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特表2022-530206クアッドステーションプロセスモジュール用のフォアラインアセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-28
(54)【発明の名称】クアッドステーションプロセスモジュール用のフォアラインアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/31 20060101AFI20220621BHJP
   C23C 16/44 20060101ALI20220621BHJP
   H01L 21/677 20060101ALI20220621BHJP
   H01L 21/3065 20060101ALI20220621BHJP
【FI】
H01L21/31 C
C23C16/44 B
H01L21/68 A
H01L21/302 101G
H01L21/302 101M
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021561949
(86)(22)【出願日】2020-04-14
(85)【翻訳文提出日】2021-12-17
(86)【国際出願番号】 US2020028160
(87)【国際公開番号】W WO2020214618
(87)【国際公開日】2020-10-22
(31)【優先権主張番号】62/836,501
(32)【優先日】2019-04-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】592010081
【氏名又は名称】ラム リサーチ コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LAM RESEARCH CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】110000028
【氏名又は名称】弁理士法人明成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】バスケス・ミゲル・ベンジャミン
(72)【発明者】
【氏名】ドレイパー・エミール
【テーマコード(参考)】
4K030
5F004
5F045
5F131
【Fターム(参考)】
4K030CA04
4K030EA11
4K030GA12
4K030KA28
5F004AA13
5F004BB13
5F004BB18
5F004BC03
5F004BC06
5F045AA08
5F045BB08
5F045DP13
5F045DQ17
5F045EB08
5F045EC07
5F045EG02
5F045EN04
5F131AA02
5F131BA04
5F131BB04
5F131DB03
5F131DB52
5F131DB76
5F131DB82
5F131GA14
(57)【要約】
【解決手段】クアッドステーションプロセスモジュール(QSM)用のフォアラインアセンブリが提供される。いくつかの例では、フォアラインアセンブリは、各々がQSMのプロセスモジュールのチャンバポートに接続可能な4つの入口と、真空源に直接または間接的に接続可能な出口とを備える。第1のフォアライン分岐部が、フォアラインアセンブリの出口に近接して配置される。2つの第2の分岐部が各々、第1のフォアライン分岐部とそれぞれの対の入口との間に配置される。第1および第2の分岐部は、フォアラインアセンブリを3つのセクションに分割する。各セクション内のフォアラインのそれぞれの直径は、フォアラインアセンブリの入口の少なくとも1つから出口へのガス流の方向のそれぞれの分岐部で段階的に増加し、フォアラインアセンブリのそれぞれのセクション内で一定である。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クアッドステーションプロセスモジュール(QSM)用のフォアラインアセンブリであって、
各々が前記QSMのプロセスモジュールのチャンバポートに接続可能な4つの入口と、
真空源に直接または間接的に接続可能な出口と、
前記フォアラインアセンブリの前記出口に近接して配置された第1のフォアライン分岐部と、
各々が前記第1のフォアライン分岐部とそれぞれの対の前記入口との間に配置された、2つの第2の分岐部と
を備え、
前記第1および第2の分岐部は、前記フォアラインアセンブリを3つのセクション:前記入口から前記2つの第2の分岐部に延びる第1のセクション、前記2つの第2の分岐部から前記第1の分岐部に延びる第2のセクション、および前記第1の分岐部から前記フォアラインアセンブリの前記出口に延びる第3のセクションに分割し、
各セクション内のフォアラインのそれぞれの直径は、
前記フォアラインアセンブリの前記入口の少なくとも1つから前記出口へのガス流の方向のそれぞれの分岐部で段階的に増加し、
前記フォアラインアセンブリのそれぞれのセクション内で一定である、
フォアラインアセンブリ。
【請求項2】
請求項1に記載のフォアラインアセンブリであって、
前記第1のセクション内のフォアラインの直径は、38.1mm(約1.5インチ)~63.5mm(約2.5インチ)の範囲であり、前記第2のセクション内のフォアラインの直径は、63.5mm(約2.5インチ)~88.9mm(約3.5インチ)の範囲であり、前記第3のセクション内のフォアラインの直径は、88.9mm(約3.5インチ)~114.3mm(約4.5インチ)の範囲である、フォアラインアセンブリ。
