ベース板610の正面側に組み合わされている。このとき、ベース板610の外周端面において、45度、90度、270度、315度の位置に突起613が設けられている。また、バネ薄板620の45度、90度、270度、315度の位置に孔が設けられている。そして、バネ薄板620の外縁部を背面側に折り曲げられ、孔に突起613をはめて引っ掛けるようにする。
【0057】
組み立ての方法は第1実施形態と同様であるので、重複した説明は割愛する。
【0058】
第2実施形態においては、中間パネル600の外縁部に外周に沿ってほぼ満遍なく付勢手段(外縁板バネ623)が配置されている。したがって、表示パネル250は、コネクタ部材430と外縁板バネ623とによってその外縁部をほぼ満遍なく額縁232となる正面壁部230に押し付けられた状態で保持される。これにより、表示パネル250と額縁232(正面壁部230)との間の隙間は完全に無くなり、ほぼ液密になる。
【0059】
中間パネル600をベース板610とバネ薄板620との二体の組み合わせとしたことにより、付勢手段(外縁板バネ623、内部板バネ624)としては金属等の弾性に富む材料を採用しやすくなる。
【0060】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
第3実施形態の基本的構成は第1実施形態と同様であるが、第3実施形態では、中間パネル300に代えて、バックライトユニット(第2パネル部品)700を搭載している。
図11は、第3実施形態に係る表示パネルモジュールユニット200を正面側からみた分解図である。
図12は、第3実施形態に係る表示パネルモジュールユニット200を背面側からみた分解図である。
図13は、第3実施形態に係る表示パネルモジュールユニット200の断面図である。
また、
図14は、バックライトユニット700を正面側からみた斜視図である。
図15は、バックライトユニット700を背面側からみた拡大図である。
【0061】
図11、
図12において、バックライトユニット700は、電子プリント基板400の正面側に組み合わされている。
図13の断面図に表われるように、バックライトユニット700は、光源(不図示)と、導光板710と、光拡散フィルム720と、バックライトケース730と、を有する。
バックライトケース730の正面側に導光板710が嵌め込まれ、さらに、導光板710の正面側に光拡散フィルム720が貼り合わされている。バックライトユニット700の形状は、表示パネル250の形状に適合したものとなっており、ここでは、正面視において、円の直径よりやや下のラインをカットしたような形状になっている。なお、バックライトケース730の下縁寄りには、コネクタ部材430を挿通するコネクタ用スリット310が設けられている。
【0062】
なお、第1、第2実施形態と同様に、電子プリント基板400の頂部(0度)、120度、240度の位置にノッチが設けられている。
一方、
図15に表われるように、バックライトユニット700の頂部(0度)に相当する位置において、背面側から見たときに浅い凹部701が設けられている。凹部701においてバックライトユニット700(バックライトケース730)の外縁側は開口している。この凹部701は、バックライトユニット700がハウジング部210に収容されたときにバックライトユニット700と第1ネジボス221とが干渉することを回避するための凹部701である。
【0063】
なお、バックライトユニット700の頂部(0度)に凹部701ではなくノッチを設けてもよい。この場合、組み立て時にバックライトユニット700が第1ネジボス221をすり抜けるので、バックライトユニット700を斜めに差し込む手間はなくなる。ただし、バックライトユニット700の頂部(0度)を完全に切り欠いてしまうと、その領域はバックライトが無いことになって表示パネル250の特定の位置(頂部(0度))が若干暗くはなる。
【0064】
付勢手段としての板バネ740がバックライトユニット700の頂部(0度の位置)に設けられている。
板バネ740は、全体的には、弾性を有する薄板材料(金属薄板)が略コ字状に折り曲げられて形成された板バネ740であり、略コ字状のコの内側にバックライトユニット700を受け入れることにより、バックライトユニット700の外縁部に設けられている。
図16は、板バネ740を示す図である。
詳しくいうと、板バネ740は、一枚の金属の折り曲げで成形されているものであって、中央の平板状の連結板部741によって左右のコ字形バネ部742が連結された形状である。連結板部741とコ字形バネ部742との連結部において、バックライトユニット700の外縁の円形に沿うように左右のコ字形バネ部742は同じ方向にわずかに折曲されている。
【0065】
