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再表2018-154685吸収性物品の製造方法、製造装置、及び吸収性物品
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2018年8月30日
【発行日】2019年12月19日
(54)【発明の名称】吸収性物品の製造方法、製造装置、及び吸収性物品
(51)【国際特許分類】
   A61F 13/15 20060101AFI20191122BHJP
   A61F 13/49 20060101ALI20191122BHJP
   A61F 13/496 20060101ALI20191122BHJP
【FI】
   A61F13/15 311Z
   A61F13/15 355B
   A61F13/15 393
   A61F13/49 312Z
   A61F13/496 100
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】36
【出願番号】特願2017-565857(P2017-565857)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2017年2月23日
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,ST,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DJ,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IR,IS,JP,KE,KG,KH,KN,KP,KR,KW,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ
(71)【出願人】
【識別番号】000115108
【氏名又は名称】ユニ・チャーム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000176
【氏名又は名称】一色国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】二宮 彰秀
(72)【発明者】
【氏名】冨岡 正治
【テーマコード(参考)】
3B200
【Fターム(参考)】
3B200CA04
3B200CA06
3B200DA01
3B200EA12
3B200EA24
3B200EA27
(57)【要約】
搬送方向に連続する第1シート状部材の連続体の対向する一対の対向面同士の間に、弾性部材の連続体35aを伸長状態で配置する工程と、上記対向面同士を接合する接合部jを形成する接合部形成工程と、第1シート状部材の連続体に第2シート状部材の連続体を重ね合わせた後に、これら連続体同士を溶着するサイドシール部SSを、搬送方向に所定ピッチで設定された切断対象位置PCの両側に形成する工程と、同位置PCで切断して、弾性部材35と第1及び第2シート状部材とを有した吸収性物品1を生成する切断工程と、を有する。接合部形成工程では、第1シート状部材において伸長状態の弾性部材の連続体35aのCD方向の両側の位置に接合部j,jを形成する。切断工程の後では、CD方向に拡大した弾性部材35は両側の接合部j,j同士で挟圧される。厚さ方向から見ると、少なくとも接合部jの一部がサイドシール部SSと切断対象位置PCとの間に位置する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性部材が取り付けられて横方向の伸縮性が付与された第1シート状部材と第2シート状部材とを、前記横方向と交差する厚さ方向に重ね合わせた状態で溶着するサイドシール部を、前記横方向の各端部にそれぞれ有した吸収性物品の製造方法であって、
前記横方向を搬送方向として搬送され、前記搬送方向に連続する前記第1シート状部材の連続体の互いに対向する一対の対向面同士の間に、前記搬送方向に連続する前記弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態で配置する配置工程と、
前記第1シート状部材の連続体の前記一対の対向面同士を接合する接合部を前記搬送方向に間隔をあけて複数形成する接合部形成工程と、
前記接合部が形成された前記第1シート状部材の連続体に、前記搬送方向に連続する前記第2シート状部材の連続体を前記厚さ方向に重ね合わせる重ね合わせ工程と、
前記厚さ方向に重ね合わせられた前記第1シート状部材の連続体と前記第2シート状部材の連続体とを溶着する前記サイドシール部を、前記搬送方向に所定ピッチで設定された切断対象位置の両側にそれぞれ形成するサイドシール部形成工程と、
前記サイドシール部形成工程の後で、前記第1シート状部材の連続体、前記弾性部材の連続体、及び前記第2シート状部材の連続体を、前記切断対象位置で切断することにより、前記弾性部材と前記第1シート状部材と前記第2シート状部材とを有した前記吸収性物品を生成する切断工程と、を有し、
前記接合部形成工程では、前記弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態に維持しつつ、前記接合部を、前記搬送方向及び前記厚さ方向と交差するCD方向において前記弾性部材の連続体の両側の位置にそれぞれ形成し、
前記切断工程の後では、前記搬送方向に収縮しつつ前記CD方向に拡大した前記弾性部材は、前記両側の前記接合部同士で前記CD方向に挟圧されて前記第1シート状部材に取り付けられており、
前記厚さ方向から前記第1シート状部材の連続体を見た場合に、前記複数の前記接合部のうちの少なくとも1つの接合部の一部が、前記搬送方向において前記サイドシール部と前記切断対象位置との間の位置に設けられていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記切断工程では、前記切断対象位置としての前記CD方向に延びる切断対象線に沿って切断し、
前記サイドシール部と前記切断対象線との間に少なくとも前記一部が位置する前記接合部のうちの少なくとも1つの接合部の長手方向は、前記切断対象線が延びる方向と交差していることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
【請求項3】
請求項2に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記長手方向の前記接合部は、前記切断対象線を前記搬送方向に跨いで設けられることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記搬送方向における前記サイドシール部と前記切断対象位置との間の大きさの方が、前記サイドシール部の前記搬送方向の大きさよりも大きいことを特徴とする吸収性物品の製造方法。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記弾性部材の連続体は、前記CD方向に並んで複数本配置されており、
前記CD方向の前記両側の前記接合部同士を接合部対とした場合に、前記弾性部材の連続体毎に、それぞれ前記接合部対が対応して設けられており、
前記サイドシール部と前記切断対象位置との間に位置する少なくとも3対の前記接合部対は、前記搬送方向と交差する直線上に位置していることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記複数の前記接合部のうちの少なくとも幾つかの前記接合部は、前記両側の前記サイドシール部及び前記切断対象位置を前記搬送方向に跨ぐように前記搬送方向に所定の形成ピッチで設けられており、
前記第1シート状部材の連続体において前記両側の前記サイドシール部同士の間に位置する前記サイドシール部が形成されない部分のことを、サイドシール部非形成部分とした場合に、前記サイドシール部非形成部分の前記搬送方向の大きさの半値よりも、前記形成ピッチの大きさの方が小さいことを特徴とする吸収性物品の製造方法。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記第2シート状部材は、第2弾性部材が取り付けられて前記横方向に伸縮性が付与されており、
前記第2シート状部材の連続体の互いに対向する一対の対向面同士の間に、前記搬送方向に連続する前記第2弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態で配置する第2配置工程と、
前記第2シート状部材の連続体の前記一対の対向面同士を接合する第2接合部を前記搬送方向に間隔をあけて複数形成する第2接合部形成工程と、を有し、
前記重ね合わせ工程では、前記接合部が形成された前記第1シート状部材の連続体に、前記第2接合部が形成された前記第2シート状部材の連続体を前記厚さ方向に重ね合わせ、
前記切断工程では、前記第1シート状部材の連続体、前記弾性部材の連続体、前記第2シート状部材の連続体、及び前記第2弾性部材の連続体を、前記切断対象位置で切断することにより、前記弾性部材と前記第1シート状部材と前記第2弾性部材と前記第2シート状部材とを有した前記吸収性物品を生成し、
前記第2接合部形成工程では、前記第2弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態に維持しつつ、前記第2接合部を、前記CD方向において前記第2弾性部材の連続体の両側の位置にそれぞれ形成し、
前記切断工程の後では、前記搬送方向に収縮しつつ前記CD方向に拡大した前記第2弾性部材は、前記両側の前記第2接合部同士で前記CD方向に挟圧されて前記第2シート状部材に取り付けられており、
前記厚さ方向から前記第2シート状部材の連続体を見た場合に、前記複数の前記第2接合部のうちの少なくとも1つの第2接合部の一部が、前記搬送方向において前記サイドシール部と前記切断対象位置との間の位置に設けられていることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
【請求項8】
請求項7に記載の吸収性物品の製造方法であって、
前記第1シート状部材の連続体において前記サイドシール部と前記切断対象位置との間の位置に少なくとも前記一部が設けられた前記接合部を第1余白接合部とするとともに、前記第2シート状部材の連続体において前記サイドシール部と前記切断対象位置との間の位置に少なくとも前記一部が設けられた前記第2接合部を第2余白接合部とした場合に、
複数の前記第1余白接合部のうちの少なくとも1つの第1余白接合部が、複数の前記第2余白接合部のうちで前記第1余白接合部と最も近い第2余白接合部に対して前記搬送方向又は前記CD方向に位置ずれするように、前記重ね合わせ工程では、前記第1シート状部材の連続体と前記第2シート状部材の連続体とを重ね合わせることを特徴とする吸収性物品の製造方法。
【請求項9】
弾性部材が取り付けられて横方向の伸縮性が付与された第1シート状部材と第2シート状部材とを、前記横方向と交差する厚さ方向に重ね合わせた状態で溶着するサイドシール部を、前記横方向の各端部にそれぞれ有した吸収性物品の製造装置であって、
前記横方向を搬送方向として搬送され、前記搬送方向に連続する前記第1シート状部材の連続体の互いに対向する一対の対向面同士の間に、前記搬送方向に連続する前記弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態で配置する配置装置と、
前記第1シート状部材の連続体の前記一対の対向面同士を接合する接合部を前記搬送方向に間隔をあけて複数形成する接合部形成装置と、
前記接合部が形成された前記第1シート状部材の連続体に、前記搬送方向に連続する前記第2シート状部材の連続体を前記厚さ方向に重ね合わせる重ね合わせ装置と、
前記厚さ方向に重ね合わせられた前記第1シート状部材の連続体と前記第2シート状部材の連続体とを溶着する前記サイドシール部を、前記搬送方向に所定ピッチで設定された切断対象位置の両側にそれぞれ形成するサイドシール部形成装置と、
前記サイドシール部形成装置よりも前記搬送方向の下流側の位置で、前記第1シート状部材の連続体、前記弾性部材の連続体、及び前記第2シート状部材の連続体を、前記切断対象位置で切断することにより、前記弾性部材と前記第1シート状部材と前記第2シート状部材とを有した前記吸収性物品を生成する切断装置と、を有し、
