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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-26
(54)【発明の名称】炭窒化ケイ素研磨組成物及び方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/304 20060101AFI20240216BHJP
   B24B 37/00 20120101ALI20240216BHJP
   C09K 3/14 20060101ALI20240216BHJP
   C09G 1/02 20060101ALI20240216BHJP
   C01B 33/14 20060101ALI20240216BHJP
【FI】
H01L21/304 622D
H01L21/304 622X
H01L21/304 622B
B24B37/00 H
C09K3/14 550D
C09K3/14 550Z
C09G1/02
C01B33/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023547496
(86)(22)【出願日】2022-02-04
(85)【翻訳文提出日】2023-09-29
(86)【国際出願番号】 US2022015178
(87)【国際公開番号】W WO2022170015
(87)【国際公開日】2022-08-11
(31)【優先権主張番号】63/145,842
(32)【優先日】2021-02-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500397411
【氏名又は名称】シーエムシー マテリアルズ リミティド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100195213
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 健治
(74)【代理人】
【識別番号】100202441
【弁理士】
【氏名又は名称】岩田 純
(72)【発明者】
【氏名】ラン-タイ ルー
(72)【発明者】
【氏名】ブライアン レイス
(72)【発明者】
【氏名】ローマン エー.イバノフ
【テーマコード(参考)】
3C158
4G072
5F057
【Fターム(参考)】
3C158AA07
3C158AC04
3C158BA02
3C158BA04
3C158BA05
3C158BA09
3C158CB01
3C158CB03
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3C158DA12
3C158DA17
3C158EA11
3C158EB01
3C158ED02
3C158ED10
3C158ED22
3C158ED23
4G072AA25
4G072AA28
4G072BB05
4G072CC13
4G072DD05
4G072DD06
4G072EE01
4G072GG01
4G072TT01
4G072TT30
4G072UU30
5F057AA03
5F057AA09
5F057AA17
5F057AA28
5F057BA15
5F057BB09
5F057BB14
5F057BB16
5F057BB19
5F057BB38
5F057CA12
5F057DA03
5F057EA17
5F057EA21
5F057EA29
5F057EA31
5F057EA32
(57)【要約】
炭窒化ケイ素層を含む基板を研磨するための化学機械研磨組成物であって、組成物は、水性液体基剤、液体基剤中に分散されたアニオン性コロイダルシリカ粒子、トポグラフィー制御剤を含み、これらから本質的に成り、又はこれらから成り、及び約2~約7の範囲内のpHを有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
炭窒化ケイ素層を研磨するための化学機械研磨組成物であって、
水性液体基剤、
前記液体基剤中に分散されたアニオン性コロイダルシリカ粒子、
ビストリスメタン、及び
約4~約7の範囲内のpH、
を含む、組成物。
【請求項2】
前記アニオン性コロイダルシリカ粒子が、前記研磨組成物中において、約-10よりも大きいゼータ電位を有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
約1重量パーセント~約6重量パーセントの前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
約2重量パーセント~約4重量パーセントの前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子が、100nm未満の平均粒子サイズを有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子が、約60~約80nmの範囲内の平均粒子サイズを有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
