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平成20(行ケ)10067審決取消請求事件

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裁判所 却下 知的財産高等裁判所
裁判年月日 平成20年3月26日
事件種別 民事
当事者 被告プラテツク株式会社
原告
法令 実用新案権
特許法178条3項1回
キーワード 審決8回
無効2回
主文 1 本件訴えを却下する。
2 訴訟費用は原告の負担とする。
事件の概要 1 原告は,平成20年2月28日,当裁判所に「公訴書」と題する書面(別紙 1)を提出した。この書面は,訴状としての記載要件を満たしていなかったた め,当裁判所の裁判長は,平成20年3月10日,補正命令を発した。

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判決文

平成20年3月26日判決言渡 同日原本領収 裁判所書記官
平成20年(行ケ)第10067号 審決取消請求事件
判 決
原告 X
被告 プラテツク株式会社
主 文
1 本件訴えを却下する。
2 訴訟費用は原告の負担とする。
事 実 及 び 理 由
第1 請求
別紙1記載のとおり
第2 本件における手続の経緯
1 原告は,平成20年2月28日,当裁判所に「公訴書」と題する書面(別紙
1)を提出した。この書面は,訴状としての記載要件を満たしていなかったた
め,当裁判所の裁判長は,平成20年3月10日,補正命令を発した。
2 上記補正命令に対し,原告は,「取消書」と題する書面(別紙2),無効2
006−40001号事件の審決書の写し(以下,この審決を「本件審決」と
いう。),プラテツク株式会社の代表者事項証明書等を提出した。さらに,当
裁判所の裁判所書記官からの照会に対し,別紙1の書面は特許庁が無効200
6−40001号事件においてした審決の取消しを求める趣旨であること,被
告はプラテツク株式会社であることを明らかにした。
第3 当裁判所の判断
1 上記第2の経緯からみれば,原告は,プラテツク株式会社を被告として本件
審決の取消しを求めていると解することができる。
2 ところが,原告が提出した「審決公報DB結果」及び職権調査の結果によれ
ば,本件審決は,平成19年1月4日に確定したことが認められる。したがっ
て,本件訴えは,特許法178条3項所定の出訴期間を経過した後に提起され
たものであることは明らかであり,プラテツク株式会社の被告適格を問うまで
もなく,不適法であって,その不備を補正することができないものである。
3 結論
以上のとおり,本件訴えは不適法でその不備を補正することができないもの
であるから,本件訴えを却下することとし,主文のとおり判決する。
知的財産高等裁判所第4部
裁判長裁判官
田 中 信 義
裁判官
古 閑 裕 二
裁判官
浅 井 憲

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