前記接合部形成装置は、前記弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態に維持しつつ、前記接合部を、前記搬送方向及び前記厚さ方向と交差するCD方向において前記弾性部材の連続体の両側の位置にそれぞれ形成し、
前記切断装置よりも前記搬送方向の下流側では、前記搬送方向に収縮しつつ前記CD方向に拡大した前記弾性部材は、前記両側の前記接合部同士で前記CD方向に挟圧されて前記第1シート状部材に取り付けられており、
前記複数の前記接合部のうちの少なくとも1つの接合部の一部が、前記搬送方向において前記サイドシール部と前記切断対象位置との間の位置に設けられていることを特徴とする吸収性物品の製造装置。
【請求項10】
第1シート状部材と、
第2シート状部材と、
前記第1シート状部材の互いに対向する一対の対向面同士の間に横方向に沿って介挿された弾性部材と、
前記一対の対向面同士を接合すべく前記横方向に並んで複数設けられた接合部と、
前記横方向と交差する前後方向に重ね合わせた状態で前記第1シート状部材と前記第2シート状部材とを、前記横方向の各端部で溶着するサイドシール部と、を有した吸収性物品であって、
前記接合部は、前記横方向及び前記前後方向と交差する縦方向において前記弾性部材の両側の位置にそれぞれ形成されているとともに、前記両側の前記接合部同士で前記弾性部材は挟圧された状態となっており、
前記厚さ方向から前記第1シート状部材を見た場合に、前記複数の前記接合部のうちの少なくとも1つの接合部の一部が、前記第1シート状部材において前記サイドシール部よりも前記横方向の外側の位置に設けられていることを特徴とする吸収性物品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品の製造方法、製造装置、及び吸収性物品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、図1Aの概略斜視図に示すように、尿などの排泄物を吸収する吸収性物品の一例として使い捨ておむつ1’がある。そして、かかるおむつ1’は、弾性部材35’が取り付けられて横方向の伸縮性が付与された第1シート状部材31’と第2シート状部材41’とを、横方向及び縦方向と交差する厚さ方向に重ね合わせた状態で溶着するサイドシール部SS’を、横方向の各端部31e’,31e’(41e’,41e’)にそれぞれ有している。
【0003】
ここで、かかる弾性部材35’の第1シート状部材31’への取り付けは、通常、接着剤でなされる。しかし、接着剤で弾性部材35’を取り付けると、弾性部材35’の外周面に存在する当該接着剤の硬化に起因して弾性部材35’の弾性、つまり伸縮性が阻害されたり、第1シート状部材31’の柔軟性が阻害される恐れがある。そのため、最近では、接着剤を使用せずに弾性部材35’を第1シート状部材31’に取り付けることが検討されており、その方法の一例として、特許文献1には、次のような方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2001−504899号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図1B及び図1Cは、その説明用の概略平面図である。なお、本来図1Cの拡大図では、後述のように図1Bとの対比において弾性部材35’が搬送方向に収縮していることから、搬送方向に隣り合う接合部j’,j’の同方向の間隔は、図1Bの拡大図での接合部j’,j’の同方向の間隔より小さくなっているはずであるが、図1Cでは、便宜上図1Bでの上記間隔と同じ寸法で示している。なお、このことは、後述する図6A及び図6Bの拡大図でも同様である。以下、かような図1B及び図1Cに基づいて上記方法について説明する。
【0006】
先ず、図1Bに示すように、おむつ1’の横方向を搬送方向として搬送され、同搬送方向に連続する第1シート状部材の連続体31a’において互いに対向する一対の対向面同士の間に搬送方向に連続する弾性部材の連続体35a’を搬送方向に伸長した状態で介挿する。
【0007】
次に、一対の対向面同士を接合する接合部j’を搬送方向に間隔をあけて複数形成するが、このとき、当該接合部j’を、搬送方向と交差するCD方向において弾性部材の連続体35a’の両側の位置にそれぞれ形成するようにする。
【0008】
そうしたら、第1シート状部材の連続体31a’を、同連続体31a’における搬送方向の切断対象位置PC’で切断することにより、図1Cに示すように弾性部材35’が取り付けられた単票状の第1シート状部材31’が生成される。すなわち、この切断に基づいて、切断された弾性部材35’が搬送方向に収縮しつつCD方向に拡大しようとするが、ここで、当該弾性部材35’のCD方向の拡大が、CD方向の両側に位置する接合部j’,j’同士に規制されて、これにより、これら接合部j’,j’で弾性部材35’は、実質的にCD方向に挟圧された状態となる。そして、その結果、当該弾性部材35’が第1シート状部材31’に取り付けられた状態となる。
【0009】
また、図1Cに示すように上記の切断対象位置PC’で切断する際には、第2シート状部材の連続体41a’が、第1シート状部材の連続体31a’に重ね合わせられているとともに、サイドシール部SS’も、同切断対象位置PC’の搬送方向の両側に形成済みである。そして、これにより、当該切断対象位置PC’で切断されて生成された第1シート状部材31a’には、搬送方向たる横方向の両端部31e’,31e’にそれぞれサイドシール部SS’,SS’が設けられた状態となっている。
【0010】
一方、図1Aのおむつ1’の状態では、第1シート状部材31’における横方向の両側のサイドシール部SS’,SS’同士よりも横方向の内側の部分31in’が、着用者の胴部に腹側から当接する。そのため、当該内側の部分31in’には、上記の弾性部材35’に基づいて横方向の伸縮性が付与されている。
【0011】
なお、かかるおむつ1の使用に際しては、当該内側の部分31in’は、横方向に伸長されるが、その際、弾性部材35’も横方向に伸長される。すると、当該伸長に伴って横方向と交差する縦方向(CD方向と同じ方向)に弾性部材35’は縮小し、その結果、接合部j’,j’同士による弾性部材35’の挟圧が緩和されてしまう。そして、仮に、当該緩和が、弾性部材35’の横方向の端部35e’で起きた場合には、図1Aの一部拡大図の左図の状態から右図の状態へと、当該端部35e’が、横方向に並ぶ複数の接合部j’,j’…から順次外れてしまい得て、その結果、上記の内側の部分31in’における広い範囲に亘って弾性部材35’が接合部j’,j’から外れてしまう恐れがある。
【0012】
この点につき、図1Dに示すように第1シート状部材31’におけるサイドシール部SS’よりも横方向の外側の部分31out’は、おむつ1’の使用に際して横方向に伸長されることの無い部分である。そのため、当該外側の部分31out’に上述の接合部j’,j’を設ければ、おむつ1’の使用の際に弾性部材35’の端部35e’が第1シート状部材31’の接合部j’,j’から外れてしまうことを抑制可能なものと考えられる。
【0013】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、吸収性物品の使用に際して当該吸収性物品の第1シート状部材を横方向に伸長する際に、第1シート状部材の上記接合部同士から弾性部材の横方向の端部が外れてしまうことを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するための主たる発明は、
弾性部材が取り付けられて横方向の伸縮性が付与された第1シート状部材と第2シート状部材とを、前記横方向と交差する厚さ方向に重ね合わせた状態で溶着するサイドシール部を、前記横方向の各端部にそれぞれ有した吸収性物品の製造方法であって、
前記横方向を搬送方向として搬送され、前記搬送方向に連続する前記第1シート状部材の連続体の互いに対向する一対の対向面同士の間に、前記搬送方向に連続する前記弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態で配置する配置工程と、
前記第1シート状部材の連続体の前記一対の対向面同士を接合する接合部を前記搬送方向に間隔をあけて複数形成する接合部形成工程と、
前記接合部が形成された前記第1シート状部材の連続体に、前記搬送方向に連続する前記第2シート状部材の連続体を前記厚さ方向に重ね合わせる重ね合わせ工程と、
前記厚さ方向に重ね合わせられた前記第1シート状部材の連続体と前記第2シート状部材の連続体とを溶着する前記サイドシール部を、前記搬送方向に所定ピッチで設定された切断対象位置の両側にそれぞれ形成するサイドシール部形成工程と、
前記サイドシール部形成工程の後で、前記第1シート状部材の連続体、前記弾性部材の連続体、及び前記第2シート状部材の連続体を、前記切断対象位置で切断することにより、前記弾性部材と前記第1シート状部材と前記第2シート状部材とを有した前記吸収性物品を生成する切断工程と、を有し、
前記接合部形成工程では、前記弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態に維持しつつ、前記接合部を、前記搬送方向及び前記厚さ方向と交差するCD方向において前記弾性部材の連続体の両側の位置にそれぞれ形成し、
前記切断工程の後では、前記搬送方向に収縮しつつ前記CD方向に拡大した前記弾性部材は、前記両側の前記接合部同士で前記CD方向に挟圧されて前記第1シート状部材に取り付けられており、
前記厚さ方向から前記第1シート状部材の連続体を見た場合に、前記複数の前記接合部のうちの少なくとも1つの接合部の一部が、前記搬送方向において前記サイドシール部と前記切断対象位置との間の位置に設けられていることを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
また、
弾性部材が取り付けられて横方向の伸縮性が付与された第1シート状部材と第2シート状部材とを、前記横方向と交差する厚さ方向に重ね合わせた状態で溶着するサイドシール部を、前記横方向の各端部にそれぞれ有した吸収性物品の製造装置であって、
前記横方向を搬送方向として搬送され、前記搬送方向に連続する前記第1シート状部材の連続体の互いに対向する一対の対向面同士の間に、前記搬送方向に連続する前記弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態で配置する配置装置と、
前記第1シート状部材の連続体の前記一対の対向面同士を接合する接合部を前記搬送方向に間隔をあけて複数形成する接合部形成装置と、
前記接合部が形成された前記第1シート状部材の連続体に、前記搬送方向に連続する前記第2シート状部材の連続体を前記厚さ方向に重ね合わせる重ね合わせ装置と、
前記厚さ方向に重ね合わせられた前記第1シート状部材の連続体と前記第2シート状部材の連続体とを溶着する前記サイドシール部を、前記搬送方向に所定ピッチで設定された切断対象位置の両側にそれぞれ形成するサイドシール部形成装置と、
前記サイドシール部形成装置よりも前記搬送方向の下流側の位置で、前記第1シート状部材の連続体、前記弾性部材の連続体、及び前記第2シート状部材の連続体を、前記切断対象位置で切断することにより、前記弾性部材と前記第1シート状部材と前記第2シート状部材とを有した前記吸収性物品を生成する切断装置と、を有し、
前記接合部形成装置は、前記弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態に維持しつつ、前記接合部を、前記搬送方向及び前記厚さ方向と交差するCD方向において前記弾性部材の連続体の両側の位置にそれぞれ形成し、
前記切断装置よりも前記搬送方向の下流側では、前記搬送方向に収縮しつつ前記CD方向に拡大した前記弾性部材は、前記両側の前記接合部同士で前記CD方向に挟圧されて前記第1シート状部材に取り付けられており、
前記複数の前記接合部のうちの少なくとも1つの接合部の一部が、前記搬送方向において前記サイドシール部と前記切断対象位置との間の位置に設けられていることを特徴とする吸収性物品の製造装置である。
【0015】
また、
第1シート状部材と、
第2シート状部材と、
前記第1シート状部材の互いに対向する一対の対向面同士の間に横方向に沿って介挿された弾性部材と、
