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特表2024-542423フィルタカートリッジ、およびフィルタハウジングを後付けする方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-15
(54)【発明の名称】フィルタカートリッジ、およびフィルタハウジングを後付けする方法
(51)【国際特許分類】
   B01D 27/08 20060101AFI20241108BHJP
【FI】
B01D27/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024527502
(86)(22)【出願日】2022-11-04
(85)【翻訳文提出日】2024-06-27
(86)【国際出願番号】 US2022049021
(87)【国際公開番号】W WO2023086275
(87)【国際公開日】2023-05-19
(31)【優先権主張番号】63/279,298
(32)【優先日】2021-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】505307471
【氏名又は名称】インテグリス・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】マッケンジー, ジェフリー ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】グレガーソン, バリー エル.
(72)【発明者】
【氏名】リンダー, ジェームス シー.
(72)【発明者】
【氏名】リンシコム, ヘイデン
【テーマコード(参考)】
4D116
【Fターム(参考)】
4D116AA07
4D116BB01
4D116BC23
4D116BC27
4D116BC46
4D116BC47
4D116BC76
4D116DD05
4D116KK04
4D116QA16C
4D116QA16D
4D116QA16E
4D116QA16F
4D116QB41
4D116QB43
4D116QC04B
4D116QC23A
4D116QC23B
4D116VV07
4D116VV30
(57)【要約】
着脱自在なフィルタカートリッジは、液体を濾過するためのフィルタを収容するフィルタハウジングと、フィルタハウジングに連結されるとともにフィルタカートリッジをフィルタヘッドに着脱自在に連結するための封止バルブアセンブリとを備える。封止バルブアセンブリは、入口通路と出口通路とを備える。封止バルブはまた、フィルタカートリッジがフィルタヘッドから連結解除されている間に、入口通路をブロックする入口封止バルブと、出口通路をブロックする出口封止バルブとを備える。フィルタハウジングを後付けする方法は、フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すこと、封止バルブアセンブリを着脱自在なフィルタに連結することで着脱自在なフィルタカートリッジを形成すること、および着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに連結することを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
着脱自在なフィルタカートリッジであって、
内容積を通過する液体を濾過するように構成されたフィルタを収容する前記内容積を有するフィルタハウジングであって、入口および出口を有する開放端を備えるフィルタハウジングと、
封止バルブアセンブリであって、
前記封止バルブアセンブリをフィルタヘッドに着脱自在に連結するように構成された第1の端部、
前記フィルタハウジングの前記開放端に連結された第2の端部、
液体を前記フィルタハウジングの前記入口に導くように構成された入口通路、
前記フィルタによって濾過された後に前記フィルタハウジングの前記出口から排出された前記液体を導くように構成された出口通路、ならびに
前記着脱自在なフィルタカートリッジが前記フィルタヘッドから連結解除されている間に前記内容積が封止されるように前記封止バルブアセンブリが前記フィルタヘッドから連結解除されるとき、前記入口通路をブロックするように構成された入口封止バルブ、および前記出口通路をブロックするように構成された出口封止バルブ
を備える、封止バルブアセンブリと
を備える、着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項2】
前記入口封止バルブが、ガス開放バルブ、流体チェックバルブ、およびプッシュバルブのうち1つであり、
前記出口封止バルブが、ガス開放バルブ、流体チェックバルブ、およびプッシュバルブのうち1つである、
請求項1に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項3】
前記入口封止バルブがガス開放バルブであり、前記入口封止バルブが、バルブヘッドと、前記入口通路をブロックする閉位置に前記バルブヘッドを付勢するばねと、圧縮ガスを前記入口封止バルブに供給するための外部ガス入口とを備える、請求項1または2に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項4】
前記入口封止バルブが、前記外部ガス入口を通って供給される前記圧縮ガスによって前記閉位置から開位置に作動するように構成される、請求項3に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項5】
前記入口封止バルブが、前記外部ガス入口に流体接続された内部空間を含み、前記外部ガス入口が、前記圧縮ガスを前記内部空間に導くことで前記ばねを圧縮し、前記バルブヘッドを開位置に作動させるように構成される、請求項3または4に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項6】
前記封止バルブアセンブリがバルブ本体を備え、前記バルブ本体が前記入口通路と前記出口通路とを備え、前記入口封止バルブおよび前記出口封止バルブがそれぞれ前記バルブ本体に連結されている、請求項3~5のいずれか一項に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項7】
前記出口封止バルブがガス開放バルブであり、前記出口封止バルブが第2の外部ガス入口を備え、前記出口封止バルブが、前記第2の外部ガス入口を通って前記フィルタカートリッジに供給される圧縮ガスによって閉位置から開位置に作動するように構成される、請求項2に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項8】
前記出口封止バルブが、前記封止バルブアセンブリを前記フィルタヘッドに着脱自在に連結することによって、前記出口通路をブロックする閉位置から開位置に作動するように構成されたプッシュバルブである、請求項1~7のいずれか一項に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項9】
前記出口封止バルブが、前記封止バルブが前記フィルタヘッドに着脱自在に連結されたときに、前記封止バルブと前記フィルタヘッドとの間に配置されたプッシュロッドによって前記閉位置から前記開位置に作動するように構成される、請求項8に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項10】
前記出口封止バルブが、バルブヘッドと、前記出口通路をブロックする前記閉位置に前記バルブヘッドを付勢するばねとを備え、前記プッシュロッドが、前記着脱自在なフィルタカートリッジを前記フィルタヘッドに着脱自在に連結する最中に前記バルブヘッドを前記開位置に押し込むように構成される、
請求項9に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項11】
前記入口封止バルブが、前記液体を前記入口通路に供給する前記フィルタヘッドによって、前記入口流路をブロックする閉位置から開位置に作動するように構成された流体チェックバルブである、請求項8に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項12】
着脱自在なフィルタカートリッジ用の封止バルブアセンブリであって、前記封止バルブが、
前記封止バルブアセンブリをフィルタヘッドに着脱自在に連結するように構成された第1の端部と、
それぞれ前記封止バルブアセンブリを通って延在する入口通路および出口通路と、
前記入口通路が液体をフィルタハウジングの入口に導き、前記出口通路が、前記フィルタハウジングを通過した後に前記フィルタハウジングの出口から排出された前記液体を導くように、前記封止バルブアセンブリを前記フィルタハウジングに連結することで前記着脱自在なフィルタカートリッジを形成するように構成された第2の端部であって、前記フィルタハウジングが、内容積、および前記フィルタハウジングを通過する前記液体を濾過するように構成されたフィルタを備える、第2の端部と、
前記着脱自在なフィルタカートリッジが前記フィルタヘッドから連結解除されている間に前記内容積が封止されるように前記封止バルブアセンブリが前記フィルタヘッドから連結解除されるとき、前記入口通路をブロックするように構成された入口封止バルブ、および前記出口通路をブロックするように構成された出口封止バルブと
を備える、封止バルブアセンブリ。
【請求項13】
前記入口封止バルブがガス開放バルブであり、前記入口封止バルブが、圧縮ガスを前記入口封止バルブに供給することで、前記入口通路をブロックする閉位置から開位置に前記入口封止バルブを作動させるための外部ガス入口を備える、請求項12に記載の封止バルブアセンブリ。
【請求項14】
前記出口封止バルブがガス開放バルブであり、前記出口封止バルブが、圧縮ガスを前記出口封止バルブに供給することで、前記出口通路をブロックする閉位置から開位置に前記出口封止バルブを作動させるための第2の外部ガス入口を備える、請求項12または13に記載の封止バルブアセンブリ。
【請求項15】
前記出口封止バルブが、前記封止バルブアセンブリを前記フィルタヘッドに着脱自在に連結することによって、前記出口通路をブロックする閉位置から開位置にプッシュロッドにより作動するように構成されたプッシュバルブである、請求項12~14のいずれか一項に記載の封止バルブアセンブリ。
【請求項16】
液体を濾過するように構成されたフィルタを収容する内容積を有するフィルタハウジングを後付けする方法であって、
