(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-12
(45)【発行日】2024-11-20
(54)【発明の名称】斜面エッチングチャンバのためのヒータ支持キット
(51)【国際特許分類】
H01L 21/683 20060101AFI20241113BHJP
H01L 21/3065 20060101ALN20241113BHJP
H01L 21/31 20060101ALN20241113BHJP
【FI】
H01L21/68 N
H01L21/302 101G
H01L21/31 F
(21)【出願番号】P 2021568871
(86)(22)【出願日】2020-02-21
(86)【国際出願番号】 US2020019150
(87)【国際公開番号】W WO2020236235
(87)【国際公開日】2020-11-26
【審査請求日】2023-02-20
(32)【優先日】2019-05-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】390040660
【氏名又は名称】アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】APPLIED MATERIALS,INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】3050 Bowers Avenue Santa Clara CA 95054 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】グエン, トゥン アイン
(72)【発明者】
【氏名】リー, ジョンミン
(72)【発明者】
【氏名】パテル, アンジャナ エム.
(72)【発明者】
【氏名】カジャ, アブドゥル アジズ
【審査官】渡井 高広
(56)【参考文献】
【文献】特表2014-509782(JP,A)
【文献】特開2014-229734(JP,A)
【文献】国際公開第2018/208645(WO,A1)
【文献】特開2006-339344(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0083129(US,A1)
【文献】特表2007-515060(JP,A)
【文献】特表2012-525005(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/683
H01L 21/3065
H01L 21/31
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面及び下面を有するヒータプレートを備えるヒータアセンブリと、
前記ヒータプレートの前記上面の少なくとも一部に配置されたチャックリングと、
ヒータアームを含み、かつ前記ヒータアセンブリを支持するヒータアームアセンブリと、
前記ヒータプレートと前記ヒータアームとの間に配置され、かつ前記ヒータプレートの前記下面の少なくとも一部と接触するヒータ支持プレート
であって、該ヒータ支持プレートは1つ又は複数の突出した特徴部を有し、前記1つ又は複数の突出した特徴部は、該ヒータ支持プレートの下面から延び、かつ該ヒータ支持プレートの外側エッジに沿って配置されている、ヒータ支持プレートと
を備える、ヒータ支持キット。
【請求項2】
前記ヒータ支持プレートの下方に配置された下部支持プレートを更に
備える、請求項1に記載のヒータ支持キット。
【請求項3】
前記下部支持プレートの下方に配置されたセンタリングプラグを更に備える、請求項2に記載のヒータ支持キット。
【請求項4】
前記下部支持プレートが、鋼、ステンレス鋼、鉄、クロム、ニッケル、アルミニウム、これらの合金、又はこれらの任意の組み合わせを含む、請求項2に記載のヒータ支持キット。
【請求項5】
前記ヒータ支持プレートの下方に配置されたセンタリングプラグを
更に備える、請求項1に記載のヒータ支持キット。
【請求項6】
前記ヒータプレートとセンタリングプラグとをまとめて連結する取り付けアセンブリを更に備える、請求項1に記載のヒータ支持キット。
【請求項7】
前記取り付けアセンブリが、クランピングプラグ、締め具、及び作動デバイスを備える、請求項6に記載のヒータ支持キット。
【請求項8】
前記取り付けアセンブリが、2つ以上の締め具及び2つ以上の作動デバイスを備える、請求項7に記載のヒータ支持キット。
【請求項9】
前記締め具がボルト又はねじを含み、前記作動デバイスがばねを含む、請求項7に記載のヒータ支持キット。
【請求項10】
前記ばねが波形ばねである、請求項9に記載のヒータ支持キット。
【請求項11】
前記ヒータアームアセンブリが、前記ヒータアームの上面に連結されたクリートを更に備える、請求項1に記載のヒータ支持キット。
【請求項12】
前記クリートが、止めねじ、肩つきねじ、ブリッジバー、及びロッキング止めねじを更に備える、請求項11に記載のヒータ支持キット。
【請求項13】
前記クリートが、2つ以上の止めねじ及び2つ以上の肩つきねじを更に備える、請求項12に記載のヒータ支持キット。
【請求項14】
前記ヒータアームアセンブリが、前記ヒータアームの下面に連結されたヒータ冷却シャフトを更に備える、請求項1に記載のヒータ支持キット。
【請求項15】
前記ヒータアームアセンブリに連結されたポンピングプレートを更に備える、請求項1に記載のヒータ支持キット。
【請求項16】
前記ヒータ支持プレートが、石英、シリカ、二酸化ケイ素、アルミナ、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸窒化アルミニウム、イットリア、酸化イットリウム、金属、これらのケイ酸塩、これらのセラミック、又はこれらの任意の組み合わせを含む、請求項1に記載のヒータ支持キット。
【請求項17】
上面及び下面を有するヒータプレートを備えるヒータアセンブリと、
