(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-05
(54)【発明の名称】フラットな光学デバイスのための開孔
(51)【国際特許分類】
G02B 5/20 20060101AFI20220729BHJP
【FI】
G02B5/20
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021572006
(86)(22)【出願日】2020-05-18
(85)【翻訳文提出日】2022-02-01
(86)【国際出願番号】 US2020033428
(87)【国際公開番号】W WO2020247169
(87)【国際公開日】2020-12-10
(32)【優先日】2019-06-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】390040660
【氏名又は名称】アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】APPLIED MATERIALS,INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ドシェイ, セイジ トコ ギャレット
(72)【発明者】
【氏名】マイヤー ティマーマン タイセン, ラトガー
(72)【発明者】
【氏名】ゴデット, ルドヴィーク
(72)【発明者】
【氏名】チェン, ジエン アン
(72)【発明者】
【氏名】シャー, ピンケシュ ロヒト
【テーマコード(参考)】
2H148
【Fターム(参考)】
2H148AA09
2H148AA21
(57)【要約】
本明細書に記載される実施形態は、光学デバイスを製造する方法に関する。本明細書に記載される方法は、複数の構造を有する光学デバイスの各々を取り囲む開孔をともなって、基板上で1つ以上の光学デバイスを製造することを可能にする。本明細書に記載される方法の一実施形態は、基板の表面に開孔材料層を配置すること、開孔及び基板の表面の上に構造材料層を配置すること、開孔及び構造材料層の上にハードマスクを配置すること、ハードマスクの上にパターン化されたフォトレジストを配置することであって、該パターン化されたフォトレジストが露出ハードマスク部分を画定する、フォトレジストを配置すること、露出ハードマスク部分を除去して構造材料層の構造部分を露出させること、及び構造部分を除去して基板の表面の領域上の開孔間に複数の構造を形成することを含む。
【選択図】
図3F
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
基板の表面に開孔材料層を配置すること、
前記開孔材料層をパターン化して、
隣接する光学デバイスによって画定された第1のスペース、及び
前記隣接する光学デバイスのうちの1つと前記基板の周縁とによって画定された第2のスペース
のうちの1つに対応する前記基板の前記表面の領域の上に開孔を形成すること、
前記開孔及び前記基板の前記表面の上に構造材料層を配置すること、
前記開孔及び前記構造材料層の上にハードマスクを配置すること、
前記ハードマスクの上にパターン化されたフォトレジストを配置することであって、前記パターン化されたフォトレジストが露出ハードマスク部分を画定する、フォトレジストを配置すること、
前記露出ハードマスク部分を除去して、前記構造材料層の構造部分を露出させること、及び
前記構造部分を除去して、前記基板の前記表面の領域の上の前記開孔間に複数の構造を形成すること、
を含む、方法。
【請求項2】
前記パターン化されたフォトレジスト及び前記ハードマスクが、前記複数の構造が形成された後に除去される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記パターン化されたフォトレジストを除去することが、リソグラフィプロセス又はエッチングプロセスのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記開孔材料層が、1つ以上のクロム(Cr)、窒化チタン(TiN)、アモルファスシリコン(a-Si)、チタン(Ti)、及びアルミニウム(Al)含有材料を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記開孔材料層を配置することが、物理的気相堆積(PVD)プロセス、化学気相堆積(CVD)プロセス、プラズマ(PECVD)プロセス、流動性CVD(FCVD)プロセス、及び原子層堆積(ALD)プロセスのうちの1つ以上を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記開孔材料層をパターン化することが、イオン注入、イオンエッチング、反応性イオンエッチング(RIE)、指向性RIE、マイクロブラスト、ウォータージェット切断、レーザエッチング、及び選択的湿式化学エッチングのうちの1つ以上を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ハードマスクが、クロム(Cr)、銀(Ag)、窒化ケイ素(Si
3N
4)
、酸化ケイ素(SiO
