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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-09
(45)【発行日】2024-10-18
(54)【発明の名称】生産管理システム及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/02 20240101AFI20241010BHJP
   G16Y 10/05 20200101ALI20241010BHJP
   G16Y 20/10 20200101ALI20241010BHJP
   G16Y 20/20 20200101ALI20241010BHJP
   G16Y 40/20 20200101ALI20241010BHJP
【FI】
G06Q50/02
G16Y10/05
G16Y20/10
G16Y20/20
G16Y40/20
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021041314
(22)【出願日】2021-03-15
(65)【公開番号】P2022141140
(43)【公開日】2022-09-29
【審査請求日】2024-01-05
(73)【特許権者】
【識別番号】501203344
【氏名又は名称】国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
(74)【代理人】
【識別番号】110004370
【氏名又は名称】弁理士法人片山特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】根本 英子
(72)【発明者】
【氏名】喜田 環樹
【審査官】星野 裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-133716(JP,A)
【文献】特開2009-278958(JP,A)
【文献】特開2005-78238(JP,A)
【文献】特開2019-144935(JP,A)
【文献】特開2018-108671(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G16Y 10/05
G16Y 20/10
G16Y 20/20
G16Y 40/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して相互に接続された第1の端末、第2の端末、第3の端末、及び情報処理装置を備えたシステムであって、
前記第1の端末が、飼料用作物の圃場ごとの生産履歴を示す生産履歴情報を前記情報処理装置に通知し、
前記第2の端末が、前記飼料用作物を含む製品を識別する識別子と、前記製品に含まれる前記飼料用作物を栽培した圃場とを対応付けて前記情報処理装置に通知し、
前記第2の端末が、自装置に接続された装置に、前記識別子を含む識別情報を媒体に格納する指示を出力し、
前記第3の端末が、前記製品に貼付された前記媒体の前記識別情報から前記識別子を特定し、
前記第3の端末が、特定した前記識別子で識別される前記製品に含まれる前記飼料用作物の将来の需要量を示す需要量情報を作成するのに要する入力情報を前記識別子と対応付けて前記情報処理装置に通知し、
前記情報処理装置が、通知された前記入力情報と前記識別子とに基づいて前記需要量情報を作成し、
前記情報処理装置が、通知された前記識別子に対応する前記圃場における前記飼料用作物の生産計画を示す計画情報を、当該圃場に対応した前記生産履歴情報と前記需要量情報とに基づいて作成する、
ことを特徴とする生産管理システム。
【請求項2】
前記生産履歴情報は、収穫前の前記飼料用作物の画像データを含むことを特徴とする請求項1に記載の生産管理システム。
【請求項3】
前記第2の端末は、
前記製品の重量を測定する秤から該重量を取得し、
前記装置に、前記媒体に前記重量を格納する指示を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の生産管理システム。
【請求項4】
前記ネットワークに接続された第4の端末が、
前記製品に貼付された前記媒体の前記識別情報から前記識別子を特定し、
前記製品の運送履歴と前記識別子とを対応付けた運送履歴情報を前記情報処理装置に通知することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の生産管理システム。
【請求項5】
前記第3の端末は、
特定した前記識別情報に対応した前記圃場に係る前記生産履歴情報を前記情報処理装置から取得し、
取得した前記生産履歴情報を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の生産管理システム。
【請求項6】
前記媒体はラベルであり、
前記識別情報は、前記ラベルに印刷された二次元バーコードであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の生産管理システム。
【請求項7】