前記一対の対向面同士を接合すべく前記横方向に並んで複数設けられた接合部と、
前記横方向と交差する前後方向に重ね合わせた状態で前記第1シート状部材と前記第2シート状部材とを、前記横方向の各端部で溶着するサイドシール部と、を有した吸収性物品であって、
前記接合部は、前記横方向及び前記前後方向と交差する縦方向において前記弾性部材の両側の位置にそれぞれ形成されているとともに、前記両側の前記接合部同士で前記弾性部材は挟圧された状態となっており、
前記厚さ方向から前記第1シート状部材を見た場合に、前記複数の前記接合部のうちの少なくとも1つの接合部の一部が、前記第1シート状部材において前記サイドシール部よりも前記横方向の外側の位置に設けられていることを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、吸収性物品の使用に際して当該吸収性物品の第1シート状部材を横方向に伸長する際に、第1シート状部材の上記接合部同士から弾性部材の横方向の端部が外れてしまうことを抑制可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1A】吸収性物品の一例としての使い捨ておむつ1’の概略斜視図である。
図1B】接着剤を用いずに弾性部材35’を同おむつ1’に係る第1シート状部材31’に取り付ける方法の説明図である。
図1C】同説明図である。
図1D】上記方法で起こり得る接合部j’,j’から弾性部材35’の端部35e’が外れてしまう問題の解決策の説明図である。
図2】本実施形態の吸収性物品の一例としての3ピースタイプのおむつ1の概略斜視図である。
図3】展開状態の同おむつ1を着用者の肌側から見た概略平面図である。
図4図3中のIVa−IVa断面図、及びIVb−IVb断面図である。
図5】展開状態の腹側帯部材31を非肌側から見た概略平面図である。
図6図6A及び図6Bは、溶着部jが奏する糸ゴム35(45)の取り付け機能の説明図である。
図7】製造ラインでおむつ1が製造される様子を一部斜視で示す概略平面図である。
図8図8A図8B、及び図8Cは、それぞれ、図7中のA部の概略拡大図、B部の概略拡大図、及びC部の概略拡大図である。
図9図8Cの一部拡大図である。
図10】余白溶着部jyが切断対象縁LPCを跨いで設けられている例の概略説明図である。
図11】余白溶着部jyの長手方向が、切断対象線LPCが延びる方向と交差する例の概略説明図である。
図12】余白溶着部対jyPをなす2つの余白溶着部jy,jy同士の搬送方向の位置が、互いにずれている例の概略説明図である。
図13】腹側帯部材31に係る連続シート32a,33aの余白溶着部jyと、背側帯部材41に係る連続シート42a,43aの余白溶着部jyとの間の位置関係の概略説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
弾性部材が取り付けられて横方向の伸縮性が付与された第1シート状部材と第2シート状部材とを、前記横方向と交差する厚さ方向に重ね合わせた状態で溶着するサイドシール部を、前記横方向の各端部にそれぞれ有した吸収性物品の製造方法であって、
前記横方向を搬送方向として搬送され、前記搬送方向に連続する前記第1シート状部材の連続体の互いに対向する一対の対向面同士の間に、前記搬送方向に連続する前記弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態で配置する配置工程と、
前記第1シート状部材の連続体の前記一対の対向面同士を接合する接合部を前記搬送方向に間隔をあけて複数形成する接合部形成工程と、
前記接合部が形成された前記第1シート状部材の連続体に、前記搬送方向に連続する前記第2シート状部材の連続体を前記厚さ方向に重ね合わせる重ね合わせ工程と、
前記厚さ方向に重ね合わせられた前記第1シート状部材の連続体と前記第2シート状部材の連続体とを溶着する前記サイドシール部を、前記搬送方向に所定ピッチで設定された切断対象位置の両側にそれぞれ形成するサイドシール部形成工程と、
前記サイドシール部形成工程の後で、前記第1シート状部材の連続体、前記弾性部材の連続体、及び前記第2シート状部材の連続体を、前記切断対象位置で切断することにより、前記弾性部材と前記第1シート状部材と前記第2シート状部材とを有した前記吸収性物品を生成する切断工程と、を有し、
前記接合部形成工程では、前記弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態に維持しつつ、前記接合部を、前記搬送方向及び前記厚さ方向と交差するCD方向において前記弾性部材の連続体の両側の位置にそれぞれ形成し、
前記切断工程の後では、前記搬送方向に収縮しつつ前記CD方向に拡大した前記弾性部材は、前記両側の前記接合部同士で前記CD方向に挟圧されて前記第1シート状部材に取り付けられており、
前記厚さ方向から前記第1シート状部材の連続体を見た場合に、前記複数の前記接合部のうちの少なくとも1つの接合部の一部が、前記搬送方向において前記サイドシール部と前記切断対象位置との間の位置に設けられていることを特徴とする吸収性物品の製造方法である。
【0019】
このような吸収性物品の製造方法によれば、複数の接合部のうちの少なくとも1つの接合部の一部が、搬送方向においてサイドシール部と切断対象位置との間の位置に設けられている。そして、当該位置は、吸収性物品の第1シート状部材においてサイドシール部よりも横方向の外側の部分に位置していて、つまり、当該部分は、同吸収性物品の使用に際して横方向に伸長されない部分である。そのため、同吸収性物品の使用の際に弾性部材の端部が伸長されない状態にすることができて、その結果、弾性部材の端部が伸長される場合に起こり得る不具合、すなわち、接合部同士による弾性部材の端部の挟圧が緩和されてしまって同端部が接合部から外れてしまうという不具合を抑制可能となる。
【0020】
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記切断工程では、前記切断対象位置としての前記CD方向に延びる切断対象線に沿って切断し、
前記サイドシール部と前記切断対象線との間に少なくとも前記一部が位置する前記接合部のうちの少なくとも1つの接合部の長手方向は、前記切断対象線が延びる方向と交差しているのが望ましい。
【0021】
このような吸収性物品の製造方法によれば、上記少なくとも1つの接合部の長手方向は、切断対象線が延びる方向と交差している。よって、切断対象線を搬送方向に跨ぐように当該接合部が設けられる確率を高めることができる。そして、これにより、切断対象線での切断後に、吸収性物品に係る第1シート状部材の一対の対向面同士が口を開いたように離間してその見栄えが悪くなることを、切断対象線を搬送方向に跨いで設けられた上記接合部に基づいて抑制可能となる。
【0022】
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記長手方向の前記接合部は、前記切断対象線を前記搬送方向に跨いで設けられるのが望ましい。
【0023】
このような吸収性物品の製造方法によれば、上記の接合部は、切断対象線を搬送方向に跨いで設けられている。よって、切断対象線での切断後に、吸収性物品に係る第1シート状部材の一対の対向面同士が口を開いたように離間してその見栄えが悪くなることを当該接合部に基づいて抑制可能となる。
【0024】
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記搬送方向における前記サイドシール部と前記切断対象位置との間の大きさの方が、前記サイドシール部の前記搬送方向の大きさよりも大きいのが望ましい。
【0025】
このような吸収性物品の製造方法によれば、搬送方向におけるサイドシール部と切断対象位置との間の大きさの方が、サイドシール部の搬送方向の大きさよりも大きくなっている。よって、大小関係が上記の逆の場合と比べて、前者の大きさを大きく確保し易くなる。そして、これにより、弾性部材の連続体において弾性部材の端部となる部分と上記接合部との搬送方向の距離を比較的大きく確保し易くなるが、そうすると、当該接合部が弾性部材を挟圧するのに十分な大きさまで弾性部材は速やかにCD方向に拡大するように搬送方向に収縮することができて、その結果、弾性部材の端部が接合部から外れてしまうことを抑制可能となる。
【0026】
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記弾性部材の連続体は、前記CD方向に並んで複数本配置されており、
前記CD方向の前記両側の前記接合部同士を接合部対とした場合に、前記弾性部材の連続体毎に、それぞれ前記接合部対が対応して設けられており、
前記サイドシール部と前記切断対象位置との間に位置する少なくとも3対の前記接合部対は、前記搬送方向と交差する直線上に位置しているのが望ましい。
【0027】
このような吸収性物品の製造方法によれば、少なくとも3対の接合部対は、上記の直線上に略整列した状態となっている。また、最終的に各接合部対の搬送方向の近傍位置では、弾性部材の搬送方向の収縮によって第1シート状部材に皺が生じているが、ここで、上述のように3対の接合部対が上記の略整列状態にあることから、当該皺も、同様に略整列状態となっている。そして、これにより、これら皺を整然と並んだ状態に見せることができて、その結果、吸収性物品の第1シート状部材の見栄えの良化を図ることができる。
【0028】
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記複数の前記接合部のうちの少なくとも幾つかの前記接合部は、前記両側の前記サイドシール部及び前記切断対象位置を前記搬送方向に跨ぐように前記搬送方向に所定の形成ピッチで設けられており、
前記第1シート状部材の連続体において前記両側の前記サイドシール部同士の間に位置する前記サイドシール部が形成されない部分のことを、サイドシール部非形成部分とした場合に、前記サイドシール部非形成部分の前記搬送方向の大きさの半値よりも、前記形成ピッチの大きさの方が小さいのが望ましい。
【0029】
このような吸収性物品の製造方法によれば、上記の大小関係に基づいて、少なくとも1つの上記接合部の一部を、搬送方向においてサイドシール部と切断対象位置との間の位置に確実に設けることができる。
【0030】
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記第2シート状部材は、第2弾性部材が取り付けられて前記横方向に伸縮性が付与されており、
前記第2シート状部材の連続体の互いに対向する一対の対向面同士の間に、前記搬送方向に連続する前記第2弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態で配置する第2配置工程と、
前記第2シート状部材の連続体の前記一対の対向面同士を接合する第2接合部を前記搬送方向に間隔をあけて複数形成する第2接合部形成工程と、を有し、
前記重ね合わせ工程では、前記接合部が形成された前記第1シート状部材の連続体に、前記第2接合部が形成された前記第2シート状部材の連続体を前記厚さ方向に重ね合わせ、
前記切断工程では、前記第1シート状部材の連続体、前記弾性部材の連続体、前記第2シート状部材の連続体、及び前記第2弾性部材の連続体を、前記切断対象位置で切断することにより、前記弾性部材と前記第1シート状部材と前記第2弾性部材と前記第2シート状部材とを有した前記吸収性物品を生成し、
前記第2接合部形成工程では、前記第2弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態に維持しつつ、前記第2接合部を、前記CD方向において前記第2弾性部材の連続体の両側の位置にそれぞれ形成し、
前記切断工程の後では、前記搬送方向に収縮しつつ前記CD方向に拡大した前記第2弾性部材は、前記両側の前記第2接合部同士で前記CD方向に挟圧されて前記第2シート状部材に取り付けられており、
前記厚さ方向から前記第2シート状部材の連続体を見た場合に、前記複数の前記第2接合部のうちの少なくとも1つの第2接合部の一部が、前記搬送方向において前記サイドシール部と前記切断対象位置との間の位置に設けられているのが望ましい。
【0031】
