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特表2024-514749第6世代(6G)システムアーキテクチャ及び機能
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-03
(54)【発明の名称】第6世代(6G)システムアーキテクチャ及び機能
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/11 20180101AFI20240327BHJP
   H04W 92/14 20090101ALI20240327BHJP
   H04W 28/084 20230101ALI20240327BHJP
   H04L 67/51 20220101ALI20240327BHJP
【FI】
H04W76/11
H04W92/14
H04W28/084
H04L67/51
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023551972
(86)(22)【出願日】2022-07-11
(85)【翻訳文提出日】2023-09-27
(86)【国際出願番号】 US2022036662
(87)【国際公開番号】W WO2023287696
(87)【国際公開日】2023-01-19
(31)【優先権主張番号】63/220,791
(32)【優先日】2021-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リ、チアン
(72)【発明者】
【氏名】ディン、ゾンルイ
(72)【発明者】
【氏名】ウ、ゲン
(72)【発明者】
【氏名】バンゴラエ、サンゲーサ エル.
(72)【発明者】
【氏名】パラト、スディープ
(72)【発明者】
【氏名】ストジャノヴスキ、アレクサンドル サソ
(72)【発明者】
【氏名】ルエツェンキルチェン、トーマス
(72)【発明者】
【氏名】リャオ、チン-ユ
(72)【発明者】
【氏名】コレカル、アブヒジート
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067DD57
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
5K067HH24
(57)【要約】
本明細書における様々な実施形態は、第6世代(6G)システムアーキテクチャ及び機能に関係付けられた技法を提供する。例えば、実施形態は:設計原理及びシステムアーキテクチャ;編成フロントエンドサービス;動的デバイス-ネットワークコンピューティングスケーリング;RDMA over radio;ネットワークへのクラウドワークロードオフロード;コンピューティング埋め込みエアインターフェース;サービスチェーンアウェアトランスポート;及び/又はAI機能を可能にすることのうちの1つ又は複数に関し得る。他の実施形態が、説明及び/又は特許請求され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ又は複数のプロセッサ;及び
命令の実行時に、セルラネットワークのコアネットワーク(CN)の論理エンティティを実装することである前記命令を有する1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体
を備え、前記論理エンティティは:
前記セルラネットワークの基地局から、前記セルラネットワークのサービス加入者に提供されることになる前記セルラネットワークのサービスに関係付けられたサービスリクエストを識別し;
前記ネットワークのクラウドサービスレジストリ機能において前記サービスのインジケーションを識別し;
前記サービスの前記インジケーションに基づいて、前記サービスに関係付けられたサービスエンドポイントを識別し;及び
前記基地局に、前記サービスエンドポイントのインジケーションを提供する
ためのものである、電子デバイス。
【請求項2】
前記サービス加入者は、ユーザ機器(UE)又はアプリケーションプロバイダである、請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項3】
前記論理エンティティは、サービス編成及びチェーニング機能(SOCF)である、請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項4】
前記論理エンティティは、さらに、計算プレーン制御機能(CF)又はデータプレーンCFからの前記サービスのインジケーションを識別するためのものである、請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項5】
前記論理エンティティは:
前記サービスが前記ネットワークと通信可能に結合されるクラウドベースエンティティによって提供される場合、前記クラウドサービスレジストリ機能において前記サービスの前記インジケーションを識別し;及び
前記サービスが前記ネットワークのエンティティによって提供される場合、前記計算プレーンCF又は前記データプレーンCFからの前記サービスの前記インジケーションを識別する
ためのものである、請求項4に記載の電子デバイス。
【請求項6】
前記ネットワークの前記エンティティは、前記ネットワークの計算プレーンサービス機能(SF)又はデータプレーンSFである、請求項5に記載の電子デバイス。
【請求項7】
前記論理エンティティは、さらに、通信プレーンサービス機能(SF)を通して前記サービスエンドポイント間でサービストランスポートを確立するためのものである、請求項1~6のいずれか1項に記載の電子デバイス。
【請求項8】
前記基地局は、第6世代(6G)ネットワークの基地局である、請求項1~6のいずれか1項に記載の電子デバイス。
【請求項9】
セルラネットワークの基地局であって、前記基地局は:
1つ又は複数のプロセッサ;及び
前記1つ又は複数のプロセッサによる命令の実行時に、前記基地局に:
6Gセルラネットワークのユーザ機器(UE)から、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのためのリクエストを識別すること;
前記リクエストに基づいて、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースを識別すること;及び
前記UEに、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのインジケーションを提供すること
を行わせることである前記命令を含む1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、基地局。
【請求項10】
前記命令は、前記基地局に:
前記UEからの前記リクエストに基づいて前記6Gネットワークのサービス編成及びチェーニング機能(SOCF)に、コンピューティングリソースのためのリクエストを送信すること;及び
前記SOCFから、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースの前記インジケーションを識別すること
を更に行わせることである、請求項9に記載の基地局。
【請求項11】
前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースは、計算プレーン制御機能(CF)又は計算プレーンサービス機能(SF)に関係付けられる、請求項10に記載の基地局。
【請求項12】
前記命令は、前記基地局に、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースの使用に関係付けられた前記計算プレーンCFを用いたサービスセッション確立を促すことを更に行わせることである、請求項11に記載の基地局。
【請求項13】
前記基地局は、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのための前記リクエストに基づいて、前記UEによる使用のための前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースを割り当てるためのものである、請求項9~12のいずれか1項に記載の基地局。
【請求項14】
前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースは、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのための前記リクエストの受信の前に前記基地局によって識別される、請求項13に記載の基地局。
【請求項15】
セルラネットワークのユーザ機器(UE)であって、前記UEは:
1つ又は複数のプロセッサ;及び
前記1つ又は複数のプロセッサによる命令の実行時に、前記UEに:
前記セルラネットワークの基地局と、リモート直接メモリアクセス(RDMA)接続を確立すること;及び
1つ又は複数のRDMAメッセージを前記基地局に送信すること
を行わせることである前記命令を含む1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、UE。
【請求項16】
前記RDMAメッセージは、前記基地局と通信可能に結合されているデバイスのアプリケーションメモリバッファにおける直接データ配置を促すためのものである、請求項15に記載の基地局。
【請求項17】
前記デバイスは、ペリフェラルコンポーネントインターコネクトエクスプレス(PCIe)接続又はEthernet接続によって前記基地局と通信可能に結合される、請求項16に記載の基地局。
【請求項18】
前記RDMA接続は、前記UE及び前記基地局の間のRDMAキューペア(QP)確立を伴う、請求項15~17のいずれか1項に記載の基地局。
【請求項19】
前記1つ又は複数のRDMAメッセージの送信は、1つ又は複数のRDMAプロトコルフィールドを、前記UE及び前記基地局の間のエアインターフェース接続の無線層プロトコルフィールドにマッピングすることを含む、請求項15~17のいずれか1項に記載の基地局。
【請求項20】
1つ又は複数のプロセッサ;及び
前記1つ又は複数のプロセッサによる命令の実行時に、ユーザプレーン(UP)ネットワーク機能に:
UPパケットのフローアイデンティティ又はパケットラベルを識別すること;及び
前記フローアイデンティティ又はパケットラベルに基づいて前記UPパケットを処理すること
を行わせることである前記命令を含む1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、電子デバイス。
【請求項21】
前記UPパケットを処理することは、前記フローアイデンティティ又はパケットラベルに基づいて前記UPパケットを転送することを含む、請求項20に記載の電子デバイス。
【請求項22】
前記パケットラベルは、前記UPパケットがどのように処理されることになるのかのインジケーションを含む、請求項20に記載の電子デバイス。
【請求項23】
前記UPネットワーク機能は、基地局UP機能又はコアネットワークUP機能である、請求項20~23のいずれか1項に記載の電子デバイス。
【請求項24】
前記UPネットワーク機能は、前記UPパケットの前記フローアイデンティティ又は前記パケットラベルに基づいて前記UPパケットを処理するのに関係付けられた情報を用いて事前構成される、請求項20~23のいずれか1項に記載の電子デバイス。
【請求項25】
前記UPパケットを処理するのに関係付けられた前記情報は、前記UPパケットのパケットラベルを挿入又は除去することに関係付けられた情報を含む、請求項24に記載の電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2021年7月12日に出願された米国仮特許出願第63/220,791号の優先権を主張する。
【0002】
様々な実施形態は、概して、ワイヤレス通信の分野に関し得る。例えば、幾つかの実施形態は、第6世代(6G)システムアーキテクチャ及び機能に関し得る。
【背景技術】
【0003】
様々な実施形態は、概して、ワイヤレス通信の分野に関し得る。
【図面の簡単な説明】
【0004】
実施形態は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明によって容易に理解されるであろう。この説明を容易にするために、同様の参照数字は、同様の構成要素を指定する。実施形態は、添付の図面の図における限定ではなく例示として示されている。
図1】様々な実施形態に係る、システムアーキテクチャに対する例示の高レベル図示を示す図である。
【0005】
図2】データセンタにおいてホストされたコンピューティングリソース/サービスにアクセスする例示のスキームを示す図である。
【0006】
図3】クラウドセンタ及びクラウドエッジにおいてホストされたコンピューティングリソース/サービスにアクセスする例示のスキームを示す図である。
【0007】
図4】様々な実施形態に係る、コンピューティングリソース/サービス発見及びクラウドセンタ、クラウドエッジ、及びネットワークエッジにわたる関連付けのためのネットワークにおける例示のフロントエンドサービスを示す図である。
【0008】
図5】様々な実施形態に係る、ネットワークにおいてフロントエンドサービスを提供する例示の手順を示す図である。
【0009】
図6】様々な実施形態に係る、デバイス-ネットワーク(NW)コンピューティングスケーリングのための例示の「コンピューティングアズサービス」手法を示す図である。
【0010】
図7】様々な実施形態に係る、デバイス-NWコンピューティングスケーリングのための例示の「コンピューティングアズリソース」手法を示す図である。
【0011】
図8】様々な実施形態に係る、ユーザ機器(UE)-NWコンピューティングスケーリングのための「コンピュートアズサービス」手法に関係付けられた例示の手順を示す図である。
【0012】
図9】様々な実施形態に係る、UE-NWコンピューティングスケーリングのための「コンピュートアズリソース」手法に関係付けられた例示の手順を示す図である。
【0013】
図10】様々な実施形態に係る、例示のリモート直接メモリアクセス(RDMA)over Radioシナリオを示す図である。
【0014】
図11】様々な実施形態に係る、代替的な例示のRDMA over Radioシナリオを示す図である。
【0015】
図12A】様々な実施形態に係る、図10の例示のRDMA over Radioシナリオのための例示のユーザプレーン(UP)及び制御プレーン(CP)プロトコルスタックを示す図である。
図12B】様々な実施形態に係る、図10の例示のRDMA over Radioシナリオのための例示のユーザプレーン(UP)及び制御プレーン(CP)プロトコルスタックを示す図である。
【0016】
図13A】様々な実施形態に係る、図11の例示のRDMA over Radioシナリオのための例示のUP及びCPプロトコルスタックを示す図である。
図13B】様々な実施形態に係る、図11の例示のRDMA over Radioシナリオのための例示のUP及びCPプロトコルスタックを示す図である。
【0017】
図14】クラウドワークロードオフロード及びデータ前処理のための例示の手順を示す図である。
【0018】
図15】様々な実施形態に係る、サービスチェーンアウェアトランスポートの一例を示す図である。
【0019】
図16】様々な実施形態に係る、人工知能/機械学習(AI/ML)支援無線アクセスネットワーク(RAN)動作を可能にする例示の手順を示す図である。
【0020】
図17】様々な実施形態に係る、UE及びネットワークの間での分散機械学習のための例示の手順を示す図である。
【0021】
図18】本明細書における様々な実施形態に係る、例示の技法を示す図である。
【0022】
図19】本明細書における様々な実施形態に係る、代替的な例示の技法を示す図である。
【0023】
図20】本明細書における様々な実施形態に係る、代替的な例示の技法を示す図である。
【0024】
図21】本明細書における様々な実施形態に係る、代替的な例示の技法を示す図である。
【0025】
図22】様々な実施形態に係る、ワイヤレスネットワークを概略的に示す図である。
【0026】
図23】様々な実施形態に係る、ワイヤレスネットワークのコンポーネントを概略的に示す図である。
【0027】
図24】幾つかの例示の実施形態に係る、機械可読又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み出すこと及び本明細書において論述される方法論の任意の1つ又は複数を実行することが可能であるコンポーネントを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。同じ参照番号は、同じ又は類似の要素を識別するのに異なる図面において使用されてよい。以下の説明では、限定ではなく説明の目的で、様々な実施形態の様々な態様の完全な理解を提供するために、特定の構造、アーキテクチャ、インターフェース、技法等のような具体的な詳細が記載されている。しかしながら、本開示の利益を受ける当業者であれば、これらの具体的な詳細から逸脱する他の例において様々な実施形態の様々な態様が実施され得ることが明らかになる。特定の事例において、周知のデバイス、回路、及び方法の説明は、不必要な詳細で様々な実施形態の説明を曖昧にしないように省略される。本書類の目的において、「A又はB」及び「A/B」という文言は、(A)、(B)、又は(A及びB)を意味する。
【0029】
データ、アプリケーション、コンピューティング及び通信に対する展開している傾向に伴って、以下の疑問のうちの1つ又は複数に対処することが望ましくあり得る:
・レイテンシを更に削減する方法
・デバイス、ネットワーク、クラウドにわたるデータ処理パイプラインを分散及びチェーンアップする方法
・セキュリティドメインにわたるデータ共有を可能にする方法
・大規模に分散コンピューティングを可能にする方法
・ユーザ機器(UE)のためのコンピューティングを動的にスケーリングアウトする方法
・ネットワーク及びエアインターフェースのために人工知能/機械学習(AI/ML)を活用する方法
・多様な垂直要件にコスト効率的に対処する方法。
それらのギャップに対処するために、第6世代(6G)システム等のネットワークシステムは、以下のもののうちの1つ又は複数を提供するか、又はそれらに関係し得る:
・エアインターフェース及びネットワーク性能に対する1桁高い改善。例示の性能指標は:ピークデータレート、エリアスループット、レイテンシ、ジッタ、エネルギー消費等を含むか、又はこれらに関係し得る。
・例えば大規模に分散コンピューティング及び知能を可能にすること及び/又は動的デバイス-ネットワーク/クラウドコンピューティングスケーリングアウトを可能にすることによる、コンピューティングのための通信
・例えばネットワークエアインターフェース及び/又は有線通信のためにAI/MLを使用することによる、通信のためのコンピューティング
・非集約かつ構成可能なネットワーク機能及びサービスを含むか又は使用するもの、又はコンピューティング及びデータサービスに対するネイティブサポートを提供するもの等のクラウドネイティブネットワーク
・持続可能性及びレジリエンス。例えば、6Gシステムは、エネルギー消費を減少させる及び/又はカーボンニュートラリティを達成する機能を含み得る。
・セキュリティ、プライバシー及びデータインテグリティ
本明細書における様々な実施形態は、6G設計目標を達成するためのシステムアーキテクチャ及び重要な機能を説明する。具体的には、様々な実施形態は、6Gシステムアーキテクチャ及びサービス機能を提供する。幾つかの実施形態では、システムアーキテクチャは、計算サービスプレーン機能、通信サービスプレーン機能、データサービスプレーン機能、及びサービス編成及びチェーニング機能のうちの1つ又は複数を含む。サービス機能は:編成フロントエンドサービス、動的デバイス-ネットワークコンピューティングスケーリング、RDMA over radio、クラウドワークロードオフロード、コンピューティング埋め込みエアインターフェース、サービスチェーンアウェアトランスポート、及びAI機能のうちの1つ又は複数を含んでよい。
1.設計原理及びシステムアーキテクチャ
以下の原理のうちの1つ又は複数が、本明細書において説明される6Gシステム設計の実施形態において適用されてよい:
・コンピューティング、データ及び通信サービスをそれぞれ提供するために3つのサービスプレーン:計算プレーン、データプレーン及び通信プレーンを導入する。
・制御、ユーザ及び管理機能をそれぞれ提供するために3つの機能プレーン:制御プレーン(CP)、ユーザプレーン(UP)、及び管理プレーン(MP)を導入する。
・計算プレーン、データプレーン及び通信プレーンの各々は、対応する制御プレーン機能、ユーザプレーン機能及び管理プレーン機能を有してよい。サービスプレーンによって提供されるサービスは、CP機能、UP機能及びMP機能を介して達成されてよい。
・CP機能及びUP機能は、明確な機能的分割を伴って動作されてよい。この分割は、CP機能及びUP機能が独立してスケーリングすることを可能にし得る。
・CP機能及び一部のUP機能を接続するためにサービスベースインターフェース(SBI)を使用する。
・UP機能を接続するために専用高速トランスポートを使用する。
・コンピューティングリソース/サービスを発見/許可すること、コンピューティング及びデータサービスパス及び機能をチェーンアップ及び構成すること、アクセスを認可すること等のためにCP機能を使用する。
・UP機能においてデータを保持し、構成済みデータアクセスパスを介した直接データアクセスを可能にし、これにより、データ移動が減少するか又は最小化され得る。
・新たなサービスを展開/オンボードし、新たなサービスのためにプロビジョニングし、性能をモニタリングし、システム障害を管理し、システム性能を最適化するために管理プレーンを使用する。
【0030】
図1は、様々な実施形態に係る、システムアーキテクチャに対する例示の高レベル図示を示している。具体的には、図1において示されているシステムアーキテクチャは、設計原理の高レベル表現を提供する。図1のシステムアーキテクチャにおける様々な機能は以下のとおりであってよい:
