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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2025-01-22
(54)【発明の名称】遮蔽要素を有する半導体デバイス
(51)【国際特許分類】
   H10B 12/00 20230101AFI20250115BHJP
   H10B 99/00 20230101ALI20250115BHJP
【FI】
H10B12/00 671A
H10B12/00 621
H10B99/00 491
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024541863
(86)(22)【出願日】2023-02-14
(85)【翻訳文提出日】2024-07-11
(86)【国際出願番号】 CN2023075946
(87)【国際公開番号】W WO2023143626
(87)【国際公開日】2023-08-03
(31)【優先権主張番号】202210108389.6
(32)【優先日】2022-01-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519237948
【氏名又は名称】長江存儲科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Yangtze Memory Technologies Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.88 Weilai 3rd Road,East Lake High-tech Development Zone,Wuhan,Hubei,China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】チャオ・スン
(72)【発明者】
【氏名】ニン・ジアン
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ・リウ
【テーマコード(参考)】
5F083
【Fターム(参考)】
5F083AD03
5F083AD21
5F083GA10
5F083GA13
5F083GA27
5F083JA36
5F083JA37
5F083JA39
5F083KA01
5F083KA05
5F083LA12
5F083LA16
5F083MA06
5F083MA17
5F083PR40
5F083ZA29
(57)【要約】
半導体デバイスが、提供される。たとえば、半導体デバイスは、X-Y平面内のアレイに配置される複数のトランジスタを含み得る。トランジスタの各々は、Z方向に延びるチャネルを含み得る。半導体デバイスは、複数のワード線をさらに含み得る。ワード線の各々は、X方向の列に配置されるトランジスタのうちの隣接するいくつかを、それらのチャネルの側壁において電気的に接続することができる。半導体デバイスは、1つまたは複数の電磁遮蔽要素をさらに含み得る。電磁遮蔽要素のうちの少なくとも1つは、Y方向の行に置かれるトランジスタのうちの隣接する2つの間に置かれ得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体デバイスを製造するための方法であって、
X-Y平面内のアレイに配置される複数のトランジスタを形成するステップであって、前記トランジスタの各々が、Z方向に延びるチャネルを含む、ステップと、
複数のワード線を形成するステップであって、前記ワード線の各々が、前記トランジスタのうちの隣接するいくつかを、前記隣接するいくつかのトランジスタの前記チャネルの側壁において電気的に接続し、前記トランジスタのうちの前記隣接するいくつかが、X方向の列に配置される、ステップと、
1つまたは複数の電磁遮蔽要素を形成するステップであって、前記1つまたは複数の電磁遮蔽要素のうちの少なくとも1つが、Y方向の行に置かれる前記トランジスタのうちの隣接する2つの間に置かれる、ステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記トランジスタの各々が、前記チャネルの第1の端部に置かれたソースと、前記チャネルの第2の端部に置かれたドレインとをさらに含み、前記電磁遮蔽要素が、前記ソースおよび前記ドレインと重ならない、前記チャネル上へのY方向の突出部を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記電磁遮蔽要素が、前記隣接する2つのトランジスタの前記チャネルよりもZ方向に短い、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記電磁遮蔽要素が、前記列に置かれる前記トランジスタのうちの隣接する2つの間にさらに置かれる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記トランジスタの前記チャネルの各々が、長方形の柱状であり、前記ワード線の各々が、前記長方形柱状チャネルのうちの対応する長方形柱状チャネルの側壁に形成される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ワード線が形成される前記隣接する2つのトランジスタの前記長方形柱状チャネルの前記側壁が、反対方向を向く、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記電磁遮蔽要素のうちの1つに接続される電磁遮蔽コンタクトパッドを形成するステップと、
前記電磁遮蔽要素に隣接する前記ワード線のうちの1つに接続されるワード線コンタクトパッドを形成するステップと
をさらに含み、
前記電磁遮蔽コンタクトパッドおよび前記ワード線コンタクトパッドが、X方向において前記アレイの反対側に置かれる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記電磁遮蔽要素および前記ワード線が、
前記半導体デバイスの基板において、前記半導体デバイスの裏側に、中にコンタクトパッドが形成される第1の溝を形成し、前記第1の溝に酸化物を充填することと、
前記基板において、中に前記ワード線および前記電磁遮蔽要素がそれぞれ形成される第2の溝および第3の溝を形成することであって、前記第3の溝が、前記第1の溝と接触する、形成することと、
前記ワード線を形成するために前記第2の溝に第1の導体を充填することと、
前記第1の溝に充填された前記酸化物を露出させるために前記半導体デバイスの前記裏側を薄くすることと、
前記第3の溝の側壁を露出させるために前記酸化物を窪ませることと、
前記電磁遮蔽要素および前記コンタクトパッドをそれぞれ形成するために前記第3の溝および前記第1の溝に第2の導体を充填することと
によって形成される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
X-Y平面内のアレイに配置される複数のトランジスタであって、前記トランジスタの各々が、Z方向に延びるチャネルを含む、複数のトランジスタと、
複数のワード線であって、前記複数のワード線の各々が、X方向の列に配置される前記トランジスタのうちの隣接するいくつかを、前記隣接するいくつかのトランジスタの前記チャネルの側壁において電気的に接続する、複数のワード線と、
1つまたは複数の電磁遮蔽要素であって、前記1つまたは複数の電磁遮蔽要素のうちの少なくとも1つが、Y方向の行に置かれる前記トランジスタのうちの隣接する2つの間に置かれる、1つまたは複数の電磁遮蔽要素と
を含む、半導体デバイス。
【請求項10】
前記トランジスタの各々が、前記チャネルの第1の端部に置かれたソースと、前記チャネルの第2の端部に置かれたドレインとをさらに含み、前記電磁遮蔽要素が、前記ソースおよび前記ドレインと重ならない、前記チャネル上へのY方向の突出部を有する、請求項9に記載の半導体デバイス。
【請求項11】
前記電磁遮蔽要素が、前記隣接する2つのトランジスタの前記チャネルよりもZ方向に短い、請求項9に記載の半導体デバイス。
【請求項12】
前記電磁遮蔽要素が、前記列に置かれる前記トランジスタのうちの隣接する2つの間にさらに置かれる、請求項9に記載の半導体デバイス。
【請求項13】
前記トランジスタの前記チャネルの各々が、長方形の柱状であり、前記ワード線の各々が、前記長方形柱状チャネルのうちの対応する長方形柱状チャネルの側壁に形成される、請求項9に記載の半導体デバイス。
【請求項14】
前記ワード線が形成される前記隣接する2つのトランジスタの前記長方形柱状チャネルの前記側壁が、反対方向を向く、請求項13に記載の半導体デバイス。
【請求項15】
前記電磁遮蔽要素のうちの1つに接続された電磁遮蔽コンタクトパッドと、
前記電磁遮蔽要素に隣接する前記ワード線のうちの1つに接続されたワード線コンタクトパッドと
をさらに含み、
前記電磁遮蔽コンタクトパッドおよび前記ワード線コンタクトパッドが、X方向において前記アレイの反対側に置かれる、請求項9に記載の半導体デバイス。
【請求項16】
前記電磁遮蔽要素のうちの少なくとも1つが、互いに隔てられる複数の電磁遮蔽セグメントを含む、請求項9に記載の半導体デバイス。
【請求項17】
前記電磁遮蔽セグメントが、X方向、Y方向、および/またはZ方向に沿って配置される、請求項16に記載の半導体デバイス。
【請求項18】
前記電磁遮蔽要素のうちの少なくとも1つが、前記チャネルのうちの対応するチャネルに印加される第2の電圧よりも低い第1の電圧を印加される、請求項9に記載の半導体デバイス。
【請求項19】
前記電磁遮蔽要素のうちの少なくとも1つが、前記電磁遮蔽要素が間に置かれる前記隣接する2つのトランジスタのうちの第1のトランジスタが、前記電磁遮蔽要素により生成される第1の電磁界と前記隣接する2つのトランジスタのうちの第2のトランジスタにより生成される第2の電磁界との組合せによって、前記第2の電磁界によって影響を受けるよりも少ない影響を受けるように電圧を印加される、請求項9に記載の半導体デバイス。
【請求項20】
メモリシステムであって、
X-Y平面内のアレイに配置される複数のトランジスタであって、前記トランジスタの各々が、Z方向に延びるチャネルを含む、複数のトランジスタ、
複数のワード線であって、前記複数のワード線の各々が、X方向の列に配置される前記トランジスタのうちの隣接するいくつかを、前記隣接するいくつかのトランジスタの前記チャネルの側壁において電気的に接続する、複数のワード線、および
1つまたは複数の電磁遮蔽要素であって、前記1つまたは複数の電磁遮蔽要素のうちの少なくとも1つが、Y方向の行に置かれる前記トランジスタのうちの隣接する2つの間に置かれる、1つまたは複数の電磁遮蔽要素
