(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-21
(45)【発行日】2024-10-29
(54)【発明の名称】研削装置
(51)【国際特許分類】
H01L 21/304 20060101AFI20241022BHJP
B24B 49/04 20060101ALI20241022BHJP
B24B 7/04 20060101ALI20241022BHJP
B23Q 17/20 20060101ALI20241022BHJP
【FI】
H01L21/304 631
B24B49/04 Z
B24B7/04 A
B23Q17/20 A
(21)【出願番号】P 2020145969
(22)【出願日】2020-08-31
【審査請求日】2023-06-29
(73)【特許権者】
【識別番号】000134051
【氏名又は名称】株式会社ディスコ
(74)【代理人】
【識別番号】110001014
【氏名又は名称】弁理士法人東京アルパ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】現王園 二郎
【審査官】宮久保 博幸
(56)【参考文献】
【文献】実開平03-036761(JP,U)
【文献】特開2009-072851(JP,A)
【文献】特開2020-049593(JP,A)
【文献】特開2015-102365(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/304
B24B 49/04
B24B 7/04
B23Q 17/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
保持面にウェーハを保持するチャックテーブルと、環状の研削砥石が先端に装着されたスピンドルが回転可能に支持されたスピンドルユニットを備え該研削砥石を用いて該ウェーハを研削する研削手段と、該研削手段を該保持面に垂直な研削送り方向に研削送りする研削送り手段と、該保持面の高さを測定する第1ハイトゲージと、該保持面に保持されたウェーハの上面の高さを測定する第2ハイトゲージと、該第1ハイトゲージによって測定された該保持面の高さと該第2ハイトゲージにより測定されたウェーハの上面の高さとの差をウェーハ厚みとして算出する算出部とを備える研削装置であって、
該第1ハイトゲージと該第2ハイトゲージとが該研削手段に配置され
、
該第1ハイトゲージの第1測定点と該第2ハイトゲージの第2測定点とは、該研削砥石の外側面に沿って配置され、該第2測定点は、該研削砥石がウェーハを研削する加工領域の近傍に配置された研削装置。
【請求項2】
該研削手段は、該スピンドルの下部分を露出させる開口を有し該スピンドルユニットを支持する支持板と、該支持板の外周から立設する側板とからなるホルダを備え、
該側板に該第1ハイトゲージと該第2ハイトゲージとが配置された請求項1記載の研削装置。
【請求項3】
該研削送り手段によって該保持面に接近する方向に該研削手段を下降させたときに、
該ウェーハに該研削砥石が接触する前に、該第1ハイトゲージが該保持面の高さを測定するとともに、該第2ハイトゲージが該ウェーハの上面の高さを測定する請求項1記載の研削装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、研削装置に関する。
【背景技術】
【0002】
チャックテーブルの保持面に保持されたウェーハを研削する研削装置は、特許文献1及び特許文献2に開示のように、保持面の高さを測定する第1ハイトゲージと、保持面に保持されたウェーハの上面の高さを測定する第2ハイトゲージと、第1ハイトゲージによって測定された保持面の高さと第2ハイトゲージによって測定されたウェーハの上面の高さとの差をウェーハの厚みとして算出する算出部とを備え、ウェーハの厚みを算出しながら所定の厚みになるまで研削している。
【0003】
例えば、
図5に示すように従来の研削装置に備える第1ハイトゲージ61と第2ハイトゲージ62とは、チャックテーブル2及び研削手段3が配設されるベース10に立設された柱部材70にアーム71を介して支持されている。そのため、第1ハイトゲージ61と第2ハイトゲージ62とは、研削砥石340が接触するウェーハ17の部分である加工領域から離れた位置を測定している。そこで、加工領域付近の高さを測定するために柱から水平方向に延在したアーム71を備えているが、アーム71が長いとアーム71に熱変形等が生じて正確な厚みを測定できなくなると言う問題がある。その対策として、例えば
