(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】帯域幅部分切り替え遅延導出
(51)【国際特許分類】
H04W 36/06 20090101AFI20241018BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20241018BHJP
【FI】
H04W36/06
H04W72/232
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023574220
(86)(22)【出願日】2022-10-21
(85)【翻訳文提出日】2023-12-11
(86)【国際出願番号】 US2022047478
(87)【国際公開番号】W WO2023069743
(87)【国際公開日】2023-04-27
(32)【優先日】2021-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-11-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ボロティン、イリヤ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、メン
(72)【発明者】
【氏名】チェルヴャコヴ、アンドレイ
(72)【発明者】
【氏名】リ、フア
(72)【発明者】
【氏名】フアン、ルイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ22
5K067JJ33
(57)【要約】
本明細書における様々な実施形態は、2つのセル間の最大受信タイミング差(MRTD)に基づく、帯域幅部分(BWP)切り替え遅延の判定を対象とする。他の実施形態が開示又は特許請求され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を記憶するメモリ;及び
前記メモリと結合され、
前記メモリから前記タイミング情報を取得し、ここで、前記タイミング情報における前記MRTDは、ダウンリンク制御情報(DCI)がそこから受信される第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間のものである;
前記MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判定し;及び
前記判定されたBWP切り替え遅延に基づいて前記BWP切り替えを実行する
ようになっている処理回路
を備える装置。
【請求項2】
前記BWP切り替え遅延は、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さに対する前記MRTDの比に基づいて判定される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記参照スロットは、前記第2のセルのサブキャリア間隔(SCS)に対応する、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記参照スロットは、前記第1のセルのSCSに対応する、請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記参照スロットは、前記BWP切り替えの前又は後のスケジューリングセルの最も小さいSCSに対応する、請求項2に記載の装置。
【請求項6】
前記参照スロットは、固定SCSに対応する、請求項2に記載の装置。
【請求項7】
前記MRTDは、260ns、25us、又は33usである、請求項1~6のいずれかに記載の装置。
【請求項8】
前記装置は、ユーザ機器(UE)又はその一部を含む、請求項1~7のいずれかに記載の装置。
【請求項9】
1又は複数のプロセッサによって実行されると、ユーザ機器(UE)を、
前記UEがそこからダウンリンク制御情報(DCI)を受信する第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間の最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を判定し;
前記MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判定し;及び
前記判定されたBWP切り替え遅延に基づいて前記BWP切り替えを実行する
ように構成する命令を記憶した1又は複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項10】
前記BWP切り替え遅延は、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さに対する前記MRTDの比に基づいて判定される、請求項9に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項11】
前記参照スロットは、前記第2のセルのサブキャリア間隔(SCS)に対応する、請求項10に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項12】
前記参照スロットは、前記第1のセルのSCSに対応する、請求項10に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項13】
前記参照スロットは、前記BWP切り替えの前又は後のスケジューリングセルの最も小さいSCSに対応する、請求項10に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項14】
前記参照スロットは、固定SCSに対応する、請求項10に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項15】
前記MRTDは、260ns、25us、又は33usである、請求項9~14のいずれかに記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項16】
1又は複数のプロセッサによって実行されると、ユーザ機器(UE)を、
前記UEがそこからダウンリンク制御情報(DCI)を受信する第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間の最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を判定し、ここで、前記MRTDは、260ns、25us、又は33usである;
前記MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判定し;及び
前記判定されたBWP切り替え遅延に基づいて前記BWP切り替えを実行する
ように構成する命令を記憶した1又は複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記BWP切り替え遅延は、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さに対する前記MRTDの比に基づいて判定される、請求項16に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記参照スロットは、前記第2のセルのサブキャリア間隔(SCS)に対応する、請求項17に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記参照スロットは、前記第1のセルのSCSに対応する、請求項17に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記参照スロットは、前記BWP切り替えの前又は後のスケジューリングセルの最も小さいSCSに対応する、請求項17に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
【請求項21】
前記参照スロットは、固定SCSに対応する、請求項17に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2021年10月22日に出願された米国仮特許出願第63/270,994号;及び、2021年11月8日に出願された米国仮特許出願第63/276,938号に対する優先権を主張する。
【0002】
様々な実施形態は、概して、無線通信の分野に関し得る。
例えば、いくつかの実施形態は、2つのセル間の最大受信タイミング差(MRTD)に基づく、帯域幅部分(BWP)切り替え遅延の判定に関連し得る。
【背景技術】
【0003】
RAN#89e会議において、現在のNR動作を71GHzまで拡張することについての新たなWIが承認された。この新たなWIは、2つの新たなSCS、すなわち、480kHz及び960kHzを含む高サブキャリア間隔(SCS)を用いた高周波数(FR2-2)での動作を導入する。これらのSCSは、比較的短いスロット/シンボル/サイクリックプレフィックス(CP)長を有し、これは、それぞれ、31.250ns/2.23ns/146ns及び15.625ns/1.12ns/73nsである。異なるRRM要件がスロットの単位で定義され、これは新たなSCSのための再計算を必要とする。本開示の実施形態は、これら及び他の問題に対処する。
【図面の簡単な説明】
【0004】
添付図面と併せて以下の詳細な説明によって実施形態を容易に理解することができる。この説明を容易にするために、同様の構成要素には、同様の参照数字を付すものとする。実施形態は例示であって、添付図面の図に限定を加えるものではない。
【0005】
【
図1】クロスキャリアBWP切り替えタイムバジェットの一例を示している。
【0006】
【
図2】様々な実施形態による無線ネットワークを概略的に示している。
【0007】
【
図3】様々な実施形態による無線ネットワークのコンポーネントを概略的に示している。
【0008】
【
図4】いくつかの例示的な実施形態による、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)からの命令を読み出すこと、及び、本明細書で説明される複数の方法のうちのいずれか1又は複数を実行することが可能であるコンポーネントを示すブロック図である。
【0009】
【
図5】本明細書において論じられる様々な実施形態を実施するための手順の例を示している。
【
図6】本明細書において論じられる様々な実施形態を実施するための手順の例を示している。
【
図7】本明細書において論じられる様々な実施形態を実施するための手順の例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の詳細な説明は、複数の添付図面を参照する。同じ参照番号は、異なる図面において同じ又は同様の要素を特定するために使用されてよい。以下の説明では、限定ではなく説明の目的で、具体的な詳細、例えば特定の構造、アーキテクチャ、インタフェース、技法等が様々な実施形態の様々な態様の深い理解を提供するために記載されている。しかしながら、これらの具体的な詳細から逸脱する他の例において様々な実施形態の様々な態様が実施され得ることが、本開示の利益を受ける当業者には明らかである。特定の事例において、周知のデバイス、回路、及び方法の説明は、不必要な詳細によって様々な実施形態の説明が不明瞭にならないように省略される。本書類の目的において、「A又はB」及び「A/B」という文言は、(A)、(B)、又は(A及びB)を意味する。
【0011】
上で導入されたように、異なるRRM要件がスロットの単位で定義され、これは新たなSCSのための再計算を必要とする。本開示の実施形態は、BWP切り替え遅延要件(TBWPswitchDelay)を対象とし、より正確には、1つのキャリア上のBWP切り替え要求が別のキャリアを介して送信される場合を対象とする。
【0012】
従前、BWP切り替え遅延要件(TBWPswitchDelay)は、タイプ1及びタイプ2のUEに関してそれぞれ600us及び2000usの切り替え遅延+DCIを搬送する3のOFDMシンボルとして計算されていた。この要件は、3GPP(登録商標) TS38.133において以下のように表現されている。
【0013】
DCIベースBWP切り替えのためには、UEがサービングセル上におけるDLスロットnにてBWP切り替え要求を受信した後、UEが、DLスロットnの冒頭から開始するTBWPswitchDelay+Yの継続時間の直後に、第1のDL又はULスロットにてBWP切り替えが発生したサービングセル上において新たなBWPで(DLアクティブBWP切り替えの場合)PDSCHを受信するか又は(ULアクティブBWP切り替えの場合)PUSCHを送信することが可能であるものとする。
ここで、
- UEがBWP切り替え要求のためのDCIを受信するサービングセルが、BWP切り替えが発生するサービングセルと同じである場合、Y=0である。
- UEがBWP切り替えのためのDCIを受信するサービングセルが、いずれかの関与するサービングセルのためにBWP切り替えが発生するサービングセルと異なる場合、Yは1スロットの長さに等しい。
このシナリオにおいて、TBWPswitchDelay+Yは、スケジューリングセル、アクティブBWP変更の前にスケジューリングされたセル及び後にスケジューリングされたセルのより小さいSCSに従う。
【0014】
上で示したように、異なるキャリア上での受信タイミングの差に対処するために、クロスキャリアスケジューリングの場合では1の余剰スロットが考慮される。480kHz及び960kHzのSCSのためのスロット長は短く、異なるキャリアのスロットタイミング境界間の相対的な受信タイミング差は、1のスロットよりも長い場合がある。また、SCSに大きな差がある場合では、UEがDCIを受信するキャリアの3のOFDMシンボルは、BWP切り替えが発生するキャリア上の1のスロットよりも大きい場合がある。
【0015】
とりわけ、本開示の実施形態は、これらの要件導出の方法とともに、クロスキャリアスケジューリングの場合のBWP切り替え遅延に関する新たな要件を対象とする。この方法は、MRTD、及びUEがDCIを受信するセル上のSCS及びBWP切り替えが発生するセル上のSCSの異なる組み合わせを含む、BWP切り替え遅延の全ての要素の正確な計算(accounting)に基づく。2つの代替的な方法も提案される:1つは、MRTDの影響のみを考慮するものであり、もう1つは、セル間のSCS差のみを考慮するものである。したがって、本開示の実施形態は、高SCSでのクロスキャリアBWP切り替えに関する不正確な要件の問題を解決するのに役立つ。
【0016】
MRTDの影響
既に言及したように、480kHz及び960kHzのSCSのためのスロット長は短く、異なるキャリアのスロットタイミング境界間の相対的な受信タイミング差は、1のスロットよりも長い場合がある。BWP切り替え要求を伴うDCIを搬送するセルからの信号が、BWP切り替えが発生すべきセルからの信号よりも後に到来する場合、受信タイミング差は、総合的なBWP切り替え遅延を増大させ得る。そのため、クロスキャリアスケジューリングの場合におけるBWP切り替え遅延の定義に関しては、最大受信タイミング差(MRTD)値が考慮されるべきである。遅延に関するスロットの厳密な数は、
・ シナリオ固有であり、1つの周波数範囲内及び異なる周波数範囲間での帯域間及び帯域内NR CA及びDCで異なる、MRTD値
・ 遅延要件において用いられるスロット長に関する参照ヌメロロジー(reference numerology)
に基づき得る。参照ヌメロロジーに関して、以下のヌメロロジーを使用することができる:
○ 選択肢1:BWP切り替えが発生するセルのヌメロロジー
○ 選択肢2:BWP切り替え要求が送信されるセルのヌメロロジー
○ 選択肢3:スケジューリングセル、アクティブBWP変更の前にスケジューリングされたセル及び後にスケジューリングされたセルのより小さいSCS
○ 選択肢4:任意の固定SCS
例#1:BWP切り替え遅延をTBWPswitchDelay+Yとして計算する方法、ここで、Yは、
