(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-14
(54)【発明の名称】三次元メモリデバイス
(51)【国際特許分類】
H01L 27/11575 20170101AFI20220907BHJP
H01L 27/11582 20170101ALI20220907BHJP
H01L 21/336 20060101ALI20220907BHJP
H01L 27/11556 20170101ALI20220907BHJP
H01L 27/11548 20170101ALI20220907BHJP
【FI】
H01L27/11575
H01L27/11582
H01L29/78 371
H01L27/11556
H01L27/11548
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021577190
(86)(22)【出願日】2020-03-23
(85)【翻訳文提出日】2021-12-24
(86)【国際出願番号】 CN2020080669
(87)【国際公開番号】W WO2021189189
(87)【国際公開日】2021-09-30
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519237948
【氏名又は名称】長江存儲科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Yangtze Memory Technologies Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.88 Weilai 3rd Road,East Lake High-tech Development Zone,Wuhan,Hubei,China
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【氏名又は名称】新居 広守
(72)【発明者】
【氏名】スン・ゾンワン
(72)【発明者】
【氏名】チャン・ゾン
(72)【発明者】
【氏名】チョウ・ウェンシ
(72)【発明者】
【氏名】シア・ジリアン
【テーマコード(参考)】
5F083
5F101
【Fターム(参考)】
5F083EP22
5F083EP76
5F083ER22
5F083ER23
5F083GA02
5F083GA03
5F083GA09
5F083GA10
5F083GA27
5F083HA02
5F083HA06
5F083JA36
5F083JA37
5F083JA39
5F083KA01
5F083LA16
5F083LA21
5F083MA06
5F083MA16
5F083PR07
5F083ZA28
5F101BB02
5F101BD16
5F101BD30
5F101BD34
5F101BH23
(57)【要約】
階段構造(104、204、301、400)を有する3Dメモリデバイス(100、200、300)が開示される。3Dメモリデバイス(100、200、300)は、メモリアレイ構造(106、206-1、206-2)と、階段構造(104、204、301、400)とを含む。階段構造(104、204、301、400)は、第1の階段ゾーン(402)と、ブリッジ構造(404、508、620)とを含む。ブリッジ構造(404、508、620)は、下壁部(404-1)および上階段部(404-2)を含む。第1の階段ゾーン(402)は、異なる深さで互いに面する第1の対の階段(406-1/406-2、606-1/606-2)を含む。第1の対の階段(406-1/406-2、606-1/606-2)内の少なくとも1つの階段は、第1および第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
三次元(3D)メモリデバイスであって、
メモリアレイ構造と、
前記メモリアレイ構造の中間にあり、前記メモリアレイ構造を第1のメモリアレイ構造と第2のメモリアレイ構造とに横方向に分割する階段構造であって、第1の階段ゾーンと、前記第1のメモリアレイ構造と前記第2のメモリアレイ構造とを接続するブリッジ構造と、を備える、階段構造と、を備え、
前記ブリッジ構造が、下壁部および上階段部を備え、
前記第1の階段ゾーンが、第1の横方向において異なる深さに互いに面する少なくとも一対の階段を備え、各階段が複数の階段を備え、
前記階段内の少なくとも1つの階段が、前記ブリッジ構造を介して前記第1のメモリアレイ構造および前記第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されている、3Dメモリデバイス。
【請求項2】
前記上階段部が、前記第1の横方向において同じ深さに互いに面する少なくとも一対の階段を備える、請求項1に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項3】
前記上階段部が、前記第1の横方向において前記同じ深さに複数の階段を備える、請求項2に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項4】
前記ブリッジ構造が、前記上階段部の前記階段の同じレベルで階段のセットを電気的に接続する相互接続部をさらに備える、請求項3に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項5】
前記階段内の前記少なくとも1つの階段が、前記上階段部の前記階段の同じレベルで前記相互接続部および前記階段のセットを介して前記第1および第2のメモリアレイ構造のうちの前記少なくとも一方に電気的に接続されている、請求項4に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項6】
前記少なくとも一対の階段の各階段が、前記第1の横方向に垂直な第2の横方向において複数の分割部を備える、請求項1~5のいずれか一項に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項7】
前記階段構造が、第2の階段ゾーンをさらに備え、
前記ブリッジ構造が、前記第2の横方向において前記第1の階段ゾーンと前記第2の階段ゾーンとの間にある、
請求項1~6のいずれか一項に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項8】
前記第1の階段ゾーンおよび前記第2の階段ゾーンが、前記ブリッジ構造に対して前記第2の横方向に対称である、請求項7に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項9】
前記メモリアレイ構造および前記ブリッジ構造内で横方向に延在する少なくとも1つのワード線をさらに備え、前記少なくとも1つの階段が、前記少なくとも1つのワード線によって前記ブリッジ構造を介して前記第1および第2のメモリアレイ構造のうちの前記少なくとも一方に電気的に接続されている、請求項1~8のいずれか一項に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項10】
前記階段内の前記少なくとも1つの階段が、前記ブリッジ構造を介して前記第1のメモリアレイ構造および前記第2のメモリアレイ構造のそれぞれに電気的に接続されている、請求項1~9のいずれか一項に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項11】
前記ブリッジ構造の前記下壁部が、垂直に交互配置された導電層および誘電体層を備える、請求項1~10のいずれか一項に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項12】
三次元(3D)メモリデバイスであって、
メモリアレイ構造と、
前記メモリアレイ構造の中間にあり、前記メモリアレイ構造を第1のメモリアレイ構造と第2のメモリアレイ構造とに横方向に分割する階段構造であって、第1の階段ゾーンと、前記第1のメモリアレイ構造と前記第2のメモリアレイ構造とを接続するブリッジ構造と、を備える、階段構造と、を備え、
前記ブリッジ構造が、下壁部と、上階段部と、相互接続部と、を備え、
前記上階段部が、第1の横方向において同じ深さに複数の階段を備え、各階段が複数の階段を備え、
前記相互接続部が、前記ブリッジ構造の前記上階段部の前記階段と同じレベルにある階段のセットを電気的に接続する、3Dメモリデバイス。
【請求項13】
前記第1の階段ゾーンが、前記第1の横方向において異なる深さに互いに面する少なくとも一対の階段を備え、
前記階段内の少なくとも1つの階段が、前記ブリッジ構造を介して前記第1のメモリアレイ構造および前記第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されている、請求項12に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項14】
前記メモリアレイ構造および前記ブリッジ構造内で横方向に延在する少なくとも1つのワード線をさらに備え、前記少なくとも1つの階段が、前記少なくとも1つのワード線によって前記ブリッジ構造を介して前記第1および第2のメモリアレイ構造のうちの前記少なくとも一方に電気的に接続されている、請求項13に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項15】
前記階段内の前記少なくとも1つの階段が、前記ブリッジ構造を介して前記第1のメモリアレイ構造および前記第2のメモリアレイ構造のそれぞれに電気的に接続されている、請求項13または14に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項16】
前記階段内の前記少なくとも1つの階段が、前記上階段部の前記階段の同じレベルで前記相互接続部および前記階段のセットを介して前記第1および第2のメモリアレイ構造のうちの前記少なくとも一方に電気的に接続されている、請求項13~15のいずれか一項に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項17】
前記少なくとも一対の階段の各階段が、前記第1の横方向に垂直な第2の横方向において複数の分割部を備える、請求項13~17のいずれか一項に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項18】
前記階段構造が、第2の階段ゾーンをさらに備え、
前記ブリッジ構造が、前記第2の横方向において前記第1の階段ゾーンと前記第2の階段ゾーンとの間にある、
請求項12~17のいずれか一項に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項19】
前記第1の階段ゾーンおよび前記第2の階段ゾーンが、前記ブリッジ構造に対して前記第2の横方向に対称である、請求項18に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項20】
前記ブリッジ構造の前記下壁部が、垂直に交互配置された導電層および誘電体層を備える、請求項12~19のいずれか一項に記載の3Dメモリデバイス。
【請求項21】
三次元(3D)メモリデバイスの階段構造を形成するための方法であって、
垂直方向に交互配置された第1の材料層および第2の材料層を備えるスタック構造を形成することと、
第1の横方向における前記スタック構造の中間において、前記第1の横方向において互いに面する少なくとも一対の階段を同じ深さに形成することと、
下壁部および上階段部を備えるブリッジ構造が、前記第1の横方向に垂直な第2の横方向において第1の階段ゾーンと第2の階段ゾーンとの間に形成されるように、前記第1の階段ゾーンおよび前記第2の階段ゾーンにおける少なくとも一対の階段の各階段の部分を異なる深さまで切断することと、を含む、方法。
【請求項22】
前記少なくとも一対の階段の各階段が複数の分割部を備えるように、前記第2の横方向において異なる深さに前記複数の分割部を形成することをさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記複数の分割部を形成することが、
前記第1の階段ゾーンおよび前記第2の階段ゾーンに開口部を備える分割マスクをパターニングすることと、
前記分割マスクにしたがって1回以上のトリムエッチングサイクルによって異なる深さに前記複数の分割部を形成することと、を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記少なくとも一対の階段を形成することが、
前記第1の横方向に開口部を備える階段マスクをパターニングすることと、
