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特表2023-551606流体送達システムの容器及び使用方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-08
(54)【発明の名称】流体送達システムの容器及び使用方法
(51)【国際特許分類】
   A61M 5/00 20060101AFI20231201BHJP
   A61M 5/24 20060101ALI20231201BHJP
   A61M 5/20 20060101ALI20231201BHJP
【FI】
A61M5/00 518
A61M5/00 516
A61M5/24
A61M5/24 530
A61M5/20
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023556104
(86)(22)【出願日】2021-11-22
(85)【翻訳文提出日】2023-07-26
(86)【国際出願番号】 JP2021043518
(87)【国際公開番号】W WO2022118766
(87)【国際公開日】2022-06-09
(31)【優先権主張番号】63/119,797
(32)【優先日】2020-12-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000002934
【氏名又は名称】武田薬品工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100136629
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 光宜
(74)【代理人】
【識別番号】100080791
【弁理士】
【氏名又は名称】高島 一
(74)【代理人】
【識別番号】100125070
【弁理士】
【氏名又は名称】土井 京子
(74)【代理人】
【識別番号】100121212
【弁理士】
【氏名又は名称】田村 弥栄子
(74)【代理人】
【識別番号】100174296
【弁理士】
【氏名又は名称】當麻 博文
(74)【代理人】
【識別番号】100137729
【弁理士】
【氏名又は名称】赤井 厚子
(74)【代理人】
【識別番号】100151301
【弁理士】
【氏名又は名称】戸崎 富哉
(74)【代理人】
【識別番号】100152308
【弁理士】
【氏名又は名称】中 正道
(74)【代理人】
【識別番号】100201558
【弁理士】
【氏名又は名称】亀井 恵二郎
(72)【発明者】
【氏名】ペルティエ、ジェフリー
(72)【発明者】
【氏名】マーフィー、ピーター
(72)【発明者】
【氏名】キャナヴァン、ユージーン
【テーマコード(参考)】
4C066
【Fターム(参考)】
4C066BB01
4C066CC08
4C066DD13
4C066EE06
4C066FF05
4C066GG01
(57)【要約】
1つ以上の流体送達システムのための容器が開示される。
【選択図】図2B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器であって、
外表面を含む第1の部材と、
実質的に平坦な表面を備え、前記第1の部材にヒンジ式に接続された第2の部材と、
外表面を備え、前記第2の部材にヒンジ式に接続された第3の部材であって、前記第3の部材は、再構成中及び/または再構成後に、流体送達システムの遠位端が直立位置に配向されるように、前記流体送達システムの近位端を解放可能に保持するように構成された実質的に円筒形の凹部を含み、ここで、前記直立位置にある前記流体送達システムは、前記第1及び/または前記第3の部材の保持溝内に解放可能に保持された1つ以上の前記流体送達システムに対して直交している、前記第3の部材と、を含み、
前記容器は、閉じた構成において、前記第1及び前記第3の部材の前記外表面が互いに実質的に平行であり、前記第1及び前記第3の部材の外縁がそれに接触してまたはそのすぐ隣にあって密閉ハウジングを形成するように構成され、
前記容器は、開いた構成において、前記第1、前記第2及び前記第3の部材の前記外表面が互いに実質的に平面であり、同じ方向を向くように構成される、前記容器。
【請求項2】
前記第2の部材は、前記第1の部材と前記第3の部材との間に配置される、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記第2の部材は、閉じた構成において前記第1及び前記第3の部材に対して直交する、請求項1に記載の容器。
【請求項4】
前記第1の部材は、前記第3の部材の反対側にある、請求項1に記載の容器。
【請求項5】
前記第1の部材、前記第2の部材及び前記第3の部材は互いに一体的に形成される、請求項1に記載の容器。
【請求項6】
前記第2の部材の前記実質的に平坦な表面には、何かを解放可能に保持するための構造部材が存在しない、請求項1に記載の容器。
【請求項7】
前記第1の部材は、複数の流体送達システムのいずれか1つの部分と摩擦係合し、解放可能に固定するように構成された複数の溝を含み、前記複数の流体送達システムのそれぞれはペン型注射器である、請求項1に記載の容器。
【請求項8】
前記溝は、少なくとも6つの別個の流体送達システムを解放可能に保持するように構成される、請求項7に記載の容器。
【請求項9】
前記溝は、少なくとも4つの別個の流体送達システムを解放可能に保持するように構成される、請求項7に記載の容器。
【請求項10】
前記溝は、それぞれが他方と位置合わせされ、前記第2の部材の前記外表面と平行に配向されるように、前記複数の流体送達システムを解放可能に保持する、請求項7に記載の容器。
【請求項11】
前記溝は、前記第1の部材と同一の広がりを持つトレイ内に形成され、前記溝は、本事例の輸送中に、前記複数の流体送達システムのうちの少なくとも1つを所定の位置にしっかりと支えるように構成される、請求項7に記載の容器。
【請求項12】
前記第3の部材は、
前記流体送達システムの遠位端で使用する密封された使い捨て針を解放可能に保持するように構成された複数の針凹部を含む、請求項7に記載の容器。
【請求項13】
それによって、再構成中及び/または再構成後に、前記直立位置にある前記流体送達システムの遠位アンプル部分に含まれる活性剤及び溶媒は、所定の時間混合される、請求項12に記載の容器。
【請求項14】
前記実質的に円筒形の凹部は、前記第2の部材とは反対側の前記第3の部材の角に隣接して位置決めされる、請求項12に記載の容器。
【請求項15】
前記各流体送達システムは、活性剤及び溶媒が予め包装されたアンプルを含み、それにより前記アンプルは、エンドユーザーによって前記流体送達システムから取り外されることができない、請求項7に記載の容器。
【請求項16】
容器であって、
実質的に平坦な表面を含む第1の部材と、
実質的に平坦な表面を備え、前記第1の部材にヒンジ式に接続される第2の部材であって、前記第2の部材は前記第1の部材よりも広い幅を含む、前記第2の部材と、
外表面を備え、前記第2の部材にヒンジ式に接続される第3の部材であって、前記第3の部材は、
複数の流体送達システムのいずれか1つの部分と摩擦係合し、解放可能に固定するように構成された複数の溝であって、前記複数の流体送達システムのそれぞれはペン型注射器である、前記複数の溝と、
再構成中及び/または再構成後に、前記流体送達システムの遠位端が直立位置に配向されるように、前記流体送達システムのうちの1つの近位端を解放可能に保持するように構成された実質的に円筒形の凹部であって、前記直立位置にある前記流体送達システムは、前記第3の部材の前記溝内に解放可能に保持された1つ以上の前記流体送達システムに対して直交している、前記凹部と、を含む、前記第3の部材と、を含み、
