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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-08
(54)【発明の名称】高密度フォトニック集積回路光結合
(51)【国際特許分類】
   G02B 6/30 20060101AFI20241031BHJP
   G02B 6/32 20060101ALI20241031BHJP
【FI】
G02B6/30
G02B6/32
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023568673
(86)(22)【出願日】2022-12-02
(85)【翻訳文提出日】2023-12-21
(86)【国際出願番号】 GB2022053074
(87)【国際公開番号】W WO2023099915
(87)【国際公開日】2023-06-08
(31)【優先権主張番号】2117494.1
(32)【優先日】2021-12-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】プサイラ、ニコラス ディー
(72)【発明者】
【氏名】ラミング、リチャード
【テーマコード(参考)】
2H137
【Fターム(参考)】
2H137AB08
2H137BA15
2H137BA34
2H137BC07
2H137BC10
2H137BC25
2H137BC51
2H137BC52
2H137BC55
2H137CA15A
2H137CA33
2H137CA49
2H137CA51
2H137CA62
2H137CA74
2H137CD33
2H137CD45
(57)【要約】
フォトニック集積回路(4)および複数の光ファイバ(6)の間に光を透過させる使用のための光相互接続装置(2)は、複数の一次光ビーム管理要素(40)、複数の二次光ビーム管理要素(50)、および複数の光ファイバ位置合わせ構造(60)を備える。各光ファイバ位置合わせ構造(60)は、前記対応する光ファイバ(6)の端部が、前記二次光ビーム管理要素(50)のうち対応する1つと位置合わせされており、しかし分離されているように、対応する光ファイバ(6)を受容するよう構成され、前記光相互接続装置(2)は複数の光路を画定し、各光路は、前記光相互接続装置の表面から、前記一次光ビーム管理要素のうち対応する1つおよび前記二次光ビーム管理要素のうち対応する1つを介して、前記光ファイバ位置合わせ構造(60)のうち対応する1つの端部へと延在する。前記光相互接続装置(2)、フォトニック集積回路(4)、および複数の光ファイバ(6)を備える光学システムも開示される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フォトニック集積回路および複数の光ファイバの間に光を透過させるように使用されている光相互接続装置であって、複数の一次光ビーム管理要素、一次光ビーム管理要素の各々は、前記フォトニック集積回路の対応する光学要素から受光された光をコリメートする、または、前記フォトニック集積回路の対応する光学要素上に光を集光するよう構成された;複数の二次光ビーム管理要素、二次光ビーム管理要素の各々は、前記複数の光ファイバのうちの対応する1つの端部上に光を集光する、または、前記複数の光ファイバのうちの対応する1つの端部から受光された光をコリメートするよう構成された;複数の光ファイバ位置合わせ構造、各光ファイバ位置合わせ構造は、前記対応する光ファイバの端部が、前記二次光ビーム管理要素のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、対応する光ファイバを受容するよう構成され、前記光相互接続装置は複数の光路を画定し、各光路は前記光相互接続装置の表面から、前記一次光ビーム管理要素のうちの対応する1つおよび前記二次光ビーム管理要素のうちの対応する1つを介して光ファイバ位置合わせ構造のうちの対応する1つの端部へと延在する、を備える、光相互接続装置。
【請求項2】
前記一次光ビーム管理要素および/または前記二次光ビーム管理要素のうちの1または複数は、マイクロレンズ;セグメント導波路またはテーパ導波路などの導波路構造;屈折率分布型(GRIN)レンズ;または、2D湾曲全内部反射(TIR)マイクロミラーなどの2D湾曲マイクロミラー、を備える、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項3】
前記一次光ビーム管理要素は、規則的1D配列などの1D配列で配置されており;前記一次光ビーム管理要素は、千鳥配置を有し;または、前記一次光ビーム管理要素は、規則的2D配列などの2D配列で配置されている、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項4】
前記光ファイバ位置合わせ構造は、規則的1D配列などの1D配列で配置されており;前記光ファイバ位置合わせ構造は、千鳥配置を有し;または、前記光ファイバ位置合わせ構造は、規則的2D配列などの2D配列で配置されている、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項5】
前記一次光ビーム管理要素のうちの2または2より多いもの、および、対応する2または2より多くの前記光ファイバ位置合わせ構造が、同じ平面において配置されている、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項6】
近接する一次光ビーム管理要素は、平行な光路に沿って光を導くよう構成されている、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項7】
近接する一次光ビーム管理要素は、非平行な光路に沿って光を導くよう構成されている、および/または、1つおきの一次光ビーム管理要素が、平行な光路に沿って光を導くよう構成されている、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項8】
前記一次光ビーム管理要素のうちの2または2より多いもの、および、対応する2または2より多くの前記光ファイバ位置合わせ構造は、異なる平面に配置されており、例えば、前記一次光ビーム管理要素のうちの2または2より多いものは第1平面に配置され、対応する2または2より多くの前記光ファイバ位置合わせ構造は、前記第1平面に直交する第2平面に配置される、請求項7に記載の光相互接続装置。
【請求項9】
前記一次光ビーム管理要素のうちの2または2より多いものは、第1軸に沿って延在する規則的1D配列などの1D配列で配置され、前記対応する2または2より多くの光ファイバ位置合わせ構造は、前記第1軸と直交する第2軸に沿って延在する規則的1D配列などの1D配列で配置される、請求項7に記載の光相互接続装置。
【請求項10】
前記フォトニック集積回路は複数の集積光導波路を備え、前記フォトニック集積回路の各光学要素は、前記フォトニック集積回路の表面を通じて前記複数の集積光導波路のうち対応する1つへの光、またはそれからの光を導くための、グレーティングカプラ要素などの表面カプラ要素、または、2D湾曲TIRマイクロミラーを備え、前記一次光ビーム管理要素のうちそれぞれは、前記フォトニック集積回路の前記表面カプラ要素のうちの対応する1つの上で光を集光するよう、または、前記フォトニック集積回路の前記表面カプラ要素のうちの対応する1つから受光された光をコリメートするよう構成されている、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項11】
前記フォトニック集積回路は、前記フォトニック集積回路のエッジにおいて形成されたステップを備え、前記ステップはレッジおよびファセットを有し、前記フォトニック集積回路の各集積光導波路は、前記フォトニック集積回路の前記ファセットにおいて対応する光ポートを画定すべく、前記フォトニック集積回路の前記ファセットにおいて終端し、前記フォトニック集積回路の各光学要素は、前記光ポートのうちの対応する1つを備え、前記光相互接続装置は前記光相互接続装置のエッジにおいて形成されたステップを備え、前記ステップはレッジおよびファセットを有し、前記光相互接続装置の前記ファセットは、前記フォトニック集積回路の前記光ポートおよび前記複数の一次光ビーム管理要素の間に設置されるよう構成され、前記一次光ビーム管理要素のうちそれぞれは、前記光ポートのうち対応する1つの上に光を集光するよう、または、前記光ポートのうちの対応する1つから受光された光をコリメートするよう構成されている、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項12】
前記フォトニック集積回路の前記ファセットは、エッチングによって形成される;前記光相互接続装置の前記ファセットは、エッチングによって形成される;前記フォトニック集積回路の前記レッジは、エッチングによって形成される;および、前記光相互接続装置の前記レッジは、エッチングによって形成される、のうちの少なくとも1つである、請求項11に記載の光相互接続装置。
【請求項13】
前記複数の一次光ビーム管理要素および前記光相互接続装置の前記レッジは、ある次元において、前記フォトニック集積回路の複数の前記光ポートおよび前記フォトニック集積回路の基準面が同じ次元において分離されている所定の距離と一致する所定の距離で、分離され、前記光相互接続装置の前記ステップは、前記フォトニック集積回路の前記レッジが前記光相互接続装置と係合することなく、前記光相互接続装置の前記レッジおよび前記フォトニック集積回路の前記基準面の間の係合を可能にするよう構成された、請求項11に記載の光相互接続装置。
【請求項14】
前記光相互接続装置の前記複数の一次光ビーム管理要素および前記光相互接続装置の基準面は、ある次元において、前記フォトニック集積回路の複数の前記光ポートおよび前記フォトニック集積回路の前記レッジが同じ次元において分離されている所定の距離と一致する所定の距離で、分離され、前記光相互接続装置の前記ステップは、前記光相互接続装置の前記レッジが前記フォトニック集積回路と係合することなく、前記光相互接続装置の前記基準面および前記フォトニック集積回路の前記レッジの間の係合を可能にするよう構成された、請求項11に記載の光相互接続装置。
【請求項15】
前記光相互接続装置は、例えば融解シリカのモノリシックブロックといった、ガラスなどの材料のモノリシックブロックを有する光相互接続構成要素を備え、前記複数の一次光ビーム管理要素、前記複数の二次光ビーム管理要素、および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造は、材料の前記モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、任意選択で、前記光相互接続装置は1または複数の位置合わせ機構を備え、各位置合わせ機構は、材料の前記モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、各位置合わせ機構は、前記光相互接続構成要素および前記フォトニック集積回路のパッシブな位置合わせのために、前記フォトニック集積回路の対応する相補的位置合わせ機構に係合するよう構成された、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項16】
一次光ビーム管理要素配列構成要素;および光ファイバコネクタフェルール、を備え、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は、例えば融解シリカの第1モノリシックブロックといった、ガラスなどの材料の第1モノリシックブロックを有し、前記複数の一次光ビーム管理要素は、材料の前記第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、前記光ファイバコネクタフェルールは、例えば融解シリカの第2モノリシックブロックといった、ガラスなどの材料の第2モノリシックブロックを有し、前記複数の二次光ビーム管理要素および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造は、材料の前記第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、任意選択で、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールは、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールのパッシブな位置合わせのための1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を有する、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項17】
反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素;および光ファイバコネクタフェルール、を備え、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素は、例えば融解シリカの第1モノリシックブロックといった、ガラスなどの材料の第1モノリシックブロックを有し、材料の前記第1モノリシックブロックは、前記複数の一次光ビーム管理要素および反射器を画定し、各光路は前記反射器において方向を変更し、前記光ファイバコネクタフェルールは、例えば融解シリカの第2モノリシックブロックといった、ガラスなどの材料の第2モノリシックブロックを有し、前記複数の二次光ビーム管理要素および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造は、材料の前記第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成された、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項18】
前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素は1または複数の位置合わせ機構を備え、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素の各位置合わせ機構は、材料の前記第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、各位置合わせ機構は、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記フォトニック集積回路のパッシブな位置合わせのために前記フォトニック集積回路の対応する相補的位置合わせ機構と係合するよう構成された、請求項17に記載の光相互接続装置。
【請求項19】
前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールは、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールのパッシブな位置合わせのための、1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を有する、請求項17に記載の光相互接続装置。
【請求項20】
一次光ビーム管理要素配列構成要素;反射器を画定する反射器構成要素、各光路は前記反射器において方向を変更する;および、光ファイバコネクタフェルールを備え、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は、例えば融解シリカの第1モノリシックブロックといった、ガラスなどの材料の第1モノリシックブロックを有し、前記複数の一次光ビーム管理要素は、材料の前記第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、前記光ファイバコネクタフェルールは、例えば融解シリカの第2モノリシックブロックといった、ガラスなどの材料の第2モノリシックブロックを有し、前記複数の二次光ビーム管理要素および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造は、材料の前記第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、前記反射器構成要素は、例えば融解シリカの第3モノリシックブロックといった、ガラスなどの材料の第3モノリシックブロックを有し、前記反射器は材料の前記第3モノリシックブロックにおいて一体的に形成された、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項21】
前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素は、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素のパッシブな位置合わせのための1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を有する、請求項20に記載の光相互接続装置。
【請求項22】
二次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素は、前記二次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素のパッシブな位置合わせのための1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を有する、請求項20に記載の光相互接続装置。
【請求項23】
請求項1から22のいずれか一項に記載の光相互接続装置、フォトニック集積回路、および複数の光ファイバを備え、前記フォトニック集積回路および前記光相互接続装置は、前記光相互接続装置の対応する光ファイバ位置合わせ構造に、例えば結合されることで取り付けられ、各光ファイバは、前記光相互接続装置の対応する光ファイバ位置合わせ構造に、例えば結合されることで取り付けられる、光学システム。
【請求項24】
前記複数の光ファイバは、光ファイバの規則的1D配列などの光ファイバの1D配列、例えば80μmまたはより大きいピッチを有する光ファイバの規則的1D配列;光ファイバの千鳥配置;または、光ファイバの規則的2D配列などの光ファイバの2D配列を備える、請求項23に記載の光学システム。
【請求項25】
各光ファイバは複数の光ファイバコアを備え、各光ファイバ位置合わせ構造は、対応する光ファイバの各光ファイバコアの端部が、前記二次光ビーム管理要素のうち対応する1つと位置合わせされており、しかし分離されているように、前記対応する光ファイバと係合するよう構成された、請求項23に記載の光学システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、シリコンフォトニック(SiPh)デバイスなどのフォトニック集積回路(PIC)への、および/または、それからの、高密度光結合において役立つ構成要素およびアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
シリコンフォトニック集積回路(PIC)用途における高チャネルカウントの光入力/出力(I/O)ポートに関して、顕著な要求が存在する。これは、共パッケージされた(Co-packaged)光学用途(CPO)における電子工学および光学の間の堅い統合の必要性によって構成され、電子I/Oから光学I/Oへの遷移が、顕著な利点および高い帯域幅拡張可能性を提供し得る。
【0003】
従来の光ファイバ取り付けプロセスを使用して高チャネルカウントを実現することは、顕著なコストおよび実用性の含意を有する、シリコンチップ上の望まない量のスペースを使用する可能性がある。
【0004】
従来の光ファイバ配列は、そのような配列に使用されている光ファイバの直径によって限定されている、100pmのオーダーのチャネルピッチを実現し得る。共通のピッチは250pmまたは127pmであるが、しかしながら、より小さいピッチもまた、80pmの直径を有するものなどのより小さい直径の光ファイバを使用することによって利用可能である。しかしながら、従来のV字溝配列において、1つの寸法の配列のそのような光ファイバを使用することは、達成可能なチャネル密度に顕著な制限をつける。
【0005】
PIC上の光I/Oカプラは、25pmなど、近接したカプラ間のピッチを顕著に小さくして生産し得、ゆえに、チャネル密度の実質的な増加を提供し得る。しかしながら、光インタポーザデバイスには次に、これらの構造と、信号を受信機に運搬するように使用されている光ファイバとの間の光結合を提供することが要求される。
【0006】
エッジ結合式光インタポーザデバイスが、広いスペクトル帯域幅と、シリコンフォトニック導波路への低い結合損失を提供するように、シリコンフォトニックプラットフォーム上で一般に使用されている。しかしながら、エッジのジオメトリに起因して、知られているエッジ結合式光インタポーザデバイスは、チャネルとチャネルの間のピッチの減少が、I/O密度の増加に利用可能なルートのみとなるような、1D配列に限定されている。
【0007】