前記階段マスクにしたがって複数のトリムエッチングサイクルによって前記同じ深さに前記少なくとも一対の階段を形成することと、を含む、請求項21~23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記ブリッジ構造の前記上階段部が前記同じ深さにある前記少なくとも一対の階段の部分を備えるように、前記階段マスクの前記開口部が、前記第2の横方向において前記ブリッジ構造を横切って延在している、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記ブリッジ構造の前記上階段部内の前記少なくとも一対の階段の同じレベルにある階段のセットを電気的に接続する相互接続部を形成することをさらに含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
各階段を切断することが、
前記第1の階段ゾーンおよび前記第2の階段ゾーンに第1の開口部を備える第1の切断マスクをパターニングすることと、
前記第1の開口部によって露出された前記階段の第1のセットを、前記第1の切断マスクにしたがって複数のエッチングサイクルによって第1の深さだけ切断することと、を含む、請求項21~26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
各階段を切断することが、
前記第1の階段ゾーンおよび前記第2の階段ゾーンに第2の開口部を備える第2の切断マスクをパターニングすることと、
前記第2の開口部によって露出された前記階段の第2のセットを、前記第2の切断マスクにしたがって複数のエッチングサイクルによって第2の深さだけ切断することと、を含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記ブリッジ構造が、前記第1の切断マスクおよび前記第2の切断マスクのそれぞれによって覆われる、請求項27または28に記載の方法。
【請求項30】
前記第1の材料層のそれぞれが犠牲層を備え、前記第2の材料層のそれぞれが誘電体層を備える、請求項21~29のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
前記第1の材料層のそれぞれが導電層を備え、前記第2の材料層のそれぞれが誘電体層を備える、請求項21~29のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本開示の実施形態は、三次元(3D)メモリデバイスおよびその製造方法に関する。
【0002】
平面メモリセルは、プロセス技術、回路設計、プログラミングアルゴリズム、および製造プロセスを改善することによって、より小さいサイズにスケーリングされる。しかしながら、メモリセルの特徴サイズが下限に近付くにつれて、平面プロセスおよび製造技術は困難になり、費用がかかるようになる。その結果、平面メモリセルのメモリ密度は上限に近付く。
【0003】
3Dメモリアーキテクチャは、平面メモリセルにおける密度制限に対処することができる。3Dメモリアーキテクチャは、メモリアレイと、メモリアレイとの間の信号を制御するための周辺デバイスとを含む。
【発明の概要】
【0004】
階段構造を有する3Dメモリデバイスおよびその形成方法の実施形態が本明細書に開示される。
【0005】
一例では、3Dメモリデバイスは、メモリアレイ構造と、メモリアレイ構造の中間にあり且つメモリアレイ構造を第1のメモリアレイ構造と第2のメモリアレイ構造とに横方向に分割する階段構造とを含む。階段構造は、第1の階段ゾーンと、第1および第2のメモリアレイ構造を接続するブリッジ構造とを含む。ブリッジ構造は、下壁部および上階段部を含む。第1の階段ゾーンは、第1の横方向において異なる深さに互いに面する第1の対の階段を含む。各階段は、複数の階段を含む。第1の対の階段内の少なくとも1つの階段は、ブリッジ構造を介して第1のメモリアレイ構造および第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されている。
【0006】
別の例では、3Dメモリデバイスは、メモリアレイ構造と、メモリアレイ構造の中間にあり且つメモリアレイ構造を第1のメモリアレイ構造と第2のメモリアレイ構造とに横方向に分割する階段構造とを含む。階段構造は、第1の階段ゾーンと、第1および第2のメモリアレイ構造を接続するブリッジ構造とを含む。ブリッジ構造は、下壁部と、上階段部と、相互接続部とを含む。上階段部は、第1の横方向において同じ深さに複数の階段を含む。各階段は、複数の階段を含む。相互接続部は、ブリッジ構造の上階段部の階段の同じレベルで階段のセットを電気的に接続する。
【0007】
さらに別の例では、3Dメモリデバイスの階段構造を形成するための方法が開示される。垂直方向に交互配置された第1の材料層および第2の材料層を含むスタック構造が形成される。第1の横方向におけるスタック構造の中間には、第1の横方向において互いに面する少なくとも一対の階段が同じ深さに形成されている。第1の階段ゾーンおよび第2の階段ゾーンにおける少なくとも一対の階段の各階段の部分は、下壁部および上階段部を備えるブリッジ構造が、第1の横方向に垂直な第2の横方向において第1の階段ゾーンと第2の階段ゾーンとの間に形成されるように、異なる深さまで切断される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する添付の図面は、本開示の実施形態を示し、説明と共に、本開示の原理を説明し、当業者が本開示を作製および使用することを有効にするのにさらに役立つ。
【
図1】階段構造を有する3Dメモリデバイスの概略図を示している。
【
図2】本開示のいくつかの実施形態にかかる、階段構造を有する典型的な3Dメモリデバイスの概略図を示している。
【
図3】本開示のいくつかの実施形態にかかる、階段構造を有する典型的な3Dメモリデバイスの平面図を示している。
【
図4】本開示のいくつかの実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造の上正面斜視図を示している。
【
図5A】本開示のいくつかの実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための様々な典型的なマスクを示している。
【
図5B】本開示のいくつかの実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための様々な典型的なマスクを示している。
【
図5C】本開示のいくつかの実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための様々な典型的なマスクを示している。
【
図5D】本開示のいくつかの実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための様々な典型的なマスクを示している。
【
図5E】本開示のいくつかの実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための様々な典型的なマスクを示している。
【
図6A】本開示の様々な実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための製造プロセスを示している。
【
図6B】本開示の様々な実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための製造プロセスを示している。
【
図6C】本開示の様々な実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための製造プロセスを示している。
【
図6D】本開示の様々な実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための製造プロセスを示している。
【
図6E】本開示の様々な実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための製造プロセスを示している。
【
図7A】本開示のいくつかの実施形態にかかる、階段構造において異なる深さに階段を切断する様々な典型的な方式を示している。
【
図7B】本開示のいくつかの実施形態にかかる、階段構造において異なる深さに階段を切断する様々な典型的な方式を示している。
【
図7C】本開示のいくつかの実施形態にかかる、階段構造において異なる深さに階段を切断する様々な典型的な方式を示している。
【
図7D】本開示のいくつかの実施形態にかかる、階段構造において異なる深さに階段を切断する様々な典型的な方式を示している。
【
図8】いくつかの実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための方法のフローチャートである。
【
図9】いくつかの実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための別の方法のフローチャートである。
【0009】
本開示の実施形態は、添付の図面を参照しながら記載される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
特定の構成および配置が記載されるが、特定の構成および配置は例示のみを目的として行われることを理解されたい。当業者は、本開示の精神および範囲から逸脱することなく、他の構成および配置が使用されることができることを認識するであろう。本開示がまた様々な他の用途にも使用されることができることは、当業者にとって明らかであろう。
【0011】
本明細書における 「一実施形態(one embodiment)」、「実施形態(an embodiment)」、「典型的な実施形態(an example embodiment)」、「いくつかの実施形態(some embodiments)」などへの言及は、記載された実施形態が特定の特徴、構造、または特性を含むことができることを示すが、全ての実施形態が必ずしも特定の特徴、構造、または特性を含むことができるとは限らないことに留意されたい。さらに、そのような語句は、必ずしも同じ実施形態を指すとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が実施形態に関連して記載されている場合、明示的に記載されているか否かにかかわらず、他の実施形態に関連してそのような特徴、構造、または特性を達成することは、当業者の知識の範囲内である。
【0012】
一般に、用語は、文脈における使用から少なくとも部分的に理解されることができる。例えば、本明細書で使用される「1つ以上(one or more)」という用語は、文脈に少なくとも部分的に依存して、任意の特徴、構造、または特性を単数形の意味で説明するために使用されることができ、または特徴、構造、または特性の組み合わせを複数形の意味で説明するために使用されることができる。同様に、「1つの(a)」、「1つの(an)」、または「その(the)」などの用語は、この場合にも、文脈に少なくとも部分的に依存して、単数形の用法を伝えるか、または複数形の用法を伝えると理解されることができる。さらに、「に基づく(based on)」という用語は、必ずしも排他的な要因のセットを伝えることを意図していないと理解されることができ、代わりに、文脈に少なくとも部分的に依存して、この場合にも、必ずしも明示的に記載されていない追加の要因の存在を可能にすることができる。
【0013】
本開示における「上に(on)」、「上方に(above)」、および「上方に(over)」の意味は、「上に(on)」が何かの「直接上に(directly on)」を意味するだけでなく、間に中間特徴または層を有する何かの「上に(on)」の意味も含み、「上方に(above)」または「上方に(over)」が、何かの「上方に(above)」または「上方に(over)」の意味を意味するだけでなく、間に中間特徴または層を有しない何かの「上方に(above)」または「上方に(over)」であるという意味も含むことができるように、最も広く解釈されるべきであることは容易に理解されるべきである。
【0014】
さらに、「真下(beneath)」、「下方(below)」、「下部(lower)」、「上方(above)」、「上部(upper)」などの空間的に相対的な用語は、本明細書では、図に示すように、1つの要素または特徴と別の要素または特徴との関係を記載するための説明を容易にするために使用されることができる。空間的に相対的な用語は、図に示す向きに加えて、使用中または動作中の装置の異なる向きを包含することを意図している。装置は、他の方向に向けられることができ(90度または他の向きに回転されることができ)、本明細書で使用される空間的に相対的な記述子は、それに応じて同様に解釈されることができる。
【0015】
本明細書で使用される場合、「基板」 という用語は、後続の材料層がその上に追加される材料を指す。基板自体はパターニングされることができる。基板の上に追加される材料は、パターニングされてもよく、またはパターニングされないままであってもよい。さらにまた、基板は、シリコン、ゲルマニウム、ヒ化ガリウム、リン化インジウムなどの広範囲の半導体材料を含むことができる。あるいは、基板は、ガラス、プラスチック、またはサファイアウェハなどの非導電性材料から作製されることができる。
【0016】