前記フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すことであって、前記フィルタハウジングを前記フィルタヘッドから連結解除することを含む、前記フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すことと、
封止バルブアセンブリを前記フィルタハウジングに連結することで着脱自在なフィルタカートリッジを形成することであって、前記封止バルブアセンブリの第1の端部を前記フィルタハウジングの開放端に連結することを含む、着脱自在なフィルタカートリッジを形成することと、
前記着脱自在なフィルタカートリッジを前記フィルタヘッドに連結することであって、前記封止バルブアセンブリの第2の端部を前記フィルタヘッドに連結することを含み、前記封止バルブアセンブリが、
液体を前記フィルタヘッドから前記フィルタハウジングの入口に導く入口通路、
前記フィルタを通過した後に前記フィルタハウジングの出口から排出された前記液体を前記フィルタヘッドに導く出口通路、ならびに
前記着脱自在なフィルタカートリッジが前記フィルタヘッドから連結解除されている間に前記内容積が封止されるように前記封止バルブアセンブリが前記フィルタヘッドから連結解除されるとき、前記入口通路をブロックするように構成された入口封止バルブ、および前記出口通路をブロックするように構成された出口封止バルブ
を備える、前記着脱自在なフィルタカートリッジを前記フィルタヘッドに連結することと
を含む、方法。
【請求項17】
圧縮ガスを前記入口封止バルブの外部ガス入口に供給することで、前記入口通路をブロックする閉位置から、前記液体が前記入口通路を通過するのを可能にする開位置に前記入口封止バルブを作動させることであって、前記入口封止バルブがガス開放バルブである、前記入口封止バルブを作動させること
をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記着脱自在なフィルタカートリッジを前記フィルタヘッドに連結することが、前記フィルタヘッドがプッシュロッドを介して、前記出口通路をブロックする閉位置から、前記液体が前記出口通路を通過するのを可能にする開位置に、前記出口封止バルブのバルブヘッドを押圧することを含む、請求項16または17に記載の方法。
【請求項19】
前記液体を前記フィルタヘッドから前記封止バルブの前記入口通路に供給することであって、前記入口封止バルブに対する前記入口通路内の前記液体の圧力によって、前記入口通路をブロックする閉位置から開位置に前記入口封止バルブが作動する、前記液体を前記フィルタヘッドから前記封止バルブの前記入口通路に供給すること
をさらに含む、請求項16~18のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概してフィルタアセンブリに関する。より具体的に、本開示は、フィルタアセンブリ内の着脱自在なフィルタカートリッジに関する。
【背景技術】
【0002】
フィルタは、半導体製造において流体から夾雑物を除去するために利用することができる。フィルタヘッドは、流体(例えば、液体、水など)を着脱自在なフィルタに通すことができる。フィルタは、液体がフィルタを通過するときに、例えば固体などの封入物を除去するように構成することができる。具体的に、フィルタは、液体がフィルタを通過するときに固形封入物を液体から除去するのに使用することができる。フィルタは、捕捉された封入物(例えば、固体)により時間とともに飽和状態となり、後に交換される。従来、フィルタのハウジングは、廃液された後に取り外され、新しいフィルタと交換される。
【発明の概要】
【0003】
一実施形態では、着脱自在なフィルタカートリッジは、フィルタハウジングと封止バルブアセンブリとを備える。フィルタハウジングは、内容積を通過する液体を濾過するように構成されたフィルタを収容する内容積を有し、フィルタハウジングは、入口と出口とを備えた開放端を備える。封止バルブアセンブリは、フィルタヘッドに着脱自在に連結されるように構成された第1の端部と、フィルタハウジングの開放端に連結された第2の端部と、フィルタハウジングの入口に液体を導くように構成された入口通路と、フィルタによって濾過された後にフィルタハウジングの出口から排出された液体を導くように構成された出口通路とを備える。封止バルブアセンブリはまた、着脱自在なフィルタカートリッジがフィルタヘッドから連結解除されている間に内容積が封止されるように封止バルブアセンブリがフィルタヘッドから連結解除されるとき、入口通路をブロックするように構成された入口封止バルブと、出口通路をブロックするよう構成された出口封止バルブとを備える。
【0004】
一実施形態では、着脱自在なフィルタカートリッジ用の封止バルブアセンブリは、第1の端部と、第2の端部と、それぞれが封止バルブアセンブリを通って延在する入口通路および出口通路とを備える。第1の端部は、フィルタヘッドに着脱自在に連結するように構成される。第2の端部は、封止バルブアセンブリをフィルタハウジングに連結することで、入口通路が液体をフィルタハウジングの入口に導き、出口通路が、フィルタハウジングを通過した後にフィルタハウジングの出口から排出された液体を導くような着脱自在なフィルタカートリッジを形成するように構成される。封止バルブアセンブリはまた、着脱自在なフィルタカートリッジがフィルタヘッドから連結解除されている間に内容積が封止されるように封止バルブアセンブリがフィルタヘッドから連結解除されるとき、入口通路をブロックするように構成された入口封止バルブと、出口通路をブロックするよう構成された出口封止バルブとを備える。
【0005】
一実施形態では、フィルタハウジングを後付けする方法は、フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すこと、封止バルブアセンブリをフィルタハウジングに連結することで着脱自在なフィルタカートリッジを形成すること、およびフィルタカートリッジをフィルタヘッドに連結することを含む。フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すことは、フィルタハウジングをフィルタヘッドから連結解除することを含む。封止バルブアセンブリをフィルタハウジングに連結することは、封止バルブアセンブリの第1の端部をフィルタハウジングの開放端に連結することを含む。着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに連結することは、封止バルブアセンブリの第2の端部をフィルタヘッドに連結することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】フィルタアセンブリの一実施形態の正面斜視図である。
図2】一実施形態による、図1の着脱自在なフィルタカートリッジの分解図である。
図3】一実施形態による、図1のフィルタアセンブリの平面図である。
図4】一実施形態による、フィルタアセンブリのバルブ封止アセンブリが開位置にある図3の線IV-IVに沿ったフィルタアセンブリの垂直断面図である。
図5】一実施形態による、バルブ封止アセンブリが閉位置にある図3の線IV-IVに沿ったフィルタアセンブリの垂直断面図である。
図6】フィルタアセンブリの別の実施形態の正面斜視図である。
図7】一実施形態による、図6の着脱自在なフィルタカートリッジの分解図である。
図8】一実施形態による、フィルタアセンブリのバルブ封止アセンブリが開位置にある図6のフィルタアセンブリの垂直断面図である。
図9】一実施形態による、フィルタヘッドから連結解除されたときの図7におけるフィルタアセンブリの着脱自在なフィルタカートリッジの垂直断面図である。
図10】フィルタハウジングを後付けする方法の一実施形態のブロックフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
同様の番号は、同様の特徴を表す。
【0008】
図1図2は、フィルタアセンブリ1の一実施形態を示す。図1は、フィルタアセンブリ1の正面斜視図である。フィルタアセンブリ1は、流体入口2と流体出口4とを備える。濾過対象の流体は、流体入口2に供給され、フィルタアセンブリ1により濾過され、その後濾過された流体はフィルタアセンブリ1の流体出口4から外に導かれる。フィルタアセンブリ1は、流体が通過するときに固体を流体から取り除く。一実施形態では、流体は、液体、または大部分が液体である。例えば、液体は、水(例えば、脱イオン水)、HCl、HNO、イソプロピルアルコールなどであってもよい。一実施形態では、流体は水である。フィルタアセンブリ1は、フィルタヘッド90に連結される着脱自在なフィルタカートリッジ10を備える。取り除かれた固体は、フィルタカートリッジ10内に残る。フィルタヘッド90は、フィルタアセンブリ1の流体入口2と流体出口4とを備える。
【0009】
着脱自在なフィルタカートリッジ10は、フィルタヘッド90から取り外されるように構成される。例えば、着脱自在なフィルタカートリッジ10は、交換時期になると取り外される。着脱自在なフィルタカートリッジ10は、所定量の濾過を行った後が交換時期とされてもよい。例えば、着脱自在なフィルタカートリッジ10が所定量の流体を濾過した後、その流体から所定量の材料を濾過した後、所定量の時間にわたり使用された後、濾過された材料の特定の飽和に達した後などである。
【0010】
着脱自在なフィルタカートリッジ10は、フィルタハウジング20と、封止バルブアセンブリ40とを備える。封止バルブアセンブリ40は、フィルタハウジング20に連結されることで着脱自在なフィルタカートリッジ10を形成する。封止バルブアセンブリ40は、着脱自在なフィルタカートリッジ10をフィルタヘッド90に着脱自在に連結する。図1に示されるように、フィルタハウジング20は、封止バルブアセンブリ40によってフィルタヘッド90に着脱自在に連結される。
【0011】
図2は、着脱自在なフィルタカートリッジ10の分解図である。図2は、互いに連結解除されている場合のフィルタハウジング20、封止バルブアセンブリ40、およびフィルタヘッド90を示す。図示された実施形態では、封止バルブアセンブリ40は、フィルタヘッド90から螺合解除されることによってフィルタヘッド90から連結解除され、フィルタハウジング20は、フィルタヘッド90から螺合解除されることによって封止バルブアセンブリ40から連結解除される。封止バルブアセンブリ40は、フィルタハウジング20を封止するための封止バルブを備える。封止バルブは、液体が(例えば、フィルタヘッド90から)フィルタハウジング20に流れるのをブロックするように構成された入口封止バルブ70Aと、液体がフィルタハウジング20から(例えば、フィルタヘッド90に)流れるのをブロックするように構成された出口封止バルブ70Bとを備える。入口封止バルブ70Aおよび出口封止バルブ70Bは、閉じられるとフィルタハウジング20を封止するように構成される。