代替的に、シリコンフォトニクスプラットフォームの中へのおよび外への光を鉛直に結合するグレーティング結合器を用いる、光インタポーザデバイスが使用され得る。グレーティング結合器は、I/Oのためのダイの不動産のより効率的な使用を提供するように、カプラの2D配列を可能にし得る。しかしながら、シリコンフォトニクスプラットフォームによってグレーティング結合器を用いる、知られている光インタポーザデバイスの位置合わせは、複雑であり得、および/または、高度な精密性を要求し得る。
【発明の概要】
【0008】
本開示の以下の態様のうちのいずれか1つの特徴のうちのいずれか1または複数が、本開示の他の前述の態様のうちのいずれかの特徴のうちのいずれか1または複数と組み合わせられ得ることが、理解されるべきである。
【0009】
本開示の態様に従って、フォトニック集積回路および複数の光ファイバの間に光を透過させるように使用されている光相互接続装置が提供され、前記光相互接続装置は、複数の一次光ビーム管理要素、各一次光ビーム管理要素は、前記フォトニック集積回路の対応する光学要素から受光された光をコリメートする、または、前記フォトニック集積回路の対応する光学要素上に光を集光するよう構成された;複数の二次光ビーム管理要素、各二次光ビーム管理要素は、前記光ファイバのうちの対応する1つの端部上に光を集光する、または、前記光ファイバのうちの対応する1つの端部から受光された光をコリメートするよう構成された;複数の光ファイバ位置合わせ構造、各光ファイバ位置合わせ構造は、前記対応する光ファイバの端部が、前記二次光ビーム管理要素のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、対応する光ファイバを受容するよう構成され、前記光相互接続装置は複数の光路を画定し、各光路は前記光相互接続装置の表面から、前記一次光ビーム管理要素のうちの対応する1つおよび前記二次光ビーム管理要素のうちの対応する1つを介して光ファイバ位置合わせ構造のうちの対応する1つの端部へと延在する、を備える。
【0010】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素のうちの1または複数は、光ビームコリメート要素または光ビーム集光要素を備える。
【0011】
任意選択で、前記二次光ビーム管理要素のうちの1または複数は、光ビームコリメート要素または光ビーム集光要素を備える。任意選択で、前記一次光ビーム管理要素のうちの1または複数は、マイクロレンズを備える。
【0012】
任意選択で、前記二次光ビーム管理要素のうちの1または複数は、マイクロレンズを備える。
【0013】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素のうちの1または複数は、セグメント導波路またはテーパ導波路などの導波路構造を備える。
【0014】
任意選択で、前記二次光ビーム管理要素のうちの1または複数は、セグメント導波路またはテーパ導波路などの導波路構造を備える。
【0015】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素のうちの1または複数は、ガラスなどの材料のモノリシックブロックの屈折率のレーザ変性によって形成されたGRINレンズ、または、材料のモノリシックブロックへレーザエッチングされた穴へのGRINロッドの挿入によって形成されたGRINレンズなどの、屈折率分布型(GRIN)レンズを備える。
【0016】
任意選択で、前記二次光ビーム管理要素のうちの1または複数は、ガラスなどの材料のモノリシックブロックの屈折率のレーザ変性によって形成されたGRINレンズ、または、材料のモノリシックブロックへレーザエッチングされた穴へのGRINロッドの挿入によって形成されたGRINレンズなどの、屈折率分布型(GRIN)レンズを備える。
【0017】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素のうちの1または複数は、2D湾曲全内部反射(TIR)マイクロミラーなどの2D湾曲マイクロミラーを備える。
【0018】
任意選択で、前記二次光ビーム管理要素のうちの1または複数は、2D湾曲全内部反射(TIR)マイクロミラーなどの2D湾曲マイクロミラーを備える。
【0019】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素は、規則的1D配列などの1D配列で配置されている。
【0020】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素は、千鳥配置を有する。一次光ビーム管理要素の千鳥配置の使用は、従来技術の光カップリング解決方法より高密度でフォトニック集積回路との光結合を可能にし得る。
【0021】
任意選択で、一次光ビーム管理要素は、規則的2D配列などの2D配列で配置されている。一次光ビーム管理要素の2D配列の使用は、従来技術の光カップリング解決方法より高密度でフォトニック集積回路との光結合を可能にし得る。
【0022】
任意選択で、光ファイバ位置合わせ構造は、規則的1D配列などの1D配列で配置されている。
【0023】
任意選択で、光ファイバ位置合わせ構造は千鳥配置を有する。光ファイバ位置合わせ構造の千鳥配置の使用は、従来技術の光カップリング解決方法より高密度でフォトニック集積回路との光結合を可能にし得る。
【0024】
任意選択で、光ファイバ位置合わせ構造は、規則的2D配列などの2D配列で配置されている。光ファイバ位置合わせ構造の2D配列の使用は、従来技術の光カップリング解決方法より高密度でフォトニック集積回路との光結合を可能にし得る。
【0025】
任意選択で、複数の一次光ビーム管理要素および複数の二次光ビーム管理要素は、一致する、または対応する空間配置を有する。
【0026】
任意選択で、一次光ビーム管理要素のうちの2または2より多いもの、および対応する2または2より多くの光ファイバ位置合わせ構造は、同じ平面において配置されている。そのような光相互接続装置は、2または2より多くの光路を画定し得、各光路は対応する一次光ビーム管理要素から、またはそれを通じて、対応する光ファイバ位置合わせ構造へと延在し、前記2または2より多くの光路は、同じ平面に延在する。
【0027】
任意選択で、近接する一次光ビーム管理要素は、平行な光路に沿って光を導くよう構成されている。
【0028】
任意選択で、近接する一次光ビーム管理要素は、非平行な光路に沿って光を導くよう構成されている。
【0029】
任意選択で、1つおきの一次光ビーム管理要素は、平行な光路に沿って光を導くよう構成されている。
【0030】
任意選択で、一次光ビーム管理要素のうちの2または2より多いもの、および対応する2または2より多くの光ファイバ位置合わせ構造は、異なる平面に配置されている。例えば、一次光ビーム管理要素のうちの2または2より多いものは第1平面に配置され得、対応する2または2より多くの光ファイバ位置合わせ構造は、前記第1平面に直交する第2平面に配置され得る。そのような光相互接続装置は、2または2より多くの光路を画定し得、各光路は、対応する一次光ビーム管理要素から、またはそれを通じて、対応する光ファイバ位置合わせ構造へと延在し、前記2または2より多くの光路は、異なる平面に延在する。
【0031】
前記一次光ビーム管理要素のうちの2または2より多いものは、第1軸に沿って延在する規則的1D配列などの1D配列で配置され得、前記対応する2または2より多くの光ファイバ位置合わせ構造は、前記第1軸に直交する第2軸に沿って延在する規則的1D配列などの1D配列で配置され得る。そのような光相互接続装置は、2または2より多くの光路を画定し得、各光路は、対応する一次光ビーム管理要素から、またはそれを通じて、対応する光ファイバ位置合わせ構造へと延在し、前記2または2より多くの光路は、異なる平面に延在する。
【0032】
任意選択で、各光路は、少なくとも一回方向を変更する。
【0033】
任意選択で、各光路は、90°の角度で、または90°の領域内の角度で、例えば60°と120°の間の角度で、85°と95°の間の角度で、または88°と92°の間の角度で、少なくとも一回方向を変更する。
【0034】
任意選択で、各光路は、前記一次光ビーム管理要素のうちの対応する1つにおいて方向を変更する。
【0035】
任意選択で、各光路は、前記二次光ビーム管理要素のうちの対応する1つにおいて方向を変更する。
【0036】
任意選択で、各一次光ビーム管理要素は、前記対応する光路が方向を変更する角度を画定する。
【0037】
任意選択で、各二次光ビーム管理要素は、前記対応する光路が方向を変更する角度を画定する。
【0038】
任意選択で、前記光相互接続装置は反射器を備え、各光路は前記反射器において方向を変更する。
【0039】
任意選択で、前記反射器は、前記光路のうちそれぞれが方向を変更する角度を画定する。
【0040】
任意選択で、前記反射器は、前記複数の一次光ビーム管理要素および前記複数の二次光ビーム管理要素の間を通る光を反射するよう構成されている。
【0041】
前記フォトニック集積回路は、複数の集積光導波路を備え得る。
【0042】
任意選択で、前記フォトニック集積回路の各光学要素は、前記集積光導波路のうちの対応する1つへの光を、またはそれからの光を、前記集積光導波路の前記対応する1つの上方または下方の表面などの前記フォトニック集積回路の表面を通じて、導くための表面カプラ要素を備える。任意選択で、一次光ビーム管理要素のうちそれぞれは、前記フォトニック集積回路の前記表面カプラ要素のうちの対応する1つの上に光を集光するよう、または、前記フォトニック集積回路の前記表面カプラ要素のうちの対応する1つから受光された光をコリメートするよう構成されている。そのような光相互接続装置は、フォトニック集積回路の各集積光導波路および、複数の光ファイバのうちの対応する光ファイバの間の、前記複数の集積光導波路の上方または下方の前記フォトニック集積回路の表面を介した光の結合を簡略化し得る。
【0043】
任意選択で、前記表面カプラ要素は、規則的1D配列などの1D配列で配置されている。
【0044】
任意選択で、前記表面カプラ要素は千鳥配置を有する。表面カプラ要素の千鳥配置の使用は、従来技術の光カップリング解決方法より高密度で前記フォトニック集積回路との光結合を可能にし得る。
【0045】
任意選択で、前記表面カプラ要素は、規則的2D配列などの2D配列で配置されている。表面カプラ要素の2D配列の使用は、従来技術の光カップリング解決方法より高密度で前記フォトニック集積回路との光結合を可能にし得る。
【0046】
任意選択で、前記フォトニック集積回路は、前記フォトニック集積回路のエッジにおいて形成されたステップを備え、前記ステップは、レッジおよびファセットを有する。
【0047】
任意選択で、前記フォトニック集積回路の前記ファセットにおいて対応する光ポートを画定すべく、前記フォトニック集積回路の各集積光導波路は、前記フォトニック集積回路の前記ファセットにおいて終端する。
【0048】
任意選択で、前記フォトニック集積回路の各光学要素は、前記光ポートのうちの対応する1つを備える。
【0049】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素のうちそれぞれは、前記光ポートのうちの対応する1つの上に光を集光するよう、または、前記光ポートのうちの対応する1つから受光された光をコリメートするよう構成されている。
【0050】
任意選択で、前記光相互接続装置は、前記光相互接続装置のエッジにおいて形成されたステップを備え、前記ステップはレッジおよびファセットを有する。使用において、前記ファセットは、前記フォトニック集積回路の前記光ポートおよび前記複数の一次光ビーム管理要素の間に設置され得る。
【0051】
任意選択で、前記光相互接続装置の前記エッジに形成された前記ステップは、前記フォトニック集積回路の前記エッジにおいて形成されている前記ステップと相補的である。
【0052】
任意選択で、前記複数の一次光ビーム管理要素および前記光相互接続装置の前記レッジはある次元において、前記フォトニック集積回路の複数の光ポートおよび前記フォトニック集積回路の基準面が同じ次元において分離されている所定の距離と一致する所定の距離で、分離されている。任意選択で、前記光相互接続装置の前記ステップは、前記フォトニック集積回路の前記レッジが前記光相互接続装置と係合することなく、前記光相互接続装置の前記レッジおよび前記フォトニック集積回路の前記基準面の間の係合を可能にするよう構成されている。結果的に、前記光相互接続装置の前記レッジおよび前記フォトニック集積回路の前記基準面の間の係合は、前記光相互接続装置の前記複数の一次光ビーム管理要素の、前記フォトニック集積回路の前記複数の光ポートとの、ある次元における位置合わせをもたらす。
【0053】
任意選択で、前記光相互接続装置は、前記光相互接続装置の前記レッジ上に設置された1または複数の基準マーカを備え、前記1または複数の基準マーカのうちそれぞれは、前記光相互接続装置と前記フォトニック集積回路との位置合わせのために前記フォトニック集積回路の前記基準面上に設置された、1または複数の対応する基準マーカとの位置合わせのために構成されている。
【0054】
任意選択で、前記光相互接続装置の前記複数の一次光ビーム管理要素および、前記光相互接続装置の基準面はある次元において、前記フォトニック集積回路の前記複数の光ポートおよび前記フォトニック集積回路の前記レッジが同じ次元において分離されている所定の距離と一致する所定の距離で、分離されている。任意選択で、前記光相互接続装置の前記ステップは、前記光相互接続装置の前記レッジが前記フォトニック集積回路と係合することなく、前記光相互接続装置の前記基準面および前記フォトニック集積回路の前記レッジの間の係合を可能にするよう構成されている。結果的に、前記光相互接続装置の前記基準面および前記フォトニック集積回路の前記レッジの間の係合は、前記光相互接続装置の前記複数の一次光ビーム管理要素の、前記フォトニック集積回路の前記光ポートとの、ある次元における位置合わせをもたらす。
【0055】
任意選択で、前記光相互接続装置は、前記光相互接続装置の前記基準面上に設置された1または複数の基準マーカを備え、前記1または複数の基準マーカのうちそれぞれは、前記光相互接続装置および前記フォトニック集積回路の位置合わせのために前記フォトニック集積回路の前記レッジ上に設置された、1または複数の対応する基準マーカとの位置合わせのために構成されている。
【0056】
任意選択で、前記光相互接続装置の前記ファセットは、エッチングによって形成されている。任意選択で、前記光相互接続装置の前記レッジは、エッチングによって形成されている。
【0057】
任意選択で、前記フォトニック集積回路の前記ファセットは、エッチングによって形成されている。
【0058】
任意選択で、前記フォトニック集積回路の前記レッジは、エッチングによって形成されている。
【0059】
任意選択で、前記複数の一次光ビーム管理要素、前記反射器、前記複数の二次光ビーム管理要素、および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造のうちの任意の2または2より多いものは、例えば融解シリカのモノリシックブロックといったガラスのモノリシックブロックなどの、材料のモノリシックブロックにおいて一体的に形成されている。
【0060】
任意選択で、前記複数の一次光ビーム管理要素、前記反射器、前記複数の二次光ビーム管理要素、および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造のうちの任意の2または2より多いものは、個別に形成され、次に、互いに係合および/または取り付けがもたらされる。
【0061】
任意選択で、前記光相互接続装置は、例えば融解シリカのモノリシックブロックといった、ガラスなどの材料のモノリシックブロックを有する光相互接続構成要素を備え、前記複数の一次光ビーム管理要素、前記複数の二次光ビーム管理要素、および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造は、材料の前記モノリシックブロックにおいて一体的に形成されている。
【0062】
任意選択で、光相互接続構成要素は、1または複数の位置合わせ機構を備え、各位置合わせ機構は材料の前記モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、各位置合わせ機構は、前記光相互接続構成要素および前記フォトニック集積回路のパッシブな位置合わせのために、前記フォトニック集積回路の対応する相補的位置合わせ機構と係合するよう構成されている。
【0063】
任意選択で、前記光相互接続装置の前記ステップは、前記光相互接続構成要素のエッジにおいて形成されている。任意選択で、前記光相互接続装置の前記ステップは、前記光相互接続構成要素の材料の前記モノリシックブロックのエッジにおいて形成されている。
【0064】
任意選択で、前記光相互接続装置は、一次光ビーム管理要素配列構成要素;および、光ファイバコネクタフェルールを備え、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は、例えば融解シリカの第1モノリシックブロックといったガラスなどの材料の第1モノリシックブロックを有し、前記複数の一次光ビーム管理要素は、材料の第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、前記光ファイバコネクタフェルールは、例えば融解シリカの第2モノリシックブロックといったガラスなどの材料の第2モノリシックブロックを有し、前記複数の二次光ビーム管理要素および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造は、材料の前記第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成されている。
【0065】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は、前記フォトニック集積回路に、例えば結合されることで取り付けられる、よう構成されている。
【0066】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素の各一次光ビーム管理要素および前記光ファイバコネクタフェルールの対応する二次光ビーム管理要素の間の光の透過のために、前記光ファイバコネクタフェルールの各二次光ビーム管理要素を前記一次光ビーム管理要素配列構成要素の対応する一次光ビーム管理要素と位置合わせすべく、前記光ファイバコネクタフェルールは、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素と位置合わせするよう構成されている。
【0067】
任意選択で、前記光ファイバコネクタフェルールおよび前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は、着脱可能または接続可能なよう構成されている。
【0068】
任意選択で、前記光ファイバコネクタフェルールおよび前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は、着脱可能に取り付けられるよう構成されている。
【0069】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールは、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールのパッシブな位置合わせのための、1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を有する。
【0070】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素と前記光ファイバコネクタフェルールとの位置合わせのための1または複数の位置合わせ機構を備え、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素の各位置合わせ機構は、材料の前記第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成されている。
【0071】
任意選択で、前記光ファイバコネクタフェルールは、前記光ファイバコネクタフェルールと前記一次光ビーム管理要素配列構成要素との位置合わせのための1または複数の位置合わせ機構を備え、前記光ファイバコネクタフェルールの各位置合わせ機構は、材料の前記第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成されている。
【0072】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールの前記1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構は、1または複数の位置合わせピンまたは突起、および、1または複数の相補的位置合わせ穴を備える。位置合わせピンまたは突起のうちの1または複数は、材料の第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成され得るか、材料の第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成され得る。前記位置合わせピンまたは突起のうちの1または複数は、材料の第1モノリシックブロックから個別に形成され得、および、材料の第2モノリシックブロックから個別に形成され得る。