飼料用作物の圃場ごとの生産履歴を示す生産履歴情報を取得し、
前記飼料用作物を含む製品を識別する識別子を、前記製品に含まれる前記飼料用作物を栽培した圃場と対応付けられた状態で取得し、
前記識別子で識別される前記製品に含まれる前記飼料用作物の将来の需要量を示す需要量情報を作成するのに要する入力情報を、前記識別子と対応付けられた状態で取得し、
取得した前記入力情報と前記識別子とに基づいて前記需要量情報を作成し、
取得した前記識別子に対応する前記圃場における前記飼料用作物の生産計画を示す計画情報を、当該圃場に対応した前記生産履歴情報と前記需要量情報とに基づいて作成する、
処理を行う制御部を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生産管理システム及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、家畜を飼育する畜産農家の大規模化に伴い、家畜に与える国産の飼料用作物が不足する傾向にある。その一方で、輪作の維持や収量の向上のために飼料用作物の生産を希望する国内の耕種農家も増えつつある。このような状況においては、畜産農家が要する飼料用作物を耕種農家が効率的に提供することにより、耕種農家が適切に輪作を維持できるだけでなく、飼料用作物の自給率の向上等も期待できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平10-302105号公報
【文献】特開2019-144935号公報
【文献】国際公開WO2014/178097号公報
【文献】特開2005-251079号公報
【文献】特開2004-133716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、耕種農家は、畜産農家が要する飼料用作物の量を把握できないため、畜産農家の需要に見合った飼料用作物を生産することができず、耕畜が連携して飼料用作物を生産することができない。
【0005】
本発明は、耕畜が連携して飼料用作物を生産できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の生産管理システムは、ネットワークを介して相互に接続された第1の端末、第2の端末、第3の端末、及び情報処理装置を備えたシステムであって、前記第1の端末が、飼料用作物の圃場ごとの生産履歴を示す生産履歴情報を前記情報処理装置に通知し、前記第2の端末が、前記飼料用作物を含む製品を識別する識別子と、前記製品に含まれる前記飼料用作物を栽培した圃場とを対応付けて前記情報処理装置に通知し、前記第2の端末が、自装置に接続された装置に、前記識別子を含む識別情報を媒体に格納する指示を出力し、前記第3の端末が、前記製品に貼付された前記媒体の前記識別情報から前記識別子を特定し、前記第3の端末が、特定した前記識別子で識別される前記製品に含まれる前記飼料用作物の将来の需要量を示す需要量情報を作成するのに要する入力情報を前記識別子と対応付けて前記情報処理装置に通知し、前記情報処理装置が、通知された前記入力情報と前記識別子とに基づいて前記需要量情報を作成し、前記情報処理装置が、通知された前記識別子に対応する前記圃場における前記飼料用作物の生産計画を示す計画情報を、当該圃場に対応した前記生産履歴情報と前記需要量情報とに基づいて作成するシステムである。
【0007】
また、本発明の情報処理装置は、飼料用作物の圃場ごとの生産履歴を示す生産履歴情報を取得し、前記飼料用作物を含む製品を識別する識別子を、前記製品に含まれる前記飼料用作物を栽培した圃場と対応付けられた状態で取得し、前記識別子で識別される前記製品に含まれる前記飼料用作物の将来の需要量を示す需要量情報を作成するのに要する入力情報を、前記識別子と対応付けられた状態で取得し、取得した前記入力情報と前記識別子とに基づいて前記需要量情報を作成し、取得した前記識別子に対応する前記圃場における前記飼料用作物の生産計画を示す計画情報を、当該圃場に対応した前記生産履歴情報と前記需要量情報とに基づいて作成する処理を行う制御部を備えた情報処理装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、耕畜が連携して飼料用作物を生産できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本実施形態に係る生産管理システムのシステム構成図である。
図2図2は、ロールベールとラベルの模式図である。
図3図3(a)は第1の端末の機能構成図であり、図3(b)は第2の端末の機能構成図である。
図4図4(a)は第3の端末の機能構成図であり、図4(b)は第4の端末の機能構成図である。
図5図5は、サーバの機能構成図である。
図6図6(a)は生産履歴情報の模式図であり、図6(b)は画像データが表す画像の模式図である。
図7図7(a)は在庫管理情報の模式図であり、図7(b)は給与履歴情報の模式図である。
図8図8(a)は撮像部が撮像した二次元バーコードの模式図であり、図8(b)は生産履歴情報の表示例を示す模式図であり、図8(c)は生産履歴情報に含まれる画像データが表す画像を表示したときの表示例を示す模式図である。