前記容器は、閉じた構成において、前記第1及び前記第3の部材が互いに実質的に平行であり、前記第1及び前記第3の部材の縁がそれに接触してまたはそのすぐ隣にあって密閉ハウジングを形成するように構成され、
前記容器は、開いた構成において、前記第1、前記第2及び前記第3の部材の前記外表面が互いに実質的に平面であり、同じ方向を向くように構成される、前記容器。
【請求項17】
前記第2の部材は、前記第1の部材と前記第3の部材との間に配置される、請求項16に記載の容器。
【請求項18】
前記第1及び前記第2の部材の前記実質的に平坦な表面は、互いに連続している、請求項16に記載の容器。
【請求項19】
前記第2の部材は、閉じた構成において前記第1及び前記第3の部材に対して直交する、請求項16に記載の容器。
【請求項20】
前記第1の部材、前記第2の部材及び前記第3の部材は互いに一体的に形成される、請求項16に記載の容器。
【請求項21】
前記第1及び前記第2の部材の前記実質的に平坦な表面には、何かを解放可能に保持するための構造部材が存在しない、請求項16に記載の容器。
【請求項22】
前記溝は、少なくとも6つの別個の流体送達システムを解放可能に保持するように構成される、請求項16に記載の容器。
【請求項23】
前記溝は、少なくとも4つの別個の流体送達システムを解放可能に保持するように構成される、請求項16に記載の容器。
【請求項24】
前記溝は、それぞれが他方と位置合わせされ、前記第3の部材の前記外表面と平行に配向されるように、前記複数の流体送達システムを解放可能に保持する、請求項16に記載の容器。
【請求項25】
前記溝は、前記第3の部材と同一の広がりを持つトレイ内に形成され、前記溝は、本事例の輸送中に、前記複数の流体送達システムのうちの少なくとも1つを所定の位置にしっかりと支えるように構成される、請求項16に記載の容器。
【請求項26】
それによって、再構成中及び/または再構成後に、前記直立位置にある前記流体送達システムの遠位アンプル部分に含まれる活性剤及び溶媒は、所定の時間混合される、請求項16に記載の容器。
【請求項27】
前記実質的に円筒形の凹部は、前記第2の部材とは反対側の前記第3の部材の角に隣接して位置決めされる、請求項16に記載の容器。
【請求項28】
前記各流体送達システムは、活性剤及び溶媒が予め包装されたアンプルを含み、それにより前記アンプルは、エンドユーザーによって前記流体送達システムから取り外されることができない、請求項16に記載の容器。
【請求項29】
前記第3の部材は、流体送達システムの一部と摩擦係合し、解放可能に固定するように構成された1つ以上の溝を含み、前記流体送達システムはペン型注射器である、請求項16に記載の容器。
【請求項30】
前記溝は、前記第3の部材と同一の広がりを持つトレイ内に形成され、前記溝は、本事例の輸送中に、前記流体送達システムを所定の位置にしっかりと支えるように構成される、請求項29に記載の容器。
【請求項31】
前記第3の部材は、
再構成中及び/または再構成後に、前記流体送達システムの遠位端が直立位置に配向されるように、前記流体送達システムの近位端を解放可能に保持するように構成された実質的に円筒形の凹部を含み、前記直立位置にある前記流体送達システムは、前記第3の部材の前記溝内に解放可能に保持されているときの閉じた構成のその位置と直交する、請求項29に記載の容器。
【請求項32】
それによって、再構成中及び/または再構成後に、前記直立位置にある前記流体送達システムの遠位アンプル部分に含まれる活性剤及び溶媒は、所定の時間混合される、請求項29に記載の容器。
【請求項33】
前記実質的に円筒形の凹部は、前記第2の部材とは反対側の前記第3の部材の角に隣接して位置決めされる、請求項29に記載の容器。
【請求項34】
前記流体送達システムは、活性剤及び溶媒が予め包装されたアンプルを含み、それにより前記アンプルは、エンドユーザーによって前記流体送達システムから取り外されることができない、請求項29に記載の容器。
【請求項35】
前記流体送達システムは、
ハウジングと、
前記ハウジングに固定的に連結されたカートリッジホルダと、
カートリッジホルダの内部空洞内に配置されたカートリッジであって、前記カートリッジは、
遠位先端部と、
第1のストッパーと、
前記遠位先端部と前記第1のストッパーとの間に配置される第2のストッパーと、
前記遠位先端部と前記第2のストッパーとの間に配置される活性剤と、
前記第2のストッパーと前記第1のストッパーとの間に配置される溶媒と、を含む、前記カートリッジと、を含む、請求項1、請求項16または請求項29に記載の容器。
【請求項36】
前記活性剤は凍結乾燥されたテデュグルチドを含む、請求項35に記載の容器。
【請求項37】
前記容器の前記第1及び/または前記第3の部材は、1週間の治療のための前記活性剤及び前記溶媒が含まれる薬剤をまとめて含む、少なくとも6つの注射器を備える、請求項35に記載の容器。
【請求項38】
前記容器の前記第1及び/または第2の部材は、前記容器から取り外し可能である、請求項35に記載の容器。
【請求項39】
方法であって、前記方法は、
請求項35に記載の容器内の流体送達システムの活性剤を、前記流体送達システム内に配置された溶媒と混合させ、それによって再構成液体を生成することと、
再構成中及び/または再構成後の所定の期間、前記流体送達システムの近位端を前記容器の実質的に円筒形の凹部内に配置することと、を含む、前記方法。
【請求項40】
前記活性剤は、凍結乾燥されたテデュグルチドを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記容器の前記第1及び/または前記第3の部材の凹部または1つ以上の溝内に1つまたは複数の流体送達システムを配置することを更に含む、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
ユーザーによって、前記容器を閉じた構成から開いた構成に移動させることを更に含む、請求項39に記載の方法。
【請求項43】
ユーザーによって、前記容器を開いた構成から閉じた構成に移動させることを更に含む、請求項39に記載の方法。
【請求項44】
前記容器内に含まれる複数の流体送達システムのうちの1つをユーザーによって選択することを更に含み、前記複数の流体送達システムのそれぞれは、1日以上の治療に対応する薬剤を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項45】
所定の治療期間中、所定の数の前記複数の流体送達システムを前記容器内に配置することを更に含む、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記所定の治療期間は約1週間であり、前記所定の数は少なくとも6つの流体送達システムである、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記所定の治療期間は約1週間であり、前記所定の数は少なくとも4つの流体送達システムである、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
キットのハウジング内に複数の容器を配置することを更に含み、前記複数の容器は、約1か月分の薬剤をまとめて含む、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記複数の容器のうちの1つを選択することと、
前記選択された容器の前記流体送達システムによって薬剤を患者に送達することと、
前記選択された容器の前記複数の流体送達システムのそれぞれの使用時に、前記複数の流体送達システムを予め含む前記第1または前記第3の部材を取り外すことと、その後、