このような吸収性物品の製造方法によれば、第2シート状部材には上記の第2弾性部材及び第2接合部が設けられている。よって、第1シート状部材だけでなく当該第2シート状部材にも、横方向の伸縮性を付与することができる。
また、複数の第2接合部のうちの少なくとも1つの第2接合部の一部が、第2シート状部材においてサイドシール部と切断対象位置との間の位置に設けられている。そして、当該第2接合部同士の挟圧に基づいて弾性部材は、第2シート状部材に取り付けられるが、当該位置は、吸収性物品の第2シート状部材においてサイドシール部よりも横方向の外側の部分に位置している。つまり、当該部分は、同吸収性物品の使用に際して横方向に伸長されない部分である。そのため、同吸収性物品の使用の際に弾性部材の端部が伸長されない状態にすることができて、その結果、弾性部材の端部が伸長される場合に起こり得る不具合、すなわち、第2接合部同士による弾性部材の端部の挟圧が緩和されてしまって同端部が第2接合部から外れてしまうという不具合を抑制可能となる。
【0032】
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記第1シート状部材の連続体において前記サイドシール部と前記切断対象位置との間の位置に少なくとも前記一部が設けられた前記接合部を第1余白接合部とするとともに、前記第2シート状部材の連続体において前記サイドシール部と前記切断対象位置との間の位置に少なくとも前記一部が設けられた前記第2接合部を第2余白接合部とした場合に、
複数の前記第1余白接合部のうちの少なくとも1つの第1余白接合部が、複数の前記第2余白接合部のうちで前記第1余白接合部と最も近い第2余白接合部に対して前記搬送方向又は前記CD方向に位置ずれするように、前記重ね合わせ工程では、前記第1シート状部材の連続体と前記第2シート状部材の連続体とを重ね合わせるのが望ましい。
【0033】
このような吸収性物品の製造方法によれば、少なくとも1つの第1余白接合部は、当該第1余白接合部とCD方向の位置が最も近い第2余白接合部に対して搬送方向又はCD方向に位置ずれしている。よって、第1余白接合部と第2余白接合部とが完全に重なった場合に起こり得る不具合、すなわち、吸収性物品のサイドシール部よりも横方向の外側の部分の剛性のばらつきが大きくなって、これに触れた人に違和感を感じさせ易くなるという不具合を抑制可能である。
【0034】
また、
弾性部材が取り付けられて横方向の伸縮性が付与された第1シート状部材と第2シート状部材とを、前記横方向と交差する厚さ方向に重ね合わせた状態で溶着するサイドシール部を、前記横方向の各端部にそれぞれ有した吸収性物品の製造装置であって、
前記横方向を搬送方向として搬送され、前記搬送方向に連続する前記第1シート状部材の連続体の互いに対向する一対の対向面同士の間に、前記搬送方向に連続する前記弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態で配置する配置装置と、
前記第1シート状部材の連続体の前記一対の対向面同士を接合する接合部を前記搬送方向に間隔をあけて複数形成する接合部形成装置と、
前記接合部が形成された前記第1シート状部材の連続体に、前記搬送方向に連続する前記第2シート状部材の連続体を前記厚さ方向に重ね合わせる重ね合わせ装置と、
前記厚さ方向に重ね合わせられた前記第1シート状部材の連続体と前記第2シート状部材の連続体とを溶着する前記サイドシール部を、前記搬送方向に所定ピッチで設定された切断対象位置の両側にそれぞれ形成するサイドシール部形成装置と、
前記サイドシール部形成装置よりも前記搬送方向の下流側の位置で、前記第1シート状部材の連続体、前記弾性部材の連続体、及び前記第2シート状部材の連続体を、前記切断対象位置で切断することにより、前記弾性部材と前記第1シート状部材と前記第2シート状部材とを有した前記吸収性物品を生成する切断装置と、を有し、
前記接合部形成装置は、前記弾性部材の連続体を前記搬送方向に伸長した状態に維持しつつ、前記接合部を、前記搬送方向及び前記厚さ方向と交差するCD方向において前記弾性部材の連続体の両側の位置にそれぞれ形成し、
前記切断装置よりも前記搬送方向の下流側では、前記搬送方向に収縮しつつ前記CD方向に拡大した前記弾性部材は、前記両側の前記接合部同士で前記CD方向に挟圧されて前記第1シート状部材に取り付けられており、
前記複数の前記接合部のうちの少なくとも1つの接合部の一部が、前記搬送方向において前記サイドシール部と前記切断対象位置との間の位置に設けられていることを特徴とする吸収性物品の製造装置である。
【0035】
このような吸収性物品の製造装置によれば、前述した製造方法の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0036】
また、
第1シート状部材と、
第2シート状部材と、
前記第1シート状部材の互いに対向する一対の対向面同士の間に横方向に沿って介挿された弾性部材と、
前記一対の対向面同士を接合すべく前記横方向に並んで複数設けられた接合部と、
前記横方向と交差する前後方向に重ね合わせた状態で前記第1シート状部材と前記第2シート状部材とを、前記横方向の各端部で溶着するサイドシール部と、を有した吸収性物品であって、
前記接合部は、前記横方向及び前記前後方向と交差する縦方向において前記弾性部材の両側の位置にそれぞれ形成されているとともに、前記両側の前記接合部同士で前記弾性部材は挟圧された状態となっており、
前記厚さ方向から前記第1シート状部材を見た場合に、前記複数の前記接合部のうちの少なくとも1つの接合部の一部が、前記第1シート状部材において前記サイドシール部よりも前記横方向の外側の位置に設けられていることを特徴とする吸収性物品である。
【0037】
このような吸収性物品によれば、複数の接合部のうちの少なくとも1つの接合部の一部が、第1シート状部材においてサイドシール部よりも横方向の外側の位置に設けられている。そして、当該位置は、吸収性物品の使用時において、弾性部材が横方向に伸長されない位置である。よって、弾性部材が横方向に伸長された場合に起こり得る不具合、つまり、当該伸長に伴って弾性部材が縦方向に収縮して接合部同士による挟圧が緩和されてしまうことを抑制することができる。そして、これにより、弾性部材の横方向の端部がシート状部材から外れてしまうことを抑制することができる。
【0038】
===本実施形態===
本実施形態の吸収性物品の製造方法及び製造装置は、例えば、吸収性物品の一例としての使い捨ておむつ1の製造ラインで使用される。図2は、同おむつ1の一例としての3ピースタイプのおむつ1の概略斜視図である。
【0039】
このおむつ1は、図2のような着用前のパンツ型状態において、「縦方向」と、縦方向と直交する「横方向」と、縦方向及び横方向と直交する「前後方向」と、を有している。そして、同おむつ1の着用中に、縦方向は、上下方向を向いていることが多い。そのため、以下では、縦方向のことを「上下方向」とも言う。
なお、上下方向については、上側が、着用者の胴回り側に対応し、下側が、着用者の股下側に対応している。また、前後方向については、前側が着用者の腹側に対応し、後側が着用者の背側に対応している。更に、横方向については、一方側が着用者の左側に対応し、他方側が着用者の右側に対応している。
【0040】
図2のパンツ型状態においては、おむつ1は、横方向に沿った腹側帯部材31と、この腹側帯部材31の後側に位置しつつ、当該腹側帯部材31と共同して、縦方向の上側に胴回り開口BHを形成するための横方向に沿った背側帯部材41と、腹側帯部材31と背側帯部材41との間に設けられた股下部としての吸収性本体10と、を備えている。そして、吸収性本体10は、腹側帯部材31及び背側帯部材41よりも縦方向の下方に突出して位置している。
また、腹側帯部材31における横方向の各端部31e,31eと、対応する背側帯部材41における横方向の各端部41e,41eとは、サイドシール部SSで接合されている。そして、これにより、腹側帯部材31及び背側帯部材41が、吸収性本体10と共同して、下側且つ横方向の両側にそれぞれ脚回り開口LH,LHを1つずつ形成している。
【0041】
図3は、展開状態のおむつ1を着用者の肌側から見た概略平面図である。また、図4は、図3中のIVa−IVa断面図であるとともに、同図3中のIVb−IVb断面図でもある。
【0042】
ここで、展開状態とは、図2のパンツ型状態のおむつ1が横方向の両側に有する前述のサイドシール部SSの接合を解くことで、腹側帯部材31と背側帯部材41とを分離するとともに、おむつ1を縦方向に開くことで、おむつ1を平面上に展開した状態のことである。
また、この展開状態においては、おむつ1を構成する各部材の伸縮性が皆無であるという仮想的状態で同おむつ1を示している。例えば、この例では、おむつ1には、同おむつ1に伸縮性を付与する目的で複数の弾性部材17,18,35,45が設けられているが、この展開状態では、かかる弾性部材17,18,35,45の伸縮性(収縮力)が全く無いという仮想的状態で同おむつ1を示している。
【0043】
展開状態においては、おむつ1は、互いに直交する三方向として長手方向と横方向と厚さ方向(図3では紙面を貫通する方向)とを有している。なお、長手方向は、前述の縦方向に沿っている。そして、長手方向の一方側が腹側に対応し、他方側が背側に対応している。また、長手方向の外側が、縦方向の上側に対応し、長手方向の内側が、縦方向の下側に対応している。そして、このように長手方向と縦方向とは互いに似通った方向であることから、以下では、説明の都合上、この展開状態においても、長手方向に代えて縦方向を用いて説明することもある。一方、横方向は、前述のパンツ型状態における横方向と同義である。また、厚さ方向については、一方側が、着用者の身体に接する肌側に対応し、他方側が、その逆側の非肌側に対応している。なお、厚さ方向は、前述の前後方向に沿っている。
【0044】
図3の展開状態においては、腹側帯部材31は、横方向に沿って配されており、また、背側帯部材41は、腹側帯部材31と長手方向に所定の間隔をあけた位置で、横方向に沿って配されている。そして、これら腹側帯部材31と背側帯部材41との間に吸収性本体10が長手方向に沿って掛け渡されつつ、同吸収性本体10の長手方向の各端部10ea,10ebが、それぞれ最寄りの各帯部材31,41に接合固定されていて、これにより、その外観形状は、平面視略H型状をなしている。また、この状態から、吸収性本体10における長手方向の所定位置CL1(長手方向におけるおむつ1の中央位置CL1)を折り位置としておむつ1が二つ折りされるとともに、この二つ折りの状態において互いに対向する帯部材31,41の横方向の端部31e,41e同士が前述のサイドシール部SSで接合されると、これら帯部材31,41同士が環状に繋がって、これにより、図2に示すような胴回り開口BH及び一対の脚回り開口LH,LHが形成されたパンツ型のおむつ1となる。
【0045】
吸収性本体10は、図3の展開状態において平面視略長方形状をなしている。そして、吸収性本体10の長手方向が、おむつ1の長手方向に沿うように配されている。また、図4に示すように、吸収性本体10は、吸収体11と、同吸収体11を肌側から覆って吸収性本体10の肌側面をなす液透過性のトップシート13と、同吸収体11を非肌側から覆って吸収性本体10の非肌側面をなす液不透過性のバックシート15と、を備えている。
【0046】
吸収体11は、液体吸収性の吸収性コア11cと、同コア11cの外周面を被覆する不図示のコアラップシートと、を有する。吸収性コア11cは、パルプ繊維や高吸収性ポリマー等の液体吸収性素材を所定形状の一例としての平面視略砂時計形状に成形した成形体である。また、コアラップシートには、ティッシュペーパーや不織布等の液透過性シートを使用可能であるが、コアラップシートについては無くても良い。更に、吸収性コア11cの形状は、何等上記の平面視略砂時計形状に限らず、他の形状でも良い。
【0047】
トップシート13は、不織布等の液透過性の柔軟なシートである。また、バックシート15は、液不透過性の柔軟なシートである。そして、同バックシート15の一例としては、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム等の液不透過性の防漏シートと、防漏シートの非肌側に貼り合わされた不織布製の外装シートとを有した二層構造のラミネートシート15が挙げられる。
【0048】
