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特表2024-542439フィルタカートリッジ、およびフィルタハウジングを後付けする方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-11-15
(54)【発明の名称】フィルタカートリッジ、およびフィルタハウジングを後付けする方法
(51)【国際特許分類】
   B01D 27/08 20060101AFI20241108BHJP
【FI】
B01D27/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024527800
(86)(22)【出願日】2022-11-07
(85)【翻訳文提出日】2024-06-27
(86)【国際出願番号】 US2022049100
(87)【国際公開番号】W WO2023086291
(87)【国際公開日】2023-05-19
(31)【優先権主張番号】63/279,293
(32)【優先日】2021-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】505307471
【氏名又は名称】インテグリス・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】グレガーソン, バリー リー
(72)【発明者】
【氏名】マッケンジー, ジェフリー ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】リンダー, ジェームス シー.
(72)【発明者】
【氏名】リンシコム, ヘイデン
(72)【発明者】
【氏名】レイズ, ジョン エー.
【テーマコード(参考)】
4D116
【Fターム(参考)】
4D116AA07
4D116BB01
4D116BC23
4D116BC27
4D116BC46
4D116BC47
4D116BC76
4D116DD05
4D116KK04
4D116QB41
4D116QB43
4D116VV07
4D116VV30
(57)【要約】
着脱自在なフィルタカートリッジは、フィルタを収容するフィルタハウジングと、フィルタハウジングの開放端に連結されるとともに着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに着脱自在に連結するように構成された封止バルブとを備える。封止バルブは、開位置と、フィルタハウジングを封止する閉位置とを有し、フィルタヘッドから連結解除されている間はフィルタハウジング5の封止を維持するように構成される。封止バルブは、フィルタヘッドに着脱自在に連結された第1の端部と、フィルタハウジングに連結されることで着脱自在なフィルタカートリッジを形成する第2の端部とを備える。フィルタハウジングを後付けする方法は、フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すこと、封止バルブをフィルタハウジングに連結することで着脱自在なフィルタカートリッジを形成すること、および着脱自在なフィルタカートリッジ10をフィルタヘッドに着脱自在に連結することを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
着脱自在なフィルタカートリッジであって、
液体を濾過するように構成されたフィルタを収容する内容積を有するフィルタハウジングと、
前記フィルタハウジングの開放端に連結された第1の端部、および前記着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに着脱自在に連結するように構成された第2の端部を備える封止バルブであって、前記封止バルブの摺動および前記フィルタハウジングの回転のうち一方によって開位置と閉位置との間で作動するように構成された封止バルブと
を備え、
前記開位置が、前記フィルタハウジングの前記内容積を出入りする液体の流れを可能にし、
前記閉位置が前記フィルタハウジングの前記内容積を封止し、前記封止バルブが、前記封止バルブが前記フィルタヘッドに着脱自在に連結されている間は前記開位置から前記閉位置に作動し、前記着脱自在なフィルタカートリッジが連結解除されたままの間はシールを維持するように構成される、
着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項2】
前記封止バルブが、手動により前記開位置と前記閉位置との間で作動するように構成される、請求項1に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項3】
前記封止バルブが、バルブ本体と、バルブプレートと、前記バルブ本体を通って延在するとともに前記液体を前記フィルタハウジングの内外に導くように構成された入口通路および出口通路とを備え、前記閉位置にある前記バルブプレートが前記入口通路および前記出口通路をブロックする、請求項1または2に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項4】
前記バルブプレートが、第1の貫通孔と第2の貫通孔とを備え、
前記開位置では、前記第1の貫通孔が、前記液体が前記入口通路を通って流れるのを可能にする前記入口通路と位置合わせされ、前記第2の貫通孔が、前記液体が前記出口通路を通って流れるのを可能にする前記出口通路と位置合わせされ、
前記閉位置では、前記バルブプレートの第1の部分が前記入口通路をブロックし、前記バルブプレートの第2の部分が前記出口通路をブロックする、
請求項3に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項5】
前記バルブプレートが、
第1の側部および第2の側部であって、前記第2の側部が前記第1の側部に対向し、前記第1の貫通孔が前記バルブ本体を通って前記第1の側部から前記第2の側部に延在する、第1の側部および第2の側部と、
前記第1の貫通孔を取り囲む前記バルブプレートの前記第1の側部の第1のシールであって、前記開位置において前記バルブプレートと前記バルブ本体との間を封止するように構成された第1のシールと、
前記バルブプレートの前記第1の部分を取り囲む前記バルブプレートの前記第1の側部の第2のシールであって、前記閉位置において前記バルブプレートと前記バルブ本体との間を封止するように構成された第2のシールと
を備える、請求項4に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項6】
前記バルブプレートが、
前記第1の貫通孔を取り囲む前記バルブプレートの前記第2の側部の第3のシールであって、前記第1のシールおよび前記第2のシールが前記開位置において前記バルブプレートと前記バルブ本体との間を封止するように構成される、第3のシールと、
前記バルブプレートの前記第1の部分を取り囲む前記バルブプレートの前記第2の側部の第4のシールであって、前記第3のシールおよび前記第4のシールが前記閉位置において前記バルブプレートと前記バルブ本体との間を封止するように構成される、第4のシールと
を備える、請求項5に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項7】
前記封止バルブが、前記封止バルブを摺動させることによって前記開位置と前記閉位置との間で作動するように構成され、前記封止バルブが、前記フィルタハウジングに連結されたバルブ本体と、前記開位置と前記閉位置との間で前記封止バルブを作動させるために前記バルブ本体内で摺動可能なバルブプレートとを備える、請求項1~6のいずれか一項に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項8】
前記封止バルブが、前記バルブプレートに固着されたハンドルを備え、前記バルブシールが、前記ハンドルを前記バルブ本体の方に押圧し、前記ハンドルを前記バルブ本体から引き離すことによって、前記開位置と前記閉位置との間で作動するように構成される、請求項7に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項9】
前記バルブ本体が、軸線を有する略円筒形状を呈し、前記バルブプレートが略平面形状を呈し、前記バルブプレートが、前記バルブ本体の前記略円筒形状の前記軸線の方向に沿って、またはそれにほぼ垂直な方向に沿って移動することによって、前記開位置と前記閉位置との間を移動する、請求項7に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項10】
前記封止バルブが、前記フィルタハウジングを回転させることによって前記開位置と前記閉位置との間で作動するように構成され、前記封止バルブが、バルブ本体と、前記バルブ本体内に配置されたバルブプレートとを備え、前記バルブプレートが、前記バルブ本体に対して前記フィルタハウジングとともに回転するように前記フィルタハウジングに回転自在に連結される、請求項1~9のいずれか一項に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項11】
前記封止バルブが、前記バルブ本体と、前記バルブ本体内に配置された前記バルブプレートとを備え、前記バルブプレートが前記フィルタハウジングに回転自在に連結され、前記バルブプレートが前記バルブ本体内で回転自在であるように構成される、請求項10に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項12】
前記バルブプレートが、第1の貫通孔と第2の貫通孔とを備え、
前記開位置では、前記第1の貫通孔が、前記液体が前記入口通路を通って流れるのを可能にする前記入口通路の開口部と位置合わせされ、前記第2の貫通孔が、前記液体が前記出口通路を通って流れるのを可能にする前記出口通路の開口部と位置合わせされ、
前記閉位置では、前記バルブプレートの第1の部分が前記入口通路をブロックし、前記バルブプレートの第2の部分が前記出口通路にわたって延在してそれをブロックし、前記第1の貫通孔および前記第2の貫通孔が、それぞれ前記入口通路の前記開口部および前記出口通路の前記開口部に対して回転位置にある、
請求項10に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項13】
着脱自在なフィルタカートリッジ用の封止バルブであって、前記封止バルブが、
フィルタヘッドに着脱自在に連結されるように構成された第1の端部と、
フィルタハウジングに連結されることで前記着脱自在なフィルタカートリッジを形成するように構成された第2の端部であって、前記フィルタハウジングが、フィルタを収容する内容積を有し、前記封止バルブが、前記封止バルブの摺動および前記フィルタハウジングの回転のうち一方によって開位置と閉位置との間で作動するように構成される、第2の端部と