2)、TiN、及び炭素(C)含有材料のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ハードマスクを配置することが、液体材料注入鋳造プロセス、スピンオンコーティングプロセス、液体噴霧コーティングプロセス、乾燥粉末コーティングプロセス、スクリーン印刷プロセス、ドクターブレードプロセス、PVDプロセス、CVDプロセス、PECVDプロセス、FCVDプロセス、及びALDプロセスのうちの1つ以上を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ハードマスクが前記構造材料層よりも大きいエッチング選択性を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記複数の構造の各構造が、約1000ナノメートル(nm)未満の寸法を有するナノ構造である、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
基板の表面に構造材料層を配置すること、
前記構造材料層の上に開孔材料層を配置すること、
前記開孔材料層をパターン化して、
隣接する光学デバイスによって画定された第1のスペース、及び
前記隣接する光学デバイスのうちの1つと前記基板の周縁とによって画定された第2のスペース
のうちの1つに対応する前記基板の前記表面の領域の上に開孔を形成すること、
前記開孔及び前記構造材料層の上に有機平坦化層(OPL)を配置すること、
前記OPLの上にパターン化されたフォトレジストを配置することであって、前記パターン化されたフォトレジストが露出OPL部分を画定する、フォトレジストを配置すること、
前記露出したOPL部分を除去して前記構造材料層の構造部分を露出させること、及び
前記構造部分を除去して、前記基板の前記表面の領域の上の前記開孔間に複数の構造を形成すること、
を含む、方法。
【請求項12】
ハードマスクが前記構造材料層と前記開孔材料層との間に配置される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記構造材料層がアモルファスシリコン(a-Si)含有層であり、前記ハードマスクが窒化ケイ素(Si
3N
4)含有層であり、前記開孔材料層がクロム(Cr)含有層である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記a-Si含有層が約450ナノメートル(nm)から約650nmの第1の厚さを有し、前記Si
3N
4含有層が約10nmから約200nmの第2の厚さを有し、Cr含有層が約10nmから約200nmの第3の厚さを有する、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記パターン化されたフォトレジスト及び前記OPLが、前記複数の構造が形成された後に除去される、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
基板の表面に構造材料層を配置することであって、前記構造材料層が、
隣接する光学デバイスによって画定された第1のスペース、及び
前記隣接する光学デバイスのうちの1つと前記基板の周縁とによって画定された第2のスペース
のうちの1つに対応する前記基板の前記表面の領域間に配置される、構造材料層を配置すること、
前記構造材料層の上にハードマスクを配置すること、
前記ハードマスクの上にパターン化されたフォトレジストを配置することであって、前記パターン化されたフォトレジストが露出ハードマスク部分を画定する、フォトレジストを配置すること、
前記露出ハードマスク部分を除去して前記構造材料層の構造部分を露出させること、
前記構造部分を除去して前記基板の前記表面の前記領域間に複数の構造を形成すること、及び
前記領域の上に開孔を形成すること、
を含む、方法。
【請求項17】
前記領域の上に前記開孔を形成することが、
前記複数の構造及び前記領域の上にカプセル化層を配置すること、
前記カプセル化層の上に開孔材料層を配置すること、
前記領域の上にパターン化されたエッチング層を配置して、前記複数の構造の上に前記開孔材料層の一部を露出させること、
前記複数の構造の上の前記開孔材料層の一部を除去すること、及び
前記パターン化されたエッチング層を除去すること
を含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記カプセル化層が、窒化ケイ素(Si
3N
4)
、酸化ケイ素(SiO
2)、フルオロポリマー、ヒドロゲル、及びフォトレジスト含有材料のうちの1つ以上を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記領域の上に前記開孔を形成することが、前記複数の構造をマスキングして前記領域を露出させることを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記領域の上に前記開孔を形成することが、
前記領域間の前記複数の構造の上に間隙充填材料を配置すること、
前記間隙充填材料及び前記領域の上に開孔材料層を配置すること、
前記間隙充填材料の上の前記開孔材料層を除去すること、及び
前記間隙充填材料を除去すること