を含む、半導体デバイスと、
前記半導体デバイスに結合された制御回路であって、前記半導体デバイスの動作を制御するように構成された、制御回路と
を含む、メモリシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2022年1月28日に出願した中国特許出願第2022101083896号の優先権を主張するものであり、この出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、半導体メモリに関し、より詳細には、遮蔽要素を有する半導体デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
集積回路内のデバイスの限界寸法(critical dimension)が通常のメモリセルテクノロジーの限界まで小さくなるにつれて、設計者は、より大きなストレージ容量を実現し、より低いビットあたりのコストを達成するためにメモリセルの複数の平面を積み重ねるための技術に目を向けてきた。3D NANDメモリデバイスは、より大きなストレージ容量を実現し、より低いビットあたりのコストを達成するためにメモリセルの複数の平面を積み重ねる例示的なデバイスである。3D NANDメモリデバイスは、基板およびスリット構造の上に絶縁層およびワード線層の交互の積み重なりを含み得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の態様は、半導体デバイスを製造するための方法を提供する。たとえば、方法は、X-Y平面内のアレイに配置される複数のトランジスタを形成するステップを含み得る。トランジスタの各々は、Z方向に延びるチャネルを含み得る。方法は、複数のワード線を形成するステップをさらに含み得る。ワード線の各々は、トランジスタのうちの隣接するいくつかを、それらのチャネルの側壁において電気的に接続することができる。トランジスタのうちの隣接するいくつかは、X方向の列に配置され得る。方法は、1つまたは複数の電磁遮蔽要素を形成するステップをさらに含み得る。電磁遮蔽要素の各々は、Y方向の行に置かれるトランジスタのうちの隣接する2つの間に置かれ得る。
【0005】
実施形態において、トランジスタの各々は、チャネルの第1の端部に置かれたソースと、チャネルの第2の端部に置かれたドレインとをさらに含むことが可能であり、電磁遮蔽要素は、ソースおよびドレインと重ならない、チャネル上へのY方向の突出部(projection)を有することが可能である。別の実施形態において電磁遮蔽要素は、隣接する2つのトランジスタのチャネルよりもZ方向に短いことが可能である。一部の実施形態において、電磁遮蔽要素は、列に置かれるトランジスタのうちの隣接する2つの間にさらに置かれ得る。
【0006】
実施形態において、トランジスタのチャネルの各々は、長方形の柱状であることが可能であり、ワード線の各々は、長方形柱状チャネルのうちの対応する長方形柱状チャネルの側壁に形成されることが可能である。たとえば、ワード線が形成される隣接する2つのトランジスタの長方形柱状チャネルの側壁は、反対方向を向き得る。
【0007】
実施形態において、方法は、電磁遮蔽要素のうちの1つに接続される電磁遮蔽コンタクトパッドを形成するステップと、電磁遮蔽要素に隣接するワード線のうちの1つに接続されるワード線コンタクトパッドを形成するステップとをさらに含み得る。電磁遮蔽コンタクトパッドおよびワード線コンタクトパッドは、X方向においてアレイの反対側に置かれ得る。実施形態において、電磁遮蔽要素およびワード線は、半導体デバイスの基板において、半導体デバイスの裏側に、中にコンタクトパッドが形成される第1の溝を形成し、第1の溝に酸化物を充填することと、基板において、中にワード線および電磁遮蔽要素がそれぞれ形成される第2の溝および第3の溝を形成することであって、第3の溝が、第1の溝と接触する、形成することと、ワード線を形成するために第2の溝に第1の導体を充填することと、第1の溝に充填された酸化物を露出させるために半導体デバイスの裏側を薄くすることと、第3の溝の側壁を露出させるために酸化物を窪ませることと、電磁遮蔽要素およびコンタクトパッドをそれぞれ形成するために第3の溝および第1の溝に第2の導体を充填することとによって形成され得る。
【0008】
本開示の態様は、半導体デバイスも提供する。たとえば、半導体デバイスは、X-Y平面内のアレイに配置される複数のトランジスタを含み得る。トランジスタの各々は、Z方向に延びるチャネルを含み得る。半導体デバイスは、複数のワード線をさらに含み得る。ワード線の各々は、X方向の列に配置されるトランジスタのうちの隣接するいくつかを、それらのチャネルの側壁において電気的に接続することができる。半導体デバイスは、1つまたは複数の電磁遮蔽要素をさらに含み得る。電磁遮蔽要素の各々は、Y方向の行に置かれるトランジスタのうちの隣接する2つの間に置かれ得る。
【0009】
実施形態において、トランジスタの各々は、チャネルの第1の端部に置かれたソースと、チャネルの第2の端部に置かれたドレインとをさらに含むことが可能であり、電磁遮蔽要素は、ソースおよびドレインと重ならない、チャネル上へのY方向の突出部を有することが可能である。別の実施形態において電磁遮蔽要素は、隣接する2つのトランジスタのチャネルよりもZ方向に短いことが可能である。一部の実施形態において、電磁遮蔽要素は、列に置かれるトランジスタのうちの隣接する2つの間にさらに置かれ得る。
【0010】
実施形態において、トランジスタのチャネルの各々は、長方形の柱状であることが可能であり、ワード線の各々は、長方形柱状チャネルのうちの対応する長方形柱状チャネルの側壁に形成されることが可能である。たとえば、ワード線が形成される隣接する2つのトランジスタの長方形柱状チャネルの側壁は、反対方向を向き得る。
【0011】
実施形態において、半導体デバイスは、電磁遮蔽要素のうちの1つに接続された電磁遮蔽コンタクトパッドと、電磁遮蔽要素に隣接するワード線のうちの1つに接続されたワード線コンタクトパッドとをさらに含み得る。電磁遮蔽コンタクトパッドおよびワード線コンタクトパッドは、X方向においてアレイの反対側に置かれ得る。
【0012】
実施形態において、電磁遮蔽要素のうちの少なくとも1つは、互いに隔てられる複数の電磁遮蔽セグメントを含み得る。たとえば、電磁遮蔽セグメントは、X方向、Y方向、および/またはZ方向に沿って配置され得る。
【0013】
実施形態において、電磁遮蔽要素のうちの少なくとも1つは、チャネルのうちの対応するチャネルに印加される第2の電圧よりも低い第1の電圧を印加され得る。一部の実施形態において、電磁遮蔽要素のうちの少なくとも1つは、電磁遮蔽要素が間に置かれる隣接する2つのトランジスタのうちの第1のトランジスタが、電磁遮蔽要素により生成される第1の電磁界と隣接する2つのトランジスタのうちの第2のトランジスタにより生成される第2の電磁界との組合せによって、第2の電磁界によって影響を受けるよりも少ない影響を受けるように電圧を印加され得る。
【0014】
本開示の態様は、メモリシステムをさらに提供する。たとえば、メモリシステムは、半導体デバイスと、半導体デバイスに結合された制御回路とを含み得る。制御回路は、半導体デバイスの動作を制御するように構成され得る。半導体デバイスは、X-Y平面内のアレイに配置される複数のトランジスタを含み得る。トランジスタの各々は、Z方向に延びるチャネルを含み得る。半導体デバイスは、複数のワード線をさらに含み得る。ワード線の各々は、X方向の列に配置されるトランジスタのうちの隣接するいくつかを、それらのチャネルの側壁において電気的に接続することができる。半導体デバイスは、1つまたは複数の電磁遮蔽要素をさらに含み得る。電磁遮蔽要素の各々は、Y方向の行に置かれるトランジスタのうちの隣接する2つの間に置かれ得る。
【0015】
本開示の態様は、添付の図面と一緒に読まれるとき、以下の詳細な説明から理解され得る。業界の標準的な慣行に従い、様々な特徴は縮尺通りに描かれていないことに留意されたい。実際、様々な特徴の寸法は、検討の明瞭さのために大きくされるかまたは小さくされる場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1A】プレーナ型トランジスタの概略図である。
図1B】埋め込みチャネルトランジスタ(buried channel transistor)の概略図である。
図2】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの概略図である。
図3】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの断面図である。
図4】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスを製造するための方法の流れ図である。
図4A】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの柱状チャネルの形成を示す上面図である。
図4B】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの柱状チャネルの形成を示す概略図である。
図4C】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの絶縁層の形成を示す上面図である。
図4D】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの第2の溝および第3の溝の形成を示す上面図である。
図4E】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスのゲート酸化層の形成を示す上面図である。
図4F】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの電磁遮蔽要素およびワード線の形成を示す上面図である。
図5】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの断面図である。
図6A】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの柱状チャネルの形成を示す上面図である。
図6B】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの絶縁層の形成を示す上面図である。
図6C】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの第2の溝および第3の溝の形成を示す上面図である。