図6に示すように研削手段3を鉛直方向に研削送りする研削送り手段4が支持されたコラム11にアーム72を備えることでアームを短くすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2008-073785号公報
【文献】特開2019-130607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、アームを短くはすることができたが、アームを備えることによってウェーハの厚みを正確に測定することができないという問題がある。
したがって、研削砥石を用いてウェーハを研削する研削装置には、ウェーハにおける研削砥石が接触して研削される加工領域付近で保持面の高さとウェーハの上面の高さとをより正確に測定するという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、保持面にウェーハを保持するチャックテーブルと、環状の研削砥石が先端に装着されたスピンドルが回転可能に支持されたスピンドルユニットを備え該研削砥石を用いて該ウェーハを研削する研削手段と、該研削手段を該保持面に垂直な研削送り方向に研削送りする研削送り手段と、該保持面の高さを測定する第1ハイトゲージと、該保持面に保持されたウェーハの上面の高さを測定する第2ハイトゲージと、該第1ハイトゲージによって測定された該保持面の高さと該第2ハイトゲージにより測定されたウェーハの上面の高さとの差をウェーハ厚みとして算出する算出部とを備える研削装置であって、該第1ハイトゲージと該第2ハイトゲージとが該研削手段に配置され、該第1ハイトゲージの第1測定点と該第2ハイトゲージの第2測定点とは、該研削砥石の外側面に沿って配置され、該第2測定点は、該研削砥石がウェーハを研削する加工領域の近傍に配置されたた研削装置である。
上記の研削装置が備える該研削手段は、該スピンドルの下部分を露出させる開口を有し該スピンドルユニットを支持する支持板と、該支持板の外周から立設する側板とからなるホルダを備え、該側板に該第1ハイトゲージと該第2ハイトゲージとが配置されたものであることが望ましい。
上記の研削装置は、該研削送り手段によって該保持面に接近する方向に該研削手段を下降させたときに、該ウェーハに該研削砥石が接触する前に、該第1ハイトゲージが該保持面の高さを測定するとともに、該第2ハイトゲージが該ウェーハの上面の高さを測定するものであることが望ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明の研削装置では、ウェーハの上面と研削砥石の下面とが接触する加工領域の近傍に第1測定点と第2測定点とを位置させることができるため、研削加工の開始直後のウェーハの厚みを正確に測定することができ、研削開始直後のウェーハの厚みの細かな変化を認識することができる。
また、ホルダの側板に第1ハイトゲージと第2ハイトゲージとが配設されているため、研削送り手段を用いて研削砥石をウェーハの上面に接近させることによって第1ハイトゲージ及び第2ハイトゲージも下降させることができる。さらに、研削送り手段を用いて研削砥石をウェーハの上面から離間させたときに研削砥石とともに両ハイトゲージがウェーハの上面から離間されるため、メンテナンス作業等の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】ウェーハの研削開始前の研削装置の断面図である。
【
図2】第1測定点と第2測定点と加工領域との水平位置の関係を表す平面図である。
【
図3】ウェーハの研削中の研削装置の断面図である。
【
図4】ウェーハの研削中の研削装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1 研削装置の構成
図1に示す研削装置1は、研削手段3を用いてウェーハ17を研削加工する研削装置である。以下、研削装置1の構成について説明する。
【0010】
研削装置1は、
図1に示すようにY軸方向に延設されたベース10とベース10の+Y方向側に立設されたコラム11とを備えている。