を含む、請求項16に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、概して、光学デバイスに関する。より詳細には、本明細書に記載される実施形態は、光学デバイスの各々を取り囲む開孔をともなった、1つ以上の光学デバイスの製造を提供する。
【背景技術】
【0002】
光学システムは、構造の空間的に変化する構造パラメータ(例えば、形状、サイズ、配向)によって光の伝播を操作するために使用することができる。光学デバイスの一例は、フラット光学デバイスである。可視及び近赤外スペクトルでのフラット光学デバイスは、その上に配置されたナノ構造などの構造を有する透明な基板を必要としうる。しかしながら、透明な基板を処理して光学デバイスを形成することは、新しい技術として複雑であり、困難である。例えば、光学システムの1つ以上の光学デバイスに衝突するビームは、所望の光学デバイスよりも直径が大きいか、又は所望の光学デバイスと完全に位置合わせされない可能性がある。光学デバイスよりも直径が大きい衝突するビームからの迷光は、光学システムの機能性及び効率を低下させる可能性があり、基板及び望ましくない隣接する光学デバイスと光学的に相互作用する可能性がある。
【0003】
したがって、光学デバイスの各々を取り囲む開孔をともなった1つ以上の光学デバイスの製造を可能にする方法が当技術分野において必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
一実施形態では、方法が提供される。該方法は、基板の表面に開孔材料層を配置すること、開孔材料層をパターン化して、隣接する光学デバイスによって画定された第1のスペース、及び隣接する光学デバイスのうちの1つと基板の周縁とによって画定された第2のスペースのうちの一方に対応する基板の表面の領域の上に開孔を形成すること、開孔及び基板の表面の上に構造材料層を配置すること、開孔及び構造材料層の上にハードマスクを配置すること、ハードマスクの上にパターン化されたフォトレジストを配置することであって、パターン化されたフォトレジストが露出ハードマスク部分を画定する、フォトレジストを配置すること、露出ハードマスク部分を除去して構造材料層の構造部分を露出させること、及び構造部分を除去して基板の表面の領域の上の開孔間に複数の構造を形成することを含む。
【0005】
別の実施形態では、方法が提供される。該方法は、基板の表面に構造材料層を配置すること、構造材料層の上に開孔材料層を配置すること、開孔材料層をパターン化して、隣接する光学デバイスによって画定された第1のスペース、及び隣接する光学デバイスのうちの1つと基板の周縁とによって画定された第2のスペースのうちの一方に対応する基板の表面の領域の上に開孔を形成すること、開孔及び構造材料層の上に有機平坦化層(OPL)を配置すること、OPLの上にパターン化されたフォトレジストを配置することであって、パターン化されたフォトレジストが露出OPL部分を画定する、フォトレジストを配置すること、露出OPL部分を除去して構造材料層の構造部分を露出させること、及び構造部分を除去して基板の表面の領域の上の開孔間に複数の構造を形成することを含む。
【0006】
さらに別の実施形態では、方法が提供される。該方法は、基板の表面に構造材料層を配置することであって、該構造材料層が、隣接する光学デバイスによって画定された第1のスペース、及び隣接する光学デバイスのうちの1つと基板の周縁とによって画定された第2のスペースのうちの一方に対応する基板の表面の領域間に配置される、構造材料層を配置すること、構造材料層の上にハードマスクを配置すること、ハードマスクの上にパターン化されたフォトレジストを配置することであって、パターン化されたフォトレジストが露出ハードマスク部分を画定する、フォトレジストを配置すること、露出ハードマスク部分を除去して構造材料層の構造部分を露出させること、構造部分を除去して基板の表面の領域間に複数の構造を形成すること、及び該領域の上に開孔を形成することを含む。
【0007】
本開示の上記特徴部を詳細に理解することができるように、その一部が添付の図面に示されている実施形態を参照することにより、上に簡単に要約されている本開示のより詳細な説明を得ることができる。しかしながら、添付の図面は、本開示の典型的な実施形態のみを示しているのであり、したがって、本開示は他の同等に有効な実施形態も許容しうることから、その範囲を限定すると見なされるべきではないことに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1A】一実施形態による、その上に1つ以上の光学デバイスが形成された基板の上面図
【
図1B】一実施形態による光学デバイスのうちの1つの断面図
【
図2】一実施形態による、光学デバイスを製造する方法の動作を示すフロー図
【
図3A-F】一実施形態による光学デバイスの概略的な断面図
【
図4】一実施形態による、光学デバイスを製造する方法の動作を示すフロー図
【
図5A-E】一実施形態による光学デバイスの概略的な断面図
【
図6】一実施形態による、光学デバイスを製造する方法の動作を示すフロー図
【
図7A-G】一実施形態による光学デバイスの概略的な断面図
【
図8A】一実施形態による、光学デバイスを製造する方法の動作を示すフロー図
【
図8B】一実施形態による、光学デバイスを製造する方法の動作を示すフロー図
【