図9図9は、運送履歴情報の模式図である。
図10図10(a)は需要量情報の模式図であり、図10(b)は計画情報の模式図である。
図11図11は、本実施形態に係る生産管理方法のシーケンス図(その1)である。
図12図12は、本実施形態に係る生産管理方法のシーケンス図(その2)である。
図13図13は、第1~第4の端末のハードウェア構成である。
図14図14は、サーバのハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本実施形態に係る生産管理システムのシステム構成図である。
生産管理システム10は、畜産農家、耕種農家、耕種農家のコントラクタ、及び運送業者の各々が連携して飼料用作物の生産を管理するシステムである。一例として、生産管理システム10は、第1~第4の端末11~14とサーバ15とを有する。
【0011】
このうち、第1の端末11は、耕種農家が管理するスマートフォン等の携帯端末である。耕種農家が生産する飼料用作物は特に限定されない。例えば、耕種農家は、畜産農家が飼育する乳牛の飼料用作物として牧草やトウモロコシを生産する。後述のように、耕種農家は、自身が生産した飼料用作物の生産履歴を第1の端末11に入力する。
【0012】
また、第2の端末12は、耕種農家のコントラクタが管理するPC(Personal Computer)等の計算機であって、秤16及びラベルプリンタ17の各々と接続される。秤16は、牧草等の飼料用作物をシートで包装したロールベール(製品)の質量を計測する。また、ラベルプリンタ17は、ロールベールに貼付するラベルに二次元バーコードを印刷するためのプリンタである。
【0013】
図2は、ロールベールとラベルの模式図である。
図2に示すように、ロールベール1は、ポリエチレン等の樹脂製のシートで飼料用作物を円筒状に梱包することにより飼料用作物をサイレージ化した製品である。
【0014】
そのロールベール1には、ラベルプリンタ17により二次元バーコード2が印刷されたラベル3が添付される。二次元バーコード2は、識別情報の一例であって、複数のロールベール1の各々を識別するシリアル番号をエンコードしたバーコードである。なお、二次元バーコード2にエンコードされたシリアル番号は識別子の一例である。また、ラベル3には、秤16で計測したロールベール1の質量も視認可能な状態で印刷される。
【0015】
イアコーンサイレージ等の国産トウモロコシ飼料は飼料価値が高いため、個数単位での取引ではなく、質量単位での取引が見込まれる。そのため、このようにラベル3に質量を印刷することにより、売り手や買い手がロールベール1の質量を簡単に視認でき、質量単位でロールベール1を取引するのが容易となる。
【0016】
なお、この例ではラベル3に二次元バーコード2を印刷したが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、ラベル3に代えてICタグを用い、そのICタグにシリアル番号をエンコードした識別情報を格納してもよい。この場合は、ラベルプリンタ17に代えてICタグに識別情報を格納する装置を用い、第2の端末12が当該装置に対してICタグに識別情報を格納する指示を出力すればよい。なお、ラベル3とICタグは、識別情報が格納される媒体の一例である。
【0017】
再び図1を参照する。
第3の端末13は、畜産農家が管理するスマートフォン等の携帯端末である。例えば、畜産農家は、耕種農家が生産した飼料用作物を乳牛等の家畜に与えることで家畜を飼育する。
【0018】
第4の端末14は、耕種農家から畜産農家にロールベール1を運送する運送業者が管理するスマートフォン等の携帯端末である。例えば、運送業者は、ロールベール1の運送履歴を第4の端末に入力する。
【0019】
一方、サーバ15は、情報処理装置の一例であって、インターネット等のネットワーク18を介して第1~第4の端末11~14と接続された計算機である。
【0020】
次に、第1~第4の端末11~14とサーバ15の各々の機能構成について説明する。
【0021】
図3(a)は、第1の端末11の機能構成図である。
図3(a)に示すように、第1の端末11は、記憶部21、制御部22、及び撮像部24を有する。このうち、記憶部21は、耕種農家が生産した飼料用作物の生産履歴情報23を記憶する。
【0022】
図6(a)は、生産履歴情報23の模式図である。
生産履歴情報23は、飼料用作物の生産履歴と、飼料用作物を栽培した圃場とを対応付けた情報である。図6(a)の例では、「圃場A」におけるトウモロコシの生産履歴が生産履歴情報23に格納される。生産履歴は、「堆肥散布」等の生産時の作業内容とそれを行った日付とを対応付けた情報である。例えば、「堆肥散布」では、単位面積当たりの堆肥の施用量「85t/10a」と、散布を行った日付「4/23(火)」とが対応付けられて生産履歴情報23に格納される。
【0023】
この例では、「堆肥散布」等の作業を行うたびに、その作業内容、日付、及び圃場の各々を含む生産履歴情報23を作業者が第1の端末11に入力する。
【0024】
なお、生産履歴情報23に、収穫前の飼料用作物の画像データを含めてもよい。