・計算制御機能(Comp CF)及び計算サービス機能(Comp SF)は、計算プレーンの一部である。Comp CFは、デバイス及び他のシステム機能に計算サービスを公開すること、計算サービスリクエストアドミッション制御及びサービス確立、コンピューティングサービスリクエストのためにComp SFを識別して割り当てること、Comp SFを制御及び構成すること、計算サービスコンテキスト及びステータスを維持すること、セキュリティキー、メモリアクセスキーを割り当て/維持/更新/削除すること等の計算サービスのセキュリティを管理すること、計算セッションを管理すること、及び異なるネットワークスライスに関係付けられ得る通信及び計算プレーンを協調させること等のような機能を提供し得るCP機能である。Comp SFは、UP機能であり、デバイス及び他のシステム機能がコンピューティングサービス及びリソースにアクセスするためのゲートウェイである。Comp SFの機能は:コンピューティングサービスリクエストをパースすること、対応するコンピューティングサービスエンドポイントにリクエストを指示すること、サービスリクエスト応答を生成すること、課金データを生成すること、計算サービスステータスを報告すること等を含んでよい。
・データ制御機能(Data CF)及びデータサービス機能(Data SF)は、データプレーンの一部であるとみなされ得る。Data CFは、CP機能であり:デバイス及び他のシステム機能にデータサービスを公開すること、データサービスリクエストアドミッション制御及びサービス確立、データサービスリクエストのためにData SFを識別して割り当てること、Data SFを制御及び構成すること、データサービスコンテキスト及びステータスを維持すること等のような機能を提供し得る。Data SFは:データサービスリクエストをパースすること、対応するデータサービスエンドポイントにリクエストを指示すること、サービスリクエスト応答を生成すること、課金データを生成すること、データサービスステータスを報告すること等のような機能を提供し得るUP機能である。
・通信制御機能(Comm CF)、通信サービス機能(Comm SF)、中央ユニット制御プレーン(CU-CP)、中央ユニットユーザプレーン(CU-UP)及び分散ユニット(DU)は、通信プレーンの一部である。具体的には、CU-CP、CU-UP、及びDUは、無線アクセスネットワーク(RAN)の一部である。RAN機能は、コンピューティング及びデータプレーンサービス並びに従来の通信プレーンプロトコル及びサービスを支援するプロトコル及びサービスを提供する。Comm CF及びComm SFは、コアネットワーク(CN)の一部であり、CNにおけるデータトランスポートのためにCP及びUP機能を提供する。コンピューティング及びデータプレーンサービスをサポートするために、サービスアウェアトランスポートは、Comm CF及びComm SFにおいて可能にされ得る。
・サービス編成及びチェーニング機能(SOCF)は、ネットワークにおける機能によって提供されるサービスを発見及びチェーンアップし得る。サービスパイプラインは、サービスのチェーンによって生成される。ワークロード処理及びデータ移動は、次に、サービスパイプライン内で行われ得る。
・計算プレーン、データプレーン又は通信プレーンサービスを提供するために更なるサービス固有CP機能を定義することができる。そのようなCP機能の例は:ネットワークインテリジェント制御機能、データ台帳制御機能等を含む。
・システムアーキテクチャにおいて示されている機能は、論理機能であるとみなされ得る。これらの機能のうちの1つ又は複数の機能のインスタンスは、展開時にインスタンス化され得る。
2.サービス機能
機能#1:編成フロントエンドサービス
クラウドセンタからクラウドエッジに、そしてネットワークエッジにコンピューティングを分散させることに関係付けられた1つの因子は、コンピューティングリソース/サービス発見及び関連付けである。本スキームでは、コンピューティングリソース/サービス発見及び編成は、クラウドセンタにおいて管理され得る。図2及び図3は、それぞれ、データセンタにおいてホストされたコンピューティングリソース/サービスにアクセスする例示のスキーム、及び分散ロケーションにおいてホストされたコンピューティングサービス/リソースにアクセスする例示のスキームを示している。具体的には、図2は、データセンタにおいてホストされたコンピューティングリソース/サービスにアクセスする例示のスキームを示している。図3は、クラウドセンタ及びクラウドエッジにおいてホストされたコンピューティングリソース/サービスにアクセスする例示のスキームを示している。
【0031】
分散コンピューティングリソース/サービスアクセスに関係付けられた図2及び図3のスキームは、従来のデータセンタサービスアクセス手法の拡張であるとみなされ得る。データセンタに位置するフロントエンド機能(これは、コンピューティングサービスリクエストを受信及びパースし、適切なバックエンドを選択してリクエストをサービングする)は、全てのコンピューティングリソース及びサービスへのアクセスを、クラウドセンタにおいてローカルに、及び分散コンピューティングロケーションにおいてリモートにの両方で、管理してよい。ネットワークは、概して、サービスアグノスティック接続性を提供してよい。スキームは、分散コンピューティングロケーションが少数の地域的クラウドエッジロケーションにある場合に機能することができる。しかしながら、コンピューティングリソースがネットワーク(RAN)エッジ、例えば、複数の基地局及び無線アクセスポイントに更に分散されることになる状態では、中央アクセス管理のスキームは、スケーラビリティ及び性能の問題を被ることがある。この問題は、コンピューティングリソースが異なるクラウドサービスプロバイダ(CSP)及び通信サービスプロバイダ(CoSP)に属する場合に一層より複雑になり得る。
【0032】
それらの問題に対処するために、ネットワークは、図4において示されるように、コンピューティングサービス及びリソース発見及びクラウドセンタ、クラウドエッジ、及びネットワークエッジにわたる関連付けを可能にするためにフロントエンドサービスを提供することができる。具体的には、図4は、様々な実施形態に係る、コンピューティングリソース/サービス発見及びクラウドセンタ、クラウドエッジ、及びネットワークエッジにわたる関連付けのためのネットワークにおける例示のフロントエンドサービスを示している。
【0033】
インネットワークフロントエンドサービスは、SOCFによって提供されるサービスの一部とすることができる。図5は、1つの例示の手順を示している。具体的には、図5は、様々な実施形態に係る、ネットワークにおいてフロントエンドサービスを提供する例示の手順を示している。
【0034】
この手順では、サービスリクエストを受信すると、SOCFは、ネットワーク内及びクラウドにおいて利用可能なサービスを探索する。ネットワークによって提供されるコンピューティング及びデータサービスは、Comp CF及びData CFから発見され得る。クラウドによって提供されるコンピューティング及びデータサービスは、ネットワークにおけるクラウドサービスレジストリ機能において登録される。(ネットワークにおけるComp SF及び/又はData SFにおいてインスタンス化されるサービスによって提供されるか、又はクラウドエッジ/センタにおいてインスタンス化されるサービスによって提供されるかのいずれかの)リクエストされたサービスのためのエンドポイントが識別されると、SOCFは、サービスエンドポイント上の情報を用いてサービスリクエストに応答する。図5における例では、サービスエンドポイントは、クラウドにあり、したがって、サービストランスポートは、ゲートウェイとしてのComm SFを通してデバイス及びクラウドの間で確立される。
【0035】
機能#2:動的デバイス-ネットワークコンピューティングスケーリング
デバイスコンピューティングをスケーリングアウトするために、レガシーシステムは、ワークロードがアプリケーション開発フェーズ中にクライアント側及びサーバ側アプリケーションに事前分割されるクライアント-サーバアプリケーションを使用してよい。スキームは、アプリケーション依存であってよく、デバイス及びクラウドの間のワークロードパーティションは固定されてよい。デバイス及びネットワーク/クラウドの間の動的ワークロード移行のために、以下のうちの1つ又は複数が該当し得る:
・対象のアプリケーションが開発されるときに動的コンピューティングリソース可用性に対する事前知識は存在しない場合がある
・デバイスランタイム/オペレーティングシステム(OS)は、利用可能なコンピューティングリソースに対して完全な可視性を有しない場合がある
・ネットワーク/クラウドジョブスケジューラは、デバイスコンピューティングリソース及びワークロードに対して完全な可視性を有しない場合がある。
第1の問題に対処するために、動的ワークロード移行は、アプリケーションのためのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を提供するか、又はアプリケーションに対して完全にトランスペアレントであるかのいずれかであるプラットフォーム機能として設計されてよい。第2及び第3の問題に対処するために、デバイス及びネットワークの間でのコンピューティングリソース/サービスに関する情報交換がサポートされてよい。
【0036】
上記の検討事項に基づいて、本明細書における実施形態は、動的デバイス-ネットワークコンピューティングスケーリングを達成するために設計される以下の2つの手法のうちの少なくとも1つに関し得る。
【0037】
第1の手法では、コンピューティングスケーリングは、サービスレベルにおいて行われてよい(例えば、コンピュートアズサービス)。ネットワーク計算プレーンは、モバイルデバイスにコンピューティングサービスを提供する。クライアント計算サービス機能が、コンピューティングサービスのためにネットワークにおけるComp CF及びComp SFとインタラクトするためにモバイルデバイス側において導入される。クライアント計算サービス機能は、OSの一部として、又はOSの上で実行されるプラットフォームアプリケーションとして動作する。
【0038】
第2の手法では、コンピューティングスケーリングは、OSの下のリソースレベルにおいて行われる(例えば、コンピュートアズリソース)。エアインターフェースは、コンピューティングリソースを発見及びスケジューリングすることを担当する。計算リソース制御及びスケジューリングエンティティは、この目的でエアインターフェースにおいて導入される。スケジューリングされたリモートコンピューティングユニット(例えば、モバイルデバイスにおけるAP又はXPU及びネットワークにおけるXPU又はアクセラレータ)の中で、リモートコンピューティングリソースエンジンが、コンピューティング命令及びメッセージを交換するためにこれらのリモートコンピューティングリソースのためのコンピューティングユニットの各々において実装される。図6及び図7は、「コンピューティングアズサービス」手法及び「コンピューティングアズリソース」手法の機能ブロックを示している。具体的には、図6は、様々な実施形態に係る、デバイス-NWコンピューティングスケーリングのための例示の「コンピューティングアズサービス」手法を示している。図7は、様々な実施形態に係る、デバイス-NWコンピューティングスケーリングのための例示の「コンピューティングアズリソース」手法を示している。幾つかの実施形態では、これらの手法の両方が、各手法がシナリオ及び要件の異なるセットについて適用可能である状態で、システムにおいて共存し得ることに留意されたい。
【0039】
図8は、UE-NWコンピューティングスケーリングのための「コンピュートアズサービス」手法の例示の手順を示している。具体的には、図8は、様々な実施形態に係る、UE-NWコンピューティングスケーリングのための「コンピュートアズサービス」手法に関係付けられた例示の手順を示している。
【0040】
「コンピュートアズサービス」手法では、RANは、UEのコンピューティングサービスリクエストをSOCFに転送し、モバイルデバイス及び割り当てられたComp SFの間で適切な接続を確立すること(例えば、UE及びRANの間の専用無線ベアラ及びRAN及びComp SFの間のトランスポートリンクを確立すること)を担当し得ることを見て取ることができる。計算サービス発見及びサービスエンドポイント選択は、SOCFによって開始されてよく、例えば、SOCFは、計算サービスを探索し、サービングComp CFを選択し、これは、次に、サービングComp SFを選択する。選択されたサービングComp SF及びUE及びComp SFの間の確立された通信リンクを用いて、クライアント計算サービス機能(CCSF)及びComp SFの間のメッセージは、次に、トランスポートすることができる。CCSFは、ローカルサービス実行及びリモートサービス実行をスケジューリングするUEプラットフォームランタイムとして機能する。CCSFは、それぞれUE及びネットワークにおけるコンピューティングサービス及び機能に関する情報を取得するためにローカルOS及びComp SFとインタラクトする。アプリケーション実行中、アプリケーションは、サービスリクエストをCCSFにサブミットする。CCSFは、次に、サービスリクエストがUEにおいて履行され得るのか又はネットワークにおいて履行される必要があるのかをリアルタイムにおいて判断してよい。サービスリクエストがネットワークにおいて履行される必要がある場合、CCSFは、サービスリクエストをリモートサービスリクエスト呼び出しに変換し、処理のためにComp SFに送信する。
【0041】
図9は、UE-NWコンピューティングスケーリングのための「コンピュートアズリソース」手法の例示の手順を示している。具体的には、図9は、様々な実施形態に係る、UE-NWコンピューティングスケーリングのための「コンピュートアズリソース」手法に関係付けられた例示の手順を示している。
【0042】
この手法では、UEのコンピューティングリソースリクエストは、RANにおいて終端する。RANは、コンピューティングリソースリクエストを解釈すること、UEのためにコンピューティングリソースを取得して割り当てること、並びにUEにおけるリモート計算リソースエンジン及びネットワークにおける割り当てられたコンピューティングデバイスにおけるリモート計算リソースエンジンの間でメッセージをトランスポートするための無線ベアラを確立することを担当する。
【0043】
機能#3:RDMA over radio
UE-NWコンピューティングスケーリングの1つの例は、UE及びNWの間のリモート直接メモリアクセス(RDMA)を可能にすることである。RDMAは、リモートコンピューティングデバイスのアプリケーションメモリバッファにおける直接データ配置を可能にし得る。それは、オペレーティングシステムをバイパスすること、及びカーネル空間メモリバッファ及びユーザ空間メモリバッファの間でのデータコピーのオーバヘッド、ユーザ/カーネルコンテキストスイッチのオーバヘッド及び割り込みのオーバヘッドをなくすことを更に可能にし得る。CPUサイクルは、他のタスクをハンドリングするために解放されてもよい。したがって、UE-NWコンピューティングスケーリングのために、ネットワークにおけるUE及びコンピューティングデバイスの間の直接メモリアクセスを可能にするためにRDMA over Radioを可能にするポテンシャルを活用することは価値があり得る。
【0044】
図10及び図11は、RDMA over Radioのための2つのシナリオを示している。具体的には、図10は、様々な実施形態に係る、例示のリモート直接メモリアクセス(RDMA) over Radioシナリオを示している。図11は、様々な実施形態に係る、代替的な例示のRDMA over Radioシナリオを示している。
【0045】
第1のシナリオ(例えば、図10)では、RDMAキューペア(QP)は、UEにおけるコンピューティングデバイス(例えば、アプリケーションプロセッサ、他の処理ユニット等)及びペリフェラルコンポーネントインターコネクトエクスプレス(PCIe)を介してRANユニットに接続するネットワークコンピューティングデバイスの間で確立される。幾つかの実施形態では、コンピュートエクスプレスリンク(CXL)等の更なるプロトコルが、これらの接続の上で実行されてよい。RANは、ネットワークにおけるコンピューティングデバイスのためのネットワークI/Oデバイスとしてサービス提供する。第2のシナリオ(例えば、図11)では、RDMAキューペアは、UEにおけるコンピューティングデバイス(例えば、アプリケーションプロセッサ、他の処理ユニット等)及びEthernet(登録商標)を介してRANユニットに接続するネットワークコンピューティングデバイスの間で確立される。RANは、コンピューティングデバイスのためのネットワークI/Oデバイスとしてサービス提供するrNICにパケットをルーティングする。両方のシナリオのために、コンピューティングデバイス分配は、機能#2において説明されるようなスキーム(例えば、上記で説明された動的デバイス-ネットワークコンピューティングスケーリング)に従うことができる。
【0046】
RDMA over Radioを可能にするために、RDMAプロトコルフィールドを無線層プロトコルフィールドにマッピングすることが望ましくあり得る。より具体的には、以下のうちの1つ又は複数が対処されるか又は関与し得る:
1)QP確立。RDMA接続マネージャ(CM)は、QP確立のために帯域外信号に依拠し得る。RDMA over radioの場合、無線を介した帯域外信号は、RDMA QP確立をサポートするために定義され得る。
2)フロー制御及びレート適応。RDMAはネットワークインターフェースコントローラ(NIC)(例えば、無線モデム、RDMA対応NIC(rNIC))において完全に実装されるので、メモリフットプリントを最小化することは、設計考慮事項であってよい。したがって、無線リンク層は、RDMA層処理速度に一致し、アウトオブオーダーパケット送達を最小化するために無線送信データレートを密接に管理し得る。
3)RDMAメッセージトランスポーテーション。RDMAメッセージは、RDMA制御メッセージ及びデータ転送メッセージを含む。無線リンクは、これらのRDMAメッセージを搬送するために適切な無線ベアラを定義してよい。
【0047】
第1の要素であるQP確立について、QP確立のためのRDMA CMメッセージは、UE及びネットワークの間の無線CPシグナリングを介して搬送することができる。無線インターフェースモジュールは、次に、RDMA CMメッセージを、RDMA CMが位置するコンピューティングホストデバイスに向かう適切な制御信号トランスポートパスにマッピングすることができる。図10におけるシナリオ1について、無線インターフェースモジュール及びコンピューティングホストデバイスの間の制御信号トランスポート部分は、UE側及びネットワーク側の両方におけるPCIeを介する。図11におけるシナリオ2について、無線インターフェースモジュール及びコンピューティングホストデバイスの間の制御信号トランスポート部分は、ネットワーク側におけるPCIe及びEthernet(登録商標)を介する。RDMA CMエンドポイントは、(これらの図において示されているように)ホストCPU内にあるか、又は無線モデムにオフロードされ得ることに留意されたい。
【0048】
第2及び第3の要素(例えば、フロー制御及びレート適応、及びRDMAメッセージトランスポーテーション)について、RDMAメッセージトランスポーテーションは、UP無線ベアラを介し得る。MAC層は、RDMAメッセージトランスポートを搬送し、それに応じてフロー制御及びレート適応を実行する論理チャネルに対してアウェアになり得る。RDMA層においてトラフィックモニタリング、レート適応、輻輳制御等をハンドリングするRDMA制御プロトコルは、エンドツーエンドフロー制御を達成するために拡張され得る。この拡張は、例えば、RDMAメッセージのためのトランスポートネットワークが図11におけるシナリオ2のケースのように複数のホップを有する場合に望ましくあり得る。
【0049】
図12A図12B図13A及び図13Bは、それぞれ、シナリオ1及びシナリオ2についてのCP及びUPプロトコルスタックを示している。図12A図12B図13A及び図13Bのシナリオ間の主な相違点は、ネットワーク側において、シナリオ2のトランスポートパスがネットワークトランスポートの更なるホップを有することである。エアインターフェースモジュール及び計算ホストデバイス/RDMAエンドポイントデバイスの間のインターフェースは、幾つかの実施形態では、プロプライエタリ実装に基づき得る。
【0050】
機能#4:ネットワークへのクラウドワークロードオフロード
UEコンピューティングをネットワーク要素にオフロードすることに加えて、クラウドは、サービス要件を満たすために1つ又は複数のネットワーク要素(例えば、5GS又は5GCの要素)にコンピューティングをオフロードすることもできる。また、大量のデータ及びデータプライバシーに関する考慮に関係付けられた実装のために、データをネットワークに送信する前にネットワークにおいて何らかの前処理を行うことができる。図14は、クラウドアプリケーションワークロードオフロード及びデータ前処理のための例示の手順を示している。例示の手順では、クラウドアプリケーションは、システムサービスに関して問い合わせ、サービスをリクエストするために、6Gシステムのサービス公開機能(SEF)とインタラクトする。SEFは、6Gシステム及び外部システムの間のブリッジとして機能し得る。6Gシステムがリクエストされたクラウドアプリケーションワークロードオフロード又はデータ前処理サービスを提供することができる場合、リクエストされたアプリケーションサービスは、サービスレジストリにおいて登録され、SOCFに通知されてよい。対応する認証及びポリシー設定は、認証機能において記録されてよい。SOCFは、次に、適切なComp SF/Data SFを選択し、アプリケーションサービスインスタンスを展開し、更新されたサービスチェーン情報をRAN CP及びComp SFに送信することができ、これらは、次に、更新されたサービスチェーンに従って、関係付けられたルーティングパスを介してRAN UP及びComp SFを更新する。アプリケーションに関連付けられた後続のダウンリンク又はアップリンクトラフィックは、次に、更新されたサービスチェーンにおける処理パイプラインに従うことができる。
【0051】
機能#5:コンピューティング埋め込みエアインターフェース
以前のサブセクションにおける論述から、以下の特徴のうちの1つ又は複数が、コンピューティング/データサービス及びリソースをサポートするためにエアインターフェースにおいて可能にされ得ることが留意され得る:
・コンピューティング/データサービス及びリソース発見のためのシグナリング。6Gシステムが提供するコンピューティング/データサービス及びリソースに関する情報は、エアインターフェースにおいてシステム情報シグナリングに組み込まれ得る。システム情報は、UEにブロードキャストされるか、又はオンデマンドで提供され得る。
