(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-27
(45)【発行日】2024-12-05
(54)【発明の名称】液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
(51)【国際特許分類】
B41J 2/14 20060101AFI20241128BHJP
B41J 2/18 20060101ALI20241128BHJP
B05C 5/00 20060101ALI20241128BHJP
【FI】
B41J2/14 301
B41J2/18
B05C5/00 101
(21)【出願番号】P 2020183595
(22)【出願日】2020-11-02
【審査請求日】2023-09-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100098626
【氏名又は名称】黒田 壽
(72)【発明者】
【氏名】甘利 清志
【審査官】高松 大治
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/069909(WO,A1)
【文献】特開2020-075356(JP,A)
【文献】特開2019-171312(JP,A)
【文献】特開2008-110332(JP,A)
【文献】特開2010-241003(JP,A)
【文献】特開2017-100286(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 2/01-2/215
B05C 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体吐出口を開閉する弁体と、
前記弁体を駆動する駆動体と、
前記駆動体に弾性伝熱層を介して接するヒートシンクと、
前記弁体
と、前記駆動体
と、前記ヒートシンクとを保持する筐体とを有する液体吐出ヘッドであって、
前記ヒートシンクは、前記弁体と同軸上に設けた前記駆動体に対して、前記駆動体の前記弁体側の端部を除いた部位を覆う形状を有し、
前記ヒートシンクの前記弁体側の端部を前記筐体に固定する固定部を有し、
前記筐体は、前記ヒートシンクの前記弁体側と反対側の端部が前記反対側へ移動可能な空間を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項2】
前記ヒートシンクは、固定部材によって前記筐体に固定していることを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記筐体内に前記弁体および前記駆動体を複数備えるとともに、前記ヒートシンクを前記複数の駆動体を跨ぐように設けることを特徴とする請求項1または2記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記ヒートシンクは、流体が入る中空部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド
。
【請求項5】
請求項1乃至
4のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドを備えることを特徴とする液体吐出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ノズル22に連通するキャビティ23に吐出液体を加圧供給すると共に、ピン24でノズル22を閉塞可能とし、このピン24をアクチュエータ25でノズル22に対して離接可能とし、このアクチュエータ25を制御装置12で制御する構成とすることで、ピン24がノズル22から離間している間だけ、加圧供給されている吐出液体がノズル22から液滴として吐出される液滴吐出ヘッドを開示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、均一な吐出性能を維持することが可能な液体吐出ヘッドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、液体吐出口を開閉する弁体と、前記弁体を駆動する駆動体と、前記駆動体に弾性伝熱層を介して接するヒートシンクと、前記弁体と、前記駆動体と、前記ヒートシンクとを保持する筐体とを有する液体吐出ヘッドであって、前記ヒートシンクは、前記弁体と同軸上に設けた前記駆動体に対して、前記駆動体の前記弁体側の端部を除いた部位を覆う形状を有し、前記ヒートシンクの前記弁体側の端部を前記筐体に固定する固定部を有し、前記筐体は、前記ヒートシンクの前記弁体側と反対側の端部が前記反対側へ移動可能な空間を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、均一な吐出性能を維持することが可能な液体吐出ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドの全体斜視図。
【
図2】本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドの全体断面図。
【
図3】本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドの側面方向からの要部断面図。
【
図4】本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドの側面方向からの要部断面図。