【0012】
図3は、フィルタアセンブリ1の平面図である。封止バルブアセンブリ40は、開位置と閉位置とを有する。例えば、封止バルブアセンブリ40は、その開位置と閉位置との間を移動するように構成される。図4は、封止バルブアセンブリ40が開位置にあるフィルタアセンブリ1の垂直断面図である。例えば、図4の垂直断面図は、図3の線IV-IVによって示される。開位置では、封止バルブアセンブリ40は、流体fが封止バルブアセンブリ40を通って流れるのを可能にするように構成される。閉位置(例えば、図5に示される)では、封止バルブアセンブリ40は、封止バルブアセンブリ40を通る流れをブロックするように構成される。
【0013】
図4に示されるように、フィルタハウジング20は、フィルタ24を収容する内容積22を備える。フィルタアセンブリ1を通る流体fの流れを示すための破線を図4に示す。開位置では、フィルタヘッド90からの流体fは、封止バルブ40を通過してフィルタハウジング20に至り、フィルタハウジング20を通過し、その後、フィルタハウジング40から封止バルブ40を通過してフィルタヘッド90に戻ることが可能になる。封止バルブ40の開位置は、流体がフィルタハウジング20の内容積22に流入し、そこから流出するのを可能にするように構成される。フィルタ24は、流体fが着脱自在なフィルタカートリッジ10を通過するときにその流体を濾過する。流体fは、フィルタヘッド20に逆流する(その後、流体出口4を通って流出する)流体fが濾過された流体であるように、フィルタハウジング40を通過するときに濾過される。
【0014】
封止バルブアセンブリ40は、第1の端部46と、第1の端部46に対向する第2の端部48とを有する。封止バルブアセンブリ40の第1の端部46は、フィルタハウジング20に連結される。封止バルブアセンブリ40の第2の端部48は、フィルタヘッド90に着脱自在に連結されるように構成される。
【0015】
図示された実施形態に示されるように、フィルタハウジング20は、ボウル形状を呈してもよい。フィルタハウジング20は、開放端26と閉鎖端28とを有する。フィルタハウジング20の開放端26および閉鎖端28は、フィルタハウジング20の長さLの両端である。開放端26はまた、流体fが開放端26を通ってフィルタハウジング20を出入りするため、流体入口-出口と称されることもある。図4に示されるように、封止バルブ40の第1の端部46は、フィルタハウジング20に連結されるように構成される。封止バルブ46の第1の端部46は、フィルタハウジング20の開放端26に連結される。
【0016】
図示された実施形態では、封止バルブ40の第1の端部46は、封止バルブ40およびフィルタハウジング20上のねじ山によってフィルタハウジング20に連結される。例えば、フィルタハウジング20は、フィルタハウジング20の連結ナット30を封止バルブ40に螺合することによって、封止バルブ40に螺合されるように構成される。一実施形態では、封止バルブ40のねじ山(例えば、封止バルブ40の連結ナット56のねじ山)およびフィルタハウジング20のねじ山(例えば、連結ナット30のねじ山)は、同じ構造(例えば、ねじ山のサイズ、ねじ山の間隔など)を有する。他の実施形態での封止バルブ40は、ねじ山によって互いに螺合されるのとは異なる形でフィルタハウジング20に連結されてもよいことを理解されたい。別の実施形態では、封止バルブ40およびフィルタハウジング20は、例えば、限定されないがクランプ(例えば、トリカプラ(tri-coupler)などによる)または結合(例えば、フィルタハウジング20に対する封止バルブ40の熱結合など)によって連結されてもよい。
【0017】
封止バルブ40は、フィルタヘッド90に着脱自在に連結されるように構成される。封止バルブ40の第2の端部48は、フィルタヘッド90に着脱自在に連結される。図示された実施形態では、封止バルブ40は、着脱自在なフィルタカートリッジ10をフィルタヘッド90に着脱自在に連結するためにフィルタヘッド90上のねじ山に螺合されるねじ山を備える。図4に示されるように、封止バルブ40は、フィルタヘッド90のねじ山に螺合するねじ山を有する連結ナット56を備えることができる。他の実施形態での封止バルブ40は、ねじ山を介するものとは異なる形でフィルタヘッド90に着脱自在に連結されるように構成されてもよいことを理解されたい。一実施形態では、封止バルブ40は、例えば、限定されないがクランプ(例えば、トリカプラなどによる)によってフィルタヘッド90に着脱自在に連結するように構成されてもよい。
【0018】
図4に示されるように、封止バルブ40は、周方向溝58と、バルブ本体42の周方向溝58内に配置されるスナップリング60とを備えることができる。周方向溝58は、封止バルブ40の外周に延在する。スナップリング60は、封止バルブ40がフィルタヘッド90に着脱自在に連結されたときに、封止バルブ40とフィルタヘッド90との間で圧縮されるように構成される。図示された実施形態では、スナップリング60は、連結ナット56がフィルタヘッド90に螺合されると、封止バルブ40の連結ナット56とフィルタヘッド90との間で圧縮される。
【0019】
フィルタハウジング20は、フィルタハウジング20の開放端26に設けられた第1の入口34A、第2の入口34B、および出口36を備える。例えば、第1の入口34A、第2の入口34B、および出口36は、開放端26(例えば、入口34Aおよび出口36を備えるフィルタハウジング20の開放端26)からフィルタハウジング20内に延在する異なる管路である。図示された実施形態では、出口36は、第1の入口34Aと第2の入口34Bとの間に径方向に配置される。フィルタハウジング20は、流体fが入口34A、34Bを通ってフィルタハウジング20に浸入し、(例えば、フィルタ24を通過してそれによって濾過された後に)出口36を通ってフィルタハウジング20から出るように構成される。一実施形態でのフィルタハウジング20は、3つとは異なる数の入口および/または出口を有してもよいことを理解されたい。一部の実施形態では、フィルタハウジング20は、1つまたは複数の入口34A、34B、および1つまたは複数の出口36を備えてもよい。一実施形態では、フィルタハウジング20は、1つの入口34Aと1つの出口34Aとを備えてもよい。別の実施形態では、フィルタハウジング20は、2つ以上の入口34A、34B、および/または2つ以上の出口36を備えてもよい。
【0020】
封止バルブアセンブリ40は、封止バルブアセンブリ40が開いているときにフィルタハウジング20とフィルタヘッド90とを流体接続する通路62A、62Bを備える。図4に示されるように、封止バルブアセンブリ40は、通路62A、62Bを備えたバルブ本体42を有する。例えば、バルブ本体42は、封止バルブアセンブリ40の第1の端部46と第2の端部48とを備える。通路62A、62Bは、バルブ本体42を通って延在する。流体fは、通路62A、62Bを通って流れることによって封止バルブアセンブリ40を通って流れる。封止バルブアセンブリ40は、流体fをフィルタヘッド90からフィルタハウジング40内に導く入口通路62Aと、(フィルタハウジング20内で濾過された後の)流体fをフィルタハウジング20からフィルタヘッド90に戻す出口通路62Bとを備える。
【0021】
バルブ本体42は、フィルタハウジング20の開放端26に入口34A、34B、および出口36用の通路62を備える。通路62のそれぞれは、バルブ本体42を通って延在する。管路62のそれぞれは、バルブ本体42を通って第1の端部46から第2の端部48まで延在する。図4に示されるように、バルブ本体42内の管路62は、それぞれが別々にバルブ本体42を通って延在する入口管路62Aおよび出口通路62Bを備える。開位置では、入口通路62Aは、フィルタヘッド90からの流体f(例えば、濾過対象の流体)をフィルタハウジング20の入口34A、36Bに導き、出口通路62Bは、流体f(例えば、濾過された流体)をフィルタハウジング20の出口36からフィルタヘッド90に導く。入口管路62Aは、フィルタヘッド90の流体入口2(例えば、流体入口2から延在するフィルタヘッド90内の管路)を、フィルタハウジング20の入口34A、34Bに接続する。出口管路62Bは、フィルタハウジング20の出口36(例えば、流体出口4から延在するフィルタヘッド90内の管路)を、フィルタヘッド90の流体出口4に接続する。
【0022】
図4に破線で示されるように、入口通路62Aは、フィルタヘッド90の流体入口2をフィルタハウジング20の第1の入口34Aおよび第2の入口34Bに流体接続し、出口通路62Bは、フィルタハウジング20の出口36をフィルタヘッド90の流体出口4に流体接続する。例えば、入口通路62Aは、フィルタヘッド90の流体入口2の管路から供給された流体fをフィルタハウジング20の入口34A、34Bに導く。例えば、出口通路62Bは、濾過された流体fを出口36から流体出口4用のフィルタヘッド90内の管路に導く。
【0023】
封止バルブアセンブリ40は、封止バルブ70A、70Bを作動させることによって開位置と閉位置との間で作動するように構成される。封止バルブ70A、70Bは、圧縮ガスfCPを使用して開位置と閉位置との間で作動するように構成されたガス作動式バルブである。例えば、圧縮ガスfCPは、周囲圧力よりも高い圧力を有する略不活性のガス(例えば、窒素、空気、濾過空気など)である。一実施形態では、圧縮ガスfCPの圧力は、20psigより高くてもよい。一実施形態では、圧縮ガスfCPの圧力は、40psigより高くてもよい。一実施形態では、圧縮ガスの圧力は、20psig~90psigであってもよい。
【0024】