なお、図3に示すように、少なくともバックシート15は、吸収体11から長手方向及び横方向に突出するような平面サイズのシートである。そして、横方向に突出した部分に、それぞれ長手方向に伸縮するレッグギャザーLGが形成されている。すなわち、当該突出した部分には、弾性部材として長手方向に沿った糸ゴム17が長手方向に伸長した状態で固定されていて、これにより、当該部分に伸縮性のレッグギャザーLGが形成されている。
【0049】
また、図3及び図4に示すように、吸収性本体10は、横漏れを防止する目的で横方向の各端部に防漏壁部としての立体ギャザーLSG,LSGを有している。すなわち、立体ギャザーLSGとなるシート状部分に弾性部材18として長手方向に沿った糸ゴム18が長手方向に伸長した状態で取り付けられた構成が、吸収性本体10の横方向の各端部に設けられている。
【0050】
図3に示すように、腹側帯部材31は、2枚の不織布32,33を素材とした平面視略矩形形状のシート状部材である。すなわち、図4に示すように、同2枚の不織布32,33同士は、互いに厚さ方向に重ねられた状態にあるとともに、互いに対向する一対の対向面同士が、後述の図5に示すように縦方向(長手方向)及び横方向に間隔をあけて離散的に配された複数の溶着部j,j…(接合部に相当)で接合されている。そして、図3に示すように、当該腹側帯部材31は、吸収性本体10よりも横方向の両側に突出するように配されつつ、同吸収性本体10における腹側の端部10eaに非肌側から重ねられて接合されている。
【0051】
また、この例では、腹側帯部材31に係る2枚の不織布32,33のどちらも、スパンボンド不織布が使用されている。但し、何等これに限らず、SMS(スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド)不織布等の別の種類の不織布を用いても良い。また、この例では、不織布の構成繊維として熱可塑性樹脂の代表例のポリプロピレン(PP)の単独繊維を用いているが、何等これに限らない。例えば、ポリエチレン(PE)などの他の熱可塑性樹脂の単独繊維を用いても良いし、更には、PE及びPP等の鞘芯構造を有した複合繊維を用いても良い。なお、これらのことは、この後で説明する背側帯部材41についても同様である。
【0052】
背側帯部材41も、腹側帯部材31と同様に、2枚の不織布42,43を素材とした平面視略矩形形状のシート状部材である。すなわち、図4に示すように、同2枚の不織布42,43同士は、互いに厚さ方向に重ねられた状態にあるとともに、互いに対向する一対の対向面同士が、図5の腹側帯部材31の場合と同様に、縦方向(長手方向)及び横方向に間隔をあけて離散的に配された複数の溶着部j,j…(第2接合部に相当)で接合されている。そして、図3に示すように、当該背側帯部材41は、吸収性本体10よりも横方向の両側に突出するように配されつつ、同吸収性本体10における背側の端部10ebに非肌側から重ねられて接合されている。
【0053】
なお、以下の説明で腹側帯部材31及び背側帯部材41の両者に共通する内容については、両者を代表して腹側帯部材31についてのみ説明し、背側帯部材41については、対応する部材等の符号を括弧書きで示すのみとする。
【0054】
図5は、展開状態の腹側帯部材31を非肌側から見た概略平面図である。
図5に示すように、腹側帯部材31(41)の横方向の各端部31e,31e(41e,41e)には、それぞれ、前述のサイドシール部SSが設けられている。この例では、サイドシール部SSは、互いに同形状の複数の溶着部SSk,SSk…を縦方向に沿った一直線上に並んで有している。そして、各溶着部SSkは、それぞれ、腹側帯部材31の不織布33と背側帯部材41の不織布43とを溶着するものであるとともに、腹側帯部材31に係る2枚の不織布32,33において互いに対向する一対の対向面同士を溶着するものでもあり、また背側帯部材41に係る2枚の不織布42,43において互いに対向する一対の対向面同士を溶着するものでもある。
【0055】
また、同図5に示すように、腹側帯部材31(41)に係る2枚の不織布32,33(42,43)の上記一対の対向面同士の間には、横方向に沿った弾性部材(第2弾性部材)として複数本の糸ゴム35,35…(45,45…)が縦方向に間隔をあけて並んで介挿されつつ、同不織布32,33(42,43)に前述の溶着部j,j…に基づいて取り付けられている。そして、これにより、腹側帯部材31(41)には横方向の伸縮性が付与されている。すなわち、前述の溶着部j,j…は、2枚の不織布32,33(42,43)の一対の対向面同士を接合する機能だけでなく、同2枚の不織布32,33(42,43)に糸ゴム35(45)を取り付ける機能も有している。
【0056】
図6A及び図6Bは、かかる溶着部jが奏する後者の機能、すなわち糸ゴム35(45)の取り付け機能の説明図であり、図5中のVI部の概略拡大図である。
図5に示すように、溶着部j,j…は、横方向に沿って配された糸ゴム35(45)毎にそれぞれ設けられている。また、溶着部jは、対応する糸ゴム35の縦方向の両側に対となるように形成されていて、すなわち、縦方向の両側に並ぶ一対の溶着部j,j同士が、溶着部対jPをなしている。そして、かかる溶着部対jPは、横方向に隣り合う溶着部対jPとの間に間隔をあけつつ横方向に並んで複数対形成されている。一方、図6Aに示すように、かかる溶着部対jPをなす一対の溶着部j,j同士は、縦方向に間隔Djをあけて並んでいるが、ここで、かかる間隔Djの大きさは、目標の伸長倍率まで横方向に伸長した状態での糸ゴム35(45)の縦方向の大きさD35t(D45t)と同寸又はそれよりも若干大きい寸法に設定されている。また、図2のパンツ型状態のおむつ1においては、糸ゴム35(45)は、上記の伸長倍率の伸長状態から緩和されている。よって、同パンツ型状態においては、図6Bに示すように、糸ゴム35(45)は横方向に収縮しつつ縦方向に拡大しようとしているが、ここで、上記の寸法の大小関係に基づいて、糸ゴム35(45)の縦方向の拡大が一対の溶着部j,j同士に規制される。そして、これにより、当該溶着部j,j同士で、糸ゴム35(45)は実質的に縦方向に挟圧された状態となっていて、その結果、当該糸ゴム35(45)が腹側帯部材31(41)に取り付けられた状態となっている。ちなみに、上記の伸長倍率とは、糸ゴム35(45)の全長L1を、自然長たる無負荷状態の全長L0の何倍まで伸ばしているかを示す値R(=L1/L0)のことである。そして、前述の目標の伸長倍率は、例えば1.5倍〜4.0倍から選択される。
【0057】
また、図5及び図6Bに示すように、腹側帯部材31(41)を厚さ方向から見た場合に、少なくとも1つの溶着部jの一部については、横方向においてサイドシール部SSよりも外側の部分31outに設けられている。以下、この外側の部分31outのことを「余白部31out」とも言い、更に、当該余白部31outに少なくとも一部が設けられた溶着部jyのことを「余白溶着部jy」とも言うが、かかる余白溶着部jyを有していれば、冒頭で説明したような不具合、すなわち、次のような不具合を抑制可能である。
先ず、図5に示すように、腹側帯部材31(41)において上記サイドシール部SSの溶着部SSkよりも横方向の内側の部分31in(41in)は、着用者の胴部に腹側から当接する部分である。そのため、当該内側の部分31in(41in)には、上記の糸ゴム35(45)に基づいて横方向の伸縮性が付与されている。
【0058】
一方、おむつ1の使用に際しては、当該内側の部分31in(41in)は、横方向に伸長されるが、その際、糸ゴム35(45)も横方向に伸長される。すると、当該伸長に伴って横方向と交差する縦方向に糸ゴム35(45)は縮小し、その結果、溶着部j,j同士による糸ゴム35(45)の挟圧が緩和されてしまう。そして、仮に、当該緩和が、糸ゴム35(45)の横方向の端部35e(45e)で起きた場合には、図1Aの一部拡大図を参照して既述のように、当該端部35e(45e)が、先ず横方向の端側の接合部j,jから外れ、そして、順次その内側の溶着部j,jから外れていってしまい、その結果、上記の内側の部分31in(41in)における広い範囲に亘って糸ゴム35(45)が溶着部j,jから外れてしまう恐れがある。
【0059】
この点につき、図5図6A、及び図6Bの腹側帯部材31(41)におけるサイドシール部SSよりも横方向の外側の部分31out(41out)たる前述の余白部31out(41out)は、おむつ1の使用に際して横方向に伸長されることの無い部分である。そのため、当該余白部31out(41out)に前述の余白溶着部jy,jyを設ければ、おむつ1の使用の際にも余白溶着部jy,jy同士では糸ゴム35(45)への挟圧が緩和されず、しっかりと挟圧した状態を維持できる。そして、その結果、余白溶着部jyを含め腹側帯部材31(41)の溶着部j,jから糸ゴム35(45)の端部35e(45e)が外れてしまうことを抑制可能となる。
【0060】
また、この図5の例では、上記余白溶着部jyは、余白部31out(41out)に収まっている。よって、前述の挟圧状態をより確実に維持可能である。
【0061】
なお、この図5の例では、腹側帯部材31(41)に設けられる全ての糸ゴム35,35…(45,45…)に対して上記の余白溶着部jyが設けられているが、何等これに限らない。例えば、腹側帯部材31(41)に係る全ての糸ゴム35(45)のうちの少なくとも1つ、望ましくは3分の1以上、より望ましくは半数以上、より一層望ましくは3分の2以上の糸ゴム35(45)に対して余白溶着部jyが設けられていれば、少なくとも当該余白溶着部jyが設けられた糸ゴム35(45)については上記の不具合を抑制可能となる。そのため、腹側帯部材31(41)に係る全ての糸ゴム35(45)の中に、余白溶着部jyが設けられない糸ゴム35(45)が存在していても構わない。
【0062】
このようなおむつ1は、製造ラインで製造される。図7は、同ラインでおむつ1が製造される様子を一部斜視で示す概略平面図である。また、図8A図8B、及び図8Cは、それぞれ、図7中のA部の概略拡大図、B部の概略拡大図、及びC部の概略拡大図である。ちなみに、ここでより正しく言えば、図8Cでは、腹側帯部材31に係る連続シート32a,33aではなく、背側帯部材41に係る連続シート42a,43aが見えているはずであるが、説明の便宜上、ここでは、腹側帯部材31に係る連続シート32a,33aが見えているものとして説明する。このことは、後述の図9乃至図12についても同様である。
【0063】
同ラインでは、例えば、腹側帯部材31に係る2枚の不織布32,33(第1シート状部材に相当)が、それぞれ搬送方向に連続した連続シート32a,33a(第1シート状部材の連続体に相当)の形態で搬送されており、同じく、背側帯部材41に係る2枚の不織布42,43(第2シート状部材に相当)も、それぞれ搬送方向に連続した連続シート42a,43a(第2シート状部材の連続体に相当)の形態で搬送されている。そして、各2枚の連続シート32a,33a,42a,43aが、それぞれ、搬送方向に設定された複数の加工位置PK1〜PK5を通過する度に、各加工位置PK1,PK2…に対応した加工処理が、各2枚の連続シート32a,33a,42a,43aに対して行われる。
【0064】
なお、ここで、連続シート32a,33a,42a,43aの厚さ方向及び搬送方向の両者と直交する方向のことを「CD方向」と定義した場合に、この例では、各2枚の連続シート32a,33a,42a,43a、すなわち腹側帯部材31に係る2枚の連続シート32a,33aと背側帯部材41に係る2枚の連続シート42a,43aとの両者は、互いにCD方向に並んで搬送されている。但し、何等これに限らない。
【0065】
また、この例では、上記複数の加工位置として、第1加工位置PK1乃至第5加工位置PK5が、搬送方向の上流から下流へとこの順番で並んで設定されている。そして、各加工位置PK1,PK2…での加工処理は、腹側帯部材31に係る2枚の連続シート32a,33aに対するものと、背側帯部材41に係る2枚の連続シート42a,43aに対するものとで、互いに概ね同じである。