図8C】一実施形態による、光学デバイスを製造する方法の動作を示すフロー図
【
図9A-E】一実施形態による光学デバイスの概略的な断面図
【
図9F-I】一実施形態による光学デバイスの概略的な断面図
【
図9J-M】一実施形態による光学デバイスの概略的な断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
理解を容易にするため、可能な場合には、図面に共通する同一の要素を示すために同一の参照番号が用いられる。一実施形態で開示される要素は、具体的な記述がなくとも、他の実施形態において有益に利用することができることが想定されている。
【0010】
本明細書に記載される実施形態は、メタ表面などの光学デバイスを製造する方法に関する。本明細書に記載される方法は、基板上に形成されたナノ構造などの複数の構造を有する光学デバイスの各々を取り囲む開孔をともなった基板上での1つ以上の光学デバイスの製造を可能にする。本明細書に記載される方法の一実施形態は、基板の表面に開孔材料層を配置すること、開孔及び基板の表面の上に構造材料層を配置すること、開孔及び構造材料層の上にハードマスクを配置すること、ハードマスクの上にパターン化されたフォトレジストを配置することであって、該パターン化されたフォトレジストが露出ハードマスク部分を画定する、フォトレジストを配置すること、露出ハードマスク部分を除去して構造材料層の構造部分を露出させること、及び構造部分を除去して基板の表面の領域の上の開孔間に複数の構造を形成することを含む。
【0011】
図1Aは、その上に1つ以上の光学デバイス102a、102bが形成された基板101の上面図である。
図1Bは、光学デバイス102aの断面図である。光学デバイス102a、102bの各々は、基板101上に配置された複数の構造104を含む。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる幾つかの実施形態では、光学デバイス102a、102bは、基板101の表面103上に(例えば、直接又は間接的に)形成された、若しくは基板101の表面103と一体化されたナノスケールの特徴部の形態をしたナノ構造である構造104を有するメタ表面である。ナノ構造は、実質的に結晶性、単結晶性、多結晶性、アモルファス、又はそれらの組合せでありうる。一例では、ナノ構造の寸法の各々は、約1000nm未満、例えば、約500nm未満、約200nm未満、約100nm未満、又はさらに約20nm未満の寸法を有する。
図1A及び1Bは、格子配列の構造104を示しているが、他の配置もありうる。格子配列は、本明細書で提供される開示の範囲を制限することを意図するものではない。
【0012】
基板101はまた、約100から約300ナノメートルの1つ以上の波長など、所望の波長又は波長範囲の適量の光を透過するように選択することができる。限定はしないが、幾つかの実施形態では、基板101は、該基板101が光スペクトルのIRからUV領域の約50%以上、60%以上、70%以上、80%以上、90%以上、95%以上、99%以上を透過するように構成される。基板101は、該基板101が、所望の波長又は波長範囲の光を適切に透過することができ、光学デバイスの適切な支持体として機能することができることを条件として、任意の適切な材料から形成することができる。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる幾つかの実施形態では、基板101の材料は、構造104の屈折率と比較して比較的低い屈折率を有する。基板の選択は、アモルファス誘電体、非アモルファス誘電体、結晶性誘電体、酸化ケイ素、ポリマー、及びそれらの組合せを含むがこれらに限定されない任意の適切な材料の基板を含みうる。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる幾つかの実施形態では、基板101は透明な材料を含む。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一実施形態では、基板101は透明であり、吸収係数は0.001より小さい。適切な例には、酸化物、硫化物、リン化物、テルル化物、又はそれらの組合せが含まれうる。一例では、基板101は、ケイ素(Si)、二酸化ケイ素(SiO2)、サファイヤ、及び高屈折率の透明材料含有材料を含む。
【0013】
1つ以上の光学デバイス102a、102bの各々は、基板101の表面103に形成されるか、又はそれと一体化された、1つ以上の構造104を有する。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一実施形態では、構造104は、高さと幅など、同じ寸法を有しうる。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる別の実施形態では、構造104の少なくとも1つは、追加的な構造104の寸法とは異なる少なくとも1つの寸法、例えば、高さ及び幅のうちの1つなどを有しうる。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一実施形態では、構造104は同じ屈折率を有しうる。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる別の実施形態では、構造104の少なくとも1つは、追加的な構造104の屈折率とは異なる屈折率を有しうる。