図示された実施形態では、封止バルブ70A、70Bのそれぞれは、圧縮ガスfCPが供給されない場合に閉じられるように構成されたガス開放バルブである。例えば、着脱自在なフィルタカートリッジ10をフィルタヘッド90に接続することは、着脱自在なフィルタカートリッジ10をフィルタヘッド90に着脱自在に連結すること、および圧縮ガスライン92A、92Bを封止バルブ70A、70Bに接続することを含む。第1の圧縮ガスライン92Aは、入口封止バルブ70Aの外部ガス入口72Aに接続され、第2の圧縮ガスラインは、出口封止バルブ70Bの外部ガス入口72Bに接続される。第1の圧縮ガスライン92Aは、圧縮ガスfCPを入口封止バルブ70Aに供給し、第2の圧縮ライン92Bは、圧縮ガスfCPを出口封止バルブ70Bに供給する。
【0025】
入口封止バルブ70Aは、外部ガス入口72Aと、バルブハウジング74Aと、バルブステム76Aと、バルブヘッド78Aと、ばね80Aと、内部空間82Aとを備える。外部ガス入口72Aは、バルブハウジング74A内に配置され、入口封止バルブ70Aの内部空間82Aに流体接続する。圧縮ガスfCPは、入口封止バルブ70を閉位置(例えば、図5に示されるもの)から開位置(例えば、図4に示されるもの)に作動させるために、外部ガス入口72Aに供給される。圧縮ガスfCPは、ばね80Aを圧縮して、バルブヘッド78Aを開位置に移動させる。開位置では、バルブヘッド78Aは、流体fが入口通路62Aを通過するのを可能にする(例えば、入口通路62Aをブロックしない)。
【0026】
例えば、バルブヘッド78Aは、バルブステム76Aの上、およびバルブハウジング74Aの外部に配置される。バルブステム76Aは、バルブハウジング74Aの側壁84Aを通って入口通路62A内に延在する。ばね80Aは、入口通路62Aをブロックする閉位置(例えば、図5に示される)にバルブヘッド78Aを付勢するように構成される。例えば、バルブヘッド78Aはバルブステム76Aの端部にあり、ばね80Aは、バルブステム76Aを(例えば、第1の方向Dで)入口通路62Aに付勢し、これによりバルブヘッド78Aを、入口通路62A内の開口部63A(例えば、バルブシート)をブロックする閉位置(例えば、図5に示されるもの)に位置決めする。
【0027】
図示された実施形態では、圧縮ガスfCPは、外部ガス入口72Aを通って内部空間82Aに供給される。内部空間82Aは、圧縮ガスfCPで満たされる(例えば、内部空間82Aは、第1の圧力Pから第2の圧力Pに加圧される)。内部空間82A内の圧縮ガスは、ばね80Aを圧縮し、これにより、バルブヘッド78Aを入口通路62Aから引き込み、入口封止バルブ70Aを閉位置からその開位置(図4に示される)に作動させる。例えば、図4に示されるように、ばね80Aは、バルブプレート86Aに固着され、バルブヘッド78Aを第1の方向Dに付勢するように構成される。内部空間82A内の圧縮ガスは、バルブプレート86Aを逆方向(例えば、第2の方向D)に押圧することで、ばね80Aを圧縮し、バルブヘッド78Aに対するばね80Aの付勢力に打ち勝つ。これにより、バルブヘッド78Aが開口部63A/入口通路62Aをブロックしなくなるように、バルブヘッド78Aは入口通路62A内の開口部63Aから離れる(例えば、バルブヘッド78Aは入口封止バルブ70Aの側壁84Aに向かって方向Dに移動する)。
【0028】
簡潔にするために、入口封止バルブ70Aの構成は上記で論じられる。出口封止バルブ70Bは、出口通路62Bをブロックすることを除き、入口封止バルブ70Aについて記載したのと同様の構成を呈することができることを理解されたい。
【0029】
他の実施形態でのフィルタハウジング20は、その開放端26に3つとは異なる数の入口34A、34B、および出口36(例えば、1つの入口、2つより多くの入口、複数の出口など)を有してもよいことを理解されたい。一実施形態では、封止バルブアセンブリ40(例えば、バルブ本体42)は、2つとは異なる数の入口通路62Aおよび出口通路62B(例えば、フィルタハウジング20の入口および出口と同じ数の対応する管路など)を有してもよい。例えば、一実施形態でのバルブ本体42は、濾過対象の流体fの一部をフィルタハウジング20の第2の入口34Bに別々に導くための第2の入口通路62Aと、第2の入口通路62A用の第2の入口封止バルブ70Aを備えた封止バルブアセンブリ40とを備えてもよい。
【0030】
図5は、封止バルブアセンブリ40が閉位置にあるフィルタアセンブリ1の垂直断面図である。例えば、図5の垂直断面は、図3の線VI-VIに沿っている。図5は、封止バルブアセンブリ40が閉位置に移動することを除き図4と同様の図である。閉位置にある封止バルブアセンブリ40は、流体fがフィルタアセンブリ1を通って流れるのをブロックするように構成される。
【0031】
図5に示されるように、閉位置にある封止バルブアセンブリ40は、流体がフィルタハウジング20とフィルタヘッド90との間で封止バルブアセンブリ40を通過するのをブロックする(例えば、流体がフィルタヘッド90からフィルタハウジング20に流れるのをブロックし、流体がフィルタハウジング20からフィルタヘッド90に流れるのをブロックする)。着脱自在なフィルタカートリッジ10は、フィルタヘッド90に常に着脱自在に連結させながら封止バルブアセンブリ40を閉位置に作動させるように構成される。封止バルブアセンブリ40は、封止バルブ70A、70Bに圧縮ガスを供給しなくする(例えば、封止バルブ70A、70Bに圧縮ガスを加えなくする)ことによって閉じられる。封止バルブ70A、70Bは、封止バルブ70A、70Bの内部空間82A、82Bを減圧することによって閉位置に移動する。例えば、入口封止バルブ70Aの内部空間82Aは、圧縮ガスライン92Aをその外部ガス入口72Aから接続解除することによって周囲環境に減圧され得る。
【0032】
着脱自在なフィルタカートリッジ10がフィルタヘッド90から連結解除されると(例えば、連結されたフィルタハウジング20および封止バルブアセンブリ40が、フィルタヘッド90から連結解除/螺合解除される)、封止バルブアセンブリ40は、内容積22の封止を維持するように構成される。例えば、圧縮ガスが供給されない場合、封止バルブ70A、70Bは閉じたままであり、フィルタハウジング20を封止する。封止バルブアセンブリ40は、フィルタカートリッジ10がフィルタヘッド90から連結解除されたままで、フィルタハウジング20の封止を維持するように構成される。具体的に、封止バルブアセンブリ40の閉鎖は、内容積22内の液体のすべてが着脱自在なフィルタカートリッジ10内に捕捉されるようにフィルタハウジング20を封止する。これは、液体を排出する必要なく、着脱自在なフィルタカートリッジ10をより速やかに取り外すことができるという点で、従来の構成よりも有利である。
【0033】
図6図7は、フィルタアセンブリ101の別の実施形態を示す。図6は、フィルタアセンブリ101の側面斜視図である。図7は、フィルタアセンブリ101の分解図である。フィルタアセンブリ101は、フィルタヘッド190に連結されるとともにフィルタハウジング120および封止バルブアセンブリ140を備えた、着脱自在なフィルタカートリッジ110を備える。フィルタアセンブリ101は、封止バルブアセンブリ140を除いて全体的に図1図5のフィルタアセンブリ1と同様の構成を呈する。例えば、フィルタヘッド90は、フィルタアセンブリ101の流体入口102と流体出口とを備え、かつ、着脱自在なフィルタカートリッジ110を通して流体を供給するように構成される。着脱自在なフィルタカートリッジ110は、図1の着脱自在なフィルタカートリッジ1と同様に通過する流体を濾過する。例えば、封止バルブアセンブリ140は、フィルタハウジング120に連結される第1の端部146と、フィルタヘッド90に着脱自在に連結される第2の端部148とを有する。フィルタアセンブリ101は、別段の説明のない限り、図1図5のフィルタアセンブリ1と同様の特徴を有することができる。
【0034】
フィルタハウジング120およびフィルタヘッド190は、図1図5のフィルタアセンブリ1のフィルタヘッド90およびフィルタハウジング20と同様の構成を呈する。フィルタハウジング120および/またはフィルタヘッド190は、図1図5のフィルタハウジング20およびフィルタヘッド90について説明したのと同様に、他の実施形態では異なり得ることを理解されたい。図7に示されるように、フィルタアセンブリ101は、封止バルブアセンブリ140を作動させるためのプッシュロッド192を備える。プッシュロッド192については、以下でより詳細に論じる。
【0035】
封止バルブアセンブリ140は、開位置と閉位置とを有する。開位置では、封止バルブアセンブリ140は、流体が封止バルブアセンブリ140を通って流れるのを可能にするように構成される。閉位置では、封止バルブアセンブリ140は、封止バルブアセンブリ140を通る流れをブロックするように構成される。封止バルブアセンブリ140は、第1の端部146と、第1の端部146に対向する第2の端部148とを有する。例えば、封止バルブアセンブリ140のバルブ本体142は、封止バルブアセンブリ140の第1の端部146と第2の端部148とを備える。
【0036】
封止バルブアセンブリ140は、図1図8において封止バルブ40およびフィルタヘッド90について論じられるのと同様に、フィルタヘッド190に着脱自在に連結されるように構成される。図示された実施形態では、封止バルブアセンブリ140の第2の端部148は、封止バルブアセンブリ140の連結ナット156を介してフィルタヘッド190に着脱自在に連結される。封止バルブアセンブリ140は、封止バルブアセンブリ140をフィルタヘッド190に連結するための連結ナット156およびスナップリング160(図8に示される)を備えることができる。例えば、連結ナット156のねじ山は、フィルタヘッド190のねじ山に螺合される。一実施形態では、封止バルブアセンブリ140は、例えば、限定されないがカプラ(例えば、トリカプラなど)によってフィルタヘッド190に着脱自在に連結するように構成されてもよい。
【0037】
図8に示されるように、フィルタハウジング120は、図1図5のフィルタハウジング120と同様に、フィルタハウジング120の開放端126に設けられた第1の入口134A、第2の入口134B、および出口136を備える。フィルタハウジング120は、流体fが入口134A、134Bを通ってフィルタハウジング120に浸入し、(例えば、フィルタ124を通過してそれによって濾過された後に)出口136を通ってフィルタハウジング120から出るように構成される。一実施形態でのフィルタハウジング120は、図1図5のフィルタハウジング20について論じられたのと同様に、3つとは異なる数の入口および/または出口を有してもよいことを理解されたい。
【0038】