図6D】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスのゲート酸化層の形成を示す上面図である。
図6E】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの金属層およびゲートの形成を示す上面図である。
図7】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの断面図である。
図8】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスのコンタクトパッドの形成を示す上面図である。
図9】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの別のコンタクトパッドの形成を示す上面図である。
図9A】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスのさらに別のコンタクトパッドの形成を示す上面図である。
図10A】本開示の一部の実施形態による構成の電磁遮蔽要素を有する半導体デバイスの断面図である。
図10B】本開示の一部の実施形態による構成の電磁遮蔽要素を有する半導体デバイスの断面図である。
図10C】本開示の一部の実施形態による構成の電磁遮蔽要素を有する半導体デバイスの断面図である。
図10D】本開示の一部の実施形態による構成の電磁遮蔽要素を有する半導体デバイスの断面図である。
図10E】本開示の一部の実施形態による構成の電磁遮蔽要素を有する半導体デバイスの断面図である。
図10F】本開示の一部の実施形態による構成の電磁遮蔽要素を有する半導体デバイスの断面図である。
図10G】本開示の一部の実施形態による構成の電磁遮蔽要素を有する半導体デバイスの断面図である。
図10H】本開示の一部の実施形態による構成の電磁遮蔽要素を有する半導体デバイスの断面図である。
図11A】本開示の一部の実施形態による構成の電磁遮蔽要素を有する半導体デバイスの断面図である。
図11B】本開示の一部の実施形態による構成の電磁遮蔽要素を有する半導体デバイスの断面図である。
図11C】本開示の一部の実施形態による構成の電磁遮蔽要素を有する半導体デバイスの断面図である。
図11D】本開示の一部の実施形態による構成の電磁遮蔽要素を有する半導体デバイスの断面図である。
図11E】本開示の一部の実施形態による構成の電磁遮蔽要素を有する半導体デバイスの断面図である。
図12A】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの製造を示す断面図である。
図12B】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの製造を示す断面図である。
図12C】本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの製造を示す断面図である。
図13】本開示の一部の実施形態によるメモリシステムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下の開示は、提供される主題の異なる特徴を実施するための多くの異なる実施形態または例を提供する。本開示を簡単にするために、構成要素および配置の特定の例が以下で説明される。もちろん、これらは、例であるに過ぎず、限定的であるように意図されていない。たとえば、以下の説明における第2の特徴の上の(over)または第2の特徴上の(on)第1の特徴の形成は、第1の特徴および第2の特徴が直接接触している可能性がある実施形態を含む場合があり、また、第1の特徴および第2の特徴が直接接触していない可能性があるように、第1の特徴と第2の特徴との間に追加の特徴が形成されていてよい実施形態を含む場合がある。さらに、本開示は、様々な例において参照番号および/または文字を繰り返す場合がある。この繰り返しは、簡単かつ明瞭にすることを目的としており、それ自体は、検討される様々な実施形態および/または構成の間の関係を決定しない。
【0018】
特定の構成および配置が検討されるが、これは単に例示の目的でなされるに過ぎないことを理解されたい。当業者は、本開示の趣旨および範囲を逸脱することなくその他の構成および配置が使用され得ることを認めるであろう。本開示が様々なその他の用途においても採用され得ることは、当業者に明らかであろう。
【0019】
「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」、「一部の実施形態」などへの本明細書における言及は、説明される実施形態が特定の特徴、構造、または特性を含み得るが、あらゆる実施形態が特定の特徴、構造、または特性を必ずしも含み得るとは限らないことを示すことに留意されたい。その上、そのような語句は、必ずしも同じ実施形態に言及するとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が実施形態に関連して説明されるとき、明示的に説明されているか否かにかかわらず、その他の実施形態に関連してそのような特徴、構造、または特性に影響を与えることは、当業者の知識の範疇であろう。
【0020】
概して、用語は、文脈における用法から少なくとも部分的に理解され得る。たとえば、本明細書において使用される用語「1つまたは複数の」は、少なくとも部分的に文脈に応じて、単数の意味での任意の特徴、構造、もしくは特性を説明するために使用され得るか、または複数の意味での特徴、構造、もしくは特性の組合せを説明するために使用され得る。同様に、「1つの(a)」、「1つの(an)」、または「その(the)」などの用語は、少なくとも部分的に文脈に応じて、単数の用法を伝えるか、または複数の用法を伝えるものとやはり理解され得る。加えて、用語「に基づいて」は、要因の排他的なセットを伝えるように必ずしも意図されていないと理解することが可能であり、その代わりに、やはり少なくとも部分的に文脈に応じて、必ずしも明示的に説明されない追加的な要因の存在を許容する場合がある。
【0021】
本開示における「の上に(on)」、「の上方に(above)」、および「の上に(over)」の意味が、「の上に(on)」が何か「の上に直接(directly on)」を意味するだけでなく、それらの間に中間的な特徴または層を挟んで何か「の上に(on)」の意味も含むように最も広い態様で解釈されるべきであることは、容易に理解されるはずである。さらに、「の上方に(above)」または「の上に(over)」は、何か「の上方に(above)」または「の上に(over)」を意味するだけでなく、それがそれらの間に中間的な特徴または層を挟まず何か「の上方に(above)」または「の上に(over)」(すなわち、何かの上に直接)あるという意味も含み得る。
【0022】
さらに、「の下に(beneath)」、「の下方に(below)」、「下側の(lower)」、「の上方に(above)」、「上側の(upper)」などの空間的に相対的な用語は、本明細書においては、説明を容易にするために、図に示される別の要素または特徴に対する1つの要素または特徴の関係を説明するために使用され得る。空間的に相対的な用語は、図に描かれた向きに加えて、使用中のまたはプロセスのステップにおけるデバイスの異なる向きを包含するように意図される。装置は、他の向きにされる(90度回転されるか、またはその他の向きである)ことが可能であり、本明細書において使用される空間的に相対的な記述子も、同様にそれに応じて解釈されることが可能である。
【0023】
本明細書において使用されるとき、用語「基板」は、その上に後続の材料層が追加される材料を指す。基板は、「上」面および「下」面を含む。基板の上面は、通常、半導体デバイスが形成される場所であり、したがって、特に断りのない限り、半導体デバイスは、基板の上側に形成される。下面は、上面の反対側にあり、したがって、基板の下側は、基板の上側とは反対側にある。基板自体が、パターニングされ得る。基板の上に追加される材料は、パターニングされることが可能であり、またはパターニングされないままであることが可能である。さらに、基板は、シリコン、ゲルマニウム、ガリウムヒ素、インジウムリンなどの幅広い半導体材料を含み得る。代替的に、基板は、ガラス、プラスチック、またはサファイアウェハなどの電気的に非導電性の材料から作られ得る。
【0024】
本明細書において使用されるとき、用語「層」は、厚さを持つ領域を含む材料の部分を指す。層は、上側および下側を有し、層の下側は、基板に比較的近く、上側は、基板から比較的離れている。層は、下にあるまたは上にある構造の全体にわたって広がることが可能であり、または下にあるまたは上にある構造の範囲よりも小さい範囲を有することも可能である。さらに、層は、均質または均質でない連続した構造の領域であって、連続した構造の厚さよりも薄い厚さを有する、領域であることが可能である。たとえば、層は、連続した構造の上面と下面との間のまたは上面および下面の水平面の任意のセットの間に位置し得る。層は、水平方向、垂直方向、および/またはテーパ面(tapered surface)に沿って延びることができる。基板は、層であることが可能であり、その中に1つもしくは複数の層を含むことが可能であり、ならびに/またはその上に、その上方に、および/もしくはその下方に1つもしくは複数の層を有することが可能である。層は、複数の層を含み得る。たとえば、インターコネクト層は、1つまたは複数の導電層およびコンタクト層(これらの層内に、コンタクト、インターコネクト線、および/または垂直インターコネクトアクセス(VIA:vertical interconnect access)が形成される)と、1つまたは複数の誘電体層とを含み得る。
【0025】
本明細書において使用されるとき、用語「公称の(nominal)/公称で(nominally)」は、製品またはプロセスの設計フェーズの間に設定される、構成要素またはプロセスのステップの特性またはパラメータの所望のまたは目標の値を、所望の値を超えるおよび/または下回る値の範囲と一緒に指す。本明細書において使用されるとき、値の範囲は、製造プロセスまたは公差(tolerance)のわずかなばらつきに起因し得る。本明細書において使用されるとき、用語「約」は、対象の半導体デバイスに関連する特定のテクノロジーノードに基づいて変わり得る所与の量の値を示す。特定のテクノロジーノードに基づいて、用語「約」は、たとえば、値の10~30%(たとえば、値の+-10%、+-20%、または+-30%)以内で変動する所与の量の値を示し得る。
【0026】