本明細書で使用される場合、「層」 という用語は、厚さを有する領域を含む材料部分を指す。層は、下にあるもしくは上にある構造の全体にわたって延在することができ、または下にあるもしくは上にある構造の範囲よりも小さい範囲を有することができる。さらに、層は、連続構造の厚さよりも小さい厚さを有する均一または不均一な連続構造の領域とすることができる。例えば、層は、連続構造の上面と底面との間、または上面および底面における任意の対の水平面の間に位置することができる。層は、横方向、垂直方向、および/またはテーパ面に沿って延在することができる。基板は、層とすることができ、層の中に1つ以上の層を含むことができ、および/または層の上、層の上方、および/または層の下に1つ以上の層を有することができる。層は、複数の層を含むことができる。例えば、相互接続層は、1つ以上の導体および接触層(相互接続線および/またはビアコンタクトが形成される)ならびに1つ以上の誘電体層を含むことができる。
【0017】
本明細書で使用される場合、「公称/名目上」という用語は、製品またはプロセスの設計段階中に設定される、構成要素またはプロセス動作の特性またはパラメータの所望のまたは目標の値を、所望の値よりも上および/または下の値の範囲と共に指す。値の範囲は、製造プロセスまたは公差の僅かな変動に起因することができる。本明細書で使用される場合、「約」という用語は、対象の半導体デバイスに関連する特定の技術ノードに基づいて変化することができる所与の量の値を示す。特定の技術ノードに基づいて、用語「約」は、例えば、値の10~30%(例えば、値の±10%、±20%、または±30%)の範囲内で変化する所与の量の値を示すことができる。
【0018】
本明細書で使用する場合、「3Dメモリデバイス」という用語は、メモリストリングが基板に対して垂直方向に延在するように、メモリセルトランジスタの垂直に配向されたストリング(NANDメモリストリングなどの「メモリストリング」 と本明細書では呼ばれる)を横方向に配向された基板上に有する半導体デバイスを指す。本明細書で使用される場合、「垂直/垂直に」 という用語は、基板の側面に対して名目上垂直であることを意味する。
【0019】
いくつかの3Dメモリデバイスでは、データを記憶するためのメモリセルは、積層記憶構造(例えば、メモリスタック)を介して垂直に積層される。3Dメモリデバイスは、通常、ワード線ファンアウトなどの目的のために積層記憶構造の1つ以上の側面(エッジ)に形成された階段構造を含む。階段構造は、通常、各メモリプレーンのエッジに形成されるため、メモリセルは、ワード線および対応する階段構造を介して各メモリプレーンのエッジにも配置された行デコーダ(「xデコーダ」としても知られる)によって片側駆動される。
【0020】
例えば、
図1は、階段構造104を有する3Dメモリデバイス100の概略図を示している。3D NANDメモリデバイスなどの3Dメモリデバイス100は、それぞれがメモリアレイ構造106内のメモリセルアレイを有する2つのメモリプレーン102を含む。ウェハ面内の2つの直交(垂直)方向を示すために、
図1には、x軸およびy軸が含まれていることに留意されたい。x方向は、3Dメモリデバイス100のワード線方向であり、y方向は、3Dメモリデバイス100のビット線方向である。3Dメモリデバイス100はまた、各メモリアレイ構造106のx方向の両側に2つの階段構造104を含む。メモリプレーン102の各ワード線は、階段構造104内のそれぞれの階段(レベル)までメモリプレーン102全体にわたってx方向において横方向に延在する。配線長を低減するために、行デコーダ(図示せず)がそれぞれの階段構造104の真上、真下、またはその近傍に形成される。すなわち、各行デコーダは、メモリプレーン102全体を横切る半分のワード線を介して半分のメモリセルを片側で(正または負のx方向のいずれかであるが、双方ではない)駆動する。
【0021】
したがって、片側の行ワード線駆動方式の負荷は、メモリプレーン102にわたるワード線全体の抵抗を含む。さらに、より大記憶容量化の要求が高まり続けると、積層記憶構造の垂直レベル数が増加し、各ワード線膜を含むスタック層の厚さが減少する。したがって、負荷にさらに高い抵抗が導入されることができ、それによって著しい抵抗-容量(RC)遅延を引き起こす。したがって、読み出しおよび書き込み速度などの3Dメモリデバイス100の性能は、側階段構造104を有する片側ワード線駆動方式によって影響を受ける可能性がある。さらに、側階段構造104は、メモリアレイ構造106と階段構造104との間に望ましくない応力および膨張を導入することがある。
【0022】
本開示にかかる様々な実施形態は、メモリプレーンの中間に階段構造およびその製造方法を提供して、RC遅延を低減するための両側ワードライン駆動方式を有効にする。従来の側階段構造を、例えば、中央階段構造に置き換えることにより、各行デコーダは、メモリプレーンの中央から反対方向にワード線を双方向に駆動することができ、その結果、行デコーダによって駆動されるワード線の長さが例えば半分に減少するにつれて、負荷における抵抗が低減されることができる。いくつかの実施形態では、中央階段構造によって分離されたワード線を接続するために、階段構造の一部としてブリッジ構造が導入される。本明細書に開示されるブリッジ構造は、下壁部および上階段部を含むことができる。すなわち、いくつかの実施形態によれば、ブリッジ構造は、階段を形成するときにハードマスクで覆われる必要がなく、それによって製造コストおよびプロセスの複雑さを低減する。いくつかの実施形態では、ブリッジ構造の上階段部において切断されたワード線の一部は、バックエンドオブライン(BEOL)相互接続などの相互接続構造に電気的に接続されている。
【0023】
図2は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、階段構造204を有する典型的な3Dメモリデバイス200の概略図を示している。いくつかの実施形態では、3Dメモリデバイス200は、複数のメモリプレーン202を含む。各メモリプレーン102は、メモリアレイ構造206-1/206-2と、メモリアレイ構造206-1/206-2の中間にあり且つメモリアレイ構造206-1/206-2をx方向(ワード線方向)において第1のメモリアレイ構造206-1および第2のメモリアレイ構造206-2に横方向に分割する階段構造204とを含むことができる。いくつかの実施形態によれば、階段構造104が各メモリアレイ構造106の両側にある
図1の3Dメモリデバイス100とは異なり、3Dメモリデバイス200の階段構造204は、第1のメモリアレイ構造206-1と第2のメモリアレイ構造206-2との間の中間にある。いくつかの実施形態では、各メモリプレーン202について、階段構造204は、メモリアレイ構造206-1/206-2の中央にある。すなわち、階段構造204は、メモリアレイ構造206-1/206-2を同じ数のメモリセルを有する第1および第2のメモリアレイ構造206-1および206-2に均等に分割する中央階段構造とすることができる。例えば、第1および第2のメモリアレイ構造206-1および206-2は、中央階段構造204に対してx方向に対称とすることができる。いくつかの例では、階段構造204は、第1および第2のメモリアレイ構造206-1および206-2が異なるサイズおよび/または数のメモリセルを有することができるように、メモリアレイ構造206-1/206-2の中央(中心)ではなく中間にあってもよいことが理解される。いくつかの実施形態では、3Dメモリデバイス200は、メモリセルが第1および第2のメモリアレイ構造206-1および206-2内のNANDメモリストリング(図示せず)のアレイの形態で提供されるNANDフラッシュメモリデバイスである。第1および第2のメモリアレイ構造206-1および206-2は、限定されないが、ゲート線スリット(GLS)、スルーアレイ接点(TAC)、アレイ共通ソース(ACS)などを含む任意の他の適切な構成要素を含むことができる。
【0024】
x方向に横方向に延在するメモリプレーン202の各ワード線(図示せず)は、階段構造204によって2つの部分、すなわち、第1のメモリアレイ構造206-1を横切る第1のワード線部分と、第2のメモリアレイ構造206-2を横切る第2のワード線部分とに分離されることができる。以下に詳細に説明するように、各ワード線の2つの部分は、階段構造204内のそれぞれの階段において階段構造204内のブリッジ構造(図示せず)によって電気的に接続されることができる。配線長を低減するために、行デコーダ(図示せず)がそれぞれの階段構造204の真上、真下、またはその近傍に形成されることができる。結果として、
図1の3Dメモリデバイス100の行デコーダとは異なり、3Dメモリデバイス200の各行デコーダは、第1のメモリアレイ構造206-1および第2のメモリアレイ構造206-2内のメモリセルを両側で(正および負のx方向の双方で)駆動することができる。すなわち、従来の側階段構造(例えば、
図1の104)を、例えばメモリアレイ構造206-1/206-2の中間の階段構造204に置き換えることにより、各行デコーダは、メモリプレーン202の中間から反対方向にワード線を両側駆動することができ、その結果、階段構造204がメモリアレイ構造206-1/206-2の中間にあるとき、行デコーダによって駆動される各ワード線の部分の長さが例えば半分に減少するにつれて、負荷における抵抗が低減されることができる。すなわち、いくつかの実施形態によれば、3Dメモリデバイス200の行デコーダは、各ワード線の第1のワード線部分または第2のワード線部分のいずれかを駆動するだけでよい。
【0025】
図2では、それぞれのメモリプレーン202の中間にある階段構造204は、ランディング相互接続(例えば、ワード線接点)に使用される機能的階段構造であるが、製造中のエッチングまたは化学機械研磨(CMP)プロセスにおける負荷のバランスをとり、隣接するメモリプレーン202を分離するために、追加の階段構造(例えば、図示されていないダミー階段構造)が1つ以上の側面に形成されてもよいことが理解される。それぞれのメモリプレーン202の中間にある階段構造204は、メモリプレーン202の総面積を増加させることができるため、より小さい面積を有するより急なダミー階段構造が形成されてダイサイズを低減することができる。
【0026】
図3は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、階段構造301を有する典型的な3Dメモリデバイス300の平面図を示している。3Dメモリデバイス300は、階段構造204を含む
図2のメモリプレーン202の一部の一例とすることができ、3Dメモリデバイス300の階段構造301は、メモリプレーン202内の階段構造204の一例とすることができる。
図3に示すように、3Dメモリデバイス300は、並列GLS308によって分離されたy方向(ビットライン方向)の複数のブロック302を含むことができる。3Dメモリデバイス300がNANDフラッシュメモリデバイスであるいくつかの実施形態では、各ブロック302は、NANDフラッシュメモリデバイスの最小消去可能単位である。各ブロック302は、「H」カット310を有するいくつかのGLS308によって分離されたy方向の複数のフィンガ304をさらに含むことができる。
【0027】
いくつかの実施形態では、階段構造301は、x方向(ワード線方向)において3Dメモリデバイス300の中間(例えば、中央)にある。いくつかの実施形態では、
図3はまた、階段構造301に隣接するメモリアレイ構造の一対の周辺領域303を示している。階段構造301によって分離された周辺領域303が使用されて、階段構造301上の相互接続によって個別に駆動または電気的に接続されることができる上部選択ゲート(TSG)を形成することができる。以下に詳細に説明するように、階段構造301は、それぞれのフィンガ304にそれぞれ対応する複数の階段ゾーンを含むことができ、y方向において2つの隣接する階段ゾーンの間にそれぞれ複数のブリッジ構造306を含むことができる。各階段ゾーンは、1つまたは2つのブロック302内にあることができる。3Dメモリデバイス300は、機械的支持および/または負荷バランスを提供するために、階段ゾーンおよびブリッジ構造306内に複数のダミーチャネル構造314を含むことができる。3Dメモリデバイス300は、ワード線駆動のために階段構造301の各階段においてそれぞれのワード線(図示せず)上にそれぞれランディングされるように階段構造301の階段ゾーン内にワード線接点312をさらに含むことができる。
【0028】
両側ワードライン駆動方式を達成するために、いくつかの実施形態によれば、各ブリッジ構造306は、第1のメモリアレイ構造と第2のメモリアレイ構造(図示せず)とを(物理的および電気的に)接続する。すなわち、いくつかの実施形態によれば、階段構造301は、中間のメモリアレイ構造を完全には遮断せず、代わりに、階段構造のブリッジ構造306によって接続された第1および第2のメモリアレイ構造を残す。したがって、各ワード線は、ブリッジ構造306を介して3Dメモリデバイス300の中間の階段構造301の階段ゾーン内のそれぞれのワード線接点312から両側で(正および負のx方向の双方で)駆動されることができる。例えば、