【請求項3】
請求項2に記載のフォアラインアセンブリであって、
前記第1のセクション内の前記フォアラインの前記直径は、50.8mm(約2インチ)であり、前記第2のセクション内の前記フォアラインの前記直径は、76.2mm(約3インチ)であり、前記第3のセクション内の前記フォアラインの前記直径は、101.6mm(約4インチ)である、フォアラインアセンブリ。
【請求項4】
請求項1に記載のフォアラインアセンブリであって、
前記第2の分岐部の各々に設けられたTピースコネクタをさらに備える、フォアラインアセンブリ。
【請求項5】
請求項4に記載のフォアラインアセンブリであって、
前記Tピースコネクタは、前記第1のセクション内のフォアラインの前記直径を前記第2のセクション内のフォアラインの前記直径に遷移させる、外向きに収束する円錐セクションを含む、フォアラインアセンブリ。
【請求項6】
請求項4に記載のフォアラインアセンブリであって、
前記Tピースコネクタと前記QSMの下側との間の分離距離は、前記Tピースと前記QSMの下側との間の構成要素を収容するように構成される、フォアラインアセンブリ。
【請求項7】
請求項1に記載のフォアラインアセンブリであって、
前記フォアラインアセンブリの前記第1のセクションは、各々が前記フォアラインに沿って間隔を置いて配置された3つの実質的に直角のエルボを含む4つのフォアラインを含む、フォアラインアセンブリ。
【請求項8】
請求項7に記載のフォアラインアセンブリであって、
各エルボは、それぞれの入口とそれぞれの第2の分岐部との間に設けられる、フォアラインアセンブリ。
【請求項9】
請求項7に記載のフォアラインアセンブリであって、
前記第1のセクション内の前記フォアラインは、概して連続的であり、分離可能なジョイントまたはユニオンを含まない、フォアラインアセンブリ。
【請求項10】
請求項1に記載のフォアラインアセンブリであって、
前記フォアラインアセンブリの前記第2のセクションは、各々が前記第1の分岐部とそれぞれの第2の分岐部との間に配置された1つの実質的に直角のエルボを含む2つのフォアラインを含む、フォアラインアセンブリ。
【請求項11】
請求項10に記載のフォアラインアセンブリであって、
各直角のエルボの上端にまたは前記上端に向かって設けられた分離可能なユニオンをさらに備える、フォアラインアセンブリ。
【請求項12】
請求項11に記載のフォアラインアセンブリであって、
各ユニオンは、2つの対向するフランジを含む、フォアラインアセンブリ。
【請求項13】
請求項12に記載のフォアラインアセンブリであって、
前記対向するフランジは、前記QSMに装着されたときに各々が水平面にある、フォアラインアセンブリ。
【請求項14】
請求項1に記載のフォアラインアセンブリであって、
前記フォアラインアセンブリの前記第3のセクションは、プレナムチャンバを含み、前記プレナムチャンバは、前記第1の分岐部に設けられる、フォアラインアセンブリ。
【請求項15】
請求項1に記載のフォアラインアセンブリであって、
スプールピースをさらに備え、前記スプールピースは、低速ポンプ入口、テトラエチルオルトシリケートまたはテトラエトキシシラン(TEOS)ダイバート、ガスボックスダイバート、前駆体または他のダイバート、ヘイスティングスゲージポート、およびベローズの1つまたは複数を含む、フォアラインアセンブリ。
【請求項16】
クアッドステーションプロセスモジュール(QSM)用のフォアラインアセンブリを作製する方法であって、
前記フォアラインアセンブリ用の4つの入口を設けることであって、各入口は、前記QSMのプロセスモジュールのチャンバポートに接続可能であることと、
前記フォアラインアセンブリ用の出口を設けることであって、前記出口は、真空源に直接または間接的に接続可能であることと、
前記フォアラインアセンブリ用の第1のフォアライン分岐部を設けることであって、前記第1のフォアライン分岐部は、前記フォアラインアセンブリの前記出口に近接して配置されることと、
前記フォアラインアセンブリ用の2つの第2の分岐部を設けることであって、各第2の分岐部は、前記第1のフォアライン分岐部とそれぞれの対の前記入口との間に配置され、前記第1および第2の分岐部は、前記フォアラインアセンブリを3つのセクション:前記入口から前記2つの第2の分岐部に延びる第1のセクション、前記2つの第2の分岐部から前記第1の分岐部に延びる第2のセクション、および前記第1の分岐部から前記フォアラインアセンブリの前記出口に延びる第3のセクションに分割することと
を含み、
各セクション内のフォアラインのそれぞれの直径は、
前記フォアラインアセンブリの前記入口の少なくとも1つから前記出口へのガス流の方向のそれぞれの分岐部で段階的に増加し、
前記フォアラインアセンブリのそれぞれのセクション内で一定である、
方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法であって、