Y=MRTD/Tslot
として定義され、ここで、
MRTDは、UEがDCIを受信するセル及びBWP切り替えが発生するセル間の最大受信タイミング差である。この値は、シナリオ固有であり、1つの周波数範囲内及び異なる周波数範囲間の帯域間及び帯域内NR CA及びDCで異なる。
【0017】
Tslotは、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットのスロット長である。参照スロットは、以下のヌメロロジーのうちの1つに対応するスロットとすることができる:
○ 選択肢1:BWP切り替えが発生するセルのSCS
○ 選択肢2:BWP切り替え要求が送信されるセルのSCS
○ 選択肢3:スケジューリングセル、アクティブBWP変更の前にスケジューリングされたセル及び後にスケジューリングされたセルのより小さいSCS
○ 選択肢4:任意の固定SCS(例えば、最小可能SCS)
SCS差及びMRTDの影響
【0018】
いくつかの場合において、上で説明した方法は、正確でない場合がある。BWP切り替え遅延に関する正確な式を導出するために、クロスキャリアBWP切り替えタイムバジェットの一例を示す、
図1に示される例を検討する。ここで、CC2に関するBWP切り替え要求は、CC1のスロットNにおいて送信される。CC間のフレームアライメントの不完全性に起因して、及び、伝播遅延差に起因して、CC1からの信号は後に到来する。信号が受信されると、実施形態は、CC1中のDCIを読み取るために、3つのさらなるシンボルを考慮してよい。その後に初めて、CC2がBWP切り替えを開始する。したがって、T
BWPswitchDelayは、以下のように計算することができる:
【0019】
【数1】
例#2:以下の式を用いた、BWP切り替え遅延要件(T
BWPswitchDelay)を計算する方法:
【0020】
【数2】
ここで、
MRTD - UEがBWP切り替えのためのDCIを受信するサービングセル及びBWP切り替えが発生するサービングセル間の最大受信タイミング差
T
symb,DCI - 以下のヌメロロジーのうちの1つに対応するシンボルの長さ:
○ 選択肢1:UEがBWP切り替えのためのDCIを受信するセルのSCS
○ 選択肢2:T
slotのために用いられる同じSCS
BWP切り替え継続時間 - UEがそのBWPを再構成するために必要な時間
T
slotは、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さである。参照スロットは、以下のヌメロロジーのうちの1つに対応するスロットとすることができる:
○ 選択肢1:BWP切り替えが発生するセルのSCS
○ 選択肢2:BWP切り替え要求が送信されるセルのSCS
○ 選択肢3:スケジューリングセル、アクティブBWP変更の前にスケジューリングされたセル及び後にスケジューリングされたセルのより小さいSCS
○ 選択肢4:任意の固定SCS(例えば、最小可能SCS)SCSに大きな差がある場合において以前に言及したように、UEがDCIを受信するキャリアの3のOFDMシンボルは、BWP切り替えが発生するキャリア上の1のスロットよりも大きい場合がある。全てのSCSの組み合わせを検討すべきである。
【0021】
MRTD値は展開シナリオに依存するので、TBWPswitchDelayの要件はシナリオ依存的である。3GPP Rel-17におけるFR2-2に関して、複数のキャリアを伴う以下のシナリオが検討される:
・ FR2-2内のキャリアアグリゲーション
・ FR1及びFR2-2間のキャリアアグリゲーション
・ FR1及びFR2-2間のデュアルコネクティビティ
FR2-2内のキャリアアグリゲーション
【0022】
このシナリオに関するMRTD値は、260nsであることが予想される。その前提では、T
BWPswitchDelayに関する要件を以下のように計算することができる:
表1 FR2-2内の帯域内非連続NR CAに関するクロスキャリアBWP切り替え遅延の概要
【表1】
FR1及びFR2-2間のキャリアアグリゲーション
【0023】
このシナリオに関するMRTD値は、25usであることが予想される。その前提では、T
BWPswitchDelayに関する要件を以下のように計算することができる:
表2 FR1及びFR2-2間の帯域間NR DCに関するクロスキャリアBWP切り替え遅延の概要
【表2】
FR1及びFR2-2間のデュアルコネクティビティ
【0024】
このシナリオに関するMRTD値は、33usであることが予想される。その前提では、T
BWPswitchDelayに関する要件を以下のように計算することができる:
表3 FR1及びFR2-2間の帯域間NR DCに関するクロスキャリアBWP切り替え遅延の概要
【表3】
例#3:MRTDが0.26usに等しく、T
BWPswitchDelayに関する要件が以下の通りに定義される、例#2の方法:
表4:FR2-2内の帯域内非連続NR CAに関するクロスキャリアBWP切り替え遅延
【表4】
例#4:MRTDが25usに等しく、T
BWPswitchDelayに関する要件が以下の通りに定義される、例#2の方法:
表5:FR1及びFR2-2間の帯域間NR CAに関するクロスキャリアBWP切り替え遅延
【表5】
例#5:MRTDが33usに等しく、T
BWPswitchDelayに関する要件が以下の通りに定義される、例#2の方法:
表6:FR1及びFR2-2間の帯域間NR DCに関するクロスキャリアBWP切り替え遅延
【表6】
SCS差
【0025】
BWP切り替え遅延の3GPP TS38.133の定義には、いくらかの曖昧さがある。CC1(
図1)タイムラインのみが考慮される、又は換言すれば、この要件からの参照「DLスロットn」は、CC2スロットnが以前に受信されたことにかかわらず、UEの観点からのCC1スロットnであることを幾分理解することができる。この場合において、MRTDの影響は、送信の非同期性を反映する1つの追加スロットのみである。しかしながら、DCIデコーディングがまだCC1上で起こるが、CC2に関して遅延がカウントされ、そのため、これらのCC間のSCS差の影響が依然として顕著であり得る。
【0026】
例#6:以下の式を用いた、BWP切り替え遅延要件(TBWPswitchDelay)を計算する方法:
【0027】
【数3】
ここで、
T
symb,DCI - 以下のヌメロロジーのうちの1つに対応するシンボルの長さ:
○ 選択肢1:UEがBWP切り替えのためのDCIを受信するセルのSCS
選択肢2:T
slotのために用いられる同じSCS
BWP切り替え継続時間 - UEがそのBWPを再構成するために必要な時間
T
slotは、アクティブBWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さである。
参照スロットは、以下のうちの1つとすることができる:
○ 選択肢1:BWP切り替えが発生するセルのスロット
○ 選択肢2:BWP切り替え要求が送信されるセルのスロット
○ 選択肢3:スケジューリングセル、アクティブBWP変更の前にスケジューリングされたセル及び後にスケジューリングされたセルのより小さいSCSに対応するスロット
○ 選択肢4:任意の固定SCS(例えば、最小可能SCS)に対応するスロット
システム及び実装
図2~
図4は、開示される実施形態の態様を実装し得る様々なシステム、デバイス、及びコンポーネントを示す。
【0028】
図2は、様々な実施形態によるネットワーク200を示す。ネットワーク200は、LTE又は5G/NRシステムのための3GPP技術仕様書と一貫した方式で動作してよい。しかしながら、例示的な実施形態は、この点で限定されるものではなく、説明される実施形態は、本明細書で説明される原理から利益を受ける他のネットワーク、例えば将来の3GPPシステム等に適用され得る。
【0029】
ネットワーク200はUE202を含み得、これは、オーバージエア(over-the-air)接続を介してRAN204と通信するように設計された任意のモバイル又は非モバイルコンピューティングデバイスを含み得る。UE202は、UuインタフェースによってRAN204と通信可能に結合され得る。UE202は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータデバイス、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、車載インフォテインメント、車内エンターテインメントデバイス、計器群、ヘッドアップディスプレイデバイス、車載診断デバイス、ダッシュトップモバイル機器、モバイルデータ端末、電子エンジン管理システム、電子/エンジン制御ユニット、電子/エンジン制御モジュール、埋め込みシステム、センサ、マイクロコントローラ、制御モジュール、エンジン管理システム、ネットワーク化アプライアンス、マシンタイプ通信デバイス、M2M又はD2Dデバイス、IoTデバイス等であり得るが、これらに限定されない。
【0030】
いくつかの実施形態では、ネットワーク200は、サイドリンクインタフェースを介して互いに直接的に結合された複数のUEを含み得る。UEは、限定されるものではないが、PSBCH、PSDCH、PSSCH、PSCCH、PSFCH等のような物理サイドリンクチャネルを用いて通信するM2M/D2Dデバイスであってよい。
【0031】
いくつかの実施形態では、UE202はさらに、オーバージエア接続を介してAP206と通信し得る。AP206は、WLAN接続を管理し得、いくらかの/全てのネットワークトラフィックをRAN204からオフロードするように機能し得る。UE202とAP206との間の接続は、任意のIEEE 802.11プロトコルと一貫し得、ここで、AP206がワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi(登録商標))ルータであり得る。いくつかの実施形態では、UE202、RAN204、及びAP206は、セルラWLANアグリゲーション(例えば、LWA/LWIP)を利用してもよい。セルラWLANアグリゲーションは、セルラ無線リソース及びWLANリソースの両方を利用するために、UE202がRAN204によって構成されることを伴い得る。
【0032】
RAN204は、1又は複数のアクセスノード、例えば、AN208を含み得る。AN208は、RRC、PDCP、RLC、MAC、及びL1プロトコルを含むアクセス層プロトコルを提供することによって、UE202のエアインタフェースプロトコルを終端させ得る。このように、AN208は、CN220とUE202との間のデータ/音声コネクティビティを可能にし得る。いくつかの実施形態では、AN208は、ディスクリートデバイスにおいて、又は、例えば、CRANもしくは仮想ベースバンドユニットプールと称され得る仮想ネットワークの一部としてサーバコンピュータ上で実行する1又は複数のソフトウェアエンティティとして実装され得る。AN208は、BS、gNB、RANノード、eNB、ng-eNB、NodeB、RSU、TRxP、TRP等と称される。AN208は、マクロセル基地局、又は、マクロセルと比較してより小さいカバレッジエリア、より小さいユーザ容量、又はより高い帯域幅を有する、フェムトセル、ピコセル、又は他の同様のセルを提供するための低電力基地局であり得る。
【0033】
RAN204が複数のANを含む実施形態では、それらは、X2インタフェース(RAN204がLTE RANである場合)又はXnインタフェース(RAN204が5G RANである場合)を介して互いに結合され得る。いくつかの実施形態では制御/ユーザプレーンインタフェースに分離され得るX2/Xnインタフェースは、ANがハンドオーバ、データ/コンテキスト転送、モビリティ、負荷管理、干渉制御等に関連する情報を通信することを可能にし得る。
【0034】
RAN204のANはそれぞれ、1又は複数のセル、セルグループ、コンポーネントキャリア等を管理して、ネットワークアクセスのためのエアインタフェースをUE202に提供し得る。UE202は、RAN204の同じ又は異なるANによって提供される複数のセルに同時に接続され得る。例えば、UE202及びRAN204はキャリアアグリゲーションを用いて、それぞれがPcell又はScellに対応する複数のコンポーネントキャリアにUE202が接続することを可能にし得る。デュアルコネクティビティシナリオにおいて、第1のANは、MCGを提供するマスターノードであり得、第2のANは、SCGを提供するセカンダリノードであり得る。第1/第2のANは、eNB、gNB、ng-eNB等の任意の組み合わせであり得る。
【0035】
RAN204は、ライセンススペクトル又はアンライセンススペクトルを介したエアインタフェースを提供し得る。アンライセンススペクトルにおいて動作するために、ノードは、PCell/Scellを用いるCA技術に基づくLAA、eLAA、及び/又はfeLAAメカニズムを用いてよい。アンライセンススペクトルにアクセスする前に、ノードは、例えば、リッスンビフォアトーク(LBT)プロトコルに基づく媒体/キャリア感知動作を実行し得る。
【0036】
V2Xシナリオにおいて、UE202又はAN208は、RSUであり得るか、又はRSUとして機能し得、これは、V2X通信に用いられる任意の交通インフラストラクチャエンティティを指し得る。RSUは、好適なAN又は静的な(もしくは比較的静的な)UEにおいて、又はそれによって実装され得る。UEにおいて又はUEによって実装されるRSUは「UE型RSU」と称され得;eNBにおいて又はeNBによって実装されるRSUは「eNB型RSU」と称され得;gNBにおいて又はgNBによって実装されるRSUは「gNB型RSU」;等と称され得る。一例では、RSUは、通過する車両UEにコネクティビティサポートを提供する、路側に位置する無線周波数回路に結合されたコンピューティングデバイスである。RSUはまた、交差点マップジオメトリ、トラフィック統計、媒体、並びに進行中の車両及び歩行者の交通を感知及び制御するアプリケーション/ソフトウェアを格納する内部データストレージ回路を含み得る。RSUは、高速事象、例えば衝突回避、交通警告等に必要とされる非常に低レイテンシの通信を提供し得る。さらに、又は代替的に、RSUは、他のセルラ/WLAN通信サービスを提供し得る。RSUのコンポーネントは、室外での設置に好適な対候性の筐体でパッケージ化され得、トラフィック信号コントローラ又はバックホールネットワークに有線接続(例えば、Ethernet(登録商標))を提供すべく、ネットワークインタフェースコントローラを含み得る。
【0037】
いくつかの実施形態では、RAN204は、eNB、例えばeNB212を含むLTE RAN210であり得る。LTE RAN210は、以下の特徴、すなわち、15kHzのSCS;DL用のCP-OFDM波形及びUL用のSC-FDMA波形;データ用のターボコード及び制御用のTBCC;等をLTEエアインタフェースに提供し得る。LTEエアインタフェースは、CSI取得及びビーム管理のためにCSI-RSに依拠し;PDSCH/PDCCH復調のためにPDSCH/PDCCH DMRSに依拠し、セルサーチ及び初期取得、チャネル品質測定、並びにUEにおけるコヒーレント復調/検出のためのチャネル推定のためにCRSに依拠し得る。LTEエアインタフェースは、サブ6GHz帯域で動作し得る。
【0038】
いくつかの実施形態では、RAN204は、gNB、例えばgNB216、又はng-eNB、例えばng-eNB218を含むNG-RAN214であり得る。gNB216は、5G NRインタフェースを用いて5G対応UEに接続し得る。gNB216は、N2インタフェース又はN3インタフェースを含み得るNGインタフェースを通じて5Gコアに接続し得る。ng-eNB218はまた、NGインタフェースを通じて5Gコアに接続し得るが、LTEエアインタフェースを介してUEと接続し得る。gNB216及びng-eNB218は、Xnインタフェースを介して互いに接続し得る。
【0039】
