知財判決速報/裁判例集知的財産に関する判決速報,判決データベース

ホーム > 知財判決速報/裁判例集 > 昭和40(行ツ)31 審決取消請求

この記事をはてなブックマークに追加

昭和40(行ツ)31審決取消請求

判決文PDF

▶ 最新の判決一覧に戻る

裁判所 最高裁判所第三小法廷
裁判年月日 昭和44年7月8日
事件種別 民事
原審 昭和35(行ナ)42 (昭和40年2月25日)
法令 特許権
キーワード 刊行物1回
審決1回
主文 本件上告を棄却する。上告費用は上告人の負担とする。
判示事項 旧特許法(大正一〇年法律第九六号)四条二号にいう「特許出願前国内二頒布セラレタル刊行物」にあたるとされた事例
事件の概要 原審認定の事実関係(原判決理由参照)のもとに蔚いて、審決引用の外国刊行物は、本件特許出願前わが国内において頒布され、その記載内容が公知の状態にあつたものというべきである。)(原審東京高裁昭和三五年(行ナ)第四二号昭和四〇・二・二五判決、行政例集一六巻二号二四七(頁登載一九事件参照。)

▶ 前の判決 ▶ 次の判決 ▶ 特許権に関する裁判例

本サービスは判決文を自動処理して掲載しており、完全な正確性を保証するものではありません。正式な情報は裁判所公表の判決文(本ページ右上の[判決文PDF])を必ずご確認ください。

判決文

         主    文
     本件上告を棄却する。
     上告費用は上告人の負担とする。
         理    由
 上告代理人小林哲郎の上告理由、同繩野文男の上告理由および上告人の上告理由
について。
 原審が、その認定した事実関係のもとにおいて、審決引用の刊行物である「メリ
アンド・テキスタイル・ベリヒテ」一九五四年五月号は、本件特許出願前わが国内
において頒布され、その記載内容が公知の状態にあつたものというべく、また、本
件発明と右記載の引用例とでは、個々の要件につき多少の相違は存するけれども、
そのため本件発明が引用例から予測しえないような差異を生ずるものとは認められ
ず、けつきよく、本件発明は引用例から当業者が容易に想到しうべき程度のもので
あるとした判断は相当で、その過程にも所論の違法は認め難く、論旨はすべて採用
できない。
 よつて、民訴法四〇一条、九五条、八九条に従い、裁判官全員の一致で、主文の
とおり判決する。
     最高裁判所第三小法廷
         裁判長裁判官    松   本   正   雄
            裁判官    田   中   二   郎
            裁判官    下   村   三   郎
            裁判官    飯   村   義   美
            裁判官    関   根   小   郷

最新の判決一覧に戻る

法域

特許裁判例 実用新案裁判例
意匠裁判例 商標裁判例
不正競争裁判例 著作権裁判例

最高裁判例

特許判例 実用新案判例
意匠判例 商標判例
不正競争判例 著作権判例

特許事務所紹介 IP Force 特許事務所紹介

海嶺知財経営コンサルタント事務所

〒973-8403 福島県いわき市内郷綴町榎下16-3 内郷商工会別棟事務所2階 特許・実用新案 意匠 商標 コンサルティング 

彩都総合特許事務所 新潟オフィス

新潟県新潟市東区新松崎3-22-15 ラフィネドミールⅡ-102 特許・実用新案 意匠 商標 訴訟 

弁理士法人いしい特許事務所

〒541-0046 大阪市中央区平野町2丁目2番9号 ビル皿井2階 特許・実用新案 意匠 商標 外国特許 外国意匠 外国商標 訴訟 鑑定 コンサルティング