特許7922457IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

二硫化モリブデンの粒子を分散させてなる分散体、その製造方法、及びこれを含む潤滑組成物

要約特許出願時に添付された[要約書]

潤滑性能を高度に発現できるナノサイズの二硫化モリブデン粒子の、経時でも安定に分散できる分散体と、これを含む潤滑組成物、およびその簡便な製造方法を提供する。具体的には、比表面積が40m2/g以上の二硫化モリブデン粒子(A)と、第2級窒素を有する化合物、及び有機酸塩からなる群から選ばれる1種以上の化合物(B)と、を含有する分散体、およびこの分散体を基油に混合してなる潤滑組成物を提供する。前記化合物としては、置換されたコハク酸イミド基と第2級窒素を含有する基とを有する化合物、アルキルベンゼンスルホン酸塩およびアルキルサリチル酸塩からなる群から選ばれる1種以上の化合物(B1)であることが好ましい。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ナノサイズの二硫化モリブデン粒子は、潤滑性能に優れるものの、固体であるが故に分散安定性の問題があり、経時での沈降や沈殿が生じてしまうため、DIパッケージ、エンジンオイルのコンポーネントとしての実用は困難となる場合が多い。近年は燃費向上の観点からエンジンオイルの低粘度化が進み、ナノサイズの二硫化モリブデン粒子を実装するためにあたっては、その分散安定性の問題がより顕著になっている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、二硫化モリブデン粒子を含む分散体あるいは潤滑組成物において、特定の比表面積を有する二硫化モリブデン粒子と特定の分散剤との組み合わせが、とりわけ良好な経時分散安定性を有すること、更に、当該分散剤を使用することにより、メディアレス分散を好適に適用でき、その結果、生産性を向上しうることを見出し、本発明の完成に至った。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明により、特定の二硫化モリブデン粒子を、経時分散安定性に優れる分散体とすることが出来る。また特定の化合物を分散剤として用いることにより、簡便な方法で、分散体及び潤滑組成物を提供することができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、本実施形態における二硫化モリブデン粒子の原料である三酸化モリブデン粒子の製造に用いられる装置の一例を示す概略図である。
1・・・製造装置、2・・・焼成炉、3・・・冷却配管、4・・・回収機、5・・・排気口、6・・・開度調整ダンパー、7・・・観察窓、8・・・排風装置、9・・・外部冷却装置。

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