封止バルブアセンブリ140は、開いているときにフィルタハウジング120とフィルタヘッド190とを流体接続する通路162A、162B、162Cを備える。図8に示されるように、封止バルブアセンブリ140は、通路162A、162B、162Cを備えたバルブ本体142を有する。通路162A、162B、162Cは、バルブ本体42を通って延在する。流体fは、通路162A、162B、162Cを通って流れることによって封止バルブアセンブリ140を通って流れる。封止バルブアセンブリ140は、流体fをフィルタヘッド190からフィルタハウジング140内に導く第1の入口通路162Aおよび第2の入口通路162Bと、(フィルタハウジング120内で濾過された後の)流体fをフィルタハウジング120からフィルタヘッド190に戻す出口通路162Cとを備える。一実施形態では、封止バルブアセンブリ140は、異なる数の入口通路162A、162B(例えば、1つの入口通路など)、および/または出口通路162C(例えば、複数の出口通路、2つの出口通路など)を備えてもよい。
【0039】
バルブ本体142は、フィルタハウジング120の開放端126に入口134A、134B、および出口136用の通路162を備える。通路162のそれぞれは、バルブ本体142を通って延在する。図8に示されるように、バルブ本体142内の通路162は、別々にバルブ本体142を通って延在する入口通路162A、162B、および出口通路162Cを備える。図示された実施形態では、入口通路162は、入口通路162A、162Bを通って流れる流体fが混合されて、フィルタハウジング120の入口134Aと134Bの両方に供給されるように、バルブ本体142内の第1の端部146において合流する。開位置では、入口通路162A、162Bは、フィルタヘッド190からの流体f(例えば、濾過対象の流体)をフィルタハウジング120の入口134A、136Bに導き、出口通路162Cは、流体f(例えば、濾過された流体)をフィルタハウジング120の出口136からフィルタヘッド190に導く。入口通路162A、162Bは、それぞれフィルタヘッド190の流体入口102(例えば、流体入口102から延在するフィルタヘッド90内の管路)を、フィルタハウジング120の入口134A、134Bに接続する。出口管路162Bは、フィルタハウジング120の出口136(例えば、流体出口104に延在するフィルタヘッド190内の通路)を、フィルタヘッド190の流体出口104に接続する。
【0040】
図8に破線で示されるように、入口通路162A、162Bは、フィルタヘッド190の流体入口102をフィルタハウジング120の第1の入口134Aおよび第2の入口134Bに流体接続し、出口通路162Bは、フィルタハウジング120の出口136をフィルタヘッド190の流体出口104に流体接続する。例えば、入口通路162Aは、フィルタヘッド190の流体入口102の管路から供給された流体fをフィルタハウジング120の入口134A、134Bに導く。例えば、出口通路162Bは、濾過された流体fを出口136から流体出口104用のフィルタヘッド190内の管路に導く。
【0041】
封止バルブは、液体が(例えば、フィルタヘッド190から)フィルタハウジング120に流れるのをブロックするように構成された入口封止バルブ170Aと、液体がフィルタハウジング120から(例えば、フィルタヘッド190に)流れるのをブロックするように構成された出口封止バルブ170Bとを備える。封止バルブアセンブリ140は、封止バルブ170A、170Bをそれらの開位置から閉位置に作動させることによって、開位置と閉位置との間で作動するように構成される。図示された実施形態では、入口封止バルブ170Aは、フィルタヘッド190から供給される流体fの圧力によって開位置と閉位置との間で作動するように構成された流体チェックバルブであり、出口封止バルブ170Bは、着脱自在なフィルタカートリッジ120(例えば、封止バルブアセンブリ140)がフィルタヘッド190に着脱自在に連結されたときにプッシュロッド192によって開位置と閉位置との間で作動するように構成されたプッシュバルブである。
【0042】
入口封止バルブ170Aは、流体fが入口封止バルブ170Aを押圧することによって作動するように構成された流体チェックバルブである。流体が入口封止バルブ170Aを押圧していないとき(例えば、フィルタヘッド190Aが封止バルブアセンブリ140に流体を供給しておらず、着脱自在なフィルタカートリッジ110がフィルタヘッド190Aから連結解除されているなど)、入口封止バルブ170Aは閉位置にある。入口封止バルブ170Aの初期位置は、閉位置である。入口封止バルブ170Aは、フィルタヘッド190が封止バルブアセンブリ140に流体fの流れを供給するとき、閉位置から開位置に移動するように構成される。
【0043】
図示された実施形態では、入口封止バルブ170Aは、逆転防止装置174A、バルブヘッド178A、および逆転防止装置174Aとバルブヘッド178Aとの間に配置されたばね180Aを備える。図示された実施形態では、バルブヘッド178Aは、出口通路162Cを取り囲む平面トーラス形状を呈する。逆転防止装置174Aは、バルブ本体142に固着される。一実施形態では、逆転防止装置174Aは、バルブ本体142の一体化部分として形成されてもよい。バルブヘッド178Aは、バルブ本体142に対して移動自在に構成される。
【0044】
ばね180Aは、入口通路162Aをブロックする閉位置(例えば、図9に示されるもの)にバルブヘッド178Aを付勢するように構成される。例えば、ばね180Aは、入口通路162A、162Bをブロックする閉位置(例えば、図9に示されるもの)にバルブヘッド178Aを(例えば、方向Dに)付勢/押圧する。流体fの圧力によって、バルブヘッド178Aは閉位置から図8に示される開位置へと反対方向(例えば、方向D)に押圧される。バルブヘッド178Aに対する流体fの圧力は、ばね180Aの付勢力に打ち勝ち、ばね180Aを圧縮してバルブヘッド178Aを開位置に移動させる。
【0045】
出口封止バルブ170Bは、着脱自在なフィルタカートリッジ110がフィルタヘッド190に着脱自在に連結されるときに、プッシュロッド192によって開位置(図8に示される)から閉位置(図9に示される)に作動するように構成されたプッシュバルブである。フィルタヘッド190に対する封止バルブアセンブリ140の着脱自在な連結は、出口封止バルブ170Bを閉位置から開位置に移動させる。
【0046】
図示された実施形態では、出口封止バルブ170Bは、逆転防止装置174B、バルブヘッド178B、および逆転防止装置174Bとバルブヘッド178Bとの間に設けられたばね180Bを備える。逆転防止装置174Bは、バルブ本体142に固着される。別の実施形態では、逆転防止装置174Bは、バルブ本体142の一体化部分として形成されてもよい。バルブヘッド178Bは、バルブ本体142に対して移動自在に構成される。図示された実施形態では、バルブヘッド178Bは連続平面形状を呈する。
【0047】
図8に示されるように、組み立てられたフィルタアセンブリ101において、プッシュロッド192は封止バルブ40とフィルタヘッド190との間に配置される。より具体的に、プッシュロッドは、フィルタヘッド190内に配置され、封止バルブアセンブリ140のバルブ本体142内に延在する。プッシュロッド192は、第1の端部194と第2の端部196とを備える。プッシュロッド192の第1の端部194は、フィルタヘッド(例えば、流体出口104まで延在するフィルタヘッド190の通路)内に配置され、プッシュロッド192の第2の端部196は、出口通路162C内に配置される。プッシュロッド192の第1の端部194は、フィルタヘッド190に直接接触し、プッシュロッド192の第2の端部196は、フィルタヘッド190に直接接触する。図8に示されるように、出口管路162Cからフィルタヘッド190の出口104に流れる濾過済みの流体fは、プッシュロッド192の第1の端部194を通って流れる(例えば、プッシュロッド192の第2の端部194の1つまたは複数の貫通孔を通って流れる)。
【0048】
ばね180Bは、出口通路162Cをブロックする閉位置(例えば、図9に示されるもの)にバルブヘッド178Bを付勢するように構成される。例えば、ばね180Bは、出口通路162Cをブロックする閉位置(例えば、図9に示されるもの)にバルブヘッド178Bを(例えば、方向Dに)付勢/押圧する。封止バルブアセンブリ40がフィルタヘッド190に着脱自在に連結されると、プッシュロッド192は、バルブヘッド178Bとフィルタヘッド190との間で圧縮される。プッシュロッド192は概して非圧縮性であるため、プッシュ192は、バルブヘッド178Bを閉位置から図8に示される開位置に押し上げる。図8に示されるように、封止バルブアセンブリ40がフィルタヘッド190に着脱自在に連結されると、プッシュロッド192は、ばね180Bを圧縮する。フィルタヘッド190は、プッシュロッド192を介してバルブヘッド178Bを押圧し、バルブヘッド178Bを開位置に移動/作動させる。バルブヘッド178Bに対するプッシュロッド192の圧力/力によって、閉じられたバルブヘッド178Bは図8に示される開位置へと反対方向(例えば、フィルタヘッド190から離れる方向D)に押圧される。バルブヘッド178Bに対する上方の力は、ばね180Bの付勢力に打ち勝ち、ばね180Bを圧縮してバルブヘッド178Bを開位置に移動させる。
【0049】
上記で論じられるように、フィルタカートリッジ110(例えば、封止バルブアセンブリ140)は、フィルタヘッド190に着脱自在に連結される。図9は、フィルタヘッド190から連結解除されたときのフィルタカートリッジ140の垂直断面図である。図9の断面は、図8と同じ平面に沿っている。
【0050】
図9は、閉鎖時の封止バルブアセンブリ140を示す。封止バルブアセンブリ140は、フィルタカートリッジ110(例えば、封止バルブアセンブリ140)をフィルタヘッド190から連結解除する最中に、開状態(図8に示されるもの)から閉状態(図9に示されるもの)に作動する。封止バルブアセンブリ140を開状態から閉状態に作動させることは、入口封止バルブ170Aを開位置から閉位置に作動させること、および出口封止バルブ170Bを開位置から閉位置に作動させることを含む。流体fがフィルタヘッド190から封止バルブアセンブリ170Aに供給されなくなると、入口封止バルブ170Aは閉じる。フィルタヘッド110から連結解除されると、フィルタヘッド190は、流体がフィルタカートリッジ100に供給されなくなるようにフィルタカートリッジ110に流体接続されなくなる。概して、フィルタカートリッジ110に対する流体fの流れは、フィルタカートリッジ110をフィルタヘッド190から連結解除する前に止まるように構成される。そのような構成において、入口封止バルブ170Aは、フィルタカートリッジ110をフィルタヘッド190から連結解除する実動作の前に閉位置に作動してもよい。