前記ヒータプレートの前記上面の少なくとも一部に配置されたチャックリングと、
ヒータアームを含み、かつ前記ヒータアセンブリを支持するヒータアームアセンブリと、
前記ヒータプレートと前記ヒータアームとの間に配置され、かつ前記ヒータプレートの前記下面の少なくとも一部と接触するヒータ支持プレート
であって、該ヒータ支持プレートは1つ又は複数の突出した特徴部を有し、前記1つ又は複数の突出した特徴部は、該ヒータ支持プレートの下面から延び、かつ該ヒータ支持プレートの外側エッジに沿って配置されている、ヒータ支持プレートと、
前記ヒータ支持プレートの下方に配置された下部支持プレートと、
前記下部支持プレートの下方に配置されたセンタリングプラグと
を備える、ヒータ支持キット。
【請求項18】
前記ヒータ支持プレートが、石英、シリカ、二酸化ケイ素、アルミナ、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸窒化アルミニウム、イットリア、酸化イットリウム、金属、これらのケイ酸塩、これらのセラミック、又はこれらの任意の組み合わせを含む、請求項17に記載のヒータ支持キット。
【請求項19】
前記下部支持プレートが、鋼、ステンレス鋼、鉄、クロム、ニッケル、アルミニウム、これらの合金、又はこれらの任意の組み合わせを含む、請求項18に記載のヒータ支持キット。
【請求項20】
上面及び下面を有するヒータプレートを備えるヒータアセンブリと、
前記ヒータプレートの前記上面の少なくとも一部に配置されたチャックリングと、
ヒータアームを含み、かつ前記ヒータアセンブリを支持するヒータアームアセンブリと、
前記ヒータプレートと前記ヒータアームとの間に配置され、前記ヒータプレートの前記下面の少なくとも一部に接触するヒータ支持プレート
であって、該ヒータ支持プレートは1つ又は複数の突出した特徴部を有し、前記1つ又は複数の突出した特徴部は、該ヒータ支持プレートの下面から延び、かつ該ヒータ支持プレートの外側エッジに沿って配置されている、ヒータ支持プレートと、
前記ヒータ支持プレートの下方に配置されたセンタリングプラグと
を備える、ヒータ支持キット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001] 本明細書に記載の実施形態は、概して、基板を処理するための方法及び装置に関する。より詳細には、本明細書に記載の実施形態は、斜面エッチングチャンバのためのヒータ支持キットに関する。
【背景技術】
【0002】
[0002] プラズマ処理は、集積回路、フラットパネルディスプレイ、磁気媒体、及び他のデバイスを製造するための多くの半導体製造プロセスに一般的に使用される。プラズマ又はイオン化ガスは、遠隔プラズマ源(RPS)の内部で生成され、処理チャンバに流入し、次いで、ワークピースに適用されて、堆積、エッチング、注入などのプロセスを達成する。処理は、概して、基板を含む真空チャンバ内に前駆体ガス又は混合ガスを導入することによって達成される。堆積又はエッチングプロセス中に、マスク又はシャワーヘッドなどの構成要素が基板の反対側に配置されうる。チャンバ内の前駆体ガス又は混合ガスは、RPSを使用することによってプラズマにエネルギー供給(例えば、励起)される。励起されたガス又は混合ガスは、反応して、基板のエッジ上の膜の層を選択的にエッチングする。
【0003】
[0003] しかしながら、基板の斜面エッジ、例えば、その側面及び角は、基板の他の部分で受ける条件とは異なりうる条件を受ける。これらの異なる条件は、膜の厚さ、エッチング均一性、及び/又は膜応力などの処理パラメータに影響を及ぼす。基板の中心とエッジとの間のエッチング速度及び/又は膜特性、例えば膜の厚さ又は応力などの差は、顕著になり、特性が最適でないデバイスになりうる。
【0004】
[0004] したがって、当該技術分野で必要とされるのは、斜面エッチング処理のための改良された装置である。
【発明の概要】
【0005】
[0005] 本明細書に記載の実施形態は、概して、基板を処理するための装置に関する。1つ又は複数の実施形態では、ヒータ支持キットは、ヒータアセンブリ、チャックリング、ヒータアームアセンブリ、及びヒータ支持プレートを含む。ヒータアセンブリは、上面及び下面を有するヒータプレートを含む。チャックリングは、ヒータプレートの上面の少なくとも一部に配置される。ヒータアームアセンブリは、ヒータアームを含み、ヒータアセンブリを支持する。ヒータ支持プレートは、ヒータプレートとヒータアームとの間に配置され、かつヒータプレートの下面の少なくとも一部に接触している。他の実施形態では、ヒータ支持キットはまた、ヒータ支持プレートの下方に配置された下部支持プレートと、下部支持プレートの下方に配置されたセンタリングプラグとを含む。
【0006】
[0006] 1つ又は複数の実施形態では、斜面エッチング処理のための方法は、処理チャンバの内側の基板支持体上に基板を載置することを含み、基板は、中心を含む堆積層と斜面エッジとを有する。基板上にマスクが載置される。エッジリングは、基板の周囲にかつ基板支持体の上に配置される。この方法はまた、斜面エッジに隣接してエッチングするためにプロセス混合ガスを流すことと、基板の上部に隣接する基板の中心にあるマスクの第1の孔、第2の孔、及び第3の孔を通してパージガスを流すこととを含む。
【0007】
[0007] 他の実施形態では、方法は、処理チャンバの内側の基板支持体上に基板を載置することを含み、基板は、中心を含む堆積層と斜面エッジとを有する。基板上にマスクが載置される。エッジリングは、基板の下にかつ基板支持体の上に配置される。この方法はまた、マスクと接触させるためにエッジリングを上昇させることを含む。この方法はまた、斜面エッジに隣接してプロセス混合ガスを流すことと、基板の上部に隣接する基板の中心にあるマスクの第1の孔、第2の孔、及び第3の孔を通してパージガスを流すこととを含む。
【0008】
