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令和1(行ケ)10154審決取消請求事件

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裁判所 却下 知的財産高等裁判所
裁判年月日 令和1年11月27日
事件種別 民事
当事者 被告特許庁長官
原告有限会社久美川鉄工所
対象物 地上,地下と地面
法令 特許権
特許法178条3項1回
民事訴訟法140条1回
キーワード 審決10回
拒絶査定不服審判1回
主文 1 本件訴えを却下する。
2 訴訟費用は,原告の負担とする。
事件の概要 1 原告は,平成29年12月18日,発明の名称を「地上,地下と地面」とする 特許出願をし,平成30年9月11日付けで拒絶査定を受けた。 2 原告は,平成30年11月15日,拒絶査定不服審判を請求し,不服201 8-15212号事件として係属した。

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判決文

令和元年11月27日判決言渡
令和元年(行ケ)第10154号 審決取消請求事件
判 決
原 告 有限会社久美川鉄工所
被 告 特許庁長官
主 文
1 本件訴えを却下する。
2 訴訟費用は,原告の負担とする。
事実及び理由
第1 請求
特許庁が不服2018-15212号事件について令和元年9月19日にした審
決を取り消す。
第2 事案の概要
1 原告は,平成29年12月18日,発明の名称を「地上,地下と地面」とする
特許出願をし,平成30年9月11日付けで拒絶査定を受けた。
2 原告は,平成30年11月15日,拒絶査定不服審判を請求し,不服201
8-15212号事件として係属した。
3 特許庁は,令和元年9月19日,
「本件審判の請求は,成り立たない。」との別
紙審決書(写し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年
10月13日,原告に送達された。
4 原告は,令和元年11月13日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
した。
第2 当裁判所の判断
1 本件記録によれば,本件審決の謄本が原告に送達された日は,令和元年10
月13日であり,原告が本件訴訟の訴状を当裁判所に宛てて郵送し,これが当裁判
所に到着した日は,同年11月13日であることが明らかである。
2 審決取消しの訴えは,審決の謄本の送達があった日から30日を経過した後
は提起することができない(特許法178条3項)ところ,上記1認定の事実によ
れば,本件訴えは,本件審決の謄本が原告に送達された令和元年10月13日から
既に30日を経過した同年11月13日(上記期間の満了日は同月12日)に提起
されたものと認められるから,出訴期間を経過した後に提起されたものであるとい
わざるを得ない。
3 以上によれば,本件訴えは不適法であり,その不備を補正することができな
いから,行政事件訴訟法7条,民事訴訟法140条を適用して,却下することとし,
主文のとおり判決する。
知的財産高等裁判所第1部
裁判長裁判官 高 部 眞 規 子
裁判官 小 林 康 彦
裁判官 関 根 澄 子

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