本開示において、用語「水平な/水平に/横方向の/横方向に」は、基板の側面に対して公称で平行であることを意味し、用語「垂直の」または「垂直に」は、基板の側面に対して公称で垂直であることを意味する。
【0027】
本明細書において使用されるとき、用語「3Dメモリ」は、横方向に配向された基板上にメモリセルトランジスタの垂直に配向されたストリング(string)(本明細書においては、NANDストリングなどの「メモリストリング」と呼ばれる)を持ち、したがって、メモリストリングが基板に対して垂直方向に延びる3次元(3D)半導体デバイスを指す。
【0028】
関連技術において、主流のメモリのアレイトランジスタ(array transistor)は、プレーナ型アレイトランジスタおよび埋め込みチャネルアレイトランジスタ(BCAT:buried channel array transistor)を含む。図1Aおよび図1Bは、それぞれ、プレーナ型アレイトランジスタ100AおよびBCAT 100Bを示す概略図である。図1Aに示されるように、プレーナ型アレイトランジスタ100Aのトランジスタは、ゲートGと、ゲートGの実質的に水平な2つの側に形成されるソースS(/D)およびドレインD(/S)とを含む。図1Bに示されるように、BCAT 100Bのトランジスタは、ゲートGと、やはりゲートGの実質的に水平な2つの側に形成されるソースS(/D)およびドレインD(/S)とを含む。ソースS(/D)およびドレインD(/S)がゲートGと重ならない位置を占めるので、プレーナ型アレイトランジスタ100AおよびBCAT 100Bは、それぞれ大きな面積を有する。
【0029】
プレーナ型アレイトランジスタ100AおよびBCAT 100Bにおいては、ソースS(/D)およびドレインD(/S)がゲートGの実質的に水平な2つの側に置かれるので、メモリのビット線(BL)およびキャパシタは、ゲートGと同じ側に置かれなければならない。後続のプロセスにおいて、BL、トランジスタ、およびキャパシタは、互いに接続されなければならず、トランジスタは、ワード線(WL)にさらに接続されなければならない。したがって、プレーナ型アレイトランジスタ100AおよびBCAT 100Bは、それぞれ、複雑な回路レイアウトを有し、製造されることが難しい。
【0030】
図1Aのプレーナ型アレイトランジスタ100Aおよび図1BのBCAT 100Bにおいては、1つのトランジスタのみが示されている。本開示によれば、プレーナ型アレイトランジスタ100AおよびBCAT 100Bは、任意の数のトランジスタを含み得る。
【0031】
本開示の態様は、半導体デバイスを提供する。本開示の一部の実施形態による半導体デバイス200の概略図である図2を参照されたい。半導体デバイス200は、X-Y平面内のアレイに配置される複数のトランジスタ210を含み得る。たとえば、アレイは、第1の方向、たとえば、X方向に沿って配置される複数の行と、行と交差し、第2の方向、たとえば、Y方向に沿って配置される複数の列とを含み得る。トランジスタ210の各々は、チャネル211を含むことができ、トランジスタ210のチャネル211は、アレイ内の第1の方向および第2の方向に沿って配置される。実施形態において、チャネル211の各々は、柱の形状であることが可能であり、第1の方向および第2の方向によって定義される平面に垂直な第3の方向、たとえば、Z方向に沿って延びることが可能である。たとえば、柱は、長方形、円、ひし形、または任意のその他の多角形の形状の断面を持ち得る。実施形態において、アレイの列の各々の柱状チャネル211は、その側壁に酸化層215およびワード線214を順に形成されることが可能であり、酸化層215とワード線214との両方は、第1の方向、たとえば、X方向に沿って延び、柱状チャネル211は、したがって、ワード線214によって互いに接続され得る。実施形態においては、ソース212およびドレイン213が、それぞれ、柱状チャネル211の各々の2つの端部に形成され得る。一部の実施形態において、ソース212およびドレイン213は、交換可能である。ソース212およびドレイン213は、ワード線(すなわち、ゲート)214の各々の2つの側に形成されるのではなく、柱状チャネル211の各々の2つの端部に形成されるので、半導体デバイス200は、図1Aおよび図1Bに示されるように、ゲートの実質的に水平な側に形成されるソースおよびドレインをそれぞれ有するトランジスタを各々が含むプレーナ型半導体デバイス100AまたはBCAT 100Bを含む半導体デバイスと比較して、より大きなトランジスタ密度を有する。
【0032】
ワード線214の各々が柱状チャネル211のうちの対応する柱状チャネル211の1つの側壁にのみ形成される半導体デバイス200において、選択されたワード線、たとえば、ワード線214’’に隣接する選択されていないワード線214、たとえば、ワード線214’に結合される柱状チャネル211のうちのいずれか1つ、たとえば、長方形柱状チャネル211’は、選択されたワード線214’’による影響を受ける。たとえば、隣接する選択されたワード線214’’の活動が、選択されていないワード線214’に接続されるチャネル211’を含むトランジスタに蓄積された電荷を変えることがあり得、トランジスタに記憶された情報が、いわゆるロウハンマー効果(Row Hammer effect)による影響を受ける場合がある。
【0033】
切断線BB’に沿った図2の半導体デバイス200の断面図である図3を参照されたい。長方形柱状チャネルCH1に接続された選択されたワード線WL1がアクティブ化されるとき、柱状チャネルCH1に隣接する別の長方形柱状チャネルCH2が干渉を受け、結果として、半導体デバイス200の性能が影響を受ける。したがって、半導体デバイス200のさらなる改良が、必要とされる。
【0034】
本開示の態様は、半導体デバイスを製造するための方法を提供する。図4は、本開示の一部の実施形態による、半導体デバイス、たとえば、図4Aから図4Fに示される半導体デバイス400Aまたは図5に示される半導体デバイス500を製造するための方法400の流れ図である。方法400は、ステップS410からS440を含み得る。
【0035】
ステップS410において、複数のトランジスタ、たとえば、半導体デバイス400Aのトランジスタが、ウェハ、たとえば、図4Aに示されるウェハ409の表面上に形成される。実施形態において、トランジスタは、アレイに配置されることが可能であり、アレイは、ウェハ409の表面に平行な第1の方向、たとえば、X方向に沿って配置される複数の行と、行と交差し、ウェハ409の表面に平行な第2の方向、たとえば、Y方向に沿って配置される複数の列とを含み得る。たとえば、第1の方向および第2の方向は、90度以下の夾角(included angle)を含み得る。トランジスタの各々は、第1の方向、第2の方向、およびウェハ409の表面に垂直な第3の方向、たとえば、Z方向に延びるチャネル、たとえば、図4Aに示されるチャネル401を含み得る。一部の実施形態において、チャネル401のうちの少なくとも1つは、柱の形状であることが可能である。実施形態において、柱は、長方形、ひし形、円、または任意のその他の多角形の形状の断面を持ち得る。たとえば、柱状チャネル401は、第1の方向および第2の方向によって定義される平面、たとえば、ウェハ409の表面に対して垂直な第3の方向に延びることができる。
【0036】
ステップS420において、複数のワード線、たとえば、図4Fに示されるワード線407が、トランジスタの柱状チャネル401の側壁に形成される。実施形態において、ワード線407の各々は、互いに隣接し、第1の方向、たとえば、X方向の列に配置されるトランジスタのうちの1つまたは複数をそれらの側壁において電気的に接続することができる。実施形態において、ワード線407は、それぞれ、X方向に沿って延び、X方向に平行であり、Y方向に沿って配置される。
【0037】
ステップS430において、電磁遮蔽要素、たとえば、図4Fに示される電磁遮蔽要素408が、Y方向の行に配置されたトランジスタの柱状チャネル401のうちの少なくとも隣接する2つの間に形成される。実施形態において、電磁遮蔽要素408は、X方向に沿って延びることができる。
【0038】
ステップS440において、ソースおよびドレイン、たとえば、図5に示されるソース504およびドレイン503が、トランジスタの柱状チャネル401の各々の2つの端部に形成される。一部の実施形態において、電磁遮蔽要素508は、ソース212およびドレイン213と重ならない、チャネル211上へのY方向の突出部を有する。
【0039】
実施形態において、ウェハ409は、半導体デバイス400Aの製造に使用される単結晶シリコン材料、たとえば、単結晶シリコンインゴットであることが可能である。たとえば、円柱の形状の単結晶シリコンインゴットが、複数の丸いシリコン板、すなわち、ウェハを形成するために研削され、研磨され、ダイシングされ得る。別の実施形態において、ウェハ409は、2つの反対側の円い表面を有することができ、それらの表面のうちの一方は、ウェハ409の上述の表面であり、それらの表面のうちの他方は、本開示の一部の実施形態によれば、ウェハ409の裏面と呼ばれ得る。
【0040】
図4Aから図4Fは、本開示の一部の実施形態による中間段階の半導体デバイス、たとえば、半導体デバイス400Aの製造を示す。半導体デバイス400Aにおいて、ワード線は、異なる方向を向いた任意の2つの隣接するトランジスタ(またはチャネル)の側壁に形成される。
【0041】
図4Aは、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス400Aのトランジスタのチャネルの形成を示す半導体デバイス400Aの上面図である。図4Aに示されるように、たとえば、X-Y平面内のアレイに配置される複数のチャネル401が、ウェハ409の表面上に形成される。たとえば、アレイは、第1の方向、たとえば、X方向に沿って配置される複数の行と、行と交差し、第2の方向、たとえば、Y方向に沿って配置される複数の列とを含み得る。実施形態において、チャネル401の各々は、柱、たとえば、長方形の柱の形状であることが可能であり、長方形柱状チャネル401の各々は、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス400Aの柱状チャネル401の形成を示す概略図である図4Bに示されるように、第1の方向および第2の方向によって定義される平面に対して垂直である第3の方向、たとえば、Z方向に沿って延びることができる。
【0042】