【0073】
任意選択で、前記光相互接続装置は、反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素;および光ファイバコネクタフェルールを備え、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素は、例えば融解シリカの第1モノリシックブロックといったガラスなどの材料の第1モノリシックブロックを有し、材料の前記第1モノリシックブロックは前記複数の一次光ビーム管理要素および反射器を画定し、各光路は前記反射器において方向を変更し、前記光ファイバコネクタフェルールは、例えば融解シリカの第2モノリシックブロックといったガラスなどの材料の第2モノリシックブロックを有し、前記複数の二次光ビーム管理要素および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造は、材料の前記第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成されている。
【0074】
任意選択で、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素は1または複数の位置合わせ機構を備え、各位置合わせ機構は材料の前記第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、前記位置合わせ機構は、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記フォトニック集積回路のパッシブな位置合わせのために、前記フォトニック集積回路の対応する相補的位置合わせ機構と係合するよう構成されている。
【0075】
任意選択で、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素の各一次光ビーム管理要素および前記光ファイバコネクタフェルールの対応する二次光ビーム管理要素の間の反射器を介した光の透過のために、前記光ファイバコネクタフェルールの各二次光ビーム管理要素を前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素の対応する一次光ビーム管理要素と位置合わせすべく、前記光ファイバコネクタフェルールは、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素と係合するよう構成されている。
【0076】
任意選択で、前記光ファイバコネクタフェルールおよび前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素は、着脱可能または接続可能なよう構成されている。
【0077】
任意選択で、前記光ファイバコネクタフェルールおよび前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素は、着脱可能に取り付けられるよう構成されている。任意選択で、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールは、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールのパッシブな位置合わせのために、1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を有する。
【0078】
任意選択で、反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素は、反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素および光ファイバコネクタフェルールの位置合わせのために、1または複数の位置合わせ機構を備え、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素の各位置合わせ機構は、材料の前記第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成されている。
【0079】
任意選択で、光ファイバコネクタフェルールは、前記光ファイバコネクタフェルールの前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素との位置合わせのための1または複数の位置合わせ機構を備え、前記光ファイバコネクタフェルールの各位置合わせ機構は、材料の前記第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成されている。
【0080】
任意選択で、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールの前記1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構は、1または複数の位置合わせピンまたは突起、および1または複数の相補的位置合わせ穴を備える。位置合わせピンまたは突起のうちの1または複数は、材料の前記第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成され得、または、材料の前記第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成され得る。前記位置合わせピンまたは突起のうちの1または複数は、材料の前記第1モノリシックブロックから個別に形成され得、および、材料の前記第2モノリシックブロックから個別に形成され得る。
【0081】
任意選択で、光相互接続装置の前記ステップは、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素のエッジにおいて形成されている。任意選択で、前記光相互接続装置の前記ステップは、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素の材料の前記第1モノリシックブロックのエッジにおいて形成されている。
【0082】
任意選択で、前記光相互接続装置は、一次光ビーム管理要素配列構成要素;反射器を画定する反射器構成要素、各光路は前記反射器において方向を変更する;および、光ファイバコネクタフェルール、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は、例えば融解シリカの第1モノリシックブロックといったガラスなどの材料の第1モノリシックブロックを有し、前記複数の一次光ビーム管理要素は、材料の前記第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、前記光ファイバコネクタフェルールは、例えば融解シリカの第2モノリシックブロックといったガラスなどの材料の第2モノリシックブロックを有し、前記複数の二次光ビーム管理要素および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造は、材料の前記第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、前記反射器構成要素は、例えば融解シリカの第3モノリシックブロックといったガラスなどの材料の第3モノリシックブロックを有し、前記反射器は、材料の前記第3モノリシックブロックにおいて一体的に形成されている、を備える。
【0083】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素の各一次光ビーム管理要素および前記光ファイバコネクタフェルールの対応する二次光ビーム管理要素の間の、前記反射器構成要素の前記反射器を介した光の透過のために、前記光ファイバコネクタフェルールの各二次光ビーム管理要素を、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素の対応する一次光ビーム管理要素と位置合わせすべく、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は前記反射器構成要素との係合のために構成され、前記光ファイバコネクタフェルールは前記反射器構成要素との係合のために構成されている。
【0084】
任意選択で、前記反射器構成要素および前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は、着脱可能または接続可能なよう構成されている。
【0085】
任意選択で、前記反射器構成要素および前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は、着脱可能に取り付けられるよう構成されている。
【0086】
任意選択で、前記光ファイバコネクタフェルールおよび前記反射器構成要素は、着脱可能または接続可能なよう構成されている。
【0087】
任意選択で、前記光ファイバコネクタフェルールおよび前記反射器構成要素は、着脱可能に取り付けられるよう構成されている。
【0088】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素は、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素のパッシブな位置合わせのための1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を有する。
【0089】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素の前記反射器構成要素との位置合わせのための1または複数の位置合わせ機構を備え、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素の各位置合わせ機構は、材料の第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成されている。
【0090】
任意選択で、前記反射器構成要素は、前記反射器構成要素の前記一次光ビーム管理要素配列構成要素との位置合わせのための1または複数の位置合わせ機構を備え、前記反射器構成要素の各位置合わせ機構は、材料の前記第3モノリシックブロックにおいて一体的に形成されている。
【0091】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素の前記1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構は、1または複数の位置合わせピンまたは突起、および1または複数の相補的位置合わせ穴を備える。前記位置合わせピンまたは突起のうちの1または複数は、材料の前記第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成され得るか、材料の前記第3モノリシックブロックにおいて一体的に形成され得る。前記位置合わせピンまたは突起のうちの1または複数は、材料の前記第1モノリシックブロックから個別に形成され得るか、材料の前記第3モノリシックブロックから個別に形成され得る。
【0092】
任意選択で、前記二次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素は、前記二次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素のパッシブな位置合わせのための、1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を有する。
【0093】
任意選択で、前記二次光ビーム管理要素配列構成要素は、二次光ビーム管理要素配列構成要素の反射器構成要素との位置合わせのための1または複数の位置合わせ機構を備え、前記二次光ビーム管理要素配列構成要素の各位置合わせ機構は、材料の前記第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成されている。
【0094】
任意選択で、前記反射器構成要素は、前記反射器構成要素の前記二次光ビーム管理要素配列構成要素との位置合わせのための1または複数の位置合わせ機構を備え、前記反射器構成要素の各位置合わせ機構は、材料の前記第3モノリシックブロックにおいて一体的に形成されている。
【0095】
任意選択で、前記二次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素の前記1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構は、1または複数の位置合わせピンまたは突起、および1または複数の相補的位置合わせ穴を備える。前記位置合わせピンまたは突起のうちの1または複数は、材料の第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成され得、または、材料の前記第3モノリシックブロックと一体的に形成され得る。前記位置合わせピンまたは突起のうちの1または複数は、材料の第2モノリシックブロックから個別に形成され得、または、材料の第3モノリシックブロックから個別に形成され得る。
【0096】
任意選択で、各光ファイバは複数の光ファイバコアを備え、対応する光ファイバの各光ファイバコアの端部が、前記二次光ビーム管理要素のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、各光ファイバ位置合わせ構造は、前記対応する光ファイバと係合するよう構成されている。
【0097】
任意選択で、前記複数の一次光ビーム管理要素、前記反射器、前記複数の二次光ビーム管理要素、および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造のうちの任意の1または複数の形成は、前記1または複数の領域において各モノリシックブロックの前記材料を変性すべく、超高速レーザまたはフェムト秒レーザなどのレーザを使用して、1または複数の領域において材料の1または複数のモノリシックブロックを刻むことを備える。
【0098】
任意選択で、複数の一次光ビーム管理要素、反射器、複数の二次光ビーム管理要素、および複数の光ファイバ位置合わせ構造のうちの任意の1または複数の形成は、前記1または複数の領域において各モノリシックブロックの前記材料の屈折率を変性すべく、超高速レーザまたはフェムト秒レーザなどのレーザを使用して、1または複数の領域において材料の1または複数のモノリシックブロックを刻むことを備える。
【0099】
任意選択で、前記複数の一次光ビーム管理要素、前記反射器、前記複数の二次光ビーム管理要素、および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造のうちの任意の1または複数の形成は、前記1または複数の領域において各モノリシックブロックの材料の化学的エッチング性を変性すべく、前記レーザを使用して、1または複数の領域において材料の1または複数のモノリシックブロックを刻み、続いて、例えば化学エッチングによって、1または複数の領域から各モノリシックブロックの変性物を除去することを備える。
【0100】
任意選択で、前記複数の一次光ビーム管理要素、前記反射器、前記複数の二次光ビーム管理要素、および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造のうちの任意の1または複数の形成は、前記レーザを使用して、前記1または複数の領域において各モノリシックブロックの材料を除去すべく、1または複数の領域において材料の1または複数のモノリシックブロックを刻むことを備える。
【0101】
任意選択で、材料の各モノリシックブロックは、融解シリカのモノリシックブロックなどの、ガラスのモノリシックブロックを備える。
【0102】
本開示の態様に従って、上記で説明された前記光相互接続装置、フォトニック集積回路、および複数の光ファイバを備える光学システムが提供され、前記フォトニック集積回路および前記光相互接続装置は、前記光相互接続装置の対応する光ファイバ位置合わせ構造に、例えば結合されることで取り付けられ、各光ファイバは、前記光相互接続装置の対応する光ファイバ位置合わせ構造に、例えば結合されることで取り付けられる。
【0103】
任意選択で、フォトニック集積回路は複数の集積光導波路を備える。
【0104】
任意選択で、各フォトニック集積回路の各光学要素は、前記集積光導波路のうちの対応する1つの上方または下方の表面などのフォトニック集積回路の表面を通じて、前記集積光導波路のうちの対応する1つの中へ、または外へ、光を導くための表面カプラ要素を備える。
【0105】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素のうちそれぞれは、前記フォトニック集積回路の前記表面カプラ要素のうちの対応する1つの上に光を集光するよう構成され、または、前記フォトニック集積回路の前記表面カプラ要素のうちの対応する1つから受光された光をコリメートするよう構成されている。そのような光相互接続装置は、フォトニック集積回路の各集積光導波路および、複数の光ファイバのうちの対応する光ファイバの間の、前記複数の集積光導波路の上方または下方の前記フォトニック集積回路の表面を介した光の結合を簡略化し得る。
【0106】
任意選択で、前記表面カプラ要素は、規則的1D配列などの1D配列で配置されている。
【0107】
任意選択で、前記表面カプラ要素は千鳥配置を有する。表面カプラ要素の千鳥配置の使用は、従来技術の光カップリング解決方法より高密度で前記フォトニック集積回路との光結合を可能にし得る。
【0108】
任意選択で、前記表面カプラ要素は、規則的2D配列などの2D配列で配置されている。表面カプラ要素における2D配列の使用は、従来技術の光カップリング解決方法より高密度でフォトニック集積回路との光結合を可能にし得る。
【0109】
任意選択で、前記フォトニック集積回路の各表面カプラ要素は、グレーティングカプラ要素を備える。
【0110】
任意選択で、フォトニック集積回路の各表面カプラ要素は、2D湾曲TIRマイクロミラーなどの2D湾曲マイクロミラーを備える。
【0111】
任意選択で、前記複数の光ファイバは、光ファイバの規則的1D配列などの光ファイバの1D配列を備える。光ファイバの前記規則的1D配列は、80μmまたはより大きいピッチを有し得る。任意選択で、前記複数の光ファイバは、光ファイバの千鳥配置を備える。光ファイバの千鳥配置の使用は、従来技術の光カップリング解決方法より高密度で前記フォトニック集積回路との光結合を可能にし得る。
【0112】
任意選択で、前記複数の光ファイバは、光ファイバの規則的2D配列などの光ファイバの2D配列を備える。光ファイバの2D配列の使用は、従来技術の光カップリング解決方法より高密度で前記フォトニック集積回路との光結合を可能にし得る。
【0113】
任意選択で、前記フォトニック集積回路は、前記フォトニック集積回路のエッジにおいて形成されているステップを備え、前記ステップはレッジおよびファセットを有する。
【0114】
任意選択で、前記フォトニック集積回路の前記ファセットにおいて対応する光ポートを画定すべく、前記フォトニック集積回路の各集積光導波路は、前記フォトニック集積回路の前記ファセットで終端する。
【0115】
任意選択で、前記フォトニック集積回路の各光学要素は、前記光ポートのうちの対応する1つを備える。
【0116】
任意選択で、前記一次光ビーム管理要素のうちそれぞれは、前記光ポートのうちの対応する1つの上に光を集光するよう、または、前記光ポートのうちの対応する1つから受光された光をコリメートするよう構成されている。
【0117】
任意選択で、前記光相互接続装置は、前記光相互接続装置のエッジにおいて形成されているステップを備え、前記ステップはレッジおよびファセットを有する。
【0118】
任意選択で、前記ファセットは、前記フォトニック集積回路の前記光ポートおよび前記複数の一次光ビーム管理要素の間に設置されている。
【0119】
任意選択で、前記光相互接続装置の前記エッジに形成された前記ステップは、前記フォトニック集積回路の前記エッジにおいて形成されている前記ステップと相補的である。
【0120】
任意選択で、前記複数の一次光ビーム管理要素および前記光相互接続装置の前記レッジはある次元において、前記フォトニック集積回路の複数の光ポートおよび前記フォトニック集積回路の基準面が同じ次元において分離されている所定の距離と一致する所定の距離で、分離されている。任意選択で、前記光相互接続装置の前記レッジおよび前記フォトニック集積回路の前記基準面は係合しているが、前記フォトニック集積回路の前記レッジおよび前記光相互接続装置は係合していない。結果的に、前記光相互接続装置の前記レッジおよび前記フォトニック集積回路の前記基準面の間の係合は、前記光相互接続装置の前記複数の一次光ビーム管理要素の、前記フォトニック集積回路の前記複数の光ポートとの、ある次元における位置合わせをもたらす。
【0121】
任意選択で、前記光相互接続装置は、前記光相互接続装置の前記レッジ上に設置された1または複数の基準マーカを備え、前記1または複数の基準マーカのうちそれぞれは、前記光相互接続装置と前記フォトニック集積回路との位置合わせのために前記フォトニック集積回路の前記基準面上に設置された、1または複数の対応する基準マーカとの位置合わせのために構成されている。