前記複数の容器のうちの別の容器を有する第1または前記第3の部材を前記選択された容器に取り付けることと、を更に含む、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
前記流体送達システムは、前記活性剤及び前記溶媒が含まれる約3mlの薬剤を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項51】
前記流体送達システムは、前記活性剤及び前記溶媒が含まれる約4mlの薬剤を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項52】
前記活性剤を前記溶媒と混合させる工程は、
前記ハウジングに対して前記カートリッジホルダを回転させて、前記カートリッジホルダを前記ハウジングを通って第1の位置から第2の位置まで軸方向に近位に移動させることと、
前記ハウジングに対して前記カートリッジホルダを回転させて、ボタンロッドを前記カートリッジを通って軸方向に遠位に移動させることと、を含む、請求項39に記載の方法。
【請求項53】
請求項35に記載の1つ以上の容器を含むキット。
【請求項54】
前記各容器は、所定の治療期間にわたる流体送達システムの所定の供給量を含む、請求項53に記載のキット。
【請求項55】
前記各流体送達システムは、前記活性剤及び前記溶媒に含まれる約3mlの薬剤を含む、請求項54に記載のキット。
【請求項56】
前記各流体送達システムは、前記活性剤及び前記溶媒に含まれる約4mlの薬剤を含む、請求項54に記載のキット。
【請求項57】
前記所定の治療期間は約1か月であり、前記キットは少なくとも4つの容器を含み、前記キットに含まれる前記各容器は約1週間持続する供給量を含む、請求項54に記載のキット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、流体送達システムのための容器に関する。
【背景技術】
【0002】
流体治療薬の投与には、多くの場合、物質を混合して流体治療薬(例えば、液体形態の薬剤)を形成(例えば、再構成)し、その後、患者に液体薬剤を届けることが含まれる。本開示を通じてこの用語が使用される再構成は、注射前に活性剤を再液化または再構成できるように、凍結乾燥した活性剤を溶媒と混合するプロセスであることが理解される。このプロセスは、薬物、生物製剤または他の治療薬などの活性剤を凍結乾燥(または、フリーズドライ)することにより、薬剤の保存期間を維持し、将来的に混合するためにエンドユーザーに薬剤を届けることを可能にするため、一般的である。とはいえ、多くの場合、薬剤の混合は製造業者または薬剤師以外の者によって完了することが予想されるため、溶媒と活性剤との混合が正確で間違いのないように注意する必要がある。
【0003】
これらの流体治療薬を含む注射器は、すぐに再構成して投与できる状態で事前に装填された状態で提供される。このような場合、これらの注射器は、治療用の「容器」の一部として患者及び介護者に販売される。これらの容器には、例えば、1つ以上の注射器、使い捨て針、綿棒、及び治療液を形成する他の物質、ならびにこれらの成分を収容するための容器が含まれ得る。
【発明の概要】
【0004】
本開示の解決策は、当技術分野のこれら及び他の問題を解決する。
【0005】
本開示のいくつかの例では、閉じた構成と開いた構成を含む容器が開示される。
【0006】
いくつかの例では、外表面を含む第1の部材を含む容器が開示される。第2の部材は、実質的に平坦な表面を備えて含まれ、第1の部材にヒンジ式に接続されている。第3の部材は、外表面を備えて含まれ、第2の部材にヒンジ式に接続されることができ、第3の部材は、再構成中及び/または再構成後に、流体送達システムの遠位端が直立位置に配向されるように、流体送達システムの近位端を解放可能に保持するように構成された実質的に円筒形の凹部を含み、ここで、直立位置にある流体送達システムは、第1及び/または第3の部材の保持溝内に解放可能に保持された1つ以上の流体送達システムに対して直交している。容器は、閉じた構成において、第1及び第3の部材の外表面が互いに実質的に平行であり、第1及び第3の部材の外縁がそれに接触してまたはそのすぐ隣にあって密閉ハウジングを形成するように構成されることができる。容器は、開いた構成において、第1、第2及び第3の部材の外表面が互いに実質的に平面であり、同じ方向を向くように構成されることができる。
【0007】
いくつかの例では、第2の部材は、第1の部材と第3の部材との間に配置される。
【0008】
いくつかの例では、第2の部材は、閉じた構成において第1及び第3の部材に対して直交する。
【0009】
いくつかの例では、第1の部材は第3の部材の反対側にある。
【0010】
いくつかの例では、第1、第2及び第3の部材は互いに一体的に形成される。
【0011】
いくつかの例では、第2の部材の実質的に平坦な表面には、何かを解放可能に保持するための構造部材が存在しない。
【0012】
いくつかの例では、第1の部材は、複数の流体送達システムのいずれか1つの部分と摩擦係合し、解放可能に固定するように構成された複数の溝を含み、複数の流体送達システムのそれぞれはペン型注射器である。
【0013】
いくつかの例では、溝は、少なくとも6つの別個の流体送達システムを解放可能に保持するように構成される。
【0014】
いくつかの例では、溝は、少なくとも4つの別個の流体送達システムを解放可能に保持するように構成される。
【0015】
いくつかの例では、溝は、それぞれが他方と位置合わせされ、第2の部材の外表面と平行に配向されるように、複数の流体送達システムを解放可能に保持する。
【0016】
いくつかの例では、溝は、第1の部材と同一の広がりを持つトレイ内に形成され(例えば、射出成形され)、溝は、本事例の輸送中に、複数の流体送達システムのうちの少なくとも1つを所定の位置にしっかりと支えるように構成される。トレイは、第1の部材から取り外し可能であり得る。
【0017】
いくつかの例では、第3の部材は、流体送達システムの遠位端で使用する密封された使い捨て針を解放可能に保持するように構成された複数の針凹部を含むことができる。
【0018】
いくつかの例では、再構成中及び/または再構成後に、直立位置にある流体送達システムの遠位アンプル部分に含まれる活性剤及び溶媒は、所定の時間混合される。
【0019】
いくつかの例では、実質的に円筒形の凹部は、第2の部材とは反対側の第3の部材の角に隣接して位置決めされる。
【0020】
いくつかの例では、容器の各流体送達システムは、活性剤及び溶媒が予め包装されたアンプルを含み、それによりアンプルは、エンドユーザーによって流体送達システムから取り外されることができない。
【0021】
いくつかの例では、実質的に平坦な表面を含む第1の部材を含む容器が開示される。第2の部材はまた、第1の部材にヒンジ式に接続されている実質的に平坦な表面を備えて含まれ、第2の部材は第1の部材よりも広い幅を含む。第3の部材は、外表面を備えて含まれ、第2の部材にヒンジ式に接続されている。第3の部材は、複数の流体送達システムのいずれか1つの部分と摩擦係合し、解放可能に固定するように構成された複数の溝を含み得、複数の流体送達システムのそれぞれはペン型注射器である。第3の部材はまた、再構成中及び/または再構成後に、流体送達システムの遠位端が直立位置に配向されるように、流体送達システムのうちの1つの近位端を解放可能に保持するように構成された実質的に円筒形の凹部を含み、直立位置にある流体送達システムは、第3の部材の溝内に解放可能に保持された1つ以上の流体送達システムに対して直交している。容器は、閉じた構成において、第1及び第3の部材が互いに実質的に平行であり、第1及び第3の部材の縁がそれに接触してまたはそのすぐ隣にあって密閉ハウジングを形成するように構成される。容器は、開いた構成において、第1、第2及び第3の部材の外表面が互いに実質的に平面であり、同じ方向を向くように構成される。