ベース10の上には、チャックテーブル2が配設されている。チャックテーブル2は、ポーラス部材を有する吸引部20と吸引部20を支持する枠体21とを備えている。吸引部20の上面はウェーハ17を保持する保持面200であり、比較的緩やかな円錐面状に形成されている。また、枠体21の上面210は保持面200に面一に形成されている。
【0011】
保持面200には、図示しない吸引源が接続されている。該吸引源を作動させることにより、生み出された吸引力が保持面200に伝達されることとなる。例えば保持面200にウェーハ17が載置されている状態で、該吸引源を作動させて生み出された吸引力を保持面200に伝達させることにより、保持面200にウェーハ17を吸引保持することができる。このとき、ウェーハ17は保持面200の円錐面に沿うようにして保持面200に保持され、保持面200にウェーハ17が保持されている状態ではウェーハの上面170は略円錐面状をなすこととなる。
【0012】
チャックテーブル2は基台23に着脱可能に装着される。基台23は環状の連結部材29に回転可能な状態で支持されており、連結部材29は支持部材240に立設された3本(
図1においては2本が示されている)の支持軸291に支持されている。
【0013】
支持部材240は開口しており、支持部材240の開口している部分にはチャックテーブル2を回転させる回転手段26が配設されている。回転手段26は例えばプーリ機構であり、モータ260によって略Z軸方向の軸心25を軸に回転可能な駆動軸262と、駆動軸262の上端に連結されている駆動プーリ263と、駆動プーリ263に巻回されて駆動プーリ263の駆動力を従動プーリ265に伝達する伝動ベルト264と、駆動プーリ263とともに伝動ベルト264に巻回されている従動プーリ265と、従動プーリ265に接続されている従動軸266と、従動軸266の下端に連結されたロータリジョイント267と、を備えている。従動軸266は、基台23に連結されている。
【0014】
モータ260を用いて駆動軸262を回転させると、駆動プーリ263が回転するとともに、駆動プーリ263の回転力が伝動ベルト264によって従動プーリ265に伝達されて従動プーリ265が回転することとなる。これにより、従動プーリ265に接続されている従動軸266が軸心25を軸にして回転して、従動軸266に連結されている基台23及び基台23に装着されたチャックテーブル2が軸心25を軸にして回転する構成となっている。
【0015】
コラム11の-Y方向側の側面には、研削手段3を保持面200に垂直な方向である研削送り方向に研削送りする研削送り手段4が配設されている。
研削手段3は、Z軸方向の軸心を有するスピンドル30と、スピンドル30を回転可能に支持するスピンドルハウジング31と、 Z軸方向の軸心を軸にしてスピンドル30を回転駆動するスピンドルモータ32と、を有するスピンドルユニット35を備えている。
【0016】
また、研削手段3はスピンドル30の下端に接続されたマウント33と、マウント33の下面に着脱可能に装着された研削ホイール34とを備えている。
研削ホイール34は、ホイール基台341とホイール基台341の下面に環状に配列された略直方体状の複数の研削砥石340とを備えている。研削砥石340の下面342は、ウェーハ17に接触する研削面である。
スピンドルモータ32を用いてスピンドル30を回転させることにより、スピンドル30に接続されたマウント33及びマウント33の下面に装着された研削ホイール34が一体的に回転することとなる。
【0017】
また、スピンドル30、マウント33及びホイール基台341には研削水路80が貫通形成されている。研削水路80は研削水源8に接続されており、研削水源8から研削水を供給することによって研削水がスピンドル30、マウント33及びホイール基台341の内部を通ってホイール基台341の下端から研削砥石340の下方へと供給される構成となっている。
例えば、ウェーハ17の研削加工中に研削水源8から研削水を供給して研削砥石340の下面342とウェーハ17の上面170との間に研削水を供給することにより、研削砥石340を冷却したり、ウェーハ17の上面170に生じた研削屑等を流水洗浄したりすることができる。
【0018】
研削手段3は、スピンドル30の下部分を下方に露出させる開口372を有する支持板370と支持板370の外周部分に立設された側板374とからなるホルダ37を備えている。支持板370はスピンドルハウジング31を支持している。