【0122】
任意選択で、前記光相互接続装置の前記複数の一次光ビーム管理要素と、前記光相互接続装置の基準面はある次元において、前記フォトニック集積回路の前記複数の光ポートおよび前記フォトニック集積回路の前記レッジが同じ次元において分離されている所定の距離と一致する所定の距離で、分離されている。任意選択で、前記光相互接続装置の前記基準面および前記フォトニック集積回路の前記レッジは係合しているが、前記光相互接続装置の前記レッジおよび前記フォトニック集積回路は係合していない。結果的に、前記光相互接続装置の前記基準面および前記フォトニック集積回路の前記レッジの間の係合は、前記光相互接続装置の前記複数の一次光ビーム管理要素の、前記フォトニック集積回路の前記光ポートとの、ある次元における位置合わせをもたらす。
【0123】
任意選択で、前記光相互接続装置は、前記光相互接続装置の前記基準面上に設置された1または複数の基準マーカを備え、前記1または複数の基準マーカのうちそれぞれは、前記光相互接続装置および前記フォトニック集積回路の位置合わせのために前記フォトニック集積回路の前記レッジ上に設置された、1または複数の対応する基準マーカとの位置合わせのために構成されている。
【0124】
任意選択で、前記光相互接続装置の前記ファセットは、エッチングによって形成されている。
【0125】
任意選択で、前記光相互接続装置の前記レッジは、エッチングによって形成されている。
【0126】
任意選択で、前記フォトニック集積回路の前記ファセットは、エッチングによって形成されている。
【0127】
任意選択で、前記フォトニック集積回路の前記レッジは、エッチングによって形成されている。
【0128】
任意選択で、前記フォトニック集積回路はシリコンを備えるか、またはシリコンから形成され、例えば、前記フォトニック集積回路はシリコンフォトニック集積回路である。
【0129】
任意選択で、各光ファイバは複数の光ファイバコアを備え、対応する光ファイバの各光ファイバコアの端部が、前記二次光ビーム管理要素のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、光ファイバ位置合わせ構造は、前記対応する光ファイバと係合するよう構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0130】
光相互接続装置および光学システムがここで、添付図面を参照して、限定ではない例のみのやり方で説明されているであろう。
図1A】第1光相互接続装置に取り付けられた、フォトニック集積回路および複数の光ファイバの間で光を伝送する用途の第1光相互接続装置の概略側面図である。
図1B図1Aの第1光相互接続装置の概略側面図である。
図2】第2光相互接続装置に取り付けられたフォトニック集積回路および複数の光ファイバの間で光を伝送する用途の第2光相互接続装置の概略側面図である。
図3】第3光相互接続装置に取り付けられたフォトニック集積回路および複数の光ファイバの間で光を伝送する用途の第3光相互接続装置の概略側面図である。
図4】第4光相互接続装置に取り付けられたフォトニック集積回路および複数の光ファイバの間で光を伝送する用途の第4光相互接続装置の概略側面図である。
図5】第5光相互接続装置に取り付けられたフォトニック集積回路および複数の光ファイバの間で光を伝送する用途の第5光相互接続装置の概略側面図である。
図6】第6光相互接続装置に取り付けられたフォトニック集積回路および複数の光ファイバの間で光を伝送する用途の第6光相互接続装置の概略側面図である。
図7】光ファイバコネクタフェルールの概略的平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0131】
最初に図1Aを参照すると、シリコンフォトニック集積回路4などフォトニック集積回路および複数の光ファイバ6の間で光を透過させるための、概して2で指定された光相互接続構成要素の形態で、第1光相互接続装置の概略側面図が示されている。さらに詳細に下方で説明されるように、光相互接続構成要素2はフォトニック集積回路4に取り付けられており、複数の光ファイバ6は光相互接続構成要素2に取り付けられている。
【0132】
図1Aに示されるように、フォトニック集積回路4は、複数の集積光導波路26、および、千鳥配置または一様な2D配列で配置されている複数のグレーティングカプラ要素27の形態の複数の光学要素を有する。フォトニック集積回路4の各集積光導波路26は、グレーティングカプラ要素27のうちの対応する1つにおいて終端する。各グレーティングカプラ要素27は、対応する集積光導波路26から出て、フォトニック集積回路4の上面69を通じて光相互接続装置2へと鉛直上方に光を結合するよう、または、光相互接続装置2からフォトニック集積回路4の上面69を通じて対応する集積光導波路26へと鉛直下方に光を結合するよう構成されている。
【0133】
図1Aおよび図1Bに示されるように、光相互接続構成要素2は、融解シリカ3のモノリシックブロックなどの、材料のモノリシックブロックにおいて形成されている。光相互接続構成要素2は、融解シリカ3のモノリシックブロックの下面42において形成され、フォトニック集積回路4のグレーティングカプラ要素27の空間配置と一致する空間配置を有する千鳥配置または一様な2D配列で配置された、複数のマイクロレンズ40の形態の複数の一次光ビーム管理要素を有する。図1Aまたは図1Bには明示的には不図示であるが、融解シリカ3のモノリシックブロックは、融解シリカ3のモノリシックブロックの下面42において1または複数のエポキシダムまたは凹構造を画定し得、エポキシダムまたは凹構造は、光相互接続構成要素2のフォトニック集積回路4への取り付けの最中に、接着剤またはエポキシがマイクロレンズ40上に流れることを防止するよう構成されている。
【0134】
光相互接続構成要素2はさらに、融解シリカ3のモノリシックブロックの傾斜表面上に形成され、複数のマイクロレンズ40の空間配置と一致する空間配置を有する千鳥配置または一様な2D配列で配置された、複数の2D湾曲TIRマイクロミラー50の形態の、複数の二次光ビーム管理要素を有する。
【0135】
光相互接続構成要素2はさらに、融解シリカ3のモノリシックブロックにおいて一体的に形成された複数の光ファイバ位置合わせ穴60の形態の、複数の光ファイバ位置合わせ構造を有し、対応する光ファイバ6の端部7が、2D湾曲TIRマイクロミラー50のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、各光ファイバ位置合わせ穴60は、対応する光ファイバ6と係合するよう構成されている。また、図1Aまたは1Bにおいては不図示であるが、対応する光ファイバ位置合わせ穴60における各光ファイバ6の取り付けのためのエポキシなどの接着性流体の流れを助けるように、光相互接続構成要素2は、光相互接続装置2の表面および各光ファイバ位置合わせ穴60の間に延在する1または複数のパッセージまたはチャネルを有する。
【0136】
光相互接続構成要素2は複数の光路64を画定し、各光路64は、融解シリカ3のモノリシックブロックの下面42から、マイクロレンズ40のうちの対応する1つおよび2D湾曲TIRマイクロミラー50のうちの対応する1つを介して、光ファイバ位置合わせ穴60の1つの端部7へと延在する。図1Aから理解され得るように、各光路64は、90°の角度で、または90°の領域内の角度で、対応する2D湾曲TIRマイクロミラー50において方向を変更する。
【0137】
光相互接続構成要素2はまた、融解シリカ3のモノリシックブロックの下面42上に一体的に形成された1または複数の突出部または突起67の形態の、1または複数の位置合わせ機構も有し、各突出部または突起67は、光相互接続構成要素2およびフォトニック集積回路4のパッシブな位置合わせのためにフォトニック集積回路4の上面69において形成された対応する凹部68の形態の対応する相補的位置合わせ機構と、係合するよう構成されている。
【0138】
具体的に、フォトニック集積回路4の1または複数の凹部68は、フォトニック集積回路4のグレーティングカプラ要素27に対して位置しており、1または複数の突出部または突起67は、光相互接続構成要素2のマイクロレンズ40に対して位置しており、光相互接続構成要素2の1または複数の突出部または突起67がフォトニック集積回路4の1または複数の凹部68に挿入されるとき、フォトニック集積回路4のグレーティングカプラ要素27および光相互接続構成要素2のマイクロレンズ40がパッシブに位置合わせされることを確実にする。使用において、光相互接続構成要素2の1または複数の突出部または突起67がフォトニック集積回路4の1または複数の凹部68に挿入されるとき、光はフォトニック集積回路4の集積光導波路26および光ファイバ6の間を、光相互接続構成要素2を介して透過する。図1Aから理解され得るように、各2D湾曲TIRマイクロミラー50からの光の反射は、90°の角度を通じて、または90°の領域内の角度を通じて光をリダイレクトする。
【0139】
前述の説明から、従来技術の光相互接続装置よりも簡潔なやり方で、光相互接続構成要素2は、フォトニック集積回路4の複数の集積光導波路26および光ファイバ6の一様な2D配列を光学的に結合するよう機能し、これにより、高密度フォトニック集積回路光I/Oが、従来技術の光相互接続装置と比較してより容易に実現されることを可能とすることが、理解されるであろう。
【0140】
図2を参照すると、シリコンフォトニック集積回路104などのフォトニック集積回路および複数の光ファイバ106の間で光を透過させるための、概して102で指定される、第2光相互接続装置の概略側面図が示される。光相互接続装置102は、一次光ビーム管理要素配列構成要素190および個別に形成された光ファイバコネクタフェルール192を備える。下方でさらに詳細に説明されるように、一次光ビーム管理要素配列構成要素190はフォトニック集積回路104に取り付けられており、複数の光ファイバ106は光ファイバコネクタフェルール192に取り付けられている。
【0141】
図2に示されるように、フォトニック集積回路104は複数の集積光導波路126および、千鳥配置または一様な2D配列で配置された複数のグレーティングカプラ要素127の形態の複数の光学要素を有する。フォトニック集積回路104の各集積光導波路126は、グレーティングカプラ要素127のうちの対応する1つにおいて終端する。各グレーティングカプラ要素127は、対応する集積光導波路126から出て、フォトニック集積回路104の上面169を通じて一次光ビーム管理要素配列構成要素190へと鉛直上方に光を結合するよう、または、一次光ビーム管理要素配列構成要素190からフォトニック集積回路104の上面169を通じて対応する集積光導波路126へと鉛直下方に光を結合するよう構成されている。
【0142】
一次光ビーム管理要素配列構成要素190は、融解シリカ103aの第1モノリシックブロックなどの材料の第1モノリシックブロック、および、融解シリカ103aの第1モノリシックブロックの上面143において一体的に形成された複数のマイクロレンズ140の形態の複数の一次光ビーム管理要素を有する。複数のマイクロレンズ140は、フォトニック集積回路104のグレーティングカプラ要素127の空間配置と一致する空間配置を有する千鳥配置または一様な2D配列で配置されている。
【0143】
一次光ビーム管理要素配列構成要素190は、一次光ビーム管理要素配列構成要素190および光ファイバコネクタフェルール192の位置合わせにおいて使用するための、融解シリカ103aの第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成された1または複数の位置合わせ穴146の形態の1または複数の位置合わせ機構も有する。
【0144】
光ファイバコネクタフェルール192は、融解シリカ103bの第2モノリシックブロックなどの材料の第2モノリシックブロック、および、融解シリカ103bの第2モノリシックブロックの傾斜表面上において一体的に形成された複数の2D湾曲TIRマイクロミラー150の形態の複数の二次光ビーム管理要素を有する。複数の2D湾曲TIRマイクロミラー150は、複数のマイクロレンズ140の空間配置と一致する空間配置を有する千鳥配置または一様な2D配列で配置されている。
【0145】
光ファイバコネクタフェルール192はさらに、融解シリカ103bの第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成された複数の光ファイバ位置合わせ穴160の形態の、複数の光ファイバ位置合わせ構造を有し、対応する光ファイバ106の端部107が、2D湾曲TIRマイクロミラー150のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、各光ファイバ位置合わせ穴160は、対応する光ファイバ106と係合するよう構成されている。また、図2においては不図示であるが、対応する光ファイバ位置合わせ穴160における各光ファイバ106の取り付けのためのエポキシなどの接着性流体の流れを助けるように、光ファイバコネクタフェルール192は、光ファイバコネクタフェルール192の表面および各光ファイバ位置合わせ穴160の間に延在する1または複数のパッセージまたはチャネルを有する。
【0146】
光ファイバコネクタフェルール192は1または複数のピン170をさらに有し、各ピン170は、一次光ビーム管理要素配列構成要素190および光ファイバコネクタフェルール192のパッシブな位置合わせのための、一次光ビーム管理要素配列構成要素190の穴146のうちの対応する1つにおいて受容されるよう構成されている。具体的に、一次光ビーム管理要素配列構成要素190の位置合わせ穴146は、一次光ビーム管理要素配列構成要素190のマイクロレンズ140に対して位置しており、光ファイバコネクタフェルール192のピン170は、光ファイバコネクタフェルール192の2D湾曲TIRマイクロミラー150に対して位置しており、光ファイバコネクタフェルール192のピン170が一次光ビーム管理要素配列構成要素190の位置合わせ穴146に挿入されているとき、一次光ビーム管理要素配列構成要素190のマイクロレンズ140および光ファイバコネクタフェルール192の2D湾曲TIRマイクロミラー150がパッシブに位置合わせされていることを確実にする。ピン170は、融解シリカ103bの第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成され得る。代替的に、融解シリカ103bの第2モノリシックブロックは複数の穴を画定し得、各穴はピン170のうちの対応する1つを受容するよう構成されている。
【0147】
一次光ビーム管理要素配列構成要素190のマイクロレンズ140のうちそれぞれを、XおよびY方向においてフォトニック集積回路104の対応するグレーティングカプラ要素127と位置合わせすべく、一次光ビーム管理要素配列構成要素190は、フォトニック集積回路104に対して位置合わせされており、一次光ビーム管理要素配列構成要素190の下面142は、フォトニック集積回路104の上面169に、例えば結合されることで取り付けられている。
【0148】
対応する光ファイバ106の端部107が、2D湾曲TIRマイクロミラー150のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、複数の光ファイバのうちの光ファイバ106は、光ファイバ位置合わせ穴160のうちの対応する1つに、例えば結合されることで取り付けられている。
【0149】
一次光ビーム管理要素配列構成要素190のマイクロレンズ140および光ファイバコネクタフェルール192のマイクロレンズ150をパッシブに位置合わせすべく、光ファイバコネクタフェルール192の1または複数のピン170は次に、一次光ビーム管理要素配列構成要素190の1または複数の位置合わせ穴146に挿入される。
【0150】
光相互接続装置102は次に複数の光路164を画定し、各光路164は、一次光ビーム管理要素配列構成要素190の下面142から、マイクロレンズ140のうちの対応する1つおよび2D湾曲TIRマイクロミラー150のうちの対応する1つを介して、光ファイバ位置合わせ穴160の1つの端部107へと延在する。図2から理解され得るように、各光路164は、90°の角度で、または90°の領域内の角度で、対応する2D湾曲TIRマイクロミラー150において方向を変更する。
【0151】
使用において、光は次に、フォトニック集積回路104の集積光導波路126および光ファイバ106の間を、一次光ビーム管理要素配列構成要素190および光ファイバコネクタフェルール192を介して透過する。図2から理解され得るように、各2D湾曲TIRマイクロミラー150からの光の反射は、90°の角度を通じて、または90°の領域内の角度を通じて光をリダイレクトする。
【0152】
前述の説明から、従来技術の光相互接続装置よりも簡潔なやり方で、光相互接続装置102は、フォトニック集積回路104の複数の集積光導波路126および光ファイバ106の千鳥配置または一様な2D配列を光学的に結合するように機能し、これにより、高密度フォトニック集積回路光I/Oが、従来技術の光相互接続装置と比較してより容易に実現されることを可能とすることが、理解されるであろう。さらに、光ファイバコネクタフェルール192の1または複数のピン170および、一次光ビーム管理要素配列構成要素190の1または複数の位置合わせ穴146の結果として、当業者は、光ファイバコネクタフェルール192および一次光ビーム管理要素配列構成要素190が、着脱可能または接続可能であるよう構成されていることを理解するであろう。一次光ビーム管理要素配列構成要素190および光ファイバコネクタフェルール192はまた、一次光ビーム管理要素配列構成要素190および光ファイバコネクタフェルール192を着脱可能に取り付けるための、例えば、一次光ビーム管理要素配列構成要素190および光ファイバコネクタフェルール192を共に接続する、ラッチングする、または保持するための、1または複数のアーム、クリップまたはクランプなどの、1または複数の機械的機構(不図示)も有し得る。
【0153】
図3を参照すると、シリコンフォトニック集積回路204などのフォトニック集積回路および複数の光ファイバ206の間で光を透過させるための、概して202で指定された第3光相互接続装置の概略側面図が示されている。光相互接続装置202は、一次光ビーム管理要素配列構成要素290および個別に形成された光ファイバコネクタフェルール292を備える。さらに詳細に下方で説明されるように、一次光ビーム管理要素配列構成要素290はフォトニック集積回路204に取り付けられており、複数の光ファイバ206は光ファイバコネクタフェルール292に取り付けられている。
【0154】
図3に示されるように、フォトニック集積回路204は、千鳥配置または一様な2D配列で配置されている複数のグレーティングカプラ要素227の形態の複数の光学要素を有する。図3には不図示であるが、フォトニック集積回路204は複数の集積光導波路もまた有し、各集積光導波路は、グレーティングカプラ要素227のうちの対応する1つにおいて終端することが理解されるべきである。各グレーティングカプラ要素227は、対応する集積光導波路から出て、フォトニック集積回路204の上面269を通じて、鉛直方向に対して鋭角を画定する方向に沿って一次光ビーム管理要素配列構成要素290へと上方に光を結合するよう構成されており、または、各グレーティングカプラ要素227は、一次光ビーム管理要素配列構成要素290からフォトニック集積回路204の上面269を通じて、鉛直方向に対して鋭角を画定する方向に沿って、対応する集積光導波路へと下方に光を結合するよう構成されている。フォトニック集積回路204はさらに、一次光ビーム管理要素配列構成要素290をフォトニック集積回路204とのパッシブな位置合わせのための、上面269において形成された1または複数の凹部268を有する。
【0155】
一次光ビーム管理要素配列構成要素290は、融解シリカ203aの第1モノリシックブロックなどの材料の第1モノリシックブロック、および、融解シリカ203aの第1モノリシックブロックの下面242において一体的に形成された複数の一次マイクロレンズ240の形態の複数の一次光ビーム管理要素を有する。複数の一次マイクロレンズ240は、フォトニック集積回路204のグレーティングカプラ要素227の空間配置と一致する空間配置を有する、千鳥配置または一様な2D配列で配置されている。
【0156】
一次光ビーム管理要素配列構成要素290は、水平に対して45°の領域内の鋭角などの鋭角で傾いている、融解シリカ203aの第1モノリシックブロックの反射面295の形態の反射器も有する。
【0157】
一次光ビーム管理要素配列構成要素290はさらに、1または複数の突出部または突起267の形態の1または複数の位置合わせ機構を有し、各突出部または突起267は、材料203aの第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成されており、各突出部または突起267は、一次光ビーム管理要素配列構成要素290およびフォトニック集積回路204のパッシブな位置合わせのために、フォトニック集積回路204の凹部268のうちの対応する1つと係合するよう構成されている。