【0025】
図6(b)は、その画像データが表す画像の模式図である。
例えば、作業者が第1の端末11のカメラで収穫前の飼料用作物を撮影すると、第1の端末11はその画像を表す画像データ19を生産履歴情報23に含めて記憶部21に格納する。
【0026】
再び図3(a)を参照する。
制御部22は、第1の端末11の各部を制御する処理部であって、受付部25と通知部26とを有する。
【0027】
受付部25は、作業者から生産履歴情報23の入力を受け付ける処理部である。通知部26は、ネットワーク18を介してサーバ15に生産履歴情報23を通知する処理部である。
【0028】
撮像部24は、圃場で生育中の飼料用作物を撮像し、その飼料用作物の画像を表す画像データ19(図6(b)参照)を生産履歴情報23に含めて記憶部21に格納する。
【0029】
図3(b)は、第2の端末12の機能構成図である。
図3(b)に示すように、第2の端末12は、自装置の各部を制御する制御部31を備える。一例として、制御部31は、決定部32、取得部33、通知部34、及び出力部35を有する。
【0030】
このうち、決定部32は、二次元バーコード2が示すシリアル番号をロールベール1ごとに決定する。
【0031】
取得部33は、秤16からロールベール1の重量を取得する処理部である。通知部34は、決定部32が決定したロールベール1のシリアル番号と、そのロールベール1を栽培した圃場とを対応付けてサーバ15に通知する処理部である。なお、ロールベール1を栽培した圃場は、例えばコントラクタの作業者が第2の端末12に入力すればよい。
【0032】
出力部35は、ラベルプリンタ17に、決定部32が決定したシリアル番号をエンコードした二次元バーコード2をラベル3に印刷する指示を出力する処理部である。また、出力部35は、ラベルプリンタ17に、秤16が計測した質量を印刷する指示も出力する。なお、前述のようにラベル3に代えてICタグを用いてもよい。その場合は、出力部35は、ICタグに情報を格納する装置に対して、秤16が計測した質量と、シリアル番号をエンコードした識別情報とをICタグに格納する指示を出力すればよい。
【0033】
図4(a)は、第3の端末13の機能構成図である。
図4(a)に示すように、第3の端末13は、入力部39、記憶部41、制御部42、撮像部44、及び表示部47を有する。
【0034】
このうち、記憶部41は、在庫管理情報48及び給与履歴情報49の各情報を記憶する。
【0035】
図7(a)は、在庫管理情報48の模式図である。
在庫管理情報48は、シリアル番号、入庫日、及び出庫日の各々を対応付けた情報である。このうち、シリアル番号は、ロールベール1に付された二次元バーコード2やICタグが示す番号である。また、入庫日は、畜産農家の倉庫に当該ロールベール1が入庫した日である。そして、出庫日は、当該ロールベール1が消費されて倉庫からなくなった日である。
【0036】
図7(b)は、給与履歴情報49の模式図である。
給与履歴情報49は、家畜に与えた飼料の給与量と日付とを対応付けた情報であって、シリアル番号ごとに作成される。
【0037】
上記の在庫管理情報48及び給与履歴情報49の各情報は、畜産農家の作業者が作成して第3の端末13に入力する。
【0038】
再び図4(a)を参照する。
制御部42は、第3の端末13の各部を制御する処理部であって、通知部40、特定部45、及び取得部46を有する。
【0039】
このうち、通知部40は、在庫管理情報48及び給与履歴情報49の各情報をサーバ15に通知する処理部である。
【0040】
特定部45は、撮像部44が撮像した二次元バーコード2からロールベール1のシリアル番号を特定する処理部である。
【0041】
取得部46は、特定部45が特定したシリアル番号に対応する圃場に係る生産履歴情報23をサーバ15から取得する。一例として、取得部46は、生産履歴情報23の取得要求にシリアル番号を含め、当該取得要求をサーバ15に通知する。そして、取得部46は、その取得要求に対してサーバ15が返した生産履歴情報23を取得する。
【0042】
入力部39は、上記の在庫管理情報48及び給与履歴情報49の各情報の入力を受け付けて記憶部41に格納する処理部である。
【0043】
撮像部44は、ロールベール1に添付されたラベル3の二次元バーコード2を撮像する処理部である。なお、二次元バーコード2に代えてICタグを用いる場合は、ICタグに格納されている識別情報を読み取るリーダを撮像部44に代えて設ければよい。
【0044】
図8(a)は、撮像部44が撮像した二次元バーコード2の模式図である。
【0045】
再び図4(a)を参照する。
表示部47は、取得部46が取得した生産履歴情報23を表示する。
【0046】
図8(b)は、生産履歴情報23の表示例を示す模式図である。
畜産農家の作業者がこの生産履歴情報23を見ることにより、自身が購入したロールベール1の生産履歴を把握することができる。また、例えば飼育用飼料に対する家畜の食いつきが悪くなったときには、生産履歴情報23を辿ってどこの作業に問題があったのかを推定することもできる。
【0047】