一部の実施形態において、柱状チャネル401は、柱状チャネル401を形成するために使用されるウェハ409の特定の領域を覆うマスク(図示せず)でウェハ409を覆い、ウェハ409をウェハ409の厚さ未満の特定の深さまでエッチングして第1の溝402を形成し、マスクを除去してそれらの側壁が露出された柱状チャネル401を形成することによって、ウェハ409の表面上に形成され得る。一部の実施形態において、ウェハ409は、フォトリソグラフィ(PH)またはドライエッチング(ET)、たとえば、電子ビームリソグラフィ、プラズマエッチング、および反応性イオンエッチング(RIE)を使用することによってエッチングされ得る。
【0043】
図4Cは、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス400Aの絶縁層の形成を示す上面図である。一部の実施形態においては、絶縁材料、たとえば、SiOが、第1の溝402および柱状チャネル401の側壁を覆う絶縁層403を形成するために第1の溝402内に堆積され得る。一部の実施形態においては、それから、化学機械研磨(CMP)が、絶縁材料の残留物を研磨し、除去して、柱状チャネル401の上面を露出させるために採用され得る。
【0044】
図4Dは、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス400Aの第2の溝および第3の溝の形成を示す上面図である。実施形態においては、絶縁層403が、柱状チャネル401、たとえば、長方形柱状チャネル401の各々の側壁のうちの1つを露出させる第2の溝404と、Y方向の行の2つの隣接するトランジスタ(すなわち、2つの隣接する長方形柱状チャネル401)の間に各々が置かれる第3の溝405とを形成するためにエッチングされ得る。一部の実施形態において、第2の溝404の各々は、互いに隣接し、X方向の列に配置されるトランジスタの柱状チャネル401の側壁を露出させる。実施形態において、第2の溝404のうちの対応する2つによって露出される2つの隣接する長方形柱状チャネル401の側壁は、図4Dにされるように、反対方向を向き得る。別の実施形態において、第2の溝404の対応する2つによって露出される2つの隣接する長方形柱状チャネル401の側壁は、同じ方向を向き得る。一部の実施形態において、第3の溝405と、第3の溝405が間に置かれる2つの第2の溝404の各々とは、図4Dに示されるように、長方形柱状チャネル401の反対側の側壁に置かれる。
【0045】
図4Eは、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス400Aのゲート酸化層の形成を示す上面図である。実施形態において、第2の溝404によって露出される長方形柱状チャネル401の側壁は、長方形柱状チャネル401の露出された側壁にゲート酸化層406を形成するために、たとえば、直接酸化(direct oxidization)、アルカリ性酸化(alkaline oxidization)、または酸性酸化(acidic oxidization)によって酸化され得る。たとえば、第2の溝404によって露出される長方形柱状チャネル401の側壁が、加熱され、直接酸化されることが可能であり、その結果、側壁内のシリコンが、高温で酸化物質を含む空気と反応して、長方形柱状チャネル401の側壁に二酸化ケイ素膜、すなわち、ゲート酸化層406を形成する。一部の実施形態において、ゲート酸化層406は、二酸化ケイ素(SiO)などの絶縁材料を含み得る。
【0046】
図4Fは、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス400Aの電磁遮蔽要素およびワード線の形成を示す上面図である。実施形態においては、第3の溝405および第2の溝404が、それぞれ、電磁遮蔽要素408およびワード線(またはゲート)407を形成するために金属材料を充填され得る。したがって、ワード線407および電磁遮蔽要素408は、単一の堆積ステップにおいて形成され得る。ある実施形態において、金属材料は、タングステン(W)、コバルト(Co)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、またはその他の好適な金属材料を含み得るがこれらに限定されない。実施形態において、電磁遮蔽要素408は、ポリシリコンで作られ得る。実施形態において、ワード線407の各々は、X方向の列に配置されるトランジスタのうちの隣接するいくつかを、それらの柱状チャネル401の側壁において電気的に接続することができる。実施形態において、ゲート酸化層406は、ワード線407を柱状チャネル401から分離し、電荷の漏れを防止するために柱状チャネル401とワード線407との間に置かれる。実施形態において、ワード線407が置かれる2つの隣接する長方形柱状チャネル401の側壁は、図4Fにされるように、反対方向を向き得る。別の実施形態において、ワード線407が置かれる2つの隣接する長方形柱状チャネル401の側壁は、同じ方向を向き得る。一部の実施形態において、電磁遮蔽要素408と、電磁遮蔽要素408が間に置かれる2つのワード線407の各々とは、図4Fに示されるように、長方形柱状チャネル401の反対側の側壁に置かれる。電磁遮蔽要素408は、隣接する柱状チャネル410が互いに干渉するのを防ぎ、ワード線407と柱状チャネル401との間に生じる結合効果(coupling effect)を減らすことができる。ワード線407は、ワード線電圧を印加されることが可能であり、ワード線407に接続されたトランジスタが、有効化または無効化され得る。
【0047】
一部の実施形態においては、トランジスタのソースまたはドレインを接続するために、ビット線が形成され得る。半導体デバイス400Aに書き込まれたデータを記憶するために、記憶キャパシタ(storage capacitor)がさらに形成される。記憶キャパシタの各々は、トランジスタのうちの対応するトランジスタのドレインまたはソースに接続された第1の電極と、共通端子に接続された第2の電極とを有する。実施形態において、共通端子は、低電圧、たとえば、0.5Vに接続され得る。別の実施形態において、共通端子は、接地され得る。実施形態において、電磁遮蔽要素408は、電磁遮蔽要素408がさらに低い電圧を有することができるように、高い仕事関数を有する金属材料で作られ得る。
【0048】
実施形態において、電磁遮蔽要素408のうちの少なくとも1つは、チャネル401のうちの対応するチャネル401に印加される第2の電圧よりも低い第1の電圧を印加され得る。別の実施形態において、電磁遮蔽要素408は、隣接する2つのトランジスタの間の中間領域に置かれることが可能であり、第1の電圧は、第2の電圧の半分未満であることが可能である。一部の実施形態において、電磁遮蔽要素のうちの少なくとも1つは、電磁遮蔽要素408が間に置かれる隣接する2つのトランジスタのうちの第1のトランジスタが、電磁遮蔽要素408により生成される第1の電磁界と隣接する2つのトランジスタのうちの第2のトランジスタにより生成される第2の電磁界との組合せによって、第2の電磁界によって影響を受けるよりも少ない影響を受けるように電圧を印加され得る。
【0049】
実施形態において、電磁遮蔽要素408は、共通端子に接続され得る。別の実施形態において、電磁遮蔽要素408は、共通端子と切り離され、独立して電圧を供給され得る。
【0050】
一部の実施形態において、第2の溝404は、エッチング深さが第3の溝405よりも深くなり得る。第2の溝404および第3の溝405のエッチング深さは、エッチング時間、気体流量、気体流割合(gas flow proportion)、圧力、および温度などの様々なエッチングパラメータを決定することによって制御され得る。たとえば、一定のエッチングレートの下では、エッチング時間が長くなるほど、第3の方向、たとえば、Z方向に形成される溝は深くなる。実施形態において、第2の溝404は、エッチングパラメータを制御することによって、第3の溝405よりも深いエッチング深さを有することができる。第2の溝404および第3の溝405は、ドライエッチング、たとえば、プラズマエッチングによって形成され得る。
【0051】
一部の実施形態において、第1の方向および第2の方向は、90度以下の夾角を含み得る。
【0052】
図5は、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス500の断面図である。半導体デバイス500は、方法400によって製造され得る。実施形態において、半導体デバイス500は、X-Y平面内のアレイに配置された複数のトランジスタを含むことができ、トランジスタの各々は、チャネル、たとえば、柱状チャネル501を含むことができる。たとえば、アレイは、第1の方向、たとえば、X方向に沿って配置される複数の行と、行と交差し、第2の方向、たとえば、Y方向に沿って配置される複数の列とを含み得る。トランジスタの各々は、チャネル501を含むことができ、トランジスタのチャネル501は、アレイ内の第1の方向および第2の方向に沿って配置される。実施形態において、チャネル501の各々は、柱の形状であることが可能であり、第1の方向および第2の方向によって定義される平面に垂直な第3の方向、たとえば、Z方向に沿って延びることが可能である。たとえば、柱は、長方形、円、ひし形、または任意のその他の多角形の形状の断面を持ち得る。実施形態において、アレイの列の各々の柱状チャネル501は、その側壁に酸化層506およびワード線507を順に形成されることが可能であり、酸化層506とワード線507との両方は、第1の方向、たとえば、X方向に沿って延び、柱状チャネル501は、したがって、ワード線507によって互いに接続され得る。実施形態においては、ソース504およびドレイン503が、それぞれ、柱状チャネル501の各々の2つの端部に形成され得る。一部の実施形態において、ソース504およびドレイン503は、交換可能である。実施形態においては、電磁遮蔽要素508が、Y方向の行に置かれ、X方向に沿って延びるトランジスタのうちの隣接する2つのトランジスタの間に置かれ得る。たとえば、電磁遮蔽要素508は、ワード線507と平行であることが可能である。
【0053】
一部の実施形態においては、図5に示されるように、電磁遮蔽要素508の少なくとも1つが、ソース504およびドレイン503と重ならない、柱状チャネル501のうちの対応する柱状チャネル501上へのY方向の突出部を有する。たとえば、電磁遮蔽要素508は、柱状チャネル501の長さよりも短く、長さの3分の1以上であるZ方向に延びる長さを有する。
【0054】
一部の実施形態においては、図5に示されるように、柱状チャネル501のうちの隣接する2つが、反対方向を向いた、それらの側壁に形成されたそれらのワード線507を有し、電磁遮蔽要素508のうちの1つが、2つの柱状チャネル501の間で、対応するワード線507が形成される側壁とは反対側の柱状チャネル501の側壁に置かれる。