図3は、ブリッジ構造306を有する両側ワード線駆動方式の例示的な電流経路をさらに示している。実線矢印で示す第1の電流経路および白抜き矢印で示す第2の電流経路は、それぞれ異なるレベルの2つの別々のワード線を通過する電流を表す。
【0029】
図4は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造400の上正面斜視図を示している。階段構造400は、
図2の3Dメモリデバイス200の階段構造204または
図3の3Dメモリデバイス300の階段構造301の一例とすることができる。階段構造400は、シリコン(例えば、単結晶シリコン)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ヒ化ガリウム(GaAs)、ゲルマニウム(Ge)、シリコン・オン・インシュレ-タ(SOI)、または任意の他の適切な材料を含むことができる基板(図示せず)上のスタック構造401を含むことができる。
【0030】
階段構造400内の構成要素の空間的関係をさらに示すために、x軸、y軸、およびz軸が
図4に含まれていることに留意されたい。3Dメモリデバイスの基板は、x-y平面内で横方向に延在する2つの側面、すなわち、階段構造400が形成されることができるウェハの前面における上面と、ウェハの前面とは反対の裏面における底面とを含む。z軸は、x軸およびy軸の双方に垂直である。本明細書で使用される場合、3Dメモリデバイスの1つの構成要素(例えば、層またはデバイス)が、3Dメモリデバイスの別の構成要素(例えば、層またはデバイス)の「上」、「上方」、または「下方」にあるかどうかは、基板が3Dメモリデバイスのz方向の最下面に配置されたときに、z方向(x-y平面に垂直な垂直方向)において3Dメモリデバイスの基板に対して判定される。空間的関係を説明するための同じ概念が本開示全体にわたって適用される。
【0031】
スタック構造401は、垂直方向に交互配置された第1の材料層と、第1の材料層とは異なる第2の材料層とを含むことができる。第1の材料層および第2の材料層は、垂直方向に交互にすることができる。いくつかの実施形態では、スタック構造401は、それぞれが第1の材料層および第2の材料層を含む、z方向に垂直に積層された複数の材料層対を含むことができる。スタック構造401内の材料層対の数(例えば、32、64、96、128、160、192、224、または256)は、3Dメモリデバイス内のメモリセルの数を決定することができる。
【0032】
いくつかの実施形態では、3Dメモリデバイスは、NANDフラッシュメモリデバイスであり、スタック構造401は、NANDメモリストリングが形成される積層記憶構造である。第1の材料層のそれぞれは、導電層を含み、第2の材料層のそれぞれは、誘電体層を含む。すなわち、スタック構造401は、交互配置された導電層および誘電体層(図示せず)を含むことができる。いくつかの実施形態では、各導電層は、NANDメモリストリングのゲート線、およびゲート線から横方向に延在し且つワード線ファンアウトのために階段構造400において終端するワード線として機能することができる。導電層は、限定されないが、タングステン(W)、コバルト(Co)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、多結晶シリコン(ポリシリコン)、ドープされたシリコン、ケイ化物、またはそれらの任意の組み合わせを含む導電性材料を含むことができる。誘電体層は、限定されないが、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、またはそれらの任意の組み合わせを含む誘電体材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、導電層は、タングステンなどの金属を含み、誘電体層は、酸化ケイ素を含む。
【0033】
階段構造400の各階段(「レベル」として示す)は、1つ以上の材料層対を含むことができる。いくつかの実施形態では、各階段の最上部材料層は、垂直方向の相互接続のための導電層である。いくつかの実施形態では、階段構造400の全ての2つの隣接する階段は、z方向に名目上同じ距離だけオフセットされ、x方向に名目上同じ距離だけオフセットされる。したがって、各オフセットは、z方向において3Dメモリデバイスのワード線接点(例えば、
図4には示されていない
図3の312)と相互接続するための「ランディング領域」を形成することができる。
【0034】
図4に示すように、階段構造400は、第1の階段ゾーン402と、第2の階段ゾーン412と、y方向(ビットライン方向)における第1の階段ゾーン402と第2の階段ゾーン412との間のブリッジ構造404とを含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の階段ゾーン402は、x方向(ワード線方向)に、第1の対の階段406-1/406-2、第2の対の階段408-1/408-2、第3の対の階段410-1/410-2、第4の対の階段412-1/412-2、および第5の対の階段414-1/414/2を含む複数対の階段を含む。いくつかの実施形態によれば、各階段406-1、406-2、408-1、408-2、410-1、410-2、412-1、412-2、414-1、または414-2は、x方向に複数の階段を含む。いくつかの実施形態では、階段406-1、406-2、408-1、408-2、410-1、410-2、412-1、412-2、414-1、および414-2のうちの1つ以上は、ダミー階段とは対照的に、ランディング相互接続(例えば、ワード線ビアコンタクト)に使用される機能的階段である。
【0035】
いくつかの実施形態では、階段406-1/406-2、408-1/408-2、410-1/410-2、412-1/412-2、および414-1/414-2のうちの少なくとも一対は、x方向において互いに面する。一例では、第1の対の階段406-1/406-2は、x方向において互いに面することができ、例えば、階段406-1は、負のx方向に向かって傾斜し、階段406-2は、正のx方向に向かって傾斜する。同様に、別の例では、第2の対の階段408-1/408-2は、x方向において互いに面することができ、例えば、階段408-1は、負のx方向に向かって傾斜し、階段408-2は、正のx方向に向かって傾斜する。いくつかの実施形態では、階段406-1/406-2、408-1/408-2、410-1/410-2、412-1/412-2、または414-1/414-2の各対は、x方向において互いに面する。
【0036】
いくつかの実施形態では、階段406-1/406-2、408-1/408-2、410-1/410-2、412-1/412-2、および414-1/414-2のうちの少なくとも一対は、異なる深さにある。1つの階段は、複数の階段を含むことができるため、本明細書に開示される階段の深さは、最上段、中間段、または最下段などの、(同じ相対レベルで)z方向における同じ階段の深さを指すことができることが理解される。一例では、階段406-1/406-2の第1の対は、異なる深さにあってもよく、例えば、階段406-1の最上部の階段は、z方向において階段406-2の最上部の階段よりも高い。同様に、別の例では、第2の対の階段408-1/408-2は、異なる深さにあってもよく、例えば、階段408-1の最上部の階段は、z方向において階段408-2の最上部の階段よりも高い。いくつかの実施形態では、階段406-1/406-2、408-1/408-2、410-1/410-2、412-1/412-2、および414-1/414-2のうちの少なくとも一対は、z方向において重なっていない。すなわち、いくつかの実施形態によれば、より高い階段の下階段は、同じ対の下階段の上階段よりも低くない。いくつかの例では、一対の階段は、同じ深さ(例えば、
図4の第3の対の階段410-1/410-2)にあってもよいことが理解される。
図4に示すように、各階段ゾーン(例えば、第1の階段ゾーン402)の階段の対の数は5つに限定されないが、上述した同じ階段パターン(すなわち、x方向において互いに面し、異なる深さにある少なくとも一対の階段)は、任意の数の階段の対に適用されることができることが理解される。
【0037】
図4に示すように、階段構造400は、各階段ゾーン(例えば、第1の階段ゾーン402または第2の階段ゾーン412)においてy方向に複数の分割部を含む多分割階段構造とすることができる。いくつかの実施形態では、第1の階段ゾーン402内の各階段406-1、406-2、408-1、408-2、410-1、410-2、412-1、412-2、414-1、または414-2は、それぞれがx方向に複数の階段を含む、y方向における複数の分割部を含む。y方向に複数の分割部を導入することにより、階段の総数を減らすことなく、階段構造400のx方向の寸法(例えば、長さ)が低減されることができる。例えば、
図4に示すように、階段構造400は、階段ゾーンの各階段(例えば、第1の階段ゾーン402内の各階段406-1、406-2、408-1、408-2、410-1、410-2、412-1、412-2、414-1、または414-2)がy方向に3つの分割部416-1、416-2、および416-3を含むことができる三分割階段構造とすることができる。分割数は、
図4の例によって限定されず、任意の正の整数(すなわち、1、2、3、4、5、・・・)であってもよいことが理解される。
【0038】
第1の階段ゾーン402が詳細に上述されているが、本明細書に開示されている第1の階段ゾーン402に階段を配置する方式は、階段構造400における第2の階段ゾーン412または任意の他の階段ゾーンにも同様に適用されることができることが理解される。例えば、第2の階段ゾーン412は、第1の階段ゾーン402のように、x方向において異なる深さで互いに面する少なくとも一対の階段(例えば、多分割階段)を含んでもよい。
図4に示すように、いくつかの実施形態によれば、第1の階段ゾーン402および第2の階段ゾーン412は、y方向において対称である。例えば、第1および第2の階段ゾーン402および412の階段パターンは、ブリッジ構造404に対して対称であってもよい。他の例では、第1の階段ゾーン402および第2の階段ゾーン412は、y方向において非対称であってもよいことが理解される。階段を隣接する階段ゾーンに非対称に配置することにより、階段構造400によって導入される機械的応力がより均一に分散されることができる。
【0039】
図4に示すように、階段構造400は、y方向における第1および第2の階段ゾーン402および412の間のブリッジ構造404を含む複数のブリッジ構造を含む。ブリッジ構造404は、下壁部404-1と、下壁部404-1の上方の上階段部404-2とを含むことができる。換言すれば、ブリッジ構造404は、いくつかの実施形態によれば、平坦な上面を有するのとは対照的に、ブリッジ構造の頂部に複数の階段を有する連続壁型構造である。いくつかの実施形態では、ブリッジ構造404は、ブリッジ構造404の上階段部404-2の上方にあり、上階段部と接触する相互接続構造420をさらに含む。スタック構造401の一部として、ブリッジ構造404の下壁部404-1は、垂直に交互配置された導電層および誘電体層(図示せず)を含むことができ、導電層(例えば、金属層またはポリシリコン層)は、ワード線の一部として機能することができる。ワード線がメモリアレイ構造からx方向(例えば、正のx方向、負のx方向、またはその双方に)に切断される第1および階段ゾーン402および412内の少なくともいくつかの階段とは異なり、ブリッジ構造404の下壁部404-1を通過するワード線は、両側ワード線駆動方式を達成するために、階段およびメモリアレイ構造上にランディングされたワード線接点をブリッジするために維持されることができる。
【0040】
いくつかの実施形態では、第1または第2の階段ゾーン402または412内の階段内の少なくとも1つの階段は、ブリッジ構造404の下壁部404-1を介して第1のメモリアレイ構造および第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されている。少なくとも1つのワード線は、少なくとも1つの階段が少なくとも1つのワード線によってブリッジ構造404の下壁部404-1を介して第1および第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されることができるように、メモリアレイ構造およびブリッジ構造404の下壁部404-1内で横方向に延在することができる。一例では、階段408-1内の階段は、ブリッジ構造404の下壁部404-1を介して負のx方向に延在するそれぞれのワード線部分によって(負のx方向において)第1のメモリアレイ構造に電気的に接続されてもよい。しかしながら、ブリッジ構造404の下壁部404-1は、正のx方向に延在するそれぞれのワード線部分が切断されないため、同じ階段を第2のメモリアレイ構造に(正のx方向において)電気的に接続する必要がない場合がある。別の例では、階段412-2内の階段は、ブリッジ構造404の下壁部404-1を介して正のx方向に延在するそれぞれのワード線部分によって(正のx方向において)第2のメモリアレイ構造に電気的に接続されてもよい。しかしながら、ブリッジ構造404の下壁部404-1は、負のx方向に延在するそれぞれのワード線部分が切断されないため、同じ階段を第1のメモリアレイ構造に(負のx方向において)電気的に接続する必要がない場合がある。