[0008] いくつかの実施形態では、方法は、処理チャンバの内側の基板支持体上に基板を載置することを含み、基板は、中心を含む堆積層と斜面エッジとを有する。基板上にマスクが載置される。エッジリングは、基板の周囲にかつ基板支持体の上に配置される。この方法はまた、斜面エッジに隣接してプロセス混合ガスを流すことと、基板の上部に隣接する基板の中心にあるマスクの第1の孔、第2の孔、及び第3の孔を通してパージガスを流すこととを含む。プロセスガスは、窒素(N2)、酸素(O2)、三フッ化窒素(NF3)、アルゴン、ヘリウム、又はこれらの任意の組み合わせのうちの1つ又は複数を含む。
【0009】
[0009] 本開示の上述の特徴が詳細に理解できるように、上記で概説した本開示のより具体的な説明が実施形態を参照することにより得られ、それら実施形態のいくつかが添付図面に示されている。しかし、添付図面は例示的な実施形態を示しているにすぎず、従って、本開示の範囲を限定すると見なされるべきではなく、その他の等しく有効な実施形態も許容されうることに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】[0010] 本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、処理チャンバ100の概略断面図を示す。
【
図2】[0011] 本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、
図1のチャンバ内で利用されるマスクの概略底面図を示す。
【
図3】[0012] 本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、
図1のチャンバ内で利用されるエッジリングの概略底面図を示す。
【
図4】[0013] 本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、
図1のチャンバ内で利用されるカバープレートの概略上面図を示す。
【
図5】[0014] 本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、ヒータ支持キットを含む処理チャンバの概略断面図を示す。
【
図6】[0015] 本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、
図5に示されるヒータ支持キットの概略上面図を示す。
【
図7】[0016] 本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、
図5に示されるヒータ支持キットの概略分解図を示す。
【
図8】[0017] 本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、別のヒータ支持キットを含む処理チャンバの概略断面図を示す。
【
図9】[0018] 本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、
図8に示されるヒータ支持キットの概略分解図を示す。
【
図10】[0019] 本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、取り付けアセンブリの概略断面図を示す。
【
図11】[0020] 本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、ヒータアセンブリの概略上面図を示す。
【
図12】[0021] 本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、
図11に示されるヒータアセンブリの概略斜視図を示す。
【
図13】[0022]
図13A-13Cは、本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、クリートアセンブリの概略図を示す。
【
図14】[0023]
図14A-14Cは、本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、ヒータ支持プレートの概略図を示す。
【
図15】[0024]
図15A-15Bは、本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、下部支持プレートの概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[0025]理解を容易にするために、図に共通する同一の要素を指し示すために、可能な場合には、同一の参照番号を使用した。1つ又は複数の実施形態の要素及び特徴は、他の実施形態に有益に組み込まれうることが企図される。
【0012】
[0026] 本明細書に記載の実施形態は、概して、基板を処理するための方法及び装置に関する。より詳細には、本明細書に記載の実施形態は、斜面エッチング処理のための方法及び装置に関する。いくつかの実施態様において、半導体基板の斜面エッジを洗浄する方法が提供される。この方法は、処理チャンバの内側のカバープレート上に基板を載置することを含み、この基板は、中心を含む堆積層と、斜面エッジとを有する。基板上にマスクが載置される。エッジリングは、基板の周囲/下に配置される。この方法はまた、斜面エッジに隣接してプロセス混合ガスを流すことと、基板の上部に隣接する基板の中心にあるマスクの第1の孔、第2の孔、及び第3の孔を通してパージガスを流すこととを含む。
【0013】
[0027]
図1は、本開示の1つの態様による処理チャンバ100の概略断面図を示す。図示されたように、処理チャンバ100は、基板154などの基板をエッチングするのに適したエッチングチャンバである。本開示の例示的な態様から利益を得るように適合されうる処理チャンバの例は、カリフォルニア州サンタクララにあるアプライドマテリアルズ社(Applied Materials,Inc.)から市販されているProducer(登録商標)処理チャンバ及びPrecision(登録商標)処理チャンバである。他の製造業者からの処理チャンバを含む他の処理チャンバが本開示の態様から利益を得るように適合されうることが企図される。
