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特表2024-526637光学センサを用いた化学機械研磨振動測定
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  • 特表-光学センサを用いた化学機械研磨振動測定 図1
  • 特表-光学センサを用いた化学機械研磨振動測定 図2A
  • 特表-光学センサを用いた化学機械研磨振動測定 図2B
  • 特表-光学センサを用いた化学機械研磨振動測定 図2C
  • 特表-光学センサを用いた化学機械研磨振動測定 図3
  • 特表-光学センサを用いた化学機械研磨振動測定 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-07-19
(54)【発明の名称】光学センサを用いた化学機械研磨振動測定
(51)【国際特許分類】
   B24B 37/013 20120101AFI20240711BHJP
   H01L 21/304 20060101ALI20240711BHJP
   B24B 37/00 20120101ALI20240711BHJP
   B24B 37/26 20120101ALI20240711BHJP
   B24B 37/005 20120101ALI20240711BHJP
   B24B 49/10 20060101ALI20240711BHJP
【FI】
B24B37/013
H01L21/304 621D
H01L21/304 622S
B24B37/00 E
B24B37/26
B24B37/005 A
B24B49/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024500054
(86)(22)【出願日】2022-07-05
(85)【翻訳文提出日】2024-02-26
(86)【国際出願番号】 US2022073439
(87)【国際公開番号】W WO2023283559
(87)【国際公開日】2023-01-12
(31)【優先権主張番号】63/218,887
(32)【優先日】2021-07-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】390040660
【氏名又は名称】アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】APPLIED MATERIALS,INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】3050 Bowers Avenue Santa Clara CA 95054 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】オー, ジョンフン
(72)【発明者】
【氏名】オスターヘルド, トーマス エイチ.
(72)【発明者】
【氏名】ズニガ, スティーブン エム.
【テーマコード(参考)】
3C034
3C158
5F057
【Fターム(参考)】
3C034BB92
3C034CA24
3C034CB20
3C158AA07
3C158AC01
3C158BA09
3C158BA14
3C158DA12
3C158DA17
3C158EA12
3C158EA13
3C158EB01
3C158EB05
3C158EB10
3C158EB20
3C158ED00
5F057AA20
5F057CA11
5F057DA03
5F057EB11
5F057GA12
5F057GB02
5F057GB22
(57)【要約】
化学機械研磨装置が、研磨パッドを支持するプラテンと、研磨パッドの研磨面に対して基板を保持するキャリアヘッドと、基板の上にある層を研磨するように、プラテンとキャリアヘッドとの間の相対運動を発生させるモータと、光線を放出する光源、及び研磨パッドの反射面からの光線の反射を受け取るセンサを含む、インシトゥ振動モニタリングシステムと、インシトゥパッド振動モニタリングシステムのセンサからの測定値に基づき、基板の研磨による下層の露出を検出するように構成されたコントローラとを含む。
【選択図】図2B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
化学機械研磨装置であって、
研磨パッドを支持するプラテンと、
前記研磨パッドの研磨面に対して基板を保持するキャリアヘッドと、
前記基板の上にある層を研磨するように、前記プラテンと前記キャリアヘッドとの間の相対運動を発生させるモータと、
光線を放出する光源、及び前記研磨パッドの反射面からの前記光線の反射を受け取るセンサを含む、インシトゥパッド振動モニタリングシステムと、
前記インシトゥパッド振動モニタリングシステムの前記センサからの測定値に基づき、前記基板の前記研磨による下層の露出を検出するように構成されたコントローラと
を備える、化学機械研磨装置。
【請求項2】
前記研磨パッドを備え、前記反射面が、前記研磨パッドの下面から凹んでいる、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
