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平成16(行ケ)8特許取消決定取消請求事件

判決文PDF

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裁判所 東京高等裁判所
裁判年月日 平成16年6月3日
事件種別 民事
法令 特許権
キーワード 審決2回
特許権1回
主文
事件の概要

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判決文

平成16年(行ケ)第8号特許取消決定取消請求事件
口頭弁論終結日 平成16年5月27日
判決
原       告      日本電気硝子株式会社
同訴訟代理人弁理士    江原省吾
   同 田中秀佳
同 白石吉之
同 城村邦彦
同 熊野剛
同 山根広昭
被       告      特許庁長官 今井康夫
同指定代理人        奥直也
   同 鈴木公子
同 粟津憲一
同 大野克人
同 涌井幸一
主文
     1 特許庁が異議2002―73145号事件について平成15年11
月26日にした決定を取り消す。
2 訴訟費用は原告の負担とする。
  事実及び理由
 1 原告は,主文第1項と同旨の判決を求め,主文第1項記載の決定(以下「本
件決定」という。)の対象となった特許(原告を特許権者とする特許第32990
47号,以下「本件特許」という。)の請求項1につき,特許請求の範囲の減縮を
目的とする訂正を認容する訂正審決が確定したから,本件決定は取り消されるべき
である旨述べた。
 2 本件特許の請求項1につき,特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正を認容
する訂正審決が確定したことは当事者間に争いがない。そうすると,本件決定は,
結果として,判断の対象となるべき発明の要旨の認定を誤ったものとなり,この誤
りが結論に影響を及ぼすことは明らかであるから,本件決定は取消しを免れない。
 3 以上によれば,原告の本件請求は理由があるから,これを認容することと
し,訴訟費用については,本件訴訟の経過にかんがみ,これを原告に負担させるの
を相当と認め,主文のとおり判決する。
  東京高等裁判所知的財産第1部
       裁判長裁判官   北  山  元  章
    裁判官   青  柳     馨
            裁判官 沖  中  康  人

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