【0014】
[0028] 処理チャンバ100は、様々なプラズマプロセスに使用されうる。1つの態様では、処理チャンバ100は、1つ又は複数のエッチング剤を用いてドライエッチングを実行するために使用されうる。例えば、処理チャンバは、1つ又は複数のフッ化炭素(例えば、四フッ化炭素、ヘキサフルオロエタンなど)、窒素(N2)、酸素(O2)、三フッ化窒素(NF3)、又はこれらの組み合わせからのプラズマの点火のために使用されうる。別の実施形態では、処理チャンバ100は、1つ又は複数の化学剤を用いたプラズマ化学気相堆積に使用されうる。
【0015】
[0029] 処理チャンバ100は、チャンバ本体102と、リッドアセンブリ106と、支持アセンブリ104と、ガス出口160とを含む。リッドアセンブリ106は、チャンバ本体102の上端に位置付けられる。
図1のリッドアセンブリ106及び支持アセンブリ104は、プラズマ又は熱処理のための任意の処理チャンバと共に使用されうる。他の製造業者からのチャンバもまた、上記の構成要素と共に使用されうる。支持アセンブリ104が、チャンバ本体102の内側に配置され、リッドアセンブリ106が、チャンバ本体102に連結され、支持アセンブリ104を処理空間120内に収容する。チャンバ本体102は、その側壁に形成されたスリットバルブ開口部126を含む。スリットバルブ開口部126は、選択的に開閉されて、基板搬送のための基板ハンドリングロボット(図示せず)による内部空間120へのアクセスを可能にする。
【0016】
[0030] 絶縁体110は、セラミック又は金属酸化物、例えば酸化アルミニウム及び/又は窒化アルミニウムのような誘電体材料であってもよく、電極に接触し、電極をガス分配器112及びチャンバ本体102から電気的にかつ熱的に分離する。ガス分配器112は、プロセスガスの処理空間120内への流入を許容するための開口部を特徴とする。プロセスガスは、導管114を介して処理チャンバ100に供給され、プロセスガスは、開口部を通って基板154に流れる前に、ガス混合領域116に進入しうる。ガス分配器112は、RPSに連結されうる。
【0017】
[0031] 支持アセンブリ104は、真空チャック、静電チャック、又は加熱されたペデスタルのような任意の適切な基板支持体でありうる。1つ又は複数の実施形態では、基板支持体は、ロードロック設置のためのスペースを節約するために、「L」字形のペデスタルである。支持アセンブリは、真空チャックラインと、加熱ラインと、支持アセンブリ温度を探測するTCとを有する。いくつかの実施形態では、基板支持体104は、処理のために基板154を支持するように構成される。リフト機構により、基板支持体104は、チャンバ本体102内で、より低い移送位置といくつかの上昇したプロセス位置との間で垂直に移動することができる。支持アセンブリ104は、金属又はセラミック材料、例えば、アルミニウム、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、又は酸化/窒化アルミニウム混合物などの金属酸化物若しくは窒化物又は酸化物/窒化物混合物から形成されうる。ヒータ122は、支持アセンブリ104に連結されうる。ヒータ122は、支持アセンブリ104内に埋め込まれてもよく、又は支持アセンブリ104の表面に連結されてもよい。ヒータ122は、チャンバ100の外部に延びる電源に連結されうる。
【0018】
[0032] 反応物ブロッカー又はマスク150は、リッドアセンブリ106の一部であってもよく、又は別個の取り外し可能な部品であってもよい。マスク150は、平坦な底面を備えたドーム形状の本体204を有する。
図2に示されるように、マスク150は円形開孔を有する。開孔の中心には3つの開口部202があり、小さなチョークを作り出し、すべての方向にパージガスを均一に分配することを保証する。いくつかの実施形態では、3つの開口部202は、均一なサイズ及び形状であり、等間隔に配置されうる。マスク150は、基板154に接触するように下げられてもよい。マスク150は、石英又は他のセラミック材料であり、いくつかの実施形態では、必要に応じて、Ni若しくはNiOで、又はイットリア若しくは酸化イットリウムなどの耐化学性又は耐プラズマ性材料でコーティングされうる。リッドアセンブリ106は、プラズマ源162を更に含む。プラズマ源162はマスク150に隣接している。
【0019】
[0033]
図3は、本開示の1つの態様による、
図1のチャンバ内で利用されるエッジリング180の概略上面図を示す。いくつかの実施形態では、エッジリング180は、マスク150の接点に隣接して配置される。エッジリング180は、環状本体306を有する。エッジリング180は、基板アセンブリ104と係合するためのいくつかの開口部304を含む。エッジリング180は、基板アセンブリ104上に配置される。いくつかの実施形態では、エッジリング180は、カバープレート152に隣接して配置されうる。エッジリング180は、石英又はアルミナなどのセラミック材料を含みうる。エッジリング180は、複数の突起302を有する。突起302は、円形の隆起、正方形、長方形、六角形、又は任意の他の形状であってもよい。突起302は、本体306の周りに配置される。10個の突起302が示されているが、より多くの又はより少ない突起302が存在しうる。突起は、エッジリング180の本体306の外周の周囲に等間隔に配置されうる。いくつかの実施態様において、突起302は、基板アセンブリ104及び基板154からの熱伝達を低減する。加えて、エッジリング180は、基板の上部と基板154の底部との間に圧力差を提供する。いくつかの実施形態では、エッジリング180は、基板154の上方に均一なレベリングを提供する。
【0020】
[0034]