研磨パッドが挿入物を備え、前記挿入物の上面が、前記研磨パッドの上面と同一平面上にあり、前記反射面が前記挿入物内に収容される、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記研磨パッドが多孔性材料を含み、前記挿入物が非多孔性材料を含む、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記挿入物の前記上面と前記挿入物の前記反射面との間の距離が、10ミルから30ミルの間の範囲にある、請求項3に記載の装置。
【請求項6】
前記挿入物の前記反射面が、8mmから18mmの間の範囲の幅を有する、請求項3に記載の装置。
【請求項7】
前記挿入物が、研磨パッドのデュロメーター値から10ショアの範囲のデュロメーター値を有する、請求項3に記載の装置。
【請求項8】
前記研磨パッドが、研磨層と、前記研磨層の研磨面内に複数のスラリ給送溝とを有し、前記挿入物が、前記研磨パッドのうちスラリ給送溝がない部分に位置決めされている、請求項3に記載の装置。
【請求項9】
前記コントローラが、前記インシトゥパッド振動モニタリングシステムの前記センサから受け取った前記測定値の周波数ドメイン解析を実行するように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記コントローラが、周波数ドメイン解析に基づいて研磨終点を検出するように構成されている、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記インシトゥパッド振動モニタリングシステムの前記センサからの前記測定値に応答して、前記コントローラが、
前記キャリアヘッドの現行の圧力を調整すること、又は
新たな基板の後続の研磨の基準圧を調整すること
を行うように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記センサが、250kHz以上の周波数で、反射された前記光線を受け取るように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記センサが、395kHzの周波数で、反射された前記光線を受け取るように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
基板と化学機械研磨装置の研磨パッドとの間の相対運動を発生させることと、
光線を発生させることであって、前記光線が前記研磨パッドの反射面から反射される、光線を発生させることと、
前記化学機械研磨装置のセンサを用いて、反射された前記光線を受け取ることと、
反射された前記光線に基づき、前記化学機械研磨装置によって支持された基板の研磨終点を決定することと
を含む、方法。
【請求項15】
反射された前記光線の周波数ドメイン解析を決定することを更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記研磨終点を前記決定することが、前記周波数ドメイン解析に基づく、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
周波数ドメイン解析を前記決定することが、高速フーリエ変換(FFT)、又はウェーブレットパケット変換(WPT)を実行することを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
キャリアヘッドの現行の圧力を調整すること、又は
前記周波数ドメイン解析に基づき、新たな基板の後続の研磨の基準圧を調整すること
を更に含む、請求項15に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本明細書は、化学機械研磨に関し、より具体的には、化学機械研磨パッドの振動を測定して層遷移を検出することに関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]集積回路は、通常、シリコンウエハ上に導電層、半導電層、又は絶縁層を順次堆積させることによって、基板上に形成される。ある製造ステップは、非平坦面の上に充填層を堆積させ、該充填層を平坦化することを伴う。特定の用途のために、充填層は、パターニングされた層の上面が露出するまで平坦化される。例えば、導電性充填層をパターニングされた絶縁層上に堆積させて、絶縁層内のトレンチ又は孔を充填することができる。平坦化した後、高くなった絶縁層のパターン間に残っている金属層の部分が、基板上の薄膜回路間の導電経路になるビア、プラグ、及びラインを形成する。酸化物研磨などの他の用途では、充填層は、所定の厚さが非平坦面の上に残るまで、平坦化される。加えて、基板表面の平坦化は、フォトリソグラフィのために通常必要とされる。
【0003】
[0003]化学機械研磨(CMP)は、認められた1つの平坦化方法である。この平坦化方法では、典型的に、基板をキャリア又は研磨ヘッドに取り付ける必要がある。基板の露出面は、通常、回転研磨パッドに当接するように配置される。キャリアヘッドが、制御可能な荷重を基板にかけて、基板を研磨パッドに押し付ける。典型的に、研磨用研磨スラリが研磨パッドの表面に供給される。