を備え、
前記開位置が、流体を前記フィルタヘッドから前記フィルタハウジングに導き、その後に前記フィルタハウジングから前記フィルタヘッドに戻すように構成され、
前記閉位置が前記フィルタハウジングの前記内容積を封止するように構成され、前記封止バルブが、前記封止バルブが前記フィルタヘッドに着脱自在に連結されている間は前記開位置から前記閉位置に作動し、前記着脱自在なフィルタカートリッジが連結解除されたままの間はシールを維持するように構成される、
封止バルブ。
【請求項14】
前記封止バルブが、前記封止バルブを摺動させることによって前記開位置と前記閉位置との間で作動するように構成され、前記封止バルブが、前記フィルタハウジングに連結されたバルブ本体と、前記開位置と前記閉位置との間で前記封止バルブを作動させるために前記バルブ本体内で摺動可能なバルブ本体とを備える、請求項13に記載の封止バルブ。
【請求項15】
前記封止バルブが、前記フィルタハウジングを回転させることによって前記開位置と前記閉位置との間で作動するように構成され、前記封止バルブが、バルブ本体と、前記バルブ本体内に配置されたバルブプレートとを備え、前記バルブプレートが、前記バルブ本体に対して前記フィルタハウジングとともに回転するように前記フィルタ本体に回転自在に連結される、請求項13または14に記載の封止バルブ。
【請求項16】
フィルタを収容する内容積を有するフィルタハウジングを後付けする方法であって、前記方法が、
前記フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すことであって、前記フィルタハウジングの開放端を前記フィルタヘッドから連結解除することを含む、前記フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すことと、
封止バルブの第1の端部を前記フィルタハウジングの前記開放端に連結することで着脱自在なフィルタカートリッジを形成することと、
前記着脱自在なフィルタカートリッジを前記フィルタヘッドに着脱自在に連結することであって、前記封止バルブの第2の端部を前記フィルタヘッドに着脱自在に連結することを含んでおり、前記封止バルブが開位置と閉位置との間で作動するように構成される、前記着脱自在なフィルタカートリッジを前記フィルタヘッドに着脱自在に連結することと
を含み、
前記開位置が、流体を前記フィルタヘッドから前記フィルタハウジングに導き、その後に前記フィルタハウジングから前記フィルタヘッドに戻すように構成され、
前記閉位置が前記フィルタハウジングの前記内容積を封止するように構成され、前記封止バルブが、前記封止バルブが前記フィルタヘッドに着脱自在に連結されている間は前記開位置から前記閉位置に作動し、前記着脱自在なフィルタカートリッジが連結解除されたままの間はシールを維持するように構成される、
方法。
【請求項17】
前記封止部材が、バルブ本体内で摺動可能なバルブプレートを備え、前記方法が、
前記封止バルブを前記開位置と前記閉位置との間で作動させることであって、前記バルブプレートを前記バルブ本体に摺動させることを含む、前記封止バルブを前記開位置と前記閉位置との間で作動させること
をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記封止部材が、バルブ本体内に配置されたバルブゲートを備え、前記バルブゲートが前記フィルタハウジングに回転自在に連結され、前記方法が、
前記封止バルブを前記開位置と前記閉位置との間で作動させることであって、前記フィルタハウジングを前記封止バルブから部分的に連結解除すること、および前記フィルタハウジングを回転させて前記バルブゲートを前記バルブ本体に対して回転させることを含む、前記封止バルブを前記開位置と前記閉位置との間で作動させること
をさらに含む、請求項16または17に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概してフィルタアセンブリに関する。より具体的に、本開示は、フィルタアセンブリ内の着脱自在なフィルタカートリッジに関する。
【背景技術】
【0002】
フィルタは、半導体製造において流体から夾雑物を除去するために利用することができる。フィルタヘッドは、流体(例えば、液体、水など)を着脱自在なフィルタに通すことができる。フィルタは、液体がフィルタを通過するときに、例えば固体などの封入物を除去するように構成することができる。具体的に、フィルタは、液体がフィルタを通過するときに固形封入物を液体から除去するのに使用することができる。フィルタは、捕捉された封入物(例えば、固体)により時間とともに飽和状態となり、後に交換される。従来、フィルタのハウジングは、廃液された後に取り外され、新しいフィルタと交換される。
【発明の概要】
【0003】
一実施形態では、着脱自在なフィルタカートリッジは、液体を濾過するように構成されたフィルタを収容する内容積を有するフィルタハウジングと、封止バルブとを備える。封止バルブは、フィルタハウジングの開放端に連結された第1の端部と、着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに着脱自在に連結するように構成された第2の端部とを備える。封止バルブは、封止バルブの摺動およびフィルタハウジングの回転のうち一方によって開位置と閉位置との間で作動するように構成される。開位置では、封止バルブは、液体がフィルタハウジングの内容積に流入し、そこから流出するのを可能にする。閉位置では、封止バルブはフィルタハウジングの内容積を封止する。封止バルブは、封止バルブがフィルタヘッドに着脱自在に連結されている間は開位置から閉位置に作動するように、かつ、着脱自在なフィルタカートリッジが連結解除されたままの間はシールを維持するように構成される。
【0004】
一実施形態では、着脱自在なフィルタカートリッジ用の封止バルブは、第1の端部と第2の端部とを備える。第1の端部は、フィルタヘッドに着脱自在に連結されるように構成される。第2の端部は、封止バルブをフィルタハウジングに連結することで着脱自在なフィルタカートリッジを形成するように構成される。封止バルブは、封止バルブの摺動およびフィルタハウジングの回転のうち一方によって開位置と閉位置との間で作動するように構成される。閉位置では、封止バルブはフィルタハウジングの内容積を封止する。封止バルブは、封止バルブがフィルタヘッドに着脱自在に連結されている間は開位置から閉位置に作動するように、かつ、着脱自在なフィルタカートリッジが連結解除されたままの間はシールを維持するように構成される。
【0005】
一実施形態では、フィルタハウジングを後付けする方法は、フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すことを含む。フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すことは、フィルタハウジングの開放端をフィルタヘッドから連結解除することを含む。本方法はまた、封止バルブの第1の端部をフィルタハウジングの開放端に連結することで着脱自在なフィルタカートリッジを形成すること、および、着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに着脱自在に連結することであって、封止バルブの第2の端部をフィルタヘッドに着脱自在に連結することを含む、着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに連結することを含む。封止バルブは、封止バルブの摺動およびフィルタハウジングの回転のうち一方によって開位置と閉位置との間で作動するように構成される。閉位置では、封止バルブはフィルタハウジングの内容積を封止する。封止バルブは、封止バルブが着脱自在である間は開位置から閉位置に作動するように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】フィルタアセンブリの一実施形態の正面斜視図である。
図2】一実施形態による、図1のフィルタアセンブリの分解図である。
図3】一実施形態による、図1のフィルタアセンブリの平面図である。
図4A】一実施形態による、開位置にある図2のフィルタアセンブリの封止バルブの断面図である。
図4B】一実施形態による、閉位置にある図4Aの封止バルブの断面図である。
図5】一実施形態による、フィルタアセンブリの封止バルブのバルブプレートの分解図である。
図6】一実施形態による、開位置にある図3の線VI-VIに沿ったフィルタアセンブリの断面図である。
図7】一実施形態による、閉位置にある図6のフィルタアセンブリの断面図である。
図8】フィルタアセンブリの別の実施形態の正面斜視図である。
図9】一実施形態による、図8のフィルタアセンブリの分解図である。
図10】一実施形態による、図8のフィルタアセンブリの封止バルブの分解図である。
図11】一実施形態による、開位置にある図8のフィルタアセンブリの断面図である。
図12】一実施形態による、閉位置にある図8のフィルタアセンブリの断面図である。
図13】フィルタハウジングを後付けする方法のブロックフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
同様の番号は、同様の特徴を表す。
【0008】
図1図2は、フィルタアセンブリ1の一実施形態を示す。図1は、フィルタアセンブリ1の正面斜視図である。フィルタアセンブリ1は、流体入口2と流体出口4とを備える。濾過対象の流体は、流体入口2に供給され、フィルタアセンブリ1により濾過され、その後濾過された流体はフィルタアセンブリ1の流体出口4から外に導かれる。フィルタアセンブリ1は、流体が通過するときに固体を流体から取り除く。一実施形態では、流体は、液体、または大部分が液体である。例えば、液体は、水(例えば、脱イオン水)、HCl、HNO、イソプロピルアルコールなどであってもよい。一実施形態では、流体は水である。フィルタアセンブリ1は、フィルタヘッド90に連結される着脱自在なフィルタカートリッジ10を備える。取り除かれた固体は、フィルタカートリッジ10内に残る。フィルタヘッド90は、フィルタアセンブリ1の流体入口2と流体出口4とを備える。
【0009】
着脱自在なフィルタカートリッジ10は、フィルタヘッド90から取り外されるように構成される。例えば、着脱自在なフィルタカートリッジ10は、交換時期になると取り外される。着脱自在なフィルタカートリッジ10は、所定量の濾過を行った後が交換時期とされてもよい。例えば、着脱自在なフィルタカートリッジ10が所定量の流体を濾過した後、その流体から所定量の材料を濾過した後、所定量の時間にわたり使用された後、濾過された材料の特定の飽和に達した後などである。
【0010】