【0014】
本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一実施形態では、構造材料、すなわち、構造104の材料は、二酸化チタン(TiO2)、酸化亜鉛(ZnO)、二酸化スズ(SnO2)、アルミニウムをドープされた酸化亜鉛(AZO)、フッ素をドープされた酸化スズ(FTO)、スズ酸カドミウム(酸化スズ)(CTO)、及びスズ酸亜鉛(酸化スズ)(SnZnO3)含有材料に限られない、金属含有誘電体材料を含む。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる別の実施形態では、構造材料は、誘電体材料などの非導電性非結晶性材料を含む。誘電体材料は、アモルファス誘電体、非アモルファス誘電体、及び結晶性誘電体を含みうる。誘電体材料の例には、限定はしないが、a-Si含有材料、例えば、窒化ケイ素(Si3N4)、及びアモルファスシリコン(a-Si)が含まれる。
【0015】
本明細書に記載される1つ以上の光学デバイス102a、102bを製造する方法は、構造104の各周辺構造106に隣接した、
図3B~3F、
図5B~5E、
図7B~7G、及び
図9E、9H、9I、9L、及び9Mに示される開孔105の形成を含む。本明細書に記載される実施形態では、隣接する光学デバイス102a、102bによって画定されるスペース、及び光学デバイス102a、102bのうちの1つと基板の周縁101とによって画定されるスペースのうちの一方に対応する領域108の上に、開孔が配置される。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる幾つかの実施形態では、開孔は、約100から約3000ナノメートルの範囲の1つ以上の波長が透過しないように、不透明である。開孔は、迷光(すなわち、構造104の各周辺構造106によって画定される表面積よりも大きい衝突ビームの光)が光学デバイス102a、102bの機能及び効率を低下させることを防止する。開孔材料、すなわち開孔の材料には、クロム(Cr)、窒化チタン(TiN)、a-Si、チタン(Ti)、及びアルミニウム(Al)含有材料が含まれるが、これらに限定されない。
【0016】
図2は、
図3A~3Fに示される光学デバイス300を製造する方法200の動作を示すフロー図である。動作201では、
図3Aに示されるように、開孔材料層302は、基板101の表面103に配置される。開孔材料層302は、液体材料注入鋳造プロセス、スピンオンコーティングプロセス、液体噴霧コーティングプロセス、乾燥粉末コーティングプロセス、スクリーン印刷プロセス、ドクターブレードプロセス、物理的気相堆積(PVD)プロセス、化学気相堆積(CVD)プロセス、プラズマ(PECVD)プロセス、流動性CVD(FCVD)プロセス、原子層堆積(ALD)プロセス、蒸発プロセス、又はスパッタリングプロセスを使用して、表面103上に配置することができる。
【0017】
動作202では、
図3Bに示されるように、開孔材料層302はパターン化される。開孔材料層302をパターン化すると、隣接する光学デバイス102a、102bによって画定されるスペース、及び光学デバイス102a、102bのうちの1つと基板の周縁101とによって画定されるスペースのうちの一方に対応する領域108の上に開孔105が形成される。開孔材料層302をパターン化することは、リソグラフィプロセス又はエッチングプロセス、例えば、イオン注入、イオンエッチング、反応性イオンエッチング(RIE)、指向性RIE、マイクロブラスト、ウォータージェット切断、レーザエッチング、及び選択的湿式化学エッチングを含みうる。リソグラフィプロセスは、基板101の表面103の位置合わせマーク及び/又は特徴部の利用を含みうる。
【0018】
動作203では、
図3Cに示されるように、構造材料層304が、開孔105及び基板101の表面103の上に配置される。構造材料層304は、液体材料注入鋳造プロセス、スピンオンコーティングプロセス、液体噴霧コーティングプロセス、乾燥粉末コーティングプロセス、スクリーン印刷プロセス、ドクターブレードプロセス、PVDプロセス、CVDプロセス、PECVDプロセス、FCVDプロセス、ALDプロセス、蒸発プロセス、又はスパッタリングプロセスを使用して、開孔105及び表面103の上に配置されうる。
【0019】
動作204では、
図3Dに示されるように、ハードマスク306が構造材料層304の上に配置される。ハードマスク306は、液体材料注入鋳造プロセス、スピンオンコーティングプロセス、液体噴霧コーティングプロセス、乾燥粉末コーティングプロセス、スクリーン印刷プロセス、ドクターブレードプロセス、PVDプロセス、CVDプロセス、PECVDプロセス、FCVDプロセス、ALDプロセス、蒸発プロセス、又はスパッタリングプロセスを使用して、構造材料層304の上に配置されうる。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一実施形態では、ハードマスク306は、光学デバイス300が形成された後に除去される不透明なハードマスクである。別の実施形態では、ハードマスク306は透明なハードマスクである。ハードマスク306は、クロム(Cr)、銀(Ag)、Si