【0041】
いくつかの実施形態では、第1または第2の階段ゾーン402または412内の階段内の少なくとも1つの階段は、ブリッジ構造404の下壁部404-1を介して第1のメモリアレイ構造および第2のメモリアレイ構造のそれぞれに電気的に接続されている。例えば、
図4に示すように、階段408-2内の階段は、(矢印によって表される)電流経路によって示されるように、それぞれ負および正のx方向に延在するそれぞれのワード線部分によって、ブリッジ構造404の下壁部404-1を介して第1および第2のメモリアレイ構造の双方に電気的に接続されてもよい。
【0042】
いくつかの実施形態では、ブリッジ構造404の上階段部404-2は、x方向において同じ深さで互いに面する少なくとも一対の階段418-1/418-2を含む。第1の階段ゾーン402内の第2の対の階段408-1/408-2と同様に、階段418-1および418-2は、互いに面し、例えば、階段418-1は、負のx方向に向かって傾斜し、階段418-2は、正のx方向に向かって傾斜する。いくつかの実施形態によれば、異なる深さの第1の階段ゾーン402内の第2の対の階段408-1/408-2とは異なり、階段418-1および418-2は同じ深さにある。製造プロセスに関して以下に詳細に説明するように、ブリッジ構造404の上階段部404-2内の階段(例えば、418-1および418-2)および階段ゾーン(例えば、402)内の階段(例えば、408-1および408-2)は、同じトリムエッチングプロセスによって形成されることができ、したがって、同じパターン(例えば、互いに面する各対の階段)を有することができる。一例では、ブリッジ構造404の上階段部404-2における階段の対の数は、各階段ゾーン402または412における階段の対の数と同じであってもよい。一方、階段ゾーン(例えば、402)内の階段(例えば、418-1および418-2)が切断プロセスによって異なる深さに切断され、したがって同じ深さのままである場合、ブリッジ構造404の上階段部404-2内の階段(例えば、408-1および408-2)は、保護される(例えば、エッチングマスクによって覆われる)ことができる。いくつかの実施形態では、ブリッジ構造404の上階段部404-2は、x方向において同じ深さに複数の階段(例えば、第1の階段ゾーン402内の階段406-1、406-2、408-1、408-2、410-1、410-2、412-1、412-2、414-1、および414-2と同じ数)を含む。
【0043】
いくつかの実施形態では、ブリッジ構造404の上階段部404-2を通過するワード線のいくつかは、内部に階段を形成するトリムエッチングプロセスによって切断されるため、相互接続構造420は、各階段ゾーン402または412内のいくつかの階段(例えば、406-1および414-2)内の階段がブリッジ構造404の上階段部404-2を介して第1のメモリアレイ構造および第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されることができるように、上階段部404-2内の各レベルにおいて切断されたワード線部分を電気的に接続する。例えば、相互接続構造420は、それぞれがブリッジ構造404の上階段部404-2の階段の同じレベルにある階段のセットを電気的に接続する複数の相互接続部を含むことができる。一例では、
図4に示すように、相互接続構造420の相互接続部は、ブリッジ構造404の上階段部404-2の各階段の最上段を電気的に接続することができる。本明細書で使用される場合、「相互接続」という用語は、ミドルエンドオブライン(MEOL)および/またはBEOL内の横方向相互接続線および垂直相互接続アクセス(VIA)接点を含むなど、任意の適切なタイプの相互接続を広く含むことができる。例えば、相互接続構造420内の相互接続部は、金属1(M1)および/または金属2(M2)層などのBEOL内の側方相互接続線およびVIA接点を含むことができる。相互接続構造420内の相互接続部は、限定されないが、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、コバルト(Co)、ケイ化物、またはそれらの任意の組み合わせを含む導電性材料を含むことができる。
【0044】
いくつかの実施形態では、階段内の少なくとも1つの階段は、相互接続構造420内の相互接続部および上階段部404-2の階段内の同じレベルの階段の対応するセットを介して、第1および第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されている。一例では、第1の階段ゾーン402内の階段406-1内の階段は、ブリッジ構造404の上階段部404-2内の負のx方向に延在するワード線部分、ならびに相互接続構造420内の対応する相互接続部によって、(負のx方向において)第1のメモリアレイ構造に電気的に接続されることができる。別の例では、第1の階段ゾーン402内の階段414-2内の階段は、ブリッジ構造404の上階段部404-2内の正のx方向に延在するワード線部分、ならびに相互接続構造420内の対応する相互接続部によって、(正のx方向において)第2のメモリアレイ構造に電気的に接続されてもよい。
【0045】
図5A~
図5Eは、本開示のいくつかの実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための様々な典型的なマスクを示している。
図6A~
図6Eは、本開示の様々な実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための製造プロセスを示している。
図8は、いくつかの実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための方法800のフローチャートである。
図9は、いくつかの実施形態にかかる、3Dメモリデバイスの典型的な階段構造を形成するための別の方法900のフローチャートである。
図6A~
図6E、
図8、および
図9に示す階段構造の例は、
図4に示す階段構造400を含む。
図5A~
図5E、
図6A~
図6E、
図8、および
図9が一緒に説明される。方法800および900に示される動作は網羅的ではなく、図示された動作のいずれかの前、後、または間に他の動作も実行されることができることが理解される。さらに、動作のいくつかは、同時に、または
図8および
図9に示す順序とは異なる順序で実行されてもよい。
【0046】
図8を参照すると、方法800は、動作802において開始し、ここでは垂直に交互配置された第1の材料層および第2の材料層を含むスタック構造が形成される。いくつかの実施形態では、スタック構造は、誘電体スタックであり、第1の材料層のそれぞれは、第1の誘電体層(「犠牲層」としても知られる)を含み、第2の材料層のそれぞれは、第1の誘電体層とは異なる第2の誘電体層を含む。交互配置された第1の誘電体層および第2の誘電体層は、基板上に交互に堆積されることができる。
【0047】
図6Aを参照すると、第1の誘電体層(図示されていない「犠牲層」としても知られている)および第2の誘電体層(本明細書では一緒に「誘電体層対」と呼ばれ、図示されていない)の複数対を含むスタック構造602が、シリコン基板(図示せず)上に形成される。すなわち、いくつかの実施形態によれば、スタック構造602は、交互配置された犠牲層および誘電体層を含む。誘電体層および犠牲層は、シリコン基板上に交互に堆積されてスタック構造602を形成することができる。いくつかの実施形態では、各誘電体層は、酸化シリコンの層を含み、各犠牲層は、窒化シリコンの層を含む。スタック構造602は、限定されないが、化学蒸着(CVD)、物理蒸着(PVD)、原子層堆積(ALD)、またはそれらの任意の組み合わせを含む1つ以上の薄膜堆積プロセスによって形成されることができる。
【0048】
いくつかの実施形態では、スタック構造は、メモリスタックであり、第1の材料層のそれぞれは、導電層を含み、第2の材料層のそれぞれは、誘電体層を含む。交互配置された導電層(例えば、ポリシリコン層)および誘電体層(例えば、酸化ケイ素層)は、基板上に交互に堆積されることができる。交互配置された導電層(例えば、金属層)および誘電体層(例えば、酸化ケイ素層)は、誘電体スタック内の犠牲層を導電層によって置き換えるゲート置換プロセスによっても形成されることができる。すなわち、階段構造は、誘電体スタック上またはメモリスタック上でゲート置換プロセスの前または後のいずれかに形成されることができる。
【0049】
図6Aを参照すると、スタック構造602は、導電層と誘電体層との複数対(本明細書では一緒に「導電/誘電体層の対」と呼ばれ、図示されていない)を含むことができる。すなわち、いくつかの実施形態によれば、スタック構造602は、交互配置された導電層および誘電体層を含む。いくつかの実施形態では、各誘電体層は、酸化ケイ素の層を含み、各導電層は、タングステンなどの金属の層、またはポリシリコンなどの半導体の層を含む。いくつかの実施形態では、スタック構造602を形成するために、誘電体スタックを介してスリット開口部(図示せず)が形成されることができ、誘電体スタック内の犠牲層は、スリット開口部を介してエッチャントを塗布することによってエッチングされて複数の横方向凹部を形成することができ、限定されないが、CVD、PVD、ALD、またはそれらの任意の組み合わせを含む1つ以上の薄膜堆積プロセスを使用して横方向凹部内に導電層が堆積されることができる。
【0050】
任意に、方法800は、
図8に示すように、動作804に進み、ここでは、第2の横方向の複数の分割部が異なる深さに形成される。
図9を参照すると、分割部を形成するために、動作902において、第1および第2の階段ゾーンに開口部を含む分割マスクがパターニングされ、動作904において、分割マスクにしたがって、異なる深さの複数の分割部が、一回以上のトリムエッチングサイクルによって形成される。多分割階段構造が使用されないいくつかの例では、動作804はスキップされてもよいことが理解される。
【0051】
図5Aに示すように、分割マスク502がスタック構造602(図示せず)上にパターニングされる。いくつかの実施形態によれば、分割マスク502は、y方向(ビットライン方向)に複数の分割部を形成するための開口部510-1および510-2を含む。スタック構造602は、並列GLS506によって分離されたy方向の複数のブロック504を含むことができる。いくつかの実施形態では、開口部510-1および510-2は、それぞれスタック構造602内に形成される第1の階段ゾーン616および第2の階段ゾーン618(例えば、
図6Cに示す)内にある。いくつかの実施形態では、分割マスク502は、ソフトマスク(例えば、フォトレジストマスク)であり、これは、y方向に分割部を形成するためのトリムエッチングプロセスにおいてトリミングされることができる。各開口部510-1または510-2は、名目上矩形の形状を有することができる。
図5Aの開口部510-1および510-2の実線は、スタック構造602(
図6Aに示す)の下方を覆うフォトレジスト層の境界を示している。いくつかの実施形態では、分割マスク502は、スピンコーティングを使用してスタック構造602上にフォトレジスト層をコーティングし、リソグラフィおよび現像プロセスを使用してコーティングされたフォトレジスト層をパターニングすることによって形成される。分割マスク502は、スタック構造602の露出部分をエッチングするためのエッチングマスクとして使用されることができる。
【0052】
図6Aに示すように、分割マスク502(
図5Aに示す)にしたがって、1回以上のトリムエッチングサイクル(例えば、一回のトリムエッチングサイクル)によって、y方向において異なる深さに複数の分割部(例えば、3つの分割部604-1、604-2、および604-3)が形成される。開口部510-1および510-2(実線で表される)を有する分割マスク502は、第1のエッチングマスクとして使用されることができる。第1のエッチングマスクによって覆われていないスタック構造602の部分は、ウェットエッチングおよび/またはドライエッチングプロセスを使用して分割深さだけエッチングされることができる。露出部分においてスタック構造602の特定の厚さ(例えば、分割深さ)を除去するために、任意の適切なエッチャント(例えば、ウェットエッチングおよび/またはドライエッチング)が使用されることができる。エッチングされた厚さ(例えば、分割深さ)は、エッチング速度および/またはエッチング時間によって制御されることができる。いくつかの実施形態では、分割深さは、材料層対(例えば、誘電体層対または導電/誘電体層対)の厚さと名目上同じである。いくつかの実施形態では、分割深さは、材料層対の厚さの複数倍であることが理解される。