【0019】
研削送り手段4は、Z軸方向の回転軸を有するボールネジ40と、ボールネジ40に対して平行に配設された一対のガイドレール41と、ボールネジ40を回転させるZ軸モータ42とZ軸モータ42によって回転されるボールネジ40の回転量を測定するエンコーダ420とを備えている。ボールネジ40にはナット400が螺合しており、ナット400にはスライダ38が連結されている。また、スライダ38は側板374を支持している。
【0020】
Z軸モータ42によってボールネジ40が駆動されてボールネジ40が回転すると、ボールネジ40に螺合しているナット400がボールネジ40に摺動しながらZ軸方向に昇降移動する。これに伴い、ナット400に連結されているスライダ38がガイドレール41に案内されながらZ軸方向に昇降移動して、研削手段3がZ軸方向に移動する構成となっている。
【0021】
ホルダ37の側板374には連結部60が支持されており、連結部60には第1ハイトゲージ61と第2ハイトゲージ62とが支持されている。第1ハイトゲージ61の下部には枠体21の上面210に接触する第1接触子610を備えており、第2ハイトゲージ62の下部にはウェーハ17の上面170に接触する第2接触子620を備えている。
【0022】
第1ハイトゲージ61の第1接触子610を枠体21の上面210に接触させることにより、枠体21の上面210に面一な保持面200の高さを測定することができる。また、第2ハイトゲージ62の第2接触子620をウェーハ17の上面170に接触させることにより、ウェーハ17の上面170の高さを測定することができる。
【0023】
第1接触子610及び第2接触子620は、研削砥石340の下面342よりも低い高さ位置に配設されている。従って、ウェーハ17が保持面200に保持されている状態で、研削送り手段4を用いて研削手段3を-Z方向に移動させると、研削砥石340がウェーハ17の上面170に接触する前に第1接触子610が枠体21の上面210に接触し、また第2接触子620がウェーハ17の上面170に接触することとなる。
【0024】
図1に示すように、第1ハイトゲージ61と第2ハイトゲージ62とは算出部63に接続されている。算出部63は、例えばCPUやメモリ等を有する計算装置であり、第1ハイトゲージ61によって測定された保持面200の高さの値と第2ハイトゲージ62によって測定されたウェーハ17の上面170の高さの値との差をウェーハ17の厚みとして算出する機能を有している。
【0025】
図2に示すように、第1ハイトゲージ61の第1接触子610と枠体21の上面210とが接触する点である第1測定点611と、第2ハイトゲージ62の第2接触子620と保持面200に保持されたウェーハ17の上面170とが接触する点である第2測定点621とは、水平位置の位置関係において研削砥石340の下面342とウェーハ17の上面170とが接触する加工領域9の近傍に位置している。
【0026】
2 研削装置の動作
研削装置1を用いてウェーハ17を研削する際には、まず、チャックテーブル2の保持面200にウェーハ17を載置してから保持面200に接続されている吸引源を作動させる。これにより、該吸引源によって生み出された吸引力が保持面200に伝達されてウェーハ17が保持面200に吸引保持される。そして、例えば
図2に示す矢印27の方向にチャックテーブル2を回転させる。
【0027】
また、スピンドルモータ32を用いて例えば
図2に示す矢印39の方向に研削砥石340を回転させておく。そして、研削砥石340が回転している状態で、研削送り手段4を用いて研削砥石340を保持面200に接近する方向に下降させる。
このとき、第1接触子610及び第2接触子620が研削砥石340よりも低い高さ位置に配設されているため、ウェーハ17の上面170に研削砥石340が接触する前に第1接触子610が枠体21の上面210に接触し、また第2接触子620がウェーハ17の上面170に接触する。
これにより、第1ハイトゲージ61によって保持面200の高さが測定され、また第2ハイトゲージ62によってウェーハ17の上面170の高さが測定される。
そして、測定された保持面200の高さの値とウェーハ17の上面170の高さの値とが算出部63に伝達されて、研削前のウェーハ17の厚みが算出される。
【0028】