・計算/データサービス確立のためのシグナリング。サービス確立ステージでは、UEのサービス計算/データ初期サービスリクエストは、エアインターフェースを介したCPシグナリングにおいて搬送されてよい。RANは、CPシグナリングを受信し、サービスリクエストメッセージを適切なエンドポイントにルーティングしてよい。サービスリクエストがコンピューティング/データリソースのためのものである場合、メッセージは、RANにおいて終端される。RANは、図9において示されているようにリクエストに応答してコンピューティング/データリソースをスケジューリングすることになる。サービスリクエストがコンピューティング/データサービスのためのものである場合、リクエストメッセージは、サービス発見、編成、及びチェーニングのためにSOCFに転送される。
・UE及びサービスエンドポイントの間のトランスポート計算/データメッセージ交換のための無線ベアラの確立。6Gシステムが3つのサービスプレーン(例えば、計算プレーン、データプレーン、通信プレーン)を提供するので、3つのサービスプレーンのためのUPデータは、異なる終端ポイント及び通信QoS要件を有してよく、例えば、計算プレーンサービスのためのUPデータは、Comp SFにおいて終端してよく、データプレーンサービスのためのUPデータは、Data SFにおいて終端してよく、通信プレーンサービスのためのUPデータは、クラウドにおいて終端してよい。RANがUPデータを異なるサービスエンドポイントに向けてステアリングし、要求された無線送信QoSを提供するために、適切な無線ベアラが確立される必要がある。異なるサービスエンドポイントに向かうUPトラフィックが同じ無線ベアラに多重化され得る場合、サービス識別子が、異なるサービスUPトラフィックフローを識別するために導入され得る。
・計算アウェアリソーススケジューリング。UE-ネットワークコンピューティングのための「コンピュートアズサービス」手法では、RANは、無線リソース及びコンピューティングリソースの両方を保持する。したがって、無線リソーススケジューリング及びコンピューティングリソーススケジューリングは、無線及びコンピューティングリソースをスケジューリングするときに互いに情報を活用することができる。例えば、コンピューティングタスクを知得することは、タイムスロットにおいて実行を完了するためにスケジューリングされ、無線スケジューラは、実行結果の送信のためにそのタイムスロットにおいて無線リソースを事前スケジューリングすることができる。この特徴を達成するために、コンピューティングリソーススケジューラ及び無線リソーススケジューラの間の明示的又は暗黙的な情報共有が必要とされる。RDMA over radioでは、MACは、RDMAメッセージを搬送する論理チャネルに対してアウェアになり得、それにより、それは、それに応じてレート適応を実行することができる。
【0052】
機能#6:サービスチェーンアウェアトランスポート
5G及び以前の世代では、モバイルネットワークは、データパイプとして機能し、モバイルデバイス及びクラウドにおけるアプリケーションサーバの間のIP及び非IPトラフィックのためのトランスポートトンネル(例えば、GTP-Uトンネル)を提供してよい。このスキームは、コンピューティング及びユーザデータ処理/ストレージがモバイルコアネットワークを超えて(例えば、5GコアネットワークにおけるUPFを超えて、及び4GコアネットワークにおけるP-GWを超えて)クラウド(エッジクラウド又はセンタクラウド)に存在し得るので、レガシークラウドコンピューティングにとって十分であり得る。6Gでは、コンピューティング及びデータがネットワークエッジに更に拡張する状態で、レガシートランスポート手法は、広く分散されたコンピューティングエンドポイントをサポートするために十分に柔軟ではないことがある。結果として、各パケットのサービスチェーンに対してアウェアであり、各パケットをサービスチェーンにおけるコンピューティングプレーン又はデータプレーン機能に送達することができるトランスポート手法を実装することが望ましくあり得る。
【0053】
図15は、サービスチェーンアウェアトランスポートの一例を示している。この例では、UE及びクラウドの間でトランスポートされるユーザデータは、ネットワークにおいてコンピューティングプレーン及びデータプレーンサービス機能によってホストされる幾つかの中間処理ステージ(例えば、データ圧縮/量子化/フィルタリング、連合学習の一部としてのモデルトレーニング等)を経験する。サービスチェーンは、上記の機能#1、#2、及び#4において説明されたものと同様の手順に従ってSOCFによって構成されてよい。サービスチェーンアウェアトランスポートを達成するために、以下の2つのスキームのうちの1つ又は複数が考慮されてよい:
・スキーム1:マルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)タイプスキーム。このスキームでは、各データフローは、フローID(又はラベル)によって識別されてよい。SOCFは、トランスポーテーションパス並びに当該パスに沿った計算及びデータサービスをチェーンアップしてよい。トランスポーテーション及びサービスパスにおけるComm SF、Comp SF及びData SFは、それに応じて、それらのそれぞれのComm CF、Comp CF及びData CFによって構成される。各データフローについて、トランスポーテーションパスにおける各Comm SFは、サービスチェーンに従って構成済みComp CF、Data CF又はComm SFにデータフローのパケットを転送する。
・スキーム2:セグメントルーティングベーススキーム。このスキームでは、各パケットは、パケットのためにサービスチェーンを識別するラベルのセットを搬送してよい。ラベルは、(SOCFによって構成されるような)サービスチェーン構成に基づいて生成され、サービスセグメントの入口ポイントにおいて各パケットに挿入されてよい。モバイルネットワークトランスポートが単一のサービスセグメントであるケースでは、入口ポイントは、クラウドとインターフェースするRAN UP機能及びComm SFである。複数のサービスセグメントがモバイルネットワークトランスポートにおいて定義されるケースでは、入口ポイントは、サービスセグメントの2つの端部における通信プレーンUP機能であってよい。それらのサービスラベルを生成するために、サービスセグメント入口ポイントは、SOCFからサービスチェーン構成を受信し、それに応じてパケットのためのラベルを生成してよい。パケットを受信すると、Comm SFは、パケットの第1のラベルを読み取り、(任意選択で)パケットからこの第1のラベルを除去し、サービスラベルによって識別されたものとしてそのパケットを対応するComm SF又はData SF又はComm SFに転送してよい。
【0054】
留意されたように、スキーム1は、MPLSの概念に関係付けられてよい。それは、フロー単位ベースサービスアウェアトランスポートのみを提供し得る。サービスチェーンに対する再構成が存在する場合、トランスポートパスに沿った全ての通信プレーンUP機能(例えば、RAN UP機能及びComm SF)は、再構成される必要があり得る。スキーム2は、セグメントルーティングの概念に関係付けられてよい。それは、パケット単位ベースサービスアウェアトランスポート並びにフロー単位ベースサービスアウェアトランスポートを提供してよい。サービスチェーン再構成が存在する場合、サービスセグメント入口ポイントのみが更新される必要がある。
【0055】
サービスチェーンアウェアトランスポートは、従来のGTP-uトンネリングベーストランスポートと共存してよいことに留意されたい。モバイルネットワークトランスポートの2つの端部におけるRAN UP機能及びComm SFは、サービスチェーンアウェアトランスポートパス及びGTP-uトンネルパスの間で選択を行い、到来するトラフィックを選択されたパスにステアリングするように構成され得る。
【0056】
機能#7:AI機能を可能にすること
6Gシステムの制御プレーン及びデータプレーン機能上に構築することで、2つのタイプのAI/ML関連サービスが可能にされ得る:
・通信のためのAI/ML。このサービスは、通信プレーン機能にAI/MLサービスを提供してよい。例は、AI/ML支援ネットワーク動作及び自動化、AI支援エアインターフェースを含む。
・AI/MLのための通信。このサービスは、AI/MLコンピューティング及びデータ関連問題に対処すること、例えば、UE及びネットワーク間でAI学習/推測ワークロードを分散させること、インネットワークデータ前処理のプライバシー保存を可能にすること等を助けるために通信プレーン機能を使用してよい。
【0057】
AI/MLワークロードは、根本的にコンピューティング及びデータワークロードのタイプであるので、これらの2つのタイプのAI/MLサービスは、以前のセクションにおいて説明されたコンピューティングプレーン及びデータプレーン特徴を使用して達成され得る。図16は、AI/ML支援RAN動作のための例示の手順を示している。この例では、RANは、ネットワークインテリジェンス機能に対するネットワークインテリジェンスサービスリクエストを開始する。サービスリクエストは、インテリジェンスサービス(例えば、セルカバレッジ最適化、周波数リソース分配最適化等)のタイプに関する情報を含むことができる。サービスリクエストを受信すると、ネットワークインテリジェンス機能は、要求されるトレーニング/推測アルゴリズム、要求されるコンピューティングリソース、要求されるデータセット及び前処理、要求されるトレーニング/推測精度及び応答時間等を含むサービス表現を生成してよい。ネットワークインテリジェンス機能は、サービス表現をSOCFに送信してよく、当該SOCFは、次に、サービス表現において定義されたような要件を満たすために適切なコンピューティングプレーン及びデータプレーンサービス及びリソースを発見し、処理チェーンを生成してよい。コンピューティング/データサービスチェーンに関して通知されると、ネットワークインテリジェンス機能は、構成設定及び更新のために割り当てられたComp SF及びData SFと直接インタラクトすることができる。サービスチェーン情報は、RANに提供されてもよく、それにより、RANは、トレーニング及び推測のためにデータをサービスチェーンにおけるData SFに直接送信することになる。トレーニング及び推測結果は、Data SFによって割り当てられたメモリロケーションに記憶され得る。ネットワークインテリジェンス機能は、トレーニング及び推測結果が利用可能であるときに通知され、必要に応じて結果をプルすることができる。
【0058】
例示の手順は、RANのためのネットワークインテリジェンスサービスが非永続的である、例えば、RANが短期間においてインテリジェンスサービスを必要とするシナリオに適用し得ることに留意されたい。ネットワークインテリジェンスサービスが永続的であり、長く持続する場合、ネットワークインテリジェンスサービスのためのコンピューティング及びデータリソースに対するハンドリングは、管理プレーンによって行われることになる。
【0059】
図17は、UE及びネットワークの間の分散機械学習のための例示の手順を示している。例示の手順は、本質的には、機能#2における「コンピュートアズサービス」UE-NWコンピューティングスケーリング手法と同じ手順に従う。この例では、機械学習ワークロードは、UE及びネットワークの間で分散される。ネットワークは、UEの機械学習ワークロードをオフロードするために学習サービスを提供する。
【0060】
例示の技法
図18は、本明細書における様々な実施形態に係る、例示の技法を示している。具体的には、図18の技法は、セルラネットワークのコアネットワーク(CN)の論理エンティティを実装するためのものである電子デバイスによって実行されることになる技法であってよい。論理エンティティは、1805において、セルラネットワークの基地局から、セルラネットワークのサービス加入者に提供されることになるセルラネットワークのサービスに関係付けられたサービスリクエストを識別し;1810において、ネットワークのクラウドサービスレジストリ機能においてサービスのインジケーションを識別し;1815において、サービスのインジケーションに基づいて、サービスに関係付けられたサービスエンドポイントを識別し;1820において、基地局に、サービスエンドポイントのインジケーションを提供するように構成されてよい。
【0061】
図19は、本明細書における様々な実施形態に係る、代替的な例示の技法を示している。図19の技法は、セルラネットワークの基地局によって実行されることになる技法であってよい。基地局は、1905において、6Gセルラネットワークのユーザ機器(UE)から、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのためのリクエストを識別し;1910において、リクエストに基づいて、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースを識別し;1915において、UEに、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのインジケーションを提供するように構成されてよい。
【0062】
図20は、本明細書における様々な実施形態に係る、代替的な例示の技法を示している。図20の技法は、セルラネットワークのユーザ機器(UE)によって実行されることになる技法であってよい。UEは、2005において、セルラネットワークの基地局と、リモート直接メモリアクセス(RDMA)接続を確立し:2010において、1つ又は複数のRDMAメッセージを基地局に送信するように構成されてよい。
【0063】
図21は、本明細書における様々な実施形態に係る、代替的な例示の技法を示している。この技法は、ユーザプレーン(UP)ネットワーク機能を実装ためのものである電子デバイスによって実行されることになる技法に関してよい。UPネットワーク機能は、2105において、UPパケットのフローアイデンティティ又はパケットラベルを識別し;2110において、フローアイデンティティ又はパケットラベルに基づいてUPパケットを処理するように構成されてよい。
【0064】
システム及び実装
図22図24は、開示される実施形態の態様を実装し得る様々なシステム、デバイス、及びコンポーネントを示している。
【0065】
図22は、様々な実施形態に係るネットワーク2200を示している。ネットワーク2200は、LTE又は5G/NRシステムのための3GPP(登録商標)技術仕様書と一貫した方式で動作してよい。しかしながら、例示の実施形態は、この点で限定されるものではなく、説明される実施形態は、本明細書において説明される原理から利益を受ける他のネットワーク、例えば、将来の3GPP(登録商標)システム等に適用されてよい。
【0066】
ネットワーク2200は、UE2202を含んでよく、これは、オーバージエア接続を介してRAN2204と通信するように設計された任意のモバイル又は非モバイルコンピューティングデバイスを含んでよい。UE2202は、UuインターフェースによってRAN2204と通信可能に結合されてよい。UE2202は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータデバイス、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、車載インフォテインメント、車内エンターテインメントデバイス、計器群、ヘッドアップディスプレイデバイス、車載診断デバイス、ダッシュトップモバイル機器、モバイルデータ端末、電子エンジン管理システム、電子/エンジン制御ユニット、電子/エンジン制御モジュール、埋め込みシステム、センサ、マイクロコントローラ、制御モジュール、エンジン管理システム、ネットワーク接続アプライアンス、マシンタイプ通信デバイス、M2M又はD2Dデバイス、IoTデバイス等であってよいが、これらに限定されない。
【0067】
幾つかの実施形態では、ネットワーク2200は、サイドリンクインターフェースを介して互いに直接的に結合された複数のUEを含んでよい。UEは、物理サイドリンクチャネル、例えば、限定されないが、PSBCH、PSDCH、PSSCH、PSCCH、PSFCH等を使用して通信するM2M/D2Dデバイスであってよい。
【0068】
幾つかの実施形態では、UE2202は、オーバージエア接続を介してAP2206と更に通信してよい。AP2206は、WLAN接続を管理してよく、これは、RAN2204から一部の/全てのネットワークトラフィックをオフロードするように機能してよい。UE2202及びAP2206の間の接続は、任意のIEEE 802.11プロトコルと一貫してよく、ここで、AP2206は、ワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi(登録商標))ルータとすることができる。幾つかの実施形態では、UE2202、RAN2204、及びAP2206は、セルラWLANアグリゲーション(例えば、LWA/LWIP)を利用してよい。セルラWLANアグリゲーションは、UE2202がセルラ無線リソース及びWLANリソースの両方を利用するようにRAN2204によって構成されることを伴ってよい。
【0069】
RAN2204は、1つ又は複数のアクセスノード、例えば、AN2208を含んでよい。AN2208は、RRC、PDCP、RLC、MAC、及びL1プロトコルを含むアクセス層プロトコルを提供することによって、UE2202のためのエアインターフェースプロトコルを終端してよい。このようにして、AN2208は、CN2220及びUE2202の間のデータ/音声接続性を可能にし得る。幾つかの実施形態では、AN2208は、ディスクリートデバイスにおいて、又は、例えば、CRAN又は仮想ベースバンドユニットプールと称され得る仮想ネットワークの一部としてサーバコンピュータ上で実行される1つ又は複数のソフトウェアエンティティとして、実装されてよい。AN2208は、BS、gNB、RANノード、eNB、ng-eNB、NodeB、RSU、TRxP、TRP等と称される。AN2208は、マクロセル基地局、又は、マクロセルと比較してより小さいカバレッジエリア、より小さいユーザ容量、又はより高い帯域幅を有するフェムトセル、ピコセル又は他の同様のセルを提供する低電力基地局であってよい。
【0070】
RAN2204が複数のANを含む実施形態では、それらは、X2インターフェース(RAN2204がLTE RANである場合)又はXnインターフェース(RAN2204が5G RANである場合)を介して互いに結合されてよい。幾つかの実施形態では制御/ユーザプレーンインターフェースに分離され得るX2/Xnインターフェースは、ANがハンドオーバ、データ/コンテキスト転送、モビリティ、負荷管理、干渉協調等に関係付けられた情報を通信することを可能にし得る。
【0071】
RAN2204のANは各々、1つ又は複数のセル、セルグループ、コンポーネントキャリア等を管理して、ネットワークアクセスのためのエアインターフェースをUE2202に提供してよい。UE2202は、RAN2204の同じ又は異なるANによって提供される複数のセルと同時に接続されてよい。例えば、UE2202及びRAN2204は、キャリアアグリゲーションを使用して、各々がPcell又はScellに対応する複数のコンポーネントキャリアとUE2202が接続することを可能にし得る。デュアルコネクティビティシナリオでは、第1のANは、MCGを提供するマスタノードであってよく、第2のANは、SCGを提供するセカンダリノードであってよい。第1/第2のANは、eNB、gNB、ng-eNB等の任意の組み合わせであってよい。
【0072】
RAN2204は、認可スペクトル又は認可不要スペクトルを介したエアインターフェースを提供してよい。認可不要スペクトルにおいて動作するために、ノードは、PCell/Scellを用いるCA技術に基づくLAA、eLAA、及び/又はfeLAAメカニズムを使用してよい。認可不要スペクトルにアクセスする前に、ノードは、例えば、リッスンビフォアトーク(LBT)プロトコルに基づいて媒体/キャリア検知動作を実行してよい。
【0073】
V2Xシナリオにおいて、UE2202又はAN2208は、RSUであってもよいし、又はRSUとして機能してもよく、これは、V2X通信のために使用される任意のトランスポーテーションインフラストラクチャエンティティを指し得る。RSUは、適したAN又は静止(又は比較的静止した)UEにおいて、又はそれによって実装されてよい。UEにおいて又はそれによって実装されるRSUは、「UEタイプRSU」と称され得;eNBは、「eNBタイプRSU」と称され得;gNBは、「gNBタイプRSU」と称され得;以下同様である。1つの例では、RSUは、通過する車両UEにコネクティビティサポートを提供する、路側に位置する無線周波数回路に結合されたコンピューティングデバイスである。RSUは、交差点マップジオメトリ、トラフィック統計、媒体を記憶する内部データストレージ回路、並びに進行中の車両及び歩行者のトラフィックを検知及び制御するアプリケーション/ソフトウェアを含んでもよい。RSUは、高速イベント、例えば衝突回避、トラフィック警告等のために要求される非常に低いレイテンシの通信を提供してよい。さらに又は代替的に、RSUは、他のセルラ/WLAN通信サービスを提供してよい。RSUのコンポーネントは、屋外設置に適した耐候性の筐体でパッケージ化されてよく、トラフィック信号コントローラ又はバックホールネットワークへの有線接続(例えば、Ethernet(登録商標))を提供するネットワークインターフェースコントローラを含んでよい。
【0074】
幾つかの実施形態では、RAN2204は、eNB、例えばeNB2212を有するLTE RAN2210であってよい。LTE RAN2210は、以下の特性:15kHzのSCS;DLのためのCP-OFDM波形及びULのためのSC-FDMA波形;データのためのターボ符号及び制御のためのTBCC等をLTEエアインターフェースに提供してよい。LTEエアインターフェースは、CSI取得及びビーム管理のためにCSI-RSに依拠し;PDSCH/PDCCH復調のためにPDSCH/PDCCH DMRSに依拠し;セル検索及び初期取得、チャネル品質測定、及びUEにおけるコヒーレント復調/検出のためのチャネル推定のためにCRSに依拠してよい。LTEエアインターフェースは、サブ6GHz帯域で動作してよい。
【0075】
幾つかの実施形態では、RAN2204は、gNB、例えば、gNB2216、又はng-eNB、例えば、ng-eNB2218を有するNG-RAN2214であってよい。gNB2216は、5G NRインターフェースを使用して5G対応UEと接続してよい。gNB2216は、N2インターフェース又はN3インターフェースを含み得るNGインターフェースを通して5Gコアと接続してよい。ng-eNB2218は、NGインターフェースを通して5Gコアと接続してもよいが、LTEエアインターフェースを介してUEと接続してよい。gNB2216及びng-eNB2218は、Xnインターフェースを介して互いに接続してよい。