前記第1のセクション内に38.1mm(約1.5インチ)~63.5mm(約2.5インチ)の範囲のフォアラインの直径を設けることと、前記第2のセクション内に63.5mm(約2.5インチ)~88.9mm(約3.5インチ)の範囲のフォアラインの直径を設けることと、前記第3のセクション内に88.9mm(約3.5インチ)~114.3mm(約4.5インチ)の範囲のフォアラインの直径を設けることとをさらに含む、方法。
【請求項18】
請求項17に記載の方法であって、
前記第1のセクション内に50.8mm(約2インチ)の前記フォアラインの前記直径を設けることと、前記第2のセクション内に76.2mm(約3インチ)の前記フォアラインの前記直径を設けることと、前記第3のセクション内に101.6mm(約4インチ)の前記フォアラインの前記直径を設けることとをさらに含む、方法。
【請求項19】
請求項16に記載の方法であって、
前記第2の分岐部の各々にTピースコネクタを設けることをさらに含む、方法。
【請求項20】
請求項19に記載の方法であって、
前記第1のセクション内のフォアラインの前記直径を前記第2のセクション内のフォアラインの前記直径に遷移させる、少なくとも1つの外向きに収束する円錐セクションを前記Tピースコネクタに含めることをさらに含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権の主張
本出願は、2019年4月19日に出願された米国仮特許出願第62/836,501号の優先権の利益を主張し、上記の出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、フォアラインアセンブリおよび構成に関し、より詳細には、半導体製造用途におけるクアッドステーションプロセスモジュール(QSM)用に構成されたフォアラインアセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
フォアラインアセンブリは、典型的には、処理チャンバまたはモジュールの下の真空源に接続され、ウエハ処理中にチャンバから排気ガスを排出する。フォアラインアセンブリの従来の構成では、下部チャンバハードウェアの保守が非常に困難になる場合がある。一部のモジュールの下部部分は非常に混雑しているため、新しいハードウェアを追加するのは困難である。特に、一部の下部チャンバハードウェアは、フォアラインの形状および場所によって決定される台座リフトの配向のため、作業が特に困難である。
【0004】
ここで提供される背景の説明は、本開示の内容を概ね提示することを目的とする。この背景技術のセクションで説明される範囲内における、現時点で名前を挙げられている発明者らによる研究、ならびに出願の時点で先行技術として別途みなされ得ない説明の態様は、明示または暗示を問わず、本開示に対抗する先行技術として認められない。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、一般に、クアッドステーションプロセスモジュール(QSM)用のフォアラインアセンブリに関する。いくつかの実施形態では、フォアラインアセンブリは、各々がQSMのプロセスモジュールのチャンバポートに接続可能な4つの入口と、真空源に直接または間接的に接続可能な出口と、フォアラインアセンブリの出口に近接して配置された第1のフォアライン分岐部と、各々が第1のフォアライン分岐部とそれぞれの対の入口との間に配置された、2つの第2の分岐部とを備え、第1および第2の分岐部は、フォアラインアセンブリを3つのセクション:入口から2つの第2の分岐部に延びる第1のセクション、2つの第2の分岐部から第1の分岐部に延びる第2のセクション、および第1の分岐部からフォアラインアセンブリの出口に延びる第3のセクションに分割し、各セクション内のフォアラインのそれぞれの直径は、フォアラインアセンブリの入口の少なくとも1つから出口へのガス流の方向のそれぞれの分岐部で段階的に増加し、フォアラインアセンブリのそれぞれのセクション内で一定である。
【0006】
いくつかの例では、第1のセクション内のフォアラインの直径は、38.1mm(約1.5インチ)~63.5mm(約2.5インチ)の範囲であり、第2のセクション内のフォアラインの直径は、63.5mm(約2.5インチ)~88.9mm(約3.5インチ)の範囲であり、第3のセクション内のフォアラインの直径は、88.9mm(約3.5インチ)~114.3mm(約4.5インチ)の範囲である。いくつかの例では、第1のセクション内のフォアラインの直径は、50.8mm(約2インチ)であり、第2のセクション内のフォアラインの直径は、76.2mm(約3インチ)であり、第3のセクション内のフォアラインの直径は、101.6mm(約4インチ)である。
【0007】
いくつかの例では、フォアラインアセンブリは、第2の分岐部の各々に設けられたTピースコネクタをさらに備える。いくつかの例では、Tピースコネクタは、第1のセクション内のフォアラインの直径を第2のセクション内のフォアラインの直径に遷移させる、外向きに収束する円錐セクションを含む。いくつかの例では、TピースコネクタとQSMの下側との間の分離距離は、TピースとQSMの下側との間の構成要素を収容するように構成される。
【0008】
いくつかの例では、フォアラインアセンブリの第1のセクションは、各々がフォアラインに沿って間隔を置いて配置された3つの実質的に直角のエルボを含む4つのフォアラインを含む。いくつかの例では、各エルボは、それぞれの入口とそれぞれの第2の分岐部との間に設けられる。いくつかの例では、第1のセクション内のフォアラインは、概して連続的であり、分離可能なジョイントまたはユニオンを含まない。