【
図5】本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドの側面方向からの要部断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の実施形態を、図面を用いて以下に説明する。
【0008】
図1は、本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドの全体斜視図である。
【0009】
液体吐出ヘッド300(以下、ヘッドと称する)は、ハウジング310aと、ハウジング310aに接合して設けたハウジング310bとを備える。ハウジング310aおよびハウジング310bは金属または樹脂からなる。両者は同じ材質で形成してもよいし、一方のハウジングを金属で形成し、他方のハウジングを樹脂で形成してもよい。
【0010】
また、ハウジング310bは、ヒートシンク380を保持している。ヒートシンク380は、ネジ318によってハウジング310bに固定しており、ハウジング310b内の熱を外部に放散する。また、ハウジング310bは、その上部に電気信号の通信のためのコネクタ350を備えている。
【0011】
ここで、ハウジング310aおよびハウジング310bは筐体の一例であり、ネジ318は固定部材の一例である。なお、以下の説明において2つのハウジングを総称する場合は、ハウジング310と記す。
【0012】
図2は、本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドの全体断面図(
図1のA-A線矢視断面図)である。
【0013】
ハウジング310aは、液体を吐出するノズル302を有するノズル板301を保持する。また、ハウジング310aは、供給ポート311側からの液体をノズル板301上を経て回収ポート313側へ送る流路312等を備える。
【0014】
ハウジング310bは、ハウジング310aの流路312と接続する供給ポート311および回収ポート313を備える。供給ポート311と回収ポート313との間には、流路312内の液体をノズル302から吐出するための液体吐出モジュール330を配置している。液体吐出モジュール330は、ハウジング310aに設けたノズル302の数に対応しており、本例では1列に並べた8個のノズル302に対応する8個の液体吐出モジュール330を備えた構成を示している。
【0015】
なお、ノズル302および液体吐出モジュール330の数および配列は上記に限るものではない。例えば、ノズル302および液体吐出モジュール330の数は、複数ではなく1個であってもよい。また、ノズル302および液体吐出モジュール330の配列は、1列ではなく、複数列で配置してもよい。
【0016】
なお、図において符号315は、ハウジング310aとハウジング310bとの接合部に設けたシール部材である。本例ではシール部材としてOリングを用いており、ハウジング310aとハウジング310bとの接合部からの液体の漏れを防いでいる。
【0017】
上記の構成により、供給ポート311は、加圧した状態の液体を外部から取り込み、液体を矢印a1方向へ送り、液体を流路312に供給する。流路312は、供給ポート311からの液体を矢印a2方向へ送る。そして、回収ポート313は、流路312に沿って配置したノズル302から吐出しなかった液体を矢印a3方向へ回収する。
【0018】
液体吐出モジュール330は、ノズル302を開閉するニードル弁331と、ニードル弁331を駆動する圧電素子332を備える。ハウジング310bは、圧電素子332の上端部と対向する位置に規制部材314を備えている。規制部材314は、圧電素子332の上端部に当接しており、圧電素子332の固定点を成している。
【0019】
ここで、ノズル302は液体吐出口の一例である。また、ニードル弁331は弁体の一例であり、圧電素子332は駆動体の一例である。
【0020】
上記構成のヘッド300は、液体をノズル302へ加圧供給した状態でニードル弁331をノズル302に対して離接することにより、ニードル弁331がノズル302から離間している間だけ、液体がノズル302から吐出する。ノズル302が開閉している間の加圧力およびニードル弁331の開閉時間に応じた液体吐出を実現することができるため、大液滴、高粘度の液体の吐出も可能となる。
【0021】
しかしながら、ニードル弁331の開閉に圧電素子332を用いるこの種のヘッド300において、圧電素子を高周波で駆動し続けると発熱量が増大し、圧電素子332およびニードル弁331に熱膨張による伸びが生じる。その結果、原点(ノズル302に対するニードル弁331の当接点)の位置が変化し、ニードル弁331に必要な変位量を得ることができなくなる。
【0022】
そこで、本発明は前述のヒートシンク380を備え、圧電素子332を高周波で使用した際の熱膨張による原点変位を抑制し、長時間駆動においても均一な吐出性能を維持できるようにしている。なお、ヒートシンク380は、破線で示すように複数の圧電素子332を跨ぐように配置している。
【0023】
図3は、本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドの側面方向からの要部断面図である。
【0024】