【0076】
幾つかの実施形態では、NGインターフェースは、2つの部分、すなわち、NG-RAN2214のノード及びUPF2248の間でトラフィックデータを搬送するNGユーザプレーン(NG-U)インターフェース(例えば、N3インターフェース)、及びNG-RAN2214のノード及びAMF2244の間のシグナリングインターフェースであるNG制御プレーン(NG-C)インターフェース(例えば、N2インターフェース)に分割されてよい。
【0077】
NG-RAN2214は、以下の特性:可変SCS;DLのためのCP-OFDM、ULのためのCP-OFDM及びDFT-s-OFDM;制御のためのポーラ符号、反復符号、シンプレックス符号、及びReed-Muller符号及びデータのためのLDPCを5G-NRエアインターフェースに提供してよい。5G-NRエアインターフェースは、LTEエアインターフェースと同様に、CSI-RS、PDSCH/PDCCH DMRSに依拠してよい。5G-NRエアインターフェースは、CRSを使用しなくてよく、PBCH復調のためにPBCH DMRSを;PDSCHの位相追跡のためにPTRSを;時間追跡のために追跡参照信号を使用してよい。5G-NRエアインターフェースは、サブ6GHz帯域を含むFR1帯域上で、又は24.25GHz~52.6GHzの帯域を含むFR2帯域上で動作してよい。5G-NRエアインターフェースは、PSS/SSS/PBCHを含むダウンリンクリソースグリッドのエリアであるSSBを含んでよい。
【0078】
幾つかの実施形態では、5G-NRエアインターフェースは、様々な目的でBWPを利用してよい。例えば、BWPは、SCSの動的適応のために使用され得る。例えば、UE2202は、複数のBWPを用いて構成され得、ここで、各BWP構成は、異なるSCSを有する。BWP変更がUE2202に示された場合、送信のSCSも同様に変更される。BWPの別のユースケース例は、省電力に関係付けられる。特に、複数のBWPは、異なるトラフィックロードシナリオ下でのデータ送信をサポートするために異なる量の周波数リソース(例えば、PRB)を用いてUE2202のために構成され得る。より少数のPRBを含むBWPは、小トラフィックロードでのデータ送信のために使用され得、一方、UE2202における、及び幾つかのケースではgNB2216における省電力を可能にする。より多数のPRBを含むBWPは、より高いトラフィックロードを有するシナリオのために使用され得る。 RAN2204は、顧客/加入者(例えば、UE2202のユーザ)にデータ及び電気通信サービスをサポートするために様々な機能を提供するネットワーク要素を含むCN2220に通信可能に結合される。CN2220のコンポーネントは、1つの物理ノード又は別個の物理ノードにおいて実装されてよい。幾つかの実施形態では、CN2220のネットワーク要素によって提供される機能のいずれか又は全てを、サーバ、スイッチ等における物理計算/ストレージリソース上に仮想化するためにNFVが利用されてよい。CN2220の論理インスタンス化はネットワークスライスと称され得、CN2220の一部の論理インスタンス化はネットワークサブスライスと称され得る。
【0079】
幾つかの実施形態では、CN2220は、EPCとも称され得るLTE CN2222であってよい。LTE CN2222は、示されているように、インターフェース(又は「参照ポイント」)を介して互いに結合されたMME2224、SGW2226、SGSN2228、HSS2230、PGW2232、及びPCRF2234を含んでよい。LTE CN2222の要素の機能は、以下のとおり簡潔に導入されてよい。
【0080】
MME2224は、UE2202の現在のロケーションを追跡して、ページング、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、ハンドオーバ、ゲートウェイ選択、認証等を促すモビリティ管理機能を実装してよい。
【0081】
SGW2226は、RANに向かうS1インターフェースを終端し、RAN及びLTE CN2222の間でデータパケットをルーティングしてよい。SGW2226は、RANノード間ハンドオーバのローカルモビリティアンカーポイントであってよく、3GPP(登録商標)間モビリティのアンカーを提供してもよい。他の役割は、合法的傍受、課金、及び何らかのポリシー施行を含んでよい。
【0082】
SGSN2228は、UE2202のロケーションを追跡し、セキュリティ機能及びアクセス制御を実行してよい。加えて、SGSN2228は、異なるRATネットワーク間のモビリティのためのEPCノード間シグナリング;MME2224によって指定されるようなPDN及びS-GW選択;ハンドオーバのためのMME選択等を実行してよい。MME2224及びSGSN2228の間のS3参照ポイントは、アイドル/アクティブ状態にある3GPP(登録商標)アクセスネットワーク間モビリティのユーザ及びベアラ情報の交換を可能にし得る。
【0083】
HSS2230は、ネットワークエンティティによる通信セッションのハンドリングをサポートするために、加入関連情報を含む、ネットワークユーザのためのデータベースを含んでよい。HSS2230は、ルーティング/ローミング、認証、認可、名前/アドレス解決、ロケーション依存等のためのサポートを提供することができる。HSS2230及びMME2224の間のS6a参照ポイントは、LTE CN2220へのユーザアクセスを認証/認可するために加入及び認証データの転送を可能にし得る。
【0084】
PGW2232は、アプリケーション/コンテンツサーバ2238を含み得るデータネットワーク(DN)2236に向かうSGiインターフェースを終端してよい。PGW2232は、LTE CN2222及びデータネットワーク2236の間でデータパケットをルーティングしてよい。PGW2232は、ユーザプレーントンネリング及びトンネル管理を促すために、S5参照ポイントによってSGW2226と結合されてよい。PGW2232は、ポリシー施行及び課金データ収集(例えば、PCEF)のためのノードを更に含んでよい。加えて、PGW2232及びデータネットワーク2236の間のSGi参照ポイントは、例えば、IMSサービスのプロビジョニングのために、オペレータの外部のパブリック、プライベートPDN、又はイントラオペレータパケットデータネットワークであってよい。PGW2232は、Gx参照ポイントを介してPCRF2234と結合されてよい。PCRF2234は、LTE CN2222のポリシー及び課金制御要素である。PCRF2234は、サービスフローのための適切なQoS及び課金パラメータを決定するためにアプリ/コンテンツサーバ2238に通信可能に結合されてよい。PCRF2232は、関連付けられた規則を、適切なTFT及びQCIを有するPCEFに(Gx参照ポイントを介して)プロビジョニングしてよい。
【0085】
幾つかの実施形態では、CN2220は、5GC2240であってよい。5GC2240は、示されているように、インターフェース(又は「参照ポイント」)を介して互いに結合されたAUSF2242、AMF2244、SMF2246、UPF2248、NSSF2250、NEF2252、NRF2254、PCF2256、UDM2258、及びAF2260含んでよい。5GC2240の要素の機能は、以下のとおり簡潔に導入されてよい。AUSF2242は、UE2202の認証のためにデータを記憶し、認証関連機能をハンドリングしてよい。AUSF2242は、様々なアクセスタイプのための共通認証フレームワークを促してよい。示されているように参照ポイントを介して5GC2240の他の要素と通信することに加えて、AUSF2242は、Nausfサービスベースインターフェースを呈してよい。
【0086】
AMF2244は、UE2202及びRAN2204と通信するために、及び、UE2202に関するモビリティイベントに関する通知に加入するために、5GC2240の他の機能を可能にし得る。AMF2244は、登録管理(例えば、UE2202を登録する)、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、AMF関連イベントの合法的傍受、及びアクセス認証及び認可を担当してよい。AMF2244は、UE2202及びSMF2246の間でSMメッセージのためのトランスポートを提供し、SMメッセージをルーティングするためのトランスペアレントプロキシとして機能してよい。AMF2244は、UE2202及びSMSFの間のSMSメッセージのためのトランスポートも提供してよい。AMF2244は、様々なセキュリティアンカー及びコンテキスト管理機能を実行するために、AUSF2242及びUE2202とインタラクトしてよい。さらに、AMF2244は、RAN CPインターフェースの終端ポイントであってよく、これは、RAN2204及びAMF2244の間のN2参照ポイントを含むか、又は当該N2参照ポイントであってよく;AMF2244は、NAS(N1)シグナリングの終端ポイントであり、NAS暗号化及びインテグリティ保護を実行してよい。AMF2244は、N3 IWFインターフェースを介したUE2202とのNASシグナリングをサポートしてもよい。
【0087】
SMF2246は、SM(例えば、セッション確立、UPF2248及びAN2208の間のトンネル管理);UE IPアドレス分配及び管理(任意選択の認可を含む);UP機能の選択及び制御;適切な宛先にトラフィックをルーティングするようにUPF2248におけるトラフィックステアリングを構成すること;ポリシー制御機能に向かうインターフェースの終端;ポリシー施行、課金、及びQoSの一部を制御すること;(SMイベント及びLIシステムへのインターフェースのための)合法的傍受;NASメッセージのSM部分の終端;ダウンリンクデータ通知;N2を介したAMF2244を介してAN2208に送信されるAN固有SM情報を開始すること;及びセッションのSSCモードを決定することを担当してよい。SMは、PDUセッションの管理を指してよく、PDUセッション又は「セッション」は、UE2202及びデータネットワーク2236の間でのPDUの交換を提供するか又はこれを可能にするPDU接続性サービスを指してよい。
【0088】
UPF2248は、イントラRAT及びインターRATモビリティのためのアンカーポイント、データネットワーク2236へのインターコネクトの外部PDUセッションポイント、及びマルチホームPDUセッションをサポートするための分岐ポイントとして機能してよい。UPF2248はまた、パケットルーティング及び転送を実行し、パケット検査を実行し、ポリシー規則のユーザプレーン部分を施行し、パケットを合法的に傍受し(UP収集)、トラフィック使用報告を実行し、ユーザプレーンのためのQoSハンドリングを実行し(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート施行)、アップリンクトラフィック検証を実行し(例えば、SDF対QoSフローマッピング)、アップリンク及びダウンリンクにおいてトランスポートレベルパケットマーキングを行い、ダウンリンクパケットバッファリング及びダウンリンクデータ通知トリガを実行してよい。UPF2248は、トラフィックフローをデータネットワークにルーティングすることをサポートするためにアップリンク分類器を含んでよい。
【0089】
NSSF2250は、UE2202にサービングするネットワークスライスインスタンスのセットを選択してよい。NSSF2250は、許可されたNSSAI、及び、必要に応じて、加入されたS-NSSAIへのマッピングを決定してもよい。NSSF2250は、適した構成に基づいて、及び場合によってはNRF2254にクエリすることによって、UE2202にサービングするのに使用されることになるAMFセット、又は候補AMFのリストも決定してよい。UE2202のためのネットワークスライスインスタンスのセットの選択は、AMF2244によってトリガされてよく、これを用いて、UE2202は、NSSF2250とインタラクトすることによって登録され、これにより、AMFの変更がもたらされ得る。NSSF2250は、N22参照ポイントを介してAMF2244とインタラクトしてよく;N31参照ポイント(図示せず)を介して訪問先ネットワークにおける別のNSSFと通信してよい。加えて、NSSF2250は、Nnssfサービスベースインターフェースを呈してよい。
【0090】
NEF2252は、サードパーティ、内部公開/再公開、AF(例えば、AF2260)、エッジコンピューティング又はフォグコンピューティングシステム等のための3GPP(登録商標)ネットワーク機能によって提供されるサービス及び機能をセキュアに公開してよい。そのような実施形態では、NEF2252は、AFを認証、認可、又はスロットルしてよい。NEF2252は、AF2260と交換された情報及び内部ネットワーク機能と交換された情報を変換してもよい。例えば、NEF2252は、AFサービス識別子及び内部5GC情報の間で変換してよい。NEF2252は、他のNFの公開された能力に基づいて、他のNFから情報を受信してもよい。この情報は、構造化データとしてNEF2252において、又は標準化されたインターフェースを使用してデータストレージNFにおいて、記憶されてよい。記憶された情報は、次に、NEF2252によって他のNF及びAFに再公開されるか、又は分析等の他の目的のために使用され得る。加えて、NEF2252は、Nnefサービスベースインターフェースを呈してよい。NRF2254は、サービス発見機能をサポートし、NFインスタンスからNF発見リクエストを受信し、発見されたNFインスタンスの情報をNFインスタンスに提供してよい。NRF2254はまた、利用可能なNFインスタンス及びそれらのサポートされるサービスの情報を維持する。本明細書において使用される場合、「インスタンス化する」、「インスタンス化」等の用語は、インスタンスの生成を指し得、「インスタンス」は、例えばプログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指し得る。加えて、NRF2254は、Nnrfサービスベースインターフェースを呈してよい。PCF2256は、ポリシー規則を施行するためにそれらを制御プレーン機能に提供してよく、ネットワーク挙動を管理するために統一されたポリシーフレームワークをサポートしてもよい。PCF2256は、UDM2258のUDRにおけるポリシー判断に関連した加入情報にアクセスするためにフロントエンドを実装してもよい。示されているように参照ポイントを介して機能と通信することに加えて、PCF2256は、Npcfサービスベースインターフェースを呈する。UDM2258は、ネットワークエンティティによる通信セッションのハンドリングをサポートするために加入関連情報をハンドリングしてよく、UE2202の加入データを記憶してよい。例えば、加入データは、UDM2258及びAMF2244の間のN8参照ポイントを介して通信されてよい。UDM2258は、2つの部分、すなわち、アプリケーションフロントエンド及びUDRを含んでよい。UDRは、UDM2258及びPCF2256のための加入データ及びポリシーデータ、及び/又は公開のための構造化データ及びNEF2252のためのアプリケーションデータ(アプリケーション検出のためのPFD、複数のUE2202のためのアプリケーションリクエスト情報を含む)を記憶してよい。Nudrサービスベースインターフェースは、UDM2258、PCF2256、及びNEF2252が、記憶されたデータの特定のセットにアクセスし、並びにUDRにおける関連データ変更の通知のために読み取り、更新し(例えば、追加、変更)、削除し、加入することを可能にするためにUDR221によって呈されてよい。UDMは、UDM-FEを含んでよく、これは、クレデンシャルの処理、ロケーション管理、加入管理等を担う。幾つかの異なるフロントエンドは、異なるトランザクションにおいて同じユーザにサービングしてよい。UDM-FEは、UDRに記憶された加入情報にアクセスし、認証クレデンシャル処理、ユーザ識別ハンドリング、アクセス認可、登録/モビリティ管理、及び加入管理を実行する。示されているように参照ポイントを介して他のNFと通信することに加えて、UDM2258は、Nudmサービスベースインターフェースを呈してよい。 AF2260は、トラフィックルーティングに対してアプリケーションの影響を提供し、NEFへのアクセスを提供し、ポリシー制御のためのポリシーフレームワークとインタラクトしてよい。
【0091】
幾つかの実施形態では、5GC2240は、UE2202がネットワークにアタッチされているポイントに地理的に近くするべきオペレータ/サードパーティサービスを選択することによってエッジコンピューティングを可能にし得る。これにより、レイテンシ、及びネットワークに対する負荷が低減され得る。エッジコンピューティング実装を提供するために、5GC2240は、UE2202の近くのUPF2248を選択し、UPF2248からN6インターフェースを介してデータネットワーク2236にトラフィックステアリングを実行してよい。これは、UE加入データ、UEロケーション、及びAF2260によって提供される情報に基づいてよい。このようにして、AF2260は、UPF(再)選択及びトラフィックルーティングに影響を与えてよい。オペレータ展開に基づいて、AF2260が信頼されたエンティティであるとみなされる場合、ネットワークオペレータは、AF2260が関連NFと直接インタラクトすることを許可してよい。加えて、AF2260は、Nafサービスベースインターフェースを呈してよい。データネットワーク2236は、例えば、アプリケーション/コンテンツサーバ2238を含む1つ又は複数のサーバによって提供され得る様々なネットワークオペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスを代表してよい。
【0092】
図23は、様々な実施形態に係る、ワイヤレスネットワーク2300を概略的に示している。ワイヤレスネットワーク2300は、AN2304とワイヤレス通信するUE2302を含んでよい。UE2302及びAN2304は、本明細書における他の箇所で説明されている同様に命名されたコンポーネントと同様で、それらと実質的に交換可能であってよい。 UE2302は、接続2306を介してAN2304と通信可能に結合されてよい。接続2306は、通信可能結合を可能にするためのエアインターフェースとして示され、mmWave又はサブ6GHz周波数において動作するLTEプロトコル又は5G NRプロトコル等のセルラ通信プロトコルと一貫し得る。UE2302は、モデムプラットフォーム2310と結合されたホストプラットフォーム2308を含んでよい。ホストプラットフォーム2308は、モデムプラットフォーム2310のプロトコル処理回路2314と結合され得るアプリケーション処理回路2312を含んでよい。アプリケーション処理回路2312は、アプリケーションデータをソース(source)/シンク(sink)するUE2302のための様々なアプリケーションを実行してよい。アプリケーション処理回路2312はさらに、データネットワークとの間でアプリケーションデータを送信/受信するために1つ又は複数の層動作を実装してよい。これらの層動作は、トランスポート(例えば、UDP)及びインターネット(例えば、IP)動作を含んでよい。プロトコル処理回路2314は、接続2306を介してデータの送信又は受信を促すために層動作のうちの1つ又は複数を実装してよい。プロトコル処理回路2314によって実装される層動作は、例えば、MAC、RLC、PDCP、RRC及びNAS動作を含んでよい。 モデムプラットフォーム2310は、ネットワークプロトコルスタックにおけるプロトコル処理回路2314によって実行される「下方」層動作である1つ又は複数の層動作を実装し得るデジタルベースバンド回路2316を更に含んでよい。これらの動作は、例えば、HARQ-ACK機能、スクランブリング/デスクランブリング、符号化/復号、層マッピング/デマッピング、変調シンボルマッピング、受信シンボル/ビットメトリック決定、マルチアンテナポートプリコーディング/復号(これは、空間-時間、空間-周波数又は空間コーディングのうちの1つ又は複数を含んでよい)、参照信号生成/検出、プリアンブルシーケンス生成及び/又は復号、同期シーケンス生成/検出、制御チャネル信号ブラインド復号、及び他の関連機能のうちの1つ又は複数を含むPHY動作を含んでよい。モデムプラットフォーム2310は、送信回路2318、受信回路2320、RF回路2322、及びRFフロントエンド(RFFE)2324を更に含んでよく、当該RFFE2324は、1つ又は複数のアンテナパネル2326を含むか、又はこれらに接続してよい。簡潔には、送信回路2318は、デジタル対アナログ変換器、ミキサ、中間周波数(IF)コンポーネント等を含んでよく;受信回路2320は、アナログ対デジタル変換器、ミキサ、IFコンポーネント等を含んでよく;RF回路2322は、低雑音増幅器、電力増幅器、電力追跡コンポーネント等を含んでよく;RFFE2324は、フィルタ(例えば、表面/バルク音響波フィルタ)、スイッチ、アンテナチューナ、ビームフォーミングコンポーネント(例えば、フェーズアレイアンテナコンポーネント)等を含んでよい。送信回路2318、受信回路2320、RF回路2322、RFFE2324、及びアンテナパネル2326のコンポーネント(「送信/受信コンポーネント」と総称される)の選択及び構成は、例えば、通信が、mmWave又はサブ6gHz周波数におけるTDMであるか又はFDMであるか等のような特定の実装の詳細に固有であり得る。幾つかの実施形態では、送信/受信コンポーネントは、複数の並列送信/受信チェーンにおいて構成されてよく、同じ又は異なるチップ/モジュールにおいて配置されてよい等である。 幾つかの実施形態では、プロトコル処理回路2314は、送信/受信コンポーネントのための制御機能を提供するために制御回路(図示せず)の1つ又は複数のインスタンスを含んでよい。UE受信は、アンテナパネル2326、RFFE2324、RF回路2322、受信回路2320、デジタルベースバンド回路2316、及びプロトコル処理回路2314によって、及びこれらを介して確立されてよい。幾つかの実施形態では、アンテナパネル2326は、1つ又は複数のアンテナパネル2326の複数のアンテナ/アンテナ要素によって受信される受信ビームフォーミング信号によってAN2304からの送信を受信してよい。
【0093】