【0009】
いくつかの例では、フォアラインアセンブリの第2のセクションは、各々が第1の分岐部とそれぞれの第2の分岐部との間に配置された1つの実質的に直角のエルボを含む2つのフォアラインを含む。いくつかの例では、フォアラインアセンブリは、各直角のエルボの上端にまたは上端に向かって設けられた分離可能なユニオンをさらに備える。いくつかの例では、各ユニオンは、2つの対向するフランジを含む。いくつかの例では、対向するフランジは、QSMに装着されたときに各々が水平面にある。
【0010】
いくつかの例では、フォアラインアセンブリの第3のセクションは、プレナムチャンバを含み、プレナムチャンバは、第1の分岐部に設けられる。
【0011】
いくつかの例では、フォアラインアセンブリは、スプールピースをさらに備え、スプールピースは、低速ポンプ入口、テトラエチルオルトシリケートまたはテトラエトキシシラン(TEOS)ダイバート、ガスボックスダイバート、前駆体または他のダイバート、ヘイスティングスゲージポート、およびベローズの1つまたは複数を含む。
【図面の簡単な説明】
【0012】
添付の図面の図にいくつかの実施形態が図示されているが、これらは例示であって、限定として示されるものではない。
【0013】
図1図1は、本開示の例示的なフォアラインアセンブリが展開され得る基板処理ツールの概略図である。
図2図2は、本開示の例示的なフォアラインアセンブリが展開され得る基板処理ツールの概略図である。
図3図3は、本開示の例示的なフォアラインアセンブリが展開され得る基板処理ツールの概略図である。
図4図4は、本開示の例示的なフォアラインアセンブリが展開され得る基板処理ツールの概略図である。
【0014】
図5図5は、本開示の例示的なフォアラインアセンブリが展開され得るクアッドステーションプロセスモジュールを含む例示的な基板処理ツールの概略図である。
【0015】
図6図6は、例示的な実施形態による、QSMに装着されたフォアラインアセンブリおよび関連する構成要素の例示的な構成を示す図である。
図7図7は、例示的な実施形態による、QSMに装着されたフォアラインアセンブリおよび関連する構成要素の例示的な構成を示す図である。
図8図8は、例示的な実施形態による、QSMに装着されたフォアラインアセンブリおよび関連する構成要素の例示的な構成を示す図である。
【0016】
図9図9は、例示的な実施形態による、(明確化のためにQSMに装着されていない)フォアラインアセンブリの絵画図である。
図10図10は、例示的な実施形態による、(明確化のためにQSMに装着されていない)フォアラインアセンブリの絵画図である。
【0017】
図11図11は、例示的な実施形態による、スプールピースの絵画図である。
【0018】
図12図12は、例示的な実施形態による、方法における動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下の説明は、本開示の例示的な実施形態を具現化するシステム、方法、技法、命令シーケンス、およびコンピューティング機械プログラム製品を含む。以下の説明では、説明の目的で、例示的な実施形態の完全な理解を提供するために多数の具体的な詳細が記載されている。しかし、本開示をこれらの具体的な詳細なしで実践してもよいことが、当業者に明らかになるであろう。
【0020】
この特許文書の開示の一部は、著作権保護の対象となる資料を含み得る。著作権者は、特許書類または特許の開示が特許商標庁の特許包袋または記録に現れる限り、その特許書類または特許の開示がいかなる者によって複写されることに対して異議を唱えないが、それ以外の場合には一切の著作権を留保する。以下の表示は、後述または図示され本文書の一部を構成するすべてのデータに適用される:Copyright Lam Research Corporation,2019-2020,All Rights Reserved。
【0021】
基板処理システムを使用して、半導体ウエハなどの基板の堆積、エッチング、および/または他の処理を実施することができる。処理中、基板は、基板処理システムの処理チャンバ内の基板支持体上に配置される。エッチングまたは堆積中、それぞれ1つまたは複数のエッチングガスまたはガス前駆体を含むガス混合物が処理チャンバに導入され、プラズマが打たれて化学反応を活性化することができる。
【0022】
基板処理システムは、製作室内に配置された複数の基板処理ツールを含むことができる。基板処理ツールの各々は、複数のプロセスモジュールを含み得る。典型的には、基板処理ツールは、最大6つのプロセスモジュールを含む。
【0023】
ここで図1を参照すると、例示的な基板処理ツール100の上面図が示されている。基板処理ツール100は、複数のプロセスモジュール104を含む。いくつかの例では、プロセスモジュール104の各々は、基板上で1つまたは複数のそれぞれのプロセスを実施するように構成され得る。処理される基板は、機器フロントエンドモジュール(EFEM)108のローディングステーションのポートを介して基板処理ツール100にロードされ、次いでプロセスモジュール104の1つまたは複数に移送される。例えば、基板は、連続してプロセスモジュール104の各々にロードされ得る。ここで図2を参照すると、複数の基板処理ツール208を含む製作室204の例示的な配置200が示されている。