【0158】
一次光ビーム管理要素配列構成要素290は、一次光ビーム管理要素配列構成要素290および光ファイバコネクタフェルール292の位置合わせにおいて使用するための、融解シリカ203aの第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成された1または複数の位置合わせ穴246の形態の1または複数の位置合わせ機構も有する。
【0159】
光ファイバコネクタフェルール292は、融解シリカ203bの第2モノリシックブロックなどの材料の第2モノリシックブロック、および、融解シリカ203bの第2モノリシックブロックの表面252上で一体的に形成された複数の二次マイクロレンズ250の形態の複数の二次光ビーム管理要素を有する。二次マイクロレンズ250は、複数の一次マイクロレンズ240の空間配置と一致する空間配置を有する千鳥配置または一様な2D配列で配置されている。
【0160】
光ファイバコネクタフェルール292はさらに、融解シリカ203bの第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成された複数の光ファイバ位置合わせ穴260の形態の、複数の光ファイバ位置合わせ構造を有し、対応する光ファイバ206の端部207が、二次マイクロレンズ250のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、各光ファイバ位置合わせ穴260は、対応する光ファイバ206と係合するよう構成されている。また、図3においては不図示であるが、対応する光ファイバ位置合わせ穴260における各光ファイバ206への取り付けのためのエポキシなどの接着性流体の流れを助けるように、光ファイバコネクタフェルール292は、光ファイバコネクタフェルール292の表面および各光ファイバ位置合わせ穴260の間に延在する1または複数のパッセージまたはチャネルを有する。
【0161】
光ファイバコネクタフェルール292は、1または複数のピン270をさらに有し、各ピン270は、一次光ビーム管理要素配列構成要素290および光ファイバコネクタフェルール292のパッシブな位置合わせのための、一次光ビーム管理要素配列構成要素290の穴246のうちの対応する1つにおいて受容されるよう構成されている。具体的に、一次光ビーム管理要素配列構成要素290の位置合わせ穴246は、一次光ビーム管理要素配列構成要素290の一次マイクロレンズ240に対して位置しており、光ファイバコネクタフェルール292のピン270が光ファイバコネクタフェルール292の二次マイクロレンズ250に対して位置しており、光ファイバコネクタフェルール292のピン270が一次光ビーム管理要素配列構成要素290の位置合わせ穴246に挿入されているとき、一次光ビーム管理要素配列構成要素290の一次マイクロレンズ240および光ファイバコネクタフェルール292の二次マイクロレンズ250がパッシブに位置合わせされていることを確実にする。ピン270は、融解シリカ203bの第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成され得る。代替的に、融解シリカ203bの第2モノリシックブロックは複数の穴を画定し得、各穴はピン270のうちの対応する1つを受容するよう構成されている。
【0162】
一次光ビーム管理要素配列構成要素290の一次マイクロレンズ240のうちそれぞれを、XおよびY方向においてフォトニック集積回路204の対応するグレーティングカプラ要素227と位置合わせすべく、一次光ビーム管理要素配列構成要素290の各突出部または突起267は、一次光ビーム管理要素配列構成要素290およびフォトニック集積回路204のパッシブな位置合わせのためのフォトニック集積回路204の凹部268のうちの対応する1つとの係合がもたらされ、一次光ビーム管理要素配列構成要素290の下面242は、フォトニック集積回路204の上面269に、例えば結合されることで取り付けられている。
【0163】
対応する光ファイバ206の端部207が、二次マイクロレンズ250のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、複数の光ファイバのうちの光ファイバ206は、光ファイバ位置合わせ穴260のうちの対応する1つに、例えば結合されることで取り付けられている。
【0164】
光ファイバコネクタフェルール292の1または複数のピン270は次に、一次光ビーム管理要素配列構成要素290の1または複数の位置合わせ穴246に挿入され、一次光ビーム管理要素配列構成要素290の一次マイクロレンズ240および光ファイバコネクタフェルール292の二次マイクロレンズ250をパッシブに位置合わせすべく、光ファイバコネクタフェルール292の表面252は、一次光ビーム管理要素配列構成要素290の表面253との係合がもたらされる。
【0165】
光相互接続装置202は次に、複数の光路264を画定し、各光路264は、一次光ビーム管理要素配列構成要素290の下面242から、一次マイクロレンズ240のうちの対応する1つおよび二次マイクロレンズ250のうちの対応する1つを介して、光ファイバ位置合わせ穴260の1つの端部207へと延在する。図3から理解され得るように、各光路264は、90°より大きい角度で、融解シリカ203aの第1モノリシックブロックの反射面295において方向を変更する。
【0166】
使用において、光は次に、フォトニック集積回路204の集積光導波路226および光ファイバ206の間を、一次光ビーム管理要素配列構成要素290および光ファイバコネクタフェルール292を介して透過する。図3から理解され得るように、融解シリカ203aの第1モノリシックブロックの反射面295からの光の反射は、90°より大きい角度、例えば約120°の角度を通じて光をリダイレクトする。一次マイクロレンズ240および二次マイクロレンズ250の使用は、一次光ビーム管理要素配列構成要素290および光ファイバコネクタフェルール292の間を水平方向に透過する拡張されてコリメートされた光ビームの千鳥配置または2D配列を形成するよう機能し、これにより、与えられた光結合効率のために一次光ビーム管理要素配列構成要素290および光ファイバコネクタフェルール292の間に要求される位置合わせ許容範囲を、緩和する。
【0167】
前述の説明から、従来技術の光相互接続装置よりも簡潔なやり方で、光相互接続装置202は、フォトニック集積回路204の複数の集積光導波路226および光ファイバ206の千鳥配置または一様な2D配列を光学的に結合するように機能し、これにより、高密度フォトニック集積回路光I/Oが、従来技術の光相互接続装置と比較してより容易に実現されることを可能とすることが、理解されるであろう。さらに、光ファイバコネクタフェルール292の1または複数のピン270および、一次光ビーム管理要素配列構成要素290の1または複数の位置合わせ穴246の結果として、当業者は、光ファイバコネクタフェルール292および一次光ビーム管理要素配列構成要素290が、着脱可能または接続可能であるよう構成されていることを理解するであろう。一次光ビーム管理要素配列構成要素290および光ファイバコネクタフェルール292はまた、一次光ビーム管理要素配列構成要素290および光ファイバコネクタフェルール292を着脱可能に取り付けるための、例えば、一次光ビーム管理要素配列構成要素290および光ファイバコネクタフェルール292を共に接続する、ラッチングする、または保持するための、1または複数のアーム、クリップまたはクランプなどの、1または複数の機械的機構(不図示)も有し得る。
【0168】
図4を参照すると、シリコンフォトニック集積回路304などのフォトニック集積回路および複数の光ファイバ306の間で光を透過させるための、概して302で指定された第4光相互接続装置の概略側面図が示されている。光相互接続装置302は、一次光ビーム管理要素配列構成要素390、個別に形成された光ファイバコネクタフェルール392、および個別に形成された反射器構成要素394を備える。さらに詳細に下方で説明されるように、一次光ビーム管理要素配列構成要素390はフォトニック集積回路304に取り付けられており、複数の光ファイバ306は光ファイバコネクタフェルール392に取り付けられている。図4に示されるように、フォトニック集積回路304は、千鳥配置または一様な2D配列で配置されている複数のグレーティングカプラ要素327の形態の複数の光学要素を有する。図4には不図示であるが、フォトニック集積回路304は複数の集積光導波路もまた有し、各集積光導波路は、グレーティングカプラ要素327のうちの対応する1つにおいて終端することが理解されるべきである。各グレーティングカプラ要素327は、対応する集積光導波路から出て、フォトニック集積回路304の上面369を通じて一次光ビーム管理要素配列構成要素390へと鉛直上方に光を結合するよう構成されており、または、一次光ビーム管理要素配列構成要素390からフォトニック集積回路304の上面369を通じてフォトニック集積回路304の対応する集積光導波路へと鉛直下方に光を結合するよう構成されている。
【0169】
一次光ビーム管理要素配列構成要素390は、融解シリカ303aの第1モノリシックブロックなどの材料の第1モノリシックブロック、および、融解シリカ303aの第1モノリシックブロックの上面において一体的に形成された複数の一次マイクロレンズ340の形態の複数の一次光ビーム管理要素を有する。複数の一次マイクロレンズ340は、フォトニック集積回路304のグレーティングカプラ要素327の空間配置と一致する空間配置を有する千鳥配置または一様な2D配列で配置されている。
【0170】
一次光ビーム管理要素配列構成要素390は、一次光ビーム管理要素配列構成要素390および反射器構成要素394の位置合わせにおいて使用するための、1または複数の位置合わせピン347の形態の位置合わせ機構も有する。1または複数の位置合わせピン347は、融解シリカ303aの第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成され得る。代替的に、融解シリカ303aの第1モノリシックブロックは複数の穴を画定し得、各穴は位置合わせピン347のうちの対応する1つを受容するよう構成されている。
【0171】
光ファイバコネクタフェルール392は、融解シリカ303bの第2モノリシックブロックなどの材料の第2モノリシックブロック、および、融解シリカ303bの第2モノリシックブロックの表面352上において一体的に形成された複数の二次マイクロレンズ350の形態の複数の二次光ビーム管理要素を有する。二次マイクロレンズ350は、複数の一次マイクロレンズ340の空間配置と一致する空間配置を有する千鳥配置または一様な2D配列で配置されている。光ファイバコネクタフェルール392はさらに、融解シリカ303bの第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成された複数の光ファイバ位置合わせ穴360の形態の、複数の光ファイバ位置合わせ構造を有し、対応する光ファイバ306の端部307が、二次マイクロレンズ350のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、各光ファイバ位置合わせ穴360は、対応する光ファイバ306と係合するよう構成されている。また、図4においては不図示であるが、対応する光ファイバ位置合わせ穴360における各光ファイバ306の取り付けのためのエポキシなどの接着性流体の流れを助けるように、光ファイバコネクタフェルール392は、光ファイバコネクタフェルール392の表面および各光ファイバ位置合わせ穴360の間に延在する1または複数のパッセージまたはチャネルを有する。
【0172】
光ファイバコネクタフェルール392はさらに、光ファイバコネクタフェルール392および反射器構成要素394の位置合わせにおける使用のための、位置合わせピン370を有する。1または複数の位置合わせピン370は、融解シリカ303bの第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成され得る。代替的に、融解シリカ303bの第2モノリシックブロックは複数の穴を画定し得、各穴は位置合わせピン370のうちの対応する1つを受容するよう構成されている。
【0173】
反射器構成要素394は、融解シリカ303cの第3モノリシックブロックなどの材料の第3モノリシックブロックおよび、融解シリカ303cの第3モノリシックブロックの反射面395の形態の反射器を有し、反射面395は、水平から45°の領域内の角度で傾いている。反射器構成要素394はさらに、反射器構成要素394と一次光ビーム管理要素配列構成要素390とのパッシブな位置合わせのために一次光ビーム管理要素配列構成要素390の位置合わせピン347を受容する使用のための、融解シリカ303cの第3モノリシックブロックにおいて一体的に形成された位置合わせ穴396を有する。同様に、反射器構成要素394はさらに、反射器構成要素394と光ファイバコネクタフェルール392とのパッシブな位置合わせのために光ファイバコネクタフェルール392の位置合わせピン370を受容する使用のための、融解シリカ303cの第3モノリシックブロックにおいて一体的に形成された位置合わせ穴398を有する。
【0174】
一次光ビーム管理要素配列構成要素390の一次マイクロレンズ340のうちそれぞれを、XおよびY方向においてフォトニック集積回路304の対応するグレーティングカプラ要素327と位置合わせすべく、一次光ビーム管理要素配列390構成要素は、フォトニック集積回路304に対して位置合わせされており、一次光ビーム管理要素配列構成要素390の下面342は、フォトニック集積回路304の上面369に、例えば結合されることで取り付けられている。
【0175】
対応する光ファイバ306の端部307が、二次マイクロレンズ350のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、複数の光ファイバの各光ファイバ306は、光ファイバ位置合わせ穴360のうちの対応する1つに、例えば結合されることで取り付けられている。
【0176】
一次光ビーム管理要素配列構成要素390の位置合わせピン347は、一次光ビーム管理要素配列構成要素390の一次マイクロレンズ340に対して位置しており、反射器構成要素394の位置合わせ穴396および398は、反射器構成要素394の反射面395に対して位置しており、光ファイバコネクタフェルール392の位置合わせピン370は、光ファイバコネクタフェルール392の二次マイクロレンズ350に対して位置しており、一次光ビーム管理要素配列構成要素390の位置合わせピン347が反射器構成要素394の位置合わせ穴396に挿入されて、光ファイバコネクタフェルール392の位置合わせピン370が反射器構成要素394の位置合わせ穴398に挿入されるとき、一次光ビーム管理要素配列構成要素390の一次マイクロレンズ340および光ファイバコネクタフェルール392の二次マイクロレンズ350がパッシブに位置合わせされることを確実にする。一次光ビーム管理要素配列構成要素390の上面および反射器構成要素394の下面は、係合がもたらされる。同様に、光ファイバコネクタフェルール392の表面352は、反射器構成要素394の表面353との係合がもたらされる。
【0177】
光相互接続装置302は次に、複数の光路364を画定し、各光路364は、一次光ビーム管理要素配列構成要素390の下面342から、一次マイクロレンズ340のうちの対応する1つおよび二次マイクロレンズ350のうちの対応する1つを介して、光ファイバ位置合わせ穴360の1つの端部307へと延在する。図4から理解され得るように、各光路364は、90°の角度で、または90°の領域内の角度で、反射器構成要素394の反射面395において方向を変更する。
【0178】
使用において、光は次に、フォトニック集積回路304の集積光導波路および光ファイバ306の間を、一次光ビーム管理要素配列構成要素390、反射器構成要素394、および光ファイバコネクタフェルール392を介して透過する。図4から理解され得るように、反射器構成要素394の反射面395からの光の反射は、90°の角度を通じて、または90°の領域内の角度を通じて光をリダイレクトする。一次マイクロレンズ340および二次マイクロレンズ350の使用は、一次光ビーム管理要素配列構成要素390および光ファイバコネクタフェルール392の間を透過する拡張されてコリメートされた光ビームの千鳥配置または2D配列を形成するよう機能し、これにより、与えられた光結合効率のために一次光ビーム管理要素配列構成要素390および光ファイバコネクタフェルール392の間に要求される位置合わせ許容範囲を、緩和する。
【0179】
前述の説明から、従来技術の光相互接続装置よりも簡潔なやり方で、光相互接続装置302は、フォトニック集積回路304の複数の集積光導波路および光ファイバ306の千鳥配置または一様な2D配列を光学的に結合するよう機能し、これにより、高密度フォトニック集積回路光I/Oが、従来技術の光相互接続装置と比較してより容易に実現されることを可能とすることが、理解されるであろう。さらに、一次光ビーム管理要素配列構成要素390のピン347、光ファイバコネクタフェルール392のピン370、および反射器構成要素394の位置合わせ穴396、398の結果として、当業者は、光ファイバコネクタフェルール392、反射器構成要素394、および一次光ビーム管理要素配列構成要素390が、着脱可能または接続可能であるよう構成されていることを理解するであろう。一次光ビーム管理要素配列構成要素390、反射器構成要素394、および光ファイバコネクタフェルール392はまた、一次光ビーム管理要素配列構成要素390、反射器構成要素394、および光ファイバコネクタフェルール392を着脱可能に取り付けるための、例えば、一次光ビーム管理要素配列構成要素390、反射器構成要素394、および光ファイバコネクタフェルール392を共に接続する、ラッチングする、または保持するための、1または複数のアーム、クリップ、またはクランプなどの、1または複数の機械的機構(不図示)も有し得る。
【0180】
図5を参照すると、シリコンフォトニック集積回路404などのフォトニック集積回路および複数の光ファイバ406の間で光を透過させるための、概して402で指定された第5光相互接続装置の概略側面図が示されている。光相互接続装置402は、一次光ビーム管理要素配列構成要素490および個別に形成された光ファイバコネクタフェルール492を備える。さらに詳細に下方で説明されるように、一次光ビーム管理要素配列構成要素490はフォトニック集積回路404に取り付けられており、複数の光ファイバ406は光ファイバコネクタフェルール492に取り付けられている。図5に示されるように、フォトニック集積回路404は、Y方向に平行な方向に沿った一様な1D配列で配置されている複数のグレーティングカプラ要素427の形態の複数の光学要素を有する。フォトニック集積回路404は複数の集積光導波路426もまた有し、各集積光導波路426は、グレーティングカプラ要素427のうちの対応する1つにおいて端部する。各グレーティングカプラ要素427は、対応する集積光導波路426から出て、フォトニック集積回路404の上面469を通じて、鉛直方向に対して鋭角を画定する方向に沿って、一次光ビーム管理要素配列構成要素490へと上方に光を結合するよう構成されており、または、各グレーティングカプラ要素427は、一次光ビーム管理要素配列構成要素490から、フォトニック集積回路404の上面469を通じて、鉛直方向に対して鋭角を画定する方向に沿って、対応する集積光導波路426へと下方に光を結合するよう構成されている。
【0181】
一次光ビーム管理要素配列構成要素490は、融解シリカ403aの第1モノリシックブロックなどの材料の第1モノリシックブロック、および、融解シリカ403aの第1モノリシックブロックの下面442において一体的に形成された複数の一次マイクロレンズ440の形態の複数の一次光ビーム管理要素を有する。複数の一次マイクロレンズ440は、フォトニック集積回路404のグレーティングカプラ要素427の空間配置と一致する空間配置を有する一様な1D配列で配置されている。
【0182】
一次光ビーム管理要素配列構成要素490は、融解シリカ403aの第1モノリシックブロックの第1平坦反射面495a、および融解シリカ403aの第1モノリシックブロックの第2平坦反射面495bの形態の反射器も有する。
【0183】
一次光ビーム管理要素配列構成要素490は、一次光ビーム管理要素配列構成要素490および光ファイバコネクタフェルール492の位置合わせにおいて使用するための、融解シリカ403aの第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成された1または複数の位置合わせ穴446の形態の1または複数の位置合わせ機構も有する。
【0184】