なお、表示部47は、生産履歴情報23に含まれる画像データ19が表す画像を表示してもよい。
【0048】
図8(c)は、この場合の表示例を示す模式図である。
畜産農家の作業者がこの画像を見ることにより、生育途中の飼料用作物の状態を把握できる。
【0049】
図4(b)は、第4の端末14の機能構成図である。
図4(b)に示すように、第4の端末14は、記憶部51、制御部52、及び撮像部54を有する。
【0050】
このうち、記憶部51は運送履歴情報53を記憶する。
【0051】
図9は、運送履歴情報53の模式図である。
運送履歴情報53は、二次元バーコード2が示すロールベール1のシリアル番号と、当該ロールベール1の運送履歴とを対応付けた情報である。一例として、運送履歴情報53は、コントラクタからロールベール1が出荷された出荷日、畜産農家にロールベールが納品された納品日、及びシリアル番号の各々を対応付けた情報である。
【0052】
再び図4(b)を参照する。
撮像部54は、二次元バーコード2を撮像する処理部である。なお、二次元バーコード2に代えてICタグを用いる場合は、ICタグに格納されている識別情報を読み取るリーダを撮像部54に代えて設ければよい。制御部52は、第4の端末14の各部を制御する処理部であって、特定部55と通知部56とを有する。
【0053】
このうち、特定部55は、撮像部54が撮像した二次元バーコード2が示すシリアル番号を特定する。通知部56は、ネットワーク18を介してサーバ15に運送履歴情報53をシリアル番号と対応付けて通知すると共に、運送履歴情報53を記憶部51に格納する処理部である。
【0054】
例えば、運送業者がロールベール1を出荷する際には、撮像部54が二次元バーコード2を撮像し、その二次元バーコード2が示すシリアル番号を特定部55が特定する。そして、通知部56は、出荷日としてインターネットから現在日を自動的に取得し、当該出荷日とシリアル番号とを対応付けて運送履歴情報53に格納する。
【0055】
また、納品の際には、撮像部54が二次元バーコード2を撮像し、その二次元バーコード2が示すシリアル番号を特定部55が特定する。そして、通知部56は、納品日としてインターネットから現在日を自動的に取得し、当該納品日とシリアル番号とを対応付けて運送履歴情報53に格納する。
【0056】
図5は、サーバ15の機能構成図である。
図5に示すように、サーバ15は記憶部61と制御部62とを有する。このうち、記憶部61は、生産履歴情報23、需要量情報43、在庫管理情報48、給与履歴情報49、及び運送履歴情報53を記憶する。
図10(a)は、需要量情報43の模式図である。需要量情報43は、畜産農家が将来必要とする飼料用作物の需要量を示す情報であって、飼料用作物ごとにサーバ15が作成する。図10(a)では、トウモロコシについての需要量情報43を例示している。この需要量情報43によれば、2020年に予想されるトウモロコシの需要量は〇〇tである。
【0057】
再び図5を参照する。制御部62は、サーバ15の各部を制御する処理部であって、取得部66、作成部67、及び通知部68を有する。
【0058】
取得部66は、ネットワーク18を介して生産履歴情報23、在庫管理情報48、給与履歴情報49、及び運送履歴情報53の各々を取得し、これらの各情報を記憶部61に格納する処理部である。
【0059】
また、取得部66は、ネットワーク18を介して将来の気象情報を取得してもよい。そのような気象情報としては、気象庁や国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が提供する気温データや日長データ等の予測データがある。
【0060】
作成部67は、前述の需要量情報43を作成し、それを記憶部51に格納する処理部である。更に、作成部67は、生産履歴情報23と需要量情報43とに基づいて、飼料用作物の生産計画を示す計画情報63を作成し、それを記憶部51に格納する。
【0061】
図10(b)は、計画情報63の模式図である。
図10(b)に示すように、計画情報63は、「耕起」や「施肥」等の作業と、その作業を行う予定の日付とを対応付けた情報である。なお、作業の際に圃場に投入する堆肥の散布量や施肥量を計画情報63に格納してもよい。
【0062】
前述のように、第2の端末12は、ロールベール1のシリアル番号と、そのロールベール1を栽培した圃場とを対応付けてサーバ15に通知する。作成部67は、通知された圃場における飼料用作物の生産計画を示す計画情報63を作成する。その作成方法は特に限定されない。例えば、作成部67は、通知された圃場に対応した過去の生産履歴情報23と、当該生産履歴情報23に従って当該圃場で生産された飼料用作物の実際の量との関係を示す機械学習のモデルを作成してもよい。この場合、作成部67は、需要量情報43が示す需要量を機械学習のモデルに入力することで、需要量情報43が示す需要量を得るのに要する日々の作業計画を含む計画情報63を作成する。
【0063】