【0004】
[0004]CMPにおける1つの問題は、研磨プロセスが完了したかどうか(例えば基板層が所望の平坦度若しくは厚さにまで平坦化されたかどうか)、又は所望の量の材料がいつ除去されたかを判定することである。スラリ分布、研磨パッド状態、研磨パッドと基板との間の相対速度、及び基板への荷重のばらつきが、材料除去速度のばらつきを生じさせる可能性がある。これらのばらつき、並びに基板層の初期厚さのばらつきが、研磨終点に到達するのに必要な時間のばらつきを生じさせる。したがって、研磨終点は通常、単なる研磨時間の関数として決定することができない。
【0005】
[0005]幾つかのシステムでは、基板は、例えばプラテン又はキャリアヘッドを回転させるのにモータが必要とするトルクをモニタリングすることによって、研磨中にインシトゥでモニタされる。しかし、既存のモニタリング技法は、増大しつつある半導体デバイス製造業者の要求を満たさない可能性がある。
【発明の概要】
【0006】
[0006]一態様では、化学機械研磨装置は、研磨パッドを支持するプラテンと、研磨パッドの研磨面に対して基板を保持するキャリアヘッドと、基板の上にある層を研磨するように、プラテンとキャリアヘッドとの間の相対運動を発生させるモータと、光線を放出する光源、及び研磨パッドの反射面からの光線の反射を受け取るセンサを含む、インシトゥ振動モニタリングシステムと、インシトゥパッド振動モニタリングシステムのセンサからの測定値に基づき、基板の研磨による下層の露出を検出するように構成されたコントローラとを含む。
【0007】
[0007]実装形態の利点は、以下のもののうちの一又は複数を含み得るが、これらに限定されない。
【0008】
[0008]本明細書において開示されるのは、化学機械研磨装置の研磨パッドの振動を検出する光源及びセンサを含むインシトゥ変位モニタリングシステムを使用するための装置及び方法である。検出された振動は、研磨パッドの溝付き上面を移動する基板とスラリとの間の摩擦、例えば応力エネルギーの解放によって誘発される運動に対応する。検出された振動に基づいて振動周波数ドメイン解析が決定され、下層の露出を検出するなど周波数ドメイン解析がモニタされて研磨終点を決定する。
【0009】
[0009]高いサンプリングレートで変位をモニタリングすることにより、振動プロファイルの広いスペクトル分解能が得られる。例えば、最大350kHzの変位をモニタリングすることにより、1Hz以下から175kHzまでの範囲の振動プロファイルの分解能を得ることができる。リアルタイムの周波数ドメイン解析により、下層の露出に対応する振動プロファイルの変化を精密かつ正確に検出することが可能になる。
【0010】
[0010]以下の可能な利点の一又は複数が実現され得る。下層の露出がより確実に検出され得る。研磨をより確実な停止することができ、ウエハ間の均一性が向上し得る。
【0011】
[0011]一又は複数の実施形態の詳細について、添付の図面及び以下の記載に明記する。その他の特徴、態様、及び利点は、記載、図面、及び特許請求の範囲から明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】[0012]研磨装置の一例の概略断面図である。
図2A】[0013]研磨パッドの挿入物をモニタする振動モニタリングセンサの概略断面図である。
図2B】[0014]研磨パッドを通る挿入物をモニタする振動モニタリングセンサの別の実装形態の概略断面図である。
図2C】[0015]研磨パッドの一部分と係合する振動モニタリングセンサの別の実装形態の概略断面図である。
図3】[0016]音響モニタリングセンサを有するプラテンの概略上面図である。
図4】[0017]音響モニタリングの方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[0018]様々な図面における類似した参照番号及び記号表示は、類似した要素を示す。
【0014】
[0019]幾つかの半導体チップ製造プロセスでは、上にある層(例えば、金属、酸化ケイ素、又はポリシリコン)は、下層(例えば、酸化ケイ素、窒化ケイ素、又は高誘電率誘電体などの誘電体)が露出するまで研磨される。上にある層の研磨中、スラリ、基板、研磨パッド間の摩擦が振動を生み出す。幾つかの用途では、下層が露出したとき、振動周波数スペクトルが変化する。研磨遷移点は、この振動の変化を検出することによって決定され得る。例えば、音響センサを研磨パッドに機械的に連結することができる。しかし、かかるモニタリング技法は、増大しつつある半導体デバイス製造業者の要求を満たさない可能性がある。特に、研磨パッドと音響センサとの間の一貫した低損失の音響結合は困難又は高価になる可能性がある。
【0015】
[0020]光線を発生させ、研磨パッドからの光線の反射を測定することにより、研磨パッドの振動をより減衰が少なく、ひいてはノイズがより低減されて測定することが可能になる場合がある。
【0016】