約200重量ppm~約2000重量ppmの前記ビストリスメタンを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
約600重量ppm~約1200重量ppmの前記ビストリスメタンを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
約5~約6のpHを有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
約1重量パーセント~約6重量パーセントの前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子、
約200重量ppm~約2000重量ppmの前記ビストリスメタン、
を含み、
前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子が、100nm未満の平均粒子サイズを有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
約2重量パーセント~約4重量パーセントの前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子、
約600重量ppm~約1200重量ppmの前記ビストリスメタン、
を含み、
前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子が、約60~約80nmの範囲内の平均粒子サイズを有し、及び
前記組成物が、約5~約6のpHを有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
炭窒化ケイ素層を研磨するための化学機械研磨組成物であって、
水性液体基剤、
前記液体基剤中に分散されたアニオン性コロイダルシリカ粒子、
酢酸、及び
約2.5~約4の範囲内のpH、
を含む、組成物。
【請求項13】
前記アニオン性コロイダルシリカ粒子が、前記研磨組成物中において、約-10よりも大きいゼータ電位を有する、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
約1重量パーセント~約6重量パーセントの前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子を含む、請求項12に記載の組成物。
【請求項15】
約2重量パーセント~約4重量パーセントの前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子を含む、請求項12に記載の組成物。
【請求項16】
前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子が、100nm未満の平均粒子サイズを有する、請求項12に記載の組成物。
【請求項17】
前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子が、約60~約80nmの範囲内の平均粒子サイズを有する、請求項12に記載の組成物。
【請求項18】
約3~約4のpHを有する、請求項12に記載の組成物。
【請求項19】
約1重量パーセント~約6重量パーセントの前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子、
を含み、前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子が、100nm未満の平均粒子サイズを有する、請求項12に記載の組成物。
【請求項20】
約2重量パーセント~約4重量パーセントの前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子、
を含み、前記アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子が、約60~約80nmの範囲内の平均粒子サイズを有し、及び
前記組成物が、約3~約4のpHを有する、請求項12に記載の組成物。
【請求項21】
少なくとも1つの炭窒化ケイ素層を有する基板を化学機械研磨する方法であって、
(a)前記基板を、請求項1に記載の研磨組成物と接触させること、
(b)前記基板に対して前記研磨組成物を動かすこと、及び
(c)前記基板を摩滅させて前記炭窒化ケイ素層の一部分を前記基板から除去し、それによって前記基板を研磨すること、
を含む、方法。
【請求項22】
少なくとも1つの炭窒化ケイ素層を有する基板を化学機械研磨する方法であって、
(a)前記基板を、請求項12に記載の研磨組成物と接触させること、
(b)前記基板に対して前記研磨組成物を動かすこと、及び
(c)前記基板を摩滅させて前記炭窒化ケイ素層の一部分を前記基板から除去し、それによって前記基板を研磨すること、
を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示される実施形態は、化学機械研磨に関し、より詳細には、炭窒化ケイ素層を含む基板を研磨するための組成物及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
