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平成14(行ケ)445行政訴訟 特許権

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裁判所 東京高等裁判所
裁判年月日 平成15年1月20日
事件種別 民事
法令 特許権
キーワード 審決2回
特許権1回
主文
事件の概要

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判決文

平成14年(行ケ)第445号 特許取消決定取消請求事件
口頭弁論終結日 平成14年12月18日
 判    決
原       告   アサヒ飲料株式会社
同訴訟代理人弁理士 正 林 真 之
同 渡 邉 昭 彦
同 小 池   誠
同   相 川 俊 彦
同 藤 田 和 子
被       告   特許庁長官 太 田 信一郎
同指定代理人     田 中 久 直
同 森 田 ひとみ
同 大 橋 良 三
同 涌 井 幸 一
同 一 色 由美子
 主    文
     1 特許庁が異議2001‐71231号事件について平成14年7月
17日にした決定のうち,特許第3103529号の請求項7ないし9の取消しに
係る部分を取り消す。
2 訴訟費用は原告の負担とする。
   事実及び理由
 1 原告は,主文第1項と同旨の判決を求め,主文第1項記載の決定(以下「本
件決定」という。)の対象となった特許(原告を特許権者とする特許第31035
29号,以下「本件特許」という。)の請求項7及び9につき,特許請求の範囲の
減縮を目的とする訂正を認容する訂正審決が確定したから,本件決定のうち本件特
許の請求項7ないし9(請求項8は「前記糖アルコールはエリスリトールであり,
前記非糖類甘味料はステビアである請求項7記載の飲料。」というものであり,請
求項7に係る発明を技術的に限定するものである。)の取消しに係る部分は取り消
されるべきである旨述べた。
 2 本件特許の請求項7及び9につき,特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正
を認容する訂正審決が確定したこと,本件特許の請求項8が「前記糖アルコールは
エリスリトールであり,前記非糖類甘味料はステビアである請求項7記載の飲
料。」というものであり,請求項7に係る発明を技術的に限定するものであること
は当事者間に争いがない。そうすると,本件決定のうち本件特許の請求項7ないし
9の取消しに係る部分は,結果として,判断の対象となるべき発明の要旨の認定を
誤ったものとなり,この誤りが上記取消に係る部分の結論に影響を及ぼすことは明
らかである。
   したがって,本件決定のうち上記取消しに係る部分は取消しを免れない。
 3 以上によれば,原告の本件請求は理由があるから,これを認容することと
し,また,訴訟費用については,本訴の経過にかんがみ,これを原告に負担させる
のを相当と認め,主文のとおり判決する。
  東京高等裁判所第3民事部
   裁判長裁判官   北  山  元  章
 裁判官   青  柳     馨
        裁判官 橋  本  英  史

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