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平成15(行ケ)531特許取消決定取消請求事件

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裁判所 東京高等裁判所
裁判年月日 平成16年7月22日
事件種別 民事
法令 特許権
キーワード 訂正審判1回
特許権1回
審決1回
主文
事件の概要

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判決文

平成15年(行ケ)第531号特許取消決定取消請求事件
口頭弁論終結日 平成16年7月20日
           判          決
    原       告    日産化学工業株式会社
    同訴訟代理人弁護士     赤尾直人
    同訴訟代理人弁理士   萼経夫
    同 中村壽夫
    同 加藤勉
    被       告      特許庁長官 小川洋
    同指定代理人     吉田(へんは「示」で,つくりは「貞」と
いう字)治
同 平井良憲
同 一色由美子
同 涌井幸一
同 宮下正之
           主          文
     1 特許庁が異議2002-72917号事件について平成15年10
月16日にした異議の決定を取り消す。
     2 訴訟費用は原告の負担とする。
事実及び理由
1 原告は,主文第1項と同旨の判決を求め,主文第1項記載の異議の決定(以下
「本件決定」という。)の対象となった特許(原告を特許権者とする特許第328
9271号,以下「本件特許」という。)につき,特許請求の範囲の減縮を目的と
する訂正を認容する訂正審判が確定したから,本件決定は取り消されるべきである
旨述べた。
2 本件特許について,特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正を容認する訂正審
決が確定したことは当事者間に争いがない。そうすると,本件決定は,結果とし
て,判断の対象となるべき発明の要旨の認定を誤ったものとなり,この誤りが本件
決定の結論に影響を及ぼすことは明らかである。
  したがって,本件決定は取り消しを免れない。
3 以上によれば,原告の本件請求は理由があるから,これを認容することとし,
 また,訴訟費用については,本訴の経過にかんがみ,これを原告に負担させるの
を相当と認め,主文のとおり判決する。
     東京高等裁判所知的財産第1部
           裁判長裁判官      北  山  元  章
              裁判官      清  水     節
              裁判官      上  田  卓  哉

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