【0051】
出口封止バルブ170Bの開位置から閉位置への作動は、フィルタカートリッジ110(例えば、封止バルブアセンブリ140)をフィルタヘッド110から連結解除する最中に生じる。フィルタカートリッジ110の連結解除の最中、封止バルブアセンブリ140の第2の端部148は、(例えば、方向Dに)フィルタヘッド110から離れて移動する。封止バルブアセンブリ140の第2の端部146とフィルタヘッド190との間の距離が増加すると、プッシュロッド192はバルブヘッド178Bを上方に(例えば、方向Dに)推進(leverages)/押圧しなくなり、ばね180Bはバルブヘッド178Bを閉位置に押し戻す。一実施形態では、プッシュロッド192は、封止バルブ140が完全に連結解除される前に、連結解除の最中にバルブヘッド178Bを閉位置(図9に示されるもの)に移動させる(例えば、封止バルブ140が常にフィルタヘッド190に部分的に螺合されながらバルブヘッド178Bが閉位置に移動する)長さを有する。
【0052】
図9は、閉位置にある入口封止バルブ170Aとそのバルブヘッド178Aとを示す。閉位置にある入口封止バルブ170Aのバルブヘッド178Aは、入口通路162A、162Bに対するバルブ本体162Aの開口部163A、163Bにわたり延在してそれらをブロックすることによって、入口通路162A、162Bをブロックする。閉位置においてバルブヘッド178は、バルブ本体142(例えば、バルブ本体142の内面)に対して押圧され、入口通路162A、162Bに対するバルブ本体142の開口部163A、163Aを封止する。
【0053】
図9は、閉位置にある出口封止バルブ170Bとそのバルブヘッド178Aとを示す。閉位置にある出口封止バルブ170Bのバルブヘッド178Bは、出口通路162Cに対するバルブ本体142の開口部162Cにわたり延在してそれらをブロックすることによって、出口通路162Cをブロックする。閉位置においてバルブヘッド178Bは、バルブ本体142(例えば、バルブ本体142の内面)に対して押圧され、出口通路162Cに対するバルブ本体142の開口部163Cを封止する。例えば、バルブヘッド178の外周は、閉位置においてバルブ本体142と直接接触している。
【0054】
図示された実施形態では、プッシュロッド192は、封止バルブ140およびフィルタヘッド190とは別個の部品として示される。一実施形態では、フィルタヘッド190は、図7および図8に示されるようにプッシュロッド192を別個の部品として備えてもよい。一実施形態では、プッシュロッド192は、フィルタヘッド190の一体化部品であってもよい(例えば、フィルタヘッド190がプッシュロッド192を備えるように形成される、プッシュロッド192の端部194がフィルタヘッド190に固着されるなど)。別の実施形態では、プッシュロッド192は封止バルブアセンブリ140に設けられてもよい。例えば、プッシュロッド192は、封止バルブアセンブリ140の別個の部品として、または出口封止バルブ170Bの一体化部品として設けられてもよい(例えば、バルブヘッド178Bがプッシュロッド192を備えるように形成され、プッシュロッド192の端部196がバルブヘッド178Bに固着される)。
【0055】
着脱自在なフィルタカートリッジ110がフィルタヘッド190から連結解除されると(例えば、連結されたフィルタハウジング120および封止バルブアセンブリ140が、フィルタヘッド90から連結解除/螺合解除される)、封止バルブアセンブリ140は、内容積122の封止を維持するように構成される。封止バルブアセンブリ140は、カートリッジがフィルタヘッドから連結解除されたままで、フィルタハウジング120の封止を維持するように構成される。具体的に、封止バルブアセンブリ140の閉鎖は、内容積122内の液体のすべてが着脱自在なフィルタカートリッジ110内に捕捉されるようにフィルタハウジング120を封止する。これは、液体を排出する必要なく、着脱自在なフィルタカートリッジ110をより速やかに取り外すことができるという点で、従来の構成よりも有利である。
【0056】
封止バルブアセンブリの一実施形態は、図1図9に開示されるものとは異なる組合せから選択される入口チェックバルブおよび出口チェックバルブを含んでもよいことを理解されたい。一実施形態では、封止バルブアセンブリは、ガス開放バルブ(例えば、入口封止バルブ70A)、流体チェックバルブ(例えば、入口チェックバルブ170A)、およびプッシュバルブのうち1つである入口封止バルブと、ガス開放バルブ(例えば、出口封止バルブ70B)、流体チェックバルブ、およびプッシュバルブ(例えば、出口チェックバルブ170B)のうち1つである出口封止バルブとを備えてもよい。例えば、一実施形態での封止バルブアセンブリは、ガス開放バルブ(例えば、入口封止バルブ70A)である入口封止バルブと、プッシュバルブ(例えば、出口チェックバルブ170B)である出口チェックバルブとを備えてもよい。例えば、一実施形態での封止バルブアセンブリは、流体チェックバルブ(例えば、入口チェックバルブ170A)である入口封止バルブと、ガス開放バルブ(例えば、出口封止バルブ170B)である出口封止バルブとを備えてもよい。
【0057】
図10は、フィルタハウジング(例えば、フィルタハウジング20、フィルタハウジング120)を後付けする方法1000のブロックフロー図を示す。フィルタハウジングは、フィルタ(例えば、フィルタ24、フィルタ124)を収容する内容積(例えば、内容積22、内容積122)を有する。例えば、方法1000は、本来はフィルタヘッド(例えば、フィルタヘッダ90、フィルタヘッド190)に直接着脱自在に連結されるように意図されていたフィルタハウジング(例えば、フィルタハウジング120)を後付けするためのものであってもよい。本方法は、1010において開始する。
【0058】
1010において、フィルタハウジングはフィルタヘッドから連結解除される。フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すこと1010は、フィルタハウジングの開放端(例えば、開放端26、開放端126)をフィルタヘッドから連結解除することを含む。一実施形態では、フィルタハウジングをフィルタヘッドから連結解除すること1010は、フィルタハウジングをフィルタヘッドから螺合解除すること1012を含んでもよい。例えば、フィルタハウジングをフィルタヘッドから螺合解除することは、フィルタハウジングの連結ナット(例えば、連結ナット30、連結ナット130)をフィルタヘッドから螺合解除することを含み得る。その後、方法1000は1020に進む。
【0059】
1020において、封止バルブ(例えば、封止バルブアセンブリ40、封止バルブアセンブリ140)の第1の端部(例えば、第1の端部46、第1の端部146)は、着脱自在なフィルタに連結されることで、着脱自在なフィルタカートリッジ(例えば、着脱自在なフィルタカートリッジ10、着脱自在なフィルタカートリッジ110)を形成する。一実施形態では、封止バルブを着脱自在なフィルタに連結すること1020は、フィルタハウジングと封止バルブをともに螺合すること1022を含む。例えば、フィルタハウジングと封止バルブをともに螺合すること1022は、フィルタハウジングの連結ナットを封止バルブに螺合することを含み得る。その後、方法1000は1030に進む。
【0060】
1030において、着脱自在なフィルタカートリッジは、フィルタヘッドに着脱自在に連結される。カートリッジをフィルタヘッドに着脱自在に連結すること1030は、封止バルブの第2の端部(例えば、第2の端部48、第2の端部148)をフィルタヘッドに着脱自在に連結することを含む。一実施形態では、1030における着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに着脱自在に連結することは、着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに螺合すること1032を含んでもよい。例えば、1032における着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに螺合することは、封止バルブの連結ナット(例えば、連結ナット56、連結ナット156)をフィルタヘッドに螺合することを含んでもよい。その後、方法1000は1040に進む。
【0061】
1040において、封止バルブアセンブリは、閉状態(例えば、図5の封止バルブアセンブリ40、図9の封止バルブアセンブリ)から開状態(例えば、図4の封止バルブアセンブリ40、図8の封止バルブアセンブリ)に作動する。1040における封止バルブアセンブリの作動は、封止バルブアセンブリの入口封止バルブ(例えば、入口封止バルブ70A、入口封止バルブ170A)を作動させること1042、および封止バルブアセンブリの出口封止バルブ(例えば、出口封止バルブ70B、出口封止バルブ170B)を作動させること1042を含み得る。
【0062】
一実施形態では、入口チェックバルブはガス開放バルブ(例えば、入口チェックバルブ70A)とすることができ、1042における入口封止バルブを作動させることは、入口封止バルブの外部ガス入口(例えば、外部ガス入口72A)に圧縮ガスを供給することで入口チェックバルブを閉位置から開位置に作動させることを含み得る。一実施形態では、入口チェックバルブは流体チェックバルブ(例えば、入口チェックバルブ170A)とすることができ、1042における入口封止バルブを作動させることは、フィルタヘッドが液体(例えば、図8の流体f)をフィルタヘッドから封止バルブの入口通路に供給することを含み、入口封止バルブに対する入口通路内の液体の圧力によって、入口封止バルブは閉位置から開位置に作動する。
【0063】