UE送信は、プロトコル処理回路2314、デジタルベースバンド回路2316、送信回路2318、RF回路2322、RFFE2324、及びアンテナパネル2326によって、及びこれらを介して確立されてよい。幾つかの実施形態では、UE2304の送信コンポーネントは、アンテナパネル2326のアンテナ要素によって放出される送信ビームを形成するために送信すべきデータに空間フィルタを適用してよい。 UE2302と同様に、AN2304は、モデムプラットフォーム2330と結合されたホストプラットフォーム2328を含んでよい。ホストプラットフォーム2328は、モデムプラットフォーム2330のプロトコル処理回路2334と結合されたアプリケーション処理回路2332を含んでよい。モデムプラットフォームは、デジタルベースバンド回路2336、送信回路2338、受信回路2340、RF回路2342、RFFE回路2344、及びアンテナパネル2346を更に含んでよい。AN2304のコンポーネントは、UE2302の同様に命名されたコンポーネントと同様で、それらと実質的に交換可能であってよい。上記で説明されたようにデータ送信/受信を実行することに加えて、AN2308のコンポーネントは、例えば、無線ベアラ管理、アップリンク及びダウンリンク動的無線リソース管理、及びデータパケットスケジューリング等のRNC機能を含む様々な論理機能を実行してよい。 図24は、幾つかの例示の実施形態に係る、機械可読又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み出すこと及び本明細書において論述される方法論の任意の1つ又は複数を実行することが可能であるコンポーネントを示すブロック図である。具体的には、図24は、各々がバス2440又は他のインターフェース回路を介して通信可能に結合され得る、1つ又は複数のプロセッサ(又はプロセッサコア)2410、1つ又は複数のメモリ/ストレージデバイス2420、及び1つ又は複数の通信リソース2430を含むハードウェアリソース2400の図示表現を示している。ノード仮想化(例えば、NFV)が利用される実施形態の場合、1つ又は複数のネットワークスライス/サブスライスがハードウェアリソース2400を利用するための実行環境を提供するために、ハイパーバイザ2402が実行されてよい。
【0094】
プロセッサ2410は、例えば、プロセッサ2412及びプロセッサ2414を含んでよい。プロセッサ2410は、例えば、中央処理ユニット(CPU)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、ベースバンドプロセッサ等のDSP、ASIC、FPGA、無線周波数集積回路(RFIC)、別のプロセッサ(本明細書において論述されるものを含む)、又はそれらの任意の適した組み合わせであってよい。
【0095】
メモリ/ストレージデバイス2420は、メインメモリ、ディスクストレージ、又はそれらの任意の適した組み合わせを含んでよい。メモリ/ストレージデバイス2420は、揮発性、不揮発性、又は半揮発性メモリのうちの任意のタイプ、例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートストレージ等を含んでよいが、これらに限定されない。
【0096】
通信リソース2430は、ネットワーク2408を介して1つ又は複数のペリフェラルデバイス2404又は1つ又は複数のデータベース2406又は他のネットワーク要素と通信するために、相互接続又はネットワークインターフェースコントローラ、コンポーネント、又は他の適したデバイスを含んでよい。例えば、通信リソース2430は、有線通信コンポーネント(例えば、USB、Ethernet(登録商標)等を介した結合のため)、セルラ通信コンポーネント、NFCコンポーネント、Bluetooth(登録商標)(又はBluetooth(登録商標)Low Energy)コンポーネント、Wi-Fi(登録商標)コンポーネント、及び他の通信コンポーネントを含んでよい。
【0097】
命令2450は、プロセッサ2410のうちの少なくともいずれかに、本明細書において論述された方法論のうちの任意の1つ又は複数を実行させるためのソフトウェア、プログラム、アプリケーション、アプレット、アプリ、又は他の実行可能コードを含んでよい。命令2450は、プロセッサ2410(例えば、プロセッサのキャッシュメモリ内)、メモリ/ストレージデバイス2420、又はそれらの任意の適した組み合わせのうちの少なくとも1つの中に完全に又は部分的に存在してよい。さらに、命令2450の任意の一部は、ペリフェラルデバイス2404又はデータベース2406の任意の組み合わせからハードウェアリソース2400に転送されてよい。したがって、プロセッサ2410のメモリ、メモリ/ストレージデバイス2420、ペリフェラルデバイス2404、及びデータベース2406は、コンピュータ可読及び機械可読媒体の例である。
【0098】
1つ又は複数の実施形態について、前述の図のうちの1つ又は複数に記載されたコンポーネントのうちの少なくとも1つは、以下の例のセクションに記載されるような、1つ又は複数の動作、技法、プロセス、及び/又は方法を実行するように構成されてよい。例えば、前述の図のうちの1つ又は複数に関連して上記で説明されたようなベースバンド回路は、以下に記載される例のうちの1つ又は複数に従って動作するように構成されてよい。別の例について、前述の図のうちの1つ又は複数に関連して上記で説明されたようなUE、基地局、ネットワーク要素等に関連付けられる回路は、以下で例のセクションに記載される例のうちの1つ又は複数に従って動作するように構成されてよい。
【0099】
例1は、以下の特徴のうちの1つ又は複数を有する通信システム(6Gシステム)を含んでよい:
・コンピューティング、データ及び通信サービスをそれぞれ提供するために3つのサービスプレーン:計算プレーン、データプレーン及び通信プレーンを導入する。
・制御、ユーザ及び管理機能をそれぞれ提供するために3つの機能プレーン:制御プレーン(CP)、ユーザプレーン(UP)、及び管理プレーン(MP)を導入する。
・計算プレーン、データプレーン及び通信プレーンの各々は、対応する制御プレーン機能、ユーザプレーン機能及び管理プレーン機能を有する。サービスプレーンによって提供されるサービスは、CP機能、UP機能及びMP機能を介して達成される。
・CP機能及びUP機能を、明確な機能的分割を用いて分離する。これは、CP機能及びUP機能が独立してスケーリングすることを可能にすることである。
・CP機能及び一部のUP機能を接続するためにサービスベースインターフェース(SBI)を使用する。
・UP機能を接続するために専用高速トランスポートを使用する。
・コンピューティングリソース/サービスを発見/許可すること、コンピューティング及びデータサービスパス及び機能をチェーンアップ及び構成すること、アクセスを認可すること等のためにCP機能を使用する。
・UP機能においてデータを保持し、構成済みデータアクセスパスを介した直接データアクセスを可能にし、データ移動を最小化する。
・新たなサービスを展開/オンボードし、新たなサービスのためにプロビジョニングし、性能をモニタリングし、システム障害を管理し、システム性能を最適化するために管理プレーンを使用する。
【0100】
通信システムは、以下の機能を有する:
・計算制御機能(Comp CF)及び計算サービス機能(Comp SF)は、計算プレーンの一部である。Comp CFは、CP機能であり、デバイス及び他のシステム機能に計算サービスを公開すること、計算サービスリクエストアドミッション制御及びサービス確立、コンピューティングサービスリクエストのためにComp SFを識別して割り当てること、Comp SFを制御及び構成すること、計算サービスコンテキスト及びステータスを維持すること等のような機能を提供する。Comp SFは、UP機能であり、デバイス及び他のシステム機能がコンピューティングサービス及びリソースにアクセスするためのゲートウェイである。Comp SFの機能は:コンピューティングサービスリクエストをパースすること、対応するコンピューティングサービスエンドポイントにリクエストを指示すること、サービスリクエスト応答を生成すること、課金データを生成すること、計算サービスステータスを報告すること等を含む。
・データ制御機能(Data CF)及びデータサービス機能(Data SF)は、データプレーンの一部である。Data CFは、CP機能であり:デバイス及び他のシステム機能にデータサービスを公開すること、データサービスリクエストアドミッション制御及びサービス確立、データサービスリクエストのためにData SFを識別して割り当てること、Data SFを制御及び構成すること、データサービスコンテキスト及びステータスを維持すること等を含む機能を提供する。Data SFは、UP機能であり:データサービスリクエストをパースすること、対応するデータサービスエンドポイントにリクエストを指示すること、サービスリクエスト応答を生成すること、課金データを生成すること、データサービスステータスを報告すること等を含む機能を提供する。
・通信制御機能(Comm CF)、通信サービス機能(Comm SF)、中央ユニット制御プレーン(CU-CP)、中央ユニットユーザプレーン(CU-UP)及び分散ユニット(DU)は、通信プレーンの一部である。具体的には、CU-CP、CU-UP、及びDUは、無線アクセスネットワーク(RAN)の一部である。RAN機能は、コンピューティング及びデータプレーンサービス並びに従来の通信プレーンプロトコル及びサービスを支援するプロトコル及びサービスを提供する。Comp CF及びComp SFは、コアネットワーク(CN)の一部であり、CNにおけるデータトランスポートのためにCP及びUP機能を提供する。コンピューティング及びデータプレーンサービスをサポートするために、サービスアウェアトランスポートは、Comp CF及びComp SFにおいて可能にされ得る。
・サービス編成及びチェーニング機能(SOCF)は、ネットワークにおける機能によって提供されるサービスを発見及びチェーンアップするために導入される。サービスパイプラインは、サービスのチェーンによって生成される。ワークロード処理及びデータ移動は、次に、サービスパイプライン内で行われ得る。
・計算プレーン、データプレーン又は通信プレーンサービスを提供するために更なるサービス固有CP機能を定義することができる。そのようなCP機能の例は:ネットワークインテリジェント制御機能、データ台帳制御機能等を含む。
・システムアーキテクチャにおいて示されている全ての機能は、論理機能である。これらの機能の物理インスタンスは、展開時にインスタンス化され得る。
【0101】
例2は、図4において示されるように、コンピューティングサービス及びリソース発見及びクラウドセンタ、クラウドエッジ、及びネットワークエッジにわたる関連付けを可能にするためにフロントエンドサービスを提供するシステムの1つ又は複数の要素を含んでよい。例えば:
・インネットワークフロントエンドサービスは、SOCFによって提供されるサービスの一部とすることができる。
・例示の手順は、図5及び対応する説明において示されている。
【0102】
例3は、動的デバイス-ネットワークコンピューティングスケーリングをサポートするシステムの1つ又は複数の要素を含んでよい。この例の幾つかの実装では、これは、図6及び図7において示されている手法のうちの1つによって可能にされ得る。例えば、例3のシステムは、以下の特徴のうちの1つ又は複数を含んでよい:
・第1の手法では、コンピューティングスケーリングは、サービスレベルにおいて行われる(例えば、コンピュートアズサービス)。ネットワーク計算プレーンは、モバイルデバイスにコンピューティングサービスを提供する。クライアント計算サービス機能が、コンピューティングサービスのためにネットワークにおけるComp CF及びComp SFとインタラクトするためにモバイルデバイス側において導入される。クライアント計算サービス機能は、OSの一部として、又はOSの上で実行されるプラットフォームアプリケーションとして動作する。
・第2の手法では、コンピューティングスケーリングは、OSの下のリソースレベルにおいて行われる(例えば、コンピュートアズリソース)。エアインターフェースは、コンピューティングリソースを発見及びスケジューリングすることを担当する。計算リソース制御及びスケジューリングエンティティは、この目的でエアインターフェースにおいて導入される。スケジューリングされたリモートコンピューティングユニット(例えば、モバイルデバイスにおけるAP又はXPU及びネットワークにおけるXPU又はアクセラレータ)の中で、リモートコンピューティングリソースエンジンが、コンピューティング命令及びメッセージを交換するためにこれらのリモートコンピューティングリソースのためのコンピューティングユニットの各々において実装される。
・これらの2つの手法が、各手法がシナリオ及び/又は要件のセットのために使用される状態で、システムにおいて共存し得る。
・これらの2つの手法の例示の手順は、図8及び図9及びこれらにおける手順の説明において示されている。
【0103】
システムは、RDMA(リモート直接メモリアクセス) over radioをサポートする。
図10及び図11において示されているようなRDMA over radioのための2つの例示のシナリオ。第1のシナリオでは、RDMAキューペア(QP)は、UEにおけるコンピューティングデバイス(例えば、アプリケーションプロセッサ、XPU)及びPCIe(CXL等のプロトコルがその上で実行され得る)を介してRANユニットに接続するネットワークコンピューティングデバイスの間で確立される。RANは、ネットワークにおけるコンピューティングデバイスのためのネットワークI/Oデバイスとしてサービス提供する。第2のシナリオでは、RDMAキューペアは、UEにおけるコンピューティングデバイス(例えば、アプリケーションプロセッサ、XPU)及びEthernet(登録商標)を介してRANユニットに接続するネットワークコンピューティングデバイスの間で確立される。RANは、コンピューティングデバイスのためのネットワークI/Oデバイスとしてサービス提供するrNICにパケットをルーティングする。
・RDMA CMエンドポイントは、(図10及び図11において示されているように)ホストCPU内にあるか、又は無線モデムにオフロードされ得る。
・QP確立のためのRDMA接続マネージャ(CM)メッセージは、UE及びネットワークの間の無線CPシグナリングを介して搬送することができる。無線インターフェースモジュールは、次に、RDMA CMメッセージを、RDMA CMが位置するコンピューティングホストデバイスに向かう適切な制御信号トランスポートパスにマッピングすることができる。
・RDMAメッセージトランスポーテーションは、UP無線ベアラを介し得る。MAC層は、RDMAメッセージトランスポートを搬送し、それに応じてフロー制御及びレート適応を実行する論理チャネルに対してアウェアになり得る。RDMA層においてトラフィックモニタリング、レート適応、輻輳制御等をハンドリングするRDMA制御プロトコルは、エンドツーエンドフロー制御を達成するために拡張され得る。
図12A図12B図13A及び図13Bにおいて示されているような制御プレーン及びユーザプレーンプロトコルスタック。システムは、クラウドワークロードオフロードをサポートする。
図14及び対応する説明における例示の手順。
【0104】
システムは、以下の機能を有するコンピューティング埋め込みエアインターフェースをサポートする
・コンピューティング/データサービス及びリソース発見のためのシグナリング。6Gシステムが提供するコンピューティング/データサービス及びリソースに関する情報は、エアインターフェースにおいてシステム情報シグナリングに組み込まれ得る。システム情報は、UEにブロードキャストされるか、又はオンデマンドで提供され得る。
・計算/データサービス確立のためのシグナリング。サービス確立ステージでは、UEのサービス計算/データ初期サービスリクエストは、エアインターフェースを介したCPシグナリングにおいて搬送される。RANは、CPシグナリングを受信し、サービスリクエストメッセージを適切なエンドポイントにルーティングする。サービスリクエストがコンピューティング/データリソースのためのものである場合、メッセージは、RANにおいて終端される。RANは、図9において示されているようにリクエストに応答してコンピューティング/データリソースをスケジューリングすることになる。サービスリクエストがコンピューティング/データサービスのためのものである場合、リクエストメッセージは、サービス発見、編成、及びチェーニングのためにSOCFに転送される。
・UE及びサービスエンドポイントの間のトランスポート計算/データメッセージ交換のための無線ベアラの確立。6Gシステムが3つのサービスプレーン(例えば、計算プレーン、データプレーン、通信プレーン)を提供するので、3つのサービスプレーンのためのUPデータは、異なる終端ポイント及び通信QoS要件を有してよく、例えば、計算プレーンサービスのためのUPデータは、Comp SFにおいて終端してよく、データプレーンサービスのためのUPデータは、Data SFにおいて終端してよく、通信プレーンサービスのためのUPデータは、クラウドにおいて終端してよい。RANがUPデータを異なるサービスエンドポイントに向けてステアリングし、要求された無線送信QoSを提供するために、適切な無線ベアラが確立される必要がある。異なるサービスエンドポイントに向かうUPトラフィックが同じ無線ベアラに多重化され得る場合、サービス識別子が、異なるサービスUPトラフィックフローを識別するために導入され得る。
・計算アウェアリソーススケジューリング。UE-ネットワークコンピューティングのための「コンピュートアズサービス」手法では、RANは、無線リソース及びコンピューティングリソースの両方を保持する。したがって、無線リソーススケジューリング及びコンピューティングリソーススケジューリングは、無線及びコンピューティングリソースをスケジューリングするときに互いに情報を活用することができる。例えば、コンピューティングタスクを知得することは、タイムスロットにおいて実行を完了するためにスケジューリングされ、無線スケジューラは、実行結果の送信のためにそのタイムスロットにおいて無線リソースを事前スケジューリングすることができる。この特徴を達成するために、コンピューティングリソーススケジューラ及び無線リソーススケジューラの間の明示的又は暗黙的な情報共有が必要とされる。RDMA over radioでは、MACは、RDMAメッセージを搬送する論理チャネルに対してアウェアになり得、それにより、それは、それに応じてレート適応を実行することができる。
【0105】
システムは、以下の2つのスキームに基づいてサービスチェーンアウェアトランスポートをサポートする:
・スキーム1:MPLSタイプスキーム。このスキームでは、各データフローは、フローID(又はラベル)によって識別される。SOCFは、トランスポーテーションパス並びに当該パスに沿った計算及びデータサービスをチェーンアップする。トランスポーテーション及びサービスパスにおけるComm SF、Comp SF及びData SFは、それに応じて、それらのそれぞれのComm CF、Comp CF及びData CFによって構成される。各データフローについて、トランスポーテーションパスにおける各Comm SFは、サービスチェーンに従って構成済みComp CF、Data CF又はComm SFにデータフローのパケットを転送する。
・スキーム2:セグメントルーティングベーススキーム。このスキームでは、各パケットは、パケットのためにサービスチェーンを識別するラベルのセットを搬送する。ラベルは、(SOCFによって構成されるような)サービスチェーン構成に基づいて生成され、サービスセグメントの入口ポイントにおいて各パケットに挿入される。モバイルネットワークトランスポートが単一のサービスセグメントであるケースでは、入口ポイントは、クラウドとインターフェースするRAN UP機能及びComm SFである。複数のサービスセグメントがモバイルネットワークトランスポートにおいて定義されるケースでは、入口ポイントは、サービスセグメントの2つの端部における通信プレーンUP機能である。それらのサービスラベルを生成するために、サービスセグメント入口ポイントは、SOCFからサービスチェーン構成を受信し、それに応じてパケットのためのラベルを生成する。パケットを受信すると、Comm SFは、パケットの第1のラベルを読み取り、パケットからこの第1のラベルを除去し、サービスラベルによって識別されたものとしてパケットを対応するComm SF又はData SF又はComm SFに転送する。
図15は、サービスチェーンアウェアトランスポートの一例を示している。システムは、AI機能をサポートする。
・通信のためのAI/ML。これは、通信プレーン機能にAI/MLサービスを提供することである。例は、AI/ML支援ネットワーク動作及び自動化、AI支援エアインターフェースを含む。
・AI/MLのための通信。これは、AI/MLコンピューティング及びデータ関連問題に対処すること、例えば、UE及びネットワーク間でAI学習/推測ワークロードを分散させること、インネットワークデータ前処理のプライバシー保存を可能にすること等を助けるために通信プレーン機能を使用することである。
図16及び対応する説明は、AI/ML支援RAN動作のための例示の手順を示している
図17及び対応する説明は、UE及びネットワークの間の分散機械学習のための例示の手順を示している。
【0106】
例4は:1つ又は複数のプロセッサ;及び命令の実行時に、セルラネットワークのコアネットワーク(CN)の論理エンティティを実装することである前記命令を有する1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体を備え、前記論理エンティティは:前記セルラネットワークの基地局から、前記セルラネットワークのサービス加入者に提供されることになる前記セルラネットワークのサービスに関係付けられたサービスリクエストを識別し;前記ネットワークのクラウドサービスレジストリ機能において前記サービスのインジケーションを識別し;前記サービスの前記インジケーションに基づいて、前記サービスに関係付けられたサービスエンドポイントを識別し;及び前記基地局に、前記サービスエンドポイントのインジケーションを提供するためのものである、電子デバイスを含む。
例5は、前記サービス加入者が、ユーザ機器(UE)又はアプリケーションプロバイダである、例4、及び/又は本明細書における他の何らかの例の電子デバイスを含む。
例6は、前記論理エンティティが、サービス編成及びチェーニング機能(SOCF)である、例4~5のいずれか1つ、及び/又は本明細書における他の何らかの例の電子デバイスを含む。
例7は、前記論理エンティティが、さらに、計算プレーン制御機能(CF)又はデータプレーンCFからの前記サービスのインジケーションを識別するためのものである、例4~6のいずれか1つ、及び/又は本明細書における他の何らかの例の電子デバイスを含む。