着脱自在なフィルタカートリッジ10は、フィルタハウジング20と封止バルブ40とを備える。封止バルブ40は、フィルタハウジング20に連結されることで着脱自在なフィルタカートリッジ10を形成する。封止バルブ40は、着脱自在なフィルタカートリッジ10をフィルタヘッド90に着脱自在に連結する。図1に示されるように、フィルタハウジング20は、封止バルブ40によってフィルタヘッド90に着脱自在に連結される。
【0011】
図2は、着脱自在なフィルタカートリッジ10の分解図である。図2は、互いに連結解除されている場合のフィルタハウジング20、封止バルブ40、およびフィルタヘッド90を示す。図示された実施形態では、封止バルブ40は、フィルタヘッド90から螺合解除されることによってフィルタヘッド90から連結解除され、フィルタハウジング20は、フィルタヘッド90から螺合解除されることによって封止バルブ40から連結解除される。
【0012】
図3は、フィルタアセンブリ1の平面図である。封止バルブ40は、開位置と閉位置とを有する。例えば、封止バルブ40は、手動によって開位置と閉位置との間を移動するように構成される。図4Aは、開位置にある封止バルブ40の垂直断面図である。図4Bは、閉位置にある封止バルブ40の垂直断面図である。例えば、図4Aおよび図4Bの垂直断面図は、図3の線IV-IVによって示される断面に沿っている。封止バルブ40は、バルブ本体42と、バルブ本体42内を摺動可能なバルブプレート70とを備える。封止バルブ40は、開位置と閉位置とを有する。開位置では、封止バルブ40は、流体が封止バルブ40を通って流れるのを可能にするように構成される。閉位置では、封止バルブ40は、封止バルブ40を通る流れをブロックするように構成される。
【0013】
封止バルブ40は、第1の端部46と、第1の端部46に対向する第2の端部48とを有する。例えば、バルブ本体42は、封止バルブ40の第1の端部46と第2の端部48とを備える。バルブ本体42は、バルブ本体42の側部52を通って延在する開口部50を備える。側部52は、封止バルブ40の第1の端部46と第2の端部48との間に延在する。バルブプレート70は、バルブ本体42の側部において開口部50に向かいその中を通って延在する。
【0014】
封止バルブ40は、バルブプレート70を摺動させることによって開位置と閉位置との間で作動するように構成される。具体的に、バルブプレート70は、バルブプレート70をバルブ本体42内で摺動させることによって開位置と閉位置との間で作動する。バルブプレート70は、バルブ本体42に対して摺動されることによって閉位置と開位置との間を移動する。例えば、バルブプレート70は、バルブプレート70の位置をバルブ本体42内で移動させる(例えば、バルブ本体42の開口部50内のバルブプレート70の位置を変更する)ことによって、閉位置と開位置との間で変更される。バルブ本体42は、軸線Aを有する略円筒形状を呈する。軸線Aは、円筒形状の垂直軸線である。バルブプレート70は、軸線Aに垂直な方向に沿って(例えば、方向Dに沿って)バルブプレート70を移動させることによって閉位置と開位置との間で作動する。例えば、方向Dに移動することによって閉状態から開状態に、反対方向Dに移動することによって開状態から閉状態に作動する。
【0015】
図示された実施形態では、バルブプレート70は、バルブプレート70がバルブ本体42から引き離されることによって開位置(図4A)から閉位置(図4B)に移動し、ハンドル54を押圧してバルブ本体42に近付けることによって閉位置から開位置に移動する。例えば、バルブ本体42内に配置されるバルブプレート70の長さを変更することで、バルブプレート70が開位置と閉位置との間で変更される。
【0016】
封止バルブ40は、バルブプレート70に固着されたハンドル54を備える。ハンドル54は、開位置(図4A)と閉位置(図4B)との間でバルブプレート70を摺動させるために使用される。人間の操作者(例えば、技術者など)は、ハンドル54を押し引きすることで封止バルブ40を開位置と閉位置との間で移動させることができる。ハンドル54は、一方ではバルブプレート70を開位置から閉位置に移動させるために押圧されるか引っ張られ、他方ではバルブプレート70を閉位置から開位置に移動させるために押圧されるか引っ張られる。図示された実施形態では、ハンドル54は、バルブ本体42の方に押圧される(例えば、バルブ本体42に近付けられる)ことでバルブプレート70を閉位置から開位置に移動させ、かつ、バルブ本体42から引き離される(例えば、バルブ本体42から遠ざけられる)ことでバルブプレート70を開位置から閉位置に戻す。
【0017】
図5は、バルブプレート70の分解斜視図である。図5に示されるように、バルブプレート70は平面形状を呈する。バルブプレート70は、第1の側部72(例えば、上側側部)と第2の側部74(例えば、下側側部)とを有する。第2の側部74は、図5では全体的に隠れている(例えば、第2の側部74は図6に示される)。バルブプレート70は、開位置にあるとき、流体がバルブプレート70を通って流れるのを可能にするように構成された貫通孔76を備える。貫通孔76のそれぞれは、別々にバルブプレート70を通って第1の側部72から第2の側部74まで延在している。バルブプレート70内の貫通孔76は、少なくとも1つの入口貫通孔76A、76Cと、少なくとも1つの出口貫通孔76Bとを含む。図示された実施形態では、バルブプレート70は、2つの入口貫通孔76A、76Cと、1つの出口貫通孔76Bとを含む。バルブプレート70は、入口貫通孔である第1の貫通孔76Aと、出口貫通孔である第2の貫通孔76Bと、別の入口貫通孔である第3の貫通孔76Cとを備える。他の実施形態でのバルブプレート70は、フィルタハウジング20およびフィルタヘッド90の構成に基づき、異なる数の入口貫通孔76A、76C、および/または出口貫通孔76B(例えば、1つの入口貫通孔、2つの出口貫通孔など)を有してもよいことを理解されたい。
【0018】
図5に示されるように、バルブプレート70は、各貫通孔76に対して対応の一対のシール78、80を備えることができる。シール78、80は、バルブプレート70の第1の側部72に設けられた第1のシール78と、バルブプレート70の第2の側部74に設けられた第2のシール80とを備える。シール78、80は、それぞれ対応の側部72、74上で対応の貫通孔76を囲む。貫通孔76用のシール78、80は、開位置(例えば、図4Aおよび図6を参照)にあるときにバルブプレート70とバルブ本体40との間を封止するように構成される。第1のシール78は、開位置においてバルブプレート70の上側側部72に沿ってバルブプレート70とバルブ本体42との間を封止し、第2のシール80は、開位置においてバルブプレート70の下側側部74に沿ってバルブプレート70とバルブ本体42との間を封止する。
【0019】
図示された実施形態では、バルブプレート70は、各貫通孔76(例えば、図6および図7に示される)用に、第1の側部72に対応の第1のシール78と、第2の側部74に対応の第2のシール80とを備える。例えば、バルブプレート70は、第1の貫通孔76A用の第1のシール78Aと第2のシール80Aとの第1の対、第2の貫通孔76B用の第1のシール78Bと第2のシール80Bとの第2の対、および第3の貫通孔76C用の第1のシール78Cと第2のシール80Cとの第3の対を備える。
【0020】
バルブプレート70は、バルブプレート70が閉位置(図4Bに示される)にあるとき、バルブプレート70を通る流体の流れをブロックするように構成された部分82を備える。部分82は、バルブプレート70の中実部分であり、ブロック部分と称されることもある。バルブプレート70は、バルブプレート70の各貫通孔7に対応するブロック部分82を備えることができる。図5に示されるように、バルブプレート70は、第1の貫通孔72Aに対応する第1のブロック部分82Aと、第2の貫通孔72Bに対応する第2のブロック部分82Bと、第3の貫通孔72Cに対応する第3のブロック部分82Cとを備えることができる。
【0021】
図5に示されるように、バルブプレート70は、貫通孔76用のシール78、80と同様に、各ブロック部分82用にバルブプレート70上に対応の一対のシール79、81を備えることができる。ブロック部分82用のシール79、81は、閉位置にあるときにバルブ本体40とバルブプレート70との間を封止するように構成される。ブロック部分82用の第1のシール79は、閉位置においてバルブプレート70の上側側部72に沿ってバルブプレート70とバルブ本体42との間を封止し、ブロック部分82用の第2のシール81は、閉位置においてバルブプレート70の下側側部74に沿ってバルブプレート70とバルブ本体42との間を封止する。
【0022】
例えば、各ブロック部分82について、第1のシール79は、バルブプレート70の第1の側部72の上で対応のブロック部分82を取り囲み、第2のシール81は、バルブプレート70の第2の側部74の対応のブロック部分82を取り囲む。別の実施形態では、バルブプレート70は、貫通孔72について上記で論じられたのと同様に、異なる数のブロック部分82(例えば、2つのブロック部分)を備えてもよい。
【0023】
シール78、79、80、81は、バルブ本体42および/またはバルブプレート70のポリマーとは異なるエラストマーで作製することができ、バルブプレート70の対応の側部78、79、80、81に埋め込まれる(例えば、バルブプレート70の対応の溝に圧入される)。バルブプレート70および/またはバルブ本体42用のポリマーの例には、PFA、PTFE、変性PTFE、PP、およびPEが挙げられるが、これらに限定されない。例えば、図4Aおよび図4Bは、組み立てられたバルブプレート70に埋め込まれたシール78、79、80、81を示す。他の実施形態では、シール78、79、80、81は、それぞれバルブプレート70に形成された一体型の隆起部であってもよい。
【0024】
図6は、フィルタアセンブリ1の垂直断面図である。例えば、図6の垂直断面は、図3の線VI-VIに沿うことができる。例示目的のために、図6のフィルタヘッド90は、図1に示される位置から着脱自在なフィルタカートリッジ10に対して回転される(例えば、時計回りに90度回転される)。図6は、流体fがフィルタアセンブリ1を通過するのを可能にする開位置(例えば、図4Aに示されるもの)にある封止バルブ40を示す。
【0025】
フィルタハウジング20は、フィルタ24を収容する内容積22を備える。フィルタアセンブリ1を通る流体fの流れを図示するための破線が図6に示される。開位置では、フィルタヘッド90からの流体fは、封止バルブ40を通過してフィルタハウジング20に至り、フィルタハウジング20を通過し、その後、フィルタハウジング40から封止バルブ40を通過してフィルタヘッド90に戻ることが可能になる。封止バルブ40の開位置は、流体がフィルタハウジング20の内容積22に流入し、そこから流出するのを可能にするように構成される。フィルタ24は、流体fが着脱自在なフィルタカートリッジ10を通過するときにその流体を濾過する。流体fは、フィルタヘッド20に逆流する(その後、流体出口4を通って流出する)流体fが濾過された流体であるように、フィルタハウジング40を通過するときに濾過される。