炭窒化ケイ素(SiCN)誘電体は、例えば誘電体層、拡散バリア、及びストップ層として、半導体デバイスにますます使用されている。SiCNの使用は、数多くの利点を、特にデバイスサイズが小さくなるに従って提供し得る。例えば、SiCNは、一般にSiNよりも低い誘電率を有し、したがって、層はより低いキャパシタンスを有することが可能となり得る。
【0003】
SiCNの集積化に伴う1つの問題は、適切な化学機械研磨(CMP)性能を実現することである。例えば、適切なSiCN除去率を実現すること、及びトポグラフィー測定指標(topography metrics)を満たすことが課題であり得る。先端半導体デバイスでのSiCN膜の出現と共に、適切に高いSiCN除去率及び適切なトポグラフィー制御の両方を提供する研磨組成物及び研磨方法が、本技術分野において求められている。
【発明の概要】
【0004】
炭窒化ケイ素層を含む基板を研磨するための第一の化学機械研磨組成物が開示される。研磨組成物は、水性液体基剤、液体基剤中に分散されたアニオン性コロイダルシリカ粒子、ビストリスメタンを含み、これらから本質的に成り、又はこれらから成り、及び約4~約7の範囲内のpHを有する。
【0005】
炭窒化ケイ素層を含む基板を研磨するための第二の化学機械研磨組成物が開示される。研磨組成物は、水性液体基剤、液体基剤中に分散されたアニオン性コロイダルシリカ粒子、酢酸を含み、これらから本質的に成り、又はこれらから成り、及び約2.5~約4の範囲内のpHを有する。
【0006】
炭窒化ケイ素層を含む基板を研磨するための方法がさらに開示される。方法は、ウェハを、上述した第一又は第二の研磨組成物(又は、本明細書で開示される他の組成物の何れか1つ)と接触させること、ウェハに対して研磨組成物を動かすこと、及びウェハを摩滅させて炭窒化ケイ素をウェハから除去することによって、ウェハを研磨すること、を含み得る。
【発明を実施するための形態】
【0007】
化学機械研磨組成物が開示される。1つの研磨組成物は、水性液体基剤、液体基剤中に分散されたアニオン性コロイダルシリカ粒子、ビストリスメタンを含み、これらから本質的に成り、又はこれらから成り、及び約4~約7の範囲内のpHを有する。別の研磨組成物は、水性液体基剤、液体基剤中に分散されたアニオン性コロイダルシリカ粒子、酢酸を含み、これらから本質的に成り、又はこれらから成り、及び約2.5~約4の範囲内のpHを有する。炭窒化ケイ素含有基板を研磨するために開示される組成物を用いる方法も開示される。
【0008】
開示される組成物及び方法は、様々な技術的利点及び先行技術と比較した改善を提供し得る。例えば、開示される組成物及び方法は、炭窒化ケイ素のCMP作業時における適切に高い除去率及び改善されたトポグラフィー制御を可能とし得る。
【0009】
研磨組成物は、一般に、液体基剤中に懸濁された研磨材粒子を含有する。液体基剤は、研磨材粒子及び何らかの所望に応じて含まれる化学添加剤を、研磨(例:平坦化)されるべき基板の面に適用することを促進するために用いられる。液体基剤は、脱イオン水を含む、好ましくは脱イオン水から成る、又は脱イオン水から本質的に成る。
【0010】
研磨材粒子は、液体基剤中に分散されたシリカ粒子(ヒュームドシリカ粒子及び/又はコロイダルシリカ粒子など)を含み得る。好ましい実施形態は、コロイダルシリカ粒子を含む。本明細書で用いられる場合、コロイダルシリカ粒子の用語は、構造的に異なる粒子であるヒュームドシリカを製造するために用いられる加熱又は火炎加水分解プロセスではなく、湿式プロセスを介して製造されるシリカ粒子を意味する。コロイダルシリカ粒子は、凝集していても又は凝集していなくてもよい。非凝集粒子は、球状又は球状に近い形状であってよい個々に分離した粒子であるが、他の形状を有していてもよい(概略楕円形、正方形、又は長方形の断面など)。凝集粒子は、複数の分離した粒子が一緒にクラスター化又は結合して、全体として不規則な形状を有する凝集体を形成している粒子である。凝集コロイダルシリカ粒子は、例えば、本出願の譲受人に譲渡された米国特許第9309442号明細書に開示されている。
【0011】
最も好ましい実施形態は、有利には、アニオン性コロイダルシリカ粒子を含む。「アニオン性」とは、研磨材粒子が組成物中で(例:組成物のpHで)負の表面電荷を有することを意味する。当業者には公知であるように、コロイダルシリカ粒子などの分散された粒子上の電荷は、本技術分野において一般にゼータ電位(又は、界面動電位)と称される。粒子のゼータ電位は、粒子の周囲にあるイオンの電荷と研磨組成物のバルク溶液(例:液体基剤及びその中に溶解している何らかの他の成分)の電荷との間の電位差を意味する。研磨組成物などの分散体のゼータ電位は、Malvern(登録商標)Instrumentsから入手可能なZetasizer(登録商標)、Brookhaven Instrumentsから入手可能なZetaPlus Zeta Potential Analyzer、及び/又はDispersion Technologies,Inc.から入手可能な超音波方式の分光計などの市販の装置を用いて得ることができる。
【0012】