【0053】
図5Aに示すように、分割マスク502は、トリミングされることができる(例えば、漸増的および内方的にエッチングされる)。開口部510-1および510-2の破線は、スタック構造602の下方を覆うトリミングされたフォトレジスト層の境界を示している。開口部510-1および510-2のそれぞれは、y方向にトリミングされることができる。トリミングされた開口部510-1および510-2(破線で表される)を有する分割マスク502は、第2のエッチングマスクとして使用されることができる。
【0054】
図6Aに示すように、第1のエッチングマスクからトリミングされるフォトレジスト層の量は、トリミング速度および/またはトリミング時間によって制御されることができ、得られる分割部の寸法に直接関連する(例えば、決定因子)ことができる。第1のエッチングマスクのトリムは、任意の適切なエッチングプロセス、例えば等方性ドライエッチングまたはウェットエッチングを使用して実行されることができる。第1のエッチングマスクのトリムは、第1のエッチングマスクによって覆われていないスタック構造602の部分を拡大させることができる。スタック構造602の拡大されて覆われていない部分は、トリミングされた第1のエッチングマスクを第2のエッチングマスクとして使用して再びエッチングされ、各開口部510-1または510-2に対応する異なる深さにより多くの分割部を形成することができる。拡大された露出部分においてスタック構造602の特定の厚さ(例えば、分割深さ)を除去するために、任意の適切なエッチャント(例えば、ウェットエッチングおよび/またはドライエッチング)が使用されることができる。エッチングされた厚さ(例えば、分割深さ)は、エッチング速度および/またはエッチング時間によって制御されることができる。いくつかの実施形態では、エッチングされた厚さは、前のエッチングステップにおいてエッチングされた厚さと名目上同じである。結果として、隣接する分割部間の深さオフセットは名目上同じである。いくつかの実施形態では、エッチングされた厚さは、深さオフセットが隣接する分割部間で異なるように、異なるエッチングステップにおいて異なることが理解される。フォトレジストマスクのトリムプロセスとそれに続くスタック構造のエッチングプロセスは、本明細書ではトリムエッチングサイクルと呼ばれる。
【0055】
トリムエッチングサイクルの数は、分割マスク502にしたがって形成される分割部の数を決定することができる。
図6Aは、異なる深さに3つの分割部604-1、604-2、および604-3を含む三分割階段構造を形成する例を示しているが、多分割階段構造およびその製造方法は、三分割に限定されず、トリムエッチングサイクルの数ならびにそれに応じて分割マスク502の設計を変更することによって、1よりも大きい任意の整数であってもよいことが理解される。
【0056】
方法800は、
図8に示すように、動作806に進み、ここでは、スタック構造の第1の横方向の中間において、第1の横方向において互いに面する少なくとも一対の階段が同じ深さに形成される。いくつかの実施形態では、少なくとも一対の階段の各階段は、第1の横方向において複数の階段を含む。動作804において分割部が第2の横方向に形成されるいくつかの実施形態では、動作806は、動作804の後に実行される。すなわち、第2の横方向の分割部は、第1の横方向の階段の前に形成される。いくつかの実施形態では、動作806は、動作804の前に実行されてもよいことが理解される。すなわち、第1の横方向に階段を形成した後に、第2の横方向の分割部が形成されることができる。それにもかかわらず、いくつかの実施形態によれば、少なくとも一対の階段の各階段は複数の分割部を含む。
図9を参照すると、階段を形成するために、動作906において、第1の横方向に開口部を含む階段マスクがパターニングされ、動作908において、少なくとも一対の階段が、階段マスクにしたがって複数のトリムエッチングサイクルによって同じ深さに形成される。ここでも、動作906および908は、異なる例では動作902および904の前または後に実行されてもよいことが理解される。
【0057】
図5Bに示すように、分割部604-1、604-2、および604-3が形成されると、分割マスク502(
図5Aに示す)が除去され、階段マスク514がスタック構造602上にパターニングされる。いくつかの実施形態によれば、階段マスク514は、それぞれが同じ深さで互いに面する階段のそれぞれの対を形成するためのx方向の開口部512-1、512-2、512-3、512-4、および512-5を含む。開口部512-1、512-2、512-3、512-4、および512-5の数は、形成される互いに面する階段の対の数を決定することができ、したがって、3Dメモリデバイスの最終製品における階段構造の配置に応じて任意の適切な数とすることができることが理解される。いくつかの実施形態では、階段マスク514は、ソフトマスク(例えば、フォトレジストマスク)であり、これは、x方向に階段を形成するためのトリムエッチングプロセスにおいてトリミングされることができる。各開口部512-1、512-2、512-3、512-4、および512-5は、名目上矩形の形状を有し、ブリッジ構造620の上階段部が同じ深さの階段の一部を含むように、スタック構造602(例えば、
図6Cに示す)に形成されるブリッジ構造620をy方向に横切って延在することができる。
図5Bの開口部512-1、512-2、512-3、512-4、および512-5の実線は、スタック構造602(
図6Aに示す)の下方を覆うフォトレジスト層の境界を示している。いくつかの実施形態では、階段マスク514は、スピンコーティングを使用してスタック構造602上にフォトレジスト層をコーティングし、リソグラフィおよび現像プロセスを使用してコーティングされたフォトレジスト層をパターニングすることによって形成される。階段マスク514は、スタック構造602の露出部分をエッチングするためのエッチングマスクとして使用されることができる。
【0058】
図6Bに示すように、スタック構造602のx方向の中間において、階段マスク514(
図5Bに示す)にしたがって複数のトリムエッチングサイクルによって同じ深さに複数対の階段(例えば、5対の階段606-1/606-2、608-1/608-2、610-1/610-2、612-1/612-2、および614-1/614-2)が形成される。いくつかの実施形態によれば、階段606-1/606-2、608-1/608-2、610-1/610-2、612-1/612-2、または614-1/614-2の各対は、x方向において互いに面し、同じ深さにある。一対の階段606-1/606-2を例にとると、階段606-1は、負のx方向に向かって傾斜してもよく、階段606-2は、正のx方向に向かって傾斜してもよい。各階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、または614-2は、x方向に同じ数の階段を含むことができる。いくつかの実施形態では、階段の対(例えば、5対の階段606-1/606-2、608-1/608-2、610-1/610-2、612-1/612-2、および614-1/614-2)の数は、階段マスク514の開口部(例えば、5つの開口部512-1、512-2、512-3、512-4、および512-5)の数に基づいて決定され、各階段における階段の数は、トリムエッチングサイクルの数に基づいて決定される。いくつかの実施形態では、
図6Bに示すように、複数の分割部604-1、604-2、および604-3は、各階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、および614-2が複数の分割部604-1、604-2、および604-3を含むように、階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、または614-2の形成前に形成される。他の例では、各階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、または614-2が、異なるパターンで複数の分割部604-1、604-2、および604-3を依然として含むことができるように、階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、および614-2の形成後に複数の分割部604-1、604-2、および604-3が形成されることができることが理解される。
【0059】
図6Bに示すいくつかの実施形態によれば、階段マスク514の各開口部512-1、512-2、512-3、512-4、または512-5がスタック構造602を横切ってy方向に延在すると、階段606-1/606-2、608-1/608-2、610-1/610-2、612-1/612-2、または614-1/614-2の各対がスタック構造602を横切ってy方向に延在する。すなわち、いくつかの実施形態によれば、各階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、または614-2は、各階段ゾーン616または618、ならびにスタック構造602に形成されることになるブリッジ構造620(例えば、
図6Cに示すように)に形成される。換言すれば、各階段ゾーン616または618およびブリッジ構造620は、階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、および614-2の一部を含むことができる。いくつかの実施形態では、スタック構造602内に形成されることになるブリッジ構造620は、階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、および614-2を形成するときに階段マスク514によって覆われる必要はない。
【0060】
階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、および614-2を形成するためのトリムエッチングプロセスは、上記詳細に説明したため、説明を容易にするために繰り返されない。階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、および614-2における各階段の寸法は、各サイクルにおける階段マスク514内のトリミングされたフォトレジスト層の量(例えば、x方向の寸法を決定する)および各サイクルにおけるエッチングされた厚さ(例えば、z方向の深さを決定する)によって決定されることができる。いくつかの実施形態では、階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、および614-2のx方向の各階段の寸法が名目上同じであるように、各サイクルにおけるトリミングされたフォトレジスト層の量は名目上同じである。いくつかの実施形態では、階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、および614-2の各階段の深さが名目上同じであるように、各サイクルのエッチングされた厚さは名目上同じである。同じトリムエッチングプロセス(例えば、同じ回数のトリムエッチングサイクル)が階段マスク514の開口部512-1、512-2、512-3、512-4、および512-5を介して同時に適用されるため、各階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、または614-2は同じ深さを有することができる。例えば、第1の対の階段606-1/606-2は、開口部512-1を介して形成されることができ、第2の対の階段608-1/608-2は、開口部512-2を介して形成されることができ、第3の対の階段610-1/610-2は、開口部512-3を介して形成されることができ、第4の対の階段612-1/612-2は、開口部512-4を介して形成されることができ、第5の対の階段614-1/614-2は、開口部512-5を介して形成されることができる。
【0061】
方法800は、
図8に示すように、動作808に進み、ここでは、下壁部および上階段部を含むブリッジ構造が、第1の横方向に垂直な第2の横方向において第1の階段ゾーンと第2の階段ゾーンとの間に形成されるように、第1の階段ゾーンおよび第2の階段ゾーンにおける少なくとも一対の階段の各階段の部分が異なる深さまで切断される。
図9を参照すると、階段を切断するために、動作910において、第1および第2の階段ゾーンに第1の開口部を含む第1の切断マスクがパターニングされ、動作912において、第1の開口部によって露出された階段の第1のセットが、第1の切断マスクにしたがって複数のエッチングサイクルによって第1の深さだけ切断される。いくつかの実施形態では、階段を切断するために、動作914において、第1および第2の階段ゾーンに第2の開口部を含む第2の切断マスクがパターニングされ、動作916において、第2の開口部によって露出された階段の第2のセットが、第2の切断マスクにしたがって複数のエッチングサイクルによって第2の深さだけ切断される。