【0026】
図示された実施形態に示されるように、フィルタハウジング20は、ボウル形状を呈してもよい。フィルタハウジング20は、開放端26と閉鎖端28とを有する。フィルタハウジング20の開放端26および閉鎖端28は、フィルタハウジング20の長さLの両端である。開放端26はまた、流体fが開放端26を通ってフィルタハウジング20を出入りするため、流体入口-出口と称されることもある。図6に示されるように、封止バルブ40の第1の端部46は、フィルタハウジング20に連結されるように構成される。封止バルブ46の第1の端部46は、フィルタハウジング20の開放端26に連結される。
【0027】
図示された実施形態では、封止バルブ40の第1の端部46は、封止バルブ40およびフィルタハウジング20上のねじ山によってフィルタハウジング20に連結される。例えば、フィルタハウジング20は、フィルタハウジング20の連結ナット30を封止バルブ40に螺合することによって、封止バルブ40に螺合されるように構成される。一実施形態では、封止バルブ40のねじ山(例えば、封止バルブ40の連結ナット56のねじ山)およびフィルタハウジング20のねじ山(例えば、連結ナット30のねじ山)は、同じ構造(例えば、ねじ山のサイズ、ねじ山の間隔など)を有する。他の実施形態での封止バルブ40は、ねじ山によって互いに螺合されるのとは異なる形でフィルタハウジング20に連結されてもよいことを理解されたい。別の実施形態では、封止バルブ40およびフィルタハウジング20は、例えば、限定されないがクランプ(例えば、トリカプラ(tri-coupler)などによる)または結合(例えば、フィルタハウジング20に対する封止バルブ40の熱結合など)によって連結されてもよい。
【0028】
封止バルブ40は、フィルタヘッド90に着脱自在に連結されるように構成される。封止バルブ40の第2の端部48は、フィルタヘッド90に着脱自在に連結される。図示された実施形態では、封止バルブ40は、着脱自在なフィルタカートリッジ10をフィルタヘッド90に着脱自在に連結するためにフィルタヘッド90上のねじ山に螺合されるねじ山を備える。図6に示されるように、封止バルブ40は、フィルタヘッド90のねじ山に螺合するねじ山を有する連結ナット56を備えることができる。他の実施形態での封止バルブ40は、ねじ山を介するものとは異なる形でフィルタヘッド90に着脱自在に連結するように構成されてもよいことを理解されたい。一実施形態では、封止バルブ40は、例えば、限定されないがカプラ(例えば、トリカプラなど)によってフィルタヘッド90に着脱自在に連結するように構成されてもよい。
【0029】
図6に示されるように、封止バルブ40は、周方向溝58と、バルブ本体42の周方向溝58内に配置されるスナップリング60とを備えることができる。周方向溝58は、封止バルブ40の外周に延在する。スナップリング60は、封止バルブ40がフィルタヘッド90に着脱自在に連結されたときに、封止バルブ40とフィルタヘッド90との間で圧縮されるように構成される。図示された実施形態では、スナップリング60は、連結ナット56がフィルタヘッド90に螺合されると、封止バルブ40の連結ナット56とフィルタヘッド90との間で圧縮される。
【0030】
フィルタハウジング20は、フィルタハウジング20の開放端26に設けられた第1の入口34A、第2の入口34B、および出口36を備える。例えば、第1の入口34A、第2の入口34B、および出口36は、開放端26からフィルタハウジング20内に延在する異なる管路である。図示された実施形態では、出口36は、第1の入口34Aと第2の入口34Bとの間に径方向に配置される。フィルタハウジング20は、流体fが入口34A、34Bを通ってフィルタハウジング20に浸入し、(例えば、フィルタ24を通過してそれによって濾過された後に)出口36を通ってフィルタハウジング20から出るように構成される。一実施形態でのフィルタハウジング20は、3つとは異なる数の入口および/または出口を有してもよいことを理解されたい。一部の実施形態では、フィルタハウジング20は、1つまたは複数の入口34A、34B、および1つまたは複数の出口36を備えてもよい。一実施形態では、フィルタハウジング20は、1つの入口34Aと1つの出口34Aとを備えてもよい。別の実施形態では、フィルタハウジング20は、2つ以上の入口34A、34B、および/または2つ以上の出口36を備えてもよい。
【0031】
バルブ本体42は、フィルタハウジング20の開放端26に入口34A、34B、および出口36用の管路62を備える。管路62のそれぞれは、バルブ本体42を通って延在する。図6に示されるように、バルブ本体42内の管路62は、それぞれが別々にバルブ本体42を通って延在する第1の管路62A、第2の管路62C、および第3の管路62Bを備える。管路62のそれぞれは、バルブ本体42を通って第1の端部46から第2の端部48まで延在する。バルブ本体42内の管路62は、少なくとも1つの入口管路62A、62Cと、少なくとも出口管路62Bとを備える。入口管路62A、62Cは、それぞれフィルタヘッド90の流体入口2(例えば、流体入口2から延在するフィルタヘッド90内の管路)を、フィルタハウジング20の入口34A、34Bに接続する。出口管路62Bは、フィルタハウジング20の出口36(例えば、流体出口4から延在するフィルタヘッド90内の管路)を、フィルタヘッド90の流体出口4に接続する。
【0032】
図6に破線で示されるように、入口管路62A、62Cは、フィルタヘッド90の流体入口2をフィルタハウジング20の第1の入口34Aおよび第2の入口34Bに流体接続し、出口管路62Cは、フィルタハウジング20の出口36をフィルタヘッド90の流体出口4に流体接続する。例えば、第1の管路62Aおよび第3の管路62Cは、フィルタヘッド90の流体入口2の管路から供給された流体fをフィルタハウジング20の入口34A、34Bに導く。例えば、第2の管路62Bは、濾過された流体fを出口36から流体出口4用のフィルタヘッド90内の管路に導く。
【0033】
封止バルブ40は、開位置(例えば、図4Aおよび図6に示されるもの)にあるとき、バルブプレート70の貫通孔76が管路68と位置合わせされるよう、バルブプレート70がバルブ本体42内に配置されるように構成される。貫通孔76は、貫通孔76がその対応の管路62A、62B、62C内に配置されるときに「位置合わせ」される。対応の管路68と位置合わせされると、流体は上記貫通孔76を通過することによって上記管路68を通って流れることができる。図6に示されるように、開位置にあるとき、バルブプレート70の第1の貫通孔76Aは第1の管路62Aと位置合わせされ、バルブプレート70の第2の貫通孔76Bは第2の管路62Bと位置合わせされ、第3の貫通孔76Cは第2の管路62Cと位置合わせされる。
【0034】
他の実施形態でのフィルタハウジング20は、その開放端26に3つとは異なる数の入口34A、34B、および出口36(例えば、1つの入口、2つより多くの入口、複数の出口など)を有してもよいことを理解されたい。そのような実施形態では、封止バルブ40は、3つとは異なる数の管路62A、62B、62C(例えば、フィルタハウジング20の入口および出口と同じ数の対応する管路、管路のうち2つなど)を有してもよい。
【0035】
図7は、封止バルブ40が閉位置(例えば、図4Bに示されるもの)にあるフィルタアセンブリ1の垂直断面図である。図7は、封止バルブ40が閉位置に移動することを除き図6と同様の図である。閉位置にある封止バルブ40は、流体fがフィルタアセンブリ1を通って流れるのをブロックするように構成される。図7に示されるように、閉位置にある封止バルブ40は、流体がフィルタハウジング20とフィルタヘッド90との間で封止バルブ40を通過するのをブロックする(例えば、流体がフィルタヘッド90からフィルタハウジング20に流れるのをブロックし、流体がフィルタハウジング20からフィルタヘッド90に流れるのをブロックする)。着脱自在なフィルタカートリッジ10は、フィルタヘッド90に常に着脱自在に連結させながら封止バルブ40を閉位置に作動させるように構成される。バルブシール40が閉位置に変更されると(例えば、バルブプレート70が閉位置に摺動/移動する)、閉位置にあるバルブシール40は、フィルタハウジング20の内容積22を封止する。閉鎖されたバルブシール40は、フィルタハウジング20の開放端26を出入りする流体の流れをブロックし、フィルタハウジング20の開放端26を封止する。
【0036】
バルブプレート70は、閉位置では管路62のそれぞれをブロックする。バルブプレート70を閉位置に摺動させると、バルブプレート70内の貫通孔76は対応の管路62と位置合わせされなくなる。バルブプレート70を閉位置に摺動させると、バルブプレート70のブロック部分82が管路62内に配置されるように移動する。管路62のそれぞれは、バルブプレート70のブロック部分82によってブロックされる。例えば、各ブロック部分82は、管路62のうち対応の管路にわたって延在する。図7に示されるように、バルブプレート70の第1のブロック部分82Aは第1の管路62Aにわたって延在してそれをブロックし、バルブプレート70の第2のブロック部分82Bは第2の管路62Bにわたって延在してそれをブロックし、プレート70の第3のブロック部分82Cは第3の管路62Cにわたって延在してそれをブロックする。
【0037】
着脱自在なフィルタカートリッジ10がフィルタヘッド90から連結解除されると(例えば、連結されたフィルタハウジング20および封止バルブ40が、フィルタヘッド90から連結解除/螺合解除される)、封止バルブ40は、内容積22の封止を維持するように構成される。封止バルブ40は、カートリッジがフィルタヘッドから連結解除されたままで、フィルタハウジング20の封止を維持するように構成される。具体的に、封止バルブ40の閉鎖は、内容積22内の液体のすべてが着脱自在なフィルタカートリッジ10内に捕捉されるようにフィルタハウジング20を封止する。これは、液体を排出する必要なく、着脱自在なフィルタカートリッジ10をより速やかに取り外すことができるという点で、従来の構成よりも有利である。
【0038】