開示される研磨組成物では、アニオン性コロイダルシリカは、約5mV以上(例:約10mV以上、約15mV以上、又は約20mV以上)の負電荷(負のゼータ電位)を有し得る。研磨組成物中のコロイダルシリカ粒子は、約50mV以下の負電荷を有し得る。例えば、研磨材粒子は、約-5~約-50mV(例:約-10~約-50mV、約-15~約-45、又は約-20~約-40)の範囲内のゼータ電位を有し得る。
【0013】
コロイダルシリカ粒子は、研磨組成物のpHでのその自然状態で、アニオン性であり得る。好ましい実施形態では、コロイダルシリカ粒子は、表面の金属ドープ、並びに/又は例えば有機酸、硫黄系の酸、リン系の酸、及び/若しくはアニオン性ポリマーを用いた化学表面処理若しくは部分的表面処理を介して、研磨組成物のpHでアニオン性とされる。そのような処理方法は、当業者に公知である(例:米国特許第9382450号明細書に開示されるように)。
【0014】
研磨材粒子は、実質的に適切ないかなる粒子サイズを有していてもよい。液体基剤中に懸濁された粒子の粒子サイズは、様々な手段を用いて業界で定められ得る。例えば、粒子サイズは、粒子を包含する最も小さい球の直径として定めることができ、例えばCPS Disc Centrifuge,Model DC24000HR(CPS Instruments,Prairieville,Louisianaより入手可能)又はMalvern Instruments(登録商標)から入手可能なZetasizer(登録商標)を含む数多くの市販の装置を用いて測定することができる。研磨材粒子は、約25nm以上(例:約30nm以上、約40nm以上、約50nm以上、又は約60nm以上)の平均粒子サイズを有し得る。研磨材粒子は、約150nm以下(例:約125nm以下、約100nm以下、又は約80nm以下)の平均粒子サイズを有し得る。したがって、研磨材粒子は、上記終点の何れか2つを境界値とする範囲内の平均粒子サイズを有し得る。例えば、研磨材粒子は、約25nm~約150nm(例:約30nm~約125nm又は約40nm~約100nm)の範囲内の平均粒子サイズを有し得る。好ましい実施形態は、約50nm~約100nm(最も好ましい範囲は、約60nm~約80nm)の範囲内の粒子サイズを有する。
【0015】
研磨組成物は、実質的に適切ないかなる量のコロイダルシリカ粒子を含んでもよい。研磨組成物は、使用時点で、約0.1重量%以上(例:約0.2重量%以上、約0.5重量%以上、約1重量%以上、又は約2重量%以上)のコロイダルシリカ粒子を含み得る。研磨組成物はまた、使用時点で、約20重量%以下(例:約10重量%以下、約8重量%以下、約6重量%以下、又は約4重量%以下)のコロイダルシリカ粒子を含み得る。したがって、研磨組成物中のシリカ粒子の使用時点での量は、上記終点の何れか2つを境界値とする範囲内であり得る。例えば、研磨組成物中のコロイダルシリカ粒子の量は、約0.1重量%~約20重量%(例:約0.5重量%~約10重量%又は約0.5重量%~約8重量%)の範囲内であり得る。好ましい実施形態は、約1重量%~約6重量%のコロイダルシリカ粒子を有する(最も好ましい実施形態は、使用時点で約2重量%~約4重量%のコロイダルシリカ粒子を有する)。
【0016】
第一の研磨組成物は、一般に、使用時点で約9以下の穏和な酸性pH又は中性pHを有する(例:約8以下、約7以下、又は約6以下)。研磨組成物はまた、使用時点で約3以上のpHを有し得る(例:約4以上又は約5以上)。したがって、使用時点のpHは、上記終点の何れか2つを境界値とする範囲内、例えば約4~約8であり得る(例:約4~約7又は約5~約6)。好ましい実施形態では、pHは、約5~約6の範囲内である(そして最も好ましくは約5.5である)。
【0017】
第二の研磨組成物は、使用時点で約7未満のpH(例:約6以下、約5以下、又は約4以下)を有する酸性である。研磨組成物はまた、使用時点で約1以上のpHを有し得る(例:約2以上又は約3以上)。したがって、使用時点のpHは、上記終点の何れか2つを境界値とする範囲内、例えば約2~約6であり得る(例:約2~約5又は約2.5~約4)。好ましい実施形態では、pHは、約3~約4の範囲内である(そして最も好ましくは約3.5である)。
【0018】
研磨組成物は、所望に応じて、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、及び/又は硝酸(例えば、所望されるpHに応じて)を例とするpH調整剤を含む。研磨組成物はまた、所望に応じて、その多くが本技術分野において公知であるpH緩衝系を含んでもよい。研磨組成物は、所望されるpHを実現及び/又は維持する目的で、適切ないかなる量のpH調整剤及び/又はpH緩衝剤を含んでもよい(濃縮物又は使用時点の組成物の何れか又は両方において)。第二の研磨組成物は、有利には、酢酸を含み得る。
【0019】
開示される研磨組成物は、さらに、トポグラフィー制御剤(topography control agent)を含む。好ましい実施形態では、トポグラフィー制御剤は、第三級アミン(窒素原子が3個の炭素原子に直接結合している化合物)である。最も好ましいトポグラフィー制御剤は、ビストリスメタン(本明細書において、ビストリスとも称される)である。驚くべきことに、ビストリスメタンの使用によって、SiCN除去率を改善することができ、さらに、CMP作業時のトポグラフィー制御も著しく改善することができることが見出された。酢酸も、ある特定の酸性の実施形態(例:約2.5~約4の範囲内のpHを有する)において、適切なトポグラフィー制御剤であることが見出された。