また、作成部67は、取得部66が取得した将来の気象情報を利用して計画情報63を作成してもよい。一例として、作成部67は、過去の生産履歴情報23、当該生産履歴情報23に従って生産された飼料用作物の実際の量、及び過去の気象情報の相互の関係を示す機械学習のモデルを作成してもよい。この場合は、作成部67は、需要量情報43が示す需要量と、取得部66が取得した将来の気象情報とを機械学習のモデルに入力することで、与えられた将来の気象条件下で需要量情報43が示す需要量を得るのに要する日々の作業計画を含む計画情報63を作成する。
【0064】
再び図5を参照する。
通知部68は、作成部67が作成した計画情報63を第1の端末11に通知する処理部である。また、通知部68は、第3の端末13の取得部46から生産履歴情報23の取得要求があったときに、その取得要求に含まれるシリアル番号に対応した圃場に係る生産履歴情報23を第3の端末13に通知する。
【0065】
次に、本実施形態に係る生産管理方法について説明する。
【0066】
図11図12は、本実施形態に係る生産管理方法のシーケンス図である。
まず、第1の端末11の受付部25が耕種農家の作業者から生産履歴情報23の入力を受け付け(ステップS1)、通知部26がサーバ15に生産履歴情報23を通知する(ステップS2)。
【0067】
次いで、耕種農家において飼育用作物が収穫された後に、コントラクタの作業者が飼育用作物をシートで包装してロールベール1を作成する(ステップS3)。
【0068】
次に、第2の端末12の決定部32がロールベール1のシリアル番号を決定する(ステップS4)。その後、第2の端末12の通知部34が、ロールベール1のシリアル番号と、そのロールベール1を栽培した圃場とを対応付けてサーバ15に通知する(ステップS5)。
【0069】
続いて、コントラクタの作業者がロールベール1を秤16に乗せ、秤16が計測したロールベール1の質量を第2の端末12の取得部33が取得する(ステップS6)。
【0070】
次いで、第2の端末12の出力部35が、ラベルプリンタ17に、ステップS4で決定したシリアル番号をエンコードした二次元バーコード2をラベル3に印刷する指示を出力する(ステップS7)。このとき、出力部35は、ステップS6で取得したロールベール1の質量を印刷する指示もラベルプリンタ17に出力する。
【0071】
次に、これらの指示を受けたラベルプリンタ17が、ロールベール1の質量と二次元バーコード2とをラベル3に印刷する(ステップS8)。なお、ラベル3に代えてICタグを用いてもよい。
【0072】
次いで、コントラクタの作業者が、ロールベール1にラベル3を貼付する(ステップS9)。ラベル3に代えてICタグを用いる場合は、作業者はロールベール1にICタグを貼付する。
【0073】
ここまでのステップにより、コントラクタがロールベール1を出荷する準備を終えたことになる。
【0074】
次に、ロールベール1の出荷の際に、運送業者が管理する第4の端末14の撮像部54が二次元バーコード2を撮像し、その二次元バーコード2が示すシリアル番号を特定部55が特定する(ステップS10)。
【0075】
次いで、第4の端末14の通知部56が、出荷日として現在日が設定された運送履歴情報53をサーバ15に通知する(ステップS11)。例えば、通知部56は、インターネットから出荷日として現在日を取得し、ステップS10で特定したシリアル番号とその出荷日とを対応付けた運送履歴情報53をサーバ15に通知する。
【0076】
続いて、畜産農家へのロールベール1の納品の際に、運送業者が管理する第4の端末14の撮像部54が二次元バーコード2を撮像し、その二次元バーコード2が示すシリアル番号を特定部55が特定する(ステップS12)。
【0077】
次に、第4の端末14の通知部56が、納品日として現在日が設定された運送履歴情報53をサーバ15に通知する(ステップS13)。例えば、通知部56は、インターネットから納品日として現在日を取得し、ステップS12で特定したシリアル番号とその納品日とを対応付けた運送履歴情報53をサーバ15に通知する。
【0078】
これにより、シリアル番号、出荷日、及び納品日の各々を含む運送履歴情報53をサーバ15が管理できるようになる。なお、畜産農家が管理する第3の端末13がサーバ15に対して運送履歴情報53の取得を要求し、その要求に応じてサーバ15が第3の端末13に運送履歴情報53を通知してもよい。これにより、畜産農家が、自身が購入したロールベール1の運送履歴を把握できる。
【0079】
次いで、畜産農家の作業者が、納品されたロールベール1の生産履歴を調べるために第3の端末13でバーコード2を撮影し、これを契機として特定部45がロールベール1に貼付されたバーコード2が示すシリアル番号を特定する(ステップS14)。
次に、第3の端末13の取得部46が、生産履歴情報23の取得要求にシリアル番号を含めて当該取得要求をサーバ15に通知する(ステップS15)。
【0080】
この時点では、ステップS5においてシリアル番号と圃場とが対応付けられているため、ステップS15で通知されたシリアル番号に対応する圃場をサーバ15は特定できる。そこで、サーバ15の通知部68が、ステップS15で通知されたシリアル番号に対応した圃場を特定し、その圃場に対応した生産履歴情報23を第3の端末13に通知する(ステップS16)。