図4は、本開示の1つの態様による、
図1のチャンバ内で利用されるカバープレート152の概略上面図を示す。カバープレート152は、中心開孔402、複数の開口部404、複数の締め具410、スカラップ状エッジ406、及び複数のスポーク408を含む。中心開孔402は、円形開口部、六角形開口部、矩形開口部、又は任意の他の形状の開口部であってもよい。複数の開口部404は、中心開孔402の周囲で周方向にずれた円形の開口部である。複数の開口部404の各々は、中心開孔402よりも小さい。本開示は8つの開口部404を示すが、複数の開口部404は、8つより多い又は少ない開口部404を含むことができる。いくつかの実施形態では、開口部404は、中心開孔402の周りに等間隔で配置される。他の実施形態では、開口部404間の距離は変化する。複数のスポーク408は、カバープレート152内の溝である。複数のスポーク408は、中心開孔402を囲む円形の溝から半径方向に広がる。複数のスポーク408は、スカラップ状エッジ406に向かって半径方向外側に延びる直線状の溝である。スカラップ状エッジ406は、均一な窪みを有する波状パターンを含む。スカラップ状エッジ406は、丸いエッジ、正方形エッジ、又は尖ったエッジを有しうる。スカラップ状エッジ406は、カバープレート152及びチャックリング180上に載置する際の基板の滑りを防止する。
【0021】
[0035] 工程において、基板をエッチングする方法は、処理チャンバの内側の基板支持体上に基板を載置することによって始まる。同じチャンバ内又は異なるチャンバ内で堆積プロセスを受けた後に、基板は、誘電体層、中心、及び斜面エッジを有する。マスクと基板との間の小さな間隙を0.003インチと0.100インチとの間に維持するために、マスク150が基板154上方に下げられる。1つ又は複数の実施形態では、マスク150に接触するように、基板154及びエッジリング180を上昇させる。いくつかの実施形態では、基板154とマスク150との間の距離は、100ミル未満である。いくつかの実施形態では、基板154とマスク150との間の距離は、約10ミルである。他の実施形態では、基板154とマスク150との間の距離は、100ミル未満、例えば5ミルと20ミルとの間などである。エッジリング180は、基板154の周囲/下に配置される。他の実施形態では、エッジリング180は、カバープレート152の周囲に配置される。他の実施形態では、エッジリング180は、基板アセンブリ104上方に配置される。この方法は、基板154の上部に隣接し、かつ斜面エッジに隣接してプロセス混合ガスを流すことによって継続する。プロセスガスは、任意の数のエッチャントガスでありうる。プロセスガスは、斜面エッジをエッチングする。プロセスガスは、窒素(N2)、酸素(O2)、三フッ化窒素(NF3)、アルゴン、ヘリウム、又はこれらの任意の組合せのうちの1つ又は複数を含むことができる。この方法は、基板154の中心の周りでマスク150の3つの開口部202を通してパージガスを流すことを更に含む。
【0022】
[0036] 第1の位置でエッチャントガスを流し、第2の位置でパージガスを流すことによって、より均一で制御されたエッチングを達成することができる。加えて、マスク内の様々な開口部が小さなフローチョークを作り出し、パージガスの全方向への均一な分配を保証する。最後に、スカラップ状カバープレートは、基板の載置及びピックアップ中に安定性を提供する。
【0023】
[0037]
図5は、本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、ヒータ支持キット501を含む処理チャンバ500の概略断面図を示す。処理チャンバ500は、上記に記載され検討された処理チャンバ100と同じ構成要素を有することができ、かつ/又は同じように構成することができる。あるいは、処理チャンバ100内のプロセスキット又は構成要素は、ヒータ支持キット501及び/又はその構成要素若しくは部品と交換することができる。処理チャンバ500はまた、チャンバ本体502及びチャンバリッド504を含む。
【0024】
[0038] 1つ又は複数の実施形態では、ヒータ支持キット501は、
図5に示されるように、チャックリング520と、ヒータアセンブリ530と、ヒータアームアセンブリ540と、ヒータ支持プレート560と、下部支持プレート580と、センタリングプラグ590とを含む。
【0025】
[0039]
図6はヒータ支持キット501の概略上面図を示し、
図7は、本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態によるヒータ支持キット501の概略分解図を示す。いくつかの実施形態では、ヒータアセンブリ530は、上面531及び下面533を有するヒータプレート532を含み、チャックリング520は、ヒータプレート532の上面531の少なくとも一部に配置される。ヒータアームアセンブリ540は、ヒータアーム542を含み、ヒータアセンブリ530を支持する。ヒータアームアセンブリ540はまた、ヒータアーム542の下面に連結されたヒータ冷却シャフト544も含む。ヒータ支持プレート560は、ヒータプレート532とヒータアーム542との間に配置され、ヒータプレート532の下面533の少なくとも一部と接触する。
【0026】
[0040] ヒータ支持キット501は、ヒータ支持プレート560の下方に配置された下部支持プレート580を含む。ヒータ支持キット501は、下部支持プレート580の下方に配置されたセンタリングプラグ590を含む。センタリングプラグ590は、チャンバ本体502に連結するか又は取り付けることができる。下部支持プレート580は、鋼、ステンレス鋼、鉄、クロム、ニッケル、アルミニウム、これらの合金、又はこれらの任意の組み合わせなどの1つ又は複数の材料を含有するか又は含む。ヒータ支持キット501は、
図7に示されるように、ヒータアームアセンブリ540に連結されたポンピングプレート510を更に含む。
