特開2018-177631IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

粘土膜、及びその製造方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】粘土膜の特徴を維持しながら、耐水性に優れた粘土膜を提供することを目的とする。
【解決手段】CuKα線を用いたX線回折測定により得られるX線回折パターンにおいて、回折角2θ=5〜9°の範囲に回折ピークが認められ、前記回折ピークの半値幅をa(deg)とし、前記回折ピークのピーク強度をb(cps)とし、CuKα線を用いたX線回折測定により得られる酸性白土のX線回折パターンにおいて、回折角2θ=5〜9°の範囲に認められる回折ピークのピーク強度をc(cps)とする場合に、[a/(b/c)]≦5×10-1を満たす粘土膜。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献3の方法では、150〜600℃の比較的高温の熱処理を必要とする。そのため、工程が煩雑になるばかりではなく、耐熱性の低い有機樹脂と複合化させることが困難である。また、リチウムイオンにイオン置換した粘土は比較的高価であるため、経済性にも問題が生じる。 また、特許文献4の方法では、粘土の層間イオンを水素イオンとした水素型スメクタイトを含むコーティング膜を形成することで水蒸気バリア性を向上させている。しかしながら、前記水素型スメクタイトを用いた方法では、作成したコーティング膜は柔軟性が劣っており、クラックが入りやすいなどの問題があった。そのため自立膜の形成が困難であり、PET等の別の基材にコーティングしての使用に制限される。 さらに、いずれの方法でも粘土膜の成型方法はキャスト法を用いており、使用する粘土分散液の調整が煩雑であるばかりでなく、粘土分散液の固形分濃度が数%程度と低濃度であり、製膜の際に多量の水や溶媒を蒸発させて乾燥させる必要があり、製造効率に問題があった。 本発明は、粘土膜の特徴を維持しながら、耐水性に優れた粘土膜を提供することを目的とする。また、粘土膜の製造効率を向上させる製造方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、粘土の層間イオンが水素イオンである水素型スメクタイトを含有し、CuKα線を用いたX線回折測定により得られるX線回折パターンにおいて、回折角2θ=5〜9°の範囲に回折ピークが認められ、前記回折ピークの半値幅をa(deg)とし、前記回折ピークのピーク強度をb(cps)とし、CuKα線を用いたX線回折測定により得られる酸性白土のX線回折パターンにおける回折角2θ=5〜9°の範囲に認めら・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、耐水性に優れた粘土膜を提供することができる。また、本発明によれば、耐水性に優れた粘土膜を効率良く製造する方法を提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】回折ピークの半値幅とピーク強度を示す図である。

【図2】粘土膜の層間距離d(001)を模式的に示した図である。

【図3】実施例1の粘土膜のX線回折パターンを示す図である。

【図4】実施例2の粘土膜のX線回折パターンを示す図である。

【図5】実施例3の粘土膜のX線回折パターンを示す図である。

【図6】実施例4の粘土膜のX線回折パターンを示す図である。

【図7】実施例5の粘土膜のX線回折パターンを示す図である。

【図8】実施例6の粘土膜のX線回折パターンを示す図である。

【図9】参考例1の粘土膜のX線回折パターンを示す図である。

【図10】比較例1の粘土膜のX線回折パターンを示す図である。

【図11】比較例2の粘土膜のX線回折パターンを示す図である。

【図12】比較例3の粘土膜のX線回折パターンを示す図である。

【図13】比較例4の粘土膜のX線回折パターンを示す図である。

【図14】実施例1〜6の粘土膜のX線回折パターンにおいて2θ=2〜10°に認められた回折ピークを示す図である。

【図15】比較例1〜4、参考例1の粘土膜のX線回折パターンにおいて2θ=2〜10°に認められた回折ピークを示す図である。

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