いくつかの実施形態では、NGインタフェースは2つの部分、すなわち、NG-RAN214のノードとUPF248との間でトラフィックデータを保持するNGユーザプレーン(NG-U)インタフェース(例えば、N3インタフェース)と、NG-RAN214のノードとAMF244との間のシグナリングインタフェースであるNG制御プレーン(NG-C)インタフェース(例えば、N2インタフェース)とに分割され得る。
【0040】
NG-RAN214は、以下の特徴、すなわち、可変SCS;DL用のCP-OFDM並びにUL用のCP-OFDM及びDFT-s-OFDM;制御のためのポーラ(polar)符号、反復符号、シンプレックス(simplex)符号、及びReed-Muller符号、及びデータのためのLDPCを5G NRエアインタフェースに提供し得る。5G NRエアインタフェースは、LTEエアインタフェースと同様に、CSI-RS、PDSCH/PDCCH DMRSに依拠し得る。5G NRエアインタフェースは、CRSを用いなくてもよく、PBCH復調のためにPBCH DMRSを、PDSCHの位相追跡のためにPTRSを;時間追跡のために追跡参照信号を用いてよい。5G NRエアインタフェースは、サブ6GHz帯域を含むFR1帯域、又は、24.25GHz~52.6GHzの帯域を含むFR2帯域で動作し得る。5G NRエアインタフェースは、PSS/SSS/PBCHを含むダウンリンクリソースグリッドのエリアであるSSBを含み得る。
【0041】
いくつかの実施形態では、5G NRエアインタフェースは、様々な目的のためにBWPを利用し得る。例えば、BWPは、SCSの動的適合のために使用され得る。例えば、UE202は、複数のBWPで構成され得、各BWP構成が異なるSCSを有する。BWP変更がUE202に示されるとき、伝送のSCSも変更される。BWPの別のユースケース例は省電力に関する。特に、異なるトラフィック負荷シナリオの下でデータ伝送をサポートするべく、UE202に対して、異なる量の周波数リソース(例えば、PRB)で複数のBWPを構成することができる。より少数のPRBを含むBWPが、小さいトラフィック負荷を有するデータ伝送のために使用され得、一方、UE202における、及び、いくつかの場合では、gNB216における省電力を可能にする。より多数のPRBを含むBWPは、トラフィック負荷がより高いシナリオで使用されることができる。
【0042】
RAN204は、顧客/加入者(例えば、UE202のユーザ)に対するデータ及びテレコミュニケーションサービスをサポートするための様々な機能を提供するネットワーク要素を含むCN220に通信可能に結合される。CN220のコンポーネントは、1つの物理ノード又は別個の複数の物理的ノードに実装され得る。いくつかの実施形態では、CN220のネットワーク要素によって提供される機能のいずれか又は全てを、サーバ、スイッチ等における物理計算/ストレージリソース上に仮想化するためにNFVが利用され得る。CN220の論理インスタンス化はネットワークスライスと称され得、CN220の一部の論理インスタンス化はネットワークサブスライスと称され得る。
【0043】
いくつかの実施形態では、CN220は、EPCとも称され得るLTE CN222であり得る。LTE CN222は、示されるように、インタフェース(又は「参照点」)を介して互いに結合されたMME224、SGW226、SGSN228、HSS230、PGW232、及びPCRF234を含み得る。LTE CN222の要素の機能は以下に簡潔に紹介され得る。
【0044】
MME224は、UE202の現在位置を追跡して、ページング、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、ハンドオーバ、ゲートウェイ選択、認証等を促す、モビリティ管理機能を実装し得る。
【0045】
SGW226は、RANに向けてS1インタフェースを終端させ、RANとLTE CN222との間でデータパケットをルーティングし得る。SGW226は、RANノード間ハンドオーバのローカルモビリティアンカーポイントであり得、また、3GPP間モビリティのアンカーを提供し得る。他の複数の役割は、合法的傍受、課金、及び何らかのポリシ施行を含み得る。
【0046】
SGSN228は、UE202の位置を追跡し、セキュリティ機能及びアクセス制御を実行し得る。さらに、SGSN228は、異なるRATネットワーク間のモビリティのためのEPCノード間シグナリング;MME224によって指定されるようなPDN及びS-GW選択;ハンドオーバのためのMME選択;等を実行し得る。MME224とSGSN228との間のS3参照点は、アイドル/アクティブ状態にある3GPPアクセスネットワーク間モビリティのユーザ及びベアラ情報の交換を可能にし得る。
【0047】
HSS230は、ネットワークエンティティによる通信セッションの処理をサポートするために、加入関連情報を含む、ネットワークユーザのためのデータベースを含み得る。HSS230は、ルーティング/ローミング、認証、認可、名前/アドレス解決、位置依存等のサポートを提供し得る。HSS230とMME224との間のS6a参照点は、LTE CN220へのユーザアクセスを認証/認可するために加入及び認証データの転送を可能にし得る。
【0048】
PGW232は、アプリケーション/コンテンツサーバ238を含み得るデータネットワーク(DN)236に向けてSGiインタフェースを終端させ得る。PGW232は、LTE CN222及びデータネットワーク236の間でデータパケットをルーティングし得る。PGW232は、ユーザプレーントンネリング及びトンネル管理を促すために、S5参照点によってSGW226と結合され得る。PGW232はさらに、ポリシ施行及び課金データ収集(例えばPCEF)のためのノードを含み得る。加えて、PGW232及びデータネットワーク236の間のSGi参照点は、例えば、IMSサービスのプロビジョニングのための、オペレータの外部のパブリック、プライベートPDN、又はイントラオペレータパケットデータネットワークであってよい。PGW232は、Gx参照点を介してPCRF234と結合され得る。
【0049】
PCRF234は、LTE CN222のポリシ及び課金制御要素である。PCRF234は、サービスフローのための適切なQoS及び課金パラメータを判定するためにアプリ/コンテンツサーバ238に通信可能に結合され得る。PCRF232は、適切なTFT及びQCIを用いて、(Gx参照点を介して)関連するルールをPCEFにプロビジョニングすることができる。
【0050】
いくつかの実施形態では、CN220は5GC 240であり得る。5GC 240は、示されるように、インタフェース(又は「参照点」)を介して互いに結合されたAUSF242、AMF244、SMF246、UPF248、NSSF250、NEF252、NRF254、PCF256、UDM258、及び、AF260を含み得る。5GC240の要素の機能は、以下のように簡潔に導入され得る。
【0051】
AUSF242は、UE202の認証のためにデータを保存し、認証関連機能を処理し得る。AUSF242は、様々なアクセスタイプに対する共通の認証フレームワークを容易にし得る。示されるように参照点を介して5GC 240の他の要素と通信することに加えて、AUSF242は、Nausfサービスベースインタフェースを呈し得る。
【0052】
AMF244は、UE202及びRAN204と通信するため、及び、UE202に関するモビリティイベントについての通知にサブスクライブするために、5GC 240の他の機能を可能にし得る。AMF244は、登録管理(例えば、UE202の登録)、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、AMF関連イベントの合法的傍受、並びにアクセス認証及び認可を担当し得る。AMF244は、UE202とSMF246との間でSMメッセージのトランスポートを提供し、SMメッセージのルーティングのための透過プロキシとして機能し得る。AMF244はまた、UE202及びSMSFの間でSMSメッセージのトランスポートを提供し得る。AMF244は、様々なセキュリティアンカー及びコンテキスト管理機能を実行するべく、AUSF242及びUE202とインタラクトし得る。さらに、AMF244は、RAN204及びAMF244の間のN2参照点を含む又はそれであり得るRAN CPインタフェースの終端点であってもよい;AMF244は、NAS(N1)シグナリングの終端点であって、NAS暗号化及び完全性保護を実行してもよい。AMF244はまた、N3 IWFインタフェースを通じたUE202とのNASシグナリングをサポートし得る。
【0053】
SMF246は、SM(例えば、UPF248及びAN208の間のセッション確立、トンネル管理);UE IPアドレス割り当て及び管理(任意選択的な認可を含む);UP機能の選択及び制御;トラフィックを適切な宛先へルーティングするためのUPF248におけるトラフィックステアリングの構成;ポリシ制御機能に対するインタフェースの終端;ポリシ施行、課金、及びQoSの一部の制御、(SMイベント及びLIシステムへのインタフェースの)合法的傍受;NASメッセージのSM部分の終端;ダウンリンクデータ通知;AMF244を介してN2を通じてAN208へ送信されるAN固有SM情報の開始;及び、セッションのSSCモードの判定を担い得る。SMは、PDUセッションの管理を指し得、PDUセッション又は「セッション」は、UE202及びデータネットワーク236の間のPDUの交換を提供又は可能にするPDUコネクティビティサービスを指し得る。
【0054】
UPF248は、RAT内及びRAT間モビリティについてのアンカーポイント、データネットワーク236へのインターコネクトの外部PDUセッションポイント、及び、マルチホームPDUセッションをサポートする分岐ポイントとして動作し得る。UPF248はまた、パケットルーティング及び転送を実行し、パケット検査を実行し、ポリシルールのユーザプレーン部分を施行し、パケットを合法的に傍受し(UP収集)、トラフィック使用報告を実行し、ユーザプレーンのためのQoSハンドリングを実行し(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート施行)、アップリンクトラフィック検証を実行し(例えば、SDF対QoSフローマッピング)、アップリンク及びダウンリンクにおいてトランスポートレベルパケットマーキングを行い、ダウンリンクパケットバッファリング及びダウンリンクデータ通知トリガを実行してよい。UPF248は、データネットワークへのトラフィックフローをルーティングすることをサポートするためのアップリンク分類器を含み得る。
【0055】
NSSF250は、UE202にサービングするネットワークスライスインスタンスのセットを選択し得る。NSSF250はまた、許可されたNSSAI、及び、必要に応じて、サブスクライブしたS-NSSAIへのマッピングを判定し得る。NSSF250は、適した構成に基づいて、及び場合によってはNRF254にクエリすることによって、UE202にサービングするのに使用されることになるAMFセット、又は候補AMFのリストも決定してよい。UE202についてのネットワークスライスインスタンスのセットの選択は、NSSF250とインタラクトすることによってUE202が登録されたAMF244によってトリガされ得、これにより、AMFの変更がもたらされ得る。NSSF250は、N22参照点を介してAMF244とインタラクトしてもよく;(示されていない)N31参照点を介して、訪問先ネットワーク内の別のNSSFと通信してもよい。さらに、NSSF250は、Nnssfサービスベースインタフェースを呈し得る。
【0056】
NEF252は、サードパーティ、内部公開/再公開、AF(例えば、AF260)、エッジコンピューティング又はフォグコンピューティングシステム等のための3GPPネットワーク機能によって提供されるサービス及び機能をセキュアに公開してよい。そのような実施形態では、NEF252は、AFを認証、認可、又はスロットルしてもよい。NEF252はまた、AF260と交換された情報、及び、内部ネットワーク機能と交換された情報を変換し得る。例えば、NEF252は、AFサービス識別子及び内部5GC情報の間で変換してもよい。NEF252はまた、他のNFの公開された能力に基づいて、他のNFから情報を受信し得る。この情報は、構造化データとしてNEF252において、又は、標準化されたインタフェースを使用してデータストレージNFにおいて格納されてもよい。格納された情報は次に、NEF252によって他のNF及びAFに再公開されるか、又は、分析等の他の目的で使用され得る。追加的に、NEF252は、Nnefサービスベースインタフェースを示し得る。
【0057】
NRF254は、サービス発見機能をサポートし、NF発見要求をNFインスタンスから受信し、発見されたNFインスタンスの情報をNFインスタンスに提供し得る。NRF254はまた、利用可能なNFインスタンス及びそれらのサポートされるサービスの情報を維持する。本明細書において用いられる場合、「インスタンス化する(instantiate)」、「インスタンス化(instantiation)」等の用語は、インスタンスの生成を指し得、「インスタンス」は、例えばプログラムコードの実行中に発生し得る、オブジェクトの具体的な発生を指し得る。追加的に、NRF254は、Nnrfサービスベースインタフェースを示し得る。
【0058】
PCF256は、ポリシルールを制御プレーン機能に提供し、それらを施行し得、また、ネットワーク挙動を管理するための統一されたポリシフレームワークをサポートし得る。PCF256はまた、UDM258のUDRにおけるポリシ判定に関連する加入情報にアクセスするためにフロントエンドを実装し得る。示されるように参照点を通じて機能と通信することに加えて、PCF256は、Npcfサービスベースインタフェースを示す。
【0059】
UDM258は、ネットワークエンティティが通信セッションを処理することをサポートするための加入関連情報を処理し得、UE202の加入データを保存し得る。例えば、加入データは、UDM258及びAMF244の間でN8参照点を介して通信し得る。UDM258は、2つの部分、すなわちアプリケーションフロントエンド及びUDRを含んでもよい。UDRは、UDM258及びPCF256に関する加入データ及びポリシデータ、及び/又は、NEF252に関する公開のための構造化データ及びアプリケーションデータ(アプリケーション検出のためのPFD、複数のUE202のためのアプリケーション要求情報を含む)を保存し得る。Nudrサービスベースインタフェースは、UDM258、PCF256及びNEF252が、格納されたデータの特定のセットにアクセスすることも、読み取ること、更新(例えば、追加、変更)すること、削除すること、及び、UDR内の関連データ変更の通知をサブスクライブすることも許可するべく、UDR221によって呈され得る。UDMは、クレデンシャル、ロケーション管理、加入管理等の処理を担当するUDM-FEを含み得る。複数の異なるフロントエンドは、異なるトランザクションにおいて同じユーザにサービングし得る。UDM-FEは、UDRに保存された加入情報にアクセスし、認証クレデンシャル処理、ユーザ識別処理、アクセス認可、登録/モビリティ管理、及び加入管理を実行する。示されるように参照点を通じて他のNFと通信することに加えて、UDM258は、Nudmサービスベースインタフェースを示し得る。
【0060】
AF260は、トラフィックルーティングに対するアプリケーションの影響を提供し、NEFへのアクセスを提供し、ポリシ制御のためのポリシフレームワークとインタラクトし得る。
【0061】