【0027】
[0041] 他の実施形態では、ヒータ支持キット501は、上面531及び下面533を有するヒータプレート532と、ヒータプレート532の上面531の少なくとも一部に配置されたチャックリング520と、ヒータアーム542を含み、かつヒータアセンブリ530を支持するヒータアームアセンブリ540と、ヒータプレート532とヒータアーム542との間に配置され、かつヒータプレート532の下面533の少なくとも一部と接触するヒータ支持プレート560とを含む、ヒータアセンブリ530を含む。ヒータ支持キット501はまた、ヒータ支持プレート560の下方に配置された下部支持プレート580と、下部支持プレート580の下方に配置されたセンタリングプラグ590とを含む。
【0028】
[0042]
図8は、本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、ヒータ支持キット801を含む処理チャンバ800の概略断面図を示す。処理チャンバ800は、上記に記載され検討された処理チャンバ100と同じ構成要素を有することができ、かつ/又は同じように構成することができる。あるいは、処理チャンバ100内のプロセスキット又は構成要素は、ヒータ支持キット801及び/又はその構成要素若しくは部品と交換することができる。処理チャンバはまた、チャンバ本体802及びチャンバリッド804を含む。
【0029】
[0043] 1つ又は複数の実施形態では、ヒータ支持キット801は、
図8に示すように、チャックリング520と、ヒータアセンブリ530と、ヒータアームアセンブリ840と、ヒータ支持プレート560と、センタリングプラグ890とを含む。
図9は、本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、ヒータ支持キット801の概略分解図を示す。
【0030】
[0044] 他の実施形態では、ヒータ支持キット801はまた、ヒータ支持プレート560の下方に配置されたセンタリングプラグ890を含む。センタリングプラグ890は、チャンバ本体802に連結するか又は取り付けることができる。ヒータ支持キット801は、
図9に示されるように、ヒータアームアセンブリ840に連結されたポンピングプレート810を更に含む。ヒータアームアセンブリ840は、クリートアセンブリ845及びヒータ冷却シャフト544を含む。クリートアセンブリ845は、クリート846及びスピンドル847を含むことができる。クリート846は、スピンドル847の周りを回転することができ、チャンバ部品(例えば、チャンバ本体802及び/又はチャンバリッド804)及び/又はクリート846の間の任意のスペース又は間隙を低減又は排除しながら、スピンドル847と係合及び係合解除することができる。
【0031】
[0045] いくつかの実施形態では、ヒータ支持キット801は、上面531及び下面533を有するヒータプレート532と、ヒータプレート532の上面の少なくとも一部に配置されたチャックリング520と、ヒータアーム542を含み、かつヒータアセンブリ530を支持するヒータアームアセンブリ540とを含むヒータアセンブリ530を含む。ヒータ支持キット801はまた、ヒータプレート532とヒータアーム542との間に配置され、かつヒータプレート532の下面の少なくとも一部と接触するヒータ支持プレート560と、ヒータ支持プレート560の下方に配置されたセンタリングプラグ890とを含む。
【0032】
[0046]
図10は、本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、取り付けアセンブリ535の概略断面図を示す。取り付けアセンブリ535は、ヒータ支持キット501、801のいずれかに含まれ使用されうる。取り付けアセンブリ535は、ヒータプレート532とセンタリングプラグ590、890とをまとめて連結する取り付けアセンブリ535を含む。取り付けアセンブリ535は、クランピングプラグ534、1つ又は複数の締め具536、及び1つ又は複数の作動デバイス538を含む。いくつかの例では、取り付けアセンブリ535は、2つ以上の締め具536と、2つ以上の作動デバイス538とを含む。締め具536は、ボルト、ねじなどであってもよく、又はこれらを含んでもよい。作動デバイス538は、1つ又は複数のばねを含む。いくつかの例では、作動デバイス538は、1つ又は複数の波形ばねである。ヒータ支持キット501、801を組み立てるときに、予荷重力を制御するための荷重を生成するために、1つ又は複数の作動デバイス538を使用することができる。
【0033】
[0047]
図11は、本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、ヒータアセンブリ530の概略上面図を示し、
図12は、ヒータアセンブリ530の概略斜視図を示す。ヒータプレート531は、ヒータプレート531の外側側部分を囲む溝537を含むことができる。チャックリング520は、図に示されるように、溝537上に位置付けることができる。ヒータプレート531は、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、鋼、ステンレス鋼、これらの合金、又はこれらの任意の組合せなどの1つ又は複数の材料を含むことができる。
【0034】
[0048]
図13A-13Cは、本明細書に説明され検討される1つ又は複数の実施形態による、クリートアセンブリ545の概略図を示す。クリートアセンブリ545は、ヒータアーム542の上面541に連結されたクリート546を含む。いくつかの実施形態では、クリートアセンブリ545は、1つ又は複数の締め具548を含む。締め具548の各々は、独立して、ボルト若しくはねじでありうるか、又はボルト若しくはねじを含みうる。いくつかの例では、締め具548の各々は、止めねじ、ロッキング止めねじ、パイロットねじ、肩つきねじなどでありうる。1つ又は複数の実施形態では、クリートアセンブリ545は、止めねじ、肩つきねじ、ブリッジバー、及びロッキング止めねじを更に含む。例えば、クリートアセンブリ545は、2つ以上の止めねじ及び2つ以上の肩つきねじを含むことができる。
