特許7923949IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

加水分解性ポリマーAを含有する樹脂1と非加水分解性ポリマーBを含有する樹脂2とを少なくとも含む樹脂混合体から、加水分解性ポリマーAの加水分解成分aと非加水分解性ポリマーBとを連続的に分離回収する装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

上述のように、樹脂廃棄物が単一のポリマー成分を含むものであれば多様なリサイクル手法が存在するものの、複数種のポリマーが混在する樹脂廃棄物は従来のリサイクル法を適用できないことが多い。そのため、ほとんどの樹脂廃棄物は、サーマルリサイクルに供されるか、又は混合物のまま多量のフィラーを混入して純度が要求されない分野に再利用するカスケード的な利用方法に供されることになる。このような複数種のポリマーが混在する樹脂廃棄物のリサイクル法、特に工業的に有利な連続的リサイクル法、更にこれらリサイクル法を実施可能なリサイクル装置等は、未だ確立されていない。 例えば、上述の特許文献1に記載の方法においても、付加重合体は、マテリアルリサイクルが難しく、まとめて分解油化し、重油相当の燃料として利用せざるを得ない。付加重合体は、水熱反応処理によって分解されないから、残留する縮合重合体由来のモノマーや分解しきれない縮合重合体の残留(混入)により、リサイクル可能な純度が担保できないためである。 また、複数のポリマーを組み合わせて樹脂成形品等(例えば樹脂製部品、樹脂製品)を製造する場合、通常、基材に付加重合体であるポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)を使用し、ここに機能性を与えるための多様なポリマーを含む樹脂を積層する手法が汎用される。この場合、対象となる樹脂成形品の半分以上がPPやPE等の付加重合体で形成されるため、これら樹脂成形品を特許文献1に記載の方法に適用しても、回収物の半分以上を占める付加重合体は油化、すなわちサーマルリサイクルに供されてしまい、汎用性の高いリサイクル法とはならない。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の課題は以下の手段によって達成された。 <1>加水分解性ポリマーAを主成分とする樹脂1と非加水分解性ポリマーBを主成分とする樹脂2とを少なくとも含む樹脂混合体から、加水分解性ポリマーAの加水分解成分aと非加水分解性ポリマーBとを連続的に分離回収する装置であって、 前記樹脂混合体を破砕する破砕ユニットと、 前記破砕ユニットで得られた破砕物を溶融させて流体とし、高圧で吐出する溶融吐・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の分離回収装置は、加水分解性ポリマーを含有する樹脂と非加水分解性ポリマーを含有する樹脂とを含む樹脂混合体から、加水分解性ポリマーをその原料化合物(加水分解成分)として、また非加水分解性ポリマーを高純度のポリマーとして、連続的プロセスにより、分離、回収することができる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 図1は、本発明の好ましい形態である分離回収装置1の概略図である。
【図2】 図2は、本発明の好ましい形態である分離回収装置1における一連の処理プロセス及び各ユニットで得られる被処理物を示す図である。
【図3】 図3は、本発明の分離回収装置に好適な分離ユニット30の概略を示す一部切欠図である。
【図4】 図4は、本発明の分離回収装置に好適な水熱反応処理ユニット50Aの概略を示す一部切欠図である。
【図5】 図5は、本発明の分離回収装置に好適な水熱反応処理ユニット50Bの概略を示す一部切欠図である。
【図6】 図6は、本発明の分離回収装置に好適な水熱反応処理ユニット50Cの概略を示す一部切欠図である。
【図7A】 図7Aは、本発明の分離回収装置に好適な加水分解成分回収ユニットの概略を示す一部切欠図である。
【図7B】 図7Bは、本発明の分離回収装置に別の好適な加水分解成分回収ユニットの概略を示す一部切欠図である。
【図8】 図8は、本発明の分離回収装置に好適なポリマーB回収ユニット80の概略を示す一部切欠図である。
【図9】 図9は、本発明の別の好ましい形態である分離回収装置2の概略図である。
【図10】 図10は、本発明の別の好ましい形態である分離回収装置2における一連の処理プロセス及び各ユニットで得られる被処理物を示す図である。
【図11】 図11は、本発明の分離回収装置に好適な濃縮ユニット40の概略を示す一部切欠図である。
【図12】 図12は、本発明のまた別の好ましい形態である分離回収装置3の概略図である。
【図13】 図13は、本発明のまた別の好ましい形態である分離回収装置3における一連の処理プロセス及び各ユニットで得られる被処理物を示す図である。
【図14】 図14は、本発明の更に別の好ましい形態である分離回収装置4の概略図である。
【図15】 図15は、本発明の更に別の好ましい形態である分離回収装置4における一連の処理プロセス及び各ユニットで得られる被処理物を示す図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1~4 分離回収装置 5 加熱器 10 破砕ユニット 20 溶融吐出ユニット 30 分離ユニット 31 管状本体 32 流入口 33 第1流路 34 不溶成分排出口 35 分離膜 36 第2流路 37 流体流出口 40 濃縮ユニット 40A 冷却サブユニット 40B 除去サブユニット 41 管状本体 42 流入口 43 第1流路 44 排出口 45 分離膜 46 第2流路 47 流体流出口 50 水熱反応処理ユニット 50A、50B 隔壁接触型水熱反応処理ユニット 50C 向流接触型水熱反応処理ユニット 51 管状本体 52 流入口 52A 流入排出口 53 第1流路 54 残留物流出口 55 隔膜 55A 充填剤 56 第2流路 57 水流入口 58 水混合物流出口 60 加水分解成分回収ユニット 60A 冷却析出サブユニット 60B 固液分離サブユニット 60C 循環水再加熱ユニット 61a、61b、61c 移送管 62 流入口 63 流路 64 流出口 65 冷却ジャケット 65a 冷却水流入部 65b 冷却水排出部 66 本体 66a 排出部 66b 逆洗水導入部 67 接続口 68 流出口 69 濾過膜 70 定圧ポンプ 71 背圧弁 72 循環ポンプ 80 ポリマーB回収ユニット 81 管状本体 82 残留物流入口 83 流出口 84 除去膜 P 流路

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