【0024】
図3は、第1の基板処理ツール304および第2の基板処理ツール308を含む第1の例示的な構成300を示す。第1の基板処理ツール304および第2の基板処理ツール308は、順次配置され、真空下にある移送ステージ312によって接続される。示すように、移送ステージ312は、第1の基板処理ツール304の真空移送モジュール(VTM)316と第2の基板処理ツール308の真空移送モジュール(VTM)320との間で基板を移送するように構成された枢動移送機構を含む。しかし、他の例では、移送ステージ312は、線形移送機構などの他の適切な移送機構を含み得る。いくつかの例では、VTM316の第1のロボット(図示せず)は、第1の位置に配置された支持体324上に基板を載置することができ、支持体324は、第2の位置に枢動され、VTM320の第2のロボット(図示せず)は、第2の位置にある支持体324から基板を回収する。いくつかの例では、第2の基板処理ツール308は、処理段階の間に1つまたは複数の基板を保管するように構成された保管バッファ328を含み得る。
【0025】
移送機構はまた、基板処理ツール308と304との間に2つ以上の移送システムを提供するために積み重ねられてもよい。移送ステージ312はまた、一度に複数の基板を輸送または緩衝する複数のスロットを有し得る。
【0026】
構成300において、第1の基板処理ツール304および第2の基板処理ツール308は、単一の機器フロントエンドモジュール(EFEM)332を共有するように構成される。
【0027】
図4は、順次配置され、移送ステージ412によって接続された第1の基板処理ツール404および第2の基板処理ツール408を含む第2の例示的な構成400を示す。構成400は、構成400においてEFEM332が排除されていることを除いて、図3の構成300と同様である。したがって、基板は、エアロックローディングステーション416を介して直接(例えば、真空ウエハキャリア、フロントオープニングユニファイドポッド(FOUP)、大気圧(ATM)ロボットなどの保管もしくは輸送キャリア、または他の適切な機構を使用する)、第1の基板処理ツール404にロードされ得る。
【0028】
本開示のフォアラインアセンブリは、クアッドステーションプロセスモジュール(QSM)内で展開することができる。いくつかの例では、図5に示すように、クアッドステーションプロセスモジュールが提供される。基板処理ツール500が、基板処理ツール500内のそれぞれのコーナステーションに配置された4つのプロセスモジュール(またはプロセスチャンバ)508を含む。プロセスモジュール508の他の配置もまた、可能である。基板処理ツール500は、総称して移送ロボット502/504と呼ばれる移送ロボット502および504を含む。処理ツール500は、例示の目的のために機械的インデクサなしで示されている。他の例では、ツール500のそれぞれのプロセスモジュール508は、機械的インデクサを含み得る。
【0029】
VTM516およびEFEM510は各々、移送ロボット502/504のうちの1つを含むことができる。移送ロボット502/504は、同じ構成または異なる構成を有し得る。いくつかの例では、移送ロボット502は、2つのアームを有し、各々が2つの垂直に積み重ねられたエンドエフェクタを有するものとして示されている。VTM516のロボット502は、EFEM510との間で、およびプロセスモジュール508間で基板を選択的に移送する。EFEM510のロボット504は、EFEM510との間で基板を移送する。いくつかの例では、ロボット504は、2つのアームを有し得、各アームは、単一のエンドエフェクタまたは2つの垂直に積み重ねられたエンドエフェクタを有する。システムコントローラ506が、限定はしないが、ロボット502/504の動作、およびプロセスモジュール508のそれぞれのインデクサの回転などを含む、図示の基板処理ツール500およびその構成要素の様々な動作を制御することができる。
【0030】
ツール500は、例えば、4つのプロセスモジュール508の各々とインターフェースするように構成される。各プロセスモジュール508は、それぞれのスロット512を介してアクセス可能な単一のロードステーションを有することができる。この例では、VTM516の側面514は、角度が付けられていない(すなわち、側面514は実質的に真っ直ぐまたは平面である)。他の配置もまた、可能である。図示の方式では、各々が単一のロードステーションを有するプロセスモジュール508の2つが、VTM516の各側面514に結合される。したがって、EFEM510は、プロセスモジュール508の2つの間に少なくとも部分的に配置され得る。
【0031】
プロセスモジュール508での基板処理中、処理ガスは、例えば、プラズマの生成を支援するためにモジュールに入る。次に、ガスはプロセスモジュール508を出る。排気ガスの放出は、この仕様ではフォアラインとも呼ばれる真空または排気ラインによって実施することができる。フォアラインアセンブリ内の1つまたは複数のフォアラインは、各処理モジュール508の下に位置し、プロセスモジュール508からガスを放出するために真空源に接続され得る。
【0032】