【0055】
ある実施形態において、半導体デバイス500は、トランジスタのドレイン503に接続されるビット線510と、半導体デバイス500に書き込まれたデータを記憶するための、記憶キャパシタパッド505を介してその第1の端子においてソース504に接続され、その第2の端子において共通端子(図示せず)に接続される記憶キャパシタ509とをさらに含み得る。
【0056】
一部の実施形態において、電磁遮蔽要素508は、共通端子に接続されることが可能であり、したがって、共通端子に印加される電圧が、電磁遮蔽要素508に提供されることが可能である。
【0057】
図6Aから図6Eは、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス600の製造を示す。半導体デバイス600において、ワード線は、同じ方向を向いた任意の2つの隣接するトランジスタ(またはチャネル)の側壁に形成される。
【0058】
図6Aは、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス600の柱状チャネルの形成を示す上面図である。図6Aに示されるように、たとえば、X-Y平面内のアレイに配置される複数のチャネル601が、ウェハ(図示せず)の表面上に形成される。たとえば、アレイは、第1の方向、たとえば、X方向に沿って配置される複数の行と、行と交差し、第2の方向、たとえば、Y方向に沿って配置される複数の列とを含み得る。実施形態において、チャネル601の各々は、柱、たとえば、長方形の柱の形状であることが可能であり、長方形柱状チャネル601の各々は、第1の方向および第2の方向によって定義される平面に垂直な第3の方向、たとえば、Z方向に沿って延びることが可能である。
【0059】
一部の実施形態において、柱状チャネル601は、柱状チャネル601を形成するために使用されるウェハの特定の領域を覆うマスク(図示せず)でウェハを覆い、ウェハをウェハの厚さ未満の特定の深さまでエッチングして、柱状チャネル601の間に置かれる第1の溝602を形成し、マスクを除去してそれらの側壁が露出された柱状チャネル601を形成することによって、ウェハの表面上に形成され得る。一部の実施形態において、ウェハは、フォトリソグラフィ(PH)またはドライエッチング(ET)、たとえば、電子ビームリソグラフィ、プラズマエッチング、および反応性イオンエッチング(RIE)を使用することによってエッチングされ得る。
【0060】
図6Bは、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス600の絶縁層の形成を示す上面図である。一部の実施形態においては、絶縁材料、たとえば、SiOが、第1の溝602および柱状チャネル601の側壁を覆う絶縁層603を形成するために第1の溝602内に堆積され得る。一部の実施形態においては、それから、化学機械研磨(CMP)が、絶縁材料の残留物を研磨し、除去して、柱状チャネル601の上面を露出させるために採用され得る。
【0061】
図6Cは、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス600の第2の溝および第3の溝の形成を示す上面図である。実施形態においては、絶縁層603が、柱状チャネル601、たとえば、長方形柱状チャネル601の各々の側壁のうちの1つを露出させる第2の溝604と、Y方向の行の2つの隣接するトランジスタ(すなわち、2つの隣接する長方形柱状チャネル601)の間に各々が置かれる第3の溝605とを形成するためにエッチングされ得る。一部の実施形態において、第2の溝604の各々は、互いに隣接し、X方向の列に配置されるトランジスタの柱状チャネル401の側壁を露出させる。実施形態において、第2の溝604のうちの対応する2つによって露出される2つの隣接する長方形柱状チャネル601の側壁は、図6Cに示されるように、同じ方向を向き得る。別の実施形態において、第2の溝604の対応する2つによって露出される2つの隣接する長方形柱状チャネル601の側壁は、反対方向を向き得る。一部の実施形態において、第3の溝605と、第3の溝605が間に置かれる2つの第2の溝604の各々とは、図6Cに示されるように、長方形柱状チャネル601の反対側の側壁に置かれる。
【0062】
一部の実施形態において、第2の溝604は、エッチング深さが第3の溝605よりも深くなり得る。第2の溝604および第3の溝605のエッチング深さは、エッチング時間、気体流量、気体流割合、圧力、および温度などの様々なエッチングパラメータを決定することによって制御され得る。たとえば、一定のエッチングレートの下では、エッチング時間が長くなるほど、第3の方向、たとえば、Z方向に形成される溝は深くなる。実施形態において、第2の溝604は、エッチングパラメータを制御することによって、第3の溝605よりも深いエッチング深さを有することができる。第2の溝604および第3の溝605は、ドライエッチング、たとえば、プラズマエッチングによって形成され得る。
【0063】
図6Dは、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス600のゲート酸化層の形成を示す上面図である。実施形態において、第2の溝604によって露出される長方形柱状チャネル601の側壁は、長方形柱状チャネル601の露出された側壁にゲート酸化層606を形成するために、たとえば、直接酸化、アルカリ性酸化、または酸性酸化によって酸化され得る。たとえば、第2の溝604によって露出される長方形柱状チャネル601の側壁が、加熱され、直接酸化されることが可能であり、その結果、側壁内のシリコンが、高温で酸化物質を含む空気と反応して、長方形柱状チャネル601の側壁に二酸化ケイ素膜、すなわち、ゲート酸化層606を形成する。一部の実施形態において、ゲート酸化層606は、二酸化ケイ素(SiO)などの絶縁材料を含み得る。
【0064】
図6Eは、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス600の電磁遮蔽要素およびワード線の形成を示す上面図である。実施形態においては、第3の溝605および第2の溝604が、それぞれ、電磁遮蔽要素608およびワード線(またはゲート)607を形成するために金属材料を充填され得る。したがって、ワード線607および電磁遮蔽要素608は、単一の堆積ステップにおいて形成され得る。別の実施形態において、ワード線607および電磁遮蔽要素608は、2つのプロセスのステップにおいて順に形成され得る。ある実施形態において、金属材料は、タングステン(W)、コバルト(Co)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、またはその他の好適な金属材料を含み得るがこれらに限定されない。実施形態において、ワード線607の各々は、X方向の列に配置されるトランジスタのうちの隣接するいくつかを、それらの柱状チャネル601の側壁において電気的に接続することができる。実施形態において、ゲート酸化層606は、ワード線607を柱状チャネル601から分離し、電荷の漏れを防止するために柱状チャネル601とワード線607との間に置かれる。実施形態において、ワード線607が置かれる2つの隣接する長方形柱状チャネル601の側壁は、図6Eにされるように、同じ方向を向き得る。別の実施形態において、ワード線607が置かれる2つの隣接する長方形柱状チャネル601の側壁は、反対方向を向き得る。一部の実施形態において、電磁遮蔽要素608と、電磁遮蔽要素608が間に置かれる2つのワード線607の各々とは、図6Eに示されるように、長方形柱状チャネル601の反対側の側壁に置かれる。電磁遮蔽要素608は、隣接する柱状チャネル601が互いに干渉するのを防ぎ、ワード線607と柱状チャネル601との間に生じる結合効果を減らすことができる。ワード線607は、ワード線電圧を印加されることが可能であり、ワード線407に接続されたトランジスタが、有効化または無効化され得る。
【0065】
一部の実施形態においては、トランジスタのドレインを接続するために、ビット線が形成され得る。半導体デバイス600に書き込まれたデータを記憶するために、記憶キャパシタがさらに形成される。記憶キャパシタの各々は、トランジスタのうちの対応するトランジスタのソースに接続された第1の電極と、共通端子に接続された第2の電極とを有する。実施形態において、共通端子は、低電圧、たとえば、0.5Vに接続され得る。別の実施形態において、共通端子は、接地され得る。
【0066】
実施形態において、電磁遮蔽要素608は、共通端子に接続され得る。別の実施形態において、電磁遮蔽要素608は、共通端子と切り離され、独立して電圧を供給され得る。一部の実施形態において、電磁遮蔽要素608は、接地され得る。
【0067】
図7は、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス700の断面図である。半導体デバイス700は、方法400によって製造され得る。半導体デバイス700は、第1の方向、たとえば、X方向および第2の方向、たとえば、Y方向によって定義されるX-Y平面内のアレイに配置された複数のトランジスタを含むことができ、トランジスタの各々は、X-Y平面に垂直な第3の方向、たとえば、Z方向に延びるチャネル701、たとえば、長方形柱状チャネルを含む。ゲート酸化層706およびワード線707が、長方形柱状チャネル701の各々の側壁のうちの1つに順に形成される。したがって、ゲート酸化層706は、ワード線707を長方形柱状チャネル701から分離し、電荷の漏れを防止するために長方形柱状チャネル701とワード線707との間に置かれる。ワード線707の各々は、第1の方向、たとえば、X方向に沿って延び、X方向の列に配置されるトランジスタの少なくとも一部を接続することができる。電磁遮蔽要素708が、Y方向の行に配置される少なくとも2つの隣接するトランジスタの間に置かれる。実施形態において、電磁遮蔽要素708は、X方向に延びることができる。ある実施形態において、ワード線707および電磁遮蔽要素708は、平行である。ソース704およびドレイン703が、それぞれ、柱状チャネル701の各々の2つの端部に形成される。
【0068】
