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平成15(行ケ)232行政訴訟 特許権

判決文PDF

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裁判所 東京高等裁判所
裁判年月日 平成15年9月29日
事件種別 民事
法令 特許権
キーワード 審決10回
特許権1回
無効1回
主文
事件の概要

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判決文

平成15年(行ケ)第232号 審決取消請求事件
口頭弁論終結日 平成15年9月24日
判    決
原    告      株式会社大野製作所
同訴訟代理人弁理士 草 野 浩 一
被    告      福井工業株式会社
同訴訟代理人弁護士 小 野   明
同 長谷川 浩 一
同 鈴 木 弘 美
       同 佐々木 惣 一
       同 弁理士    永 田   豊
同 増 子 尚 道
  主    文
     1 特許庁が無効2002‐35253号事件について平成15年5月
14日にした審決を取り消す。
2 訴訟費用は原告の負担とする。
  事実及び理由
 1 原告は,主文第1項と同旨の判決を求め,主文第1項記載の審決(以下「本
件審決」という。)の対象となった特許(原告を特許権者とする特許第32441
77号,以下「本件特許」という。)につき,特許請求の範囲の減縮を目的とする
訂正を認容する訂正審決が確定したから,本件審決は取り消されるべきである旨述
べた。
 2 本件特許につき,特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正を認容する訂正審
決が確定したことは当事者間に争いがない。そうすると,本件審決は,結果とし
て,判断の対象となるべき発明の要旨の認定を誤ったものとなり,この誤りが本件
審決の結論に影響を及ぼすことは明らかである。
   したがって,本件審決は取消しを免れない。
 3 以上によれば,原告の本件請求は理由があるから,これを認容することと
し,また,訴訟費用については,本訴の経過にかんがみ,これを原告に負担させる
のを相当と認め,主文のとおり判決する。
  東京高等裁判所第3民事部
   裁判長裁判官  北  山  元  章
 裁判官  青  栁     馨
     裁判官 清  水     節

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