図6図8は、QSM600の下側に装着されたフォアラインアセンブリ606および関連する構成要素の例示的な構成を概して示す。例示的なQSM600が、図6に絵画的に示されている。一部のQSM600の部品は、明確化のために省略されている。QSM600は、QSM600のそれぞれのコーナステーションに概して正方形の構成で配置された4つのプロセスモジュール(またはプロセスチャンバ、またはプロセスステーション)608を含む。プロセスモジュール608の他の配置もまた、可能である。QSM600内の各プロセスモジュール608は、処理中に基板またはウエハを支持するウエハ支持体610を含む。いくつかの例では、ウエハ支持体610は、台座またはチャックを含む。他のタイプのウエハ支持体または構成要素を使用してプロセスモジュール608内のウエハを支持し、それらに対して異なるタイプのプロセスを実施することができる。
【0033】
各プロセスモジュール608は、リフトピンを上方に移動させ、ウエハ移送中にウエハを外すことができるそれぞれのリフトピンアクチュエータアセンブリ612を含む。リフトピンアクチュエータアセンブリ612は、eDSCを含み得る。いくつかの例では、eDSCは、一般にプロセスチャンバの外側で各ステーション608の下に位置決めされ、台座610およびその支持機構と相互作用する構成要素である。
【0034】
基板処理ツール600は、あるウエハ支持体610から別のウエハ支持体610にウエハを移送することができるスピンドル602を含む。スピンドル602は、図7でより明確に見ることができるスピンドルモータ704によって駆動され得る。明確化のために、スピンドル602が作用することができる移送プレートは、図には描かれていない。移送プレートは、ウエハ移送段階中に回転させることができ、この段階中のウエハの移動は、他のウエハ移送機構、例えば図5の移送ロボット502/504によって与えられるウエハの移動と調整され得る。
【0035】
フォアラインアセンブリ606のセクションは、図6のQSM600の下に見ることができる。このセクションは、フォアラインアセンブリの「第3のセクション」であり、以下でより詳細に説明される。フォアラインアセンブリ606は、真空源604および組み合わせ弁または制御弁614などの他の下流構成要素に直接または間接的に接続可能な下部出口616を含む。ウエハ処理中、フォアラインアセンブリ606は、ウエハまたは基板処理中にプロセスモジュール608(プロセスチャンバ)の各々およびQSM全体から排気ガスを排出する。
【0036】
図7は、QSM600の下側および関連する構成要素の概略図である。フォアラインアセンブリ606およびリフトピンアクチュエータアセンブリ612の下側図が、ここでは見ることができる。RFフィルタボックス611が、各リフトピンアクチュエータアセンブリ612に取り付けられる。以下でより詳細に説明するように、フォアラインアセンブリ606の各(上部)入口712は、それぞれのチャンバポートでそれぞれのプロセスモジュール(チャンバ)608に接続される。
【0037】
フォアラインアセンブリ606の図示の構成は、スピンドル602(またはスピンドルモータ704)の軸に対するリフトピンアクチュエータアセンブリ612の配向が同じままであるための余地を可能にし、すなわち、それらはスピンドル602の周りの想像上の同心リングを同じ方向に辿ることに留意されたい。フォアラインアセンブリ606の(下部)出口616は、真空源604および制御弁614に直接または間接的に接続可能である。QSM600は、示すように、QSM600に供給するための様々な構成要素および供給ライン702、コネクタ706、制御配線708、ならびに他のモジュール710を含み得る。他の構成要素およびQSMの配置もまた、可能である。
【0038】
図8は、QSM600の下側に装着された例示的なフォアラインアセンブリ606のさらなる絵画図を示す。フォアラインアセンブリ606、スピンドルモータ704、およびリフトピンアクチュエータアセンブリ612が、再び図で見ることができる。フォアラインアセンブリ606の図示の構成は、QSM600の下に位置決めされたスピンドルモータ704および他のプロセス支持構成要素の周りに十分なクリアランスを可能にすることに留意されたい。上述のリフトピンアクチュエータアセンブリ612のこのクリアランスおよび一貫した配向は、QSM600のメンテナンス中またはウエハ処理サイクル間において、交換部品の均一性およびオペレータによるQSM600へのアクセスの容易さを可能にし得る。
【0039】
図9図10は、QSMに装着されていないフォアラインアセンブリ606の絵画図を示す。図示のフォアラインアセンブリ606は、この例では、チャンバポート712を含む4つの入口を含む。プロセス要件に応じて、他の入口の数または構成が可能である。例えば、2インチの入口712は、in-situプロセスモジュール(チャンバ)608内の既存のポートに対するフォアラインアセンブリ606の固定された装着を容易にするために、4インチのチャンバポートを含み得る。フォアラインアセンブリ606の出口616は、604における真空源に直接または間接的に接続可能である。フォアラインアセンブリ606を通る真空圧および排気ガスの流れは、組み合わせ制御弁614などの制御弁によって調節することができる。
【0040】