そのため、以下では、共通の内容については、腹側帯部材31と背側帯部材41とで区別せずに説明する。例えば、単に「帯部材31(41)」と言ったり、単に「2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)」と言って説明する。なお、その場合には、「連続シート32a,33a(42a,43a)」や「糸ゴム35(45)」、「糸ゴムの連続体35a(45a)」等のように、各部材を示す用語の直後の符号が、腹側帯部材31に係る部材の符号であり、その後に続く括弧書きの符号が、背側帯部材41に係る部材の符号である。
【0066】
図7に示すように、各帯部材31(41)に係る2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)の搬送は、所謂横流れ形態でなされている。すなわち、おむつ1の横方向に相当する方向が、搬送方向を向いた姿勢で2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)は搬送されている。そのため、2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)には、横方向に隣り合うおむつ1,1同士の間の境界位置PBLが搬送方向に製品ピッチP1で仮想的に設定されている。そして、この製造ラインの終端に位置する第5加工位置PK5において、当該境界位置PBLを切断対象位置PCとして2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)を切断することにより、単票状のおむつ1が生成される。
【0067】
なお、各帯部材31(41)に係る2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)の搬送は、ベルトコンベアや搬送ローラー等の適宜な搬送装置(不図示)でなされる。よって、特段の説明が無い限りは、これらの搬送装置により、2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)は搬送方向に搬送されているものとする。ベルトコンベアの一例としては、駆動周回する無端ベルトを搬送面として有した通常のベルトコンベアや、無端ベルトの外周面に吸着機能を有したサクションベルトコンベア等を挙げることができる。
【0068】
また、この例では、糸ゴム35,45の伸縮性に比べて各連続シート32a,33a,42a,43aの伸縮性は非常に小さく無視できるレベルにある。そして、各連続シート32a,33a、42a,43aは、第1加工位置PK1から第5加工位置PK5までに亘って、搬送方向に張った状態で搬送される。
【0069】
以下、おむつ1の製造過程について詳説する。
図7に示すように、先ず、各帯部材31(41)に係る2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)は、第1加工位置PK1を通過する。そして、その通過の際には、同図7及び図8Aに示すように、2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)同士が厚さ方向に重ね合わせられる。また、重ね合わせられる際には、これら2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)において互いに対向する一対の対向面同士の間に、弾性部材の連続体(第2弾性部材の連続体)として搬送方向に連続する糸ゴムの連続体35a,35a…(45a,45a…)が、搬送方向に前述の目標の伸長倍率で伸長した状態で、CD方向に間隔をあけて複数並んで介挿される(配置工程及び第2配置工程に相当)。
【0070】
なお、かかる糸ゴムの連続体35a(45a)の一対の対向面への配置は、不図示の搬送ローラー等の搬送装置(配置装置に相当)でなされる。
【0071】
また、この重ね合わせられることと同時又はその直後に、図8Bに示すように、2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)同士には、接合部(第2接合部)として前述の溶着部j,j…が形成されて、これにより、当該溶着部j,j…で、2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)の一対の対向面同士が接合される(接合部形成工程及び第2接合部形成工程に相当)。
【0072】
ここで、前述のように、この製造ラインでは、おむつ1の横方向が搬送方向に沿っており、また、おむつ1の縦方向がCD方向に沿っている。そのため、かかる溶着部jは、糸ゴムの連続体35a(45a)のCD方向の両側に対となるように形成される。すなわち、図8Bに示すように、同連続体35a(45a)のCD方向の両側に並ぶ一対の溶着部j,j同士が、溶着部対jPをなしている。そして、かかる溶着部対jPは、搬送方向に隣り合う溶着部対jPとの間に間隔をあけつつ搬送方向に並んで複数対形成される。
【0073】
また、かかる溶着部対jPをなす一対の溶着部j,j同士は、図6Aに示すように、CD方向に間隔Djをあけて並んでいるが、ここで、この間隔Djの大きさは、目標の伸長倍率まで搬送方向に伸長した状態たる第1加工位置PK1での状態の糸ゴムの連続体35a(45a)のCD方向の大きさD35t(D45t)と同寸又はそれよりも若干大きい寸法とされている。
よって、後述の第5加工位置PK5において糸ゴムの連続体35a(45a)が切断されて糸ゴム35(45)の伸長状態が緩和された際には、図6Bに示すように、搬送方向に収縮しつつCD方向に拡大しようとする糸ゴム35(45)を、一対の溶着部j,j同士がCD方向から挟圧して、これにより、当該糸ゴム35(45)が帯部材31(41)の2枚の不織布32,33(42,43)に取り付けられた状態となる。
【0074】
なお、図8Cの一部拡大図の図9に示すように、連続シート32a,33a(42a,43a)を厚さ方向から見た場合に、少なくとも1つの溶着部jyの一部については、この後で形成されるサイドシール部SSと切断対象位置PCとの間に位置している。すなわち、前述の余白部31out(41out)に相当する位置P31out(P41out)に余白溶着部jyが設けられる。よって、後述の第5加工位置PK5において2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)と一緒に糸ゴムの連続体35a,35a…(45a,45a…)が切断対象位置PCで切断された際に、伸長状態が緩和された糸ゴム35(45)の端部35e(45e)を、余白溶着部jy,jy同士で挟圧することができる。そして、これにより、図5に示すように、当該端部35e(45e)は、おむつ1の使用の際に横方向に伸長されることの無い余白部31out(41out)の位置に留められる。よって、当該端部35e(45e)も、おむつ1の使用に際して伸長されない状態にすることができて、その結果、おむつ1の使用の際に同端部35e(45e)が、各帯部材31(41)の余白溶着部jy,jyから外れてしまうことを抑制可能となる。
【0075】
また、この図9の例では、余白溶着部jyは、サイドシール部SSと切断対象位置PCとの間に完全に収まっている。よって、前述の挟圧を確実になすことができて、これにより、糸ゴム35(45)の端部35e(45e)が上記余白溶着部jy,jyから外れてしまうことを確実に抑制可能となる。
【0076】
ここで、このような余白溶着部jyを確実に設けることの実現は、例えば次のようにしてなすことができる。すなわち、先ず、同図9に示すように、切断対象位置PC及び同位置PCの搬送方向の両側に位置するサイドシール部SS,SSの三者を搬送方向に跨ぐように同方向に所定の形成ピッチPjで幾つかの溶着部j,j…を設ける。この例では、搬送方向の全長に亘って上記形成ピッチPjで溶着部j,j…を設けている。また、連続シート32a,33a(42a,43a)において両側のサイドシール部SS,SS同士の間に位置するサイドシール部SSが形成されない部分NSSのことを、サイドシール部非形成部分NSSと言った場合に、第4加工位置PK4において、当該サイドシール部非形成部分NSSの搬送方向の大きさLNSSの半値(=LNSS/2)よりも、上記の形成ピッチPjの大きさの方を小さくする。そして、このようにすれば、少なくとも1つの溶着部jの一部を、搬送方向においてサイドシール部SSと切断対象位置PCとの間の位置P31out(P41out)、すなわち、連続シート32a,33a(42a,43a)において余白部31out(41out)に相当する位置P31out(P41out)に確実に形成可能となる。つまり、前述の余白溶着部jyを確実に形成可能となる。
【0077】
ちなみに、サイドシール部非形成部分NSSの搬送方向の大きさLNSSについては、次のように定義することができる。先ず、この例では、同図9に示すように、切断対象位置PCの両側のサイドシール部SS,SSは、それぞれ、CD方向に沿った一直線上に並ぶ互いに同形の複数の溶着部SSk,SSk…で構成されている。そのため、両側のサイドシール部SS,SSのうちで切断対象位置PCよりも搬送方向の下流側及び上流側に位置する各サイドシール部SS,SSのことを、それぞれ下流側サイドシール部SSd及び上流側サイドシール部SSuと言った場合に、下流側サイドシール部SSdの溶着部SSkの搬送方向の上流端SSkeuと上流側サイドシール部SSuの溶着部SSkの搬送方向の下流端SSkedとの間の搬送方向の間隔の大きさが、上記のサイドシール部非形成部分NSSの搬送方向の大きさLNSSとなる。
また、この後の説明では、同図9のサイドシール部SSの搬送方向の大きさLSSについて言及し、更にサイドシール部SSと切断対象位置PCとの間の搬送方向の大きさLSSPCについても言及しているが、これらについては、それぞれ次のような定義となる。すなわち、前者の大きさLSSについては、溶着部SSkの搬送方向の大きさLSSkとなり、後者の大きさLSSPCについては、例えば下流側サイドシール部SSdの溶着部SSkの上流端SSkeuと切断対象位置PCとの間の搬送方向の間隔の大きさとなる。
【0078】
但し、不図示であるが、仮にサイドシール部SSd,SSuが、それぞれ、搬送方向に複数の溶着部SSk,SSk…を有している場合には、上述のように定義することはできずに、次のような定義となる。すなわち、この場合には、下流側サイドシール部SSdの複数の溶着部SSk,SSk…のうちで搬送方向の最上流に位置する溶着部SSkにおける上流端SSkeuが、下流側サイドシール部SSdの上流端SSdeuとなる一方、上流側サイドシール部SSuの複数の溶着部SSk,SSk…のうちで搬送方向の最下流に位置する溶着部SSkにおける下流端SSkedが、上流側サイドシール部SSuの下流端SSuedとなる。よって、サイドシール部非形成部分NSSの大きさLNSSは、下流側サイドシール部SSdが有する上記最上流の溶着部SSkにおける上流端SSkeuと、上流側サイドシール部SSuが有する上記最下流の溶着部SSkの下流端SSkedとの間の搬送方向の間隔の大きさとなる。
【0079】
また、上述のサイドシール部SSの搬送方向の大きさLSSについては、同サイドシール部SSにおいて最上流に位置する溶着部SSkにおける上流端SSkeuと、最下流に位置する溶着部SSkの下流端SSkedとの間の搬送方向の間隔の大きさとなる。一方、サイドシール部SSと切断対象位置PCとの間の搬送方向の大きさLSSPCについては、同サイドシール部SSにおいて最上流に位置する溶着部SSkの上流端SSkeuと、その上流側に位置する切断対象位置PCとの間の間隔の大きさとなる。
【0080】
一方、この図9の例では、糸ゴムの連続体35a(45a)は、CD方向に並んで複数本設けられているとともに、糸ゴムの連続体35a(45a)毎に溶着部対jPが設けられている。そして、これら溶着部対jP,jP…は、各帯部材31(41)の連続シート32a,33a(42a,43a)の略全面に亘って格子状配置で設けられている。つまり、搬送方向に沿った仮想の直線とCD方向に沿った仮想の直線との交点にそれぞれ設けられている。そして、最終的に図2のおむつ1の状態においては、搬送方向たる横方向の各溶着部対jPの近傍位置では、糸ゴム35の同方向の収縮によって、図5の各帯部材31(41)に係る不織布32,33(42,43)に皺が生じるが、この点につき、この図9の例では、上述のように、CD方向(縦方向)に並ぶ溶着部対jP,jP…の全てが、CD方向に沿った上記仮想の直線上に位置した整列状態にある。そのため、当該皺も、同様の整列状態となる。よって、これら皺を整然と並んだ状態に見せることができて、その結果、図2のおむつ1の各帯部材31(41)の見栄えの良化を図ることができる。