図8図9は、フィルタアセンブリ101の別の実施形態を示す。図8は、フィルタアセンブリ101の側面斜視図である。図9は、フィルタアセンブリ101の分解図である。フィルタアセンブリ101は、フィルタヘッド190に連結されるとともにフィルタハウジング120および封止バルブ140を備えた、着脱自在なフィルタカートリッジ110を備える。フィルタアセンブリ101は、封止バルブ140を除いて全体的に図1図8のフィルタアセンブリ1と同様の構成を呈する。例えば、フィルタヘッド90は、フィルタアセンブリ101の流体入口102と流体出口(図7および図9では隠れている)とを備え、かつ、着脱自在なフィルタカートリッジ110を通して流体を供給するように構成され、着脱自在なフィルタカートリッジ110は、図1の着脱自在なフィルタカートリッジ1と同様に通過する流体を濾過する。例えば、封止バルブ140は、フィルタハウジング120に連結される第1の端部146と、フィルタヘッド90に着脱自在に連結される第2の端部148とを有する。フィルタアセンブリ101は、別段の説明のない限り、図1図8のフィルタアセンブリ1と同様の特徴を有することができる。
【0039】
フィルタハウジング120およびフィルタヘッド190は、図1図8のフィルタアセンブリ1のフィルタヘッド90およびフィルタハウジング20と同様の構成を呈する。フィルタハウジング120および/またはフィルタヘッド190は、図1図8のフィルタハウジング20およびフィルタヘッド90について説明したのと同様に、他の実施形態では異なり得ることを理解されたい。
【0040】
図10は、封止バルブ140の分解図である。封止バルブ140は、開位置と閉位置とを有する。開位置では、封止バルブ140は、流体が封止バルブ140を通って流れるのを可能にするように構成される。閉位置では、封止バルブ140は、封止バルブ140を通る流れをブロックするように構成される。封止バルブ140は、第1の端部146と、第1の端部146に対向する第2の端部148とを有する。例えば、バルブ本体142は、封止バルブ140の第1の端部146と第2の端部148とを備える。
【0041】
封止バルブ140は、図1図8において封止バルブ40およびフィルタヘッド90について論じられるのと同様に、フィルタヘッド190に着脱自在に連結されるように構成される。図示された実施形態では、封止バルブ140の第2の端部148は、封止バルブ140の連結ナット156を介してフィルタヘッド190に着脱自在に連結される。封止バルブ140は、封止バルブ140をフィルタヘッド190に連結するための連結ナット156およびスナップリング160(図10に示される)を備えることができる。例えば、連結ナット156のねじ山は、フィルタヘッド190のねじ山に螺合される。一実施形態では、封止バルブ140は、例えば、限定されないがカプラ(例えば、トリカプラなど)によってフィルタヘッド190に着脱自在に連結するように構成されてもよい。
【0042】
封止バルブ140は、バルブ本体142とバルブゲート170とを備える。バルブゲート170はバルブ本体142内に配置され、バルブ本体142内で回転自在である。封止バルブ140は、バルブゲート170を回転させることによって開位置と閉位置との間で作動するように構成される。具体的に、封止バルブ140は、バルブゲート170をバルブ本体142内で回転させることによって開位置と閉位置との間で作動する。バルブゲート170は、バルブ本体142に対して回転されることによって閉位置と開位置との間を移動する。例えば、封止バルブは、バルブゲート170をバルブ本体142内で回転させることによって閉位置と開位置との間で変更される。
【0043】
図示された実施形態では、バルブゲート170は、90度回転させることによって開状態と閉状態との間で作動する。例えば、バルブゲート170は、バルブゲート170がバルブ本体42に対して90度回転されることによって開位置から閉位置に移動し、バルブゲート170をさらに90度(例えば、その開始閉位置から180度)または反対方向に90度回転させる(例えば、バルブゲート170をその開始閉位置に戻す)ことによって閉位置から開位置に移動する。一実施形態では、バルブゲート170は、開位置と閉位置との間を移動するために少なくとも45度回転するように構成されてもよい。バルブゲート170は、下記に論じられるようにフィルタハウジング120によって回転するように構成される。フィルタハウジング120は、手動で封止バルブ140を開位置と閉位置との間で作動させるために手動で回転するように構成される。
【0044】
図示された実施形態では、バルブゲート170は、第1の側部172(例えば、上側側部)と、第1の側部172に対向する第2の側部174(例えば、下側側部)とを備える。第2の側部174は、図10では全体的に隠れている(例えば、第2の側部174は図11に示される)。バルブゲート170は、バルブゲート170の第2の側部174に配置されたバルブプレート178を備える。例えば、バルブプレート178は、バルブゲート170の底面を設ける。図示された実施形態では、バルブゲート170はバルブシリンダ180を備え、バルブプレート178はバルブシリンダ180の底部に固着されることでバルブゲート170を形成する。一実施形態では、バルブプレート178はエラストマー製である。別の実施形態では、バルブプレート178およびバルブシリンダ180は、単一の一体部品として形成されてもよい。
【0045】
バルブプレート178には、バルブプレート178を通って延在する貫通孔176を備える。図10に示されるように、貫通孔176は、同じ垂直面に沿って設けられる。貫通孔176は、バルブプレート178において互いに離間している。貫通孔176は、入口貫通孔176Aと出口貫通孔176Bとを含む。バルブプレート178は、バルブゲート170が閉位置(図12に示される)にあるとき、バルブゲート170を通る流体の流れをブロックするように構成されたブロック部分182を備える。部分182は、バルブゲート170の中実部分であり、ブロック部分と称されることもある。バルブゲート170は、バルブプレート170の各貫通孔176に対応するブロック部分182を備える。貫通孔176およびブロック部分182については、以下でより詳細に論じる。
【0046】
バルブゲート170の底部174は、図5のバルブプレート70と同様に、貫通孔176および/またはブロック部分182のそれぞれの周りにシールを備えてもよい。シールは、バルブゲート170の底部に埋め込まれてもよく、またはバルブゲート170と一体であってもよい。例えばシールは、(例えば、図11および図12に示されるように)バルブプレート178と一体であってもよい。
【0047】
図示された実施形態では、バルブゲート170は、バルブゲート170をフィルタハウジング120に回転自在に接続するためのキースロット184を備える。キースロット184は、フィルタハウジング120に加えられた回転がバルブ本体142内のゲートバルブ170も回転させる(例えば、ゲートバルブ170がフィルタハウジング120の任意の回転とともに回転する)ように、バルブゲート170とフィルタハウジング120とを回転自在に接続するのに使用される。バルブゲート170とフィルタハウジング120との回転自在な接続については、以下でより詳細に論じる。
【0048】
図11は、フィルタアセンブリ101の垂直断面図である。例えば、図11の垂直断面は、図7および図8と同様の垂直面に沿っている。図11は、流体fがフィルタアセンブリ101を通過するのを可能にする開位置にある封止バルブ140を示す。
【0049】
フィルタハウジング120は、全体的に図7のフィルタアセンブリ1のフィルタハウジング120と同じ構成を呈する。封止バルブ140が開くと、流体は入口134Aからフィルタハウジング120の内容積122内に配置されたフィルタ124を通って流れ、その後、濾過された流体は出口136を通ってフィルタハウジング120から流出する。例えばフィルタハウジング120は、フィルタハウジング120の開放端126に設けられた第1の入口134A、第2の入口134B、および出口136を備える。一実施形態では、フィルタハウジング120は、フィルタハウジング20について論じられたのと同様に改変されてもよい。例えば一部の実施形態では、フィルタハウジング20は、1つまたは複数の入口34A、34B、および1つまたは複数の出口36を備えてもよい。
【0050】
バルブ本体142は、フィルタハウジング120の開放端126に入口134A、134B、および出口136用の管路162を備える。管路162のそれぞれは、バルブ本体142を通って延在する。開位置では、管路162はまた、それぞれ図11に示されるようにバルブゲート170を通って延在する。図11に示されるように、バルブ本体内の管路162は、一対の入口管路162Aと一対の出口管路162Bとを備える。管路162のそれぞれは、封止バルブ140の第2の端部148内に配置された開口部163を有する。例えば、入口管路162Aはそれぞれ対応の入口開口部163Aを備え、出口管路162Bはそれぞれ対応の出口開口部163Bを備える。流体は、入口開口部163Aを通って入口管路162Aに浸入し(例えば、バルブヘッド190から封止バルブ140に浸入する)、濾過された流体は、出口開口部163Aを通って出口管路162Bを出る(例えば、封止バルブ140を出てバルブヘッド190に向かう)。他の実施形態では異なる数の開口部163が存在してもよいことを理解されたい。例えば、開口部163の数は、封止バルブ140の特定の実施形態に設けられた管路162の数に対応し得る。
【0051】
図11に示されるように、バルブ本体42内の管路162は、それぞれが別々にバルブ本体42の底部端部148を通って延在する2つの入口管路162Aと2つの出口管路162Bとを備える。バルブ本体142内の管路162は、少なくとも1つの入口管路162Aと少なくとも出口管路162Bとを備える。開位置では、入口管路162Aは、それぞれフィルタヘッド190の流体入口102(例えば、流体入口2から延在するフィルタヘッド90内の管路)をフィルタハウジング120の入口134A、134Bに接続する。出口管路162Bは、フィルタハウジング20の出口136をフィルタヘッド90の流体出口104(例えば、流体出口104から延在するフィルタヘッド90内の管路)に接続する。
【0052】
図11に破線で示されるように、入口管路162Bは、フィルタヘッド190の流体入口102をフィルタハウジング20の第1の入口134Aおよび第2の入口134Bに流体接続し、出口管路162Bは、フィルタハウジング120の出口136をフィルタヘッド190の流体出口104に流体接続する。例えば、第1および第2の入口管路162Aは、フィルタヘッド190の流体入口102の管路から供給された流体fをフィルタハウジング120の入口134Aに導く。例えば、第1および第2の出口管路162は、濾過された流体fを出口136から流体出口104用のフィルタヘッド190内の管路に導く。
【0053】
封止バルブ140は、開位置(例えば、図11に示されるもの)にあるとき、バルブゲート170の貫通孔176が管路168と位置合わせされるよう、バルブゲート170がバルブ本体142内に回転自在に配置されるように構成される。具体的に、開位置にあるバルブゲート170では、その貫通孔176のそれぞれが管路162の開口部163のうち対応の開口部と位置合わせされる位置まで回転される。貫通孔176は、貫通孔176がその対応の管路162内に配置されるときに「位置合わせ」される。例えば、開放時にバルブゲート170のバルブプレート178内の各貫通孔176は、その対応の管路162のバルブ本体142内の開口部163のうち対応の開口部と位置合わせされる。貫通孔167およびその対応の開口部163は、封止バルブ1の軸方向(例えば、方向D)に重なることによって位置合わせされる。この位置合わせにより、作動流体は貫通孔167とその対応の開口部163との間を流れることが可能になる。