コ字形バネ部742は、正面側の薄板部材である正面板部743と、背面側の薄板部材である背面板部744と、正面板部743と背面板部744とを繋ぐ中間板部745と、を有する。
正面板部743は、表示パネル250の背面を押すための平坦な面である。背面板部744は、電子プリント基板400を背面側に向けて押し、その反力を得るためのバネであり、背面板部744から側方に伸びた腕部746の先端側が背面側に向けて折曲されている。中間板部745の長さは、バックライトユニット700の厚みよりもわずかに長くなるように設計されている。
【0066】
組み立ての方法は、第1実施形態と同様であるから重複した説明は割愛する。
【0067】
第3実施形態によれば、バックライト方式の表示パネルモジュールユニット200においても第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、表示パネル250は、コネクタ部材430と板バネ(付勢手段)740とによってしっかりと額縁232に相当する正面壁部230の背面に押し付けられる。これにより、小型測定器の表示部として好適な狭額縁232の表示パネルモジュールユニット200とすることができる。
【0068】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施形態では、表示パネル250を第1パネル部品とする表示パネルモジュールユニット200を例示したが、パネルモジュールユニットとしては、第1パネル部品が例えばソーラーパネルであってもよい。あるいは、第1パネル部品として、タッチパネル、表示パネル250およびソーラーパネルのうちの一または複数を重ね合わせたものとしてもよい。
【0069】
第1、第2実施形態において、中間パネル(第2パネル部品)300,600に板バネ320、623を形成するにあたって、上記実施形態のスリットの入れ方は一例である。
中間パネル300、600の外周に沿って板バネ320、623を形成する場合には上記実施形態(第1、第2実施形態)に例示したように周方向に沿ったスリット321、621を入れることになる。変形例としては、例えば、スリットを中間パネル300、600の径方向に入れて、板バネ(線部材)が径方向に沿ったものとなっていてもよいだろう。
【0070】
パネルモジュールユニットを正面視したときに円形ではなく、矩形やその他の多角形になっていてもよい。
【0071】
上記実施形態では、ハウジング部210の正面壁部230のうちの一部にボタン203を配置するように比較的大きな面積が残余していたが、正面壁部230のほぼ全面を正面開口部231とし、正面壁部230の外周全体が狭額縁232のみとなっていてもよい。この場合、第2ネジボス235、第3ネジボス236も第1ネジボス221と同様にハウジング部210の環状側壁部220の内周に設けることとすればよい。
また、中間パネルの板バネは、上と下、あるいは、左と右、あるいは、外周全体に満遍なく、配置するようにするとよいだろう。
【0072】
測定器としては、ダイヤルゲージ100に限られず、デジタルノギス、デジタルマイクロメータでもよいことはもちろんである。
また、小型測定器(スモールツール)に限られず、中型(例えばハイトゲージ)、大型(例えば三次元測定機)の測定器であって、表示部を本体部に付設するような場合には本発明のパネルモジュールユニット(表示パネルモジュールユニット)を採用してもよい。
【符号の説明】
【0073】
100…ダイヤルゲージ、
110…測定器本体部、120…スピンドル、
200…表示パネルモジュールユニット(パネルモジュールユニット)、
201…電池カートリッジ、202…ボタンユニット、203…ボタン、
210…ハウジング部、
220…環状側壁部、221…第1ネジボス、222…第1ネジボスの正面側端面、230…正面壁部、231…正面開口部、232…額縁、234…ボタン挿入口、
250…表示パネル(第1パネル部品)、
251…縁取り部、252…端子列、
300…中間パネル(第2パネル部品)、
310…コネクタ用スリット、311…第1ノッチ、320…板バネ(付勢手段)、321…スリット、322…押圧突起部、
400…電子プリント基板、
410…外部出力用コネクタ、420…ボタン接点、430…コネクタ部材、440…端子列、
500…中間カバー、
510…貫通孔、520…止めネジ、
600…中間パネル、
610…ベース板、611…凹部、612…貫通孔、613…突起、620…バネ薄板、621…スリット、623…外縁板バネ(付勢手段)、624…内部板バネ、
700…バックライトユニット(第2パネル部品)、
701…凹部、710…導光板、720…光拡散フィルム、730…バックライトケース、740…板バネ(付勢手段)、
741…連結板部、742…コ字形バネ部、743…正面板部、744…背面板部、745…中間板部、746…腕部