【0020】
開示される実施形態は、実質的に適切ないかなる量のトポグラフィー制御剤(例:ビストリスメタン)を含んでもよい。研磨組成物は、使用時点で、約50重量ppm以上(例:約100ppm以上、約200ppm以上、約400ppm以上、又は約600ppm以上)のトポグラフィー制御剤を含み得る。研磨組成物はまた、使用時点で、約5000重量ppm以下(例:約2000ppm以下、約1600ppm以下、約1400ppm以下、又は約1200ppm以下)のトポグラフィー制御剤を含み得る。したがって、研磨組成物中のトポグラフィー制御剤の使用時点での量は、上記終点の何れか2つを境界値とする範囲内であり得る。例えば、研磨組成物中のトポグラフィー制御剤の量は、約50重量ppm~約5000重量ppmの範囲内であり得る(例:約100ppm~約2000ppm、約200ppm~約1600ppm、約400ppm~約1400ppm、又は約600ppm~約1200ppm)。
【0021】
研磨組成物は、所望に応じて、殺生物剤をさらに含んでもよい。殺生物剤は、イソチアゾリノン殺生物剤を例とする適切ないかなる殺生物剤を含んでもよい。研磨組成物中の殺生物剤の量は、典型的には、使用時点又は濃縮物中で約1ppm~約50ppm、好ましくは約1ppm~約20ppmの範囲内である。
【0022】
研磨組成物は、適切ないかなる技術を用いて製造されてもよく、そのうちの多くは当業者に公知である。研磨組成物は、バッチプロセス又は連続プロセスで製造されてよい。一般に、研磨組成物は、その成分をいかなる順番で組み合わせることによって製造されてもよい。「成分」の用語は、本明細書で用いられる場合、個々の原材料(例:シリカ粒子、トポグラフィー制御剤、及び所望に応じて含まれてよい他の何らかの化合物が挙げられる)を含む。
【0023】
例えば、トポグラフィー制御剤は、懸濁されたシリカ研磨材を含む分散体に直接添加され得る。成分は、充分な混合を実現するために、適切ないかなる技術を用いて一緒にブレンドされてもよい。そのようなブレンド/混合の技術は、当業者に公知である。研磨組成物は、有利には、上述の物理的特性を有するコロイダルシリカ及び他の所望に応じて含まれてよい成分を含む、ワンパッケージシステムとして供給され得る。
【0024】
本発明の研磨組成物はまた、使用前に適切な量の水で希釈することを意図している濃縮物として提供されてもよい。そのような実施形態では、研磨組成物濃縮物は、研磨材粒子、トポグラフィー制御剤、及び所望に応じて含まれてよい他の成分を、濃縮物を適切な量の水で希釈した後に研磨組成物の各成分が各成分に対して上記で述べた適切な範囲内の量で研磨組成物中に存在することになるような量で含み得る。例えば、成分の各々は、濃縮物を等体積(又は質量)の水(例:等体積(又は質量)の水の2回分、等体積(又は質量)の水の3回分、等体積(又は質量)の水の4回分、又は等体積(又は質量)の水の9回分)で希釈した場合に、各成分が各成分に対して上記で述べた範囲内の量で研磨組成物中に存在することになるように、各成分に対して上記で述べた使用時点の濃度よりも約2倍(例:約3倍、約4倍、約5倍、又は約10倍)多い量で、各々研磨組成物中に存在し得る。さらに、当業者であれば理解されるように、濃縮物は、他の成分が少なくとも部分的に又は完全に濃縮物中で溶解されることを確保する目的で、最終研磨組成物中に存在する水の適切な割合を含有し得る。
【0025】
1つの例としての実施形態では、研磨濃縮物は、水性液体基剤、少なくとも10重量パーセントのアニオン性シリカ粒子、トポグラフィー制御剤のビストリスメタンを含んでよく、約4~約7(又は約5~約6)の範囲内のpHを有し得る。研磨濃縮物は、適切な濃度のアニオン性シリカ粒子及びビストリスメタンを含む研磨組成物を得るために、使用前に脱イオン水で希釈され得る。
【0026】
別の例としての実施形態では、研磨濃縮物は、水性液体基剤、少なくとも10重量パーセントのアニオン性シリカ粒子、酢酸を含んでよく、約2.5~約4(又は約3~約4)の範囲内のpHを有し得る。研磨濃縮物は、適切な濃度のアニオン性シリカ粒子を含む研磨組成物を得るために、使用前に脱イオン水で希釈され得る。
【0027】
本発明の研磨方法は、化学機械研磨(CMP)装置と合わせての使用に特に適している。典型的には、装置は、使用時に作動し、軌道運動、直線運動、又は円運動から生ずる速度を有するプラテン、プラテンと接触しており、作動時にプラテンと共に動く研磨パッド、及び研磨パッドの面に接触させ、それに対して動かすことによって研磨されることになる基板を保持するキャリア、を含む。基板の研磨は、基板を、研磨パッド及び本発明の研磨組成物と接触して配置し、続いて、炭窒化ケイ素層の少なくとも一部分を摩滅させ、それによって基板を研磨するように、基板上の炭窒化ケイ素層に対して研磨パッドを動かすことによって行われる。
【0028】
