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平成16(行ケ)114特許取消決定取消請求事件

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裁判所 東京高等裁判所
裁判年月日 平成16年11月30日
事件種別 民事
法令 特許権
キーワード 訂正審判1回
審決1回
主文
事件の概要

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判決文

平成16年(行ケ)第114号特許取消決定取消請求事件
口頭弁論終結日 平成16年11月25日
           判          決
  原          告     株式会社日立ユニシアオートモティブ訴
訟承継人株式会社日立製作所
  原          告   日産自動車株式会社
  上記2名訴訟代理人弁理士    橋本剛
  同   小林博通
  同   富岡潔
  被          告     特許庁長官 小川洋
  同指定代理人        鈴木充
同   石原正博
同  岡田孝博
同   高木進
同  涌井幸一
同  宮下正之
           主          文
     1 特許庁が異議2003-70749号事件について平成16年2月
4日にした異議の決定を取り消す。
     2 訴訟費用は原告らの負担とする。
事実及び理由
1 原告らは,主文第1項と同旨の判決を求め,主文第1項記載の異議の決定(以
 下「本件決定」という。)の対象となった特許(特許第3328502号,以下
 「本件特許」という。)につき,特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正を認容
する訂正審判が確定したから,本件決定は取り消されるべきである旨述べた。
2 本件特許について,特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正を容認する審決が
 確定したことは当事者間に争いがない。そうすると,本件決定は,結果として,
判断の対象となるべき発明の要旨の認定を誤ったものとなり,この誤りが本件決定
の結論に影響を及ぼすことは明らかである。
  したがって,本件決定は取消しを免れない。
3 以上によれば,原告らの本件請求は理由があるから,これを認容することと
し,また,訴訟費用については,本訴の経過にかんがみ,これを原告らに負担させ
るのを相当と認め,主文のとおり判決する。
     東京高等裁判所知的財産第1部
           裁判長裁判官    北  山  元  章
              裁判官     清  水     節
              裁判官     上  田  卓  哉

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