ハウジング310aは、ノズル302を有するノズル板301を保持する。また、ハウジング310aは、液体を通すための流路312等を備える。ハウジング310bは、ノズル302を開閉するニードル弁331と、ニードル弁331を駆動する圧電素子332と、圧電素子332を保持する圧電素子保持部材319を備える。圧電素子保持部材319はバネ部材であり、圧電素子保持部材319の上方に設けた規制部材314とニードル弁331との間で、ニードル弁331を下方へ付勢する力を発生する。
【0025】
ハウジング310bの正面および背面には、圧電素子332の位置と対応するように開口部320を備え、この開口部320には、ヒートシンク380を設ける。ここで、ヒートシンク380は、圧電素子332に直接接触するのではなく、ヒートシンク380と圧電素子332との間に弾性伝熱層390が介在している。弾性伝熱層390は、例えば放熱シリコーンからなり、グリース状の放熱シリコーンを塗布することにより形成している。
【0026】
このようにヒートシンク380と圧電素子332との間に弾性伝熱層390が介在することで、圧電素子332の熱をヒートシンク380へ効率よく導くことができる。しかも弾性伝熱層390は弾性を有するため、圧電素子332の伸縮動作への追従が可能であり、圧電素子332の伸縮動作を阻害せずに放熱することが可能になる。なお、ヒートシンク380はアルミニウムや銅等の金属からなる。また、ヒートシンク380には放熱ゲルシート等を用いてもよい。
【0027】
上述のように、本実施形態は、ノズル302を開閉するニードル弁331と、ニードル弁331を駆動する圧電素子332と、ニードル弁331および圧電素子332を保持するハウジング310とを有する液体吐出ヘッド300であって、圧電素子332に弾性伝熱層390を介して接するヒートシンク380を有する。
【0028】
これにより、圧電素子332の熱を弾性伝熱層390によりヒートシンク380へ効率よく導くことができる。また、弾性伝熱層390は弾性を有するため、圧電素子332の伸縮動作にも追従可能となり、圧電素子332の伸縮動作を阻害せずに放熱することが可能になる。その結果、均一な吐出性能を維持することが可能な液体吐出ヘッドを提供することができる。
【0029】
また、本実施形態において、ヒートシンク380は、ネジ318によってハウジング310に固定している。
【0030】
さらに、本実施形態は、ハウジング310内にニードル弁331および圧電素子332を複数備えるとともに、ヒートシンク380を複数の圧電素子332を跨ぐように設ける。
【0031】
これにより、液体吐出ヘッド300上に簡単な構成でヒートシンク380を設置することができる。
【0032】
図4は、本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドの側面方向からの要部断面図である。
【0033】
前述の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドと同等の部材には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施形態の液体吐出ヘッドは、第1実施形態に係る液体吐出ヘッドに対して、ヒートシンク381に流体383が入る中空部382を有する点が異なる。
【0034】
ヒートシンク381は中空部382を備えており、この中空部382に冷気や冷却水、冷却液等の流体383を入れることで、より効率的に熱交換を行い、放熱効果を高めることが可能になる。
【0035】
なお、中空部382は、流体383を封入した構造でもよいし、また、中空部382は、流体383が入れ替え可能に循環する構造としてもよい。また、本実施形態においても、ヒートシンク381は、アルミニウムや銅等の金属の他に放熱ゲルシート等を用いてもよい。
【0036】
上述のように、本実施形態において、ヒートシンク381は、流体383が入る中空部382を有する。これにより、より効率的に熱交換を行い、放熱効果を高めることができる。
【0037】
図5は、本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドの側面方向からの要部断面図である。
【0038】
前述の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドと同等の部材には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施形態の液体吐出ヘッドは、第1実施形態および第2実施形態に係る液体吐出ヘッドに対して、圧電素子332の熱膨張による伸び分を、ハウジング310内でキャンセルするようにした点が異なる。
【0039】
ヒートシンク384は、ニードル弁331と同軸上に設けた圧電素子332に対して、圧電素子332のニードル弁331側の端部を除いた部位を覆う形状をしている。そして、ヒートシンク384のニードル弁331側の端部384aをハウジング310bの内側で固定している。また、ハウジング310bは、規制部材314とヒートシンク384との間に隙間G1を設けた状態で、ヒートシンク384を保持する。
【0040】
上記の構成において、圧電素子332の熱は弾性伝熱層390を通してヒートシンク384に伝わる。この熱を受けてヒートシンク384が熱膨張した場合、ヒートシンク384は、端部384aを固定点として隙間G1が存在する上方へ伸びる。これにより、原点位置のずれを抑止することが可能となり、原点位置の変動による液体の吐出量のむらを低減することができる。