【0081】
次いで、第3の端末13の取得部46が生産履歴情報23を取得し(ステップS17)、第3の端末13の表示部47がその生産履歴情報23を表示する(ステップS18)。
【0082】
これにより、畜産農家の作業者は、自身が購入したロールベール1に含まれる飼育用作物の生産履歴を知ることができる。
【0083】
次に、第3の端末13の入力部39が在庫管理情報48の入力を受け付け(ステップS19)、通知部40が在庫管理情報48をサーバ15に通知する(ステップS20)。
【0084】
次いで、第3の端末13の入力部39が給与履歴情報49の入力を受け付ける(ステップS21)。そして、通知部40が、給与履歴情報49と、当該給与履歴情報49に対応するシリアル番号とをサーバ15に通知する(ステップS22)。
【0085】
続いて、サーバ15の作成部67が需要量情報43を作成する(ステップS23)。需要量情報43の作成方法は特に限定されない。一例として、サーバ15は、第3の端末13から通知された給与履歴情報43を入力情報として用い、その入力情報に基づいて需要量情報43を生成する。なお、第3の端末13が、サーバ15に対し、搾乳ロボット等が生成した乳量等の生産履歴を示す生産履歴情報と、畜産農家が作成した頭数や乳量等の生産計画を示す生産計画情報とを通知してもよい。この場合は、需要量情報43、生産履歴情報、及び生産計画情報の各々を入力情報として、サーバ15の作成部67が需要量情報43を作成する。
【0086】
次いで、サーバ15の取得部66が、気象庁や国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が提供する将来の気象情報を取得する(ステップS24)。
【0087】
次に、サーバ15の作成部67が、生産履歴情報23と需要量情報43とに基づいて、ステップS5で通知されたシリアル番号に対応する圃場における飼料用作物の生産計画を示す計画情報63を作成する(ステップS25)。なお、生産履歴情報23と需要量情報43に加えて、ステップS24で取得した気象情報を用いて作成部67が計画情報63を作成してもよい。
【0088】
次いで、サーバ15の通知部68が、第1の端末11に計画情報63を通知する(ステップS26)。
【0089】
以上により、本実施形態に係る生産管理方法の基本的な処理を終える。
【0090】
上記した本実施形態によれば、サーバ15が、ステップS15で通知されたシリアル番号に対応する圃場における飼料用作物の生産計画を示す計画情報63を、生産履歴情報23と需要量情報43とに基づいて作成する(ステップS26)。その計画情報63に基づいて耕種農家が飼料用作物を栽培することで、畜産農家のニーズに見合った飼料用作物を耕種農家が生産でき、耕畜が連携して飼料用作物を生産することが可能となる。
【0091】
しかも、本実施形態では、シリアル番号をエンコードした二次元バーコード2をロールベール1に付す。そのため、第3の端末13が、二次元バーコード2からシリアル番号を特定でき、そのシリアル番号と給与量とを対応付けた給与履歴情報49を畜産農家の作業者が作成できる。同様に、畜産農家の作業者は、第3の端末13が特定したシリアル番号13、入庫日、及び出庫日の各々を対応付けた在庫管理情報48も作成できる。
【0092】
更に、二次元バーコード2は、人間が目視しただけではその内容を把握できないため、二次元バーコード2が示すシリアル番号を他人が特定し難いという点でセキュリティの面でも安全である。二次元バーコード2が印刷されたラベル3に代えてICタグを用いる場合も同様である。
【0093】
(ハードウェア構成)
図13は、第1~第4の端末11~14のハードウェア構成である。
【0094】
図13に示すように、第1~第4の端末11~14は、記憶装置71、メモリ72、プロセッサ73、カメラ74、通信インターフェース75、タッチパネル76、及び媒体読取装置77を有する。これらの各部は、バス79により相互に接続される。
【0095】
このうち、記憶装置71は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性のストレージであって、本実施形態に係る端末用生産管理プログラム100を記憶する。
【0096】
なお、端末用生産管理プログラム100をコンピュータが読み取り可能な記録媒体78に記録し、媒体読取装置77を介してプロセッサ73にその端末用生産管理プログラム100を読み取らせるようにしてもよい。
【0097】
そのような記録媒体78としては、例えばCD-ROM(Compact Disc Read only memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の物理的な可搬型記録媒体がある。また、フラッシュメモリ等の半導体メモリやハードディスクドライブを記録媒体78として使用してもよい。これらの記録媒体78は、物理的な形態を持たない搬送波のような一時的な媒体ではない。
【0098】