実施形態においては、図7に示されるように、電磁遮蔽要素708は、柱状チャネル701が延びる方向、たとえば、Z方向に沿ってワード線707よりも長い長さを有する。電磁遮蔽要素708の長さおよびワード線707の長さは、それぞれ、第3の溝、たとえば、第3の溝605および第2の溝、たとえば、第2の溝604のエッチング深さを制御することによって決定され得る。第2の溝604および第3の溝605のエッチング深さは、エッチング時間、気体流量、気体流割合、圧力、および温度などの様々なエッチングパラメータを決定することによって制御され得る。実施形態において、柱状チャネル701が延びる方向、たとえば、Z方向に沿った電磁遮蔽要素708の長さは、Z方向のワード線707の長さの3分の1よりも長い。
【0069】
ある実施形態において、半導体デバイス700は、トランジスタのドレイン703に接続されるビット線710と、半導体デバイス700に書き込まれたデータを記憶するための、記憶キャパシタパッド705を介してその第1の端子においてソース704に接続され、その第2の端子において共通端子(図示せず)に接続される記憶キャパシタ709とをさらに含み得る。
【0070】
実施形態において、電磁遮蔽要素708は、共通端子に接続されることが可能であり、したがって、共通端子に印加される電圧が、電磁遮蔽要素708に提供されることが可能である。別の実施形態において、電磁遮蔽要素708は、共通端子と切り離され、独立して電圧を供給され得る。
【0071】
図8は、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス800のコンタクトパッドの形成を示す上面図である。ビット線810が、たとえば、X-Y平面内のアレイに配置される複数のトランジスタのドレインに接続される。トランジスタの各々は、X-Y平面に垂直な方向、たとえば、Z方向に延びるチャネル809、たとえば、長方形柱状チャネルを有する。半導体デバイス800は、複数のワード線807および1つまたは複数の電磁遮蔽要素808を含み得る。ワード線807の各々は、X方向の列に配置されるトランジスタのうちの隣接するいくつかを、それらの側壁において電気的に接続することができる。電磁遮蔽要素808の各々は、Y方向の行に置かれるトランジスタのうちの隣接する2つの間に置かれ得る。実施形態において、ワード線807が形成される2つの隣接するトランジスタの長方形柱状チャネル809の側壁は、反対方向を向く。半導体デバイス800は、ワード線807に接続されたワード線コンタクトパッド801と、電磁遮蔽要素808に接続された電磁遮蔽コンタクトパッド802とをさらに含み得る。実施形態において、ワード線コンタクトパッド801および電磁遮蔽コンタクトパッド802は、それぞれ、ワード線807および電磁遮蔽要素808よりもサイズが大きい場合があるので、ワード線コンタクトパッド801のうちのすべての隣接する2つは、X方向においてアレイの2つの反対の側に置かれることが可能であり、ワード線807と電磁遮蔽要素808とが互いに接触することを防止するために、電磁遮蔽コンタクトパッド802のうちのどの電磁遮蔽コンタクトパッド802およびワード線コンタクトパッド801のうちの隣接するワード線コンタクトパッド801も、互いに対してずらされることが可能である。
【0072】
図9は、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス900のコンタクトパッドの形成を示す上面図である。ビット線910が、たとえば、X-Y平面内のアレイに配置される複数のトランジスタのソースまたはドレインに接続される。トランジスタの各々は、X-Y平面に垂直な方向、たとえば、Z方向に延びるチャネル909、たとえば、長方形柱状チャネルを有する。半導体デバイス900は、複数のワード線907および1つまたは複数の電磁遮蔽要素908を含み得る。ワード線907の各々は、X方向の列に配置されるトランジスタのうちの隣接するいくつかを、それらの側壁において電気的に接続することができる。電磁遮蔽要素908の各々は、Y方向の行に置かれるトランジスタのうちの隣接する2つの間に置かれ得る。実施形態において、ワード線907が形成される2つの隣接するトランジスタの長方形柱状チャネル909の側壁は、同じ方向を向く。半導体デバイス900は、ワード線907に接続されたワード線コンタクトパッド901と、電磁遮蔽要素908に接続された電磁遮蔽コンタクトパッド902とをさらに含み得る。一部の実施形態において、ワード線コンタクトパッド901および電磁遮蔽コンタクトパッド902は、X方向においてアレイの同じ側に置かれ、電磁遮蔽コンタクトパッド902のうちのどの電磁遮蔽コンタクトパッド902およびワード線コンタクトパッド901のうちの隣接するワード線コンタクトパッド901も、互いに対してずらされる。
【0073】
図9Aは、本開示の一部の実施形態による半導体デバイス900Aのコンタクトパッドの形成を示す上面図である。ビット線910Aが、たとえば、X-Y平面内のアレイに配置される複数のトランジスタのソースまたはドレインに接続される。トランジスタの各々は、X-Y平面に垂直な方向、たとえば、Z方向に延びるチャネル909A、たとえば、長方形柱状チャネルを有する。半導体デバイス900Aは、複数のワード線907Aおよび1つまたは複数の電磁遮蔽要素908Aを含み得る。ワード線907Aの各々は、X方向の列に配置されるトランジスタのうちの隣接するいくつかを、それらの側壁において電気的に接続することができる。電磁遮蔽要素908Aの各々は、Y方向の行に置かれるトランジスタのうちの隣接する2つの間に置かれ得る。実施形態において、ワード線907Aが形成される2つの隣接するトランジスタの長方形柱状チャネル909Aの側壁は、同じ方向を向く。半導体デバイス900Aは、ワード線907Aに接続されたワード線コンタクトパッド901Aと、電磁遮蔽要素908Aに接続された電磁遮蔽コンタクトパッド902Aとをさらに含み得る。一部の実施形態においては、ワード線907Aと電磁遮蔽要素908とが互いに接触することを防止するために、ワード線コンタクトパッド901Aおよび電磁遮蔽コンタクトパッド902Aのいずれの隣接する2つも、X方向においてアレイの反対側に置かれる。たとえば、図9Aに示されるように、電磁遮蔽コンタクトパッド902Aは、X方向においてアレイの裏側に置かれ、一方、電磁遮蔽コンタクトパッド902Aに隣接するワード線コンタクトパッド901Aは、X方向においてアレイの表側に置かれる。
【0074】
図10Aから図10Hは、本開示の一部の実施形態による様々な構成の電磁遮蔽要素1008Aから1008Hを有する半導体デバイス1000Aから1000Hの断面図である。半導体デバイス1000A/1000B/1000C/1000D/1000E/1000F/1000G/1000Hは、たとえば、X-Y平面内に配置された複数のトランジスタを含み、トランジスタの各々は、Z方向に延びるチャネル1001A/1001B/1001C/1001D/1001E/1001F/1001G/1001H、たとえば、長方形柱状チャネルと、柱状チャネル1001A/1001B/1001C/1001D/1001E/1001F/1001G/1001Hの2つの端部にそれぞれ形成されたソース1004A/1004B/1004C/1004D/1004E/1004F/1004G/1004Hおよびドレイン1003A/1003B/1003C/1003D/1003E/1003F/1003G/1003Hと、各々がX方向の列に配置されるトランジスタのうちの隣接するいくつかを柱状チャネル1001A/1001B/1001C/1001D/1001E/1001F/1001G/1001Hの側壁において電気的に接続する複数のワード線1007A/1007B/1007C/1007D/1007E/1007F/1007G/1007Hと、各々がY方向の行のトランジスタのうちの隣接する2つの間に置かれる1つまたは複数の電磁遮蔽要素1008A/1008B/1008C/1008D/1008E/1008F/1008G/1008Hとを含む。電磁遮蔽要素は、柱状チャネル上へのY方向の突出部を有することができ、長さが柱状チャネルと等しい(たとえば、電磁遮蔽要素1008A)か、または長さが柱状チャネルよりも短い(たとえば、柱状チャネル1001B、1001C、および1001Dに対して、それぞれ、中間領域、上部領域、および下部領域に置かれ得る電磁遮蔽要素1008B、1008C、および1008D)ことが可能である。電磁遮蔽要素は、長方形の形状の断面を有する(たとえば、電磁遮蔽要素1008Aから1008E、1008Gおよび1008H)か、または楕円形の形状の断面を有する(たとえば、電磁遮蔽要素1008F)ことが可能である。電磁遮蔽要素は、それぞれ、複数の電磁遮蔽セグメントを含むことが可能であり、複数の電磁遮蔽セグメントは、互いに隔てられ、Z方向に沿って配置される(たとえば、電磁遮蔽要素1008G)、および/またはY方向に沿って配置される(たとえば、電磁遮蔽要素1008H)。
【0075】
図11Aから図11Eは、本開示の一部の実施形態による様々な構成の電磁遮蔽要素1108Aから1108Eを有する半導体デバイス1100Aから1100Eの断面図である。半導体デバイス1100A/1100B/1100C/1100D/1100Eは、たとえば、X-Y平面内に配置された複数のトランジスタを含み、トランジスタの各々は、Z方向に延びるチャネル1101A/1101B/1101C/1101D/1101E、たとえば、長方形柱状チャネルと、柱状チャネル1101A/1101B/1101C/1101D/1101Eの2つの端部にそれぞれ形成されたソースおよびドレイン(図示せず)と、各々がX方向の列に配置されるトランジスタのうちの隣接するいくつかを柱状チャネル1101A/1101B/1101C/1101D/1101Eの側壁において電気的に接続する複数のワード線1107A/1107B/1107C/1107D/1107Eと、各々がY方向の行のトランジスタのうちの隣接する2つの間に置かれる1つまたは複数の電磁遮蔽要素1108A/1108B/1108C/1108D/1108Eとを含む。電磁遮蔽要素は、それぞれ、複数の電磁遮蔽セグメントを含むことが可能であり、複数の電磁遮蔽セグメントは、互いに隔てられ、Y方向に沿って配置される(たとえば、電磁遮蔽要素1108E)か、またはX方向に沿って配置される(たとえば、電磁遮蔽セグメントがそれぞれ図11Cおよび図11Dに示されるようにX方向および/もしくはY方向に延びることができる電磁遮蔽要素1108Cおよび1108D)。電磁遮蔽要素は、X方向の列に置かれるトランジスタのうちの隣接する2つの間にさらに置かれ得る(たとえば、電磁遮蔽要素1108Bおよび1108E)。
【0076】
