権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
意匠権
平成18年3月30日 最高裁判所 第一小法廷
▶概要
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平成17(受)364
建築物撤去等請求事件
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民法709条
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[判示事項] 1 良好な景観の恵沢を享受する利益は法律上保護されるか
2 良好な景観の恵沢を享受する利益に対する違法な侵害に当たるといえるために必要な条件
3 直線状に延びた公道の街路樹と周囲の建物とが高さにおいて連続性を有し調和がとれた良好な景観を呈している地域において地上14階建ての建物を建築することが良好な景観の恵沢を享受する利益を違法に侵害する行為に当たるとはいえないとされた事例 [概要] 1 良好な景観に近接する地域内に居住する者が有するその景観の恵沢を享受する利益は,法律上保護に値するものと解するのが相当である。
2 ある行為が良好な景観の恵沢を享受する利益に対する違法な侵害に当たるといえるためには,少なくとも,その侵害行為が,刑罰法規や行政法規の規制に違反するものであったり,公序良俗違反や権利の濫用に該当するものであるなど,侵害行為の態様や程度の面において社会的に容認された行為としての相当性を欠くことが求められる。
3 南北約1.2kmにわたり直線状に延びた「大学通り」と称される幅員の広い公道に沿って,約750mの範囲で街路樹と周囲の建物とが高さにおいて連続性を有し,調和がとれた良好な景観を呈している地域の南端にあって,建築基準法(平成14年法律第85号による改正前のもの)68条の2に基づく条例により建築物の高さが20m以下に制限されている地区内に地上14階建て(最高地点の高さ43.65m)の建物を建築する場合において,(1)上記建物は,同条例施行時には既に根切り工事をしている段階にあって,同法3条2項に規定する「現に建築の工事中の建築物」に当たり,上記条例による高さ制限の規制が及ばないこと,(2)その外観に周囲の景観の調和を乱すような点があるとは認め難いこと,(3)その他,その建築が,当時の刑罰法規や行政法規の規制に違反したり,公序良俗違反や権利の濫用に該当するなどの事情はうかがわれないことなど判示の事情の下では,上記建物の建築は,行為の態様その他の面において社会的に容認された行為としての相当性を欠くものではなく,上記の良好な景観に近接する地域内に居住する者が有するその景観の恵沢を享受する利益を違法に侵害する行為に当たるとはいえない。
▶判決の詳細
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意匠権
平成7年2月24日 最高裁判所 第二小法廷
▶概要
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平成3(行ツ)139審決取消訴訟
審決取消
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[判示事項] 類似意匠の意匠登録出願に係る意匠が先に意匠登録出願がされた他人の意匠と類似する場合における右意匠登録出願の許否 [概要] 類似意匠の意匠登録出願に係る意匠が先に意匠登録出願がされた他人の意匠と類似する場合には、右他人の意匠の意匠登録出願が取り下げられ又は無効にされたときを除き、その意匠が本意匠に類似するかどうかにかかわらず、右類似意匠の意匠登録出願は、意匠法九条一項により拒絶されるべきである。
▶判決の詳細
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意匠権
平成5年2月16日 最高裁判所 第三小法廷
▶概要
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平成3(オ)1007
民事訴訟 意匠権
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[概要]
▶判決の詳細
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意匠権
昭和59年5月29日 最高裁判所 第三小法廷
▶概要
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昭和56(オ)1166
不正競争行為差止等本訴、損害賠償反訴
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[判示事項] 一 商品表示が不正競争防止法一条一項一号にいう類似のものにあたるか否かの判断基準
二 特定の商品表示又は営業表示に関する商品化契約によつて結束しているグループと不正競争防止法一条一項一号又は二号にいう他人
三 同一の表示の商品化事業を営むグループに属するものと誤信させる行為と不正競争防止法一条一項一号又は二号にいう混同を生ぜしめる行為
四 権利の濫用にあたる意匠権の行使と不正競争防止法六条にいう意匠法による権利の行使
五 周知表示の商品化事業に携わる使用許諾者又は使用権者と不正競争防止法一条一項柱書にいう営業上の利益を害されるおそれがある者 [概要] 一 ある商品表示が不正競争防止法一条一項一号にいう他人の商品表示と類似のものにあたるか否かについては、取引の実情のもとにおいて、取引者又は需要者が両表示の外観、称呼又は観念に基づく印象、記憶、連想等から両者を全体的に類似のものとして受け取るおそれがあるか否かを基準として判断するのが相当である。
