特許7929457IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

インク組成物、水素検知素子、水素センサー、調光部材、及び調光窓に関する。さらに詳しくは、疎水性の水素検知層となる、親水性ガスクロミック材料を含むインク組成物、当該インク組成物から得られる水素検知素子、当該水素検知素子を含む水素センサー、当該水素センサーを含む調光部材、及び調光窓

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

の通り、特許文献1から4に記載された水素センサーや水素検知素子は、耐水性がいまだ十分ではなく、このため、水が存在している環境においては、正確な反応ができない場合があった。また、特許文献5に記載された水素検知素子は、60分から120分の前処理が必要であり、製作時間やエネルギーコストにおいて、いまだ満足できるものではなかった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、目的を達成すべく鋭意検討を重ねた。その結果、水素検知層とした際に、高分子の架橋構造の中にガスクロミック材料が存在する状態が形成されるインク組成物とすれば、親水性のガスクロミック材料を親水性のまま用いたインクとすることができるとともに、疎水性であり耐水性に優れた水素検知層が実現できることを見出し、本発明を完成するに至った。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明のインク組成物によれば、高分子の架橋構造の中にガスクロミック材料が存在する状態が形成された水素検知層を得ることができる。このため、親水性のガスクロミック材料を親水性のまま用いつつ、疎水性であり耐水性に優れた水素検知層を実現することができる。

本発明のインク組成物によれば、UVオゾン処理等の後処理や、アルキル基を有する化合物による前処理や、水酸基を有する化合物による前処理を必要とすることなく、疎水性であり耐水性に優れた水素検知層を得ることができる。このため、インク組成物の製造工程が簡易となり、水素検知層の形成にあたり、作製時間とエネルギーコストの両者の削減に大きく貢献することができる。

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