図12Aから図12Cは、本開示の一部の実施形態による半導体デバイスの製造を示す断面図である。実施形態において、電磁遮蔽要素およびワード線は、単一プロセスで同時に形成され得る。たとえば、図12Aに示されるように、半導体デバイス1200Aのワード線WL(たとえば、ワード線407)および電磁遮蔽要素ESE(たとえば、電磁遮蔽要素408)をそれぞれ形成するために、垂直ゲート溝(vertical gate groove)(またはトレンチ)VG(たとえば、第2の溝404)と、垂直ゲート溝VGよりも幅の狭い分離溝(isolation groove)(またはトレンチ)ISO(たとえば、第3の溝405)とが、基板に形成されることが可能であり、酸化物層、たとえば、ゲート酸化層406が、垂直ゲート溝VGおよび分離溝ISOの露出された側壁に形成されることが可能であり、導体、たとえば、金属材料またはポリシリコンが、垂直ゲート溝VGおよび分離溝ISOに同時に堆積されることが可能である。
【0077】
別の実施形態においては、図12Bに示されるように、半導体デバイス1200Bのワード線WLおよび電磁遮蔽要素ESEが、順に形成され得る。たとえば、ワード線WLを形成するために、垂直ゲート溝VGが基板に形成されることが可能であり、酸化物層が垂直ゲート溝VGの露出された側壁に形成されることが可能であり、第1の導体が垂直ゲート溝VGに堆積されることが可能であり、電磁遮蔽要素ESEを形成するために、分離溝ISOがエッチングされ、基板に形成されることが可能であり、酸化物の裏張り(oxide liner)が分離溝ISOの露出された側壁に堆積されることが可能であり、第2の導体が分離溝ISOを埋めるために堆積されることが可能である。
【0078】
一部の実施形態においては、図12Cに示されるように、半導体デバイス1200Cのワード線WLおよび電磁遮蔽要素ESEが、個々に形成されることが可能である。たとえば、コンタクトパッド、たとえば、図9Aに示された電磁遮蔽コンタクトパッド902Aがその中に形成される溝が、形成され、酸化物を充填されることが可能であり、それから、垂直ゲート溝VGおよび分離溝ISOが、たとえば、自己整合ダブルパターニング(SADP:self-aligned double patterning)によってエッチングされることが可能である。したがって、半導体デバイス1200Cの裏側の電磁遮蔽コンタクトパッドが形成されるべき分離溝ISOの部分は、垂直ゲート溝VGよりも深いことが可能であり、分離溝ISOの残りは、垂直ゲート溝VGと同程度に深いことが可能である。その後、ワード線WLを形成するために、酸化物層および第1の導体が垂直ゲート溝VG内に順に形成されることが可能であり、電磁遮蔽要素ESEおよび電磁遮蔽コンタクトパッドをそれぞれ形成するために、半導体デバイス1200Cの裏側が分離溝ISOに充填された酸化物を露出させるために薄くされることが可能であり、それから、酸化物が窪まされることが可能であり、酸化物の裏張りが分離溝ISOの露出された側壁に堆積されることが可能であり、第2の導体が分離溝ISOおよび酸化物が窪まされた後に形成される空間を埋めることが可能である。
【0079】
図13は、本開示の一部の実施形態によるメモリシステム1300のブロック図を示す。メモリシステム1300は、1つまたは複数の半導体デバイス1301から1304、たとえば、半導体デバイス400A、500、600、700、800、900A、1000A~1000H、1100A~1100E、および1200A~1200Cを含み得る。一部の実施形態において、メモリシステム1300は、ソリッドステートドライブ(SSD)またはメモリモジュールであることが可能である。
【0080】
メモリシステム1300は、その他の好適な構成要素を含み得る。たとえば、メモリシステム1300は、互いに結合されたインターフェース(またはマスタインターフェース回路)1310およびマスタコントローラ(または制御回路)1320を含み得る。メモリシステム1300は、マスタコントローラ1320を半導体デバイス1301から1304と結合するバス1330も含み得る。さらに、マスタコントローラ1320は、それぞれの制御線1340~1370によって示されるように、半導体デバイス1301から1304とそれぞれ接続される。
【0081】
インターフェース1310は、メモリシステム1300とホストデバイスとの間を接続するように機械的および電気的に好適に構成され、メモリシステム1300とホストデバイスとの間でデータを転送するために使用され得る。
【0082】
マスタコントローラ1320は、データ転送のためにそれぞれの半導体デバイス1301から1304をインターフェース1310に接続するように構成される。たとえば、マスタコントローラ1320は、データ転送のために半導体デバイス1301から1304のうちの1つまたは複数をアクティブ化するために、半導体デバイス1301から1304にそれぞれ有効化/無効化信号を提供するように構成され得る。
【0083】
マスタコントローラ1320は、メモリシステム1300内の様々な命令の完了の責任を負う。たとえば、マスタコントローラ1320は、不良ブロック管理、エラーチェックおよび訂正、ガベージコレクションなどを実行することができる。一部の実施形態において、マスタコントローラ1320は、プロセッサチップを使用して実装され得る。一部の例において、マスタコントローラ1320は、複数のマスタ制御ユニット(MCU)を使用して実装され得る。
【0084】
以上は、当業者が本開示の態様をより深く理解する可能性があるように、いくつかの実施形態の特徴を概説する。当業者は、本明細書において紹介された実施形態と同じ目的を遂行するおよび/または同じ利点を実現するためにその他のプロセスおよび構造を設計または修正するための基礎として本開示を容易に使用する可能性があることを理解するはずである。また、当業者は、そのような均等な構造物が本開示の趣旨および範囲を逸脱せず、当業者が本開示の趣旨および範囲を逸脱することなく本明細書において様々な変更、置換、および改変を行ってよいことを認めるはずである。
【符号の説明】
【0085】
100A プレーナ型アレイトランジスタ、プレーナ型半導体デバイス
100B BCAT
200 半導体デバイス
210 トランジスタ
211 チャネル、柱状チャネル
212 ソース
213 ドレイン
400A 半導体デバイス
401 チャネル、柱状チャネル、長方形柱状チャネル
402 第1の溝
403 絶縁層
404 第2の溝
405 第3の溝
406 ゲート酸化層
407 ワード線
408 電磁遮蔽要素
409 ウェハ
500 半導体デバイス
501 柱状チャネル
503 ドレイン
504 ソース
505 記憶キャパシタパッド
506 酸化層
507 ワード線
508 電磁遮蔽要素
509 記憶キャパシタ
510 ビット線
600 半導体デバイス
601 チャネル、長方形柱状チャネル、柱状チャネル
602 第1の溝
603 絶縁層
604 第2の溝
605 第3の溝
606 ゲート酸化層
607 ワード線
608 電磁遮蔽要素
700 半導体デバイス
701 チャネル、長方形柱状チャネル、柱状チャネル
703 ドレイン
704 ソース
706 ゲート酸化層
707 ワード線
708 電磁遮蔽要素
709 記憶キャパシタ
710 ビット線
800 半導体デバイス
801 ワード線コンタクトパッド
802 電磁遮蔽コンタクトパッド
807 ワード線
808 電磁遮蔽要素
809 チャネル、長方形柱状チャネル
810 ビット線
900 半導体デバイス
900A 半導体デバイス
901 ワード線コンタクトパッド
901A ワード線コンタクトパッド
902 電磁遮蔽コンタクトパッド
902A 電磁遮蔽コンタクトパッド
907 ワード線
907A ワード線
908 電磁遮蔽要素
908A 電磁遮蔽要素
909 チャネル、長方形柱状チャネル
909A チャネル、長方形柱状チャネル
910 ビット線
910A ビット線
1000A 半導体デバイス
1000B 半導体デバイス
1000C 半導体デバイス
1000D 半導体デバイス
1000E 半導体デバイス
1000F 半導体デバイス
1000G 半導体デバイス
1000H 半導体デバイス
1001A チャネル、柱状チャネル
1001B チャネル、柱状チャネル
1001C チャネル、柱状チャネル
1001D チャネル、柱状チャネル
1001E チャネル、柱状チャネル
1001F チャネル、柱状チャネル
1001G チャネル、柱状チャネル
1001H チャネル、柱状チャネル
1003A ドレイン
1003B ドレイン
1003C ドレイン
1003D ドレイン
1003E ドレイン
1003F ドレイン
1003G ドレイン
1003H ドレイン
1004A ソース
1004B ソース
1004C ソース
1004D ソース
1004E ソース
1004F ソース
1004G ソース
1004H ソース
1007A ワード線
1007B ワード線
1007C ワード線
1007D ワード線
1007E ワード線
1007F ワード線
1007G ワード線
1007H ワード線
1008A 電磁遮蔽要素
1008B 電磁遮蔽要素
1008C 電磁遮蔽要素
1008D 電磁遮蔽要素
1008E 電磁遮蔽要素
1008F 電磁遮蔽要素
1008G 電磁遮蔽要素
1008H 電磁遮蔽要素
1100A 半導体デバイス
1100B 半導体デバイス
1100C 半導体デバイス
1100D 半導体デバイス
1100E 半導体デバイス
1101A チャネル、柱状チャネル
1101B チャネル、柱状チャネル
1101C チャネル、柱状チャネル
1101D チャネル、柱状チャネル
1101E チャネル、柱状チャネル
1107A ワード線
1107B ワード線
1107C ワード線
1107D ワード線
1107E ワード線
1108A 電磁遮蔽要素
1108B 電磁遮蔽要素
1108C 電磁遮蔽要素
1108D 電磁遮蔽要素
1108E 電磁遮蔽要素
1200A 半導体デバイス
1200B 半導体デバイス
1200C 半導体デバイス
1300 メモリシステム
1301 半導体デバイス
1304 半導体デバイス
1310 インターフェース
1320 マスタコントローラ
1330 バス
1340 制御線
1370 制御線
WL1 ワード線
CH1 長方形柱状チャネル
CH2 長方形柱状チャネル
図1A
図1B
図2
図3
図4
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図4F
図5
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図7
図8
図9
図9A
図10A
図10B
図10C
図10D
図10E
図10F
図10G
図10H
図11A-11E】
図12A
図12B
図12C
図13
【国際調査報告】