3N
4、SiO
2、TiN、及び炭素(C)含有材料を含むが、これらに限定されない。
【0020】
動作205では、
図3Dに示されるように、パターン化されたフォトレジスト308がハードマスク306の上に配置される。パターン化されたフォトレジスト308は、フォトレジスト材料をハードマスク306上に配置し、リソグラフィプロセスを実行することによって形成される。パターン化されたフォトレジスト308は、ハードマスク306のハードマスク部分312(すなわち、ハードマスク306の開口部)を画定する。ハードマスク部分312は、構造パターン310に対応し、結果的に、構造104の形成をもたらす。パターン化されたフォトレジスト308は、スピンオンコーティングプロセスを使用して、ハードマスク306上に配置されうる。フォトレジスト材料308は、感光性ポリマー含有材料を含みうるが、これに限定されない。
【0021】
動作206では、
図3Eに示されるように、ハードマスク306のハードマスク部分312が除去される。ハードマスク部分312を除去すると、構造材料層304のネガ型の構造部分314が露出する。ネガ型の構造部分314は、構造パターン310に対応し、結果的に、構造104の形成をもたらす。動作207では、
図3Eに示されるように、構造材料層304のネガ型の構造部分314は除去されて、構造104を形成する。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一実施形態では、ハードマスク306は、構造材料層304の構造材料より低いエッチング速度を有する。ハードマスク部分312及びネガ型の構造部分314は、イオンエッチング、RIE、又は選択的湿式化学エッチングによって除去することができる。
【0022】
動作208では、
図3Fに示されるように、ハードマスク306及びパターン化されたフォトレジスト308が除去される。ハードマスク306を除去することは、イオンエッチング、RIE、又は選択的湿式化学エッチングを含みうる。パターン化されたフォトレジスト308を除去することは、本明細書に記載されるリソグラフィプロセス又はエッチングプロセスを含みうる。方法200は、構造104の各周辺構造106に隣接した領域108の上に配置された開孔105をともなった光学デバイス300を形成する。
【0023】
図4は、
図5A~5Eに示される光学デバイス500を製造する方法400の動作を示すフロー図である。動作401では、
図5Aに示されるように、構造材料層304が基板101の表面103の上に配置される。構造材料層304は、方法200の動作203に提供されるプロセスのうちの1つ以上を使用して、基板101の表面103の上に配置されうる。動作402では、
図5Aに示されるように、開孔材料層302が基板101の表面103の上に配置される。開孔材料層302は、方法200の動作201に提供されるプロセスのうちの1つ以上を使用して、構造材料層304の上に配置されうる。動作403では、
図5Bに示されるように、開孔材料層302はパターン化される。開孔材料層302をパターン化すると、隣接する光学デバイス102a、102bによって画定されるスペース、及び光学デバイス102a、102bのうちの1つと基板の周縁101とによって画定されるスペースのうちの一方に対応する領域108の上に開孔105が形成される。開孔材料層302をパターン化することは、方法200の動作202に提供されるプロセスのうちの1つ以上を含みうる。
【0024】
動作404では、
図5Cに示されるように、有機平坦化層(OPL)502が、構造材料層304及び開孔105の上に配置される。OPL502は、電磁(EM)放射に曝露されると化学的に変化し、したがって現像溶媒を使用して除去されるように構成された感光性材料を含む感光性有機ポリマーを含みうる。例えば、感光性有機ポリマーは、ポリアクリレート樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、又はベンゾシクロブテン(BCB)でありうる。より一般的には、例えば、OPL502は、任意の有機ポリマーと、該有機ポリマーの分子構造に付着することができる分子構造を有する光活性化合物とを含みうる。OPL502は、スピンオンコーティングプロセスを使用して配置することができる。
【0025】
動作405では、
図5Cに示されるように、パターン化されたフォトレジスト308がOPL502の上に配置される。パターン化されたフォトレジスト308は、OPL502上にフォトレジスト材料を配置し、リソグラフィプロセスを実行することによって形成される。パターン化されたフォトレジスト308は、OPL502のOPL部分504(すなわち、OPL502の開口部)を画定する。OPL部分504は、構造パターン310に対応し、結果的に、構造104の形成をもたらす。パターン化されたフォトレジスト308は、スピンオンコーティングプロセスを使用して、OPL502上に配置されうる。パターン化されたフォトレジスト308は、感光性ポリマー含有材料を含みうるが、これに限定されない。
【0026】
動作406では、