基板は、化学機械研磨組成物により、適切ないかなる研磨パッド(例:研磨面)を用いて平坦化又は研磨されてもよい。適切な研磨パッドとしては、例えば、織布及び不織布の研磨パッドが挙げられる。さらに、適切な研磨パッドは、密度、硬度、厚さ、圧縮性、圧縮時に反発する能力、及び圧縮係数が様々である適切ないかなるポリマーを含んでいてもよい。適切なポリマーとしては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニル、ナイロン、フルオロカーボン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリエーテル、ポリエチレン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリプロピレン、これらの共成形品(co-formed products)、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0029】
本開示が数多くの実施形態を含むことは理解される。これらの実施形態は、限定されるものではないが、以下の実施形態を含む。
【0030】
第一の実施形態では、炭窒化ケイ素層を研磨するための化学機械研磨組成物は、水性液体基剤、液体基剤中に分散されたアニオン性コロイダルシリカ粒子、ビストリスメタン、及び約4~約7の範囲内のpHを含む。
【0031】
第二の実施形態は、第一の実施形態を含んでよく、アニオン性コロイダルシリカ粒子は、研磨組成物中において、約-10よりも大きいゼータ電位を有する。
【0032】
第三の実施形態は、第一及び第二の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、約1重量パーセント~約6重量パーセントのアニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子を含む。
【0033】
第四の実施形態は、第一~第三の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、約2重量パーセント~約4重量パーセントのアニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子を含む。
【0034】
第五の実施形態は、第一~第四の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子は、100nm未満の平均粒子サイズを有する。
【0035】
第六の実施形態は、第一~第五の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子は、約60~約80nmの範囲内の平均粒子サイズを有する。
【0036】
第七の実施形態は、第一~第六の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、約200重量ppm~約2000重量ppmのビストリスメタンを含む。
【0037】
第八の実施形態は、第一~第七の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、約600重量ppm~約1200重量ppmのビストリスメタンを含む。
【0038】
第九の実施形態は、第一~第八の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、約5~約6のpHを有する。
【0039】
第十の実施形態は、第一~第九の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、約1重量パーセント~約6重量パーセントのアニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子、約200重量ppm~約2000重量ppmのビストリスメタンを含み、アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子は、100nm未満の平均粒子サイズを有する。
【0040】
第十一の実施形態は、第一~第十の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、約2重量パーセント~約4重量パーセントのアニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子、約600重量ppm~約1200重量ppmのビストリスメタンを含み、アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子は、約60~約80nmの範囲内の平均粒子サイズを有し、及び組成物は、約5~約6のpHを有する。
【0041】
第十二の実施形態では、炭窒化ケイ素層を研磨するための化学機械研磨組成物は、水性液体基剤、液体基剤中に分散されたアニオン性コロイダルシリカ粒子、酢酸、及び約2.5~約4の範囲内のpHを含む。
【0042】
第十三の実施形態は、第十二の実施形態を含んでよく、アニオン性コロイダルシリカ粒子は、研磨組成物中において、約-10よりも大きいゼータ電位を有する。
【0043】