【0022】
いくつかの例では、第2の部材は、第1の部材と第3の部材との間に配置される。
【0023】
いくつかの例では、第1の部材と第2の部材の実質的に平坦な表面は、互いに連続している。
【0024】
いくつかの例では、第2の部材は、閉じた構成において第1及び第3の部材に対して直交する。
【0025】
いくつかの例では、第1、第2及び第3の部材は互いに一体的に形成される。
【0026】
いくつかの例では、第1及び第2の部材の実質的に平坦な表面は、何かを解放可能に保持する任意の構造部材を備えて構成されていない(例えば、構造的特徴を有さない同一面の平らな表面)。
【0027】
いくつかの例では、第3の部材は、複数の流体送達システムのいずれか1つの部分と摩擦係合し、解放可能に固定するように構成された複数の溝を含み、複数の流体送達システムのそれぞれはペン型注射器である。
【0028】
いくつかの例では、溝は、少なくとも6つの別個の流体送達システムを解放可能に保持するように構成される。
【0029】
いくつかの例では、溝は、少なくとも4つの別個の流体送達システムを解放可能に保持するように構成される。
【0030】
いくつかの例では、溝は、それぞれが他方と位置合わせされ、第3の部材の外表面と平行に配向されるように、複数の流体送達システムを解放可能に保持する。
【0031】
いくつかの例では、溝は、第3の部材と同一の広がりを持つトレイ内に形成され(例えば、射出成形され)、溝は、本事例の輸送中に、複数の流体送達システムのうちの少なくとも1つを所定の位置にしっかりと支えるように構成される。トレイは、第3の部材から取り外し可能であり得る。
【0032】
いくつかの例では、再構成中及び/または再構成後に、直立位置にある流体送達システムの遠位アンプル部分に含まれる活性剤及び溶媒は、所定の時間混合される。
【0033】
いくつかの例では、実質的に円筒形の凹部は、第2の部材とは反対側の第3の部材の角に隣接して位置決めされる。
【0034】
いくつかの例では、各流体送達システムは、活性剤及び溶媒が予め包装されたアンプルを含み、それによりアンプルは、エンドユーザーによって流体送達システムから取り外されることができない。
【0035】
いくつかの例では、第3の部材は、流体送達システムの一部と摩擦係合し、解放可能に固定するように構成された1つ以上の溝を含み、流体送達システムはペン型注射器である。
【0036】
溝は、第3の部材と同一の広がりを持つトレイ内に形成され(例えば、射出成形され)、溝は、本事例の輸送中に、流体送達システムを所定の位置にしっかりと支えるように構成される。トレイは、第3の部材から取り外し可能であり得る。
【0037】
いくつかの例では、第3の部材は、再構成中及び/または再構成後に、流体送達システムの遠位端が直立位置に配向されるように、流体送達システムの近位端を解放可能に保持するように構成された実質的に円筒形の凹部を含み、直立位置にある流体送達システムは、第3の部材の溝内に解放可能に保持されているときの閉じた構成のその位置と直交する。
【0038】
いくつかの例では、再構成中及び/または再構成後に、直立位置にある流体送達システムの遠位アンプル部分に含まれる活性剤及び溶媒は、所定の時間混合される。
【0039】
いくつかの例では、実質的に円筒形の凹部は、第2の部材とは反対側の第3の部材の角に隣接して位置決めされる。
【0040】
いくつかの例では、流体送達システムは、活性剤及び溶媒が予め包装されたアンプルを含み、それによりアンプルは、エンドユーザーによって流体送達システムから取り外されることができない。
【0041】
いくつかの例では、本開示の流体送達システムは、ハウジングと、ハウジングに固定的に機械的に結合されたカートリッジホルダと、カートリッジホルダの内部空洞内に配置されたカートリッジと、を含む。カートリッジは、遠位先端部;第1のストッパー;遠位先端と第1のストッパーとの間に配置された第2のストッパー;遠位先端と第2のストッパーとの間に配置された活性剤;及び、第2のストッパーと第1のストッパーとの間に配置された溶媒;を含むことができる。
【0042】
いくつかの例では、活性剤には、凍結乾燥されたテデュグルチドが含まれる。
【0043】
いくつかの例では、本開示の任意の容器内の流体送達システムの活性剤を、流体送達システム内に配置された溶媒と混合させ、それによって再構成液体を生成することを含み得る方法が開示される。方法は、再構成中及び/または再構成後の所定の期間、流体送達システムの近位端を容器の実質的に円筒形の凹部内に配置することを含むことができる。
【0044】
いくつかの例では、方法は、容器の第1及び/または第3の部材の凹部または1つ以上の溝内に1つまたは複数の流体送達システムを配置することを含むことができる。
【0045】
いくつかの例では、方法は、ユーザーによって、容器を閉じた構成から開いた構成に移動させる工程を含むことができる。
【0046】
いくつかの例では、方法は、ユーザーによって、容器を開いた構成から閉じた構成に移動させる工程を含むことができる。
【0047】
いくつかの例では、方法は、容器内に含まれる複数の流体送達システムのうちの1つをユーザーによって選択する工程を含むことができ、複数の流体送達システムのそれぞれは、1日以上の治療に対応する薬剤を含む。
【0048】
いくつかの例では、方法は、所定の治療期間中、所定の数の複数の流体送達システムを容器内に配置する 工程を含むことができる。所定の治療期間は約1週間であり得、所定の数は、少なくとも4つ、6つまたはそれ以上もしくはそれ以下の流体送達システムの数であり得る。
【0049】
いくつかの例では、方法は、キットのハウジング内に複数の容器を配置する工程を含むことができ、複数の容器は、約1か月分の薬剤をまとめて含む。
【0050】
いくつかの例では、方法は、複数の容器のうちの1つを選択することと;選択された容器の流体送達システムによって薬剤を患者に送達することと;選択された容器の複数の流体送達システムのそれぞれの使用時に、複数の流体送達システムを予め含む第1または第3の部材を取り外すことと;次に、複数の容器のうちの別の容器を有する第1または第3の部材を選択された容器に取り付けることと、を含むことができる。
【0051】
いくつかの例では、方法は、複数の容器のうちの1つを選択することと;選択された容器の流体送達システムによって薬剤を患者に送達することと;選択された容器の複数の流体送達システムのそれぞれの使用時に、複数の流体送達システムを予め含む第1または第3の部材を取り外すことと;次に、複数の容器のうちの別の容器を有する第1または第3の部材を選択された容器に取り付けることと、を含むことができる。
【0052】
いくつかの例では、活性剤を溶媒と混合させる工程は、ハウジングに対してカートリッジホルダを回転させ、カートリッジホルダをハウジングを通して第1の位置から第2の位置まで軸方向に近位に移動させることと;ハウジングに対してカートリッジホルダを回転させ、ボタンロッドをカートリッジを通して軸方向に遠位に移動させることと、を含むことができる。
【0053】
いくつかの例では、活性剤には、凍結乾燥されたテデュグルチドが含まれ得る。しかし、必要に応じてまたは必要であれば、他の活性剤も考慮される。
【0054】
いくつかの例では、本開示による1つ以上の容器を含むキットが開示される。
【0055】
いくつかの例では、キット内の各容器は、所定の治療期間にわたる流体送達システムの所定の供給量を含む。
【0056】