【0081】
また、かかる皺が整然と並ぶ様は、上記の余白部31out(41out)に相当する位置P31out(P41out)についても同様である。つまり、余白部31out(41out)に相当する位置P31out(P41out)には、CD方向に並ぶ2つの余白溶着部jy,jy同士からなる余白溶着部対jyPが、糸ゴムの連続体35a(45a)毎に設けられているとともに、CD方向に並ぶ全ての余白溶着部対jyP,jyP…が、CD方向に沿った上記仮想の直線上に位置している。よって、図2のおむつ1の状態では、図5の余白部31out(41out)についても、皺が整然と並んだ状態に見せることができて、これにより、当該余白部31out(41out)の見栄えの良化を図ることができる。
【0082】
但し、何等これに限らない。すなわち、少なくともCD方向(縦方向)に並ぶ全ての溶着部対jP,jP…のうちで少なくとも3対の溶着部対jP,jP,jPが、CD方向に沿った上記仮想の直線上に位置していれば、上述の見栄え良化の作用効果を相応に奏することができる。そのため、CD方向に並ぶ全ての溶着部対jP,jP…が、上述のような位置関係になっている必要はない。例えば、同全ての溶着部対jP,jP…のうちの3分の1以上、或いは半数以上、又は3分の2以上の溶着部対jP,jP…が、上述のような位置関係になっていても良い。また、少なくとも3対の溶着部対jP,jP,jPが位置すべき上記仮想の直線は、何等CD方向に沿っていなくても良い。すなわち、搬送方向と交差する任意の方向に沿っていれば良い。そして、これらのことは、余白部31out(41out)の余白溶着部対jyPについても同様である。
【0083】
また、図10の例では、切断対象位置PCには、CD方向に沿った直線状の切断対象線LPCが設定されている。そして、これにより、前述の切断工程では、当該切断対象線LPCで切断するようになっているが、ここで、この例では、余白溶着部jy,jy…のうちの少なくとも1つの一例としての幾つかは、切断対象線LPCを搬送方向に跨ぐように設けられている。
【0084】
よって、切断対象線LPCでの切断後に、おむつ1の各帯部材31(41)の不織布32,33(42,43)の一対の対向面同士が口を開いたように離間してその見栄えが悪くなることを当該余白溶着部jyに基づいて抑制可能となる。
【0085】
なお、この図10の例では、全ての溶着部j,j…の平面形状が略正方形であったことから、余白溶着部jyの平面形状も略正方形であったが、何等これに限らない。例えば、上述のように切断対象線LPCを搬送方向に跨ぐように余白溶着部jyを設ける観点からは、図11の例のように、余白溶着部jyの平面形状が長手方向を有するとともに、当該長手方向が、切断対象線LPCが延びる方向と交差するようにしても良い。詳しくは、この例では、切断対象線LPCはCD方向に延びており、また余白溶着部jyの平面形状が、長手方向が搬送方向に沿った長方形をなしている。そして、このようにしていれば、余白溶着部jyが切断対象線LPCを搬送方向に跨ぐように設けられる確率を高めることができる。なお、長手方向を有した平面形状は、何等上記の長方形に限らない。例えば、当該平面形状が、長辺が搬送方向に沿った平行四辺形でも良いし、長円形状でも良い。そして、これらの場合も、上記の確率を高めることができる。
【0086】
また、この図11の例では、余白溶着部jy,jy…の全てが、上記のような長手方向を有した平面形状をしているが、何等これに限らない。すなわち、少なくとも1つの余白溶着部jyが上記のような平面形状をしていれば、上記の確率を高める作用効果を相応に奏することができる。そのため、全ての余白溶着部jyが、上記のような平面形状をしている必要はない。例えば、全ての余白溶着部jy,jy…のうちの3分の1以上、或いは半数以上、又は3分の2以上の溶着部jy,jy…が、上述のような平面形状をしていても良い。
【0087】
更に、この図11の例では、余白溶着部対jyPをなす2つの余白溶着部jy,jy同士は、搬送方向に関して互いに同位置に設けられているが、何等これに限らない。例えば、図12に示すように、糸ゴム35(45)を挟圧可能な範囲内であれば、上記2つの余白溶着部jy,jy同士の互いの位置が搬送方向(横方向)にずれていても良い。そして、このようになっていれば、上記の確率を更に高めることができる。また、同図12に示すように、これら余白溶着部jy,jy…が、前述したように搬送方向と交差する仮想の直線上に位置していても良い。なお、この例では、仮想の直線は、CD方向から傾いた方向に沿っている。また、同図12に示すように、上述したことが、余白溶着部対jyP以外の溶着部対jP、つまり余白部31out(41out)に相当する位置P31out(P41out)に形成されない溶着部対jPに対して該当していても良い。すなわち、かかる溶着部対jPをなす2つの溶着部j,j同士の互いの位置が搬送方向(横方向)にずれていても良いし、溶着部jが、上記仮想の直線上に位置していても良い。また、この図12では、余白溶着部jyを含め溶着部jの平面形状の一例として前述の平行四辺形を例示しているが、何等これに限らない。
【0088】
かかる余白溶着部jyを含め溶着部jの形成は、例えば不図示のヒートシール装置や超音波シール装置(接合部形成装置に相当)を用いて行うことができる。ヒートシール装置は、例えば搬送方向に沿って回転しつつ加熱された一対のロールを有する。一方のロールは、各溶着部jに対応した凸部を外周面に有したヒートエンボスロールであり、他方のロールは、上記凸部を平滑な外周面で受けるアンビルロールである。また、超音波シール装置は、例えば法線方向に振動する振動面を有したホーンと、搬送方向に沿って回転するアンビルロールと、を有する。そして、アンビルロールは、上記振動面を受けるべく各溶着部jに対応した凸部を外周面に有している。
【0089】
そして、上述の図9乃至図12のような位置関係に余白溶着部jyやサイドシール部SSを配置することの実現は、例えば、上述のヒートシール装置又は超音波シール装置のロールの外周面の凸部の配置パターンの設定及び後述する第4加工位置PK4に配されたヒートシール装置又は超音波シール装置のロールの外周面の凸部の配置パターンの設定等でなすことができる。
【0090】
次に、図7に示すように、腹側帯部材31に係る2枚の連続シート32a,33a及び背側帯部材41に係る2枚の連続シート42a,43aの両者は、第2加工位置PK2を通過する。そして、その通過の際には、腹側帯部材31に係る2枚の連続シート32a,33aと背側帯部材41に係る2枚の連続シート42a,43aとの間に、不図示の別工程で生成された単票状の吸収性本体10が掛け渡されて固定され、これにより、略H形状に展開されたおむつ1h,1h…が連続してなる略梯子状のおむつの連続体1hsが形成される。
【0091】
かかる吸収性本体10の固定は、例えば不図示の回転ドラム装置を用いて行うことができる。回転ドラム装置は、例えば搬送方向に沿って回転する回転ドラムを有し、同回転ドラムは、外周面に吸収性本体10を離脱可能に保持する複数の保持部を有している。
【0092】
次に、かかる略梯子状のおむつの連続体1hsは、第3加工位置PK3を通過する。そして、その通過の際には、吸収性本体10におけるCD方向の所定位置CL1で同本体10を2つ折りして、これにより、腹側帯部材31に係る2枚の連続シート32a,33aと背側帯部材41に係る2枚の連続シート42a,43aとを厚さ方向に重ねた状態にする(重ね合わせ工程に相当)。
【0093】
かかる2つ折り処理は、例えば不図示の折り曲げガイド装置(重ね合わせ装置に相当)を用いて行うことができる。折り曲げガイド装置は、例えば搬送方向の所定位置に配置されたガイド板やガイドローラーを有する。そして、これらガイド板やガイドローラーは、その配置位置を通過する略梯子状のおむつの連続体1hsが2つ折り形状になるように同連続体1hsを案内する。
【0094】
次に、当該2つ折り状態のおむつの連続体1hsbは、第4加工位置PK4を通過する。そして、その通過の際には、厚さ方向に重ねられた腹側帯部材31に係る2枚の連続シート32a,33aと背側帯部材41に係る2枚の連続シート42a,43aとを、搬送方向における切断対象位置PCの両側の各位置でそれぞれ溶着して一対のサイドシール部SS,SSを形成し(サイドシール部形成工程に相当)、これにより、同おむつの連続体1hsbを二つ折り状態に固定する。そして、その結果、複数のパンツ型のおむつ1,1…が横方向に繋がってなるパンツ型のおむつの連続体1sが生成される。
【0095】
ここで、CD方向がおむつ1の縦方向に沿っていることから、図8Cに示すように、サイドシール部SSは、複数の溶着部SSk,SSk…をCD方向に並んで有している。そして、各溶着部SSkは、それぞれ、腹側帯部材31の連続シート33aと背側帯部材41の連続シート43aとを溶着するものであるとともに、腹側帯部材31の連続シート32a,33aの一対の対向面同士を溶着するものでもあり、また背側帯部材41の連続シート42a,43aの一対の対向面同士を溶着するものでもある(図7)。
【0096】
また、この図8C及び図9の例では、各溶着部SSkの平面形状は、搬送方向たる縦方向よりもCD方向たる横方向に長い横長の矩形形状となっている。但し、何等これに限らない。例えば、平行四辺形状や長円形状でも良いし、これら以外の形状でも良い。また、この例では、各溶着部SSkの長手方向が、搬送方向たる横方向に沿っているが、何等これに限らない。すなわち、各溶着部SSkの長手方向が、CD方向たる縦方向に沿っていても良いし、或いは、横方向及び縦方向の両者と交差する方向を向いていても良い。
【0097】
更に、この図9の例において、余白部31out(41out)に相当する位置P31out(P41out)の搬送方向の大きさLSSPC、すなわち搬送方向におけるサイドシール部SSと切断対象位置PCとの間の大きさLSSPCと、サイドシール部SSの搬送方向の大きさLSSとを第4加工位置PK4で比較した場合に、前者の大きさLSSPCの方が後者の大きさLSSよりも大きくなっている。
よって、大小関係が上記の逆の場合と比べて、サイドシール部SSと切断対象位置PCとの間の大きさLSSPCを大きく確保し易くなる。そして、これにより、糸ゴムの連続体35aにおいて糸ゴム35の端部35eとなる部分35aeと上記余白溶着部jyとの搬送方向の距離を比較的大きく確保し易くなるが、そうすると、当該余白溶着部jy,jy同士が糸ゴム35を挟圧するのに十分な大きさまで糸ゴム35は速やかにCD方向に拡大するように搬送方向に収縮することができて、その結果、糸ゴム35の端部35eが余白溶着部jyから外れてしまうことを抑制可能となる。
ちなみに、上記のサイドシール部SSの搬送方向の大きさLSS、及びサイドシール部SSと切断対象位置PCとの間の搬送方向の大きさLSSPCの定義については、前述した通りである。
【0098】
かかるサイドシール部SSの形成は、例えば不図示のヒートシール装置や超音波シール装置(サイドシール部形成装置に相当)を用いて行うことができる。ヒートシール装置は、例えば搬送方向に沿って回転しつつ加熱された一対のロールを有する。一方のロールは、サイドシール部SSの各溶着部SSkに対応した凸部を外周面に有したヒートエンボスロールであり、他方のロールは、上記凸部を平滑な外周面で受けるアンビルロールである。また、超音波シール装置は、例えば法線方向に振動する振動面を有したホーンと、搬送方向に沿って回転するアンビルロールと、を有する。そして、アンビルロールは、上記振動面を受けるべく各溶着部SSkに対応した凸部を外周面に有している。
【0099】
次に、図7に示すように、かかるパンツ型のおむつの連続体1sは、第5加工位置PK5を通過する。そして、その通過の際には、一対のサイドシール部SS,SS同士の間に位置する上記切断対象位置PCで同連続体1sを切断し(切断工程に相当)、これにより、おむつ1が製造される。
【0100】
なお、この切断の際には、腹側帯部材31及び背側帯部材41に係る各2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)及び各糸ゴムの連続体35a,35a…(45a,45a…)が上記切断対象位置PCで切断される。そして、これにより起こる糸ゴム35(45)の伸長状態の緩和を通して溶着部対jPの一対の溶着部j,j同士の挟圧で糸ゴム35(45)が各帯部材31,41に取り付けられるが、これについては、第1加工位置PK1の説明で述べた通りである。