光ファイバコネクタフェルール492は、融解シリカ403bの第2モノリシックブロックなどの材料の第2モノリシックブロック、および、融解シリカ403bの第2モノリシックブロックの表面452上において一体的に形成された複数の二次マイクロレンズ450の形態の複数の二次光ビーム管理要素を有する。二次マイクロレンズ450は、一様な2D配列で配置される。光ファイバコネクタフェルール492はさらに、融解シリカ403bの第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成された複数の光ファイバ位置合わせ穴460の形態の、複数の光ファイバ位置合わせ構造を有し、対応する光ファイバ406の端部407が、二次マイクロレンズ450のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、各光ファイバ位置合わせ穴460は、対応する光ファイバ406と係合するよう構成されている。また、図5においては不図示であるが、対応する光ファイバ位置合わせ穴460における各光ファイバ406の取り付けのためのエポキシなどの接着性流体の流れを助けるように、光ファイバコネクタフェルール492は、光ファイバコネクタフェルール492の表面および各光ファイバ位置合わせ穴460の間に延在する1または複数のパッセージまたはチャネルを有する。
【0185】
光ファイバコネクタフェルール492は、1または複数のピン470をさらに有し、各ピン470は、一次光ビーム管理要素配列構成要素490および光ファイバコネクタフェルール492のパッシブな位置合わせのための、一次光ビーム管理要素配列構成要素490の穴446のうちの対応する1つにおいて受容されるよう構成されている。具体的に、一次光ビーム管理要素配列構成要素490の位置合わせ穴446は、一次光ビーム管理要素配列構成要素490の一次マイクロレンズ440に対して位置しており、光ファイバコネクタフェルール492のピン470が光ファイバコネクタフェルール492の二次マイクロレンズ450に対して位置しており、光ファイバコネクタフェルール492のピン470が一次光ビーム管理要素配列構成要素490の位置合わせ穴446に挿入されているとき、一次光ビーム管理要素配列構成要素490の一次マイクロレンズ440および光ファイバコネクタフェルール492の二次マイクロレンズ450がパッシブに位置合わせされていることを確実にする。ピン470は、融解シリカ403bの第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成され得る。代替的に、融解シリカ403bの第2モノリシックブロックは複数の穴を画定し得、各穴はピン470のうちの対応する1つを受容するよう構成されている。
【0186】
一次光ビーム管理要素配列構成要素490の一次マイクロレンズ440のうちそれぞれが、XおよびY方向においてフォトニック集積回路404の対応するグレーティングカプラ要素427と位置合わせされており、一次光ビーム管理要素配列構成要素490の下面442は、フォトニック集積回路404の上面469に、例えば結合されることで、取り付けられている。
【0187】
対応する光ファイバ406の端部407が、二次マイクロレンズ450のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、複数の光ファイバの各光ファイバ406は、光ファイバ位置合わせ穴460のうちの対応する1つに、例えば結合されることで、取り付けられている。
【0188】
光ファイバコネクタフェルール492の1または複数のピン470は次に、一次光ビーム管理要素配列構成要素490の1または複数の位置合わせ穴446に挿入され、一次光ビーム管理要素配列構成要素490の一次マイクロレンズ440および光ファイバコネクタフェルール492の二次マイクロレンズ450をパッシブに位置合わせすべく、光ファイバコネクタフェルール492の表面452は、一次光ビーム管理要素配列構成要素490の表面453との係合がもたらされる。
【0189】
非平行な光路464a、464bに沿って光を導くべく、近接する一次マイクロレンズ440は異なるように構成されているが、1つおきの一次マイクロレンズ440は、平行な光路に沿って光を導くべく、同じように構成されていることが、理解されるべきである。各光路464aは、一次光ビーム管理要素配列構成要素490の下面442から、一次マイクロレンズ440のうちの対応する1つ、第1反射面495a、および二次マイクロレンズ450のうちの対応する1つを介して、光ファイバ位置合わせ穴460の1つの端部407aへと、X-Z面に平行な平面において延在する。対照的に、各光路464bは、一次光ビーム管理要素配列構成要素490の下面442から、一次マイクロレンズ440のうちの対応する1つ、第2反射面495b、および二次マイクロレンズ450のうちの対応する1つを介して、光ファイバ位置合わせ穴460の1つの端部407bへと延在し、光ファイバ位置合わせ穴460の端部407a、407bは、X-Z面に平行な平面において位置合わせされている。図5から理解され得るように、各光路464aは、融解シリカ403aの第1モノリシックブロックの第1反射面495aにおいて方向を変更し、各光路464bは、融解シリカ403aの第1モノリシックブロックの第2反射面495bにおいて方向を変更する。また、一次マイクロレンズ440の構成の結果として、光は、Y方向に平行な方向に沿って配置されたグレーティングカプラ要素427の1D配列、および、光ファイバ406の2D配列の間で結合され得る。
【0190】
図5から理解され得るように、一次マイクロレンズ440および二次マイクロレンズ450の使用は、一次光ビーム管理要素配列構成要素490および光ファイバコネクタフェルール492の間を水平方向に透過する拡張されてコリメートされた光ビームの2D配列を形成するよう機能し、これにより、与えられた光結合効率のために一次光ビーム管理要素配列構成要素490および光ファイバコネクタフェルール492の間に要求される位置合わせ許容範囲を、緩和する。
【0191】
一次マイクロレンズ440のうちそれぞれは、他の一次マイクロレンズ440のうちそれぞれとは独立して画定され得る。このことは、一次マイクロレンズ440のうちそれぞれがわずかに異なる構造を有すること、例えば、対応する光路464a、464bに対して異なる位置にあること(オフセット)、または、異なる角度、曲率などを有することを可能にし得る。同様に、二次マイクロレンズ450のうちそれぞれは、他の二次マイクロレンズ450のうちそれぞれとは独立して画定され得る。このことは、二次マイクロレンズ450のうちそれぞれがわずかに異なる構造を有すること、例えば、対応する光路464a、464bに対して異なる位置にあること(オフセット)、または、異なる角度、曲率などを有することを可能にし得る。具体的に、一次マイクロレンズ440および二次マイクロレンズ450の構成は、一次光ビーム管理要素配列構成要素490および光ファイバコネクタフェルール492の間で、同一または同様のビーム半径および方向付けで、コリメートされたビームの2D配列を形成するよう選択され得る。
【0192】
前述の説明から、従来技術の光相互接続装置のりも簡潔なやり方で、光相互接続装置402は、フォトニック集積回路404の集積光導波路426の1D配列および光ファイバ406の2D配列を光学的に結合するよう機能し、これにより、高密度フォトニック集積回路光I/Oが、従来技術の光相互接続装置と比較してより容易に実現されることを可能とすることが、理解されるであろう。さらに、光ファイバコネクタフェルール492の1または複数のピン470および一次光ビーム管理要素配列構成要素490の1または複数の位置合わせ穴446の結果として、当業者は、光ファイバコネクタフェルール492および一次光ビーム管理要素配列構成要素490が、着脱可能または接続可能であるよう構成されていることを理解するであろう。一次光ビーム管理要素配列構成要素490および光ファイバコネクタフェルール492は、一次光ビーム管理要素配列構成要素490および光ファイバコネクタフェルール492を着脱可能に取り付けるための、例えば、一次光ビーム管理要素配列構成要素490および光ファイバコネクタフェルール492を共に接続する、ラッチングする、または保持するための、1または複数のアーム、クリップ、またはクランプなどの、1または複数の機械的機構(不図示)も有し得る。
【0193】
図6を参照すると、シリコンフォトニック集積回路504などのフォトニック集積回路および複数の光ファイバ506の間で光を透過させるための、概して502で指定された第6光相互接続装置の概略側面図が示されている。光相互接続装置502は、一次光ビーム管理要素配列構成要素590および個別に形成された光ファイバコネクタフェルール592を備える。さらに詳細に下方で説明されるように、一次光ビーム管理要素配列構成要素590はフォトニック集積回路504に取り付けられており、複数の光ファイバ506は光ファイバコネクタフェルール592に取り付けられている。
【0194】
図6に示されるように、フォトニック集積回路504は、フォトニック集積回路504のエッジにおいて形成されるステップ505を有し、ステップ505はレッジ505aおよびファセット505bを有する。フォトニック集積回路504はさらに、複数の集積光導波路526を有し、集積光導波路526はフォトニック集積回路504のファセット505bにおいて終端し、これにより、フォトニック集積回路504のファセット505bにおいてY方向に沿って1D配列で配置された複数の光ポート527の形態の、複数の光学要素を画定する。フォトニック集積回路504の複数の光ポート527は、フォトニック集積回路504の上方基準面569から所定の距離で分離される。フォトニック集積回路504のレッジ505aおよび/またはファセット505bは、エッチングによって形成され得る。
【0195】
一次光ビーム管理要素配列構成要素590は、一次光ビーム管理要素配列構成要素590のエッジにおいて形成されるステップを画定する、融解シリカ503aの第1モノリシックブロックなどの材料の第1モノリシックブロックを有し、ステップはレッジ541aおよびファセット541bを有する。一次光ビーム管理要素配列構成要素590のレッジ541aおよび/またはファセット541bは、エッチングによって形成され得る。
【0196】
一次光ビーム管理要素配列構成要素590は、融解シリカ503aの第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成された複数の一次2D湾曲TIRマイクロミラー540の形態の、複数の一次光ビーム管理要素を有する。複数の一次2D湾曲TIRマイクロミラー540は、一様な1D配列で配置されており、フォトニック集積回路504の光ポート527の空間配置と一致する空間配置を有する。
【0197】
一次光ビーム管理要素配列構成要素590の、複数の一次2D湾曲TIRマイクロミラー540およびレッジ541aはZ方向において、フォトニック集積回路504の複数の光ポート527およびフォトニック集積回路504の上方基準面569がZ方向において分離されている所定の距離と一致する所定の距離で、分離されている。また、一次光ビーム管理要素配列構成要素590のステップは、フォトニック集積回路504のレッジ505aが一次光ビーム管理要素配列構成要素590の下面542と係合することなく、一次光ビーム管理要素配列構成要素590のレッジ541aおよびフォトニック集積回路504の上方基準面569の間の係合を可能にするよう構成されている。結果的に、一次光ビーム管理要素配列構成要素590のレッジ541aおよびフォトニック集積回路504の上方基準面569の間の係合は、一次光ビーム管理要素配列構成要素590の複数の一次2D湾曲TIRマイクロミラー540の、フォトニック集積回路504の端部すなわち光ポート527との、Z方向における位置合わせをもたらす。
【0198】
また、一次光ビーム管理要素配列構成要素590は、一次光ビーム管理要素配列構成要素590のレッジ541a上に設置された1または複数の基準マーカ(不図示)を備え、1または複数の基準マーカのうちそれぞれは、一次光ビーム管理要素配列構成要素590およびフォトニック集積回路504のXおよびYにおける位置合わせのためにフォトニック集積回路504の上方基準面569上に設置された、1または複数の対応する基準マーカ(不図示)との位置合わせのために構成されている。
【0199】
一次光ビーム管理要素配列構成要素590は、融解シリカ503aの第1モノリシックブロックの第1平坦反射面595a、および融解シリカ503aの第1モノリシックブロックの第2平坦反射面595bの形態の反射器も有する。
【0200】
一次光ビーム管理要素配列構成要素590は、一次光ビーム管理要素配列構成要素590および光ファイバコネクタフェルール592の位置合わせにおいて使用するための、融解シリカ503aの第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成された1または複数の位置合わせ穴546の形態の1または複数の位置合わせ機構も有する。
【0201】
光ファイバコネクタフェルール592は、融解シリカ503bの第2モノリシックブロックなどの材料の第2モノリシックブロック、および、融解シリカ503bの第2モノリシックブロックの表面552上において一体的に形成された複数の二次マイクロレンズ550の形態の複数の二次光ビーム管理要素を有する。二次マイクロレンズ550は、一様な2D配列で配置される。
【0202】
光ファイバコネクタフェルール592はさらに、融解シリカ503bの第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成された複数の光ファイバ位置合わせ穴560の形態の、複数の光ファイバ位置合わせ構造を有し、対応する光ファイバ506の端部507が、二次マイクロレンズ550のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、各光ファイバ位置合わせ穴560は、対応する光ファイバ506と係合するよう構成されている。また、図6においては不図示であるが、対応する光ファイバ位置合わせ穴560における各光ファイバ506の取り付けのためのエポキシなどの接着性流体の流れを助けるように、光ファイバコネクタフェルール592は、光ファイバコネクタフェルール592の表面および各光ファイバ位置合わせ穴560の間に延在する1または複数のパッセージまたはチャネルを有する。
【0203】
光ファイバコネクタフェルール592は、1または複数のピン570をさらに有し、各ピン570は、一次光ビーム管理要素配列構成要素590および光ファイバコネクタフェルール592のパッシブな位置合わせのための、一次光ビーム管理要素配列構成要素590の穴546のうちの対応する1つにおいて受容されるよう構成されている。具体的に、一次光ビーム管理要素配列構成要素590の位置合わせ穴546は、一次光ビーム管理要素配列構成要素590の一次2D湾曲TIRマイクロミラー540に対して位置しており、光ファイバコネクタフェルール592のピン570が光ファイバコネクタフェルール592の二次マイクロレンズ550に対して位置しており、光ファイバコネクタフェルール592のピン570が一次光ビーム管理要素配列構成要素590の位置合わせ穴546に挿入されているとき、一次光ビーム管理要素配列構成要素590の一次2D湾曲TIRマイクロミラー540および光ファイバコネクタフェルール592の二次マイクロレンズ550がパッシブに位置合わせされていることを確実にする。ピン570は、融解シリカ503bの第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成され得る。代替的に、融解シリカ503bの第2モノリシックブロックは複数の穴を画定し得、各穴はピン570のうちの対応する1つを受容するよう構成されている。
【0204】
組立の最中、一次光ビーム管理要素配列構成要素590のレッジ541aは、一次光ビーム管理要素配列構成要素590の複数の一次2D湾曲TIRマイクロミラー540の、フォトニック集積回路504の光ポート527の端部との、Z方向における位置合わせのために、フォトニック集積回路504の上方基準面569との係合がもたらされる。
【0205】
また、一次光ビーム管理要素配列構成要素590の1または複数の基準マーカ(不図示)は、XおよびYにおける一次光ビーム管理要素配列構成要素590およびフォトニック集積回路504の位置合わせのために、フォトニック集積回路504の上方基準面569上に設置された1または複数の対応する基準マーカ(不図示)と位置合わせされており、これにより、一次光ビーム管理要素配列構成要素590の一次2D湾曲TIRマイクロミラー540のうちそれぞれが、XおよびY方向において、フォトニック集積回路504の集積光導波路526のうちの対応する1つの、端部すなわち光ポート527と位置合わせされている。一次光ビーム管理要素配列構成要素590のファセット541bは次に、フォトニック集積回路504のファセット505bに、例えば結合されることで取り付けられている。
【0206】
対応する光ファイバ506の端部507が、二次マイクロレンズ550のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、複数の光ファイバの各光ファイバ506は、光ファイバ位置合わせ穴560のうちの対応する1つに、例えば結合されることで取り付けられている。
【0207】
光ファイバコネクタフェルール592の1または複数のピン570は次に、一次光ビーム管理要素配列構成要素590の1または複数の位置合わせ穴546に挿入され、一次光ビーム管理要素配列構成要素490の一次マイクロレンズ540および光ファイバコネクタフェルール592の二次マイクロレンズ550をパッシブに位置合わせすべく、光ファイバコネクタフェルール592の表面552は、一次光ビーム管理要素配列構成要素590の表面553との係合がもたらされる。
【0208】
非平行な光路564a、564bにそって光を導くべく、近接する一次2D湾曲TIRマイクロミラー540は異なるように構成されているが、1つおきの一次2D湾曲TIRマイクロミラー540は、平行な光路に沿って光を導くべく、同じように構成されていることが、理解されるべきである。各光路564aは、一次光ビーム管理要素配列構成要素590のファセット541bから、一次2D湾曲TIRマイクロミラー540のうちの対応する1つ、第1反射面595a、および二次マイクロレンズ550のうちの対応する1つを介して、光ファイバ位置合わせ穴560の1つの端部507aへと、X-Z面に平行な平面において延在する。対照的に、各光路564bは、一次光ビーム管理要素配列構成要素590のファセット541bから、一次2D湾曲TIRマイクロミラー540のうちの対応する1つ、第2反射面595b、および二次マイクロレンズ550のうちの対応する1つを介して、光ファイバ位置合わせ穴560の1つの端部507bへと延在し、光ファイバ位置合わせ穴560の端部507a、507bは、X-Z面に平行な平面において位置合わせされている。図6から理解され得るように、各光路564aは、融解シリカ503aの第1モノリシックブロックの第1反射面595aにおいて方向を変更し、各光路564bは、融解シリカ503aの第1モノリシックブロックの第2反射面595bにおいて方向を変更する。また、一次2D湾曲TIRマイクロミラー540の構成の結果として、光は、Y方向に平行な方向に沿って配置された集積光導波路端部すなわちポート527の1D配列、および、光ファイバ506の2D配列の間で結合され得る。
【0209】
図6から理解され得るように、一次2D湾曲TIRマイクロミラー540および二次マイクロレンズ550の使用は、一次光ビーム管理要素配列構成要素590および光ファイバコネクタフェルール592の間を水平方向に透過する拡張されてコリメートされた光ビームの2D配列を形成するよう機能し、これにより、与えられた光結合効率のために一次光ビーム管理要素配列構成要素590および光ファイバコネクタフェルール592の間に要求される位置合わせ許容範囲を、緩和する。
【0210】
一次2D湾曲TIRマイクロミラー540のうちそれぞれは、他の一次2D湾曲TIRマイクロミラー540のうちそれぞれとは独立して画定され得る。このことは、一次2D湾曲TIRマイクロミラー540のうちそれぞれがわずかに異なる構造を有すること、例えば、対応する光路564a、564bに対して異なる位置にあること(オフセット)、または、異なる角度、曲率などを有することを可能にし得る。同様に、二次マイクロレンズ550のうちそれぞれは、他の二次マイクロレンズ550のうちそれぞれとは独立して画定され得る。このことは、二次マイクロレンズ550のうちそれぞれがわずかに異なる構造を有すること、例えば、対応する光路564a、564bに対して異なる位置にあること(オフセット)、または、異なる角度、曲率などを有することを可能にし得る。具体的に、一次2D湾曲TIRマイクロミラー540および二次マイクロレンズ550の構成は、一次光ビーム管理要素配列構成要素590および光ファイバコネクタフェルール592の間で、同一または同様のビーム半径および方向付けで、コリメートされたビームの2D配列を形成するよう選択され得る。
【0211】