一実施形態では、出口チェックバルブはガス開放バルブ(例えば、出口チェックバルブ70B)とすることができ、1044における出口封止バルブを作動させることは、出口封止バルブの外部ガス入口に圧縮ガスを供給することで出口チェックバルブを閉位置から開位置に作動させることを含み得る。一実施形態では、出口チェックバルブはプッシュバルブとすることができ、1044における出口封止バルブを作動させることは、フィルタヘッドがプッシュロッド(例えば、プッシュロッド192)を介して、出口チェックバルブのフィルタヘッド(例えば、フィルタヘッド178B)を閉位置から開位置に押圧することを含み得る。そのような実施形態では、1044における出口封止バルブの作動は、封止バルブをフィルタヘッドに着脱自在に連結する最中に行うことができる(例えば、1030におけるフィルタヘッドに対するフィルタカートリッジの着脱自在な連結は、出口封止バルブの作動1044を含む)。
【0064】
一実施形態での方法1000は、図1図5のフィルタアセンブリ1および/または図6図9のフィルタアセンブリ101に関して上述される特徴を含むように改変されてもよいことを理解されたい。
【0065】
態様:
態様1~11のうちいずれかは、態様12~19のうちいずれかと組み合わせることができ、態様12~15のうちいずれかは、態様16~19のうちいずれかと組み合わせることができる。
【0066】
態様1.着脱自在なフィルタカートリッジであって、内容積を通過する液体を濾過するように構成されたフィルタを収容する内容積を有するフィルタハウジングであって、入口および出口を有する開放端を備えるフィルタハウジングと、封止バルブアセンブリであって、封止バルブアセンブリをフィルタヘッドに着脱自在に連結するように構成された第1の端部、フィルタハウジングの開放端に連結された第2の端部、液体をフィルタハウジングの入口に導くように構成された入口通路、フィルタによって濾過された後にフィルタハウジングの出口から排出された液体を導くように構成された出口通路、ならびに着脱自在なフィルタカートリッジがフィルタヘッドから連結解除されている間に内容積が封止されるように封止バルブアセンブリがフィルタヘッドから連結解除されるとき、入口通路をブロックするように構成された入口封止バルブ、および出口通路をブロックするように構成された出口封止バルブを備える、封止バルブアセンブリとを備える、着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0067】
態様2.入口封止バルブが、ガス開放バルブ、流体チェックバルブ、およびプッシュバルブのうち1つであり、出口封止バルブが、ガス開放バルブ、流体チェックバルブ、およびプッシュバルブのうち1つである、態様1の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0068】
態様3.入口封止バルブがガス開放バルブであり、入口封止バルブが、バルブヘッドと、入口通路をブロックする閉位置にバルブヘッドを付勢するばねと、圧縮ガスを入口封止バルブに供給するための外部ガス入口とを備える、態様1および2のうちいずれか1つの着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0069】
態様4.入口封止バルブが、外部ガス入口を通って供給される圧縮ガスによって閉位置から開位置に作動するように構成される、態様3の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0070】
態様5.入口封止バルブが、外部ガス入口に流体接続された内部空間を含み、外部ガス入口が、圧縮ガスを内部空間に導くことでばねを圧縮し、バルブヘッドを開位置に作動させるように構成される、態様3および4のうちいずれか1つの着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0071】
態様6.封止バルブアセンブリがバルブ本体を備え、バルブ本体が入口通路と出口通路とを備え、入口封止バルブおよび出口封止バルブがそれぞれバルブ本体に連結されている、態様3~5のうちいずれか1つの着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0072】
態様7.出口封止バルブがガス開放バルブであり、出口封止バルブが外部ガス入口を備え、出口封止バルブが、第2の外部ガス入口を通ってフィルタカートリッジに供給される圧縮ガスによって閉位置から開位置に作動するように構成される、態様1~6のうちいずれか1つの着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0073】
態様8.出口封止バルブが、封止バルブアセンブリをフィルタヘッドに着脱自在に連結することによって、出口通路をブロックする閉位置から開位置に作動するように構成されたプッシュバルブである、態様1~6のうちいずれか1つの着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0074】
態様9.出口封止バルブが、封止バルブがフィルタヘッドに着脱自在に連結されたときに、封止バルブとフィルタヘッドとの間に配置されたプッシュロッドによって閉位置から開位置に作動するように構成される、態様8の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0075】
態様10.出口封止バルブが、バルブヘッドと、出口通路をブロックする閉位置にバルブヘッドを付勢するばねとを備え、プッシュロッドが、着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに着脱自在に連結する最中にバルブヘッドを開位置に押し込むように構成される、態様9の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0076】
態様11.入口封止バルブが、液体を入口通路に供給するフィルタヘッドによって、入口流路をブロックする閉位置から開位置に作動するように構成された流体チェックバルブである、態様7~10のうちいずれか1つの着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0077】
態様12.着脱自在なフィルタカートリッジ用の封止バルブアセンブリであって、封止バルブが、封止バルブアセンブリをフィルタヘッドに着脱自在に連結するように構成された第1の端部と、それぞれ封止バルブアセンブリを通って延在する入口通路および出口通路と、入口通路が液体をフィルタハウジングの入口に導き、出口通路が、フィルタハウジングを通過した後にフィルタハウジングの出口から排出された液体を導くように、封止バルブアセンブリをフィルタハウジングに連結することで着脱自在なフィルタカートリッジを形成するように構成された第2の端部であって、前記フィルタハウジングが、内容積、およびフィルタハウジングを通過する液体を濾過するように構成されたフィルタを備える、第2の端部と、着脱自在なフィルタカートリッジがフィルタヘッドから連結解除されている間に内容積が封止されるように封止バルブアセンブリがフィルタヘッドから連結解除されるとき、入口通路をブロックするように構成された入口封止バルブ、および、出口通路をブロックするように構成された出口封止バルブとを備える、封止バルブアセンブリ。
【0078】
態様13.入口封止バルブがガス開放バルブであり、入口封止バルブが、圧縮ガスを入口封止バルブに供給することで、入口通路をブロックする閉位置から開位置に入口封止バルブを作動させるための外部ガス入口を備える、態様12の封止バルブアセンブリ。
【0079】
態様14.出口封止バルブがガス開放バルブであり、出口封止バルブが、圧縮ガスを出口封止バルブに供給することで、出口通路をブロックする閉位置から開位置に出口封止バルブを作動させるための第2の外部ガス入口を備える、態様12および13のうちいずれか1つの封止バルブアセンブリ。
【0080】
態様15.出口封止バルブが、封止バルブアセンブリをフィルタヘッドに着脱自在に連結することによって、出口通路をブロックする閉位置から開位置にプッシュロッドにより作動するように構成されたプッシュバルブである、態様12および13のうちいずれか1つの封止バルブアセンブリ。
【0081】
態様16.液体を濾過するように構成されたフィルタを収容する内容積を有するフィルタハウジングを後付けする方法であって、フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すことであって、フィルタハウジングをフィルタヘッドから連結解除することを含む、取り外すこと、封止バルブアセンブリをフィルタハウジングに連結することで着脱自在なフィルタカートリッジを形成することであって、封止バルブアセンブリの第1の端部をフィルタハウジングの開放端に連結することを含む、形成すること、着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに連結することであって、封止バルブアセンブリの第2の端部をフィルタヘッドに連結することを含み、封止バルブアセンブリが、液体をフィルタヘッドからフィルタハウジングの入口に導く入口通路、フィルタを通過した後にフィルタハウジングの出口から排出された液体をフィルタヘッドに導く出口通路、ならびに着脱自在なフィルタカートリッジがフィルタヘッドから連結解除されている間に内容積が封止されるように封止バルブアセンブリがフィルタヘッドから連結解除されるとき、入口通路をブロックするように構成された入口封止バルブ、および、出口通路をブロックするように構成された出口封止バルブを備える、連結することを含む方法。
【0082】
態様17.圧縮ガスを入口封止バルブの外部ガス入口に供給することで、入口通路をブロックする閉位置から、液体が入口通路を通過するのを可能にする開位置に入口封止バルブを作動させることであって、入口封止バルブがガス開放バルブである、作動させることをさらに含む、態様16の方法。
【0083】
態様18.着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに連結することが、フィルタヘッドがプッシュロッドを介して、出口通路をブロックする閉位置から、液体が出口通路を通過するのを可能にする開位置に、出口封止バルブのバルブヘッドを押圧することを含む、態様16および17のうちいずれか1つの方法。
【0084】
態様19.液体をフィルタヘッドから封止バルブの入口通路に供給することであって、入口封止バルブに対する入口通路内の液体の圧力によって、入口通路をブロックする閉位置から開位置に入口封止バルブが作動する、供給することをさらに含む、態様16および18のうちいずれか1つの方法。
【0085】