図5Dに示されるように、OPL502のOPL部分504が除去される。OPL部分504を除去すると、構造材料層304のネガ型の構造部分314が露出する。ネガ型の構造部分314は、構造パターン310に対応し、結果的に、構造104の形成をもたらす。OPL部分504は、RIE、湿式エッチング、及びリソグラフィによって除去することができる。動作407では、
図5Dに示されるように、構造材料層304のネガ型の構造部分314は除去されて、構造104を形成する。ネガ型の構造部分314は、イオンエッチング、RIE、又は選択的湿式化学エッチングによって除去することができる。
【0027】
動作408では、
図5Eに示されるように、OPL502及びパターン化されたフォトレジスト308が除去される。パターン化されたフォトレジスト308を除去することは、本明細書に記載されるリソグラフィプロセス又はエッチングプロセスを含みうる。方法200は、構造104の各周辺構造106に隣接した領域108の上に配置された開孔105を有する光学デバイス500を形成する。
【0028】
図6は、
図7A~7Gに示される光学デバイス700を製造する方法600の動作を示すフロー図である。動作601では、
図6Aに示されるように、構造材料層304が基板101の表面103の上に配置される。構造材料層304は、方法200の動作203に提供されるプロセスのうちの1つ以上を使用して、基板101の表面103の上に配置されうる。動作602では、
図7Aに示されるように、ハードマスク306が構造材料層304の上に配置される。ハードマスク306は、方法200の動作204に提供されるプロセスのうちの1つ以上を使用して、構造材料層304の上に配置されうる。
【0029】
動作603では、
図7Aに示されるように、開孔材料層302がハードマスク306の上に配置される。開孔材料層302は、方法200の動作201に提供されるプロセスのうちの1つ以上を使用して、ハードマスク306の上に配置されうる。本明細書に記載される他の実施形態と組み合わせることができる一実施形態では、構造材料層304は、約450nmから約1000nmの厚さを有するa-Si含有層であり、ハードマスク306は、約10nmから約150nmの厚さを有するSi
3N
4含有層であり、開孔材料層302は、約10nmから約200nmの厚さを有するCr含有層である。動作604では、
図7Bに示されるように、開孔材料層302はパターン化される。開孔材料層302をパターン化すると、隣接する光学デバイス102a、102bによって画定されるスペース、及び光学デバイス102a、102bのうちの1つと基板の周縁101とによって画定されるスペースのうちの一方に対応する領域108の上に開孔105が形成される。開孔材料層302をパターン化することは、方法200の動作202に提供されるプロセスのうちの1つ以上を含みうる。
【0030】
動作605では、
図7Cに示されるように、OPL502がハードマスク306及び開孔105の上に配置される。動作606では、
図7Dに示されるように、パターン化されたフォトレジスト308がOPL502の上に配置される。パターン化されたフォトレジスト308は、OPL502上にフォトレジスト材料を配置し、リソグラフィプロセスを実行することによって形成される。パターン化されたフォトレジスト308は、OPL502のOPL部分504を画定する。OPL部分504は、構造パターン310に対応し、結果的に、構造104の形成をもたらす。
【0031】
動作607では、
図7Dに示されるように、OPL502のOPL部分504が除去される。OPL部分504を除去すると、ハードマスク306のハードマスク部分312が露出する。動作608では、
図7Dに示されるように、ハードマスク306のハードマスク部分312が除去される。ハードマスク部分312を除去すると、構造材料層304のネガ型の構造部分314が露出する。ネガ型の構造部分314は、構造パターン310に対応し、結果的に、構造104の形成をもたらす。動作609では、
図7Eに示されるように、OPL502及びパターン化されたフォトレジスト308が除去される。パターン化されたフォトレジスト308を除去することは、本明細書に記載されるリソグラフィプロセス又はエッチングプロセスを含みうる。
【0032】
動作610では、
図7Fに示されるように、構造材料層304のネガ型の構造部分314が除去されて、構造104を形成する。動作611では、
図7Gに示されるように、ハードマスク306が除去される。ハードマスク306を除去することは、方法200の動作204に提供されるプロセスのうちの1つ以上を使用することを含みうる。方法200は、構造104の各周辺構造106に隣接した領域108の上に配置された開孔105をともなった光学デバイス700を形成する。
【0033】
図8Aは、
図9A~9Eに示される光学デバイス900Aを製造する方法800Aの動作を示すフロー図である。動作801では、
図9Aに示されるように、構造材料層304が基板101の表面103の上に配置される。構造材料層304は、方法200の動作203に提供されるプロセスのうちの1つ以上を使用して、基板101の表面103の上に配置されうる。
【0034】
動作802では、