[0021]図1は、研磨装置100の一例を示す。研磨装置100は、研磨パッド110が位置する回転可能な円盤状のプラテン120を含む。プラテンは、軸125を中心に回転するように動作可能である。例えば、モータ121(例えばDC誘導モータ)が、駆動シャフト124を回して、プラテン120を回転させ得る。
【0017】
[0022]研磨パッド110は、外側研磨層112と、より軟性のバッキング層114とを有する、二層研磨パッドであり得る。幾つかの実装形態では、研磨パッド110の研磨層112の上面に、複数のスラリ給送溝116(図2A参照)が形成される。溝116は、研磨層112の厚さを通して部分的に延在するが、完全には延在しない。溝116は、研磨パッド110の研磨面(例えば上面)から25ミルから30ミル(例えば、0.025”から0.030”)の範囲の深さを有し、幾つかの研磨動作に続く研磨パッド110の摩耗に応じてより低くなり得る。
【0018】
[0023]研磨装置100は、研磨液132(例えば研磨用スラリ)を研磨パッド110上に分注するためのポート130を含み得る。研磨装置はまた、研磨パッド110を磨いて研磨パッド110を一貫した研磨状態に維持する、研磨パッドコンディショナも含み得る。
【0019】
[0024]研磨装置100は、少なくとも1つのキャリアヘッド140を含む。キャリアヘッド140は、基板10を研磨パッド110に対して保持するよう動作可能である。各キャリアヘッド140は、それぞれの基板に関連する研磨パラメータ(例えば圧力)の個別制御を有し得る。
【0020】
[0025]キャリアヘッド140は、基板10を可撓性膜144の下に保持する保持リング142を含み得る。キャリアヘッド140は、膜によって画定された、個別に制御可能な一又は複数の加圧可能チャンバ(例えば3つのチャンバ146a~146c)も含む。これらのチャンバは、可撓性膜144の(ひいては基板10上の)関連ゾーンに、個別に制御可能な圧力を印加し得る。説明を簡略化するために、図1には3つのチャンバのみを示したが、1つ若しくは2つのチャンバ、又は4つ以上のチャンバ、例えば、5つのチャンバがあってもよい。
【0021】
[0026]キャリアヘッド140は、支持構造物150(例えばカルーセル又はトラック)から懸架され、かつ、駆動シャフト152によってキャリアヘッド回転モータ154(例えばDC誘導モータ)に接続される。これにより、キャリアヘッドは軸155を中心に回転し得る。任意選択的に、各キャリアヘッド140は、例えば、カルーセル150のスライダ上で、カルーセル自体の回転往復運動(oscillation)によって、又はトラックに沿って摺動することによって、横方向に往復し得る。典型的な動作においては、プラテンはその中心軸125を中心に回転し、各キャリアヘッドは、その中心軸155を中心に回転し、かつ研磨パッドの上面で端から端まで、横方向に並進運動する。
【0022】
[0027]コントローラ190(プログラマブルコンピュータなど)が、モータ121、154に接続されて、プラテン120及びキャリアヘッド140の回転速度を制御する。例えば、各モータは、関連する駆動シャフトの回転速度を測定するエンコーダを含み得る。モータ自体の中にあり得る、コントローラの一部又は別個の回路の中にあり得るフィードバック制御回路が、測定された回転速度をエンコーダから受け取り、かつ、駆動シャフトのこの回転速度がコントローラから受け取られた回転速度に一致することを確実にするために、モータに供給される電流を調整する。
【0023】
[0028]モニタされる研磨パッドの振動は、スラリ、研磨パッド、又は基板材料が研磨中に変形したときの音響エネルギー解放によって引き起こされる可能性があり、結果として生じる振動周波数スペクトルは、スラリ、研磨パッド、及び/又は基板の材料特性に関連する。特定の理論に限定されることなく、「応力エネルギー」とも称されるこのエネルギーとその特徴的な周波数の発生源としては、化学結合の切断、特徴的なフォノン周波数、スリップスティック機構等が考えられる。研磨中に発生する振動には、研磨パッドに対する基板の摩擦によって発生するノイズ(これは音響信号とも呼ばれることがある)、又は基板上のクラック、チッピング、切断又は同様の欠陥の発生によって発生するノイズが含まれ得る。
【0024】
[0029]振動は、研磨パッドの一部分の変位を光学的にモニタリングすることによってモニタされ得る。光源(例えばレーザ)を使用して変位を測定することで、高精度かつ高周波数の振動モニタリングが得られる。光学モニタシステムは、研磨パッドの振動の精密な再構成を容易にする高いサンプリングレート(例えば、300kHz以上)で研磨パッドの表面の小さな変位を検出することができる。加えて、投影された光と挿入物118の底面との間には媒質又は機械的結合が介在しないため、凹部117内の空気による損失又は追加されるノイズをほとんど有することなく、振動を直接測定することが可能になる。
【0025】
[0030]プラテン120の角度位置を感知するために、位置センサ(例えば、プラテンのリムに接続された光遮断器又はロータリエンコーダ)が使用され得る。これにより、光源162が基板に近接しているとき(例えば、光源162がキャリアヘッド又は基板の下方にあるとき)に測定された信号の部分だけが、終点検出に使用されることが可能になる。