本出願で開示される例は、すべての点で例示的であって、限定的ではないと考慮されたい。本発明の範囲は、前述の説明ではなく添付の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と等価な意味および範囲内でのすべての変更は、特許請求の範囲内に包含されることが意図される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-07-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
着脱自在なフィルタカートリッジであって、
内容積を通過する液体を濾過するように構成されたフィルタを収容する前記内容積を有するフィルタハウジングであって、入口および出口を有する開放端を備えるフィルタハウジングと、
封止バルブアセンブリであって、
前記封止バルブアセンブリをフィルタヘッドに着脱自在に連結するように構成された第1の端部、
前記フィルタハウジングの前記開放端に連結された第2の端部、
液体を前記フィルタハウジングの前記入口に導くように構成された入口通路、
前記フィルタによって濾過された後に前記フィルタハウジングの前記出口から排出された前記液体を導くように構成された出口通路、ならびに
前記着脱自在なフィルタカートリッジが前記フィルタヘッドから連結解除されている間に前記内容積が封止されるように前記封止バルブアセンブリが前記フィルタヘッドから連結解除されるとき、前記入口通路をブロックするように構成された入口封止バルブ、および前記出口通路をブロックするように構成された出口封止バルブ
を備える、封止バルブアセンブリと
を備える、着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項2】
前記入口封止バルブが、ガス開放バルブ、流体チェックバルブ、およびプッシュバルブのうち1つであり、
前記出口封止バルブが、ガス開放バルブ、流体チェックバルブ、およびプッシュバルブのうち1つである、
請求項1に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項3】
前記入口封止バルブがガス開放バルブであり、前記入口封止バルブが、バルブヘッドと、前記入口通路をブロックする閉位置に前記バルブヘッドを付勢するばねと、圧縮ガスを前記入口封止バルブに供給するための外部ガス入口とを備える、請求項に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項4】
前記入口封止バルブが、前記外部ガス入口を通って供給される前記圧縮ガスによって前記閉位置から開位置に作動するように構成される、請求項3に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項5】
前記入口封止バルブが、前記外部ガス入口に流体接続された内部空間を含み、前記外部ガス入口が、前記圧縮ガスを前記内部空間に導くことで前記ばねを圧縮し、前記バルブヘッドを開位置に作動させるように構成される、請求項に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項6】
前記封止バルブアセンブリがバルブ本体を備え、前記バルブ本体が前記入口通路と前記出口通路とを備え、前記入口封止バルブおよび前記出口封止バルブがそれぞれ前記バルブ本体に連結されている、請求項に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項7】
前記出口封止バルブがガス開放バルブであり、前記出口封止バルブが第2の外部ガス入口を備え、前記出口封止バルブが、前記第2の外部ガス入口を通って前記フィルタカートリッジに供給される圧縮ガスによって閉位置から開位置に作動するように構成される、請求項2に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項8】
前記出口封止バルブが、前記封止バルブアセンブリを前記フィルタヘッドに着脱自在に連結することによって、前記出口通路をブロックする閉位置から開位置に作動するように構成されたプッシュバルブである、請求項に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項9】
前記出口封止バルブが、前記封止バルブが前記フィルタヘッドに着脱自在に連結されたときに、前記封止バルブと前記フィルタヘッドとの間に配置されたプッシュロッドによって前記閉位置から前記開位置に作動するように構成される、請求項8に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項10】
前記出口封止バルブが、バルブヘッドと、前記出口通路をブロックする前記閉位置に前記バルブヘッドを付勢するばねとを備え、前記プッシュロッドが、前記着脱自在なフィルタカートリッジを前記フィルタヘッドに着脱自在に連結する最中に前記バルブヘッドを前記開位置に押し込むように構成される、請求項9に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項11】
前記入口封止バルブが、前記液体を前記入口通路に供給する前記フィルタヘッドによって、前記入口通路をブロックする閉位置から開位置に作動するように構成された流体チェックバルブである、請求項8に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項12】
着脱自在なフィルタカートリッジ用の封止バルブアセンブリであって、前記封止バルブが、
前記封止バルブアセンブリをフィルタヘッドに着脱自在に連結するように構成された第1の端部と、
それぞれ前記封止バルブアセンブリを通って延在する入口通路および出口通路と、
前記入口通路が液体をフィルタハウジングの入口に導き、前記出口通路が、前記フィルタハウジングを通過した後に前記フィルタハウジングの出口から排出された前記液体を導くように、前記封止バルブアセンブリを前記フィルタハウジングに連結することで前記着脱自在なフィルタカートリッジを形成するように構成された第2の端部であって、前記フィルタハウジングが、内容積、および前記フィルタハウジングを通過する前記液体を濾過するように構成されたフィルタを備える、第2の端部と、
前記着脱自在なフィルタカートリッジが前記フィルタヘッドから連結解除されている間に前記内容積が封止されるように前記封止バルブアセンブリが前記フィルタヘッドから連結解除されるとき、前記入口通路をブロックするように構成された入口封止バルブ、および前記出口通路をブロックするように構成された出口封止バルブと
を備える、封止バルブアセンブリ。
【請求項13】
前記入口封止バルブがガス開放バルブであり、前記入口封止バルブが、圧縮ガスを前記入口封止バルブに供給することで、前記入口通路をブロックする閉位置から開位置に前記入口封止バルブを作動させるための外部ガス入口を備える、請求項12に記載の封止バルブアセンブリ。
【請求項14】
前記出口封止バルブがガス開放バルブであり、前記出口封止バルブが、圧縮ガスを前記出口封止バルブに供給することで、前記出口通路をブロックする閉位置から開位置に前記出口封止バルブを作動させるための第2の外部ガス入口を備える、請求項12に記載の封止バルブアセンブリ。
【請求項15】
前記出口封止バルブが、前記封止バルブアセンブリを前記フィルタヘッドに着脱自在に連結することによって、前記出口通路をブロックする閉位置から開位置にプッシュロッドにより作動するように構成されたプッシュバルブである、請求項12に記載の封止バルブアセンブリ。
【請求項16】
液体を濾過するように構成されたフィルタを収容する内容積を有するフィルタハウジングを後付けする方法であって、
前記フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すことであって、前記フィルタハウジングを前記フィルタヘッドから連結解除することを含む、前記フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すことと、
封止バルブアセンブリを前記フィルタハウジングに連結することで着脱自在なフィルタカートリッジを形成することであって、前記封止バルブアセンブリの第1の端部を前記フィルタハウジングの開放端に連結することを含む、着脱自在なフィルタカートリッジを形成することと、
前記着脱自在なフィルタカートリッジを前記フィルタヘッドに連結することであって、前記封止バルブアセンブリの第2の端部を前記フィルタヘッドに連結することを含み、前記封止バルブアセンブリが、
液体を前記フィルタヘッドから前記フィルタハウジングの入口に導く入口通路、
前記フィルタを通過した後に前記フィルタハウジングの出口から排出された前記液体を前記フィルタヘッドに導く出口通路、ならびに
前記着脱自在なフィルタカートリッジが前記フィルタヘッドから連結解除されている間に前記内容積が封止されるように前記封止バルブアセンブリが前記フィルタヘッドから連結解除されるとき、前記入口通路をブロックするように構成された入口封止バルブ、および前記出口通路をブロックするように構成された出口封止バルブ
を備える、前記着脱自在なフィルタカートリッジを前記フィルタヘッドに連結することと
を含む、方法。
【請求項17】
圧縮ガスを前記入口封止バルブの外部ガス入口に供給することで、前記入口通路をブロックする閉位置から、前記液体が前記入口通路を通過するのを可能にする開位置に前記入口封止バルブを作動させることであって、前記入口封止バルブがガス開放バルブである、前記入口封止バルブを作動させること
をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記着脱自在なフィルタカートリッジを前記フィルタヘッドに連結することが、前記フィルタヘッドがプッシュロッドを介して、前記出口通路をブロックする閉位置から、前記液体が前記出口通路を通過するのを可能にする開位置に、前記出口封止バルブのバルブヘッドを押圧することを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記液体を前記フィルタヘッドから前記封止バルブの前記入口通路に供給することであって、前記入口封止バルブに対する前記入口通路内の前記液体の圧力によって、前記入口通路をブロックする閉位置から開位置に前記入口封止バルブが作動する、前記液体を前記フィルタヘッドから前記封止バルブの前記入口通路に供給すること
をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【国際調査報告】