例8は、前記論理エンティティが:前記サービスが前記ネットワークと通信可能に結合されるクラウドベースエンティティによって提供される場合、前記クラウドサービスレジストリ機能において前記サービスの前記インジケーションを識別し;及び前記サービスが前記ネットワークのエンティティによって提供される場合、前記計算プレーンCF又は前記データプレーンCFからの前記サービスの前記インジケーションを識別するためのものである、例7、及び/又は本明細書における他の何らかの例の電子デバイスを含む。
例9は、前記ネットワークの前記エンティティが、前記ネットワークの計算プレーンサービス機能(SF)又はデータプレーンSFである、例8、及び/又は本明細書における他の何らかの例の電子デバイスを含む。
例10は、前記論理エンティティが、さらに、通信プレーンサービス機能(SF)を通して前記サービスエンドポイント間でサービストランスポートを確立するためのものである、例4~9のいずれか1つ、及び/又は本明細書における他の何らかの例の電子デバイスを含む。
例11は、前記基地局が、第6世代(6G)ネットワークの基地局である、例4~10のいずれか1つ、及び/又は本明細書における他の何らかの例の電子デバイスを含む。
例12は、セルラネットワークの基地局であって、前記基地局は:1つ又は複数のプロセッサ;及び前記1つ又は複数のプロセッサによる命令の実行時に、前記基地局に:前記6Gセルラネットワークのユーザ機器(UE)から、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのためのリクエストを識別すること;前記リクエストに基づいて、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースを識別すること;及び前記UEに、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのインジケーションを提供することを行わせることである前記命令を含む1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体を備える、基地局を含む。
例13は、前記命令が、前記基地局に:前記UEからの前記リクエストに基づいて前記6Gネットワークのサービス編成及びチェーニング機能(SOCF)に、コンピューティングリソースのためのリクエストを送信すること;及び前記SOCFから、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースの前記インジケーションを識別することを更に行わせることである、例12、及び/又は本明細書における他の何らかの例の基地局を含む。
例14は、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースが、計算プレーン制御機能(CF)又は計算プレーンサービス機能(SF)に関係付けられる、例13、及び/又は本明細書における他の何らかの例の基地局を含む。
例15は、前記命令が、前記基地局に、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースの使用に関係付けられた前記計算プレーンCFを用いたサービスセッション確立を促すことを更に行わせることである、例14、及び/又は本明細書における他の何らかの例の基地局を含む。
例16は、前記基地局が、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのための前記リクエストに基づいて、前記UEによる使用のための前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースを割り当てるためのものである、例12~15のいずれか1つ、及び/又は本明細書における他の何らかの例の基地局を含む。
例17は、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースが、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのための前記リクエストの受信の前に前記基地局によって識別される、例16、及び/又は本明細書における他の何らかの例の基地局を含む。
例18は、前記セルラネットワークが、第6世代(6G)セルラネットワークである、例12~17のいずれか1つ、及び/又は本明細書における他の何らかの例の基地局を含む。
例19は、セルラネットワークのユーザ機器(UE)であって、前記UEは:1つ又は複数のプロセッサ;及び前記1つ又は複数のプロセッサによる命令の実行時に、前記UEに:前記セルラネットワークの基地局と、リモート直接メモリアクセス(RDMA)接続を確立すること;及び1つ又は複数のRDMAメッセージを前記基地局に送信することを行わせることである前記命令を含む1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体を備える、UEを含む。
例20は、前記RDMAメッセージが、前記基地局と通信可能に結合されているデバイスのアプリケーションメモリバッファにおける直接データ配置を促すためのものである、例19、及び/又は本明細書における他の何らかの例のUEを含む。
例21は、前記デバイスが、ペリフェラルコンポーネントインターコネクトエクスプレス(PCIe)接続又はEthernet(登録商標)接続によって前記基地局と通信可能に結合される、例20、及び/又は本明細書における他の何らかの例のUEを含む。
例22は、前記RDMA接続が、前記UE及び前記基地局の間のRDMAキューペア(QP)確立を伴う、例19~21のいずれか1つ、及び/又は本明細書における他の何らかの例のUEを含む。
例23は、前記1つ又は複数のRDMAメッセージの送信が、1つ又は複数のRDMAプロトコルフィールドを、前記UE及び前記基地局の間のエアインターフェース接続の無線層プロトコルフィールドにマッピングすることを含む、例19~22のいずれか1つ、及び/又は本明細書における他の何らかの例のUEを含む。
例24は、前記セルラネットワークが、第6世代(6G)セルラネットワークである、例19~22のいずれか1つ、及び/又は本明細書における他の何らかの例のUEを含む。
例25は:1つ又は複数のプロセッサ;及び前記1つ又は複数のプロセッサによる命令の実行時に、ユーザプレーン(UP)ネットワーク機能に:UPパケットのフローアイデンティティ又はパケットラベルを識別すること;及び前記フローアイデンティティ又はパケットラベルに基づいて前記UPパケットを処理することを行わせることである前記命令を含む1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体を備える電子デバイスを含む。
例26は、前記UPパケットを処理することが、前記フローアイデンティティ又はパケットラベルに基づいて前記UPパケットを転送することを含む、例25、及び/又は本明細書における他の何らかの例の電子デバイスを含む。
例27は、前記パケットラベルが、前記UPパケットがどのように処理されることになるのかのインジケーションを含む、例25~26のいずれか1つ、及び/又は本明細書における他の何らかの例の電子デバイスを含む。
例28は、前記UPネットワーク機能が、基地局UP機能又はコアネットワークUP機能である、例25~27のいずれか1つ、及び/又は本明細書における他の何らかの例の電子デバイスを含む。
例29は、前記UPネットワーク機能が、前記UPパケットの前記フローアイデンティティ又は前記パケットラベルに基づいて前記UPパケットを処理するのに関係付けられた情報を用いて事前構成される、例25~28のいずれか1つ、及び/又は本明細書における他の何らかの例の電子デバイスを含む。
例30は、前記UPパケットを処理することに関係付けられた前記情報は、前記UPパケットのパケットラベルを挿入又は除去することに関係付けられた情報を含む、例29、及び/又は本明細書における他の何らかの例の電子デバイスを含む。
例Z01は、例1~30のいずれか1つにおいて説明されるか又はこれらに関係付けられる方法、又は本明細書において説明される他の任意の方法又はプロセスの1つ又は複数の要素を実行する手段を備える装置を含んでよい。
【0107】
例Z02は、電子デバイスに、当該電子デバイスの1つ又は複数のプロセッサによる命令の実行時に、例1~30のいずれか1つにおいて説明されるか又はこれらに関係付けられる方法、又は本明細書において説明される他の任意の方法又はプロセスの1つ又は複数の要素を実行させる命令を含む1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含んでよい。
【0108】
例Z03は、例1~30のいずれか1つにおいて説明されるか又はこれらに関係付けられる方法、又は本明細書において説明される他の任意の方法又はプロセスの1つ又は複数の要素を実行するロジック、モジュール、又は回路を備える装置を含んでよい。
【0109】
例Z04は、例1~30のいずれか1つにおいて説明されるか又はこれらに関係付けられるような方法、技法、又はプロセス、又はこれらの一部分又は一部を含んでよい。
【0110】
例Z05は:1つ又は複数のプロセッサ;及び1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、当該1つ又は複数のプロセッサに、例1~30のいずれか1つにおいて説明されるか又はこれらに関係付けられるような方法、技法、又はプロセス、又はこれらの一部分を実行させる命令を含む1つ又は複数のコンピュータ可読媒体を備える装置を含んでよい。
【0111】
例Z06は、例1~30のいずれか1つにおいて説明されるか又はこれらに関係付けられるような信号、又はこの一部分又は一部を含んでよい。
【0112】
例Z07は、例1~30のいずれか1つにおいて説明されるか又はこれらに関係付けられるようなデータグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、又はメッセージ、又はこの一部分又は一部、又は本開示において別様に説明されるものを含んでよい。
【0113】
例Z08は、例1~30のいずれか1つにおいて説明されるか又はこれらに関係付けられるようなデータを用いて符号化された信号、又はこの一部分又は一部、又は本開示において別様に説明されるものを含んでよい。
【0114】
例Z09は、例1~30のいずれか1つにおいて説明されるか又はこれらに関係付けられるようなデータグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、又はメッセージを用いて符号化された信号、又はこの一部分又は一部、又は本開示において別様に説明されるものを含んでよい。
【0115】
例Z10は、コンピュータ可読命令を搬送する電磁信号を含んでよく、1つ又は複数のプロセッサによる当該コンピュータ可読命令の実行は、当該1つ又は複数のプロセッサに、例1~30のいずれか1つにおいて説明されるか又はこれらに関係付けられるような方法、技法、又はプロセス、又はこれらの一部分を実行させることである。
【0116】
例Z11は、命令を含むコンピュータプログラムを含んでよく、処理要素によるプログラムの実行は、当該処理要素に、例1~30のいずれか1つにおいて説明されるか又はこれらに関係付けられるような方法、技法、又はプロセス、又はこれらの一部分を実行させることである。
【0117】
例Z12は、本明細書において図示及び説明されるようなワイヤレスネットワークにおける信号を含んでよい。
【0118】
例Z13は、本明細書において図示及び説明されるようなワイヤレスネットワークにおいて通信する方法を含んでよい。
【0119】
例Z14は、本明細書において図示及び説明されるようなワイヤレス通信を提供するシステムを含んでよい。
【0120】
例Z15は、本明細書において図示及び説明されるようなワイヤレス通信を提供するデバイスを含んでよい。
【0121】
上記で説明された例のうちの任意のものが、別途明示的に記載されない限り、他の任意の例(又は例の組み合わせ)と組み合わされてよい。1つ又は複数の実装の上記の説明は、例示及び説明を提供するものであり、網羅的であることも、又は開示された正確な形態に実施形態の範囲を限定することも意図していない。修正及び変形は、上記の教示に鑑みて可能であり、又は、様々な実施形態の実践から取得され得る。
【0122】
略語
本明細書において異なるように使用されない限り、用語、定義及び略語は、3GPP(登録商標) TR21.905 v16.0.0(2019-06)において定義される用語、定義及び略語と一貫し得る。本書類の目的では、以下の略語が本明細書において論述される例及び実施形態に適用され得る。
3GPP(登録商標):第3世代パートナーシッププロジェクト
4G:第4世代
5G:第5世代
5GC:5Gコアネットワーク
AC:アプリケーションクライアント
ACR:アプリケーションコンテキストリロケーション
ACK:肯定応答
ACID:アプリケーションクライアント識別
AF:アプリケーション機能
AM:肯定応答モード
AMBR:集約最大ビットレート
AMF:アクセス及びモビリティ管理機能
AN:アクセスネットワーク
ANR:自動近傍関係
AOA:到来角
AP:アプリケーションプロトコル、アンテナポート、アクセスポイント
API:アプリケーションプログラミングインターフェース
APN:アクセスポイント名
ARP:割り当て及び保持の優先度
ARQ:自動再送要求
AS:アクセス層
ASP:アプリケーションサービスプロバイダ
ASN.1:抽象構文記法1
AUSF:認証サーバ機能
AWGN:加法性白色ガウス雑音
BAP:バックホール適応プロトコル
BCH:ブロードキャストチャネル
BER:ビットエラー比
BFD:ビーム故障検出
BLER:ブロックエラーレート
BPSK:二相位相シフトキーイング
BRAS:ブロードバンドリモートアクセスサーバ
BSS:ビジネスサポートシステム
BS:基地局
BSR:バッファステータスレポート
BW:帯域幅
BWP:帯域幅部分
C-RNTI:セル無線ネットワーク一時アイデンティティ
CA:キャリアアグリゲーション、認証当局
CAPEX:資本支出
CBRA:競合ベースランダムアクセス
CC:コンポーネントキャリア、国コード、暗号チェックサム
CCA:クリアチャネルアセスメント
CCE:制御チャネル要素
CCCH:共通制御チャネル
CE:カバレッジ拡張
CDM:コンテンツ配信ネットワーク
CDMA:符号分割多重アクセス
CDR:課金データリクエスト
CDR:課金データ応答
CFRA:競合無しのランダムアクセス
CG:セルグループ
CGF:課金ゲートウェイ機能
CHF:課金機能
CI:セルアイデンティティ
CID:セルID(例えば、測位方法)
CIM:共通情報モデル
CIR:キャリア干渉比
CK:暗号キー
CM:接続管理、条件付きの義務
CMAS:商業用モバイル警報サービス
CMD:コマンド
CMS:クラウド管理システム
CO:条件付きの任意選択
CoMP:協調マルチポイント
CORESET:制御リソースセット
COTS:商用オフザシェルフ
CP:制御プレーン、サイクリックプレフィックス、接続ポイント
CPD:接続ポイント記述子
CPE:顧客構内機器
CPICH:共通パイロットチャネル
CQI:チャネル品質インジケータ
CPU:CSI処理ユニット、中央処理ユニット
C/R:コマンド/応答フィールドビット
CRAN:クラウド無線アクセスネットワーク、クラウドRAN
CRB:共通リソースブロック
CRC:巡回冗長検査
CRI:チャネル状態情報リソースインジケータ、CSI-RSリソースインジケータ
C-RNTI:セルRNTI
CS:回線交換
CSCF:呼セッション制御機能
CSAR:クラウドサービスアーカイブ
CSI:チャネル状態情報
CSI-IM:CSI干渉測定
CSI-RS:CSI参照信号
CSI-RSRP:CSI参照信号受信電力
CSI-RSRQ:CSI参照信号受信品質
CSI-SINR:CSI信号対雑音及び干渉比
CSMA:キャリア検知多重アクセス
CSMA/CA:衝突回避を有するCSMA
CSS:共通探索空間、セル固有探索空間
CTF:課金トリガ機能
CTS:送信許可
CW:符号語
CWS:競合ウィンドウサイズ
D2D:デバイスツーデバイス
DC:デュアルコネクティビティ、直流
DCI:ダウンリンク制御情報
DF:展開フレーバ
DL:ダウンリンクDMTF:分散管理タスクフォースDPDK:データプレーン開発キットDM-RS、DMRS:復調参照信号
DN:データネットワーク
DNN:データネットワーク名
DNAI:データネットワークアクセス識別子DRB:データ無線ベアラDRS:発見参照信号
DRX:断続的な受信
DSL:ドメイン固有言語、デジタル加入者線
DSLAM:DSLアクセスマルチプレクサ
DwPTS:ダウンリンクパイロットタイムスロット
E-LAN:Ethernet(登録商標)ローカルエリアネットワーク
E2E:エンドツーエンド
EAS:エッジアプリケーションサーバ
ECCA:拡張クリアチャネルアセスメント、拡張CCA
ECCE:拡張制御チャネル要素、拡張CCE
ED:エネルギー検出
EDGE:GSM(登録商標)エボリューション(GSM Evolution)のための拡張データレート
EAS:エッジアプリケーションサーバ
EASID:エッジアプリケーションサーバ識別
ECS:エッジ構成サーバ
ECSP:エッジコンピューティングサービスプロバイダ
EDN:エッジデータネットワーク
EEC:エッジイネーブラクライアントEECID:エッジイネーブラクライアント識別
EES:エッジイネーブラサーバ
EESID:エッジイネーブラサーバ識別
EHE:エッジホスト環境
EGMF:公開ガバナンス管理機能
EGPRS:拡張GPRS
EIR:機器アイデンティティレジスタ
eLAA:拡張認可支援アクセス、拡張LAA
EM:要素マネージャ
eMBB:拡張モバイルブロードバンド
EMS:要素管理システム
eNB:発展NodeB、E-ULTRAN NodeB
EN-DC:E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
EPC:発展パケットコア
EPDCCH:拡張PDCCH、拡張物理ダウンリンク制御チャネル
EPRE:リソース要素あたりのエネルギー
EPS:発展パケットシステム
EREG:拡張REG、拡張リソース要素グループ
ETSI:欧州電気通信標準化機構
ETWS:地震及び津波警報システム
eUICC:埋め込みUICC、埋め込み汎用集積回路カード
E-UTRA:発展UTRA
E-UTRAN:発展UTRAN
EV2X:拡張V2X
F1AP:F1アプリケーションプロトコル
F1-C:F1制御プレーンインターフェース
F1-U:F1ユーザプレーンインターフェース
FACCH:高速付随制御チャネル
FACCH/F:高速付随制御チャネル/フルレート
FACCH/H:高速付随制御チャネル/半レート
FACH:フォワードアクセスチャネル
FAUSCH:高速アップリンクシグナリングチャネル
FB:機能ブロック
FBI:フィードバック情報
FCC:連邦通信委員会
FCCH:周波数補正チャネル
FDD:周波数分割デュプレックス
FDM:周波数分割マルチプレックス
FDMA:周波数分割多重アクセス
FE:フロントエンド
FEC:順方向誤り訂正
FFS:更なる研究のため
FFT:高速フーリエ変換
feLAA:更に拡張された認可支援アクセス、更に拡張されたLAA
FN:フレーム数
FPGA:フィールドプログラマブルゲートアレイ
FR:周波数範囲
FQDN:完全に指定されたドメイン名
G-RNTI:GERAN無線ネットワーク一時アイデンティティ
GERAN:GSM(登録商標)エッジRAN、GSM(登録商標)エッジ無線アクセスネットワーク
GGSN:ゲートウェイGPRSサポートノード
GLONASS:GLObal'naya NAvigatsionnaya Sputnikovaya Sistema(英語:全地球測位システム)
gNB:次世代NodeB
gNB-CU:gNB集中ユニット、次世代NodeB集中ユニット
gNB-DU:gNB分散ユニット、次世代NodeB分散ユニット
GNSS:全地球測位システム
GPRS 汎用パケット無線サービス
GPSI:汎用公開加入識別子
GSM(登録商標):グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ、Groupe Special Mobile
GTP:GPRSトンネリングプロトコル
GTP-U:ユーザプレーン用のGPRSトンネリングプロトコル
GTS:ゴートゥースリープ信号(WUSに関係付けられる)
GUMMEI:グローバル一意MME識別子
GUTI:グローバル一意一時UEアイデンティティ
HARQ:ハイブリッドARQ、ハイブリッド自動再送要求
HANDO:ハンドオーバ
HFN:ハイパーフレーム番号
HHO:ハードハンドオーバ
HLR:ホームロケーションレジスタ
HN:ホームネットワーク
HO:ハンドオーバ
HPLMN:ホーム公衆地上モバイルネットワーク
HSDPA:高速ダウンリンクパケットアクセス
HSN:ホッピングシーケンス数
HSPA:高速パケットアクセス
HSS:ホーム加入者サーバ
HSUPA:高速アップリンクパケットアクセス
HTTP:ハイパーテキストトランスファープロトコル
HTTPS:ハイパーテキストトランスファープロトコルセキュア(httpsは、SSL、すなわちポート443を介したhttp/1.1である)
I-Block:情報ブロック
ICCID:集積回路カード識別
IAB:統合アクセス及びバックホール
ICIC:セル間干渉協調
ID:アイデンティティ、識別子
IDFT:逆離散フーリエ変換
IE:情報要素
IBE:帯域内放射
IEEE:電気電子技術協会
IEI:情報要素識別子
IEIDL:情報要素識別子データ長
IETF:インターネット技術標準化委員会
IF:インフラストラクチャ
IIOT:産業モノのインターネット
IM:干渉測定、相互変調、IPマルチメディア
IMC:IMSクレデンシャル
IMEI:国際モバイル機器アイデンティティ
IMGI:国際モバイルグループアイデンティティ
IMPI:IPマルチメディアプライベートアイデンティティ
IMPU:IPマルチメディアパブリックアイデンティティ
IMS:IPマルチメディアサブシステム
IMSI:国際モバイル加入者アイデンティティ
IoT:モノのインターネット
IP:インターネットプロトコル
Ipsec:IPセキュリティ、インターネットプロトコルセキュリティ
IP-CAN:IPコネクティビティアクセスネットワーク
IP-M:IPマルチキャスト
IPv4:インターネットプロトコルバージョン4
IPv6:インターネットプロトコルバージョン6
IR:赤外線
IS:同期
IRP:統合参照ポイント
ISDN(登録商標):統合サービスデジタルネットワーク
ISIM:IMサービス識別モジュール