いくつかの例では、キットの各流体送達システムは、活性剤及び溶媒に含まれる約3mlの薬剤を含む。
【0057】
いくつかの例では、キットの各流体送達システムは、活性剤及び溶媒に含まれる約4mlの薬剤を含む。
【0058】
いくつかの例では、キットは、所定の治療期間にわたって所定の薬剤供給量を提供するように構成されている(例えば、約1か月の薬物療法)。例えば、キットは少なくとも4つの容器を含むことができ、キットの各容器には約1週間分の薬剤供給量が含まれる。
【0059】
前述の目的及び関連する目的を達成するために、以下の説明及び添付の図面に関連して特定の例示的な態様を本明細書に記載する。しかしながら、これらの態様は、特許請求の範囲の主題の原理を使用することができる様々な方法のうちのほんの数例を示すものであり、特許請求の範囲の主題は、そのようなすべての態様及びそれらの等価物を含むことが意図されている。他の利点及び新規の特徴は、図面と併せて考慮すると、以下の詳細な説明からより明らかになり得る。
【0060】
本開示の上述の態様及び更なる態様は、添付図面と併せて以下の説明を参照して更に論じられ、添付図面において、様々な図中の同様の数字は同様の構造要素及び特徴を示している。図面は、必ずしも原寸に比例するとは限らず、代わりに、本開示の原理を示すことに重点が置かれている。図面は、本発明のデバイスの1つ以上の実施態様を、限定ではなく単に例示として示している。
【図面の簡単な説明】
【0061】
図1】本開示の一例による容器を示す図である。
図2A】本開示の一例による、開いた構成の容器の上面斜視図である。
図2B】本開示の一例による、様々な構成要素を含む、開いた構成の図2Aの容器の上面斜視図である。
図2C】本開示の一例による、閉じた構成の図2Aの容器の上面斜視図である。
図3A】本開示の一例による、開いた構成の容器の上面斜視図である。
図3B】本開示の一例による、様々な構成要素を含む、開いた構成の図3Aの容器の上面斜視図である。
図3C】本開示の一例による、閉じた構成の図3Aの容器の上面斜視図である。
図4A】本開示の一例による、開いた構成の容器の上面斜視図である。
図4B】本開示の一例による、様々な構成要素を含む、開いた構成の図4Aの容器の上面斜視図である。
図4C】本開示の一例による、閉じた構成の図4Aの容器の上面斜視図である。
図5A】本開示の一例による、開いた構成の容器の上面斜視図である。
図5B】本開示の一例による、部分的に開いた構成の容器の上面斜視図である。
図5C】本開示の一例による、部分的に開いた構成の容器の上面斜視図である。
図5D】本開示の一例による、部分的に開いた構成の容器の上面斜視図である。
図6】本開示の任意の容器(例えば、患者に送達するために溶媒と混合可能な活性剤が予め包装されたペン型注射器)を使用する方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0062】
開示された技術の例を本明細書で詳細に説明するが、他の例も特許請求された本発明の範囲であることを意図していることを理解されたい。したがって、開示された技術は、以下の説明に記載されるか、または図面に示される構成の詳細及び構成要素の配置に対するその範囲に限定的であることを意図するものではない。開示された技術は、他の例であってもよく、様々な方法で実施または実行され得る。
【0063】
本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用される場合、単数形「a(1つの)」、「an(1つの)」及び「the(その)」は、文脈上、別途明確に指示されない限り、複数形の指示対象を含むことにも留意されなければならない。「含む(comprising)」または「含有する(containing)」または「含む(including)」により、少なくとも指定された化合物、元素、粒子、または方法もしくは使用工程が、組成物または物品または方法または使用中に存在することを意味するが、他のそのような化合物、材料、粒子、方法または使用工程が指定されたものと同じ機能を有する場合でも、他の化合物、材料、粒子、方法または使用工程の存在を排除するものではない。
【0064】
本明細書で使用される場合、任意の数値または範囲に対する「約」または「およそ」という用語は、構成要素の一部または集合体が本明細書に記載されるその意図された目的のために機能することを可能にする適切な寸法公差を示す。より具体的には、「約」または「およそ」は、記載された値の±20%の値の範囲を指すことができ、例えば、「約90%」は、71%~99%の値の範囲を指すことができる。
【0065】
更に、本明細書で使用される場合、「患者」、「宿主」、「ユーザー」及び「対象」という用語は、任意のヒトまたは動物対象を指し、ヒト患者における主題発明の使用が好ましい例を示すが、システム、方法または使用をヒトでの使用に限定することを意図するものではない。
【0066】
本明細書で使用される場合、「薬物」または「薬剤」という用語は、疾患または病状の治療または治癒に関連する、ペン型注射器(例えば、自動注射器)などの流体送達システムで使用される液体治療薬を指す。このような医薬品には、例えば、患者に送達する前に再構成する必要がある1部の溶媒と1部の有効成分との混合物が含まれ得、それによって、医薬品は、これに限定されないが過敏性腸症候群を含む疾患または病状の治療を目的とし、ただし、本開示の流体送達システムで治療可能な他の症状(例えば、糖尿病)も想到される。
【0067】
例を説明する際には、明確にするために専門用語を使用する。各用語は、当業者によって理解される最も広い意味を想到し、同様の目的を達成するために同様の方法で動作するすべての技術的等価物を含むことを意図している。方法または使用の1つ以上の工程の言及は、明示的に特定されたこれらの工程間の追加の方法もしくは使用の工程、または介在する方法または使用の工程の存在を排除するものではないことも理解されたい。方法または使用の工程は、開示された技術の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載されたものとは異なる順序で実行することができる。同様に、デバイスまたはシステム内の1つ以上の構成要素についての言及は、明示的に特定されたこれらの構成要素間の追加の構成要素または介在する構成要素の存在を排除するものではないことも理解されたい。
【0068】
本開示は、1つ以上の流体送達システム(例えば、自動注射器またはペン型注射器)用の容器、及び関連する方法または使用に関する。本開示は、添付の図面に示されるように、例を参照して説明される。「一例(one example)」、「例(an example)」、「例示(an example)」などへの言及は、記載の例が特定の特徴、構造または特性を含み得ることを示すが、あらゆる例が、特定の特徴、構造または特性を必ずしも含むわけではない可能性がある。更に、そのような言いまわしは、同一の例を必ずしも指すわけではない。
【0069】
図1は、開いたキット内に摺動可能に直立して保管される例示の容器200を含むキット150の上からの正面斜視図である。キット150内に保管可能な別の例示の容器200は、キットから引き出され、開いた構成で処置表面上に配置されたキット150に隣接して示される。開いた構成では、その中に保管されている例示の構成要素が示される(例えば、注射器、使い捨て針キャップN、及び使用説明書Iなど)。キット150は、患者が治療のサブセットを自己投与するために必要なすべての構成要素を含むことができ、容器200などの単一の容器に含まれるため、患者などにとって特に有用である。容器200は、カートンまたは箱など、薬剤が予め充填された1つ以上の自動注射器を収容するように構成されたものとして広く理解され得る。以下に更に詳細に示すような容器200は、様々な形状及びサイズにすることができ、様々な材料から作製することができ、様々な開閉構成を有することができる。
