特許7917371IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

余剰電力を用いて液化ガスを製造・貯蔵する蓄熱システムおよび当該システムによって精製した液化ガスを用いて二酸化炭素を回収する二酸化炭素回収システム

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

カーボンニュートラル実現に向け、火力発電所や工場の排ガスを想定した排ガス冷却系の二酸化炭素回収システムが注目されているが、その普及には排ガス冷却動力の低減が必要で、有望視されるLNG冷熱の利用では、ごく限られた地点にしか技術が適用できないという制約があり、国内で発生する全ての二酸化炭素を回収する手法とはなり難い。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決する本発明の態様は、空気を圧縮する空気圧縮機と、前記空気圧縮機で圧縮された空気を膨張させて冷却した冷却空気を得る冷却手段と、前記冷却空気から液化ガスを精製する精留塔と、前記精留塔で精製された前記液化ガスを貯蔵する貯蔵手段と、を備え、前記空気圧縮機は、余剰電力によって動作することを特徴とする蓄熱システムにある。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、余剰電力を用いて液化ガスを精製・貯蔵することで、余剰電力を液化ガスに変換して貯蔵することができる。こうしてピーク時の余剰電力を貯蔵した冷熱を必要な時間にシフトして、あるいは必要な場所に移送して、二酸化炭素回収などに利用することで、安定した電力系統運用が可能となる。また、本発明の蓄熱システムでは、余剰電力を用いた揚水発電のように設置場所が制限されることがないため、幅広く余剰電力を有効活用することができる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 実施形態1に係る蓄熱システムの概略構成図である。
【図2】 発電量と空気圧縮装置の稼働状況を説明するグラフである。
【図3】 実施形態1に係る二酸化炭素回収システムの概略構成図である。
【図4】 天候に基づく発電量を示すグラフである。
【図5】 発電量と空気圧縮装置の稼働状況を説明するグラフである。

代表図 図1本件の代表的な図

1…蓄熱システム、2…空気分離装置、3、3a、3b…液化ガス貯槽、4、4a、4b…液化ガス戻しライン、5…制御部、6…空気圧縮機、7a、7b…吸着器、8…主熱交換器、9…膨張タービン、10…精留塔、11…コールドボックス、12、12a、12b…バルブ、20…排出設備、30…二酸化炭素回収手段、31…ドライヤ、32…サブリメータ、33…ドライアイス捕集装置、34…溶融機、100…二酸化炭素回収システム

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