ISO:国際標準化機構
ISP:インターネットサービスプロバイダ
IWF:インターワーキング機能
I-WLAN:インターワーキングWLAN
重畳コードの制約長、USIM:個々のキー
kB:キロバイト(1000バイト)
kbps:秒あたりのキロビットKc:暗号キー
Ki:個々の加入者認証キー
KPI:主要性能インジケータ
KQI:主要品質インジケータ
KSI:主要セット識別子
ksps:秒あたりのキロシンボル
KVM:カーネル仮想マシン
L1:層1(物理層)
L1-RSRP:層1参照信号受信電力
L2:層2(データリンク層)
L3:層3(ネットワーク層)
LAA:認可支援アクセス
LAN:ローカルエリアネットワーク
LADN:ローカルエリアデータネットワーク
LBT:リッスンビフォアトーク
LCM:ライフサイクル管理
LCR:低チップレート
LCS:ロケーションサービス
LCID:論理チャネルID
LI:層インジケータ
LLC:論理リンク制御、低層互換性
LMF:ロケーション管理機能
LOS:見通し線
LPLMN:ローカルPLMN
LPP:LTE測位プロトコル
LSB:最下位ビット
LTE:ロングタームエボリューション
LWA:LTE-WLANアグリゲーション
LWIP:IPsecトンネルとのLTE/WLAN無線レベル統合
LTE:ロングタームエボリューション
M2M:マシンツーマシン
MAC:媒体アクセス制御(プロトコルレイヤリングのコンテキスト)
MAC:メッセージ認証コード(セキュリティ/暗号化のコンテキスト)
MAC-A:認証及びキー共有のためのMAC(TSG T WG3のコンテキスト)
MAC-I:シグナリングメッセージのデータインテグリティのためのMAC(TSG T WG3のコンテキスト)
MANO:管理及び編成
MBMS:マルチメディアブロードキャスト及びマルチキャストサービス
MBSFN:マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク
MCC:モバイル国コード
MCG:マスタセルグループ
MCOT:最大チャネル占有時間
MCS:変調及びコーディングスキーム
MDAF:管理データ分析機能
MDAS:管理データ分析サービス
MDT:ドライブテストの最小化
ME:モバイル機器
MeNB:マスタeNB
MER:メッセージエラー比
MGL:測定ギャップ長
MGRP:測定ギャップ繰り返し周期
MIB:マスタ情報ブロック、管理情報ベース
MIMO:多入力多出力
MLC:モバイルロケーションセンタ
MM:モビリティ管理
MME:モビリティ管理エンティティ
MN:マスタノード
MNO:モバイルネットワークオペレータ
MO:測定オブジェクト、モバイル発信
MPBCH:MTC物理ブロードキャストチャネル
MPDCCH:MTC物理ダウンリンク制御チャネル
MPDSCH:MTC物理ダウンリンク共有チャネル
MPRACH:MTC物理ランダムアクセスチャネル
MPUSCH:MTC物理アップリンク共有チャネル
MPLS:マルチプロトコルラベルスイッチング
MS:移動局
MSB:最上位ビット
MSC:モバイルスイッチングセンタ
MSI:最小システム情報、MCHスケジューリング情報
MSID:移動局識別子
MSIN:移動局識別番号
MSISDN:モバイル加入者ISDN(登録商標)番号
MT:モバイル終端(Mobile Terminated)、モバイル終端(Mobile Termination)
MTC:マシンタイプ通信
mMTC:大量MTC、大量マシンタイプ通信MU-MIMO:マルチユーザMIMO
MWUS:MTCウェイクアップ信号、MTC WUS
NACK:否定応答
NAI:ネットワークアクセス識別子
NAS:非アクセス層(Non-Access Stratum)、非アクセス層(Non-Access Stratum layer)
NCT:ネットワークコネクティビティトポロジ
NC-JT:非コヒーレント共同送信
NEC:ネットワーク機能公開
NE-DC:NR-E-UTRAデュアルコネクティビティ
NEF:ネットワーク公開機能
NF:ネットワーク機能
NFP:ネットワーク転送パス
NFPD:ネットワーク転送パス記述子
NFV:ネットワーク機能仮想化
NFVI:NFVインフラストラクチャ
NFVO:NFVオーケストレータ
NG:次世代、Next Gen
NGEN-DC:NG-RAN E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
NM:ネットワークマネージャ
NMS:ネットワーク管理システム
N-PoP:ネットワーク存在点
NMIB、N-MIB:狭帯域MIB
NPBCH:狭帯域物理ブロードキャストチャネル
NPDCCH:狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル
NPDSCH:狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル
NPRACH:狭帯域物理ランダムアクセスチャネル
NPUSCH:狭帯域物理アップリンク共有チャネル
NPSS:狭帯域プライマリ同期信号
NSSS:狭帯域セカンダリ同期信号
NR:新無線、近傍関係
NRF:NFレポジトリ機能
NRS:狭帯域参照信号
NS:ネットワークサービス
NSA:非スタンドアロン動作モード
NSD:ネットワークサービス記述子
NSR:ネットワークサービス記録
NSSAI:ネットワークスライス選択支援情報
S-NNSAI シングルNSSAI
NSSF:ネットワークスライス選択機能
NW:ネットワーク
NWUS:狭帯域ウェイクアップ信号、狭帯域WUS
NZP:非ゼロ電力
O&M:運用及びメンテナンス
ODU2:光チャネルデータユニットタイプ2
OFDM:直交周波数分割多重化
OFDMA:直交周波数分割多重アクセス
OOB:帯域外
OOS:同期外
OPEX:動作費用
OSI:他のシステム情報
OSS:動作サポートシステム
OTA:オーバージエア
PAPR:ピーク対平均電力比
PAR:ピーク対平均比
PBCH:物理ブロードキャストチャネル
PC:電力制御、パーソナルコンピュータ
PCC:プライマリコンポーネントキャリア、プライマリCC
P-CSCF:プロキシCSCF
PCell:プライマリセル
PCI:物理セルID、物理セルアイデンティティ
PCEF:ポリシー及び課金施行機能
PCF:ポリシー制御機能
PCRF:ポリシー制御及び課金ルール機能
PDCP:パケットデータ収束プロトコル、パケットデータ収束プロトコル層
PDCCH:物理ダウンリンク制御チャネル
PDCP:パケットデータ収束プロトコル
PDN:パケットデータネットワーク、公衆データネットワーク
PDSCH:物理ダウンリンク共有チャネル
PDU:プロトコルデータユニット
PEI:永久機器識別子
PFD:パケットフロー記述
P-GW:PDNゲートウェイ
PHICH:物理ハイブリッドARQインジケータチャネル
PHY:物理層
PLMN:公衆地上モバイルネットワーク
PIN:個人識別番号
PM:性能測定
PMI:プリコーディングマトリックスインジケータ
PNF:物理ネットワーク機能
PNFD:物理ネットワーク機能記述子
PNFR:物理ネットワーク機能記録
POC:セルラを介したPTT
PP、PTP:ポイントツーポイント
PPP:ポイントツーポイントプロトコル
PRACH:物理RACH
PRB:物理リソースブロック
PRG:物理リソースブロックグループ
ProSe:近接サービス、近接ベースサービス
PRS:測位参照信号
PRR:パケット受信無線
PS:パケットサービス
PSBCH:物理サイドリンクブロードキャストチャネル
PSDCH:物理サイドリンクダウンリンクチャネル
PSCCH:物理サイドリンク制御チャネル
PSSCH:物理サイドリンク共有チャネル
PSCell:プライマリSCell
PSS:プライマリ同期信号
PSTN:公衆交換電話ネットワーク
PT-RS:位相追跡参照信号
PTT:プッシュツートーク
PUCCH:物理アップリンク制御チャネル
PUSCH:物理アップリンク共有チャネル
QAM:直交振幅変調
QCI:識別子のQoSクラス
QCL:擬似コロケーション
QFI:QoSフローID、QoSフロー識別子
QoS:サービス品質
QPSK:直交(4位相)位相シフトキーイング
QZSS:準天頂衛星システム
RA-RNTI:ランダムアクセスRNTI
RAB:無線アクセスベアラ、ランダムアクセスバースト
RACH:ランダムアクセスチャネル
RADIUS:リモート認証ダイアルインユーザサービス
RAN:無線アクセスネットワーク
RAND:ランダム番号(認証に使用される)
RAR:ランダムアクセス応答
RAT:無線アクセス技術
RAU:ルーティングエリア更新
RB:リソースブロック、無線ベアラ
RBG:リソースブロックグループ
REG:リソース要素グループ
Rel:リリース
REQ:要求
RF:無線周波数
RI:ランクインジケータ
RIV:リソースインジケータ値
RL:無線リンク
RLC:無線リンク制御、無線リンク制御層
RLC AM:RLC肯定応答モード
RLC UM:RLC非肯定応答モード
RLF:無線リンク障害
RLM:無線リンクモニタリング
RLM-RS:RLM用の参照信号
RM:登録管理
RMC:参照測定チャネル
RMSI 残存MSI、残存最小システム情報
RN:中継ノード
RNC:無線ネットワークコントローラ
RNL:無線ネットワーク層
RNTI:無線ネットワーク一時識別子
ROHC:ロバストヘッダ圧縮
RRC:無線リソース制御、無線リソース制御層
RRM:無線リソース管理
RS:参照信号
RSRP:参照信号受信電力
RSRQ:参照信号受信品質
RSSI:受信信号強度インジケータ
RSU:路側ユニット
RSTD:参照信号時間差
RTP:リアルタイムプロトコル
RTS:送信要求
RTT:ラウンドトリップ時間
Rx:受信(Reception)、受信(Receiving)、受信機
S1AP:S1アプリケーションプロトコル
S1-MME:制御プレーン用のS1
S1-U:ユーザプレーン用のS1
S-CSCF:サービングCSCF
S-GW:サービングゲートウェイ
S-RNTI:SRNC無線ネットワーク一時アイデンティティ
S-TMSI:SAE一時移動局識別子
SA:スタンドアロン動作モード
SAE:システムアーキテクチャ進化
SAP:サービスアクセスポイント
SAPD:サービスアクセスポイント記述子
SAPI:サービスアクセスポイント識別子
SCC:セカンダリコンポーネントキャリア、セカンダリCC
SCell:セカンダリセル
SCEF:サービス機能公開機能
SC-FDMA:シングルキャリア周波数分割多重アクセス
SCG:セカンダリセルグループ
SCM:セキュリティコンテキスト管理
SCS:サブキャリア間隔
SCTP:ストリーム制御送信プロトコル
SDAP:サービスデータ適応プロトコル、サービスデータ適応プロトコル層
SDL:補助ダウンリンク
SDNF:構造化データストレージネットワーク機能
SDP:セッション記述プロトコル
SDSF:構造化データストレージ機能
SDT:小データ送信
SDU:サービスデータユニット
SEAF:セキュリティアンカー機能
SeNB:セカンダリeNB
SEPP:セキュリティエッジ保護プロキシ
SFI:スロットフォーマットインジケーション
SFTD:空間-周波数時間ダイバーシティ、SFN及びフレームタイミング差
SFN:システムフレーム番号
SgNB:セカンダリgNB
SGSN:サービングGPRSサポートノード
S-GW:サービングゲートウェイ
SI:システム情報
SI-RNTI:システム情報RNTI
SIB:システム情報ブロック
SIM:加入者アイデンティティモジュール
SIP:セッション開始プロトコル
SiP:システムインパッケージ
SL:サイドリンク
SLA:サービスレベル合意
SM:セッション管理
SMF:セッション管理機能
SMS:ショートメッセージサービス
SMSF:SMS機能
SMTC:SSBベース測定タイミング構成
SN:セカンダリノード、シーケンス番号
SoC:システムオンチップ
SON:自己組織化ネットワーク
SpCell:特別セル
SP-CSI-RNTI:半永続的CSI RNTI
SPS:半永続的スケジューリング
SQN:シーケンス番号
SR:スケジューリングリクエスト
SRB:シグナリング無線ベアラ
SRS:サウンディング参照信号
SS:同期信号
SSB:同期信号ブロック
SSID:サービスセット識別子
SS/PBCH ブロック
SSBRI SS/PBCHブロックリソースインジケータ、同期信号ブロックリソースインジケータ
SSC:セッション及びサービス継続性
SS-RSRP:同期信号ベース参照信号受信電力
SS-RSRQ:同期信号ベース参照信号受信品質
SS-SINR:同期信号ベース信号対雑音及び干渉比
SSS:セカンダリ同期信号
SSSG:探索空間セットグループ
SSSIF:探索空間セットインジケータ
SST:スライス/サービスタイプ
SU-MIMO:シングルユーザMIMO
SUL:補助アップリンク
TA:タイミング前進、追跡エリア
TAC:追跡エリアコード
TAG:タイミング前進グループ
TAI:追跡エリアアイデンティティ
TAU:追跡エリア更新
TB:トランスポートブロック
TBS:トランスポートブロックサイズ
TBD:未定義
TCI:送信構成インジケータ
TCP:送信通信プロトコル
TDD:時分割複信
TDM:時分割多重化
TDMA:時分割多重アクセス
TE:端末機器
TEID:トンネルエンドポイント識別子
TFT:トラフィックフローテンプレート
TMSI:一時モバイル加入者アイデンティティ
TNL:トランスポートネットワーク層
TPC:送信電力制御
TPMI:送信プリコーディングマトリックスインジケータ
TR:技術レポート
TRP、TRxP:送信受信ポイント
TRS:追跡参照信号
TRx:送受信機
TS:技術仕様書、技術規格
TTI:送信時間間隔
Tx:送信(Transmission)、送信(Transmitting)、送信機
U-RNTI:UTRAN無線ネットワーク一時アイデンティティ
UART:汎用非同期受信機及び送信機
UCI:アップリンク制御情報
UE:ユーザ機器
UDM:統合データ管理
UDP:ユーザデータグラムプロトコル
UDSF:非構造化データストレージネットワーク機能
UICC:汎用集積回路カード
UL:アップリンク
UM:非承認モード
UML:統合モデリング言語
UMTS:汎用モバイル電気通信システム
UP:ユーザプレーン
UPF:ユーザプレーン機能
URI:ユニフォームリソース識別子
URL:ユニフォームリソースロケータ
URLLC:超信頼性かつ低レイテンシ
USB:汎用シリアルバス
USIM:汎用加入者アイデンティティモジュール
USS:UE固有探索空間
UTRA:UMTS地上無線アクセス
UTRAN:汎用地上無線アクセスネットワーク
UwPTS:アップリンクパイロットタイムスロット
V2I:ビークルツーインフラストラクション
V2P:歩車間
V2V:車車間
V2X:ビークルツーエブリシング
VIM:仮想化インフラストラクチャマネージャ
VL:仮想リンク
VLAN:仮想LAN、仮想ローカルエリアネットワーク
VM:仮想マシン
VNF:仮想化ネットワーク機能
VNFFG:VNF転送グラフ
VNFFGD:VNF転送グラフ記述子
VNFM:VNFマネージャ
VoIP:ボイスオーバIP、ボイスオーバインターネットプロトコル
VPLMN:訪問先公衆陸上モバイルネットワーク
VPN:仮想プライベートネットワーク
VRB:仮想リソースブロック
WiMAX(登録商標):ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス
WLAN:ワイヤレスローカルエリアネットワーク
WMAN:ワイヤレスメトロポリタンエリアネットワーク
WPAN:ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク
X2-C:X2-制御プレーン
X2-U:X2-ユーザプレーン
XML:拡張マークアップ言語
XRES:期待ユーザ応答
XOR:排他的論理和
ZC:Zadoff-Chu
ZP:ゼロ電力
用語
本書類の目的では、以下の用語及び定義が本明細書において論述される例及び実施形態に適用可能である。
【0123】
本明細書において使用される場合、「回路」という用語は、説明された機能を提供するように構成されている電子回路、論理回路、プロセッサ(共有、専用、又はグループ)及び/又はメモリ(共有、専用、又はグループ)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルデバイス(FPD)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、複合PLD(CPLD)、高容量PLD(HCPLD)、構造化ASIC、又はプログラマブルSoC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)等のようなハードウェアコンポーネントを指し、これらの一部であり、又はこれらを含む。幾つかの実施形態では、回路は、1つ又は複数のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行して、説明された機能のうちの少なくとも幾つかを提供してよい。「回路」という用語は、1つ又は複数のハードウェア要素(又は電気又は電子システムにおいて使用される回路の組み合わせ)と、そのプログラムコードの機能を実行するのに使用されるプログラムコードとの組み合わせも指し得る。これらの実施形態では、ハードウェア要素及びプログラムコードの組み合わせは、特定のタイプの回路と称され得る。
【0124】
本明細書において使用される場合、「プロセッサ回路」という用語は、算術又は論理演算のシーケンスを連続的かつ自動的に実行すること、又はデジタルデータを記録、記憶、及び/又は転送することが可能な回路を指し、その一部であり、又はそれを含む。処理回路は、命令を実行する1つ又は複数の処理コア、及びプログラム及びデータ情報を記憶する1つ又は複数のメモリ構造を含んでよい。「プロセッサ回路」という用語は、1つ又は複数のアプリケーションプロセッサ、1つ又は複数のベースバンドプロセッサ、物理中央処理ユニット(CPU)、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、トリプルコアプロセッサ、クアッドコアプロセッサ、及び/又は、プログラムコード、ソフトウェアモジュール、及び/又は関数プロセス等のコンピュータ実行可能命令を実行するか、又は別様にそれらを動作させることが可能な他の任意のデバイスを指し得る。処理回路は、より多くのハードウェアアクセラレータを含んでよく、これらは、マイクロプロセッサ、プログラマブル処理デバイス等であってよい。1つ又は複数のハードウェアアクセラレータは、例えば、コンピュータビジョン(CV)及び/又は深層学習(DL)アクセラレータを含んでよい。「アプリケーション回路」及び/又は「ベースバンド回路」という用語は、「プロセッサ回路」と同義とみなされてよく、「プロセッサ回路」と称されてよい。本明細書において使用される場合、「インターフェース回路」という用語は、2つ又はそれよりも多くのコンポーネント又はデバイス間での情報の交換を可能にする回路を指し、その一部であり、又はそれを含む。「インターフェース回路」という用語は、1つ又は複数のハードウェアインターフェース、例えば、バス、I/Oインターフェース、ペリフェラルコンポーネントインターフェース、ネットワークインターフェースカード等を指し得る。
【0125】
本明細書において使用される場合、「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、無線通信能力を有するデバイスを指し、通信ネットワークにおけるネットワークリソースのリモートユーザを説明し得る。「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、クライアント、モバイル、モバイルデバイス、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、移動局、モバイルユーザ、加入者、ユーザ、リモート局、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信機、無線機器、再構成可能な無線機器、再構成可能なモバイルデバイス等と同義とみなされてよく、それらと称されてよい。さらに、「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、任意のタイプのワイヤレス/有線デバイス、又はワイヤレス通信インターフェースを含む任意のコンピューティングデバイスを含んでよい。
【0126】
本明細書において使用される場合、「ネットワーク要素」という用語は、有線又はワイヤレス通信ネットワークサービスを提供するのに使用される物理的な又は仮想化された機器及び/又はインフラストラクチャを指す。「ネットワーク要素」という用語は、ネットワーク化コンピュータ、ネットワーク化ハードウェア、ネットワーク機器、ネットワークノード、ルータ、スイッチ、ハブ、ブリッジ、無線ネットワークコントローラ、RANデバイス、RANノード、ゲートウェイ、サーバ、仮想化VNF、NFVI等と同義とみなされてよく、及び/又はそれらと称されてよい。
【0127】
本明細書において使用される場合、「コンピュータシステム」という用語は、任意のタイプの相互接続された電子デバイス、コンピュータデバイス、又はそのコンポーネントを指す。加えて、「コンピュータシステム」及び/又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合されたコンピュータの様々なコンポーネントを指し得る。さらに、「コンピュータシステム」及び/又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合され、コンピューティング及び/又はネットワーキングリソースを共有するように構成された複数のコンピュータデバイス及び/又は複数のコンピューティングシステムを指し得る。
【0128】
本明細書において使用される場合、「アプライアンス」、「コンピュータアプライアンス」等の用語は、特定のコンピューティングリソースを提供するように具体的に設計されたプログラムコード(例えば、ソフトウェア又はファームウェア)を有するコンピュータデバイス又はコンピュータシステムを指す。「仮想アプライアンス」は、コンピュータアプライアンスを仮想化又はエミュレートする、又はそうでなければ特定のコンピューティングリソースを提供するために専用であるハイパーバイザ搭載デバイスによって実装される仮想マシンイメージである。
【0129】