【0070】
容器200は一般に長方形であってもよいが、容器の形状はこれに限定されず、本開示の容器は、必要に応じてまたは必要であれば、立方体、三角形、球形、円筒形、円錐形または他の任意の形状などの多くの形状を含み得ることが想到される。キット150及び/または容器200は、多種多様な材料から作製され得る。例えば、キット150及び/または容器200は、プラスチック(例えば、射出成形ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリエーテルイミド、ポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリスルホン、環状オレフィンポリマーまたは環状オレフィンコポリマーなど)及びボール紙、紙、金属、ガラス、木材などの他の材料を用いた複合構造または一体化構造として構築されることができる。図示のように、キット150は、開いた上端を通して引き出し状の区画に摺動可能に挿入される複数の容器200(例えば、5つ)を含むように構成されることができる。しかしながら、容器200はまた、キット150内の各容器200を互いに取り付けるための機構(例えば、スナップ嵌めコネクタ、面ファスナー、磁気コネクタ及びレシーバなど)を含むこともできる。
【0071】
図2A図2Cを参照すると、容器200が様々な構成で示されている。例えば、図2Aは、流体送達システム500(例えば、ペン型注射器)、針キャップN、アルコール綿棒、またはシステム500(様々な構成要素を含む)からの治療薬の投与に必要な他の任意の機構などの任意の外部構成要素のない開いた構成の容器200を示す。システム500は、医療介護提供者による投与または患者による自己投与のための薬剤が予め包装された自動注射器またはペン型注射器であってもよく、それによって、そのようなシステム500は、その全体がそのまま本明細書に記載されているかのように参照により組み込まれる、2020年11月24日出願の米国仮特許出願第63/117,538号から参照によりその全体が組み込まれる、付録1に更に明確に記載されている1つ以上の特徴を含むことができる。システム500は、その中に予め包装された薬剤を導入または変更するために、その構成的特徴から機械的に分離する必要がなく、また分離することができないことが理解される。例えば、本開示のシステム500、ならびに本明細書の様々な容器及びシステムとともに使用されるシステム500には、既に必要なすべての薬剤が含まれるため、何らかの別個のまたは追加の薬剤(例えば、溶媒または凍結乾燥されたテデュグルチドなどの有効成分)の別個のバイアルは必要なく、またはシステム500で使用することもできない。本開示のシステム500は、活性剤及び溶媒によって規定される約3ml、約4mlなどを含むことができる。
【0072】
容器200は、複数の部材210、220、230を含むことができる。例えば、容器200は、第2の部材220にヒンジ式に接続された第1の部材210と、第2の部材220にヒンジ式に接続された第3の部材230と、を含むことができる。しかし、容器200はこれに限定されず、必要に応じてまたは必要であれば、より多くのまたはより少ない数の部材を容器200に含めることができる。部材210、230は、それに対向する1つ以上の側壁を有する処理表面及び他の構造部材上に載置されるように構成された実質的に平坦な下表面を含むことができる。
【0073】
部材210は、外表面から離れて上方に延在する1つ以上の側壁217を含むことができる。1つ以上の側壁217は、1つ以上のシステム500を解放可能に保持するために、その中に1つ以上の溝215A、215B、215Cを配置することができる空洞を形成することができる。溝215A、215B、215Cのそれぞれは、システムの一部を解放可能に保持するように構成され得る(例えば、溝215Aは、システム500の摩擦係合遠位部505によって解放可能に保持されるように配置され得る)。必要に応じて、より多くのまたはより少ない溝215A、215B、215Cを含めることができる。溝215A、215B、215Cはまた、対応するシステムが同様に離間して順番に配置されるように、連続的に離間されることもできる。いくつかの例では、溝215A、215B、215Cは、1つ以上の側壁217から取り外し可能な一体的に形成されたトレイに成形することができる。
【0074】
部材230は、外表面から離れて上方に延在する1つ以上の側壁237を含むことができる。1つ以上の側壁237は、システム500で使用するための1つ以上の構成要素(例えば、使い捨て針キャップN、アルコール綿棒など)をその中に一時的に保管できる、1つ以上の空洞236、232を形成することができる。実質的に円筒形の凹部234は、平坦な表面上の1つ以上の側壁237の間に配置され得る。凹部234は、再構成中及び/または再構成後に遠位部505が直立位置に配向されるように、近位部510によってシステム500のうちの1つを直立状態に解放可能に保持するように構成され得る。図2Bに示す直立位置では、システム500は、溝215A、215B、215C内に解放可能に保持されるシステム500のうちの1つ以上に対して直角に配向される。直立位置にあるシステム500はまた、平坦な準備表面上に開いた構成で配置されるとき、容器200の外表面に対して直角に配向される。
【0075】
部材210、230とは対照的に、部材220は実質的に平面であり、外側に延在する構造部材を欠いている。むしろ、部材220は、ヒンジ機構221によって部材210にヒンジ式に接続され、ヒンジ機構231によって部材230にヒンジ式に接続されている。図示されるように、機構221、231のそれぞれは折り目によって形成される。しかし、必要に応じてまたは必要であれば、他の枢動可能な機構またはヒンジも想到される。
【0076】
図2Bを参照すると、部材210の溝215A、215B、215C内に配置された複数のシステム500を備えた容器200が示される。システム500のそれぞれは薬剤とともに予め包装されており、患者に送達するための再構成を待っている。ユーザーは、部材210からシステム500のいずれか1つを選択し、次いで、再構成中及び/または再構成後にシステム500の近位部510が第3の部材230の凹部234内に配置されるように、選択したシステム500を配置することができる。
【0077】
いくつかの例では、部分510を凹部234内に配置する前に、ユーザーは、システム500のハウジングに対してカートリッジホルダを回転させて、カートリッジホルダをハウジングを通って第1の位置から第2の位置まで軸方向に近位に移動させることによって、システム500をプライムすることができる。ユーザーは、ハウジングに対してカートリッジホルダを回転し続けることができ、これにより、ボタンロッドがカートリッジを通って軸方向に遠位に移動し、それにより、カートリッジの遠位先端と第2のストッパーとの間のシステム500の遠位部505に配置された活性剤が、第2のストッパーと第1のストッパーとの間に配置された溶媒と混合される。次に、再構成された液体はシステム500内で作製される。この時点で、近位部510(例えば、システム500のボタン端)は、患者への注射の準備が整うまでの所定の期間、凹部234内に配置され得る。いくつかの例における部分505、510は、エンドユーザーが受け取る前に容器200内に一旦入れられると互いに取り外し不可能である限り、永久的に取り付けられることが理解される。
【0078】