いくつかの実施形態では、5GC 240は、UE202がネットワークに接続されている地点に地理的に近いようにオペレータ/サードパーティサービスを選択することによってエッジコンピューティングを可能にし得る。これにより、レイテンシ、及びネットワークに対する負荷が低減され得る。エッジコンピューティング実装を提供するべく、5GC240は、UE202に近いUPF248を選択し、N6インタフェースを介してUPF248からデータネットワーク236へのトラフィックステアリングを実行し得る。これは、UE加入データ、UE位置、及び、AF260によって提供される情報に基づき得る。このようにして、AF260は、UPF(再)選択及びトラフィックルーティングに影響を与え得る。オペレータのデプロイメントに基づいて、AF260が信頼されるエンティティとみなされるとき、ネットワークオペレータは、関連するNFと直接インタラクトするようにAF260に許可し得る。追加的に、AF260は、Nafサービスベースインタフェースを示し得る。
【0062】
データネットワーク236は、例えばアプリケーション/コンテンツサーバ238を含む1又は複数のサーバによって提供され得る、様々なネットワークオペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスを表し得る。
【0063】
図3は、様々な実施形態による無線ネットワーク300を概略的に示す。無線ネットワーク300は、AN304と無線通信するUE302を含み得る。UE302及びAN304は、本明細書の別の箇所で説明された、同様の名称のコンポーネントと同様であり、実質的に交換可能であり得る。
【0064】
UE302は、接続306を介してAN304に通信可能に結合され得る。接続306は、通信結合を可能にするためのエアインタフェースとして示され、ミリ波又はサブ6GHz周波数で動作するLTEプロトコル又は5G NRプロトコル等のセルラ通信プロトコルと整合し得る。
【0065】
UE302は、モデムプラットフォーム310に結合されるホストプラットフォーム308を含み得る。ホストプラットフォーム308は、モデムプラットフォーム310のプロトコル処理回路314と結合され得るアプリケーション処理回路312を含み得る。アプリケーション処理回路312は、アプリケーションデータをソース(source)/シンク(sink)するUE302のための様々なアプリケーションを実行し得る。アプリケーション処理回路312はさらに、データネットワークとの間でアプリケーションデータを送信/受信するための1又は複数のレイヤ動作を実装し得る。これらのレイヤ動作は、トランスポート(例えばUDP)及びインターネット(例えばIP)動作を含み得る。
【0066】
プロトコル処理回路314は、レイヤ動作のうちの1又は複数を実装して、接続306を通じたデータの送信又は受信を容易にし得る。プロトコル処理回路314によって実装されるレイヤ動作は、例えば、MAC、RLC、PDCP、RRC及びNAS動作を含み得る。
【0067】
モデムプラットフォーム310はさらに、ネットワークプロトコルスタックにおけるプロトコル処理回路314によって実行される「下の」レイヤ動作である1又は複数のレイヤ動作を実装し得るデジタルベースバンド回路316を含み得る。これらの動作は、例えば、HARQ-ACK機能、スクランブリング/デスクランブリング、エンコーディング/デコーディング、レイヤマッピング/デマッピング、変調シンボルマッピング、受信シンボル/ビットメトリック判定、時空、空間周波数又は空間コーディングのうちの1又は複数を含み得るマルチアンテナポートプリコーディング/デコーディング、参照信号生成/検出、プリアンブルシーケンス生成及び/又はデコーディング、同期シーケンス生成/検出、制御チャネル信号のブラインドデコーディング、及び、他の関連する機能、のうちの1又は複数を含むPHY動作を含み得る。
【0068】
モデムプラットフォーム310はさらに、送信回路318、受信回路320、RF回路322、及び、(1又は複数のアンテナパネル326を含み得る、又はそれに接続され得る)RFフロントエンド(RFFE)324を含み得る。簡潔には、送信回路318は、デジタル-アナログコンバータ、ミキサ、中間周波数(IF)コンポーネント等を含み得る;受信回路320は、アナログ‐デジタルコンバータ、ミキサ、IFコンポーネント等を含み得る;RF回路322は、低雑音増幅器、電力増幅器、電力追跡コンポーネント等を含み得る;RFFE324は、フィルタ(例えば、表面/バルク弾性波フィルタ)、スイッチ、アンテナチューナ、ビームフォーミングコンポーネント(例えば、位相アレイアンテナコンポーネント)等を含み得る。送信回路318、受信回路320、RF回路322、RFFE324、及びアンテナパネル326のコンポーネント(一般的に「送信/受信コンポーネント」と称される)の選択及び構成は、例えば、通信がTDMであるか又はFDMであるか、mmWaveであるか又はサブ6gHz周波数であるか等の特定の実装の詳細に固有であり得る。いくつかの実施形態において、送信/受信コンポーネントは、複数の並列送信/受信チェーンに配置されてもよい、同じ又は異なるチップ/モジュールに配置されてもよい、等である。
【0069】
いくつかの実施形態において、プロトコル処理回路314は、送信/受信コンポーネントに制御機能を提供するための制御回路(不図示)の1又は複数のインスタンスを含み得る。
【0070】
UE受信は、アンテナパネル326、RFFE324、RF回路322、受信回路320、デジタルベースバンド回路316、及びプロトコル処理回路314によって、及びそれらを介して確立され得る。いくつかの実施形態において、アンテナパネル326は、1又は複数のアンテナパネル326の複数のアンテナ/アンテナ素子によって受信された信号を受信ビームフォーミングすることによって、AN304からの送信を受信し得る。
【0071】
UE送信は、プロトコル処理回路314、デジタルベースバンド回路316、送信回路318、RF回路322、RFFE324、及びアンテナパネル326によって、かつそれらを介して確立され得る。いくつかの実施形態において、UE304の送信コンポーネントは、送信されるデータに空間フィルタを適用して、アンテナパネル326のアンテナ素子によって放射される送信ビームを形成し得る。
【0072】
UE302と同様に、AN304は、モデムプラットフォーム330に結合されたホストプラットフォーム328を含み得る。ホストプラットフォーム328は、モデムプラットフォーム330のプロトコル処理回路334に結合されたアプリケーション処理回路332を含み得る。モデムプラットフォームはさらに、デジタルベースバンド回路336、送信回路338、受信回路340、RF回路342、RFFE回路344、及びアンテナパネル346を含み得る。AN304のコンポーネントは、UE302の同様の名称のコンポーネントと同様、かつ実質的に交換可能であり得る。上記で説明したようにデータ送信/受信を実行することに加えて、AN308のコンポーネントは、例えば、無線ベアラ管理、アップリンク及びダウンリンクの動的無線リソース管理、及びデータパケットのスケジューリング等のRNC機能を含む様々な論理機能を実行してもよい。
【0073】
図4は、いくつかの例示的な実施形態による、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)からの命令を読み出すこと、及び、本明細書で説明される複数の方法のうちのいずれか1又は複数を実行することが可能であるコンポーネントを示すブロック図である。具体的には、
図4は、それぞれがバス440又は他のインタフェース回路を介して通信可能に結合され得る、1又は複数のプロセッサ(又はプロセッサコア)410、1又は複数のメモリ/ストレージデバイス420、及び1又は複数の通信リソース430を含むハードウェアリソース400の図式表現を示す。ノード仮想化(例えば、NFV)が利用される実施形態の場合、1又は複数のネットワークスライス/サブスライスがハードウェアリソース400を利用するための実行環境を提供するために、ハイパーバイザ402が実行され得る。
【0074】
プロセッサ410は、例えば、プロセッサ412及びプロセッサ414を含み得る。プロセッサ410は、例えば、中央処理ユニット(CPU)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、ベースバンドプロセッサ等のDSP、ASIC、FPGA、無線周波数集積回路(RFIC)、別のプロセッサ(本明細書で説明したものを含む)、又はそれらの任意の好適な組み合わせであり得る。
【0075】
メモリ/ストレージデバイス420は、メインメモリ、ディスクストレージ、又はそれらの任意の好適な組み合わせを含み得る。メモリ/ストレージデバイス420は、揮発性、不揮発性、又は半揮発性メモリのうちの任意のタイプ、例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートストレージ等を含み得るが、これらに限定されない。
【0076】
通信リソース430は、ネットワーク408を介して1もしくは複数の周辺デバイス404、又は1もしくは複数のデータベース406、又は他のネットワーク要素と通信するために、相互接続もしくはネットワークインタフェースコントローラ、コンポーネント、又は他の好適なデバイスを含み得る。例えば、通信リソース430は、有線通信コンポーネント(例えば、USB、Ethernet等を介した結合のため)、セルラ通信コンポーネント、NFCコンポーネント、Bluetooth(登録商標)(又はBluetooth(登録商標)Low Energy)コンポーネント、Wi-Fi(登録商標)コンポーネント、及び他の通信コンポーネントを含み得る。
【0077】
命令450は、プロセッサ410のうちの少なくともいずれかに、本明細書で説明された方法論のうちのいずれか1又は複数を実行させるための、ソフトウェア、プログラム、アプリケーション、アプレット、アプリ、又は他の実行可能コードを含み得る。命令450は、プロセッサ410(例えば、プロセッサのキャッシュメモリ内)、メモリ/ストレージデバイス420、又はそれらの任意の好適な組み合わせのうちの少なくとも1つの中に完全に又は部分的に存在し得る。さらに、命令450の任意の一部は、周辺デバイス404又はデータベース406の任意の組み合わせからハードウェアリソース400に転送され得る。したがって、プロセッサ410のメモリ、メモリ/ストレージデバイス420、周辺デバイス404、及びデータベース406は、コンピュータ可読及び機械可読媒体の例である。
【0078】
例示的な手順
いくつかの実施形態では、
図2~
図4又は本明細書のいくつかの他の図の電子デバイス、ネットワーク、システム、チップ、もしくはコンポーネント、又はそれらの一部もしくは実装は、本明細書で説明されるような1又は複数のプロセス、技法、もしくは方法、又はそれらの一部を実行するように構成され得る。1つのそのようなプロセスが
図5に示されており、これは、いくつかの実施形態においてユーザ機器(UE)又はその一部によって実行されてよい。この例において、処理500は、505にて、メモリから、ダウンリンク制御情報(DCI)がそこから受信される第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間の;最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を取得する段階を含む。上記処理は、510にて、MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判定する段階をさらに含む。上記処理は、515にて、判定されたBWP切り替え遅延に基づいてBWP切り替えを実行する段階をさらに含む。
【0079】
別のそのようなプロセスが
図6に示されている。この例において、処理600は、605にて、ダウンリンク制御情報(DCI)がそこから受信される第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間の;最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を判定する段階を含む。上記処理は、610にて、MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判定する段階をさらに含む。上記処理は、615にて、判定されたBWP切り替え遅延に基づいてBWP切り替えを実行する段階をさらに含む。
【0080】
別のそのようなプロセスが
図7に示されている。この例において、処理700は、705にて、UEがそこからダウンリンク制御情報(DCI)を受信する第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間の、最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を判定する段階を含み、ここで、MRTDは、260ns、25us、又は33usである。上記処理は、710にて、MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判定する段階をさらに含む。上記処理は、715にて、判定されたBWP切り替え遅延に基づいてBWP切り替えを実行する段階をさらに含む。
【0081】
1又は複数の実施形態について、上述の図面のうちの1又は複数に記載されたコンポーネントのうちの少なくとも1つは、以下の例示的なセクションに記載されるような、1又は複数の動作、技法、プロセス、及び/又は方法を実行するように構成され得る。例えば、上述の図面のうちの1又は複数に関連して上で説明されたベースバンド回路は、以下に記載される例のうちの1又は複数に従って動作するように構成され得る。別の例について、上述の図面のうちの1又は複数に関連して上で説明されたUE、基地局、ネットワーク要素等に関連付けられる回路は、以下で例示的なセクションに記載される例のうちの1又は複数に従って動作するように構成され得る。
例
【0082】
例1は、BWP切り替え遅延をTBWPswitchDelay+Yとして計算する方法を含んでよく、ここで、Yは:
Y=MRTD/Tslot
として定義され、ここで、
MRTDは、UEがDCIを受信するセル及びBWP切り替えが発生するセル間の最大受信タイミング差である。この値は、シナリオ固有であり、1つの周波数範囲内及び異なる周波数範囲間の帯域間及び帯域内NR CA及びDCで異なる。
【0083】
Tslotは、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さである。参照スロットは、以下のヌメロロジーのうちの1つに対応するスロットとすることができる:
○ 選択肢1:BWP切り替えが発生するセルのSCS
○ 選択肢2:BWP切り替え要求が送信されるセルのSCS
○ 選択肢3:スケジューリングセル、アクティブBWP変更の前にスケジューリングされたセル及び後にスケジューリングされたセルのより小さいSCS
○ 選択肢4:任意の固定SCS(例えば、最小可能SCS)
例2は、以下の式を用いた、BWP切り替え遅延要件(TBWPswitchDelay)を計算する方法を含んでよい:
【0084】
【数4】
ここで、
MRTD - UEがBWP切り替えのためのDCIを受信するサービングセル及びBWP切り替えが発生するサービングセル間の最大受信タイミング差
T
symb,DCI - 以下のヌメロロジーのうちの1つに対応するシンボルの長さ:
○ 選択肢1:UEがBWP切り替えのためのDCIを受信するセルのSCS
○ 選択肢2:T
slotのために用いられる同じSCS
BWP切り替え継続時間 - UEがそのBWPを再構成するために必要な時間
T
slotは、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さである。参照スロットは、以下のヌメロロジーのうちの1つに対応するスロットとすることができる:
○ 選択肢1:BWP切り替えが発生するセルのSCS
○ 選択肢2:BWP切り替え要求が送信されるセルのSCS
○ 選択肢3:スケジューリングセル、アクティブBWP変更の前にスケジューリングされたセル及び後にスケジューリングされたセルのより小さいSCS
○ 選択肢4:任意の固定SCS(例えば、最小可能SCS)
例3は、例2又は本明細書における或る他の例による方法を含んでよく、ここで、MRTDは、0.26usに等しく、T