【0054】
対応の管路168と位置合わせされると、流体は上記貫通孔176を通過することによって上記管路168を通って流れることができる。図11に示されるように、開位置にあるとき、バルブプレート178の第1の入口貫通孔176Aは第1の入口管路162Aと位置合わせされ、バルブプレート178の第2の入口貫通孔176Aは第2の入口管路162Aと位置合わせされ、第1の出口貫通孔176Bは第1の出口管路162Bと位置合わせされ、第2の出口貫通孔162Bは第2の出口管路162Bと位置合わせされる。
【0055】
他の実施形態でのフィルタハウジング120は、その開放端126に4つとは異なる数の入口134A、134B、および出口136(例えば、1つの入口、2つより多くの入口、1つの出口、2つより多くの出口など)を有してもよいことを理解されたい。そのような実施形態では、封止バルブ140は、4つとは異なる数の管路162A、162B(例えば、フィルタハウジング120の入口および出口と同じ数の対応する管路、管路のうち2つなど)を有してもよい。
【0056】
図12は、封止バルブ140が閉位置にあるフィルタアセンブリ101の垂直断面図である。フィルタハウジング120は、フィルタハウジング120のバルブゲート170に回転自在に接続される。図12は、封止バルブ140が閉位置に移動することを除き図11と同様の図である。封止バルブ140は、バルブゲート170をバルブ本体142内で回転させることによって開位置から閉位置に移動する。
【0057】
図示された実施形態では、ハウジング120は、バルブゲート170のキースロット184内に配置された突起部129を有する。突起部129は、フィルタハウジング120の回転がバルブゲート170を回転させるように、バルブゲート170とフィルタハウジング120とを回転自在に接続する。フィルタハウジング120およびバルブゲート170は、組み立てられたフィルタカートリッジ110内で常に一体的に回転するように構成される。封止バルブ140は、フィルタハウジング120を回転させることによって、開位置(例えば、図11に示される)と閉位置(例えば、図12に示される)との間で作動するように構成される。
【0058】
図示された実施形態では、連結ナット130は、フィルタハウジング120を封止バルブ140に連結する。封止バルブ140は、連結ナット130を部分的に螺合解除し(例えば、フィルタハウジング120と封止バルブ140とを部分的に連結解除する)、フィルタハウジング120を回転させ、次いで連結ナット130を螺合する(例えば、フィルタハウジング120と封止バルブ140とを再び完全に連結する)ことによって、開位置から閉位置に移動する。連結ナット130は、フィルタハウジング120が封止バルブ140のバルブ本体142に対して回転するのを可能にするほどにしか螺合解除されない。連結ナット130は、フィルタハウジング120と封止バルブ140との間のシールを維持するために、封止バルブ140に十分に螺合されたままである。
【0059】
閉位置にある封止バルブ140は、流体fがフィルタアセンブリ101を通って流れるのをブロックするように構成される。図12に示されるように、閉位置にある封止バルブ140は、流体がフィルタハウジング120とフィルタヘッド190との間で封止バルブ140を通過するのをブロックする(例えば、流体がフィルタヘッド190からフィルタハウジング20に流れるのをブロックし、流体がフィルタハウジング120からフィルタヘッド190に流れるのをブロックする)。着脱自在なフィルタカートリッジ110は、フィルタヘッド190に常に着脱自在に連結させながら封止バルブ140を閉位置に作動させるように構成される。バルブシール140が閉位置に変更されると(例えば、バルブゲート170が閉位置に回転/移動する)、閉位置にあるバルブシール140は、フィルタハウジング120の内容積122を封止する。閉鎖されたバルブシール140は、フィルタハウジング120の開放端126を出入りする流体の流れをブロックし、フィルタハウジング120の開放端126を封止する。
【0060】
バルブゲート170は、閉位置では管路162のそれぞれをブロックする。具体的に、閉位置にあるバルブゲート170は、バルブ本体142内の管路162の開口部163をブロックする。バルブゲート170を閉位置に回転させると、バルブゲート170内の貫通孔176は対応の管路162と位置合わせされなくなる。例えば、貫通孔176は、それぞれ対応の通路162の開口部163に対して回転位置にある。バルブゲート170を閉位置に回転させると、バルブゲート170のブロック部分182が管路162内に配置されるように移動する。具体的に、バルブゲート170の回転により、バルブゲート170のブロック部分182は、開口部163の上方に配置されるように移動する。ブロック部分182は、バルブ本体142の内部に沿って開口部163の上方に配置される。
【0061】
管路162のそれぞれは、バルブゲート170のブロック部分82によってブロックされる。例えば、各ブロック部分182は、管路162のうち対応の管路にわたって延在する。図12に示されるように、バルブゲート170の第1のブロック部分182は、第1の入口管路162Aにわたって延在してそれをブロックし、バルブプレート70の第2のブロック部分182は、第2の入口管路162Aにわたって延在してそれをブロックし、バルブゲート170の第3のブロック部分182は、第1の出口管路162Bにわたって延在してそれをブロックし、バルブゲート170の第4のブロック部分182は、第2の出口管路162Bにわたって延在してそれをブロックする。
【0062】
着脱自在なフィルタカートリッジ110がフィルタヘッド180から連結解除されると(例えば、連結されたフィルタハウジング120および封止バルブ140が、フィルタヘッド90から連結解除/螺合解除される)、封止バルブ140は、内容積122の封止を維持するように構成される。封止バルブ140は、カートリッジがフィルタヘッドから連結解除されたままで、フィルタハウジング120の封止を維持するように構成される。具体的に、封止バルブ140の閉鎖は、内容積122内の液体のすべてが着脱自在なフィルタカートリッジ110内に捕捉されるようにフィルタハウジング120を封止する。これは、液体を排出する必要なく、着脱自在なフィルタカートリッジ110をより速やかに取り外すことができるという点で、従来の構成よりも有利である。
【0063】
図13は、フィルタハウジング(例えば、図2のフィルタハウジング20、図8のフィルタハウジング120)を後付けする方法1000のブロックフロー図を示す。フィルタハウジングは、フィルタ(例えば、フィルタ24、フィルタ124)を収容する内容積(例えば、内容積22、内容積122)を有する。例えば、方法1000は、本来はフィルタヘッド(例えば、フィルタヘッダ90、フィルタヘッド180)に直接着脱自在に連結されるように意図されていたフィルタハウジング(例えば、フィルタハウジング120)を後付けするためのものであってもよい。本方法は、1010において開始する。
【0064】
1010において、フィルタハウジングはフィルタヘッドから連結解除される。フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すこと1010は、フィルタハウジングの開放端(例えば、開放端26、開放端126)をフィルタヘッドから連結解除することを含む。一実施形態では、1010におけるフィルタハウジングをフィルタヘッドから連結解除することは、フィルタハウジングをフィルタヘッドから螺合解除すること1012を含んでもよい。例えば、フィルタハウジングをフィルタヘッドから螺合解除することは、フィルタハウジングの連結ナット(例えば、連結ナット30、連結ナット130)をフィルタヘッドから螺合解除することを含み得る。その後、方法1000は1020に進む。
【0065】
1020において、封止バルブ(例えば、封止バルブ40、封止バルブ140)の第1の端部(例えば、第1の端部46、第1の端部146)は、着脱自在なフィルタに連結されることで、着脱自在なフィルタカートリッジ(例えば、着脱自在なフィルタカートリッジ10、着脱自在なフィルタカートリッジ110)を形成する。一実施形態では、封止バルブを着脱自在なフィルタに連結すること1020は、フィルタハウジングと封止バルブをともに螺合すること1022を含む。例えば、フィルタハウジングと封止バルブをともに螺合すること1022は、フィルタハウジングの連結ナットを封止バルブに螺合することを含み得る。その後、方法1000は1030に進む。
【0066】
1030において、着脱自在なフィルタカートリッジは、フィルタヘッドに着脱自在に連結される。カートリッジをフィルタヘッドに着脱自在に連結すること1030は、封止バルブの第2の端部(例えば、第2の端部48、第2の端部148)をフィルタヘッドに着脱自在に連結することを含む。一実施形態では、1030における着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに着脱自在に連結することは、着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに螺合すること1032を含んでもよい。例えば、1032における着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに螺合することは、封止バルブの連結ナット(例えば、連結ナット56、連結ナット156)をフィルタヘッドに螺合することを含んでもよい。
【0067】
一実施形態での方法1000は、図1図7のフィルタアセンブリ1および/または図8図12のフィルタアセンブリ101に関して上述される特徴を含むように改変されてもよいことを理解されたい。
【0068】
態様:
態様1~12のうちいずれかは、態様13~18のうちいずれかと組み合わせることができ、態様13~15のうちいずれかは、態様16~18のうちいずれかと組み合わせることができる。
【0069】
