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平成15(行ケ)78特許取消決定取消請求事件

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裁判所 東京高等裁判所
裁判年月日 平成16年1月21日
事件種別 民事
法令 特許権
キーワード 審決2回
特許権1回
主文
事件の概要

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判決文

平成15年(行ケ)第78号 特許取消決定取消請求事件
口頭弁論終結日 平成16年1月14日
判決
原    告      大王製紙株式会社
同訴訟代理人弁理士 永 井 義 久
同 守 屋 昭 良
       被    告      特許庁長官 今井康夫
       同指定代理人      杉 原   進
同 鈴 木 公 子
同 大 野 克 人
       同           涌 井 幸 一
主文
     1 特許庁が異議2002‐71043号事件について平成15年1月
21日にした異議の決定を取り消す。
2 訴訟費用は原告の負担とする。
  事実及び理由
 1 原告は、主文第1項と同旨の判決を求め、主文第1項記載の異議の決定(以
下「本件決定」という。)の対象となった特許(原告を特許権者とする特許第32
22090号、以下「本件特許」という。)につき、特許請求の範囲の減縮を目的
とする訂正を認容する訂正審決が確定したから、本件決定は取り消されるべきであ
る旨述べた。
 2 本件特許につき,特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正を認容する訂正審
決が確定したことは当事者間に争いがない。そうすると,本件決定は,結果とし
て,判断の対象となるべき発明の要旨の認定を誤ったものとなり,この誤りが本件
決定の結論に影響を及ぼすことは明らかである。
   したがって,本件決定は取消しを免れない。
 3 以上によれば,原告の本件請求は理由があるから,これを認容することと
し,また,訴訟費用については,本訴の経過にかんがみ,これを原告に負担させる
のを相当と認め,主文のとおり判決する。
  東京高等裁判所第3民事部
   裁判長裁判官   北  山  元  章
        裁判官 清  水     節
 裁判官   沖  中  康  人

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