BWPswitchDelayの要件は、以下の通りに定義される。
表4:FR2-2内の帯域内非連続NR CAに関するクロスキャリアBWP切り替え遅延
【表7】
例4は、例2又は本明細書における或る他の例による方法を含んでよく、ここで、MRTDは、25usに等しく、T
BWPswitchDelayの要件は、以下の通りに定義される。
表5:FR1及びFR2-2間の帯域間NR CAに関するクロスキャリアBWP切り替え遅延
【表8】
例5は、例2又は本明細書における或る他の例による方法を含んでよく、ここで、MRTDは、33usに等しく、T
BWPswitchDelayの要件は、以下の通りに定義される。
表6:FR1及びFR2-2間の帯域間NR DCに関するクロスキャリアBWP切り替え遅延
【表9】
例6は、以下の式を用いた、BWP切り替え遅延要件(T
BWPswitchDelay)を計算する方法を含んでよい:
【0085】
【数5】
ここで、
T
symb,DCI - 以下のヌメロロジーのうちの1つに対応するシンボルの長さ:
○ 選択肢1:UEがBWP切り替えのためのDCIを受信するセルのSCS
○ 選択肢2:T
slotのために用いられる同じSCS
BWP切り替え継続時間 - UEがそのBWPを再構成するために必要な時間
T
slotは、アクティブBWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さである。
参照スロットは、以下のうちの1つとすることができる:
○ 選択肢1:BWP切り替えが発生するセルのスロット
○ 選択肢2:BWP切り替え要求が送信されるセルのスロット
○ 選択肢3:スケジューリングセル、アクティブBWP変更の前にスケジューリングされたセル及び後にスケジューリングされたセルのより小さいSCSに対応するスロット
○ 選択肢4:任意の固定SCS(例えば、最小可能SCS)に対応するスロット
【0086】
例12は、
ユーザ機器(UE)がダウンリンク制御情報(DCI)を受信する第1のセル及びBWP切り替えが発生することになる第2のセル間の最大受信タイミング差(MRTD)に基づいて帯域幅部分(BWP)切り替え遅延を判定する段階;及び
上記判定されたBWP切り替え遅延に基づいてBWP切り替えを実行する段階
を備える方法を含む。
【0087】
例13は、例12又は本明細書における或る他の例による方法を含み、ここで、BWP切り替え遅延は、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さに対する上記MRTDの比に基づいて判定される。
【0088】
例14は、例12又は本明細書における或る他の例による方法を含み、ここで、上記参照スロットは、上記第2のセルのサブキャリア間隔(SCS)に対応する。
【0089】
例15は、例12又は本明細書における或る他の例による方法を含み、ここで、上記参照スロットは、上記第1のセルのSCSに対応する。
【0090】
例16は、例12又は本明細書における或る他の例による方法を含み、ここで、上記参照スロットは、上記BWP切り替えの前又は後のスケジューリングセルの最も小さいSCSに対応する。
【0091】
例17は、例12又は本明細書における或る他の例による方法を含み、ここで、上記参照スロットは、固定SCSに対応する。
【0092】
例X1は、
最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を記憶するメモリ;及び
上記メモリと結合され、
上記メモリから上記タイミング情報を取得し、ここで、上記タイミング情報における上記MRTDは、ダウンリンク制御情報(DCI)がそこから受信される第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間のものである;
上記MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判定し;及び
上記判定されたBWP切り替え遅延に基づいて上記BWP切り替えを実行する
ようになっている処理回路
を備える装置を含む。
【0093】
例X2は、例X1又は本明細書における或る他の例による装置を含み、ここで、BWP切り替え遅延は、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さに対する上記MRTDの比に基づいて判定される。
【0094】
例X3は、例X2又は本明細書における或る他の例による装置を含み、ここで、上記参照スロットは、上記第2のセルのサブキャリア間隔(SCS)に対応する。
【0095】
例X4は、例X2又は本明細書における或る他の例による装置を含み、ここで、上記参照スロットは、上記第1のセルのSCSに対応する。
【0096】
例X5は、例X2又は本明細書における或る他の例による装置を含み、ここで、上記参照スロットは、上記BWP切り替えの前又は後のスケジューリングセルの最も小さいSCSに対応する。
【0097】
例X6は、例X2又は本明細書における或る他の例による装置を含み、ここで、参照スロットは、固定SCSに対応する。
【0098】
例X7は、例X1~X6又は本明細書における或る他の例のいずれかによる装置を含み、ここで、上記MRTDは、260ns、25us、又は33usである。
【0099】
例X8は、例X1~X7又は本明細書における或る他の例のいずれかによる装置を含み、ここで、上記装置は、ユーザ機器(UE)又はその一部を含む。
【0100】
例X9は、1又は複数のプロセッサによって実行されると、ユーザ機器(UE)を、
上記UEがそこからダウンリンク制御情報(DCI)を受信する第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間の最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を判定し;
上記MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判定し;及び
上記判定されたBWP切り替え遅延に基づいて上記BWP切り替えを実行する
ように構成する命令を記憶した1又は複数のコンピュータ可読媒体を含む。
【0101】
例X10は、例X9又は本明細書における或る他の例による1又は複数のコンピュータ可読媒体を含み、上記BWP切り替え遅延は、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さに対する上記MRTDの比に基づいて判定される。
【0102】
例X11は、例X10又は本明細書における或る他の例による1又は複数のコンピュータ可読媒体を含み、ここで、上記参照スロットは、上記第2のセルのサブキャリア間隔(SCS)に対応する。
【0103】
例X12は、例X10又は本明細書における或る他の例による1又は複数のコンピュータ可読媒体を含み、ここで、上記参照スロットは、上記第1のセルのSCSに対応する。
【0104】
例X13は、例X10又は本明細書における或る他の例による1又は複数のコンピュータ可読媒体を含み、ここで、上記参照スロットは、上記BWP切り替えの前又は後のスケジューリングセルの最も小さいSCSに対応する。
【0105】
例X14は、例X10又は本明細書における或る他の例による1又は複数のコンピュータ可読媒体を含み、ここで、上記参照スロットは、固定SCSに対応する。
【0106】
例X15は、例X9~X14又は本明細書における或る他の例のいずれかによる1又は複数のコンピュータ可読媒体を含み、ここで、上記MRTDは、260ns、25us、又は33usである。
【0107】
例X16は、1又は複数のプロセッサによって実行されると、ユーザ機器(UE)を、
上記UEがそこからダウンリンク制御情報(DCI)を受信する第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間の最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を判定し、ここで、上記MRTDは、260ns、25us、又は33usである;
上記MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判定し;及び
上記判定されたBWP切り替え遅延に基づいて上記BWP切り替えを実行する
ように構成する命令を記憶した1又は複数のコンピュータ可読媒体を含む。
【0108】
例X17は、例X16又は本明細書における或る他の例による1又は複数のコンピュータ可読媒体を含み、上記BWP切り替え遅延は、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さに対する上記MRTDの比に基づいて判定される。
【0109】
例X18は、例X17又は本明細書における或る他の例による1又は複数のコンピュータ可読媒体を含み、ここで、上記参照スロットは、上記第2のセルのサブキャリア間隔(SCS)に対応する。
【0110】
例X19は、例X17又は本明細書における或る他の例による1又は複数のコンピュータ可読媒体を含み、ここで、上記参照スロットは、上記第1のセルのSCSに対応する。
【0111】
例X20は、例X17又は本明細書における或る他の例による1又は複数のコンピュータ可読媒体を含み、ここで、上記参照スロットは、上記BWP切り替えの前又は後のスケジューリングセルの最も小さいSCSに対応する。
【0112】
例X21は、例X17又は本明細書における或る他の例による1又は複数のコンピュータ可読媒体を含み、ここで、上記参照スロットは、固定SCSに対応する。
【0113】
例Z01は、例1~X21のいずれかに記載されるもしくはそれに関連する方法、又は本明細書で説明される任意の他の方法もしくはプロセスの1又は複数の要素を実行するための手段を備える装置を含み得る。
【0114】
例Z02は、命令が電子デバイスの1又は複数のプロセッサによって実行されると、上記電子デバイスに、例1~X21のいずれかに記載されるもしくはそれに関連する方法、又は本明細書で説明される任意の他の方法もしくはプロセスの1又は複数の要素を実行させる上記命令を含む1又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0115】
例Z03は、例1~X21のいずれかに記載されるもしくはそれに関連する方法、又は本明細書で説明される任意の他の方法もしくはプロセスの1又は複数の要素を実行するためのロジック、モジュール又は回路を備える装置を含み得る。
【0116】
例Z04は、例1~X21のいずれか、又はその一部もしくは部分に記載される又はそれに関連する方法、技法、もしくはプロセスを含み得る。
【0117】
例Z05は、1又は複数のプロセッサと、上記1又は複数のプロセッサによって実行されると、上記1又は複数のプロセッサに、例1~X21のいずれか、又はその一部に記載されるもしくはそれに関連する方法、技法、もしくはプロセスを実行させる命令を含む1又は複数のコンピュータ可読媒体とを備える装置を含み得る。
【0118】
例Z06は、例1~X21のいずれか、又はその一部もしくは部分に記載される又はそれに関連する信号を含み得る。
【0119】
例Z07は、例1~X21のいずれか又はその一部もしくは部分に記載されるもしくはそれに関連する、又は本開示で別様に説明される、データグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、もしくはメッセージを含み得る。
【0120】
例Z08は、例1~X21のいずれか、又はその一部もしくは部分に記載されるもしくはそれに関連する、又は本開示で別様に説明される、データでエンコードされた信号を含み得る。
【0121】
例Z09は、例1~X21のいずれか又はその一部もしくは部分に記載されるもしくはそれに関連する、又は本開示で別様に説明される、データグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、又はメッセージでエンコードされた信号を含み得る。
【0122】
例Z10は、コンピュータ可読命令を保持する電磁信号であって、1又は複数のプロセッサによる上記コンピュータ可読命令の実行によって、上記1又は複数のプロセッサが、例1~X21のいずれかに記載されるもしくはそれに関連する方法、技法、もしくはプロセス、又はその一部を実行させられる、電磁信号を含み得る。
【0123】
例Z11は、命令を備えるコンピュータプログラムであって、処理要素による上記プログラムの実行により、上記処理要素が、例1~X21のいずれかに記載されるもしくはそれに関連する方法、技法、もしくはプロセス、又はその一部を実行させられる、コンピュータプログラムを含み得る。
【0124】
例Z12は、本明細書で示され説明されるような、無線ネットワークにおける信号を含み得る。
【0125】
例Z13は、本明細書で示され説明されるような、無線ネットワークにおける通信方法を含み得る。
【0126】
例Z14は、本明細書で示され説明されるような、無線通信を提供するためのシステムを含み得る。
【0127】
例Z15は、本明細書で示され説明されるような、無線通信を提供するためのデバイスを含み得る。
【0128】
上記の例のいずれも、別途明示的に記載されない限り、任意の他の例(又は例の組み合わせ)と組み合わされ得る。
1又は複数の実装の上記の説明は、例示及び説明を提供するものであり、網羅的であることも又は開示された正確な形態に実施形態の範囲を限定することも意図していない。修正及び変形が、上記の教示に鑑みて可能であるか、又は、様々な実施形態の実施から得られ得る。
【0129】
略称
本明細書で異なるように用いられていない限り、用語、定義及び略称は、3GPP TR21.905 v16.0.0(2019-06)において定義される用語、定義及び略称と一貫し得る。本書類の目的では、以下の略称が本明細書で説明される例及び実施形態に適用され得る。
3GPP:第3世代パートナーシッププロジェクト
4G:第4世代
5G:第5世代
5GC:5Gコアネットワーク
AC:アプリケーションクライアント
ACR:アプリケーションコンテキストリロケーション
ACK:肯定応答
ACID:アプリケーションクライアント識別
AF:アプリケーション機能
AM:確認応答モード
AMBR:集約最大ビットレート
AMF:アクセス及びモビリティ管理機能
AN:アクセスネットワーク
ANR:自動近傍関係
AOA:到来角
AP:アプリケーションプロトコル、アンテナポート、アクセスポイント
API:アプリケーションプログラミングインタフェース
APN:アクセスポイント名
ARP:割り当て及び保持の優先度
ARQ:自動再送要求
AS:アクセス層
ASP:アプリケーションサービスプロバイダ
ASN.1:抽象構文記法1
AUSF:認証サーバ機能
AWGN:付加白色ガウス雑音
BAP:バックホール適応プロトコル
BCH:ブロードキャストチャネル
BER:ビットエラー比
BFD:ビーム故障検出
BLER:ブロックエラーレート
BPSK:二相位相偏移キーイング
BRAS:ブロードバンドリモートアクセスサーバ
BSS:ビジネスサポートシステム
BS:基地局
BSR:バッファステータスレポート
BW:帯域幅
BWP:帯域幅部分
C-RNTI:セル無線ネットワーク一時アイデンティティ
CA:キャリアアグリゲーション、証明機関
CAPEX:資本支出
CBRA:競合ベースランダムアクセス
CC:コンポーネントキャリア、国コード、暗号チェックサム
CCA:クリアチャネルアセスメント
CCE:制御チャネル要素
CCCH:共通制御チャネル
CE:カバレッジ強化
CDM:コンテンツ配信ネットワーク
CDMA:符号分割多重アクセス
CDR:課金データリクエスト
CDR:課金データ応答
CFRA:競合無しのランダムアクセス
CG:セルグループ
CGF:課金ゲートウェイ機能
CHF:課金機能
CI:セルアイデンティティ
CID:セルID(例えば、測位方法)
CIM:共通情報モデル
CIR:キャリア干渉比
CK:暗号キー
CM:接続管理、条件付きの義務