前述の説明から、従来技術の光相互接続装置よりも簡潔なやり方で、光相互接続装置502は、フォトニック集積回路504の集積光導波路526の1D配列および光ファイバ506の2D配列を光学的に結合するよう機能し、これにより、高密度フォトニック集積回路光I/Oが、従来技術の光相互接続装置と比較してより容易に実現されることを可能とすることが、理解されるであろう。さらに、光ファイバコネクタフェルール592の1または複数のピン570および一次光ビーム管理要素配列構成要素590の1または複数の位置合わせ穴546の結果として、当業者は、光ファイバコネクタフェルール592および一次光ビーム管理要素配列構成要素590が、着脱可能または接続可能であるよう構成されていることを理解するであろう。一次光ビーム管理要素配列構成要素590および光ファイバコネクタフェルール592は、一次光ビーム管理要素配列構成要素590および光ファイバコネクタフェルール592を着脱可能に取り付けるための、例えば、一次光ビーム管理要素配列構成要素590および光ファイバコネクタフェルール592を共に接続する、ラッチングする、または保持するための、1または複数のアーム、クリップ、またはクランプなどの、1または複数の機械的機構(不図示)も有し得る。
【0212】
ここで図7を参照すると、光ファイバコネクタフェルール292、392、492、592のいずれかの代わりに使用するための、および複数の光ファイバ606と共に使用するための、光ファイバコネクタフェルール692が示されており、各光ファイバ606は複数の光ファイバコア606aを有する。光ファイバコネクタフェルール692は、融解シリカ603bの第2モノリシックブロックなどの材料の第2モノリシックブロック、および、融解シリカ603bの第2モノリシックブロックの表面652上において一体的に形成された複数の二次マイクロレンズ650の形態の複数の二次光ビーム管理要素を有する。二次マイクロレンズ650は、千鳥配置または一様な2D配列で配置される。光ファイバコネクタフェルール692はさらに、融解シリカ603bの第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成された複数の位置合わせ穴660の形態の複数の光ファイバ位置合わせ構造を有し、対応する光ファイバ606の端部607における各光ファイバコア606aが、二次マイクロレンズ650のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、各ファイバ位置合わせ穴660は、光ファイバ606のうちの対応する1つの端部区間を受容するよう構成されている。
【0213】
光ファイバコネクタフェルール692はさらに、光ファイバコネクタフェルール692の、一次光ビーム管理要素配列構成要素290、490、590の位置合わせ穴246、446、546との位置合わせのための、または、反射器構成要素394の位置合わせ穴398との位置合わせのための、位置合わせピン670を有する。他の点では、光ファイバコネクタフェルール692は光ファイバコネクタフェルール292、392、492、592と同様であることが、理解されるべきである。位置合わせピン670は、融解シリカ603bの第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成され得る。代替的に、融解シリカ603bの第2モノリシックブロックは複数の穴を画定し、各穴は位置合わせピン670のうちの対応する1つを受容するよう構成されている。
【0214】
複数の一次光ビーム管理要素40、140、240、340、440、540、反射面295、395、495a、495b、595a、595b、複数の二次光ビーム管理要素50、150、250、350、450、550、650、および複数の光ファイバ位置合わせ構造60、160、260、360、460、560、660のうちの任意の1または複数の形成は、複数の領域においてモノリシックブロックの材料を変性すべく、複数の領域において材料のモノリシックブロックを刻むための、超高速レーザまたはフェムト秒レーザなどのレーザの使用を備え得ることが、理解されるべきである。例えば、複数の一次光ビーム管理要素40、140、240、340、440、540、反射面295、395、495a、495b、595a、595b、複数の二次光ビーム管理要素50、150、250、350、450、550、650、および複数の光ファイバ位置合わせ構造60、160、260、360、460、560、660のうちの任意の1または複数の形成は、複数の領域においてモノリシックブロックの材料の屈折率を変性すべく、複数の領域において材料のモノリシックブロックを刻むための、超高速レーザまたはフェムト秒レーザなどのレーザの使用を備え得る。複数の一次光ビーム管理要素40、140、240、340、440、540、反射面295、395、495a、495b、595a、595b、複数の二次光ビーム管理要素50、150、250、350、450、550、650、および複数の光ファイバ位置合わせ構造60、160、260、360、460、560、660のうちの任意の1または複数の形成は、複数の領域においてモノリシックブロックの材料の化学的エッチング性を変性し、続いて、複数の領域からモノリシックブロックの変性物を、例えば化学エッチングによって除去すべく、複数の領域において材料のモノリシックブロックを刻むための、レーザの使用を備え得る。複数の一次光ビーム管理要素40、140、240、340、440、540、反射面295、395、495a、495b、595a、595b、複数の二次光ビーム管理要素50、150、250、350、450、550、650、および複数の光ファイバ位置合わせ構造60、160、260、360、460、560、660のうちの任意の1または複数の形成は、複数の領域においてモノリシックブロックの材料を除去すべく、複数の領域において材料のモノリシックブロックを刻むための、レーザの使用を備え得る。また、材料のモノリシックブロックは、融解シリカのモノリシックブロックなどの、ガラスのモノリシックブロックを備え得る。
【0215】
当業者は、添付の特許請求の範囲に従って画定されるように、本発明の範囲から逸脱することなく、上記で説明された本開示の実施形態に、様々な修正が行われ得ることを理解するであろう。例えば、図2の光ファイバコネクタフェルール192は複数の2D湾曲TIRマイクロミラー150を備えるが、図2の光ファイバコネクタフェルール192の代替の実施形態においては、湾曲TIRマイクロミラー150が、融解シリカ103bのモノリシックブロックの下面153上に形成された2D湾曲マイクロミラーに置き換えられ得る。フォトニック集積回路4、104、204、304、404のうちそれぞれが、フォトニック集積回路4、104、204、304の上面69、169、269、369、469を通じてフォトニック集積回路4、104、204、304、404の複数の集積光導波路への/からの光を結合するために、複数のグレーティングカプラ要素27、127、227、327、427を備えるものとして上記で説明されてきたが、他の種類の表面カプラ要素が、フォトニック集積回路4、104、204、304、404の上面69、169、269、369、469を通じてフォトニック集積回路4、104、204、304、404の複数の集積光導波路への/からの光を結合するように使用され得る。例えば、2D TIR湾曲マイクロミラーなどの2D湾曲マイクロミラーが、フォトニック集積回路4、104、204、304、404の上面69、169、269、369、469を通じてフォトニック集積回路4、104、204、304、404の複数の集積光導波路への/からの光を結合するように使用され得る。
【0216】
複数の一次光ビーム管理要素40、140、240、340、複数の二次光ビーム管理要素50、150、250、350、650、および、複数の光ファイバ位置合わせ構造60、160、260、360、660はすべて、千鳥配置または2D配列で配置されているとして上記で説明されてきたが、複数の一次光ビーム管理要素40、140、240、340、複数の二次光ビーム管理要素50、150、250、350、650、および、複数の光ファイバ位置合わせ構造60、160、260、360、660は、一次光ビーム管理要素40、140、240、340のピッチが、二次光ビーム管理要素50、150、250、350、650のピッチ、および、複数の光ファイバ位置合わせ構造60、160、260、360、660のピッチよりも小さい、一様な1D配列で配置され得る。例えば、図3の実施形態において、一次光ビーム管理要素配列構成要素290の、反射面295のスロープおよび表面253の方向付けは、状況に応じて選択され得る。同様に、図4の実施形態において、反射器構成要素394の、反射面395のスロープおよび表面353の方向付けは、状況に応じて選択され得る。
【0217】
図3の実施形態におけるグレーティング結合器227および一次マイクロレンズ240は、対応するグレーティングカプラ227および反射面295の間で、光路264が鉛直方向に対して鋭角で位置合わせされるように、および、反射面295において光路264が約120°方向を変更するよう構成されるが、図3の実施形態の変形例において、グレーティング結合器227および一次マイクロレンズ240は、対応するグレーティングカプラ227および反射面295の間で光路264が鉛直またはほぼ鉛直方向に位置合わせされるように、および、反射面295において90°の領域内の角度で方向を変更し得るよう構成され得る。
【0218】
図1Aおよび1B、および図2の実施形態において、グレーティング結合器27、127および一次マイクロレンズ40、140は、グレーティング結合器27、127および2D湾曲TIRマイクロミラー50、150の間で、光路64および164が鉛直方向に位置合わせされるように、および、2D湾曲TIRマイクロミラー50、150において光路64、164が約90°方向を変更するよう構成されているが、図1Aおよび1B、および図2の実施形態の変形例において、グレーティング結合器27、127および一次マイクロレンズ40、140は、光路64、164が対応するグレーティングカプラ27、127および2D湾曲TIRマイクロミラー50、150の間で鉛直方向に対して鋭角で位置合わせされるように、および、2D湾曲TIRマイクロミラー50、150において90°より大きい角度で方向を変更し得るよう構成され得る。同様に、図4の実施形態におけるグレーティング結合器327および一次マイクロレンズ340は、グレーティング結合器327および反射面395の間で、光路364が鉛直方向に位置合わせされるように、光路364が反射面395において約90°方向を変更するよう構成されているが、図3の実施形態の変形例において、グレーティング結合器327および一次マイクロレンズ340は、対応するグレーティングカプラ327および反射面395の間で、光路364が鉛直方向に対して鋭角で位置合わせされるように、および、反射面395において90°より大きい角度で方向を変更し得るよう構成され得る。
【0219】
フォトニック集積回路504の上方基準面569から所定の距離で分離される、図6のフォトニック集積回路504の複数の光ポート527の代わりに、フォトニック集積回路504の複数の光ポート527は、フォトニック集積回路504のレッジ505aから所定の距離で分離され得る。また、一次光ビーム管理要素配列構成要素590の、複数の一次2D湾曲TIRマイクロミラー540およびレッジ542aがZ方向において、フォトニック集積回路504の複数の光ポート527およびフォトニック集積回路504の上方基準面569がZ方向において分離されている所定の距離と一致する所定の距離で分離されていることの代わりに、複数の一次2D湾曲TIRマイクロミラー540および一次光ビーム管理要素配列構成要素590の下方基準面は、フォトニック集積回路504の複数の光ポート527およびフォトニック集積回路504のレッジ505aがZ方向において分離されている所定の距離と一致する所定の距離で、Z方向において分離され得る。さらに、一次光ビーム管理要素配列構成要素590のステップは、一次光ビーム管理要素配列構成要素590のレッジ542aがフォトニック集積回路504と係合することなく、フォトニック集積回路504のレッジ505aおよび一次光ビーム管理要素配列構成要素590の下方基準面の間の係合を可能にするよう構成され得る。結果的に、フォトニック集積回路504のレッジ505aおよび一次光ビーム管理要素配列構成要素590の下方基準面の間の係合は、一次光ビーム管理要素配列構成要素590の複数の一次2D湾曲TIRマイクロミラー540の、フォトニック集積回路504の端部すなわち光ポート527との、Z方向における位置合わせをもたらす。
【0220】
本明細書に開示または図示された各特徴は、単独で、または、本明細書に開示または図示された任意の他の特徴との任意の適宜な組み合わせで、いかなる実施形態にも組み込まれ得る。特に、当業者は、図面を参照して上記で説明された本開示の実施形態の特徴のうちの1または複数が、本開示の実施形態の他の特徴のうちの1または複数から離れて使用されたとき、効果を生成するか利点を提供し得ること、および、上記で説明された本開示の実施形態の特徴の特定の組み合わせとは別の、特徴の異なる組み合わせが可能であることを、理解するであろう。
【0221】
先行する説明および添付の特許請求の範囲において、「上方(above)」「沿って(along)」「側(side)」などの位置に関する用語が、添付の図面において示されるものなどの、概念的な図示を参照されることを、当業者は理解するであろう。これらの用語は、参照を容易にするために使用されるものであり、本質を限定することが意図されるものではない。ゆえに、これらの用語は、添付図面において示されるように方向付けられたとき、目的を参照するものとして理解されるべきものである。
【0222】
本開示の一実施形態の特徴に関して使用されるときの用語「備える(comprising)」の使用は、他の特徴または段階を排除するものではない。本開示の一実施形態の特徴に関して使用されるときの用語「一つの(a)」または「一つの(an)」の使用は、実施形態が複数のそのような特徴を有し得る可能性を排除するものではない。
【0223】
特許請求の範囲における任意の参照符号の使用は、特許請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-06-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
数の一次光ビーム管理要素、前記複数の一次光ビーム管理要素の個々、フォトニック集積回路の複数の光学要素のうちの対応する光学要素から受光された光をコリメートする、または、前記フォトニック集積回路のうちの前記対応する光学要素上に光を集光するよう構成された;
複数の二次光ビーム管理要素、前記複数の二次光ビーム管理要素の個々、複数の光ファイバのうちの対応する1つの端部上に光を集光する、または、前記複数の光ファイバのうちの対応する1つの端部から受光された光をコリメートするよう構成された;および、
複数の光ファイバ位置合わせ構造、前記複数の光ファイバ位置合わせ構造の個々は、前記対応する光ファイバの端部が、前記複数の二次光ビーム管理要素のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、対応する光ファイバを受容するよう構成され、光相互接続装置は複数の光路を画定し、前記複数の光路の個々は前記光相互接続装置の表面から、前記複数の一次光ビーム管理要素のうちの対応する1つおよび前記複数の二次光ビーム管理要素のうちの対応する1つを介して前記複数の光ファイバ位置合わせ構造のうちの対応する1つの端部へと延在する、
を備える、光相互接続装置。
【請求項2】
複数の集積光導波路を含むフォトニック集積回路をさらに備え、前記フォトニック集積回路の複数の光学要素の個々は、前記フォトニック集積回路の表面を通じて前記複数の集積光導波路のうち対応する1つへの光、またはそれからの光を導くための、複数の表面カプラ要素などの表面カプラ要素を備え、前記複数の一次光ビーム管理要素の個々は、前記複数の表面カプラ要素のうちの対応する1つの上で光を集光するよう、または、前記複数の表面カプラ要素のうちの対応する1つから受光された光をコリメートするよう構成されている、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項3】
複数の集積光導波路を含むフォトニック集積回路をさらに備え、前記フォトニック集積回路は前記フォトニック集積回路のエッジにおいてステップを含み、前記ステップはレッジおよびファセットを有し、前記複数の集積光導波路の個々、前記ファセットにおいて対応する光ポートを画定すべく、前記フォトニック集積回路のファセットにおいて終端し、前記複数の集積光導波路は複数の光ポートを画定し、前記複数の光学要素の個々は前記複数の光ポートのうちの対応する1つを備え、前記光相互接続装置は前記光相互接続装置のエッジにおいてステップを備え、前記ステップはレッジおよびファセットを備え、前記光相互接続装置の前記ファセットは前記フォトニック集積回路の前記複数の光ポートおよび前記複数の一次光ビーム管理要素の間に配置されるためのものであり、前記複数の一次光ビーム管理要素の個々は、前記複数の光ポートの対応する1つの上に光を集光するための、または、前記複数の光ポートの前記対応する1つから受光された光をコリメートするためのものである、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項4】
前記複数の一次光ビーム管理要素および前記レッジは、ある次元において、前記フォトニック集積回路の前記複数の光ポートおよび前記フォトニック集積回路の表面前記次元において分離される第2距離と一致する第1距離で、分離され、前記光相互接続装置の前記ステップは、前記フォトニック集積回路の前記レッジが前記光相互接続装置と係合することなく、前記光相互接続装置の前記レッジおよび前記フォトニック集積回路の前記表面の間の係合を可能にするためのものである、請求項に記載の光相互接続装置。
【請求項5】
前記光相互接続装置の前記複数の一次光ビーム管理要素および前記光相互接続装置の基準面は、ある次元において、前記フォトニック集積回路の前記複数の光ポートおよび前記フォトニック集積回路の前記レッジが前記次元において分離されている所定の距離と一致する所定の距離で、分離され、前記光相互接続装置の前記ステップは、前記光相互接続装置の前記レッジが前記フォトニック集積回路と係合することなく、前記光相互接続装置の前記基準面および前記フォトニック集積回路の前記レッジの間の係合を可能にするよう構成された、請求項に記載の光相互接続装置。
【請求項6】
前記光相互接続装置は、材料のモノリシックブロックを含む光相互接続構成要素を備え、材料の前記モノリシックブロックは、前記複数の一次光ビーム管理要素、前記複数の二次光ビーム管理要素、および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造を含む、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項7】
前記複数の一次光ビーム管理要素のうちの1又は複数、または前記複数の二次光ビーム管理要素のうちの1又は複数が:
マイクロレンズ;
屈折率分布型(GRIN)レンズ;または、
2D湾曲マイクロミラー
を備える、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項8】
前記複数の一次光ビーム管理要素のうちの1又は複数、または前記複数の二次光ビーム管理要素のうちの1又は複数が、導波路を備える、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項9】
前記複数の一次光ビーム管理要素が、1D配列で配置されている、千鳥配置を有する、または2D配列で配置されている、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項10】
前記複数の光ファイバ位置合わせ構造が、1D配列で配置されている、千鳥配置を有する、または2D配列で配置されている、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項11】
前記複数の一次光ビーム管理要素のうちの2または2よりも多いものが、ある平面において配置されており、対応する前記複数の光ファイバ位置合わせ構造のうちの2または2よりも多いものが、前記平面において配置されている、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項12】
近接する一次光ビーム管理要素は、平行な光路に沿って光を導くものである、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項13】
近接する一次光ビーム管理要素は、非平行な光路に沿って光を導くものであり、1つおきの一次光ビーム管理要素は、平行な光路に沿って光を導くものである、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項14】
前記複数の一次光ビーム管理要素のうちの2または2よりも多いもの、および、対応する光ファイバ位置合わせ構造のうちの2または2よりも多いものは、異なる平面において配置されている、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項15】