第十四の実施形態は、第十二及び第十三の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、約1重量パーセント~約6重量パーセントのアニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子を含む。
【0044】
第十五の実施形態は、第十二~第十四の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、約2重量パーセント~約4重量パーセントのアニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子を含む。
【0045】
第十六の実施形態は、第十二~第十五の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子は、100nm未満の平均粒子サイズを有する。
【0046】
第十七の実施形態は、第十二~第十六の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子は、約60~約80nmの範囲内の平均粒子サイズを有する。
【0047】
第十八の実施形態は、第十二~第十七の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、約3~約4のpHを有する。
【0048】
第十九の実施形態は、第十二~第十八の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、約1重量パーセント~約6重量パーセントのアニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子を含み、アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子は、100nm未満の平均粒子サイズを有する。
【0049】
第二十の実施形態は、第十二~第十九の実施形態のうちの何れか1つを含んでよく、約2重量パーセント~約4重量パーセントのアニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子を含み、ここで、アニオン性コロイダルシリカ研磨材粒子は、約60~約80nmの範囲内の平均粒子サイズを有し、及び組成物は、約3~約4のpHを有する。
【0050】
第二十一の実施形態では、少なくとも1つの炭窒化ケイ素層を有する基板を化学機械研磨する方法は、(a)基板を、第一~第二十の実施形態に開示される研磨組成物のうちの何れか1つと接触させること、(b)基板に対して研磨組成物を動かすこと、及び(c)基板を摩滅させて炭窒化ケイ素層の一部分を基板から除去し、それによって基板を研磨すること、を含む。
【0051】
以下の例は、本発明をさらに例証するものであるが、当然、いかなる形であっても本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
【実施例
【0052】
例1
この例は、アニオン性コロイダルシリカ粒子の充填量及び平均サイズがSiCN及び酸化ケイ素の除去率に及ぼす影響を示す。この例では、6つの研磨組成物を評価した。各研磨組成物は、アニオン性コロイダルシリカ粒子、1500重量ppmの酢酸、75ppmのKordex MLX殺生物剤を3.5のpHで含んでいた。アニオン性コロイダルシリカ粒子は、組成物中において、-36~-39mVのゼータ電位を有していた。組成物1A及び1D中のコロイダルシリカの平均粒子サイズは、70nmであった。組成物1B及び1E中のコロイダルシリカの平均粒子サイズは、100nmであった。組成物1C及び1F中のコロイダルシリカの平均粒子サイズは、120nmであった。組成物1A~1Cは、1重量パーセントのアニオン性コロイダルシリカを含んでおり、組成物1D~1Fは、6重量パーセントのアニオン性コロイダルシリカを含んでいた。
【0053】
SiCNウェハ及びFCVD酸化ケイ素ウェハ(Silybより入手可能)を、GNP POLI-500研磨装置上、プラテン速度113rpm、ヘッド速度87rpm、下向きの力2psi(約13.8kPa)、及びスラリー流量150ml/分で、60秒間にわたって研磨した。ブランケットSiCN及びFCVD酸化物の除去率を表1に示す。
表1
【表1】
【0054】
表1に示した結果から容易に明らかなように、最も高いSiCN除去率及び最も高いSiCN対FCVD Ox選択性は、平均粒子サイズ70nmのコロイダルシリカを用いることで実現されている。この組成物では、SiCN除去率は、シリカの含有量による影響を概ね受けていないが、FCVD Oxに対しては、シリカ含有量の増加と共に明らかに増加している。
【0055】
例2
この例は、pH及び添加剤の種類がSiCN及び酸化ケイ素の除去率に及ぼす影響を示す。この例では、9つの研磨組成物を評価した。各研磨組成物は、1重量パーセントの平均粒子サイズが70nmであるアニオン性コロイダルシリカ粒子及び100ppmのKordex MLX殺生物剤を含んでいた。組成物2A~2Eは、1500重量ppmの酢酸をさらに含んでいた。組成物2F~2Iは、872重量ppmのビストリスメタンをさらに含んでいた。組成物のpH値は、表2に示されるように、2.3~7の範囲内であった。アニオン性コロイダルシリカ粒子は、組成物中において、-36~-39mVのゼータ電位を有していた。