態様1.着脱自在なフィルタカートリッジであって、液体を濾過するように構成されたフィルタを収容する内容積を有するフィルタハウジングと、フィルタハウジングの開放端に連結された第1の端部、および着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに着脱自在に連結するように構成された第2の端部を備える封止バルブであって、封止バルブの摺動およびフィルタハウジングの回転のうち一方によって開位置と閉位置との間で作動するように構成された封止バルブとを備え、開位置が、フィルタハウジングの内容積を出入りする液体の流れを可能にし、閉位置がフィルタハウジングの内容積を封止し、封止バルブが、封止バルブがフィルタヘッドに着脱自在に連結されている間は開位置から閉位置に作動し、着脱自在なフィルタカートリッジが連結解除されたままの間はシールを維持するように構成される、着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0070】
態様2.封止バルブが、手動により開位置と閉位置との間で作動するように構成される、態様1の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0071】
態様3.封止バルブが、バルブ本体と、バルブプレートと、バルブ本体を通って延在するとともに液体をフィルタハウジングの内外に導くように構成された入口通路および出口通路とを備え、閉位置にあるバルブプレートが入口通路および出口通路をブロックする、態様1および2のいずれか1つの着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0072】
態様4.バルブプレートが、第1の貫通孔と第2の貫通孔とを備え、開位置では、第1の貫通孔が、液体が入口通路を通って流れるのを可能にする入口通路と位置合わせされ、第2の貫通孔が、液体が出口通路を通って流れるのを可能にする出口通路と位置合わせされ、閉位置では、バルブプレートの第1の部分が入口通路をブロックし、バルブプレートの第2の部分が出口通路をブロックする、態様3の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0073】
態様5.バルブプレートが、第1の側部および第2の側部であって、第2の側部が第1の側部に対向し、第1の貫通孔がバルブ本体を通って第1の側部から第2の側部に延在する、第1の側部および第2の側部と、第1の貫通孔を取り囲むバルブプレートの第1の側部の第1のシールであって、開位置においてバルブプレートとバルブ本体との間を封止するように構成された第1のシールと、バルブプレートの第1の部分を取り囲むバルブプレートの第1の側部の第2のシールであって、閉位置においてバルブプレートとバルブ本体との間を封止するように構成された第2のシールとを備える、態様4の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0074】
態様6.バルブプレートが、第1の貫通孔を取り囲むバルブプレートの第2の側部の第3のシールであって、第1のシールおよび第2のシールが開位置においてバルブプレートとバルブ本体との間を封止するように構成される、第3のシールと、バルブプレートの第1の部分を取り囲むバルブプレートの第2の側部の第4のシールであって、第3のシールおよび第4のシールが閉位置においてバルブプレートとバルブ本体との間を封止するように構成される、第4のシールとを備える、態様5の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0075】
態様7.封止バルブが、封止バルブを摺動させることによって開位置と閉位置との間で作動するように構成され、封止バルブが、フィルタハウジングに連結されたバルブ本体と、開位置と閉位置との間で封止バルブを作動させるためにバルブ本体内で摺動可能なバルブプレートとを備える、態様1~4のいずれか1つの着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0076】
態様8.封止バルブが、バルブプレートに固着されたハンドルを備え、バルブシールが、ハンドルをバルブ本体の方に押圧し、ハンドルをバルブ本体から引き離すことによって、開位置と閉位置との間で作動するように構成される、態様7の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0077】
態様9.バルブ本体が、軸線を有する略円筒形状を呈し、バルブプレートが略平面形状を呈し、バルブプレートが、バルブ本体の略円筒形状の軸線の方向に沿って、またはそれにほぼ垂直な方向に沿って移動することによって、開位置と閉位置との間を移動する、態様7の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0078】
態様10.封止バルブが、フィルタハウジングを回転させることによって開位置と閉位置との間で作動するように構成され、封止バルブが、バルブ本体と、バルブ本体内に配置されたバルブプレートとを備え、バルブプレートが、バルブ本体に対してフィルタハウジングとともに回転するようにフィルタハウジングに回転自在に連結される、態様1~4のいずれか1つの着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0079】
態様11.封止バルブが、バルブ本体と、バルブ本体に配置されたバルブプレートとを備え、バルブプレートがフィルタハウジングに回転自在に連結され、バルブプレートがバルブ本体内で回転自在であるように構成される、態様10の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0080】
態様12.バルブプレートが、第1の貫通孔と第2の貫通孔とを備え、開位置では、第1の貫通孔が、液体が入口通路を通って流れるのを可能にする入口通路の開口部と位置合わせされ、第2の貫通孔が、液体が出口通路を通って流れるのを可能にする出口通路の開口部と位置合わせされ、閉位置では、バルブプレートの第1の部分が入口通路をブロックし、バルブプレートの第2の部分が出口通路にわたって延在してそれをブロックし、第1の貫通孔および第2の貫通孔が、それぞれ入口通路の開口部および出口通路の開口部に対して回転位置にある、態様10および11のうちいずれか1つの着脱自在なフィルタカートリッジ。
【0081】
態様13.着脱自在なフィルタカートリッジ用の封止バルブであって、封止バルブが、フィルタヘッドに着脱自在に連結されるように構成された第1の端部と、フィルタハウジングに連結されることで着脱自在なフィルタカートリッジを形成するように構成された第2の端部であって、フィルタハウジングが、フィルタを収容する内容積を有し、封止バルブが、封止バルブの摺動およびフィルタハウジングの回転のうち一方によって開位置と閉位置との間で作動するように構成される、第2の端部とを備え、開位置が、流体をフィルタヘッドからフィルタハウジングに導き、その後にフィルタハウジングからフィルタヘッドに戻すように構成され、閉位置がフィルタハウジングの内容積を封止するように構成され、封止バルブが、封止バルブがフィルタヘッドに着脱自在に連結されている間は開位置から閉位置に作動し、着脱自在なフィルタカートリッジが連結解除されたままの間はシールを維持するように構成される、封止バルブ。
【0082】
態様14.封止バルブが、封止バルブを摺動させることによって開位置と閉位置との間で作動するように構成され、封止バルブが、フィルタハウジングに連結されたバルブ本体と、開位置と閉位置との間で封止バルブを作動させるためにバルブ本体内で摺動可能なバルブ本体とを備える、態様13の封止バルブ。
【0083】
態様15.封止バルブが、フィルタハウジングを回転させることによって開位置と閉位置との間で作動するように構成され、封止バルブが、バルブ本体と、バルブ本体内に配置されたバルブプレートとを備え、バルブプレートが、バルブ本体に対してフィルタハウジングとともに回転するようにフィルタ本体に回転自在に連結される、態様13の封止バルブ。
【0084】
態様16.フィルタを収容する内容積を有するフィルタハウジングを後付けする方法であって、方法が、フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すことであって、フィルタハウジングの開放端をフィルタヘッドから連結解除することを含む、フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すことと、封止バルブの第1の端部をフィルタハウジングの開放端に連結することで着脱自在なフィルタカートリッジを形成することと、着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに着脱自在に連結することであって、封止バルブの第2の端部をフィルタヘッドに着脱自在に連結することを含んでおり、封止バルブが開位置と閉位置との間で作動するように構成される、着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに着脱自在に連結することとを含み、開位置が、流体をフィルタヘッドからフィルタハウジングに導き、その後にフィルタハウジングからフィルタヘッドに戻すように構成され、閉位置がフィルタハウジングの内容積を封止するように構成され、封止バルブが、封止バルブがフィルタヘッドに着脱自在に連結されている間は開位置から閉位置に作動し、着脱自在なフィルタカートリッジが連結解除されたままの間はシールを維持するように構成される、方法。
【0085】
態様17.封止部材が、バルブ本体内で摺動可能なバルブプレートを備え、上記方法が、封止バルブを開位置と閉位置との間で作動させることであって、バルブプレートをバルブ本体に摺動させることを含む、封止バルブを開位置と閉位置との間で作動させることをさらに含む、態様16の方法。
【0086】
態様18.封止部材が、バルブ本体内に配置されたバルブゲートを備え、バルブゲートがフィルタハウジングに回転自在に連結され、上記方法が、封止バルブを開位置と閉位置との間で作動させることであって、フィルタハウジングを封止バルブから部分的に連結解除すること、およびフィルタハウジングを回転させてバルブゲートをバルブ本体に対して回転させることを含む、封止バルブを開位置と閉位置との間で作動させることをさらに含む、態様16の方法。
【0087】
本出願で開示される例は、すべての点で例示的であって、限定的ではないと考慮されたい。本発明の範囲は、前述の説明ではなく添付の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と等価な意味および範囲内でのすべての変更は、特許請求の範囲内に包含されることが意図される。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2024-07-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
着脱自在なフィルタカートリッジであって、
液体を濾過するように構成されたフィルタを収容する内容積を有するフィルタハウジングと、