いくつかの例では、フォアラインアセンブリ606内のフォアラインは、3つの分岐部を含む。例えば、第1のまたは主分岐部902が、出口616に近接して設けられる。第1の分岐部902において、図9の例に示されるように、比較的大きな直径のパイプセクションが2つの比較的小さなパイプセクション908を接合する。プロセスモジュール608に近い2つの(ここでは分岐している)フォアライン908のそれぞれの直径は、例えば図に示すように、ほぼ同じであり得る。いくつかの例では、それぞれのパイプの直径は、処理フローまたは圧力要件に応じて異なる場合がある。第1の分岐部902は、二股に分かれたフォアライン908へのより均一な分配のために真空圧を均一化するプレナムチャンバ922を含み得る。プロセスモジュール908から外向きに下方に流れる排気ガスの方向の別の観点から、第1の分岐部902の上流の2つのフォアライン908は1つのラインに合流し、排気ガスは1つのガスストリームを形成する。
【0041】
フォアラインアセンブリの2つの第2の分岐部904は、示すように、第1の分岐部902とそれぞれの対の入口712との間に配置される。図9の図では、2つの第2の分岐部904のうちの1つだけが完全に見ることができる。いくつかの例では、第1および第2の分岐部902および904は、フォアラインアセンブリ606のフォアラインを3つのセクション:入口712から2つの第2の分岐部904に延びる第1のセクション906、第2の分岐部904から第1の分岐部902に延びる第2のセクション908、および第1の分岐部902からフォアラインアセンブリ606の出口616に延びる第3のセクション910に分割する。
【0042】
第1のセクション906内のフォアラインの直径は、38.1mm(約1.5インチ)~63.5mm(約2.5インチ)の範囲であり得る。第2のセクション908内のフォアラインの直径は、63.5mm(約2.5インチ)~88.9mm(約3.5インチ)の範囲であり得る。第3のセクション910内のフォアラインの直径は、88.9mm(約3.5インチ)~114.3mm(約4.5インチ)の範囲であり得る。図示の例では、2-3-4インチのフォアラインアセンブリ606が示されており、フォアラインアセンブリ606の第1のセクション906では2インチのライン、第2のセクション908では3インチのライン、および第3のセクション910では4インチのラインの使用を示している。他のライン構成もまた、可能である。いくつかの例では、入口712またはコネクタとの間の各セクション906、908、および910の各ラインの直径は、全体にわたって実質的に均一である。
【0043】
いくつかの例では、Tピースコネクタ912が、各第2の分岐部904に設けられる。例示的なTピースコネクタ912は、示すように、3インチのフォアラインの直径を2インチのフォアラインに(またはその逆に排気ガスの流れの方向に)遷移させる、2つの外向きに収束する円錐セクションを含み得る。いくつかの例では、Tピースコネクタ912とQSM600の下側との間の位置または分離距離は、他の構成要素、例えばリフトピンアクチュエータアセンブリ612、RFフィルタボックス611、スピンドルモータ704、mDSCモータ、またはeDSCモータを収容するように選択することができる。
【0044】
第1のセクション906において、フォアラインアセンブリ606は、各々がフォアラインに沿って間隔を置いて配置された3つの実質的に直角のエルボ914を含む4つのフォアラインを含む。エルボは、各入口712とそれぞれの第2の分岐部904との間に設けられる。いくつかの例では、第1のセクション906内のフォアラインは、概して連続的であり、分離可能なジョイントまたはユニオンは設けられない。他の配置もまた、可能である。
【0045】
第2のセクション908において、フォアラインアセンブリ606は、各々が第1の分岐部902と第2の分岐部904との間に配置された1つの実質的に直角のエルボ916を含む2つのフォアラインを含む。いくつかの例では、分離可能なユニオン918が、各エルボ916の上端にまたは上端に向かって設けられる。各ユニオン918は、示すように、各エルボ916をTピースコネクタ912の出口ポートに接合するために共にボルト締めすることができる2つの対向するフランジ920を含み得る。フランジ920は水平面にあり、エルボ916の上のそれらの位置決めは、第2のセクション908における異なる「右回り」または「左回り」の要素が回避されるという意味で、第2のセクション908の両方の半体に対称性を作り出す。フランジ920の水平配向はまた、QSM600の真下からナットまたはボルトにアクセスすることができる(アクセスのために横方向のスペースを必要としない)ので、オペレータがフランジ920を垂直に通過するナットまたはボルトに容易にアクセスしてユニオン918を固定することを可能にする。ユニオン918およびフランジ920のこの水平配向は、スピンドルモータ704の周りの前述の改善されたクリアランスと共に、QSM600のオペレータによるメンテナンスの容易さをさらに支援する。
【0046】
フォアラインアセンブリ606の第3のセクション910は、上で参照されたプレナムチャンバ922と、プレナムチャンバ922からフォアラインアセンブリ606の出口616に延びる比較的短い長さの大径フォアラインとを含み得る。
【0047】