図9Aに示されるように、ハードマスク306が構造材料層304の上に配置される。ハードマスク306は、方法200の動作204に提供されるプロセスのうちの1つ以上を使用して、構造材料層304の上に配置されうる。動作803では、
図9Cに示されるように、パターン化されたフォトレジスト308がハードマスク306の上に配置される。パターン化されたフォトレジスト308は、フォトレジスト材料をハードマスク306上に配置し、リソグラフィプロセスを実行することによって形成される。パターン化されたフォトレジスト308は、ハードマスク306のハードマスク部分312を画定する。ハードマスク部分312は、構造パターン310に対応し、結果的に、構造104の形成をもたらす。
【0035】
動作804では、
図9Dに示されるように、ハードマスク306のハードマスク部分312が除去される。動作805では、
図9Dに示されるように、構造材料層304のネガ型の構造部分314は除去されて、構造104を形成する。動作806では、
図9Eに示されるように、ハードマスク306及びパターン化されたフォトレジスト308が除去される。
【0036】
動作807では、基板101はマスキングされ、構造104の各周辺構造106に隣接した領域108を露出させる。基板101をマスキングすることは、構造104の上にシャドウマスクを配置して、領域108を露出させることを含みうる。動作808では、
図9Fに示されるように、開孔105は、構造104の各周辺構造106に隣接した領域108の上に配置される。
【0037】
図8Bは、
図9A~9D及び
図9F~9Iに示される光学デバイス900Bを製造する方法800Bの動作を示すフロー図である。方法800Bは動作801~806を含む。動作809では、
図9Fに示されるように、間隙充填材料902が構造104の上に配置される。間隙充填材料902は、ポリマー、OPL、及びスピンオン含有材料を含むが、これらに限定されない。動作810では、
図9Gに示されるように、開孔材料層302が間隙充填材料902及び領域108の上に配置される。開孔材料層302は、方法200の動作201に提供されるプロセスのうちの1つ以上を使用して、間隙充填材料902及び領域108の上に配置されうる。動作811では、
図9Hに示されるように、間隙充填材料902の上の開孔材料層302が除去されて、領域108の上に開孔105を形成する。動作812では、
図9Iに示されるように、間隙充填材料902が除去される。間隙充填材料902は、溶媒、湿式エッチング、アッシング、及びRIEによって除去することができる。方法800A及び800Bは、構造104の各周辺構造106に隣接した領域108の上に配置された開孔105をともなった光学デバイス900A、900Bを形成する。
【0038】
図8Cは、
図9A~9D及び
図9J~9Nに示される光学デバイス900Cを製造する方法800Cの動作を示すフロー図である。方法800Cは動作801~806を含む。動作813では、
図9Jに示されるように、カプセル化層904が、構造104及び領域108の上に配置される。カプセル化層904は、Si
3N
4、SiO
2、低屈折率フルオロポリマー、ヒドロゲル、及びフォトレジスト含有材料を含むが、これらに限定されない。カプセル化層904は、PVD、CVD、FCVD、及びスピンオンコーティングのうちの1つ以上によって配置されうる。動作814では、
図9Kに示されるように、開孔材料層302がカプセル化層904の上に配置される。開孔材料層302は、方法200の動作201に提供されるプロセスのうちの1つ以上を使用して、カプセル化層904の上に配置されうる。動作815では、
図9Lに示されるように、パターン化されたエッチング層906が、領域108に対応する開孔材料層302の上に配置され、構造104の上の開孔材料層302の部分908を露出させる。動作816では、
図9Mに示されるように、構造104上の開孔材料層302の部分908が除去されて、領域108の上に開孔105を形成する。動作817では、
図9Nに示されるように、パターン化されたエッチング層906が除去される。方法800Cは、構造104の各周辺構造106に隣接した領域108の上に配置された開孔105をともなった光学デバイス900Cを形成する。
【0039】
要約すると、本明細書に記載される実施形態は、光学デバイスを製造する方法に関する。本明細書に記載される方法は、複数の構造を有する光学デバイスの各々を取り囲む開孔をともなった基板上での1つ以上の光学デバイスの製造を可能にする。開孔は、隣接する光学デバイスによって画定されるスペース、及び光学デバイスのうちの1つと基板の周縁とによって画定されるスペースのうちの一方に対応する領域の上に配置される。開孔は、1つ以上の波長が透過しないように、不透明である。開孔は、迷光(すなわち、構造の各周辺構造によって画定される表面積よりも大きい衝突ビームの光)が光学デバイスの機能及び効率を低下させることを防止する。
【0040】
以上の説明は本開示の実施形態を対象としているが、本開示の基本的な範囲を逸脱することなく、本開示の他の実施形態及びさらなる実施形態が考案されてよく、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲によって決定される。
【国際調査報告】