前記フィルタハウジングの開放端に連結された第1の端部、および前記着脱自在なフィルタカートリッジをフィルタヘッドに着脱自在に連結するように構成された第2の端部を備える封止バルブであって、前記封止バルブの摺動および前記フィルタハウジングの回転のうち一方によって開位置と閉位置との間で作動するように構成された封止バルブと
を備え、
前記開位置が、前記フィルタハウジングの前記内容積を出入りする液体の流れを可能にし、
前記閉位置が前記フィルタハウジングの前記内容積を封止し前記封止バルブが前記フィルタヘッドに着脱自在に連結されている間は前記開位置から前記閉位置に作動し、前記着脱自在なフィルタカートリッジが連結解除されたままの間はシールを維持するように構成される、
着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項2】
前記封止バルブが、手動により前記開位置と前記閉位置との間で作動するように構成される、請求項1に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項3】
前記封止バルブが、バルブ本体と、バルブプレートと、前記バルブ本体を通って延在するとともに前記液体を前記フィルタハウジングの内外に導くように構成された入口通路および出口通路とを備え、前記閉位置にある前記バルブプレートが前記入口通路および前記出口通路をブロックする、請求項に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項4】
前記バルブプレートが、第1の貫通孔と第2の貫通孔とを備え、
前記開位置では、前記第1の貫通孔が、前記入口通路と位置合わせされ、前記液体が前記入口通路を通って流れるのを可能とし、前記第2の貫通孔が、前記出口通路と位置合わせされ、前記液体が前記出口通路を通って流れるのを可能とする
前記閉位置では、前記バルブプレートの第1の部分が前記入口通路をブロックし、前記バルブプレートの第2の部分が前記出口通路をブロックする、
請求項3に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項5】
前記バルブプレートが、
第1の側部および第2の側部であって、前記第2の側部が前記第1の側部に対向し、前記第1の貫通孔が前記バルブ本体を通って前記第1の側部から前記第2の側部に延在する、第1の側部および第2の側部と、
前記第1の貫通孔を取り囲む前記バルブプレートの前記第1の側部の第1のシールであって、前記開位置において前記バルブプレートと前記バルブ本体との間を封止するように構成された第1のシールと、
前記バルブプレートの前記第1の部分を取り囲む前記バルブプレートの前記第1の側部の第2のシールであって、前記閉位置において前記バルブプレートと前記バルブ本体との間を封止するように構成された第2のシールと
を備える、請求項4に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項6】
前記バルブプレートが、
前記第1の貫通孔を取り囲む前記バルブプレートの前記第2の側部の第3のシールであって、前記第1のシールおよび前記第2のシールが前記開位置において前記バルブプレートと前記バルブ本体との間を封止するように構成される、第3のシールと、
前記バルブプレートの前記第1の部分を取り囲む前記バルブプレートの前記第2の側部の第4のシールであって、前記第3のシールおよび前記第4のシールが前記閉位置において前記バルブプレートと前記バルブ本体との間を封止するように構成される、第4のシールと
を備える、請求項5に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項7】
前記封止バルブが、前記封止バルブを摺動させることによって前記開位置と前記閉位置との間で作動するように構成され、前記封止バルブが、前記フィルタハウジングに連結されたバルブ本体と、前記開位置と前記閉位置との間で前記封止バルブを作動させるために前記バルブ本体内で摺動可能なバルブプレートとを備える、請求項に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項8】
前記封止バルブが、前記バルブプレートに固着されたハンドルを備え、前記封止バルブが、前記ハンドルを前記バルブ本体の方に押圧し、前記ハンドルを前記バルブ本体から引き離すことによって、前記開位置と前記閉位置との間で作動するように構成される、請求項7に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項9】
前記バルブ本体が、軸線を有する略円筒形状を呈し、前記バルブプレートが略平面形状を呈し、前記バルブプレートが、前記バルブ本体の前記略円筒形状の前記軸線の方向に沿って、またはそれにほぼ垂直な方向に沿って移動することによって、前記開位置と前記閉位置との間を移動する、請求項7に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項10】
前記封止バルブが、前記フィルタハウジングを回転させることによって前記開位置と前記閉位置との間で作動するように構成され、前記封止バルブが、バルブ本体と、前記バルブ本体内に配置されたバルブプレートとを備え、前記バルブプレートが、前記バルブ本体に対して前記フィルタハウジングとともに回転するように前記フィルタハウジングに回転自在に連結される、請求項に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項11】
前記封止バルブが、前記バルブ本体と、前記バルブ本体内に配置された前記バルブプレートとを備え、前記バルブプレートが前記フィルタハウジングに回転自在に連結され、前記バルブプレートが前記バルブ本体内で回転自在であるように構成される、請求項10に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項12】
前記バルブプレートが、第1の貫通孔と第2の貫通孔とを備え、
前記開位置では、前記第1の貫通孔が、入口通路と位置合わせされ、前記液体が前記入口通路を通って流れるのを可能とし、前記第2の貫通孔が、出口通路と位置合わせされ、前記液体が前記出口通路を通って流れるのを可能とする
前記閉位置では、前記バルブプレートの第1の部分が前記入口通路をブロックし、前記バルブプレートの第2の部分が前記出口通路にわたって延在してそれをブロックし、前記第1の貫通孔および前記第2の貫通孔が、それぞれ前記入口通路の開口部および前記出口通路の前記開口部に対して回転位置にある、
請求項10に記載の着脱自在なフィルタカートリッジ。
【請求項13】
着脱自在なフィルタカートリッジ用の封止バルブであって、前記封止バルブが、
フィルタヘッドに着脱自在に連結されるように構成された第1の端部と、
フィルタハウジングに連結されることで前記着脱自在なフィルタカートリッジを形成するように構成された第2の端部であって、前記フィルタハウジングが、フィルタを収容する内容積を有し、前記封止バルブが、前記封止バルブの摺動および前記フィルタハウジングの回転のうち一方によって開位置と閉位置との間で作動するように構成される、第2の端部と
を備え、
前記開位置が、流体を前記フィルタヘッドから前記フィルタハウジングに導き、その後に前記フィルタハウジングから前記フィルタヘッドに戻すように構成され、
前記閉位置が前記フィルタハウジングの前記内容積を封止するように構成され、前記封止バルブが、前記封止バルブが前記フィルタヘッドに着脱自在に連結されている間は前記開位置から前記閉位置に作動し、前記着脱自在なフィルタカートリッジが連結解除されたままの間はシールを維持するように構成される、
封止バルブ。
【請求項14】
前記封止バルブが、前記封止バルブを摺動させることによって前記開位置と前記閉位置との間で作動するように構成され、前記封止バルブが、前記フィルタハウジングに連結されたバルブ本体と、前記開位置と前記閉位置との間で前記封止バルブを作動させるために前記バルブ本体内で摺動可能なバルブ本体とを備える、請求項13に記載の封止バルブ。
【請求項15】
前記封止バルブが、前記フィルタハウジングを回転させることによって前記開位置と前記閉位置との間で作動するように構成され、前記封止バルブが、バルブ本体と、前記バルブ本体内に配置されたバルブプレートとを備え、前記バルブプレートが、前記バルブ本体に対して前記フィルタハウジングとともに回転するように前記フィルタハウジングに回転自在に連結される、請求項13に記載の封止バルブ。
【請求項16】
フィルタを収容する内容積を有するフィルタハウジングを後付けする方法であって、前記方法が、
前記フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すことであって、前記フィルタハウジングの開放端を前記フィルタヘッドから連結解除することを含む、前記フィルタハウジングをフィルタヘッドから取り外すことと、
封止バルブの第1の端部を前記フィルタハウジングの前記開放端に連結することで着脱自在なフィルタカートリッジを形成することと、
前記着脱自在なフィルタカートリッジを前記フィルタヘッドに着脱自在に連結することであって、前記封止バルブの第2の端部を前記フィルタヘッドに着脱自在に連結することを含んでおり、前記封止バルブが開位置と閉位置との間で作動するように構成される、前記着脱自在なフィルタカートリッジを前記フィルタヘッドに着脱自在に連結することと
を含み、
前記開位置が、流体を前記フィルタヘッドから前記フィルタハウジングに導き、その後に前記フィルタハウジングから前記フィルタヘッドに戻すように構成され、
前記閉位置が前記フィルタハウジングの前記内容積を封止するように構成され、前記封止バルブが、前記封止バルブが前記フィルタヘッドに着脱自在に連結されている間は前記開位置から前記閉位置に作動し、前記着脱自在なフィルタカートリッジが連結解除されたままの間はシールを維持するように構成される、
方法。
【請求項17】
前記封止バルブが、バルブ本体内で摺動可能なバルブプレートを備え、前記方法が、
前記封止バルブを前記開位置と前記閉位置との間で作動させることであって、前記バルブプレートを前記バルブ本体に摺動させることを含む、前記封止バルブを前記開位置と前記閉位置との間で作動させること
をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記封止バルブが、バルブ本体内に配置されたバルブゲートを備え、前記バルブゲートが前記フィルタハウジングに回転自在に連結され、前記方法が、
前記封止バルブを前記開位置と前記閉位置との間で作動させることであって、前記フィルタハウジングを前記封止バルブから部分的に連結解除すること、および前記フィルタハウジングを回転させて前記バルブゲートを前記バルブ本体に対して回転させることを含む、前記封止バルブを前記開位置と前記閉位置との間で作動させること
をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【国際調査報告】