【0035】
[0049]
図14A-14Cは、本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、ヒータ支持プレート560の概略図を示す。ヒータ支持プレート560は、
図14A及び14Cにそれぞれ描かれているように、上面561及び下面563を有する。
図14Bは、ヒータ支持プレート560の断面図を示す。ヒータ支持プレート560は、リングであり、上面561と下面563との間のヒータ支持プレート560を通って延びるオリフィス又は孔562を有する。1つ又は複数の上昇した
(突出した)特徴部
564は、下面563から延び、ヒータ支持プレート560の外側エッジの周囲に配置される。
【0036】
[0050] ヒータ支持プレート560は、ヒータプレート532の外側エッジ上の物理的支持を提供する。取り付けアセンブリ535は、ヒータプレート532上に下方に軸方向の力を提供し、ヒータ支持プレート560は、ヒータプレート532が軸方向の力の下で湾曲したり変形したりしないように維持する。ヒータ支持プレート560は、石英、シリカ又は二酸化ケイ素、アルミナ又は酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸窒化アルミニウム、イットリア又は酸化イットリウム、1つ又は複数の金属、これらのケイ酸塩、これらのセラミック、又はこれらの任意の組合せなどの1つ又は複数の材料を含む。ヒータ支持プレート560に含まれる例示的な金属は、鋼、ステンレス鋼、鉄、クロム、ニッケル、アルミニウム、これらの合金、又はこれらの任意の組合せでありうるか、又はこれらを含むことができる。
【0037】
[0051]
図15A-15Bは、本明細書に記載され検討される1つ又は複数の実施形態による、下部支持プレート580の概略図を示す。下部支持プレート580は、
図15A及び15Bにそれぞれ描かれるように、上面581及び下面583を有する。下部支持プレート580は、鋼、ステンレス鋼、鉄、クロム、ニッケル、アルミニウム、これらの合金、又はこれらの任意の組み合わせなどの1つ又は複数の材料を含むことができる。
【0038】
[0052] 1つ又は複数の実施形態では、ヒータの支持構造は、斜面エッチングチャンバ内で役立つ。より高い温度でヒータを操作し、間隔要件が厳しい(±数ミル)場合、次いでヒータ表面がヒータ支持プレートによって支持されうる。ガスパージ流はマスクの中心を通り、O2/N2ラジカル流はウエハの斜角表面にある。ウエハとマスクとの間の動作間隔条件は、約5ミルから約20ミルの距離であるが、約±1ミルの間隔公差を有する。いくつかの例では、間隔が維持されない場合、次いで斜面エッチング性能及びチャンバ生産性に影響を及ぼす可能性がある。ヒータ支持プレートは、所望の間隔を維持するのに役立つ。
【0039】
[0053] エッチングはウエハ斜角面上で起こるので、支持構造は、図に示されるように、ヒータのエッジでより堅牢である。したがって、ヒータ支持プレートは、ヒータエッジ表面の下方に使用される。いくつかの例では、ヒータ支持プレートは、石英、鋼又は他の金属、AlOx、AlN、又はこれらの組み合わせのような変形せずに高温で作動できる材料を含む。いくつかの構成では、ヒータ支持プレートは、ヒータ表面を支持するために使用され、また、ヒータ表面の下方に均一なポンピングチャネルを提供することができる。ヒータは、中心でばねによる荷重が加えられる。
【0040】
[0054] ヒータ支持プレートは、斜面エッチング性能をより均一にする堅牢性を提供し、ウエハサイクルの関数としていかなるヒータ変形/クリープも許容しない。
【0041】
[0055] ヒータ支持プレートは、ヒータの下方の任意の幾何学的設計でありうる。ヒータ支持プレートは、接着又はクランプするか、ヒータ表面の下方に配置するだけでよい。ヒータ支持プレートは、エッジ上で均一にすることも、ヒータ構造上で均一にすることも、中心でのみ均一にすることもできる。
【0042】
[0056] 本開示の実施形態は更に、以下の段落1-18のいずれか1つ又は複数に関する。
【0043】
[0057] 1. 上面及び下面を有するヒータプレートを備えるヒータアセンブリと、ヒータプレートの上面の少なくとも一部に配置されたチャックリングと、ヒータアームを含み、かつヒータアセンブリを支持するヒータアームアセンブリと、ヒータプレートとヒータアームとの間に配置され、かつヒータプレートの下面の少なくとも一部と接触するヒータ支持プレートとを備えるヒータ支持キット。
【0044】
[0058] 2. 上面及び下面を有するヒータプレートを備えるヒータアセンブリと、ヒータプレートの上面の少なくとも一部に配置されたチャックリングと、ヒータアームを含み、かつヒータアセンブリを支持するヒータアームアセンブリと、ヒータプレートとヒータアームとの間に配置され、かつヒータプレートの下面の少なくとも一部と接触するヒータ支持プレートと、ヒータ支持プレートの下方に配置された下部支持プレートと、下部支持プレートの下方に配置されたセンタリングプラグとを備えるヒータ支持キット。
【0045】
[0059] 3. 上面及び下面を有するヒータプレートを備えるヒータアセンブリと、ヒータプレートの上面の少なくとも一部に配置されたチャックリングと、ヒータアームを含み、かつヒータアセンブリを支持するヒータアームアセンブリと、ヒータプレートとヒータアームとの間に配置され、かつヒータプレートの下面の少なくとも一部と接触するヒータ支持プレートと、ヒータ支持プレートの下方に配置されたセンタリングプラグとを備えるヒータ支持キット。
【0046】