【0026】
[0031]研磨装置100は、少なくとも1つのインシトゥ振動モニタリングシステム160を含む。具体的には、インシトゥ振動モニタリングシステム160は、基板10の材料が変形するときに応力エネルギーによって生じた研磨パッド110における振動を検出するように構成され得る。振動は、研磨パッド110のバッキング層114及び研磨層112を通過し、インシトゥパッド振動モニタリングシステム160によって検出され得る。
【0027】
[0032]インシトゥ振動モニタリングシステム160は、光を研磨パッドの底面上の場所に向けるように位置決めされた光源162と、研磨パッドからの光の反射を検出する検出器164とを含む変位センサアセンブリを含む。幾つかの実装形態では、インシトゥ振動モニタリングシステム160は、振動が研磨パッド上の複数の場所、例えば、回転軸125から等距離に位置する複数の場所、及び/又は回転軸125の周りに等間隔に位置する複数の場所でモニタされ得るように、複数の変位センサアセンブリを含む。
【0028】
[0033]図1及び図2Aに示される実装形態では、研磨パッド110は、挿入物118の上面119と研磨層112の最上面(例えば研磨面112a)とが同一平面上にあるように、研磨層112内に固定され、研磨層112を通って延在する挿入物118を含み、したがって上面119が動作中に基板10に接触する。幾つかの実装形態では、図2Aに示されるように、挿入物118は研磨層とバッキング層114の両方を通って延在する。図2Bの実装形態などの幾つかの実装形態では、挿入物は研磨層112を通って延在するが、バッキング層114内には延在しない。むしろ、バッキング層114の空隙114aが挿入物118の下方に位置決めされる。
【0029】
[0034]挿入物118は一般に円筒形であるが、他の形状も可能である。図2Aに示されるように、挿入物118は、膜118aと、膜118aの外縁から下方に延在する環状の側壁118bとを有するドラム形状であり得る。膜118aは研磨層112よりも薄くなり得る。膜118aの厚さは、研磨層112の厚さの20%から90%の間であり得る。側壁119bの下端は、プラテン120の上部に置かれる可能性がある。
【0030】
[0035]任意選択的に、図2Bに示されるように、フランジ118c(例えば環状フランジ)は、環状側壁118bの下端から径方向外側に延在し得る。環状フランジ118bは、研磨層112とバッキング層114との間、又はバッキング層114とプラテン120との間に挟み込むことができる。幾つかの実装形態では、フランジ118bは、挿入物118のバッキング層114に対する安定性を高めるために、接着剤、又は接着テープでバッキング層114に貼り付けられる。
【0031】
[0036]幾つかの実装形態では、挿入物118の外径(エッジ間など)は10mmから20mmの範囲になる(例えば、12mm、14mm、16mm、又は18mm)。挿入物118は凹部117を含む。凹部117の直径は挿入物118の外径よりも小さく、挿入物118内に空隙を画定する。凹部117の直径は、8mmから18mm(例えば、10mm、12mm、14mm、又は16mm)の範囲とすることができる。挿入物118は、周囲のバッキング層114及び/又は研磨層112と類似のデュロメーターを有する材料からなり、研磨動作中に基板10が挿入物118上を通過する際の差分研磨を低減し得る。幾つかの実装形態では、挿入物118は、バッキング層114及び/又は研磨層112と同じデュロメーターの材料からなる。幾つかの実装形態では、挿入物118は、液体132中に存在する化学物質などの化学的相互作用に耐性のある材料からなる。
【0032】
[0037]幾つかの実装形態では、研磨パッド110の一又は複数の層は、バッキング層114及び/又は研磨層112のように多孔性である。かかる実装形態では、挿入物118は、上面119で誘発された振動が、多孔性媒体を通過する振動などの音響損失なしに反射面115に伝達されるように、実質的に非多孔性である固体材料である。
【0033】
[0038]凹部117の上部内面は、反射面115を構成するコーティングを含むか、又は材料からなる。反射面115は、凹部117の上部内面に金属箔、メタライゼーションコーティング等によって設けることができる。幾つかの実装形態では、反射面115は、インシトゥ振動モニタリングシステム160によって使用される光波長範囲(例えば、少なくとも90%、少なくとも92%、少なくとも95%)において、反射面115に接触する光の少なくとも90%を反射する。挿入物118の構造は、応力エネルギーによって生じる振動が上面119から反射面115に伝達するように、上面119を反射面115に構造的に接続する。
【0034】
[0039]膜118aの厚さ(例えば、上面119と反射面115との間の距離)は、10ミルから30ミル(例えば、0.010”から0.030”)の範囲であり得る。幾つかの実装形態では、上面119の厚さは20ミル(例えば、0.020”)である。膜118aの厚さを薄くすると振動検出感度が向上し、厚くすると挿入物118の耐久性及び製品寿命が向上する。