【0062】
図5Cに示すように、階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、および614-2が形成されると、階段マスク514(
図5Bに示す)が除去され、第1の切断マスク516がスタック構造602上にパターニングされる。いくつかの実施形態によれば、第1の切断マスク516は、開口部518-1および518-2によって露出された階段の第1のセットを同じ第1の深さだけ切断するために、第1の階段ゾーン616および第2の階段ゾーン618(例えば、
図6Cに示す)の開口部内にそれぞれ開口部518-1および518-2を含む。開口部518-1および518-2によって露出された階段614-1、612-2、612-1、610-2、および610-1の部分のみが第1の切断マスク516にしたがって第1の深さだけ切断されることができるように、第1の切断マスク516内の開口部518-1および518-2は、階段614-1、612-2、612-1、610-2、および610-1(例えば、
図6Cに示す)に対応する。第1の切断マスク516は、トリミングされる必要がないため、第1の切断マスク516は、ハードマスクまたはソフトマスクのいずれかとすることができる。各開口部518-1または518-2は、名目上矩形の形状を有し、階段ゾーン616または618のそれぞれの開口部にある。第1の切断マスク516がソフトマスクであるいくつかの実施形態では、第1の切断マスク516は、スピンコーティングを使用してスタック構造602上のフォトレジスト層をコーティングし、リソグラフィおよび現像プロセスを使用してコーティングされたフォトレジスト層をパターニングすることによって形成される。第1の切断マスク516がハードマスクであるいくつかの実施形態では、第1の切断マスク516は、限定されないが、CVD、PVD、ALD、電気めっき、無電解めっき、またはそれらの任意の組み合わせを含む1つ以上の薄膜堆積プロセスを使用してスタック構造602上にハードマスク材料層を最初に堆積することによって形成される。次いで、ハードマスク材料層がパターニングされて、リソグラフィおよびドライエッチングおよび/またはRIEなどのウェットエッチングプロセスを使用して開口部518-1および518-2を形成することができる。第1の切断マスク516は、露出した第1のセットの階段614-1、612-2、612-1、610-2、および610-1を同じ第1の深さだけ切断するためのエッチングマスクとして使用されることができる。
【0063】
本明細書で使用される場合、「切断」プロセスは、複数のエッチングサイクルによって1つ以上の階段の深さを減少させるプロセスである。各エッチングサイクルは、1つの階段をエッチングする、すなわち1つの階段深さだけ深さを減少させる1つ以上のドライエッチングおよび/またはウェットエッチングプロセスを含むことができる。上記詳細に説明したように、いくつかの実施形態によれば、切断プロセスの目的は、3Dメモリデバイスの最終製品内の少なくともいくつかの階段(およびその各階段)を異なる深さにすることである。したがって、階段の数によっては、ある程度の数の切断プロセスが必要となる場合がある。
【0064】
図5Dに示すように、階段614-1、612-2、612-1、610-2、および610-1の第1のセットが切断されると、第1の切断マスク516(
図5Cに示される)が除去され、第2の切断マスク520がスタック構造602上にパターニングされる。いくつかの実施形態によれば、第2の切断マスク520は、開口部522-1および522-2によって露出される第2のセットの階段を同じ第2の深さだけ切断するために、第1の階段ゾーン616および第2の階段ゾーン618(例えば、
図6Dに示す)の開口部内にそれぞれ開口部522-1および522-2を含む。開口部522-1および522-2によって露出された階段612-2、610-2、610-1、608-2、および606-2の部分のみが第2の切断マスク520にしたがって第2の深さだけ切断されることができるように、第2の切断マスク520内の開口部522-1および522-2は、階段612-2、610-2、610-1、608-2、および606-2(例えば、
図6Dに示す)に対応する。第1の切断マスク516と同様に、第2の切断マスク520は、ハードマスクまたはソフトマスクのいずれかとすることができる。第2の切断マスク520は、露出した第2のセットの階段612-2、610-2、610-1、608-2、および606-2を同じ第2の深さだけ切断するためのエッチングマスクとして使用されることができる。第2の切断マスク520にしたがった第2の切断プロセスの後、いくつかの階段(例えば、612-2、610-2、および610-1)は、第1の深さおよび第2の深さの合計だけ2回切断され、いくつかの階段(例えば、614-1および612-2)は、第1の深さだけ1回切断され、いくつかの階段(例えば、608-2および606-2)は、第2の深さだけ1回切断され、いくつかの階段(例えば、614-2、608-1、および606-1)はまだ切断されない。
【0065】
異なる深さにより多くの階段を作製するために、1つ以上の切断マスクおよび切断プロセスが必要とされることができる。例えば、
図5Eに示すように、第2のセットの階段612-2、610-2、610-1、608-2、および606-2が切断されると、第2の切断マスク520(
図5Dに示す)が除去されることができ、第3の切断マスク524がスタック構造602上にパターニングされることができる。いくつかの実施形態によれば、第3の切断マスク524は、開口部526-1および526-2によって露出された第3のセットの階段を同じ第3の深さだけ切断するために、第1の階段ゾーン616および第2の階段ゾーン618(例えば、
図6Eに示す)の開口部にそれぞれ開口部526-1および526-2を含む。開口部526-1および526-2によって露出された階段612-1、610-2、610-1、608-2、および608-1の部分のみが第3の切断マスク524にしたがって第3の深さだけ切断されることができるように、第3の切断マスク524内の開口部526-1および526-2は、階段612-1、610-2、610-1、608-2、および608-1(例えば、
図6Eに示す)に対応する。第1および第2の切断マスク516および520と同様に、第3の切断マスク524は、ハードマスクまたはソフトマスクのいずれかとすることができる。第3の切断マスク524は、エッチングマスクとして使用されて、露出した第3のセットの階段612-1、610-2、610-1、608-2、および608-1を同じ第3の深さだけ切断することができる。
【0066】
切断プロセスはまた、y方向に複数の階段ゾーンおよびブリッジ構造を形成して、3Dメモリデバイスの最終製品のメモリアレイ構造の中間に階段構造を形成することができる。
図5C~
図5Eおよび
図6C~
図6Eに示すように、いくつかの実施形態によれば、切断プロセスが階段ゾーン616および618内の階段に適用されるが、階段ゾーン間のブリッジ構造620には適用されないように、第1、第2、および第3の切断マスク516,520、および524は、それぞれ、スタック構造602内のブリッジ構造620を覆うブリッジ構造508を含む。結果として、いくつかの実施形態によれば、階段の一部が切断されている領域は、階段ゾーン(例えば、616および618)になり、階段の一部が切断されていない領域は、ブリッジ構造(例えば、620)になる。いくつかの実施形態によれば、ブリッジ構造620に関して、隣接する階段ゾーン616および618の切断された階段によってy方向に露出している部分は下壁部であり、同じ深さの階段の切断されていない部分を有する部分は上階段部である。すなわち、これにより、第1および第2の階段ゾーン616および618の間の下壁部および上階段部を含むブリッジ構造620が形成されることができる。
【0067】
上述した第1、第2、および第3の切断マスク516,520、および524ならびに第1、第2、および第3の切断プロセスは、階段606-1、606-2、608-1、608-2、610-1、610-2、612-1、612-2、614-1、および614-2を切断するための一例であり、他の適切な切断方式(様々な切断マスクおよび切断プロセスを含む)が使用されて同じ結果を達成することができることが理解される。様々な切断方式は、3Dメモリデバイスの最終製品の階段構造内のいくつかの階段が異なる深さを有するという同じ効果を達成することができることがさらに理解される。例えば、
図7A~
図7Dは、本開示のいくつかの実施形態にかかる、階段構造において異なる深さに階段を切断する様々な典型的な方式を示している。
図7A~
図7Dの各図は、6つの階段(
図7A~
図7Dに破線で表されている)を異なる深さまで切断することができる1つの典型的な切断方式を示している。上述したように、切断マスクの数、切断マスクのシーケンス、各切断マスクの設計(例えば、開口部の数およびパターン)、および/または各切断プロセスによる低減された深さ(例えば、エッチングサイクルの数)は、階段が異なる深さにあるにもかかわらず、切断プロセス後の各階段の特定の深さに影響を及ぼすことがある。
【0068】
方法800は、
図8に示すように、動作810に進み、ここでは、ブリッジ構造の上階段部内の少なくとも一対の階段の同じレベルにある階段のセットを電気的に接続する相互接続部が形成される。
図6Eに示すように、相互接続構造622は、ブリッジ構造620の上方に接触して形成される。相互接続構造622は、それぞれがブリッジ構造620の上階段部内の階段の同じレベルにある階段のセットを電気的に接続する複数の相互接続部を含むことができる。相互接続構造622を形成するために、限定されないが、CVD、PVD、ALD、またはそれらの任意の組み合わせを含む1つ以上の薄膜堆積プロセスを使用して誘電体材料(例えば、酸化ケイ素および/または窒化ケイ素)を堆積することによって、スタック構造602上に1つ以上の層間誘電体(ILD)層(「金属間誘電体(IMD)層」としても知られる)が形成されることができる。次いで、IDL層を貫通する開口部を形成し、限定されないが、CVD、PVD、ALD、電気化学堆積、またはそれらの任意の組み合わせを含む1つ以上の薄膜堆積プロセスを使用して、Cu、Al、W、Co、ケイ化物、またはそれらの任意の組み合わせなどの導電性材料を開口部に堆積することによって、ILD層を貫通してブリッジ構造620の上階段部に接触するように相互接続部が形成されることができる。
【0069】
本開示の一態様によれば、3Dメモリデバイスは、メモリアレイ構造と、メモリアレイ構造の中間にあり且つメモリアレイ構造を第1のメモリアレイ構造と第2のメモリアレイ構造とに横方向に分割する階段構造とを含む。階段構造は、第1の階段ゾーンと、第1および第2のメモリアレイ構造を接続するブリッジ構造とを含む。ブリッジ構造は、下壁部および上階段部を含む。第1の階段ゾーンは、第1の横方向において異なる深さに互いに面する少なくとも一対の階段を含む。各階段は、複数の階段を含む。第1の対の階段内の少なくとも1つの階段は、ブリッジ構造を介して第1のメモリアレイ構造および第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されている。
【0070】
いくつかの実施形態では、上階段部は、第1の横方向において同じ深さに互いに面する第1の少なくとも一対の階段を含む。いくつかの実施形態では、上階段部は、第1の横方向において同じ深さに複数の階段を含む。
【0071】
いくつかの実施形態では、ブリッジ構造は、上階段部の階段の同じレベルにある階段のセットを電気的に接続する相互接続部をさらに含む。
【0072】
いくつかの実施形態では、階段内の少なくとも1つの階段は、上階段部の階段の同じレベルで相互接続部および階段のセットを介して第1および第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されている。
【0073】
いくつかの実施形態では、少なくとも一対の階段の各階段は、第1の横方向に垂直な第2の横方向において複数の分割部を含む。
【0074】
いくつかの実施形態では、階段構造は、第2の階段ゾーンをさらに含む。いくつかの実施形態では、ブリッジ構造は、第2の横方向において第1の階段ゾーンと第2の階段ゾーンとの間にある。
【0075】
いくつかの実施形態では、第1の階段ゾーンおよび第2の階段ゾーンは、ブリッジ構造に対して第2の横方向に対称である。
【0076】
いくつかの実施形態では、3Dメモリデバイスは、メモリアレイ構造およびブリッジ構造内で横方向に延在する少なくとも1つのワード線をさらに含み、少なくとも1つの階段は、少なくとも1つのワード線によってブリッジ構造を介して第1および第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されている。
【0077】
いくつかの実施形態では、階段内の少なくとも1つの階段は、ブリッジ構造を介して第1のメモリアレイ構造および第2のメモリアレイ構造のそれぞれに電気的に接続されている。