【0101】
かかる切断は、例えば不図示のカッター装置(切断装置に相当)を用いて行うことができる。カッター装置は、例えば搬送方向に沿って回転する一対のロールを有する。そして、一方のロールは、外周面にカッター刃を有するカッターロールであり、他方のロールは、上記カッター刃を外周面で受けるアンビルロールである。
【0102】
図13は、腹側帯部材31に係る連続シート32a,33aの余白溶着部jyと、背側帯部材41に係る連続シート42a,43aの余白溶着部jyとの間の位置関係の概略説明図である。すなわち、同図13は、製造ライン(図7)の第4加工位置PK4と第5加工位置PK5との間の位置を搬送されるパンツ型おむつの連続体1sの概略平面図であって、より詳しくは、同連続体1sにおける切断対象位置PC及びその近傍位置を、厚さ方向の腹側帯部材31側から見た概略図である。
【0103】
図13に示すように、先ず、CD方向の幾つかの位置では、腹側帯部材31の糸ゴムの連続体35aと背側帯部材41の糸ゴムの連続体45aとが厚さ方向に重なっているが、他の幾つかの位置では、腹側帯部材31の糸ゴムの連続体35aのみが位置しており、更に、別の他の位置では、背側帯部材41の糸ゴムの連続体45aのみが位置している。
【0104】
また、ここで、腹側帯部材31に係る連続シート32a,33aに形成された余白溶着部jyのことを「第1余白溶着部jy1」(第1余白接合部に相当)と言い、背側帯部材41に係る連続シート42a,43aに形成された余白溶着部jyのことを「第2余白溶着部jy2」(第2余白接合部に相当)と言った場合に、図13の例では、全ての第1余白溶着部jy1が、当該第1余白溶着部jy1と最も近い第2余白溶着部jy2に対して搬送方向又はCD方向に位置ずれしている。
詳しくは、この例では、全ての第1余白溶着部jy1,jy1…が、それぞれ、最も近くの第2余白溶着部jy2に対して搬送方向に位置ずれしている。また、そのうちの幾つかの第1余白溶着部jy1,jy1…については、対応する第2余白溶着部jy2に対して更にCD方向にも位置ずれしており、更にそのうちの幾つかについては、対応する第2余白溶着部jy2と一部も重ならない状態になるまで位置ずれしている。
【0105】
そして、このようになっていれば、第1余白接合部jy1と第2余白接合部jy2とが完全に重なっている場合に起こり得る不具合、すなわち、おむつ1のサイドシール部SSよりも横方向の外側の部分たる余白部31out,41outの剛性のばらつきが大きくなって、これに触れた人に違和感を感じさせ易くなるという不具合を抑制することができる。
【0106】
但し、何等これに限らない。すなわち、全ての第1余白溶着部jy1,jy1…のうちの少なくとも1つの第1余白溶着部jy1、或いは3分の1以上か半数以上か3分の2以上の第1余白溶着部jy1,jy1…が、それと最も近い第2余白溶着部jy2に対して搬送方向又はCD方向に位置ずれしていれば、上述の剛性のばらつきの抑制効果を相応に奏することができる。また、位置ずれしている第1余白溶着部jy1が、搬送方向及びCD方向の両方向に位置ずれしている必要もない。すなわち、第1余白溶着部jy1が、CD方向には位置ずれせずに搬送方向にのみ位置ずれしていても良いし、或いは逆に、搬送方向には位置ずれせずにCD方向にのみ位置ずれしていても良く、このような第1余白溶着部jy1は、図13の例にも示されている。
【0107】
また、上述のような第1余白溶着部jy1のCD方向の位置ずれの実現は、第3加工位置PK3においてCD方向の所定位置を折り位置として略梯子状のおむつの連続体1hsを2つ折りする際に、当該所定位置をCD方向に調整することで行うことができる。すなわち、同所定位置をCD方向に調整することにより、腹側帯部材31に係る連続シート32a,33aに対する背側帯部材41に係る連続シート42a,43aのCD方向の相対位置を調整すれば、上記の位置ずれを確実に実現可能である。
他方、上述のような第1余白溶着部jy1の搬送方向の位置ずれの実現は、第1加工位置PK1に配された前述のヒートシール装置又は超音波シール装置の凸部を有したロールと、第4加工位置PK4に配された前述のヒートシール装置又は超音波シール装置の凸部を有したロールとで、回転方向の位相を調整することでなすことができる。
【0108】
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
【0109】
上述の実施形態では、図5に示すように、2枚の不織布32,33(42,43)において互いに対向する一対の対向面同士を接合する接合部(第2接合部)の一例として溶着部jを例示したが、何等これに限らない。例えば、接合部(第2接合部)を接着剤で形成しても良く、その場合には、一対の対向面のうちの少なくとも一方の対向面において接合部(第2接合部)が形成されるべき形成対象位置に選択的に接着剤が塗布されることになる。
【0110】
上述の実施形態では、図7に示すように第1シート状部材の連続体(第2シート状部材の連続体)の一例として2枚の連続シート32a,33a(42a,43a)を例示したが、何等これに限らない。例えば、第1シート状部材の連続体(第2シート状部材の連続体)が1枚の連続シートでも良い。そして、この場合には、当該1枚の連続シートをCD方向の所定位置で折り返すことによって一対の対向面を形成し、当該一対の対向面同士の間に糸ゴムの連続体35a(45a)を介挿することになる。
【0111】
上述の実施形態では、弾性部材(第2弾性部材)として糸ゴム35(45)を例示し、弾性部材の連続体(第2弾性部材の連続体)として糸ゴムの連続体35a(45a)を例示したが、かかる糸ゴム35(45)の具体例としてはスパンデックス等を例示でき、商品例としてはLYCRA(商標)等を例示できる。また、糸ゴム35(45)の繊度としては、例えば、400dtex〜1000dtexを例示できる。更に言えば、弾性部材(第2弾性部材)として帯ゴムを用いても良いし、弾性部材の連続体(第2弾性部材の連続体)として帯ゴムの連続体を用いても良い。
【0112】
上述の実施形態では、図5に示すように、腹側帯部材31に設けられた全ての糸ゴム35,35…が、横方向の略全長に亘って連続して配されていたが、何等これに限らない。例えば、全ての糸ゴム35,35…のうちの幾つかの糸ゴム35が、例えば横方向の中央位置において非連続になっていても良い。なお、このことは、背側帯部材41の糸ゴム45,45…についても同様である。
【0113】
上述の実施形態では、図3に示すように、吸収性物品の一例として3ピースタイプの使い捨ておむつ1を例示したが、何等これに限らない。例えば、2ピースタイプの使い捨ておむつに使用されるシート状部材に糸ゴム等の弾性部材を取り付ける際に、本発明の方法を用いても良い。ちなみに、2ピースタイプの使い捨ておむつとは、腹側部と股下部と背側部とを有した二層構造の外装シートを第1部品として有し、同外装シートの肌側面に固定される吸収性本体10を第2部品として有するタイプのおむつのことである。
【0114】
上述の実施形態では、図5に示すように、各溶着部j,j…は、横方向及び縦方向(長手方向)で規定される所謂格子状配置で設けられていた。すなわち、各溶着部j,j…は、横方向に沿った仮想の直線と縦方向に沿った仮想の直線との交点にそれぞれ設けられていたが、何等これに限らない。例えば、上記の交点から横方向のずれた位置に各溶着部j,j…が設けられることで、これら溶着部j,j…が所謂千鳥配置で設けられていても良い。また、同図5では、これら溶着部j,j…は、縦方向に沿って並んで配置されていたが、何等これに限らない。例えば、縦方向及び横方向の両者と交差する斜め方向に並んで配置されていても良い。
【0115】
上述の実施形態では、図5に示すように、縦方向(CD方向)に隣り合う溶着部対jP,jP同士の間には、溶着部jが設けられていなかったが、何等これに限らない。例えば、これら溶着部対jP,jP同士の間に1つ以上の溶着部jを設けても良い。なお、かかる溶着部jは、糸ゴム35(45)の不織布32,33(42,43)への取り付けには寄与せず、不織布32,33(42,43)同士の接合にのみ寄与するものである。
【0116】
上述の実施形態では、第5加工位置PK5の切断工程での切断に基づいて、搬送方向に収縮しつつCD方向に拡大しようとする糸ゴム35(45)を、両側の溶着部j,j同士でCD方向に挟圧し、これにより、当該糸ゴム35(45)を2枚の不織布32,33(42,43)に取り付けていたが、何等これに限らない。すなわち、切断工程よりも前の段階で2枚の不織布32,33(42,43)に係る連続シート32a,33a(42a,43a)の一対の対向面に介挿された糸ゴムの連続体35a(45a)の伸長状態を緩和して同連続体35a(45a)を搬送方向に収縮することにより、同連続体35a(45a)を両側の溶着部j,j同士でCD方向に挟圧して取り付けても良い。例えば、図7のパンツ型のおむつの連続体1sにおいて糸ゴムの連続体35a(45a)の伸長状態を緩和して同連続体35a(45a)を搬送方向に収縮することにより、同連続体35a(45a)を両側の溶着部j,j同士でCD方向に挟圧して取り付けても良い。そして、しかる後に切断工程でパンツ型のおむつの連続体1sを切断して、おむつ1を生成しても良い。
【0117】
上述の実施形態では、第1シート状部材の連続体の一例としての2枚の連続シート32a,33aから切断生成される不織布32,33だけでなく、第2シート状部材の連続体の一例としての2枚の連続シート42a,43aから切断生成される不織布42,43についても、第2弾性部材としての糸ゴム45が、第2接合部としての溶着部j,j同士の挟圧で取り付けられていたが、何等これに限らない。すなわち、後者の不織布42,43については、溶着部j,j同士の挟圧でなく接着剤で糸ゴム45が取り付けられていても良い。また、後者の不織布42,43については、余白溶着部jyが設けられていなくても良いし、更に言えば、同不織布42,43については、糸ゴム45等の第2弾性部材を省略することも可能である。
【符号の説明】
【0118】
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)、
1hs 略梯子状のおむつの連続体、
1hsb 2つ折り状態のおむつの連続体、
1s パンツ型のおむつの連続体、
10 吸収性本体、10ea 端部、10eb 端部、
11 吸収体、11c 吸収性コア、
13 トップシート、15 バックシート、
17 糸ゴム(弾性部材)、18 糸ゴム(弾性部材)、
31 腹側帯部材、31e 端部、
31in 内側の部分、
31out 余白部(外側の部分)、
32 不織布、32a 連続シート、
33 不織布、33a 連続シート、
35 糸ゴム(弾性部材)、35e 端部、
35a 糸ゴムの連続体(弾性部材の連続体)、35ae 部分、
41 背側帯部材、41e 端部、
41in 内側の部分、
41out 余白部(外側の部分)、
42 不織布、42a 連続シート、
43 不織布、43a 連続シート、
45 糸ゴム(第2弾性部材)、45e 端部、
45a 糸ゴムの連続体(第2弾性部材の連続体)、
BH 胴回り開口、LH 脚回り開口、
LG レッグギャザー、LSG 立体ギャザー、
j 溶着部(接合部、第2接合部)、
jy 余白溶着部(接合部、第2溶着部)、
jy1 第1余白溶着部(第1余白接合部)、
jy2 第2余白溶着部(第2余白接合部)、
jP 溶着部対(接合部対)、jyP 余白溶着部対(接合部対)、
SS サイドシール部、
SSd 下流側サイドシール部、SSdeu 上流端、
SSu 上流側サイドシール部、SSued 下流端、
SSk 溶着部、SSkeu 上流端、SSked 下流端、
NSS サイドシール部非形成部分、
CL1 中央位置(所定位置)、
PC 切断対象位置、LPC 切断対象線、PBL 境界位置、
PK1 第1加工位置、PK2 第2加工位置、PK3 第3加工位置、
PK4 第4加工位置、PK5 第5加工位置、
図1A
図1B
図1C
図1D
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【国際調査報告】