特許7911343IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

アルミニウム合金材及びその製造方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

近年、省エネルギー及び省資源の観点から、アルミニウム合金の廃材を鋳造原料として再利用し、アルミニウム合金材を作製する技術の重要性が高まっている。しかし、アルミニウム合金の廃材中には、アルミニウム以外に種々の添加元素が含まれている。これらの添加元素の中でも、Fe(鉄)及びSi(シリコン)は、アルミニウム合金から取り除くことが難しい。そのため、アルミニウム合金の廃材を鋳造原料として再利用する場合、リサイクルされたアルミニウム合金材中のFeやSiの含有量が多くなりやすいという問題がある。また、アルミニウム合金材中のFeやSiの含有量が過度に多くなると、アルミニウム合金材中に粗大な晶出物が形成され、アルミニウム合金材の機械的特性等の悪化を招くおそれがある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の一態様は、Si(シリコン):0.6質量%以上5.0質量%以下、Fe(鉄):0.3質量%以上3.0質量%以下及びMg(マグネシウム):0.25質量%以上1.2質量%以下を含有し、残部がAl及び不可避的不純物からなる化学成分を有するアルミニウム合金からなり、Al母相中に存在する金属間化合物相の円相当径の最大値が5μmを超えるアルミニウム合金材を準備し、 前記アルミニウム合金材に1GP・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

前記の態様の製造方法においては、まず、Si及びFeの含有量が前記特定の範囲内であるアルミニウム合金からなるアルミニウム合金材を準備する。このようなアルミニウム合金材中には、Si及び/またはFeを含む粗大な金属間化合物相が形成される。このアルミニウム合金材に1GPa以上の圧力下でひずみを導入し、いずれかの断面における金属間化合物相の円相当径の最大値が5μm以下となるように金属間化合物相を分断することにより、粗大な金属間化合物相による機械的特性等への影響を低減することができる。また、前記製造方法においては、アルミニウム合金材に高圧下でひずみを導入することにより、アルミニウム合金材におけるAl母相の結晶粒を微細化したり、アルミニウム合金材中の添加元素の再固溶を促進したりすることができる。

これらの結果、前記の態様の製造方法によれば、FeやSiの含有量が比較的多い場合であっても良好な特性を備えたアルミニウム合金材を提供することができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、参考例におけるHPT加工の説明図である。
【図2】 図2、参考例における、HPT加工後の試験材B1を種々の径方向位置において観察して得られる光学顕微鏡像である。
【図3】 図3は、実施例1における試験材C1、C2、D1及びD2の応力-ひずみ曲線を示す説明図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1 試験片 2 治具

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