本明細書において使用される場合、「リソース」という用語は、物理又は仮想デバイス、コンピューティング環境内の物理又は仮想コンポーネント、及び/又は特定のデバイス内の物理又は仮想コンポーネント、例えば、コンピュータデバイス、メカニカルデバイス、メモリ空間、プロセッサ/CPU時間、プロセッサ/CPU使用、プロセッサ及びアクセラレータ負荷、ハードウェア時間又は使用、電力、入力/出力動作、ポート又はネットワークソケット、チャネル/リンク割り当て、スループット、メモリ使用、ストレージ、ネットワーク、データベース及びアプリケーション、ワークロードユニット等を指す。「ハードウェアリソース」は、物理ハードウェア要素によって提供される計算、ストレージ、及び/又はネットワークリソースを指し得る。「仮想化リソース」は、仮想化インフラストラクチャによってアプリケーション、デバイス、システム等に提供される計算、ストレージ、及び/又はネットワークリソースを指し得る。「ネットワークリソース」又は「通信リソース」という用語は、通信ネットワークを介してコンピュータデバイス/システムによってアクセス可能であるリソースを指し得る。「システムリソース」という用語は、サービスを提供するための任意の種類の共有エンティティを指してよく、コンピューティング及び/又はネットワークリソースを含んでよい。システムリソースは、そのようなシステムリソースが単一のホスト又は複数のホストに存在し、明確に識別可能であるサーバを通じてアクセス可能な、コヒーレント関数、ネットワークデータオブジェクト又はサービスのセットとみなされてよい。
【0130】
本明細書において使用される場合、「チャネル」という用語は、データ又はデータストリームを通信するのに使用される、有形又は無形のいずれかの任意の送信媒体を指す。「チャネル」という用語は、「通信チャネル」、「データ通信チャネル」、「送信チャネル」、「データ送信チャネル」、「アクセスチャネル」、「データアクセスチャネル」、「リンク」、「データリンク」、「キャリア」、「無線周波数キャリア」、及び/又は、データが通信される経路又は媒体を示す他の任意の同様の用語と同義であり得、及び/又はそれらと均等であり得る。加えて、本明細書において使用される場合、「リンク」という用語は、情報を送信及び受信する目的のためのRATを通じた2つのデバイス間の接続を指す。
【0131】
本明細書において使用される場合、「インスタンス化する」及び「インスタンス化」等の用語は、インスタンスの生成を指す。「インスタンス」はまた、例えば、プログラムコードの実行中に生じ得るオブジェクトの具体的な発生を指す。
【0132】
「結合」、「通信可能に結合」という用語が、それらの派生語とともに、本明細書において使用される。「結合」という用語は、2つ又はそれよりも多くの要素が互いに直接に物理的に又は電気的に接触していることを意味してよく、2つ又はそれよりも多くの要素が互いに間接的に接触しているが依然として互いに協働又はインタラクトしていることを意味してよく、及び/又は、互いに結合されているとされている要素の間に1つ又は複数の他の要素が結合又は接続されていることを意味してよい。「直接的に結合」という用語は、2つ又はそれよりも多くの要素が互いに直接接触していることを意味してよい。「通信可能に結合」という用語は、2つ又はそれよりも多くの要素が、ワイヤ又は他のインターコネクト接続を通じた、ワイヤレス通信チャネル又はリンクを通じたもの等を含む通信によって互いに接触し得ることを意味してよい。
【0133】
「情報要素」という用語は、1つ又は複数のフィールドを含む構造要素を指す。「フィールド」という用語は、コンテンツを含む情報要素又はデータ要素の個々のコンテンツを指す。
【0134】
「SMTC」という用語は、SSB-MeasurementTimingConfigurationによって構成されたSSBベース測定タイミング構成を指す。
【0135】
「SSB」という用語は、SS/PBCHブロックを指す。
【0136】
「プライマリセル」という用語は、UEが初期接続確立手順を実行するか、又は接続再確立手順を開始するかのいずれかを行う、プライマリ周波数上で動作するMCGセルを指す。
【0137】
「プライマリSCGセル」という用語は、UEが、DC動作のためのReconfiguration with Sync手順を実行するときにランダムアクセスを実行するSCGセルを指す。
【0138】
「セカンダリセル」という用語は、CAを用いて構成されたUEのために特別セル上に追加の無線リソースを提供するセルを指す。
【0139】
「セカンダリセルグループ」という用語は、PSCellを含むサービングセル、及びDCを用いて構成されたUEのための0個又はそれよりも多くのセカンダリセルのサブセットを指す。
【0140】
「サービングセル」という用語は、CA/DCを用いて構成されていないRRC_CONNECTEDにおけるUEのためのプライマリセルを指し、プライマリセルを含むサービングセルは1つのみである。
【0141】
「サービングセル(serving cell)」又は「サービングセル(serving cells)」という用語は、特別セル、及びCAを用いて構成されたRRC_CONNECTEDにおけるUEのための全てのセカンダリセルを含むセルのセットを指す。
【0142】
「特別セル」という用語は、DC動作の場合、MCGのPCell又はSCGのPSCellを指し;そうでなければ、「特別セル」という用語はPcellを指す。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12A
図12B
図13A
図13B
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
【手続補正書】
【提出日】2023-10-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ又は複数のプロセッサ;及び
命令の実行時に、セルラネットワークのコアネットワーク(CN)の論理エンティティを実装することである前記命令を有する1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体
を備え、前記論理エンティティは:
前記セルラネットワークの基地局から、前記セルラネットワークのサービス加入者に提供されることになる前記セルラネットワークのサービスに関係付けられたサービスリクエストを識別し;
前記セルラネットワークのクラウドサービスレジストリ機能において前記サービスのインジケーションを識別し;
前記サービスの前記インジケーションに基づいて、前記サービスに関係付けられたサービスエンドポイントを識別し;及び
前記基地局に、前記サービスエンドポイントのインジケーションを提供する
ためのものである、電子デバイス。
【請求項2】
前記サービス加入者は、ユーザ機器(UE)又はアプリケーションプロバイダである、請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項3】
前記論理エンティティは、サービス編成及びチェーニング機能(SOCF)である、請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項4】
前記論理エンティティは、さらに、計算プレーン制御機能(CF)又はデータプレーンCFからの前記サービスのインジケーションを識別するためのものである、請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項5】
前記論理エンティティは:
前記サービスが前記セルラネットワークと通信可能に結合されるクラウドベースエンティティによって提供される場合、前記クラウドサービスレジストリ機能において前記サービスの前記インジケーションを識別し;及び
前記サービスが前記セルラネットワークのエンティティによって提供される場合、前記計算プレーンCF又は前記データプレーンCFからの前記サービスの前記インジケーションを識別する
ためのものである、請求項4に記載の電子デバイス。
【請求項6】
前記セルラネットワークの前記エンティティは、前記セルラネットワークの計算プレーンサービス機能(SF)又はデータプレーンSFである、請求項5に記載の電子デバイス。
【請求項7】
前記論理エンティティは、さらに、通信プレーンサービス機能(SF)を通して前記サービスエンドポイント間でサービストランスポートを確立するためのものである、請求項1~6のいずれか1項に記載の電子デバイス。
【請求項8】
前記基地局は、第6世代(6G)ネットワークの基地局である、請求項1~6のいずれか1項に記載の電子デバイス。
【請求項9】
セルラネットワークの基地局であって、前記基地局は:
1つ又は複数のプロセッサ;及び
前記1つ又は複数のプロセッサによる命令の実行時に、前記基地局に:
6Gセルラネットワークのユーザ機器(UE)から、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのためのリクエストを識別すること;
前記リクエストに基づいて、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースを識別すること;及び
前記UEに、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのインジケーションを提供すること
を行わせることである前記命令を含む1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、基地局。
【請求項10】
前記命令は、前記基地局に:
前記UEからの前記リクエストに基づいて前記6Gセルラネットワークのサービス編成及びチェーニング機能(SOCF)に、コンピューティングリソースのためのリクエストを送信すること;及び
前記SOCFから、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースの前記インジケーションを識別すること
を更に行わせることである、請求項9に記載の基地局。
【請求項11】
前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースは、計算プレーン制御機能(CF)又は計算プレーンサービス機能(SF)に関係付けられる、請求項10に記載の基地局。
【請求項12】
前記命令は、前記基地局に、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースの使用に関係付けられた前記計算プレーンCFを用いたサービスセッション確立を促すことを更に行わせることである、請求項11に記載の基地局。
【請求項13】
前記基地局は、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのための前記リクエストに基づいて、前記UEによる使用のための前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースを割り当てるためのものである、請求項9~12のいずれか1項に記載の基地局。
【請求項14】
前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースは、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのための前記リクエストの受信の前に前記基地局によって識別される、請求項13に記載の基地局。
【請求項15】
セルラネットワークのユーザ機器(UE)であって、前記UEは:
1つ又は複数のプロセッサ;及び
前記1つ又は複数のプロセッサによる命令の実行時に、前記UEに:
前記セルラネットワークの基地局と、リモート直接メモリアクセス(RDMA)接続を確立すること;及び
1つ又は複数のRDMAメッセージを前記基地局に送信すること
を行わせることである前記命令を含む1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、UE。
【請求項16】
前記RDMAメッセージは、前記基地局と通信可能に結合されているデバイスのアプリケーションメモリバッファにおける直接データ配置を促すためのものである、請求項15に記載のUE
【請求項17】
前記デバイスは、ペリフェラルコンポーネントインターコネクトエクスプレス(PCIe)接続又はEthernet(登録商標)接続によって前記基地局と通信可能に結合される、請求項16に記載のUE
【請求項18】
前記RDMA接続は、前記UE及び前記基地局の間のRDMAキューペア(QP)確立を伴う、請求項15~17のいずれか1項に記載のUE
【請求項19】
前記1つ又は複数のRDMAメッセージの送信は、1つ又は複数のRDMAプロトコルフィールドを、前記UE及び前記基地局の間のエアインターフェース接続の無線層プロトコルフィールドにマッピングすることを含む、請求項15~17のいずれか1項に記載のUE
【請求項20】
1つ又は複数のプロセッサ;及び
前記1つ又は複数のプロセッサによる命令の実行時に、ユーザプレーン(UP)ネットワーク機能に:
UPパケットのフローアイデンティティ又はパケットラベルを識別すること;及び
前記フローアイデンティティ又はパケットラベルに基づいて前記UPパケットを処理すること
を行わせることである前記命令を含む1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、電子デバイス。
【請求項21】
前記UPパケットを処理することは、前記フローアイデンティティ又はパケットラベルに基づいて前記UPパケットを転送することを含む、請求項20に記載の電子デバイス。
【請求項22】
前記パケットラベルは、前記UPパケットがどのように処理されることになるのかのインジケーションを含む、請求項20に記載の電子デバイス。
【請求項23】
前記UPネットワーク機能は、基地局UP機能又はコアネットワークUP機能である、請求項20~22のいずれか1項に記載の電子デバイス。
【請求項24】
前記UPネットワーク機能は、前記UPパケットの前記フローアイデンティティ又は前記パケットラベルに基づいて前記UPパケットを処理するのに関係付けられた情報を用いて事前構成される、請求項20~22のいずれか1項に記載の電子デバイス。
【請求項25】
前記UPパケットを処理するのに関係付けられた前記情報は、前記UPパケットのパケットラベルを挿入又は除去することに関係付けられた情報を含む、請求項24に記載の電子デバイス。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0142
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0142】
「特別セル」という用語は、DC動作の場合、MCGのPCell又はSCGのPSCellを指し;そうでなければ、「特別セル」という用語はPcellを指す。
[他の可能な項目]
[項目1]
1つ又は複数のプロセッサ;及び
命令の実行時に、セルラネットワークのコアネットワーク(CN)の論理エンティティを実装することである前記命令を有する1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体
を備え、前記論理エンティティは:
前記セルラネットワークの基地局から、前記セルラネットワークのサービス加入者に提供されることになる前記セルラネットワークのサービスに関係付けられたサービスリクエストを識別し;
前記ネットワークのクラウドサービスレジストリ機能において前記サービスのインジケーションを識別し;
前記サービスの前記インジケーションに基づいて、前記サービスに関係付けられたサービスエンドポイントを識別し;及び
前記基地局に、前記サービスエンドポイントのインジケーションを提供する
ためのものである、電子デバイス。
[項目2]
前記サービス加入者は、ユーザ機器(UE)又はアプリケーションプロバイダである、項目1に記載の電子デバイス。
[項目3]
前記論理エンティティは、サービス編成及びチェーニング機能(SOCF)である、項目1に記載の電子デバイス。
[項目4]
前記論理エンティティは、さらに、計算プレーン制御機能(CF)又はデータプレーンCFからの前記サービスのインジケーションを識別するためのものである、項目1に記載の電子デバイス。
[項目5]
前記論理エンティティは:
前記サービスが前記ネットワークと通信可能に結合されるクラウドベースエンティティによって提供される場合、前記クラウドサービスレジストリ機能において前記サービスの前記インジケーションを識別し;及び
前記サービスが前記ネットワークのエンティティによって提供される場合、前記計算プレーンCF又は前記データプレーンCFからの前記サービスの前記インジケーションを識別する
ためのものである、項目4に記載の電子デバイス。
[項目6]
前記ネットワークの前記エンティティは、前記ネットワークの計算プレーンサービス機能(SF)又はデータプレーンSFである、項目5に記載の電子デバイス。
[項目7]
前記論理エンティティは、さらに、通信プレーンサービス機能(SF)を通して前記サービスエンドポイント間でサービストランスポートを確立するためのものである、項目1~6のいずれか1項に記載の電子デバイス。
[項目8]
前記基地局は、第6世代(6G)ネットワークの基地局である、項目1~6のいずれか1項に記載の電子デバイス。
[項目9]
セルラネットワークの基地局であって、前記基地局は:
1つ又は複数のプロセッサ;及び
前記1つ又は複数のプロセッサによる命令の実行時に、前記基地局に:
6Gセルラネットワークのユーザ機器(UE)から、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのためのリクエストを識別すること;
前記リクエストに基づいて、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースを識別すること;及び
前記UEに、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのインジケーションを提供すること
を行わせることである前記命令を含む1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、基地局。
[項目10]
前記命令は、前記基地局に:
前記UEからの前記リクエストに基づいて前記6Gネットワークのサービス編成及びチェーニング機能(SOCF)に、コンピューティングリソースのためのリクエストを送信すること;及び
前記SOCFから、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースの前記インジケーションを識別すること
を更に行わせることである、項目9に記載の基地局。
[項目11]
前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースは、計算プレーン制御機能(CF)又は計算プレーンサービス機能(SF)に関係付けられる、項目10に記載の基地局。
[項目12]
前記命令は、前記基地局に、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースの使用に関係付けられた前記計算プレーンCFを用いたサービスセッション確立を促すことを更に行わせることである、項目11に記載の基地局。
[項目13]
前記基地局は、1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのための前記リクエストに基づいて、前記UEによる使用のための前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースを割り当てるためのものである、項目9~12のいずれか1項に記載の基地局。
[項目14]
前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースは、前記1つ又は複数のネットワークベース計算リソースのための前記リクエストの受信の前に前記基地局によって識別される、項目13に記載の基地局。
[項目15]
セルラネットワークのユーザ機器(UE)であって、前記UEは:
1つ又は複数のプロセッサ;及び
前記1つ又は複数のプロセッサによる命令の実行時に、前記UEに:
前記セルラネットワークの基地局と、リモート直接メモリアクセス(RDMA)接続を確立すること;及び
1つ又は複数のRDMAメッセージを前記基地局に送信すること
を行わせることである前記命令を含む1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、UE。
[項目16]
前記RDMAメッセージは、前記基地局と通信可能に結合されているデバイスのアプリケーションメモリバッファにおける直接データ配置を促すためのものである、項目15に記載の基地局。
[項目17]
前記デバイスは、ペリフェラルコンポーネントインターコネクトエクスプレス(PCIe)接続又はEthernet接続によって前記基地局と通信可能に結合される、項目16に記載の基地局。
[項目18]
前記RDMA接続は、前記UE及び前記基地局の間のRDMAキューペア(QP)確立を伴う、項目15~17のいずれか1項に記載の基地局。
[項目19]
前記1つ又は複数のRDMAメッセージの送信は、1つ又は複数のRDMAプロトコルフィールドを、前記UE及び前記基地局の間のエアインターフェース接続の無線層プロトコルフィールドにマッピングすることを含む、項目15~17のいずれか1項に記載の基地局。
[項目20]
1つ又は複数のプロセッサ;及び
前記1つ又は複数のプロセッサによる命令の実行時に、ユーザプレーン(UP)ネットワーク機能に:
UPパケットのフローアイデンティティ又はパケットラベルを識別すること;及び
前記フローアイデンティティ又はパケットラベルに基づいて前記UPパケットを処理すること
を行わせることである前記命令を含む1つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、電子デバイス。
[項目21]
前記UPパケットを処理することは、前記フローアイデンティティ又はパケットラベルに基づいて前記UPパケットを転送することを含む、項目20に記載の電子デバイス。
[項目22]
前記パケットラベルは、前記UPパケットがどのように処理されることになるのかのインジケーションを含む、項目20に記載の電子デバイス。
[項目23]
前記UPネットワーク機能は、基地局UP機能又はコアネットワークUP機能である、項目20~23のいずれか1項に記載の電子デバイス。
[項目24]
前記UPネットワーク機能は、前記UPパケットの前記フローアイデンティティ又は前記パケットラベルに基づいて前記UPパケットを処理するのに関係付けられた情報を用いて事前構成される、項目20~23のいずれか1項に記載の電子デバイス。
[項目25]
前記UPパケットを処理するのに関係付けられた前記情報は、前記UPパケットのパケットラベルを挿入又は除去することに関係付けられた情報を含む、項目24に記載の電子デバイス。
【国際調査報告】