【0035】
[0040]反射面115は平面であり、研磨層及び研磨パッド110下面と平行な凹部117上面の少なくとも一部分にわたる。反射面115は、表面積の10%から100%の範囲(例えば、10%以上、30%以上、50%以上、70%以上、90%以下、70%以下、50%以下、30%以下、20%以下、又は100%)で凹部117上面にわたり得る。幾つかの実装形態では、反射面115は、8mmから18mm(例えば、10mm、12mm、14mm、又は16mm)の幅を有し得る。
【0036】
[0041]光源162は、反射面115に向けられた光線163を放出する。幾つかの実装形態では、光線163は連続的であり、代替的な実装形態では、光線163は連続的ではない(パルスなど)。幾つかの実装形態では、光源162は単一波長の平行光線163を放出し、例えば、光源162はレーザである。インシトゥ振動モニタリングシステム160は、反射面115から散乱された光163を受け取るように位置決めされたセンサ164を含む。膜118aからの振動は反射面115の変位に変換される。変位により、光163がセンサ164によって受け取る位置が変化する。センサ164は、受信ビーム163に基づいて信号を発生させる。センサ164は回路168と電子通信し、信号を回路168に送信する。
【0037】
[0042]センサ164は、回路168によって、回転結合(例えば水銀スリップリング)を通じて、電源及び/又はその他の信号処理電子機器166に接続され得る。信号処理電子機器166は、コントローラ190に接続され得る。幾つかの実装形態では、センサ164からの信号は、内蔵された内部増幅器によって増幅され得る。次いで、センサ164からの信号は、(例えば電子機器166内の)高速データ取得ボードに至るまでに、必要であれば更に増幅され、フィルタリングされ、かつA/Dポートを通じてデジタル化され得る。センサ164からのデータは、100から400kHzで記録され得る。幾つかの実装形態では、センサ164からのデータは392kHzで収集される。より高いレート(例えば100kHz以上)で収集されたデータは、より高い周波数の振動に関する情報を提供し、振動中の低周波数成分の再現性を高める。
【0038】
[0043]幾つかの実装形態では、光源162、センサ164、回路168、及び/又は信号処理電子機器166は、例えば、キーエンス製のLK-G5000センサヘッド及びコントローラなどの単一の機器に含まれる。
【0039】
[0044]図2Cでは、別個の挿入物ではなく、凹部117が研磨層112自体の中に製造される。凹部117の上部内面には反射面115が設けられている。かかる実装形態では、反射面115及び凹部117の上の研磨層112は連続している。凹部117の深さは、研磨層112の厚さの10%から80%の間である。値が低いほど凹部117の上の研磨層112の耐久性が向上し、値が高いほどセンサ164によって検出される光線163からの信号が増加する。幾つかの実装形態では、研磨パッド110は、例えば反射及び減衰によって振動信号ノイズを低減するために、非多孔性材料からなる凹部117の上方の一部分を含む。
【0040】
[0045]加えて、図3を参照すると、溝116、挿入物118、及び挿入物118を取り囲む研磨層112の一部分180を含む研磨パッド110の上面図が示されている。幾つかの実装形態では、部分180は平坦であり、すなわち溝がなく、周囲の研磨層112の上面と同一平面上にある。挿入物118の周囲に部分180を含む実装形態は、残りの研磨パッド110の溝116の縁部との相互作用による、挿入物118を通して伝達される振動を低減し得る。幾つかの実装形態では、部分180は、挿入物118と同じ材料からなる。幾つかの代替的な実装形態では、部分180は、挿入物118の材料などの非多孔性材料からなる。
【0041】
[0046]挿入物118及びインシトゥパッド振動モニタリングシステム160は、プラテン120の中心(例えば、回転軸125)にも、プラテン120の縁部にも、又は中間点(例えば、直径20インチのプラテンの回転軸から5インチのところ)にも、位置付けられ得る。
【0042】
[0047]図1及び図3を参照すると、研磨パッドの部分180が基板10の下で回転すると、部分180と基板10との間のスティック/スリップ作用(例えば応力エネルギー解放)が振動特性を引き起こす。しかし、部分180及びセンサ162は研磨パッド110及びプラテン120の残部から独立しているので、センサは、パッドの部分180から選択的に振動挙動を獲得し得る。
【0043】
[0048]光源162からセンサ164によって受け取られた信号には、終点検出又はフィードバック制御若しくはフィードフォワード制御のいずれかのために、例えばコントローラ190において、例えば増幅、予備フィルタリング、及びデジタル化の後に、データ処理が行われ得る。幾つかの実装形態では、コントローラ190は、下層の露出を決定する。
【0044】