図11を参照すると、いくつかの例では、フォアラインアセンブリ606は、スプールピース1104を含むか、またはスプールピース1104に接続可能である。スプールピース1104は、真空源604とフォアラインアセンブリ606の出口616との間に挿入され得る。便宜上、例示的なスプールピース1104は、真空源604の方向を指すインジケータ1102を含み得る。いくつかの例では、スプールピース1104は、低速ポンプ入口1106と、TEOSダイバート1108と、ガスボックスダイバート1110とを含む。いくつかの例では、スプールピース1104は、前駆体または他のダイバート1112と、ヘイスティングスゲージポート1114と、ベローズ1116とを含み、オペレータの保守性およびスプールピース1104の簡単な調整を容易にする。
【0048】
いくつかの実施形態は、方法を含む。図12を参照すると、QSM用のフォアラインアセンブリを作製する方法1200は、動作1202において、フォアラインアセンブリ用の4つの入口を設けることであって、各入口は、QSMのプロセスモジュールのチャンバポートに接続可能であることと、動作1204において、フォアラインアセンブリ用の出口を設けることであって、出口は、真空源に直接または間接的に接続可能であることと、動作1206において、フォアラインアセンブリ用の第1のフォアライン分岐部を設けることであって、第1のフォアライン分岐部は、フォアラインアセンブリの出口に近接して配置されることと、動作1208において、フォアラインアセンブリ用の2つの第2の分岐部を設けることであって、各第2の分岐部は、第1のフォアライン分岐部とそれぞれの対の入口との間に配置され、1210において、第1および第2の分岐部は、フォアラインアセンブリを3つのセクション:入口から2つの第2の分岐部に延びる第1のセクション、2つの第2の分岐部から第1の分岐部に延びる第2のセクション、および第1の分岐部からフォアラインアセンブリの出口に延びる第3のセクションに分割することとを含み、1212において、各セクション内のフォアラインのそれぞれの直径は、フォアラインアセンブリの入口の少なくとも1つから出口へのガス流の方向のそれぞれの分岐部で段階的に増加し、フォアラインアセンブリのそれぞれのセクション内で一定である。
【0049】
いくつかの例では、方法1200は、第1のセクション内に38.1mm(約1.5インチ)~63.5mm(約2.5インチ)の範囲のフォアラインの直径を設けることと、第2のセクション内に63.5mm(約2.5インチ)~88.9mm(約3.5インチ)の範囲のフォアラインの直径を設けることと、第3のセクション内に88.9mm(約3.5インチ)~114.3mm(約4.5インチ)の範囲のフォアラインの直径を設けることとをさらに含む。
【0050】
いくつかの例では、方法1200は、第1のセクション内に50.8mm(約2インチ)のフォアラインの直径を設けることと、第2のセクション内に76.2mm(約3インチ)のフォアラインの直径を設けることと、第3のセクション内に101.6mm(約4インチ)のフォアラインの直径を設けることとをさらに含む。
【0051】
いくつかの例では、方法1200は、第2の分岐部の各々にTピースコネクタを設けることをさらに含む。
【0052】
いくつかの例では、方法1200は、第1のセクション内のフォアラインの直径を第2のセクション内のフォアラインの直径に遷移させる、少なくとも1つの外向きに収束する円錐セクションをTピースコネクタに含めることをさらに含む。
【0053】
特定の例示的な実施形態または方法を参照して例が説明されてきたが、本実施形態のより広い範囲から逸脱することなく、これらの実施形態に対して様々な修正および変更を行うことができることは明らかであろう。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味において考慮されるべきである。本明細書の一部を形成する添付の図面は、限定ではなく例示として、主題が実践され得る特定の実施形態を示す。例示された実施形態は、本明細書に開示された教示を当業者が実践できるように十分詳細に説明されている。本開示の範囲から逸脱することなく構造的および論理的な置換および変更を行うことができるように、他の実施形態を利用してもよく、また、明細書に開示された教示から他の実施形態を導き出してもよい。したがって、この詳細な説明は、限定的な意味で解釈されるべきではなく、様々な実施形態の範囲は、添付の特許請求の範囲と、そのような特許請求の範囲が権利を与えられる均等物のすべての範囲とによってのみ定義される。
【0054】
本発明の主題のそのような実施形態は、本明細書において個々におよび/または集合的に「発明」という用語によって言及される場合があるが、これは単に便宜上の問題であり、本出願の範囲を任意の単一の発明または発明概念(もし実際に複数が開示されているならば)に自発的に限定する意図はない。したがって、本明細書では特定の実施形態を例示し説明したが、同じ目的を達成するために算定された任意の構成が、示された特定の実施形態の代替となり得ることを理解されたい。本開示は、様々な実施形態のありとあらゆる適応または変形を網羅することを意図している。上記の実施形態と、本明細書に具体的に記載されていない他の実施形態との組み合わせは、上記の説明を検討すれば、当業者には明らかであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図11
図12
【国際調査報告】