CMAS:商業用モバイル警報サービス
CMD:コマンド
CMS:クラウド管理システム
CO:条件付きの任意選択
CoMP:協調マルチポイント
CORESET:制御リソースセット
COTS:商用オフザシェルフ
CP:制御プレーン、サイクリックプレフィックス、接続ポイント
CPD:接続ポイント記述子
CPE:顧客構内機器
CPICH:共通パイロットチャネル
CQI:チャネル品質インジケータ
CPU:CSI処理ユニット、中央処理ユニット
C/R:コマンド/応答フィールドビット
CRAN:クラウド無線アクセスネットワーク、クラウドRAN
CRB:共通リソースブロック
CRC:巡回冗長検査
CRI:チャネル状態情報リソースインジケータ、CSI-RSリソースインジケータ
C-RNTI:セルRNTI
CS:回路交換
CSCF:呼セッション制御機能
CSAR:クラウドサービスアーカイブ
CSI:チャネル状態情報
CSI-IM:CSI干渉測定
CSI-RS:CSI参照信号
CSI-RSRP:CSI参照信号受信電力
CSI-RSRQ:CSI参照信号受信品質
CSI-SINR:CSI信号対雑音及び干渉比
CSMA:キャリア感知多重アクセス
CSMA/CA:衝突回避を有するCSMA
CSS:共通探索空間、セル固有探索空間
CTF:課金トリガ機能
CTS:送信許可
CW:符号語
CWS:競合ウィンドウサイズ
D2D:デバイス間
DC:デュアルコネクティビティ、直流
DCI:ダウンリンク制御情報
DF:展開フレーバ
DL:ダウンリンクDMTF:分散型管理タスクフォースDPDK:データプレーン開発キットDM-RS、DMRS:復号参照信号
DN:データネットワーク
DNN:データネットワーク名
DNAI:データネットワークアクセス識別子DRB:データ無線ベアラDRS:発見参照信号
DRX:断続的な受信
DSL:ドメイン固有言語。
デジタル加入者線
DSLAM:DSLアクセスマルチプレクサ
DwPTS:ダウンリンクパイロット時間スロット
E-LAN:Ethernetローカルエリアネットワーク
E2E:エンドトゥエンド
EAS:エッジアプリケーションサーバ
ECCA:拡張クリアチャネル評価、拡張CCA
ECCE:拡張制御チャネル要素、拡張CCE
ED:エネルギー検出
EDGE:GSMエボリューション(GSM Evolution)のための拡張データレート
EAS:エッジアプリケーションサーバ
EASID:エッジアプリケーションサーバ識別
ECS:エッジ構成サーバ
ECSP:エッジコンピューティングサービスプロバイダ
EDN:エッジデータネットワーク
EEC:エッジイネーブラクライアントEECID:エッジイネーブラクライアント識別
EES:エッジイネーブラサーバ
EESID:エッジイネーブラサーバ識別
EHE:エッジホスト環境
EGMF:公開ガバナンス管理機能
EGPRS:拡張GPRS
EIR:機器アイデンティティレジスタ
eLAA:拡張ライセンス支援アクセス、拡張LAA
EM:要素マネージャ
eMBB:拡張モバイルブロードバンド
EMS:要素管理システム
eNB:発展NodeB、E-UTRAN NodeB
EN-DC:E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
EPC:発展パケットコア
EPDCCH:拡張PDCCH、拡張物理ダウンリンク制御チャネル
EPRE:リソース要素あたりのエネルギー
EPS:発展パケットシステム
EREG:拡張REG、拡張リソース要素グループ
ETSI:ヨーロッパ電気通信標準化協会
ETWS:地震及び津波警報システム
eUICC:埋め込みUICC、埋め込み汎用集積回路カード
E-UTRA:発展UTRA
E-UTRAN:発展UTRAN
EV2X:拡張V2X
F1AP:F1アプリケーションプロトコル
F1-C:F1制御プレーンインタフェース
F1-U:F1ユーザプレーンインタフェース
FACCH:高速付随制御チャネル
FACCH/F:高速付随制御チャネル/フルレート
FACCH:高速付随制御チャネル/半レート
FACH:フォワードアクセスチャネル
FAUSCH:高速アップリンクシグナリングチャネル
FB:機能ブロック
FBI:フィードバック情報
FCC:連邦通信委員会
FCCH:周波数補正チャネル
FDD:周波数分割複信
FDM:周波数分割多重
FDMA:周波数分割多重アクセス
FE:フロントエンド
FEC:順方向誤り訂正
FFS:さらなる研究のため
FFT:高速フーリエ変換
feLAA:さらに拡張されたライセンス支援アクセス、さらに拡張されたLAA
FN:フレーム数
FPGA:フィールドプログラマブルゲートアレイ
FR:周波数範囲
FQDN:完全に指定されたドメイン名
G-RNTI:GERAN無線ネットワーク一時アイデンティティ
GERAN:GSMエッジRAN、GSMエッジ無線アクセスネットワーク
GGSN:ゲートウェイGPRSサポートノード
GLONASS:GLObal'naya NAvigatsionnaya Sputnikovaya Sistema(英語:全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System))
gNB:次世代NodeB
gNB-CU:gNB集中ユニット、次世代NodeB集中ユニット
gNB-DU:gNB分散ユニット、次世代NodeB分散ユニット
GNSS:全地球航法衛星システム
GPRS 汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service)
GPSI:汎用公開加入識別子
GSM:グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ、Groupe Special Mobile
GTP:GPRSトンネリングプロトコル
GTP-U:ユーザプレーン用のGPRSトンネリングプロトコル
GTS:ゴートゥースリープ(Go To Sleep)信号(WUSに関係付けられる)
GUMMEI:グローバル一意MME識別子
GUTI:グローバル一意一時UEアイデンティティ
HARQ:ハイブリッドARQ、ハイブリッド自動再送要求
HANDO:ハンドオーバ
HFN:ハイパーフレーム番号
HHO:ハードハンドオーバ
HLR:ホームロケーションレジスタ
HN:ホームネットワーク
HO:ハンドオーバ
HPLMN:ホーム公衆地上モバイルネットワーク
HSDPA:高速ダウンリンクパケットアクセス
HSN:ホッピングシーケンス番号
HSPA:高速パケットアクセス
HSS:ホーム加入者サーバ
HSUPA:高速アップリンクパケットアクセス
HTTP:ハイパーテキストトランスファープロトコル
HTTPS:ハイパーテキストトランスファープロトコルセキュア(httpsは、SSL、すなわちポート443を介したhttp/1.1である)
I-Block:情報ブロック
ICCID:集積回路カード識別
IAB:統合アクセス及びバックホール
ICIC:セル間干渉調整
ID:アイデンティティ、識別子
IDFT:逆離散フーリエ変換
IE:情報要素
IBE:帯域内放射
IEEE:電気電子技術協会
IEI:情報要素識別子
IEIDL:情報要素識別子データ長
IETF:インターネット技術標準化委員会
IF:インフラストラクチャ
IIOT:産業モノのインターネット
IM:干渉測定、相互変調、IPマルチメディア
IMC:IMSクレデンシャル
IMEI:国際モバイル機器アイデンティティ
IMGI:国際モバイルグループアイデンティティ
IMPI:IPマルチメディアプライベートアイデンティティ
IMPU:IPマルチメディアパブリックアイデンティティ
IMS:IPマルチメディアサブシステム
IMSI:国際モバイル加入者アイデンティティ
IoT:モノのインターネット
IP:インターネットプロトコル
Ipsec:IPセキュリティ、インターネットプロトコルセキュリティ
IP-CAN:IPコネクティビティアクセスネットワーク
IP-M:IPマルチキャスト
IPv4:インターネットプロトコルバージョン4
IPv6:インターネットプロトコルバージョン6
IR:赤外線
IS:同期
IRP:統合参照点
ISDN(登録商標):統合サービスデジタルネットワーク
ISIM:IMサービスアイデンティティモジュール
ISO:国際標準化機構
ISP:インターネットサービスプロバイダ
IWF:インターワーキング機能
I-WLAN:インターワーキングWLAN
重畳コードの制約長、USIM:個々のキー
kB:キロバイト(1000バイト)
kbps:秒あたりのキロビットKc:暗号キー
Ki:個々の加入者認証キー
KPI:主要性能インジケータ
KQI:主要品質インジケータ
KSI:主要セット識別子
ksps:秒あたりのキロシンボル
KVM:カーネル仮想マシン
L1:層1(物理層)
L1-RSRP:層1参照信号受信電力
L2:層2(データリンク層)
L3:層3(ネットワーク層)
LAA:ライセンス支援アクセス
LAN:ローカルエリアネットワーク
LADN:ローカルエリアデータネットワーク
LBT:リッスンビフォアトーク
LCM:ライフサイクル管理
LCR:低チップレート
LCS:ロケーションサービス
LCID:論理チャネルID
LI:層インジケータ
LLC:論理リンク制御、低層互換性
LMF:ロケーション管理機能
LOS:見通し線
LPLMN:ローカルPLMN
LPP:LTE測位プロトコル
LSB:最下位ビット
LTE:ロングタームエボリューション
LWA:LTE-WLANアグリゲーション
LWIP:IPsecトンネルとのLTE/WLAN無線レベル統合
LTE:ロングタームエボリューション
M2M:マシントゥマシン
MAC:媒体アクセス制御(プロトコルレイヤリングのコンテキスト)
MAC:メッセージ認証コード(セキュリティ/暗号化のコンテキスト)
MAC-A:認証及びキー共有に用いられるMAC(TSG T WG3のコンテキスト)
MAC-I:シグナリングメッセージのデータインテグリティのために用いられるMAC(TSG T WG3のコンテキスト)
MANO:管理及びオーケストレーション
MBMS:マルチメディアブロードキャスト及びマルチキャストサービス
MBSFN:マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク
MCC:モバイル国コード
MCG:マスターセルグループ
MCOT:最大チャネル占有時間
MCS:変調及びコーディングスキーム
MDAF:管理データ分析機能
MDAS:管理データ分析サービス
MDT:ドライブテストの最小化
ME:モバイル機器
MeNB:マスターeNB
MER:メッセージエラー比
MGL:測定ギャップ長
MGRP:測定ギャップ繰り返し周期
MIB:マスター情報ブロック、管理情報ベース
MIMO:多入力多出力
MLC:モバイルロケーションセンタ
MM:モビリティ管理
MME:モビリティ管理エンティティ
MN:マスターノード
MNO:モバイルネットワークオペレータ
MO:測定オブジェクト、モバイル発信
MPBCH:MTC物理ブロードキャストチャネル
MPDCCH:MTC物理ダウンリンク制御チャネル
MPDSCH:MTC物理ダウンリンク共有チャネル
MPRACH:MTC物理ランダムアクセスチャネル
MPUSCH:MTC物理アップリンク共有チャネル
MPLS:マルチプロトコルラベルスイッチング
移動局
MSB:最上位ビット
MSC:モバイルスイッチングセンタ
MSI:最小システム情報、MCHスケジューリング情報
MSID:移動局識別子
MSIN:移動局識別番号
MSISDN:モバイル加入者ISDN番号
MT:モバイル終端(Mobile Terminated)、モバイル終端(Mobile Termination)
MTC:マシンタイプ通信
mMTC:大量MTC、大量マシンタイプ通信MU-MIMO:マルチユーザMIMO
MWUS:MTCウェイクアップ信号、MTC WUS
NACK:否定応答
NAI:ネットワークアクセス識別子
NAS:非アクセス層(Non-Access Stratum)、非アクセス層(Non-Access Stratum layer)
NCT:ネットワークコネクティビティトポロジー
NC-JT:非コヒーレント共同伝送
NEC:ネットワーク機能公開
NE-DC:NR-E-UTRAデュアルコネクティビティ
NEF:ネットワーク公開機能
NF:ネットワーク機能
NFP:ネットワーク転送パス
NFPD:ネットワーク転送パス記述子
NFV:ネットワーク機能仮想化
NFVI:NFVインフラストラクチャ
NFVO:NFVオーケストレータ
NG:次世代、Next Gen
NGEN-DC:NG-RAN E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
NM:ネットワークマネージャ
NMS:ネットワーク管理システム
N-PoP:ネットワーク存在点
NMIB、N-MIB:狭帯域MIB
NPBCH:狭帯域物理ブロードキャストチャネル
NPDCCH:狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル
NPDSCH:狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル
NPRACH:狭帯域物理ランダムアクセスチャネル
NPUSCH:狭帯域物理アップリンク共有チャネル
NPSS:狭帯域プライマリ同期信号
NSSS:狭帯域セカンダリ同期信号
NR:新無線、近傍関係
NRF:NFレポジトリ機能
NRS:狭帯域参照信号
NS:ネットワークサービス
NSA:非スタンドアロン動作モード
NSD:ネットワークサービス記述子
NSR:ネットワークサービス記録
NSSAI:ネットワークスライス選択補助情報
S-NNSAI シングルNSSAI(Single-NSSAI)
NSSF:ネットワークスライス選択機能
NW:ネットワーク
NWUS:狭帯域ウェイクアップ信号、狭帯域WUS
NZP:非ゼロ電力
O&M:動作及びメンテナンス
ODU2:光チャネルデータユニットタイプ2
OFDM:直交周波数分割多重化
OFDMA:直交周波数分割多重アクセス
OOB:帯域外
OOS:同期外
OPEX:動作費用
OSI:他のシステム情報
OSS:動作サポートシステム
OTA:オーバージエア
PAPR:ピーク対平均電力比
PAR:ピーク対平均比
PBCH:物理ブロードキャストチャネル
PC:電力制御、パーソナルコンピュータ
PCC:プライマリコンポーネントキャリア、プライマリCC
P-CSCF:プロキシCSCF
PCell:プライマリセル
PCI:物理セルID、物理セルアイデンティティ
PCEF:ポリシ及び課金施行機能
PCF:ポリシ制御機能
PCRF:ポリシ制御及び課金ルール機能
PDCP:パケットデータ収束プロトコル、パケットデータ収束プロトコル層
PDCCH:物理ダウンリンク制御チャネル
PDCP:パケットデータ収束プロトコル
PDN:パケットデータネットワーク、公衆データネットワーク
PDSCH:物理ダウンリンク共有チャネル
PDU:プロトコルデータユニット
PEI:永久機器識別子
PFD:パケットフロー記述
P-GW:PDNゲートウェイ
PHICH:物理ハイブリッドARQインジケータチャネル
PHY:物理層
PLMN:公衆地上モバイルネットワーク
PIN:個人識別番号
PM:性能測定
PMI:プリコード化マトリックスインジケータ
PNF:物理ネットワーク機能
PNFD:物理ネットワーク機能記述子
PNFR:物理ネットワーク機能記録
POC:セルラを介したPTT
PP、PTP:ポイントトゥポイント
PPP:ポイントトゥポイントプロトコル
PRACH:物理RACH
PRB:物理リソースブロック
PRG:物理リソースブロックグループ
ProSe:近接サービス、近接ベースサービス
PRS:測位参照信号
PRR:パケット受信無線
PS:パケットサービス
PSBCH:物理サイドリンクブロードキャストチャネル
PSDCH:物理サイドリンクダウンリンクチャネル
PSCCH:物理サイドリンク制御チャネル
PSSCH:物理サイドリンク共有チャネル
PSCell:プライマリSCell
PSS:プライマリ同期信号
PSTN:公衆交換電話ネットワーク
PT-RS:位相追跡参照信号
PTT:プッシュトゥトーク