二 特定の商品表示又は営業表示の持つ出所識別機能、品質保証機能及び顧客吸引力を保護発展させるという共通の目的のもとに同表示の商品化契約によつて結束しているグループは、不正競争防止法一条一項一号又は二号にいう他人に含まれる。
三 不正競争防止法一条一項一号又は二号にいう混同を生ぜしめる行為は、同一の表示の商品化事業を営むグループの商品表示又は営業表示と同一又は類似の表示を使用することによつて、その使用者が右グループに属するものと誤信させる行為をも包含し、右使用者とグループの構成員との間に競争関係があることを要しない。
四 権利の濫用にあたる意匠権の行使は、不正競争防止法六条にいう意匠法による権利の行使には該当しない。
五 不正競争防止法一条一項柱書にいう営業上の利益を害されるおそれがある者には、周知表示の商品化事業に携わる同表示の使用許諾者又は使用権者であつて、同項一号又は二号に該当する行為により、再使用権者に対する管理統制並びに同表示による商品の出所識別機能、品質保証機能及び顧客吸引力を害されるおそれのある者も含まれる。
▶判決の詳細
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意匠権
昭和55年10月16日 最高裁判所 第一小法廷
▶概要
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昭和55(行ツ)75
行政訴訟 意匠権
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[概要]
▶判決の詳細
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意匠権
昭和50年2月28日 最高裁判所 第二小法廷
▶概要
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昭和48(行ツ)82
行政訴訟 意匠権
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[概要]
▶判決の詳細
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意匠権
昭和49年3月19日 最高裁判所 第三小法廷
▶概要
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昭和45(行ツ)45審決取消訴訟
審決取消請求
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[判示事項] 同一又は類似の物品の意匠と意匠法三条二項の適用 [概要] 意匠法三条二項は、同一又は類似の物品の意匠についても適用がある。
▶判決の詳細
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意匠権
昭和47年7月20日 最高裁判所 第一小法廷
▶概要
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昭和46(オ)410
意匠権不侵害等確認請求
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[判示事項] 登録意匠についてのいわゆる権利範囲確認の訴の適否 [概要] ある意匠が登録意匠の権利範囲に属するか否かの確認を求めるいわゆる権利範囲確認の訴は、許されない。
▶判決の詳細
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意匠権
昭和44年10月17日 最高裁判所 第二小法廷
▶概要
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昭和41(オ)1360
意匠権侵害排除、損害賠償請求
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[判示事項] 一、旧意匠法(大正一〇年法律第九八号)九条にいう「其ノ意匠実施ノ事業ヲ為シ」の意義
二、旧意匠法(大正一〇年法律第九八号)九条による実施権の行使の範囲 [概要] 一、旧意匠法(大正一〇年法律第九八号)九条にいう「其ノ意匠実施ノ事業ヲ為シ」とは、当該登録意匠につき同条による実施権を主張する者が、自己のため、自己の計算において、その意匠実施の事業をすることを意味し、かつ、それは、その者が、自己の有する事業設備を使用し、みずから直接に右意匠にかかる物品の製造、販売等をする場合だけではなく、その者が、事業設備を有する他人に注文して、自己のためにのみ右意匠にかかる物品を製造させ、その引渡を受けて、これを他に販売する場合をも含む。
二、第三者が、当該登録意匠につき旧意匠法(大正一〇年法律第九八号)九条による実施権を有する者からの注文に基づき、もつぱらその者のためにのみ右意匠にかかる物品の製造、販売等をしているにすぎないときは、その第三者のする右物品の製造、販売等の行為は、右実施権を有する者の権利行使の範囲内に属する。
▶判決の詳細
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意匠権
昭和38年8月27日 最高裁判所 第三小法廷
▶概要
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昭和37(オ)1085審決取消訴訟
審決取消訴訟
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[判示事項] 意匠登録の無効審判を請求する利益があるとされた事例。 [概要]
▶判決の詳細
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