【0078】
いくつかの実施形態では、ブリッジ構造の下壁部は、垂直に交互配置された導電層および誘電体層を含む。
【0079】
本開示の別の態様によれば、3Dメモリデバイスは、メモリアレイ構造と、メモリアレイ構造の中間にあり且つメモリアレイ構造を第1のメモリアレイ構造と第2のメモリアレイ構造とに横方向に分割する階段構造とを含む。階段構造は、第1の階段ゾーンと、第1および第2のメモリアレイ構造を接続するブリッジ構造とを含む。ブリッジ構造は、下壁部と、上階段部と、相互接続部とを含む。上階段部は、第1の横方向において同じ深さに複数の階段を含む。各階段は、複数の階段を含む。相互接続部は、ブリッジ構造の上階段部の階段の同じレベルで階段のセットを電気的に接続する。
【0080】
いくつかの実施形態では、第1の階段ゾーンは、第1の横方向において異なる深さに互いに面する少なくとも一対の階段を含む。いくつかの実施形態では、階段内の少なくとも1つの階段は、ブリッジ構造を介して第1のメモリアレイ構造および第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されている。
【0081】
いくつかの実施形態では、3Dメモリデバイスは、メモリアレイ構造およびブリッジ構造内で横方向に延在する少なくとも1つのワード線をさらに含み、少なくとも1つの階段は、少なくとも1つのワード線によってブリッジ構造を介して第1および第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されている。
【0082】
いくつかの実施形態では、階段内の少なくとも1つの階段は、ブリッジ構造を介して第1のメモリアレイ構造および第2のメモリアレイ構造のそれぞれに電気的に接続されている。
【0083】
いくつかの実施形態では、階段内の少なくとも1つの階段は、上階段部の階段の同じレベルで相互接続部および階段のセットを介して第1および第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されている。
【0084】
いくつかの実施形態では、少なくとも一対の階段の各階段は、第1の横方向に垂直な第2の横方向において複数の分割部を含む。
【0085】
いくつかの実施形態では、階段構造は、第2の階段ゾーンをさらに含む。いくつかの実施形態では、ブリッジ構造は、第2の横方向において第1の階段ゾーンと第2の階段ゾーンとの間にある。
【0086】
いくつかの実施形態では、第1の階段ゾーンおよび第2の階段ゾーンは、ブリッジ構造に対して第2の横方向に対称である。
【0087】
いくつかの実施形態では、ブリッジ構造の下壁部は、垂直に交互配置された導電層および誘電体層を含む。
【0088】
本開示のさらに別の態様によれば、3Dメモリデバイスの階段構造を形成するための方法が開示される。垂直方向に交互配置された第1の材料層および第2の材料層を含むスタック構造が形成される。第1の横方向におけるスタック構造の中間には、第1の横方向において互いに面する少なくとも一対の階段が同じ深さに形成されている。第1の階段ゾーンおよび第2の階段ゾーンにおける少なくとも一対の階段の各階段の部分は、下壁部および上階段部を備えるブリッジ構造が、第1の横方向に垂直な第2の横方向において第1の階段ゾーンと第2の階段ゾーンとの間に形成されるように、異なる深さまで切断される。
【0089】
いくつかの実施形態では、少なくとも一対の階段の各階段が複数の分割部を備えるように、第2の横方向において異なる深さに複数の分割部が形成される。
【0090】
いくつかの実施形態では、複数の分割部を形成するために、第1および第2の階段ゾーンに開口部を含む分割マスクがパターニングされ、複数の分割部は、分割マスクにしたがって1つ以上のトリムエッチングサイクルによって異なる深さに形成される。
【0091】
いくつかの実施形態では、少なくとも一対の階段を形成するために、第1の横方向に開口部を含む階段マスクがパターニングされ、少なくとも一対の階段は、階段マスクにしたがって複数のトリムエッチングサイクルによって同じ深さに形成される。いくつかの実施形態では、階段マスクの開口部は、ブリッジ構造の上階段部が同じ深さの少なくとも一対の階段の一部を含むように、第2の横方向においてブリッジ構造を横切って延在する。
【0092】
いくつかの実施形態では、ブリッジ構造の上階段部内の少なくとも一対の階段の同じレベルにある階段のセットを電気的に接続する相互接続部が形成される。
【0093】
いくつかの実施形態では、各階段を切断するために、第1および第2の階段ゾーンに第1の開口部を含む第1の切断マスクが形成され、第1の開口部によって露出された階段の第1のセットは、第1の切断マスクにしたがって複数のエッチングサイクルによって第1の深さだけ切断される。
【0094】
いくつかの実施形態では、各階段を切断するために、第1および第2の階段ゾーンに第2の開口部を含む第2の切断マスクが形成され、第2の開口部によって露出された階段の第2のセットは、第2の切断マスクにしたがって複数のエッチングサイクルによって第2の深さだけ切断される。
【0095】
いくつかの実施形態では、第1の材料層のそれぞれは、犠牲層を含み、第2の材料層のそれぞれは、誘電体層を含む。
【0096】
いくつかの実施形態では、第1の材料層のそれぞれは、導電層を含み、第2の材料層のそれぞれは、誘電体層を含む。
【0097】
特定の実施形態の前述の説明は、本開示の一般的な性質を明らかにするので、他者は、当業者の技術の範囲内で知識を適用することによって、本開示の一般的な概念から逸脱することなく、過度の実験を行うことなく、そのような特定の実施形態を様々な用途に容易に変更および/または適合させることができる。したがって、そのような適合および変更は、本明細書に提示された教示およびガイダンスに基づいて、開示された実施形態の均等物の意味および範囲内にあることが意図されている。本明細書の表現または用語は、本明細書の用語または表現が教示およびガイダンスに照らして当業者によって解釈されるべきであるように、限定ではなく説明を目的とするものであることを理解されたい。
【0098】
本開示の実施形態は、指定された機能および機能の関係の実装を示す機能的構成ブロックを用いて上述されている。これらの機能的構成ブロックの境界は、説明の便宜上、本明細書では任意に定義されている。指定された機能および機能の関係が適切に実行される限り、代替の境界が定義されることができる。
【0099】
発明の概要および要約のセクションは、発明者によって企図される本開示の全てではないが1つ以上の典型的な実施形態を記載することができ、したがって、本開示および添付の特許請求の範囲を決して限定することを意図するものではない。
【0100】
本開示の幅および範囲は、上述した典型的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではなく、以下の特許請求の範囲および特許請求の範囲の均等物にしたがってのみ定義されるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2021-12-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
三次元メモリデバイスであって、
メモリアレイ構造と、
前記メモリアレイ構造の中間にあり、前記メモリアレイ構造を第1のメモリアレイ構造と第2のメモリアレイ構造とに横方向に分割する階段構造であって、第1の階段ゾーンと、
第2の階段ゾーンと、前記第1のメモリアレイ構造と前記第2のメモリアレイ構造とを接続するブリッジ構造と、を備える、階段構造と、を備え
、
前記第1の階段ゾーンが、第1の横方向において異なる深さで互いに面する少なくとも一対の階段を備え、各階段が複数の階段を備え、
前記階段内の少なくとも1つの階段が、前記ブリッジ構造を介して前記第1のメモリアレイ構造および前記第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されている、
三次元メモリデバイス。
【請求項2】
前記ブリッジ構造が、前記第1の横方向に垂直な第2の横方向において前記第1の階段ゾーンと前記第2の階段ゾーンとの間にあり、下壁部および上階段部を備える、請求項1に記載の三次元メモリデバイス。
【請求項3】
前記第1の階段ゾーンおよび前記第2の階段ゾーンが、前記ブリッジ構造に対して前記第1の横方向に垂直な第2の横方向において対称である、請求項1に記載の三次元メモリデバイス。
【請求項4】
前記上階段部が、前記第1の横方向において同じ深さで互いに面する少なくとも一対の階段を備える、請求項
2に記載
の三次元メモリデバイス。
【請求項5】
前記上階段部が、前記第1の横方向におい
て同じ深さで複数の階段を備える、請求項
4に記載の
三次元メモリデバイス。
【請求項6】
前記ブリッジ構造が、前記上階段部の前記階段の同じレベルで階段のセットを電気的に接続する相互接続部をさらに備える、請求項
5に記載の
三次元メモリデバイス。
【請求項7】
前記階段内の前記少なくとも1つの階段が、前記上階段部の前記階段の同じレベルで前記相互接続部および前記階段のセットを介して前記第1および第2のメモリアレイ構造のうちの前記少なくとも一方に電気的に接続されている、請求項
6に記載の
三次元メモリデバイス。
【請求項8】
前記少なくとも一対の階段の各階段が、前記第1の横方向に垂直な第2の横方向において複数の分割部を備える、請求項1~
7のいずれか一項に記載の
三次元メモリデバイス。
【請求項9】
前記メモリアレイ構造および前記ブリッジ構造内で横方向に延在する少なくとも1つのワード線をさらに備え、前記少なくとも1つの階段が、前記少なくとも1つのワード線によって前記ブリッジ構造を介して前記第1および第2のメモリアレイ構造のうちの前記少なくとも一方に電気的に接続されている、請求項
1に記載の
三次元メモリデバイス。
【請求項10】
前記階段内の前記少なくとも1つの階段が、前記ブリッジ構造を介して前記第1のメモリアレイ構造および前記第2のメモリアレイ構造のそれぞれに電気的に接続されている、請求項
1に記載の
三次元メモリデバイス。
【請求項11】
前記ブリッジ構造の前記下壁部が、垂直に交互配置された導電層および誘電体層を備える、請求項
2に記載の
三次元メモリデバイス。
【請求項12】
三次元メモリデバイスであって、
メモリアレイ構造と、
前記メモリアレイ構造の中間にあり、前記メモリアレイ構造を第1のメモリアレイ構造と第2のメモリアレイ構造とに横方向に分割する階段構造であって、第1の階段ゾーンと、
第2の階段ゾーンと、前記第1のメモリアレイ構造と前記第2のメモリアレイ構造とを接続するブリッジ構造と、を備える、階段構造と、を備え、
前記ブリッジ構造が、下壁部と、上階段部と、相互接続部と、を備え、
前記上階段部が、第1の横方向において同じ深さで複数の階段を備え、各階段が複数の階段を備え、
前記相互接続部が、前記ブリッジ構造の前記上階段部の前記階段と同じレベルにある階段のセットを電気的に接続する、
三次元メモリデバイス。
【請求項13】
前記ブリッジ構造が、前記第1の横方向に垂直な第2の横方向において前記第1の階段ゾーンと前記第2の階段ゾーンとの間にあり、前記第1の階段ゾーンおよび前記第2の階段ゾーンが、前記ブリッジ構造に対して前記第2の横方向において対称である、請求項12に記載の三次元メモリデバイス。
【請求項14】
前記第1の階段ゾーンが、前記第1の横方向において異なる深さで互いに面する少なくとも一対の階段を備え、
前記階段内の少なくとも1つの階段が、前記ブリッジ構造を介して前記第1のメモリアレイ構造および前記第2のメモリアレイ構造のうちの少なくとも一方に電気的に接続されている、請求項12に記載の
三次元メモリデバイス。
【請求項15】
前記メモリアレイ構造および前記ブリッジ構造内で横方向に延在する少なくとも1つのワード線をさらに備え、前記少なくとも1つの階段が、前記少なくとも1つのワード線によって前記ブリッジ構造を介して前記第1および第2のメモリアレイ構造のうちの前記少なくとも一方に電気的に接続されている、請求項
14に記載の
三次元メモリデバイス。
【請求項16】
前記階段内の前記少なくとも1つの階段が、前記ブリッジ構造を介して前記第1のメモリアレイ構造および前記第2のメモリアレイ構造のそれぞれに電気的に接続されている、請求項
14または15に記載の
三次元メモリデバイス。
【請求項17】
前記階段内の前記少なくとも1つの階段が、前記上階段部の前記階段の同じレベルで前記相互接続部および前記階段のセットを介して前記第1および第2のメモリアレイ構造のうちの前記少なくとも一方に電気的に接続されている、請求項
14に記載の
三次元メモリデバイス。
【請求項18】
前記少なくとも一対の階段の各階段が、前記第1の横方向に垂直な第2の横方向において複数の分割部を備える、請求項
14に記載の
三次元メモリデバイス。
【請求項19】
前記ブリッジ構造の前記下壁部が、垂直に交互配置された導電層および誘電体層を備える、請求項
12に記載の
三次元メモリデバイス。
【国際調査報告】