容器200は部材210内に6つの注射器システム500を含むことができ、それにより、各システム500は、約1週間の治療のための薬剤をまとめて含む(例えば、各システム500は1日分の十分な薬剤を含むことができる)。同様に、容器200は約1週間分の毎日の薬を十分に含むことができるので、図1に示されるキット150は、所定の健康状態に対する1か月分の薬剤の供給を容易に管理するために、エンドユーザーに送付可能である。部材210はまた、ユーザーがシステム500の供給を使い果たした後(例えば、一週間の終わり)に容器200から取り外すこともでき、キット150内に一時的に保管されている別の容器200から部材210を取り付けることもできることが理解される。もちろん、キット150は、治療期間のより長いまたはより短い期間に対応するために、より多くのまたはより少ない量の容器200を含むことができる(例えば、1か月を超える薬剤の供給が望ましい場合)。
【0079】
図2Cは、閉じた構成の容器200を示し、外表面のみが示される。平坦表面213は、部材230の反対側にある、図2Aに先に示した部材210から延在することができる。ヒンジまたは折り目211は、表面213が部材210から延在する場所に存在することができ、その後またはそのために、部材210はヒンジ221、231を中心に枢動し、図2Cに示すように、部材230の対向する側壁237の周りを閉じる。任意選択で、図2Cに明確に示されるように、タブ242は表面213から延在することができ、ユーザーが開いた構成と閉じた構成の間で容器200を移動するのを容易にする。タブ242は、スナップレシーバ、磁気レシーバ、または迅速な解放かつ確実な固定を容易にする他の取り外し可能なファスナーを含む、容器200上のレシーバ(図示せず)に結合することができる。図示するように、部材210は閉じた構成の容器200の上半分であり得、部材230は下半分であり得る。壁217、237によって形成される上表面は、互いに接触し、閉じた構成で内部空洞を形成することができる。図2Cの部材220は図示されていないが、部材210、230を橋渡しする後方ブックヒンジ壁を形成する。
【0080】
図3A図3Cを参照すると、容器300が様々な構成で示されている。例えば、図3Aは、システム500、針キャップN、アルコール綿棒、またはシステム500(様々な構成要素を含む)からの治療薬の投与に必要な他の任意の機構などの任意の外部構成要素のない開いた構成の容器300を示す。容器300は、複数の部材310、320、330を含むことができる。例えば、容器300は、第2の部材320にヒンジ式に接続された第1の部材310と、第2の部材320にヒンジ式に接続された第3の部材330と、を含むことができる。しかし、容器300はこれに限定されず、必要に応じてまたは必要であれば、より多くのまたはより少ない数の部材を容器300に含めることができる。部材310、330は、処置表面上に載置されるように構成された実質的に平坦な下表面を含むことができる。
【0081】
部材330は、外表面から離れて上方に延在する1つ以上の側壁337を含むことができる。1つ以上の側壁337は、システム500で使用するための1つ以上のシステム500または構成要素(例えば、使い捨て針キャップN、アルコール綿棒など)をその中に一時的に保管できる、1つ以上の空洞335、332、333を形成することができる。実質的に円筒形の凹部334は、平坦表面上の1つ以上の側壁337の間に(例えば、空洞335、332、333のうちの1つに隣接して)配置され得る。凹部334は、再構成中及び/または再構成後に遠位部505が直立位置に配向されるように、近位部510によってシステム500のうちの1つを直立状態に解放可能に保持するように構成され得る。図3Bに示す直立位置では、システム500は、空洞335、332、333内に解放可能に保持されている間に以前に有していたシステム500のうちの1つ以上に対して直角に配向される。直立位置にあるシステム500はまた、平坦な準備表面上に開いた構成で配置されるとき、容器300の外表面に対して直角に配向される。
【0082】
部材330とは対照的に、部材310、320は両方とも実質的に平坦であり、外側に延在する構造部材を欠いている。むしろ、部材320は、ヒンジ機構321によって部材310にヒンジ式に接続され、ヒンジ機構331によって部材330にヒンジ式に接続されている。図示されるように、機構321、331のそれぞれは折り目によって形成される。しかし、必要に応じてまたは必要であれば、他の枢動可能な機構またはヒンジも想到される。図3Bを参照すると、部材330の空洞335内に配置された複数のシステム500を備えた容器300が示される。システム500のそれぞれは、各システム500に必要な溶媒及び有効成分を含む薬剤が予め包装されており、患者に送達するための再構成を待っている。ユーザーは、部材330からシステム500のいずれか1つを選択し、次いで、以前に論じたように、再構成中及び/または再構成後にシステム500の近位部510が第3の部材330の凹部334内に配置されるように、選択したシステム500を配置することができる。
【0083】
図3Cは、閉じた構成の容器300を示し、外表面のみが示される。閉じた構成では、図3Cに明確に示されるように、タブ342は表面313から延在することができ、ユーザーが開いた構成と閉じた構成の間で容器300を移動するのを容易にする。図示するように、壁337によって形成される上表面は、310の内表面と接触し、閉じた構成で内部空洞を形成することができる。図3Cの部材320は図示されていないが、部材310、330を橋渡しする後方ブックヒンジ壁を形成する。
【0084】
図4A図4Cを参照すると、容器400が様々な構成で示されている。例えば、図4Aは、システム500、針キャップN、アルコール綿棒、またはシステム500(様々な構成要素を含む)からの治療薬の投与に必要な他の任意の機構などの任意の外部構成要素のない開いた構成の容器400を示す。容器400は、複数の部材410、420、430を含むことができる。例えば、容器400は、第2の部材420にヒンジ式に接続された第1の部材410と、第2の部材420にヒンジ式に接続された第3の部材430と、を含むことができる。しかし、容器400はこれに限定されず、必要に応じてまたは必要であれば、より多くのまたはより少ない数の部材を容器400に含めることができる。部材410、430は、処置表面上に載置されるように構成された実質的に平坦な下表面を含むことができる。
【0085】
部材430は、外表面から離れて上方に延在する1つ以上の側壁437を含むことができる。1つ以上の側壁437は、1つ以上の空洞435、432、433を形成することができる。容器400は、図4Bに示すように、空洞の容器435内にシステム500を1つだけ収容するように構成されている。しかしながら、システム500での使用を支援する補助的な構成要素(例えば、使い捨て針キャップN、アルコール綿棒など)は、空洞433、432内に一時的に保管することができる。実質的に円筒形の凹部434は、平坦表面上の1つ以上の側壁437の間に(例えば、空洞435、432、433のうちの1つに隣接して)配置され得る。凹部434は、再構成中及び/または再構成後に遠位部505が直立位置に配向されるように、近位部510によってシステム500を直立状態に解放可能に保持するように構成され得る。図4Bに示す直立位置では、システム500は、空洞435内に解放可能に保持されている間に以前に有していた配向システム500に対して直角に配向される。直立位置にあるシステム500はまた、平坦な準備表面上に開いた構成で配置されるとき、容器400の外表面に対して直角に配向される。
【0086】