更に、公衆回線、インターネット、及びLAN(Local Area Network)等に接続された装置に端末用生産管理プログラム100を記憶させてもよい。その場合は、プロセッサ73がその端末用生産管理プログラム100を読み出して実行すればよい。
【0099】
一方、メモリ72は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等のようにデータを一時的に記憶するハードウェアであって、その上に端末用生産管理プログラム100が展開される。
【0100】
プロセッサ73は、第1~第4の端末11~14の各部を制御するCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphical Processing Unit)等のハードウェアである。また、プロセッサ73は、メモリ72と協働して端末用生産管理プログラム100を実行する。
【0101】
このようにメモリ72とプロセッサ73とが協働して端末用生産管理プログラム100を実行することにより、第1~第4の端末11~14のそれぞれの制御部22、31、42、52が実現される。
【0102】
カメラ74は、二次元バーコード2を撮像するためのCOMOSイメージセンサやCCD等のハードウェアである。カメラ74により、撮像部24、44、54が実現される。
【0103】
更に、通信インターフェース75は、第1~第4の端末11~14をネットワーク18に接続するためのNIC(Network Interface Card)等のハードウェアである。
【0104】
タッチパネル76は、各種の情報を表示する表示デバイスと、各種の情報を入力する入力デバイスとを兼ねたハードウェアである。このタッチパネル76により、図4(a)の入力部39と表示部47とが実現される。
【0105】
媒体読取装置77は、記録媒体78を読み取るためのCDドライブ、DVDドライブ、及びUSBインターフェース等のハードウェアである。
【0106】
図14は、サーバ15のハードウェア構成図である。
図14に示すように、サーバ15は、記憶装置81、メモリ82、通信インターフェース83、及びプロセッサ84を有する。これらの各部は、バス87により相互に接続される。
【0107】
このうち、記憶装置81は、HDDやSSD等の不揮発性のストレージであって、本実施形態に係るサーバ用生産管理プログラム110を記憶する。
【0108】
なお、サーバ用生産管理プログラム110をコンピュータが読み取り可能な記録媒体86に記録し、媒体読取装置85を介してプロセッサ84にそのサーバ用生産管理プログラム110を読み取らせるようにしてもよい。
【0109】
そのような記録媒体86としては、例えばCD-ROM、DVD、及びUSBメモリ等の物理的な可搬型記録媒体がある。また、フラッシュメモリ等の半導体メモリやハードディスクドライブを記録媒体86として使用してもよい。これらの記録媒体86は、物理的な形態を持たない搬送波のような一時的な媒体ではない。
【0110】
更に、公衆回線、インターネット、及びLAN(Local Area Network)等に接続された装置にサーバ用生産管理プログラム110を記憶させてもよい。その場合は、プロセッサ84がそのサーバ用生産管理プログラム110を読み出して実行すればよい。
【0111】
一方、メモリ82は、DRAM等のようにデータを一時的に記憶するハードウェアであって、その上にサーバ用生産管理プログラム110が展開される。
【0112】
通信インターフェース83は、サーバ15をネットワーク18に接続するためのNIC等のハードウェアである。
【0113】
プロセッサ84は、サーバ15の各部を制御するCPUやGPU等のハードウェアである。また、プロセッサ84は、メモリ82と協働してサーバ用生産管理プログラム110を実行する。
【0114】
このようにメモリ82とプロセッサ84とが協働してサーバ用生産管理プログラム110を実行することにより、サーバ15の制御部62が実現される。
【0115】
媒体読取装置85は、記録媒体86を読み取るためのCDドライブ、DVDドライブ、及びUSBインターフェース等のハードウェアである。
【0116】
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
【符号の説明】
【0117】
1…ロールベール、2…二次元バーコード、3…ラベル、10…生産管理システム、11~14…第1~第4の端末、15…サーバ、16…秤、17…ラベルプリンタ、18…ネットワーク、19…画像データ、21…記憶部、22…制御部、23…生産履歴情報、24…撮像部、25…受付部、26…通知部、31…制御部、32…決定部、33…取得部、34…通知部、35…出力部、39…入力部、40…通知部、41…記憶部、42…制御部、43…需要量情報、44…撮像部、45…特定部、46…取得部、47…表示部、48…在庫管理情報、49…給与履歴情報、51…記憶部、52…制御部、53…運送履歴情報、54…撮像部、55…特定部、56…通知部、61…記憶部、62…制御部、63…計画情報、66…取得部、67…作成部、68…通知部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14