PUCCH:物理アップリンク制御チャネル
PUSCH:物理アップリンク共有チャネル
QAM:直交振幅変調
QCI:識別子のQoSクラス
QCL:擬似コロケーション
QFI:QoSフローID、QoSフロー識別子
QoS:サービス品質
QPSK:直交(4位相)位相シフトキーイング
QZSS:準天頂衛星システム
RA-RNTI:ランダムアクセスRNTI
RAB:無線アクセスベアラ、ランダムアクセスバースト
RACH:ランダムアクセスチャネル
RADIUS:リモート認証ダイアルインユーザサービス
RAN:無線アクセスネットワーク
RAND:ランダム番号(認証に用いられる)
RAR:ランダムアクセス応答
RAT:無線アクセス技術
RAU:ルーティングエリア更新
RB:リソースブロック、無線ベアラ
RBG:リソースブロックグループ
REG:リソース要素グループ
Rel:リリース
REQ:要求
RF:無線周波数
RI:ランクインジケータ
RIV:リソースインジケータ値
RL:無線リンク
RLC:無線リンク制御、無線リンク制御層
RLC AM:RLC確認応答モード
RLC UM:RLC非確認応答モード
RLF:無線リンク障害
RLM:無線リンクモニタリング
RLM-RS:RLM用の参照信号
RM:登録管理
RMC:参照測定チャネル
RMSI 残存MSI、残存最小システム情報
RN:中継ノード
RNC:無線ネットワークコントローラ
RNL:無線ネットワーク層
RNTI:無線ネットワーク一時識別子
ROHC:ロバストヘッダ圧縮
RRC:無線リソース制御、無線リソース制御層
RRM:無線リソース管理
RS:参照信号
RSRP:参照信号受信電力
RSRQ:参照信号受信品質
RSSI:受信信号強度インジケータ
RSU:路側ユニット
RSTD:参照信号時間差
RTP:リアルタイムプロトコル
RTS:送信要求(Ready-To-Send)
RTT:ラウンドトリップ時間
Rx:受信(Reception)、受信(Receiving)、受信機
S1AP:S1アプリケーションプロトコル
S1-MME:制御プレーン用のS1
S1-U:ユーザプレーン用のS1
S-CSCF:サービングCSCF
S-GW:サービングゲートウェイ
S-RNTI:SRNC無線ネットワーク一時アイデンティティ
S-TMSI:SAE一時移動局識別子
SA:スタンドアロン動作モード
SAE:システムアーキテクチャ進化
SAP:サービスアクセスポイント
SAPD:サービスアクセスポイント記述子
SAPI:サービスアクセスポイント識別子
SCC:セカンダリコンポーネントキャリア、セカンダリCC
SCell:セカンダリセル
SCEF:サービス機能公開機能
SC-FDMA:シングルキャリア周波数分割多重アクセス
SCG:セカンダリセルグループ
SCM:セキュリティコンテキスト管理
SCS:サブキャリア間隔
SCTP:ストリーム制御送信プロトコル
SDAP:サービスデータ適応プロトコル、サービスデータ適応プロトコル層
SDL:補助ダウンリンク
SDNF:構造化データストレージネットワーク機能
SDP:セッション記述プロトコル
SDSF:構造化データストレージ機能
SDT:小データ送信
SDU:サービスデータユニット
SEAF:セキュリティアンカー機能
SeNB:セカンダリeNB
SEPP:セキュリティエッジ保護プロキシ
SFI:スロットフォーマット指標
SFTD:空間-周波数時間ダイバーシティ、SFN及びフレームタイミング差
SFN:システムフレーム番号
SgNB:セカンダリgNB
SGSN:サービングGPRSサポートノード
S-GW:サービングゲートウェイ
SI:システム情報
SI-RNTI:システム情報RNTI
SIB:システム情報ブロック
SIM:加入者アイデンティティモジュール
SIP:開始セッションプロトコル
SiP:システムインパッケージ
SL:サイドリンク
SLA:サービスレベル合意
SM:セッション管理
SMF:セッション管理機能
SMS:ショートメッセージサービス
SMSF:SMS機能
SMTC:SSBベース測定タイミング構成
SN:セカンダリノード、シーケンス番号
SoC:システムオンチップ
SON:自己組織化ネットワーク
SpCell:特別セル
SP-CSI-RNTI:半永続的CSI RNTI
SPS:半永続的スケジューリング
SQN:シーケンス番号
SR:スケジューリング要求
SRB:シグナリング無線ベアラ
SRS:サウンディング参照信号
SS:同期信号
SSB:同期信号ブロック
SSID:サービスセット識別子
SS/PBCH ブロック
SSBRI:SS/PBCHブロックリソースインジケータ、同期信号ブロックリソースインジケータ
SSC:セッション及びサービス継続性
SS-RSRP:同期信号ベース参照信号受信電力
SS-RSRQ:同期信号ベース参照信号受信品質
SS-SINR:同期信号ベース信号対雑音及び干渉比
SSS:セカンダリ同期信号
SSSG:探索空間セットグループ
SSSIF:探索空間セットインジケータ
SST:スライス/サービスタイプ
SU-MIMO:シングルユーザMIMO
SUL:補助アップリンク
TA:タイミングアドバンス、追跡エリア
TAC:追跡エリアコード
TAG:タイミングアドバンスグループ
TAI:追跡エリアアイデンティティ
TAU:追跡エリア更新
TB:トランスポートブロック
TBS:トランスポートブロックサイズ
TBD:未定義
TCI:送信構成インジケータ
TCP:送信通信プロトコル
TDD:時分割複信
TDM:時分割多重化
TDMA:時分割多重アクセス
TE:端末機器
TEID:トンネルエンドポイント識別子
TFT:トラフィックフローテンプレート
TMSI:一時モバイル加入者アイデンティティ
TNL:トランスポートネットワーク層
TPC:送信電力制御
TPMI:送信プリコードマトリックスインジケータ
TR:技術レポート
TRP、TRxP:送信受信ポイント
TRS:追跡参照信号
TRx:送受信機
TS:技術的仕様、技術的規格
TTI:送信時間間隔
Tx:送信(Transmission)、送信(Transmitting)、送信機
U-RNTI:UTRAN無線ネットワーク一時アイデンティティ
UART:汎用非同期受信機及び送信機
UCI: アップリンク制御情報
UE:ユーザ機器
UDM:統合データ管理
UDP:ユーザデータグラムプロトコル
UDSF:非構造化データストレージネットワーク機能
UICC:汎用集積回路カード
UL:アップリンク
UM:非確認応答モード
UML:統合モデリング言語
UMTS:汎用モバイル電気通信システム
UP:ユーザプレーン
UPF:ユーザプレーン機能
URI:ユニフォームリソース識別子
URL:ユニフォームリソースロケータ
URLLC:超信頼性かつ低レイテンシ
USB:汎用シリアルバス
USIM:汎用加入者アイデンティティモジュール
USS:UE固有探索空間
UTRA:UMTS地上無線アクセス
UTRAN:汎用地上無線アクセスネットワーク
UwPTS:アップリンクパイロット時間スロット
V2I:ビークルツーインフラストラクション
V2P:歩車間
V2V:車車間
V2X:ビークルツーエブリシング
VIM:仮想化インフラストラクチャマネージャ
VL:仮想リンク
VLAN:仮想LAN、仮想ローカルエリアネットワーク
VM:仮想マシン
VNF:仮想化ネットワーク機能
VNFFG:VNF転送グラフ
VNFFGD:VNF転送グラフ記述子
VNFM:VNFマネージャ
VoIP:ボイスオーバIP、ボイスオーバインターネットプロトコル
VPLMN:訪問先公衆陸上モバイルネットワーク
VPN:仮想プライベートネットワーク
VRB:仮想リソースブロック
WiMAX(登録商標):ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス
WLAN:無線ローカルエリアネットワーク
WMAN:無線メトロポリタンエリアネットワーク
WPAN:無線パーソナルエリアネットワーク
X2-C:X2-制御プレーン
X2-U:X2-ユーザプレーン
XML:拡張マークアップ言語
XRES:予想ユーザ応答
XOR:排他的論理和
ZC:Zadoff-Chu
ZP:ゼロ電力
[用語]
【0130】
本書類の目的では、以下の用語及び定義が本明細書で説明される例及び実施形態に適用され得る。
【0131】
本明細書において用いられる場合、「回路」という用語は、記載された機能を提供するように構成される、電子回路、論理回路、プロセッサ(共有、専用、又はグループ)及び/又はメモリ(共有、専用、又はグループ)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルデバイス(FPD)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、コンプレックスPLD(CPLD)、大容量PLD(HCPLD)、構造化ASIC、又はプログラマブルSoC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)等のハードウェアコンポーネントを指し、その一部であり、又は、それを含む。いくつかの実施形態では、回路は、1又は複数のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行して、記載された機能のうちの少なくともいくらかを提供し得る。「回路」という用語はまた、1又は複数のハードウェア要素(又は電気もしくは電子システムに用いられる回路の組み合わせ)と、そのプログラムコードの機能を実行するのに用いられるプログラムコードとの組み合わせを指し得る。これらの実施形態では、ハードウェア要素とプログラムコードとの組み合わせは、特定のタイプの回路と称され得る。
【0132】
本明細書で用いられる場合、「プロセッサ回路」という用語は、一連の算術又は論理演算を順次自動的に実行する、又はデジタルデータを記録、格納、及び/又は転送することが可能な回路を指すか、その一部であるか、又はそれを含む。処理回路は、命令を実行するための1又は複数の処理コアと、プログラム及びデータ情報を格納するための1又は複数のメモリ構造とを含み得る。「プロセッサ回路」という用語は、1又は複数のアプリケーションプロセッサ、1又は複数のベースバンドプロセッサ、物理的中央処理ユニット(CPU)、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、トリプルコアプロセッサ、クアッドコアプロセッサ、及び/又は、プログラムコード、ソフトウェアモジュール、及び/又は機能プロセス等のコンピュータ実行可能命令を実行する、又は別様にそれを動作させることが可能な任意の他のデバイスを指し得る。処理回路は、マイクロプロセッサ、プログラマブル処理デバイス等であり得る、より多くのハードウェアアクセラレータを備えてもよい。1又は複数のハードウェアアクセラレータは、例えば、コンピュータビジョン(CV)及び/又はディープラーニング(DL)アクセラレータを備えてもよい。「アプリケーション回路」及び/又は「ベースバンド回路」という用語は、「プロセッサ回路」と同義とみなされてよく、そのように称されてよい。
【0133】
本明細書で用いられる場合、「インタフェース回路」という用語は、2又はそれよりも多くのコンポーネント又はデバイス間での情報の交換を可能にする回路を指すか、その一部であるか、又はそれを含む。「インタフェース回路」という用語は、1又は複数のハードウェアインタフェース、例えば、バス、I/Oインタフェース、周辺コンポーネントインタフェース、及び/又はネットワークインタフェースカード等を指し得る。
【0134】
本明細書で用いられる場合、「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、無線通信能力を有するデバイスを指し、通信ネットワークにおけるネットワークリソースのリモートユーザを表し得る。「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、クライアント、モバイル、モバイルデバイス、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、移動局、モバイルユーザ、加入者、ユーザ、リモート局、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信機、無線機器、再構成可能な無線機器、再構成可能なモバイルデバイス等と同義とみなされてよく、それらと称されてよい。さらに、「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、任意のタイプの無線/有線デバイス、又は無線通信インタフェースを含む任意のコンピューティングデバイスを含み得る。
【0135】
本明細書で用いられる「ネットワーク要素」という用語は、有線又は無線通信ネットワークサービスを提供するのに用いられる物理的な又は仮想化された機器及び/又はインフラストラクチャを指す。「ネットワーク要素」という用語は、ネットワーク化コンピュータ、ネットワーク化ハードウェア、ネットワーク機器、ネットワークノード、ルータ、スイッチ、ハブ、ブリッジ、無線ネットワークコントローラ、RANデバイス、RANノード、ゲートウェイ、サーバ、仮想化VNF、NFVI等と同義とみなされ、及び/又はそのように称されてよい。
【0136】
本明細書で用いられる場合、「コンピュータシステム」という用語は、任意のタイプの相互接続された電子デバイス、コンピュータデバイス、又はそのコンポーネントを指す。さらに、「コンピュータシステム」及び/又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合されたコンピュータの様々なコンポーネントを指し得る。さらに、「コンピュータシステム」及び/又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合され、コンピューティング及び/又はネットワーキングリソースを共有するように構成された複数のコンピュータデバイス及び/又は複数のコンピューティングシステムを指すことができる。
【0137】
本明細書で用いられる場合、「アプライアンス」、又は「コンピュータアプライアンス」等の用語は、特定のコンピューティングリソースを提供するように特に設計されたプログラムコード(例えば、ソフトウェア又はファームウェア)を含むコンピュータデバイス又はコンピュータシステムを指す。「仮想アプライアンス」は、コンピュータアプライアンスを仮想化もしくはエミュレートする、又はそうでなければ特定のコンピューティングリソースを提供するための専用のものであるハイパーバイザ搭載デバイスによって実装される仮想マシンイメージである。
【0138】
本明細書で用いられる場合、「リソース」という用語は、物理もしくは仮想デバイス、コンピューティング環境内の物理もしくは仮想コンポーネント、及び/又は特定のデバイス内の物理もしくは仮想コンポーネント、例えば、コンピュータデバイス、メカニカルデバイス、メモリ空間、プロセッサ/CPU時間、プロセッサ/CPU使用、プロセッサ及びアクセラレータ負荷、ハードウェア時間もしくは使用、電力、入出力動作、ポートもしくはネットワークソケット、チャネル/リンク割り当て、スループット、メモリ使用、ストレージ、ネットワーク、データベース及びアプリケーション、並びに/又はワークロードユニット等を指す。「ハードウェアリソース」は、物理ハードウェア要素によって提供される計算、ストレージ、及び/又はネットワークリソースを指し得る。「仮想化リソース」は、仮想化インフラストラクチャによってアプリケーション、デバイス、システム等に提供される計算、ストレージ、及び/又はネットワークリソースを指し得る。「ネットワークリソース」又は「通信リソース」という用語は、通信ネットワークを介してコンピュータデバイス/システムによってアクセス可能であるリソースを指し得る。「システムリソース」という用語は、サービスを提供するための任意の種類の共有エンティティを指してよく、コンピューティング及び/又はネットワークリソースを含み得る。システムリソースは、そのようなシステムリソースが単一のホスト又は複数のホストに存在し、明確に識別可能であるサーバを通じてアクセス可能な、コヒーレント関数、ネットワークデータオブジェクト、又はサービスのセットとみなされてよい。