前記複数の一次光ビーム管理要素のうちの2または2よりも多いものが1D配列で配置されており、対応する前記複数の光ファイバ位置合わせ構造のうちの2または2よりも多いものが1D配列で配置されている、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項16】
一次光ビーム管理要素配列構成要素、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は材料の第1モノリシックブロックを含み、材料の前記第1モノリシックブロックは前記複数の一次光ビーム管理要素を含む;および
光ファイバコネクタフェルール、前記光ファイバコネクタフェルールは、材料の第2モノリシックブロックを含み、材料の前記第2モノリシックブロックは、前記複数の二次光ビーム管理要素および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造を含む
をさらに備える、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項17】
反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素は材料の第1モノリシックブロックを含み、材料の前記第1モノリシックブロックは、前記複数の一次光ビーム管理要素および反射器を画定し、前記複数の光路の個々は前記反射器において方向を変更する;および
光ファイバコネクタフェルール、前記光ファイバコネクタフェルールは材料の第2モノリシックブロックを含み、材料の前記第2モノリシックブロックは、前記複数の二次光ビーム管理要素および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造を含む、
を備える、請求項1に記載の光相互接続装置。
【請求項18】
前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素は1または複数の位置合わせ機構を備え、材料の前記第1モノリシックブロックは、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素の前記1または複数の位置合わせ機構を備え、前記1または複数の位置合わせ機構の個々は、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記フォトニック集積回路のパッシブな位置合わせのために、前記フォトニック集積回路の対応する相補的位置合わせ機構と係合する、請求項17に記載の光相互接続装置。
【請求項19】
前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールは、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールのパッシブな位置合わせのため、1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を備える、請求項17に記載の光相互接続装置。
【請求項20】
一次光ビーム管理要素配列構成要素、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は材料の第1モノリシックブロックを含み、材料の前記第1モノリシックブロックは前記複数の一次光ビーム管理要素を含む;
反射器を画定する反射器構成要素、前記複数の光路の個々は前記反射器において方向を変更する、前記反射器構成要素は材料の第3モノリシックブロックを含み、材料の前記第3モノリシックブロックは前記反射器を含む;および
光ファイバコネクタフェルール、前記光ファイバコネクタフェルールは材料の第2モノリシックブロックを含み材料の前記第2モノリシックブロックは前記複数の二次光ビーム管理要素および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造を含む、
を備える、請求項1から19のいずれか一項に記載の光相互接続装置。
【請求項21】
前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素は、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素のパッシブな位置合わせのための1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を備える、請求項20に記載の光相互接続装置。
【請求項22】
二次光ビーム管理要素配列構成要素、前記二次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素は、前記二次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素のパッシブな位置合わせのための1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を含む、をさらに備える、請求項20に記載の光相互接続装置。
【請求項23】
請求項1または6に記載の光相互接続装置、フォトニック集積回路、および複数の光ファイバを備え、前記フォトニック集積回路前記光相互接続装置に取り付けられており、前記複数の光ファイバの個々は、前記光相互接続装置の対応する光ファイバ位置合わせ構造に取り付けられている、光学システム。
【請求項24】
前記複数の光ファイバは:
光ファイバの1D配列;
光ファイバの千鳥配置;または
光ファイバの2D配
を備える、請求項23に記載の光学システム。
【請求項25】
前記複数の光ファイバの個々が複数の光ファイバコアを備え、前記複数の光ファイバ位置合わせ構造の個々は、対応する光ファイバの前記複数の光ファイバコアの個々の端部が、前記複数の二次光ビーム管理要素のうち対応する1つと位置合わせされており、しかし分離されているように、前記対応する光ファイバと係合するためのものである、請求項23に記載の光学システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0223
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0223】
特許請求の範囲における任意の参照符号の使用は、特許請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
(他の可能な項目)
(項目1)
フォトニック集積回路および複数の光ファイバの間に光を透過させるように使用されている光相互接続装置であって、複数の一次光ビーム管理要素、一次光ビーム管理要素の各々は、前記フォトニック集積回路の対応する光学要素から受光された光をコリメートする、または、前記フォトニック集積回路の対応する光学要素上に光を集光するよう構成された;複数の二次光ビーム管理要素、二次光ビーム管理要素の各々は、前記複数の光ファイバのうちの対応する1つの端部上に光を集光する、または、前記複数の光ファイバのうちの対応する1つの端部から受光された光をコリメートするよう構成された;複数の光ファイバ位置合わせ構造、各光ファイバ位置合わせ構造は、前記対応する光ファイバの端部が、前記二次光ビーム管理要素のうちの対応する1つと位置合わせされているが、しかし分離されているように、対応する光ファイバを受容するよう構成され、前記光相互接続装置は複数の光路を画定し、各光路は前記光相互接続装置の表面から、前記一次光ビーム管理要素のうちの対応する1つおよび前記二次光ビーム管理要素のうちの対応する1つを介して光ファイバ位置合わせ構造のうちの対応する1つの端部へと延在する、を備える、光相互接続装置。
(項目2)
前記一次光ビーム管理要素および/または前記二次光ビーム管理要素のうちの1または複数は、マイクロレンズ;セグメント導波路またはテーパ導波路などの導波路構造;屈折率分布型(GRIN)レンズ;または、2D湾曲全内部反射(TIR)マイクロミラーなどの2D湾曲マイクロミラー、を備える、項目1に記載の光相互接続装置。
(項目3)
前記一次光ビーム管理要素は、規則的1D配列などの1D配列で配置されており;前記一次光ビーム管理要素は、千鳥配置を有し;または、前記一次光ビーム管理要素は、規則的2D配列などの2D配列で配置されている、項目1または2に記載の光相互接続装置。
(項目4)
前記光ファイバ位置合わせ構造は、規則的1D配列などの1D配列で配置されており;前記光ファイバ位置合わせ構造は、千鳥配置を有し;または、前記光ファイバ位置合わせ構造は、規則的2D配列などの2D配列で配置されている、項目1から3のいずれか1項に記載の光相互接続装置。
(項目5)
前記一次光ビーム管理要素のうちの2または2より多いもの、および、対応する2または2より多くの前記光ファイバ位置合わせ構造が、同じ平面において配置されている、項目1から4のいずれか1項に記載の光相互接続装置。
(項目6)
近接する一次光ビーム管理要素は、平行な光路に沿って光を導くよう構成されている、項目1から5のいずれか1項に記載の光相互接続装置。
(項目7)
近接する一次光ビーム管理要素は、非平行な光路に沿って光を導くよう構成されている、および/または、1つおきの一次光ビーム管理要素が、平行な光路に沿って光を導くよう構成されている、項目1から4のいずれか1項に記載の光相互接続装置。
(項目8)
前記一次光ビーム管理要素のうちの2または2より多いもの、および、対応する2または2より多くの前記光ファイバ位置合わせ構造は、異なる平面に配置されており、例えば、前記一次光ビーム管理要素のうちの2または2より多いものは第1平面に配置され、対応する2または2より多くの前記光ファイバ位置合わせ構造は、前記第1平面に直交する第2平面に配置される、項目7に記載の光相互接続装置。
(項目9)
前記一次光ビーム管理要素のうちの2または2より多いものは、第1軸に沿って延在する規則的1D配列などの1D配列で配置され、前記対応する2または2より多くの光ファイバ位置合わせ構造は、前記第1軸と直交する第2軸に沿って延在する規則的1D配列などの1D配列で配置される、項目7または8に記載の光相互接続装置。
(項目10)
前記フォトニック集積回路は複数の集積光導波路を備え、前記フォトニック集積回路の各光学要素は、前記フォトニック集積回路の表面を通じて前記複数の集積光導波路のうち対応する1つへの光、またはそれからの光を導くための、グレーティングカプラ要素などの表面カプラ要素、または、2D湾曲TIRマイクロミラーを備え、前記一次光ビーム管理要素のうちそれぞれは、前記フォトニック集積回路の前記表面カプラ要素のうちの対応する1つの上で光を集光するよう、または、前記フォトニック集積回路の前記表面カプラ要素のうちの対応する1つから受光された光をコリメートするよう構成されている、項目1から9のいずれか1項に記載の光相互接続装置。
(項目11)
前記フォトニック集積回路は、前記フォトニック集積回路のエッジにおいて形成されたステップを備え、前記ステップはレッジおよびファセットを有し、前記フォトニック集積回路の各集積光導波路は、前記フォトニック集積回路の前記ファセットにおいて対応する光ポートを画定すべく、前記フォトニック集積回路の前記ファセットにおいて終端し、前記フォトニック集積回路の各光学要素は、前記光ポートのうちの対応する1つを備え、前記光相互接続装置は前記光相互接続装置のエッジにおいて形成されたステップを備え、前記ステップはレッジおよびファセットを有し、前記光相互接続装置の前記ファセットは、前記フォトニック集積回路の前記光ポートおよび前記複数の一次光ビーム管理要素の間に設置されるよう構成され、前記一次光ビーム管理要素のうちそれぞれは、前記光ポートのうち対応する1つの上に光を集光するよう、または、前記光ポートのうちの対応する1つから受光された光をコリメートするよう構成されている、項目1から9のいずれか1項に記載の光相互接続装置。
(項目12)
前記フォトニック集積回路の前記ファセットは、エッチングによって形成される;前記光相互接続装置の前記ファセットは、エッチングによって形成される;前記フォトニック集積回路の前記レッジは、エッチングによって形成される;および、前記光相互接続装置の前記レッジは、エッチングによって形成される、のうちの少なくとも1つである、項目11に記載の光相互接続装置。
(項目13)
前記複数の一次光ビーム管理要素および前記光相互接続装置の前記レッジは、ある次元において、前記フォトニック集積回路の複数の前記光ポートおよび前記フォトニック集積回路の基準面が同じ次元において分離されている所定の距離と一致する所定の距離で、分離され、前記光相互接続装置の前記ステップは、前記フォトニック集積回路の前記レッジが前記光相互接続装置と係合することなく、前記光相互接続装置の前記レッジおよび前記フォトニック集積回路の前記基準面の間の係合を可能にするよう構成された、項目11または12に記載の光相互接続装置。
(項目14)
前記光相互接続装置の前記複数の一次光ビーム管理要素および前記光相互接続装置の基準面は、ある次元において、前記フォトニック集積回路の複数の前記光ポートおよび前記フォトニック集積回路の前記レッジが同じ次元において分離されている所定の距離と一致する所定の距離で、分離され、前記光相互接続装置の前記ステップは、前記光相互接続装置の前記レッジが前記フォトニック集積回路と係合することなく、前記光相互接続装置の前記基準面および前記フォトニック集積回路の前記レッジの間の係合を可能にするよう構成された、項目11から12に記載の光相互接続装置。
(項目15)
前記光相互接続装置は、例えば融解シリカのモノリシックブロックといった、ガラスなどの材料のモノリシックブロックを有する光相互接続構成要素を備え、前記複数の一次光ビーム管理要素、前記複数の二次光ビーム管理要素、および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造は、材料の前記モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、任意選択で、前記光相互接続装置は1または複数の位置合わせ機構を備え、各位置合わせ機構は、材料の前記モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、各位置合わせ機構は、前記光相互接続構成要素および前記フォトニック集積回路のパッシブな位置合わせのために、前記フォトニック集積回路の対応する相補的位置合わせ機構に係合するよう構成された、項目1から14のいずれか1項に記載の光相互接続装置。
(項目16)
一次光ビーム管理要素配列構成要素;および光ファイバコネクタフェルール、を備え、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は、例えば融解シリカの第1モノリシックブロックといった、ガラスなどの材料の第1モノリシックブロックを有し、前記複数の一次光ビーム管理要素は、材料の前記第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、前記光ファイバコネクタフェルールは、例えば融解シリカの第2モノリシックブロックといった、ガラスなどの材料の第2モノリシックブロックを有し、前記複数の二次光ビーム管理要素および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造は、材料の前記第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、任意選択で、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールは、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールのパッシブな位置合わせのための1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を有する、項目1から14のいずれか1項に記載の光相互接続装置。
(項目17)
反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素;および光ファイバコネクタフェルール、を備え、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素は、例えば融解シリカの第1モノリシックブロックといった、ガラスなどの材料の第1モノリシックブロックを有し、材料の前記第1モノリシックブロックは、前記複数の一次光ビーム管理要素および反射器を画定し、各光路は前記反射器において方向を変更し、前記光ファイバコネクタフェルールは、例えば融解シリカの第2モノリシックブロックといった、ガラスなどの材料の第2モノリシックブロックを有し、前記複数の二次光ビーム管理要素および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造は、材料の前記第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成された、項目1から14のいずれか1項に記載の光相互接続装置。
(項目18)
前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素は1または複数の位置合わせ機構を備え、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素の各位置合わせ機構は、材料の前記第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、各位置合わせ機構は、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記フォトニック集積回路のパッシブな位置合わせのために前記フォトニック集積回路の対応する相補的位置合わせ機構と係合するよう構成された、項目17に記載の光相互接続装置。
(項目19)
前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールは、前記反射性一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記光ファイバコネクタフェルールのパッシブな位置合わせのための、1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を有する、項目17または18に記載の光相互接続装置。
(項目20)
一次光ビーム管理要素配列構成要素;反射器を画定する反射器構成要素、各光路は前記反射器において方向を変更する;および、光ファイバコネクタフェルールを備え、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素は、例えば融解シリカの第1モノリシックブロックといった、ガラスなどの材料の第1モノリシックブロックを有し、前記複数の一次光ビーム管理要素は、材料の前記第1モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、前記光ファイバコネクタフェルールは、例えば融解シリカの第2モノリシックブロックといった、ガラスなどの材料の第2モノリシックブロックを有し、前記複数の二次光ビーム管理要素および前記複数の光ファイバ位置合わせ構造は、材料の前記第2モノリシックブロックにおいて一体的に形成され、前記反射器構成要素は、例えば融解シリカの第3モノリシックブロックといった、ガラスなどの材料の第3モノリシックブロックを有し、前記反射器は材料の前記第3モノリシックブロックにおいて一体的に形成された、項目1から14のいずれか1項に記載の光相互接続装置。
(項目21)
前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素は、前記一次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素のパッシブな位置合わせのための1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を有する、項目20に記載の光相互接続装置。
(項目22)
二次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素は、前記二次光ビーム管理要素配列構成要素および前記反射器構成要素のパッシブな位置合わせのための1または複数の相補的内部係合位置合わせ機構を有する、項目20または21に記載の光相互接続装置。
(項目23)
項目1から22のいずれか一項に記載の光相互接続装置、フォトニック集積回路、および複数の光ファイバを備え、前記フォトニック集積回路および前記光相互接続装置は、前記光相互接続装置の対応する光ファイバ位置合わせ構造に、例えば結合されることで取り付けられ、各光ファイバは、前記光相互接続装置の対応する光ファイバ位置合わせ構造に、例えば結合されることで取り付けられる、光学システム。
(項目24)
前記複数の光ファイバは、光ファイバの規則的1D配列などの光ファイバの1D配列、例えば80μmまたはより大きいピッチを有する光ファイバの規則的1D配列;光ファイバの千鳥配置;または、光ファイバの規則的2D配列などの光ファイバの2D配列を備える、項目23に記載の光学システム。
(項目25)
各光ファイバは複数の光ファイバコアを備え、各光ファイバ位置合わせ構造は、対応する光ファイバの各光ファイバコアの端部が、前記二次光ビーム管理要素のうち対応する1つと位置合わせされており、しかし分離されているように、前記対応する光ファイバと係合するよう構成された、項目23または24に記載の光学システム。

【国際調査報告】