【0056】
SiCNウェハ及びFCVD酸化ケイ素]ウェハを、GNP POLI-500研磨装置上、プラテン速度113rpm、ヘッド速度87rpm、下向きの力1psi(約6.89kPa)、及びスラリー流量150ml/分で、60秒間にわたって研磨した。ブランケットSiCN及びFCVD酸化物の除去率を表2に示す。
表2
【表2】
【0057】
表2に示されるデータから容易に明らかであるように、SiCN除去率は、全体としてpHの上昇と共に減少している。ビストリスメタンを含む組成物も、酢酸を含む組成物と比較して、改善されたSiCN除去率、低減されたFCVD酸化物除去率、及び著しく改善されたSiCN:FCVD選択性を有することが観察された(特にpH5.5及び6)。
【0058】
例3
この例は、パターン化ウェハのエロージョン性能に対する開示される組成物の有効性を示す。この例では、8つの研磨組成物を評価した。組成物3A~3Hは、上記で述べた例2の組成物2A~2Hと同じであった。
【0059】
組成物3A~3Eでは、SiCNパターン化ウェハを120秒間にわたって研磨し、続いてさらに30秒間オーバー研磨して、ウェハに完全除去を施した。組成物3F~3Hでは、SiCNパターン化ウェハを120秒間にわたって研磨し、続いてさらに120秒間オーバー研磨して、ウェハに完全除去を施した。研磨は、GNP POLI-500研磨装置上、プラテン速度113rpm、ヘッド速度87rpm、下向きの力1psi(約6.89kPa)、及びスラリー流量150ml/分で行った。酸化物のエロージョンを、様々なピッチ及び幅のいくつかの部位で評価した(表3の部位1、2、3、及び4)。各部位での酸化物エロージョン性能を、Aは最も低いエロージョン(最も好ましい性能)を表し、Cは最も高いエロージョン(最も好ましくない性能)を表し、Bは中間範囲の性能を表すA、B、Cスケールでまとめ、概要を示した。
表3
【表3】
【0060】
表3に示す結果から明らかなように、トポグラフィー制御剤のビストリスメタンを含む組成物3F、3G、及び3Hは、一貫して優れた酸化物エロージョン性能を実現した。さらに、例2及び3から、組成物3F、3G、及び3H(2F、2G、及び2H)が、高いSiCN除去率、低いFCVD酸化物除去率、及び最も好ましいトポグラフィーを提供するという点で優れていることも明らかである。さらに、組成物3B及び3Cも、好ましいエロージョン性能を実現することが観察された。さらに、例2及び3から、組成物3B及び3C(2B及び2C)も、好ましいトポグラフィーに加えて高いSiCN除去率を提供することが明らかである。これらの組成物を用いて実現される高い除去率を考慮すると、組成物3B及び3Cが、有利には、プロセスの柔軟性をもたらし得ること、及びエロージョン性能が、様々なプロセスパラメータ(プラテン速度及び下向きの力など)を調節することによってさらに改善され得ることが理解される。
【0061】
本発明を記載する文脈における(特に以下の請求項の文脈における)用語「1つの(a)」及び「1つの(an)」及び「その(the)」及び類似の指示対象(referents)の使用は、本明細書において他が示されない限り、又は文脈に明らかに矛盾しない限り、単数及び複数の両方を含むと解釈されたい。「含む(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」、及び「含有する(containing)」の用語は、他に記載のない限り、非限定的用語(すなわち、「含むが、限定されない」を意味する)として解釈されたい。本明細書における値の範囲の列挙は、本明細書において他が示されない限り、その範囲内に含まれる別々の値の各々に個別に言及する簡潔な方法として利用することを単に意図するものであり、別々の値の各々は、それが本明細書において個別に列挙されているかのごとく、本明細書に援用される。本明細書で述べるすべての方法は、本明細書において他が示されない限り、又は文脈に明らかに矛盾しない限り、適切ないかなる順番で行われてもよい。本明細書で提供されるあらゆる例又は例示的言語(例:「など」)の使用は、本発明をより良く明らかにすることを単に意図するものであり、他の主張のない限り、本発明の範囲に制限を課すものではない。本明細書中のいかなる言語も、特許請求されていない要素を本発明の実施に不可欠であると示すものとして解釈されるべきではない。
【0062】
本発明の好ましい実施形態が、本発明を実施するための本発明者らが知る最良の形態を含めて本明細書に記載されている。これらの好ましい実施形態の変型例は、当業者であれば、上述の記載内容を読むことで明らかとなろう。本発明者らは、当業者であれば、そのような変型例を適宜利用するものと考えており、本発明者らは、本発明が、本明細書に具体的に記載されている以外の方法で実施されることを意図している。したがって、本発明は、適用法に許可される場合、本明細書に添付の請求項に記載される主題のすべての改変及び均等物を含む。さらに、上述の要素の何れの組み合わせも、その考え得るすべての変型例について、本明細書において他が示されない限り、又は文脈に明らかに矛盾しない限り、本発明に包含される。
【国際調査報告】