[0049]幾つかの実装形態では、信号の周波数解析が実行される。例えば、周波数スペクトルを発生させるために、信号に高速フーリエ変換(FFT)が実行され得る。特定の周波数帯をモニタすることができるが、この周波数帯の強度が閾値を超える場合、下層が露出したことを示すことができ、これは、終点をトリガするのに使用することができる。あるいは、選択された周波数範囲の局所的最大幅または最小幅が閾値を超える場合も、下層が露出したことを示すことができ、終点をトリガするのに使用することができる。
【0045】
[0050]別の例としては、信号を低周波数成分と高周波数成分とに分解するために、信号にウェーブレットパケット変換(WPT)が実行され得る。信号をより小さい成分へと分解するために必要であれば、この分解を繰り返すことができる。周波数成分のうちの1つの強度がモニタされてよく、この成分の強度が閾値を超えた場合、これは下層の露出を示すことができ、終点をトリガするのに使用することができる。
【0046】
[0051]研磨終点が検出されると研磨の停止がトリガされるが、終点のトリガの後も、研磨は所定の時間量にわたって継続し得る。代替的又は追加的には、収集済みデータ及び/又は終点検出時点は、後続の処理動作(例えば後続のステーションでの研磨)における基板の処理を制御するためにフィードフォワードされ得るか、又は、同じ研磨ステーションでの後続基板の処理を制御するためにフィードバックされ得る。
【0047】
[0052]図4は、反射された光信号を使用して基板の下層の露出を決定するステップを示すフローチャート図である。基板は研磨パッドによって研磨される(ステップ402)。これには、基板をキャリアヘッドに保持し、基板を研磨面に接触させること、及び、例えば、プラテン及びキャリアヘッドを回転させることによって、基板と研磨パッドとの間に相対運動を発生させることが含まれ得る。基板が研磨パッドと相対運動する際、研磨中にスラリ、研磨パッド、又は基板材料が変形する間にエネルギーが解放され、結果として生じる振動周波数スペクトルが研磨面から研磨層の下側に伝達される。
【0048】
[0053]光源は、研磨パッド110の底部の反射面115に向けられる光線を発生させる(ステップ404)。センサが反射された光線を受け取り(ステップ406)、受け取られた反射された光線に基づいて信号を発生させる。
【0049】
[0054]コントローラ190は、振動周波数スペクトルに基づいて、基板10の下層の露出を決定する(ステップ408)。決定には、振動周波数スペクトルを決定するために、高速フーリエ変換(FFT)、又はウェーブレットパケット変換(WPT)を信号に対して実行することが含まれ得る。例えば、予め設定された波長範囲における総電力をモニタすることができる。コントローラ190が、モニタされた電力が予め設定された閾値を超えたことを検出した場合、コントローラ190は、下層の露出を示す信号を発生させることができる。信号に応答して、コントローラ190は、処理プロセスを修正する(例えば、研磨を停止する、基板への印加圧力を変更する、又は供給される研磨液を修正する)。インシトゥパッド振動モニタリングシステム160及び/又はコントローラ190は、本明細書に記載のように、信号、又は振動周波数スペクトルに対して追加的又は代替的なデータ処理を実行し得る。
【0050】
[0055]本明細書に記載の実装形態、及び機能的動作の全ては、デジタル電子回路として、又は、本明細書に開示の構造的手段及びその構造的等価物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェア若しくはハードウェアとして、又はこれらの組み合わせとして実装することができる。本明細書に記載の実装形態は、一又は複数の非一時的コンピュータプログラム製品として、すなわちデータ処理装置(例えばプログラム可能プロセッサ、コンピュータ、又は複数のプロセッサ若しくはコンピュータ)によって実行するための、又はデータ処理装置の動作を制御するための、機械可読記憶デバイス内で有形に具現化された一又は複数のコンピュータプログラムとして、実装することができる。
【0051】
[0056]コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション又はコードとしても知られている)は、コンパイル又は翻訳された言語を含む、任意の形のプログラミング言語で書くことができ、また独立型プログラムとして、又はモジュール、構成要素、サブルーチン、若しくは計算環境で使用するのに適している他のユニットとしてのものを含む、任意の形で展開することができる。コンピュータプログラムは、必ずしもファイルに対応するわけではない。プログラムは、他のプログラム又はデータを保持するファイルの一部分、問題になっているプログラム専用の単一のファイル、又は複数の協調的なファイル(例えば、一又は複数のモジュール、サブプログラム、又はコードの一部を記憶するファイル)に記憶することができる。コンピュータプログラムは、一又は複数のコンピュータ上で実行されるか、又は、1つのサイトにあるか、若しくは複数のサイトにわたって分散されかつ通信ネットワークで相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開することができる。