第1接触子610が枠体21の上面210に接触しており、かつ第2接触子620がウェーハ17の上面170に接触している状態で、研削送り手段4を用いて研削手段3をさらに-Z方向に下降させる。これにより、
図3に示すように研削砥石340の下面342がウェーハ17の上面170に接触する。ここで、研削砥石340の下面342とウェーハ17の上面170との接触部分は
図2に示した加工領域9である。研削砥石340の下面342がウェーハ17の上面170に接触している状態でさらに研削送り手段4を用いて研削砥石340を-Z方向に下降させることによりウェーハ17が研削加工される。
【0029】
ウェーハ17の研削加工中には、第1ハイトゲージ61による保持面200の高さの測定と第2ハイトゲージ62によるウェーハ17の上面170の高さの測定とが続けられており、両高さの差に基づいて算出部63にてウェーハ17の厚みの算出がされ続ける。
【0030】
研削装置1では、
図2に示すようにウェーハ17の上面170と研削砥石340の下面342とが接触する加工領域9の近傍に第1測定点611と第2測定点621とが位置しているため、ウェーハ17の研削加工された部位の近傍の厚みを測定することができ、ウェーハ17の厚みの細かな変化を認識して厚みを正確に測定することができる。特に、
図2に示したように、第1測定点611及び第2測定点621が、加工領域9よりもチャックテーブル2の回転方向下流側に位置していると、研削加工された部位の研削直後の厚みを測定することができるため、ウェーハ17が所定の厚みに形成されたことを、その直後に算出部63が認識することができ、ウェーハ17を所定の厚みに仕上げることができる。
また、ホルダ37の側板374に第1ハイトゲージ61と第2ハイトゲージ62とが配設されているため、研削送り手段4を用いて研削砥石340をウェーハ17の上面170に接近させることにより第1ハイトゲージ61及び第2ハイトゲージ62も下降させることができる。さらに、研削送り手段4を用いて研削砥石340をウェーハ17の上面170から離間させたときに研削砥石340とともに両ハイトゲージがウェーハ17の上面170から離間されるため、メンテナンス作業等の作業性を向上させることができる。
【0031】
ウェーハ17が所定の厚みに研削加工されたら、研削送り手段4を用いて研削手段3を+Z方向に移動させてウェーハ17の上面170から研削砥石340を離間させてウェーハ17の研削加工を終了する。
【0032】
研削装置1は、ホルダ37の側板374に支持された連結部60に第1ハイトゲージ61と第2ハイトゲージ62とを備える構成にかえて、
図4に示すようにスライダ38に固定されたアーム69を有し、アーム69に第1ハイトゲージ61と第2ハイトゲージ62とが支持されているという構成であってもよい。この構成においても、アーム69に支持された第1ハイトゲージ61と第2ハイトゲージ62とは
図1に示した第1ハイトゲージ61の水平位置と第2ハイトゲージ62の水平位置と同様の水平位置に位置づけられている。従って、
図2に示した加工領域9の近傍に第1測定点611と第2測定点621とが位置づけられるため、ウェーハ17の研削された部位の近傍厚みを測定することができ、ウェーハ17の厚みを正確に測定することができる。
【符号の説明】
【0033】
1:研削装置 10:ベース 11:コラム
2:チャックテーブル 20:吸引部 200:保持面 21:枠体
210:枠体の上面 23:基台 24:支持部材 25:回転軸 26:回転手段
260:モータ 262:駆動軸 263:駆動プーリ 264:伝動ベルト
265:従動プーリ 266:従動軸 267:ロータリジョイント
291:支持柱 29:連結部材
3:研削手段 30:スピンドル 31:スピンドルハウジング
32:スピンドルモータ 33:マウント 34:研削ホイール
340:研削砥石 341:ホイール基台 342:下面
35:スピンドルユニット
37:ホルダ 370:支持板 372:開口 374:側板 38:スライダ
4:研削送り手段 40:ボールネジ 41:ガイドレール 42:Z軸モータ
420:エンコーダ 43:昇降板
8:研削水源 80;研削水路
60:連結部材 61:第1ハイトゲージ 610:第1接触子 611:第1測定点
62:第2ハイトゲージ 620:第2接触子 621:第2測定点 63:算出部
17:ウェーハ 170:上面 9:加工領域
69:アーム 70:柱部材 71:アーム