【0041】
上述のように、本実施形態において、ヒートシンク384は、ニードル弁331と同軸上に設けた圧電素子332に対して、圧電素子332のニードル弁331側の端部を除いた部位を覆う形状を有し、ヒートシンク384のニードル弁331側の端部384aをハウジング310に固定する。
【0042】
これにより、圧電素子332の発熱による熱膨張に伴う伸び分を、ニードル弁331と反対側(上方)へ逃がすことが可能になり、ノズル302に対するニードル弁331の当接点(原点)の位置変動を抑えることができる。
【0043】
図6は、液体吐出装置の全体概略構成図である。
図6(a)は液体吐出装置の側面図、
図6(b)は同装置の平面図である。
【0044】
液体吐出装置1000は、対象物の一例である被描画物100に対向して設置している。液体吐出装置1000は、X軸レール101と、このX軸レール101と交差するY軸レール102と、X軸レール101およびY軸レール102と交差するZ軸レール103を備える。
【0045】
Y軸レール102は、X軸レール101がY軸方向に移動可能なようにX軸レール101を保持する。また、X軸レール101は、Z軸レール103がX軸方向に移動可能なようにZ軸レール103を保持する。そして、Z軸レール103は、キャリッジ1がZ軸方向に移動可能なようにキャリッジ1を保持する。
【0046】
液体吐出装置1000は、キャリッジ1をZ軸レール103に沿ってZ軸方向に動かす第1のZ方向駆動部92と、Z軸レール103をX軸レール101に沿ってX軸方向に動かすX方向駆動部72を備える。また、液体吐出装置1000は、X軸レール101をY軸レール102に沿ってY軸方向に動かすY方向駆動部82を備える。さらに、液体吐出装置1000は、キャリッジ1に対してヘッド保持体70をZ軸方向に動かす第2のZ方向駆動部93を備える。
【0047】
上述の第1乃至第3実施形態で説明した液体吐出ヘッド300は、ヘッド300のノズル302が被描画物100に対向するようにヘッド保持体70に取り付けて使用する。
【0048】
上記のように構成した液体吐出装置1000は、キャリッジ1をX軸、Y軸およびZ軸の方向に動かしながら、ヘッド保持体70に取り付けたヘッド300(図示せず)から被描画物100に向けて液体の一例であるインクを吐出し、被描画物100に描画を行う。
【0049】
以上説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
【0050】
[第1態様]
第1態様は、ノズル302(液体吐出口の一例)を開閉するニードル弁331(弁体の一例)と、ニードル弁331を駆動する圧電素子332(駆動体の一例)と、ニードル弁331および圧電素子332を保持するハウジング310(筐体の一例)とを有する液体吐出ヘッド300(液体吐出ヘッドの一例)であって、圧電素子332に弾性伝熱層390(弾性伝熱層の一例)を介して接するヒートシンク380、381、384(ヒートシンクの一例)を有することを特徴とするものである。
【0051】
本態様によれば、圧電素子332の熱を弾性伝熱層390によりヒートシンク380、381、384へ効率よく導くことができる。また、弾性伝熱層390は弾性を有するため、圧電素子332の伸縮動作にも追従可能となり、圧電素子332の伸縮動作を阻害せずに放熱することが可能になる。その結果、均一な吐出性能を維持することが可能な液体吐出ヘッドを提供することができる。
【0052】
[第2態様]
第2態様は、第1態様において、ヒートシンク380、381は、ネジ318(固定部材の一例)によってハウジング310に固定していることを特徴とするものである。
【0053】
[第3態様]
第3態様は、第1態様または第2態様において、ハウジング310内にニードル弁331および圧電素子332を複数備えるとともに、ヒートシンク380、381、384を複数の圧電素子332を跨ぐように設けることを特徴とするものである。
【0054】
第2態様および第3態様によれば、液体吐出ヘッド300上に簡単な構成でヒートシンク380、381、384を設置することができる。
【0055】
[第4態様]
第4態様は、第1態様乃至第3態様のいずれかの態様において、ヒートシンク381は、流体383(流体の一例)が入る中空部382(中空部の一例)を有することを特徴とするものである。
【0056】
第4態様によれば、より効率的に熱交換を行い、放熱効果を高めることができる。
【0057】
[第5態様]
第5態様は、第1態様乃至第4態様のいずれかの態様において、ヒートシンク384は、ニードル弁331と同軸上に設けた圧電素子332に対して、圧電素子332のニードル弁331側の端部を除いた部位を覆う形状を有し、ヒートシンク384のニードル弁331側の端部384a(端部の一例)をハウジング310に固定することを特徴とするものである。
【0058】
第5態様によれば、圧電素子332の発熱による熱膨張に伴う伸び分を、ニードル弁331と反対側へ逃がすことが可能になり、原点の位置変動を抑えることができる。
【符号の説明】
【0059】
300 液体吐出ヘッド
301 ノズル板
302 ノズル(液体吐出口)
310 ハウジング(筐体)
318 ネジ(固定部材)
331 ニードル弁(弁体)
332 圧電素子(駆動体)
380、381、384 ヒートシンク
382 中空部
383 流体
390 弾性伝熱層
【先行技術文献】
【特許文献】
【0060】