部材430とは対照的に、部材410、420は両方とも実質的に平坦であり、外側に延在する構造部材を欠いている。むしろ、部材420は、ヒンジ機構421によって部材410にヒンジ式に接続され、ヒンジ機構431によって部材430にヒンジ式に接続されている。図示されるように、機構421、431のそれぞれは折り目によって形成される。しかし、必要に応じてまたは必要であれば、他の枢動可能な機構またはヒンジも想到される。
【0087】
図4Bを参照すると、部材430の空洞435内に配置された唯一のシステム500を備えた容器400が示される。図4Cは、閉じた構成の容器400を示し、外表面のみが示される。閉じた構成では、図4Cに明確に示されるように、タブ442は表面413から延在することができ、ユーザーが開いた構成と閉じた構成の間で容器400を移動するのを容易にする。図示するように、壁437によって形成される上表面は、410の内表面と接触し、閉じた構成で内部空洞を形成することができる。図4Cの部材420は図示されていないが、部材410、430を橋渡しする後方ブックヒンジ壁を形成する。
【0088】
図5A図5Dを参照すると、様々な構成で示される容器の追加の実施形態である。例えば、図5Aは、システム500、針キャップN、アルコール綿棒、またはシステム500(様々な構成要素を含む)からの治療薬の投与に必要な他の任意の機構などの任意の外部構成要素のない開いた構成の容器500Aを示す。容器500Aは、前述の部材330と同様の特徴を含む部材530Aにヒンジ式に接続された、実質的に平坦な部材510Aを含むことがわかり得る。閉じた構成では、部材510Aは、共有軸の周りを枢動し、部材530Aを覆うことができる。
【0089】
図5Bは、システム500、針キャップN、アルコール綿棒、またはシステム500(様々な構成要素を含む)からの治療薬の投与に必要な他の任意の機構などの任意の外部構成要素のない、部分的に開いた構成の容器500Bを示す。容器500Bは、前述の部材330と同様の特徴を含み得る部材530B上に嵌合することができる、取り外し可能な部材510Bを含むことがわかり得る。部材530Bは、その側壁から外側に延在する段差面を含むことができ、その上に部材510Bが靴箱と同様に、閉じた構成でぴったりと載置することができる。
【0090】
図5Cは、システム500、針キャップN、アルコール綿棒、またはシステム500(様々な構成要素を含む)からの治療薬の投与に必要な他の任意の機構などの任意の外部構成要素のない、部分的に開いた構成の容器500Cを示す。容器500Cは、部材530Cを引き出し状にスライドして出し入れできる単一の開口端を含むことができる部材510Cを含むことがわかり得る。部材530Cは、前述の部材330と同様の特徴を含むことができる。
【0091】
図5Dは、システム500、針キャップN、アルコール綿棒、またはシステム500(様々な構成要素を含む)からの治療薬の投与に必要な他の任意の機構などの任意の外部構成要素のない、開いた構成の容器500Dを示す。容器500Dは、前述の部材430と同様の特徴を含む部材530Dにヒンジ式に接続された蓋部材510Dを含むことがわかり得る。閉じた構成では、部材510Dは枢動して部材530Dを覆うことができる。
【0092】
図6は、開示される方法600を示す。方法600は、本開示の任意の容器内の流体送達システムの活性剤を、流体送達システム内に配置された溶媒と混合させ、それによって再構成液体を生成する610ことを含むことができる。方法600は、再構成中及び/または再構成後の所定の期間、流体送達システムの近位端を容器の実質的に円筒形の凹部内に配置すること620を含むことができる。
【0093】
方法600を含む、方法の1つ以上の工程の言及は、明示的に特定されたこれらの工程間の追加の方法の工程、または介在する方法の工程の存在を排除するものではないことを理解されたい。方法の工程は、開示された技術の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載されたものとは異なる順序で実行することができる。
【0094】
この点で、方法600は、容器の第1及び/または第3の部材の凹部または1つ以上の溝内に1つまたは複数の流体送達システムを配置することを含むことができる。
【0095】
方法600はまた、ユーザーによって、容器を閉じた構成から開いた構成に移動させる工程を含むことができる。
【0096】
方法600はまた、ユーザーによって、容器を開いた構成から閉じた構成に移動させる工程を含むことができる。
【0097】
方法600はまた、容器内に含まれる複数の流体送達システムのうちの1つをユーザーによって選択する工程を含むことができ、複数の流体送達システムのそれぞれは、1日以上の治療に対応する薬剤を含む。
【0098】
方法600はまた、所定の治療期間中、所定の数の複数の流体送達システムを容器内に配置する工程を含むことができる。所定の治療期間は約1週間であり得、所定の数は、少なくとも4つ、6つまたはそれ以上もしくはそれ以下の流体送達システムの数であり得る。
【0099】
方法600はまた、キットのハウジング内に複数の容器を配置する工程を含むことができ、複数の容器は、約1か月分の薬剤をまとめて含む。
【0100】
方法600はまた、複数の容器のうちの1つを選択することと;選択された容器の流体送達システムによって薬剤を患者に送達することと;選択された容器の複数の流体送達システムのそれぞれの使用時に、複数の流体送達システムを予め含む第1または第3の部材を取り外すことと;その後、複数の容器のうちの別の容器を有する第1または第3の部材を選択された容器に取り付けることと、を含むことができる。
【0101】
方法600は、複数の容器のうちの1つを選択することと;選択された容器の流体送達システムによって薬剤を患者に送達することと;選択された容器の複数の流体送達システムのそれぞれの使用時に、複数の流体送達システムを予め含む第1または第3の部材を取り外すことと;その後、複数の容器のうちの別の容器を有する第1または第3の部材を選択された容器に取り付けることと、を含むことができる。いくつかの例では、方法600において、活性剤を溶媒と混合させる工程は、ハウジングに対してカートリッジホルダを回転させ、カートリッジホルダをハウジングを通して第1の位置から第2の位置まで軸方向に近位に移動させることと;ハウジングに対してカートリッジホルダを回転させ、ボタンロッドをカートリッジを通して軸方向に遠位に移動させることと、を含むことができる。
【0102】
例示的な実施例を説明する際には、明確にするために専門用語を使用する。各用語は、当業者によって理解される最も広い意味を想到し、同様の目的を達成するために同様の方法で動作するすべての技術的等価物を含むことを意図している。本明細書に含まれる説明は、本開示の実施例の例であり、いかなる形でも本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
【0103】
本開示の特定の例を説明するが、本開示の範囲及び趣旨から逸脱することなく、装置及び方法に様々な修正を加えることができる。例えば、本明細書に記載される例は、容器の特定の構成要素に言及しているが、本開示には、記載された機能を達成するために構成要素の様々な組み合わせを利用する、記載された機能を達成するために代替材料を利用する、様々な例からの構成要素を既知の構成要素と組み合わせるなどの他の例が含まれる。本開示は、本明細書に示されている構成要素を他の周知の市販製品で置き換えることを想到している。本開示が関連する当業者にとって、これらの修正は多くの場合明らかであり、特許請求の範囲内に含まれることが意図されている。
図1
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図4C
図5A
図5B
図5C
図5D
図6
【国際調査報告】