【0052】
[0057]本明細書に記載のプロセス及び論理フローは、入力データで動作しかつ出力を発生させることによって機能を実行するために一又は複数のコンピュータプログラムを実行する、一又は複数のプログラム可能プロセッサによって実行され得る。プロセス及び論理フローは、特殊用途論理回路(例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、又はASIC(特定用途向け集積回路))によって実行されることも可能であり、かつ、装置が、かかる特殊用途論理回路として実装されることも可能である。
【0053】
[0058]「データ処理装置」という用語は、1つのプログラム可能プロセッサ、コンピュータ、又は複数のプロセッサ若しくはコンピュータを例として含む、データを処理するための全ての装置、デバイス及び機械を包含する。装置は、ハードウェアに加えて、問題になっているコンピュータプログラムの実行環境を作り出すコード(例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、又はこれらの一若しくは複数の組み合わせを構成するコード)を含み得る。コンピュータプログラムを実行するのに適しているプロセッサには、例として、汎用と専用の両方のマイクロプロセッサ、及び任意の種類のデジタルコンピュータの任意の一又は複数のプロセッサが含まれる。
【0054】
[0059]コンピュータプログラム命令及びデータを記憶するのに適しているコンピュータ可読媒体には、半導体メモリデバイス(例えばEPROM、EEPROM、及びフラッシュメモリデバイス)、磁気ディスク(例えば、内蔵ハードディスク又は着脱可能なディスク)、光磁気ディスク、並びにCDーROM及びDVD-ROMディスクを例として含む、あらゆる形の不揮発性メモリ、媒体及びメモリデバイスが含まれる。プロセッサ及びメモリは、特殊用途論理回路によって補足すること、又は特殊用途論理回路に組み込むことができる。
【0055】
[0060]上述の研磨装置及び研磨方法は、多種多様な研磨システムに適用され得る。研磨パッド若しくはキャリアヘッド、又はこの両方が、研磨面とウエハとの間で相対運動を提供するように動くことができる。例えば、プラテンは、回転するのではなく軌道周回する(orbit)こともある。研磨パッドは、プラテンに固定された円形(又は何か他の形状の)パッドであり得る。終点検出システムの幾つかの態様は、例えば、研磨パッドが、直線的に移動する連続ベルト又はリールツーリールベルトである場合、直線的研磨システムに適用可能であってもよい。研磨層は、標準の(例えば、充填材を伴う若しくは伴わないポリウレタン)研磨材料、軟性材料、又は固定研磨材料であり得る。相対的位置決めという用語が使用され、研磨面及びウエハは、垂直の向きにも幾つかの別の向きにも保持できることを理解すべきである。
【0056】
[0061]本明細書は特定の実装形態の詳細を多数含むが、これらは本発明のいかなる範囲、又は特許請求の範囲においても限定するものとして解釈すべきでなく、特定の発明の特定の実施形態に特有であり得る特徴の記載として解釈すべきである。別個の実施形態に関連して本明細書に記載された特定の特徴を、単一の実施形態において組み合わせて実装することも可能である。反対に、単一の実施形態に関連して記載された様々な特徴は、別々に、又は、任意の適切なサブコンビネーションで、複数の実施形態において実装することもできる。更に、特徴は、特定の組み合わせにおいて作用するものとして以上で記載され、最初はそのように特許請求される場合があるが、特許請求される組み合わせからの一又は複数の特徴は、ある場合には、その組み合わせから削除してもよく、特許請求される組み合わせは、サブコンビネーション又は様々なサブコンビネーションの対象としてもよい。
【0057】
[0062]同様に、図面には動作が特定の順番で示され、特許請求の範囲に列挙されているが、所望の結果を得るためには、かかる動作を示された特定の順序で、又は連続的な順序で実行することが必要である、あるいは示された動作を全て実行することが必要であると、理解すべきではない。特定の状況においては、マルチタスク及び並行処理が有利であり得る。更に、上述した実施形態で様々なシステムモジュール及びコンポーネントが分離されていることで、全ての実施形態でかかる分離が必要であると理解されるべきではない。また、記載のプログラムコンポーネント及びシステムが、一般に単一のソフトウェア製品に統合できる、又は複数のソフトウェア製品にパッケージ化し得ることは、理解されるべきである。
【0058】
[0063]主題の特定の実施形態について記載してきた。他の実施形態が、以下の特許請求の範囲に含まれる。例えば、特許請求の範囲に列挙される作用を別の順番で実行しても、所望の結果を得ることができる。一例として、添付の図面に図示されるプロセスは必ずしも、所望の結果を得るために図示した特定の順番、又は生じた順番である必要はない。ある場合には、マルチタスク及び並行処理は有利であり得る。
図1
図2A
図2B
図2C
図3
図4
【国際調査報告】