【0139】
本明細書で用いられる場合、「チャネル」という用語は、データ又はデータストリームを通信するのに用いられる、有形又は無形のいずれかの、任意の伝送媒体を指す。「チャネル」という用語は、「通信チャネル」、「データ通信チャネル」、「伝送チャネル」、「データ伝送チャネル」、「アクセスチャネル」、「データアクセスチャネル」、「リンク」、「データリンク」、「キャリア」、「無線周波数キャリア」、及び/又は、データが通信される経路もしくは媒体を意味する任意の他の同様の用語と同義であり得、及び/又はそれらと均等であり得る。さらに、本明細書で用いられる場合、「リンク」という用語は、情報を送信及び受信する目的のためのRATを通じた2つのデバイス間の接続を指す。
【0140】
本明細書で用いられる場合、「インスタンス化」及び「インスタンス化」等の用語は、インスタンスの生成を指す。「インスタンス」はまた、例えば、プログラムコードの実行中に生じ得るオブジェクトの具体的な発生を指す。
【0141】
「結合」、「通信可能に結合」という用語、及びそれらの派生語が本明細書で用いられる。「結合」という用語は、2又はそれよりも多くの要素が互いに直接に物理的に又は電気的に接触していることを意味してよく、2又はそれよりも多くの要素が互いに間接的に接触しているが依然として互いに協働もしくは相互作用することを意味してよく、及び/又は、互いに結合されていると言われている要素の間に1又は複数の他の要素が結合もしくは接続されていることを意味してよい。「直接的に結合」という用語は、2又はそれよりも多くの要素が互いに直接接触していることを意味してよい。「通信可能に結合」という用語は、2又はそれよりも多くの要素が、有線もしくは他のインターコネクト接続を通じた、及び/又は無線通信チャネルもしくはリンクを通じたもの等を含む通信によって互いに接触し得ることを意味してよい。
【0142】
「情報要素」という用語は、1又は複数のフィールドを含む構造要素を指す。「フィールド」という用語は、情報要素の個々のコンテンツ、又はコンテンツを含むデータ要素を指す。
【0143】
「SMTC」という用語は、SSB-MeasurementTimingConfigurationによって構成されたSSBベース測定タイミング構成を指す。
【0144】
「SSB」という用語は、SS/PBCHブロックを指す。
【0145】
「プライマリセル」という用語は、UEが初期接続確立プロシージャを実行するか、又は接続再確立プロシージャを開始するかのいずれかを行う、プライマリ周波数で動作するMCGセルを指す。
【0146】
「プライマリSCGセル」という用語は、UEが、DC動作のためのReconfiguration with Sync手順を実行するときにランダムアクセスを実行するSCGセルを指す。
【0147】
「セカンダリセル」という用語は、CAで構成されたUEのために特別セル上に追加の無線リソースを提供するセルを指す。
【0148】
「セカンダリセルグループ」という用語は、PSCellを含むサービングセルと、DCで構成されたUEのための0又はそれよりも多くのセカンダリセルとのサブセットを指す。
【0149】
「サービングセル」という用語は、CA/DCで構成されていないRRC_CONNECTEDにおけるUEのためのプライマリセルを指し、プライマリセルを含むサービングセルは1つのみである。
【0150】
「サービングセル(serving cell)」又は「サービングセル(serving cells)」という用語は、特別セル、及びCAを用いて構成されたRRC_CONNECTEDにおけるUEのための全てのセカンダリセルを含むセルのセットを指す。
【0151】
「特別セル」という用語は、DC動作の場合、MCGのPCell又はSCGのPSCellを指し;そうでなければ、「特別セル」という用語はPcellを指す。
【手続補正書】
【提出日】2024-04-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を記憶するメモリ;及び
前記メモリと結合され、
前記メモリから前記タイミング情報を取得し、ここで、前記タイミング情報における前記MRTDは、ダウンリンク制御情報(DCI)がそこから受信される第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間のものである;
前記MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判定し;及び
前記判定されたBWP切り替え遅延に基づいて前記BWP切り替えを実行する
ようになっている処理回路
を備える装置。
【請求項2】
前記BWP切り替え遅延は、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さに対する前記MRTDの比に基づいて判定される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記参照スロットは、前記第2のセルのサブキャリア間隔(SCS)に対応する、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記参照スロットは、前記第1のセルのSCSに対応する、請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記参照スロットは、前記BWP切り替えの前又は後のスケジューリングセルの最も小さいSCSに対応する、請求項2に記載の装置。
【請求項6】
前記参照スロットは、固定SCSに対応する、請求項2に記載の装置。
【請求項7】
前記MRTDは、260ns、25us、又は33usである、請求項1~6のいずれ
か一項に記載の装置。
【請求項8】
前記装置は、ユーザ機器(UE)又はその一部を含む、請求項1
~6のいずれ
か一項に記載の装置。
【請求項9】
ユーザ機器(UE
)に、
前記UEがそこからダウンリンク制御情報(DCI)を受信する第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間の最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を判
定する手順と;
前記MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判
定する手順と;
前記判定されたBWP切り替え遅延に基づいて前記BWP切り替えを実行す
る手順と
を実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項10】
前記BWP切り替え遅延は、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さに対する前記MRTDの比に基づいて判定される、請求項9に記載
のコンピュータプログラム。
【請求項11】
前記参照スロットは、前記第2のセルのサブキャリア間隔(SCS)に対応する、請求項10に記載
のコンピュータプログラム。
【請求項12】
前記参照スロットは、前記第1のセルのSCSに対応する、請求項10に記載
のコンピュータプログラム。
【請求項13】
前記参照スロットは、前記BWP切り替えの前又は後のスケジューリングセルの最も小さいSCSに対応する、請求項10に記載
のコンピュータプログラム。
【請求項14】
前記参照スロットは、固定SCSに対応する、請求項10に記載
のコンピュータプログラム。
【請求項15】
前記MRTDは、260ns、25us、又は33usである、請求項9~14のいずれ
か一項に記載
のコンピュータプログラム。
【請求項16】
請求項9~14のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムを格納しているコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
ユーザ機器(UE
)に、
前記UEがそこからダウンリンク制御情報(DCI)を受信する第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間の最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を判
定する手順であって、ここで、前記MRTDは、260ns、25us、又は33usであ
る、手順と;
前記MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判
定する手順と;
前記判定されたBWP切り替え遅延に基づいて前記BWP切り替えを実行す
る手順と
を実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項18】
前記BWP切り替え遅延は、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さに対する前記MRTDの比に基づいて判定される、請求
項17に記載
のコンピュータプログラム。
【請求項19】
前記参照スロットは、前記第2のセルのサブキャリア間隔(SCS)に対応する、請求
項18に記載
のコンピュータプログラム。
【請求項20】
前記参照スロットは、前記第1のセルのSCSに対応する、請求
項18に記載
のコンピュータプログラム。
【請求項21】
前記参照スロットは、前記BWP切り替えの前又は後のスケジューリングセルの最も小さいSCSに対応する、請求
項18に記載
のコンピュータプログラム。
【請求項22】
前記参照スロットは、固定SCSに対応する、請求
項18に記載
のコンピュータプログラム。
【請求項23】
請求項17~22のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムを格納しているコンピュータ可読記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0151
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0151】
「特別セル」という用語は、DC動作の場合、MCGのPCell又はSCGのPSCellを指し;そうでなければ、「特別セル」という用語はPcellを指す。
[他の可能な項目]
[項目1]
最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を記憶するメモリ;及び
前記メモリと結合され、
前記メモリから前記タイミング情報を取得し、ここで、前記タイミング情報における前記MRTDは、ダウンリンク制御情報(DCI)がそこから受信される第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間のものである;
前記MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判定し;及び
前記判定されたBWP切り替え遅延に基づいて前記BWP切り替えを実行する
ようになっている処理回路
を備える装置。
[項目2]
前記BWP切り替え遅延は、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さに対する前記MRTDの比に基づいて判定される、項目1に記載の装置。
[項目3]
前記参照スロットは、前記第2のセルのサブキャリア間隔(SCS)に対応する、項目2に記載の装置。
[項目4]
前記参照スロットは、前記第1のセルのSCSに対応する、項目2に記載の装置。
[項目5]
前記参照スロットは、前記BWP切り替えの前又は後のスケジューリングセルの最も小さいSCSに対応する、項目2に記載の装置。
[項目6]
前記参照スロットは、固定SCSに対応する、項目2に記載の装置。
[項目7]
前記MRTDは、260ns、25us、又は33usである、項目1~6のいずれかに記載の装置。
[項目8]
前記装置は、ユーザ機器(UE)又はその一部を含む、項目1~7のいずれかに記載の装置。
[項目9]
1又は複数のプロセッサによって実行されると、ユーザ機器(UE)を、
前記UEがそこからダウンリンク制御情報(DCI)を受信する第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間の最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を判定し;
前記MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判定し;及び
前記判定されたBWP切り替え遅延に基づいて前記BWP切り替えを実行する
ように構成する命令を記憶した1又は複数のコンピュータ可読媒体。
[項目10]
前記BWP切り替え遅延は、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さに対する前記MRTDの比に基づいて判定される、項目9に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
[項目11]
前記参照スロットは、前記第2のセルのサブキャリア間隔(SCS)に対応する、項目10に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
[項目12]
前記参照スロットは、前記第1のセルのSCSに対応する、項目10に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
[項目13]
前記参照スロットは、前記BWP切り替えの前又は後のスケジューリングセルの最も小さいSCSに対応する、項目10に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
[項目14]
前記参照スロットは、固定SCSに対応する、項目10に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
[項目15]
前記MRTDは、260ns、25us、又は33usである、項目9~14のいずれかに記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
[項目16]
1又は複数のプロセッサによって実行されると、ユーザ機器(UE)を、
前記UEがそこからダウンリンク制御情報(DCI)を受信する第1のセル及び帯域幅部分(BWP)切り替えが発生することになる第2のセル間の最大受信タイミング差(MRTD)を含むタイミング情報を判定し、ここで、前記MRTDは、260ns、25us、又は33usである;
前記MRTDに基づいてBWP切り替え遅延を判定し;及び
前記判定されたBWP切り替え遅延に基づいて前記BWP切り替えを実行する
ように構成する命令を記憶した1又は複数のコンピュータ可読媒体。
[項目17]
前記BWP切り替え遅延は、BWP切り替え遅延要件において用いられる参照スロットの長さに対する前記MRTDの比に基づいて判定される、項目16に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
[項目18]
前記参照スロットは、前記第2のセルのサブキャリア間隔(SCS)に対応する、項目17に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
[項目19]
前記参照スロットは、前記第1のセルのSCSに対応する、項目17に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
[項目20]
前記参照スロットは、前記BWP切り替えの前又は後のスケジューリングセルの最も小さいSCSに対応する、項目17に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
[項目21]
前記参照スロットは、固定SCSに対応する、項目17に記載の1又は複数のコンピュータ可読媒体。
【国際調査報告】