[0060] 4. ヒータ支持プレートの下方に配置された下部支持プレートを更に備える、段落1-3のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0047】
[0061] 5. 下部支持プレートの下方に配置されたセンタリングプラグを更に備える、段落1-4のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0048】
[0062] 6. 下部支持プレートが、鋼、ステンレス鋼、鉄、クロム、ニッケル、アルミニウム、これらの合金、又はこれらの任意の組合せを含む、段落1-5のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0049】
[0063] 7. ヒータ支持プレートの下方に配置されたセンタリングプラグを更に備える、段落1-6のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0050】
[0064] 8. ヒータプレートとセンタリングプラグとをまとめて連結する取り付けアセンブリを更に備える、段落1-7のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0051】
[0065] 9. 取り付けアセンブリが、クランピングプラグ、締め具、及び作動デバイスを備える、段落1-8のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0052】
[0066] 10. 取り付けアセンブリは、2つ以上の締め具と、2つ以上の作動デバイスとを備える、段落1-9のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0053】
[0067] 11. 締め具がボルト又はねじを含み、作動デバイスがばねを含む、段落1-10のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0054】
[0068] 12. ばねが波形ばねである、段落1-11のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0055】
[0069] 13. ヒータアームアセンブリが、ヒータアームの上面に連結されたクリートを更に備える、段落1-12のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0056】
[0070] 14. クリートが、止めねじ、肩つきねじ、ブリッジバー、及びロッキング止めねじを更に備える、段落1-13のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0057】
[0071] 15. クリートが、2つ以上の止めねじと、2つ以上の肩つきねじとを更に備える、段落1-14のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0058】
[0072] 16. ヒータアームアセンブリが、ヒータアームの下面に連結されたヒータ冷却シャフトを更に備える、段落1-15のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0059】
[0073] 17. ヒータアームアセンブリに連結されたポンピングプレートを更に備える、段落1-16のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0060】
[0074] 18. ヒータ支持プレートが、石英、シリカ、二酸化ケイ素、アルミナ、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸窒化アルミニウム、イットリア、酸化イットリウム、金属、これらのケイ酸塩、これらのセラミック、又はこれらの任意の組み合わせを含む、段落1-17のいずれかに記載のヒータ支持キット。
【0061】
[0075] 上記は、本開示の実施形態を対象としているが、本開示の基本的な範囲から逸脱することなく、本開示の他の実施形態及び更なる実施形態が考案されてもよく、本開示の範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。本明細書に記載の全ての文書は、本文と矛盾しない範囲で、任意の優先文書及び/又は試験手順を含めて、参照により本明細書に組み込まれる。上記の一般的な説明及び特定の実施形態から明らかであるように、本開示の形態が図示及び説明されてきたが、本開示の主旨及び範囲から逸脱せずに、様々な修正が行われうる。したがって、本開示がそれによって限定されることは意図されていない。同様に、「備える(comprising)」という用語は、米国法の目的のための「含む(including)」という用語と同義であると考えられる。同様に、組成物、要素、又は要素のグループの前に、「備える(comprising)」という移行句が付く場合にはいつでも、組成物、要素(単数又は複数)の列挙の前に、「本質的に~からなる(consisting essentially of)」、「~からなる(consisting of)」、「~からなるグループから選択された(selected from the group of consisting of)」、又は「~である(is)」という移行句を有する同じ組成物又は要素のグループも意図されており、その逆もまた同じであると理解される。
【0062】
[0076] 一組の数値上限及び一組の数値下限を使用して、特定の実施形態及び特徴が説明されてきた。別段の指示がない限り、任意の2つの値の組み合わせ、例えば、任意のより低い値と任意のより高い値との組み合わせ、任意の2つのより低い値の組み合わせ、及び/又は任意の2つのより高い値の組み合わせを含む範囲が企図されることを理解されたい。特定の下限、上限、及び範囲は、以下の1つ又は複数の特許請求の範囲に記載されている。